JP2011072678A - 放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム、およびプログラム - Google Patents

放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することのできる放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム、およびプログラムを得る。
【解決手段】CPU92Aにより、電子カセッテ32の動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ接続端子26に外部装置36が接続されている場合は、電源部96および画像処理系ブロック20に代えて外部装置36を用いるように制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム、およびプログラムに係り、特に、撮影対象を透過した放射線により示される放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム、およびプログラムに関する。
近年、TFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板上に放射線感応層を配置し、放射線を直接デジタルデータに変換できるFPD(Flat Panel Detector)等の放射線検出器が実用化されており、この放射線検出器を用いて照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影する可搬型放射線画像撮影装置(以下、「電子カセッテ」ともいう。)が実用化されている。なお、上記電子カセッテに用いられる放射線検出器には、放射線を変換する方式として、放射線をシンチレータで光に変換した後にフォトダイオード等の半導体層で電荷に変換する間接変換方式や、放射線をアモルファスシリコン等の半導体層で電荷に変換する直接変換方式等があり、各方式でも半導体層に使用可能な材料が種々存在する。
この種の放射線画像撮影装置において動画撮影を行う場合、静止画撮影を行う場合に比較して発熱量が増大してしまう結果、冷却機能を向上させる必要性が生じ、装置が大型化してしまい、その可搬性が損なわれてしまう問題があった。
なお、動画撮影が静止画撮影に比較して発熱量が増大する要因としては、連続的に撮影を行うため、電圧変換を行うための電気回路や内蔵電池を含む電源部の単位時間当たりの発熱量が多かったり、発熱期間が長かったりする点や、動画撮影により得られた画像情報に対してリアルタイムで画像処理を施す電気回路の処理能力を向上させる必要があるため、静止画撮影に用いられる電気回路に比較して発熱量が多い回路(同期制御用のクロック信号の周波数が高かったり、回路規模が大きい回路)を用いる必要がある点が挙げられる。
従来、撮影時における発熱量が増大してしまう結果、可搬性が損なわれてしまう問題を解決するために適用できる技術として、特許文献1には、被検者を透過したX線をX線平面検出器で検出するX線画像撮影装置において、前記X線平面検出器を内包する筐体と、筐体内部の温度上昇を抑制する冷却ユニットとを有し、前記冷却ユニットは前記筐体外装に対して着脱可能に構成することを特徴とするX線画像撮影装置が開示されている。
また、装置の大型化や重量の増大に伴う可搬性の低下を抑制するために適用できる技術として、特許文献2には、X線に感度がある固体撮像素子を備える画像撮影装置であって、X線を受信し、受信したX線信号を画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段を用いる撮影を含む、当該画像撮影装置の制御を行う制御手段と、前記撮像手段において取得された画像信号を出力するための通信インタフェースを少なくとも2つ以上備える通信手段とを備えたことを特徴とする画像撮影装置が開示されている。
また、特許文献3には、被写体に向けて照射された放射線を検出して放射線画像情報を取得する放射線画像検出器において、外部機器に対して前記放射線画像の画像データの送信を行う通信部、前記外部機器と直接的または間接的に接続され前記外部機器に前記放射線画像の画像データを送信するための接続端子、または画像データを保存する着脱可能な記憶手段のうち2以上を備え、前記放射線画像の画像データを前記通信部から送信するか、前記接続端子から送信するか、または前記記憶手段により送信するかを判断する制御部を備え、前記制御部は、前記判断の結果に基づいて前記放射線画像の画像データを前記外部機器に送信する方式を切り換えることを特徴とする放射線画像検出器が開示されている。
また、特許文献4には、装置本体に電池と、放射線画像をデジタル画像として撮像するデジタル撮像部と、前記デジタル画像のデータないし撮像制御信号をケーブルを介して前記装置本体外部と送受信する有線通信部と、前記デジタル画像のデータないし撮像制御信号をケーブルを介さずに前記装置本体外部と無線送受信する無線通信部と、前記装置本体への前記ケーブルの接続を検知する接続検知部と、前記接続検知部の検知結果に基づいて前記有線通信部または前記無線通信部のいずれにより前記デジタル画像データないし撮像制御信号の送受信を行うかを選択する通信選択部と、前記接続検知部の検知結果に基づいて前記電池を前記装置本体の電源として使用するか否かを選択する電源選択部とを備えた放射線撮像装置が開示されている。
また、特許文献5には、X線画像を受光する2次元アレーセンサと、X線発生装置から発信される制御信号に応じて該センサを駆動するドライブ手段と、該ドライブ手段により該センサ内マトリクスを選択し各マトリクスのデータを増幅するアンプ手段と、該アンプ手段からの出力をデジタルに変換するAD手段と、該AD手段と該ドライブ手段で順次デジタル化された画像データをシリアライズする手段と、シリアライズした画像データを伝送する伝送手段から構成されるX線画像撮影部と伝送手段により転送された画像データをデシリアライズする手段と、該デシリアライズされた画像データをフレームメモリ内に配置する手段から構成される制御用PCとからなるX線画像撮影装置において、該X線画像撮影部と該制御用PC間の信号を伝送する該伝送手段は、該シリアライズされた画像データを電気/光変換した光信号を伝送する光ファイバケーブルと、X線発生装置や制御用PCから発信される、あるいは該ドライブ手段が応答発信する制御信号を伝送するメタルケーブルからなる伝送手段であることを特徴とするX線画像撮影装置が開示されている。
また、特許文献6には、X線発生手段により発せられたX線を被写体に照射し、前記被写体を透過したX線分布をセンサで検出するX線画像撮影装置において、二次元に複数の検出素子を配置された検出面を有するX線検出手段と、前記X線検出手段に対してX線を照射するX線照射手段と、前記X線検出手段を支持する第1の支持機構と、前記X線照射手段を支持する第2の支持機構を有し、前記第1の支持機構に対し、前記X線検出手段は着脱可能で、前記X線検出手段は前記第1の支持機構より切り離した状態で撮影可能な制御手段を有し、前記第2の支持機構は、前記X線検出手段が前記第1の支持機構に固定された状態には前記X線照射手段を前記X線検出手段に対向する第1の方向に固定し、前記X線検出手段が前記第1の支持機構より切り離された状態では、前記X線照射手段を第1の方向以外にも照射することが可能な移動機構を有することを特徴とするX線画像撮影装置が開示されている。
さらに、特許文献7には、入射された放射線を検出する複数のセンサを含むセンサアレイを有する電子カセッテ型放射線検出装置であって、前記電子カセッテ型放射線検出装置は、着脱可能な付加機能モジュールとの接続部を有し、前記付加機能モジュールが接続されることによって、撮影モードが静止画撮影および動画撮影から選択可能な状態に切り替わる選択手段を有することを特徴とする電子カセッテ型放射線検出装置が開示されている。
特開2005−181922号公報 特開2007−44068号公報 特開2007−127414号公報 特開2005−6979号公報 特開2002−199388号公報 特開2005−470号公報 特開2008−83031号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術では、冷却ユニットを予め用意する必要があり、価格が上昇してしまう、という問題点や、放射線画像撮影装置を、冷却ユニットを着脱可能に構成する必要があり、装置構成が複雑化してしまう、という問題点があった。
また、上記特許文献2〜特許文献7に開示されている技術では、撮影装置における発熱量を抑制することに関しては特に言及されておらず、これらの技術においては、発熱量を抑制することができない、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することのできる放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の放射線画像撮影装置は、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部と、前記放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理を施す画像処理部と、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給する電源部と、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置および前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置の少なくとも一方と電気的に接続するための接続部と、前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記電源装置が接続されている場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用い、前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御する制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の放射線画像撮影装置によれば、画像処理部により、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理が施される一方、電源部により、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力が供給される。
ここで、本発明では、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置および前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置の少なくとも一方と電気的に接続するための接続部が備えられており、制御手段により、前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記電源装置が接続されている場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用い、前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御される。
すなわち、本発明では、動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ接続部に外部に設けられた電源装置が接続されている場合は内蔵されている電源部に代えて当該電源装置を用い、動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ接続部に外部に設けられた画像処理装置が接続されている場合は内蔵されている画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御しており、これによって、装置の大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができるようにする一方、放射線画像撮影装置に着脱可能な冷却ユニットを用意しておく技術に比較して、価格の上昇、および装置の複雑化を抑制するようにしている。
このように、請求項1に記載の放射線画像撮影装置によれば、動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ接続部に電源装置が接続されている場合は電源部に代えて当該電源装置を用い、動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ接続部に画像処理装置が接続されている場合は画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御しているので、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができる。
なお、請求項1に記載の発明は、請求項2に記載の発明のように、前記予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが、前記放射線画像撮影部による撮影速度が予め定められた撮影速度以上の動作モード、および前記画像情報の転送速度が予め定められた転送速度以上の動作モードの少なくとも一方であるものとしてもよい。これにより、適用した動作モードでの撮影時における発熱量を抑制することができる。
