JP2002311548A - 処理液補充装置 - Google Patents

処理液補充装置

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JP2002311548A
JP2002311548A JP2001115854A JP2001115854A JP2002311548A JP 2002311548 A JP2002311548 A JP 2002311548A JP 2001115854 A JP2001115854 A JP 2001115854A JP 2001115854 A JP2001115854 A JP 2001115854A JP 2002311548 A JP2002311548 A JP 2002311548A
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Japan
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processing
processing liquid
replenishing
liquid
tank
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JP2001115854A
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English (en)
Inventor
Hisao Kamo
久男 加茂
Masami Nakamura
雅実 中村
Takuya Tsujita
拓也 辻田
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Chugai Photo Chemical Co Ltd
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Chugai Photo Chemical Co Ltd
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストックタンクの処理液を必要に応じて任意
に排出し得る処理液補充装置を合理的に構成する。 【解決手段】 透明の素材でストックタンクSTを形成
すると共に、このストックタンクSTからの処理液を送
出す可撓性の排出チューブ53を備え、この排出チュー
ブ53の先端にコック54と排出ノズル55とを備え、
この排出チューブ53を、非使用時には装置の下部に収
納し、必要に応じて装置の下部から引き出せるよう長さ
を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジから
送られる処理液を貯留する貯留部と、この貯留部の処理
液を、感光材料の処理を行う処理槽に送る補充手段とを
備えている処理液補充装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された処理液補充装置
として特開平3‐134666号公報に示されるものが
存在し、この従来の技術では、薬剤容器(カートリッ
ジ)に蓄えられたパーツ剤(処理液)をパーツ毎にスト
ックタンク(貯留部)に移し換え、このストックタンク
から処理槽に対して(あるいは、補助タンクを介して)
処理液を送るよう構成されている。又、この従来の技術
のストックタンクと類似する構造を有する従来技術とし
て、特開平3‐38641号公報に示されるものが存在
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例のように貯留部
に貯留した処理液を処理槽に補充する構造でも、異常発
生時に貯留部に対して処理液が過剰に供給されることが
考えられ、装置の稼働を停止して貯留部に貯留した処理
液の排出を行わねばならないことがある。又、特開平3
‐38641号公報には貯留部に貯留した処理液を排出
するための構造が記載されている。つまり、この公報に
は受皿(貯留部)の底部に廃棄管路が連通し、この廃棄
管路の途中にバルブを配設し、このバルブの開放によっ
て受皿の処理液を排出できるものとなっている。
【0004】しかしながら、貯留部の処理液の排出を行
う操作を考えるに、複数の貯留部に貯留される処理液に
差異を生じた場合のように貯留量を調節するために排出
を行うことも必要であり、このような調節を可能にする
技術が望まれている。
【0005】本発明の目的は、貯留部の処理液を必要に
応じて任意に排出し得る処理液補充装置を合理的に構成
する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
処理液補充装置の特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕カートリッジから送られる処理液を貯留する貯
留部と、この貯留部の処理液を、感光材料の処理を行う
処理槽に送る補充手段とを備えている処理液補充装置で
において、複数種の処理液を分離状態で蓄えるカートリ
ッジをセットするセット部を形成すると共に、前記貯留
部を、複数種の処理液を分離状態で貯留し得るよう複数
形成し、かつ、夫々の貯留部をカートリッジに蓄えられ
た複数種の処理液の全量を分離状態で貯留し得る容量に
設定し、又、前記セット部にセットされたカートリッジ
に蓄えられた処理液の全量を対応する貯留部に送る充填
手段を備え、前記貯留部が、壁面に透明な素材を用いる
ことにより処理液の液面レベルを視覚によって把握でき
