JP2006025832A - 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法 - Google Patents

放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 放射線撮影後に直ぐに放射線画像検出器で放射線画像の読み取りを行うことが可能な放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法を提供する。
【解決手段】 この放射線画像撮影システムは、被写体に対し放射線を照射する放射線発生装置102と、被写体の放射線照射による放射線画像を検出する放射線画像検出器5と、を含み、放射線発生装置から放射線画像検出器に対し無線で放射線照射の開始及び終了のタイミング情報を送り、放射線画像検出器はタイミング情報に基づいて放射線画像を読み取る。
【選択図】 図5

Description

本発明は、放射線撮影による放射線画像を放射線画像検出器で検出する放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法に関するものである。
従来、X線やγ線等の放射線源から放射線を医療検査等のために人体等の被写体に照射し、被写体の透過線量に応じた放射線画像を得ている。例えば、被写体の透過線量に応じて蛍光板などの波長変換体で受光部の感光波長域に波長変換し、これを受光素子により電気信号に変換して、電気情報として画像情報を得るようにした撮像装置が公知である(下記特許文献1参照)。かかる撮像装置は、放射線画像撮影用カセッテと同様のフラットパネル状に構成される場合には、放射線画像検出器の一種としてFPD(フラットパネルディテクタ)とも称される。
上述のFPDで生成された放射線画像情報はパーソナルコンピュータ(PC)等から構成される制御装置に転送されて画像処理等が行われる。従来、FPDは制御装置やX線源とケーブルで接続されており、ケーブルを介してX線源からX線を照射した旨の信号を送ることができ、その信号を基にFPDが放射線画像を読み取ることができる。また、下記特許文献2のように、FPDでX線を受け、それを基に読み取りを開始でき、またFPDにスイッチがあれば、X線照射後にそれを操作することにより読み取りを開始できる。
しかし、FPD等の放射線画像検出器では、X線照射後に蓄積された電荷は時間の経過とともに電荷のリーク等により減少してしまうので、X線照射後直ぐに放射線画像の読み取りを行うことが好ましい。
特開平11−345956号公報 特開2000−347330公報
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、放射線撮影後に直ぐに放射線画像検出器で放射線画像の読み取りを行うことが可能な放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による放射線画像撮影システムは、被写体に対し放射線を照射する放射線発生装置と、前記被写体の放射線照射による放射線画像を検出する放射線画像検出器と、を含み、前記放射線発生装置から前記放射線画像検出器に対し無線で前記放射線照射の開始及び終了のタイミング情報を送り、前記放射線画像検出器は前記タイミング情報に基づいて放射線画像を読み取ることを特徴とする。
この放射線画像撮影システムによれば、放射線発生装置から無線で送られた放射線照射の開始及び終了のタイミング情報に基づいて放射線画像検出器が放射線画像を読み取るので、放射線撮影後に直ぐに放射線画像検出器で放射線画像の読み取りを行うことができる。従って、FPD等の放射線画像検出器では、放射線線照射後に蓄積された電荷が電荷のリーク等により減少する前に放射線画像の読み取りが可能になるので、好ましい。
上記放射線画像撮影システムにおいて前記放射線発生装置と接続されかつ前記放射線画像検出器と無線で接続される制御装置を更に含み、前記制御装置を介して前記タイミング情報が前記放射線画像検出器に送られるように構成できる。
また、前記放射線発生装置及び前記放射線画像検出器がそれぞれ無線通信部を備えることが好ましい。
また、前記放射線発生装置の放射線照射時の照射信号に基づいて前記タイミング情報を発生させるように構成できる。
また、前記放射線発生装置は前記照射信号の前に照射レディ信号を発生させる手段を備えることが好ましい。この場合、前記放射線画像検出器は受信した前記照射レディ信号に基づいてリセット動作を行うように構成することで、放射線照射の直前に放射線画像検出器をリセットすることができ、好ましい。また、前記リセット動作が完了すると、前記放射線発生装置に撮影可能の表示を行うことが好ましい。
また、前記放射線画像検出器は放射線照射開始信号を受信してから所定時間経過後に放射線画像の読み取りを行うように構成することで、放射線画像の読み取りを放射線終了後に直ぐに行う制御を容易に実行できる。
本発明による放射線画像撮影方法は、被写体に対し放射線を放射線発生装置から照射し、その被写体の放射線照射による放射線画像を放射線画像検出器で検出する放射線画像撮影方法であって、前記放射線発生装置から前記放射線画像検出器に対し無線で前記放射線照射の開始及び終了のタイミング情報を送るステップと、前記放射線画像検出器が前記タイミング情報に基づいて放射線画像を読み取るステップと、を含むことを特徴とする。
この放射線画像撮影方法によれば、放射線発生装置から無線で送られた放射線照射の開始及び終了のタイミング情報に基づいて放射線画像検出器が放射線画像を読み取るので、放射線撮影後に直ぐに放射線画像検出器で放射線画像の読み取りを行うことができる。従って、FPD等の放射線画像検出器では、放射線線照射後に蓄積された電荷が電荷のリーク等により減少する前に放射線画像の読み取りが可能になるので、好ましい。
上記放射線画像撮影方法において制御装置が前記放射線発生装置と接続されかつ前記放射線画像検出器と無線で接続され、前記制御装置を介して前記タイミング情報が前記放射線画像検出器に送られることが好ましい。
また、前記放射線発生装置の放射線照射時の照射信号に基づいて前記タイミング情報を発生させることが好ましい。
また、前記放射線発生装置は前記照射信号の前に照射レディ信号を発生させることが好ましく、この場合、前記放射線画像検出器は受信した前記照射レディ信号に基づいてリセット動作を行うことで、放射線照射の直前に放射線画像検出器をリセットすることができ、好ましい。また、前記リセット動作が完了すると、前記放射線発生装置に撮影可能の表示を行うことが好ましい。
また、前記放射線画像検出器は前記照射レディ信号を受信してから所定時間経過後に放射線画像の読み取りを行うことで、放射線画像の読み取りを放射線終了後に直ぐに行う制御が容易に実行できる。
