JP2006028748A - 浚渫装置および浚渫方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】浚渫対象となる土砂等を拡散させて水中を汚濁させることなく浚渫を可能とする浚渫方法および浚渫装置を提供する。
【解決手段】潜水台船2を水没させて、固定用スパッド11によって、水底近傍で水底地盤25に固定した状態として、船体2上に載置した水中バックホウ20のブーム21先端部に取付けた、送泥ポンプ23に接続された浚渫ヘッド22を浚渫管通路15を挿通させて、水底に接地させつつ、浚渫管通路15に沿って船体長手方向に移動させて吸引浚渫するので、船体2が揺れることがなく、浚渫ヘッド22を揺動させずに水底に接地させることができるので、土砂等Mを拡散させず、水中を汚濁させずに浚渫が可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】潜水台船2を水没させて、固定用スパッド11によって、水底近傍で水底地盤25に固定した状態として、船体2上に載置した水中バックホウ20のブーム21先端部に取付けた、送泥ポンプ23に接続された浚渫ヘッド22を浚渫管通路15を挿通させて、水底に接地させつつ、浚渫管通路15に沿って船体長手方向に移動させて吸引浚渫するので、船体2が揺れることがなく、浚渫ヘッド22を揺動させずに水底に接地させることができるので、土砂等Mを拡散させず、水中を汚濁させずに浚渫が可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、浚渫方法および浚渫装置に関し、さらに詳しくは、浚渫対象となる土砂等を拡散させず、水中を汚濁させることなく浚渫を可能とする浚渫方法および浚渫装置に関するものである。
一般に、水底を浚渫するには、グラブバケットや浚渫ポンプなどが用いられている。浚渫作業においては、水中の汚濁を最小限にすることが必要であり、特に浚渫対象がダイオキシンなどの有害物質を含む土砂等の場合は、これらが拡散しないように汚濁対策に万全を期す必要がある。
グラブバケットによる浚渫では、バケットを閉じる際や浚渫した土砂等を水上に移すために水中移動させる際に、ある程度の汚濁が避けられない。ポンプによる浚渫では、比較的汚濁を抑制することができるが、浚渫吸入部の水底への接地具合によって汚濁が生じる。
浚渫ポンプを用いた浚渫装置および浚渫方法としては、浚渫吸入部をバックホウのアームの先端部に取り付けて、このアームを水中に進入させて浚渫吸入部を水底に近づけて浚渫ポンプで土砂等を吸引浚渫するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この提案では、小さな浚渫現場以外の通常の浚渫現場では、バックホウは水上に浮かべた台船に設置されて浚渫作業をすることになる。そのため、台船の揺れは避けることができず、浚渫吸入部がこの揺れによって揺動して水底の土砂等を拡散させて水中の汚濁が生じる。浚渫する水深が深くなると益々、揺動が大きくなるので水中の汚濁もひどくなる。
このように、従来の浚渫装置や方法では、浚渫対象となる土砂等を拡散させず、水中を汚濁させることなく浚渫を行なうことは困難であり、解決が望まれていた。
特許3330301号公報
本発明の目的は、浚渫対象となる土砂等を拡散させず、水中を汚濁させることなく浚渫を可能とする浚渫方法および浚渫装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の浚渫装置は、沈降可能な台船に送泥ポンプに接続された浚渫ヘッドを移動可能に設け、該台船を水没させて水底近傍で水底地盤に固定した状態で、前記浚渫ヘッドを水底に接地させて吸引浚渫する浚渫装置であって、前記台船は、該台船を水底地盤に固定する船体固定装置と、該台船を水中で船体幅方向に移動させる船体移動装置とを備え、前記船体固定装置は、前記台船に上下方向に移動可能に保持された固定用スパッドと、該固定用スパッドを上下方向に移動させる固定用スパッド昇降装置とから構成され、前記船体移動装置は、先端部に移動用スパッドを上下方向に移動可能に保持しつつ、船体幅方向において前記台船から外側に突出して伸縮移動可能な作動ロッドと、該移動用スパッドを上下方向に移動させる移動用スパッド昇降装置とから構成されることを特徴とするものである。