るよう構成され、かつ、この貯留部に貯留された処理液
を送出す排出手段を備えている点にある。
【0007】〔作用・効果〕上記特徴によると、カート
リッジに蓄えられた複数種の処理液を充填手段によって
複数の貯留部に貯留し、夫々の貯留部に貯留された処理
液を補充手段によって処理槽に送るものとなる。そし
て、貯留部に貯留した処理液の液面レベルを視覚によっ
て把握できるので、何らかの故障によって過剰な量の処
理液が貯留された場合や、複数の貯留部に対して貯留さ
れる処理液の貯留量に大きい差異を生じた場合に、その
状況を容易に把握できるものとなり、貯留部の処理液を
排出する場合には排出手段を用いて排出しながら、貯留
部の液面レベルを視覚的に把握することも容易に行え
る。その結果、貯留部の処理液を必要に応じて任意に、
必要な量だけ排出し得る処理液補充装置が合理的に構成
された。
【0008】本発明の請求項2に係る処理液補充装置の
特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1記載の処理液補充装置において、前記
排出手段が、夫々の貯留部に連通する排出チューブと、
この排出チューブの先端に備えた人為操作型の開閉弁と
で構成されている点にある。
【0009】〔作用・効果〕上記特徴によると、開閉弁
を人為操作することで貯留部に貯留された処理液を任意
のタイミングで排出し、この排出を停止できるものとな
る。その結果、簡単な構造でありながら、処理液の排出
が可能となった。
【0010】本発明の請求項3に係る処理液補充装置の
特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項2記載の処理液補充装置において、複数
の開閉弁を該装置の一方の端部に配置し、前記排出チュ
ーブを可撓性の素材を用いて、前記端部から開閉弁を引
出し得る長さに構成してある点にある。
【0011】〔作用・効果〕上記特徴によると、処理液
の排出を行う際には装置の端部から開閉弁を引出し、そ
の引出し位置の開閉弁から処理液を廃液タンク等に排出
することが可能となる。つまり、この開閉弁の使用頻度
はあまり高いものでは無く、使用時に引出す構造を採用
することにより、常時露出させたものと比較して誤操作
を回避できるばかりで無く、排出チューブの長さの設定
により任意の方向に排出することも可能となる。その結
果、非使用時には邪魔にならず使用時には処理液を容易
に排出できるものとなった。
【0012】本発明の請求項4に係る処理液補充装置の
特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1記載の処理液補充装置において、前記
補充手段が、貯留部に貯留された処理液を処理槽に送る
補充ポンプを備えて構成され、前記排出手段が、前記補
充ポンプから処理槽に処理液を送る補充チューブの中間
位置から処理液を分岐させて排出させる切換弁を備え
る、若しくは、処理槽から分離自在な補充チューブを備
えて構成され、この切換弁を排出側に設定した状態、若
しくは、処理槽から補充チューブを分離した状態で前記
補充ポンプの駆動を許す制御手段を備えている点にあ
る。
【0013】〔作用・効果〕上記特徴によると、切換弁
を排出側に設定した状態、あるいは、補充チューブを処
理槽から分離した状態で補充ポンプを駆動することによ
り、排出用のポンプを特別に備えることなく補充ポンプ
の駆動力によって処理液に圧力を作用させた状態で補充
ポンプより高いレベルにも処理液を排出させることが可
能となる。その結果、貯留部に対して排出用の経路の全
てを特別に形成しなくとも処理液を加圧状態で送出し得
るものとなった。
【0014】本発明の請求項5に係る処理液補充装置の
特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1〜4のいずれか1項に記載の処理液補
充装置において、前記貯留部の処理液の液面が設定レベ
ル以下にある状態で、前記カートリッジの処理液の全量
を該貯留部に充填した際の液面レベルより高い位置に検
出レベルに設定して、処理液の液面を検出する上限セン
サを備え、この上限センサで液面を検出した際には異常
状態と判断する制御手段を備えている点にある。
【0015】〔作用・効果〕上記特徴によると、カート
リッジの処理液の全量を貯留部に充填した際に、想定さ
れた量以上の処理液が供給された場合には、上限センサ
で液面を検出するものとになり、このように上限センサ
で液面を検出した際に制御手段が異常状態と判断するも
のとなる。つまり、貯留部に対して過剰な量の処理液を
充填した場合には貯留部の処理液の排出を行う必要があ
り、制御手段が異常状態と判断した場合には排出手段を
介して処理液の排出を行うべき必要のあることをオペレ
ータに認識させることも可能となる。その結果、貯留部
に対して過剰な量の処理液が充填されたことを異常状態
と判断できるばかりで無く、処理液の排出の必要がある
ことをオペレータに認識にさせることも可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、画像情報や各
種情報の処理を行うオペレート部Aと、銀塩印画紙(以
下、印画紙と称する)に対する画像情報の露光の後に現
像処理を行って送出すプリント部Bとを備えて写真プロ
セッサーが構成されている。オペレート部Aは、デスク
状物の上部位置に写真フィルム1のコマ画像をデジタル
信号化するスキャナ2と、各種情報を表示するディスプ