また、請求項1または請求項2に記載の発明は、請求項3に記載の発明のように、前記接続部に前記電源装置および前記画像処理装置の少なくとも一方が接続されたことを検知する検知手段をさらに備え、前記制御手段が、前記検知手段によって前記接続部に前記電源装置が接続されたと検知された場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用い、前記検知手段によって前記接続部に前記画像処理装置が接続されたと検知された場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御するようにしてもよい。これにより、より簡易に発熱量を抑制することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項4に記載の放射線画像撮影装置は、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部と、前記放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理を施す画像処理部と、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給する電源部と、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置および前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置の少なくとも一方と電気的に接続するための接続部と、前記接続部に前記電源装置および前記画像処理装置の少なくとも一方が接続されている場合、前記動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、前記接続部に前記電源装置が接続されている場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用い、前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御する制御手段と、を備えている。
請求項4に記載の放射線画像撮影装置によれば、画像処理部により、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理が施される一方、電源部により、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力が供給される。
ここで、本発明では、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置および前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置の少なくとも一方と電気的に接続するための接続部が備えられており、制御手段により、前記接続部に前記電源装置および前記画像処理装置の少なくとも一方が接続されている場合、前記動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、前記接続部に前記電源装置が接続されている場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用い、前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御される。
すなわち、本発明では、接続部に、外部に設けられた電源装置および画像処理装置の少なくとも一方が接続されている場合、動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、接続部に電源装置が接続されている場合は内蔵された電源部に代えて当該電源装置を用い、接続部に画像処理装置が接続されている場合は内蔵された画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御しており、これによって、装置の大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができるようにする一方、放射線画像撮影装置に着脱可能な冷却ユニットを用意しておく技術に比較して、価格の上昇、および装置の複雑化を抑制するようにしている。
このように、請求項4に記載の放射線画像撮影装置によれば、接続部に電源装置および画像処理装置の少なくとも一方が接続されている場合、動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、接続部に電源装置が接続されている場合は電源部に代えて当該電源装置を用い、接続部に画像処理装置が接続されている場合は画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御しているので、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができる。
なお、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の発明は、請求項5に記載の発明のように、前記制御手段が、前記接続部に接続された前記電源装置および前記画像処理装置の少なくとも一方を用いるように制御する場合、前記画像処理部に対して供給される同期制御用のクロック信号の周波数および駆動用の電力の少なくとも一方を当該制御前に比較して低減させるか、または停止させるように制御するものとしてもよい。これにより、より確実に発熱量を抑制することができる。
また、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の発明は、請求項6に記載の発明のように、前記接続部に前記電源装置および前記画像処理装置の何れも接続されていない場合に、前記画像処理部によって画像処理が施された前記画像情報を無線で外部装置に送信する送信手段をさらに備えてもよい。これにより、可搬性を、より向上させることができる。
また、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の発明は、請求項7に記載の発明のように、前記電源部が、電池と、当該電池から供給される電力の電圧を当該電力の供給先で用いられる電圧に変換する変換部とを有してもよい。これにより、複数の電力供給先に対応することができる。
また、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の発明は、請求項8に記載の発明のように、前記画像処理装置が、前記画像処理部より高速に前記画像処理を実行するものとしてもよい。これにより、画像処理装置が接続された場合には、接続されない場合に比較して、より高速な画像処理を実現することができる。
また、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の発明は、請求項9に記載の発明のように、前記複数種類の動作モードが、静止画撮影モードおよび動画撮影モードを含むものとしてもよい。これにより、静止画撮影モードおよび動画撮影モードを含む動作モードから適用した動作モードでの撮影時における発熱量を抑制することができる。
さらに、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の発明は、請求項10に記載の発明のように、電子カセッテとして構成してもよい。これにより、電子カセッテについて、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項11に記載の放射線画像撮影システムは、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給する電源部、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置と電気的に接続するための接続部、および前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記電源装置が接続されている場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御する制御手段を備えた放射線画像撮影装置と、前記電源装置と、を有している。
請求項11に記載の放射線画像撮影システムによれば、放射線画像撮影装置において、電源部により、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部に駆動用の電力が供給される。
ここで、本発明では、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置と電気的に接続するための接続部が備えられており、制御手段により、前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記電源装置が接続されている場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御される。
すなわち、本発明では、動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ接続部に外部に設けられた電源装置が接続されている場合は内蔵されている電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御しており、これによって、装置の大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができるようにする一方、放射線画像撮影装置に着脱可能な冷却ユニットを用意しておく技術に比較して、価格の上昇、および装置の複雑化を抑制するようにしている。
このように、請求項11に記載の放射線画像撮影システムによれば、動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ接続部に電源装置が接続されている場合は電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御しているので、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができる。
また、上記目的を達成するために、請求項12に記載の放射線画像撮影システムは、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給する電源部、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置と電気的に接続するための接続部、および前記接続部に前記電源装置が接続されている場合、前記動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、前記電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御する制御手段を備えた放射線画像撮影装置と、前記電源装置と、を有している。
請求項12に記載の放射線画像撮影システムによれば、放射線画像撮影装置において、電源部により、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部に駆動用の電力が供給される。
ここで、本発明では、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置と電気的に接続するための接続部が備えられており、制御手段により、前記接続部に前記電源装置が接続されている場合、前記動作モードの選択の制限を緩和するように制御されると共に、前記電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御される。
すなわち、本発明では、接続部に、外部に設けられた電源装置が接続されている場合、動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、内蔵された電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御しており、これによって、装置の大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができるようにする一方、放射線画像撮影装置に着脱可能な冷却ユニットを用意しておく技術に比較して、価格の上昇、および装置の複雑化を抑制するようにしている。
このように、請求項12に記載の放射線画像撮影システムによれば、接続部に電源装置が接続されている場合、動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御しているので、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができる。
なお、請求項11または請求項12に記載の発明は、請求項13に記載の発明のように、前記放射線画像撮影装置に前記動作モードを指示する指示情報を送信する指示送信手段を備えた指示装置をさらに有し、前記放射線画像撮影装置は、前記指示装置の前記指示送信手段から送信された前記指示情報を受信する受信手段をさらに備え、前記制御手段が、前記受信手段によって受信された前記指示情報により指示された動作モードが前記電源装置を用いる必要のある動作モードであり、かつ前記接続手段に前記電源装置が接続されていない場合、警告の報知および前記放射線画像撮影部による撮影の中止の少なくとも一方を行うように制御してもよい。これにより、より利便性を向上させることができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項14に記載の放射線画像撮影システムは、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部、前記放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理を施す画像処理部、前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置と電気的に接続するための接続部、および前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御する制御手段を備えた放射線画像撮影装置と、前記画像処理装置と、を有している。
請求項14に記載の放射線画像撮影システムによれば、放射線画像撮影装置において、画像処理部により、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理が施される。
ここで、本発明では、前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置と電気的に接続するための接続部が備えられており、制御手段により、前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御される。
