JP2006029436A - 動力伝達装置 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
    • F16C2361/63Gears with belts and pulleys

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Abstract

【課題】 径方向内外に同心に配置した外側環体2と内側環体3との間で回転動力の伝達を行うプーリユニット等の動力伝達装置に関し、一方向クラッチ式の動力伝達装置と比較してプーリ等の環体2の回転変動の吸収性能が向する。
【解決手段】 径方向内外に同心に配置した外側環体2と内側環体3との間で回転動力の伝達を行う動力伝達装置であって、内側環体3の外周に該内側環体3と一体回転可能でかつ該内側環体3に対して偏心した円形の偏心カム8を設け、偏心カム8の外周と外側環体2との間にころ軸受6を介装し、偏心カム8の軸方向両側において内側環体3と外側環体2との間にそれぞれ転がり軸受4,5を介装したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、径方向内外に同心に配置した外側環体と内側環体との間で回転動力の伝達を行うプーリユニット等の動力伝達装置に関する。
自動車等の車両には、エンジンのクランクシャフトからベルトを介して駆動されるオルタネータ、エアコンディショナ用コンプレッサ、ウオーターポンプ、冷却ファン等の補機が装備されている。エンジンの回転動力をクランクシャフトからベルトを介して補機に伝達する場合、クランクシャフトの回転速度の変動に起因して、ベルトに滑りが起こって異音が発生する傾向となる。このことを、補機類の一つであるオルタネータを例にとって説明する。エンジンの動作工程により、クランクシャフトは、その回転中、常にその回転速度に変動がある。
一方、オルタネータのロータは、大きな回転慣性を有しているから、ロータには慣性トルクがかかっている。このため、オルタネータのロータを、回転速度の変動を伴うクランクシャフトで駆動すると、ベルトの緩み側と張り側とが交互に入れ替わって張力変動が発生する一方、ベルトには、ロータの慣性トルクがかかる結果、ベルトに滑りが起こって異音が発生したり、耐久性が低下したりする傾向となりやすい。
そのため、従来、オルタネータのロータ軸と、上記のベルトが巻き掛けられるプーリとの間に、動力伝達部材として一方向クラッチを用いた動力伝達装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、一方向クラッチ式の動力伝達装置では、入力回転の変動に応じて、クラッチのロック状態(動力伝達状態)とフリー状態(動力非伝達状態)とが繰り返され、動力伝達状態の間に動力非伝達状態が介在することになる。入力側の大きな回転変動に伴ってフリー状態からロック状態に切り換わる場合、くさび部材としてのころやスプラグが急激にかみ合うから、出力側の回転にも比較的大きな変動が現れ、回転変動の吸収効果が不充分である。
特開2001−90751号公報
したがって、本発明により解決すべき課題は、このような一方向クラッチを用いず、転がり軸受を用いて上記回転変動を効率的に吸収可能な動力伝達装置を提供することである。
本発明は、径方向内外に同心に配置した外側環体と内側環体との間で回転動力の伝達を行う動力伝達装置であって、内側環体の外周に該内側環体と一体回転可能でかつ該内側環体に対して偏心した円形の偏心カムを設け、偏心カムの外周と外側環体との間にころ軸受を介装し、偏心カムの軸方向両側において内側環体と外側環体との間にそれぞれ転がり軸受を介装したものである。
偏心カムは、内側環体に一体に形成されていたり、あるいは内側環体とは別体であって内側環体の外周に外嵌されていてもよい。
また、外側環体の内周面ところ軸受の外輪との間に回転方向に弾性変形可能な弾性体を介在させたり、あるいは内側環体の外周に外嵌した偏心カムが回転方向に弾性変形可能に構成されていてもよい。
本発明の動力伝達装置によると、外側環体が回転するとき、内側環体の回転慣性により、外側環体ところ軸受の外輪が回転する。ころ軸受は、偏心カムの外周に設けられており、該外輪の回転によって内外輪の間隔が不均一となり、狭くなった部分にころが咬み込まれる。これによって、内外環体ならびにころ軸受が弾性変形し、内側環体には、外側環体の回転動力が徐々に伝達され、回転変動を効率的に吸収することができる。
