JP2006020980A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技興趣に優れたぱちんこ遊技機を提案する。
【解決手段】 本発明のぱちんこ遊技機10は、第1特別遊技および第2特別遊技を実行する特別遊技実行手段148を備える。第1特別遊技は、第1表示制御手段131により変動表示される特別図柄が所定の図柄で停止されたにより実行される。第2特別遊技は、普通電動役物26に遊技球が入球したことにより実行される。第1特別遊技が実行されると、第1大入賞口28が開閉動作される。第2特別遊技では、第2大入賞口30に設けられた特定領域に遊技球が入球したときに、第1大入賞口28が開閉動作される。第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉動作の回数と、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉動作の回数とは、異なるように設定される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機の遊技性を向上させる技術に関する。
弾球遊技機として、始動口への入球に基づいて抽選を行い、抽選結果に応じて変動される図柄が所定の態様で停止したときに、通常遊技から遊技者に有利な特別遊技に移行する第1種ぱちんこ遊技機が広く親しまれている。また、第1種ぱちんこ遊技機とは別機種として、役物と呼ばれる大入賞口内の特定領域を遊技球が通過したときに、通常遊技から特別遊技へと移行する第2種ぱちんこ遊技機も同様に広く親しまれている。従来、第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機のそれぞれに対して、遊技性を向上させるための様々な技術が提案されている。一方で、第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機の遊技を組み合わせた弾球遊技機について提案するものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−33141号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機は、2種類の特別遊技が単純に組み合わされただけに過ぎないため、それぞれの遊技性が衝突するおそれがあった。したがって、それぞれの特別遊技によってもたらされるべき遊技性が十分に発揮されているとは言い難く、またそれらが組み合わされたことにより相乗効果的に新たな遊技性がもたらされているとも言い難い。第1種ぱちんこ遊技機と第2種ぱちんこ遊技機がもつ独自の遊技性をそれぞれ踏襲しつつ、特別遊技に至るまでのプロセスや遊技の進行の面で遊技性を向上させるためには、それらの組合せ方法を改善する必要があった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、特別遊技への移行に新たな遊技性をもたせる技術の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、第1始動口への遊技球の入球に基づいて第1の抽選を実行する第1抽選手段と、第1の抽選の結果に基づいて図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、第1の特別遊技を実行するための条件である第1の作動条件を保持する第1条件保持手段と、第1表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに第1の作動条件が満たされたと判定し、第1可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態へ変化させることにより第1の特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、第1表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止される確率が変動するよう第1の抽選の確率を変動させる第1特定遊技実行手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、第2始動口への遊技球の入球に基づいて第2の抽選を実行する第2抽選手段と、第2の抽選の結果に基づいて図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、第2表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに遊技球の受け入れ状態が所定の長さの変化期間だけ遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第2可変入球装置と、第2の特別遊技を実行するための条件である第2の作動条件を保持する第2条件保持手段と、可変入球口に遊技球が入球したときに第2の作動条件が満たされたと判定し、第2可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより第2の特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において第2可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球した場合に第2の特別遊技における第2段階への移行条件が満たされたと判定し、第1可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態へ変化させることにより第2の特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、第2表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止される確率が変動するよう第2の抽選の確率を変動させるとともに、変化期間の長さを変動させる第2特定遊技実行手段と、を備える。第1特定遊技実行手段は、第1表示制御手段により変動表示される図柄が所定の確率変動図柄で停止されたときに第1の抽選の確率を変動させ、第2特定遊技実行手段は、第1特定遊技実行手段により第1の抽選の確率が変動されたときに第2の抽選の確率を変動させるとともに、第1特定遊技実行手段による第1の抽選の確率変動中は第2の抽選の確率変動状態を維持する。
この態様における弾球遊技機としては、従来の第1種ぱちんこ遊技機と第2種ぱちんこ遊技機を混在させたような遊技機を主に想定する。可変入球口または可変入球装置において、遊技者に不利な状態とは、遊技球の入口が閉鎖した状態ないしは狭い状態を指してもよく、遊技者に有利な状態とは、遊技球の入口が開放した状態ないしは相対的に広い状態を指してもよい。この態様によると、第1の抽選の確率が変動状態にあるときは第2の抽選の確率も変動状態が維持されるので、第1の抽選の確率変動状態が長く続けばその長さに伴って第2の抽選の確率変動状態も長くなり、確率変動時間の長さに応じた量の出玉獲得機会が遊技者に付与されるという新たな遊技性を遊技者に提供することができる。また、1回の確率変動状態において複数回の特別遊技を提供することもでき、弾球遊技機の興趣を向上させることができる。
第1表示制御手段による変動表示中に遊技球が第1始動口へ入球したとき、その入球に対応する抽選結果を所定の上限個数まで記憶する入賞記憶手段をさらに備えてもよい。第1特定遊技実行手段は、第1の抽選の確率を変動させた後、第1表示制御手段による図柄の変動表示の回数が、上限個数より多い値である所定の終了回数の変動表示が終了したときに第1の抽選の確率変動を終了させてもよい。通常、第1の特別遊技中に上限個数まで保留された抽選結果に対応する図柄変動は、第1の特別遊技の終了後にそのまま連続して表示される。したがって、遊技者は第1の特別遊技終了後に休憩を取りたい場合であっても、保留された抽選結果の図柄変動が終了するまでは休憩を取りにくい。この態様によれば、第1の特別遊技終了後の確率変動状態は、保留された抽選結果の図柄変動の終了後まで確実に継続されるので、保留された抽選結果の図柄変動を消化してしまえば遊技者は休憩を挟むなど余裕をもって確率変動遊技に臨むことができる。
第1表示制御手段により図柄を変動表示させるときの表示パターンとして、変動時間が通常の長さである通常表示パターンと、変動時間が通常より長い特殊表示パターンとを記憶するパターン記憶手段と、第1表示制御手段により図柄を変動表示させるときの表示パターンとして、通常時は通常表示パターンを選択し、第1の抽選の確率変動後、第1表示制御手段による図柄の変動表示の回数が上限個数を超えたときに特殊表示パターンを選択する図柄決定手段と、を備えてもよい。この場合、保留された抽選結果の図柄変動が消化された後で比較的長い変動表示が実現される。したがって、遊技者は保留された抽選結果の図柄変動を消化して一度休憩を挟んだ後で、長い確率変動遊技に余裕をもって臨むことができる。また、保留された抽選結果の図柄変動を消化した後の確率変動状態を長くするような設定を特殊表示パターンの選択だけで実現することができる。
第2特定遊技実行手段は、第2の抽選の確率変動中に第2特別遊技が実行された場合、第2の抽選の確率変動を一旦停止させ、第2の特別遊技の終了後に第2の抽選の確率変動を再開させてもよい。ここで、第2の特別遊技は第1段階から第2段階へ移行させるために遊技球を第2可変入球装置内の特定領域へ入球させる必要がある。第2の特別遊技の終了前に新たな第2の特別遊技の実行が開始されてしまうと、その分、第1段階から第2段階へ移行させなければならない回数が増加し、第2の特別遊技による出玉を十分に得られなくなるおそれがある。この態様によれば、第2の特別遊技が終了するまで新たな第2の特別遊技が開始されないので、遊技者の利益を十分に確保することができる。