すなわち、本発明では、動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ接続部に外部に設けられた画像処理装置が接続されている場合は内蔵されている画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御しており、これによって、装置の大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができるようにする一方、放射線画像撮影装置に着脱可能な冷却ユニットを用意しておく技術に比較して、価格の上昇、および装置の複雑化を抑制するようにしている。
このように、請求項14に記載の放射線画像撮影システムによれば、動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ接続部に画像処理装置が接続されている場合は画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御しているので、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができる。
また、上記目的を達成するために、請求項15に記載の放射線画像撮影システムは、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部、前記放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理を施す画像処理部、前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置と電気的に接続するための接続部、および前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合、前記動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御する制御手段を備えた放射線画像撮影装置と、前記画像処理装置と、を有している。
請求項15に記載の放射線画像撮影システムによれば、放射線画像撮影装置において、画像処理部により、撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理が施される。
ここで、本発明では、前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置と電気的に接続するための接続部が備えられており、制御手段により、前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合、前記動作モードの選択の制限を緩和するように制御されると共に、前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御される。
すなわち、本発明では、接続部に、外部に設けられた画像処理装置が接続されている場合、動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、内蔵された画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御しており、これによって、装置の大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができるようにする一方、放射線画像撮影装置に着脱可能な冷却ユニットを用意しておく技術に比較して、価格の上昇、および装置の複雑化を抑制するようにしている。
このように、請求項15に記載の放射線画像撮影システムによれば、接続部に画像処理装置が接続されている場合、動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御しているので、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができる。
なお、請求項14または請求項15に記載の発明は、請求項16に記載の発明のように、前記放射線画像撮影装置に前記動作モードを指示する指示情報を送信する指示送信手段を備えた指示装置をさらに有し、前記放射線画像撮影装置が、前記指示装置の前記指示送信手段から送信された前記指示情報を受信する受信手段をさらに備え、前記制御手段が、前記受信手段によって受信された前記指示情報により指示された動作モードが前記画像処理装置を用いる必要のある動作モードであり、かつ前記接続手段に前記画像処理装置が接続されていない場合、警告の報知および前記放射線画像撮影部による撮影の中止の少なくとも一方を行うように制御してもよい。これにより、より利便性を向上させることができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項17に記載のプログラムは、コンピュータを、請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置における制御手段として機能させるためのものである。
従って、本発明によれば、コンピュータを請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の発明と同様に作用させることができるので、これらの発明と同様に、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができる。
本発明の放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム、およびプログラムによれば、価格の上昇、装置の複雑化および大型化を招くことなく、発熱量を抑制することができる、という効果が得られる。
実施の形態に係る放射線情報システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムの放射線撮影室における配置状態の一例を示す側面図である。 実施の形態に係る電子カセッテの内部構成を示す透過斜視図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムの電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る撮影オーダ情報の構成を示す模式図である。 実施の形態に係る動作モード送信処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る動作モード設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る放射線画像撮影処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る放射線画像撮影処理プログラムの実行により表示される情報の一例を示す概略図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影処理プログラムの実行により表示される情報の一例を示す概略図である。 第2の実施の形態に係る動作モード設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る放射線画像撮影処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る放射線画像撮影処理プログラムの実行により表示される情報の一例を示す概略図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムの変形例の電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態の変形例の説明に供する図であり、動作切換情報の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明を、病院における放射線科部門で取り扱われる情報を統括的に管理するシステムである放射線情報システムに適用した場合の形態例について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る放射線情報システム(以下、「RIS(Radiology Information System)」と称する。)10の構成について説明する。
RIS10は、放射線科部門内における、診療予約、診断記録等の情報管理を行うためのシステムであり、病院情報システム(以下、「HIS(Hospital Information System)」と称する。)の一部を構成する。
RIS10は、複数台の撮影依頼端末装置(以下、「端末装置」と称する。)12、RISサーバ14、および病院内の放射線撮影室(あるいは手術室)の個々に設置された放射線画像撮影システム(以下、「撮影システム」と称する。)18を有しており、これらが有線や無線のLAN(Local Area Network)等から成る病院内ネットワーク16に各々接続されて構成されている。なお、RIS10は、同じ病院内に設けられたHISの一部を構成しており、病院内ネットワーク16には、HIS全体を管理するHISサーバ(図示省略。)も接続されている。
端末装置12は、医師や放射線技師が、診断情報や施設予約の入力、閲覧等を行うためのものであり、放射線画像の撮影依頼や撮影予約もこの端末装置12を介して行われる。各端末装置12は、表示装置を有するパーソナル・コンピュータを含んで構成され、RISサーバ14と病院内ネットワーク16を介して相互通信が可能とされている。
一方、RISサーバ14は、各端末装置12からの撮影依頼を受け付け、撮影システム18における放射線画像の撮影スケジュールを管理するものであり、データベース14Aを含んで構成されている。
データベース14Aは、患者の属性情報(氏名、ID(Identification)、性別、生年月日、年齢、血液型、体重等)、病歴、受診歴、過去に撮影した放射線画像等の患者に関する情報(以下、「患者情報」と称する。)、撮影システム18で用いられる、後述する電子カセッテ32の識別番号、型式、サイズ、感度、使用可能な撮影部位(対応可能な撮影依頼の内容)、使用開始年月日、使用回数等の電子カセッテ32に関する情報、および電子カセッテ32を用いて放射線画像を撮影する環境、すなわち、電子カセッテ32を使用する環境(一例として、放射線撮影室や手術室等)を示す環境情報を含んで構成されている。
ここで、データベース14Aは、患者の体における放射線画像の撮影対象とする部位(以下、「撮影部位」と称する。)、撮影枚数、撮影時における患者の姿勢(本実施の形態では、臥位または立位)、放射線画像の撮影時における電子カセッテ32の動作モード、および患者に対する放射線の照射方向等の放射線撮影を行う際の条件を示す情報である撮影メニューが含まれている。なお、本実施の形態に係る撮影システム18では、上記電子カセッテ32の動作モードとして、静止画像の撮影を行う際の動作モードである静止画撮影モードと、動画像の撮影を行う際の動作モードである動画撮影モードの2種類のモードが用意されている。本実施の形態に係る電子カセッテ32では、動画撮影モードによる撮影速度として30(フレーム/秒)を適用しているが、これに限らず、60(フレーム/秒)等の他の撮影速度を適用する形態としてもよいことは言うまでもない。
撮影システム18は、RISサーバ14からの指示に応じて医師や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行う。撮影システム18は、放射線源130(図2も参照。)から曝射条件に従った線量とされた放射線X(図3も参照。)を患者に照射する放射線発生装置34と、患者の撮影部位を透過した放射線Xを吸収して電荷を発生し、発生した電荷量に基づいて放射線画像を示す画像情報を生成する放射線検出器60(図3も参照。)を内蔵する電子カセッテ32と、動画像の撮影時に電子カセッテ32に接続される外部装置36と、電子カセッテ32に内蔵されているバッテリを充電するクレードル40と、電子カセッテ32,放射線発生装置34,およびクレードル40を制御するコンソール42と、を備えている。
コンソール42は、RISサーバ14からデータベース14Aに含まれる各種情報を取得して後述するHDD110(図4参照。)に記憶し、当該情報に基づいて、電子カセッテ32,放射線発生装置34,およびクレードル40の制御を行う。
図2には、本実施の形態に係る撮影システム18の放射線撮影室44における配置状態の一例が示されている。
同図に示すように、放射線撮影室44には、立位での放射線撮影を行う際に電子カセッテ32を保持するためのラック45と、臥位での放射線撮影を行う際に患者が横臥するためのベッド46とが設置されており、ラック45の前方空間は立位での放射線撮影を行う際の患者の撮影位置48とされ、ベッド46の上方空間は臥位での放射線撮影を行う際の患者の撮影位置50とされている。
また、放射線撮影室44には、単一の放射線源130からの放射線によって立位での放射線撮影も臥位での放射線撮影も可能とするために、放射線源130を、水平な軸回り(図2の矢印A方向)に回動可能で、鉛直方向(図2の矢印B方向)に移動可能で、さらに水平方向(図2の矢印C方向)に移動可能に支持する支持移動機構52が設けられている。ここで、支持移動機構52は、放射線源130を水平な軸回りに回動させる駆動源と、放射線源130を鉛直方向に移動させる駆動源と、放射線源130を水平方向に移動させる駆動源を各々備えている(何れも図示省略。)。
一方、クレードル40には、電子カセッテ32を収納可能な収容部40Aが形成されている。
電子カセッテ32は、未使用時にはクレードル40の収容部40Aに収納された状態で内蔵されるバッテリに充電が行われ、放射線画像の撮影時には放射線技師によってクレードル40から取り出され、撮影姿勢が立位であればラック45に保持される予め定められた位置49等に位置決めされ、撮影姿勢が臥位であればベッド46上の撮影対象部位の下部に位置される予め定められた位置51等に位置決めされる。
なお、図2では図示を省略するが、放射線撮影室44には、これらの装置の他に外部装置36およびコンソール42が設置されている。また、電子カセッテ32は、放射線撮影室や手術室のみで使用されるものではなく、その可搬性から、例えば、検診や病院内での回診等にも使用することができる。
図3には、本実施の形態に係る電子カセッテ32の内部構成が示されている。
