JP2006027397A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗降時の跨ぎやすさ及びシリンダヘッド前部の保護を確保しつつ、エアクリーナボックスの大きな容積を確保する。
【解決手段】 フロントフォーク14には、前輪17を上方から覆うフロントフェンダ16が取り付けられる。運転者シート19とヘッドパイプ13との間において、側面視凹状に下方に湾曲した足通し空間S1が形成される。エアクリーナボックス21及びキャブレタ34を有する吸気装置が、エンジンユニット30のシリンダ32とダウンチューブ11の前端部11aとの間に配置される。エアクリーナボックス21の前部下部から垂下して設けられるマッドガード23は、シリンダヘッド31の前部の下半部を覆うアンダーガード40の前部40aと協働してシリンダヘッド31の前部を覆う。フロントフェンダ16の後部16aは短くなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、運転者シートとヘッドパイプとの間に足通し空間を有する自動二輪車に関する。
従来、一般にアンダーボーン型と呼称される自動二輪車においては、運転者シートとヘッドパイプとの間において、車体カバーや車体フレーム等の車体部分が下方に湾曲して足通し空間が形成され、乗降時に跨ぎやすくなっている。しかし、エンジンが略水平に搭載され、シリンダヘッドが前輪直後の低い位置に配置されるので、前輪が跳ね上げる泥水、小石等の土砂がシリンダヘッド等に当たりやすく、シリンダヘッドの冷却フィンに泥が溜まった場合は、オーバーヒートを起こすおそれがある。
これを防止するため、下記特許文献1、2の自動二輪車では、大型のフロントフェンダを設け、フロントフェンダの後部をエンジン下部近傍まで延設してシリンダヘッドを前方から覆うようにしている。
また、この主の自動二輪車では、ダウンチューブがエンジンの下方に配置されておらず、エンジン下部を保護するアンダーガードを装着することが困難であるため、エンジンの下部がむき出しの場合は、路面の凹凸と接触したり、前輪が跳ね上げる泥水等がかかったりして、エンジンの損傷、汚れ、冷却性の低下等のおそれがある。それだけでなく、悪路走行時等において、路面の凹凸や、路面から突出した岩や切株等の障害物にエンジン乃至車体が引っ掛かりやすく、乗り越え性も悪い。
このようなことを考慮し、下記特許文献1、2の自動二輪車では、クランクケースにアンダーガード(エンジンガード乃至アンダーカバー)を取り付けている。
特開平9−242630号公報 特開平9−175465号公報
しかしながら、上記特許文献1、2の自動二輪車では、フロントフェンダの後部が長いことで、前輪後方に配置されるエアクリーナボックスの容量が制約を受けるという問題があった。
また、アンダーガードはクランクケースを保護するに過ぎず、例えば、シリンダヘッドは、専ら大型のフロントフェンダの後部によって前部が覆われるだけで、下部は保護されない。従って、路面の凹凸や前輪が跳ね上げる泥水等に対する、シリンダヘッドをはじめとするエンジンユニットの保護が不十分であるという問題があった。
さらに、上記特許文献1、2の自動二輪車では、アンダーガードはフットレストのアーム部までを覆うものではないので、該アーム部が下方に出っ張り、悪路走行時等における乗り越え性が悪いという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その第1の目的は、乗降時の跨ぎやすさ及びシリンダヘッド前部の保護を確保しつつ、エアクリーナボックスの大きな容積を確保することができる自動二輪車を提供することにある。
本発明の第2の目的は、乗降時の跨ぎやすさを確保しつつ、路面の凹凸との接触や前輪が跳ね上げる土砂等からエンジンユニットを保護すると共に、悪路走行時等における乗り越え性を向上させることができる自動二輪車を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために本発明の請求項1の自動二輪車は、上端部にハンドルバー(15)が取り付けられ、下端部に前輪(17)が回動自在に支持されたフロントフォーク(14)と、前記フロントフォークを回転自在に支持するヘッドパイプ(13)と、前記ヘッドパイプから後方に向かって斜め下方に延びた後略水平となるように湾曲形成されたダウンチューブ(11)と、車両前後方向略中央に設けられた運転者シート(19)と、前記運転者シートと前記ヘッドパイプとの間に形