JP2006020209A - 無線通信端末および内部無線通信制御方法 - Google Patents

無線通信端末および内部無線通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 第1筐体部と第2筐体部との間の内部無線通信の品質の劣化を抑制する。
【解決手段】 内部無線通信用電波の送信を第1筐体部K11側で行う内部無線通信用アンテナ104を設けるとともに、内部無線通信用電波の受信を第2筐体部K12側で行う内部無線通信用アンテナ122を設け、送信部102および受信部121の双方と有線にて局部発振器103と接続し、局部発振器103にて生成された局発クロックを源振のまま有線にて送信部102および受信部121の双方に供給しながら、受信部121にて受信された信号の同期検波を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は無線通信端末および内部無線通信制御方法に関し、特に、クラムシェル型携帯電話などに適用して好適なものである。
近年の携帯電話では、文字や図形などの静止画像の他、デジタルカメラで撮像された静止画像や動画像をより精細に表示させることができるようにするため、携帯電話に搭載される液晶表示装置を高解像度化することが行われている。これに伴って、デジタルカメラと液晶表示装置との間でやり取りされるデータ量も増大し、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)という高速転送方式を表示体や撮像素子の接続に用いることが提案されている。
また、近年の携帯電話では、携帯電話の携帯性を損なうことなく、表示体のサイズを大きくするとともに、携帯電話を持ち歩いているときに操作ボタンが誤って操作されることを防止するため、携帯電話の折り畳みが可能なクラムシェル構造を採用することが行われている。このクラムシェル構造では、携帯電話の外部無線通信機能を主として司る制御部が搭載された第1筐体部と、表示体が搭載された第2筐体部とがヒンジを介して連結され、第1筐体部と第2筐体部とはヒンジを介して互いに閉じたり開いたりすることができる。
一方、携帯電話に搭載される表示体の高解像度化が進行し、高ビットレートの画像データなどを有線で表示体に送信するためには、表示体に信号を送るためのフレキシブル配線基板を多ピン化する必要がある。このため、クラムシェル構造の携帯電話では、第1筐体部と第2筐体部との間のデータ伝送を有線で行うと、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ内に通す必要があり、ヒンジ構造が複雑化したり、実装工程が煩雑化したりする。そこで、フレキシブル配線基板の代わりに、内部無線通信用アンテナを第1筐体部と第2筐体部にそれぞれ設け、第1筐体部と第2筐体部との間のデータ伝送を内部無線通信で行う方法が提案されている。
また、例えば、特許文献1には、基地局と無線通信を行うために、互いに分離可能な無線機と操作機とで移動無線端末を構成し、両機を一体化させた状態では、それぞれ備えるコネクタにより電気的に接続して音声データや画像データの送受信を行って運用し、両機を分離させた状態では、両機の間でBlue tooth無線通信により音声データや画像データの送受信を行う方法が開示されている。
ここで、デジタル無線通信の検波方式として同期検波と非同期検波とがある。非同期検波には、遅延検波や包絡線検波などがあるが、同期検波に比べるとBER特性は劣っている。一方、同期検波では、例えば、特許文献2に開示されているように、受信信号を元に搬送波を再生し、再生された搬送波を基準として符号を検波判別することができる。
特開2002−171321号公報 特開平5−110609号公報
しかしながら、同期検波では、搬送波を再生するための回路が必要になり、回路規模が大きくなるとともに、消費電力が増大するという問題があった。また、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境では、却って判定誤りを増大させる可能性がある。特に、高速データ通信の場合には、搬送波再生フィードバック回路の時定数を小さくする必要があるため、ノイズ耐性が劣化し、BER特性が著しく劣化する恐れがある。
このため、第1筐体部と第2筐体部との間の有線通信を無線通信に置き換え、同期検波に必要な搬送波を無線受信信号から再生すると、無線通信端末に搭載される回路の大規模化及び消費電力の増大を招くとともに、第1筐体部と第2筐体部との間の内部無線通信の品質が劣化するという問題があった。
特に、クラムシェル構造の携帯電話の筺体間通信を無線で行った場合、携帯電話の外部無線通信にて出力される電波との電力レベル差が大きくなり、これらの間の電力レベル差が90dBにも及ぶことがある。このため、携帯電話では、筐体間の内部無線通信の通信環境が劣悪となり、同期検波に必要な搬送波を無線受信信号から再生すると、BER特性の著しい劣化を引き起こすという問題があった。
そこで、本発明の目的は、第1筐体部と第2筐体部との間の内部無線通信の品質の劣化を抑制することが可能な無線通信端末および内部無線通信制御方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、送信データを無線で送出する送信部と、前記送信部から無線で送出された送信データを受信する受信部と、同期検波を行わせるための信号を前記送信部および前記受信部の双方に有線で送出する同期検波用信号送出部とを備えることを特徴とする。
これにより、同期検波を行わせるための信号を送信部および受信部の双方で共有することが可能となる。このため、同期検波を行わせるための信号を無線で送る必要がなくなり、搬送波を再生するための回路を設ける必要がなくなるとともに、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、判定誤りの増大を抑制することができる。この結果、回路規模の増大を抑制することが可能となり、消費電力を低減させることが可能となるとともに、高速データ通信の場合においても、ノイズ耐性を向上させることを可能として、BER特性の劣化を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記同期検波用信号送出部は、前記送信部および前記受信部の双方に局発クロックを源振のまま供給する発振器を備えることを特徴とする。
これにより、同一の発振器にて生成された局発クロックを送信部および受信部の双方で共有することが可能となる。このため、送信部と受信部との間でクロックの位相を精度よく一致させることが可能となり、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、同期検波を安定して行わせることを可能として、内部無線通信の品質を向上させることができる。
