JP2016132895A - 放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】池等の底に蓄積した放射性物質を水中に巻き上げることなく浚渫を行う。
【解決手段】フロート(0101)からなりコの字状又は口の字状の中央水窓部(0112)を有する台船(0102)の対向する二辺に敷かれたレール(0103)にまたがって中央水窓部にてレールと平行方向である第一方向(0107)又は/及びレールと垂直方向である第二方向(0108)に移動可能な最下部に浚渫取込口(0104)を付けた浚渫部(0105)を備えた浚渫装置(0106)による浚渫方法であって、放射性物質で底が汚染された池等に浚渫装置を浮かべる準備ステップと、浚渫装置を池等に対して固定する固定ステップと、固定ステップにて固定された後に浚渫部を中央水窓部内にて第一方向又は第二方向へ向かって移動させ順方向浚渫をする順方向浚渫ステップと、を有し、池等の底の汚染部分を除去する放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を提案する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法に関する。
2011年3月の福島第一原子力発電所の事故により拡散した放射性セシウムによる土壌汚染の対策が急がれている。とくに放射性セシウムを吸着した土壌が降雨などにより水域に流入し湖沼や池などの閉鎖した水域の水底に集積し、放射性セシウムの高濃度化が生じている。そして、このような閉鎖性水域が農業用のため池である場合には耕作地を再汚染し、漁場である場合には水産物の汚染を招くこととなり早急な対策が求められている。
水底での泥土汚染は表層において汚染度が高く、深いところでの汚染度は低くなることがわかっている。したがって、水底表層の深さ数cmから十数cm程度の泥土を浚渫機により浚い取ることで、相当量の汚染泥土を除去することができる。特許文献1には、従来の浚渫装置が開示されている。
特開2008−31745号公報
ところで、水底の汚染泥土を回収する場合において最も注意を払うべきは、泥土を巻き上げて水中に拡散させてしまわないようにすることである。すなわち、水底において沈静化している放射性セシウムを水中に拡散させてしまうことのないように行わなければならない。しかしながら、このような要請に対して従来の浚渫装置を用いた浚渫方法では応えることができないという問題がある。すなわち、特許文献1に記載のような従来の浚渫機を用いた浚渫方法では、浚渫装置を台船上に設置して台船を移動させることにより浚渫が行われるが、台船の移動はスクリュー等の作動により行われるため、例えば池等の深さが浅い場合にはスクリューの作動により水底の泥土を巻き上げてしまう恐れが生じる。
そこで、本件発明者らは、上記の問題点を解決するために、以下に記載する放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を開発した。すなわち、第一の発明として、フロートからなりコの字状又は口の字状の中央水窓部を有する台船の対向する二辺に敷かれたレールにまたがって中央水窓部にてレールと平行方向である第一方向又は/及びレールと垂直方向である第二方向に移動可能な最下部に浚渫取込口を付けた浚渫部を備えた浚渫装置による浚渫方法であって、放射性物質で底が汚染された池等に浚渫装置を浮かべる準備ステップと、浚渫装置を池等に対して固定する固定ステップと、固定ステップにて固定された後に浚渫部を中央水窓部内にて第一方向又は第二方向へ向かって移動させ順方向浚渫をする順方向浚渫ステップと、を有し、池等の底の汚染部分を除去する放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を提案する。
また、第二の発明として、順方向浚渫ステップで浚渫された順方向浚渫ラインに沿ってその側部領域を順方向と逆の方向に浚渫部を移動させて逆方向浚渫をする逆方向浚渫ステップと、をさらに有する第一の発明に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を提案する。
また、第三の発明として、順方向浚渫ステップと、逆方向浚渫ステップとを同じように繰り返すことで池等の中央水窓部下に位置する底の汚染部分をまんべんなく浚渫する繰返ステップを有する第二の発明に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を提案する。
また、第四の発明として、繰返ステップによって中央水窓部下に位置する池等の底の汚染部分の浚渫が完了した後に浚渫装置の池等に対する固定を解除する固定解除ステップと、固定解除ステップの後に、浚渫が完了した池の中央水窓部分である浚渫完了中央水窓部分に隣接する領域に中央水窓部分が配置されるように浚渫装置を移動させる浚渫装置移動ステップと、を有する第三の発明に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を提案する。
