JP2006029495A - シャワーホース - Google Patents

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Yoshiteru Nachi
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Abstract

【課題】
可塑剤が含浸されない合成樹脂製のシャワーホースによって、可塑剤が水道水中に流出せず、硬化やカビ発生のおそれがないシャワーホースを提供すること。
【解決手段】
給水栓1に接続されシャワーヘッド2から吐水を吐出させるために用いられるシャワーホースにおいて、メタルホース24内に収容されるインナーチューブ22を、電子線照射により架橋処理されるとともに全重量に対して30〜40%重量の硬質架橋ポリエチレン樹脂を混入した軟質架橋ポリエチレン樹脂から構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給水栓に接続されるシャワーホースに関する。
従来、給水栓に接続されるシャワーホースとして塩化ビニル樹脂により作られたシャワーホースが多く用いられていた。塩化ビニル樹脂そのものは耐キンク性が十分でないために、シャワーホースとして用いる場合にはフタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DEHP)等を可塑剤として用いて柔軟性を確保していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−100092号公報
しかしながら、このように可塑剤を含有した塩化ビニル樹脂製のシャワーホースでは、内部に流通される湯水により加水分解が生じたり、高温水の連続使用・長期使用による溶出が生じたりして、流水・滞留水中に可塑剤が流出していた。このため、可塑剤が流出することにより塩化ビニル製のシャワーホースが硬化したり、可塑剤が栄養源となってカビが増殖するおそれがあった。
本発明は、上記した従来のシャワーホースの問題点を解消するものであり、可塑剤が含浸されない合成樹脂製のシャワーホースによって、可塑剤が水道水中に流出せず、硬化やカビ発生のおそれがないシャワーホースを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明のシャワーホースは、軟質架橋ポリエチレン樹脂からなることを特徴とするシャワーホースである(請求項1)である。
軟質架橋ポリエチレン樹脂からなるシャワーホースとすることにより、可塑剤を含まない樹脂製のシャワーホースとすることができるので、水道水中に可塑剤が流出すると言うことがない。また、軟質樹脂を用いることにより、シャワーホースとして必要とされる柔軟性を有することができる。
DEHPやスチレンは、内分泌攪乱物質に挙げられ、環境ホルモンとして問題になるおそれがあり、また、スチレンはダイオキシンの発生原因となるおそれもあるが、本発明のようなオレフィン系樹脂であるポリエチレン樹脂からなるシャワーホースでは、このような環境ホルモンやダイオキシンの発生のおそれが少ない。
このように、ポリエチレン樹脂のうち、架橋処理を行った架橋ポリエチレン樹脂を用いることにより、耐熱性・耐食性・耐衝撃性・柔軟性などに富み、クリープ性能の高いシャワーホースとすることができる。
また、全重量に対して30〜40%重量の硬質架橋ポリエチレン樹脂を混入したシャワーホースとすることもできる(請求項2)。
上記したような軟質の架橋ポリエチレン樹脂に対して、所定重量%の硬質架橋ポリエチレン樹脂を混入することにより、耐圧強度・耐キンク性を高め、また、シャワーホースの成型時の材料の「垂れ」も生じ難く成形性を向上させることもできる。
また、電子線照射により架橋処理された架橋ポリエチレン樹脂からなるシャワーホースとすることもできる(請求項3)。
架橋処理には、化学的架橋方法であるラジカル架橋法及び水架橋法の他に、放射線を照射する物理的架橋方法が知られている。この物理的架橋方法において、放射線のうち「電子線」を照射することにより架橋処理を行った架橋ポリエチレン樹脂を用いることにより、より架橋の度合いが強く耐熱性がより高いシャワーホースとすることもできる。
また、これらのシャワーホースを、メタルホース用のインナーチューブとして用いることとしても良い(請求項4)。
上記したようなシャワーホースを、メタルホース内部のインナーチューブに用いると、強度の十分なメタルホースにより外部をガードする分、さらにシャワーホースの厚みを薄く成型することができ、ホース自体の柔軟性をより向上させることができると共に、耐圧性や強度はメタルホースによっても確保することができるので、より品質の良いシャワーホースを提供することができる。