また、局発クロックとして正弦波を用いることで、占有帯域を狭めることが可能となる。このため、狭帯域バンドパスフィルタを受信側で使用することで、有線伝送路の特性を容易に補償することができ、同期検波を安定して行わせることが可能となる。さらに、送信部および受信部の双方に局発クロックを有線にて送出することで、搬送波を安定して再生するための時間遅延をほとんど不要とすることができ、間欠駆動時における消費電力を下げることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記同期検波用信号送出部は、前記送信部に局発クロックを源振のまま供給する発振器と、前記発振器にて生成された局発クロックを前記送信部側で分周する分周器と、前記分周器にて分周された信号を前記受信部側で逓倍し、前記受信部に出力する逓倍器とを備えることを特徴とする。
これにより、同一の発振器にて生成された局発クロックを送信部および受信部の双方で共有することが可能となるとともに、送信部と受信部との間で伝送されるクロック周波数を低下させることができる。このため、より簡易な有線伝送線路を用いることを可能としつつ、送信部と受信部との間でクロックの位相を精度よく一致させることが可能となり、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、同期検波を安定して行わせることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記同期検波用信号送出部は、前記送信部に局発クロックを源振のまま供給する発振器と、前記発振器にて生成された局発クロックを前記送信部側で分周する分周器と、前記分周器にて分周された信号を電源ライン上に重畳させる混合器と、電源ライン上に重畳された信号から交流成分を分離する分離器と、前記分離器にて分離された信号を前記受信部側で逓倍し、前記受信部に出力する逓倍器とを備えることを特徴とする。
これにより、送信部と受信部との間の配線数を減らすことを可能としつつ、同一の発振器に生成された局発クロックを送信部および受信部の双方で共有することが可能となる。このため、送信部と受信部との間の接続構造の簡易化を図りつつ、送信部と受信部との間でクロックの位相を精度よく一致させることが可能となり、送信部と受信部との間の接続形態の多様性に容易に対応することを可能としつつ、同期検波を安定して行わせることをできる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記同期検波用信号送出部は、基準クロックを生成する発振器と、前記送信部側に設けられ、前記発振器にて生成された基準クロックを逓倍してから前記送信部に出力する第1逓倍回路と、前記受信部側に設けられ、前記発振器にて生成された基準クロックを逓倍してから前記受信部に出力する第2逓倍回路とを備えることを特徴とする。
これにより、同一の発振器に生成された基準クロックに基づいて同期検波を行わせることが可能となるとともに、周波数の安定度を維持しつつ、送信部および受信部に供給されるクロックの周波数を容易に変化させることができる。このため、送信部と受信部との間でクロックの位相を精度よく一致させることが可能となり、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、同期検波を安定して行わせることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記受信部から出力されたベースバンド信号のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部と、前記同期検波用信号送出部から送出された信号に基づいて、前記ベースバンド信号を前記デジタル信号処理部に取り込むためのサンプリングタイミングクロックを生成するサンプリングタイミングクロック生成部とを備えることを特徴とする。
これにより、同期検波を行わせるための信号を送信部および受信部の双方で共有することが可能となるとともに、通信環境に依存することなく、サンプリングタイミングクロックを受信側で安定して生成することが可能となる。このため、搬送波を再生するための回路を設ける必要がなくなるとともに、劣悪な通信環境において復調データの品質が劣化した場合においても、ビット誤りの増大を抑制することができる。この結果、回路規模の増大を抑制することが可能となり、消費電力を低減させることが可能となるとともに、最適な通信品質を維持することができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記受信部は、サンプリングホールド処理に基づいて受信信号の搬送波周波数をベースバンド周波数に変換する周波数変換部と、前記同期検波用信号送出部から送出された信号に基づいて、前記周波数変換部に供給されるベースバンドサンプリングクロックを生成するベースバンドサンプリングクロック生成部とを備えることを特徴とする。
これにより、同期検波を行わせるための信号を送信部および受信部の双方で共有することが可能となるとともに、乗算器を用いることなく、受信信号の搬送波周波数をベースバンド周波数に直接変換することが可能となる。このため、同期検波を行わせるための信号を無線で送る必要がなくなり、搬送波を再生するための回路を設ける必要がなくなるとともに、サンプリングタイミングでの搬送波位相が時間とともにずれることを抑制し、サンプリングクロックタイミングを最適サンプリングタイミングに安定して一致させることができる。この結果、回路規模の増大を抑制することが可能となり、消費電力を低減させることが可能となるとともに、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、受信品質を確保することができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記周波数変換部から出力されたベースバンド信号を2値化するリミッタと、前記リミッタから出力される信号の符号が反転するタイミングに基づいて、前記周波数変換部に供給されるベースバンドサンプリングクロックの遅延量を制御する遅延制御部とを備えることを特徴とする。
これにより、多ビットA/D変換器を用いることなく、サンプリングクロックタイミングが最適サンプリングタイミングに一致するように、ベースバンドサンプリングクロックの遅延量を制御することが可能となる。このため、リミッタを用いることでベースバンド信号を2値化することが可能となるとともに、サンプリングタイミングのずれに起因する出力レベルの変動を抑制することができ、受信品質を確保しつつ、コストダウンを図ることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、第1筐体部と、前記第1筐体部に連結された第2筐体部と、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信の制御を主として司る外部無線通信制御部と、前記第2筐体部に搭載された表示部と、前記第1筐体部に搭載された第1の内部無線通信用アンテナと、前記第2筐体部に搭載された第2の内部無線通信用アンテナと、前記第1筐体部に搭載され、前記第1の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第1の内部無線通信制御部と、前記第2筐体部に搭載され、前記第2の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第2の内部無線通信制御部と、同期検波を行わせるための信号を前記第1および第2の内部無線通信制御部の双方に有線で送出する同期検波用信号送出部とを備えることを特徴とする。