また、本発明の浚渫方法は沈降可能な台船に送泥ポンプに接続された浚渫ヘッドを移動可能に設け、該台船を水没させて水底近傍で水底地盤に固定した状態で、前記浚渫ヘッドを接地させて吸引浚渫する浚渫方法であって、前記台船を浚渫区域に移動させ、前記台船に保持された固定用スパッドを水底地盤に貫入させて、前記台船を前記固定用スパッドに沿わせて沈降させて水底近傍で固定する位置決めステップと、前記位置決めの後、前記台船に船体長手方向に細長形状に形成された浚渫管通路に、前記浚渫ヘッドを挿通させて水底に接地させつつ、該浚渫管通路に沿って移動させて、前記送泥ポンプによって水底を吸引浚渫するステップとを有することを特徴とするものである。
本発明の浚渫装置によれば、沈降可能な台船に送泥ポンプに接続された浚渫ヘッドを移動可能に設け、この台船を水没させて水底近傍で水底地盤に固定した状態で、浚渫ヘッドを水底に接地させて吸引浚渫する浚渫装置として、台船は、この台船を水底地盤に固定する船体固定装置と、台船を水中で船体幅方向に移動させる船体移動装置とを備え、船体固定装置は、台船に上下方向に移動可能に保持された固定用スパッドと、この固定用スパッドを上下方向に移動させる固定用スパッド昇降装置とから構成され、船体移動装置は、先端部に移動用スパッドを上下方向に移動可能に保持しつつ、船体幅方向において台船から外側に突出して伸縮移動可能な作動ロッドと、この移動用スパッドを上下方向に移動させる移動用スパッド昇降装置とから構成するようにしたので、台船が揺れることがなく、浚渫ヘッドを揺動させずに水底に接地させることができるので、土砂等を拡散させず、水中を汚濁させることなく浚渫が可能となる。
本発明の浚渫方法によれば、沈降可能な台船に送泥ポンプに接続された浚渫ヘッドを移動可能に設け、この台船を水没させて水底近傍で水底地盤に固定した状態で、浚渫ヘッドを接地させて吸引浚渫する浚渫方法として、台船を浚渫区域に移動させ、台船に保持された固定用スパッドを水底地盤に貫入させて、台船をこの固定用スパッドに沿わせて沈降させて水底近傍で固定する位置決めステップと、この位置決めの後、台船に船体長手方向に細長形状に形成された浚渫管通路に、浚渫ヘッドを挿通させて水底に接地させつつ、この浚渫管通路に沿って移動させて、送泥ポンプによって水底を吸引浚渫するステップとを有するので、台船が揺れることがなく、浚渫ヘッドを揺動させずに水底に接地させることができるので、土砂等を拡散させず、水中を汚濁させることなく浚渫が可能となる。
以下、本発明の浚渫装置および浚渫方法を図の実施形態に基づいて説明する。図1および図2に示すように本発明の浚渫装置1は、浚渫ヘッド22をブーム21の先端部に装着した水中バックホウ20と、この水中バックホウ20を移動可能に載置する沈降可能な潜水台船2とを備えている。
水中バックホウ20は、既存のバックホウを水中で稼動できる仕様としたもので、有人操作および無人操作が可能となっている。浚渫ヘッド22は、ブーム21の先端部に回転可能に軸支され、途中に送泥ポンプ23が装着された送泥管24の一端が接続されている。
潜水台船2の平面方向四隅には、船体移動装置3と、それぞれの船体移動装置3に隣接して、船体固定装置10が配置されている。なお、潜水台船2は複数の隔壁で区切られ、バラストタンクが形成されている。この船体移動装置3は、船体幅方向において中央側を固定端として、先端部を船体幅方向外側に突出して伸縮移動可能な作動ロッド6を有する油圧シリンダ5と、この作動ロッド6先端部に上下移動可能に保持される移動用スパッド4と、この移動用スパッド4を上下方向に移動させる移動用スパッド昇降装置7とから構成されている。即ち、先端部を相反する方向に向けた二対の作動ロッド6が設けられている。移動用スパッド昇降装置7は、回転駆動されるピニオンギヤ8と、移動用スパッド4の表面に上下方向に延設された、このピニオンギヤ8と噛み合うラックギヤ9とから構成されている。
船体固定装置10は、船体2に上下方向移動可能に保持される固定用スパッド11と、この固定用スパッド11を上下方向に移動させる固定用スパッド昇降装置12とから構成されている。固定用スパッド昇降装置12は、回転駆動されるピニオンギヤ13と、固定用スパッド11の表面に上下方向に延設された、このピニオンギヤ13と噛み合うラックギヤ14とから構成されている。