また、第五の発明として、準備ステップは、複数の直方体フロートを池等周辺に運び込むフロート運搬サブステップと、フロート運搬ステップにて運び込まれたフロートをコの字状又は口の字状に連結して台船とする連結サブステップと、レールを連結された台船上に敷設するレール敷設サブステップと、浚渫部を敷設されたレール上に載置する浚渫部配置サブステップと、からなる第一から第四の発明のいずれか一に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を提案する。
また、第六の発明として、固定ステップは、池等を挟んで空中にロープを渡すロープ懸架サブステップと、懸架されたロープを介して浚渫装置を固定するロープ介在固定サブステップと、からなる第一から第五の発明のいずれか一に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を提案する。
また、第七の発明として、浚渫装置移動ステップは、懸架されたロープを介して浚渫装置を移動するロープ介在移動サブステップを有する第四の発明又は第四の発明に従属する第五又は第六の発明に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を提案する。
上記の浚渫方法を用いることにより、池等の底に蓄積した放射性物質を水中に巻き上げることなく浚渫を行うことが可能となる。
放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の構成の一例を示す図 実施形態1の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図 実施形態2の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図 逆方向浚渫ステップの一例を示す概要図 実施形態3の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図 繰返ステップの一例を示す概要図 実施形態4の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図 浚渫装置移動ステップの移動の一例を示す概要図 実施形態5の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図 実施形態6の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図 実施形態7の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図 ロープ介在移動サブステップの一例を示す概要図 連結サブステップの一例を示す概要図 ロープ介在移動サブステップの別の一例を示す概要図
以下、本発明の各実施形態について図面と共に説明する。各実施形態と請求項との相互の関係は以下のとおりである。まず、実施形態1は主に請求項1などに対応する。実施形態2は主に請求項2などに対応する。実施形態3は主に請求項3などに対応する。実施形態4は主に請求項4などに対応する。実施形態5は主に請求項5などに対応する。実施形態6は主に請求項6などに対応する。実施形態7は主に請求項7などに対応する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施し得る。
<<実施形態1>>
<概要>
本実施形態は、放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法に関する。
図1に本件発明の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の構成の一例を示す。(a)は側面図を、(b)は上面図を示している。本件発明の放射性物質等で汚染された池等の底の浚渫方法において、フロート(0101)から構成される台船(0102)に敷かれたレール(0103)に、その最下部に浚渫取込口(0104)を付けた浚渫部(0105)を備えた浚渫装置(0106)が設けられている。浚渫装置はロープ(0113)等を用いて池等に固定されているとともに、レールと平行方向である第一方向(0107)又は/及びレールと垂直方向である第二方向(0108)に移動可能としてあり、浚渫装置の移動によって浚渫取込口から池等の底に蓄積した放射性物質(0109)が浚渫される。浚渫された放射性物質等を含む土砂は、パイプ(0110)を通してタンク(0111)に貯められ、放射能漏れが起きないように厳重に管理される。なお、フロートはコの字状又は口の字状に連結され、中央水窓部(0112)を有する台船を構成している。また、レールは台船の対向する二辺に敷かれている。
