JP2006024663A - 半導体装置及び半導体チップ - Google Patents

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Abstract

【課題】
DDR-SDRAM などの入出力同期信号DQSを持つ半導体チップを複数個用い、DQS信号を共通接続して用いる場合において、各DQS信号が出力する時、その出力遅延時間のばらつきにより、共通接続したDQSを介して電源/グランド間に貫通電流が流れることを防止しなければならない。
【解決手段】
チップ単体のDQSにその出力信号を常にハイインピーダンスとする、オプション機能(ボンディングオプションチップ・ヒューズオプション等)を組み込み、複数個のチップのDQS信号を共通接続したとき、前記接続した中の1つのチップのみが正常にDQSを出力し残りはオプションを利用してDQSをハイインピーダンスにすることにより、DQSを介して電源/グランド間に貫通電流が流れることを避ける

【選択図】 図1

Description

本発明は入出力同期信号または出力同期信号(あるいはデータストローブ信号以下DQS と略す)の端子を持つ複数の半導体チップを積層して樹脂封止したデバイス(一例として2つのチップを積層したDouble Density Package以下 DDP と略す)において、前記DQS端子を共通接続して使う場合に有効な技術に関するものである。
半導体装置、特に半導体メモリでは各世代(メモリ容量の異なるメモリ)間でコンパチビリティを保つためにパッケージサイズ、そのピン数、ピン配置などが事前に決められていることが多々ある。たとえば一例として、64Mx4(256M) SDRAMとその次世代に当たる64Mx8(512M)SDRAMのピン配置は JEDEC Standard NO.
21-C のなかに前者はPage3.11.2-9で、後者はPage3.11.3-9でピン配置が示されている。
図9は64Mx4(256M), 64Mx8(512M)のSDRAMのピン配置図を示している。この図は、前記SDRAMの上面図を表しており、図中、A0-A11,BA0,BA1はアドレス端子、WB,CASB,RASB,CSBはコマンド入力端子、DQ0−7はデータ入出力端子、CK,CKEはクロック端子、DMはデータマスク端子、VDD,VSSは電源,グランド(GND)端子、VDDQ,VSSQは出力用の電源,グランド(GND)端子を示し、 NCはその端子に何も配線されていないことを示す。
この図面から明らかなように64Mx8のDQの、2個1組のうち1つを取り去ると64Mx4となるように決められていることがわかる。このピン配置の類似性を利用して旧世代のチップ、たとえば64Mx4(256M)を2個使用しあたかも次世代のチップ64Mx8(512M)が使用されているように見せるDDPと呼ばれる技術がある。その例が特開平11−163255に示されている。
特開平11−163255によれば、ボンディングパッドを概ねチップ中央長辺方向に一列に並べれば、チップAの各パッドと対応するチップBのパッドは中央線上に互いに表裏に位置するようになる。入力,電源,グランド,基準電位の各ピンは、リードフレームをパッケージ内で二股にわけ、上下の同一機能のパッドにボンディングし、DQ端子(データ入出力端子)は各々隣り合っている別端子にボンディングしている。
こうすると、チップを直接張り合わせているため、張り合わせたチップの厚みはさほど大きくならず、64Mx4のチップを2個使い、次世代の64Mx8と同一のパッケージ、機能を持つメモリを実現することができる。
最近、より高速なデータ転送レートを得るために、DDR-SDRAM(Double Data Rate SDRAM)が提唱、開発されており、その仕様はJEDEC Standard NO. 79Cに示されている。その中の各世代のピン配置を図10に示す。
図10は64Mx4(256M), 64Mx8(512M)のDDR-SDRAMのピン配置図を示している。この図は、前記DDR-SDRAMの上面図を表しており、図中、A0-A11,BA0,BA1はアドレス端子、WB,CASB,RASB,CSB0,CSB1はコマンド入力端子、DQ0−7はデータ入出力端子、CK,CKB,CKE0, CKE1はクロック端子、DMはデータマスク端子、DQSは入出力同期信号端子(DQS)、VDD,VSSは電源,グランド端子、VDDQ,VSSQは出力用の電源,グランド端子、VREFは入力信号の基準電位端子を示し、 NCはその端子に何も配線されていないことを示す。この図から、前述したSDRAMのピン配置と同様の関係がDDR-SDRAMにもあり、SDRAMと同様にDDPの技術が使えるように見える。