本発明の放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法によれば、放射線撮影後に直ぐに放射線画像検出器で放射線画像の読み取りを行うことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態において患者に放射線撮影を行いその放射線画像を取得する放射線画像撮影システムを概略的に示す図である。図5は図1の放射線画像撮影システムを概略的に示すブロック図である。
図1の放射線画像撮影システムは、ベット110上で臥位状態にある放射線撮影の被写体の患者Pに対し、放射線発生制御装置102で制御された放射線源101から放射線(X線)100を照射し、患者Pの撮影対象部位を透過した放射線の線量に応じた透過放射線がベット110と患者Pとの間に挟まれるようにして配置されたフラットパネル状の放射線画像検出器5により検出されるようになっている。
放射線源101は、一般に固定陽極あるいは回転陽極X線管が用いられ、X線管は陽極の負荷電圧が医療の場合は、例えば20kVから150kVとされる。図5のように、放射線照射ボタン102aの押し込みで照射信号を発生させると、図5の制御部102dの制御により放射線源101が放射線を発生する。
図1,図5のように、放射線画像検出器5は、その透過放射線の検出結果に基づいて放射線画像データを生成し、メモリ部31に保存するとともに、その生成した放射線画像データを無線信号mとして検出器通信部35から電波による無線で転送先の制御装置1に転送するようになっている。
制御装置1は、図1,図5のように、制御部6により制御され、放射線画像検出器5からの放射線画像データの無線信号mをPC通信部4で受信し、表示部2の画面3にその放射線画像を表示するとともに、画像処理部7で所定の周波数処理や階調処理等の画像処理を行い、画像処理後の放射線画像データをメモリ部9に保存し、また、出力部8から診察室の表示装置やデータベースサーバやプリンタ等に出力するようになっている。また、図5のように制御装置1は、PC通信部4から無線信号nを放射線画像検出器5の検出器通信部35に送信できる。なお、制御装置1は撮影室の外に設置され、PC通信部4は撮影室内に設置される。
また、図1、図5のように放射線発生制御装置102は、二段押し込み式の放射線照射ボタン102aと、電波による無線通信部102bと、表示部102cと、各部を制御する制御部102dと、を有する。放射線照射ボタン102aは、図1の下方vへの始めの第1段の押し込みで、放射線照射の開始のタイミング情報であることを示す照射レディ信号を発生し、次の下方vへの更なる第2段の押し込みで照射信号を発生し、この照射信号の発生により放射線源101から放射線照射を行わせる。放射線源101からの放射線照射は極めて短時間で終了するので、照射信号は、放射線照射の終了のタイミング情報であることを示す。
放射線照射ボタン102aからの照射レディ信号及び照射信号は、制御部102dの制御により、無線通信部102bから無線信号pとして無線で放射線画像検出器5の検出器通信部35に送られる。照射レディ信号が放射線発生制御装置102から送られると、放射線画像検出器5の検出器通信部35が受信することで、放射線画像検出器5がリセット動作を行い、また、照射信号が送られることで、放射線画像検出器5が画像データの読み取りを行うようになっている。
また、放射線画像検出器5のリセット動作が完了すると、リセット動作完了信号が検出器通信部35から放射線発生制御装置102の無線通信部102bに無線信号rとして送られることで、放射線発生制御装置102の制御部102dが表示部102cに放射線撮影が可能である旨の表示をさせる。
上述のように、放射線発生制御装置102と放射線画像検出器5との間の通信は、電波により無線で行うので、有線の場合に比べて、特別な接続ケーブルを用意する必要がなく、放射線撮影の準備が簡単になる。なお、電波以外に、赤外線等の光通信で行うようにしてもよい。
また、図1,図5の制御装置1は、いわゆるパーソナルコンピュータから構成され、液晶デスプレイやCRT等からなる表示部2に加えて、コンピュータ本体(PC)と、マウス等のポインティングデバイスやキーボード等の入力装置(図示省略)と、を備える。また、制御装置1は、図5のようにネットワーク50を介して診察室の画像表示装置51、データベースサーバ52及びプリンタ53に接続されており、放射線画像データをそれぞれに転送可能になっている。
上述のようにして、図1の放射線画像撮影システムでは、放射線撮影による患者Pの放射線画像を放射線画像検出器5で検出し生成し制御装置1に転送し、制御装置1で画像確認・画像処理をしてから、診断可能な状態にして出力したり保存することができる。
次に、上述の図1の放射線画像検出器5について図2乃至図4を参照して説明する。図2は図1の放射線画像検出器を示すために部分的に破断して内部を見た斜視図である。図3は図2の放射線画像検出器の回路構成を示す図である。図4は図2の撮像パネルの一部断面図である。
放射線画像検出器5は、フラットパネル状に可搬性に構成されたFPD(フラットパネルディテクタ)であり、放射線画像取得装置を構成するが、本発明者が先に特開2000−250152公報で開示した構成例を参照して説明する。
図2に示すように、放射線画像検出器5は、撮像パネル21と、放射線画像検出器5の動作を制御する制御回路30と、フラッシュメモリ等による書き換え可能な読み出し専用メモリを用いて撮像パネル21から出力された画像信号を記憶するメモリ部31と、撮像パネル21を駆動して画像信号を得るために必要とされる電力を供給する電源部34と、放射線画像検出器5と図1のPC通信部4との間で無線により通信を行うための検出器通信部35と、を備え、これらが扁平な矩形状の筐体40内に収容されている。
また、図2のように、筐体40の外表面には、放射線画像検出器5の動作を切り換えるための操作部32と、放射線画像の撮影準備の完了やメモリ部31に所定量の画像信号が書き込まれたことや患者名等の患者情報を表示する表示部33と、発光ダイオード等から構成される点灯部33aと、が配置されている。
図3のように、撮像パネル21は、照射された放射線の強度に応じて蓄積された電気エネルギーを読み出す走査駆動回路25と、蓄積された電気エネルギーを画像信号として出力する信号選択回路27と、を有する。
筐体40は、外部からの衝撃に耐えかつ重量ができるだけ軽い素材であるアルミニウムやアルミニウム合金から外形を構成することが好ましく、筐体40の放射線入射面側は、放射線を透過し易い非金属例えばカーボン繊維などを用いて構成する。また、放射線入射面とは逆である背面側においては、放射線が放射線画像検出器5を透過してしまうことを防ぐ目的や放射線画像検出器5を構成する素材が放射線を吸収することで生ずる2次放射線からの影響を防ぐために、放射線を効果的に吸収する材料例えば鉛板などを用いる。
