JP2010046145A - 可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システム - Google Patents

可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010046145A
JP2010046145A JP2008210932A JP2008210932A JP2010046145A JP 2010046145 A JP2010046145 A JP 2010046145A JP 2008210932 A JP2008210932 A JP 2008210932A JP 2008210932 A JP2008210932 A JP 2008210932A JP 2010046145 A JP2010046145 A JP 2010046145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
radiation
source
irradiation
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2008210932A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kitano
浩一 北野
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
Keiji Tsubota
圭司 坪田
Naoyuki Nishino
直行 西納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2008210932A priority Critical patent/JP2010046145A/ja
Publication of JP2010046145A publication Critical patent/JP2010046145A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を生成することができるようにする。
【解決手段】撮影装置34において、線源制御部134によって、放射線源130による放射線の照射を制御し、音出力制御部138によって、放射線源130による放射線の照射タイミングに応じて、超音波を出力するようにスピーカ136を制御する。電子カセッテ32において、同期音検出部97によって、音入力部95から入力された超音波を検出し、超音波が検出されると、カセッテ制御部92によって、電荷を蓄積させるように放射線検出器60を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システムに関する。
近年、TFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板上に放射線感応層を配置し、放射線を直接デジタルデータに変換できるFPD(Flat Panel Detector)が実用化されており、このFPD等を用いて照射された放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を記憶する可搬型放射線画像形成装置(以下、「電子カセッテ」ともいう。)が実用化されている。
この電子カセッテは、可搬性を有するため、ストレッチャーやベッドに載せたまま患者を撮影することもでき、電子カセッテの位置を変更することにより撮影箇所を調整することができるため、動けない患者に対しても柔軟に対処することができる。
ここで、電子カセッテは、放射線画像の撮影を行う際、放射線が照射されるタイミングと同期させて、放射線画像を示す画像情報を生成する必要がある。
放射線が照射されるタイミングと同期させるための技術として、シンチレータからの出力(X線受光信号の出力レベル)がある値以上になったら、タイミングパルスを発生させる回路を内蔵し、出力レベルからX線曝射が発生していると判断すると、制御を実施する放射線検出器が知られている(特許文献1)。また、X線検出器を設置し、X線パルスを検出して、検出されたX線パルスから予測制御を実施する放射線撮影装置が知られている(特許文献2)。
特開2003−28961号公報 特開2003−307569号公報
しかしながら、上記の特許文献1、2に記載の技術では、出力レベル判定回路やX線検出器が必要となるため、装置構成が複雑になってしまう、という問題がある。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る可搬型放射線画像形成装置は、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する電子回路と、放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて入力された音を検出する音検出手段と、前記音検出手段によって検出された音に応じて、前記電荷を蓄積させるように前記電子回路を制御する制御手段とを含んで構成されている。
第1の発明に係る可搬型放射線画像形成装置によれば、音検出手段によって、放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて入力された音を検出し、制御手段によって、音検出手段によって検出された音に応じて、電荷を蓄積させるように電子回路を制御する。そして、電子回路によって、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する。
このように、放射線の照射タイミングに応じて入力される音に応じて、電荷を蓄積させることにより、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。また、人体の影に隠れていても、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。
第2の発明に係る放射線撮影システムは、上記第1の発明に係る可搬型放射線画像形成装置と、放射線を照射する放射線照射源、前記放射線照射源による放射線の照射を制御する照射制御手段、音を出力する音出力手段、及び前記放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて、前記音を出力するように前記音出力手段を制御する音出力制御手段を含む撮影装置と、を含んで構成されている。
第2の発明に係る放射線撮影システムによれば、撮影装置において、音出力制御手段によって、放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて、音を出力するように音出力手段を制御して、音出力手段によって音を出力し、また、照射制御手段によって、放射線照射源による放射線の照射を制御する。
また、可搬型放射線画像形成装置において、音検出手段によって、放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて入力された音を検出し、制御手段によって、音検出手段によって検出された音に応じて、電荷を蓄積させるように電子回路を制御する。そして、電子回路によって、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する。
このように、放射線の照射タイミングに応じて入力される音に応じて、電荷を蓄積させることにより、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。また、可搬型放射線画像形成装置が人体の影に隠れていても、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。
第2の発明に係る音出力制御手段は、放射線照射源による放射線の照射が開始される前に、第1の音を出力するように音出力手段を制御し、放射線照射源による放射線の照射が開始されるときに、第2の音を出力するように前記音出力手段を制御し、制御手段は、音検出手段によって第1の音が検出されたときに、蓄積された電荷を放出するように電子回路を制御し、音検出手段によって第2の音が検出されたときに、電荷の蓄積を開始するように電子回路を制御することができる。
上記の第1の音と前記第2の音とは、音の周波数帯域が異なるようにすることができる。これによって、第1の音と第2の音とを区別することができる。
上記の音出力手段は、音としてパルス音を出力し、第1の音と第2の音とは、パルス周期が異なるようにすることができる。これによって、第1の音と第2の音とを区別することができる。
上記の音出力制御手段は、第1の音を出力させるとき及び第2の音を出力させるときの間は、音出力手段から音を出力させないようにすることができる。これによって、第1の音と第2の音とを区別することができる。
上記の音出力制御手段は、第1の音を出力させるとき及び第2の音を出力させるときの間は、第1の音及び第2の音と周波数帯域が異なる音を出力するように音出力手段を制御することができる。これによって、第1の音と第2の音とを区別することができる。
第3の発明に係る可搬型放射線画像形成装置は、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する電子回路と、音を出力する音出力手段と、前記電子回路による前記電荷の蓄積を制御する制御手段と、前記電子回路による前記電荷の蓄積タイミングに応じて、前記音を出力するように前記音出力手段を制御する音出力制御手段とを含んで構成されている。
第3の発明に係る可搬型放射線画像形成装置によれば、制御手段によって、電子回路による電荷の蓄積を制御し、音出力制御手段によって、電子回路による電荷の蓄積タイミングに応じて、音を出力するように音出力手段を制御する。そして、音出力手段によって音を出力し、電子回路によって、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する。
このように、電荷の蓄積タイミングに応じて、音を出力することにより、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。また、人体の影に隠れていても、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。
第4の発明に係る放射線撮影システムは、上記第3の発明に係る可搬型放射線画像形成装置と、放射線を照射する放射線照射源、入力された音を検出する音検出手段、及び前記音検出手段によって検出された音に応じて、放射線を照射させるように前記放射線照射源を制御する照射制御手段を含む撮影装置と、を含んで構成されている。
第4の発明に係る放射線撮影システムによれば、可搬型放射線画像形成装置において、制御手段によって、電子回路による電荷の蓄積を制御し、音出力制御手段によって、電子回路による電荷の蓄積タイミングに応じて、音を出力するように音出力手段を制御する。そして、音出力手段によって音を出力し、電子回路によって、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する。
また、撮影装置において、音検出手段によって、入力された音を検出し、照射制御手段によって、音検出手段によって検出された音に応じて、放射線を照射させるように放射線照射源を制御する。そして、放射線照射源によって放射線を照射する。
このように、電荷の蓄積タイミングに応じて、音を出力することにより、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。また、可搬型放射線画像形成装置が人体の影に隠れていても、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。
上記の音出力手段は、可聴帯域とは異なる周波数帯域の音を出力することができる。これによって、可聴帯域の音を誤って検出することを防止することができる。