これにより、同期検波を行わせるための信号を第1および第2の内部無線通信制御部の双方で共有することが可能となる。このため、同期検波を行わせるための信号を無線で送る必要がなくなり、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、内部無線通信の品質の劣化を抑制することが可能となるとともに、第1筐体部と第2筐体部との間でのデータ伝送量が増大した場合においても、連結部の構成を複雑化させることなく、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係を変化させることが可能となる。この結果、コストアップを抑制しつつ、無線通信端末の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、無線通信端末の携帯性を損なうことなく、無線通信端末の大画面化および多機能化を図ることができる。
また、本発明の一態様に係る内部無線通信制御方法によれば、同期検波を行わせるための信号を有線にて供給しながら、データ伝送を内部無線通信で行わせることを特徴とする。
これにより、同期検波を行わせるための信号を送信部および受信部の双方で共有することが可能となる。このため、同期検波を行わせるための信号を無線で送る必要がなくなり、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、内部無線通信の品質の劣化を抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る無線通信端末および無線通信制御方法について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図、図2は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図である。
図1および図2において、第1筐体部1の表面には、操作ボタン4が配置されるとともに、第1筐体部1の下端にはマイク5が設けられ、第1筐体部1の上端には外部無線通信用アンテナ6が取り付けられている。また、第2筐体部2の表面には、表示体8が設けられるとともに、第2筐体部2の上端にはスピーカ9が設けられている。また、第2筐体部2の裏面には、表示体11および撮像素子12が設けられている。なお、表示体8、11としては、例えば、液晶表示パネル、有機ELパネルまたはプラズマディスプレイパネルなどを用いることができる。また、撮像素子12としては、CCDまたはCMOSセンサなどを用いることができる。また、第1筐体部1および第2筐体部2には、第1筐体部1と第2筐体部2との間で内部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ7、10がそれぞれ設けられている。
そして、第1筐体部1および第2筐体部2はヒンジ3を介して連結され、ヒンジ3を支点として第2筐体部2を回転させることにより、第2筐体部2を第1筐体部1上に折り畳むことができる。そして、第2筐体部2を第1筐体部1上に閉じることにより、操作ボタン4を第2筐体部2にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操作ボタン4が誤って操作されることを防止することができる。また、第2筐体部2を第1筐体部1から開くことにより、表示体8を見ながら操作ボタン4を操作したり、スピーカ9およびマイク5を使いながら通話したり、操作ボタン4を操作しながら撮像を行ったりすることができる。
ここで、クラムシェル構造を用いることにより、第2筐体部2のほぼ一面全体に表示体8を配置することができ、携帯電話の携帯性を損なうことなく、表示体8のサイズを拡大させることを可能として、視認性を向上させることができる。
また、内部無線通信用アンテナ7、10を第1筐体部1および第2筐体部2にそれぞれ設けることにより、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ6を介して第1筐体部1に取り込まれた画像データや音声データを、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第2筐体部2に送り、表示体8に画像を表示させたり、スピーカ9から音声を出力させたりすることができる。また、撮像素子12にて撮像された撮像データを、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第2筐体部2から第1筐体部1に送り、外部無線通信用アンテナ6を介して外部に送出させることができる。
これにより、第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を有線で行う必要がなくなり、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ3に通す必要がなくなる。このため、ヒンジ3の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となり、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、外部無線通信用アンテナ6を第1筐体部1に取り付ける方法について説明したが、外部無線通信用アンテナ6を第2筐体部2に取り付けるようにしてもよい。
図3は、本発明の無線通信制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図である。
図3において、第1筐体部21の表面には、操作ボタン24が配置されるとともに、第1筐体部21の下端にはマイク25が設けられ、第1筐体部21の上端には外部無線通信用アンテナ26が取り付けられている。また、第2筐体部22の表面には、表示体28が設けられるとともに、第2筐体部22の上端にはスピーカ29が設けられている。また、第1筐体部21および第2筐体部22には、第1筐体部21と第2筐体部22との間で内部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ27、30がそれぞれ設けられている。