本発明は上記のように構成されることにより、可塑剤が流出することによるシャワーホースの硬化や、可塑剤を栄養源とするカビの増殖のおそれを無くすことができる。また、環境ホルモンや焼却時のダイオキシンの発生を少なくすることもできる。また、耐熱性・耐食性・耐衝撃性・柔軟性などに富み、クリープ性能の高いシャワーホースとすることもできる。また、請求項2の発明では、耐圧強度・耐キンク性を高めることができ、成形性が向上した生産性の良いシャワーホースとすることもできる。また、請求項3の発明では、耐熱性がより高いシャワーホースとすることもできる。また、請求項4の発明では、ホース自体の柔軟性を確保しつつ、耐圧性や強度の問題もない品質の良いシャワーホースとすることもできる。
次に、本発明のシャワーホースの実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、ホース20は、その基端側が給水栓1の水栓本体に接続されて、その先端側に接続されたシャワーヘッド2から吐水を行うために用いられるものである。
給水栓1は、洗面台のカウンターに設置されているものであり、湯側・水側のハンドル3の操作により吐水温度を適宜調整しシャワーヘッド2から吐水させる。シャワーヘッド2は、両ハンドル3の間に立設される支持ホルダ4に着脱自在に保持されるとともに、カウンター裏側に引き回されて収納されているホース20が、支持ホルダ4内に挿通されて支持ホルダ4から引き出し自在に設けられており、洗面台内で適宜の位置で吐水を得ることができるように設けられている。
また、ホース20は、図2にも示されるように、インナーチューブ22と、このインナーチューブ22を被覆するステンレススチール製のメタルホース24を備えている。本例では、インナーチューブ22が本発明に言う「シャワーホース」の一例である。メタルホース24は、図2に示すように、多数の環状部材26が組み合わされ、メタルホース24全体として可撓性を備えるように設けられている。環状部材26は、その両開口端面が若干傾斜して形成された薄型の円筒形状に形成されている。環状部材26は、円筒状の本体部28と、本体部28の上下に延設され、先端がコ字状に屈曲形成された係合部30とを備えている。そして、隣り合う環状部材26同士は、これらの係合部30が互いに係合されて組み付けられ、隣り合う環状部材26に対して係合部30を中心にして若干屈曲可能に組み付けられることになり、メタルホース24全体として可撓性を備えるように構成されている。
次いでインナーチューブ22について説明する。インナーチューブ22は、図2に示すように、上記したメタルホース24内に収容されて、その内部に湯水を流通させるものである。インナーチューブ22は、その材質が架橋ポリエチレン樹脂から構成されている。インナーチューブ22は、電子線照射装置(EPS)を用いて、真空中で直流高電圧により熱電子を加速し、薄い金属箔(照射窓箔)を貫通させ大気中に電子を取り出し、対象となるポリエチレン樹脂に照射して架橋処理を行ったものである。このような電子線照射による架橋処理(PEX-c)を用いることにより、ラジカル架橋法(PEX-a)や水架橋法(PEX-b)などの化学的架橋処理に比べると、より架橋が強くインナーチューブ22の耐熱性を向上させることができる。また、インナーチューブ22の材料費や生産性・成形性を向上させることもできる。一方で、請求項3のシャワーホース以外では、化学的架橋処理を用いたシャワーホースとすることもできるが、このようなシャワーホースにおいては、その製造設備は低廉なものを利用することができ、架橋処理のためのコストを低減させることができる。
このような架橋処理を行う架橋ポリエチレン樹脂のうち、軟質架橋ポリエチレン樹脂と硬質架橋ポリエチレン樹脂との全体重量のうち、硬質架橋ポリエチレン樹脂を30%混入したものを用いている。なお、この硬質架橋ポリエチレン樹脂の重量割合は、請求項2のシャワーホースにおいては、30〜40%重量の範囲で適宜に選択することができる。
本発明のシャワーホースを用いた給水栓の斜視図である。 図1のシャワーホースの一部破断面図である。
符号の説明
1;給水栓、2;シャワーヘッド、3;ハンドル、4;支持ホルダ、20;ホース、22;インナーチューブ、24;メタルホース、26;環状部材、28;本体部、30;係合部。

Claims (4)

  1. 軟質架橋ポリエチレン樹脂からなることを特徴とするシャワーホース。
  2. 全重量に対して30〜40%重量の硬質架橋ポリエチレン樹脂を混入したことを特徴とする請求項1に記載のシャワーホース。
  3. 前記架橋ポリエチレン樹脂は、電子線照射により架橋処理されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシャワーホース。
  4. 前記シャワーホースが、メタルホース用のインナーチューブであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のシャワーホース。

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