潜水台船2の船体幅方向中央部には、船体2を上下方向に貫通し、ブーム21が貫通可能な浚渫貫通路15が船体長手方向に細長形状に形成され、この一端側には浚渫ヘッド22を貫通可能とする浚渫ヘッド貫通部16を設けられている。
船体2上には、船体2の位置を検知するためのRTK−GPS測量装置17、船体2の傾斜を検知する傾斜検知装置18、水中バックホウ20の移動量を検知する移動ストローク計19が設置されている。
船体2上には、船体2の位置を検知するためのRTK−GPS測量装置17、船体2の傾斜を検知する傾斜検知装置18、水中バックホウ20の移動量を検知する移動ストローク計19が設置されている。
尚、浚渫ヘッド22は、水中バックホウ20のブーム21の先端部に取付けることに限定されず、潜水台船2に上下方向および船体長手方向に移動可能に設ければよい。
以下、本発明による浚渫方法を説明する。まず、この浚渫装置1を曳船によって浚渫区域に曳航し、浚渫区域に到着後、RTK−GPS測定装置17によって浚渫位置を確認して船体2四隅の固定用スパッド11を浚渫区域内の第1区画の水底地盤25に貫入させる。この貫入は、固定用スパッド11を自重によって水底地盤25に接地させた後、固定用スパッド昇降装置12によって行なう。具体的には、固定用スパッド11表面に延設されたラックギヤ14に噛み合わせたピニオンギヤ13を回転駆動させて固定用スパッド11を下方に移動させて、貫入させる。これにより、固定用スパッド11を水底地盤25に緩やかに貫入させることができ、土砂等Mの拡散や水中の汚濁を発生させずに船体2を水底地盤25に固定することができる。
その後、船体2の中空状内部にバラスト(水)注入を行いながら、固定用スパッド11に沿わせて、水底近傍まで沈降させる。例えば、ダイオキシン等の有害物質が堆積した浚渫区域は水深20〜30m程度であり、この場合、船体2を水底から1〜3m上方の位置まで沈降させて、傾斜検知装置18で船体2の水平を確認して、船体2を固定用スパッド11に固定させる(位置決めステップ)。
この状態で、水中バックホウ20を浚渫貫通路15の一端側に配置して、ブーム21を下げて浚渫ヘッド22を浚渫ヘッド貫通部16から船体2底部に突出させて水底地盤25に着底させる。送泥ポンプ23を稼動させることにより、浚渫ヘッド22から浚渫対象の土砂等Mが吸引されて、送泥管24を経て水上に送られる。
送泥ポンプ23を稼動させながら、水中バックホウ20を浚渫貫通路15に沿って船体長手方向に移動させると、浚渫ヘッド22が移動した第1区画が、浚渫されることとなる。このように、船体2を水底近傍で水底地盤25に固定するので、船体2が揺れることがなく、これにより浚渫ヘッド22が揺動を防ぐことができ、土砂等Mを拡散させず、水中の汚濁を発生させずに浚渫が可能となる。
また、浚渫貫通路15を船体幅方向中央部に設けることによって、水中バックホウ20を安定して船体長手方向に移動させることができる。
水中バックホウ20は、船体長手方向移動量を移動ストローク計19で検知しながら有人または無人で移動させ、浚渫対象の土砂等Mの厚みに応じて適宜、往復移動を繰り返すようにする。船体長手方向に移動させる際に、浚渫ヘッド22を上下方向に回転させて、進行方向側を水底地盤25から離すように少し高くして傾斜させると、土砂等Mの拡散や水中汚濁を防ぎつつ、効率よく浚渫ができる。このようにして、第1区画の浚渫が完了する(浚渫ステップ)。
その後、船体2を船体幅方向に移動させて、隣接する第2区画の浚渫を行なう。この船体幅方向への移動方法を図3に基づいて説明するが、図3では固定用スパッド11、固定用スパッド昇降装置12および移動用スパッド昇降装置7を省略している。この実施形態では、船体2を右舷方向(図では上側)に移動させる場合について説明する。
図3aに示すように、船体2が固定用スパッド11によって、水底地盤25に固定されている状態において、船上右側(図では上側)2つの船体移動装置3aの作動ロッド6aを伸張方向に移動させる。この状態で、移動用スパッド4aを自重で、水底地盤25に接地させ、その後、移動用スパッド昇降装置7によって、上述した固定用スパッド11と同じ要領で水底地盤25に貫入させる。一方、船上左側(図では下側)2つの船体移動装置3bの作動ロッド6bを収縮方向に移動させた状態で、右側と同様に移動用スパッド4bを水底地盤25に貫入させる。これにより、土砂等Mの拡散や水中の汚濁を発生させずに移動用スパッド4を水底地盤25に緩やかに貫入させることができる。図中のCL1は、この状態での船体2の幅方向中心線である。