そして、第1筐体部21および第2筐体部22はヒンジ23を介して連結され、ヒンジ23を支点として第2筐体部22を水平に回転させることにより、第2筐体部22を第1筐体部21上に重ねて配置したり、第2筐体部22を第1筐体部21からずらしたりすることができる。そして、第2筐体部22を第1筐体部21上に重ねて配置することにより、操作ボタン24を第2筐体部22にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操作ボタン24が誤って操作させることを防止することができる。また、第2筐体部22を水平に回転させて、第2筐体部22を第1筐体部21からずらすことにより、表示体28を見ながら操作ボタン24を操作したり、スピーカ29およびマイク25を使いながら通話したりすることができる。
ここで、内部無線通信用アンテナ27、30を第1筐体部21および第2筐体部22にそれぞれ設けることにより、内部無線通信用アンテナ27、30を用いた内部無線通信にて第1筐体部21と第2筐体部22との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ26を介して第1筐体部21に取り込まれた画像データや音声データを、内部無線通信用アンテナ27、30を用いた内部無線通信にて第2筐体部22に送り、表示体28に画像を表示させたり、スピーカ29から音声を出力させたりすることができる。
これにより、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ23に通す必要がなくなり、ヒンジ23の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、携帯電話を例にとって説明したが、ビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)、ノート型パーソナルコンピュータなどに適用することもできる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図である。
図4において、第1筐体部K11には、内部無線通信用電波の送信を第1筐体部K11側で行う内部無線通信用アンテナ104、内部無線通信用アンテナ104を介して行われる内部無線通信の制御を司る送信部102、局発クロックを生成する局部発振器103、表示パネル123を駆動するための表示用信号および表示用信号に同期した画像信号を生成する表示コントローラ101が設けられている。なお、局部発振器103としては、例えば、水晶発振器または表面弾性波素子などを用いることができる。
また、第2筐体部K12には、内部無線通信用電波の受信を第2筐体部K12側で行う内部無線通信用アンテナ122、内部無線通信用アンテナ122を介して行われる内部無線通信の制御を司る受信部121、表示データの表示を行う表示パネル123が設けられている。なお、表示パネル123としては、例えば、液晶表示素子または有機EL素子などを用いることができる。
そして、局部発振器103は、送信部102および受信部121の双方と有線にて接続されている。また、第1筐体部K11および第2筐体部K12は、第1筐体部K11と第2筐体部K12との間の位置関係を変えられるようにヒンジH11を介して連結されている。なお、第1筐体部K11と第2筐体部K12との間の位置関係を変える方法としては、第2筐体部2を第1筐体部1上に折り畳めるようにする方法の他、第2筐体部2を第1筐体部1上で水平に回転できるようにする方法あるいは第2筐体部2を第1筐体部1上で左右または前後にスライドできるようにする方法などを挙げることができる。
そして、局部発振器103にて生成された局発クロックは、源振のまま有線にて送信部102および受信部121の双方に供給される。そして、送信部102は、表示コントローラ101から送られた信号と、局部発振器103から供給された局発クロックとを混合し、表示コントローラ101から送られた信号を搬送波に重畳させる。そして、送信部102は、内部無線通信用アンテナ104を介し、搬送波に重畳させられた信号を送出する。そして、内部無線通信用アンテナ104を介して送信データが送信されると、受信部121は、内部無線通信用アンテナ122を介して送信データを受信する。そして、受信部121は、内部無線通信用アンテナ122を介して受信された信号と、局部発振器103から供給された局発クロックとを混合し、表示コントローラ101から送られた信号を同期検波にて復調する。そして、受信部121は、表示コントローラ101から送られた信号を表示パネル123に送ることにより、表示パネル123に画像データを表示させることができる。
図5は、図4の無線通信端末に用いられる同期検波回路の構成を示すブロック図である。
図5において、図4の受信部121には、混合器151およびローパスフィルタ152が設けられている。そして、内部無線通信用アンテナ122を介して受信された信号と、局部発振器103から供給された局発クロックとが混合器151に入力される。そして、混合器151から出力された信号は、ローパスフィルタ152にて高周波成分がカットされた後、表示パネル123に送られる。
これにより、同一の発振器103に生成された局発クロックを送信部102および受信部121の双方で共有することが可能となる。このため、送信部102と受信部121との間でクロックの位相を精度よく一致させることが可能となり、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、同期検波を安定して行わせることを可能として、内部無線通信の品質を向上させることができる。
また、送信部102および受信部121の双方に局発クロックを有線にて送出することで、搬送波を再生するための回路を設ける必要がなくなる。このため、回路規模の増大を抑制することが可能となり、消費電力を低減させることが可能となるとともに、高速データ通信の場合においても、ノイズ耐性を向上させることを可能として、BER特性の劣化を抑制することができる。
また、局発クロックとして正弦波を用いることで、占有帯域を狭めることが可能となる。このため、狭帯域バンドパスフィルタを受信側で使用することで、有線伝送路の特性を容易に補償することができ、同期検波を安定して行わせることが可能となる。さらに、送信部102および受信部121の双方に局発クロックを有線にて送出することで、搬送波を安定して再生するための時間遅延をほとんど不要とすることができ、間欠駆動時における消費電力を下げることができる。また、送信部102および受信部121の双方に局発クロックを有線にて送出することで、位相変動をほとんどなくすことが可能となり、予め位相オフセットを調整することができる。
なお、受信部121での受信レベルに基づいて、位相オフセットを位相器で自動調整するフィードバック機構を設けるようにしてもよい。
また、無線通信端末の具体例としては携帯電話を挙げることできる。これにより、携帯電話にクラムシェル構造が採用された場合においても、第1筐体部K11と第2筐体部K12との間のデータ伝送を無線で安定して行うことが可能となる。このため、携帯電話に搭載される表示パネル123の高解像度化および大画面化に対応して、第1筐体部K11と第2筐体部K12との間でやり取りされるデータ量が増大した場合においても、第1筐体部K11と第2筐体部K12との間の配線数の増大を抑制することができ、ヒンジH21の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となる。