成される足通し空間(S1)と、シリンダ(32)及びシリンダヘッド(31)を有し、前記足通し空間の下方において、前記シリンダヘッドが前側に位置するように前後方向に略水平に配置されたエンジンユニット(30)と、エアクリーナボックス(21)を有し、前記前輪の後方であって前記エンジンユニットの前記シリンダと前記ダウンチューブの前端部(11a)との間に配置された吸気装置と、少なくとも前記吸気装置を上方及び側方から覆うように設けられた車体カバー(20)と、前記エアクリーナボックスの前部下部から下方に延びて前記エンジンユニットの前記シリンダヘッドを前方から覆うマッドガード(23)とを有することを特徴とする。
好ましくは、前記フロントフォークに取り付けられ、前記前輪を上方から覆うフロントフェンダ(16)を有し、該フロントフェンダの後部(16a)は、前記エアクリーナボックスと上下方向においてオーバーラップし、前記フロントフェンダの後部の後端縁(16aa)の位置が前記エアクリーナボックスの上端位置(21a)より低い(請求項2)。さらに好ましくは、少なくとも前記エンジンユニットの前記シリンダヘッドを前方及び下方から覆うエンジンアンダーガード(40)を有し、前記マッドガードは、前記エンジンアンダーガードの前部上端縁(40aa)近傍まで延設されている(請求項3)。
上記第2の目的を達成するために本発明の請求項4の自動二輪車は、上端部にハンドルバー(15)が取り付けられ、下端部に前輪(17)が回動自在に支持されたフロントフォーク(14)と、前記フロントフォークを回転自在に支持するヘッドパイプ(13)と、前記ヘッドパイプから後方に向かって斜め下方に延びた後略水平となるように湾曲形成されたダウンチューブ(11)と、車両前後方向略中央に設けられた運転者シート(19)と、前記運転者シートと前記ヘッドパイプとの間に形成される足通し空間(S1)と、エンジンケース(33)、シリンダ(32)及びシリンダヘッド(31)を有し、前記足通し空間の下方において、前記シリンダヘッドが前側に位置するように前後方向に略水平に配置されたエンジンユニット(30)と、前記エンジンユニットの前記シリンダヘッドの下部に接続され、前記シリンダヘッド及び前記シリンダの下方を通って後方に延びる排気パイプ(35)と、取り付け部(62)を有し、前記エンジンユニットの前記エンジンケースの底壁に前記取り付け部が取り付けられて、左右方向に延びるフットレスト(60)と、前記シリンダヘッド、前記シリンダ、前記エンジンケース、前記排気パイプの前部及び前記フットレストの前記取り付け部を下方から覆うエンジンアンダーガード(40)とを有することを特徴とする。
好ましくは、前記エンジンアンダーガードの後部(40b)には、前記フットレストの近傍において上方に凹む凹状取り付け部(43)が設けられ、前記エンジンアンダーガードの前部(40a)は、前記シリンダの側部または前記シリンダヘッドの側部に取り付けられ、前記エンジンアンダーガードの後部は、前記凹状取り付け部で前記エンジンケースに取り付けられる(請求項5)。さらに好ましくは、前記エンジンアンダーガードは、前記エンジンユニットに対して浮動状態で取り付けられる(請求項6)。さらに好ましくは、前記エンジンユニットは、前記シリンダヘッドの外側面及び前記シリンダの外側面に冷却用フィンが備えられた空冷式エンジンであり、前記シリンダヘッド及び前記シリンダと前記エンジンアンダーガードとの間に間隙を設けて冷却風通路(S2)が形成されると共に、前記シリンダの後部近傍に、前記冷却風通路を通る冷却風を排出するための排風口(36)が設けられたる(請求項7)。さらに好ましくは、前記エンジンアンダーガードは、前記シリンダヘッドを前方からも覆い、さらに、前記前輪の後方であって前記エンジンユニットの前記シリンダと前記ダウンチューブの前端部(11a)との間に配置されたエアクリーナボックス(21)と、前記エアクリーナボックスの前部下部から前記エンジンアンダーガードの前部上端縁(40aa)近傍まで下方に延びて前記シリンダヘッドを前方から覆うマッドガード(23)とを有する(請求項8)。
本発明の請求項1に係る自動二輪車によれば、エアクリーナボックスに設けたマッドガードでシリンダヘッドを前方から覆うことで、フロントフェンダの後部の短縮を可能として、乗降時の跨ぎやすさ及びシリンダヘッド前部の保護を確保しつつ、エアクリーナボックスの大きな容積を確保することができる。