レイ3と、情報を入力するための操作卓4と、マウス5
とを備え、この下方にスキャナ2でスキャニングされた
画像情報の処理と、プリント部Bに対する情報のアクセ
スを行う処理装置6を備えて構成されている。尚、この
処理装置6は汎用コンピュータを用いて成り、市販され
ている画像処理ソフトを使用して画像情報の処理を行え
るものとなっている。
【0017】前記プリント部Bは、筐体10の上部位置
に載置された2つの印画紙マガジンM、Mに収めたロー
ル状の印画紙11(感光材料の一例)の何れか一方を該
筐体の内部に送り込んでプリントサイズに切断した後に
露光部Exで画像情報の露光を行い、この露光後の印画
紙11を現像処理部Deの複数の処理槽Tに送って現像
処理を行い、次に乾燥部Drで乾燥処理を行って筐体1
0の上面に送り出し、横送りコンベア12からソータ1
3に送ってオーダ単位で仕分けて集積するよう構成され
ている。
【0018】図2に示すように、前記露光部Exは、印
画紙マガジンMからの印画紙11をプリントサイズに切
断するカッター14と、切断された印画紙11を搬送す
るよう多数の圧着ローラを有した搬送機構15とを有す
ると共に、この搬送機構15で搬送される印画紙11に
画像情報の露光を行う露光ヘッド16を備えて構成され
ている。この露光ヘッド16は、印画紙11を設定速度
で搬送しながら(副搬送方向への搬送)搬送速度と同期
したタイミングで印画紙11の幅方向(主走査方向)に
沿ってR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の光線で
ライン状に露光を行うよう構成され、この露光ヘッド1
6としてレーザビーム方式、蛍光ビーム方式、液晶シャ
ッター方式、DMD方式又はFOCRT等の使用が可能
である。
【0019】又、前記現像処理部Deは発色現像処理を
行う1つの処理槽17、漂白定着処理を行う1つの処理
槽18、安定処理(又はケミカルリンス処理)を行う4
つの処理槽19と、これらの処理槽T(Tは夫々の処理
槽の総称)に対して印画紙11を搬送する多数の圧着ロ
ーラを有する搬送ユニット20を備えて成り、乾燥部D
rは、熱風を送るブロア(図示せず)と印画紙11を搬
送する多数の圧着ローラを有した搬送機構21を備えて
構成されている。
【0020】以上の構成は従来からの写真プロセッサー
と基本的に変わるところが無く、本発明の写真プロセッ
サーではプリント部Bに備えた処理槽Tに対して処理液
を補充する処理液補充装置Sを備えた点と、この処理液
補充装置Sの内部から過剰な処理液を排出する構成を備
えた点とに特徴を有するものとなっている。
【0021】処理槽Tの構造は以下の通りである。図3
に示すように、夫々の処理槽Tには側部にサブタンクT
aを備え、処理槽Tの上部とサブタンクTaとは上部位
置で連通して処理液が流通できるものとなっている。
又、処理槽Tの底部とサブタンクTaの底部との間には
処理液を循環させる循環管路24を形成し、この循環管
路24に循環ポンプP1とフィルタ25とを備えてい
る。処理槽Tには処理槽内の処理液を排出ポンプP2の
駆動力によって排出する取出し管26Aと、処理槽Tか
らオーバーフローした処理液を排出する流出管26Bと
を有した排出管路26を形成し、この排出管路26には
流量センサ27を介装してあり、又、この排出管路26
の排出端には排出された処理液を回収する廃液タンク2
8を備えている。又、処理槽Tには液面レベルを検出し
て液面レベルを管理する液面センサ29を備えており、
サブタンクTaには温度管理用の液温センサと電気ヒー
タ(図示せず)とを備えている。
【0022】この現像処理系では、処理槽Tで現像処理
が行われた印画紙11の積算面積が予め設定された値に
達する度に、6つの処理槽T夫々のサブタンクTaに対
して処理液補充装置Sから濃縮された処理液と、希釈用
の水とを予め設定された比率で、必要な量だけ補充する
よう構成されている。そして、この処理液補充装置Sは
図1に示すようにプリント部Bの筐体10の側面に対し
て開閉自在に備えた扉10Aの内部で処理槽Tの下方位
置に配置され、この扉10Aを開放することによって側
方に引出せるように構成されている。
【0023】この処理液補充装置Sは図5及び図6に示
すように、引出側の端部に処理液のカートリッジCを樹
脂製のトレイ31に収めた状態でセットするセット部を
本体フレーム32を形成してあり、このセット部の上部
位置に対して図5に示す開放姿勢と、図6に示す閉じ姿
勢とに人為操作自在なアーム33を備え、このアーム3
3の下面に先端が尖鋭な4本の吸引管34を備えてい
る。又、このセット部と隣接する位置に貯留部として透
明な樹脂を用いた密封構造の4つのストックタンクST
を配置してあり、夫々の吸引管34に一端が連通し、か
つ、可撓性素材で成る充填チューブ35の他端を対応す
る4つのストックタンクSTに連通させてある。これら
のストックタンクSTの上部位置に対して減圧チューブ
36を介して負圧を作用させるエアーポンプAPを備
え、これらセット部とストックタンクSTとの側部位置
に水を貯留する水タンク37を備えている。
【0024】本体フレーム32におけるセット部の側と
反対側の端部に処理液を送出す4つ補充ポンプSPと水
タンクからの希釈用の水を送出す3つの補充ポンプSP
とを並列状態で配置してあり、前記4つのストックタン
クSTからの処理液を4つ補充ポンプSPに送出すよう
抽出チューブ38とストレーナ39とを備え、又、水タ
ンク37からの水を3つの補充ポンプSPに送出す抽出
