JP2006021852A - エレベータのかご内映像記録システム - Google Patents

エレベータのかご内映像記録システム Download PDF

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Abstract

【課題】かご内映像の記録容量を節減し、事象発生時の映像を迅速に検索可能にする。
【解決手段】防犯カメラ3で撮影されたかご内映像を記録する一次映像記録部26と、犯罪の可能性が高い事象信号を受信したとき、事象受信時間及び各事象を意味する検索キーとなる識別データとともに、事象発生時の一次映像記録部に記録されるかご内映像を映像・データ記録部29に保存する映像・データ管理部28とを設けた映像記録装置4と、この映像記録装置に無線又は有線で接続され、時間帯指定を伴い、又は時間帯指定なしで検索指示を送信し、映像記録装置側から時間帯内の事象発生状況または全事象発生状況を表す画面を受けると、検索キーとなる識別データにて前記事象を選択するリモート操作端末9を有し、前記映像記録装置側では、検索キーとなる事象ごとの識別データに従って映像データ記録部のかご内映像を検索するかご内映像記録システムである。
【選択図】図3

Description

本発明は、乗りかご内に設置されるカメラで撮影されたかご内映像を記録し表示するエレベータのかご内映像記録システムに関する。
従来、エレベータの乗りかご内の適宜な個所に防犯カメラ及び人体検知センサを取り付け、また乗りかごの上部にはVTR(Video Tape Recorder)などの映像記録装置を設置し、人体検知センサが乗りかご内に人が存在することを検知したとき、人体検知信号を映像記録装置に送出するように構成されたシステムが知られている。映像記録装置は、通常時は長めに設定される時間間隔で防犯カメラのかご内映像を記録するが、人体検知センサから人体検知信号を受けた時には短めの時間間隔に設定することにより、映像記録密度が高い状態でかご内の人物映像を映像記録装置に記録している。なお、防犯カメラで撮影されたかご内映像は、前述のごとく設定される時間間隔ごとに計時される検索キーとなる時間とともに映像記録装置に記録される。
さらに、映像記録装置は映像信号線を介してかご内、乗場ホール、管理人室、監視室などの何れか1つ以上に設置される表示装置と接続され、映像記録装置に記録されたかご内映像が表示装置で再生表示されことにより、犯罪の抑止効果を上げている(特許文献1)。
特開平8−277080号公報
ところで、以上のような従来のエレベータの映像記録システムでは、映像記録装置内に設置された磁気ディスクなどの記録媒体に映像を記録した後、かご内で何らかの事象が発生したときに映像記録時間を検索キーとし、記録媒体から映像を検索している。
しかしながら、このような検索方法では、問題発生の厳密な時刻が特定できないとか、問題発生のおおよその時刻が特定されたとしても実際の時刻と映像記録装置の内蔵の計時時刻とのずれによって所望の映像が取得できないとか、或いは所望の映像を取得できたとしても検索に多くの時間を要する問題がある。
また、映像記録装置においては、記録媒体に記録する映像データ量に限界があることから映像を保存できる期間も限られ、必要な時には既に映像が消去されている場合がある。特に、エレベータは不特定多数の利用者を目的階に運ぶことにあるため、かかるエレベータの乗りかごに人体検知センサを設けた場合、頻繁に人の存在を検知することからおのずとかご内映像の記録量は増加する傾向にある。
さらに、人体検知センサが人体を検知したとき、通常時の時間間隔よりも短めの時間間隔でかご内映像を記録媒体に記録しているが、逆に高密度な映像を記録してしまうことから、問題発生の映像を検索する際にかえって時間がかかってしまう問題がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたもので、乗りかご内のカメラで撮影された映像の記録容量を節減するとともに、その事象発生時の映像を迅速に検索可能にするエレベータの映像記録システムを提供することを目的とする。
