JP2005006979A - 放射線撮像装置、放射線撮像方法、及び、放射線撮像プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】使用時間の問題を解決しつつ取扱いの利便性を確保し、さらにデジタル撮像の利点を活かすことのできる放射線撮像装置を提供すること。
【解決手段】この放射線撮像装置10は、装置本体124に蓄電池114と、放射線画像をデジタル画像として撮像する撮像部11と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブル111を介して装置本体124外部と送受信する有線通信部121と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブル111を介さずに装置本体124外部と無線送受信する無線通信部122と、装置本体124へのケーブル111の接続を検知する接続検知部112と、接続検知部112の検知結果に基づいて有線通信部121又は無線通信部122のいずれによりデジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択するバス切替部120と、接続検知部122の検知結果に基づいて蓄電池114を装置本体124の電源として使用するか否かを選択する給電制御部115とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】この放射線撮像装置10は、装置本体124に蓄電池114と、放射線画像をデジタル画像として撮像する撮像部11と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブル111を介して装置本体124外部と送受信する有線通信部121と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブル111を介さずに装置本体124外部と無線送受信する無線通信部122と、装置本体124へのケーブル111の接続を検知する接続検知部112と、接続検知部112の検知結果に基づいて有線通信部121又は無線通信部122のいずれによりデジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択するバス切替部120と、接続検知部122の検知結果に基づいて蓄電池114を装置本体124の電源として使用するか否かを選択する給電制御部115とを備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に放射線撮像装置、放射線撮像方法、及び、放射線撮像プログラムに係り、特に固体撮像素子等の撮像部を用いて放射線画像をデジタル画像として取得する放射線撮像装置、放射線撮像方法、及び、放射線撮像プログラムに関する。本発明は、例えば病室や作業現場等に持ち運んでその場で放射線撮像を行うことのできる運搬可能な放射線撮像装置等に好適である。
【0002】
【従来の技術】
被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線の強度分布を検出して被写体の放射線画像を得る方法は、工業用の非破壊検査や医療診断の場で広く一般に利用されている。被写体の放射線画像を得るための一般的方法の具体例としては、放射線によって蛍光を発するいわゆる蛍光板(または増感紙)と銀塩フィルムとを組合せ、被写体に照射して透過した放射線をその蛍光板で可視光に変換して銀塩フィルム上に潜像を形成した後、この銀塩フィルムを化学処理することにより可視像を得る方法がある。この方法によって得られた放射線画像は一般にアナログ写真と呼ばれ、従来から放射線診断や放射線検査等において使用されている。
【0003】
また、誘発性燐光物質層を有するイメージングプレ−ト(以下、IPと略す。)を使用したコンピューテッド・ラジオグラフィ装置(以下、CR装置と略す。)も普及し始めている。放射線照射によって、一次励起されて潜像が形成されたIPに、赤色レーザ等の可視光によって二次励起を行うと、誘発性燐光が生じる。CR装置はこの発光を光電子増倍管などの光センサで検出することで放射線画像を取得し、この画像デ−タに基づき写真感光材料やCRT等に可視光像を出力する装置である。CR装置はデジタル装置であるが、二次励起による潜像の読取りという画像形成プロセスを必要とするため、撮像画像を直接(すなわち、即時に)表示することができない。したがって、このような撮像装置は間接型デジタル撮像装置と呼ぶことができる。
【0004】
一方、近年は撮像部として微小な光電変換素子、スイッチング素子等からなる画素を格子状に配列した光電変換装置を使用し、デジタル画像を取得する技術が開発されている。これらの撮像装置は取得した画像デ−タを即時に表示することが可能であり、上記した間接型デジタル撮像装置に対して直接型デジタル撮像装置と呼ぶことができる。
【0005】
アナログ写真を作成するアナログ撮像装置に対してデジタル撮像装置が有する利点として、フィルムレス化、画像処理による取得情報の増大、データベース作成の容易化等が挙げられる。また、間接型デジタル撮像装置に対して直接型デジタル撮像装置が有する利点としては、即時性が挙げられる。間接型デジタル撮像装置が二次励起という画像形成プロセスを必要とするのに対し、直接型デジタル撮像装置は撮像直後に放射線画像のデジタルデータ化が行われる。また、間接型デジタル撮像装置が二次励起のための読取装置を別途必要とするのに対し、直接型デジタル撮像装置はこれを必要としない。
【0006】
このような直接型デジタル撮像装置の一例は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示のものは、箱型筐体にX線撮像パネル、読み出し回路、電源部、記憶手段を備え、フィルムを使用した従来の撮像方法と同様の取扱いでデジタル放射線撮像を行うことができるように構成されている。ハンドリングを容易とするために電源部を内蔵し、デ−タは記憶手段に逐次蓄え、必要に応じてケ−ブル接続することによりデ−タを記憶手段から一括して読み出す方式とされている。また、例えば特許文献2に開示される放射線撮像システムにおいては、可搬性とコストダウンのために電源部と記憶手段を廃し、撮像時に外部より接続するケ−ブルにより電力の供給、および画像デ−タの転送を行う方式としている。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−342099号公報
【特許文献2】
特開平11−271454号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような、直接型デジタル撮像装置によって取得されたデジタル画像のデータは、有線や無線によるデータ伝送によってホストコンピュータやストレージサーバ等に転送される。しかしながら、信号ケーブルを用いた有線伝送の場合は、撮像装置を撮像スタンド(撮像テーブル)にセットしたり、患者のベッドサイドで撮像を行うにあたって撮像装置を患者とベッドとの間に押し込む等する際の取り回しが不便であり、信号ケーブルによって撮像装置のセッティングの自由度が制限されるという問題がある。撮像時には信号ケーブルを外しておき、一連の撮像を完了した後に信号ケーブルを接続して撮像装置本体内の記憶手段に記憶されたデジタル画像をホストコンピュータ等に一括転送することも考えられるが、このように構成するとデジタル撮像の利点である即時性を充分に活かすことができない。
【0009】
一方、ケ−ブルレスでの無線通信の場合は撮像装置の取り回しが便利となる。さらに、電源ケーブルも廃するといっそう取り回しが便利となるが、その場合は撮像装置内の撮像部等に電力の供給を行う電源部を例えば撮像装置内に備える必要がある。しかし、その電源部を蓄電池等により構成した際にはその蓄電池の蓄電量によって連続使用可能時間が制限されてしまう。例えば、複数枚の画像の撮像中に電池残量が不足したような場合は、それ以降の撮像が不可能となってしまうという問題がある。
【0010】
本発明はこのような事情に鑑みて為されたもので、使用時間の問題を解決しつつ取扱いの利便性を確保し、さらにデジタル撮像の利点を活かすことのできる放射線撮像装置を提供することを例示的目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての放射線撮像装置は、装置本体に電池と、放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介して装置本体外部と送受信する有線通信部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介さずに装置本体外部と無線送受信する無線通信部と、装置本体へのケーブルの接続を検知する接続検知部と、接続検知部の検知結果に基づいて有線通信部又は無線通信部のいずれによりデジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択する通信選択部と、接続検知部の検知結果に基づいて電池を装置本体の電源として使用するか否かを選択する電源選択部と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明の他の側面としての放射線撮像方法は、電池と、放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介して装置本体外部と送受信する有線通信部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介さずに装置本体外部と無線送受信する無線通信部とを備えた放射線撮像装置本体へのケーブルの接続を検知するステップと、接続検知部の検知結果に基づいて有線通信部又は無線通信部のいずれによりデジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択するステップと、接続検知部の検知結果に基づいて電池を装置本体の電源として使用するか否かを選択するステップと、を備えたことを特徴とする。
【0013】
本発明の他の側面としての放射線撮像プログラムは、コンピュータに、電池と、放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介して装置本体外部と送受信する有線通信部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介さずに装置本体外部と無線送受信する無線通信部とを備えた放射線撮像装置本体へのケーブルの接続を検知するステップと、接続検知部の検知結果に基づいて有線通信部又は無線通信部のいずれによりデジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択するステップと、接続検知部の検知結果に基づいて電池を装置本体の電源として使用するか否かを選択するステップと、を実行させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態に係る放射線撮像装置10の要部内部構成を示すブロック図である。この放射線撮像装置10は、装置本体124にデジタル撮像部(撮像部)11、駆動制御部119、蓄電池(電池)114、ケーブルコネクタ113、接続検知部112、通信選択部としてのバス切替部120、電源選択部としての給電制御部115、有線通信部121、無線通信部122、を有して大略構成される。