チューブ38を備えている。そして、4つの補充ポンプ
SPからの処理液を対応するサブタンクTaに送る4本
の補充チューブ40と、3つの補充ポンプSPからの希
釈用の水を対応するサブタンクTaに送る3本の補充チ
ューブ40を備え、又、この補充ポンプSPの上面を覆
う位置に制御手段としての制御ユニットCUを備えてい
る。
【0025】このように、処理液補充装置Sはプリント
部Bの筐体10の扉10Aの側の端部から、内側の端部
に向けてセット部、ストックタンクST、補充ポンプS
Pを、この順序で配置することにより、セット部にセッ
トされたカートリッジCからの処理液を、略直線的にス
トックタンクSTに送り、このストックタンクSTから
の処理液を補充ポンプSPに短い距離で送り得るよう構
成してあり、又、セット部とストックタンクSTの側部
位置に水タンク37を配置することにより、この水タン
クからの希釈用の水を補充ポンプSPに対して直線的に
送り得るよう構成にしてある。
【0026】尚、補充ポンプSPと補充チューブ40と
で補充手段が構成され、吸引管34と、充填チューブ3
5と、減圧チューブ36と、エアーポンプAPとで充填
手段が構成されている。
【0027】前記カートリッジCは、図5に示すよう
に、柔軟な素材として樹脂シートを袋状に成形した4つ
のパッケージ41を、複数の封入空間として横方向に並
列配置して段ボール製の箱体42に収納して構成されて
いる。夫々のパッケージ41には濃縮した処理液を封入
してあり、箱体42の下面にはトレイ31の底面に形成
した係合凸部31Aが係入する孔部42Aを形成して、
トレイ31に対する誤った姿勢での挿入を阻止できるよ
う構成してあり、この箱体42上面には吸引管34の挿
通を許す開口42Bが形成されている。更に、夫々のパ
ッケージ41とも等しい容積のものが使用され、1つパ
ッケージ41に発色現像用の処理液、1つのパッケージ
41に安定用の処理液、1つのパッケージ41に漂白用
の処理液、1つのパッケージ41に定着用の処理液が封
入されている。尚、このカートリッジCは複数の処理液
を封入する複数の樹脂製のパッケージを熱溶着によって
封入空間を分割形成した単一のパッケージのみで構成す
るものであっても良い。
【0028】この処理液補充装置Sは、4つのストック
タンクSTの処理液を4つの補充ポンプSPで等しい量
ずつ抽出して処理槽TのサブタンクTaに補充するよう
構成されており、このように補充を行うことによって、
同じタイミングで4つのストックタンクSTを空の状態
にするのが理想であるが、本実施の形態では発色現像用
の処理液を他の処理液より僅かに(2〜5%)少なくし
てあり、他の処理液より僅かに早いタイミングで発色現
像用の処理液を消費し尽くすよう設定してある。
【0029】このように他の処理液より僅かに早いタイ
ミングで発色現像用の処理液を消費し尽くすようにする
ためには、必ずしも4つのストックタンクSTに封入さ
れる処理液のうち発色現像用の処理液を他の処理液より
僅かに少ない量に設定する必要は無く、例えば、4つの
ストックタンクSTに封入される処理液を等しくし、発
色現像用の処理液を送る補充ポンプSPの吐出量を他の
補充ポンプSPの吐出量より僅かに多くする(2〜5
%)ことでも実現できる。尚、このよう補充ポンプSP
の吐出量を多くする場合には、制御ユニットCUにセッ
トされるソフトウエアを変更する程度の改造で済み、実
現は比較的容易である。
【0030】この処理液の流れを模式的に示すと図4に
示すように、パッケージ41に封入された発色現像用の
処理液は、その全量が吸引管34からストックタンクS
Tに充填された後、抽出チューブ38、ストレーナ39
を介して補充ポンプSPに送られ、この補充ポンプSP
から補充チューブ40を介して発色現像処理を行う処理
槽17のサブタンクTaに送られるものとなる。又、こ
れと同様に安定用の処理液は、その全量がストックタン
クSTに貯留された後に安定処理を行う処理槽19のサ
ブタンクTaに送られ、漂白用の処理液と、定着用の処
理液とは、その全量が対応するストックタンクSTに貯
留された後に、漂白定着処理を行う1つの処理槽18の
サブタンクTaに対して送られ、このサブタンクTaに
おいて漂白用の処理液と、定着用の処理液とが混合する
ことになる。更に、水タンク37からの抽出チューブ3
8を介して希釈用の水が送られる3つの補充ポンプSP
を備えており、これらの3つ補充ポンプSPからの希釈
用の水を発色現像処理を行う処理槽17、漂白定着処理
を行う1つの処理槽18、安定処理を行う処理槽19夫
々のサブタンクTaに対して補充チューブ40を介して
送るよう構成されている。
【0031】前記アーム33は、本体フレーム32に対
して開閉支軸44周りで揺動自在に支持することにより
前記セット部の上方を覆う閉じ姿勢と、このセット部の
上方を待避する開放姿勢とに切換自在に構成してあり、
このアーム33と本体フレーム32との間にはアーム3
3を開放方向に付勢するコイルバネ45を備えて開放操
作時の操作力を軽減してある。このアーム33の基端位
置には該アームを開放姿勢から閉じ方向への操作を開始
した後に、閉じ姿勢に達するまでは開放姿勢の方向への
操作を阻止すると共に、閉じ姿勢から開放方向への操作
を開始した後に、開放姿勢に達するまでは閉じ姿勢の方
向への操作を阻止するラチェット機構RAを備え、この
アーム33の揺動端部には、アーム33を閉じ姿勢に保
持すると同時に、カートリッジCの処理液がストックタ
ンクSTに充填されるまではロック状態の解除を不能に