また、筐体40の内部では、走査駆動回路25、信号選択回路27、制御回路30、メモリ部31等は、放射線遮蔽部材(図示省略)で覆われており、筐体40の内部で放射線の散乱を生じたり、各回路に放射線が照射されることが防止される。電源部34は、例えばマンガン電池、ニッケル・カドミウム電池、水銀電池、鉛電池などの一次電池、充電可能なニッケルポリマー二次電池やリチウムイオンポリマー電池等の二次電池であってよく、この電池は、FPDを薄型化できるように平板状の形態が好ましい。
図3のように、撮像パネル21には、シンチレータにより変換された可視光を検出し、この可視光を被写体の放射線画像を担持する画像信号に光電変換する光電変換素子412-(1,1)〜412-(m,n)が2次元配置されている。光電変換素子412間には走査線421-1〜421-mと信号線422-1〜422-nが例えば直交するように配設される。光電変換素子412-(1,1)には、1つのトランジスタ423-(1,1)が接続されている。このトランジスタ423-(1,1)は、例えば電界効果トランジスタが用いられており、ドレイン電極あるいはソース電極が光電変換素子412-(1,1)に接続されるとともに、ゲート電極は走査線421-1と接続される。ドレイン電極が光電変換素子412-(1,1)に接続されるときにはソース電極が信号線422-1と接続され、ソース電極が光電変換素子412-(1,1)に接続されるときにはドレイン電極が信号線422-1と接続される。このようにして1つの画素が形成される。
他の光電変換素子412にも同様にトランジスタ423が接続されており、トランジスタ423のゲート電極には走査線421が接続されるとともに、ソース電極あるいはドレイン電極には信号線422が接続される。
図4のように、光電変換素子412は、基板411の上にパターン成形した導電膜からなる信号線413とアモルファスシリコン層414と透明電極415とからなるフォトダイオードで構成されている。信号線413は、基板411上に形成された薄膜トランジスタ423のドレイン電極423d(またはソース電極423s)と接続される。また、薄膜トランジスタ423のゲート電極423gは走査線が接続され、ソース電極423s(またはドレイン電極423d)は信号線422と接続される。なお、ソース電極423s及びドレイン電極423dとゲート電極423g間にはゲート絶縁膜424と半導体層425が設けられている。
光電変換素子412上には、蛍光体層(シンチレータ層)430が形成されており、場合によってはその裏面(X線源側)に支持体431が設けられている。なお、蛍光体層430の表面には後述するように保護層432が設けられており、蛍光体層430が光電変換素子412上に貼り付けられたときには、光電変換素子412と蛍光体層430間に保護層432が介在される。
図3に示すように、撮像パネル21の走査線421-1〜421-mは、走査駆動回路25と接続されているとともに、信号線422-1〜422-nは電荷検出器425-1〜425-nと接続されている。ここで、走査駆動回路25から走査線421-1〜421-mのうちの1つ走査線421-p(pは1〜mのいずれかの値)に電荷読出信号RSが供給されると、この走査線421-pに接続されたトランジスタ423-(p,1)〜425-(p,n)がオン状態とされて、光電変換素子412-(p,1)〜412-(p,n)で発生された信号電荷が信号線422-1〜422-nを介して電荷検出器425-1〜425-nに供給される。電荷検出器425-1〜425-nでは信号線422-1〜422-nを介して供給された電荷量に比例する電圧信号SV-1〜SV-nが生成される。この電荷検出器425-1〜425-nから出力された電圧信号SV-1〜SV-nが信号選択回路27に供給される。
信号選択回路27は、レジスタ45aとA/D変換器45bを用いて構成されており、レジスタ45aには電荷検出器425-1〜425-nから電圧信号が供給される。レジスタ45aでは、供給された電圧信号が順次選択されて、A/D変換器45bでディジタルのデータとされる。このデータは制御回路30に供給される。
制御回路30は、制御装置1(図1)から通信部35を介して受信した無線信号nに含まれる制御信号CTDに基づいて走査制御信号RCや出力制御信号SCが生成される。この走査制御信号RCが走査駆動回路25に供給されて、走査制御信号RCに基づき走査線421-1〜421-mに対しての電荷読出信号RSの供給が行われる。また、出力制御信号SCが信号選択回路27に供給されて、レジスタ45aに蓄えられている電荷検出器425-1〜425-nからの電圧信号の選択動作が制御されるとともに選択された電圧信号がデータ信号に変換されて、画像データDTとして信号選択回路27から制御回路30に供給される。
制御回路30では、この画像データDTを通信部35を介して制御装置1(図1)に無線信号mとして送信される。なお、画像データDTを制御装置1に供給する際に画像データの対数変換処理を行うものとすれば、制御装置1における画像データの処理を簡単とすることができる。また、上記の対数変換を読み出された電荷量を電荷検出器425で電圧信号SVに変換するときに同時に行っても良い。こうして対数変換後にA/D変換器45bでディジタルデータとすることにより、電圧信号SVが小さい領域での放射線情報の分解能を高くすることができる。
図4の撮像パネル21の蛍光体層430は、蛍光体と結合剤とからなる蛍光体塗料を支持体に塗布して蛍光体層を形成した後、蛍光体層を光電変換素子側にして貼り付ける方法が用いられる。なお、蛍光体塗料を仮支持体に塗布してから乾燥させて剥離することによりシート状の蛍光体層を形成し、それを貼り付けたり、蛍光体塗料を吹き付けて蛍光体層を形成したり、直接または保護層を介して蛍光体塗料を光電変換素子に塗布するものとしてもよい。
この蛍光体層430を形成するためには、まず、適当な有機溶媒中に、結合剤と蛍光体を添加し、ディスパーザーやボールミルを使用し、撹拌混合して結合剤中に蛍光体が均一に分散した蛍光体塗料を調製する。