同図に示すように、電子カセッテ32は、放射線Xを透過させる材料からなる筐体54を備えており、防水性、密閉性を有する構造とされている。電子カセッテ32は、手術室等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、電子カセッテ32を防水性、密閉性を有する構造として、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの電子カセッテ32を繰り返し続けて使用することができる。
筐体54の内部には、放射線Xが照射される筐体54の照射面56側から、患者による放射線Xの散乱線を除去するグリッド58、患者を透過した放射線Xを検出する放射線検出器60、および放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板62が順に配設されている。なお、筐体54の照射面56をグリッド58として構成してもよい。
また、筐体54の内部の一端側には、マイクロコンピュータを含む電子回路、および充電可能で、かつ着脱可能なバッテリ96Aを収容するケース31が配置されている。放射線検出器60及び電子回路は、ケース31に配置されたバッテリ96Aから供給される電力によって作動する。ケース31内部に収容された各種回路が放射線Xの照射に伴って損傷することを回避するため、ケース31の照射面56側には鉛板等を配設しておくことが望ましい。なお、本実施の形態に係る電子カセッテ32は、照射面56の形状が長方形とされた直方体とされており、その長手方向一端部にケース31が配置されている。
また、筐体54の外壁の所定位置には、不図示の電源スイッチのオン・オフの状態(投入状態)、‘レディ状態’,‘データ送信中’といった動作モード、バッテリ96Aの残容量の状態等の電子カセッテ32の動作状態を示す表示を行う表示部56Aが設けられている。なお、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、表示部56Aとして、発光ダイオードを適用しているが、これに限らず、発光ダイオード以外の発光素子や、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の他の表示手段としてもよい。
さらに、筐体54の外壁の所定位置には、電子カセッテ32を移動させる際に把持される把手54Aが設けられている。なお、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、把手54Aが筐体54における照射面56の長手方向に延設された側壁の中央部に設けられているが、これに限らず、例えば、照射面56の短手方向に延設された側壁の中央部、これら側壁の中央部より電子カセッテ32の重心位置の偏りを考慮した距離だけ偏倚した位置等、他の位置に設けてもよいことは言うまでもない。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る撮影システム18の電気系の要部構成について説明する。
同図に示すように、本実施の形態に係る電子カセッテ32には放射線検出器60が内蔵されており、この放射線検出器60は、TFTアクティブマトリクス基板66上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)からなり、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線Xを電荷へ変換する。なお、放射線検出器60は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換する放射線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換してもよい。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光体材料によって放射線X−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行う。
また、TFTアクティブマトリクス基板66上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量68と、蓄積容量68に蓄積された電荷を読み出すためのTFT70を備えた画素部74(図4では個々の画素部74に対応する光電変換層を光電変換部72として模式的に示している。)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ32への放射線Xの照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積される。これにより、電子カセッテ32に照射された放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器60に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板66には、一定方向(行方向)に延設され、個々の画素部74のTFT70をオン/オフさせるための複数本のゲート配線76と、ゲート配線76と直交する方向(列方向)に延設され、オンされたTFT70を介して蓄積容量68から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線78が設けられている。個々のゲート配線76はゲート線ドライバ80に接続されており、個々のデータ配線78は信号処理部82に接続されている。個々の画素部74の蓄積容量68に電荷が蓄積されると、個々の画素部74のTFT70は、ゲート線ドライバ80からゲート配線76を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT70がオンされた画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は、アナログの電気信号としてデータ配線78を伝送されて信号処理部82に入力される。従って、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図示は省略するが、信号処理部82は、個々のデータ配線78毎に設けられた増幅器及びサンプルホールド回路を備えており、個々のデータ配線78を伝送された電荷信号は増幅器で増幅された後にサンプルホールド回路に保持される。また、サンプルホールド回路の出力側にはマルチプレクサ、A/D(アナログ/デジタル)変換器が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、A/D変換器によってデジタルの画像データ(以下、「デジタル画像データ」と称する。)へ変換される。
一方、本実施の形態に係る電子カセッテ32には、電子カセッテ32全体の動作を制御するカセッテ制御部92が設けられている。カセッテ制御部92はマイクロコンピュータによって構成されており、CPU(中央処理装置)92A、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含むメモリ92B、HDD(ハードディスク・ドライブ)やフラッシュメモリ等からなる不揮発性の記憶部92Cを備えている。
カセッテ制御部92には、ゲート線ドライバ80および信号処理部82が接続されており、カセッテ制御部92は、これら各部の作動を制御する。また、カセッテ制御部92には、画像処理系ブロック20、無線通信系ブロック22、および有線通信系ブロック24が接続されており、カセッテ制御部92は、これら各ブロックを構成する各部の作動を制御する。
ここで、画像処理系ブロック20には、バッファメモリ20A、補正処理部20B、補正データメモリ20C、および画像処理部20Dが備えられている。
バッファメモリ20Aの入力端は信号処理部82におけるA/D変換器の出力端に接続されており、当該A/D変換器から出力されたデジタル画像データはバッファメモリ20Aに順に記憶される。バッファメモリ20Aは複数フレーム分のデジタル画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られたデジタル画像データがバッファメモリ20Aに順次記憶される。
バッファメモリ20Aの出力端は2入力とされた補正処理部20Bの一方の入力端に接続される一方、補正処理部20Bの他方の入力端は補正データメモリ20Cの出力端に接続されており、補正処理部20Bは、バッファメモリ20Aから入力されるデジタル画像データに対し、補正データメモリ20Cに記憶されている補正データを用いて予め定められた画像補正処理を施す。なお、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、上記予め定められた画像補正処理として、シェーディング補正および欠陥画素補正を適用している。
補正処理部20Bの画像補正処理が施されたデジタル画像データを出力する出力端は画像処理部20Dの入力端に接続されており、画像処理部20Dは、補正処理部20Bから入力されたデジタル画像データに対して予め定められた画像処理を施す。なお、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、上記予め定められた画像処理として、ガンマ補正処理およびノイズ除去処理を適用している。
一方、無線通信系ブロック22には、バッファメモリ22A、フォーマット変換部22B、および無線通信部22Cが備えられている。
バッファメモリ22Aの入力端は画像処理部20Dの画像処理が施されたデジタル画像データを出力する出力端に接続されており、画像処理部20Dから出力されたデジタル画像データはバッファメモリ22Aに順に記憶される。バッファメモリ22Aもまたバッファメモリ20Aと同様に複数フレーム分のデジタル画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られたデジタル画像データがバッファメモリ22Aに順次記憶される。
バッファメモリ22Aの出力端はフォーマット変換部22Bの入力端に接続されており、フォーマット変換部22Bは、バッファメモリ22Aから入力されたデジタル画像データに対して予め定められたフォーマット変換処理を施す。なお、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、上記予め定められたフォーマット変換処理として、デジタル画像データに対する圧縮処理(本実施の形態では、可逆圧縮処理)を適用している。
そして、フォーマット変換部22Bのフォーマット変換処理が施されたデジタル画像データを出力する出力端は無線通信部22Cの入力端に接続されており、無線通信部22Cは、フォーマット変換部22Bから入力されたデジタル画像データを無線で送信する。
本実施の形態に係る無線通信部22Cは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a/b/g等に代表される無線LAN(Local Area Network)規格に対応しており、無線通信による外部機器との間での各種情報の伝送を制御する。カセッテ制御部92は、無線通信部22Cを介してコンソール42と無線通信が可能とされており、これによってコンソール42との間で各種情報の送受信ができる。
一方、有線通信系ブロック24には、バッファメモリ24A、フォーマット変換部24B、有線通信部24C、および電源フィルタ24Dが備えられている。
バッファメモリ24Aの入力端は信号処理部82におけるA/D変換器の出力端に接続されており、当該A/D変換器から出力されたデジタル画像データはバッファメモリ24Aにも順に記憶される。バッファメモリ24Aもまた複数フレーム分のデジタル画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られたデジタル画像データがバッファメモリ24Aに順次記憶される。
バッファメモリ24Aの出力端はフォーマット変換部24Bの入力端に接続されており、フォーマット変換部24Bは、バッファメモリ24Aから入力されたデジタル画像データに対して予め定められたフォーマット変換処理を施す。なお、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、上記予め定められたフォーマット変換処理として、フォーマット変換部22Bと同様に、デジタル画像データに対する圧縮処理(本実施の形態では、可逆圧縮処理)を適用している。
そして、フォーマット変換部24Bのフォーマット変換処理が施されたデジタル画像データを出力する出力端は有線通信部24Cの入力端に接続されており、有線通信部24Cは、フォーマット変換部24Bから入力されたデジタル画像データを有線で送信する。
本実施の形態に係る有線通信部24Cは、USB(Universal Serial Bus)規格に対応しており、有線通信による外部機器との間での各種情報の伝送を制御する。
ところで、本実施の形態に係る電子カセッテ32は、前述したように静止画像の撮影を行う静止画撮影モードに加えて、動画像の撮影を行う動画撮影モードも搭載しており、動画像の撮影を行う際には、静止画像の撮影を行う場合に比較して高速なデータ転送を必要とする。例えば、動画像の撮影を行う際の仕様が2048×2048画素×16(bit/画素)×30(フレーム/秒)とされている場合、約2Gbps(bit per second)のデータ転送速度が必要であり、動画像の撮影を行う際の仕様が1536×1536画素×16(bit/画素)×30(フレーム/秒)とされている場合では、約1.1Gbpsのデータ転送速度が必要である。
これに対し、現在の無線通信の規格では、このようなデータ転送速度を満足するものがない。例えば、IEEE802.11.aのデータ転送速度が54Mbpsで、UWB(Ultra Wide Band)、WirelessUSB等でも100〜480Mbpsであり、現在、規格策定中のIEEE802.11nで最大転送速度は600Mbps(実効転送速度は100Mbps程度)で、さらに次世代のIEEE802.11vht(Very High Throughput)で1Gbps以上を計画中であるが、実効転送速度が十分でない可能性がある。最大転送速度が1Gbpsの赤外線レーザを使うIrDAで標準化中の高速赤外線通信Giga−IRも同様である。