(1) 上記課題を解決するために、本発明は、乗りかご内に設置された防犯カメラで撮影されたかご内映像を記録するとともに、この記録された映像を検索して表示装置に表示するエレベータのかご内映像記録システムにおいて、前記防犯カメラで撮影されたかご内映像を記録する映像記録手段と、犯罪の可能性が高い事象に関する信号を受信したとき、受信時刻データ及び各事象を表す識別データとともに、前記映像記録手段に記録されている所定時間帯のかご内映像を保存する映像・データ記録手段とを設けた構成である。
本発明によれば、事象発生時の映像だけを選択的に記録することにより、乗りかご内のカメラで撮影された映像の記録容量を大幅に節減でき、長期間にわたって事象発生映像を保存できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るエレベータの映像記録システムの一実施の形態を示す構成図である。
このエレベータの映像記録システムは、建物内の昇降路に設置される巻上機(図示せず)に巻き掛けられたメインロープ(図示せず)を介して昇降移動する乗りかご1と、この乗りかご1内の側板に取り付けられるかご内操作パネル2と、乗りかご1内の上部の適宜な個所に取り付けられ、乗りかご1内の映像を撮影する防犯カメラ3と、乗りかご1の天井部に設置され、防犯カメラ3によって撮影された乗りかご1内の映像を記録する映像記録装置4と、乗りかご1内に設置され、前記映像記録装置4に記録された映像を表示する表示装置5と、乗りかご1から吊り下がる移動ケーブル(テールコード)6を介して乗りかご1の必要な構成部分、例えばかご内操作パネル2などと接続され、エレベータ全体を制御する昇降路上部などに設置されるエレベータ制御盤7とを有している。8は乗りかご1の現在位置、移動方向、運転状態を表示する案内表示部、9は映像記録装置4を遠隔操作するためのリモコン操作端末である。
かご内操作パネル2には、乗りかご1を利用する乗客が目的とする階に移動するために行き先階登録操作を行う行き先階登録ボタン2a、乗客が必要なときに通話用ボタン操作のもとに乗りかご1外部と通話するためのインターホン2b、さらに緊急避難時などに管理人室やエレベータ制御盤7から乗客にメッセージを音声通報するスピーカ2cの他、この操作パネル2又は乗りかご1内の適宜な個所に防犯上必要な各種のセンサー(例えば図示されていないが振動センサー、赤外線センサーなどの炎検知センサー、音量検知センサーなど)が設けられている。
映像記録装置4は、前述したように乗りかご1の天井部に設置される。しかし、例えば表示装置5が乗場ホールとか、図2に示すように管理人室や監視室等のモニター室11に設置されている場合、必要に応じて乗場ホール側又はモニター室11に設置される。このように表示装置5を乗場ホール又はモニター室11に設置する場合、映像記録装置4は、例えばエレベータ制御盤7内に内蔵される中継器12を介して防犯カメラ3と接続されている。なお、エレベータ制御盤7には、エレベータ全体を制御するために必要な演算処理を行い制御信号を生成するメイン制御系13が設けられている。
この映像記録装置4は、防犯カメラ3で撮影された乗りかご1内の画像を効率的、かつ検索可能に記録する機能を有するものである。具体的には図3に示すように、防犯カメラ3で撮影される映像信号を受信するカメラ映像受信部21の他、犯罪の可能性が高いと推定される事象(以下、イベントと指称する)の際の信号であるエレベータ信号、インターホン信号及び各種センサー信号をそれぞれ受信するエレベータ信号受信部22、インターホン信号受信部23及び各種センサー信号受信部24が設けられている。なお、この各種センサー信号受信部24は、各センサーごとに設けてもよく、或いはマルチプレクサにより時分割的にセンサー出力を選択し、何れのセンサー出力であることを分かるように出力してもよい。
ここで、エレベータ信号受信部22で受信されるエレベータ信号とは、建物の特性及び過去の経験等から犯罪の可能性が高い場合に発生されることが多い信号であって、エレベータ制御盤7から生成される。建物の特性及び過去の経験とは、例えば建物の地下1階に貸し金庫があり、ある時刻以降に管理人が不在になるとか、或いは既にある階のテナントが閉店し、当該テナント階に降車するのが不自然であるにも拘らず、当該テナントの行き先階登録ボタン2aが操作されたとき、エレベータ制御盤7から犯罪を予測させると判断してエレベータ信号を送出するので、エレベータ信号受信部22はそのエレベータ信号を受信する。