また、内部無線通信用アンテナ104、112を用いた内部無線通信としては、微弱無線またはUWB無線の近距離無線を用いることができる。これにより、内部無線通信における出力レベルを抑制しつつ、内部無線通信を安定して行うことが可能となる。このため、第1筐体部K11と第2筐体部K1との間でのデータ伝送量が増大した場合においても、法規制の制約を受けることなく、第1筐体部K11と第2筐体部K1との間でのデータ伝送を無線で行うことが可能となり、第1筐体部K11と第2筐体部K12との間の配線数の増大を抑制することができる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図である。
図6において、第1筐体部K21には、内部無線通信用アンテナ204、送信部202、局部発振器203、表示コントローラ201および局部発振器203にて生成された局発クロックを分周する分周器205が設けられている。また、第2筐体部K22には、内部無線通信用アンテナ222、受信部221、表示パネル223および分周器205から出力された信号を逓倍する逓倍器224が設けられている。そして、第1筐体部K21および第2筐体部K22は、第1筐体部K21と第2筐体部K22との間の位置関係を変えられるようにヒンジH21を介して連結されている。
ここで、局部発振器203は、送信部202および分周器205に接続されるとともに、分周器205は、逓倍器224と有線にて接続されている。
そして、局部発振器203にて生成された局発クロックは、源振のまま送信部203および分周器205の双方に供給される。そして、分周器205に供給された局発クロックは、分周器205にて分周された後、有線にて逓倍器224に送られる。そして、逓倍器224は、分周器205から分周された信号を受け取ると、その信号を逓倍することにより、元の局発クロックを再生し、受信部221に供給する。
そして、送信部202は、局部発振器203から局発クロックが供給されると、表示コントローラ201から送られた信号と、局部発振器203から供給された局発クロックとを混合し、表示コントローラ201から送られた信号を搬送波に重畳させる。そして、送信部202は、内部無線通信用アンテナ204を介し、搬送波に重畳させられた信号を送出する。
そして、内部無線通信用アンテナ204を介して送信データが送信されると、受信部221は、内部無線通信用アンテナ222を介して送信データを受信する。そして、受信部221は、内部無線通信用アンテナ222を介して受信された信号と、逓倍器224から供給された局発クロックとを混合し、表示コントローラ201から送られた信号を同期検波にて復調する。そして、受信部221は、表示コントローラ201から送られた信号を表示パネル223に送ることにより、表示パネル223に画像データを表示させることができる。
これにより、同一の発振器203にて生成された局発クロックを送信部202および受信部221の双方で共有することが可能となるとともに、送信部202と受信部221との間で伝送されるクロック周波数を低下させることができる。このため、より簡易な有線伝送線路を用いることを可能としつつ、送信部202と受信部221との間でクロックの位相を精度よく一致させることが可能となり、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、同期検波を安定して行わせることが可能となる。
図7は、本発明の第3実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図である。
図7において、第1筐体部K31には、内部無線通信用アンテナ304、送信部302、局部発振器303、表示コントローラ301、分周器305および分周器305にて分周された信号を電源ライン307に重畳させる混合器306が設けられている。また、第2筐体部K32には、内部無線通信用アンテナ322、受信部321、表示パネル323、逓倍器324および電源ライン307に重畳されている信号を直流成分と交流成分に分離する分離器325が設けられている。そして、第1筐体部K31および第2筐体部K32は、第1筐体部K31と第2筐体部K32との間の位置関係を変えられるようにヒンジH31を介して連結されている。また、第1筐体部K31および第2筐体部K32には、第1筐体部K31および第2筐体部K32に電力を供給する電源ライン307が設けられている。
ここで、局部発振器303は、送信部302および分周器305に接続されるとともに、分周器305は、混合器306に接続されている。また、電源ライン307には、混合器306および分離器325が接続されるとともに、分離器325は、逓倍器324に接続され、逓倍器324は、受信部321に接続されている。
そして、局部発振器303にて生成された局発クロックは、源振のまま送信部303および分周器305の双方に供給される。そして、分周器305に供給された局発クロックは、分周器305にて分周された後、混合器306に送られる。そして、混合器306は、分周器305にて分周された信号を電源ライン307に重畳させ、電源ライン307を介して、分周器305にて分周された信号を分離器325に送る。
そして、分離器325は、分周器305にて分周された信号が電源ライン307を介して送られると、電源ライン307に重畳されている信号を直流成分と交流成分に分離することにより、分周器305にて分周された信号を抽出し、逓倍器324に送る。そして、逓倍器324は、分周器305にて分周された信号を受け取ると、その信号を逓倍することにより、元の局発クロックを再生し、受信部321に供給する。
そして、送信部302は、局部発振器303から局発クロックが供給されると、表示コントローラ301から送られた信号と、局部発振器303から供給された局発クロックとを混合し、表示コントローラ301から送られた信号を搬送波に重畳させる。そして、送信部302は、内部無線通信用アンテナ304を介し、搬送波に重畳させられた信号を送出する。
そして、内部無線通信用アンテナ304を介して送信データが送信されると、受信部321は、内部無線通信用アンテナ322を介して送信データを受信する。そして、受信部321は、内部無線通信用アンテナ322を介して受信された信号と、逓倍器324から供給された局発クロックとを混合し、表示コントローラ301から送られた信号を同期検波にて復調する。そして、受信部321は、表示コントローラ301から送られた信号を表示パネル323に送ることにより、表示パネル323に画像データを表示させることができる。