このため、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、有線通信部24Cの通信規格として、最大5Gbpsのデータ転送速度を有するUSB3.0を適用し、動画像の撮影を行う際には、動画像の撮影によって得られたデジタル画像データを外部機器に有線通信部24Cを介してリアルタイムで送信する。なお、有線通信部24Cの通信規格はUSB3.0に限るものではなく、1000Base−T、10GBase−T等の通信規格や光ファイバ通信等といった、動画像の撮影により得られた画像データをリアルタイムで転送することのできる他の通信規格を適用する形態としてもよいことは言うまでもない。
また、有線通信系ブロック24に設けられた電源フィルタ24Dは、入力された電力に対してフィルタリング処理を施すものであり、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、パッシブ型のコモンモードフィルタが適用されている。
さらに、電子カセッテ32には、接続端子26が設けられており、有線通信系ブロック24における有線通信部24Cの出力端および電源フィルタ24Dの入力端は接続端子26に接続されている。従って、有線通信部24Cは、接続端子26に接続された外部機器との間で有線通信を行う一方、電源フィルタ24Dは、接続端子26に接続された外部機器から供給された電力が入力される。
一方、本実施の形態に係る電子カセッテ32には電源部96が設けられており、上述した各種回路や各素子(放射線検出器60、ゲート線ドライバ80、信号処理部82、画像処理系ブロック20、無線通信系ブロック22の各部や、カセッテ制御部92として機能するマイクロコンピュータ等)は、電源部96から供給された電力によって作動する。
電源部96は、前述したバッテリ(二次電池)96Aと、バッテリ96Aから出力された電力の電圧を電力供給先となる各部に必要とされる電圧に変換する電圧変換部96Bと、電圧変換部96Bから出力された電力に対してフィルタリング処理を施す電源フィルタ96Cとを内蔵しており、充電されたバッテリ96Aから電圧変換部96Bおよび電源フィルタ96Cを介して上記各種回路や各素子へ電力を供給する。なお、図4では、電源部96と上記各種回路や各素子を接続する配線を省略している。
本実施の形態に係る電子カセッテ32では、バッテリ96Aとしてリチウム・イオン電池が適用されているが、これに限らず、ニッケル水素電池、ニッケル・カドミウム電池等の他の二次電池を適用する形態としてもよい。また、本実施の形態に係る電子カセッテ32では、電源フィルタ96Cとしても、電源フィルタ24Dと同様にパッシブ型のコモンモードフィルタが適用されている。
なお、電源フィルタ24Dは、電源フィルタ96Cと同様の構成とされており、その出力端もまた電源フィルタ96Cと同様に上記各種回路や各素子に接続されている。
ところで、本実施の形態に係る電子カセッテ32は、前述したように動作モードとして静止画撮影モードおよび動画撮影モードの2つのモードが用意されているが、内蔵された電源部96および画像処理系ブロック20を用いて動画像の撮影を行った場合、予め定められた発熱量(本実施の形態では、電子カセッテ32の表面温度が42℃となる発熱量)以上となってしまう。
これは、動画撮影を行う場合は、静止画撮影を行う場合に比較して、前述したように高速なデータ転送を必要とするため、バッテリ96Aから供給される電力の電圧を、より大きくする必要があると共に、各部に入力される同期制御用のクロック信号の周波数を、より高くする必要があるためである。
しかしながら、放射線撮影、特に動画撮影では患者が電子カセッテ32に長時間接触することが多いので、火傷(低温火傷を含む。)を防止する必要があり、このために電子カセッテ32の表面温度を42℃以下に抑える必要がある。なお、タンパク質の変質が始まるのが約42℃であり、低温火傷も42℃から始まるとされている。温度が高くなるほど低温火傷するまでの期間は短くなり、44℃で6時間程度、45℃で3時間程度、46℃で1.5時間程度、55℃で30秒程度と言われている。
このため、本実施の形態に係る撮影システム18では、電子カセッテ32の各電力供給先に電力を供給することができる機能、および電子カセッテ32の画像処理系ブロック20と同様の機能を有する外部装置36を用意しておき、電子カセッテ32により動画像の撮影を行う際には外部装置36を電子カセッテ32に接続し、当該外部装置36によって電子カセッテ32の機能の一部を肩代わりさせることにより、電子カセッテ32の発熱量を抑制するようにしている。
図4に示すように、本実施の形態に係る外部装置36は、外部装置36全体の動作を制御する外部装置制御部36A、バッファメモリ36B、補正処理部36C、補正データメモリ36D、画像処理部36E、外部電源部36F、接続端子36G、および接続端子36Hを備えている。
ここで、接続端子36Gは電子カセッテ32の接続端子26と通信ケーブル38により接続されるものであり、接続端子36Hはコンソール42と通信ケーブル37により接続されるものである。
また、外部装置制御部36Aの入力端は接続端子36Gに接続される一方、出力端は接続端子36Hに接続されており、外部装置制御部36Aは、通信ケーブル38により電子カセッテ32に接続された状態で、電子カセッテ32のカセッテ制御部92と有線通信部24Cを介して各種情報の授受を行うと共に、通信ケーブル37によりコンソール42に接続された状態で、コンソール42と各種情報の授受を行うことができる。これにより、外部装置制御部36Aは、電子カセッテ32とコンソール42との間の各種情報の受け渡しを行う役割を有する。
また、外部装置制御部36Aは、バッファメモリ36B、補正処理部36C、補正データメモリ36D、および画像処理部36Eにも接続されており、外部装置制御部36Aは、これら各部の作動を制御する役割も有する。
一方、バッファメモリ36Bの入力端は接続端子36Gに接続されており、通信ケーブル38により電子カセッテ32に接続された状態で、電子カセッテ32の有線通信部24Cから出力されたデジタル画像データはバッファメモリ36Bに順に記憶される。バッファメモリ36Bもまた複数フレーム分のデジタル画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られたデジタル画像データがバッファメモリ36Bに順次記憶される。
バッファメモリ36Bの出力端は2入力とされた補正処理部36Cの一方の入力端に接続される一方、補正処理部36Cの他方の入力端は補正データメモリ36Dの出力端に接続されており、補正処理部36Cは、バッファメモリ36Bから入力されるデジタル画像データに対し、補正データメモリ36Dに記憶されている補正データを用いて予め定められた画像補正処理を施す。なお、本実施の形態に係る外部装置36では、上記予め定められた画像補正処理として、電子カセッテ32に設けられている補正処理部20Bと同一のシェーディング補正および欠陥画素補正を適用している。
補正処理部36Cの画像補正処理が施されたデジタル画像データを出力する出力端は画像処理部36Eの入力端に接続されており、画像処理部36Eは、補正処理部36Cから入力されたデジタル画像データに対して予め定められた画像処理を施す。なお、本実施の形態に係る外部装置36では、上記予め定められた画像処理として、電子カセッテ32に設けられている画像処理部20Dと同一のガンマ補正処理およびノイズ除去処理を適用している。
また、画像処理部36Eは接続端子36Hに接続されており、外部装置36が通信ケーブル37によりコンソール42に接続された状態で、コンソール42に対して、画像処理部36Eにより画像処理が施されたデジタル画像データを送信する。
なお、外部装置36は動画像の撮影時に用いられるものであるのに対し、電子カセッテ32に設けられた画像処理系ブロック20は静止画像の撮影時に用いられるものであるため、外部装置36に設けられた補正処理部36Cおよび画像処理部36Eは、画像処理系ブロック20に設けられている補正処理部20Bおよび画像処理部20Dに比較して高速に作動するものが適用されている。
さらに、外部装置36に設けられた外部電源部36Fは、電子カセッテ32に設けられたバッテリ96Aおよび電圧変換部96Bによって生成される各種電圧の電力と同様の電力を生成するものであり、その出力端が接続端子36Gに接続されている。従って、外部電源部36Fは、外部装置36が通信ケーブル38を介して電子カセッテ32に接続された状態で、生成した電力を電源フィルタ24Dに供給する。
なお、前述したように、電源フィルタ24Dは、電源フィルタ96Cと同様の構成とされており、その出力端もまた電源フィルタ96Cと同一の電力供給先に接続されているため、外部装置36が通信ケーブル38を介して電子カセッテ32に接続された状態では、外部電源部36Fから供給される電力が電源フィルタ24Dを介して各電力供給先に供給されることになる。
本実施の形態に係る撮影システム18では、静止画像の撮影を行う際には電子カセッテ32と外部装置36とを接続せず、動画像の撮影を行う際には電子カセッテ32と外部装置36とを接続する。これにより、静止画像の撮影時における電子カセッテ32の可搬性を確保すると共に、動画像の撮影時における発熱量を抑制することができる。なお、外部装置36とコンソール42とは通信ケーブル37を介して常時接続されている。
また、本実施の形態に係る撮影システム18では、カセッテ制御部92により、静止画像の撮影を行う際には、電源部36から電子カセッテ32に内蔵された有線通信系ブロック24を除く各電力供給先に対して電力が供給され、動画像の撮影を行う際には、外部電源部36Fから電子カセッテ32に内蔵された画像処理系ブロック20、無線通信系ブロック22、および電源部96を除く各電力供給先に対して電力が供給されるように制御する。
一方、コンソール42は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや撮影された放射線画像等を表示するディスプレイ100と、複数のキーを含んで構成され、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル102と、を備えている。
また、本実施の形態に係るコンソール42は、装置全体の動作を司るCPU104と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM106と、各種データを一時的に記憶するRAM108と、各種データを記憶して保持するHDD110と、ディスプレイ100への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ112と、操作パネル102に対する操作状態を検出する操作入力検出部114と、を備えている。
また、コンソール42は、接続端子42Aに接続され、通信ケーブル35を介して放射線発生装置34に接続された状態で放射線発生装置34との間で後述する曝射条件等の各種情報の送受信を行う通信インタフェース(I/F)部116と、外部装置36との間で有線通信により各種情報の送受信を行う有線通信部118と、電子カセッテ32との間で無線通信により各種情報の送受信を行う無線通信部120と、を備えている。
CPU104、ROM106、RAM108、HDD110、ディスプレイドライバ112、操作入力検出部114、通信I/F部116、有線通信部118、および無線通信部120は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU104は、ROM106、RAM108、HDD110へのアクセスを行うことができると共に、ディスプレイドライバ112を介したディスプレイ100への各種情報の表示の制御、通信I/F部116を介した放射線発生装置34との各種情報の送受信の制御、有線通信部118を介した外部装置36との各種情報の送受信、および無線通信部120を介した電子カセッテ32との各種情報の送受信の制御を各々行うことができる。また、CPU104は、操作入力検出部114を介して操作パネル102に対するユーザの操作状態を把握することができる。
一方、放射線発生装置34は、放射線Xを射出する放射線源130と、接続端子34Aに接続され、通信ケーブル35を介してコンソール42に接続された状態で、コンソール42との間で曝射条件等の各種情報を送受信する通信I/F部132と、受信した曝射条件に基づいて放射線源130を制御する線源制御部134と、を備えている。
線源制御部134もマイクロコンピュータによって構成されており、受信した曝射条件や姿勢情報を記憶する。このコンソール42から受信する曝射条件には管電圧、管電流、照射期間等の情報が含まれている。線源制御部134は、受信した曝射条件に基づいて放射線源130から放射線Xを照射させる。
なお、コンソール42と放射線発生装置34とは通信ケーブル35を介して常時接続されている。
ところで、本実施の形態に係る撮影システム18では、各放射線撮影室44において放射線撮影を行う患者に関する情報を撮影オーダ情報として保持し、当該撮影オーダ情報に基づいて各患者の放射線撮影を行う。
このため、各放射線撮影室44に設けられているコンソール42は、RISサーバ14からデータベース14Aに含まれる上記患者情報および上記撮影メニューを取得して撮影オーダ情報としてHDD110に記憶し、当該撮影オーダ情報に基づいて、電子カセッテ32および放射線発生装置34の制御を行う。
図5には、本実施の形態に係る撮影オーダ情報が模式的に示されている。
同図に示されるように、本実施の形態に係る撮影オーダ情報は、前述した氏名、ID、性別等といった、撮影が予定されている患者に関する患者情報、および前述した撮影部位、撮影枚数、姿勢、動作モード等といった、対応する患者の放射線撮影に関する撮影メニューが組み合わされた状態で構成されている。
同図に示される撮影オーダ情報では、例えば、「山田太郎」のIDが「01−001」で性別が「男」であり、撮影枚数が4枚で撮影時における患者の姿勢が「立位」であり、電子カセッテ32に設定する動作モードが静止画撮影モードであること等を示す情報が記憶されている。
次に、本実施の形態に係る撮影システム18の作用を説明する。なお、ここでは、錯綜を回避するために、上記撮影オーダ情報がコンソール42のHDD110に記憶されている場合について説明する。
