JP2006024398A - 燃料電池用のシャッター装置 - Google Patents

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隆志 眞子
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Abstract

【課題】 開口部の開閉動作を自動的に行わせることにより、不使用時に前記開口部からの塵埃等の侵入を確実に防止できるようにした燃料電池用のシャッター装置を提供する。
【解決手段】 使用開始時には、閉鎖位置から駆動モータ70を始動させてピニオン歯車73を回転させ、これに噛み合う伝達歯車60を反時計回り方向に回転させる。このとき前記伝達歯車60に設けられた小歯車63がラック部材41bをX1方向に移動させるため、シャッター装置を可動部材40が開放位置に移動した開放状態に設定することができる。また使用停止時には、開放状態から前記駆動モータ70を逆回転させることにより、シャッター装置を閉鎖状態に戻すことができる。シャッター装置を自動的に開閉動作さることにより、不使用時中の塵埃等の侵入を確実に防止できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気の供給を行う給気口と排出を行う排気口とを備えた燃料電池に係わり、特に前記給気口又は排気口から内部への塵埃の侵入を防止できるようにした燃料電池用のシャッター装置に関する。
特許文献1には、パーソナルコンピュータに搭載されるポータブル電源としての固体高分子型燃料電池装置2が開示されている。図9は特許文献1に図2として記載されている燃料電池装置の斜視図を示している。なお、図9では説明の都合上符号の一部を変更している。
図9に示すように、電池装置2の外郭を構成する電池装置ケース3の中には、燃料電池本体4と、水素吸蔵ボンベ5と、水素を前記水素吸蔵ボンベ5から燃料電池本体4に導く水素供給手段6aと、燃料電池の発電に必要な酸素を供給するための空気を燃料電池本体4に供給するファン等からなる送気手段7と、燃料電池本体4で生成された水を回収して保水する保水手段8と、上記燃料電池本体4の発電動作を制御する制御部9を備えている。
また電池装置ケース3には、通気性を確保し空気の吸入と排出とを行う吸気口3aと排気口3bとが設けられており、空気に含まれる酸素が前記燃料電池本体4に供給されるようになっている。
特開平9−213359号公報
しかし、上記特許文献1に記載されている電池装置2では、常に吸気口3aおよび排気口3bなどを構成する開口部を開放状態にしておくと、塵埃などが前記開口部から電池装置2の内部に入り込むという問題がある。
一方、前記開口部に開閉式の扉を設けた構成とし、使用者が使用開始前に前記扉を開放位置に設定し、使用停止後に前記扉を閉鎖位置に戻すようにすると、塵埃が不使用中に前記開口部から侵入することを防止することが可能となる。
しかし、使用のたびに扉を開閉操作するのは面倒である。また使用者が扉の開閉操作を忘れる場合も想定され、常に開閉操作が行われるとは限らない。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、使用時に開口部を開放し、不使用時には開口部を閉鎖する開閉動作を自動的に行わせることにより、不使用時に前記開口部からの塵埃等の侵入を確実に防止できるようにした燃料電池用のシャッター装置を提供することを目的としている。
本発明は、給気口又は排出口として機能する開口部を開閉することにより、空気の給排とその遮断とを行う燃料電池用のシャッター装置であって、
前記開口部に開閉自在に設けられた開閉部材と、前記開閉部材を開放位置および閉鎖位置に設定する駆動手段と、前記開放位置と閉鎖位置とを検出する検出手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明では、使用開始時および終了時に、シャッターの開閉動作を自動的に行うため、使用者に開閉動作を行わせる必要がなく、燃料電池の開口部の開閉を確実に行うことができる。よって、塵埃の侵入防止と空気の給排とを確実に行うことができる。
上記において、前記開閉部材は、複数のスリットと閉塞部とを交互に備えた固定部材と、同じく複数のスリットと閉塞部とを交互に備えた可動部材とを備えており、前記可動部材が前記固定部材に対して摺動自在に設けられているものが好ましい。