これにより、送信部302と受信部321との間の配線数を減らすことを可能としつつ、同一の発振器303に生成された局発クロックを送信部302および受信部321の双方で共有することが可能となる。このため、送信部302と受信部321との間の接続構造の簡易化を図りつつ、送信部302と受信部321との間でクロックの位相を精度よく一致させることが可能となり、送信部302と受信部321との間の接続形態の多様性に容易に対応することを可能としつつ、同期検波を安定して行わせることをできる。
なお、混合器306および分離器325はヒンジH31の近傍に配置することが好ましい。これにより、分周器305にて分周された信号が電源ライン307に重畳される区間を短くすることができ、電源ライン307からの不要な高調波の放射を抑制することができる。
図8は、本発明の第4実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図である。
図8において、第1筐体部K41には、内部無線通信用アンテナ404、送信部402、局部発振器403、表示コントローラ401およびPLL回路408が設けられている。また、第2筐体部K42には、内部無線通信用アンテナ422、受信部421、表示パネル423およびPLL回路428が設けられている。なお、PLL回路408、428の代わりに、DLL回路を用いるようにしてもよい。そして、第1筐体部K41および第2筐体部K42は、第1筐体部K41と第2筐体部K42との間の位置関係を変えられるようにヒンジH41を介して連結されている。また、局部発振器403は、PLL回路408、428の双方と有線にて接続されている。また、PLL回路408、428は、送信部402および受信部421にそれぞれ接続されている。
そして、局部発振器403にて生成された基準クロックは、有線にてPLL回路408、428の双方に供給される。そして、PLL回路408、428は、局部発振器403から基準クロックを受け取ると、その基準クロックの周波数を変換し、送信部402および受信部421にそれぞれ供給する。
そして、送信部402は、PLL回路408からクロック信号を受け取ると、表示コントローラ401から送られた信号と、PLL回路408から供給されたクロック信号とを混合し、表示コントローラ401から送られた信号を搬送波に重畳させる。そして、送信部402は、内部無線通信用アンテナ404を介し搬送波に重畳させられた信号を送出する。そして、内部無線通信用アンテナ404を介して送信データが送信されると、受信部421は、内部無線通信用アンテナ422を介して送信データを受信する。そして、受信部421は、内部無線通信用アンテナ422を介して受信された信号と、PLL回路408から供給されたクロック信号とを混合し、表示コントローラ401から送られた信号を同期検波にて復調する。そして、受信部421は、表示コントローラ401から送られた信号を表示パネル423に送ることにより、表示パネル423に画像データを表示させることができる。
これにより、同一の発振器403に生成された基準クロックに基づいて同期検波を行わせることが可能となるとともに、周波数の安定度を維持しつつ、送信部402および受信部421に供給されるクロックの周波数を容易に変化させることができる。このため、送信部402と受信部421との間でクロックの位相を精度よく一致させることが可能となり、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、同期検波を安定して行わせることが可能となる。
なお、上述した実施形態では、局部発振器403にて生成された基準クロックをPLL回路428に直接供給する方法について説明したが、局部発振器403にて生成された基準クロックを送信側で分周してからPLL回路428に供給するようにしてもよい。また、局部発振器403にて生成された基準クロックを、電源ラインを介してPLL回路428に供給するようにしてもよい。
図9は、本発明の第5実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図である。
図9において、第1筐体部K51には、内部無線通信用アンテナ504、送信部502、局部発振器503および表示コントローラ501が設けられている。また、第2筐体部K52には、内部無線通信用アンテナ522、受信部521、表示パネル523、分周器529、A/Dコンバータ530およびデジタル信号処理部531が設けられている。そして、第1筐体部K51および第2筐体部K52は、第1筐体部K51と第2筐体部K52との間の位置関係を変えられるようにヒンジH51を介して連結されている。
ここで、局部発振器503は、送信部502、受信部521および分周器529に有線にて接続されるとともに、分周器505は、A/Dコンバータ530に接続されている。
そして、局部発振器503にて生成された局発クロックは、源振のまま送信部503および分周器505の双方に供給される。そして、送信部502は、表示コントローラ501から送られた信号と、局部発振器503から供給された局発クロックとを混合し、表示コントローラ501から送られた信号を搬送波に重畳させる。そして、送信部502は、内部無線通信用アンテナ504を介し、搬送波に重畳させられた信号を送出する。そして、内部無線通信用アンテナ504を介して送信データが送信されると、受信部521は、内部無線通信用アンテナ522を介して送信データを受信する。そして、受信部521は、内部無線通信用アンテナ522を介して受信された信号と、局部発振器503から供給された局発クロックとを混合し、表示コントローラ501から送られた信号を同期検波にて復調する。そして、受信部521は、表示コントローラ501から送られた信号を同期検波にて復調すると、検波出力信号をA/Dコンバータ530に出力する。
また、分周器529は、局部発振器503にて生成された局発クロックが供給されると、その局発クロックを分周することにより、サンプリングタイミングクロックを生成し、A/Dコンバータ530に出力する。なお、最適な位置でサンプリングすることができるように、サンプリングタイミングクロックの位相オフセットは予め調整しておくことができる。そして、A/Dコンバータ530は、サンプリングタイミングクロックを分周器529から受け取ると、そのサンプリングタイミングクロックに従って、受信部521から出力された検波出力信号のサンプリングを行う。そして、A/Dコンバータ530は、そのサンプリングされた検波出力信号をA/D変換してから、デジタル信号処理部531に出力する。
図10は、図9の無線通信端末の検波出力信号のサンプリング方法を示す図である。
図10において、分周器529にてサンプリングタイミングクロックが生成されると、そのサンプリングタイミングクロックに従って、受信部521から出力された検波出力信号のサンプリングが行われる。
これにより、同期検波を行わせるための信号を送信部502および受信部521の双方で共有することが可能となるとともに、通信環境に依存することなく、サンプリングタイミングクロックを受信部521にて安定して生成することが可能となる。このため、搬送波を再生するための回路を設ける必要がなくなるとともに、劣悪な通信環境において復調データの品質が劣化した場合においても、ビット誤りの増大を抑制することができる。この結果、回路規模の増大を抑制することが可能となり、消費電力を低減させることが可能となるとともに、最適な通信品質を維持することができる。