【0016】
撮像部11は、さらに固体撮像素子等により構成されるセンサ部117、そのセンサ部117による撮像動作を駆動するセンサ駆動部116、撮像されたデジタル画像データをバス切替部120に向けて出力するセンサ出力部118とを有して大略構成されている。センサ部117は、後述する光検出器アレー8を有して構成されている。この撮像部11の構成及び動作については後述する。
【0017】
駆動制御部119は撮像部11を制御するMPU等の演算回路である。この駆動制御部119は、放射線撮像装置10全体の動作を制御するためのもので、バス切替部120を介して有線通信部121・無線通信部122と接続され、給電制御部115を介して蓄電池114と接続され、さらに撮像部10と接続されている。
【0018】
蓄電池114は、この装置本体124の電源として使用され、撮像部11を初め、装置本体124内部の電気部品に電力を供給するためのものである。この蓄電池114は、装置本体124内に備えられており、装置本体124にケーブル111が接続されると、図示しない外部電源よりケーブル111を介して電力が供給され充電できるように構成されている。
【0019】
ケ−ブル111は装置本体124とケーブルコネクタ113を介して接続される。このケ−ブル111は、装置外部の図示しない外部電源と接続されて放射線撮像装置10の装置本体124に電力を供給する給電線111a、装置外部の図示しないシステム制御部にデジタル画像のデ−タを送信するデータ通信線111bを有している。ケーブル111は、さらにシステム制御部との同期制御、通信等を行うための制御線111cも有している。
【0020】
ケーブルコネクタ113の近傍に設けられた接続検知部112はケーブル111の装置本体124への接続を検知するためのもので、その検知結果が通信選択部としてのバス切替部120及び電源選択部としての給電制御部115に出力されるようになっている。
【0021】
通信選択部としてのバス切替部120は、接続検知部112の検知結果に基づいて有線通信部121又は無線通信部122のいずれによりデジタル画像データの送信を行うかを選択するものである。バス切替部120はセンサ出力部118より出力されたデジタル画像データの経路を、接続検知部112の検知結果に基づいて有線通信部121又は無線通信部122に切り替える。具体的には、接続検知部112によってケーブル111が装置本体124に接続されていると検知された場合は、デジタル画像データの経路を有線接続部121に切り替える。また、ケーブル111が装置本体124に非接続であると検知された場合は、デジタル画像データの経路を無線接続部122に切り替える。このバス切替部120は、ケーブル111が接続された場合に有線通信部121を介してシステム制御部と接続されるように構成されている。また、ケーブル111が非接続の場合に、無線通信部122を介して無線通信によりシステム制御部と通信可能となるように構成されている。
【0022】
電源選択部としての給電制御部115は接続検知部112の検知結果に基づいて装置本体124内に供給する電源を選択するものである。具体的には、接続検知部112によってケーブル111が装置本体124に接続されていると検知された場合は、装置本体124内部の蓄電池114を使用せず、ケーブル112に接続された装置本体外部の図示しない外部電源を装置本体124の電源として使用する。また、ケーブル111が装置本体124に非接続であると検知された場合は、蓄電池124を装置本体124の電源として使用する。
【0023】
有線通信部121は、装置本体124内において、バス切替部120及びケーブルコネクタ113と接続されている。この有線通信部121は、撮像部11から送られてきたデジタル画像データを、装置本体124に接続されたケーブル111内のデータ通信線111bを介して図示しないシステム制御部に送信するためのものである。さらに、この有線通信部121は、ケーブル111内の制御線111cを介して、装置本体124とシステム制御部との同期制御、通信等を行う。
【0024】
無線通信部122は、装置本体124内において、バス切替部120及びケーブルコネクタ113と接続されている。この無線通信部122は、撮像部11から送られてきたデジタル画像データを、ケーブル111を介さずにシステム制御部に送信するためのものである。具体的には、バス切替部120からのデジタル画像デ−タを無線通信媒体123から出力可能な状態に変換し、無線通信媒体123を介して無線通信機能を有するシステム制御部に送信する。無線通信部122は、バス切替部120を介して駆動制御部119に接続され、無線通信により装置本体124とシステム制御部との同期制御、通信等を行う。無線通信媒体123は、無線通信部122と接続されて図示しないシステム制御部と無線通信を行うための送受信部である。この無線通信媒体123により装置本体124とシステム制御部とが無線接続され、デジタル画像データや制御信号の相互通信が行われる。なお、図1において、二重線矢印は電力の流れ、三重線矢印は制御信号の流れ、太線矢印はデジタル画像データの流れ、細線矢印は内部制御線を示している。
【0025】
ここで本実施の形態1に示す撮像部11について説明する。撮像部11はシンチレータと光検出器アレー及び駆動回路から構成される。シンチレータではエネルギーの高い放射線によって蛍光体の母体物質が励起され、再結合する際の再結合エネルギーにより可視領域の蛍光が得られる。
【0026】
このシンチレ−タに隣接して光検出器アレーが配置されている。この光検出器アレーは光子を電気信号に変換するものである。図2に光検出器の一例の等価回路を示す。以下の例については、二次元アモルファスシリコンセンサについての説明であるが、検出素子は特に限定されるものでなく、例えばその他の固体撮像素子(電荷結合型素子など)あるいは光電子倍増管のような素子であってもよい。
【0027】
光検出器の一素子は、光検出部21と電荷の蓄積及び読取りを制御するスイッチングTFT22とで構成され、一般にはガラス基板上に配されたアモルファスシリコン(a−Si)で形成される。光検出部21は光ダイオード21Dとキャパシタンス21Cを有して構成される。キャパシタンス21Cは光ダイオード21Dが有する寄生キャパシタンス、または光検出部21のダイナミックレンジが改善されるように意図的に追加されたコンデンサを示す。光ダイオード21DのアノードAは共通電極であるバイアス配線Lbに接続され、カソードKはコンデンサ21Cに蓄積された電荷を読み出すための制御自在なスイッチングTFT22に接続されている(図3参照)。この例では、スイッチングTFT22は光ダイオード21DのカソードKと電荷読出し用増幅器26との間に接続された薄膜トランジスタである。
【0028】
光検出器21の動作モードにはリフレッシュモードと光電変換モードの2種類がある。リフレッシュモードとは、光検出器21の残留電荷を消去する動作であり、光ダイオード21DのカソードKがアノードAに対して負となるように、図3中のバイアス電源31を設定し、スイッチングTFT22とリセット用スイッチング素子25とを一時的にオンしてコンデンサ21Cをリセットする動作を指す。
【0029】
光電変換モードとは、光検出器21に入射した光量を電荷量に変換する動作であり、光ダイオード21DのカソードKがアノードAに対して正となるように、図3中のバイアス電源31を設定し、スイッチングTFT22とリセット用スイッチング素子25をオフする。このとき放射線1を照射することにより、光ダイオード21Dにおいて放射線量に応じた電荷が発生し、その電荷はコンデンサ21Cに蓄積される。その後、再度スイッチングTFT22を操作することにより、信号電荷は容量素子23に転送される。そして、光ダイオード21Dにより蓄積された電荷量が電位信号として前置増幅器26によって読み出され、A/D変換が行われて入射放射線量が検出される。
【0030】
図3は、二次元に配列した光検出部を示す等価回路図である。図2で示された光電変換素子を二次元に配列して構成した図3に示す構成における光電変換動作について説明する。
【0031】
光検出器アレーの画素は2000×2000〜4000×4000程度の画素から構成され、アレー面積は200mm×200mm〜500mm×500mm程度である。図3において、光検出器アレー8は4096×4096の画素から構成され、アレー面積は430mm×430mmである。よって、1画素のサイズは約105μm×105μmである。1ブロック内の4096画素を横方向に配線し、4096ラインを順に縦に配置することにより各画素を2次元的に配置している。
【0032】
上記の例では4096×4096画素の光検出器アレー8を1枚の基板で構成した例を示したが、4096×4096画素の光検出器アレー8を、2048×2048画素の検出器4枚によって構成することもできる。2048×2048画素の検出器4枚により1つの光検出器アレー8を構成する場合は、分割して製作することにより歩留りが向上するなどのメリットがある。
【0033】
前述の通り、光検出器の1画素は光検出部21とスイッチングTFT22とを有して構成される。4096行×4096列に配列された各画素に対応する光検出器21、図3に示すように光検出器21(1,1)〜光検出器21(4096,4096)と表すこととする。また、4096行×4096列に配列された各画素に対応するスイッチングTFT22を、図3に示すようにTFT22(1,1)〜TFT22(4096,4096)と表すこととする。
【0034】
2次元光検出器アレー8の各列(図3中縦のライン)における光検出器21(m,n)のカソードKは対応するTFT22(m,n)のソ−ス、ドレイン導電路によりその列に対する共通の列信号線(Lc1〜Lc4096)に接続されている。例えば、列1の光検出部21(1,1)〜21(1,4096)は第1の列信号配線Lclに接続されている。各行(図3中横のライン)の光検出部21のA電極は共通にバイアス配線Lbを通して前述の光検出器21の動作モードを操作するバイアス電源31に接続されている。各行におけるTFT22のゲート電極は行選択配線(Lr1〜Lr4096)に接続されている。例えば、行1のTFT22(1,1)〜TFT(4096,1)は行選択配線Lr1に接続されている。行選択配線Lrはセンサ駆動部116を通して駆動制御部119に接続されている。センサ駆動部116は、例えばアドレスデコーダ34と4096個のスイッチ素子35から構成される。この構成により任意の行選択配線Lrの信号を読み出すことができる。センサ駆動部116は最も簡単に構成するならば、単に液晶ディスプレイなどに用いられているシフトレジスタによって構成することも可能である。