本発明の請求項4に係る自動二輪車によれば、乗降時の跨ぎやすさを確保しつつ、路面の凹凸との接触や前輪が跳ね上げる土砂等からエンジンユニットを保護すると共に、悪路走行時等における乗り越え性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。図2は、本実施の形態の自動二輪車の要部の右側面図である。
図1に示すように、本自動二輪車は、車体前部上部にヘッドパイプ13を有し、ヘッドパイプ13内にはフロントフォーク14が回転自在に挿通されている。フロントフォーク14の上端部にはハンドルバー15が取り付けられ、下端部には前輪17が回動自在に支持される。ヘッドパイプ13の下方において、フロントフォーク14には、フロントフェンダ16が取り付けられ、このフロントフェンダ16は、前輪17を上方から覆う。
本自動二輪車のフレーム構造は、いわゆるアンダーボーン型であり、ヘッドパイプ13から、ダウンチューブ11が、後方に向かって斜め下方に延びた後、略水平となるように湾曲形成されている。ダウンチューブ11の後端部には、リヤフレーム12が接続され、リヤフレーム12は、後方に向かって上方に延びて、次第に略水平となっている。車両前後方向略中央には運転者シート19が設けられ、運転者シート19の下方に燃料タンク22が配置される。
また、ダウンチューブ11及びリヤフレーム12を覆う車体カバー20が設けられる。運転者シート19とヘッドパイプ13との間において、側面視凹状に下方に湾曲した足通し空間S1が形成され、乗降時の跨ぎやすさが確保されている。
リヤフレーム12の前部下端部に設けられたピボット26にはリヤアームブラケット27が枢着され、リヤアームブラケット27の後端部には後輪18が回転自在に軸支される。そして、リヤアームブラケット27及び後輪18は、クッションユニット28を介してリヤフレーム12に懸架されている。
また、図2に示すように、足通し空間S1の下方に、シリンダヘッド31、シリンダ32及びエンジンケース33等を有するエンジンユニット30が設けられる。エンジンユニット30は、シリンダ32が前方に向かって延び、シリンダヘッド31が前側に位置するように前後方向に略水平に配置されている。エンジンユニット30は、空冷式エンジンであり、シリンダ32の外側面及びシリンダヘッド31の外側面には、それぞれ冷却用フィンが備えられている。
図1に示すように、エアクリーナボックス21及び該エアクリーナボックス21に接続されたキャブレタ34を有する吸気装置が、前輪14の後方であってエンジンユニット30のシリンダ32とダウンチューブ11の前端部11aとの間に配置される。この吸気装置は、上方及び側方から車体カバー20の前部20aにより覆われている。キャブレタ34は、シリンダヘッド31の直上に配置され、吸気パイプ38を介してシリンダヘッド31の上部に接続されている。
エアクリーナボックス21は、キャブレタ34の前方やや上方に位置し、キャブレタ34を前方から覆っている。エアクリーナボックス21の前部下部からは、マッドガード23が垂下して設けられる。このマッドガード23は、構成簡単化のためエアクリーナボックス21と一体に形成されるが、別体で構成してもよい。
図1、図2に示すように、エンジンユニット30の下方右側にはブレーキペダル25が配置される。シリンダヘッド31の下面には、排気パイプ35が接続され、排気パイプ35は、車体右側において後方に延び、その下流側に排気マフラ24が接続される。エンジンケース33の下部には、後述するフットレスト60が取り付けられる。
エンジンユニット30の下部は、後述するエンジンアンダーガード(以下、単に「アンダーガード」と称する)40により被装されている。アンダーガード40の前部40aの上端縁40aa、フロントフェンダ16の後部16a、エアクリーナボックス21の前部上端位置21a、及びマッドガード23の下端位置23aの相互位置関係については後述する。
図3は、アンダーガード40及びフットレスト60の分解斜視図である。図4は、アンダーガード40の底面図である。
図3、図4に示すように、フットレスト60は、左右に延びる棒状アーム61の両端に、足載せ部63L、63Rを備えて成り、棒状アーム61の略中央には、エンジンケース33に取り付けられるための取り付け板62が一体に形成されている。取り付け板62が、エンジンケース33の底壁に4つのボルト64A〜64Dで下方から螺着固定されることで、フットレスト60がエンジンケース33に固定される。フットレスト60の棒状アーム61の左部には、シフトペダル37が取り付けられる(図4参照)。