上記の音出力手段は、人の肉声の周波数帯域とは異なる周波数帯域の音を出力することができる。これによって、肉声を誤って検出することを防止することができる。
上記の音出力手段は、変調した音を出力し、音検出手段は、入力された音に対して復調を行ない、復調された音を検出することができる。これによって、他の音を誤って検出することを防止することができる。
第5の発明に係る可搬型放射線画像形成装置は、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する電子回路と、放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて発光された光を受光する受光手段と、前記受光手段によって受光された光に応じて、前記電荷を蓄積させるように前記電子回路を制御する電子回路制御手段とを含んで構成されている。
第5の発明に係る可搬型放射線画像形成装置によれば、受光手段によって、放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて発光された光を受光し、電子回路制御手段によって、受光手段によって受光された光に応じて、電荷を蓄積させるように電子回路を制御する。そして、電子回路によって、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する。
このように、放射線の照射タイミングに応じて受光される光に応じて、電荷を蓄積させることにより、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。
第6の発明に係る放射線撮影システムは、上記第5の発明に係る可搬型放射線画像形成装置と、放射線を照射する放射線照射源、前記放射線照射源による放射線の照射を制御する照射制御手段、発光する発光源、及び前記放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて、前記発光源を発光させる発光制御手段を含む撮影装置と、を含んで構成されている。
第6の発明に係る放射線撮影システムによれば、撮影装置において、照射制御手段によって、放射線照射源による放射線の照射を制御し、発光制御手段によって、放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて、発光源を発光させる。そして、放射線照射源によって放射線を照射する。
また、可搬型放射線画像形成装置において、受光手段によって、放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて発光された光を受光し、電子回路制御手段によって、受光手段によって受光された光に応じて、電荷を蓄積させるように電子回路を制御する。そして、電子回路によって、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する。
このように、放射線の照射タイミングに応じて受光される光に応じて、電荷を蓄積させることにより、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。
第6の発明に係る発光制御手段は、放射線照射源により放射線が照射されている期間、発光源を発光させ、電子回路制御手段は、受光手段によって光が受光されている期間、電荷を蓄積させるように電子回路を制御することができる。
第6の発明に係る発光源を、放射線照射源の照射面の周辺に設け、受光手段を、発光源の位置に対応する位置に設けることができる。
第7の発明に係る可搬型放射線画像形成装置は、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する電子回路と、前記電荷を蓄積させるように前記電子回路を制御する電子回路制御手段と、発光する発光源と、前記電子回路による電荷の蓄積タイミングに応じて、前記発光源を発光させる発光制御手段とを含んで構成されている。
第7の発明に係る可搬型放射線画像形成装置によれば、発光制御手段によって、電子回路による電荷の蓄積タイミングに応じて、前記発光源を発光させ、電子回路制御手段によって、電荷を蓄積させるように電子回路を制御する。そして、電子回路によって、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する。
このように、電荷の蓄積タイミングに応じて、発光源を発光させることにより、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。
第8の発明に係る放射線撮影システムは、上記第7の発明に係る可搬型放射線画像形成装置と、放射線を照射する放射線照射源、光を受光する受光手段、及び前記受光手段によって受光された光に応じて、放射線を照射させるように前記放射線照射源を制御する照射制御手段を含む撮影装置と、を含んで構成されている。
第8の発明に係る放射線撮影システムによれば、可搬型放射線画像形成装置において、発光制御手段によって、電子回路による電荷の蓄積タイミングに応じて、前記発光源を発光させ、電子回路制御手段によって、電荷を蓄積させるように電子回路を制御する。そして、電子回路によって、外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する。
また、撮影装置において、受光手段によって光を受光し、照射制御手段によって、受光手段によって受光された光に応じて、放射線を照射させるように放射線照射源を制御する。そして、放射線照射源によって放射線を照射する。
このように、電荷の蓄積タイミングに応じて、発光源を発光させることにより、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。
上記の発光源は、可視光又は赤外光を発光することができる。
上記の可搬型放射線画像形成装置は、外部と制御情報を送受信するための無線通信手段を更に含むことができる。この場合、無線通信における制御情報の送受信の遅れが発生しても、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる。
本発明に係る可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システムによれば、簡易な構成で、放射線の照射タイミングと同期させて放射線画像を示す画像情報を生成することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
まず、第1の実施の形態に係る放射線情報システム10の構成について説明する。図1には、第1の実施の形態に係る放射線情報システム10(以下、「RIS10」(RIS:Radiology Information System)とも称する。)の各構成要素を示すブロック図が示されている。
RIS10は、放射線科部門内における、診療予約、診断記録等の情報管理を行うためのシステムであり、病院情報システム(HIS:Hospital Information System)の一部を構成する。
RIS10は、複数の撮影依頼入力端末12(以下、「入力端末12」とも称する。)と、RISサーバ14と、複数の放射線画像撮影システム18(以下、「撮影システム18」とも称する。)と、を含んで構成されている。
RISサーバ14は、RIS10全体を管理するものであり、LAN(Local Area Network)ケーブル20又は無線LAN22により、各入力端末12及び撮影システム18と相互通信が可能に構成されている。また、RISサーバ14は、HIS全体を管理するHISサーバ24に接続されている。
入力端末12は、医師26(図2参照。)や放射線技師が、診断情報や施設予約の入力・閲覧をするためのものであり、放射線画像の撮影依頼(撮影予約)もこの入力端末12からなされる。各入力端末12は、表示装置付きのパーソナルコンピュータから構成され、RISサーバ14とLANにより接続されて相互通信が可能となっている。
RISサーバ14は、各入力端末12からの撮影依頼を受け付け、撮影システム18における放射線画像の撮影スケジュールを管理するものであり、データベース28を含んで構成されている。
データベース28は、患者30(図2参照。)の属性情報(氏名、性別、生年月日、年齢、血液、患者ID等)、病歴、受診歴、過去に撮影した放射線画像等、患者30に関する情報と、撮影システム18の電子カセッテ32の識別番号、型式、サイズ、感度、使用可能な撮影部位(対応可能な撮影依頼の内容)、使用開始年月日、使用回数等、電子カセッテ32に関する情報とを含んで構成されている。
撮影システム18は、RISサーバ14からの指示に応じて、医師26や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行う。撮影システム18は、撮影条件に従った放射線量からなる放射線Xを被写体に照射する撮影装置34と、患者30を透過した放射線Xを検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器60(図3参照。)を内蔵する電子カセッテ32と、放射線検出器60によって検出された放射線Xに基づく放射線画像を表示する表示装置36と、電子カセッテ32に内蔵されるバッテリを充電するクレードル40と、電子カセッテ32、撮影装置34、表示装置36、及びクレードル40を制御するコンソール42と、を備える。
図2には、本実施の形態に係る撮影システム18を配置した様子の一例として、撮影システム18が撮影室としての手術室44内に設置された様子が示されている。本実施の形態に係る撮影システム18では、電子カセッテ32とコンソール42との間では、無線通信による信号の送受信が行われる。撮影装置34及び表示装置36の各々と、コンソール42とをケーブルで接続して有線通信によって各種情報の送受信を行うが、図2では、各機器間を接続するケーブルを省略している。
図2の手術室44では、撮影システム18に加えて、患者30が横臥する手術台46が配置されると共に、医師26が手術に使用する各種器具が載置される器具台48が手術台46の側部に配置される。また、手術台46の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される(これらの機器は、図2では省略されている。)。
撮影装置34は、自在アーム52に連結され、患者30の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であると共に、医師26による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、表示装置36は、自在アーム52に連結され、撮影された放射線画像を医師26が容易に確認できる位置に移動可能である。
クレードル40には、電子カセッテ32を収納可能な収容部40Aが形成されている。
電子カセッテ32は、待機時、クレードル40の収容部40Aに収納され、内蔵されるバッテリが充電され、放射線画像の撮影時、クレードル40から取り出されて患者30の撮影部位に配置される。
なお、電子カセッテ32は、手術室44で使用される場合に限られるものではなく、例えば、検診や病院内での回診にも適用することができる。
図3には、第1の実施の形態に係る電子カセッテ32の内部構成が示されている。電子カセッテ32は、放射線Xを透過させる材料からなる筐体54を備えており、防水性、密閉性を有する構造とされている。電子カセッテ32は、手術室44等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、電子カセッテ32を防水性、密閉性を有する構造とし、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの電子カセッテ32を繰り返し使用することができる。筐体54の内部には、放射線Xが照射される筐体54の照射面56側から、患者30による放射線Xの散乱線を除去するグリッド58、患者30を透過した放射線Xを検出する放射線検出器60、及び放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板62が順に配設される。なお、筐体54の照射面56をグリッド58として構成してもよい。
