JP2006021546A - ブレーキ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ホイルシリンダ内の液圧を自動的に増圧・減圧できるブレーキアクチュエータを備えたブレーキ制御装置において、アクセルのオン・オフを検出するアクセルスイッチと、前記アクセルのオフ状態に対応した前記アクセルスイッチの信号に応じて前記ホイルシリンダ内の液圧を増圧し、前記アクセルのオン状態に対応した信号に応じて前記ホイルシリンダ内の液圧を減圧する補助ブレーキ手段と、前記補助ブレーキ手段の実行・解除を行う補助ブレーキ選択手段とを備えることとした。
【選択図】 図1
Description
実施例1につき図1ないし図4に基づき説明する。図1は、本願ブレーキ制御装置の制御ブロック図である。本願ブレーキ制御装置は、補助ブレーキECU100(補助ブレーキ手段)、補助ブレーキスイッチ110(補助ブレーキ選択手段)、アクセルスイッチ120、スロットルセンサ130(スロットル開度検出手段)、車輪速センサ140(車輪速検出手段)、ブレーキアクチュエータAを有する。
図2は、ブレーキ制御装置の油圧回路図である。4輪のそれぞれに制動力を発生させるホイルシリンダ15,16,17,18は、2系統のブレーキ配管(P系統及びS系統)を介してマスタシリンダ22に接続されている。そして、P系統及びS系統の途中には、ブレーキ制御装置の油圧制御を行うブレーキアクチュエータAが設けられている。
ここで、各ホイルシリンダの圧力を制御する場合について説明する。P,S系統ともに同様の油圧回路構成であるため、P系統についてのみ説明する。P系統増圧時は、P系統ポンプ13を駆動し、P系統吸入バルブ2を開き、P系統ポンプ13にブレーキ液を供給する。そして、P系統カットバルブ1及び他輪のINバルブ5を閉じ、ブレーキ液の他系統への回り込みを抑止することで行われる。減圧時は、P系統吸入バルブ2を閉じ、P系統カットバルブ1を開放することによりホイルシリンダ液がマスタシリンダ22側に流出することで行われる。
アクセルを踏んでいるときに補助ブレーキにより制動力をかけた場合、制動力が駆動力の抵抗となってしまい障害物や急坂を乗り越えるため更にアクセルを踏み込む必要があり、必要以上の燃料消費が発生する。
図3は、アクセルスイッチ120によりアクセルがONと判断される際の判断基準を示す図である。縦軸にスロットル開度TVO、横軸にアクセル踏み込み量を示す。運転者がアクセルペダルを踏み込むと遊び領域を経てスロットル開度TVOが増加を開始するが、運転者がわずかにアクセルを踏み込んで車両が微小駆動力により走行している場合は、障害物等を乗り越えた際にアクセルペダルを放してブレーキペダルを踏み込むまでの空走距離はほとんど生じない。
図4は、補助ブレーキECU100において実行されるアクセルオフ時補助ブレーキ減圧制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップにつき説明する。
車両が縁石等路面上の障害物や急な坂道を乗り越える際、運転者はアクセルを大きく踏み込んで障害物を乗り越えるが、アクセルを大きく踏み込んでいるため乗り越えた後の車両速度が所望の速度よりも大きくなってしまい、障害物や急坂を乗り越えた後アクセルを放してブレーキペダルを踏み込むまでの間に空走距離が発生してしまう。そのため従来のブレーキ制御装置では、アクセル踏み込み時のエンジン回転数と車速に基づいて発進時におけるエンジン回転数の上限値を設定し、この上限値以上となった場合にエンジン回転数に応じた予備制動力をかけることで空走距離を縮めることとしている。
図5は、スロットル開度TVOの経時変化を示す図である。図6はスロットル開度TVOに対し補助ブレーキECU100が発生させるホイルシリンダの増圧量ΔPを示すマップであり、補助ブレーキECU100に搭載されている。
図7は、スロットル開度を用いたアクセルオフ時補助ブレーキ制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップについて説明する。
実施例2においては、スロットルセンサ130により検出されたスロットル開度TVOを補助ブレーキECU100に入力し、アクセルスイッチ120によりアクセルOFFが検出された際、補助ブレーキECU100においてアクセルOFFが検出される直前のスロットル開度TVOが読み込まれ、読み込んだTVOの値に対応するホイルシリンダ増圧量となるよう各バルブを制御することとした。
車輪速VSが所定の閾値以上である場合、車両は通常走行中であると判断される。このとき補助ブレーキECU100による予備制動力が発生すると車両走行に対する抵抗となるため、車輪速VSが所定の閾値以上である場合は補助ブレーキECU100によりホイルシリンダ圧を減圧、または補助ブレーキ制御を行わないこととする。
図8は、車輪速閾値を用いたアクセルオフ時補助ブレーキ制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップについて説明する。
図9は、車輪速閾値を用いたアクセルオフ時補助ブレーキ制御の経時変化を示すタイムチャートである。
時刻t1において補助ブレーキ制御がONとされ、アクセルスイッチ120がアクセルONを検出し、車輪速VSが増加を開始する。
時刻t2において車輪速VSが所定の閾値VS(b)となり、車両は走行中であると判断される。そのため予備制動力によって車両走行を阻害しないよう、時刻t2において補助ブレーキ制御がOFFとされる。
実施例3においては、アクセルスイッチ120及び車輪速センサ140によりによりアクセルON/OFF信号と現在の車輪速VS_nを検出し、アクセルOFFであれば補助ブレーキECU100によりホイルシリンダ圧を増圧する。アクセルONであって現在の車輪速VS_nが所定の閾値VS(b)未満であればホイルシリンダ圧の減圧制御を行い、アクセルONかつ閾値VS(b)以上であれば補助ブレーキ制御をOFFとすることとした。
図10はスロットル開度TVOに対する車輪速変化量ΔVSの関係を示す図である。車輪速変化量ΔVSは、車輪速VSの時間勾配すなわちd(VS)/dtである。スロットル開度TVOに対する車輪速変化量ΔVSの値が小さいほど、運転者の要求駆動力に対し車速が低い、すなわち登り路面と判断される。一方、スロットル開度TVOに対する車輪速変化量の値が大きいほど、要求駆動力に対し車速が大きい、すなわち下り路面と判断される。
