JP2006023337A - 処理液補充装置用吸引管 - Google Patents
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Abstract
【課題】 袋状容器への刺込がスムーズに行なえ、しかも表面に結晶が付き難い処理液補充装置用吸引管を提供する。
【解決手段】 補充用の処理液を収容する袋状補充容器と、この袋状補充容器と写真感光材料を現像処理するための処理槽とを接続する補充流路とが備えられた処理液補充装置の前記補充流路に設けられて、前記袋状容器に刺し込んで前記袋状容器内の処理液を吸引するための吸引管において、処理液の結晶の付着を抑制するために、吸引管の表面に、表面粗度が15S(Rmax)以下の表面処理を施した。
【選択図】 図3
【解決手段】 補充用の処理液を収容する袋状補充容器と、この袋状補充容器と写真感光材料を現像処理するための処理槽とを接続する補充流路とが備えられた処理液補充装置の前記補充流路に設けられて、前記袋状容器に刺し込んで前記袋状容器内の処理液を吸引するための吸引管において、処理液の結晶の付着を抑制するために、吸引管の表面に、表面粗度が15S(Rmax)以下の表面処理を施した。
【選択図】 図3
Description
本発明は、現像処理機の処理液補充装置で用いられる吸引管に関する。
一般に現像処理機に搭載されている処理液補充装置は、補充用の処理液を収容する合成樹脂材料から形成された柔軟な袋状補充容器と、この袋状補充容器と写真感光材料を現像処理するための処理液槽とを接続する補充流路とが備えられ、前記補充流路の先端に設けられた吸引管を袋状容器に刺し込むことで、前記袋状容器と前記補充流路とを連通させて、袋状容器内の補充液を補充流路を介して処理液槽に供給するようにしている。
(特許文献1参照)
特開2000−2994号 ところで、前述の処理液補充装置に搭載される処理液補充装置では、袋状容器と前記補充流路とを連通させるべく吸引管を袋状容器に刺し込むに伴い、袋状容器に貫通孔が開くこととなるが、従来の吸引管では、その表面が粗面であることから、袋状容器内に射し込まれた吸引管の表面に容器内の処理液が結晶となって付着し易く、また吸引管と袋における貫通孔内周縁との密着性も悪い。
(特許文献1参照)
そのため、処理液補充装置の使用に伴い、袋状容器に刺し込まれた吸引管の表面に処理液の結晶が付着し、この結晶が貫通孔を伝って袋状容器の外部まで延びて、袋状容器内の処理液が毛細管現象により、袋状容器の外部に漏れ出る不具合がある。
本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、袋状容器への刺込がスムーズに行なえ、しかも表面に結晶が付き難い処理液補充装置用吸引管を提供することにある。
以上の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、補充用の処理液を収容する袋状補充容器と、この袋状補充容器と写真感光材料を現像処理するための処理槽とを接続する補充流路とが備えられた処理液補充装置の前記補充流路に設けられて、前記袋状容器に刺し込んで前記袋状容器内の処理液を吸引するための吸引管において、吸引管の表面には、処理液の結晶の付着を抑制するための表面処理が施されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の処理液補充装置用吸引管において、吸引管の表面粗度が20S(Rmax)以下の表面処理が施されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、吸引管の表面に処理液の結晶の付着を抑制するための表面処理が施されていることにより、袋状容器への吸引管の刺込がスムーズに行なえるのは勿論のこと、吸引管とこの吸引管により袋状容器に開けられる貫通孔の内周縁との密着性も良好となるし、しかも袋状容器内に射し込まれた吸引管の表面に処理液の結晶が付着し難く、処理液が毛細管現象により袋状容器の外部に漏れ出るような不具合を抑制することが出来るに至ったのである。
請求項2に記載の発明によれば、吸引管とこの吸引管により袋状容器に開けられる貫通孔の内周縁との密着性がより一層良好となるし、袋状容器内に射し込まれた吸引管の表面に処理液の結晶がより一層付着し難くなって、処理液が毛細管現象により袋状容器の外部に漏れ出るような不具合をより一層抑制することが出来るに至ったのである。
図1は、本発明にかかる画像処理装置の一例を概略的に示したものであって、この画像処理装置1は、現像済フィルムをセットするためのフィルムマスクユニット21、このフィルムマスクユニット21にセットされた現像済フィルムのコマ画像を読み取るためのスキャナ22、各種記録メディアに記録した画像データを読み取るための読み取り装置23、スキャナ22または読み取り装置23で読み取った画像データに主として各種の画像処理を施すための画像処理部24を搭載した画像処理機2と、
画像処理機2で処理された画像データにより、プリント用紙の一例である印画紙Pに画像を焼き付けるためのプリンター3と、
