JP2006020414A - 電源供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流電源のプラスとマイナスとを逆接によって流れる過電流を防止した電源供給装置を提供する。
【解決手段】バッテリB−LED20間に設けられたMOSFETQ1及びDC/DCコンバータ11から構成される直流回路を備えている。DC/DCコンバータ11は、MOSFETQ1とLED20との間に設けられるコイルL1、順方向がコイルL1に向くように、コイルL1上流側−グランド間に設けられたダイオードD1及びコイルL1下流側−グランド間に設けられたコンデンサC1を有する。コイルL1上流側−グランド間に、ダイオードD1と直列に、バッテリBの逆接続時にオフするMOSFETQ2を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源供給装置に関するものである。
上述した従来の電源供給装置として、図6に示されたようなものが考えられている(例えば、特許文献1)。同図に示すように、直流電源としてのバッテリBと負荷10との間には、スイッチSW及びDC/DCコンバータ11から構成される直列回路が設けられている。上記スイッチSWは、制御回路12によってオンオフが制御されるものである。
また、DC/DCコンバータ11は、スイッチSWと負荷10との間に設けられたコイルL1、順方向がコイルL1側に向くように、該コイルL1の上流側−グランド間に設けられたダイオードD1及びコイルL1の下流側−グランド間に設けられたコンデンサC1から構成されている。
このDC/DCコンバータ11は、スイッチSWのオフ期間に、コイルL1に蓄積された電気エネルギや、コンデンサC1に蓄積された電荷によって負荷10に負荷電流を供給するもので、スイッチSWのオンオフのデューティに応じた負荷電流を流すようになっている。
ところで、上述したスイッチSWとして、電界効果トランジスタ(以下MOSFET)や、トランジタといった半導体スイッチを用いたい場合がある。しかしながら、半導体スイッチには寄生ダイオードが発生し、スイッチSWをオフしても、スイッチSWの両端は完全に絶縁されず、図6の点線で示すように、寄生ダイオードDkによって接続された状態となる。
寄生ダイオードDkは順方向が負荷10からバッテリBに向かうように接続されるため、バッテリBの接続が正常に行われた場合は、寄生ダイオードDkを通じて電流が流れないようになっている。しかしながら、バッテリBとプラスとマイナスを誤って逆接してしまった場合、バッテリB→ダイオードD1→寄生ダイオードDk→バッテリBからなる電流路が形成され、スイッチSWがオフであっても過電流が流れてしまうという問題があった。
このような問題を解決するため、例えば、バッテリBとスイッチSWとの間に、順方向がバッテリBから負荷10に向かうようにダイオードを接続することが考えられる。このようにダイオードを設けることにより、バッテリBが逆接続されても、ダイオードにより過電流を阻止することができる。
しかしながら、バッテリBと負荷10との間にダイオードを設けると、バッテリBから負荷10に電源供給している間、常にダイオードよる電圧損失が生じてしまうという問題があり、好ましくない。
特開2000−168432号公報
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、直流電源のプラスとマイナスとを逆接によって流れる過電流を防止した電源供給装置を提供することを課題とする。
請求項1記載の発明は、直流電源−負荷間に設けられた半導体スイッチ及びコンバータから構成される直流回路を備え、該コンバータは、前記半導体スイッチと前記負荷との間に設けられるコイル、順方向が前記コイルに向くように、前記コイル上流側−グランド間に設けられたダイオード及び前記コイル下流側−グランド間に設けられたコンデンサを有する電源供給装置であって、前記コイル上流側−前記グランド間に、前記ダイオードと直列に、スイッチ手段を設けたことを特徴とする電源供給装置に存する。
請求項1記載の発明によれば、直流電源を逆接続すると、直流電源→ダイオード→半導体スイッチの寄生ダイオード→直流電源からなる電流路が形成され、過電流が流れてしまう恐れがあるが、コイル上流側−グランド間に、ダイオードと直列にスイッチ手段を設けることにより、逆接続時にスイッチ手段をオフすれば、逆接続時に形成される電流路を遮断することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電源供給装置であって、前記スイッチ手段は、Nチャンネル型の電界効果トランジスタであり、ソースが前記コイル側に、ドレインがグランド側に、ゲートが前記直流電源−前記半導体スイッチ間に各々接続されていることを特徴とする電源供給装置に存する。