まず、放射線撮影を行う放射線技師または医師(以下、「撮影者」と称する。)は、放射線撮影室44に設けられたコンソール42に対して、これから撮影を行う被検者を示す情報(本実施の形態では、被検者の氏名)を、操作パネル102を介して入力すると共に、電子カセッテ32の不図示の電源スイッチがオフ状態となっている場合はオン状態とする一方、オン状態となっている場合には一端オフ状態にしてからオン状態とすることにより電子カセッテ32をリセットした後、動作モード送信処理の実行指示を、操作パネル102を介して入力する。
次に、図6を参照して、動作モード送信処理を実行する際のコンソール42の作用を説明する。なお、図6は、この際にコンソール42のCPU104によって実行される動作モード送信処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM106の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ200では、放射線撮影室44に設けられている電子カセッテ32が、無線通信部22Cによる無線通信が可能な状態となるまで待機し、次のステップ202では、撮影オーダ情報(図5も参照。)における上記被検者を示す情報に対応する動作モードを示す情報をHDD110から読み出す。
そして、次のステップ204では、上記ステップ202において読み出した動作モードを示す情報を、無線通信部120を介して電子カセッテ32に送信し、その後に本動作モード送信処理プログラムを終了する。
次に、図7を参照して、コンソール42から上記動作モードを示す情報を受信した際の電子カセッテ32の作用を説明する。なお、図7は、この際に電子カセッテ32のCPU92Aによって実行される動作モード設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ92BのROMにおける所定領域に予め記憶されている。また、ここでは、デフォルト(初期設定)として、電源部96から電子カセッテ32に内蔵された給電対象各部への給電が行われており、電子カセッテ32に内蔵された、同期制御用のクロック信号が入力される各部への当該クロック信号の入力が行われている場合について説明する。
同図のステップ300では、受信した情報により示される動作モードが動画撮影モードであるか否かを判定し、否定判定となった場合は当該動作モードが静止画撮影モードであるものと見なしてステップ302に移行し、電源部96から有線通信系ブロック24への給電を停止するように制御する。
次のステップ304では、有線通信系ブロック24への同期制御用のクロック信号の入力を停止するように制御し、次のステップ306にて、静止画の撮影準備が終了したことを示す情報(以下、「静止画撮影準備終了情報」と称する。)を、無線通信部22Cを介してコンソール42に送信し、その後に本動作モード設定処理プログラムを終了する。
一方、上記ステップ300において肯定判定となった場合にはステップ308に移行し、外部装置36に通信ケーブル38を介して接続されているか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ310に移行して、外部装置36の外部電源部36Fから供給される電力の、画像処理系ブロック20および無線通信系ブロック22を除く給電対象各部(電子カセッテ32に設けられた画像処理系ブロック20および無線通信系ブロック22以外の給電対象各部および外部装置36に設けられた給電対象各部)への給電を開始するように制御し、次のステップ312では、電源部96からの給電を停止するように制御し、次のステップ314では、電源部96、画像処理系ブロック20および無線通信系ブロック22への同期制御用のクロック信号の入力を停止するように制御する。
次のステップ316では、外部装置36の画像処理系の各部(本実施の形態では、外部装置制御部36A、バッファメモリ36B、補正処理部36C、補正データメモリ36D、および画像処理部36E)への同期制御用のクロック信号の入力を開始するように制御し、次のステップ318にて、動画像の撮影準備が終了したことを示す情報(以下、「動画撮影準備終了情報」と称する。)を、有線通信部24Cおよび外部装置制御部36Aを介してコンソール42に送信し、その後に本動作モード設定処理プログラムを終了する。
一方、上記ステップ308において否定判定となった場合にはステップ320に移行し、電子カセッテ32による撮影を禁止することを示す情報(以下、「撮影禁止情報」と称する。)を、無線通信部22Cを介してコンソール42に送信し、その後に本動作モード設定処理プログラムを終了する。
なお、本動作モード設定処理プログラムの実行により電子カセッテ32から送信された情報(本実施の形態では、静止画撮影準備終了情報、動画撮影準備終了情報、撮影禁止情報の何れかの情報)は、コンソール42におけるHDD110の所定領域に記憶される。
一方、撮影者は、コンソール42を操作して、撮影オーダ情報に含まれる、被検者に関する撮影メニューをディスプレイ100により表示させ、当該撮影メニューから把握される被検者の撮影部位や撮影条件に応じて、コンソール42の操作パネル102を介して放射線Xを照射する際の管電圧、管電流、及び照射期間を指定する曝射条件指定操作を行う。
コンソール42は、曝射条件指定操作が行われると、放射線画像撮影処理を実行する。
次に、図8を参照して、放射線画像撮影処理の実行時におけるコンソール42の作用を説明する。なお、図8は、この際にコンソール42のCPU104によって実行される放射線画像撮影処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM106の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ400では、電子カセッテ32から受信して記憶した静止画撮影準備終了情報、動画撮影準備終了情報、および撮影禁止情報の何れかの情報をHDD110から読み出し、次のステップ402では、読み出した情報が静止画撮影準備終了情報および動画撮影準備終了情報の何れかであったか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ404に移行する。
ステップ404では、撮影を許可することを示す予め定められた情報をディスプレイ100により表示させるようにディスプレイドライバ112を制御し、次のステップ406にて所定情報の入力待ちを行う。
図9には、上記ステップ404の処理によってディスプレイ100により表示される情報の一例が示されている。同図に示される例では、「撮影可能です。所定の準備をした後、撮影実行ボタンを指定して下さい。」とのメッセージが、撮影実行ボタンと共に表示される。
同図に示されるような情報がディスプレイ100により表示されると、撮影者は、ディスプレイ100により表示されていた撮影メニューから把握される、撮影時における被検者の姿勢(臥位または立位)に応じて、被検者をベッド46の上方空間の撮影位置50に横臥させるか、またはラック45の前方空間における撮影位置48に立たせる。
次いで撮影者は、把握した撮影対象部位に応じて、電子カセッテ32をベッド46の床面と当該撮影対象部位の間に配置するか、または当該撮影対象部位に対応するラック45の高さ方向の位置に配置する。
次いで撮影者は、撮影対象部位の前方に放射線発生装置34を配置するように支持移動機構52を操作し、その後にディスプレイ100により表示されている撮影実行ボタンを指定する。これに応じて上記ステップ406が肯定判定となってステップ408に移行する。
ステップ408では、上記ステップ400の処理において読み出した情報が静止画撮影準備終了情報であったか否かを判定することにより、静止画像の撮影を行うか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ410に移行して、指定された曝射条件を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信することにより当該爆射条件を設定する。これに応じて線源制御部134は、受信した曝射条件での曝射準備を行う。
次のステップ412では、曝射の開始を指示する指示情報を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。
これに応じて、放射線源130は、放射線発生装置34がコンソール42から受信した曝射条件に応じた管電圧、管電流、及び照射期間で放射線を発生して射出する。
放射線源130から照射された放射線Xは、被検者を透過した後に電子カセッテ32に到達する。これにより、電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68には電荷が蓄積される。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、曝射の開始を指示する指示情報を受信してから曝射条件で指定された照射期間の経過後にゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にオン信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にオンさせる。
放射線検出器60は、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にオンされると、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電気信号として各データ配線78に流れ出す。各データ配線78に流れ出した電気信号は信号処理部82でデジタル画像データに変換されて、バッファメモリ20Aに記憶される。
カセッテ制御部92は、撮影終了後、バッファメモリ20Aに記憶されたデジタル画像データに対し、画像処理系ブロック20の補正処理部20Bにて画像補正処理を施し、画像処理部20Dにて画像処理を施した後、無線通信系ブロック22を介して無線通信によりコンソール42へ送信する。
そこで、次のステップ414では、当該デジタル画像データが電子カセッテ32から受信されるまで待機し、次のステップ416にて、受信したデジタル画像データ(以下、「受信画像データ」と称する。)をHDD110に記憶し、次のステップ418にて、受信画像データにより示される放射線画像を、確認等を行うためにディスプレイ100によって表示させるようにディスプレイドライバ112を制御した後、後述するステップ434に移行する。
一方、上記ステップ408において否定判定となった場合には、動画像の撮影を行うものと見なしてステップ420に移行し、指定された曝射条件を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信することにより当該爆射条件を設定する。これに応じて線源制御部134は、受信した曝射条件での曝射準備を行う。
次のステップ422では、曝射の開始を指示する指示情報を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。
これに応じて、放射線源130は、放射線発生装置34がコンソール42から受信した曝射条件に応じた管電圧、管電流、及び照射期間で放射線を発生して射出する。
放射線源130から照射された放射線Xは、被検者を透過した後に電子カセッテ32に到達する。これにより、電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68には電荷が蓄積される。
これ以降、電子カセッテ32では、静止画像の撮影時と略同様の撮影動作を行うが、動画像の撮影では、当該撮影動作が動画像の撮影速度として予め定められた速度(本実施の形態では、30フレーム/秒)で実行される点、受信した曝射条件に応じた照射期間だけ連続して撮影を行う点、および撮影によって得られたデジタル画像データを有線通信系ブロック24、外部装置36を介してコンソール42に送信する点が相違している。
そこで、次のステップ424では、1フレーム分のデジタル画像データが電子カセッテ32から受信されるまで待機し、次のステップ426にて、受信したデジタル画像データ(受信画像データ)をHDD110に記憶し、次のステップ428にて、受信画像データにより示される放射線画像を、確認等を行うためにディスプレイ100によって表示させるようにディスプレイドライバ112を制御した後、次のステップ430にて、動画像の撮影が終了したか否かを判定して、否定判定となった場合は上記ステップ424に戻る一方、肯定判定となった時点でステップ434に移行する。なお、本実施の形態に係る放射線画像撮影処理プログラムでは、上記ステップ430における動画撮影が終了したか否かの判定を、電子カセッテ32からのデジタル画像データの受信が終了してから所定期間(本実施の形態では、1秒間)以上、デジタル画像データを受信しなかったか否かを判定することにより行っているが、これに限定されず、撮影者により、操作パネル102等の入力手段を介して動画像の撮影が終了したことを示す情報が入力されたか否かを判定することによって行う形態等、他の形態としてもよいことは言うまでもない。
ステップ434では、受信画像データをRISサーバ14へ病院内ネットワーク16を介して送信した後、本放射線画像撮影処理プログラムを終了する。なお、RISサーバ14へ送信された受信画像データはデータベース14Aに格納され、医師が撮影された放射線画像の読影や診断等を行うことが可能となる。
一方、上記ステップ402において否定判定となった場合は上記ステップ400の処理によって読み出した情報が撮影禁止情報であったものと見なしてステップ436に移行し、放射線画像の撮影を禁止するものとして予め定められた処理(以下、「放射線撮影禁止処理」と称する。)を実行する。なお、本実施の形態に係る放射線画像撮影処理プログラムでは、本ステップ436において実行される放射線撮影禁止処理として、放射線発生装置34に対して放射線源130に対する駆動用の電力の供給経路を強制的に遮断させる指示情報を送信する処理を適用しているが、これに限らず、例えば、電子カセッテ32に対して各部の作動を停止させる指示情報を送信する処理等、放射線画像の撮影を禁止することのできる他の処理を適用することができることは言うまでもない。
次のステップ438では、撮影を中止することを示す予め定められた情報をディスプレイ100により表示させるようにディスプレイドライバ112を制御し、その後に本放射線画像撮影処理プログラムを終了する。