また、筐体54の内部の一端側には、マイクロコンピュータを含む各種回路及び充電可能な二次電池を収容するケース31が配置されている。放射線検出器60及び各種回路は、ケース31に配置された二次電池から供給される電力によって作動する。ケース31内部に収容された各種回路が放射線Xの照射に伴って損傷することを回避するため、ケース31の照射面56側には鉛板等を配設しておくことが望ましい。
図4には、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム18の詳細な構成を示すブロック図が示されている。
撮影装置34には、コンソール42と通信を行うための接続端子34Aが設けられている。コンソール42には、撮影装置34と通信を行うための接続端子42A、及び表示装置36へ画像信号を出力するための接続端子42Bが設けられている。
撮影装置34は通信ケーブル35を介してコンソール42に接続され、表示装置36はディスプレイケーブル37を介してコンソール42に接続されている。
電子カセッテ32には、無線通信を行うための送受信機32Aが設けられている。コンソール42には、無線通信を行うための送受信機42Cが設けられている。無線通信によって電子カセッテ32とコンソール42との間でデータの転送を行っている。
電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60は、TFTアクティブマトリクス基板66上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線Xを電荷へ変換する。なお、放射線検出器60は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換する放射線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)とを用いて放射線Xを間接的に電荷に変換しても良い。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光材料によって放射線X−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行なう。
また、TFTアクティブマトリクス基板66上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量68と、蓄積容量68に蓄積された電荷を読み出すためのTFT70とを備えた画素部74(図4では個々の画素部74に対応する光電変換層を光電変換部72として模式的に示している)がマトリクス状に多数個配置されている。電子カセッテ32への放射線Xの照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積される。これにより、電子カセッテ32に照射された放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器60に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板66には、一定方向(行方向)に延設され、かつ、個々の画素部74のTFT70をオンオフさせるための複数本のゲート配線76と、ゲート配線76と直交する方向(列方向)に延設され、かつ、オンされたTFT70を介して蓄積容量68から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線78が設けられている。個々のゲート配線76はゲート線ドライバ80に接続されており、個々のデータ配線78は信号処理部82に接続されている。個々の画素部74の蓄積容量68に電荷が蓄積されると、個々の画素部74のTFT70は、ゲート線ドライバ80からゲート配線76を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT70がオンされた画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は、電荷信号としてデータ配線78を伝送されて信号処理部82に入力される。従って、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図5には、本実施の形態に係る放射線検出器60の1画素部分に注目した等価回路図が示されている。
同図に示すように、TFT70のソースは、データ配線78に接続されており、このデータ配線78は、信号処理部82に接続されている。また、TFT70のドレインは蓄積容量68及び光電変換部72に接続され、TFT70のゲートはゲート配線76に接続されている。
信号処理部82は、個々のデータ配線78毎にサンプルホールド回路84を備えている。個々のデータ配線78を伝送された電荷信号はサンプルホールド回路84に保持される。サンプルホールド回路84はオペアンプ84Aとコンデンサ84Bを含んで構成され、電荷信号をアナログ電圧に変換する。また、サンプルホールド回路84には、オンすることにより、コンデンサ84Bの両電極をショートさせて、コンデンサ84Bに蓄積された電荷を放電させるリセット回路としてスイッチ84Cが設けられている。
サンプルホールド回路84の出力側には、マルチプレクサ86、A/D変換器88が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路84に保持された電荷信号は、アナログ電圧に変換されてマルチプレクサ86に順に(シリアルに)入力され、A/D変換器88によってデジタルの画像情報へ変換される。
信号処理部82にはフレームメモリ90が接続されており(図4参照。)、信号処理部82のA/D変換器88から出力された画像情報はフレームメモリ90に順に記憶される。フレームメモリ90は、放射線画像を示す画像情報を1フレーム分記憶可能な記憶容量を有しており、1ラインずつ電荷の読み出しが行われる毎に、読み出された1ライン分の画像情報がフレームメモリ90に順次記憶される。
なお、本実施の形態に係る放射線検出器60、ゲート線ドライバ80、信号処理部82、及びフレームメモリ90は、本発明の電子回路に対応している。
フレームメモリ90は電子カセッテ32全体の動作を制御するカセッテ制御部92と接続されている。カセッテ制御部92はマイクロコンピュータによって実現されており、通信制御部94が接続されている。この通信制御部94は、送受信機32Aに接続されており、送受信機32Aを介して、無線通信により外部機器との間で各種情報の伝送を制御する。カセッテ制御部92は、通信制御部94を介して外部機器との間で各種情報の送受信が可能とされている。カセッテ制御部92は、コンソール42から受信される後述する撮影制御情報を記憶し、当該情報に基づいて電荷の蓄積を行い、電荷の読み出しを開始する。
また、電子カセッテ32には、例えば、マイクによって構成され、外部からの音が入力される音入力部95を備えている。音入力部95は、音入力部95から入力された音から、撮影装置34の動作と同期をとるための音を検出する同期音検出部97に接続されている。本実施の形態では、同期をとるための音として、超音波が用いられており、また、同期を取るための音として、複数種類の音が定められており、これらの音は、各々音の周波数帯域が異なっている。同期音検出部97は、入力された音から、超音波を検出し、検出した超音波の周波数帯域を判定して、入力された同期をとるための音の種類を識別する。
また、同期音検出部97は、カセッテ制御部92に接続されている。カセッテ制御部92は、同期音検出部97によって検出された同期をとるための音に基づいて、放射線検出器60の動作を制御する。
また、電子カセッテ32には電源部96が設けられており、上述した各種回路や各素子(ゲート線ドライバ80、信号処理部82、フレームメモリ90、音入力部95、及び通信制御部94や同期音検出部97、カセッテ制御部92として機能するマイクロコンピュータ)は、電源部96から供給された電力によって作動する。電源部96は、電子カセッテ32の可搬性を損なわないように、バッテリ(充電可能な二次電池)を内蔵しており、充電されたバッテリから各種回路・素子へ電力を供給する。
一方、コンソール42は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや撮影された放射線画像等を表示するディスプレイ100と、複数のキーを含んで構成され、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル102と、を備えている。
また、本実施の形態に係るコンソール42は、装置全体の動作を司るCPU104と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM106と、各種データを一時的に記憶するRAM108と、各種データを記憶して保持するHDD110と、ディスプレイ100への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ112と、操作パネル102に対する操作状態を検出する操作入力検出部114と、接続端子42Aに接続され、接続端子42A及び通信ケーブル35を介して撮影装置34との間で後述する曝射条件や撮影装置34の状態情報等の各種情報の送受信を行う通信インタフェース(I/F)部116と、送受信機42Cに接続され、送受信機42Cを介して電子カセッテ32との間で撮影制御情報や画像情報等の各種情報の送受信を行う通信制御部118と、接続端子42Bに接続され、接続端子42B及びディスプレイケーブル37を介して表示装置36に対して画像信号を出力する画像信号出力部120と、を備えている。
CPU104、ROM106、RAM108、HDD110、ディスプレイドライバ112、操作入力検出部114、通信I/F部116、通信制御部118、及び画像信号出力部120は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU104は、ROM106、RAM108、HDD110へのアクセスを行うことができると共に、ディスプレイドライバ112を介したディスプレイ100への各種情報の表示の制御、通信I/F部116を介した撮影装置34との各種情報の送受信の制御、通信制御部118を介した電子カセッテ32との各種情報の送受信の制御、及び画像信号出力部120を介した表示装置36に表示される画像の制御、を行うことができる。また、CPU104は、操作入力検出部114を介して操作パネル102に対するユーザの操作状態を把握することができる。
一方、撮影装置34は、放射線Xを出力する放射線源130と、コンソール42との間で曝射条件や撮影装置34の状態情報等の各種情報を送受信する通信I/F部132と、受信した曝射条件に基づいて放射線源130を制御する線源制御部134と、スピーカ136と、電子カセッテ32の動作を放射線源130の動作と同期させるための音をスピーカ136から出力させる音出力制御部138とを備えている。
音出力制御部138は、線源制御部134に接続されており、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始される前に、第1の周波数帯域の超音波を出力するようにスピーカ136を制御し、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始されるときに、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域の超音波を出力するようにスピーカ136を制御する。