なお、ビット誤り率などの通信品質情報に基づいて、位相オフセットを位相器で自動調整するフィードバック機構を設けるようにしてもよい。
図11は、本発明の第6実施形態に係る無線通信端末の構成を示すブロック図である。
図11において、第1筐体部K61には、内部無線通信用アンテナ604、送信部602、局部発振器603および表示コントローラ601が設けられている。また、第2筐体部K62には、内部無線通信用アンテナ622、サンプリングホールド処理に基づいて受信信号の搬送波周波数をベースバンド周波数に変換するS/Hミキサ621、表示パネル623、ローノイズアンプ624、分周器629、リミッタ630、デジタル信号処理部631およびベースバンドサンプリングクロックの遅延量を制御する遅延制御部632が設けられている。なお、リミッタ630としては、例えば、1ビットA/Dコンバータを用いることができる。そして、第1筐体部K61および第2筐体部K62は、第1筐体部K61と第2筐体部K62との間の位置関係を変えられるようにヒンジH61を介して連結されている。
ここで、局部発振器603は、送信部602および分周器629に有線にて接続されるとともに、分周器629は、遅延制御部632を介してS/Hミキサ621に接続されている。
そして、局部発振器603にて生成された局発クロックは、源振のまま送信部603および分周器629の双方に供給される。そして、分周器629は、局部発振器603にて生成された局発クロックが供給されると、その局発クロックを分周することにより、ベースバンドサンプリングクロックを生成し、遅延制御部632を介してS/Hミキサ621に出力する。
そして、送信部602は、局部発振器603から局発クロックが供給されると、表示コントローラ601から送られた信号と、局部発振器603から供給された局発クロックとを混合し、表示コントローラ601から送られた信号を搬送波に重畳させる。そして、送信部602は、内部無線通信用アンテナ604を介し、搬送波に重畳させられた信号を送出する。そして、内部無線通信用アンテナ604を介して送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ622を介して受信され、受信信号がローノイズアンプ624に送られる。そして、ローノイズアンプ624にて受信信号の増幅が行われた後、受信信号がS/Hミキサ621に送られる。
そして、S/Hミキサ621は、ローノイズアンプ624から受信信号を受け取ると、遅延制御部632を介して供給されたベースバンドサンプリングクロックに従って、ローノイズアンプ624から出力された受信信号のサンプリングホールド処理を行うことにより、受信信号の搬送波周波数をベースバンド周波数に変換し、リミッタ630に出力する。そして、リミッタ630は、サンプリングホールド処理された信号を2値化してから、デジタル信号処理部631に出力する。
これにより、同期検波を行わせるための信号を送信部602および受信部621の双方で共有することが可能となるとともに、乗算器を用いることなく、受信信号の搬送波周波数をベースバンド周波数に直接変換することが可能となる。このため、同期検波を行わせるための信号を無線で送る必要がなくなり、搬送波を再生するための回路を設ける必要がなくなるとともに、サンプリングタイミングでの搬送波位相が時間とともにずれることを抑制し、サンプリングクロックタイミングを最適サンプリングタイミングに安定して一致させることができる。この結果、回路規模の増大を抑制することが可能となり、消費電力を低減させることが可能となるとともに、搬送波を正しく再生できないような劣悪な通信環境においても、受信品質を確保することができる。
なお、図11の実施形態では、ベースバンドサンプリングクロックをN/M分周して生成する方法について説明したが、ベースバンドサンプリングクロックを送信側から受信側に直接伝送するようにしてもよい。
ここで、S/Hミキサ621の出力レベルは、サンプリングタイミングのわずかなずれでも大きく変動する。
図12は、BPSK(Binary Phase Shift Keying)を例としたRF受信信号とS/Hミキサ出力の波形を示す図、図13は、図12の受信信号とS/Hミキサ出力の波形を拡大して示す図である。
図12および図13において、S/Hミキサ621の出力レベルは、サンプリングタイミングのわずかなずれでも大きく変動することが判る。このため、サンプリングクロックタイミングを最適サンプリングタイミングに一致させることが重要である。
そこで、遅延制御部632は、S/Hミキサ621におけるサンプリングタイミングを最適な位置に設定できるように、リミッタ630から出力される信号の符号が反転するタイミングに基づいて、前記周波数変換部に供給されるベースバンドサンプリングクロックの遅延量を制御する。
図14は、図11の無線通信端末のベースバンドサンプリングクロックの遅延制御方法を示す図である。
図14において、デジタル信号処理部631は、遅延制御電圧S1を遅延制御部632に送ることにより、搬送波周波数の1周期分以上の遅延を時間掃引させる。そして、デジタル信号処理部631は、掃引期間内において、リミッタ630から出力される信号の符号が反転するタイミングT0、T1を検出する。そして、リミッタ630から出力される信号の符号が反転するタイミングT0、T1を検出すると、(T0+T1)/2の時間タイミングにおける遅延制御電圧S1=Vsを最適値として記憶する。
これにより、多ビットA/D変換器を用いることなく、サンプリングクロックタイミングが最適サンプリングタイミングに一致するように、ベースバンドサンプリングクロックの遅延量を制御することが可能となり、S/Hミキサ621は受信信号のピーク位置でサンプリングを行うことが可能となる。このため、リミッタ630を用いることでベースバンド信号を2値化することが可能となるとともに、サンプリングタイミングのずれに起因する出力レベルの変動を抑制することができ、受信品質を確保しつつ、コストダウンを図ることができる。
なお、上述した実施形態では、局部発振器を送信側に設ける方法について説明したが、局部発振器を受信側に設けるようにしてもよい。また、第1筐体部から第2筐体部への単方向通信を例にとって説明したが、第1筐体部と第2筐体部との間での双方向通信に適用するようにしてもよい。さらに、第1筐体部と第2筐体部とがヒンジを介して接続された無線通信端末を例にとって説明したが、同一筐体内に収められたモジュール同士の無線接続に適用するようにしてもよい。