【0035】
列信号配線Lcは、駆動制御部119により制御されるセンサ出力部118に接続されている。25は列信号配線Lrをリセット基準電源24の基準電位にリセットするためのリセット用スイッチング素子、26は信号電位を増幅するための前置増幅器、38はサンプルホールド回路、39はアナログマルチプレクサ、40はA/D変換器をそれぞれ表す。それぞれの列信号配線Lcの信号は前置増幅器26により増幅され、サンプルホールド回路38により保持される。その出力はアナログマルチプレクサ39により順次A/D変換器40へ出力され、デジタル値に変換されて出力される。
【0036】
本実施の形態1における光検出器(光電変換装置)においては、4096×4096個の画素を4096の列信号配線Lcに分け、1列あたり4096画素の出力を同時に転送し、この列信号配線Lcを通して1〜4096列に対応する前置増幅器26、1〜4096列に対応するサンプルホ−ルド部38を通してアナログマルチプレクサ39によって順次A/D変換器40に出力している。
【0037】
図3においては、A/D変換器40が1で構成されているように示されているが、実際には4〜32系統で同時にA/D変換が行われる。これは、アナログ信号帯域やA/D変換速度を不必要に増大させることなく、画像信号の読取り時間を短くすることが要求されるためである。
【0038】
蓄積時間とA/D変換時間とは密接な関係にあり、高速にA/D変換を行うとアナログ回路の帯域が広くなり所望のS/Nを達成することが難しくなる。したがって、A/D変換速度を不必要に増大させることなく、画像信号の読取り時間を短くすることが要求される。そのためには、多くのA/D変換器40を用いてA/D変換を行うのが望ましいが、その場合はコストが高くなる。よって、A/D変換速度とのバランスを考慮し、A/D変換器の数量を選択する必要がある。
【0039】
放射線1の照射時間はおよそ10〜500msec程度であるので、全画面の取込み時間あるいは電荷蓄積時間を100msecのオ−ダかまたはそれより若干短くするのが適当である。例えば、全画面を順次駆動して100msecで画像を取り込むために、アナログ信号帯域を50MHz程度にし、10MHzのサンプリングレートでA/D変換を行うと、最低でも4系統のA/D変換器40が必要になる。本撮像部11においては16系統で同時にA/D変換を行う。16系統のA/D変換器40の出力はそれぞれに対応する16個の図示しないメモリ(FIFO等)に入力される。そのメモリを選択して切り替えることにより、連続した1ラインの走査線にあたる画像データとして外部に出力する。
【0040】
次に、この放射線撮像装置10による放射線撮像の手順について図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。なお、この放射線撮像を行うための放射線撮像プログラムは、装置本体124の駆動制御部119や図示しないシステム制御部内、もしくはそのシステム制御部に接続されてこの放射線撮像装置10全体の動作を入力指示するコンピュータにインストールされている。また、駆動制御部119、システム制御部、コンピュータが一体的に協働して放射線撮像プログラムを構成し、この放射線撮像装置10に撮像手順を行わせるものであってもよい。
【0041】
[ケーブル非接続の場合]
図4は、この放射線撮像装置10の装置本体124にケーブル111が接続されていない場合の撮像の手順について説明するフローチャートである。この場合において、接続検知部112はケーブル111の接続状態を検知する(S.1)。ここで、ケーブル111がケーブルコネクタ113に接続されていると検知された場合は、後述する有線通信処理が開始される(S.2)。ケーブル111の非接続が検知されると、接続検知部112はケーブル非接続状態に対応した信号を給電制御部115及びバス切替部120に対して出力して無線通信処理手順が開始される(S.3)。
【0042】
接続検出部112はケーブル111の接続状態を機械式に検出するものであっても、電気式に検出するものであっても機能的に相違はなく、検出方式については限定されない。また、操作者が意図的に操作するスイッチ等であっても問題はないが、利便性を考慮するとケーブル111の接続状況を自動的に検出するものであることが望ましい。
【0043】
接続検知部112から「ケーブル非接続状態」を示す検知結果を受けると、給電制御部115が装置本体124の電源として蓄電池114を選択して各ユニットに供給する電力ラインを蓄電池114に接続する(S.4)。このとき、有線通信部121を動作させる必要がないので、有線通信部121への給電は不要である。
【0044】
バス切替部120も接続検知部112からの検知結果を受けて、デジタル画像データの送信を無線通信部122により行うことを選択し、センサ出力部118から出力されるデジタル画像データが無線通信部122へと送られるようにセンサ出力部118と無線通信部122とを接続する(S.5)。それとともに、バス切替部120は、制御信号の送受信も無線通信部122により行うことを選択し、駆動制御部119と無線通信部122とを接続する。このとき、有線通信部121への給電を行わない構成とした場合は、デジタル画像データを常時有線通信部121と無線通信部122との双方に送ることによりデータの流れの切替えを行わないように構成することも可能である。
【0045】
このようにして、制御信号は駆動制御部119より、バス切替部120・無線通信部122・無線通信媒体123を介して図示しないシステム制御部に双方向通信される。デジタル画像データはセンサ出力部118より、バス切替部120・無線通信部122・無線通信媒体123を介して、図示しないシステム制御部に送信(一方向通信)される。
【0046】
撮像にあたっては、放射線の照射タイミングとの同期を取るために、システム制御部から撮像要求信号が無線で送信される。無線通信は電波を用いてもよいし、赤外線などの光通信、超音波等の音波による通信等、どのような形態を用いてもよく、通信方式については限定されない。システム制御部より発信された無線による撮像要求信号は無線通信媒体123により受信され、無線通信部122において駆動制御部119とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換された撮像要求信号はバス切替部120を経由して、駆動制御部119に入力される。
【0047】
撮像要求信号を受けた駆動制御部119は、センサ駆動部116、センサ出力部118に対して信号を出力し、前述の光検出器のリセット動作を行う。これにより、撮像部11は放射線により発生する電荷が蓄積可能な動作モードとなる。この後、駆動制御部119は、内部制御線上に撮像準備完了信号を出力する。撮像準備完了信号はバス切替部120を経由して無線通信部122に入力される。駆動制御部119より発信された撮像準備完了信号は無線通信部122において無線通信媒体123とインタフェ−スされる規格に適合した信号に変換される。変換された撮像準備完了信号は無線通信媒体123を介して、無線通信によりシステム制御部に送信される。撮像準備完了信号の受信を受けて、システム制御部は放射線照射を開始し、撮像が開始される(S.6)。
【0048】
放射線照射により被写体を透過した放射線が撮像部11において検出され、その強度に応じ発生した電荷が蓄積される。放射線照射の完了時、システム制御部より撮像完了信号が無線で送信される。上述の撮像要求信号の場合と同様の経路をたどり、この撮像完了信号は駆動制御部119に入力される。撮像完了信号を受けた駆動制御部119は、センサ駆動部116、センサ出力部118に対して信号を出力し、前述の光検出器21の読出し動作を行う。
【0049】
センサ出力部118上のA/D変換器によりデジタル変換されて出力された入射放射線量に対応するデジタル画像デ−タはバス切替部120を介して無線通信部122へと送られる。前述の撮像準備完了信号の送信時と同様に、このデジタル画像データも無線通信部122において無線通信媒体123とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換されたデジタル画像データは無線通信媒体123を介して、無線通信によりシステム制御部に送信される。各画素に対応するデジタル画像データが順次送信されて、すべての画素に対応するデータの送信が完了すると、1回の撮像動作が完了する。
【0050】
ここで、放射線照射完了時にシステム制御部より撮像完了信号が送信されるとしたが、装置本体124側で放射線照射完了を検知可能な構成とした場合には、必ずしもこの撮像完了信号をシステム制御部から送信する必要はない。また、無線通信においては外部からのノイズの影響を受けやすい。例えば電波による通信の場合は外部機器の発生する電波等の干渉を受ける場合があり、光による通信の場合は通信経路における障害物の存在等によって通信品質の低下が発生する場合がある。このような場合には通信エラーが発生し(S.7)、送受信されるデータの信頼性が保証できない。
【0051】
このような場合においても送受信データの信頼性を確保するために、一般にデータの再送信処理などが行われる(S.8)。再送信処理を可能とするためには送信したデータの保持が必要となるため、無線通信部122には記憶手段が設けられる。さらに、記憶手段の容量は一つの画像を構成する全データを格納するに充分な容量であることが望ましい。ここでいう、一つの画像を構成する全データとは、一フレーム分のデータに限定されるものではなく、例えば、光検出器上の画素個別の特性を補正するための暗電流データ(ダーク画像)、ゲイン補正用データ(明画像)等を広義で含んだものを指す。
【0052】
通信品質が回復せず、所定回数の再送信処理を繰り返しても通信エラーが回復しない場合は(S.9)、データ通信を停止したうえで(S.10)、データを無線通信部122内記憶手段に保持した状態で無線通信不可状態を操作者(ユーザ)に通知し(S.11)、ケ−ブル111を接続した有線通信に切り替えるよう指示するようにしてもよい。この場合、駆動制御部119は無線通信部122からのエラー通知を受けてその後の撮像を不可能とする(S.10)。ケーブル111が装置本体124に接続されると(S.12)、デジタル画像データが無線通信部122内の記憶手段からバス切替部120・有線通信部121・コネクタ113からケ−ブル111を介してシステム制御部へと送信されるようにデータ送信経路が切り替えられる。
【0053】
ケ−ブル111によるデータ送信完了後に撮像動作が可能となり、その後に撮像されたデジタル画像データはデータ出力部118を起点とする通常の経路に切り替えられ、有線通信処理が行われる(S.13)。また、記憶手段を無線通信部122内に設けるのではなく、センサ出力部118の直後、バス切替部120直前部に設け、有線・無線通信を問わず、デジタル画像データを一度記憶手段に保持した上で出力する形態としてもよい。この場合、無線通信部122内に記憶手段を設けた場合のような、データ送信経路の切替動作は不要となる。
【0054】