請求項2記載の発明によれば、スイッチ手段はNチャンネル型の電界効果トランジスタであり、ソースがコイル側に、ドレインがグランド側に、ゲートが直流電源−半導体スイッチ間に各々接続されている。以上の構成によれば、逆接を検出する手段などを設けなくても、逆接続時にスイッチ手段であるNチャンネル型の電界効果トランジスタをオフすることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電源供給装置であって、前記半導体スイッチ及び前記コンバータから構成される直列回路が互いに並列に複数設けられているとき、前記スイッチ手段は、複数の前記コンバータが各々有する複数のダイオードと、前記グランドとの間に1つ設けられていることを特徴とする電源供給装置に存する。
請求項3記載の発明によれば、半導体スイッチ及びコンバータから構成される直列回路が互いに並列に複数設けられている。スイッチ手段は、複数のコンバータが各々有する複数のダイオードと、グランドとの間に1つ設けられている。従って、複数の直列回路毎に、スイッチ手段を設けなくても、逆接続時に形成される電流路を遮断することができる。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、直流電源を逆接続すると、直流電源→ダイオード→半導体スイッチの寄生ダイオード→直流電源からなる電流路が形成され、過電流が流れてしまう恐れがあるが、コイル上流側−グランド間に、ダイオードと直列にスイッチ手段を設けることにより、逆接続時にスイッチ手段をオフすれば、逆接続時に形成される電流路を遮断することができるので、直流電源のプラスとマイナスとを逆接によって流れる過電流を防止した電源供給装置を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、逆接を検出する手段などを設けなくても、逆接続時にスイッチ手段であるNチャンネル型の電界効果トランジスタをオフすることができるので、コストダウンを図った電源供給装置を得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、複数の直列回路毎に、スイッチ手段を設けなくても、逆接続時に形成される電流路を遮断することができるので、コストダウンを図った電源供給装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の電源供給装置の一実施形態を示す回路図である。同図に示すように、バッテリB(直流電源)−LED20(負荷)間には、Pチャンネル型のMOSFETQ1(半導体スイッチ)、DC/DCコンバータ11(コンバータ)及び抵抗R1から構成される直列回路が設けられている。
Pチャンネル型のMOSFETQ1は、ソースがバッテリB側に、ドレインがLED20側に接続され、ソース電位よりゲート電位が遮断電圧以上低くなると導通するFETである。DC/DCコンバータ11は、MOSFETQ1とLED20との間に設けられるコイルL1、順方向がコイルL1に向くように、コイルL1の上流側−グランド間に設けられたダイオードD1及びコイルL1の下流側−グランド間に設けられたコンデンサC1から構成されている。上述したダイオードD1としては、例えば、PN接合型又はショットキーバリア型が用いられる。
さらに、コイルL1の上流側−グランド間には、ダイオードD1と直列にNチャンネル型のMOSFETQ2(スイッチ手段、電界効果トランジスタ)が設けられている。このNチャンネル型のMOSFETQ2は、ソースがダイオードD1のアノードに、ドレインがグランドに、ゲートが抵抗R2を介して、バッテリB−MOSFETQ1間に接続されている。このMOSFETQ2は、バッテリBが誤って逆接された時に、破壊的な電流が流れないようにするためのFETである。また、抵抗R1は、LED20に流れ込む負荷電流ILを制限するための抵抗である。
上述したMOSFETQ1のゲートは、直接、コンパレータCP1の出力に接続されている。これに対して、MOSFETQ1のソースは、抵抗R3を介してコンパレータCP1の出力に接続されている。このコンパレータCP1は、オープンコレクタ型であり、正転入力>反転入力のとき、Hiを出力し、正転入力≦反転入力のとき、Loを出力する。
また、抵抗R1の上流には、コンデンサC1と並列に、抵抗R6及び抵抗R7から構成される直列回路が接続されている。一方、抵抗R1の下流には、コンデンサC1と並列に、抵抗R8及びツェナーダイオードZD1から構成される直列回路が接続されている。
上述した抵抗R6及び抵抗R7の接続点は、コンパレータCP1の正転入力に接続される。これにより、コンパレータCP1の正転入力には、下記に示す電圧が供給される。