タンクは、タンク内に貯められる放射性物質による放射能漏れが起きないような構成であれば特に限定するものではないが、浚渫取込口からは放射性物質等を含む土砂のみならず土砂付近の濁水も取り込まれてタンクへと運搬されるため、そのままではタンクを大型とする必要がある。そこで、例えばタンクへと運搬された濁水に凝集剤を添加したうえでろ過し、放射性物質のフロックを沈降させて濃縮することにより、濁水の減容化を図る沈降分離装置でタンクを構成すると、タンクをコンパクトにすることができるため好適である。なお、タンクには土砂や濁水が貯められるため、タンクの設置場所としては池等の水際の陸上に設置されることが好ましいが、特に限定するものではない。
<処理の流れ>
図2は実施形態1の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図である。例えば本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、「準備ステップ」(S0201)と、「固定ステップ」(S0202)と、「順方向浚渫ステップ」(S0203)と、からなる。以下、各ステップにおいて詳細に説明する。
「準備ステップ」(S0201)において、放射性物質で底が汚染された池等に浚渫装置を浮かべる。本ステップにおいて重要な点は、池の底に蓄積した放射性物質を水中に巻き上げないように浚渫装置を設置する点である。放射性物質はそのほとんどが水底の粘土及びシルト(一般に粒径約4μm以上0.06mm未満)の層間に捕獲され、しかも放射性物質が粘土に強く吸着された状態で存在しており、放射性物質は微粒子であり、放射性物質が吸着された粘土及びシルトが水中に拡散してしまうと放射能汚染をさらに拡大させてしまう可能性がある。そこで、浚渫装置を池の水面に浮かべて設置することにより、池の底に蓄積した放射性物質を巻き上げる事態を最小限にすることが可能となる。なお、「浚渫装置を浮かべる」には、例えばあらかじめ放射性物質で底が汚染された池の水面に台船を浮かべておき、その上に浚渫装置を載置することが好ましい(実施形態5において詳細に説明する)。
「固定ステップ」(S0202)において、浚渫装置を池等に対して固定する。本ステップにおいて重要な点は、準備ステップと同様に池の底に蓄積した放射性物質を水中に巻き上げないように浚渫装置を固定する点である。そこで、「浚渫装置を池等に対して固定する」には、例えば池の空中に懸架されたロープを用いて浚渫装置が固定されることが好ましい(実施形態6において詳細に説明する)。
「順方向浚渫ステップ」(S0203)において、固定ステップにて固定された後に浚渫部を中央水窓部内にて第一方向又は第二方向へ向かって移動させ順方向浚渫をする。「第一方向又は第二方向へ向かって移動」させる際に、スクリューのような動力を用いて浚渫部を移動させることは好ましくない。なぜなら、スクリューを作動させると池等の底の放射性物質を巻き上げてしまうからである。そこで、例えば図1に示す例のように、浚渫部に車輪を設けて浚渫部をレール上に設置し、車輪を回転させることによって浚渫部を移動させるなど、池等の底を放射性物質を巻き上げないようにして浚渫が行われることが好ましい。なお、順方向浚渫ステップは繰り返し行われ、池等の中央水窓部下に位置する汚染部分全体の浚渫が行われても良い(実施形態2又は3において詳細に説明する)。
<効果>
本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を実施することにより、池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げることなく浚渫を行うことが可能となる。
<<実施形態2>>
<概要>
本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、基本的には実施形態1と同様であるが、順方向浚渫ステップで浚渫された順方向浚渫ラインに沿ってその側部領域を順方向と逆の方向に浚渫部を移動させて逆方向浚渫をする点が異なる。
<処理の流れ>
図3は実施形態2の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図である。例えば本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、「準備ステップ」(S0301)、「固定ステップ」(S0302)、「順方向浚渫ステップ」(S0303)、「逆方向浚渫ステップ」(S0304)と、からなる。S0301からS0303までのステップは実施形態1において説明したものと同様であるので、以下ではこれまでに説明していない逆方向浚渫ステップについて説明する。
「逆方向浚渫ステップ」(S0304)において、順方向浚渫ステップで浚渫された順方向浚渫ラインに沿ってその側部領域を順方向と逆の方向に浚渫部を移動させて逆方向浚渫をする。順方向浚渫ステップと逆方向浚渫ステップは浚渫部の移動方向が異なるため、順方向浚渫ステップの終了後に逆方向浚渫ステップを行うためには浚渫取込口を回転させる必要があり、浚渫取込口は台船が固定された状態でも回転可能なように構成されることが好ましい。