次に、船体2の四隅で水底地盤25に貫入されている固定用スパッド11を固定用スパッド昇降装置12によって、上方に移動させて、水底地盤25から引き抜く。この際も、土砂等Mの拡散や水中の汚濁を発生させずに、緩やかに引き抜くことができる。この状態で、図3bに示すように、船上右側の2つの作動ロッド6aを収縮方向に距離Wだけ移動させ、これに同調させて、船上左側の2つの作動ロッド6bを伸張方向に距離Wだけ移動させる。図中のCL2は、この状態での船体2の幅方向中心線である。この作動ロッド6の船体幅方向の移動によって、船体2を右舷方向に距離Wだけ移動させることができる。この移動距離Wを浚渫ヘッド22の幅方向寸法Hとほぼ同じとすれば、浚渫区画がすき間なく、重複しないので効率良く浚渫することが可能となる(移動ステップ)。
移動後のこの第2区画において、船体2四隅に位置する固定用スパッド11を前回同様に、水底地盤25に貫入させて、船体2が水平になるように固定用スパッド11に固定させる(移動後の位置決めステップ)。
第2区画でも、第1区画同様に浚渫を行なう。以後、浚渫区域の残りの区画についても上記した浚渫ステップから移動後の位置決めステップを繰り返して実施する。
浚渫貫通路15を外周から取り囲むように水底地盤25に向けて隔壁を設けると、より一層、浚渫する際の土砂等Mの拡散や水中の汚濁を防ぐことができる。
浚渫貫通路15を外周から取り囲むように水底地盤25に向けて隔壁を設けると、より一層、浚渫する際の土砂等Mの拡散や水中の汚濁を防ぐことができる。
すべての区画の浚渫作業が終了した後は、固定用スパッド11を水底地盤25に貫入した状態で、船体2内部のバラスト(水)を外部に排出して、船体2を浮上させる。その後、固定用スパッド11を引き抜いてから曳船で曳航する。
尚、本発明の浚渫装置1は、固定用スパッド11および移動用スパッド4を水底地盤25に貫入させ、引き抜くには十分な重量を有している。
本発明の浚渫装置1、浚渫方法によれば、浚渫区域の水底近傍で船体2を水底地盤25に固定するので、船体2の揺れがなく、浚渫ヘッド22を揺動させることなく接地させることができ、土砂等Mの拡散および水中の汚濁を防いで浚渫ができる。
また、送泥ポンプ23を用いて、その場で土砂等Mを吸引して、送泥管24を介して水上に送泥するので土砂等Mの拡散および水中汚濁の問題もほとんど発生しない。
実施形態では、移動用スパッド昇降装置7および固定用スパッド昇降装置12には、ピニオンギヤ8、13およびラックギヤ9、14を用いているが、緩やかに固定用スパッド11および移動用スパッド4を水底地盤25に貫入させることができ、引き抜くこともできれば、この構成に限定されない。
また、浚渫貫通路15を複数設けることもでき、浚渫貫通路15を設けずに船体2の外側に浚渫ヘッド22を突出させて、水底を浚渫するようにもできる。
1 浚渫装置
2 潜水台船(船体)
3 船体移動装置
3a 船上右側船体移動装置 3b 船上左側船体移動装置
4 移動用スパッド
4a 船上右側移動用スパッド 4b 船上左側移動用スパッド
5 油圧シリンダ
6 作動ロッド
6a 船上右側作動ロッド 6b 船上左側作動ロッド
7 移動用スパッド昇降装置
8 (移動用スパッド用)ピニオンギヤ
9 (移動用スパッド用)ラックギヤ
10 船体固定装置
11 固定用スパッド
12 固定用スパッド昇降装置
13 (固定用スパッド用)ピニオンギヤ
14 (固定用スパッド用)ラックギヤ
15 浚渫貫通路
16 浚渫ヘッド貫通部
17 RTK−GPS測量装置
18 傾斜検知装置
19 移動ストローク計
20 水中バックホウ
21 ブーム
22 浚渫ヘッド
23 送泥ポンプ
24 送泥管
25 水底地盤
2 潜水台船(船体)
3 船体移動装置
3a 船上右側船体移動装置 3b 船上左側船体移動装置
4 移動用スパッド
4a 船上右側移動用スパッド 4b 船上左側移動用スパッド
5 油圧シリンダ
6 作動ロッド
6a 船上右側作動ロッド 6b 船上左側作動ロッド
7 移動用スパッド昇降装置
8 (移動用スパッド用)ピニオンギヤ
9 (移動用スパッド用)ラックギヤ
10 船体固定装置