するロック機構Lを備えている。尚、このロック機構L
はアーム33の揺動端に備えた解除スイッチ81の操作
でロック状態を解除できるものとなっている。
【0032】前記吸引管34は、図6に示すように、前
記開閉支軸44の軸芯を中心とする円弧状に成型された
ステンレス等の耐食性が高い金属製のパイプ材の先端部
に複数の吸引孔34Bを穿設し、この先端部に尖鋭な円
錐状の錐状部材34Aを固定して構成され、この吸引管
34の基端側と前記ストックタンクSTとの間に透明で
可撓性の前記充填チューブ35を備えている。
【0033】前記エアーポンプAPは、ケーシング46
の内部にダイヤフラム(図示せず)を備えると共に、こ
のダイヤフラムを操作するロッド47と、このロッド4
7と連結する偏芯クランク部48と、この偏芯クランク
部48を駆動する電動モータ49を備えることにより、
ダイヤフラムの振動によって負圧を発生させるよう構成
され、このエアーポンプAPで作り出された負圧を可撓
性の前記減圧チューブ36を介して夫々のストックタン
クSTに作用させるよう構成してある。
【0034】前記夫々のストックタンクSTの底部に
は、図8に示すように、処理液の液面が底面近くの設定
レベルLe以下にまで低下したことを検出するフロート
式の残量センサSEを備え、又、夫々のストックタンク
STの上部には処理液の液面が設定された限界レベルL
xより高まったことを検出するフロート式の限界センサ
SLを備えている。残量センサSEと限界センサSLは
夫々とも浮力によって処理液の液面に従って上下移動す
るフロートfを備えており、残量センサSEはフロート
fの位置を検出するよう、フロートfに備えたマグネッ
トの磁気に感応するリードスイッチや、フロートfから
の反射光や透過光からフロートfの位置を判別するよう
発光素子と受光素子とを組み合わせて成る非接触型のセ
ンシング手段を備えている。
【0035】又、上限センサSLは、残量センサSEで
液面が前記設定レベルLeにある状態を基準にして、ス
トックタンクにSTに対してパッケージ41の処理液の
全量を充填した際の液面レベルLfより高いレベルに液
面が達した際に、この状態を検出するよう検出レベル
(前記限界レベルLx)を設定してあり、この限界セン
サSLも残量センサSEと同様にフロートfに備えたマ
グネットの磁気に感応するリードスイッチや、フロート
fからの反射光や透過光からフロートfの位置を判別す
るよう発光素子と受光素子とを組み合わせて成る非接触
型のセンシング手段を備えている。
【0036】図6に示す如く、夫々のストックタンクS
Tの底部で残量センサSEで検出される設定レベルLe
の液面レベルより低い位置から処理液を取出す取出し口
51を該ストックタンクSTに形成してあり、この取出
し口51に前記抽出チューブ38を接続してある。又、
夫々のストックタンクSTの底部から処理液の排出を行
うための排出口52を形成してあり、この排出口52に
対して透明で可撓性の排出チューブ53を接続し、この
排出チューブ53の排出側の端部に開閉自在なコック5
4と一体化した排出ノズル55を備えている。更に、夫
々のコック54の部位には、対応するストックタンクS
Tを識別し得る識別マークや文字を形成したマーク部5
4Mを有している。そして、この排出チューブ54とコ
ック54と排出ノズル55とで本発明の排出手段が構成
され、又、コック54で開閉弁が構成されている。
【0037】夫々の排出ノズル55は、該処理液補充装
置Sの前端側でトレイ31が配置される部位の下方に配
置され、後述するようにストックタンクSTに対する処
理液の充填が強制的に中止された場合や、ストックタン
クSTから処理槽Tに対する処理液の補充が強制的に中
止された場合のように、ストックタンクSTから処理液
を排出する必要がある場合には、処理液補充装置Sの前
端からマーク部54Mに基づいて対応する排出ノズル5
5を引出してコック54を開放操作することでノズル5
5からストックタンクST内の処理液の全てを排出でき
るよう構成されている。
【0038】前記水タンク37は、樹脂の成形によって
ストックタンクSTより大容量に構成され、該装置の引
出し側の端部に対して揺動開閉自在な蓋56を有した注
入口57を形成してあり、この水タンク37の底部に水
の残量が底面近くまで低下したことを検出する残量セン
サSEを備え、この残量センサてSEの検出レベルより
低い位置から水を取出す取出し口58を形成してある。
尚、この水タンク37には水道水を貯留して使用できる
ものとなっている。
【0039】前記補充ポンプSPは、吸入口59と吐出
口60とを備えた弁ユニット61と、圧縮状態と伸張状
態とに切換え可能な可撓性の素材で成るベローズ62
と、このベローズ62の下端に連結して圧縮、伸張操作
を行う偏芯クランク部63と、偏芯クランク63を駆動
する電動モータ64とを備えて定容量型に構成されてい
る。そして、処理液用の補充ポンプSPの吸入口59に
対して前記ストレーナ39からの抽出チューブ38が接
続し、水用の補充ポンプSPの吸入口59に対して水タ
ンク37の取出し口58からの水を送る前記抽出チュー
ブ38が接続し、これら7つの補充ポンプSPの吐出口
60に対して前記補充チューブ40が接続している。
【0040】補充ポンプSPの電動モータ64はシンク
ロナスモータや、ステッピングモータのように駆動信号
に基づいて回転量を制御できるものが使用され、この補
充ポンプSPから処理液や水を送出す際には、電動モー