アンダーガード40は、前部40aがやや袋状、後部40bが略板状に一体に形成され、図1、図2に示すように、前部40aで、シリンダヘッド31の前部の下半部を覆うと共に、前部40aから後部40bで、シリンダヘッド31、シリンダ32及びエンジンケース33の後部までを十分に覆うように構成される。
図3、図4に示すように、アンダーガード40の前部40aの左右両側には、シリンダ32に取り付けられるための取り付け片41L、41Rが形成されている。これら取り付け片41L、41Rの内側に、左右一対のブラケット44L、44Rがボルト48L、48Rで固定される。その際、ボルト48L、48Rは、それぞれスペーサ47L、47R、及びゴム等の弾性体で成るクッション46L、46Rを介して固定される。これにより、アンダーガード40の前部40aが、ブラケット44L、44Rに対して浮動状態となる。そして、ブラケット44L、44Rが、シリンダ32の左右両側部にボルト45L、45Rで取り付けられることで、アンダーガード40の前部40aが、シリンダ32に対して浮動状態で固定される。なお、アンダーガード40の前部40aは、シリンダ32でなくシリンダヘッド31に取り付けられるように構成してもよい。
一方、アンダーガード40の後部40bには、取り付けボス43L、43Rが一体に形成される。図2では右側の取り付けボス43Rのみが図示されている。これら取り付けボス43L、43Rは、上方に凹んでおり、アンダーガード40の下面からみると、対応する位置に凹部65L、65Rが形成される(図2、図4参照)。そして、これら取り付けボス43L、43Rの上面に、フットレスト60の取り付け板62を位置させ、取り付けボス43L、43Rの下方から、取り付けボス43L、43R及び取り付け板62をエンジンケース33の底壁に対して共締めして固定する。
その際、ボルト51L、51Rは、それぞれスペーサ50L、50R、及びゴム等の弾性体で成るクッション51L、51Rを介して固定される。これにより、アンダーガード40の後部40bが、エンジンケース33に対して浮動状態で固定される。また、ボルト51L、51Rの螺合完了後には、ボルト51L、51Rと共に、スペーサ50L、50R及びクッション51L、51Rが、それぞれ凹部65L、65Rに埋没するので、これらがアンダーガード40の下面から下方に突出することがない。また、アンダーガード40はフットレスト60の取り付け板62も下方から覆うので、取り付け板62もアンダーガード40の下面から下方に突出することがない。排気パイプ35の前部もアンダーガード40で覆われるので同様である。
このようにして、アンダーガード40がエンジンユニット30に対して浮動状態で固定される。ところで、図2に示すように、シリンダヘッド31及びシリンダ32と、アンダーガード40との間には、間隙が設けられており、この間隙が、冷却風通路S2となっている。また、シリンダ32の後部近傍に、冷却風通路S2を通る冷却風を排出するための排風口36が冷却風通路S2に連通して設けられており、アンダーガード40を設けつつも、エンジンユニット30の冷却性が確保されている。
アンダーガード40は、シリンダヘッド31、シリンダ32、エンジンケース33、排気パイプ35の前部及びフットレスト60の取り付け板62を下方から覆うことで、前輪17が跳ね上げる泥水、小石等の土砂がこれらに当たることを回避して、これらを保護する。アンダーガード40はまた、取り付け板62を下方から覆うことで、エンジンケース33の下方への出っ張りがなくなり、アンダーガード40がスキッドプレートのような役割を果たすので、悪路走行時等において、路面の凹凸や、路面から突出した岩や切株等の障害物に車体が引っ掛かることが少なくなって、乗り越え性が向上する。
ところで、図1に示すように、フロントフェンダ16の後部16aの前端縁16abと後端縁16aaとは略水平に形成され、一般的なフロントフェンダに比し、後部16aが短くなっている。これにより、エアクリーナボックス21の配置スペースが圧迫されないことから、エアクリーナボックス21を、フロントフェンダ16の後部16aに近接して配置できて、エアクリーナボックス21の容積確保に有利となっているだけでなく、フロントフェンダ16の小型・軽量化にも寄与している。
また、フロントフェンダ16の後部16aは、エアクリーナボックス21に対して上下方向においてオーバーラップし、高さ関係をみると、後部16aの後端縁16aaの位置がエアクリーナボックス21の前部上端位置21aより低くなっている。これにより、フロントフェンダ16の内面を伝って流れる泥水等がエアクリーナボックス21の上面や上面から後方に流れることが回避され、泥水等のエアクリーナボックス21への進入が防止される。