インターホン信号受信部23で受信されるインターホン信号は、乗客が通話用ボタン操作のもとにインターホン2bから緊急のメッセージを入力する場合が多いので、犯罪の可能性が高いと考えられるので、インターホン2bからのインターホン信号を受信する。
前記各種センサーとしては、前述したように未然に犯罪の可能性を検知しうるセンサーであって、例えば振動センサー、炎検知センサー、音量検知センサー等が挙げられる。振動センサーは通常運転時とは異なる例えば格闘状態を表す特異の振動のときに振動信号を出力する。炎検知センサーは、犯罪又は死亡などの危険性が高いので、例えば炎の検知レベル(温度)及び検知範囲などをもとに炎検知信号を出力する。また、音量検知センサーは、犯罪時に通常時とは異なる荒げた高い音声レベルの音声が発せられる場合が多いことを利用し、ある音声レベル以上のときに音声信号を出力する。これら各種センサーからの信号は、各種センサー信号受信部24で受信する。
また、映像記録装置4には、カメラ映像受信部21で受信された防犯カメラ3からの映像を映像合成部25を経由して一時的に保存する一次映像記録部(映像記録手段)26と、映像合成部25を経由して出力される映像を必要に応じて乗りかご1内、乗場ホール、モニター室11の表示装置5に送信する映像送信部27と、各信号受信部22,23,24から犯罪の予測性の高い検索キーとなるイベントの信号を受けると、一次映像記録部26に一時的に記録されている映像を読み出し、この映像にイベント信号受信時刻データ(時間検索キーデータ)及び各信号受信部22,23,24のイベントの信号を一意に表す識別データ(イベント検索キーデータ)を付加して出力する映像・データ管理部28と、この映像・データ管理部28から出力される映像・検索キーとなるデータである信号受信時刻(イベント発生時刻)データ、識別データとともに保存する映像・データ記録部29と、信号映像作成部30とを備えている。
映像・データ管理部28は、一次映像記録部26に記録されているかご内映像をコピーする場合、イベント発生時刻となる信号受信時刻における最新の映像だけをコピーするのではなく、信号受信時刻より一定時間前から一定時間後またはイベント終了から一定時間後までの映像をコピーする。ここで、「一定時間前からの映像をコピーする」とはイベント発生時刻より例えば10分前からの映像をコピーすることを意味し、「イベント終了から一定時間後」とは入力されたイベントが予め設定された終了条件になった時点から例えば5分後までの映像を連続的にコピーすることを意味する。なお、一次映像記録部26は、乗りかご1内の映像を可能な限り記録することが可能であるが、例えばイベント発生時刻から10分を経過した映像は映像・データ管理部28からの信号によって消去することも可能である。なお、「終了条件」とは、例えば建物内に入っているテナントが閉店中であるにも拘らず、この閉店中の階を行き先階として乗りかご1が移動している場合には当該閉店中の階に着床しドア閉後、当該閉店中の階からかご呼び登録があって再び閉店中に向かって着床し、出口ドア階に戻ったときである。また、インターホン信号の場合にはインターホン信号の受信後から予め定める数分後である。この終了条件はユーザや知識・経験等から定められる。
また、前記識別データとは、エレベータ信号、インターホン、振動、炎、音声とか、
イベント内容の頭文字である例えばA,B,C,…とか、或いは所定の色違いマーク、絵柄などに相当し、目的のイベントを一義的に検索するための検索キーの機能を有していればよい。
信号映像作成部30は、各受信部22,23,24で受信されるイベントから所望のイベントに関する情報を生成して映像合成部25に送出し、カメラ映像受信部21から入力されるカメラ映像に合成させる情報合成機能やリモコン操作端末9からの要求に応じてイベントを検索するための検索用画面を作成する検索画面作成機能をもっている。