上記手段では、可動部材をスライド動作させることにより、開口部に空気の給排のための流通経路を確保することができるため、扉を開閉して通路を確保する機構に比較し、シャッター装置を薄型化または小型化することができる。
また前記駆動手段は、可動部材に形成されたラック部と、駆動モータと、前記駆動モータの回転軸に設けられたピニオン歯車と、前記ピニオン歯車に噛み合って前記駆動モータの動力を前記ラック部に伝達する伝達歯車と、を備えたものとして構成することができる。
上記手段では、少ない部品点数で構成することができるため、故障が発生し難く、開閉部材を確実に開閉動作させることができる。
また前記ピニオン歯車として、多条ねじが用いられているものが好ましい。
上記手段では、ピニオン歯車を構成するねじ山の傾斜角度が小さいため、外部から前記ねじ山に力を与えると前記ピニオン歯車(モータの軸部)を容易に回転させることができる。よって、可動部材を手動で開閉動作させることが可能となり、駆動モータが故障し開閉動作が自動的に行われないような場合にも対応できる。また、少ない消費電力で可動部材をスライド移動させることができる。
上記においては、前記開閉部材に、前記駆動手段と検出手段が一体に組み付けられてユニット化されており、前記開口部に対し着脱自在とされているものが好ましい。
上記手段では、シャッター装置がユニット化されているため、シャッター装置に故障や破損等が発生しても前記シャッター装置だけを交換することが可能となり、燃料電池全体を交換する必要がない。
本発明では、燃料電池に設けられた開口部を、使用時には開放状態に、また不使用時には閉鎖状態に、それぞれ自動的に設定することができる。よって、燃料電池内部への塵埃の侵入防止と空気の給排のための開口部の確保とを確実に行うことができる。
また可動部材をスライド動作させることにより、開口部に空気の給排のための流通経路を確保することができるため、扉を開閉して通路を確保する機構に比較し、シャッター装置を薄型化または小型化することができる。
また少ない部品点数で構成することができるため、故障が発生し難く、開閉部材を確実に開閉動作させることができる。
また駆動モータが故障し開閉動作が自動的に行われないような場合にも、可動部材を手動で開閉動作させることができる。
さらに、シャッター装置をユニット化したため、シャッター装置に故障や破損等が発生しても前記シャッター装置だけを交換することができる。
図1は本発明の実施の形態としてパーソナルコンピュータ(以下、PCという。)と前記PCに搭載された燃料電池用のシャッター装置を示す斜視図である。
図2はシャッター装置を構成する部材を示し、Aは固定部材の平面図、Bは可動部材の平面図である。図3はシャッター装置の駆動手段の構成を示す分解斜視図、図4は駆動手段の動作を高さ方向(Z2方向)から見た平面図であり、Aは閉鎖状態(初期状態)、Bは開放状態を示している。なお、図4では後述の検出手段80および取付け部材51の上面52を除いた状態を示している。また図5はピニオン歯車を示す平面図、図6はシャッター装置の動作を図示Y1方向から見た場合の平面図であり、Aは閉鎖状態(初期状態)、Bは開放状態を示している。図7は検出手段の動作を示すシャッター装置の部分平面図、図8は図6A,Bを矢印方向から見た場合の部分断面図を示しており、Aは閉鎖状態(初期状態)、Bは開放状態である。
本発明の燃料電池用のシャッター装置Aは、例えば図1に示すようなノートブックPCなど燃料電池を積んで携帯することが可能なモバイル電子機器に搭載されている。
図1に示すPC10は、キーボード12、タッチセンサ13、電源スイッチ14などを備えたPC本体部11と、液晶表示装置などの薄型ディスプレイ16を備えた蓋体部15とを有している。そして、前記PC本体部11の底部には、薄型の燃料電池20が設けられている。
前記燃料電池20は、例えば固体高分子型燃料電池(PEFC;PolymerElectrolyte Fuel Cell)やダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC;Direct Methanol Fuel Cell)などであり、いずれの形式の燃料電池20においても燃料電池20の外郭を覆うケース21を有している。
前記燃料電池20がPEFCの場合には、従来の技術同様、前記ケース21の中には、燃料電池本体、水素吸蔵ボンベ、水素を前記水素吸蔵ボンベから燃料電池本体に導く水素供給手段、燃料電池の発電に必要な酸素を供給するための空気を燃料電池本体に供給するファン等からなる送気手段、燃料電池本体で生成された水を回収して保水する保水手段および前記燃料電池本体の発電動作を制御する制御部などを有している(いずれも図示せず)。