VC1・R7/(R6+R7)
VC1:コンデンサC1の両端電圧
一方、抵抗R8及びツェナーダイオードZD1の接続点は、コンパレータCP1の反転入力に接続される。これにより、コンパレータCP1の反転入力には、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1が供給される。
さらに、コンパレータCP1の反転入力は、抵抗R4及び点灯スイッチSW1を介してバッテリBに接続されている。このため、点灯スイッチSW1がオンすると、バッテリB→点灯スイッチSW1→抵抗R4→抵抗R8→抵抗R1→抵抗R6→抵抗R7から構成される電流路が形成される。従って、コンデンサC1に電荷が蓄積していない間は、点灯スイッチSW1がオンに応じて、コンパレータCP1の反転入力には、下記に示す電圧が供給される。
VB・(R8+R1+R6+R7)/(R4+R8+R1+R6+R7)
VB:バッテリ電圧
一方、コンパレータCP1の正転入力には、下記に示す電圧が供給される。
VB・R7/(R4+R8+R1+R6+R7)
また、コンパレータCP1の正転入力と出力とは抵抗R5を介して接続されており、これによりコンパレータCP1の入出力にヒステリシスを持たせている。さらに、点灯スイッチSW1と抵抗R4との接続点がコンパレータCP1の電源端子に接続され、点灯スイッチSW1がオンに応じて、コンパレータCP1に電源が供給されるようになっている。
上述した構成の電源供給装置の動作について、図2を参照して以下説明する。なお、同図において、(a)は点灯スイッチSW1の開閉状態、(b)はコンパレータCP1の出力VCMP、(c)はMOSFETQ1のソース−ドレイン間を通じて流れる電流IFET、(d)はダイオードD1を通じて流れる電流ID1、(e)はLED20に供給される負荷電流IL、(f)はコンデンサC1の両端電圧VC1のタイムチャートである。
まず、点灯スイッチSW1が開のとき、コンパレータCP1には電源が供給されていない。このため、コンパレータCP1の出力VCMPはHiとなり、MOSFETQ1のゲート−ソース間に電圧差は発生せず、MOSFETQ1は非導通状態となっている。従って、MOSFETQ1のソース−ドレイン間を通じて流れる電流IFETは0(A)であり、LED20は通電されず消灯状態となる。また、MOSFETQ2のゲートには、バッテリ電圧VBが印加されているため通電状態となっている。
点灯スイッチSW1が閉じられると、コンパレータCP1に電源が供給される。また、抵抗R4を通じて抵抗R8→抵抗R1→抵抗R6→抵抗R7の順に電流が流れる。その結果、コンパレータCP1の反転入力には、下記に示す電圧が入力される。
VB・(R8+R1+R6+R7)/(R4+R8+R1+R6+R7)
一方、正転入力には、下記に示す電圧が入力される。
VB・R7/(R8+R1+R6+R7)
これにより、反転入力>正転入力となり、コンパレータCP1の出力VCMPはLoになる。
出力VCMPのLoに応じて、MOSFETQ1のゲート電位は0V付近に下げられるので、ソース電位よりゲート電位が遮断電圧以上低くなりMOSFETQ1は導通する。MOSFETQ1の導通に応じて、抵抗R1を通じてコンデンサC1に電流IFETが流れると、MOSFETQ1のオン抵抗と抵抗R1との合成値及びコンデンサC1の容量で決まる自定数でコンデンサC1の両端電圧VC1は上昇する。
このMOSFETQ1の導通によって、コンデンサC1に電荷が蓄積されると、コンパレータCP1の正転入力には、VC1・R7/(R6+R7)が供給され、反転入力にはVC1が供給される。従って、反転入力>正転入力の状態が継続し、コンパレータCP1の出力VCMPはLoを保っている。
両端電圧VC1がLED20の順方向電圧に達するとLED20に電流ILが流れ始める。さらに、両端電圧VC1がツェナー電圧VZD1を上回ると、ツェナーダイオードZD1によりクランプされ、コンパレータCP1の反転入力にはツェナー電圧VZD1が供給される。両端電圧VC1が上昇を続けVC1・R7/(R6+R7)>VZD1となるとコンパレータCP1の出力VCPMはHiに転じ、MOSFETQ1のゲート電位はバッテリ電圧VBまで持ち上げられ、ゲート−ソース間に電位差が発生しなくなり、MOSFETQ1は非導通状態となり電流IFETは0Aに下がる。
また、上昇を続けていた両端電圧VC1は、MOSFETQ1の非導通によりオーバーシュートを伴って低下に転じる。MOSFETQ1が非導通状態となってもコイルL1に蓄えられた電気エネルギ分がMOSFETQ2とダイオードD1を通じてコンデンサ及びLED20に流れる。コイルL1に蓄えられた電気エネルギがなくなり電流ID1が0Aになっても、コンデンサC1に蓄えられた電荷がLED20に供給されるので、負荷電流ILは下がりながら流れ続ける。