上述した撮像動作を繰り返し行うにしたがって蓄電池114に蓄えられている電力は徐々に低下していき、最終的には撮像動作時に消費される所定電力以下に低下する(S.14)。駆動制御部119においては、蓄電池114の残電力が回復するか、またはケーブル111が接続されて電力供給源が図示しない外部電源に切り替えられるまで、撮像が不可能とされる(S.15)。これは、撮像動作中に電力低下により撮像装置124を構成するユニットが動作不能状態に陥った場合に、被写体が放射線を照射されたにもかかわらず画像が取得されないという不都合を防止するためである。これにより被写体が不必要に被爆するという不都合を防止することができる。
【0055】
給電制御部115は報知手段125に信号を送り、使用者に対して電力低下を警告して、充電の必要性とケーブル接続による有線通信への切替えを指示する(S.16)。報知手段125はLEDあるいは電球等の発光体による表示器であってもよいし、圧電ブザー等の音による警報器などであってもよく、報知の方式については限定されない。
【0056】
ケーブル111が接続されると(S.17)、ケーブル111より供給される外部電源を電力供給源として蓄電池114への充電が行われ、有線通信処理が開始されて(S.18)、再び撮像動作が可能となる。蓄電池114への充電は、別途充電用の端子を設けて外部から充電用電力を供給してもよい。また、誘導起電力を用いた非接触式の充電機構を設けてもよく、いずれの方式も機能的に相違はなく、充電方式については限定されない。
【0057】
[ケーブル接続の場合]
次に、ケーブル111が装置本体124に接続されている場合の撮像の手順について、図5のフローチャートを用いて説明する。ケーブル111がケーブルコネクタ113に接続されていると検知された場合は、有線通信処理が開始される(S.2)。この場合において、接続検知部112は、ケーブル接続状態を検知してケーブル接続状態に対応した信号を給電制御部115及びバス切替部120に対して出力する。
【0058】
給電制御部115は接続検知部112から「ケーブル接続状態」を示す出力を受けると、給電制御部115が装置本体124の電源として蓄電池114を使用しないことを選択し、撮像装置124を構成する各ユニットに供給する電力ラインをケーブル111よりコネクタ113を介して供給される図示しない外部電源に接続する(S.21)。このとき、無線通信部122を動作させる必要がないので、無線通信部122への給電は不要である。
【0059】
バス切替部120も接続検知部112からの検知結果を受けて、デジタル画像データの送信を有線通信部121により行うことを選択し、センサ出力部118から出力されるデジタル画像データが有線通信部121へと送られるようにセンサ出力部118と有線通信部122とを接続する(S.22)。それとともに、バス切替部120は、制御信号の送受信も有線通信部121により行うことを選択し、駆動制御部119と有線通信部121とを接続する。このとき、無線通信部122への給電を行わない構成とした場合は、デジタル画像データを常時有線通信部121と無線通信部122との双方に送ることによりデータの流れの切替を行わないように構成することも可能である。
【0060】
このようにして、制御信号は駆動制御部119より、バス切替部120・有線通信部121・コネクタ113・ケーブル111を介して図示しないシステム制御部に双方向通信される。デジタル画像データはセンサ出力部118より、バス切替部120・有線通信部121・コネクタ113・ケーブル111を介して、図示しないシステム制御部に送信(一方向通信)される。
【0061】
撮像にあたっては、放射線の照射タイミングとの同期を取るために、システム制御部から撮像要求信号がケーブル111内の制御線111cを通して送信される。有線通信部121においては、撮像要求信号が駆動制御部119とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換された撮像要求信号はバス切替部120を経由して、駆動制御部119に入力される。
【0062】
撮像要求信号を受けた駆動制御部119は、センサ駆動部116、センサ出力部118に対して信号を出力し、前述の光検出器のリセット動作を行う。これにより、画像検出部は放射線により発生する電荷を蓄積可能な動作モードとなる。この後、駆動制御部119は、内部制御線上に撮像準備完了信号を出力する。撮像準備完了信号はバス切替部120を経由して有線通信部121に入力される。駆動制御部119より発信された撮像準備完了信号は有線通信部121においてケーブル111を介してシステム制御部とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換された撮像準備完了信号はケーブルコネクタ113、ケーブル111を介して、有線通信によりシステム制御部に送信される。撮像準備完了信号を受けて、システム制御部は放射線照射を開始し、撮像が開始される(S.23)。
【0063】
放射線照射により被写体を透過した放射線が画像検出部において検出され、その強度に応じ発生した電荷が蓄積される。放射線照射の完了時、システム制御部より撮像完了信号が有線で送信される。上述の撮像要求信号の場合と同様の経路をたどり、この撮像完了信号は駆動制御部119に入力される。撮像完了信号を受けた駆動制御部119は、センサ駆動部116、センサ出力部118に対して信号を出力し、前述の光検出器の読出し動作を行う。
【0064】
センサ出力部118上のA/D変換器によりデジタル変換されて出力された入射放射線量に対応するデジタル画像データはバス切替部120を介して有線通信部122へと送られる。前述の撮像準備完了信号の送信時と同様に、このデジタル画像データも有線通信部121においてシステム制御部とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換されたデジタル画像データはコネクタ113、ケ−ブル111を介して、有線通信によりシステム制御部に送信される。各画素に対応するデジタル画像データが順次送信されて、すべての画素に対応するデータの送信が完了すると、1回の撮像動作が完了する。
【0065】
ここで、ケーブル非接続状態のときと同様に、放射線照射完了時にシステム制御部より撮像完了信号が送信されるとしたが、装置本体124側で放射線照射完了を検知可能な構成とした場合には、必ずしもこの撮像完了信号をシステム制御部より送信する必要はない。
【0066】
上記より、ケーブル111の着脱により容易にデータ転送方式、電源供給方式の切替えが可能となることは明白である。撮像装置を撮像スタンドや撮像テーブルにセットする、または病床のベッドサイドでの撮像において患者の横たわるベッドとの間にもぐりこませるなどする際、ケーブル111によってセッティングの自由度が制限される場合には、ケーブル111を取り外し無線通信に切り替えることでセッティングの自由度の制限は取り除かれる。
【0067】
また、電波や光通信等による無線通信の場合には、一般にデータ転送速度が有線通信と比較して低速であり、撮像処理のスループット低下等の問題が生じる場合がある。このように、データ転送速度を優先する場合にはケーブル111を接続して有線通信に切り替えることで対応が可能である。ケーブルレス(ケーブル111の非接続)で複数枚の画像を撮像する必要があった場合に、途中で蓄電池114の残量が不足した場合でも、ケーブル111を接続して電源供給源を外部電源とすることにより、撮像プログラムを中断させることはなくなる。
【0068】
これらの操作はケーブルコネクタ113に対するケーブル111の着脱のみで行われるため、操作者(ユーザ)にとっても面倒な操作を必要とせず、要求に合わせた転送方式および給電方式の選択が容易に可能となる。また、有線・無線のデータ送信方式を問わず、撮像直後にデータ出力が可能であるため、デジタル撮像のメリットである即時性を活かすことが可能となる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ケーブルの着脱により容易にデータ通信方式や源供給方式の切替えが可能となり、用途に応じてデータ通信速度優先、または装置本体の取扱い優先を選択することが可能となる。複数枚を撮像している途中で装置本体の電池の残量が不足した場合であっても、ケーブル接続により外部電源が使用可能となるため、引き続いて撮像を行うことができる。さらに、有線・無線のデータ通信方式を問わず、撮像直後にデータ出力が可能であるため、デジタル撮像のメリットである即時性を活かす事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る放射線撮像装置の要部内部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す放射線撮像装置に用いられる光検出器の一例の等価回路を示すブロック図である。
【図3】図2に示す光検出器において、二次元に配列した光検出部を示す等価回路図である。
【図4】図1に示す放射線撮像装置の装置本体にケーブルが接続されていない場合の撮像の手順について説明するフローチャートである。
【図5】図1に示す放射線撮像装置の装置本体にケーブルが接続されている場合の撮像の手順について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10:放射線撮像装置
11:撮像部
21:光検出部
111:ケーブル
112:接続検知部
114:蓄電池(電池)
115:給電制御部(電源選択部)
120:バス切替部(通信選択部)
121:有線通信部
122:無線通信部
124:装置本体
125:報知手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に放射線撮像装置、放射線撮像方法、及び、放射線撮像プログラムに係り、特に固体撮像素子等の撮像部を用いて放射線画像をデジタル画像として取得する放射線撮像装置、放射線撮像方法、及び、放射線撮像プログラムに関する。本発明は、例えば病室や作業現場等に持ち運んでその場で放射線撮像を行うことのできる運搬可能な放射線撮像装置等に好適である。
【0002】
【従来の技術】
被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線の強度分布を検出して被写体の放射線画像を得る方法は、工業用の非破壊検査や医療診断の場で広く一般に利用されている。被写体の放射線画像を得るための一般的方法の具体例としては、放射線によって蛍光を発するいわゆる蛍光板(または増感紙)と銀塩フィルムとを組合せ、被写体に照射して透過した放射線をその蛍光板で可視光に変換して銀塩フィルム上に潜像を形成した後、この銀塩フィルムを化学処理することにより可視像を得る方法がある。この方法によって得られた放射線画像は一般にアナログ写真と呼ばれ、従来から放射線診断や放射線検査等において使用されている。
【0003】