この情報合成機能は、各イベントの内容を端的に表す例えばシンボルマーク的なイベント情報を記憶する機能を含み、各信号受信部22,23,24でイベントを検知すると、そのイベントに対応する情報,例えば不自然な行き先階への走行の場合には「RUN」、インターホンからメッセージが入力されていることを受信した場合には[CALL」などの文字情報を読み出し、映像合成部25に送出する。従って、イベント発生時、映像合成部25から出力される映像には該当するイベントに関する情報が合成された状態で、一次映像記録部26に記録され、また同時に表示装置5にも表示されることになる。よって、表示装置5に表示される映像及びその映像に含まれる文字情報などから現在の乗りかご1内でイベントが発生しているかを容易に把握することが可能となる。
一方、検索画面作成機能は、リモコン操作端末9からイベントの検索指示を受けたとき、その検索指示信号を映像・データ管理部28に送出し、当該映像・データ管理部28を経由して映像・データ記録部29から各イベントの発生件数を受け取って検索画面を生成し、リモコン操作端末9に送信し、何れのイベントを検索するかの選択を促す機能をもっている。
このリモコン操作端末9は、映像記録装置4から検索画面用映像線及び制御線を介して接続される送受信部14から無線にて検索画面に関する情報を授受するか、或いは図2に示すようにモニター室11に映像記録装置4が設置されている場合には映像記録装置4に接続される送受信部14と無線にて検索画面に関する情報を授受する。さらに、乗りかご1のかご内操作パネル2に接続される映像・データ授受用端子やモニター室11に設置される映像記録装置4にも同様に映像・データ授受用端子が設けられている場合、これら端子にピン・ジャック形式で差し込んで接続し、有線にて検索に関する情報を授受することもできる。
次に、以上のようなエレベータのかご内映像記録システムの動作について説明する。
(1) イベント発生時のかご内映像の保存処理について。
乗りかご1内でイベントが発生していない通常時、防犯カメラ3で撮影された乗りかご1内の映像は、映像記録装置4のカメラ映像受信部21で受信され、映像合成部25に送られる。この映像合成部25は、カメラ映像受信部21で受信されたかご内映像を一次映像記録部26に記録し、また映像送信部27を介して乗りかご1内又はモニター室11の表示装置5に表示する。なお、リモコン操作端末9からの指示を受けて乗りかご1内の映像を表示する構成であってもよい。
従って、乗りかご1内でイベントが発生しない限り、一次映像記録部26に記録されるかご内映像のうち、現在時刻から一定時間前の映像は、一次映像記録部26にて自動的、或いは映像・データ管理部28からの指示によって順次消去することが可能である。そのため一次映像記録部26を構成する記録媒体の記録容量がそれほど大きくなくても犯罪に関わる重要な乗りかご内映像を確実に記録することができる。一方、乗りかご1内のイベントが発生しない限り、カメラ映像受信部21で受信される映像は一次映像記録部26から映像・データ記録部29に保存しないので、この映像・データ記録部29の記録容量を大幅に節減できる。その結果、無駄な映像を蓄積することが無くなる。
ところで、エレベータ制御盤7は、例えば乗りかご1内の操作パネル2の行き先階登録ボタン2aからある時間帯においてありえない不自然な行き先階登録操作があった場合、犯罪の可能性が高いイベントであると判断する。そして、エレベータ信号を移動ケーブル6を通して乗りかご1側又は乗場ホールやモニター室11の映像記録装置4に送出する。また、乗りかご11内の乗客が犯罪に巻き込まれるような危険な状態にあるとき、乗りかご1内が危険な状態にあることを知らせるメッセージであるインターホン信号がインターホン2bから映像記録装置4に送られてくる。各種のセンサーからも同様に、イベントが発生した場合、センサー信号が映像記録装置4に送られてくる。