蛍光体としては、タングステン酸塩系蛍光体(CaWO、MgWO、CaWO:Pb等)、テルビウム賦活希土類酸硫化物系蛍光体[YS:Tb、GdS:Tb、LaS:Tb、(Y,Gd)S:Tb、(Y,Gd)OS:Tb,Tm等]、テルビウム賦活希土類燐酸塩系蛍光体(YPO:Tb、GdPO:Tb、LaPO:Tb等)、テルビウム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:Tb、LaOBr:Tb,Tm、LaOCl:Tb、LaOCl:Tb,Tm、LaOCl:Tb,Tm、LaOBr:Tb、GdOBr:Tb、GdOCl:Tb等)、ツリウム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:Tm、LaOCl:Tm等)、硫酸バリウム系蛍光体[BaSO:Pb、BaSO:Eu2+、(Ba,Sr)SO:Eu2+等]、2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属燐酸塩系蛍光体[(BaPO:Eu2+、(BaPO)2:Eu2+等]、2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体[BaFCl:Eu2+、BaFBr:Eu2+、BaFCl:Eu2+,Tb、BaFBr:Eu2+,Tb、BaF・BaCl・KCl:Eu2+、(Ba・Mg)F・BaCl・KCl:Eu2+等]、沃化物系蛍光体(CsI:Na、CsI:Tl、NaI、KI:Tl等)、硫化物系蛍光体[ZnS:Ag(Zn,Cd)S:Ag、(Zn,Cd)S:Cu、(Zn,Cd)S:Cu,Al等]、燐酸ハフニウム系蛍光体(HfP:Cu等)、タンタル酸塩系蛍光体(YTaO、YTaO:Tm、YTaO:Nb、[Y,Sr]TaO4−X:Nb、LuTaO、LuTaO:Nb、[Lu,Sr]TaO4−X:Nb、GdTaO:Tm、Gd・Ta・B:Tb等)が用いられ、特に、GdS:Tb、CsI:Tlが望ましい。
ただし、蛍光体は、上述のものに限定されるものではなく、放射線の照射により可視領域の発光を示し、この発光波長に光電変換素子が感度をもつものであれば使用できる。
ここで、蛍光体の平均粒子径は蛍光体層内の蛍光体の充填率を高くして、高精細な発光が可能であるとともに、蛍光体層内での蛍光体の発光の散乱を低減できるように0.5μm以上10μm以下、好ましくは1μm以上5μm以下とする。
蛍光体塗料調製用の溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールなどの低級アルコール、メチレンクロライド、エチレンクロライドなどの塩素原子含有炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン、トルエン、ベンゼン、シクロへキサン、シクロヘキサノン、キシレンなどの芳香族化合物、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、ジオキサン、エチレングリコールモノエチルエステル、エチレングリコールモノメチルエステルなどのエーテル及びそれらの混含物を挙げることができる。
なお、蛍光体塗料には塗料中における蛍光体の分散性を向上させるための分散剤、又は形成後の蛍光体層中における結含剤と蛍光体との間の結合力を向上させるための可塑剤など種々の添加剤が混合されてもよい。
分散剤の例としては、フタル酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性界面活性剤などを挙げることができる。可塑剤の例としては、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェニルなどの燐酸エステル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジメトキシエチルなどのフタル酸エステル、グリコール酸エチルフタリルエチル、グリコール酸ブチルフタルブチルなどのグリコール酸エステル、トリエチレングリコールとアジピン酸とのポリエステル、ジエチレングリコールと琥珀酸とのポリエステルなどのポリエチレングリコールと脂肪族二塩基酸とのポリエステルなどを挙げることができる。
上記のようにして調整された蛍光体と結合剤とを含有する蛍光体塗料を、支持体若しくはシート形成用の仮支持体の表面に均一に塗布することにより塗料の塗膜を形成する。
蛍光体層430の厚さは、十分な輝尽発光光量を得るとともに、蛍光体層内での光の散乱を少ないものとするため、20〜150μmであることが好ましく、20〜100μmであることが望ましい。
この塗布手段としては、例えばドクターブレード、ロールコーター、ナイフコーター、押し出しコーターなどを用いることにより行うことができる。
図4の支持体431としては、例えばガラス、ウール、コットン、紙、金属などの種々の素材から作られたものが使用され得るが、情報記録材料としての取り扱い上、可撓性のあるシート或いはロールに加工できるものが好ましい。この点から、例えばセルロースアセテートフィルム、ポリエステルフイルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリアセテートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスティックフィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔などの金属シート、一般紙及び例えば写真用原紙、コート紙、若しくはアート紙のような印刷用原紙、バライタ紙、レジンコート紙、べルギー特許784,615号明細書に記載されているようなポリサッカライド等でサイジングされた紙、二酸化チタンなどの顔料を含むピグメント紙、ポリビニールアルコールでサイジングした紙等の加工紙が特に好ましい。
支持体431と蛍光体層430の結合を強化するため支持体表面にポリエステル又はゼラチンなどの高分子物貿を塗布して接着性を付与する下塗り層を設けたり、画質(鮮鋭度、粒状性)を向上せしめるためにカーボンブラックなどの光吸収物質からなる光吸収層などが設けてシンチレータからの発光の少なくとも一部を吸収するものとしてもよい。それらの構成は目的、用途などに応じて任意に選択することができるが、カーボンブラック含有黒色ポリエチレンテレフタレート支持体などが好ましい。
また、蛍光体層430には、前述した支持体431に接する側と反対側表面を物理的、化学的に保護するための保護層432が設けられる。保護層432は、例えば酢酸セルロース、ニトロセルロースなどのセルロース誘導体、或いはポリメチールメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル、酢酸ビニルコポリマーなどの合成高分子物質を適当な溶剤に溶解して調製した溶液を蛍光体層の表面に塗布する方法により形成することができる。これらの高分子物質は、単独でも混合しても使用できる。また、保護層432を塗布で形成する場合は塗布の直前に架橋剤を添加することが望ましい。或いはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミドなどからなるプラスチックシートを接着剤を用いて接着するなどの方法で形成することができる。
また、有機溶媒に可溶性の弗素系樹脂を含む塗布膜により形成されることが好ましい。弗素系樹脂とは、弗素を含むオレフィン(フルオロオレフィン)の重合体、若しくは弗素を含むオレフィンを共重合体成分として含む共重合体をいう。弗素系樹脂の塗布膜により形成された保護層は架橋されていてもよい。また、膜強度の改良等の目的で、弗素系樹脂と他の高分子物質を混合してもよい。