図10には、上記ステップ438の処理によってディスプレイ100により表示される情報の一例が示されている。同図に示される例では、「本撮影では、外部装置にケーブルで接続する必要があります。現在接続されておりませんので、撮影を中止します。」という情報が表示される。従って、当該情報を参照することにより、撮影者は、電子カセッテ32の外部装置36への接続が必要な撮影であること、および撮影が中止されたことを容易に把握することができる。
[第2の実施の形態]
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本第2の実施の形態に係るRIS10および撮影システム18の構成は、上記第1の実施の形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、本第2の実施の形態に係る撮影システム18の作用を説明する。
本第2の実施の形態に係る撮影システム18においても、コンソール42において上記第1の実施の形態に係る動作モード送信処理プログラム(図6参照。)が実行され、電子カセッテ32に対して動作モードを示す情報が送信される。
次に、図11を参照して、コンソール42から上記動作モードを示す情報を受信した際の電子カセッテ32の作用を説明する。なお、図11は、この際に本第2の実施の形態に係る電子カセッテ32のCPU92Aによって実行される動作モード設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ92BのROMにおける所定領域に予め記憶されている。また、ここでは、デフォルト(初期設定)として、電源部96から電子カセッテ32に内蔵された給電対象各部への給電が行われており、電子カセッテ32に内蔵された、同期制御用のクロック信号が入力される各部への当該クロック信号の入力が行われている場合について説明する。
同図のステップ350では、外部装置36に通信ケーブル38を介して接続されているか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ352に移行して、受信した情報により示される動作モードが動画撮影モードであるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ354に移行する。
ステップ354では、外部装置36の外部電源部36Fから供給される電力の、画像処理系ブロック20および無線通信系ブロック22を除く給電対象各部(電子カセッテ32に設けられた画像処理系ブロック20および無線通信系ブロック22以外の給電対象各部および外部装置36に設けられた給電対象各部)への給電を開始するように制御し、次のステップ356では、電源部96からの給電を停止するように制御し、次のステップ358では、電源部96、画像処理系ブロック20および無線通信系ブロック22への同期制御用のクロック信号の入力を停止するように制御する。
次のステップ360では、外部装置36の画像処理系の各部(本実施の形態では、外部装置制御部36A、バッファメモリ36B、補正処理部36C、補正データメモリ36D、および画像処理部36E)への同期制御用のクロック信号の入力を開始するように制御し、次のステップ362にて、動画像の撮影準備が終了したことを示す情報(動画撮影準備終了情報)を、有線通信部24Cおよび外部装置制御部36Aを介してコンソール42に送信し、その後に本動作モード設定処理プログラムを終了する。
一方、上記ステップ350またはステップ352において否定判定となった場合は、外部装置36に接続されていないか、または受信した情報により示される動作モードが静止画撮影モードであったものと見なしてステップ364に移行し、電源部96から有線通信系ブロック24への給電を停止するように制御する。
次のステップ366では、有線通信系ブロック24への同期制御用のクロック信号の入力を停止するように制御し、次のステップ368では、受信した情報により示される動作モードが静止画撮影モードであるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ370に移行して、静止画の撮影準備が終了したことを示す情報(静止画撮影準備終了情報)を、無線通信部22Cを介してコンソール42に送信し、その後に本動作モード設定処理プログラムを終了する。
一方、上記ステップ368において否定判定となった場合にはステップ372に移行して、電子カセッテ32による撮影を禁止することを示す情報(撮影禁止情報)を、無線通信部22Cを介してコンソール42に送信し、その後に本動作モード設定処理プログラムを終了する。
一方、撮影者は、コンソール42を操作して、撮影オーダ情報に含まれる、被検者に関する撮影メニューをディスプレイ100により表示させ、当該撮影メニューから把握される被検者の撮影部位や撮影条件に応じて、コンソール42の操作パネル102を介して放射線Xを照射する際の管電圧、管電流、及び照射期間を指定する曝射条件指定操作を行う。
コンソール42は、曝射条件指定操作が行われると、放射線画像撮影処理を実行する。
次に、図12を参照して、放射線画像撮影処理の実行時における本第2の実施の形態に係るコンソール42の作用を説明する。なお、図12は、この際にコンソール42のCPU104によって実行される放射線画像撮影処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、上記第1の実施の形態に係る放射線画像撮影処理プログラム(図8参照。)と同一の処理を行うステップには当該プログラムと同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
同図のステップ402において否定判定となった場合、ステップ440に移行して、外部装置36に通信ケーブル38を介して接続されていないために動作モードを制限することを示す情報をディスプレイ100により表示させるようにディスプレイドライバ112を制御し、次のステップ442にて所定情報の入力待ちを行う。
図13には、上記ステップ440の処理によってディスプレイ100により表示される情報の一例が示されている。同図に示される例では、「本撮影では、外部装置にケーブルで接続する必要がありますが、接続されていないため、動作モードを静止画撮影モードに制限致します。所定の準備をした後、撮影実行ボタンを指定して下さい。」とのメッセージが、撮影実行ボタンと共に表示される。
同図に示されるような情報がディスプレイ100により表示されると、撮影者は、ディスプレイ100により表示されていた撮影メニューから把握される、撮影時における被検者の姿勢(臥位または立位)に応じて、被検者をベッド46の上方空間の撮影位置50に横臥させるか、またはラック45の前方空間における撮影位置48に立たせる。
次いで撮影者は、把握した撮影対象部位に応じて、電子カセッテ32をベッド46の床面と当該撮影対象部位の間に配置するか、または当該撮影対象部位に対応するラック45の高さ方向の位置に配置する。
次いで撮影者は、撮影対象部位の前方に放射線発生装置34を配置するように支持移動機構52を操作し、その後にディスプレイ100により表示されている撮影実行ボタンを指定する。これに応じて上記ステップ442が肯定判定となってステップ444に移行し、本放射線画像撮影処理プログラムの実行開始前に撮影者によって指定された曝射条件を静止画像の撮影を行う場合の条件に変更するための処理を実行した後、ステップ410に移行する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施の形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明を抽出できる。実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記各実施の形態では、電子カセッテ32と外部装置36の外部電源部36Fとを、電子カセッテ32における電源部96の電圧変換部96Bの出力端と同一本数の接続線にて接続する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図14に示すように、電子カセッテ32に電圧変換部28を新たに設け、当該電圧変換部28により、通信ケーブル38を介して供給される電力から、必要とされる一部の電圧の電力を生成する形態としてもよい。この場合、電子カセッテ32と外部電源部36Fとの接続線の数を上記各実施の形態に比較して削減することができる。
また、上記各実施の形態では、電子カセッテ32に予め搭載する動作モードとして、静止画撮影モードおよび動画撮影モードの各1種類ずつの動作モードを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、一例として図15に示されるような複数種類の静止画撮影モードおよび動画撮影モードに対応する動作切換情報を記憶部92C等の記憶手段に予め記憶しておき、当該動作切換情報を用いて、選択された動作モードに応じた制御を行う形態としてもよい。
ここで、図15における‘○’は選択された動作モードで用いる部位を示し、‘×’は選択された動作モードで用いない部位を示している。なお、同図における「電源系」は電源部96に対応し、「画像処理系」は画像処理系ブロック20に対応し、「無線通信系」は無線通信系ブロック22に対応し、「有線通信系」は有線通信系ブロック24に対応し、「外部電源変換系」は図14に示される構成における電圧変換部28に対応している。また、同図における「緊急」は、バッテリ96Aの残容量の低減に伴い、バッテリ96Aから供給される電力では電子カセッテ32の各部への電力供給ができなくなった場合に、緊急的に外部電源部36Fから電力を供給する場合の動作モードを示している。
ここで、同図における静止画撮影モードのタイプAが上記各実施の形態に係る静止画撮影モードに対応し、動画撮影モードのタイプAが上記各実施の形態に係る動画撮影モードに対応する。また、静止画撮影モードのタイプBにおいて有線通信系ブロック24におけるバッファメモリ24Aおよびフォーマット変換部24Bを用いることが示されているが、これは、無線通信系ブロック22のバッファメモリ22Aと兼用して用いるものである。また、動画撮影モードのタイプC〜タイプFにおいて無線通信系ブロック22におけるバッファメモリ22Aおよびフォーマット変換部22Bを用いることが示されているが、これは、有線通信系ブロック24のバッファメモリ24Aと兼用して用いるものである。さらに、動画撮影モードのタイプDおよびタイプEにおいて共に電圧変換部96Bを一部用いることが示されているが、タイプDでは、電圧変換幅や消費電力が比較的大きな電圧を除いて電圧変換部96Bを用い、タイプEでは、ノイズに敏感な電圧のみ電圧変換部96Bを用いるものである。
この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、電子カセッテ32においてコンソール42から動画撮影モードを示す情報が受信された場合に外部装置36を用いるように切り換える場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電子カセッテ32が外部装置36に通信ケーブル38を介して接続された場合に外部装置36を用いるように切り換える形態としてもよい。
この場合の形態例としては、電子カセッテ32が外部装置36に通信ケーブル38を介して接続された際に、図7に示される動作モード設定処理プログラムにおけるステップ310〜ステップ318の処理を実行し、電子カセッテ32が外部装置36に接続された状態から外された状態に移行した場合に、同プログラムのステップ302〜ステップ306の処理を実行する形態を例示することができる。この場合、より簡易に発熱量を抑制することができる。
また、上記各実施の形態では、電子カセッテ32に外部装置36が接続された場合、画像処理系ブロック20および無線通信系ブロック22に供給している同期制御用のクロック信号および駆動用の電力を停止させるように制御する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記同期制御用のクロック信号および駆動用の電力の何れか一方のみを停止させるように制御する形態としてもよいし、さらには、上記同期制御用のクロック信号の周波数および駆動用の電力の少なくとも一方を低減させるように制御する形態としてもよい。
なお、この場合、電子カセッテ32に省電力モードが搭載されており、当該省電力モードが画像処理系ブロック20および無線通信系ブロック22の少なくとも一方による消費電力を低減させるものである場合、電子カセッテ32に外部装置36が接続された場合に当該省電力モードに移行させる形態としてもよい。
この場合、予め搭載されている省電力モードを利用して発熱量を低減させることができるため、より簡易に本発明を実現することができる。
また、上記各実施の形態では、本発明の予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードとして動画撮影モードを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電子カセッテ32における画像データの転送速度が、発熱量が前記予め定められた発熱量以上に発熱するものとして予め定められた速度以上となる動作モード、放射線検出器60による撮影画像の画素数が、発熱量が前記予め定められた発熱量以上に発熱するものとして予め定められた画素数以上となる動作モード等を適用する形態としてもよい。これらの場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、外部装置36を単体構成とした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、外部装置36をコンソール42等の他の装置に組み込む形態としてもよい。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態では、外部装置36に対して画像処理を行う機能および電源電力を供給する機能の双方を設けておき、電子カセッテ32に接続された際には、これらの双方の機能を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、外部装置36に、これらの何れか一方の機能を設けておき、電子カセッテ32に接続された際には当該機能のみを用いる形態としてもよい。