ここで、映像記録装置4は、各信号受信部22〜24からイベント信号を受けると、信号受信時刻データ及び信号受信部22〜24の何れのイベント信号であるかに応じた検索キーとなる識別データ(例えばエレベータ信号の場合には「A」)と、一次映像記録部26から信号受信時刻より所定時間前の映像とを映像・データ記録部29に保存する。そして、例えばイベントごとに異なる終了条件を満たした場合にはその終了条件成立時から一定時間後まで映像を読み出して保存する。この映像・データ記録部29は、例えば図4に示すように検索用テーブル29A及びかご内実映像を格納する映像記録媒体29Bを有する。検索用テーブル29Aにはイベント発生に従って事象発生日時データ、イベントに対応する識別データ、映像記録媒体29B内のかご内映像が格納されている映像格納アドレスがそれぞれ対応づけされた状態で保存される。
従って、映像・データ記録部29には、イベント発生ごとに、イベント発生前後の所定時間の映像を保存するので、真に重要な映像だけが保存されることとなる。従って、映像の記録容量を大幅に節減できることから、長期間にわたって映像を保存できるため、必要な時には既に映像が消去されているといった問題を解消することができる。
(2) イベント発生時のイベント情報の合成について。
イベントが発生していない通常時、カメラ映像受信部21では、防犯カメラ3で撮影された乗りかご1内の映像を受信し、一次映像記憶部26に記録し、また映像送信部27を介して乗りかご1内又はモニター室11の表示装置5に表示する。
この状態において、信号映像作成部30は、信号受信部22〜24の何れかからイベント信号の受信通知を受けると、予め記憶された情報の中からそのイベント内容に応じたイベントに関する例えば文字情報などを取り出し、映像合成部25に送出する。この映像合成部25は、当該文字情報を受け取ると、現在受信している乗りかご1内の映像の中に文字情報などを入れ込むことにより、乗りかご1内の映像と文字情報などとを合成して一次映像記録部26に記録する一方、映像送信部27を介して乗りかご1内又は乗場ホールやモニター室11の表示装置5に表示する。
その結果、映像・データ管理部28は、イベント発生時に一次映像記録部26から文字情報などの入っている映像を入力し映像・データ記録部29に保存させるので、後に映像・データ記録部29から所望のイベントに関連する映像を検索し表示装置5に表示したとき、映像の中に含まれる文字情報などを手掛かりにどのような状態におけるかご内映像であるかを容易に把握できる。
また、イベントの発生時、映像合成部25から映像送信部27を経由して表示装置5に映像を送信している場合には、乗りかご1内の映像の中にイベントに関する文字情報などが入っていることをきっかけとして犯罪の可能性が高い状態にあることを認識できる。そして、例えば管理人や監視員は注意を払って映像を観察したり、必要に応じて該当乗りかご1に駆け付けて調べるなどの安全対策を講じることができる。
(3) かご内映像の検索処理について。
かご内映像を検索する場合、リモコン操作端末9から検索指示を入力すると、信号映像作成部30は、図5に示すように検索指示有りと判断し(S1)、続いて時間帯指定が有るか否かを判断する(S2)。ここで、時間帯指定があれば、その時間帯で指定されたデータを信号映像作成部30を介して映像・データ管理部28に通知する(S3)。
この映像・データ管理部28は、時間帯の指定を受けると、映像・データ記録部29の検索用テーブル29Aに記録されているイベント発生数、エレベータ信号,インターホン信号などの各イベントごとのイベント発生数を取り出し、信号映像作成部30に送出する。この信号映像作成部30は、映像・データ管理部28から受け取ったデータに基づき、指定された時間帯に発生した全てのイベントを画面表示するためのデータを生成し(図5(イ)参照)、リモコン操作端末9に送信する(S4)。しかる後、リモコン操作端末9に表示されたイベント選択画面に基づいて、指定された時間帯内の全イベントを選択したり、個別イベントを選択したりする(S5)。