第1特定遊技実行手段は、第1の抽選の確率変動中に第2の特別遊技が実行されても第1の抽選の確率変動状態を維持してもよい。これにより、第1の抽選の確率変動状態が維持される限り何度も第2の特別遊技を実行できる可能性があり、遊技者が第1の抽選の確率変動状態が維持される時間の長さに応じた利益を得ることができるという新たな遊技性を提供することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、特別遊技への移行に関して新たな遊技性を実現することができ、遊技興趣を向上させることができる。
本実施例のぱちんこ遊技機は、通常遊技より有利な状態である特別遊技を複数の形態で提供する。すなわち、第1の特別遊技として従来の第1種ぱちんこ遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供し、第2の特別遊技として従来の第2種ぱちんこ遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供する。ただし、第1の特別遊技と第2の特別遊技が同時に実行されないよう排他制御する。また、第1の特別遊技終了後、第1の抽選が確率変動状態になった場合は第2の抽選確率も変動状態に入り、第1の抽選の確率変動が終了するまでは何度でも第2の特別遊技を実行することができる。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。以下、本実施例の弾球遊技機は、従来の第1種ぱちんこ遊技機の特徴と第2種ぱちんこ遊技機の特徴とを混在させたような構成を有する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52が形成され、遊技領域52には、アウト口58、第1始動入賞口(以下、「第1始動口」という)24、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30および普通図柄作動ゲート(以下、「第2始動口」という)68が設けられる。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。第1始動口24は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置32を備える。普通電動役物26は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置34と、普通電動役物26を開閉させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。第1大入賞口28は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置78と、第1大入賞口28を開閉させるための大入賞口ソレノイド82を備える。第2大入賞口30は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置81と、第2大入賞口30の羽根を開閉させるための大入賞口ソレノイド80を備える。第2始動口68は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置38を備える。
普通電動役物26は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、普通電動役物ソレノイド76を駆動制御することで、普通電動役物26は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする可変入球口として機能する。普通電動役物26は、第1始動口24のすぐ下方に設けられており、普通電動役物26が閉鎖状態にあるときはその入口が第1始動口24に遮蔽されて遊技球は普通電動役物26に落入しない。普通電動役物26が開放状態となったときにはじめて遊技球が普通電動役物26に落入できる。普通電動役物26は、通常遊技中においては所定の変化期間、例えば1秒未満という短時間しか開放状態にされず、したがって通常遊技中はほとんど遊技球が入球しない。
同様に、第1大入賞口28は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド82を駆動制御することで、第1大入賞口28は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする第1可変入球装置として機能する。第1大入賞口28は、特別遊技中に「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口であり、アウト口58の上方等の位置に設けられる。第1大入賞口28が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第1大入賞口28に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第1大入賞口28に入球できる。
また、第2大入賞口30も、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド80を駆動制御することで、第2大入賞口30は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする第2可変入球装置として機能する。第2大入賞口30は、普通電動役物26への遊技球の入球を契機として開放状態となる。第2大入賞口30が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第2大入賞口30に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第2大入賞口30に入球できる。
遊技盤50の略中央に設けられた役物64には、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、特別図柄変動用の保留ランプ20、普通図柄変動用の保留ランプ21が設けられている。特別図柄表示装置61は、特別図柄202を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。特別図柄202は、第1始動口24への遊技球の入球を契機として行われる抽選の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。特別図柄表示装置61は、例えばLEDで構成される表示手段である。装飾図柄表示装置60は、特別図柄202の変動表示と連動する形で装飾図柄200を変動させながら表示する。装飾図柄200は、特別図柄202で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。装飾図柄表示装置60は、装飾図柄200として、例えばスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。装飾図柄表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。
なお、特別図柄202は演出的な役割をもつ必要がないため、本実施例では装飾図柄表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示されるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を装飾図柄表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。特別図柄変動用の保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって特別図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、特別図柄変動中に第1始動口24へ入賞した抽選乱数の個数であり、特別図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。同様に、普通図柄変動用の保留ランプ21も、4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、普通図柄変動中に第2始動口68へ入球した抽選乱数の個数であり、普通図柄変動がまだ実行されていない入球の数を示す。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が第1始動口24、普通電動役物26、第2大入賞口30、第1大入賞口28等の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。第1始動口24等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、「入球」は、「落入」「入賞」「通過」を含むものとする。