このような保護層432は、厚さ0.5μm以上10μm以下、好ましくは1μm以上3μm以下であることが好ましい。このような薄い保護層432を用いることにより、蛍光体層430と光電変換素子との間隔が小さいものとされることから、蛍光体層430で発光された光が保護層432で散乱されることなく直ちに光電変換素子に入射されるので得られる放射線画像の鮮鋭度の向上に寄与することになる。
ここで、蛍光体層430及び保護層432の少なくとも一方を着色することで、蛍光体層内での蛍光体の発光の散乱による鮮鋭度の低下を低減できる。着色剤としては、蛍光体の発光波長領域の光を少なくとも一部吸収するような着色剤であり、蛍光体の発光波長に吸収がある色として青色乃至赤色の着色剤が適宜使用される。
例えば緑色領域に発光を示す蛍光体に使用される黄色乃至赤色の着色剤(染料及び顔料)の例としては、アゾ染料、アクリジン染料、キノリン染料、チアゾール染料、ニトロ染料などの各種染料;及びモリブデンオレンジ、カドミウム黄、黄鉛(クロムイエロー)、ジンククロメート、カドミウム黄、鉛丹などの各種顔料を挙げることができる。着色剤の含有量は、目的とする蛍光体層の用途、着色される部分、着色剤の種類などによって異なるが、一般的には、着色剤が染料である場合には10:1乃至10:1(蛍光体:着色剤、重量比)の範囲から選ばれる。また着色剤が顔料であるときには1:10乃至10:1(蛍光体:着色剤、重量比)の範囲から選ばれる。
また、緑色領域に発光を示す蛍光体を使用する場合には、420乃至540nmの波長域に吸収スペクトルの主ピークを有する着色剤を用いて着色するものとしてもよい。さらに、蛍光体の発光のピーク波長よりも長波長の発光領域における平均吸収率がピーク波長よりも短波長の発光領域における平均吸収率よりも高い着色剤を用いて着色するものとしてもよい。
ところで、蛍光体層の形成では、蛍光体塗料を支持体に均一に塗布することにより形成するものとしたが、気相法、例えば蒸着による方法でも形成することができる。この蛍光体層を柱状結晶構造とすれば、光ガイド効果により蛍光体の発光の蛍光体層中における散乱を抑制することができる。
図3のように、制御回路30にはメモリ部31や操作部32や表示部33や通信部35が接続されており、操作部32からの操作信号PSや制御装置1からの無線信号nに基づいて放射線画像検出器5の動作が制御される。
操作部32は複数のスイッチが設けられており、操作部32からのスイッチ操作に応じた操作信号PSまたは制御装置1からの無線信号nに基づいて撮像パネル21の初期化や放射線画像の画像信号の生成が行われる。また、メモリ部31の記憶容量は複数の画像データを保存可能な容量である。
また、制御回路30は、生成した画像信号をメモリ部31に記憶させる処理を行うとともに、検出器通信部35から図1,図5のPC通信部4に対しデータ無線信号mとして無線で転送する。
上述のように、図2〜図4の放射線画像検出器5は、撮像パネルや電源部やメモリ部等を一体化してフラットパネル型の可搬構造に構成したので、放射線画像の撮影を簡単に行うことができる。
なお、図3,図4で説明した放射線画像検出器5の撮像パネル21は、他の構成であってもよく、例えば、特開平9−294229号公報の図16(B)、特開2004−6781号公報、特開2000−61823号公報の図4(B)の各構成を採用してもよい。
上述の図3,図4の撮像パネル21は無機物による光電変換素子であるが、有機物による光電変換素子であってもよく、かかる構成の撮像パネルについて本発明者が先に他の発明者とともに特開2003−344545公報で開示した構成例を参照して説明する。図8は有機物による光電変換素子を含む撮像パネルから構成された放射線画像検出器の回路構成を示す図である。図9は図8の撮像パネルの一部断面図である。
図8のように、撮像パネル21には照射された放射線の強度に応じて蓄積された電気エネルギーを読み出すための収集電極220が2次元状に配置されており、この収集電極220がコンデンサ221の一方の電極とされて、電気エネルギーがコンデンサ221に蓄えられる。1つの収集電極220は放射線画像の1画素に対応する。
画素間には走査線223-1〜223-mと信号線224-1〜224-nが例えば直交するように配設される。コンデンサ221-(1,1)には、シリコン積層構造あるいは有機半導体で構成されたトランジスタ222-(1,1)が接続されている。このトランジスタ222-(1,1)は、例えば電界効果トランジスタであり、ドレイン電極あるいはソース電極が収集電極220-(1,1)に接続されるとともに、ゲート電極は走査線223-1と接続される。ドレイン電極が収集電極220-(1,1)に接続されるときにはソース電極が信号線224-1と接続され、ソース電極が収集電極220-(1,1)に接続されるときにはドレイン電極が信号線224-1と接続される。また、他の画素の収集電極220やコンデンサ221及びトランジスタ222も同様に走査線223や信号線224が接続される。
図9の撮像パネル21の一部断面図に示すように、放射線の照射面側には、入射された放射線の強度に応じて発光を行うシンチレータ層である第1層211が設けられている。ここで、第1層211には例えば波長が1Å(1×10−10m)程度である人体等を透過する電磁波であるX線(放射線)が図1の放射線源101から照射される。
第1層211は、蛍光体を主たる成分とするものであり、入射した放射線に基づいて、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を出力する。第1層211で用いられる蛍光体は、タングステン酸塩系蛍光体、テルビウム賦活希土類酸硫化物系蛍光体、テルビウム賦活希土類燐酸塩系蛍光体、テルビウム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体、ヨウ化セシウム等から構成できるが、これらに限定されるものではなく、放射線の照射によって可視または紫外または赤外領域などの、受光素子が感度を持つ領域の電磁波を出力する蛍光体であればよい。
次に、第1層211の放射線照射面側とは逆の面側に、第1層から出力された電磁波(光)を電気エネルギーに変換する第2層212が形成される。第2層212は、第1層211側から、隔膜212a、透明電極膜212b、正孔伝導層212c、電荷発生層212d、電子伝導層212e、導電層212fが設けられている。ここで、電荷発生層212dは、光電変換可能な即ち電磁波(光)によって電子や正孔を発生し得る有機化合物を含有し、光電変換を円滑に行うために、いくつかの機能分離された層を有することが好ましく、例えば図9に示すように第2層が構成される。