また、誘発性燐光物質層を有するイメージングプレ−ト(以下、IPと略す。)を使用したコンピューテッド・ラジオグラフィ装置(以下、CR装置と略す。)も普及し始めている。放射線照射によって、一次励起されて潜像が形成されたIPに、赤色レーザ等の可視光によって二次励起を行うと、誘発性燐光が生じる。CR装置はこの発光を光電子増倍管などの光センサで検出することで放射線画像を取得し、この画像デ−タに基づき写真感光材料やCRT等に可視光像を出力する装置である。CR装置はデジタル装置であるが、二次励起による潜像の読取りという画像形成プロセスを必要とするため、撮像画像を直接(すなわち、即時に)表示することができない。したがって、このような撮像装置は間接型デジタル撮像装置と呼ぶことができる。
【0004】
一方、近年は撮像部として微小な光電変換素子、スイッチング素子等からなる画素を格子状に配列した光電変換装置を使用し、デジタル画像を取得する技術が開発されている。これらの撮像装置は取得した画像デ−タを即時に表示することが可能であり、上記した間接型デジタル撮像装置に対して直接型デジタル撮像装置と呼ぶことができる。
【0005】
アナログ写真を作成するアナログ撮像装置に対してデジタル撮像装置が有する利点として、フィルムレス化、画像処理による取得情報の増大、データベース作成の容易化等が挙げられる。また、間接型デジタル撮像装置に対して直接型デジタル撮像装置が有する利点としては、即時性が挙げられる。間接型デジタル撮像装置が二次励起という画像形成プロセスを必要とするのに対し、直接型デジタル撮像装置は撮像直後に放射線画像のデジタルデータ化が行われる。また、間接型デジタル撮像装置が二次励起のための読取装置を別途必要とするのに対し、直接型デジタル撮像装置はこれを必要としない。
【0006】
このような直接型デジタル撮像装置の一例は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示のものは、箱型筐体にX線撮像パネル、読み出し回路、電源部、記憶手段を備え、フィルムを使用した従来の撮像方法と同様の取扱いでデジタル放射線撮像を行うことができるように構成されている。ハンドリングを容易とするために電源部を内蔵し、デ−タは記憶手段に逐次蓄え、必要に応じてケ−ブル接続することによりデ−タを記憶手段から一括して読み出す方式とされている。また、例えば特許文献2に開示される放射線撮像システムにおいては、可搬性とコストダウンのために電源部と記憶手段を廃し、撮像時に外部より接続するケ−ブルにより電力の供給、および画像デ−タの転送を行う方式としている。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−342099号公報
【特許文献2】
特開平11−271454号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような、直接型デジタル撮像装置によって取得されたデジタル画像のデータは、有線や無線によるデータ伝送によってホストコンピュータやストレージサーバ等に転送される。しかしながら、信号ケーブルを用いた有線伝送の場合は、撮像装置を撮像スタンド(撮像テーブル)にセットしたり、患者のベッドサイドで撮像を行うにあたって撮像装置を患者とベッドとの間に押し込む等する際の取り回しが不便であり、信号ケーブルによって撮像装置のセッティングの自由度が制限されるという問題がある。撮像時には信号ケーブルを外しておき、一連の撮像を完了した後に信号ケーブルを接続して撮像装置本体内の記憶手段に記憶されたデジタル画像をホストコンピュータ等に一括転送することも考えられるが、このように構成するとデジタル撮像の利点である即時性を充分に活かすことができない。
【0009】
一方、ケ−ブルレスでの無線通信の場合は撮像装置の取り回しが便利となる。さらに、電源ケーブルも廃するといっそう取り回しが便利となるが、その場合は撮像装置内の撮像部等に電力の供給を行う電源部を例えば撮像装置内に備える必要がある。しかし、その電源部を蓄電池等により構成した際にはその蓄電池の蓄電量によって連続使用可能時間が制限されてしまう。例えば、複数枚の画像の撮像中に電池残量が不足したような場合は、それ以降の撮像が不可能となってしまうという問題がある。
【0010】
本発明はこのような事情に鑑みて為されたもので、使用時間の問題を解決しつつ取扱いの利便性を確保し、さらにデジタル撮像の利点を活かすことのできる放射線撮像装置を提供することを例示的目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての放射線撮像装置は、装置本体に電池と、放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介して装置本体外部と送受信する有線通信部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介さずに装置本体外部と無線送受信する無線通信部と、装置本体へのケーブルの接続を検知する接続検知部と、接続検知部の検知結果に基づいて有線通信部又は無線通信部のいずれによりデジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択する通信選択部と、接続検知部の検知結果に基づいて電池を装置本体の電源として使用するか否かを選択する電源選択部と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明の他の側面としての放射線撮像方法は、電池と、放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介して装置本体外部と送受信する有線通信部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介さずに装置本体外部と無線送受信する無線通信部とを備えた放射線撮像装置本体へのケーブルの接続を検知するステップと、接続検知部の検知結果に基づいて有線通信部又は無線通信部のいずれによりデジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択するステップと、接続検知部の検知結果に基づいて電池を装置本体の電源として使用するか否かを選択するステップと、を備えたことを特徴とする。
【0013】
本発明の他の側面としての放射線撮像プログラムは、コンピュータに、電池と、放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介して装置本体外部と送受信する有線通信部と、デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介さずに装置本体外部と無線送受信する無線通信部とを備えた放射線撮像装置本体へのケーブルの接続を検知するステップと、接続検知部の検知結果に基づいて有線通信部又は無線通信部のいずれによりデジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択するステップと、接続検知部の検知結果に基づいて電池を装置本体の電源として使用するか否かを選択するステップと、を実行させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態に係る放射線撮像装置10の要部内部構成を示すブロック図である。この放射線撮像装置10は、装置本体124にデジタル撮像部(撮像部)11、駆動制御部119、蓄電池(電池)114、ケーブルコネクタ113、接続検知部112、通信選択部としてのバス切替部120、電源選択部としての給電制御部115、有線通信部121、無線通信部122、を有して大略構成される。
【0016】
撮像部11は、さらに固体撮像素子等により構成されるセンサ部117、そのセンサ部117による撮像動作を駆動するセンサ駆動部116、撮像されたデジタル画像データをバス切替部120に向けて出力するセンサ出力部118とを有して大略構成されている。センサ部117は、後述する光検出器アレー8を有して構成されている。この撮像部11の構成及び動作については後述する。
【0017】
駆動制御部119は撮像部11を制御するMPU等の演算回路である。この駆動制御部119は、放射線撮像装置10全体の動作を制御するためのもので、バス切替部120を介して有線通信部121・無線通信部122と接続され、給電制御部115を介して蓄電池114と接続され、さらに撮像部10と接続されている。
【0018】
蓄電池114は、この装置本体124の電源として使用され、撮像部11を初め、装置本体124内部の電気部品に電力を供給するためのものである。この蓄電池114は、装置本体124内に備えられており、装置本体124にケーブル111が接続されると、図示しない外部電源よりケーブル111を介して電力が供給され充電できるように構成されている。
【0019】
ケ−ブル111は装置本体124とケーブルコネクタ113を介して接続される。このケ−ブル111は、装置外部の図示しない外部電源と接続されて放射線撮像装置10の装置本体124に電力を供給する給電線111a、装置外部の図示しないシステム制御部にデジタル画像のデ−タを送信するデータ通信線111bを有している。ケーブル111は、さらにシステム制御部との同期制御、通信等を行うための制御線111cも有している。
【0020】
ケーブルコネクタ113の近傍に設けられた接続検知部112はケーブル111の装置本体124への接続を検知するためのもので、その検知結果が通信選択部としてのバス切替部120及び電源選択部としての給電制御部115に出力されるようになっている。
【0021】
通信選択部としてのバス切替部120は、接続検知部112の検知結果に基づいて有線通信部121又は無線通信部122のいずれによりデジタル画像データの送信を行うかを選択するものである。バス切替部120はセンサ出力部118より出力されたデジタル画像データの経路を、接続検知部112の検知結果に基づいて有線通信部121又は無線通信部122に切り替える。具体的には、接続検知部112によってケーブル111が装置本体124に接続されていると検知された場合は、デジタル画像データの経路を有線接続部121に切り替える。また、ケーブル111が装置本体124に非接続であると検知された場合は、デジタル画像データの経路を無線接続部122に切り替える。このバス切替部120は、ケーブル111が接続された場合に有線通信部121を介してシステム制御部と接続されるように構成されている。また、ケーブル111が非接続の場合に、無線通信部122を介して無線通信によりシステム制御部と通信可能となるように構成されている。
【0022】
電源選択部としての給電制御部115は接続検知部112の検知結果に基づいて装置本体124内に供給する電源を選択するものである。具体的には、接続検知部112によってケーブル111が装置本体124に接続されていると検知された場合は、装置本体124内部の蓄電池114を使用せず、ケーブル112に接続された装置本体外部の図示しない外部電源を装置本体124の電源として使用する。また、ケーブル111が装置本体124に非接続であると検知された場合は、蓄電池124を装置本体124の電源として使用する。