DDR-SDRAMは1クロックサイクルで2個のデータ(Double Data)を入出力する。この2倍の速度でデータを転送するために入出力同期信号DQSが導入されている。データをデバイス間でやり取りをする時、データを出すデバイスがデータと同時に入出力同期信号DQSをだせば、データを出力するデバイスとこれを受け取るデバイス間で、データと入出力同期信号DQS伝送経路をほぼ同じにとることができ、両者の伝送経路によるばらつきが小さくてすむ。
よって信号を出すデバイスと受け取るデバイスの距離を特に問題視することなくデータと入出力同期信号DQSの同期が取りやすくなる。かつ入出力同期信号DQSの立ち上がり立下りの両エッジでデータの入出力をすれば、入出力同期信号DQSの周波数を倍にすることなく2倍のデータレートを実現できる。以下読出し、書込み動作の波形図でこれらの関係を示す。
図5はDDR-SDRAMの読出し時の波形図を示している。ここでCK,CKB,COMMAND,ADDRESSはクロック、コマンド、アドレスの外部入力信号、またはそれらの総称である。DQS(out)は入出力同期信号で、読出し時はメモリより出力される。DQ(out)はデータ出力信号である。
まずクロックサイクルT0の立ち上がりで読出コマンド(Read)を受け取り、同時に読出しのバンクアドレス(Bank)、コラムアドレス(Col.a)をうけとる。レイテンシー(コマンドの受け取りからデータが出力するまでのクロックサイクルの遅れ)は2に設定されているので、メモリは読み出しデータの出るT2サイクルのスタート前1サイクルからDQSに「0」レベルの出力を出す。
T2がスタートするとDQSは「1」レベルに変化し同時にDQに最初の読み出しデータDout0(Do0と略す)を出す。T2のサイクルの途中(概ねT2サイクルの中央)でDQSが「0」レベルに変化し2番目のデータDout1(Do1と略す。以降同じ。) を出す。DQSの役目は1クロックサイクルで1回「1/0」レベルを出力し、この立ち上がり,立下りエッジに同期して読出しデータを出力する。
図6は書込み動作の波形図を示している。ここでCK,CKB,COMMAND,ADDRESSはクロック、コマンド、アドレスの外部入力信号、またはそれらの総称である。DQS(in)は入出力同期信号で、書込み時はメモリに対し入力として動作する。DQ(in)は入力データ信号である。
まずクロックサイクルT0の立ち上がりで書込コマンド(Write)を受け取り、同時に書込みのバンクアドレス(Bank)、コラムアドレス(Col.a)をうけとる。書込コマンドとアドレスが与えられるとほぼ同時にメモリに対しDQSは「0」レベルとなる。その後、規格によって決められた時間内にDQSが「1」レベルに変化した時メモリはDQより最初の書込みデータDin0を取り込み、その後DQSが「0」レベルに変化したときにもメモリはDQより次の書込みデータDin1を取り込む。
このような64Mx4のDDR-SDRAMを単純に前述のDDP技術を採用し64Mx8を作ると図7のようになる。 図7は2つの64Mx4の、DDR-SDRAMのチップ(チップA002、チップB003)を用いて1つのパッケージに積層し、64Mx8の構成にしたときの、チップ部分のブロック図と入出力制御信号線、データ線の接続関係を示している。 64Mx8のパッケージ001に、ADDRESS, COMMAND, CLOCK(アドレス、コマンド、クロックの外部入力信号、またはそれらの総称)が入力され、A,Bの両チップへ信号が配分される。チップA002のデータ入出力DQ0-3は個別の信号として外部端子へ出され、ここではDQ0,2,4,6を構成する。また、チップB003のデータ入出力DQ0-3は個別の信号として外部端子へ出され、ここではDQ1,3,5,7を構成する。そして、パッケージ全体として、DQ0−7を有した64Mx8の半導体装置を形成している。
64Mx8はDQSを1つしか持たないためDQSはパッケージ001内で2つに別れ、チップA
002のDQSAとチップB 003のDQSBにそれぞれ接続することになる。当然ながらDQSA、Bは各々チップ内のDQS出力回路(DQSOUT 004)とDQS入力回路(DQSIN 005)に接続されている。