11 固定用スパッド
12 固定用スパッド昇降装置
13 (固定用スパッド用)ピニオンギヤ
14 (固定用スパッド用)ラックギヤ
15 浚渫貫通路
16 浚渫ヘッド貫通部
17 RTK−GPS測量装置
18 傾斜検知装置
19 移動ストローク計
20 水中バックホウ
21 ブーム
22 浚渫ヘッド
23 送泥ポンプ
24 送泥管
25 水底地盤
Claims (9)
- 沈降可能な台船に送泥ポンプに接続された浚渫ヘッドを移動可能に設け、該台船を水没させて水底近傍で水底地盤に固定した状態で、前記浚渫ヘッドを水底に接地させて吸引浚渫する浚渫装置であって、前記台船は、該台船を水底地盤に固定する船体固定装置と、該台船を水中で船体幅方向に移動させる船体移動装置とを備え、前記船体固定装置は、前記台船に上下方向に移動可能に保持された固定用スパッドと、該固定用スパッドを上下方向に移動させる固定用スパッド昇降装置とから構成され、前記船体移動装置は、先端部に移動用スパッドを上下方向に移動可能に保持しつつ、船体幅方向において前記台船から外側に突出して伸縮移動可能な作動ロッドと、該移動用スパッドを上下方向に移動させる移動用スパッド昇降装置とから構成される浚渫装置。
- 前記作動ロッドが、先端部を相反する方向に向けた少なくとも一対の作動ロッドからなる請求項1に記載の浚渫装置。
- 前記浚渫ヘッドが、前記台船上に積置された水中バックホウのブームの先端部に回転可能に軸支され、上下方向および船体長手方向に移動可能である請求項1または2に記載の浚渫装置。
- 前記固定用スパッド昇降装置は、前記台船に設置された回転駆動可能なピニオンギヤと、該ピニオンギヤに噛み合う、前記固定用スパッド表面に上下方向に延設されたラックギヤとから構成され、前記移動用スパッド昇降装置は、前記作動ロッド先端部に設置された回転駆動可能なピニオンギヤと、該ピニオンギヤに噛み合う、前記移動用スパッド表面に上下方向に延設されたラックギヤとから構成される請求項1〜3のいずれかに記載の浚渫装置。
- 前記台船に、船体長手方向に延設した細長形状の浚渫貫通路を設け、該浚渫通路は前記浚渫ヘッドが挿通可能な貫通部を有し、かつ前記浚渫ヘッドが挿通して水底に接地した状態で船体長手方向に移動可能とした請求項1〜4のいずれかに記載の浚渫装置。
- 沈降可能な台船に送泥ポンプに接続された浚渫ヘッドを移動可能に設け、該台船を水没させて水底近傍で水底地盤に固定した状態で、前記浚渫ヘッドを水底に接地させて吸引浚渫する浚渫方法であって、前記台船を浚渫区域に移動させ、前記台船に保持された固定用スパッドを水底地盤に貫入させて、前記台船を前記固定用スパッドに沿わせて沈降させて水底近傍で固定する位置決めステップと、前記位置決めの後、前記台船に船体長手方向に細長形状に形成された浚渫管通路に、前記浚渫ヘッドを挿通させて水底に接地させつつ、該浚渫管通路に沿って移動させて、前記送泥ポンプによって水底を吸引浚渫するステップとを有する浚渫方法。
- さらに、前記浚渫の後、前記台船から船体幅方向外側へ突出して移動可能な作動ロッドの先端部に保持された移動用スパッドを水底地盤に貫入させてから、前記固定用スパッドを水底地盤から引き抜いた後、前記作動ロッドを船体幅方向に移動させることによって前記台船を水中で船体幅方向に移動させるステップと、前記台船が幅方向に移動した後、前記固定用スパッドを水底地盤に貫入させて前記台船を水底近傍で固定する移動後の位置決めステップとを有し、前記浚渫区域で前記浚渫ステップから前記移動後の位置決めステップまでを順次、繰り返して実施する請求項6に記載の浚渫方法。
- 前記浚渫ヘッドが、前記台船上に積置された水中バックホウのブームの先端部に回転可能に軸支され、上下方向および船体長手方向に移動可能である請求項6または7に記載の浚渫方法。
- 前記固定用スパッドは、前記台船に設置された回転駆動可能なピニオンギヤを、前記固定用スパッド表面に上下方向に延設されたラックギヤに噛み合わせて上下方向に移動可能とされ、前記移動用スパッドは、前記作動ロッド先端部に設置された回転駆動可能なピニオンギヤを、前記移動用スパッド表面に上下方向に延設されたラックギヤに噛み合わせて上下方向に移動可能とされた請求項7または8に記載の浚渫方法。
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