図4は逆方向浚渫ステップの一例を示す概要図である。(a)は比較例として実施形態1の順方向浚渫ステップのみを実施する際の浚渫方法の概要を、(b)は実施形態2の逆方向浚渫ステップも含む浚渫方法の概要を示している。なお、説明しやすいように、台船(0401)と台船上に敷かれたレール(0402)、浚渫取込口(0403)以外の構成については図示していない。例えば(a)において、順方向浚渫ステップ後に順方向浚渫ライン(0411)に沿った側部領域(0412)を浚渫しようとすると、順方向浚渫ステップ終了後に例えば矢印(0413)に示すようにして順方向浚渫ステップ開始側に浚渫部を移動させたうえで再度順方向浚渫ステップを必要がある。すると、浚渫部を移動させる際には浚渫取込口を池等の底から離した状態で移動させないと池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げてしまう可能性があって、順方向浚渫ステップの終了後に浚渫取込口の引き上げと浚渫部の移動を行う必要が生じて手間となる。また、池等の水深が浅い場合には浚渫取込口と池等の底を十分に離すことができず、池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げてしまう可能性もある。そこで、(b)において、順方向浚渫ステップの後に逆方向浚渫ステップを行うことにより、浚渫部の移動は例えば矢印(0413)に示すような必要最低限の移動となり、効率よく浚渫を行うことができる。さらに、浚渫部の移動により池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げてしまう事態を防ぐことができる。
なお、逆方向浚渫ステップを行う位置は、順方向浚渫ステップにより浚渫を行う位置とその一部を重ねることが好ましい。すなわち、順方向浚渫ラインの側部(浚渫方向に対して左右の側部)のうち一部を逆方向浚渫ステップにおいても浚渫することが好ましい。浚渫取込口の側部付近は一度の浚渫では十分に行うことができない場合があり、上記の浚渫方法を用いることにより、浚渫漏れを防ぐことができる。
また、逆方向浚渫ステップは順方向浚渫ステップとともに、池等の中央水窓部下に位置する汚染部分全体の浚渫が行われるまで繰り返されても良い(実施形態3において詳細に説明する)。
<効果>
本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を実施することにより、池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げることなく、効率よく浚渫を行うことが可能となる。
<<実施形態3>>
<概要>
本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、基本的には実施形態2と同様であるが、順方向浚渫ステップと、逆方向浚渫ステップとを同じように繰り返す点が異なる。
<処理の流れ>
図5は実施形態3の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図である。例えば本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、「準備ステップ」(S0501)、「固定ステップ」(S0502)、「順方向浚渫ステップ」(S0503)、「逆方向浚渫ステップ」(S0504)、「繰返ステップ」(S0505)と、からなる。S0501からS0504までのステップは実施形態1及び2において説明したものと同様であるので、以下ではこれまでに説明していない繰返ステップについて説明する。
「繰返ステップ」(S0505)において、順方向浚渫ステップと、逆方向浚渫ステップとを同じように繰り返すことで池等の中央水窓部下に位置する底の汚染部分をまんべんなく浚渫する。
図6は繰返ステップの一例を示す概要図である。なお、説明しやすいように、台船(0601)と台船上に敷かれたレール(0602)、浚渫取込口(0603)以外の構成については図示していない。一度の順方向浚渫ステップと逆方向浚渫ステップによる浚渫では中央水窓部下に位置する底の汚染部分全体を浚渫することが出来ないが(一度目の浚渫:0611)、繰返ステップにより順方向浚渫ステップと逆方向浚渫ステップを繰り返すことにより(二度目の浚渫:0612、三度目の浚渫:0613、四度目の浚渫:0614)、当該汚染部分全体をまんべんなく浚渫することが可能となる。
なお、順方向浚渫ステップにて当該汚染部分全体の浚渫が完了した場合には、逆方向浚渫ステップは行われずに浚渫を完了としても良い。図に示す例においては、四度目の浚渫で順方向浚渫ステップによる浚渫のみ行っている。また、池等の水面に障害物(岩等)が存在する場合には、その部分を避けて順方向浚渫ステップと逆方向浚渫ステップが行われる。