遊技球が第1始動口24に落入すると、特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60において特別図柄202および装飾図柄200が変動表示される。特別図柄202および装飾図柄200の変動表示は、表示に先だって決定された変動時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄202が大当たりを示す図柄である場合、第1大入賞口28の開閉動作が開始され、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。本実施例において、特別図柄202が大当たり図柄で停止した場合に実行する特別遊技を「第1特別遊技」と呼ぶ。特別図柄202が大当たりの図柄で停止されるとき、スロットマシーンのゲームを模した装飾図柄200は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。第1特別遊技においては、第1大入賞口28は約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような開閉動作が所定回数継続して繰り返される。
停止時の特別図柄202が、確率変動付き大当たりを示す図柄であった場合、特別遊技の終了後、特別図柄の確率変動遊技が開始される。特別図柄の確率変動遊技においては、通常時より当たり確率の高い判定テーブルが採用され、比較的早期に新たな第1特別遊技が発生する。ただし、本実施例においては、通常時の当たり確率が303分の1だとして、確率変動時の当たり確率を302分の1に設定する。このように、確率変動時の当たり確率は通常時の当たり確率と比べて相対的に高確率であればよく、絶対的な高確率である必要はない。
第2始動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄204と呼ばれる図柄が変動表示される。普通図柄204は装飾図柄表示装置60の画面右下隅にて変動表示される。なお、普通図柄204を他の表示装置において変動表示させてもよい。普通図柄204が装飾図柄表示装置60にて表示される場合、装飾図柄表示装置60は、普通図柄表示装置としても機能することになる。普通図柄204の変動表示は所定時間の経過後に停止され、所定の図柄で停止したときに普通電動役物26が所定時間開放される。また、特別図柄の確率変動遊技が実行される場合、そのことを契機として普通図柄変動遊技においても確率変動遊技が実行される。普通図柄変動の当たり確率は、例えば通常時に60000分の1程度の低確率に設定し、確率変動時に1.003分の1程度の高確率に設定するなど、通常時と確率変動時の差を大きくして差異を明確にし、確率変動時でないと当たりが発生しないような構成としてもよい。このように、確率変動時の優位性を明確にすることによって遊技性を明快にしてもよい。
普通図柄変動遊技において確率変動がなされる間は、普通電動役物26が開放状態とされる変化時間も変動される。例えば、通常遊技中における変化時間が1秒未満であるのに対し、確率変動中の変化時間は3秒という比較的長時間に変動される。これにより、普通図柄変動遊技における確率変動中に普通電動役物26へ遊技球を入球させやすくすることができる。なお、本実施例においては確率変動中の普通電動役物26の変化時間を3秒とするが、3秒に限る趣旨ではない。
開放された普通電動役物26に遊技球が落入すると、その落入を契機として第2大入賞口30が開放されて、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。普通電動役物26に遊技球が入球した場合に実行する特別遊技を「第2特別遊技」と呼ぶ。また、第2特別遊技において第2大入賞口30が開放される状態を第2特別遊技の第1段階と呼ぶ。
第2大入賞口30には、特定領域22および流出領域66が設けられている。役物64の内部は、開放された第2大入賞口30を通じて遊技球が流入するよう形成されており、役物64内に流入した遊技球は特定領域22および流出領域66のいずれかへ入球する。開放された第2大入賞口30への入球は、入球検出装置81により検出され、開放中の第2大入賞口30へのトータルの入球数がカウントされる。役物64の内部には、第2大入賞口30から流入した遊技球を特定領域22および流出領域66のいずれかへ誘導する誘導装置62がさらに設けられている。誘導装置62は、それぞれが長短複数の回転羽根を有する二つの回転体からなる。これら二つの回転体はつねに回転しており、それぞれの長い回転羽根同士が近接したときに、その上へ落下した遊技球を特定領域22へ誘導する。長い回転羽根同士が近接していないときは、その上へ落下した遊技球は流出領域66へ入球する。特定領域22への入球は入球検出装置36が検出し、流出領域66への入球は流出検出装置37が検出する。入球検出装置36および流出検出装置37は、特定領域22および流出領域66のそれぞれに入球した遊技球をカウントし、それぞれのカウント数の和が、入球検出装置81によりカウントされた入球数と一致すると、第2大入賞口30に入球した全ての遊技球が、特定領域22または流出領域66に入球したことが判定される。遊技球が特定領域22に入球すると、第2特別遊技の第1段階から第2段階への継続条件が成立したこととなり、その後は、第1特別遊技と同様に、第2特別遊技の第2段階として第1大入賞口28の開閉動作が所定回数継続して繰り返される。本実施例では、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数が15回であるのに対し、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数は14回である。
このように、本実施例のぱちんこ遊技機10では、第1特別遊技と第2特別遊技とで、連続的な状態変化を実行する可変入球装置として同一の第1大入賞口28を用いることにより、遊技領域52上のスペースを有効に活用できる。また、連続的に状態変化する可変入球装置を共通とすることで、特別遊技の動作制御を単純にすることができ、また製造コストの削減にもつながる。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に第1始動口24および第2始動口68へ入球したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、装飾図柄表示装置60および特別図柄表示装置61における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動口24、第2始動口68、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、スピーカ18のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板49とに機能を分担させた形態で構成されてもよい。
遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。本実施例の遊技制御装置100は、各入球口への入球を判定する入球判定手段110、第1始動口24への遊技球の入球に基づき特別図柄抽選を実行する第1抽選手段112、第2始動口68への遊技球の入球に基づき普通図柄抽選を実行する第2抽選手段114、特別図柄、装飾図柄、普通図柄の変動表示パターンを保持するパターン記憶手段116、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で記憶する入賞記憶手段117と、図柄変動の停止図柄および変動表示の表示パターンを決定する図柄決定手段120、図柄や電飾等の表示を制御する表示制御手段130、大当たり遊技などの通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を制御する特別遊技制御手段140、確率変動遊技などの通常遊技よりも遊技者に有利な特定遊技を制御する特定遊技制御手段160、および遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態と不利な状態の間で状態変化させる可変入球口または可変入球装置の開閉制御手段170とを備える。
入賞記憶手段117は、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示中に遊技球が第1始動口24へ入球したとき、その入球に対応する抽選結果を上限個数である4個まで保留球として記憶する第1記憶手段118と、第2表示制御手段132による普通図柄の変動表示中に遊技球が第2始動口68へ入球したとき、その入球に対応する抽選結果を上限個数である4個まで保留球として記憶する第2記憶手段119と、を含む。
入球検出装置32は第1始動口24に設けられたセンサであり、第1始動口24への遊技球の落入を検出し、落入を示す第1始動入賞情報を生成する。入球判定手段110は、第1始動入賞情報を受け取ると遊技球が第1始動口24に入球したものと判定する。第1始動口24への入球が判定されると、第1抽選手段112は、保留球数が上限に達しているか否かを調べる。例えば、保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第1始動入賞情報を受け取ったタイミングで、第1抽選手段112は始動入賞に対する乱数を取得する。第1抽選手段112は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第1抽選手段112は、取得した乱数に基づいて、特別図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また特別図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。第1抽選手段112は、抽選乱数が当たりであった場合、確率変動付きの当たりであるか否かを決定する。