線源制御部134は、マイクロコンピュータによって実現されており、受信した曝射条件を記憶し、記憶した曝射条件に基づいて放射線源130から放射線Xを照射させる。
また、表示装置36は、受信した画像信号により示される画像を表示する表示部36Aを備えている。
次に、第1の実施の形態に係るRIS10の全体的な動作について簡単に説明する。
入力端末12(図1参照。)は、医師26又は放射線技師からの撮影依頼を受け付ける。当該撮影依頼では、電子カセッテ32による撮影の日時及び撮影条件(撮影の部位、角度及び枚数、放射線Xを照射するための管電圧、管電流、及び照射時間、並びに電子カセッテ32のサイズ及び感度等)が指定される。
入力端末12は、受け付けた撮影依頼の内容をRISサーバ14に通知する。RISサーバ14は、入力端末12から通知された撮影依頼の内容をデータベース28に記憶する。
コンソール42は、RISサーバ14にアクセスすることにより、RISサーバ14から撮影依頼の内容を取得し、撮影依頼の内容をディスプレイ100(図2及び図4参照。)に表示する。
医師26や放射線技師がディスプレイ100に表示された撮影依頼の内容に基づいて放射線画像の撮影を開始する。
例えば、図2に示すように、手術台46上に横臥した患者30の患部の放射線画像の撮影を行う場合、医師26や放射線技師は、撮影の部位、角度に応じて手術台46と患者30の患部との間に電子カセッテ32を配置すると共に、患部上方に撮影装置34を配置する。また、医師26や放射線技師は、患者30の撮影部位や撮影条件に応じてコンソール42の操作パネル102に対して放射線Xを照射する際の管電圧、管電流、照射時間等の曝射条件を指定する曝射条件指定操作を行う。医師26や放射線技師は、撮影装置34の曝射準備が完了すると、コンソール42の操作パネル102に対して撮影を指示する撮影指示操作を行う。
次に、第1の実施の形態に係る撮影システム18の動作について詳細に説明する。図6には、撮影システム18により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。
電子カセッテ32は、電源がオンされた状態(立ち上げた状態)では動作モードが初期状態である非動作状態(NOP状態)となっており、コンソール42から送受信機32Aを介して受信される指示情報に基づいて動作する。
ところで、電子カセッテ32の内蔵された放射線検出器60(図4参照。)は、電子カセッテ32の電源がオン状態の場合、放射線Xが照射されていない状態であっても暗電流等により各蓄積容量68に電荷が蓄積される。このため、カセッテ制御部92は、動作モードが非動作状態の場合、信号処理部82に対してリセットを指示する指示信号を出力している。信号処理部82は、リセットを指示する指示信号が入力されると、スイッチ84C(図5参照。)がオンになってコンデンサ84Bの両電極をショートさせる。このようにコンデンサ84Bの両電極をショートさせることによってコンデンサ84Bに不要に蓄積された電荷が放出される。
コンソール42は、まず、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1を、送受信機42Cを介して電子カセッテ32へ送信する。
カセッテ制御部92は、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1を受信すると、動作モードをリセットモードへ移行し、ゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させて、各ゲート配線76に接続された各TFT36を1ラインずつ順にONさせる。これにより、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電荷信号として各データ配線78に流れ出す。カセッテ制御部92は、動作モードがリセットモードである間、1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させて各蓄積容量68に蓄積された電荷を1フレーム分リセットするリセット動作を繰り返す。
コンソール42は、操作パネル102に対して曝射条件指定操作が行われると、曝射条件指定操作で指定された管電圧、管電流、照射時間等の曝射条件情報C2を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。また、コンソール42は、放射線画像の撮影の際、放射線検出器60の各蓄積容量68に電荷を蓄積させる蓄積時間等の撮影制御情報C3を、送受信機42Cを介して電子カセッテ32へ送信する。
撮影装置34は、電源がオンされて所定の初期起動動作が完了すると、動作状態がスリープ状態となって待機している。撮影装置34は、曝射条件情報C2を受信すると、受信した曝射条件情報を記憶すると共に、動作状態を駆動状態へ移行する。撮影装置34は、動作状態が駆動状態に復帰すると、撮影準備完了を示す情報C4を、通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、撮影制御情報C3を受信すると、受信した当該撮影制御情報を記憶する。
コンソール42は、撮影準備完了を示す情報C4を受信すると、撮影準備が完了したことをディスプレイ100に表示し、操作パネル102に対する撮影を指示する撮影指示操作が可能となる。本実施の形態に係る撮影システム18では、操作パネル102に対する撮影指示操作を2段階の操作としており、操作パネル102に対して1段階目の撮影指示操作の後に2段階目の撮影指示操作が行われることにより放射線画像の撮影が行われる。この2段階の撮影指示操作は、例えば、操作パネル102の2つのボタンを順に押下するものでもあってもよく、また、例えば、1つのボタンに対する半押、全押であってもよい。
コンソール42は、操作パネル102に対して1段階目の撮影指示操作が行われると、曝射用意を指示する指示情報C5を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。
撮影装置34は、曝射用意を指示する指示情報C5が受信されると、直前に記憶した曝射条件情報により示される管電圧、管電流での曝射が行われるように放射線源130のスタンバイを行う。撮影装置34は、放射線源130のスタンバイが完了すると、スタンバイ完了を示す情報C6を、通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
コンソール42は、スタンバイ完了を示す情報C6を受信すると、2段階目の撮影指示操作が可能となる。コンソール42は、操作パネル102に対して2段階目の撮影指示操作が行われると、撮影を要求する指示情報C7を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。
撮影装置34は、撮影を要求する指示情報C7を受信すると、スピーカ136から、予告音C8として第1の周波数帯域の超音波を出力する。そして、予告音C8を出力してから所定時間経過後に、撮影装置34は、スピーカ136から、曝射音C9として第2の周波数帯域の超音波を出力すると共に、直前に記憶した曝射条件情報により示される照射時間だけ放射線源130から放射線Xを照射させる。
なお、上記の所定時間には、電子カセッテ32における1フレーム分のリセット動作が完了するまでにかかる時間以上の時間が予め設定されている。
また、電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、上記の撮影制御情報C3を受信すると、図7に示す撮影制御処理ルーチンを実現するプログラムを実行する。
まず、ステップ150において、予告音を検出したか否かを判定する。音入力部95及び同期音検出部97を介して、第1の周波数帯域の超音波からなる予告音C8(図6参照)を検出すると、ステップ152へ進む。
ステップ152では、1フレーム分のリセット動作が完了するまでリセット動作を行い、1フレーム分のリセット動作の完了後、ステップ154へ移行する。
ステップ154では、曝射音を検出したか否かを判定する。音入力部95及び同期音検出部97を介して、第2の周波数帯域の超音波からなる曝射音C9(図6参照)を検出するまで待機し、曝射音C9を検出すると、放射線源130からの放射線Xの照射が開始されたと判断し、ステップ156へ進む。そして、ステップ156において、動作モードを撮影モードへ移行して、放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68において、照射された放射線Xの線量に応じた電荷が蓄積されるように、放射線検出器60を制御する。
このとき、放射線源130から照射された放射線Xは、患者30を透過した後に電子カセッテ32に到達する。これにより、電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68には、照射された放射線Xの線量に応じた電荷が蓄積される。また、カセッテ制御部92は、曝射音C9の検出後、直前に記憶した撮影制御情報で定められた蓄積時間だけ待機してから、放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68における電荷の蓄積を終了して、ステップ158へ移行する。
ステップ158では、放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68に蓄積された電荷の読み出しを、以下のように行う。ゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT36を1ラインずつ順にONさせる。これにより、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電荷信号として各データ配線78に流れ出す。各データ配線78に流れ出した電荷信号は個々のサンプルホールド回路84に入力されてアナログ電圧信号に変換され、変換されたアナログ電圧信号がマルチプレクサ86に順に(シリアルに)入力され、A/D変換器88によってデジタルの画像情報へ変換されて、フレームメモリ90に記憶される。
そして、ステップ160において、動作モードをリセットモードへ移行して、撮影制御処理ルーチンを終了する。
カセッテ制御部92は、1フレーム分の画像情報がフレームメモリ90に記憶されると、フレームメモリ90に記憶された1フレーム分の画像情報をシリアルデータに変換して送受信機32Aを介してコンソール42へ送信する。
なお、本実施の形態では、カセッテ制御部92は、上記の撮影制御処理ルーチンによって、1フレーム分の電荷の読み出しが終了すると、連続撮影を行わないものとして、動作モードをリセットモードへ移行させることとしているが、連続撮影を行うものしてもよい。
コンソール42では、1フレーム分の画像情報を受信すると、1フレーム分の画像情報に対して所定の画像処理を施し、画像処理後の画像情報を患者30の患者情報と関連付けられた状態でHDD110に記憶させる。また、コンソール42は、画像処理後の放射線画像を示す画像信号を表示装置36に対して出力して表示装置36の表示部36Aに表示させる。医師26は、表示部36Aに表示された放射線画像を確認しながら手術を遂行する。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、電子カセッテにおいて、放射線源から放射線が照射開始されるときに入力される曝射音を検出すると、放射線検出器における電荷の蓄積を開始させることにより、簡易な構成で、放射線源からの放射線の照射タイミングと同期させて、放射線検出器において電荷を蓄積させることができる。
また、予告音と曝射音とで、音の周波数帯域を変えることにより、予告音と曝射音とを電子カセッテ側で区別することができる。また、予告音や曝射音として、超音波を用いることにより、同期をとるための音として、他の音を誤って検出することを防止することができる。