書込み動作ではDQSはメモリに対し入力信号(書込みデータに対する同期用の入力信号)として働くので必ずDQS入力回路DQSIN 005 に配信しなければならない。前述した配線形態においては、外部入力したDQS信号はチップA002およびチップB003のそれぞれのDQS入力回路(DQSIN 005)に配信されるので問題は生じない。
読出し動作では、チップA002およびチップB003からのDQS出力が同じピンに出力することになる。DQS出力は「1,0,ハイインピーダンス(high-z)」の状態が取れるプッシュプル回路で構成されており、かつその出力遅延時間は、チップA,Bで同じ特性ではない。
図8は従来のSDRAMの技術のまま、複数の入出力同期信号DQSを共通接続した場合の波形図を示す。ここでDQSAは図7のチップA002のDQS出力波形を示し、DQSBはチップB003のDQS出力波形を示している。2つの出力回路が出力遅延時間の特性の違いにより、異なるデータを出すと、出力回路を経由して電源/グランド間に貫通電流を生じることになり、いわゆる出力の衝突と呼ばれる状態になることを示している。
図8のdTは2つのDQSの、出力遅延時間のばらつきを示している。よって1サイクルの間の立ち上がりと立ち下がり時に、dTで示される間、DQSを介して電源/グランド間に貫通電流を生じることになる。 この関係を図7において、チップAのDQSAとチップBのDQSB間の破線で示した箇所に電流の経路として示す。もちろんこのずれた時間dTは現状の技術で最大1〜1.5nSと小さいが、図5に示されるように読出し動作において、DQSが変化するたびに貫通電流が流れるため読出し動作が長期に連続すると無視できない電流量となる。したがって従来のDDR-SDRAMは消費電力の点でこのようなDDPには適していない。
特開平11−163255号公報 JEDEC Standard NO. 21-C Page3.11.2-9に、 Page3.11.3-9 JEDEC Standard NO. 79C
このように入出力同期信号または出力同期信号の端子を持つ半導体装置、1例としてDDR-SDRAMなど では、同一のフォトマスクから製造されたチップを2個使用しDDP技術などを用いあたかも2倍の容量を持つ1個のメモリのように構成するには、この入出力同期信号または出力同期信号(本発明の例ではDQS)が出力時、その出力遅延時間のばらつきによりメモリ間で電源/グランド間に貫通電流を流す事(出力の衝突)を避けなければならない。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、入出力同期信号端子または出力同期信号端子を有する半導体チップ
を複数個組み入れた半導体装置において、チップ単体のDQS出力回路にその出力を常にハイインピーダンスにする、オプション機能(ボンディングオプションチップ・ヒューズオプション等)を組み込んでいる。これによって、複数個の半導体チップのDQS端子を共通接続したとき、前記共通接続した中の1つのチップのみが正常にDQS信号を出力し、残りは前記オプション機能を利用してDQS端子をハイインピーダンスにすることにより、DQS端子を介して電源/グランド間に貫通電流が流れることを防ぐ半導体装置または半導体チップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、入出力同期信号端子または出力同期信号端子を有する半導体チップ
を複数個組み入れ、前記入出力同期信号端子または出力同期信号端子を共通接続するとともに前記共通接続された半導体チップの内の1つのみが前記入出力同期信号端子または出力同期信号端子の共通接続部に出力同期信号を出力するように構成したことを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、複数の半導体チップを用いてメモリサイズを複数倍して使用した場合でも、DQS端子には、1つのチップからのDQS信号だけが出力するので、前述したDQS端子を介しての出力信号の衝突を防止することができ、電源/グランド間の貫通電流を避ける半導体装置を実現することができる。
本発明における前記半導体チップは出力同期信号の出力回路を有し、前記半導体装置における複数の内の、1つの半導体チップはチップ内の接点に加わる第1のレベルにより、前記出力同期信号を出力するように構成され、残りの半導体チップは、チップ内の前記接点に加わる前記第1と異なる第2のレベルにより、前記出力回路をハイインピーダンスにするように構成してもよい。