図柄決定手段120における特別図柄決定手段122および装飾図柄決定手段124は、第1抽選手段112による判定結果に応じた停止図柄と、図柄変動の表示パターンとを決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示するべき図柄である。パターン記憶手段116は、特別図柄や装飾図柄を変動表示させるときの表示パターンとして複数種のパターンを保持する。表示パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。また、リーチ状態を経るときのパターンとして、長短様々な表示時間をもつパターンが含まれる。これら各パターンとして、変動時間が通常の長さである通常表示パターンと、変動時間が通常より長い特殊表示パターンとがパターン記憶手段116に記憶されている。通常表示パターンの場合、例えば通常の外れ図柄を表示するときのパターンとして5秒間や10秒間のパターンが格納され、リーチ状態を経て外れ図柄や大当たり図柄を表示するときのパターンとして30秒間や1分間のパターンが格納される。特殊表示パターンの場合、例えば外れか当たりかを問わず、1分間、2分間、3分間、4分間、5分間、10分間、30分間といったパターンが格納される。各表示パターンは、その図柄変動の終了条件として定められた表示時間が経過すると、図柄変動が停止される。
特別図柄決定手段122は、第1抽選手段112による抽選結果に応じてパターン記憶手段116からいずれかのパターンを選択し、抽選結果に応じた特別図柄の停止図柄を決定する。装飾図柄決定手段124は、特別図柄決定手段122により選択された表示パターンに応じたパターンをパターン記憶手段116から選択し、抽選結果に応じた装飾図柄の停止図柄を決定する。装飾図柄決定手段124は、確率変動付きの大当たりである場合、停止図柄として3つの同じ奇数が揃った大当たり図柄を決定し、通常の大当たりであれば、3つの同じ偶数が揃った大当たり図柄を決定してもよい。
ここで通常遊技においては、特別図柄決定手段122および装飾図柄決定手段124は通常表示パターンを選択するが、確率変動中においては、例えば5回転目の図柄変動において特殊表示パターンを選択する。特殊表示パターンは、1分間のパターンから30分間のパターンのうちいずれかが抽選で選択される。各パターンが選択される確率はパターンによって異なり、例えば数分間のパターンは比較的選択される確率が高く設定されるが、30分間のような変動時間が極端に長いパターンは選択される確率が低く設定される。一方、確率変動遊技が開始されてから4回転目までの図柄変動においては、通常表示パターンのうち特に変動時間が短い5秒間のパターンを選択して、保留球の消化時間を早めてもよい。また、確率変動遊技が開始されてから4回転目までは、1回転ごとに徐々に確率変動遊技へ進行していくような演出を見せることにより、5回転目で本格的な確率変動遊技に突入するような演出を実現してもよい。
入球検出装置38は第2始動口68に設けられたセンサであり、第2始動口68への遊技球の落入を検出し、落入を示す第2始動入球情報を生成する。入球判定手段110は、第2始動入球情報を受け取ると遊技球が第2始動口68に入球したことを判定する。第2始動口68への入球が判定されると、第2抽選手段114は、保留球数が上限に達しているか否かを調べる。例えば、保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第2始動入球情報を受け取ったタイミングで、第2抽選手段114は始動入賞に対する乱数を取得する。第2抽選手段114は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第2抽選手段114は、取得した乱数に基づいて、普通図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また普通図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。
普通図柄決定手段126は、第2抽選手段114による抽選結果に応じてパターン記憶手段116からいずれかのパターンを選択し、抽選結果に応じた普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄決定手段126により決定された停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段170が、可変入球口である普通電動役物26を所定時間拡開する。
表示制御手段130は、特別図柄および装飾図柄を変動表示させる第1表示制御手段131と、普通図柄を変動表示させる第2表示制御手段132を備える。第1表示制御手段131は、特別図柄決定手段122により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、特別図柄表示装置61に特別図柄を表示させる。また同時に、第1表示制御手段131は、装飾図柄決定手段124により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、装飾図柄表示装置60に装飾図柄を表示させる。第1表示制御手段131による特別図柄を表示させる機能はメイン基板41側の処理として実行され、装飾図柄を表示させる機能はサブ基板49側の処理として実行される。第2表示制御手段132は、普通図柄決定手段126により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、装飾図柄表示装置60に普通図柄を表示させる。なお、表示制御手段130は、遊技効果ランプや保留ランプ20、21などのランプ表示も制御する。
本実施例において、特別遊技制御手段140は、2種類の特別遊技を選択的に実行することができる。特別遊技制御手段140において、条件保持手段142は、2種類の特別遊技の作動条件を保持する。特別遊技実行手段148は、所定の作動条件が成立したことに基づいて特別遊技を実行する機能をもつ。
第1条件保持手段143は、第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持している。本実施例において第1作動条件は、第1表示制御手段131により変動表示される特別図柄が特別図柄表示装置61において所定の図柄で停止されたことに設定される。また、第2条件保持手段144は、第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持している。本実施例において第2作動条件は、普通電動役物26に遊技球が落入したことに設定される。条件判定手段146は、遊技状況を監視し、特別遊技への移行条件である第1作動条件または第2作動条件の成立の可否を判定する。条件判定手段146は、それぞれの作動条件の判定結果をもとに、各種作動フラグのオンまたはオフの設定を行う。特別遊技実行手段148は、作動条件のいずれかが成立すると、特別遊技を実行する。作動回避手段152は、第1作動条件および第2作動条件のいずれか一方の作動条件が成立したとき、他方の作動条件の成立を回避させる機能をもつ。本実施例では、第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられた遊技として実行され、第2作動条件の成立は、第2特別遊技の第1段階への移行条件が成立したことを示し、第1段階および第2段階を通して第2特別遊技が続く限り第2作動条件が成立しているものとする。したがって、第2作動条件の成立中であって、第2特別遊技の第1段階または第2段階が実行されている間は、第1作動条件の成立が回避される。一方、第1作動条件の成立中は、第2作動条件の成立が回避されるので、第2特別遊技の第1段階および第2段階のいずれも実行されない。
特定遊技制御手段160は、特別遊技とは異なる遊技者に有利な特定遊技、例えば確率変動遊技の実行を制御する。本実施例において、当たり抽選は、第1抽選手段112による特別図柄抽選と、第2抽選手段114による普通図柄抽選の2種類が存在しており、それぞれの図柄抽選に対して確率変動遊技が設定可能とされる。
第1特定遊技実行手段162は、第1抽選手段112による抽選結果に基づいて、特別図柄の確率変動遊技を実行する。例えば、特別図柄の停止図柄が奇数で揃ったときに、第1特別遊技の終了後、5回転分の図柄変動を特別図柄の確率変動遊技として実行させる。特別図柄の確率変動遊技の回転数は保留球数の上限個数より多い値であるため、少なくとも保留球の消化後までは確率変動が継続される。特別図柄の通常遊技においては、第1抽選手段112により参照される第1判定テーブルが第1非確変用テーブルに設定され、特別図柄の確率変動遊技においては、第1判定テーブルが第1確変用テーブルに設定される。第1確変用テーブルの大当たり割合は、第1非確変用テーブルの大当たり割合よりも高く設定される。
第2特定遊技実行手段164は、特別図柄の確率変動遊技が実行されたことを契機として、普通図柄の確率変動遊技を実行する。普通図柄の通常遊技においては、第2抽選手段114により参照される第2判定テーブルが第2非確変用テーブルに設定され、普通図柄の確率変動遊技においては、第2判定テーブルが第2確変用テーブルに設定される。第2確変用テーブルの大当たり割合は、第2非確変用テーブルの大当たり割合よりも高く設定される。第2特定遊技実行手段164は、普通図柄の確率変動遊技を実行する間、普通電動役物26の変化期間の長さを変動させる。例えば、普通電動役物26は、普通図柄の確率変動中は3秒という比較的長い時間開放状態にされる。これにより、通常遊技中に比べて遊技球が入球しやすくなるので、確率変動中は第2特別遊技がより発生しやすくなる。