また、音波を同期信号として利用することで、無線通信における遅延のケアから開放されるとともに、他の無線方式で必要となる指向性へのケアが不要となるため、電子カセッテが人体の影に隠れていても、撮影装置の動作と同期して、電子カセッテを動作させることができる。
なお、上記の実施の形態では、撮影装置側で、予告音を出力してから所定時間後に曝射音を出力する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、電子カセッテにおいて、予告音を検出後、1フレーム分のリセット動作を完了したら、後述する第7の実施の形態と同様に、撮影開始を指示する情報をコンソールへ無線通信によって送信し、撮影装置が、曝射を指示する情報をコンソールから受信したときに、曝射音を出力するようにしてもよい。
また、予告音や曝射音として超音波を出力する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、肉声の周波数帯域とは異なる周波数帯域の音を出力するようにしてもよい。また、可聴帯域とは異なる周波数帯域の音を出力するようにしてもよい。これによって、患者などの人の声など、他の音を、同期をとるための音として誤って検出することを防止することができる。
また、電子カセッテの同期音検出部において、予告音の第1の周波数帯域のみを通過させるフィルタと、曝射音の第2の周波数帯域のみを通過させるフィルタとを用いて、第1の周波数帯域の音からなる予告音、及び第2の周波数帯域の音からなる曝射音を検出するようにしてもよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態に係る放射線情報システムの構成は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、予告音と曝射音とについて、パルス周期を変えて出力している点が、第1の実施の形態と主に異なっている。
撮影装置34の音出力制御部138は、電子カセッテ32の動作を放射線源130の動作と同期させるためのパルス音をスピーカ136から出力させる。音出力制御部138は、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始される前に、第1のパルス周期のパルス音を出力するようにスピーカ136を制御し、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始されるときに、第1のパルス周期とは異なる第2のパルス周期のパルス音を出力するようにスピーカ136を制御する。
電子カセッテ32の同期音検出部97は、入力された音から、パルス音を検出し、検出したパルス音のパルス周期を判定して、入力された音から、第1のパルス周期のパルス音からなる予告音、又は第2のパルス周期のパルス音からなる曝射音を検出する。
なお、第2の実施の形態に係る放射線情報システムの他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、予告音と曝射音とで、パルス音のパルス周期を変えることにより、予告音と曝射音とを電子カセッテ側で区別することができる。また、予告音や曝射音として、パルス音を用いることにより、同期をとるための音として、他の音を誤って検出することを防止することができる。
なお、上記の実施の形態では、予告音及び曝射音の各々としてパルス音を出力する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、予告音としてパルス音を出力し、曝射音として、なりっぱなしの音を出力するようにしてもよい。
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態に係る放射線情報システムの構成は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、可聴帯域の音を出力している点と、予告音と曝射音とについて、各々異なる特徴的なパルス列からなる音に変調して出力している点とが、第1の実施の形態と主に異なっている。
撮影装置34の音出力制御部138は、電子カセッテ32の動作を放射線源130の動作と同期させるための音として、可聴帯域の音をスピーカ136から出力させる。音出力制御部138は、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始される前に、第1のパルス列からなる音に変調した音を出力するようにスピーカ136を制御し、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始されるときに、第1のパルス列とは異なる第2のパルス列からなる音に変調した音を出力するようにスピーカ136を制御する。
電子カセッテ32の同期音検出部97は、入力された音に対して、第1、2のパルス列に対応する復調を行う。同期音検出部97は、第1のパルス列に対応する復調によって復調できた場合に、入力された音から、第1のパルス列に変調された音からなる予告音が検出されたと判断する。また、同期音検出部97は、第2のパルス列に対応する復調によって復調できた場合に、入力された音から、第2のパルス列に変調された音からなる曝射音が検出されたと判断する。
なお、第3の実施の形態に係る放射線情報システムの他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、予告音及び曝射音の各々として、変調した音を出力し、電子カセッテ側において、復調できた音のみを検出するようにすることにより、同期をとるための音として、他の音を誤って検出することを防止することができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。なお、第4の実施の形態に係る放射線情報システムの構成は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第4の実施の形態では、予告音と曝射音とについて、同じ周波数帯域の音を出力している点が、第1の実施の形態と主に異なっている。
撮影装置34の音出力制御部138は、電子カセッテ32の動作を放射線源130の動作と同期させるための超音波をスピーカ136から出力させる。音出力制御部138は、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始される前に、所定の周波数帯域の超音波を出力するようにスピーカ136を制御し、その後、所定時間、スピーカ136から音を出力させない状態で待機し、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始されるときに、同じ周波数帯域の超音波を出力するようにスピーカ136を制御する。
電子カセッテ32の同期音検出部97は、入力された音の周波数帯域を判定して、所定の周波数帯域であると判定されると、予告音が検出されたと判断する。そして、同期音検出部97は、予告音を検出した後、音が検出されない状態を挟んで、所定の周波数帯域の超音波が検出されると、曝射音が検出されたと判断する。
なお、第4の実施の形態に係る放射線情報システムの他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、予告音と曝射音との間に、音を出力しない状態を挟むことにより、予告音と曝射音とを電子カセッテ側で区別することができる。
なお、上記の実施の形態では、予告音及び曝射音として、所定の周波数帯域の超音波を出力する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、予告音及び曝射音として、所定のパルス周期のパルス音を出力するようにしてもよい。
次に、第5の実施の形態について説明する。なお、第5の実施の形態に係る放射線情報システムの構成は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第5の実施の形態では、予告音と曝射音とについて、同じ周波数帯域の音を出力している点と、予告音と曝射音とを出力する間に、異なる周波数帯域の音を出力している点とが、第1の実施の形態と主に異なっている。
撮影装置34の音出力制御部138は、電子カセッテ32の動作を放射線源130の動作と同期させるための超音波をスピーカ136から出力させる。音出力制御部138は、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始される前に、予告音として、第1の周波数帯域の超音波を出力するようにスピーカ136を制御し、その後、所定時間、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域の音を出力するようにスピーカ136を制御する。そして、音出力制御部138は、線源制御部134によって放射線源130による放射線の照射が開始されるときに、曝射音として、予告音と同じ第1の周波数帯域の超音波を出力するようにスピーカ136を制御する。
電子カセッテ32の同期音検出部97は、まず、入力された音の周波数帯域を判定して、第1の周波数帯域であると判定されると、予告音が検出されたと判断する。そして、同期音検出部97は、予告音を検出した後、入力された音から第2の周波数帯域の超音波が検出され、その後に、第1の周波数帯域の超音波が検出されると、曝射音が検出されたと判断する。
なお、第5の実施の形態に係る放射線情報システムの他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、予告音と曝射音との間に、予告音及び曝射音の各々と周波数帯域が異なる音を出力することにより、予告音と曝射音とを電子カセッテ側で区別することができる。
なお、上記の実施の形態では、予告音及び曝射音として、所定の周波数帯域の超音波を出力する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、予告音及び曝射音として、所定のパルス周期のパルス音を出力するようにしてもよい。この場合には、予告音と曝射音との間に、予告音及び曝射音の各々とパルス周期が異なるパルス音を出力するようにすればよい。
また、上記の第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、放射線の照射を開始させるときに曝射音を出力する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、放射線を照射している期間、曝射音を出力するようにしてもよい。
次に、第6の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となっている部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第6の実施の形態では、電子カセッテ側から、曝射音を出力している点と、撮影装置側で、曝射音を検出すると放射線を照射している点とが、第1の実施の形態と主に異なっている。
図8に示すように、第6の実施の形態に係る電子カセッテ632は、送受信機32Aと、放射線検出器60と、ゲート線ドライバ80と、信号処理部82と、フレームメモリ90と、カセッテ制御部92と、通信制御部94と、音入力部95と、電源部96と、同期音検出部97と、スピーカ620と、スピーカ620からの音の出力を制御する音出力制御部622とを備えている。
カセッテ制御部92は、音入力部95及び同期音検出部97を介して、予告音としての超音波が検出されると、1フレーム分のリセット動作を完了するように放射線検出器60を制御し、リセット動作が完了すると、音出力制御部622によって、曝射音として所定の周波数帯域の超音波をスピーカ620から出力させると共に、放射線検出器60における電荷の蓄積を開始させる。