隔膜212aは、第1層211と他の層を分離するためのものであり、例えばOxi-nitrideなどが用いられる。透明電極膜212bは、例えばインジウムチンオキシド(ITO)、SnO、ZnOなどの導電性透明材料を用いて形成される。透明電極膜212bの形成では、蒸着やスパッタリング等の方法を用いて薄膜を形成できる。また、フォトリソグラフィー法で所望の形状のパターンを形成してもよく、あるいは高いパターン精度を必要としない場合(100μm以上程度)は、上記電極物質の蒸着やスパッタリング時に所望の形状のマスクを介してパターンを形成してもよい。
電荷発生層212dでは、第1層211から出力された電磁波(光)によって電子と正孔を発生される。ここで発生した正孔は正孔伝導層212cに集められ、電子は電子伝導層212eに集められる。なお、本構造において、正孔伝導層212cと電子伝導層212eは必ずしも必須なものではない。
導電層212fは、例えばクロムなどで生成されている。また、一般の金属電極若しくは前記透明電極の中から選択可能であるが、良好な特性を得るためには仕事関数の小さい(4.5eV以下)金属、合金、電気伝導性化合物及びこれらの混合物を電極物質とするものが好ましい。このような電極物質の具体例としては、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、マグネシウム、リチウム、アルミニウム等が挙げられるが、これらに限定されない。導電層212fは、これらの電極物質を原料として蒸着やスパッタリング等の方法を用いて生成できる。
次に、電荷発生層212dは、シアニン色素の会合体やJ凝集体を形成する有機化合物を用いて構成する。シアニン色素はハロゲン化銀写真の分光増感剤として広く使用されている。J凝集体は可視光を吸収して色素分子を構成する電子が励起状態となって、その励起電子がハロゲン化銀粒子に移動することで、ハロゲン化銀粒子が感光する。このシアニン色素は一般にハロゲン化銀粒子上では色素分子会合体を形成しているといわれる。色素分子が会合体を形成することにより、色素分子自体が安定化する。
次に、第2層212の放射線照射面側とは逆の面側には、第2層212で得られた電気エネルギーの蓄積及び蓄積された電気エネルギーに基づく信号の出力を行う第3層213が形成されている。第3層213は、第2層212で生成された電気エネルギーを画素毎に蓄えるコンデンサ221と、蓄えられた電気エネルギーを信号として出力するためのスイッチング素子であるトランジスタ222を用いて構成されている。なお第3層は、スイッチング素子を用いるものに限られるものではなく、例えば蓄えられた電気エネルギーのエネルギーレベルに応じた信号を生成して出力する構成とすることもできる。
トランジスタ222は、例えばTFT(薄膜トランジスタ)を用いる。このTFTは、液晶ディスプレイ等に使用されている無機半導体系のものでも、有機半導体を用いたものでも良く、好ましくはプラスチックフィルム上に形成されたTFTである。プラスチックフィルム上に形成されたTFTとしては、アモルファスシリコン系のものが知られている。
スイッチング素子であるトランジスタ222には、図8及び図9に示すように、第2層212で生成された電気エネルギーを蓄積するとともに、コンデンサ221の一方の電極となる収集電極220が接続されている。このコンデンサ221には第2層212で生成された電気エネルギーが蓄積されるとともに、この蓄積された電気エネルギーはトランジスタ222を駆動することで読み出される。即ち、スイッチング素子を駆動することで放射線画像を画素毎の信号を生成することができる。なお、図9において、トランジスタ222は、ゲート電極222a、ソース電極(ドレイン電極)222b、ドレイン電極(ソース電極)222c、有機半導体層222d、絶縁層222eで構成されている。
第4層214は、撮像パネル21の基板である。第4層214として好ましく用いられる基板は、プラスチックフィルムであり、プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリイミド、ボリカーボネート(PC)、セルローストリアセテート(TAC)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)等からなるフィルム等が挙げられる。このように、プラスチックフィルムを用いることで、ガラス基板を用いる場合に比べて軽量化を図ることができるとともに、衝撃に対する耐性を向上できる。
更に、第4層214の第3層側面とは反対面側に、電源部34、例えばマンガン電池、ニッケル・カドミウム電池、水銀電池、鉛電池などの一次電池、充電可能なニッケルポリマー二次電池やリチウムイオンポリマー電池等の二次電池を設ける構成としてもよく、この電池は、FPDを薄型化できるように平板状の形態が好ましい。
また、図8のように、撮像パネル21では、信号線224-1〜224-nに、例えばドレイン電極が接続された初期化用のトランジスタ232-1〜232-nが設けられている。このトランジスタ232-1〜232-nのソース電極は接地されている。また、ゲート電極はリセット線231と接続される。
撮像パネル21の走査線223-1〜223-mとリセット線231は、図8に示すように、走査駆動回路25と接続されている。走査駆動回路25から走査線223-1〜223-mのうちの1つ走査線223-p(pは1〜mのいずれかの値)に読出信号RSが供給されると、この走査線223-pに接続されたトランジスタ222-(p,1)〜222-(p,n)がオン状態とされて、コンデンサ221-(p,1)〜221-(p,n)に蓄積された電気エネルギーが信号線224-1〜224-nにそれぞれ読み出される。信号線224-1〜224-nは、信号選択回路27の信号変換器271-1〜271-nに接続されており、信号変換器271-1〜271-nでは信号線224-1〜224-n上に読み出された電気エネルギー量に比例する電圧信号SV-1〜SV-nを生成する。この信号変換器271-1〜271-nから出力された電圧信号SV-1〜SV-nはレジスタ272に供給される。
レジスタ272では、供給された電圧信号が順次選択されて、A/D変換器273で(例えば、12ビット乃至14ビットの)1つの走査線に対するディジタルの画像信号とされ、制御回路30は、走査線223-1〜223-mの各々に、走査駆動回路25を介して読出信号RSを供給して画像走査を行い、走査線毎のディジタル画像信号を取り込んで、放射線画像の画像信号の生成を行う。この画像信号は制御回路30に供給される。
また、走査駆動回路25からリセット信号RTをリセット線231に供給してトランジスタ232-1〜232-nをオン状態とするとともに、走査線223-1〜223-mに読出信号RSを供給してトランジスタ222-(1,1)〜222-(m,n)をオン状態とすると、コンデンサ221-(1,1)〜221-(m,n)に蓄えられた電気エネルギーがトランジスタ232-1〜232-nを介して放出されることで、撮像パネル21の初期化を行うことができる。