第2特定遊技実行手段164は、第1特定遊技実行手段162による特別図柄の確率変動遊技中は普通図柄の確率変動状態を維持する。第1特定遊技実行手段162は、特別図柄の確率変動中に第2特別遊技が実行されても特別図柄の確率変動状態を維持する。また、第2特定遊技実行手段164は、普通図柄の確率変動中に新たな第2特別遊技が実行された場合、普通図柄の確率変動を一旦停止させ、第2特別遊技の終了後に普通図柄の確率変動を再開させる。
(第1特別遊技)
条件判定手段146により第1作動条件が成立したと判定されると、第1特別遊技実行手段149は第1特別遊技を実行する。第1特別遊技は、第1大入賞口28の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、第1特別遊技に移行すると、遊技者は相当数の出玉を期待することができる。第1特別遊技実行手段149は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、第1特別遊技中、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。第1大入賞口28は、Vゾーンと一般に呼ばれる領域を有しておらず、第1大入賞口28への遊技球の落入に基づいた第1特別遊技の継続条件の判定処理は行われない。したがって、遊技者は、第1特別遊技を、所定のラウンド数を消化するまで継続することができる。
第1大入賞口28の開閉回数は、後述する第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数よりも多く設定される。例えば、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数を15回と設定し、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数を14回と設定してもよい。2つの特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数を異ならせることにより、それぞれの特別遊技の違いを遊技者に感じさせることができ、また特別遊技の価値に変化をもたせることができる。
第1特別遊技の実行中、作動回避手段152は、第2特別遊技の第2作動条件の成立を回避させる。これにより、遊技者は、継続中の第1特別遊技を中断されることなく、第1特別遊技による利益を享受できる。
(第2特別遊技)
条件判定手段146により第2作動条件が成立したと判定されると、第2特別遊技実行手段150は第2特別遊技を実行する。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられる。第1段階では、第2大入賞口30の羽根を開いて、遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させる。第1段階では、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して、第2大入賞口30を所定時間開放させる。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、第2大入賞口30を開放させる。
開放した第2大入賞口30から役物64内に流入した遊技球は、特定領域22および流出領域66のいずれかへ入球する。入球検出装置36は特定領域22への入球を検出し、流出検出装置37は流出領域66への入球を検出する。特定領域22への入球は、第2特別遊技を継続させるための継続条件である。第1段階において遊技球が特定領域22へ入球すると、第2特別遊技は第2段階に移行する。
第2特別遊技の第2段階は、第1大入賞口28の開閉動作を複数回数連続して継続する段階であり、第2段階に移行すると、遊技者は相当数の出玉を期待することができる。第2特別遊技実行手段150は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。第1大入賞口28は特定領域を有しておらず、第1大入賞口28への遊技球の落入に基づいた第2特別遊技の継続条件の判定処理は行われない。したがって、遊技者は、第2段階の第2特別遊技を、所定のラウンド数を消化するまで継続することができる。既述したように、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数は、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数よりも少なく設定される。
第2特別遊技の実行中、作動回避手段152は、第1特別遊技の第1作動条件の成立を回避させる。具体的に作動回避手段152は、普通電動役物26へ遊技球が入球したとき、すなわち、第2大入賞口30が開放されたとき、所定の解除条件が満たされるまで第1作動条件の成立を回避させる。ここでいう解除条件は、第2特別遊技が終了することであり、例えば第1段階において開放された第2大入賞口30内の特定領域22に遊技球が入球せず第2大入賞口30へ入球した遊技球がすべて流出領域66へ流出された場合や、第2段階が終了した場合に解除条件が満たされる。これにより、遊技者は、継続中の第2特別遊技を中断されることなく、第2特別遊技による利益を享受できる。また、作動回避手段152は、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示中に普通電動役物26へ遊技球が入球して第2特別遊技の実行が開始されるとき、第1表示制御手段131により停止された図柄の表示を解除条件が満たされるまで続行させることにより第1作動条件の成立を回避させる。
または、作動回避手段152は、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示中に普通電動役物26へ遊技球が入球して第2特別遊技の実行が開始されるとき、第1表示制御手段131による図柄変動の経過時間のカウントを解除条件が満たされるまで停止させることにより第1作動条件の成立を回避させてもよい。その場合、カウントを停止させている間、第1表示制御手段131による図柄変動表示状態を維持させる。作動回避手段152は、第1表示制御手段131に対し、解除条件が満たされたときにカウントを再開させ、選択された表示パターンに定義された変動時間の残り時間に基づいて残りの変動表示および停止表示をさせる。
図4は、本実施例において特別遊技を実行するフローを示す。まず、条件判定手段146が、第1作動条件判定処理を実行する(S10)。第1作動条件の成立の可否は、第1抽選手段112における大当たり抽選の結果により決定される。第1作動条件が成立すると、第1特別遊技実行手段149が、第1特別遊技実行処理を行う(S12)。第1特別遊技の実行後、特別図柄の確率変動遊技に移行すると、条件判定手段146が、第2作動条件判定処理を実行する(S14)。第2作動条件の成立の可否は、特別図柄の確率変動遊技中において、普通電動役物26に遊技球が落入したか否かに基づいて決定される。なお、特別図柄の確率変動中は、普通図柄抽選も確率変動遊技に移行し、したがって普通電動役物26が拡開して、遊技球が普通電動役物26に入球する確率は高くなっている。第2作動条件が成立すると、第2特別遊技実行手段150が、第2特別遊技実行処理を行う(S16)。なお、本実施例のぱちんこ遊技機10において、第1特別遊技または第2特別遊技のいずれかが実行されているときには、他方の特別遊技の実行は行われない。これは、作動回避手段152により制御され、実行中の特別遊技を最後まで実行させることで、その特別遊技の利益を遊技者に還元させることが可能となる。なお、図4に示す特別遊技実行フローでは、第2特別遊技が第1特別遊技の後に実行されるように示されているが、通常遊技の普通図柄抽選が当たりとなり、遊技球が普通電動役物26に入球する場合には、第2特別遊技が単独で実行されることもある得る。
図5は、第1作動条件判定処理のフローを示す。まず第1抽選手段112が乱数取得処理を実行し(S20)、第1表示制御手段131が、図柄変動処理を実行する(S22)。
図6は、図5のS20における乱数取得処理のフローを詳細に示す。入球判定手段110が、遊技球が第1始動口24に入賞したか否かを判定する(S30)。遊技球が第1始動口24に入賞すると(S30のY)、第1抽選手段112が、特別図柄変動を保留する保留数が上限個数である4個に達しているか否かを判定する(S32)。保留球の数が上限に達していない場合(S32のY)、第1抽選手段112は、その入賞に対する乱数を取得し(S34)、保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ20の1つが新たに点灯される。取得した抽選乱数は第1記憶手段118に格納される(S36)。第1始動口24に入賞しない場合(S30のN)、および保留球数が上限の4個に達している場合(S32のN)、S20のフローは終了し、抽選乱数の取得や抽選乱数の保留はされない。
図7は、図5のS22における図柄変動処理のフローを詳細に示す。この図柄変動処理フローでは、まず、特別図柄および装飾図柄の表示パターンおよび停止図柄を決定し、決定した表示パターンおよび停止図柄にしたがって、特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60に、特別図柄および停止図柄のそれぞれを変動表示させる。特別図柄および装飾図柄は、それぞれ連動して表示されるものであり、以下において特に区別する必要はないが、説明の便宜上、代表して特別図柄の変動処理について説明する。なお、装飾図柄についても、以下に示す図柄変動処理フローにより図柄変動がなされることになる。