また、上記第1の実施の形態では、動画撮影を行うにもかかわらず、電子カセッテ32に外部装置36が接続されていない場合、放射線画像撮影処理プログラムのステップ436およびステップ438の処理により放射線撮影禁止処理および警告の報知の双方を実行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記放射線撮影禁止処理および警告の報知の何れか一方のみを実行する形態としてもよい。この場合も、上記第1の各実施の形態と略同様の効果を奏することができる。
また、上記第2の実施の形態では、電子カセッテ32に予め搭載する動作モードとして静止画撮影モードおよび動画撮影モードの2種類の動作モードを適用し、外部装置36に接続されている場合に何れの動作モードも選択可能とし、外部装置36に接続されていない場合には静止画撮影モードのみを選択可能とした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子カセッテ32に3種類以上の動作モードを予め搭載しておき、外部装置36に接続されている場合には、接続されていない場合に比較して、より多くの動作モードを選択可能とする形態としてもよい。この場合も、上記第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
その他、上記各実施の形態で説明したRIS10の構成(図1参照。)、放射線撮影室の構成(図2参照。)、電子カセッテ32の構成(図3参照。)、撮影システム18の構成(図4,図14参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したり、接続状態を変更したりすることができることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で説明した撮影オーダ情報の構成(図5参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、不要な情報を削除したり、新たな情報を追加したり、情報を変更したりすることができることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で説明した各種処理プログラムの処理の流れ(図6〜図8,図11〜図12参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ換えたりすることができることは言うまでもない。
さらに、上記各実施の形態で説明した表示情報(図9〜図10,図13参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、表示内容を変更することができることは言うまでもない。
18 放射線画像撮影システム
20 画像処理系ブロック
20A バッファメモリ
20B 補正処理部
20C 補正データメモリ
20D 画像処理部
22 無線通信系ブロック
22A バッファメモリ
22B フォーマット変換部
22C 無線通信部
24 有線通信系ブロック
24A バッファメモリ
24B フォーマット変換部
24C 有線通信部
24D 電源フィルタ
26 接続端子
28 電圧変換部
32 電子カセッテ
34 放射線発生装置
36 外部装置
36A 外部装置制御部
36B バッファメモリ
36C 補正処理部
36D 補正データメモリ
36E 画像処理部
36F 外部電源部
36G 接続端子
36H 接続端子
37 通信ケーブル
38 通信ケーブル
39 接続端子
42 コンソール
60 放射線検出器
80 ゲート線ドライバ
82 信号処理部
92 カセッテ制御部
92A CPU
92B メモリ
92C 記憶部
96 電源部
96A バッテリ
96B 電圧変換部
96C 電源フィルタ
100 ディスプレイ
104 CPU
118 有線通信部
120 無線通信部

Claims (17)

  1. 撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部と、
    前記放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理を施す画像処理部と、
    前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給する電源部と、
    前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置および前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置の少なくとも一方と電気的に接続するための接続部と、
    前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記電源装置が接続されている場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用い、前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御する制御手段と、
    を備えた放射線画像撮影装置。
  2. 前記予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードは、前記放射線画像撮影部による撮影速度が予め定められた撮影速度以上の動作モード、および前記画像情報の転送速度が予め定められた転送速度以上の動作モードの少なくとも一方である
    請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記接続部に前記電源装置および前記画像処理装置の少なくとも一方が接続されたことを検知する検知手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記検知手段によって前記接続部に前記電源装置が接続されたと検知された場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用い、前記検知手段によって前記接続部に前記画像処理装置が接続されたと検知された場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御する
    請求項1または請求項2記載の放射線画像撮影装置。
  4. 撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部と、
    前記放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理を施す画像処理部と、
    前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給する電源部と、
    前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置および前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置の少なくとも一方と電気的に接続するための接続部と、
    前記接続部に前記電源装置および前記画像処理装置の少なくとも一方が接続されている場合、前記動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、前記接続部に前記電源装置が接続されている場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用い、前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御する制御手段と、
    を備えた放射線画像撮影装置。
  5. 前記制御手段は、前記接続部に接続された前記電源装置および前記画像処理装置の少なくとも一方を用いるように制御する場合、前記画像処理部に対して供給される同期制御用のクロック信号の周波数および駆動用の電力の少なくとも一方を当該制御前に比較して低減させるか、または停止させるように制御する
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記接続部に前記電源装置および前記画像処理装置の何れも接続されていない場合に、前記画像処理部によって画像処理が施された前記画像情報を無線で外部装置に送信する送信手段
    をさらに備えた請求項1〜請求項5の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  7. 前記電源部は、電池と、当該電池から供給される電力の電圧を当該電力の供給先で用いられる電圧に変換する変換部とを有する
    請求項1〜請求項6の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記画像処理装置は、前記画像処理部より高速に前記画像処理を実行する
    請求項1〜請求項7の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  9. 前記複数種類の動作モードは、静止画撮影モードおよび動画撮影モードを含む
    請求項1〜請求項8の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  10. 電子カセッテとして構成された
    請求項1〜請求項9の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  11. 撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給する電源部、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置と電気的に接続するための接続部、および前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記電源装置が接続されている場合は前記電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御する制御手段を備えた放射線画像撮影装置と、
    前記電源装置と、
    を有する放射線画像撮影システム。
  12. 撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給する電源部、前記放射線画像撮影部に駆動用の電力を供給可能に構成された電源装置と電気的に接続するための接続部、および前記接続部に前記電源装置が接続されている場合、前記動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、前記電源部に代えて当該電源装置を用いるように制御する制御手段を備えた放射線画像撮影装置と、
    前記電源装置と、
    を有する放射線画像撮影システム。
  13. 前記放射線画像撮影装置に前記動作モードを指示する指示情報を送信する指示送信手段を備えた指示装置をさらに有し、
    前記放射線画像撮影装置は、前記指示装置の前記指示送信手段から送信された前記指示情報を受信する受信手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記受信手段によって受信された前記指示情報により指示された動作モードが前記電源装置を用いる必要のある動作モードであり、かつ前記接続手段に前記電源装置が接続されていない場合、警告の報知および前記放射線画像撮影部による撮影の中止の少なくとも一方を行うように制御する
    請求項11または請求項12記載の放射線画像撮影システム。
  14. 撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部、前記放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理を施す画像処理部、前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置と電気的に接続するための接続部、および前記動作モードとして予め定められた発熱量以上に発熱する動作モードが選択され、かつ前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合は前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御する制御手段を備えた放射線画像撮影装置と、
    前記画像処理装置と、
    を有する放射線画像撮影システム。
  15. 撮影対象者を透過した放射線により示される放射線画像が、予め定められた複数種類の動作モードから選択された動作モードで撮影可能に構成された放射線画像撮影部、前記放射線画像撮影部による撮影によって得られた画像情報に予め定められた画像処理を施す画像処理部、前記画像処理部と同一種類の画像処理を行う画像処理装置と電気的に接続するための接続部、および前記接続部に前記画像処理装置が接続されている場合、前記動作モードの選択の制限を緩和するように制御すると共に、前記画像処理部に代えて当該画像処理装置を用いるように制御する制御手段を備えた放射線画像撮影装置と、
    前記画像処理装置と、
    を有する放射線画像撮影システム。
  16. 前記放射線画像撮影装置に前記動作モードを指示する指示情報を送信する指示送信手段を備えた指示装置をさらに有し、
    前記放射線画像撮影装置は、前記指示装置の前記指示送信手段から送信された前記指示情報を受信する受信手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記受信手段によって受信された前記指示情報により指示された動作モードが前記画像処理装置を用いる必要のある動作モードであり、かつ前記接続手段に前記画像処理装置が接続されていない場合、警告の報知および前記放射線画像撮影部による撮影の中止の少なくとも一方を行うように制御する
    請求項14または請求項15記載の放射線画像撮影システム。
  17. コンピュータを、請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置における制御手段として機能させるためのプログラム。
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