またDMFCである場合には、燃料電池本体、前記燃料電池本体にメタノールや空気を送るポンプ、メタノール濃度やその供給量、空気の供給量、発電温度の管理などを行う制御部等を有している。
図1に示すように、前記ケース21の前面には燃料電池20の内部と外部との間で空気の出入りを行う給気口又は排気口として機能する長方形状の開口部22が形成されており、前記シャッター装置Aはこの開口部22に取り付けられている。なお、シャッター装置Aはケース21の前面(Y1側の面)とこれに対向する後面(Y2側の面)に設けられていてもよい。あるいはケース21のX方向の一方の側面又は両側面に設けられた構成であってもよい。シャッター装置Aを前後方向(Y方向)または左右方向(X方向)において対向させた構成では、ケース21内を流れる空気の流通経路を直線状とすることができるため、空気の流れ(通気性)を向上させるこことが可能である。
図1および図2A,Bに示すように、前記シャッター装置Aは、ケース21の外側に固定され且つ前記ケース21のY1側の面(前面)を形成する固定部材30と、前記固定部材30の内側に摺動自在に設けられる可動部材40とを有しており、前記固定部材30と可動部材40とは共に合成樹脂等で形成されている。前記固定部材30と可動部材40とは、後述するように前記開口部22に設けられた開閉部材としての機能を有しており、前記ケース21の内部と外部との間における空気の給排の許容とその遮断を行うものである。
なお、図2Aでは固定部材30の内側の面(Y2側の内面)を斜線で示しており、同様に図2Bでは可動部材40の内側の面(Y2側の内面)を斜線で示している。
図2Aに示すように、前記固定部材30のX1側の端部には後述する駆動手段50の一部を構成する固定側始端部31が形成され、図示X2側の端部には固定側終端部32が形成されている。そして、前記固定側始端部31と固定側終端部32との間には、複数のブロックに区切られた固定側スリット部33,33,・・・が設けられている。前記固定部材30の縁部にはY2方向に突出する外枠部34が形成されており、上下の外枠部34には前記外枠部34から内方(Z1方向またはZ2方向)に突出する半円状の凸部35,35,・・・が複数形成されている。すなわち、前記固定側始端部31と固定側スリット部33との間、隣り合う固定側スリット部33と固定側スリット部33との間、および固定側スリット部33と固定側終端部32との間は、上下の外枠部34に対向して設けられた一対の凸部35,35によって区切されている。
図3に示すように、前記固定側始端部31は、固定部材30のY1側の面を形成する前面部31Aを有している。また、固定側始端部31は前記前面部31Aから図示Y2方向に突出する下面31Bと側面31Cとを有している。前記前面部31Aの内面(Y2側の面)には前記前面部31A内に陥没する薄肉部31aが形成されており(図2参照)、前記下面31Bには円柱状に形成された支持部31b、挿通穴31cおよび切欠孔31dが設けられている(図3参照)。なお、図4に示すように、前記薄肉部31aは断面円弧形状に形成されている。また前記支持部31bの上面には図示Z2方向に延びるネジ穴31b1が形成されている。
前記固定側終端部32は、外枠部34と、前記外枠部34の上下方向から突出する一対の凸部35,35とで構成されている。そして、前記凸部35と凸部35とで挟まれた領域が被挿入部32aである。前記被挿入部32aには、X方向に延びる長孔36が形成されている。
前記固定側スリット部33の前面には、X方向に並ぶ複数の開口スリット33a,33a,・・・・が形成されており、開口スリット33aと開口スリット33aとの間が閉塞部33bである。すなわち、開口スリット33aと閉塞部33bとはX方向に向かって交互に設けられている。なお、前記開口スリット33aと前記閉塞部33bのX方向の幅寸法は共に同じ大きさである。
図2Bに示すように、前記可動部材40のX1側の端部にも後述の駆動手段50の一部を構成する可動側始端部41が形成されており、図示X2側の端部にはX2方向に突出する可動側終端部42が形成されている。前記可動側終端部42にはY1方向に突出する操作凸部46が形成されている。