第1特別遊技が実行されておらず(S50のN)、特別図柄の変動表示がなされていない場合(S51のN)、第1抽選手段112は、保留球が存在しているか第1記憶手段118による記憶状態を調査する(S52)。第1特別遊技が実行中である場合(S50のY)、また保留球が存在しない場合は(S52のN)、S22のフローを終了して、図柄変動は実行されない。保留球が存在している場合(S52のY)、第1抽選手段112は、第1記憶手段118から抽選乱数を読み出す(S54)。
第1抽選手段112は、抽選乱数が当たりであるか否かを判定する(S56)。抽選乱数が大当たりである場合、特別図柄決定手段122は、停止図柄を決定する(S58)。第1抽選手段112は、決定された停止図柄に基づいて、その大当たりが確率変動付き大当たりであるか否かを判定する(S59)。この時点で、後述する確率変動時の図柄変動回数を示す確変カウンタの値が1になっていなければ(S60のY)、特別図柄決定手段122はパターン記憶手段116に記憶された通常表示パターンを選択する(S61)。例えば、確率変動時でない通常遊技中は確変カウンタの値はつねにゼロとなっており、通常表示パターンが選択される。確率変動時であっても確変カウンタの値が1になるまでは通常表示パターンが選択される。確変カウンタの値が1である場合(S60のN)、確率変動開始後の5回転目の図柄変動に用いる表示パターンとして、特別図柄決定手段122はパターン記憶手段116に記憶された特殊表示パターンを選択する(S62)。第1表示制御手段131は、決定された表示パターンおよび停止図柄を用いて、特別図柄表示装置61に特別図柄の変動表示を開始する(S63)。ここで、確率変動状態を継続させるか否かを判定し(S64)、図柄変動表示の開始とともに表示タイマ(図示せず)がセットされる(S66)。S51において図柄変動の表示中であった場合(S51のY)、S52〜S66がスキップされる。
表示タイマのセット後、または、S51において図柄が変動表示中である場合(S51のY)であって、第2特別遊技が実行されていない場合(S67のN)、表示タイマが停止中であれば(S68のY)、表示タイマをオンして(S69)、S70に移行する。表示タイマが停止中でなければ(S68のN)、S69をスキップする。S67において、第2特別遊技が実行されていた場合(S67のY)、表示タイマが動作中であれば(S71のY)、表示タイマをオフにして停止して(S72)、S22のフローを終了する。表示タイマが動作中でなければ(S71のN)、S22のフローを終了する。第2特別遊技中に表示タイマがオフされた場合、特別図柄表示装置61における特別図柄202の変動表示は停止されるが、装飾図柄表示装置60における装飾図柄200の変動表示が続行される。また、第2特別遊技の終了後に特別図柄表示装置61における特別図柄202の変動表示が再開される。これにより、第2特別遊技中に第1特別遊技が開始されるのを回避でき、遊技者の利益を維持することができる。
S70において、所定の表示時間が経過していなければ(S70のN)、S22のフローを終了して図柄の変動表示を続けさせる。所定の表示時間が経過した場合(S70のY)、第1表示制御手段131が特別図柄の変動表示を停止し(S73)、表示タイマがリセットされる(S74)。特別図柄の停止図柄が外れを示す態様である場合(S76のN)、S22のフローを終了し、特別図柄の停止図柄が大当たりを示す態様である場合(S76のY)、条件判定手段146が、第1作動フラグをオンに設定する(S78)。第1作動フラグのオンは、第1条件保持手段143に保持されている第1作動条件が成立したことを示す。
図8は、図7のS64における確変継続判定処理のフローを詳細に示す。確変カウンタの値がゼロより多ければ(S80のY)、確変カウンタの値を1減らし(S82)、確変カウンタの値がゼロになった場合(S84のY)、第1抽選手段112が乱数抽選用の第1判定テーブルを第1非確変用テーブルに戻し(S86)、第2抽選手段114は乱数抽選用の第2判定テーブルを第2非確変用テーブルに戻す(S88)。これにより、確率変動状態は5回転分の図柄変動にて終了する。S80において確変カウンタの値がゼロ以下の場合は(S80のN)、S82〜S88をスキップし、S84において確変カウンタの値がゼロでなかった場合は(S84のN)、S86とS88をスキップする。なお、S64のフローは、図7におけるS63とS65の間のステップとして説明したが、変形例としては、S74とS76の間やその他のタイミングで実行してもよい。
図9は、図4のS12における第1特別遊技実行処理のフローを詳細に示す。第1作動フラグがオフである場合(S90のN)、S12のフローを終了する。第1作動フラグがオンに設定されている場合であって(S90のY)、第1特別遊技実行フラグがオフに設定されている場合(S92のN)、第1特別遊技実行手段149が、ラウンド数をMにセットし(S94)、第1特別遊技実行フラグをオンに設定する(S96)。第1特別遊技実行フラグのオンは、第1特別遊技が実行中であることを示し、第1特別遊技実行フラグのオフは、第1特別遊技が実行されていないことを示す。本実施例において、ラウンド数Mは、15に設定される。
第1特別遊技では、第1大入賞口28における遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化するように、第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す動作が実行される。遊技者に不利な状態から有利な状態への状態変化を1回のラウンドと設定し、したがって、ラウンド数Mは、この状態変化の回数を意味する。遊技者に不利な状態とは、第1大入賞口28が閉鎖した状態であり、遊技者に有利な状態とは、第1大入賞口28が開放した状態である。既述したように、第1大入賞口28の開閉動作は、大入賞口ソレノイド82の駆動により実現される。
第1特別遊技実行手段149は、第1大入賞口28の開放タイマをセットする(S98)。開放タイマは、1ラウンドにおける第1大入賞口28の開放時間を定めるものであり、具体的には30秒にセットされる。開放タイマのセット後、第1特別遊技実行手段149が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を開放する(S100)。なお、S92において第1特別遊技実行フラグがオンであった場合(S92のY)、すなわち第1特別遊技がすでに実行開始されて第1大入賞口28が開放中である場合は、S94〜S100をスキップする。
第1大入賞口28の開放中、第1特別遊技実行手段149は、第1大入賞口28の閉鎖条件が成立したか否かを判定する(S102)。ここで、閉鎖条件は、第1大入賞口28が30秒間開放されたこと、または9球以上の遊技球が落入したことである。閉鎖条件が成立していない場合(S102のN)、S12のフローを終了して第1大入賞口28の開放状態を継続する。
閉鎖条件が成立すると(S102のY)、第1特別遊技実行手段149が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を閉鎖する(S104)。第1特別遊技実行手段149は開放タイマをリセットし(S106)、ラウンド数Mを1減算する(S108)。1を減算されたラウンド数Mは、第1特別遊技における残りラウンド数を示す。ラウンド数Mが1未満でなければ(S110のN)、S98〜S108を実行して、第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す。なお、第1特別遊技は継続条件を設定しておらず、第1大入賞口28には、いわゆるVゾーンを設けていない。これにより、第1大入賞口28の構造を単純化でき、遊技者は、第1特別遊技において予定されている全てのラウンドを消化することができる。
ラウンド数Mが0になると(S110のY)、第1特別遊技実行手段149が、第1特別遊技実行フラグをオフに設定し(S112)、条件判定手段146が、第1作動フラグをオフに設定する(S114)。これにより、第1特別遊技が終了する。
続いて、第1抽選手段112による抽選結果が確率変動付き大当たりであった場合(S116のY)、遊技状態は、確率変動遊技に移行する。本実施例では、特別図柄遊技だけでなく、普通図柄遊技も確率変動遊技に移行する。1つの図柄遊技の確率変動遊技への移行を、他の図柄遊技の確率変動遊技への移行の契機とすることで、2種類の確率変動遊技を同時に実現可能となる。これにより、遊技性を向上させることができ、遊技興趣を高めることができる。
具体的には、第1抽選手段112が乱数抽選用の第1判定テーブルを第1確変用テーブルに設定し(S118)、第2抽選手段114が乱数抽選用の第2判定テーブルを第2確変用テーブルに設定する(S120)。これにより、第1特定遊技実行手段162による特別図柄の確率変動遊技が実行され、また第2特定遊技実行手段164による普通図柄の確率変動遊技が実行される。また、確変カウンタに5回転分の回転数を示す値として5を設定し(S124)、普通図柄が揃ったときに開放される普通電動役物26の変化期間を変動させて長くする(S126)。一方、第1抽選手段112による抽選結果が確率変動付き大当たりでなかった場合(S116のN)、第1抽選手段112が、乱数抽選用の第1判定テーブルを第1非確変用テーブルに設定し(S122)、第2抽選手段114が、乱数抽選用の第2判定テーブルを第2非確変用テーブルに設定する(S123)。
図10は、第2作動条件判定処理のフローを示す。まず第2抽選手段114が乱数取得処理を実行し(S140)、第2表示制御手段132が、図柄変動処理を実行する(S142)。