本発明によれば、一方向クラッチ式の動力伝達装置と比較してプーリ等の環体の回転変動の吸収性能が向上した動力伝達装置を提供することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態を、添付した図面を参照して説明する。本実施の形態では、動力伝達装置を、車両の補機に用いるプーリユニットに適用しているが、適用される動力伝達装置は、プーリユニットに限定されず、要するに、径方向内外に同心配置した外側環体と内側環体との間で回転動力の伝達を行うものであればよい。
図1は当該実施の形態に係るプーリユニットの全体構成を示す側面断面図、図2は図1のII−II断面図、図3はプーリユニットの部分斜視図、図4は外側環体の斜視図、図5は内側環体の斜視図、図6はプーリユニットの動作説明図である。
これらの図に示すプーリユニット1は、プーリ(外側環体)2と、プーリ2に対してその径方向内側でかつ同心に配置されてプーリ2との間で回転動力の伝達を行うロータ軸(内側環体)3と、プーリ2とロータ軸3との対向間に介装された転がり軸受4,5ならびにころ軸受6とを備える。
プーリ2は、外周に、図示略のベルトを巻掛けるベルト巻掛部7を有する。また、ロータ軸3の外周に該ロータ軸3と一体回転可能に偏心カム8を設けている。偏心カム8は、外周が円形をなすカム構成とし、その中心O2は、ロータ軸3の回転中心O1から偏心している。偏心カム8は、ロータ軸3と一体に設けられている。偏心カム8に対向するプーリ2の内周面の中心は、偏心カム8の中心O2と同一となるように偏心している。さらに、ロータ軸3には、例えば自動車に備える補機の回転軸やエンジンのクランクシャフトが一体回転可能に連結される。
転がり軸受4は、プーリ2とロータ軸3との間の環状空間の軸方向一端に介装された深溝玉軸受の構成とされ、プーリ2に内嵌された外輪10、ロータ軸3に外嵌された内輪11、保持器にて保持された複数の玉12、および図示略のシールリングからなっている。
転がり軸受5は、プーリ2とロータ軸3との間の環状空間の軸方向他端に介装された深溝玉軸受の構成とされ、プーリ2に内嵌された外輪13、ロータ軸3に外嵌された内輪14、保持器にて保持された複数の玉15、および図示略のシールリングからなっている。
ころ軸受6は、転がり軸受4,5間において、プーリ2と偏心カム8との間の環状空間に介装された総ころ軸受の構成とされ、プーリ2に内嵌されたシェル型の外輪16、偏心カム8に外嵌された内輪17、複数のころ18からなっている。
図6を参照して、プーリユニット1の動作を説明する。
まず、図6(a)のようにロータ軸3が回転静止の状態において、プーリ2がベルトにより駆動されて回転中心O1周りを矢印方向へ回転を開始(回転加速)する。ロータ軸3は大きな慣性を有するために回転させにくく、図6(b)のようにプーリ2がロータ軸3に対して相対的に矢印方向へ回転する(O1−A参照)。偏心カム8の外周の設けられたころ軸受6の外輪16が、プーリ2と共に回転する。外輪16の中心O2は回転中心O1に対して偏心しているので、外輪16の回転によって内外輪16,17の間隔が不均一となる。その結果、間隔が狭くなった部分においてころ18が内外輪16,17間に咬み込み、プーリ2,ロータ軸3,ころ軸受6が弾性変形し、ロータ軸3にはプーリ2の回転動力が徐々に伝達される。その状態を保ったまま、図6(c)のようにプーリ2の回転動力はころ軸受6および偏心カム8を介してロータ軸3に伝達され、回転中心O1周りを矢印方向へ回転する。
以上の説明において、図6(b)のころ18が咬み込んでプーリ2,ロータ軸3,ころ軸受6が弾性変形するまでの間は、プーリ2の回転動力が吸収されることにより、その回転動力が徐々にロータ軸3へ伝達され、ころ18が咬み込んでプーリ2,ロータ軸3,ころ軸受6が弾性変形した状態では、プーリ2の動力伝達は、ころ軸受6および偏心カム8を介して、そのままロータ軸3に伝達される。
このように構成された動力伝達装置によると、プーリ2が回転するとき、ロータ軸3の回転慣性により、プーリ2ところ軸受6の外輪16が回転する。ころ軸受6は、偏心カム8の外周に設けられており、該外輪16の回転によって内外輪16,17の間隔が不均一となり、狭くなった部分にころ18が咬み込まれる。これによって、プーリ2,ロータ軸3,ころ軸受6が弾性変形し、ロータ軸3には、プーリ2の回転動力が徐々に伝達され、回転変動を効率的に吸収することができる。
また、従来の一方向クラッチ式の動力伝達装置と比較し、ころ軸受6としたことで、構造が簡単で低コスト化が図れる。