前記可動側始端部41と可動側終端部42との間には、複数のブロックに区切られた可動側スリット部43,43,・・・が設けられている。前記可動部材40の縁部には図示Y2方向に突出する内枠部44が形成されており、この内枠部44の上下には前記内枠部44から内方(Z1およびZ2方向)に陥没するとともに略円弧形状に形成された凹部45,45・・・が設けられている。前記凹部45の幅寸法(X方向の寸法)W2は、前記固定部材30に設けられた前記凸部35の幅寸法W1よりも十分に大きな幅寸法で形成されており、図6に示すように前記固定部材30内に前記可動部材40を嵌め込むと、前記可動部材40の凹部45内に前記固定部材30の凸部35が入り込めるようになっている。なお、前記可動部材40は、前記凹部45の左右の円弧上の端部が、固定部材30の凸部35に当接する範囲で図示X方向に移動できるようになっている。
前記可動側始端部41と可動側スリット部43との間、隣り合う可動側スリット部43と可動側スリット部43との間および可動側スリット部43と可動側終端部42との間は、上下の内枠部44に互いに対向して設けられる一対の凹部45,45とによって区切されている。
前記可動側スリット部43の前面には、複数の開口スリット43a,43a,・・・・が形成されており、開口スリット43aと開口スリット43aとの間が閉塞部43bである。すなわち、開口スリット43aと閉塞部43bとはX方向に向かって交互に設けられており、前記開口スリット43aと前記閉塞部43bのX方向の幅寸法は共に同じ大きさである。
また各開口スリット43aと閉塞部33bの幅寸法は、前記固定側スリット部33の開口スリット33aおよび閉塞部33bと同じ大きさである。そして、前記固定側スリット部33に形成された開口スリット33aの数と前記可動側スリット部43に形成された開口スリット43aの数は同数である。
図2Bおよび図3に示すように、前記可動側始端部41は図示Y1側の面を形成する前面部41Aを有しており、この前面部41Aには長孔41aが形成されている。前記長孔41aの下方側の縁部にはラック部41bが、前記前面部41Aの上縁には押圧部41cがそれぞれ一体で形成されている。
図3に示すように、前記駆動手段50は取付け部材51、伝達歯車60、駆動モータ70および検出手段80を有している。
前記取付け部材51は上面52とモータ取付面53などを有しており、前記固定側始端部31を構成する前面部31A、下面31Bおよび側面31Cの3つの面で囲まれる領域内に固定されている。前記取付け部材51の前記上面52には、Z2方向に延びる棒状の軸54と規制軸55、および貫通穴56が形成されている。また前記モータ取付面53にはY方向に抜ける貫通孔53aが形成されている。
前記伝達歯車60は、中心孔61、略扇型形状をした部分歯車62と、半径方向の寸法が前記部分歯車よりも小さな寸法からなる小歯車63とが一体の形成された2段歯車であり、前記部分歯車62の面内には円弧形状に形成された規制孔64が設けられている。なお、前記部分歯車62の円弧部分および小歯車63の外周面にはギヤ歯が周設されている。
前記駆動モータ70は、モータ本体71に対して回転自在に設けられた回転軸72を有しており、この回転軸72の先端にはピニオン歯車73が固定されている。図5に示すように、前記ピニオン歯車73は1ピッチPの間に2条以上の螺旋が形成された多条ねじであり、図5に示す実施に形態では三条ねじが用いられている。このピニオン歯車73が1回転する間のねじ送り量はLであり、L=3Pとなっている。
前記検出手段80は、配線部材がプリントされた基板81、第1のスイッチ82および第2のスイッチ83とで構成されている。前記第1,第2のスイッチ82,83は、X1およびX2方向の操作力が与えられるとスイッチの状態が切り換わるアクチュエータ82a,83aを有している。前記第1,第2のスイッチ82,83は、前記アクチュエータ82a,83aを前記基板81のY1側の縁部からY1方向に突出させられた状態で前記基板81上に固定されている。
前記シャッター装置の組み立て方法について説明する。
図6Aに示すように、先ず固定部材30内に可動部材40が嵌め込まれる。この状態では、固定部材30の外枠部34の内面に可動部材40の内枠部44の外面が対向しており、前記可動部材40は固定部材30の内部においてX方向に摺動自在な状態にある。また前記固定部材30側の薄肉部31aと前記可動部材40側の長孔41aとが重なり合っている。さらには前記可動部材40に形成されている前記操作凸部46が、前記固定部材30に形成されている前記長孔36内に挿入されており、前記操作凸部46の先端が固定部材30の前面部31Aからシャッター装置Aの外部に突出されている。