【0023】
有線通信部121は、装置本体124内において、バス切替部120及びケーブルコネクタ113と接続されている。この有線通信部121は、撮像部11から送られてきたデジタル画像データを、装置本体124に接続されたケーブル111内のデータ通信線111bを介して図示しないシステム制御部に送信するためのものである。さらに、この有線通信部121は、ケーブル111内の制御線111cを介して、装置本体124とシステム制御部との同期制御、通信等を行う。
【0024】
無線通信部122は、装置本体124内において、バス切替部120及びケーブルコネクタ113と接続されている。この無線通信部122は、撮像部11から送られてきたデジタル画像データを、ケーブル111を介さずにシステム制御部に送信するためのものである。具体的には、バス切替部120からのデジタル画像デ−タを無線通信媒体123から出力可能な状態に変換し、無線通信媒体123を介して無線通信機能を有するシステム制御部に送信する。無線通信部122は、バス切替部120を介して駆動制御部119に接続され、無線通信により装置本体124とシステム制御部との同期制御、通信等を行う。無線通信媒体123は、無線通信部122と接続されて図示しないシステム制御部と無線通信を行うための送受信部である。この無線通信媒体123により装置本体124とシステム制御部とが無線接続され、デジタル画像データや制御信号の相互通信が行われる。なお、図1において、二重線矢印は電力の流れ、三重線矢印は制御信号の流れ、太線矢印はデジタル画像データの流れ、細線矢印は内部制御線を示している。
【0025】
ここで本実施の形態1に示す撮像部11について説明する。撮像部11はシンチレータと光検出器アレー及び駆動回路から構成される。シンチレータではエネルギーの高い放射線によって蛍光体の母体物質が励起され、再結合する際の再結合エネルギーにより可視領域の蛍光が得られる。
【0026】
このシンチレ−タに隣接して光検出器アレーが配置されている。この光検出器アレーは光子を電気信号に変換するものである。図2に光検出器の一例の等価回路を示す。以下の例については、二次元アモルファスシリコンセンサについての説明であるが、検出素子は特に限定されるものでなく、例えばその他の固体撮像素子(電荷結合型素子など)あるいは光電子倍増管のような素子であってもよい。
【0027】
光検出器の一素子は、光検出部21と電荷の蓄積及び読取りを制御するスイッチングTFT22とで構成され、一般にはガラス基板上に配されたアモルファスシリコン(a−Si)で形成される。光検出部21は光ダイオード21Dとキャパシタンス21Cを有して構成される。キャパシタンス21Cは光ダイオード21Dが有する寄生キャパシタンス、または光検出部21のダイナミックレンジが改善されるように意図的に追加されたコンデンサを示す。光ダイオード21DのアノードAは共通電極であるバイアス配線Lbに接続され、カソードKはコンデンサ21Cに蓄積された電荷を読み出すための制御自在なスイッチングTFT22に接続されている(図3参照)。この例では、スイッチングTFT22は光ダイオード21DのカソードKと電荷読出し用増幅器26との間に接続された薄膜トランジスタである。
【0028】
光検出器21の動作モードにはリフレッシュモードと光電変換モードの2種類がある。リフレッシュモードとは、光検出器21の残留電荷を消去する動作であり、光ダイオード21DのカソードKがアノードAに対して負となるように、図3中のバイアス電源31を設定し、スイッチングTFT22とリセット用スイッチング素子25とを一時的にオンしてコンデンサ21Cをリセットする動作を指す。
【0029】
光電変換モードとは、光検出器21に入射した光量を電荷量に変換する動作であり、光ダイオード21DのカソードKがアノードAに対して正となるように、図3中のバイアス電源31を設定し、スイッチングTFT22とリセット用スイッチング素子25をオフする。このとき放射線1を照射することにより、光ダイオード21Dにおいて放射線量に応じた電荷が発生し、その電荷はコンデンサ21Cに蓄積される。その後、再度スイッチングTFT22を操作することにより、信号電荷は容量素子23に転送される。そして、光ダイオード21Dにより蓄積された電荷量が電位信号として前置増幅器26によって読み出され、A/D変換が行われて入射放射線量が検出される。
【0030】
図3は、二次元に配列した光検出部を示す等価回路図である。図2で示された光電変換素子を二次元に配列して構成した図3に示す構成における光電変換動作について説明する。
【0031】
光検出器アレーの画素は2000×2000〜4000×4000程度の画素から構成され、アレー面積は200mm×200mm〜500mm×500mm程度である。図3において、光検出器アレー8は4096×4096の画素から構成され、アレー面積は430mm×430mmである。よって、1画素のサイズは約105μm×105μmである。1ブロック内の4096画素を横方向に配線し、4096ラインを順に縦に配置することにより各画素を2次元的に配置している。
【0032】
上記の例では4096×4096画素の光検出器アレー8を1枚の基板で構成した例を示したが、4096×4096画素の光検出器アレー8を、2048×2048画素の検出器4枚によって構成することもできる。2048×2048画素の検出器4枚により1つの光検出器アレー8を構成する場合は、分割して製作することにより歩留りが向上するなどのメリットがある。
【0033】
前述の通り、光検出器の1画素は光検出部21とスイッチングTFT22とを有して構成される。4096行×4096列に配列された各画素に対応する光検出器21、図3に示すように光検出器21(1,1)〜光検出器21(4096,4096)と表すこととする。また、4096行×4096列に配列された各画素に対応するスイッチングTFT22を、図3に示すようにTFT22(1,1)〜TFT22(4096,4096)と表すこととする。
【0034】
2次元光検出器アレー8の各列(図3中縦のライン)における光検出器21(m,n)のカソードKは対応するTFT22(m,n)のソ−ス、ドレイン導電路によりその列に対する共通の列信号線(Lc1〜Lc4096)に接続されている。例えば、列1の光検出部21(1,1)〜21(1,4096)は第1の列信号配線Lclに接続されている。各行(図3中横のライン)の光検出部21のA電極は共通にバイアス配線Lbを通して前述の光検出器21の動作モードを操作するバイアス電源31に接続されている。各行におけるTFT22のゲート電極は行選択配線(Lr1〜Lr4096)に接続されている。例えば、行1のTFT22(1,1)〜TFT(4096,1)は行選択配線Lr1に接続されている。行選択配線Lrはセンサ駆動部116を通して駆動制御部119に接続されている。センサ駆動部116は、例えばアドレスデコーダ34と4096個のスイッチ素子35から構成される。この構成により任意の行選択配線Lrの信号を読み出すことができる。センサ駆動部116は最も簡単に構成するならば、単に液晶ディスプレイなどに用いられているシフトレジスタによって構成することも可能である。
【0035】
列信号配線Lcは、駆動制御部119により制御されるセンサ出力部118に接続されている。25は列信号配線Lrをリセット基準電源24の基準電位にリセットするためのリセット用スイッチング素子、26は信号電位を増幅するための前置増幅器、38はサンプルホールド回路、39はアナログマルチプレクサ、40はA/D変換器をそれぞれ表す。それぞれの列信号配線Lcの信号は前置増幅器26により増幅され、サンプルホールド回路38により保持される。その出力はアナログマルチプレクサ39により順次A/D変換器40へ出力され、デジタル値に変換されて出力される。
【0036】
本実施の形態1における光検出器(光電変換装置)においては、4096×4096個の画素を4096の列信号配線Lcに分け、1列あたり4096画素の出力を同時に転送し、この列信号配線Lcを通して1〜4096列に対応する前置増幅器26、1〜4096列に対応するサンプルホ−ルド部38を通してアナログマルチプレクサ39によって順次A/D変換器40に出力している。
【0037】
図3においては、A/D変換器40が1で構成されているように示されているが、実際には4〜32系統で同時にA/D変換が行われる。これは、アナログ信号帯域やA/D変換速度を不必要に増大させることなく、画像信号の読取り時間を短くすることが要求されるためである。
【0038】
蓄積時間とA/D変換時間とは密接な関係にあり、高速にA/D変換を行うとアナログ回路の帯域が広くなり所望のS/Nを達成することが難しくなる。したがって、A/D変換速度を不必要に増大させることなく、画像信号の読取り時間を短くすることが要求される。そのためには、多くのA/D変換器40を用いてA/D変換を行うのが望ましいが、その場合はコストが高くなる。よって、A/D変換速度とのバランスを考慮し、A/D変換器の数量を選択する必要がある。
【0039】
放射線1の照射時間はおよそ10〜500msec程度であるので、全画面の取込み時間あるいは電荷蓄積時間を100msecのオ−ダかまたはそれより若干短くするのが適当である。例えば、全画面を順次駆動して100msecで画像を取り込むために、アナログ信号帯域を50MHz程度にし、10MHzのサンプリングレートでA/D変換を行うと、最低でも4系統のA/D変換器40が必要になる。本撮像部11においては16系統で同時にA/D変換を行う。16系統のA/D変換器40の出力はそれぞれに対応する16個の図示しないメモリ(FIFO等)に入力される。そのメモリを選択して切り替えることにより、連続した1ラインの走査線にあたる画像データとして外部に出力する。
【0040】
次に、この放射線撮像装置10による放射線撮像の手順について図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。なお、この放射線撮像を行うための放射線撮像プログラムは、装置本体124の駆動制御部119や図示しないシステム制御部内、もしくはそのシステム制御部に接続されてこの放射線撮像装置10全体の動作を入力指示するコンピュータにインストールされている。また、駆動制御部119、システム制御部、コンピュータが一体的に協働して放射線撮像プログラムを構成し、この放射線撮像装置10に撮像手順を行わせるものであってもよい。
【0041】
[ケーブル非接続の場合]
図4は、この放射線撮像装置10の装置本体124にケーブル111が接続されていない場合の撮像の手順について説明するフローチャートである。この場合において、接続検知部112はケーブル111の接続状態を検知する(S.1)。ここで、ケーブル111がケーブルコネクタ113に接続されていると検知された場合は、後述する有線通信処理が開始される(S.2)。ケーブル111の非接続が検知されると、接続検知部112はケーブル非接続状態に対応した信号を給電制御部115及びバス切替部120に対して出力して無線通信処理手順が開始される(S.3)。