また、図1、図2に示すように、マッドガード23は、アンダーガード40の前部40aの上端縁40aa近傍まで延設されており、マッドガード23の下端位置23aが、上端縁40aaに近接して且つ上端縁40aaより低くなっている。これにより、シリンダヘッド31の前部の上半部がマッドガード23で前方から覆われる。従って、マッドガード23は、シリンダヘッド31の前部の下半部を覆うアンダーガード40の前部40aと協働してシリンダヘッド31の前部を覆い、これにより、フロントフェンダ16の内面を伝って流れる泥水等や前輪17が跳ね上げる土砂等がシリンダヘッド31の前部乃至シリンダ32に付着しにくくなる。
本実施の形態によれば、シリンダヘッド31、シリンダ32、エンジンケース33、排気パイプ35の前部及びフットレスト60の取り付け板62を下方から覆うアンダーガード40を設けたので、路面の凹凸との接触や前輪17が跳ね上げる土砂等からエンジンユニット30等を保護すると共に、悪路走行時等における乗り越え性を向上させることができる。しかも、アンダーボーン構造による乗降時の跨ぎやすさは確保されている。
また、アンダーガード40の後部40bは、上方に凹んだ取り付けボス43L、43Rを締結部分として、エンジンケース33に取り付けられたので、ボルト51等の締結要素がアンダーガード40から下側に出っ張らず、地面との接触から締結部分を保護することができる。しかも、取り付けボス43L、43Rは、フットレスト60の棒状アーム61の近傍に設けられているので、上記締結部分が棒状アーム61の強度によっても保護される。さらに、アンダーガード40は、エンジンユニット30に対して浮動状態で取り付けられたので、振動やアンダーガード40に対する衝撃からエンジンユニット30を保護することができる。
本実施の形態によればまた、エアクリーナボックス21の前部下部に設けたマッドガード23が、アンダーガード40と協働してシリンダヘッド31を前方から覆うので、フロントフェンダ16の後部16aを短くしても、シリンダヘッド31の前部を土砂等から有効に保護することができる。その結果、エアクリーナボックス21の大きな容積を確保することができる。また、フロントフェンダ16を小型・軽量化できるだけでなく、フロントフェンダ16の後部16aとエアクリーナボックス21とのクリアランスを小さくできるので、フロントフォーク14のストロークを長く設定することができる。
また、フロントフェンダ16の後部16aの後端縁16aaの位置がエアクリーナボックス21の前部上端位置21aより低いことから、フロントフェンダ16の内面を伝って流れる泥水等のエアクリーナボックス21への進入を防止することができる。
本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。 本実施の形態の自動二輪車の要部の右側面図である。 アンダーガード及びフットレストの分解斜視図である。 アンダーガードの底面図である。
符号の説明
11 ダウンチューブ
11a 前端部
13 ヘッドパイプ
14 フロントフォーク
15 ハンドルバー
16 フロントフェンダ
16a 後部
16aa 後端縁
17 前輪
19 運転者シート
20 車体カバー
21 エアクリーナボックス
21a 上端位置(前部上端位置21a)
23 マッドガード
30 エンジンユニット
31 シリンダヘッド
32 シリンダ
33 エンジンケース
35 排気パイプ
36 排風口
40 エンジンアンダーガード
40a 前部
40aa 前部上端縁
40b 後部
43L、43R 取り付けボス(凹状取り付け部)
60 フットレスト
62 取り付け板(取り付け部)
S1 足通し空間
S2 冷却風通路

Claims (8)

  1. 上端部にハンドルバーが取り付けられ、下端部に前輪が回動自在に支持されたフロントフォークと、
    前記フロントフォークを回転自在に支持するヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから後方に向かって斜め下方に延びた後略水平となるように湾曲形成されたダウンチューブと、
    車両前後方向略中央に設けられた運転者シートと、
    前記運転者シートと前記ヘッドパイプとの間に形成される足通し空間と、