タ64の駆動量を設定することにより必要とする量の処
理液や水を送出せるものとなっている。
【0041】図6に示すように、該処理液補充装置Sは
適正にカートリッジCを収めたトレイ31をセット部に
セットした状態で、アーム33を閉じ姿勢に操作した場
合には、4本の吸引管34が対応する夫々のパッケージ
41に刺込まれ、これと同時にロック機構Lがアーム3
3を閉じ状態に維持する。このようにアーム33が閉じ
姿勢に達した状態ではアーム33の揺動端がトレイ31
の端部を覆う位置に達してトレイ31の抜き出しを阻止
する。又、この閉じ姿勢に達した際に、ストックタンク
STの処理液が空状態にあることを4つの残量センサS
Eが検出している場合には、4つのエアーポンプAPを
駆動して4つのストックタンクSTに対してパッケージ
41に封入されている処理液の全てを送り充填し、アー
ム33を閉じ姿勢に操作した際に、ストックタンクST
に処理液が残存することを残量センサSEからの信号に
基づいて判別した場合にストックタンクSTに対する処
理液の充填は行われない。
【0042】又、ストックタンクSTに対して処理液が
充填されている状態で、処理槽Tで処理される印画紙1
1の積算面積が設定値に達したことが判別される毎に処
理槽Tに対して処理液を補給する制御が行われる。この
制御では補充ポンプSPを必要とするだけ駆動して設定
量の処理液を対応する処理槽TのサブタンクTaに補充
すると共に、水タンクの希釈用の水を対応する処理槽T
のサブタンクTaに補充する。この後に、4つのストッ
クタンクSTが空状態になったことを残量センサSEで
検出した場合には、前述のように4つのエアーポンプA
Pを駆動して4つのストックタンクSTに対してパッケ
ージ41に封入されている処理液の全てを送り充填す
る。
【0043】又、ストックタンクSTに対して柔軟な樹
脂製のパッケージ41に封入されている処理液の全てを
送って充填が行われる際には、パッケージ41が大気圧
によって潰れ、余すところ無くパッケージ41に封入さ
れた処理液の全てが吸引されるものとなり、この吸引が
完了すると、解除スイッチ81のLED80を点灯さ
せ、ロック機構Lの人為解除を可能にするものとなって
いる。このようにLED80が点灯している状態でロッ
ク機構Lを解除することによりアーム33を開放姿勢ま
で操作できるものとなっている。これらの制御は制御ユ
ニットCUが行うものであり、カートリッジCからスト
ックタンクSTに対して処理液が充填される際の制御動
作を以下に説明する。
【0044】前記制御ユニットCUは、マイクロプロセ
ッサー、入出力インタフェース、制御を実行するための
プログラムを格納するROMや、作業データを格納する
RAMを有して成り、図7に示すように、この制御ユニ
ットCUに対して、ロック機構Lのロックを解除する解
除スイッチ81、アーム33が閉じ姿勢にあることを検
出する閉じセンサ82、処理液用の4つの残量センサS
E、水用の1つの残量センサSE、4つの限界センサS
Lからの信号を入力する入力系を備え、又、4つのエア
ーポンプAP、処理液用の4つの補充ポンプSP、水用
の3つの補充ポンプSP、解除スイッチ81に内蔵した
発光ダイオード80夫々に対する出力系を備え、EEP
ROMで代表される不揮発性メモリ等の記憶部Meに対
する情報のアクセス系を備えて構成されている。
【0045】充填ルーチンは、全てのストックタンクS
Tが空状態になった場合、具体的には、4つの残量セン
サSEの状態を判別し、これら4つの残量センサSEの
全てで液面が設定レベルLe以下にあることを検出した
場合に、パッケージ41からの処理液をストックタンク
STに対して自動的に充填する処理である。つまり、図
9及び図10のフローチャート(図9の「A」から図1
0の「A」に制御の流れが形成されている)に示すよう
に、4つの残量センサSEの状態を判別し、これら4つ
の残量センサSEの全てで液面が設定レベルLe以下に
あることを検出した場合に、閉じセンサ82からの信号
に基づいてアーム33が閉じ姿勢にあるかを判別し(#
101〜#104ステップ)、閉じ姿勢にない場合、及
び、閉じ姿勢にある場合でもカートリッジCから処理液
を吸引したことを示す吸引履歴がある場合には、カート
リッジCの新たなセットを求めるメッセージをオペレー
ト部Aのディスプレイ3に表示し(#105ステッ
プ)、アーム33が閉じ姿勢にある状態で、カートリッ
ジCから処理液を吸引したことを示す吸引履歴が無い場
合には、4つのエアーポンプAPを同時に駆動してカー
トリッジCの4つパッケージ41内の処理液をストック
タックSTに送る制御を開始し、タイマ(ソフトウエア
で構成されている)を作動させる(#106、#107
ステップ)。
【0046】次に、パッケージ41からの処理液をスト
ックタンクSTに充填する作動を行っている際に、4つ
の上限センサSLの何れも液面を検出せず、又、設定時
間が設定した後に4つの残量センサSEの全てが液面上
昇を検出し、この検出状態でタイムアップした際に、4
つのエアーポンプAPの全てを停止し、カートリッジC
の処理液が吸引されたことを吸引履歴として保存する
(#108〜#113ステップ)。このように、カート
リッジCから処理液をストックタンクに充填する際に、
4つの上限センサSLの何れか1つでも液面を検出する
状態に達することは残量センサSEの故障と補充ポンプ
SPの故障とが同時に発生した等、厳しい故障であるの
で、この状況が発生した場合には、エラーを発生した充
填系を特定する情報を含むエラー情報をオペレート部A