撮影装置634は、放射線源130と、通信インタフェース部132と、線源制御部134と、スピーカ136と、音出力制御部138と、マイクで構成される音入力部624と、音入力部624から入力された音から、曝射音を検出する同期音検出部626とを備えている。
線源制御部134は、スピーカ136から予告音としての超音波を出力させた後に、同期音検出部626によって、所定の周波数帯域の超音波が検出されると、曝射音が検出されたと判断し、放射線源130による放射線の照射を開始させる。
次に、第6の実施の形態に係る撮影システム18の動作について詳細に説明する。図9には、撮影システム18により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。
コンソール42は、まず、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1を、送受信機42Cを介して電子カセッテ32へ送信する。
カセッテ制御部92は、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1を受信すると、動作モードをリセットモードへ移行し、リセット動作を行うようにゲート線ドライバ80及び信号処理部82を制御する。
コンソール42は、操作パネル102に対して曝射条件指定操作が行われると、曝射条件情報C2を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。また、コンソール42は、撮影制御情報C3を、送受信機42Cを介して電子カセッテ32へ送信する。
撮影装置34は、電源がオンされて所定の初期起動動作が完了した後、スリープ状態となって待機しているときに、曝射条件情報C2を受信すると、受信した曝射条件情報を記憶すると共に、動作状態を駆動状態へ移行する。撮影装置34は、動作状態が駆動状態に復帰すると、撮影準備完了を示す情報C4を、通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、撮影制御情報C3を受信すると、受信した当該撮影制御情報を記憶する。
コンソール42は、撮影準備完了を示す情報C4を受信すると、撮影準備が完了したことをディスプレイ100に表示し、操作パネル102に対して1段階目の撮影指示操作が行われると、曝射用意を指示する指示情報C5を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。
撮影装置34は、曝射用意を指示する指示情報C5が受信されると、放射線源130のスタンバイを行う。撮影装置34は、放射線源130のスタンバイが完了すると、スタンバイ完了を示す情報C6を、通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
コンソール42は、スタンバイ完了を示す情報C6を受信すると、2段階目の撮影指示操作が可能となり、操作パネル102に対して2段階目の撮影指示操作が行われると、撮影を要求する指示情報C7を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。
撮影装置34は、撮影を要求する指示情報C7を受信すると、スピーカ136から、予告音C8として所定の周波数帯域の超音波を出力する。
また、電子カセッテ632のカセッテ制御部92は、上記の撮影制御情報C3を受信すると、図10に示す撮影制御処理ルーチンを実現するプログラムを実行する。なお、第1の実施の形態と同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
まず、ステップ150において、予告音を検出したか否かを判定する。音入力部95及び同期音検出部97を介して、所定の周波数帯域の超音波からなる予告音C8(図8参照)を検出すると、ステップ152へ進む。
ステップ152では、1フレーム分のリセット動作が完了するまでリセット動作を行い、1フレーム分のリセット動作の完了後、ステップ650へ移行する。
ステップ650では、音出力制御部622及びスピーカ620を介して、所定の周波数帯域の超音波からなる曝射音C9(図8参照)を出力する。
このとき、撮影装置634は、音入力部624及び同期音検出部626を介して、所定の周波数帯域の超音波を検出すると、曝射音を検出したと判断し、直前に記憶した曝射条件情報により示される照射時間だけ放射線源130から放射線Xを照射させる。
そして、ステップ156において、動作モードを撮影モードへ移行し、放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68において、直前に記憶した撮影制御情報で定められた蓄積時間だけ、照射された放射線Xの線量に応じた電荷が蓄積されるように、放射線検出器60を制御する。次のステップ158では、放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68に蓄積された電荷の読み出しを行う。そして、ステップ160において、動作モードをリセットモードへ移行して、撮影制御処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、第6の実施の形態によれば、放射線検出器において電荷の蓄積を開始するときに、電子カセッテ側から曝射音を出力し、撮影装置において、曝射音が検出されたときに、放射線源からの放射線の照射を開始することにより、簡易な構成で、放射線検出器における電荷の蓄積タイミングと同期させて、放射線源から放射線を照射させることができる。
なお、上記の実施の形態において、予告音や曝射音として超音波を出力する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、肉声の周波数帯域とは異なる周波数帯域の音や、可聴帯域とは異なる周波数帯域の音を出力するようにしてもよい。また、予告音や曝射音としてパルス音を出力するようにしてもよい。
次に、第7の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となっている部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第7の実施の形態では、撮影装置側で、放射線の照射タイミングに応じて、光を発光している点と、電子カセッテ側で、受光した光に応じて、放射線検出器における電荷の蓄積を行っている点とが、第1の実施の形態と主に異なっている。
図11に示すように、第7の実施の形態に係る電子カセッテ732は、送受信機32Aと、放射線検出器60と、ゲート線ドライバ80と、信号処理部82と、フレームメモリ90と、カセッテ制御部92と、通信制御部94と、電源部96と、赤外光に感度を有する受光素子で構成された受光部795とを備えている。
カセッテ制御部92は、コンソール42から、撮影を要求する指示情報が受信されると、1フレーム分のリセット動作を完了するように放射線検出器60を制御し、リセット動作が完了すると、撮影開始を指示する指示情報をコンソール42へ送信する。その後、カセッテ制御部92は、撮影装置734から、赤外光を受光すると、動作モードを撮影モードへ移行し、赤外光を受光している期間、電荷を蓄積するように放射線検出器60を制御する。
撮影装置734は、放射線源130と、通信インタフェース部132と、線源制御部134と、赤外光を発光する発光部736と、放射線源130による放射線の照射に合わせて、赤外光を発光するように制御する発光制御部738とを備えている。
線源制御部134は、コンソール42から曝射を指示する指示情報を受信すると、放射線源130による放射線の照射を開始させ、このとき、発光制御部738は、発光部736による赤外光の発光を開始させる。また、線源制御部134によって放射線源130から放射線を照射させている期間、発光制御部738は、発光部736によって赤外光を発光させる。
図12(A)に示すように、撮影装置734において、放射線の照射面の周辺に発光部736が配置され、図12(B)に示すように、発光部736の位置に対応して、電子カセッテ732の照射面56の外側に受光部795が配置されている。
次に、第7の実施の形態に係る撮影システム18の動作について詳細に説明する。図13には、撮影システム18により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。
コンソール42は、まず、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1を、送受信機42Cを介して電子カセッテ32へ送信する。
カセッテ制御部92は、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1を受信すると、動作モードをリセットモードへ移行し、リセット動作を行うようにゲート線ドライバ80を制御する。
コンソール42は、操作パネル102に対して曝射条件指定操作が行われると、曝射条件情報C2を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。また、コンソール42は、撮影制御情報C3を、送受信機42Cを介して電子カセッテ32へ送信する。
撮影装置34は、電源がオンされて所定の初期起動動作が完了すると、動作状態がスリープ状態となって待機し、曝射条件情報C2を受信すると、受信した曝射条件情報を記憶すると共に、動作状態を駆動状態へ移行する。撮影装置34は、動作状態が駆動状態に復帰すると、撮影準備完了を示す情報C4を、通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、撮影制御情報C3を受信すると、受信した当該撮影制御情報を記憶する。
コンソール42は、撮影準備完了を示す情報C4を受信すると、撮影準備が完了したことをディスプレイ100に表示し、操作パネル102に対して1段階目の撮影指示操作が行われると、曝射用意を指示する指示情報C5を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。
撮影装置34は、曝射用意を指示する指示情報C5が受信されると、直前に記憶した曝射条件情報により示される管電圧、管電流での曝射が行われるように放射線源130のスタンバイを行う。撮影装置34は、放射線源130のスタンバイが完了すると、スタンバイ完了を示す情報C6を、通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
コンソール42は、スタンバイ完了を示す情報C6を受信すると、2段階目の撮影指示操作が可能となる。コンソール42は、操作パネル102に対して2段階目の撮影指示操作が行われると、撮影を要求する指示情報C7を、送受信機42Cを介して電子カセッテ732へ送信する。
このとき、電子カセッテ732のカセッテ制御部92は、上記の撮影制御情報C3を受信すると、図14に示す撮影制御処理ルーチンを実現するプログラムを実行する。なお、第1の実施の形態と同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
まず、ステップ750において、コンソール42から、撮影を要求する指示情報C7を受信したか否かを判定する。コンソール42から撮影を要求する指示情報C7を受信すると、ステップ152へ進み、ステップ152では、1フレーム分のリセット動作が完了するまでリセット動作を行い、1フレーム分のリセット動作の完了後、ステップ752へ移行する。
ステップ752では、コンソール42へ、送受信機32Aを介して、撮影開始を指示する指示情報(図13のC8参照)を送信する。このとき、コンソール42は、上記図13に示すように、撮影開始を指示する指示情報C8を受信すると、曝射を指示する指示情報C9を、通信ケーブル35を介して撮影装置734へ送信する。撮影装置734は、曝射を指示する指示情報C9を受信すると、放射線Xを照射すると共に、放射線Xを照射している間、発光部736から赤外光を発光させる。