図8のように、制御回路30にはメモリ部31や操作部32や通信部35が接続されており、操作部32からの操作信号PSや制御装置1からの無線信号nに基づいて放射線画像検出器5の動作が制御される。
操作部32は複数のスイッチが設けられており、操作部32からのスイッチ操作に応じた操作信号PSまたは制御装置1からの無線信号nや放射線発生制御装置102からの無線信号pに基づいて撮像パネル21の初期化や放射線画像の画像信号の生成が行われる。
また、制御回路30は、生成した画像信号をメモリ部31に記憶させる処理を行うとともに、検出器通信部35から図1,図5のPC通信部4に対し無線信号mとして無線で転送する。
また、制御回路30は、放射線発生制御装置102からの照射レディ信号を検出器通信部35が受信すると、撮像パネル21の初期化(リセット)動作を行い、また、照射信号を受信すると、放射線画像の画像信号の生成を行い、画像データが読み取られる。また、撮像パネル21の初期化が完了すると、検出器通信部35から無線信号rとしてリセット動作完了信号を送る。
上述のように、図2,図8,図9の放射線画像検出器5は、撮像パネルや電源部やメモリ部等を一体化してフラットパネル型の可搬構造に構成したので、放射線画像の撮影を簡単に行うことができる。
次に、上述の放射線画像撮影システムによる放射線画像撮影方法の各ステップS01〜S12について図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、被写体の患者Pが例えば図1のように臥位状態で、ベット110と患者Pとの間にフラットパネル状の放射線画像検出器(FPD)5が配置され、放射線撮影の準備が完了してから(S01)、放射線技師が図1の放射線発生制御装置102の放射線照射ボタン102aを下方vへ第1段に押し込むと、照射レディ信号が発生し(S02)、放射線発生制御装置102から無線でFPD5に送られ、FPD5が放射線撮影開始信号として受信すると(S03)、FPD5では図8の走査駆動回路25からリセット信号RTをリセット線231に供給して撮像パネル21のリセット(初期化)が行われる(S04)。
上述のリセット工程S04が完了すると、FPD5からリセット完了信号が発生し(S05)、リセット完了信号が放射線発生制御装置102に無線で送られ、放射線発生制御装置102が受信すると、図5の表示部102cに放射線撮影可能な旨の表示がされる(S06)。
次に、表示部102cの放射線撮影可能の表示を見て放射線照射ボタン102aを更に下方vへ第2段に押し込むと、放射線発生制御装置102から照射信号が発生し(S07)、図1の患者Pに放射線源101から放射線100が照射される(S08)。このとき、患者Pを透過した放射線が図2,図8,図9のFPD5の撮像パネル21に照射され、撮像パネル21に照射された透過放射線の強度に応じて電荷が電気エネルギーとしてコンデンサ221に蓄積される。
一方、放射線発生制御装置102から照射終了信号をFPD5が受信すると(S09)、FPD5では放射線画像の読み取りを開始し(S10)、図8のFPD5の制御回路30が走査線223-1〜223-mの各々に、走査駆動回路25を介して読出信号RSを供給して画像走査を行い、A/D変換器273でデジタル変換された走査線毎のディジタル画像信号を取り込んで放射線画像の画像信号の生成を行い、生成された放射線画像データはメモリ部31に保存される。なお、FPD5では放射線画像の読み取り後にその画像データの消去を行う。
次に、FPD5ではメモリ部31に保存した放射線画像データを無線信号mとして検出器通信部35から制御装置1に転送し(S11)、制御装置1が放射線画像データを受信すると、画像確認を行い、画像処理部7で所定の画像処理を行い(S12)、出力部8から図5のようにネットワーク50を介して診察室の画像表示装置51やデータベースサーバ52やプリンタ53等に転送し、データベースサーバ52に保存する(S13)。
以上のように、図6の放射線画像撮影システムの放射線画像撮影方法によれば、放射線撮影の準備が完了してから、放射線発生制御装置102から照射レディ信号が無線でFPD5に送られると、FPD5は受信した照射レディ信号に基づいてリセット動作を行うので、放射線照射の直前にFPD5をリセットすることができるとともに、FPD5のリセットが完了すると、リセット完了信号がFPD5から放射線発生制御装置102に無線で送られ、表示部102cに放射線撮影可能の表示をし、照射信号を発生させる。照射信号の発生により、放射線撮影が実行されるとともに、照射信号を受信したFPD5では直ちに放射線画像の読み取り動作を行うので、放射線撮影後に直ぐにFPD5で放射線画像を読み取るので、FPD5で放射線線照射後に蓄積された電気エネルギーが電荷のリーク等により減少する前に放射線画像の読み取りができる。
なお、図6では、1段目の放射線照射ボタン102aが押され、発生した照射レディ信号をFPD5が受信すると、FPD5ではステップS04で撮像パネル21のリセットが行われるが、ここで、撮影者はステップS06の撮影可能表示に関わらずに2段目の照射ボタン102aを押すと、その照射信号がFPD5に送られ、FPD5のリセット後、放射線発生制御装置102へリセット信号を送り、放射線発生制御装置102はリセット終了信号の受信後にX線を照射するように制御してもよい。
次に、図1〜図5の放射線画像撮影システムによる別の放射線画像撮影方法の各ステップS21〜S33について図7のフローチャートを参照して説明する。
図7のステップS21乃至S27は、図6のステップS01乃至S08とそれぞれ対応するので、その説明は省略する。放射線発生制御装置102から照射信号が発生されると(S27)、図1の患者Pに対し放射線100が照射されるが(S28)、その一方、ステップS22で発生した照射レディ信号をFPD5が受信してからの経過時間をFPD5の制御部30が計測し、所定時間を経過したか否かを判断し(S29)、所定時間を経過すると、FPD5で放射線画像の読み取りを開始する(S30)。
以下、図6のステップS11〜S13と同様に、読み取りにより生成した放射線画像データを無線信号mとしてFPD5から制御装置1に転送し(S31)、制御装置1で画像確認を行い所定の画像処理を行い(S32)、出力部8から図5のようにネットワーク50を介して診察室の画像表示装置51やデータベースサーバ52やプリンタ53等に転送し、データベースサーバ52に保存する(S33)。