両端電圧VC1が低下し、VC1・R7/(R6+R7)<VZD1となると、コンパレータCP1の出力VCMPは再びLoとなる。MOSFETQ1は再び導通し、ドレイン電流IFETが流れコンデンサC1を充電すると共にLED20に流れる。両端電圧VC1が再度上昇しコンパレータCP1がHiとなるとMOSFETQ1はオフする。
以上を繰り返す自励発振により、両端電圧VC1及び負荷電流ILはオフセットをもった三角波の波形となる。LED20の光量は電流変化に応じて増減するが、周波数を人間の目の応答性よりも速くなるようにすることで、一定の明るさで点灯しているように見える。平均してみると両端電圧VC1は、ほぼ一定に保たれる。LED20に流れる負荷電流ILは、以下の式で表される。
IL=(VC1−Vf)/R1
Vf:LED20の順方向電圧
両端電圧VC1の平均値はバッテリ電圧VBが変動してもほぼ一定なので、順方向電圧Vfが一定ならば負荷電流ILもほぼ一定に保たれる。バッテリ電圧VBが異常に低下したときは、VC1×R7/(R6+R7)<VZD1の状態のままとなり、MOSFETQ1は導通状態を保ち続ける。そのため、バッテリBが劣化してしまったようなときでも設定値には満たさないながらも負荷電流ILを供給し続けるので、最低限の安全性が確保される。
コンデンサC1、コイルL1及び抵抗R1の組み合わせによって電流波形を三角波状から正弦波状まで変えることができ、ラジオノイズが無視できる程度しか発生しない。抵抗R1の下流にLCフィルタを追加してさらに正弦波に近づけるようにしてもよい。また、ノイズ低減やサージ保護のため、MOSFETQ1の上流にLCフィルタを接続してもよい。点灯スイッチSW1としては、例えば、バッテリBとMOSFETQ1との間に設けて回路全体をオンオフするようにしてもよい。
次に、LED20がショート故障したときの回路保護動作を説明する。LED20がショートすると抵抗R1の下流側がグランドに接続された状態となる。これに応じて、コンパレータCP1の反転入力には、VB・R8/(R3+R8)が供給される。ここで、抵抗R8が抵抗R3よりも十分小さければ、コンパレータCP1の反転入力はほぼ0となる。そのため、コンパレータCP1の出力VCMPもほぼHiとなり、負荷電流ILもほぼ0となる。
次に、バッテリBのプラスとマイナスとが逆に接続された時の回路保護動作を説明する。バッテリBが逆接続されるとMOSFETQ2のドレインにバッテリ電圧VBが印加され、MOSFETQ2のゲートは抵抗R2を介してバッテリBのマイナス端子に接続されるので、ゲートには0Vがかかる。MOSFETQ2のソースはダイオードD1とMOSFETQ1の寄生ダイオードを介してバッテリBのマイナス端子につながる。
このため、MOSFETQ2のソースにはダイオードD1の順方向電圧とMOSFETQ1の寄生ダイオードの順方向電圧の合計された電圧がかかる。従って、MOSFETQ2のゲート電位がソース電位より低くなり、MOSFETQ2はオフ状態となる。これにより、バッテリBが逆接されて、バッテリB→ダイオードD1→MOSFETQ2の寄生ダイオード→バッテリBから構成される電流路が形成されても、MOSFETQ2のオフによりこの電流路は遮断されるため、回路が保護される。
また、上述した電源供給装置によれば、MOSFETQ2のソースをダイオードD1のアノードに、ドレインをグランドに、ゲートをバッテリB−MOSFETQ1間に接続するだけで、逆接を検出する検出回路などを設けなくても、逆接続時にMOSFETQ2をオフとすることができる。
なお、上述した実施形態では、MOSFETQ1として、Pチャンネル型を用いたが、例えば、ソースに供給されるバッテリ電圧VBより高い電圧をゲートに供給する電圧源があれば、Nチャンネル型のものを用いることも考えられる。
また、上述した実施形態では、LED20が一系統の場合について説明していた。しかしながら、並列に複数系統のLED20が設けられている回路に適用することも考えられる。図3は、複数系統のLED20を同時に駆動する場合の本発明の電源供給装置の一例を示す図である。同図において、図1について上述した電源供給装置と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、LED21、22は、共通のMOSFETQ1及びDC/DCコンバータ11を介してバッテリBからの電源が供給されている。具体的には、DC/DCコンバータ11の下流側には、抵抗R11及びLED21からなる直列回路と、抵抗R12及びLED22からなる直列回路とが並列に設けられている。上述した抵抗R11の下流には、コンデンサC1と並列に抵抗R81及びツェナーダイオードZD11から構成される直列回路が接続されている。一方、抵抗R12の下流には、コンデンサC1と並列に抵抗R82及びツェナーダイオードZD12から構成される直列回路が接続されている。