ステップ754では、赤外光を受光したか否かを判定し、赤外光を受光するまで待機し、受光部795によって赤外光を受光したと判定されると、ステップ756へ進む。
そして、ステップ756において、動作モードを撮影モードへ移行し、放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68において、照射された放射線Xの線量に応じた電荷の蓄積が開始されるように、放射線検出器60を制御する。
次のステップ758では、赤外光を受光したか否かを判定し、受光部795によって赤外光を受光している間は、放射線検出器60による電荷の蓄積を継続させる。上記ステップ758において、赤外光を受光していないと判定されると、放射線の照射が終了したと判断して、ステップ158へ進む。
ステップ158では、放射線検出器60による電荷の蓄積を終了させて、放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68に蓄積された電荷の読み出しを行う。そして、ステップ160において、動作モードをリセットモードへ移行して、撮影制御処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、第7の実施の形態によれば、電子カセッテ側において、放射線源から放射線が照射されている期間に撮影装置側から発光される赤外光を受光して、放射線検出器における電荷の蓄積を行なうことにより、簡易な構成で、放射線源からの放射線の照射タイミングと同期させて、放射線検出器において電荷を蓄積させることができる。
また、光を同期信号として利用することで、無線通信における遅延のケアから開放され、撮影装置の動作と同期して、電子カセッテを動作させることができる。
なお、上記の実施の形態では、撮影装置において、放射線を照射している期間、赤外光を発光する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、放射線の照射を開始させるときに赤外光を発光するようにしてもよい。この場合には、電子カセッテ側において、赤外光を受光すると、電荷の蓄積を開始し、撮影制御情報が示す蓄積時間だけ、電荷の蓄積を行うようにすればよい。
次に、第8の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となっている部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第8の実施の形態では、電子カセッテ側で、電荷の蓄積タイミングに応じて、光を発光している点と、撮影装置側で、受光した光に応じて、放射線の照射を行っている点とが、第7の実施の形態と主に異なっている。
図15に示すように、第8の実施の形態に係る電子カセッテ832は、送受信機32Aと、放射線検出器60と、ゲート線ドライバ80と、信号処理部82と、フレームメモリ90と、カセッテ制御部92と、通信制御部94と、電源部96と、赤外光を発光する発光部895と、放射線検出器60による電荷の蓄積に合わせて、赤外光を発光するように制御する発光制御部897とを備えている。
カセッテ制御部92は、コンソール42から、撮影を要求する指示情報が受信されると、1フレーム分のリセット動作を完了するように放射線検出器60を制御し、リセット動作が完了すると、動作モードを撮影モードへ移行し、電荷を蓄積するように放射線検出器60を制御する。また、放射線検出器60によって電荷を蓄積させている間、発光制御部897によって、発光部895によって赤外光を発光させる。
撮影装置834は、放射線源130と、通信インタフェース部132と、線源制御部134と、赤外光に感度を有する受光素子で構成された受光部836とを備えている。
線源制御部134は、電子カセッテ832からの赤外光を受光部836によって受光すると、放射線源130による放射線の照射を開始させ、直前に記憶した曝射条件情報により示される照射時間だけ放射線源130から放射線を照射させる。
また、撮影装置834において、放射線の照射面の周辺に受光部836が配置され、受光部836の位置に対応して、電子カセッテ832の照射面56の外側に発光部895が配置されている。
次に、第8の実施の形態に係る撮影システム18の動作について詳細に説明する。図16には、撮影システム18により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。
コンソール42は、まず、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1を、送受信機42Cを介して電子カセッテ32へ送信する。
カセッテ制御部92は、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1を受信すると、動作モードをリセットモードへ移行し、リセット動作を行うようにゲート線ドライバ80及び信号処理部82を制御する。
コンソール42は、操作パネル102に対して曝射条件指定操作が行われると、曝射条件情報C2を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。また、コンソール42は、撮影制御情報C3を、送受信機42Cを介して電子カセッテ32へ送信する。
撮影装置34は、電源がオンされて所定の初期起動動作が完了すると、動作状態がスリープ状態となって待機し、曝射条件情報C2を受信すると、受信した曝射条件情報を記憶すると共に、動作状態を駆動状態へ移行する。撮影装置34は、動作状態が駆動状態に復帰すると、撮影準備完了を示す情報C4を、通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、撮影制御情報C3を受信すると、受信した当該撮影制御情報を記憶する。
コンソール42は、撮影準備完了を示す情報C4を受信すると、撮影準備が完了したことをディスプレイ100に表示し、操作パネル102に対して1段階目の撮影指示操作が行われると、曝射用意を指示する指示情報C5を、通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。
撮影装置34は、曝射用意を指示する指示情報C5が受信されると、放射線源130のスタンバイを行う。撮影装置34は、放射線源130のスタンバイが完了すると、スタンバイ完了を示す情報C6を、通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
コンソール42は、スタンバイ完了を示す情報C6を受信すると、2段階目の撮影指示操作が可能となる。コンソール42は、操作パネル102に対して2段階目の撮影指示操作が行われると、撮影を要求する指示情報C7を、送受信機42Cを介して電子カセッテ732へ送信する。
このとき、電子カセッテ832のカセッテ制御部92は、上記の撮影制御情報C3を受信すると、図17に示す撮影制御処理ルーチンを実現するプログラムを実行する。なお、第1の実施の形態及び第7の実施の形態と同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
まず、ステップ750において、コンソール42から、撮影を要求する指示情報C7を受信したか否かを判定する。コンソール42から撮影を要求する指示情報C7を受信すると、ステップ152へ進み、ステップ152では、1フレーム分のリセット動作が完了するまでリセット動作を行い、1フレーム分のリセット動作の完了後、ステップ850へ移行する。
ステップ850では、直前に受信した撮影制御情報C3が示す蓄積時間の間、発光部895から赤外光を発光させると共に、動作モードを撮影モードへ移行して、放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68において、蓄積時間の間、照射された放射線Xの線量に応じた電荷が蓄積されるように、放射線検出器60を制御する。
このとき、撮影装置34において、受光部836によって赤外光を受光すると、直前に記憶した曝射条件情報により示される照射時間だけ放射線源130から放射線Xを照射させる。
そして、ステップ158において、放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68に蓄積された電荷の読み出しを行う。次のステップ160において、動作モードをリセットモードへ移行して、撮影制御処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、第8の実施の形態によれば、放射線検出器における電荷の蓄積を開始するときに、撮影装置側から赤外光を発光し、撮影装置において赤外光が受光されたときに、放射線源からの放射線の照射を開始することにより、簡易な構成で、放射線検出器における電荷の蓄積タイミングと同期させて、放射線源から放射線を照射させることができる。
なお、上記の実施の形態では、電荷を蓄積している間に、赤外光を発光している場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、電荷の蓄積を開始するときに、赤外光を発光するようにしてもよい。
また、上記の第7の実施の形態及び第8の実施の形態では、赤外光を発光する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、可視光を発光するようにしてもよい。この場合には、受光部を、可視光に感度を有する受光素子を用いて構成すればよい。
また、上記の第1の実施の形態〜第8の実施の形態では、撮影装置とコンソールとの間で、通信ケーブルを介して各種情報の送受信を行う場合を例に説明したが、撮影装置とコンソールとの間で、無線通信によって各種情報の送受信を行うようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る放射線情報システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る放射線画像撮影システムが設置された手術室の様子を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子カセッテの内部構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る放射線画像撮影システムの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る放射線検出器の1画素部分に注目した等価回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る放射線画像を撮影する際の動作の流れ示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る電子カセッテにおける撮影制御処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態に係る放射線画像撮影システムの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態に係る放射線画像を撮影する際の動作の流れ示すタイミングチャートである。 本発明の第6の実施の形態に係る電子カセッテにおける撮影制御処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施の形態に係る放射線画像撮影システムの詳細な構成を示すブロック図である。 (A)撮影装置に発光部が配置されている様子を示す図、及び(B)電子カセッテに受光部が配置されている様子を示す図である。 本発明の第7の実施の形態に係る放射線画像を撮影する際の動作の流れ示すタイミングチャートである。 本発明の第7の実施の形態に係る電子カセッテにおける撮影制御処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第8の実施の形態に係る放射線画像撮影システムの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第8の実施の形態に係る放射線画像を撮影する際の動作の流れ示すタイミングチャートである。 本発明の第8の実施の形態に係る電子カセッテにおける撮影制御処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10 放射線情報システム