【0042】
接続検出部112はケーブル111の接続状態を機械式に検出するものであっても、電気式に検出するものであっても機能的に相違はなく、検出方式については限定されない。また、操作者が意図的に操作するスイッチ等であっても問題はないが、利便性を考慮するとケーブル111の接続状況を自動的に検出するものであることが望ましい。
【0043】
接続検知部112から「ケーブル非接続状態」を示す検知結果を受けると、給電制御部115が装置本体124の電源として蓄電池114を選択して各ユニットに供給する電力ラインを蓄電池114に接続する(S.4)。このとき、有線通信部121を動作させる必要がないので、有線通信部121への給電は不要である。
【0044】
バス切替部120も接続検知部112からの検知結果を受けて、デジタル画像データの送信を無線通信部122により行うことを選択し、センサ出力部118から出力されるデジタル画像データが無線通信部122へと送られるようにセンサ出力部118と無線通信部122とを接続する(S.5)。それとともに、バス切替部120は、制御信号の送受信も無線通信部122により行うことを選択し、駆動制御部119と無線通信部122とを接続する。このとき、有線通信部121への給電を行わない構成とした場合は、デジタル画像データを常時有線通信部121と無線通信部122との双方に送ることによりデータの流れの切替えを行わないように構成することも可能である。
【0045】
このようにして、制御信号は駆動制御部119より、バス切替部120・無線通信部122・無線通信媒体123を介して図示しないシステム制御部に双方向通信される。デジタル画像データはセンサ出力部118より、バス切替部120・無線通信部122・無線通信媒体123を介して、図示しないシステム制御部に送信(一方向通信)される。
【0046】
撮像にあたっては、放射線の照射タイミングとの同期を取るために、システム制御部から撮像要求信号が無線で送信される。無線通信は電波を用いてもよいし、赤外線などの光通信、超音波等の音波による通信等、どのような形態を用いてもよく、通信方式については限定されない。システム制御部より発信された無線による撮像要求信号は無線通信媒体123により受信され、無線通信部122において駆動制御部119とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換された撮像要求信号はバス切替部120を経由して、駆動制御部119に入力される。
【0047】
撮像要求信号を受けた駆動制御部119は、センサ駆動部116、センサ出力部118に対して信号を出力し、前述の光検出器のリセット動作を行う。これにより、撮像部11は放射線により発生する電荷が蓄積可能な動作モードとなる。この後、駆動制御部119は、内部制御線上に撮像準備完了信号を出力する。撮像準備完了信号はバス切替部120を経由して無線通信部122に入力される。駆動制御部119より発信された撮像準備完了信号は無線通信部122において無線通信媒体123とインタフェ−スされる規格に適合した信号に変換される。変換された撮像準備完了信号は無線通信媒体123を介して、無線通信によりシステム制御部に送信される。撮像準備完了信号の受信を受けて、システム制御部は放射線照射を開始し、撮像が開始される(S.6)。
【0048】
放射線照射により被写体を透過した放射線が撮像部11において検出され、その強度に応じ発生した電荷が蓄積される。放射線照射の完了時、システム制御部より撮像完了信号が無線で送信される。上述の撮像要求信号の場合と同様の経路をたどり、この撮像完了信号は駆動制御部119に入力される。撮像完了信号を受けた駆動制御部119は、センサ駆動部116、センサ出力部118に対して信号を出力し、前述の光検出器21の読出し動作を行う。
【0049】
センサ出力部118上のA/D変換器によりデジタル変換されて出力された入射放射線量に対応するデジタル画像デ−タはバス切替部120を介して無線通信部122へと送られる。前述の撮像準備完了信号の送信時と同様に、このデジタル画像データも無線通信部122において無線通信媒体123とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換されたデジタル画像データは無線通信媒体123を介して、無線通信によりシステム制御部に送信される。各画素に対応するデジタル画像データが順次送信されて、すべての画素に対応するデータの送信が完了すると、1回の撮像動作が完了する。
【0050】
ここで、放射線照射完了時にシステム制御部より撮像完了信号が送信されるとしたが、装置本体124側で放射線照射完了を検知可能な構成とした場合には、必ずしもこの撮像完了信号をシステム制御部から送信する必要はない。また、無線通信においては外部からのノイズの影響を受けやすい。例えば電波による通信の場合は外部機器の発生する電波等の干渉を受ける場合があり、光による通信の場合は通信経路における障害物の存在等によって通信品質の低下が発生する場合がある。このような場合には通信エラーが発生し(S.7)、送受信されるデータの信頼性が保証できない。
【0051】
このような場合においても送受信データの信頼性を確保するために、一般にデータの再送信処理などが行われる(S.8)。再送信処理を可能とするためには送信したデータの保持が必要となるため、無線通信部122には記憶手段が設けられる。さらに、記憶手段の容量は一つの画像を構成する全データを格納するに充分な容量であることが望ましい。ここでいう、一つの画像を構成する全データとは、一フレーム分のデータに限定されるものではなく、例えば、光検出器上の画素個別の特性を補正するための暗電流データ(ダーク画像)、ゲイン補正用データ(明画像)等を広義で含んだものを指す。
【0052】
通信品質が回復せず、所定回数の再送信処理を繰り返しても通信エラーが回復しない場合は(S.9)、データ通信を停止したうえで(S.10)、データを無線通信部122内記憶手段に保持した状態で無線通信不可状態を操作者(ユーザ)に通知し(S.11)、ケ−ブル111を接続した有線通信に切り替えるよう指示するようにしてもよい。この場合、駆動制御部119は無線通信部122からのエラー通知を受けてその後の撮像を不可能とする(S.10)。ケーブル111が装置本体124に接続されると(S.12)、デジタル画像データが無線通信部122内の記憶手段からバス切替部120・有線通信部121・コネクタ113からケ−ブル111を介してシステム制御部へと送信されるようにデータ送信経路が切り替えられる。
【0053】
ケ−ブル111によるデータ送信完了後に撮像動作が可能となり、その後に撮像されたデジタル画像データはデータ出力部118を起点とする通常の経路に切り替えられ、有線通信処理が行われる(S.13)。また、記憶手段を無線通信部122内に設けるのではなく、センサ出力部118の直後、バス切替部120直前部に設け、有線・無線通信を問わず、デジタル画像データを一度記憶手段に保持した上で出力する形態としてもよい。この場合、無線通信部122内に記憶手段を設けた場合のような、データ送信経路の切替動作は不要となる。
【0054】
上述した撮像動作を繰り返し行うにしたがって蓄電池114に蓄えられている電力は徐々に低下していき、最終的には撮像動作時に消費される所定電力以下に低下する(S.14)。駆動制御部119においては、蓄電池114の残電力が回復するか、またはケーブル111が接続されて電力供給源が図示しない外部電源に切り替えられるまで、撮像が不可能とされる(S.15)。これは、撮像動作中に電力低下により撮像装置124を構成するユニットが動作不能状態に陥った場合に、被写体が放射線を照射されたにもかかわらず画像が取得されないという不都合を防止するためである。これにより被写体が不必要に被爆するという不都合を防止することができる。
【0055】
給電制御部115は報知手段125に信号を送り、使用者に対して電力低下を警告して、充電の必要性とケーブル接続による有線通信への切替えを指示する(S.16)。報知手段125はLEDあるいは電球等の発光体による表示器であってもよいし、圧電ブザー等の音による警報器などであってもよく、報知の方式については限定されない。
【0056】
ケーブル111が接続されると(S.17)、ケーブル111より供給される外部電源を電力供給源として蓄電池114への充電が行われ、有線通信処理が開始されて(S.18)、再び撮像動作が可能となる。蓄電池114への充電は、別途充電用の端子を設けて外部から充電用電力を供給してもよい。また、誘導起電力を用いた非接触式の充電機構を設けてもよく、いずれの方式も機能的に相違はなく、充電方式については限定されない。
【0057】
[ケーブル接続の場合]
次に、ケーブル111が装置本体124に接続されている場合の撮像の手順について、図5のフローチャートを用いて説明する。ケーブル111がケーブルコネクタ113に接続されていると検知された場合は、有線通信処理が開始される(S.2)。この場合において、接続検知部112は、ケーブル接続状態を検知してケーブル接続状態に対応した信号を給電制御部115及びバス切替部120に対して出力する。
【0058】
給電制御部115は接続検知部112から「ケーブル接続状態」を示す出力を受けると、給電制御部115が装置本体124の電源として蓄電池114を使用しないことを選択し、撮像装置124を構成する各ユニットに供給する電力ラインをケーブル111よりコネクタ113を介して供給される図示しない外部電源に接続する(S.21)。このとき、無線通信部122を動作させる必要がないので、無線通信部122への給電は不要である。
【0059】
バス切替部120も接続検知部112からの検知結果を受けて、デジタル画像データの送信を有線通信部121により行うことを選択し、センサ出力部118から出力されるデジタル画像データが有線通信部121へと送られるようにセンサ出力部118と有線通信部122とを接続する(S.22)。それとともに、バス切替部120は、制御信号の送受信も有線通信部121により行うことを選択し、駆動制御部119と有線通信部121とを接続する。このとき、無線通信部122への給電を行わない構成とした場合は、デジタル画像データを常時有線通信部121と無線通信部122との双方に送ることによりデータの流れの切替を行わないように構成することも可能である。
【0060】
このようにして、制御信号は駆動制御部119より、バス切替部120・有線通信部121・コネクタ113・ケーブル111を介して図示しないシステム制御部に双方向通信される。デジタル画像データはセンサ出力部118より、バス切替部120・有線通信部121・コネクタ113・ケーブル111を介して、図示しないシステム制御部に送信(一方向通信)される。
【0061】
撮像にあたっては、放射線の照射タイミングとの同期を取るために、システム制御部から撮像要求信号がケーブル111内の制御線111cを通して送信される。有線通信部121においては、撮像要求信号が駆動制御部119とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換された撮像要求信号はバス切替部120を経由して、駆動制御部119に入力される。