本発明において、前記半導体チップの出力回路は、電源配線とグランド配線間に直列接続したPチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタを含んで構成され、前記出力回路をハイインピーダンスにする場合は、Pチャネルトランジスタのゲート端子に電源レベルを印加して、Nチャネルトランジスタのゲート端子にはGNDレベルを印加するように構成してもよい。
本発明において、前記接点に加える第1及び第2のレベルはボンディングオプションで決定するようにしてもよい。この場合には、チップは全て同じ機能、構成を有し、DDP等の技術により、一方の前記出力同期信号の出力回路をハイインピーダンスにする場合には、そのチップのボンディングを、ボンディング工程で変えるのみでよい。チップは全て同じであるので、製造工程において製品管理が容易になる。
本発明において、前記接点に加える第1及び第2のレベルはヒューズオプションで決定するようにしてもよい。この場合には2種類のチップができるがヒューズの切断は容易にでき、オプション用のパッドも不要となる。
本発明において、前記入出力同期信号端子または出力同期信号端子を共通接続する単位を、バイト単位(8ビット)、あるいはワード単位(16ビット)としてもよい。この場合は、現状の他ビット製品(x8製品、x16製品)と同じ機能を実現できる。
本発明によれば、入出力同期信号端子または出力同期信号端子を有する半導体チップ を複数個組み入れた半導体装置において、前期端子を複数共通接続してあたかも1つのチップのように構成しても、入出力同期信号DQSは1つのチップからのみ出力するので、読出し動作において他のチップとDQS出力の衝突は避けられ、出力遅延時間のばらつきにより生じる電源/グランド間の貫通電流を防ぐことができる。また外部に対しては1つのの半導体装置のDQS信号のみが出ることになり外部への同期信号としての役割は十分果たすことができる。また書込み動作においても、DQS入力信号として従来と同じように正しく配信されるため正常に動作することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明における第1の実施形態の構成を示している。図1は図7と同様に、64Mx4のDDR-SDRAMのチップ(チップA002、チップB003)を2つ用いて1つのパッケージに積層し、64Mx8の構成にしたときの、チップ部分のブロック図と入出力制御信号線、データ線の接続関係を示している。2つのメモリチップは、入出力同期信号DQS(DQSAとDQSB)を共通接続してある。さらに本発明により付加されたOPTION機能006がどのように接続されているかを示している。
図2は本発明による図1のDQSの出力回路DQSOUT 004と入力回路DQSIN 005とを示している。 図2において入力回路DQSIN 005はNAND素子とインバータ素子で構成される。外部信号DQSを内部入力活性化信号DQSINE(主として書込み時活性化されるイネーブル信号)とNAND01に入力し、その出力をインバータINV01でバッファリングしDQCK信号を発生している。DQCK信号はデータを取り込むためのクロック信号となる。
出力回路DQSOUT 004はNAND素子、NOR素子、インバータと、出力トランジスタQP01、QN01で構成される。内部信号DQSENBL(DQS出力のイネーブル信号)とOPTIONをNANDゲートNAND02に入力し、その出力をNORゲートNOR01に入力すると共に、インバータINV02で反転してNANDゲートNAND03に入力する。 NANDゲートNAND03、NORゲートNOR01はともにDQS用出力データDQSDATAをも入力し、各々のゲートの出力は各々PチャンネルトランジスタQP01、とNチャンネルトランジスタQN01のゲートに入力している。2つのトランジスタQP01,QN01はプッシュプル型で、電源,グランド間に直列に接続され両トランジスタの接点は出力として外部端子DQSに接続している。
図2の出力回路DQSOUT 004は典型的な「1/0、ハイインピーダンス」の出力回路であり内部信号DQSENBLとOPTIONがともに「1」レベルのとき、出力信号が出力DQSに「1/0」レベルとして表れ、少なくとも一方が「0」レベルの時は、出力DQSは「ハイインピーダンス」状態となる。
図2に示されるようなOPTION入力のあるDQS回路を持った64Mx4のDDR-SDRAMのチップを2個使用しDDP技術などで64Mx8を組み立てるとき図1に示されるように2つのチップの一方たとえばチップA 002のOPTION信号を[1](図ではVDD)、他方チップB003のOPTION信号を[0](図では接地)とすることにより、前述のようにチップAのDQS出力のみが出ることから2つのチップ間に貫通電流が流れる事を防ぐことができる。