さらに、ロータ軸3の回転中心O1と、偏心カム8の中心O2との偏心量eを調整することで、ねじれ量を最適化でき、回転変動を確実に吸収できるように、ねじり剛性を低減することができる。
なお、図7に示すように、プーリ2の内周面ところ軸受6の外輪16との間に、回転方向に弾性変形可能な環状ゴム等の弾性体19を介在させてもよい。このように、弾性体19を介在させることで、弾性体19が圧縮変形し、回転変動の吸収がより一層効率的に行える。
本発明の他の実施の形態を、図8および図9を参照して説明する。図8は当該実施の形態に係るプーリユニットの部分側面断面図、図9は図8のIX−IX断面図である。
本実施の形態は、偏心カム20をロータ軸3とは別体の構成としたものである。偏心カム20は、ロータ軸3外周に一体回転可能に外嵌される環状に形成されており、該外周面の中心O2は回転中心O1に対して偏心し、かつ、該内周面の中心O2は回転中心O1と同一となっている。
このように構成された動力伝達装置においても、回転変動を効率的に吸収することができる。さらに、ロータ軸3に偏心カム加工が不要となり、製造性に優れる。
なお、偏心カム20をゴム等の回転方向に弾性変形可能な部材にて構成してもよい。
本発明のさらに他の実施の形態を、図10および図11を参照して説明する。図10は当該実施の形態に係るプーリユニットの部分側面断面図、図11は図10のXI−XI断面図である。
本実施の形態は、ロータ軸3の外周に中心O2が回転中心O1に対して偏心している偏心溝30を形成し、当該偏心溝30に偏心カム31を嵌合したものである。偏心カム31は、全周に渡って同一の厚みを有した環状に形成されており、偏心溝30に嵌合することにより、中心O2が回転中心O1より偏心することになる。
なお、上記各実施の形態では、偏心カムと外側環体との間に、ころ軸受6を介装したが、ころ軸受6に代えて玉軸受を偏心カムと外側環体との間に介装したものでもよい。
本発明の動力伝達装置は、例えばエンジンのクランクシャフトやクランクシャフトからベルトを介して駆動される補機類に装備することができる。補機類には、例えば自動車のオルタネータ、エアコンディショナ用コンプレッサ、ウオーターポンプ、冷却ファンなどが挙げられる。
本発明の実施の形態に係るプーリユニットの全体構成を示す側面断面図 図1のII−II断面図 本発明の実施の形態に係るプーリユニットの部分斜視図 本発明の実施の形態に係る外側環体の斜視図 本発明の実施の形態に係る内側環体の斜視図 本発明の実施の形態に係るプーリユニットの動作説明図 本発明の実施の形態の変形例に係るプーリユニットの全体構成を示す側面断面図 本発明の他の実施の形態に係るプーリユニットの部分側面断面図 図8のIX−IX断面図 本発明のさらに他の実施の形態に係るプーリユニットの部分側面断面図 図10のXI−XI断面図
符号の説明
1 プーリユニット(動力伝達装置)
2 プーリ(外側環体)
3 ロータ軸(内側環体)
4,5 転がり軸受
6 ころ軸受
8,20,31 偏心カム

Claims (5)

  1. 径方向内外に同心に配置した外側環体と内側環体との間で回転動力の伝達を行う動力伝達装置であって、
    内側環体の外周に該内側環体と一体回転可能でかつ該内側環体に対して偏心した円形の偏心カムを設け、
    偏心カムの外周と外側環体との間にころ軸受を介装し、偏心カムの軸方向両側において内側環体と外側環体との間にそれぞれ転がり軸受を介装した、ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 偏心カムが内側環体に一体に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 偏心カムが内側環体とは別体であって、内側環体の外周に外嵌されている、ことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
  4. 外側環体の内周面ところ軸受の外輪との間に回転方向に弾性変形可能な弾性体を介在させた、ことを特徴とする請求項1ないし3に記載の動力伝達装置。
  5. 偏心カムが回転方向に弾性変形可能に構成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009142983A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Hilti Ag 手持ち式打ち込み装置

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