次に、図3に示すように、前記取付け部材51に駆動モータ70と伝達歯車60が取り付けられる。すなわち、前記駆動モータ70は、前記ピニオン歯車73を前記貫通孔53aに挿通させた状態でモータ本体71が前記モータ取付面53に固定される。また前記伝達歯車60は、前記取付け部材51の軸54が前記中心孔61に挿通され、且つ規制軸55が規制孔64に挿入される。この状態では、図4A,Bに示すように前記伝達歯車60の部分歯車62のギヤ歯と前記駆動モータ70のピニオン歯車73とが噛み合っている。前記伝達歯車60は前記軸54に対し回転自在に支持されているが、その回転許容範囲は前記規制軸55が前記規制孔64の周方向の一方の端部64aと他方の端部64bに当接する回転角αの範囲内である。
前記取付け部材51は、駆動モータ70と伝達歯車60とが設けられた状態で、前記前面部31A、下面31Bおよび側面31Cの3つの面で囲まれる領域内に固定される。このとき、前記軸54の先端が前記下面31Bに形成された前記挿通穴31cに挿入される。同時に、前記モータ本体71の下端部71aが下面31Bの切欠孔31d内に嵌合する。
最後に、取付けネジ85によって前記基板81が前記取付け部材51の上面52に固定される。すなわち、取付けネジ85が前記基板81に形成された取付け穴81aと前記取付け部材51の上面52の貫通穴56に挿通され、さらに前記取付けネジ85が前記支持部31bに形成されたネジ穴31b1に螺着させられることにより、前記基板81と取付け部材51とが前記下面31B上に固定されることにより、シャッター装置Aの組み立てが完了する。
このように、組み立て完了後の前記シャッター装置Aは1つのユニットを構成している。よって、例えばシャッター装置Aが故障や破損等とした場合であってもシャッター装置Aだけを交換することができるため、燃料電池20全体を交換する必要がない。
次に、前記シャッター装置の動作について説明する。
(電源投入前の初期状態)
先ず電源投入前の初期状態について、図4Aおよび図6Aを用いて説明する。
図4Aに示すように、電源投入前の初期状態では、前記伝達歯車60が時計回り方向に回転させられている。すなわち、前記規制孔64の一方の端部64aが前記規制軸55に当接する方向に回転させられており、伝達歯車60の部分歯車62の外縁部の一部が前記可動部材40側の長孔41aと前記固定部材30側の薄肉部31a内に進入している。
また前記ラック部41bを備えた可動部材40がX2方向に移動させられており、図6Aに示すように可動部材40側の各閉塞部43bが前記固定部材30側の各開口スリット33aに重なっている。このため、前記固定部材30側の開口スリット33aは前記可動部材40側の閉塞部43bによって塞がれており、且つ前記可動部材40側の開口スリット43aは前記固定部材30側の閉塞部33bで塞がれており、外部からシャッター装置A内への塵埃が侵入することができない閉鎖状態になっている。
このとき、図7に実線で示すように、前記第1のスイッチ82のアクチュエータ82aには、前記可動部材40の押圧部41cによるX2方向の操作力が与えられており、前記第1のスイッチ82はON状態、第2のスイッチ83はOFF状態に設定されている。
(シャッター装置の開放動作)
次に、図1に示すPC10に設けられた電源スイッチ14が操作された場合の動作について説明する。
電源スイッチ14が操作されると、上記燃料電池20からPC本体部11に電力が供給される。そして、PC本体部11が立ち上がると、PC本体部11内の制御部(図示せず)は、前記第1,第2のスイッチ82,83の状態を検知することにより、前記シャッター装置Aが正常な初期状態である閉鎖状態(閉鎖位置)に設定されていると把握する。
次に、制御部はPC本体部11内に設けられた電力制御用の駆動ドライバ(図示せず)を介して前記駆動モータ70に最適な電力が与え、ピニオン歯車73を有する回転軸72が回転させる。そして、前記駆動モータ70の動力が前記ピニオン歯車73に噛み合う伝達歯車60に伝達され、図4Bに示すように前記伝達歯車60が反時計回り方向に回転させられる。このとき、前記伝達歯車60は前記規制孔64の他方の端部64bが、前記規制軸55に当接するまで回転させられる。これにより、前記伝達歯車60の小歯車63が前記ラック部41bを駆動するため、前記可動部材40がX1方向に移動させられる。すなわち、前記ピニオン歯車73、伝達歯車60およびラック部41bは、前記駆動モータ70が発生した動力を前記可動部材40に伝える伝達機構として機能している。