18 放射線画像撮影システム
32A 送受信機
32、632、732、832 電子カセッテ
34、634、734、834 撮影装置
42 コンソール
42C 送受信機
60 放射線検出器
80 ゲート線ドライバ
82 信号処理部
92 カセッテ制御部
94 通信制御部
95、624 音入力部
97、626 同期音検出部
118 通信制御部
130 放射線源
134 線源制御部
136、620 スピーカ
138、622 音出力制御部
736、895 発光部
738、897 発光制御部
795、836 受光部

Claims (20)

  1. 外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する電子回路と、
    放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて入力された音を検出する音検出手段と、
    前記音検出手段によって検出された音に応じて、前記電荷を蓄積させるように前記電子回路を制御する制御手段と、
    を含む可搬型放射線画像形成装置。
  2. 請求項1記載の可搬型放射線画像形成装置と、
    放射線を照射する放射線照射源、
    前記放射線照射源による放射線の照射を制御する照射制御手段、
    音を出力する音出力手段、及び
    前記放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて、前記音を出力するように前記音出力手段を制御する音出力制御手段
    を含む撮影装置と、
    を含む放射線撮影システム。
  3. 前記音出力制御手段は、前記放射線照射源による放射線の照射が開始される前に、第1の音を出力するように前記音出力手段を制御し、前記放射線照射源による放射線の照射が開始されるときに、第2の音を出力するように前記音出力手段を制御し、
    前記制御手段は、前記音検出手段によって前記第1の音が検出されたときに、蓄積された電荷を放出するように前記電子回路を制御し、前記音検出手段によって前記第2の音が検出されたときに、前記電荷の蓄積を開始するように前記電子回路を制御する請求項2記載の放射線撮影システム。
  4. 前記第1の音と前記第2の音とは、音の周波数帯域が異なる請求項3記載の放射線撮影システム。
  5. 前記音出力手段は、前記音としてパルス音を出力し、
    前記第1の音と第2の音とは、パルス周期が異なる請求項3記載の放射線撮影システム。
  6. 前記音出力制御手段は、前記第1の音を出力させるとき及び前記第2の音を出力させるときの間は、前記音出力手段から音を出力させない請求項3記載の放射線撮影システム。
  7. 前記音出力制御手段は、前記第1の音を出力させるとき及び前記第2の音を出力させるときの間は、前記第1の音及び前記第2の音と周波数帯域が異なる音を出力するように前記音出力手段を制御する請求項3記載の放射線撮影システム。
  8. 外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する電子回路と、
    音を出力する音出力手段と、
    前記電子回路による前記電荷の蓄積を制御する制御手段と、
    前記電子回路による前記電荷の蓄積タイミングに応じて、前記音を出力するように前記音出力手段を制御する音出力制御手段と
    を含む可搬型放射線画像形成装置。
  9. 請求項8記載の可搬型放射線画像形成装置と、
    放射線を照射する放射線照射源、
    入力された音を検出する音検出手段、及び
    前記音検出手段によって検出された音に応じて、放射線を照射させるように前記放射線照射源を制御する照射制御手段
    を含む撮影装置と、
    を含む放射線撮影システム。
  10. 前記音出力手段は、可聴帯域とは異なる周波数帯域の音を出力する請求項2〜7、9の何れか1項記載の放射線撮影システム。
  11. 前記音出力手段は、人の肉声の周波数帯域とは異なる周波数帯域の音を出力する請求項2〜7、9の何れか1項記載の放射線撮影システム。
  12. 前記音出力手段は、変調した音を出力し、
    前記音検出手段は、入力された音に対して復調を行ない、復調された音を検出する請求項2〜7、9〜11の何れか1項記載の放射線撮影システム。
  13. 外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する電子回路と、
    放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて発光された光を受光する受光手段と、
    前記受光手段によって受光された光に応じて、前記電荷を蓄積させるように前記電子回路を制御する電子回路制御手段と、
    を含む可搬型放射線画像形成装置。
  14. 請求項13記載の可搬型放射線画像形成装置と、
    放射線を照射する放射線照射源、
    前記放射線照射源による放射線の照射を制御する照射制御手段、
    発光する発光源、及び
    前記放射線照射源による放射線の照射タイミングに応じて、前記発光源を発光させる発光制御手段
    を含む撮影装置と、
    を含む放射線撮影システム。
  15. 前記発光制御手段は、前記放射線照射源により放射線が照射されている期間、前記発光源を発光させ、
    前記電子回路制御手段は、前記受光手段によって光が受光されている期間、前記電荷を蓄積させるように前記電子回路を制御する請求項14記載の放射線撮影システム。
  16. 前記発光源を、前記放射線照射源の照射面の周辺に設け、
    前記受光手段を、前記発光源の位置に対応する位置に設けた請求項14又は15記載の放射線撮影システム。
  17. 外部から照射された放射線量に応じた電荷を蓄積することにより、放射線画像を示す画像情報を生成する電子回路と、
    前記電荷を蓄積させるように前記電子回路を制御する電子回路制御手段と、
    発光する発光源と、
    前記電子回路による電荷の蓄積タイミングに応じて、前記発光源を発光させる発光制御手段と、
    を含む可搬型放射線画像形成装置。
  18. 請求項17記載の可搬型放射線画像形成装置と、
    放射線を照射する放射線照射源、
    光を受光する受光手段、及び
    前記受光手段によって受光された光に応じて、放射線を照射させるように前記放射線照射源を制御する照射制御手段
    を含む撮影装置と、
    を含む放射線撮影システム。
  19. 前記発光源は、可視光又は赤外光を発光する請求項14〜16、18の何れか1項記載の放射線撮影システム。
  20. 前記可搬型放射線画像形成装置は、外部と制御情報を送受信するための無線通信手段を更に含む請求項2〜7、9〜12、14〜16、18、19の何れか1項記載の放射線撮影システム。
JP2008210932A 2008-08-19 2008-08-19 可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システム Abandoned JP2010046145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008210932A JP2010046145A (ja) 2008-08-19 2008-08-19 可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008210932A JP2010046145A (ja) 2008-08-19 2008-08-19 可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010046145A true JP2010046145A (ja) 2010-03-04

Family

ID=42063772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008210932A Abandoned JP2010046145A (ja) 2008-08-19 2008-08-19 可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010046145A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005006979A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Canon Inc 放射線撮像装置、放射線撮像方法、及び、放射線撮像プログラム
JP2006025832A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005006979A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Canon Inc 放射線撮像装置、放射線撮像方法、及び、放射線撮像プログラム
JP2006025832A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4986966B2 (ja) 放射線情報システム
JP5285485B2 (ja) 放射線画像撮影システム、放射線画像撮影装置、制御装置及び放射線画像撮影制御方法
JP5623817B2 (ja) 放射線撮影システム
JP2010081960A (ja) 放射線画像撮影システム
JP5345076B2 (ja) 放射線画像撮影システム
US8130909B2 (en) Radiographic imaging device, image processing device
JP5616211B2 (ja) 放射線画像撮影システム
JP2010214095A (ja) 放射線画像撮影システム、放射線発生装置、撮影制御装置及び放射線画像撮影装置
JP2011188922A (ja) 放射線画像撮影装置
JP2010081961A (ja) 撮影制御装置
JP5192914B2 (ja) カセッテ及び放射線画像撮影システム
JP2010025707A (ja) 警告装置及びプログラム
JP2010158514A (ja) 放射線画像撮影システム
JP2010136063A (ja) 放射線画像撮影装置
JP5283526B2 (ja) 可搬型放射線画像撮影装置、撮影制御装置及び放射線画像撮影システム
JP5230291B2 (ja) 可搬型放射線画像変換装置
JP2010051477A (ja) 可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システム
JP5869082B2 (ja) 放射線画像撮影システム
JP2010161624A (ja) 放射線画像撮影装置、放射線画撮影システム、及び画像処理装置
JP2010032268A (ja) 可搬型放射線画像変換装置、情報処理装置、及び収容装置
JP5225790B2 (ja) 可搬型放射線画像形成装置
JP2009053670A (ja) 放射線検出カセッテ及び放射線画像撮影システム
JP2010046145A (ja) 可搬型放射線画像形成装置及び放射線撮影システム
JP2010022640A (ja) 警告装置及びプログラム
JP5555597B2 (ja) 放射線画像撮影システムおよび報知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20121030