図11は、図10のS140における乱数取得処理のフローを詳細に示す。入球判定手段110が、遊技球が第2始動口68に入球したか否かを判定する(S150)。遊技球が第2始動口68に入球すると(S150のY)、第2抽選手段114が、第2記憶手段119による記憶状態を調査して普通図柄変動を保留する保留数が上限個数である4個に達しているか否かを判定する(S152)。保留球の数が上限に達していない場合(S152のY)、第2抽選手段114は、その入球に対する乱数を取得し(S154)、保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ21の1つが新たに点灯される。第2抽選手段114は、取得した抽選乱数を第2記憶手段119に格納する(S156)。第2始動口68に入球しない場合(S150のN)、および保留球数が上限の4個に達している場合(S152のN)、S154およびS156はスキップされ、第2始動口68への入球は保留されない。
図12は、図10のS142における図柄変動処理のフローを詳細に示す。この図柄変動処理フローでは、まず、普通図柄の表示パターンおよび停止図柄を決定し、決定した表示パターンおよび停止図柄にしたがって、装飾図柄表示装置60の右下隅に、普通図柄を変動表示させる。
まず、普通図柄の変動表示がなされていない場合(S170のN)、第2抽選手段114は、保留球が存在しているか第2記憶手段119の記憶状態を調査する(S172)。保留球が存在する場合(S172のY)、第2抽選手段114が第2記憶手段119から抽選乱数を読み出し(S174)、第2抽選手段114は抽選乱数が当たりであるか否かを判定する(S176)。普通図柄決定手段126は、停止図柄を決定し(S178)、パターン記憶手段116に記憶された表示パターンを選択して決定する(S180)。第2表示制御手段132は、決定された表示パターンおよび停止図柄を用いて、装飾図柄表示装置60に普通図柄の変動表示を開始する(S182)。図柄変動表示の開始とともに表示タイマ(図示せず)がセットされる(S184)。なお、S170においてすでに普通図柄の変動表示が実行されている場合(S170のY)、S172〜S184がスキップされる。また、S172において保留球が存在しない場合は(S172のN)、S174〜S202をスキップし、普通図柄の変動表示は行われない。
ここで、第1特別遊技が実行されていない場合であって(S186のN)、表示タイマが停止中であれば(S187のY)、表示タイマをオンする(S188)。所定の表示時間が経過していなければ(S191のN)、S192〜S202をスキップして、図柄の変動表示が続けられる。一方、第1特別遊技が開始された場合(S186のY)、作動回避手段152は第1特別遊技と第2特別遊技の同時実行を回避させるために、表示タイマが動作中であれば(S189のY)、表示タイマをオフして(S190)、S191〜S202をスキップして、変動表示が続行される。第1特別遊技中に表示タイマがオフされた場合、装飾図柄表示装置60における普通図柄204の変動表示が続行されるが、内部的には表示タイマの進行が停止される。また、第1特別遊技の終了後に表示タイマの進行が再開される。これにより、第1特別遊技中に第2特別遊技が開始されるのを回避でき、遊技者は、開始された第1特別遊技を、その終了条件が成立するまで楽しむことができ、設計上で想定している第1特別遊技の利益を遊技者に還元することが可能となる。
所定の表示時間が経過すると(S191のY)、第2表示制御手段132が、普通図柄の変動表示を停止し(S192)、表示タイマがリセットされる(S194)。普通図柄の停止図柄が当たりを示す態様である場合(S198のY)、開放タイマに所定の変化期間の値がセットされ(S200)、開閉制御手段170が普通電動役物ソレノイド76を制御して、普通電動役物26における遊技球の受け入れ状態を、遊技者に不利な状態から有利な状態に変化させる。変化期間は、通常時は1秒未満で、確率変動時は3秒である。遊技者に有利な状態とは、普通電動役物26が拡開して、遊技球の入球が容易となる状態であり、遊技者に不利な状態とは、普通電動役物26が拡開せずに、遊技球の入球が容易でない状態である。開放タイマがセットされると、開閉制御手段170が、普通電動役物ソレノイド76を制御して、普通電動役物26を開放する(S202)。既述したように、普通電動役物26が拡開しない場合には、その入口が第1始動口24に遮蔽されて、遊技球が普通電動役物26に落入しないように構成されてもよい。S198において、普通図柄の停止図柄が外れを示す態様である場合(S198のN)、S200とS202をスキップする。
普通電動役物26が開放中である場合(S203のY)、入球判定手段110は、普通電動役物26に入球があったか否かを判定する(S204)。普通電動役物26が開放中でなければ(S203のN)、S142のフローを終了する。S204において、入球があれば(S204のY)、条件判定手段146は第2作動フラグをオンに設定し(S206)、入球がなければ(S204のN)、S206をスキップする。第2作動フラグのオンは、第2条件保持手段144に保持されている第2作動条件が成立したことを示す。普通電動役物26の開放時間が経過していなければ(S208のN)、S142のフローを終了して、普通電動役物26の開放状態が維持される。開放時間が経過すると(S208のY)、普通電動役物26が閉鎖される(S209)。
図13は、図4のS16における第2特別遊技実行処理のフローを詳細に示す。まず、第2作動フラグがオフの場合は(S220のN)、このS16のフローを終了して、第2特別遊技は実行されない。第2作動フラグがオンに設定されている場合であって(S220のY)、第1段階フラグがオフに設定され(S222のN)、第2段階フラグがオフに設定されている場合(S224のN)、第2特別遊技実行手段150が、第1段階フラグをオンに設定する(S226)。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段構成をとる。第1段階フラグのオンは、第1段階にあることを示し、第2段階フラグのオンは、第2段階にあることを示す。S222およびS224は、第2特別遊技において、どの段階にあるかを特定するために実行される。S226で第1段階フラグをオンに設定すると、第2特別遊技における第1段階が開始される。
第2特別遊技実行手段150は、第2大入賞口30の開放タイマをセットする(S228)。開放タイマは、第2作動条件が成立したときに、第2大入賞口30の遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に保つ時間を定めるものであり、具体的には1.8秒にセットされる。開放タイマのセット後、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド80を駆動させ、第2大入賞口30を開放する(S230)。なお、S222においてすでに第1段階フラグがオンになっていた場合は(S222のY)、S224〜S230がスキップされる。第2大入賞口30の開放時間が経過していない場合は(S232のN)、S16のフローを終了して第2大入賞口30の開放状態を維持する。第2大入賞口30の開放時間が経過すると(S232のY)、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド80を駆動させ、第2大入賞口30を閉鎖する(S234)。第2特別遊技実行手段150は、開放タイマをリセットし(S236)、第1段階フラグをオフに設定して(S238)、第1段階を終了する。
第2特別遊技の第1段階において、遊技球が第2大入賞口30に設けられた特定領域22に入球した場合(S240のY)、第2特別遊技実行手段150が、第2段階フラグをオンに設定して(S242)、第1段階から第2段階に移行する。一方、遊技球が特定領域22に入球しない場合(S240のN)、第2段階へ移行せず、条件判定手段146が第2作動フラグをオフに設定し(S266)、これにより、第2特別遊技が終了する。
S242において第2段階フラグがオンに設定されると、第2特別遊技実行手段150が、ラウンド数をNにセットする(S244)。本実施例において、ラウンド数Nは、14に設定される。第2特別遊技実行手段150は、第1大入賞口28の開放タイマをセットする(S246)。開放タイマは、1ラウンドにおける第1大入賞口28の開放時間を定めるものであり、具体的には30秒にセットされる。
開放タイマのセット後、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を開放する(S248)。第1大入賞口28の開放中、第2特別遊技実行手段150は、第1大入賞口28の閉鎖条件が成立したか否かを判定する(S254)。閉鎖条件が成立していない場合(S254のN)、S16のフローを終了して、第1大入賞口28の開放状態を継続させる。閉鎖条件が成立すると(S254のY)、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を閉鎖する(S256)。第2特別遊技実行手段150は開放タイマをリセットし(S258)、ラウンド数Nを1減算する(S260)。1を減算されたラウンド数Nは、第2特別遊技の第2段階における残りラウンド数を示す。ラウンド数Nが1未満でなければ(S262のN)、S246に戻って再び第1大入賞口28を開放させることにより第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す。なお、第1大入賞口28には、いわゆるVゾーンを設けていない。これにより、遊技者は、第2段階で予定されている全てのラウンドを消化することができる。