図3は本発明の前述のOPTION信号を作る実施例のひとつであり、ボンディングオプションとよばれる技術である。外部端子PADはボンディング用のパッドであり、この接点は高抵抗R01で電源VDDに接続されると共にインバータINV03に入力しインバータINV04でさらに反転される。この回路の出力のOPTIONにはパッドと同相の信号がでる。組み立てるときパッドがオープンの状態ならばインバータINV03の入力は高抵抗R01により「1」レベルでありOPTIONは「1」レベルとなる。もしグランドにボンディングされるとインバータINV03の入力は「0」レベルでありOPTIONも「0」レベルになる。このようにして、図2の出力回路DQSOUT
004に入力するOPTION信号が得られる。
図4は本発明の前述のOPTION信号を作る他の実施例であり、ヒューズ FS01と、Pチャネルトランジスタ QP02、Nチャネルトランジスタ QN02、QN03、及びインバータINV05で構成される。これらはヒューズオプションとよばれる技術の例である。
ヒューズFS01を負荷にNチャネルトランジスタQN02をドライブトランジスタとしたヒューズインバータとQP02,QN03で構成されるCMOSインバータとでフリップフロップを構成し、CMOSインバータの出力をインバータINV05で反転しOPTION信号を出力する。電源が投入される時、ヒューズインバータとCMOSインバータの出力を比較すると、ヒューズが導通状態であるとQP02の閾値分CMOSインバータ側の出力が低く、QN03がQN02より先にオン状態となるために、N02の出力は「0」レベル、よってOPTIONは「1」レベルとなる。また、ヒューズが非導通状態ではヒューズインバータの出力は電源の供給がなく「0」レベル、よってOPTIONも「0」レベルとなる。
両オプションの比較をすれば、図3の実施例に示すボンディングオプションでは同一のチップを用いながら、DDPに組み立てるときのみボンディングオプションによりDQSを出力するチップを決めればよく組み立ての管理が容易というメリットがある。その反面パッドを1つ余計に設ける必要があり、これはDDPで組み立てるためにパッドは中央長辺方向に1列に並べる必要があるためパッド数の制限で困難になることもありうる。
他方、図4の実施例に示すヒューズオプションではDDPに組み立てるときヒューズを切ったチップと切ってないチップを組み合わせる必要があり組み立ての管理が複雑になるが、面積、パッドの増加というペナルティーはなくすことができる。ただしどちらをとっても64Mx4のチップを単体で組み立てるときにはOPTIONを使用しないので、余計な工程がかかることはない。
このことは、このようなDDPでの2倍の容量の製品を作ることは、主として次世代製品がまだ開発されていないか、旧世代の2つのチップと組み立てコストの和が、次世代品のコストより小さいときが一般的であるが、メモリ容量の拡大ばかりでなく、インタフェース部分のビット幅の拡大など、データ処理速度の高速化においても、本発明による技術を有効に使用することができる。いずれにしろ、チップ単体や、それを積層した半導体装置の製造に負担がかからない手段が好ましいことは明白である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
たとえば入出力同期信号または出力同期信号を持つモジュールの組み立てに関しても同様に適用できる。図11は64Mx4のDDR-SDRAMを4個使い2バイト幅(ワード幅)に構成した実施例を示す。
同図において、モジュール001に半導体チップ002、002A、003、003Aを計4個搭載しADDRESS, COMMAND, CLOCK(アドレス、コマンド、クロックの外部入力信号、またはそれらの総称)をすべてに共通に配線し、データマスク信号DM(バイト単位の書込みの可否をコントロールする)を8ビット単位にDM0,DM1と配線し、入出力同期信号DQSも8ビット単位に共通配線されて、各チップのOPTION
006はDQS単位に1つだけ出力するよう「1」レベルに他は「0」レベルに接続されている。