そして、図6Bに示すように、可動部材40がX1方向に移動させられると、前記シャッター装置Aは前記固定部材30側の閉塞部33bと前記可動部材40側の閉塞部43bとが重なり、且つ固定部材30側の開口スリット33aと可動部材40側の開口スリット43aとが重なる開放状態(開放位置)に自動的に設定させられる。よって、前記開口スリット33aおよび開口スリット43aを通して、外部の空気を前記燃料電池20のケース21内に導くこと(給気)、およびケース21内の空気を外部に排出すること(排気)ができる。すなわち、燃料電池20のケース21内の通気性を高めることが可能となる。
このとき同時に、図7に一点鎖線で示すように、前記可動部材40の押圧部41cがX1方向に移動するため、前記第1のスイッチ82のアクチュエータ82aがOFF状態に切り換えられ、且つ第2のスイッチ83がON状態に切り換えられる。よって、前記制御部は、前記第1,第2のスイッチ82,83の状態の切り換わりを検知することにより、前記可動部材40が閉鎖位置から開放位置に移動したこと、すなわち前記シャッター装置Aの動作状態が閉鎖状態から開放状態に変更されたこと把握することが可能となっている。
(シャッター装置の閉鎖動作)
次に、PC10がシャットダウンさせられた場合について説明する。
PC10がシャットダウンさせられると、前記燃料電池20からPC本体部11への電力の供給が停止させられるが、PC10は電力の供給が完全に停止される前に前記駆動ドライバから前記駆動モータ70に電力を与えて、前記ピニオン歯車73を有する回転軸72を前記開放動作のときとは逆方向に回転させる。
すなわち、図4Bの状態において前記伝達歯車60が時計回り方向に回転させられるように、前記駆動モータ70は回転させられる。
このとき、前記伝達歯車60の小歯車63が前記ラック部41bを駆動するため、前記可動部材40がX2方向に移動させられる。よって、前記シャッター装置Aを図6Aに示す初期状態、すなわち閉鎖状態に自動的に設定させることができる。これにより、PC10が停止した後であっても、塵埃等がシャッター装置Aの開口スリット33aおよび開口スリット43aを通って前記燃料電池20のケース21内へ侵入することを確実に防止することが可能となる。
なお、シャッター装置Aが閉鎖状態(閉鎖位置)に設定されると、前記第1,2のスイッチ82,83は初期状態、すなわち前記第1のスイッチ82はON状態、第2のスイッチ83はOFF状態に設定される(図7の実線参照)。よって、制御部は、前記シャッター装置Aの動作状態が開放状態から閉鎖状態に変更されたことを把握することができる。
ここで、前記ピニオン歯車73は、上記のように三条ねじが使用されているため、前記ピニオン歯車73が1回転させられるときのねじ送り量Lは、一条ねじに比較して3倍となる。このため、前記ピニオン歯車73をわずかに回転させるだけで前記伝達歯車60を図4Aの状態から図4Bの状態へ、またその逆に図4Bの状態の状態から図4Aの状態へ移行させることが可能である。すなわち、少ない電力を前記駆動モータ70に与えるだけで、前記シャッター装置Aを図6Aの閉鎖状態(閉鎖位置)から図6Bの開放状態(開放位置)へ、またその逆に前記開放状態(開放位置)から前記閉鎖状態(閉鎖位置)に設定することができる。
ところで、何らかの原因により、駆動モータ70への電力の供給が遮断されたり、あるいは駆動モータ70自体の故障などにより、駆動モータ70が動作しなくなると、シャッター装置Aを開閉動作させることが不能となる。この場合、ケース21内へ塵埃が侵入しやすくなったり、あるいはケース21内へ空気の出入りが遮断させられてしまう不具合が生じることとなる。
しかし、本願発明ではピニオン歯車73は三条ねじで形成されているため、ねじの中心線O−Oに対するねじ山73aの傾斜角度θが、一条ねじに比較して緩い(小さい)。このため、外部から力を与えて伝達歯車60を回転させると、前記伝達歯車60のギヤ歯が前記ピニオン歯車73のねじ山73aを押圧する力によって前記ピニオン歯車73を回転させることが可能となっている。
しかも、外部から力を与えて前記可動部材40を強制的にX1又はX2方向に移動させると、前記ラック部41bからの力が前記小歯車63を回転させるため、前記伝達歯車60を時計回り方向および反時計回り方向に回転させることが可能である。