<効果>
本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を実施することにより、池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げることなく、池等の中央水窓部下に位置する底の汚染部分をまんべんなく浚渫することが可能となる。
<<実施形態4>>
<概要>
本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、基本的には実施形態3と同様であるが、繰返ステップによって中央水窓部下に位置する池等の底の汚染部分の浚渫が完了した後に浚渫装置の池等に対する固定を解除し、浚渫が完了した池の中央水窓部分である浚渫完了中央水窓部分に隣接する領域に中央水窓部分が配置されるように浚渫装置を移動させる点が異なる。
<処理の流れ>
図7は実施形態4の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図である。例えば本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、「準備ステップ」(S0701)、「固定ステップ」(S0702)、「順方向浚渫ステップ」(S0703)、「逆方向浚渫ステップ」(S0704)、「繰返ステップ」(S0705)、「固定解除ステップ」(S0706)、「浚渫装置移動ステップ」(S0707)と、からなる。S0701からS0705までのステップは実施形態1から3において説明したものと同様であるので、以下ではこれまでに説明していない固定解除ステップ、浚渫装置移動ステップについて説明する。
「固定解除ステップ」(S0706)において、繰返ステップによって中央水窓部下に位置する池等の底の汚染部分の浚渫が完了した後に浚渫装置の池等に対する固定を解除する。「浚渫装置の池等に対する固定を解除」することによって、後述する浚渫装置移動ステップにおいて浚渫装置を移動させることが可能となる。
「浚渫装置移動ステップ」(S0707)において、固定解除ステップの後に、浚渫が完了した池の中央水窓部分である浚渫完了中央水窓部分に隣接する領域に中央水窓部分が配置されるように浚渫装置を移動させる。本ステップにおいて重要な点は、浚渫装置を移動させる際に池等の底に蓄積した放射性物質を水中に巻き上げないようにする点である。そこで、例えば「浚渫装置を移動させる」には、懸架されたロープを介して浚渫装置を移動することが好ましい(実施形態7において詳細に説明する)。
図8は浚渫装置移動ステップの一例を示す概要図である。なお、説明しやすいように、浚渫装置の中央水窓部(0801)と池の水面(0802)以外の構成については図示していない。実施形態3で説明した、ステップS0701からステップS0705による浚渫方法では、池等の中央水窓部下に位置する底の汚染部分しか浚渫することが出来ない。実施形態3で説明した方法を用いて大きい池等の底全体を浚渫するにはその水面全面を中央水窓部で覆う必要があるが、本方法は現実的ではない。そこで、まず(A)の位置の中央水窓部下の浚渫が完了した場合に、固定解除ステップと浚渫装置移動ステップにより、浚渫が完了した(A)の位置における中央水窓部分である浚渫完了中央水窓部分に対して隣接する領域に中央水窓部分が配置されるように、例えば中央水窓部が(B)の位置に配置されるように浚渫装置を移動して再度浚渫を行う。さらに、(B)の位置の中央水窓部下の浚渫が完了した場合には、再度固定解除ステップと浚渫装置移動ステップにより、中央水窓部が(C)の位置に配置されるように浚渫装置を移動して浚渫を行うといった工程を繰り返し行うことにより、池等の面積が大きい場合でもその底全体に蓄積した放射性物質を浚渫することが可能となる。
なお、ある位置にて浚渫装置による中央水窓部下の浚渫が完了したのち浚渫装置を移動する場合には、移動の前後で中央水窓部の配置に関してその一部が重なるようにして移動することが好ましい。すなわち、図に示す例で説明すると、(A)の位置と(B)の位置(又は(B)の位置と(C)の位置)で中央水窓部はその一部が重なるようにして、例えば(A)の位置において中央水窓部下の浚渫が完了したのち(B)の位置にて浚渫を行う際に、すでに(A)の位置において浚渫が完了した部分の一部について再度(B)の位置でも浚渫を行う。すると、実施形態2において説明したように、浚渫取込口の側部付近の浚渫漏れを防ぐことができる。
<効果>
本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法を実施することにより、池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げることなく、池等の面積が大きい場合でもその底全体を浚渫することが可能となる。
<<実施形態5>>
<概要>