図7の放射線画像撮影システムの放射線画像撮影方法によれば、放射線撮影の準備が完了してから、放射線発生制御装置102から照射レディ信号が無線でFPD5に送られると、FPD5は受信した照射レディ信号に基づいてリセット動作を行うので、放射線照射の直前にFPD5をリセットすることができるとともに、FPD5のリセットが完了すると、リセット完了信号がFPD5から放射線発生制御装置102に無線で送られ、表示部102cに放射線撮影可能の表示をし、照射信号を発生させる。照射信号の発生により、放射線撮影が実行されるとともに、FPD5は照射レディ信号を受信してから所定時間経過することで、放射線画像の読み取り動作を行うので、放射線撮影後に直ぐにFPD5で放射線画像を読み取ることができるようになる。このため、FPD5で放射線線照射後に蓄積された電気エネルギーが電荷のリーク等により減少する前に放射線画像の読み取りができる。
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図2〜図4の放射線画像検出器5は、放射線をシンチレータなどの蛍光体で光に変換し、この光を光検出器で読み取り、放射線画像データを生成する構成(間接型)であるが、本発明はこれに限定されず、放射線を直接に電荷に変換しその電荷をコンデンサなどで読み取って画像データを生成する構成(直接型)であってもよい。
また、図1、図5では、放射線発生制御装置102と放射線画像検出器5との間の無線通信を直接に行っているが、制御装置1を介して行うようにしてもよい。即ち、放射線発生制御装置102と放射線画像検出器5からの無線信号をいったん制御装置1に送り、制御装置1が放射線画像検出器5または放射線発生制御装置102に送るようにしてもよい。この場合、放射線発生制御装置102と制御装置1との間の通信は電波等の無線でよいが、図1,図5のように接続ケーブル102eによる有線で行ってもよい。また、この場合、図7のステップS22で発生した照射レディ信号を受信してからの経過時間を制御装置1の制御部6が計測し、所定時間を経過したか否かを判断するようにしてもよい。
本実施の形態において患者に放射線撮影を行いその放射線画像を取得する放射線画像撮影システムを概略的に示す図である。 図1の放射線画像検出器を示すために部分的に破断して内部を見た斜視図である。 図2の放射線画像検出器の回路構成を示す図である。 図2の撮像パネルの一部断面図である。 図1の放射線画像撮影システムを概略的に示すブロック図である。 図1の放射線画像撮影システムによる放射線画像撮影方法の各ステップS01〜S13を説明するためのフローチャートである。 図1の放射線画像撮影システムによる別の放射線画像撮影方法の各ステップS21〜S33を説明するためのフローチャートである。 有機物による光電変換素子を含む撮像パネルから構成された放射線画像検出器の回路構成を示す図である。 図8の撮像パネルの一部断面図である。
符号の説明
1 制御装置
4 PC通信部
5 放射線画像検出器、FPD
21 撮像パネル
25 走査駆動回路
30 制御回路
35 検出器通信部
102 放射線発生制御装置(放射線発生装置)
102a 放射線照射ボタン
102b 無線通信部
102c 表示部
102d 制御部
221 コンデンサ
231 リセット線
273 A/D変換器
P 患者(被写体)
m,n 無線信号
p,r 無線信号

Claims (15)

  1. 被写体に対し放射線を照射する放射線発生装置と、前記被写体の放射線照射による放射線画像を検出する放射線画像検出器と、を含み、
    前記放射線発生装置から前記放射線画像検出器に対し無線で前記放射線照射の開始及び終了のタイミング情報を送り、前記放射線画像検出器は前記タイミング情報に基づいて放射線画像を読み取ることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記放射線発生装置と接続されかつ前記放射線画像検出器と無線で接続される制御装置を更に含み、前記制御装置を介して前記タイミング情報が前記放射線画像検出器に送られることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記放射線発生装置及び前記放射線画像検出器がそれぞれ無線通信部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記放射線発生装置の放射線照射時の照射信号に基づいて前記タイミング情報を発生させることを特徴とする請求項1,2または3に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記放射線発生装置は前記照射信号の前に照射レディ信号を発生させる手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記放射線画像検出器は受信した前記照射レディ信号に基づいてリセット動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記リセット動作が完了すると、前記放射線発生装置に撮影可能の表示を行うことを特徴とする請求項6に記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記放射線画像検出器は放射線照射開始信号を受信してから所定時間経過後に放射線画像の読み取りを行うことを特徴とする請求項5,6または7に記載の放射線画像撮影システム。
  9. 被写体に対し放射線を放射線発生装置から照射し、その被写体の放射線照射による放射線画像を放射線画像検出器で検出する放射線画像撮影方法であって、
    前記放射線発生装置から前記放射線画像検出器に対し無線で前記放射線照射の開始及び終了のタイミング情報を送るステップと、
    前記放射線画像検出器が前記タイミング情報に基づいて放射線画像を読み取るステップと、を含むことを特徴とする放射線画像撮影方法。
  10. 制御装置が前記放射線発生装置と接続されかつ前記放射線画像検出器と無線で接続され、前記制御装置を介して前記タイミング情報が前記放射線画像検出器に送られることを特徴とする請求項9に記載の放射線画像撮影方法。
  11. 前記放射線発生装置の放射線照射時の照射信号に基づいて前記タイミング情報を発生させることを特徴とする請求項9または10に記載の放射線画像撮影方法。
  12. 前記放射線発生装置は前記照射信号の前に照射レディ信号を発生させることを特徴とする請求項11に記載の放射線画像撮影方法。
  13. 前記放射線画像検出器は受信した前記照射レディ信号に基づいてリセット動作を行うことを特徴とする請求項12に記載の放射線画像撮影方法。
  14. 前記リセット動作が完了すると、前記放射線発生装置に撮影可能の表示を行うことを特徴とする請求項13に記載の放射線画像撮影方法。
  15. 前記放射線画像検出器は前記照射レディ信号を受信してから所定時間経過後に放射線画像の読み取りを行うことを特徴とする請求項12,13または14に記載の放射線画像撮影方法。
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