前記可動部材40を強制的にX1又はX2方向させる方法としては、例えば図8A,Bに示すような方法がある。
すなわち、このシャッター装置Aでは、図8Aに示すように、前記操作凸部46をX1方向に押すと、前記可動部材40をX1方向に移動させることができるため、前記図6B同様の開放状態に設定することが可能となる。また図8Bに示すように、前記操作凸部46をX2方向に押すと、前記可動部材40をX2方向に移動させることができるため、前記図6B同様の開放状態に設定することが可能である。
このように、上記本願発明では駆動モータ70に起動しないような状態であっても、手動によりシャッター装置Aの開閉動作を行わせることができる。よって、燃料電池20内への塵埃の侵入防止をすることができるとともに、給気および排気のための流通経路を確保することが可能である。
本発明の実施の形態としてPCと前記PCに搭載された燃料電池用のシャッター装置を示す斜視図、 シャッター装置を構成する部材を示し、Aは固定部材の平面図、Bは可動部材の平面図、 シャッター装置の駆動手段の構成を示す分解斜視図、 駆動手段の動作を高さ方向(Z2方向)から見た平面図であり、Aは閉鎖状態(初期状態)、Bは開放状態、 ピニオン歯車を示す平面図、 シャッター装置の動作を図示Y1方向から見た場合の平面図であり、Aは閉鎖状態(初期状態)、Bは開放状態、 検出手段の動作を示すシャッター装置の部分平面図、 図6A,Bを矢印方向から見た場合の部分断面図を示しており、Aは閉鎖状態(初期状態)、Bは開放状態、 特許文献1に図2として記載されている燃料電池装置の斜視図、
符号の説明
10 PC(パーソナルコンピュータ)
11 PC本体部
20 燃料電池
21 ケース
22 開口部(給気口又は排気口)
30 固定部材
31 固定側始端部
31A 前面部
31a 薄肉部
32 固定側終端部
33 固定側スリット部
33a 開口スリット
33b 閉塞部
36 長孔
40 可動部材
41 可動側始端部
41a 長孔
41b ラック部
41c 押圧部
42 可動側終端部
43 可動側スリット部
43a 開口スリット
43b 閉塞部
46 操作凸部
50 駆動手段
51 取付け部材
53 モータ取付面
54 軸
55 規制軸
60 伝達歯車
62 部分歯車
63 小歯車
64 規制孔
70 駆動モータ
73 ピニオン歯車
73a ピニオン歯車のねじ山
80 検出手段
81 基板
82 第1のスイッチ
83 第2のスイッチ
A シャッター装置

Claims (5)

  1. 給気口又は排出口として機能する開口部を開閉することにより、空気の給排と遮断とを行う燃料電池用のシャッター装置であって、
    前記開口部に開閉自在に設けられた開閉部材と、前記開閉部材を開放位置および閉鎖位置に設定する駆動手段と、前記開放位置と閉鎖位置とを検出する検出手段とを備えたことを特徴とする燃料電池用のシャッター装置。
  2. 前記開閉部材は、複数のスリットと閉塞部とを交互に備えた固定部材と、同じく複数のスリットと閉塞部とを交互に備えた可動部材とを備えており、前記可動部材が前記固定部材に対して摺動自在に設けられている請求項1記載の燃料電池用のシャッター装置。
  3. 前記駆動手段は、可動部材に形成されたラック部と、駆動モータと、前記駆動モータの回転軸に設けられたピニオン歯車と、前記ピニオン歯車に噛み合って前記駆動モータの動力を前記ラック部に伝達する伝達歯車と、を備えている請求項1または2記載の燃料電池用のシャッター装置。
  4. 前記ピニオン歯車として、多条ねじが用いられている請求項3記載の燃料電池用のシャッター装置。
  5. 前記開閉部材に、前記駆動手段と検出手段が一体に組み付けられてユニット化されており、前記開口部に対し着脱自在とされている請求項1ないし4のいずれか記載の燃料電池用のシャッター装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011508399A (ja) * 2007-12-24 2011-03-10 エス テ マイクロエレクトロニクス(トゥールス) エス アー エス 燃料電池の保護装置
KR101185767B1 (ko) 2012-05-07 2012-10-02 주식회사 화니텍 개폐가 가능한 연료 전지 커버

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