プリンター3で画像が焼き付けられた印画紙を現像するためのプロセッサ4とから構成されている。
画像処理機2で処理された画像データにより、プリント用紙の一例である印画紙Pに画像を焼き付けるためのプリンター3と、
プリンター3で画像が焼き付けられた印画紙を現像するためのプロセッサ4とから構成されている。
画像処理機2に搭載されているスキャナ22は、現像済フィルムをフィルムマスクユニット21にセットすることにより、光源ユニット20からの光をフィルムマスクユニット21にセットされた現像済フィルムに照射して、各コマの画像を順次読み取って画像処理部24に出力し、また画像処理部24では、スキャナ22または読み取り装置23で読み取られた画像データに各種画像処理を施すようにしている。
画像処理部24は、画像処理ソフトウエア等がインストールされたコンピュータから成るメインコントローラ25と、メインコントローラ25に各種情報を入力するためのキーボード26a及びマウス26bと、各種情報を視覚的に表示するためのモニター27とから構成されている。
そしてスキャナ22若しくは読み取り装置23により読み取られた画像データは、所定の処理プログラムとキーボード26aまたはマウス26bにより入力されるプリントサイズなどの各種情報に基づいてメインコントローラ25により適宜処理された後、順次プリントデータとしてプリンター3に搭載した後記のサブコントローラ30に出力するようにしている。
プリンター3は、画像処理機2の画像処理部24で作成されたプリントデータを印画紙Pに焼き付けるためのものであり、画像処理部24から出力されたプリントデータなどを入力するためのサブコントローラ30と、ロール状に巻かれた印画紙Pを充填したペーパーマガジン31a・31bと、ペーパーマガジン31a・31bから送り出される印画紙Pを搬送するための搬送機構32と、搬送機構32で搬送される印画紙Pにサブコントローラ30を介して画像データを露光するためのレーザービーム方式の露光機構33とが搭載されている。
そしてプリンター3では、メインコントローラ25から出力されるプリントデータがサブコントローラ30に入力されるに伴い、このサブコントローラ30で、入力されるプリントデータに基づいて露光用データが生成されて、露光機構33に出力されるようにしている。
尚、露光機構33の方式としては、レーザービーム方式のほか、PLZTシャッター方式や、液晶シャッター方式、蛍光ビーム方式等が知られており、仕様に応じて任意の方式を採択することが出来る。
プロセッサ4は、プリンター3で画像が焼き付け処理された印画紙Pを現像処理するための現像処理機構41と、現像処理機構41で現像処理された印画紙Pを乾燥するための乾燥処理機構42と、乾燥処理により完成したプリントPRを搬出するための搬出機構43とが備えられている。
現像処理機構41は発色現像処理を行う現像液が貯留される処理槽5aと、漂白定着処理を行う漂白・定着液が貯留される処理槽5bと、安定処理を行う安定化液が貯留される処理槽5cと、これら処理液槽5a・5b・5cに補充液を補充するための処理液補充装置6とが備えられている。
処理槽5a・5b・5cは、図2に示すように、側部にそれぞれサブタンク50a・50b・50cが備えられ、処理槽5a・5b・5cとサブタンク50a・50b・50cとは上部で連通して処理液が流通可能であり、また処理槽5a・5b・5cの底部とサブタンク50a・50b・50cの底部とは処理液を循環させる循環管路51で連通し、この循環管路51には循環ポンプ52とフィルタ53が設けられている。
また処理槽5a・5b・5cには、処理槽内の処理液を排出ポンプ54の駆動力によって排出する取出し管55及び処理槽5a・5b・5cからオーバーフローした処理液を排出する流出管56から構成される排出管路57と、液面レベルを検出して液面レベルを管理する液面センサ58が備えられている。
処理液補充装置6は、図1に示すように、処理槽5cの下方位置に配置され、筐体に設けた扉10を開放することによって筐体外に引出せるように構成されている。
この処理液補充装置6は、図3にも示すように、補充用の各種処理液が入れられた袋状補充容器7を段ボール箱70に収めた状態でセットするためのセット部61が設けられるとともに、このセット部61の上部には、開放姿勢とセット姿勢とに揺動可能な揺動体62が備えられ、またこの揺動体62には、先端を尖鋭とした4本の本発明にかかる吸引管8が設けられ、揺動体62がセット姿勢に揺動することで、吸引管8の先端側が袋状容器7の上壁に刺し込まれ、揺動体62が開放姿勢に揺動することで、吸引管8の先端側が袋状容器7の上壁から抜け出るようにしている。
又、処理液補充装置6におけるセット部61の横には、4つのストックタンク63が設けられて、これら各ストックタンク63と前述の各吸引管8は、補充流路を構成する連絡パイプ64aで接続され、またストックタンク63とサブタンク50a・50b・50cとは、同じく補充流路を構成する連絡パイプ64bで接続され、連絡パイプ64bの途中には、補充ポンブ64cが介装されている。
尚、図中、65は、ストックタンク内に負圧を作用させるためのエアーポンプ、66は、水を貯留するための水タンクである。