のディスプレイ3にエラー情報を表示して充填を停止す
る(#114、#115ステップ)。又、パッケージ4
1から処理液をストックタンクSTに充填する制御を開
始した後に設定時間内に4つの残量センサSEの全てで
液面上昇を検出しない場合には、更に判別を行い(#1
16ステップ)、一部の残量センサSEが処理液の液面
を検出しない場合には、一部の処理液の充填が行われて
いない、あるいは、残量センサSEに故障が発生した
等、厳しい故障であるので、エラーを発生した充填系を
特定する情報を含むエラー情報をオペレート部Aのディ
スプレイ3にエラー情報を表示して充填を停止し(#1
14、#115ステップ)、全ての残量センサSEが液
面を検出しない場合には、処理液を既に吸引したカート
リッジCを誤ってセット部にセットした可能性が高いの
でカートリッジCのセットを求めるメッセージをオペレ
ート部Aのディスプレイ3に表示を行い充填を中止する
ものとなっている(#117、#118ステップ)。
【0047】前述した設定時間は、処理液の充填開始か
ら残量センサSEで液面を検出するに充分な時間に設定
され、タイムアップする時間は、パッケージ41内の処
理液の全量をストックタンクSTに充填するに充分な時
間に設定されている。
【0048】つまり、残量センサSEは、カートリッジ
Cのパッケージ41の処理液の全量をストックタンクS
Tに自動的に充填する際に、液面の上昇を監視すること
に使用することにより、処理液が適正に充填されている
か、どうかの判断を可能にするものであり、又、4つの
残量センサSEの全てが液面の上昇を検出する場合には
適正な充填であり、これとは逆に、一部の残量センサS
Eだけが液面の上昇を検出した場合には、何らかの故障
が発生していることが明らかであるので、充填を停止し
て、エラーメッセージの表示を行う。これとは異なり、
全ての残量センサSEで液面の上昇を検出しない場合に
は、前述したように処理液を既に吸引したカートリッジ
Cを誤ってセット部にセットした可能性が高いのでカー
トリッジCのセットを求めるメッセージの表示を行うも
のとなっている。
【0049】又、カートリッジCの処理液をストックタ
ンクSTに貯留する際に、前述のように上限センサSL
で液面を検出して充填が停止した場合には、ディスプレ
イ3に表示されたメッセージから異常の発生状況を把握
できるものとなり、又、ストックタンクSTが透明な素
材を用いて形成されているので、このように異常が発生
した場合には、内部に貯留された処理液の量を視覚的に
把握できる。そして、このような異常な状態に陥った場
合には処理液補充装置Sに対する電力の供給を停止して
修理を行うことになるのであるが、この修理に先立って
ストックタンクSTに貯留されている処理液の排出を行
うことも必要となる。そして、この排出を行う場合に
は、図3に示す如く、異常が発生したストックタンクS
Tに対応するコック54をマーク部54Mに基づいて識
別して該処理液補充装置Sの端部から引き出し、ノズル
54から処理液が排出される部位に処理液を受けるタン
クWTを配置し、夫々の排出チューブ53の端部に備え
たコック54を人為操作で開放してノズル54から廃液
を排出することになる。
【0050】このように排出チューブ53を介してスト
ックタンクSTの処理液の排出を必要とする状況とし
て、ストックタンクSTに対して処理液が過剰に充填さ
れた場合以外に、例えば、ストックタンクSTから夫々
のストックタンクSTの液面を等しくするため、高い液
面のストックタンクSTから処理液を排出することも考
えられる。
【0051】このように、本発明ではストックタンクS
Tから処理液を排出する場合には装置下部から、マーク
部54Mから連通するストックタンクSTを識別して対
応するコック54を引き出して開放操作するだけで済む
ので、極めて簡単な操作で処理液の排出が可能になる。
特に、ストックタンクSTから処理液の排出を行わない
際には夫々のコック54を装置の下方に収納しているの
で、常にコック54を露出させたものと比較してオペレ
ータ誤って操作する可能性が低く、又、オペレータの手
が誤って触れて処理液が漏出する等の不都合を解消でき
るばかりか、電力が供給されない状態でも処理液の排出
を行えるものとなっている。
【0052】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、以下のように構成することも可能であ
る(前記実施の形態と同じ機能を有するものには前記実
施の形態と共通する番号、符号を付している)。
【0053】図11及び図12に示すように、ストック
タンクSTから処理液を処理槽Tに送る補充チューブ3
5の中間位置に処理液を分岐させる電磁式に補充ポジシ
ョンと排出ポジションとに切換自在な切換弁Vを介装す
ると共に、この切換弁Vからの処理液が送り出される排
出チューブを40Wを備え、この排出チューブ40Wの
排出端に処理液を受けるタンクWTを配置する。又、制
御ユニットCUに対して、前述と同様に残量センサS
E、上限センサSL夫々からの信号と、排出を指示する
ための排出指示信号と、この排出を停止させる停止指示
信号とが入力する入力系を形成し、制御ユニットCUか
ら補充ポンプSPと切換弁Vとに信号を出力する出力系
を形成してある。
【0054】前記制御ユニットCUは異常発生時や必要
に応じて排出指示信号を人為的に入力することにより、
対応するストックタンクSP(全てのストックタンクS
Pでも良い)の補充チューブ40に介装した切換弁Vを