リモコン操作端末9によって時間帯内の全てのイベントを選択した場合、選択された全てのイベントに関するデータを信号映像作成部30で受信し、映像・データ管理部28に通知する。この映像・データ管理部28は、検索用テーブル29Aを参照し、時間帯内のイベントに関する全ての映像を映像記録媒体29Bから取り出し、信号映像作成部30及び映像合成部25を介して映像送信部27から送信し、乗りかご1内、乗場ホール或いはモニター室11に設置される表示装置5に乗りかご1内の状況を表示する(S6)。なお、ステップS5において、図5(イ)に示す画面の「個別」を選択し、かつ検索キーとなる識別データAを選択した場合、その識別データAの選択指令を信号映像作成部30が受信し(S7)、映像・データ管理部28に通知する。映像・データ管理部28は、検索用テーブル29Aを参照し、指定された時間帯内の識別データAに属する映像を映像記録媒体29Bから取り出し、信号映像作成部30及び映像合成部25を経由し、乗りかご1内、乗場ホール或いはモニター室11の表示装置5に識別データAに該当する映像を表示する(S8)。
引き続き、次の個別イベントを選択したい場合(S9)、リモコン操作端末9からの検索キー(例えば識別データB)の選択に基づき、ステップS7に移行し、同様に識別データBに該当する乗りかご1内の映像を表示する(S8)。
一方、ステップS2において、時間帯指定がなければ、信号映像作成部30は、全イベントを選択するか個別イベントを選択するかのイベント選択画面を作成し(図5(ロ)参照)、リモコン操作端末9に提供する(S11)。リモコン操作端末9によって「全イベント」を選択した場合(S12)、選択された全てのイベントに関するデータを信号映像作成部30で受信し、映像・データ管理部28に通知する。この映像・データ管理部28は、映像・データ記録部29の検索用テーブル29Aからイベント発生総数、エレベータ信号やインターホン信号などの各イベントごとのイベント発生数を取り出し、信号映像作成部30に送出する。この信号映像作成部30は、映像・データ管理部28から受け取ったデータに基づき、図5(イ)と同様なイベント選択画面(図5(ハ)参照)をリモコン操作端末9に表示する為のデータを生成する(S13)。しかる後、リモコン操作端末9に表示されたイベント選択画面に基づいて全イベントを選択したり、個別イベントを選択したりする(S5)。全イベントを選択した場合にはステップS6と同様に検索用テーブル29Aを参照し、映像記録媒体29Bからイベントに関する全ての映像を取り出し、信号映像作成部30及び映像合成部25を介して映像送信部27から送信し、乗りかご1内、乗場ホール或いはモニター室11に設置される表示装置5に乗りかご1内の状況を表示する(S6)。
さらに、ステップS12において、個別イベントの選択指令を受けた場合、信号映像索西部庫30は、全イベントに相当する識別データA,B,…,Gが列挙されたイベント選択のための画面を表示するデータを生成し、(図5(ニ)参照)、リモコン操作端末9に提供する(S14)。
ここで、リモコン操作端末9によって識別データAを選択したとき、その識別データAの選択指令を信号映像作成部30が受信し(S7)、映像・データ管理部28に通知する。映像・データ管理部28は、検索用テーブル29Aを参照し、映像記録媒体29Bから識別データAに属する映像を取り出し、信号映像作成部30及び映像合成部25から映像送信部27を介して乗りかご1内、乗場ホール或いはモニター室11の表示装置5にかご内の状況を表示する(S8)。
従って、このような検索処理を行う構成によれば、リモコン操作端末9から時間帯を指定した検索指示を入力すれば、信号映像作成部30は、その検索指示のもとにイベント選択用の画面を作成し、リモコン操作端末9に提供する。そのためリモコン操作端末9によって選択されたイベントに対応する識別データを映像・データ管理部28に通知することにより、映像・データ管理部28では、映像・データ記録部29の検索用テーブル29Aから所望のイベントを検索することができる。また、映像記録媒体29Bから映像を取り出し、乗りかご1内、乗場ホール或いはモニター室11の表示装置5に表示することができる。よって、時刻だけでなく、イベントごとの識別データを用いて検索しようとする映像を迅速、かつ確実に検索し、表示できる。
なお、上述の例では、リモコン操作端末9側に検索指示機能を持たせたが、乗りかご1内、乗場ホール或いはモニター室11に検索指示キーの入力機能を持つ表示装置5を設置することができる。この場合表示装置5から検索指示を受付け、図5の処理手順に従って信号映像作成部30で作成される検索画面を表示装置5に表示し、選択されたイベントに対応する映像を表示装置5に表示させることもできる。