袋状補充容器7は、柔軟な樹脂シート材から略直方体の袋状に形成されたものであって、段ボール箱70内に4つ並べて収容されている。
各袋状補充容器7には濃縮した処理液が封入されており、また段ボール箱70の上面には吸引管8の挿通を許す開口71が形成されている。
吸引管8は、図4にも示すように、円弧状に成型されたチタン製のパイプ材の先端部に複数の吸引孔81が穿設されると共に、この先端は尖鋭な円錐状としているのであって、この吸引管8とストックタンク63とは前記したように、連絡パイプ64aで接続されている。
そして本発明は、前述の吸引管8の表面80に、処理液の結晶の付着を抑制するための表面処理を施したのであって、図に示す実施形態では、その表面粗度が15S(Rmax)以下となるように、吸引管8の表面80に電解研磨による表面処理を施している。
吸引管8の表面処理の仕様としては、前述の電解研磨による方法の外、バフ研磨により行なってもよいし、あるいは吸引管8の表面80にフッ素コーティングを施したり、あるいは撥水加工を施してもよい。
斯くして以上の構成からなる画像処理装置では、処理液補充装置6の揺動体62がセット姿勢に揺動するに伴い、吸引管8の先端側が袋状容器7の上壁に刺し込まれて、袋状容器7の上壁に貫通孔が開けられるのであるが、吸引管8の表面粗度が、前述したように、電解研磨による表面処理により15S(Rmax)以下とされて、吸引管8の表面が非常に滑らかな平滑面となっているので、袋状容器7への吸引管8の刺込がスムーズに行なえて、吸引管8と袋状容器7における貫通孔の内周縁との密着性も良好となるし、袋状容器7内に射し込まれた吸引管8の表面に処理液の結晶が付着し難くいのである。
従って、以上の画像処理装置では、処理液が毛細管現象により袋状容器7の外部に漏れ出るような不具合を抑制することが出来るに至ったのである。
ところで、前述の3種類の処理液中、漂白・定着液が最も結晶化し易いものであるが、発明者の実験の結果では、この漂白・定着液において、結晶が生じるのを抑制するためには、吸引管8の表面粗度を20S(Rmax)以下とする必要があり、20S(Rmax)以上であると、結晶が生じ易いことが判明した。
またこの漂白・定着液において、結晶の発生をより確実に抑制するためには、吸引管8の表面粗度を15S(Rmax)以下とするのが最も好ましいことが判明した。
1 画像処理装置
4 プリンタ
41 現像処理機構
5a・5b・5c 処理槽
6 処理液補充装置
64a・64b 連結パイプ(補充流路)
7 袋状補充容器
8 吸引管
4 プリンタ
41 現像処理機構
5a・5b・5c 処理槽
6 処理液補充装置
64a・64b 連結パイプ(補充流路)
7 袋状補充容器
8 吸引管
Claims (2)
- 補充用の処理液を収容する袋状補充容器と、この袋状補充容器と写真感光材料を現像処理するための処理槽とを接続する補充流路とが備えられた処理液補充装置の前記補充流路に設けられて、前記袋状容器に刺し込んで前記袋状容器内の処理液を吸引するための吸引管において、
吸引管の表面には、処理液の結晶の付着を抑制するための表面処理が施されていることを特徴とする処理液補充装置用吸引管。 - 吸引管の表面粗度が20S(Rmax)以下の表面処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の処理液補充装置用吸引管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004198864A JP2006023337A (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | 処理液補充装置用吸引管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004198864A JP2006023337A (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | 処理液補充装置用吸引管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006023337A true JP2006023337A (ja) | 2006-01-26 |
Family
ID=35796668
Family Applications (1)
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JP2004198864A Pending JP2006023337A (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | 処理液補充装置用吸引管 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2004
- 2004-07-06 JP JP2004198864A patent/JP2006023337A/ja active Pending
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