排出ポジションに切換えた後に、補充ポンプSPによる
処理液の送出しを開始し、この送出しの後に、残量セン
サSEで処理液の残量が無くなったことを判別したタイ
ミング、あるいは、停止指示信号が入力したタイミング
で補充ポンプSPの駆動を停止し切換弁Vを補充ポジシ
ョンに切換る処理を行うプログラムがセットされてい
る。
【0055】このように構成することにより、ストック
タンクSTから処理液の排出を行う際には、人為的にス
イッチ操作を行う程度の操作だけで、指定したストック
タンクSTに貯留された処理液をタンクTWに送出して
回収でき、しかも、排出を開始した後にはストックタン
クSTの処理液の全てを送出した時点で自動的に送出し
を停止することや、任意のタイミングで処理液の送出し
を停止することも可能となり、メンテナンスや修理を行
う際の手間を軽減できるものとなっている。
【0056】この別実施の形態に代えて補充チューブ4
0の端部を処理槽Tから分離できるよう構成し、処理液
をストックタンクSTから排出する際には、処理槽Tか
ら分離した補充チューブ40の端部をタンクWTに挿入
した状態で補充ポンプSPを駆動する形態での実施の可
能であり、この構成を採用した場合には、部品数が少な
く簡単な構造で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真プロセッサーの全体斜視図
【図2】プリント部の縦断側面図
【図3】処理液補充装置と処理槽との関係を示す概略図
【図4】処理液補充装置から処理槽に対して処理液を送
る経路を示す概略図
【図5】処理液補充装置の斜視図
【図6】処理液補充装置の断面図
【図7】制御系のブロック回路図
【図8】センサの配置を示すストックタンクの断面図
【図9】充填ルーチンの前半を示すフローチャート
【図10】充填ルーチンの後半を示すフローチャート
【図11】別実施の形態において処理液を排出する構成
を示す概略図
【図12】別実施の形態において処理液を排出する制御
系を示す概略図
【符号の説明】
11 感光材料 34 吸引管 35 充填管路 53 排出チューブ 54 開閉弁 AP 充填ポンプ C カートリッジ CU 制御手段 SE 残量センサ SL 上限センサ ST 貯留部 V 切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 雅実 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 (72)発明者 辻田 拓也 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2H098 BA14 BA15 BA37 DA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジから送られる処理液を貯留
    する貯留部と、この貯留部の処理液を、感光材料の処理
    を行う処理槽に送る補充手段とを備えている処理液補充
    装置であって、 複数種の処理液を分離状態で蓄えるカートリッジをセッ
    トするセット部を形成すると共に、前記貯留部を、複数
    種の処理液を分離状態で貯留し得るよう複数形成し、か
    つ、夫々の貯留部をカートリッジに蓄えられた複数種の
    処理液の全量を分離状態で貯留し得る容量に設定し、
    又、前記セット部にセットされたカートリッジに蓄えら
    れた処理液の全量を対応する貯留部に送る充填手段を備
    え、 前記貯留部が、壁面に透明な素材を用いることにより処
    理液の液面レベルを視覚によって把握できるよう構成さ
    れ、かつ、この貯留部に貯留された処理液を送出す排出
    手段を備えている処理液補充装置。
  2. 【請求項2】 前記排出手段が、夫々の貯留部に連通す
    る排出チューブと、この排出チューブの先端に備えた人
    為操作型の開閉弁とで構成されている請求項1記載の処
    理液補充装置。
  3. 【請求項3】 複数の開閉弁を該装置の一方の端部に配
    置し、前記排出チューブを可撓性の素材を用いて、前記
    端部から開閉弁を引出し得る長さに構成してある請求項
    2記載の処理液補充装置。
  4. 【請求項4】 前記補充手段が、貯留部に貯留された処
    理液を処理槽に送る補充ポンプを備えて構成され、前記
    排出手段が、前記補充ポンプから処理槽に処理液を送る
    補充チューブの中間位置から処理液を分岐させて排出さ
    せる切換弁を備える、若しくは、処理槽から分離自在な
    補充チューブを備えて構成され、この切換弁を排出側に
    設定した状態、若しくは、処理槽から補充チューブを分
    離した状態で前記補充ポンプの駆動を許す制御手段を備
    えている請求項1記載の処理液補充装置。
  5. 【請求項5】 前記貯留部の処理液の液面が設定レベル
    以下にある状態で、前記カートリッジの処理液の全量を
    該貯留部に充填した際の液面レベルより高い位置に検出
    レベルに設定して、処理液の液面を検出する上限センサ
    を備え、この上限センサで液面を検出した際には異常状
    態と判断する制御手段を備えている請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の処理液補充装置。
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