    シリンダ及びシリンダヘッドを有し、前記足通し空間の下方において、前記シリンダヘッドが前側に位置するように前後方向に略水平に配置されたエンジンユニットと、
    エアクリーナボックスを有し、前記前輪の後方であって前記エンジンユニットの前記シリンダと前記ダウンチューブの前端部との間に配置された吸気装置と、
    少なくとも前記吸気装置を上方及び側方から覆うように設けられた車体カバーと、
    前記エアクリーナボックスの前部下部から下方に延びて前記エンジンユニットの前記シリンダヘッドを前方から覆うマッドガードとを有することを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記フロントフォークに取り付けられ、前記前輪を上方から覆うフロントフェンダを有し、該フロントフェンダの後部は、前記エアクリーナボックスと上下方向においてオーバーラップし、前記フロントフェンダの後部の後端縁の位置が前記エアクリーナボックスの上端位置より低いことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 少なくとも前記エンジンユニットの前記シリンダヘッドを前方及び下方から覆うエンジンアンダーガードを有し、前記マッドガードは、前記エンジンアンダーガードの前部上端縁近傍まで延設されていることを特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車。
  4. 上端部にハンドルバーが取り付けられ、下端部に前輪が回動自在に支持されたフロントフォークと、
    前記フロントフォークを回転自在に支持するヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから後方に向かって斜め下方に延びた後略水平となるように湾曲形成されたダウンチューブと、
    車両前後方向略中央に設けられた運転者シートと、
    前記運転者シートと前記ヘッドパイプとの間に形成される足通し空間と、
    エンジンケース、シリンダ及びシリンダヘッドを有し、前記足通し空間の下方において、前記シリンダヘッドが前側に位置するように前後方向に略水平に配置されたエンジンユニットと、
    前記エンジンユニットの前記シリンダヘッドの下部に接続され、前記シリンダヘッド及び前記シリンダの下方を通って後方に延びる排気パイプと、
    取り付け部を有し、前記エンジンユニットの前記エンジンケースの底壁に前記取り付け部が取り付けられて、左右方向に延びるフットレストと、
    前記シリンダヘッド、前記シリンダ、前記エンジンケース、前記排気パイプの前部及び前記フットレストの前記取り付け部を下方から覆うエンジンアンダーガードとを有することを特徴とする自動二輪車。
  5. 前記エンジンアンダーガードの後部には、前記フットレストの近傍において上方に凹む凹状取り付け部が設けられ、前記エンジンアンダーガードの前部は、前記シリンダの側部または前記シリンダヘッドの側部に取り付けられ、前記エンジンアンダーガードの後部は、前記凹状取り付け部で前記エンジンケースに取り付けられたことを特徴とする請求項4記載の自動二輪車。
  6. 前記エンジンアンダーガードは、前記エンジンユニットに対して浮動状態で取り付けられたことを特徴とする請求項4または5記載の自動二輪車。
  7. 前記エンジンユニットは、前記シリンダヘッドの外側面及び前記シリンダの外側面に冷却用フィンが備えられた空冷式エンジンであり、前記シリンダヘッド及び前記シリンダと前記エンジンアンダーガードとの間に間隙を設けて冷却風通路が形成されると共に、前記シリンダの後部近傍に、前記冷却風通路を通る冷却風を排出するための排風口が設けられたことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の自動二輪車。
  8. 前記エンジンアンダーガードは、前記シリンダヘッドを前方からも覆い、さらに、前記前輪の後方であって前記エンジンユニットの前記シリンダと前記ダウンチューブの前端部との間に配置されたエアクリーナボックスと、前記エアクリーナボックスの前部下部から前記エンジンアンダーガードの前部上端縁近傍まで下方に延びて前記シリンダヘッドを前方から覆うマッドガードとを有することを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の自動二輪車。
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