ラウンド数Nが0になると(S262のY)、第2特別遊技実行手段150が、第2段階フラグをオフに設定し(S264)、条件判定手段146が、第2作動フラグをオフに設定する(S266)。これにより、第2特別遊技が終了する。なお、第2特別遊技が終了しても、普通図柄の確率変動状態は維持される。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例においては、特別図柄の変動表示中に第2作動条件が成立した場合、変動表示中の特別図柄について表示タイマを停止することにより、そのまま変動表示が続けられる構成を説明した。変形例においては、表示中の図柄変動が停止したときに表示タイマを停止させ、そのまま第2特別遊技が終了するまで停止図柄を表示させたままにする構成としてもよい。この場合にも、第2特別遊技が終了するまで第1特別遊技が実行開始されないので、遊技者の利益を維持することができる。
実施例においては、確率変動時の5回転目に特殊表示パターンに基づく図柄変動を表示させる例を説明した。変形例においては、特殊表示パターンに基づく図柄変動を、60秒のカウントダウンを繰り返す形で表示してもよい。すなわち、遊技者に対しては確率変動の残り時間として60秒のカウントダウンを表示することによって確率変動状態が残り少ないように見せ、カウントがゼロになった時点で特殊表示パターンに定められた表示時間がまだ残っていた場合には、再び60秒のカウントダウンを開始する。このようにカウントダウンを繰り返すことにより、遊技者に新たな遊技性を提供してもよい。
実施例においては、第1特別遊技の終了後、5回転目の図柄変動まで確率変動状態となる例を説明した。変形例においては、6回転目以降の図柄変動まで確率変動状態としてもよいし、確率変動状態が続く図柄変動の回転数を抽選で決定してもよい。
実施例においては、装飾図柄表示装置60の画面のほぼ全面にわたって装飾図柄を表示させる構成を説明した。変形例においては、装飾図柄表示装置60の画面を上下で2分割し、一方には従来の第1種ぱちんこ遊技機における表示内容に相当する装飾図柄を表示させ、他方には従来の第2種ぱちんこ遊技機における遊技進行に関連する内容を表示させてもよい。例えば、装飾図柄表示装置60の画面の半分に表示タイマ停止中の装飾図柄の変動を表示させ、残りの半分に第2特別遊技の残りラウンド数を表示させてもよい。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 特別遊技を実行するフローを示す図である。 第1作動条件判定処理のフローを示す図である。 図5に示す乱数取得処理のフローを示す図である。 図5に示す図柄変動処理のフローを示す図である。 図7のS64における確変継続判定処理のフローを詳細に示す図である。 第1特別遊技実行処理のフローを示す図である。 第2作動条件判定処理のフローを示す図である。 図10に示す乱数取得処理のフローを示す図である。 図10に示す図柄変動処理のフローを示す図である。 第2特別遊技実行処理のフローを示す図である。
符号の説明
10・・・ぱちんこ遊技機、22・・・特定領域、24・・・第1始動口、26・・・普通電動役物、28・・・第1大入賞口、30・・・第2大入賞口、60・・・装飾図柄表示装置、61・・・特別図柄表示装置、68・・・第2始動口、100・・・遊技制御装置、110・・・入球判定手段、112・・・第1抽選手段、114・・・第2抽選手段、130・・・表示制御手段、131・・・第1表示制御手段、132・・・第2表示制御手段、140・・・特別遊技制御手段、142・・・条件保持手段、143・・・第1条件保持手段、144・・・第2条件保持手段、146・・・条件判定手段、148・・・特別遊技実行手段、149・・・第1特別遊技実行手段、150・・・第2特別遊技実行手段、152・・・作動回避手段、170・・・開閉制御手段。

Claims (5)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、
    前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて第1の抽選を実行する第1抽選手段と、
    前記第1の抽選の結果に基づいて図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、
    第1の特別遊技を実行するための条件である第1の作動条件を保持する第1条件保持手段と、
    前記第1表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに前記第1の作動条件が満たされたと判定し、前記第1可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態へ変化させることにより前記第1の特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、
    前記第1表示制御手段により変動表示される図柄が前記所定の当たり図柄で停止される確率が変動するよう前記第1の抽選の確率を変動させる第1特定遊技実行手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、
    前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて第2の抽選を実行する第2抽選手段と、
    前記第2の抽選の結果に基づいて図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、前記第2表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに遊技球の受け入れ状態が所定の長さの変化期間だけ遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第2可変入球装置と、
    第2の特別遊技を実行するための条件である第2の作動条件を保持する第2条件保持手段と、
    前記可変入球口に遊技球が入球したときに前記第2の作動条件が満たされたと判定し、前記第2可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第2の特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において前記第2可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球した場合に前記第2の特別遊技における第2段階への移行条件が満たされたと判定し、前記第1可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態へ変化させることにより前記第2の特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、
    前記第2表示制御手段により変動表示される図柄が前記所定の当たり図柄で停止される確率が変動するよう前記第2の抽選の確率を変動させるとともに、前記変化期間の長さを変動させる第2特定遊技実行手段と、を備え、
    前記第1特定遊技実行手段は、前記第1表示制御手段により変動表示される図柄が所定の確率変動図柄で停止されたときに前記第1の抽選の確率を変動させ、
    前記第2特定遊技実行手段は、前記第1特定遊技実行手段により前記第1の抽選の確率が変動されたときに前記第2の抽選の確率を変動させるとともに、前記第1特定遊技実行手段による前記第1の抽選の確率変動中は前記第2の抽選の確率変動状態を維持することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記第1表示制御手段による変動表示中に遊技球が前記第1始動口へ入球したとき、その入球に対応する抽選結果を所定の上限個数まで記憶する入賞記憶手段をさらに備え、
    前記第1特定遊技実行手段は、前記第1の抽選の確率を変動させた後、前記第1表示制御手段による図柄の変動表示の回数が、前記上限個数より多い値である所定の終了回数の変動表示が終了したときに前記第1の抽選の確率変動を終了させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記第1表示制御手段により図柄を変動表示させるときの表示パターンとして、変動時間が通常の長さである通常表示パターンと、変動時間が通常より長い特殊表示パターンとを記憶するパターン記憶手段と、
    前記第1表示制御手段により図柄を変動表示させるときの表示パターンとして、通常時は前記通常表示パターンを選択し、前記第1の抽選の確率変動後、前記第1表示制御手段による図柄の変動表示の回数が前記上限個数を超えたときに前記特殊表示パターンを選択する図柄決定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記第2特定遊技実行手段は、前記第2の抽選の確率変動中に前記第2特別遊技が実行された場合、前記第2の抽選の確率変動を一旦停止させ、前記第2特別遊技の終了後に前記第2の抽選の確率変動を再開させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記第1特定遊技実行手段は、前記第1の抽選の確率変動中に前記第2特別遊技が実行されても前記第1の抽選の確率変動状態を維持することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の弾球遊技機。
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