さらに、信号映像作成部30に画像圧縮処理機能を持たせることにより、任意のイベントに関する映像をリモコン操作端末9内のメモリに記憶させて即座に何度も画面に表示させることもできる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
本発明に係るエレベータのかご内映像記録システムの一実施の形態を説明する構成図。 本発明に係るエレベータのかご内映像記録システムの他の実施の形態を説明する構成図。 図1及び図2に示す映像記録装置の一具体例を示すブロック図。 図1及び図2に示す映像データ記録部の一具体例を示す構成図。 本発明に係るエレベータのかご内映像記録システムの動作手順の一例を説明するフローチャート。
符号の説明
1…乗りかご、2…かご内操作パネル、2a…行き先階登録ボタン、2b…インターホン、3…防犯カメラ、4…映像記録装置、5…表示装置、9…リモコン操作端末、11…モニター室、12…中継器、21…カメラ映像受信部、22…エレベータ信号受信部、23…インターホン信号受信部、24…各種センサー信号受信部、25…映像合成部、26…一次映像記録部、27…映像送信部、28…映像・データ管理部、29…映像・データ記録部、29A…検索用テーブル、29B…映像記録媒体、30…信号映像作成部。

Claims (6)

  1. 乗りかご内に設置された防犯カメラで撮影されたかご内映像を記録するとともに、この記録された映像を検索して表示装置に表示するエレベータのかご内映像記録システムにおいて、
    前記防犯カメラで撮影されたかご内映像を記録する映像記録手段と、犯罪の可能性が高い事象に関する信号を受信したとき、受信時刻データ及び各事象を表す識別データとともに、前記映像記録手段に記録されている所定時間帯のかご内映像を保存する映像・データ記録手段とを設けたことを特徴とするエレベータのかご内映像記録システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータのかご内映像記録システムにおいて、
    各事象に対応する情報を前記防犯カメラで撮影されたかご内映像に合成し、この合成情報を前記映像記録手段に記録する信号映像作成手段を設けたことを特徴とするエレベータのかご内映像記録システム。
  3. 請求項2に記載のエレベータのかご内映像記録システムにおいて、
    前記表示装置は、乗りかご内、乗場ホール、管理人室、監視室の少なくとも1つに設置され、前記映像記録手段に記録された合成情報を前記表示装置に認識可能に表示することを特徴とするエレベータのかご内映像記録システム。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載のエレベータのかご内映像記録システムにおいて、
    映像・データ記録手段に保存される前記所定時間帯のかご内映像は、前記受信時刻データを示す時刻から一定時間前から一定時間後、または事象終了から一定時間後までの時間帯のかご内映像であることを特徴とするエレベータのかご内映像記録システム。
  5. 請求項1又は請求項4に記載のエレベータのかご内映像記録システムにおいて、
    前記映像記録手段は、前記受信時刻データを示す時刻から一定時間前より以前に記録されているかご内映像を消去することを特徴とするエレベータのかご内映像記録システム。
  6. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載のエレベータのかご内映像記録システムにおいて、
    指定された時間帯内における事象の選択指令を入力され、この選択された事象に対応する識別データを出力すると共に、前記選択指令に応じた検索用画面を生成し出力する信号映像作成手段と、この信号映像作成手段から選択された事象に対応する識別データを受け取り、この事象に対応する識別データに従って前記映像・データ記録手段からかご内映像を検索し前記信号映像作成手段に送出する映像・データ管理手段とを有することを特徴とするエレベータのかご内映像記録システム。
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