【0062】
撮像要求信号を受けた駆動制御部119は、センサ駆動部116、センサ出力部118に対して信号を出力し、前述の光検出器のリセット動作を行う。これにより、画像検出部は放射線により発生する電荷を蓄積可能な動作モードとなる。この後、駆動制御部119は、内部制御線上に撮像準備完了信号を出力する。撮像準備完了信号はバス切替部120を経由して有線通信部121に入力される。駆動制御部119より発信された撮像準備完了信号は有線通信部121においてケーブル111を介してシステム制御部とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換された撮像準備完了信号はケーブルコネクタ113、ケーブル111を介して、有線通信によりシステム制御部に送信される。撮像準備完了信号を受けて、システム制御部は放射線照射を開始し、撮像が開始される(S.23)。
【0063】
放射線照射により被写体を透過した放射線が画像検出部において検出され、その強度に応じ発生した電荷が蓄積される。放射線照射の完了時、システム制御部より撮像完了信号が有線で送信される。上述の撮像要求信号の場合と同様の経路をたどり、この撮像完了信号は駆動制御部119に入力される。撮像完了信号を受けた駆動制御部119は、センサ駆動部116、センサ出力部118に対して信号を出力し、前述の光検出器の読出し動作を行う。
【0064】
センサ出力部118上のA/D変換器によりデジタル変換されて出力された入射放射線量に対応するデジタル画像データはバス切替部120を介して有線通信部122へと送られる。前述の撮像準備完了信号の送信時と同様に、このデジタル画像データも有線通信部121においてシステム制御部とインタフェースされる規格に適合した信号に変換される。変換されたデジタル画像データはコネクタ113、ケ−ブル111を介して、有線通信によりシステム制御部に送信される。各画素に対応するデジタル画像データが順次送信されて、すべての画素に対応するデータの送信が完了すると、1回の撮像動作が完了する。
【0065】
ここで、ケーブル非接続状態のときと同様に、放射線照射完了時にシステム制御部より撮像完了信号が送信されるとしたが、装置本体124側で放射線照射完了を検知可能な構成とした場合には、必ずしもこの撮像完了信号をシステム制御部より送信する必要はない。
【0066】
上記より、ケーブル111の着脱により容易にデータ転送方式、電源供給方式の切替えが可能となることは明白である。撮像装置を撮像スタンドや撮像テーブルにセットする、または病床のベッドサイドでの撮像において患者の横たわるベッドとの間にもぐりこませるなどする際、ケーブル111によってセッティングの自由度が制限される場合には、ケーブル111を取り外し無線通信に切り替えることでセッティングの自由度の制限は取り除かれる。
【0067】
また、電波や光通信等による無線通信の場合には、一般にデータ転送速度が有線通信と比較して低速であり、撮像処理のスループット低下等の問題が生じる場合がある。このように、データ転送速度を優先する場合にはケーブル111を接続して有線通信に切り替えることで対応が可能である。ケーブルレス(ケーブル111の非接続)で複数枚の画像を撮像する必要があった場合に、途中で蓄電池114の残量が不足した場合でも、ケーブル111を接続して電源供給源を外部電源とすることにより、撮像プログラムを中断させることはなくなる。
【0068】
これらの操作はケーブルコネクタ113に対するケーブル111の着脱のみで行われるため、操作者(ユーザ)にとっても面倒な操作を必要とせず、要求に合わせた転送方式および給電方式の選択が容易に可能となる。また、有線・無線のデータ送信方式を問わず、撮像直後にデータ出力が可能であるため、デジタル撮像のメリットである即時性を活かすことが可能となる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ケーブルの着脱により容易にデータ通信方式や源供給方式の切替えが可能となり、用途に応じてデータ通信速度優先、または装置本体の取扱い優先を選択することが可能となる。複数枚を撮像している途中で装置本体の電池の残量が不足した場合であっても、ケーブル接続により外部電源が使用可能となるため、引き続いて撮像を行うことができる。さらに、有線・無線のデータ通信方式を問わず、撮像直後にデータ出力が可能であるため、デジタル撮像のメリットである即時性を活かす事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る放射線撮像装置の要部内部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す放射線撮像装置に用いられる光検出器の一例の等価回路を示すブロック図である。
【図3】図2に示す光検出器において、二次元に配列した光検出部を示す等価回路図である。
【図4】図1に示す放射線撮像装置の装置本体にケーブルが接続されていない場合の撮像の手順について説明するフローチャートである。
【図5】図1に示す放射線撮像装置の装置本体にケーブルが接続されている場合の撮像の手順について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10:放射線撮像装置
11:撮像部
21:光検出部
111:ケーブル
112:接続検知部
114:蓄電池(電池)
115:給電制御部(電源選択部)
120:バス切替部(通信選択部)
121:有線通信部
122:無線通信部
124:装置本体
125:報知手段
Claims (10)
- 装置本体に電池と、
放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、
前記デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介して前記装置本体外部と送受信する有線通信部と、
前記デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介さずに前記装置本体外部と無線送受信する無線通信部と、
前記装置本体への前記ケーブルの接続を検知する接続検知部と、
前記接続検知部の検知結果に基づいて前記有線通信部又は前記無線通信部のいずれにより前記デジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択する通信選択部と、
前記接続検知部の検知結果に基づいて前記電池を前記装置本体の電源として使用するか否かを選択する電源選択部と、を備えた放射線撮像装置。 - 前記ケ−ブルは、
前記装置本体外部からの供給電力を伝送する給電線と、
前記デジタル画像データを伝送するデ−タ通信線乃至撮像制御信号線と、を有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。 - 前記接続検知部が前記装置本体への前記ケーブルの接続を検知した場合に、前記通信選択部が前記有線通信部により前記デジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うことを選択するとともに前記電源線選択部が前記電池を前記装置本体の電源として使用しないことを選択し、
前記接続検知部が前記装置本体への前記ケーブルの接続を検知しない場合に、前記通信選択部が前記無線通信部により前記デジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うことを選択するとともに前記電源選択部が前記電池を前記装置本体の電源として使用することを選択することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。 - 前記無線通信部による前記デジタル画像データの送信にエラーが生じた場合に、前記デジタル画像データの再送信を行うことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
- 所定回数の前記再送信後に前記エラーが回復しない場合に、前記デジタル画像データの送信を停止して放射線画像の撮像を不可能とするとともにその事実を操作者に対して報知することを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
- 前記接続検知部が前記ケーブルの接続を検知した場合に、再び前記放射線画像の撮像を可能とすることを特徴とする請求項5に記載の放射線撮像装置。
- 前記電池の残存電力が所定電力以下となった場合に、放射線画像の撮像を不可能とするとともにその事実を操作者に対して報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
- 前記電池の残存電力が前記所定電力を以上となった場合、又は、前記接続検知部が前記ケーブルの接続を検知した場合に、再び前記放射線画像の撮像を可能とすることを特徴とする請求項7に記載の放射線撮像装置。
- 電池と、放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、前記デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介して前記装置本体外部と送受信する有線通信部と、前記デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介さずに前記装置本体外部と無線送受信する無線通信部とを備えた放射線撮像装置本体への前記ケーブルの接続を検知するステップと、
前記接続検知部の検知結果に基づいて前記有線通信部又は前記無線通信部のいずれにより前記デジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択するステップと、
前記接続検知部の検知結果に基づいて前記電池を前記装置本体の電源として使用するか否かを選択するステップと、を備えた放射線撮像方法。 - コンピュータに、
電池と、放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、前記デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介して前記装置本体外部と送受信する有線通信部と、前記デジタル画像のデータ乃至撮像制御信号をケーブルを介さずに前記装置本体外部と無線送受信する無線通信部とを備えた放射線撮像装置本体への前記ケーブルの接続を検知するステップと、
前記接続検知部の検知結果に基づいて前記有線通信部又は前記無線通信部のいずれにより前記デジタル画像データ乃至撮像制御信号の送受信を行うかを選択するステップと、
前記接続検知部の検知結果に基づいて前記電池を前記装置本体の電源として使用するか否かを選択するステップと、を実行させる放射線撮像プログラム。
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