上述した抵抗R81及びツェナーダイオードZD11の接続点は、ダイオードD2を介して、コンパレータCP1の反転入力に接続されている。抵抗R82及びツェナーダイオードZD12の接続点は、ダイオードD3を介して、コンパレータCP1の反転入力に接続されている。今、Vf2:ダイオードD2の順方向電圧、VZD11:ツェナーダイオードZD11のツェナー電圧、Vf3:ダイオードD3の順方向電圧、VZD12:ツェナーダイオードZD12のツェナー電圧としたとき、通常、コンパレータCP1の反転入力には、(Vf2+VZD11)または(Vf3+VZD12)のどちらか低い方が供給される。
また、LED21がショートしたとき、抵抗R11の下流側が0Vとなるので、コンパレータCP1の反転入力には、Vf2+(VB−Vf2)・R81/(R81+R4)となる。これに対して、LED22がショートしたときは、抵抗R12の下流側が0Vとなるので、コンパレータCP1の反転入力には、Vf3+(VB−Vf3)・R82/(R82+R4)となる。抵抗R81、R82が抵抗R4よりも十分小さい場合、コンパレータCP1の出力はほぼVf2、Vf3に下がり、これに応じて負荷電流ILも下がる。つまり、LED11、12のうち何れか1つにショート故障が発生しても保護動作を行うような回路に、MOSFETQ2を設けて、バッテリBの逆接続時に起因する過電流を防止することが考えられる。
これに対して図4は、複数系統のLED20を別々に駆動する場合の本発明の電源供給装置の一例を示す図である。同図について上述した電源供給装置と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。同図に示すように、各LED20は、それぞれ別々のMOSFETQ1及びDC/DCコンバータ11を介してバッテリBからの電源が供給されている。バッテリBには、MOSFETQ1及びDC/DCコンバータ11から構成される直列回路が互いに並列に接続されている。これに対してMOSFETQ2は、2つのダイオードD1と、グランドとの間に、1つだけ設けられている。
以上の構成によれば、MOSFETQ1及びDC/DCコンバータ11から構成される直列回路毎に、MOSFETQ2を設けなくても、逆接続時に形成される過電流路を遮断することができ、コストダウンを図ることができる。
また、図5に示すように、DC/DCコンバータ11を構成するダイオードD1として、MOSFETQ1と同様にオンオフするMOSFETQ3の寄生ダイオードを用いることも考えられる。
本発明の電源供給装置の一実施形態を示す回路図である。 図1の電源供給装置の動作を説明するためのタイムチャートである。 複数系統のLEDを同時に駆動する場合における本発明の電源供給装置の一例を示す図である。 複数系統のLEDを別々に駆動する場合における本発明の電源供給装置の一例を示す図である。 本発明の電源供給装置の他の実施形態を示す回路図である。 従来の電源供給装置の一例を示す回路図である。
符号の説明
B バッテリ(直流電源)
20 LED(負荷)
Q1 MOSFET(半導体スイッチ)
Q2 MOSFET(スイッチ手段、電界効果トランジスタ)
11 DC/DCコンバータ(コンバータ)

Claims (3)

  1. 直流電源−負荷間に設けられた半導体スイッチ及びコンバータから構成される直流回路を備え、該コンバータは、前記半導体スイッチと前記負荷との間に設けられるコイル、順方向が前記コイルに向くように、前記コイル上流側−グランド間に設けられたダイオード及び前記コイル下流側−グランド間に設けられたコンデンサを有する電源供給装置であって、
    前記コイル上流側−前記グランド間に、前記ダイオードと直列に、スイッチ手段を設けたことを特徴とする電源供給装置。
  2. 請求項1記載の電源供給装置であって、
    前記スイッチ手段は、Nチャンネル型の電界効果トランジスタであり、ソースが前記コイル側に、ドレインがグランド側に、ゲートが前記直流電源−前記半導体スイッチ間に各々接続されていることを特徴とする電源供給装置。
  3. 請求項1又は2記載の電源供給装置であって、
    前記半導体スイッチ及び前記コンバータから構成される直列回路が互いに並列に複数設けられているとき、前記スイッチ手段は、複数の前記コンバータが各々有する複数のダイオードと、前記グランドとの間に1つ設けられていることを特徴とする電源供給装置。
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