同図ではx16を示したが、より一般的な4バイト(32ビット)や8バイト(64ビット)構成でもアドレス,コマンド,クロックをすべてに共通に配線し、データマスク信号DM,入出力同期信号DQSをバイト単位に配線すればよいことは自明である。本実施例ではバイト単位にDQSを設けたがワード単位(16ビット単位)にDQSを発生させるとするならば、例として図中、DQS1を共通にするチップのOPTIONをともに「0」レベルと変えDQS0,DQS1をさらに共通接続すればよい。ただしデータマスク信号DM0,DM1はバイト単位の書込みの必要性より、分離したままであってもよい。
図1は、本発明の実施形態による半導体装置のブロック図および配線図の一例を示す。 図2は、本発明の実施形態によるDQS入出力回路の一例を示す。 図1の実施形態による半導体装置のオプション(OPTION)の発生方法の一例で、ボンディングオプションを示すもの。 図1の実施形態による半導体装置のオプション(OPTION)の発生方法の他の一例で、ヒューズオプションを示すもの。 DDR-SDRAM の読出し時の波形図。 DDR-SDRAM の書込み時の波形図。 従来の実施形態による半導体装置のブロック図および配線図の一例。DQS間の出力遅延時間により電源/グランド間に貫通電流が生じることを示した図。 図7の従来の実施形態において、出力遅延によりDQSのずれが生じることを示す図。 64Mx4/x8のSDRAM のピンの配置図。 64Mx4/x8のDDR-SDRAM のピンの配置図。 2バイト(16ビット入出力)構成の本発明の実施例。
符号の説明
001 パッケージまたはモジュール
002、002A 使用される第1のチップ
003、003A 使用される第2のチップ
004 DQS出力部の回路図
005 DQS入力部の回路図
006 OPTIONの接続を示す部分
INV01〜INV05・・・・・・インバータ
NAND01〜NAND03・・・・・NANDゲート
NOR01 ・・・・・・・・・NORゲート
QN01〜QN03・・・・・・・Nチャネルトランジスタ
QP01〜QP02・・・・・・・Pチャネルトランジスタ
FS01・・・・・・・・・・オプション用ヒューズ
R01 ・・・・・・・・・・高抵抗素子

Claims (7)

  1. 入出力同期信号端子または出力同期信号端子を有する半導体チップ を複数個組み入れた半導体装置において、前記入出力同期信号端子または出力同期信号端子を共通接続するとともに前記共通接続された半導体チップの内の1つのみが前記入出力同期信号端子または出力同期信号端子の共通接続部に出力同期信号を出力するように構成したことを特徴とする半導体装置
  2. 請求項1において、前記半導体チップは出力同期信号の出力回路を有し、この内の1つの半導体チップは、チップ内の接点に加わる第1のレベルにより、前記出力同期信号を出力するように構成され、残りの半導体チップは、チップ内の前記接点に加わる前記第1と異なる第2のレベルにより、前記出力回路をハイインピーダンスにするように構成したことを特徴とした半導体装置
  3. 請求項2において、前記半導体チップの出力回路は、電源配線とグランド配線間に直列接続したPチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタを含んで構成され、前記出力回路をハイインピーダンスにする場合は、Pチャネルトランジスタのゲート端子に電源レベルを印加すると共に、Nチャネルトランジスタのゲート端子にはグランドレベルを印加するように構成したことを特徴とした半導体装置
  4. 請求項2及び3において、前記接点に加える第1及び第2のレベルをボンディングオプションで決定することを特徴とした半導体装置
  5. 請求項2及び3において、前記接点に加える第1及び第2のレベルをヒューズオプションで決定することを特徴とした半導体装置
  6. 請求項1から5において、前記入出力同期信号端子または出力同期信号端子を共通接続する単位を、バイト単位、あるいはワード単位としたことを特徴とした半導体装置
  7. 入出力同期信号端子または出力同期信号端子を有する半導体チップであって、前記半導体チップは出力同期信号の出力回路を有し、チップ内の接点に加わる第1のレベルにより、前記出力同期信号を出力するように構成され、チップ内の前記接点に加わる前記第1と異なる第2のレベルにより、前記出力回路をハイインピーダンスにするように構成すると共に、前記チップ内の接点のレベルは、ボンディングオプション又はヒューズオプションで変えるようにしたことを特徴とした半導体チップ
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