図11は、補助ブレーキECU100によるホイルシリンダ圧の増圧制御値P*に対するホイルシリンダ増圧量ΔPを示す図である。ここで、増圧制御値P*は
P*=(車輪速変化量ΔVS)/(スロットル開度TVO)
で表される。したがって、スロットル開度TVOに対する車輪速変化量ΔVSの値が小さい登り坂では増圧制御値P*は小さくなり、スロットル開度TVOに対する車輪速変化量の値が大きい下り坂では増圧制御値P*は大きくなる。
実施例4においては、補助ブレーキECU100において路面勾配に応じた補助ブレーキ制御が実行される。まず、スロットルセンサ130及び車輪速センサ140により現在のスロットル開度TVO_n及び現在の車輪速VS_nを取り込む。
すなわち、大きな駆動力が必要な登り路面ではホイルシリンダ圧の増圧制御値を小さく設定して走行の抵抗となる予備制動力を抑え、駆動力はさほど必要ない下り路面ではホイルシリンダ圧の増圧制御値を大きくして予備制動力を発生させる。
図12は、補助ブレーキECU100において実行される路面勾配に応じた補助ブレーキ制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップについて説明する。
実施例4においては、取り込まれたTVO_nの値が所定の閾値TVO(c)を下回れば、車輪速変化量ΔVSと現在のスロットル開度TVO_nからホイルシリンダ圧の増圧制御値P*=ΔVS/TVO_nを演算し、P*の値に基づき各バルブの増圧制御を行う。その際、登り路面ではホイルシリンダ圧の増圧制御値を小さく設定し、下り路面ではホイルシリンダ圧の増圧制御値を大きく設定することとした。
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1ないし実施例4に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
110 補助ブレーキスイッチ(補助ブレーキ選択手段)
120 アクセルスイッチ
130 スロットルセンサ
140 車輪速センサ
A ブレーキアクチュエータ
Claims (4)
- ホイルシリンダ内の液圧を自動的に増圧・減圧できるブレーキアクチュエータを備えたブレーキ制御装置において、
アクセルのオン・オフを検出するアクセルスイッチと、
前記アクセルのオフ状態に対応した前記アクセルスイッチの信号に応じて前記ホイルシリンダ内の液圧を増圧し、前記アクセルのオン状態に対応した信号に応じて前記ホイルシリンダ内の液圧を減圧する補助ブレーキ手段と、
前記補助ブレーキ手段の実行・解除を行う補助ブレーキ選択手段と
を備えることを特徴とするブレーキ制御装置。 - 請求項1に記載のブレーキ制御装置において、
スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段を備え、
前記補助ブレーキ手段による増圧量は、前記アクセルがオフする直前のスロットル開度に応じた増圧量であることを特徴とするブレーキ制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載のブレーキ制御装置において、
車輪速度を検出する車輪速センサを備え、
前記車輪速が所定値以上となったとき、前記補助ブレーキ選択手段により前記補助ブレーキ手段の解除を行うことを特徴とするブレーキ制御装置。 - 請求項1に記載のブレーキ制御装置において、
スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、
車輪速を検出する車輪速検出手段と、
を備え、
前記スロットル開度に対する前記車輪速の変化から走行路面の登り下りを判断し、
前記補助ブレーキ手段による増圧量を登りでは小さく、下りでは大きくすることを特徴とするブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004198713A JP2006021546A (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | ブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004198713A JP2006021546A (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | ブレーキ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006021546A true JP2006021546A (ja) | 2006-01-26 |
Family
ID=35795143
Family Applications (1)
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JP2004198713A Pending JP2006021546A (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | ブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006021546A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008094246A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Toyota Motor Corp | 車両用制動制御装置 |
KR100844700B1 (ko) | 2007-07-06 | 2008-07-07 | 현대자동차주식회사 | 차량의 배기 브레이크 연동 시스템 |
JP2008221866A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Toyota Motor Corp | ブレーキ制御装置 |
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2004
- 2004-07-06 JP JP2004198713A patent/JP2006021546A/ja active Pending
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