本実施形態は、基本的には実施形態1から4の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法と同様であるが、浚渫装置の準備として、複数の直方体フロートを池等周辺に運び込み、フロートをコの字状又は口の字状に連結して台船とし、レールを連結された台船上に敷設し、浚渫部を敷設されたレール上に載置する点が異なる。
<処理の流れ>
図9は実施形態5の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図である。例えば本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、「準備ステップ」(S0901)、「固定ステップ」(S0902)、「順方向浚渫ステップ」(S0903)、「逆方向浚渫ステップ」(S0904)、「繰返ステップ」(S0905)、「固定解除ステップ」(S0906)、「浚渫装置移動ステップ」(S0907)と、からなり、準備ステップは、「フロート運搬サブステップ」(S0911)、「連結サブステップ」(S0912)、「レール敷設サブステップ」(S0913)、「浚渫部配置サブステップ」(S0914)と、からなる。なお、S0904からS0907のステップは行わなくてもよい。以下ではこれまでに説明していないフロート運搬サブステップ、連結サブステップ、レール敷設サブステップ、浚渫部配置サブステップについて説明する。
「フロート運搬サブステップ」(S0911)において、複数の直方体フロートを池等周辺に運び込む。「フロート」は、後述するように浚渫部を載置するための台船とするために使用する。放射性物質で汚染された池等は山奥である場合も考えられるため、大型の設備は運搬できない場合がある。そこで、フロートのサイズは人が持ち運び可能なサイズ(例えば2W×1D×0.5H(m)など)や重量(例えば5kgなど)であることが好ましい。なお、フロートに限らず浚渫部等の設備品も山奥に運搬可能なサイズや重量であることが好ましい。
「連結サブステップ」(S0912)において、フロート運搬ステップにて運び込まれたフロートをコの字状又は口の字状に連結して台船とする。連結サブステップは池等の水面上で行われても、陸上で行われても良い。「コの字状又はロの字状」とするのは、台船の中央に中央水窓部を設けるためである。また、台船をコの字状又はロの字状としてその中央に中央水窓部を設けて浚渫装置を構成すると、浚渫部は池等の中央水窓部下の底を二次元的に浚渫することが可能となる。なお、本件発明においてコの字状又はロの字状とは、例えばロの字とした場合の台船の周囲四辺のうち一辺だけ長さが短い形状なども含んでおり、台船を上面から見た際に厳密にコの字状又はロの字状である構成に限定するものではない。
図13は連結サブステップの一例を示す概要図である。(a)はフロートの連結に関する斜視図を、(b)は連結されたフロートの上面図を示している。例えばフロート(1301)同士の連結は、フロートの側面に凹部(1302)を設けておき、凹部に留め具(1303)をはめ込むことによって、フロート同士を連結させる構成としても良い。
「レール敷設サブステップ」(S0913)において、レールを連結された台船上に敷設する。レールは台船の対向する二辺に敷設するものとする。すると、浚渫部は二辺のレール上に載置されることとなり、池等の水面上に浮かんでいても安定して浚渫部を移動させることが可能となる。なお、レール敷設サブステップは池等の水面上で行われても、陸地で行われてもよい。
「浚渫部配置サブステップ」(S0914)において、浚渫部を敷設されたレール上に載置する。
<効果>
本実施形態において説明した準備ステップを行うことにより、池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げることなく浚渫することが可能となる。また、池等が山奥であっても設備を人力で運搬し、浚渫装置を構成して浚渫を行うことが可能となる。
<<実施形態6>>
<概要>
本実施形態は、基本的には実施形態1から5の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法と同様であるが、固定ステップにおいて池等を挟んで空中にロープを渡し、懸架されたロープを介して浚渫装置を固定する点が異なる。
<処理の流れ>
図10は実施形態6の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図である。例えば本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、「準備ステップ」(S1001)、「固定ステップ」(S1002)、「順方向浚渫ステップ」(S1003)、「逆方向浚渫ステップ」(S1004)、「繰返ステップ」(S1005)、「固定解除ステップ」(S1006)、「浚渫装置移動ステップ」(S1007)と、からなり、準備ステップは、「フロート運搬サブステップ」(S1011)、「連結サブステップ」(S1012)、「レール敷設サブステップ」(S1013)、「浚渫部配置サブステップ」(S1014)と、からなり、固定ステップは「ロープ懸架サブステップ」(S1021)、「ロープ介在固定サブステップ」(S1022)と、からなる。なお、ステップS1004からステップS1007又は/及びステップS1012からステップS1014は有していなくてもよい。以下ではこれまでに説明していないロープ懸架サブステップ、ロープ介在固定サブステップについて説明する。
「ロープ懸架サブステップ」(S1021)において、池等を挟んで空中にロープを渡す。本ステップにおいて空中に渡されたロープを用いて、浚渫装置が固定される。例えば浚渫装置を池等に固定する際に杭等を打ち込む方法を用いると、杭を打ち込んだ辺りの池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げてしまい、さらに放射能による被害が拡散してしまう恐れが生じる。そこで、空中に渡されたロープを浚渫装置の固定に用いることにより、池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げる事態を防止することが出来る。
「ロープ介在固定サブステップ」(S1022)において、懸架されたロープを介して浚渫装置を固定する。なお、本実施形態の浚渫方法が固定解除ステップや浚渫装置移動ステップを含む場合には、浚渫装置の固定が容易に解除できるような構成とすることがより好ましい。
<効果>
本実施形態において説明した固定ステップを行うことにより、池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げることなく浚渫装置を固定することが可能となる。
<<実施形態7>>
<概要>
本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、基本的には実施形態1から6において説明した放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法と同様であるが、浚渫装置移動ステップにおいて懸架されたロープを介して浚渫装置を移動する点が異なる。
<処理の流れ>
図11は実施形態7の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法の処理の流れの一例を示す図である。例えば本実施形態の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法は、「準備ステップ」(S1101)、「固定ステップ」(S1102)、「順方向浚渫ステップ」(S1103)、「逆方向浚渫ステップ」(S1104)、「繰返ステップ」(S1105)、「固定解除ステップ」(S1106)、「浚渫装置移動ステップ」(S1107)と、からなり、準備ステップは、「フロート運搬サブステップ」(S1111)、「連結サブステップ」(S1112)、「レール敷設サブステップ」(S1113)、「浚渫部配置サブステップ」(S1114)と、からなり、固定ステップは「ロープ懸架サブステップ」(S1121)、「ロープ介在固定サブステップ」(S1122)と、からなり、浚渫装置移動ステップは、「ロープ介在移動サブステップ」(S1131)と、からなる。なお、ステップS1104からステップS1107又は/及びステップS1111からステップS1114又は/およびステップS1121からステップS1122は有していなくてもよい。以下ではこれまでに説明していないロープ介在移動サブステップについて説明する。
「ロープ介在移動サブステップ」(S1131)において、懸架されたロープを介して浚渫装置を移動する。浚渫装置は池等の水面上に浮かんでいるので、例えば「浚渫装置を移動する」には、ロープを巻き上げるなどして引っ張ることによりロープと固定されている浚渫装置を移動させる構成としてもよいし、ロープを固定しておき浚渫装置がロープを巻き上げることで浚渫装置が移動する構成としてもよい。本構成をとることにより、浚渫装置を移動させる際に池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げる事態を防止することが出来る。
図12はロープ介在移動サブステップの一例を示す概要図である。なお、説明のために図1に記載されている浚渫装置のパイプやタンクについては図示していない。ロープ介在移動サブステップの一例として、例えば浚渫装置(1201)が、対岸に設置されたポール(1202)にわたされたロープ(1203)により固定されているものとする。(a)において池等の中央水窓部下の底(1204)の浚渫が終了した場合に、ポールがロープを矢印(1205)の方向に巻き上げると、ロープに固定されている浚渫装置を同じ方向に移動させることができ(b)、新たな位置で中央水窓部下の底(1206)の浚渫を行うことができる。
図14は、ロープ介在移動サブステップの別の一例を示す概要図である。本図に示す例において、池等岸に少なくとも一端を固定したロープ(1401)を用いて池に浮かべた浚渫装置(1402)を移動させることができる。具体的には、例えば、浚渫装置の台船上にウィンチ(1403)を2つ設け、ウインチにロープを巻き付けて、浚渫装置を動かしたい部分の前後の池等の岸に支柱を立ててロープを固定し、ウィンチを操作して浚渫装置を移動させることが可能となる。なお、2つのうち1つのウィンチはロープを巻き上げ、もう1つのウィンチでロープを放つことになる。また、ウィンチを台船の四隅に設置し、それぞれ池の四方にて固定されているロープの端部を把持するようにすると、各ウィンチの巻き分量、放ち分量によって池の中を自由に移動し、台船を所望の位置に配置することが可能となる。その際にはウィンチはその巻き取りシリンダーが自由に向きを変更できるようであるとなお好ましい。なお、説明のために図1に記載されている浚渫装置のパイプやタンクについては図示していない。
<効果>
本実施形態において説明した準備ステップを行うことにより、浚渫装置を移動する際に池等の底に蓄積した放射性物質を巻き上げることなく浚渫装置を移動することが可能となる。
0101:フロート
0102:台船
0103:レール
0104:浚渫取込口
0105:浚渫部
0106:浚渫装置
0107:第一方向
0108:第二方向
0109:放射性物質
0110:パイプ
0111:タンク
0112:中央水窓部
0113:ロープ

Claims (7)

  1. フロートからなりコの字状又は口の字状の中央水窓部を有する台船の対向する二辺に敷かれたレールにまたがって中央水窓部にてレールと平行方向である第一方向又は/及びレールと垂直方向である第二方向に移動可能な最下部に浚渫取込口を付けた浚渫部を備えた浚渫装置による浚渫方法であって、
    放射性物質で底が汚染された池等に浚渫装置を浮かべる準備ステップと、
    浚渫装置を池等に対して固定する固定ステップと、
    固定ステップにて固定された後に浚渫部を中央水窓部内にて第一方向又は第二方向へ向かって移動させ順方向浚渫をする順方向浚渫ステップと、
    を有し、池等の底の汚染部分を除去する放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法。
  2. 順方向浚渫ステップで浚渫された順方向浚渫ラインに沿ってその側部領域を順方向と逆の方向に浚渫部を移動させて逆方向浚渫をする逆方向浚渫ステップと、
    をさらに有する請求項1に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法。
  3. 順方向浚渫ステップと、逆方向浚渫ステップとを同じように繰り返すことで池等の中央水窓部下に位置する底の汚染部分をまんべんなく浚渫する繰返ステップを有する請求項2に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法。
  4. 繰返ステップによって中央水窓部下に位置する池等の底の汚染部分の浚渫が完了した後に浚渫装置の池等に対する固定を解除する固定解除ステップと、
    固定解除ステップの後に、浚渫が完了した池の中央水窓部分である浚渫完了中央水窓部分に隣接する領域に中央水窓部分が配置されるように浚渫装置を移動させる浚渫装置移動ステップと、
    を有する請求項3に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法。
  5. 準備ステップは、
    複数の直方体フロートを池等周辺に運び込むフロート運搬サブステップと、
    フロート運搬ステップにて運び込まれたフロートをコの字状又は口の字状に連結して台船とする連結サブステップと、
    レールを連結された台船上に敷設するレール敷設サブステップと、
    浚渫部を敷設されたレール上に載置する浚渫部配置サブステップと、
    からなる請求項1から4のいずれか一に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法。
  6. 固定ステップは、
    池等を挟んで空中にロープを渡すロープ懸架サブステップと、
    懸架されたロープを介して浚渫装置を固定するロープ介在固定サブステップと、
    からなる請求項1から5のいずれか一に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法。
  7. 浚渫装置移動ステップは、懸架されたロープを介して浚渫装置を移動するロープ介在移動サブステップを有する請求項4又は請求項4に従属する請求項5又は6に記載の放射性物質で汚染された池等の底の浚渫方法。
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