本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図。 本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図。 本発明の無線通信制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 図4の無線通信端末に用いられる同期検波回路の構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の第3実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の第4実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の第5実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 図9の無線通信端末の検波出力信号のサンプリング方法を示す図。 本発明の第6実施形態に係る無線通信端末の構成を示すブロック図。 図13の受信信号とS/Hミキサ出力の波形を拡大して示す図。 図11の無線通信端末のベースバンド信号の生成方法を示す図。 受信信号とS/Hミキサ出力の波形を示す図。
符号の説明
1、21、K11、K21、K31、K41、K51、K61 第1筐体部、2、22、K12、K22、K32、K42、K52、K72 第2筐体部、3、23、H11、H21、H31、H41、H51、H61 ヒンジ、4、24 操作ボタン、5、25 マイク、6、26 外部無線通信用アンテナ、7、10、27、30、104、122、204、222、304、322、404、422、504、522、604、622 内部無線通信用アンテナ、8、11、28 表示体、9、29 スピーカ、12 撮像素子、101、201、301、401、501、601 表示コントローラ、102、202、302、402、502、602 送信部、103、203、303、403、503、603 局部発振器、121、221、321、421、521、621 受信部、123、223、323、423、523、623 表示パネル、151、306 混合器、152 ローパスフィルタ、205、305、529、629 分周器、224、324 逓倍器、307 電源ライン、325 分離器、408、428 PLL回路、530 A/Dコンバータ、531、631 デジタル信号処理部、621 S/Hミキサ、624 ローノイズアンプ、630 リミッタ、632 遅延制御部

Claims (10)

  1. 送信データを無線で送出する送信部と、
    前記送信部から無線で送出された送信データを受信する受信部と、
    同期検波を行わせるための信号を前記送信部および前記受信部の双方に有線で送出する同期検波用信号送出部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記同期検波用信号送出部は、
    前記送信部および前記受信部の双方に局発クロックを源振のまま供給する発振器を備えることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  3. 前記同期検波用信号送出部は、
    前記送信部に局発クロックを源振のまま供給する発振器と、
    前記発振器にて生成された局発クロックを前記送信部側で分周する分周器と、
    前記分周器にて分周された信号を前記受信部側で逓倍し、前記受信部に出力する逓倍器とを備えることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  4. 前記同期検波用信号送出部は、
    前記送信部に局発クロックを源振のまま供給する発振器と、
    前記発振器にて生成された局発クロックを前記送信部側で分周する分周器と、
    前記分周器にて分周された信号を電源ライン上に重畳させる混合器と、
    電源ライン上に重畳された信号から交流成分を分離する分離器と、
    前記分離器にて分離された信号を前記受信部側で逓倍し、前記受信部に出力する逓倍器とを備えることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  5. 前記同期検波用信号送出部は、
    基準クロックを生成する発振器と、
    前記送信部側に設けられ、前記発振器にて生成された基準クロックを逓倍してから前記送信部に出力する第1逓倍回路と、
    前記受信部側に設けられ、前記発振器にて生成された基準クロックを逓倍してから前記受信部に出力する第2逓倍回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  6. 前記受信部から出力されたベースバンド信号のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部と、
    前記同期検波用信号送出部から送出された信号に基づいて、前記ベースバンド信号を前記デジタル信号処理部に取り込むためのサンプリングタイミングクロックを生成するサンプリングタイミングクロック生成部とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の無線通信端末。
  7. 前記受信部は、
    サンプリングホールド処理に基づいて受信信号の搬送波周波数をベースバンド周波数に変換する周波数変換部と、
    前記同期検波用信号送出部から送出された信号に基づいて、前記周波数変換部に供給されるベースバンドサンプリングクロックを生成するベースバンドサンプリングクロック生成部とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の無線通信端末。
  8. 前記周波数変換部から出力されたベースバンド信号を2値化するリミッタと、
    前記リミッタから出力される信号の符号が反転するタイミングに基づいて、前記周波数変換部に供給されるベースバンドサンプリングクロックの遅延量を制御する遅延制御部とを備えることを特徴とする請求項7項記載の無線通信端末。
  9. 第1筐体部と、
    前記第1筐体部に連結された第2筐体部と、
    前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、
    前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、
    前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信の制御を主として司る外部無線通信制御部と、
    前記第2筐体部に搭載された表示部と、
    前記第1筐体部に搭載された第1の内部無線通信用アンテナと、
    前記第2筐体部に搭載された第2の内部無線通信用アンテナと、
    前記第1筐体部に搭載され、前記第1の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第1の内部無線通信制御部と、
    前記第2筐体部に搭載され、前記第2の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第2の内部無線通信制御部と、
    同期検波を行わせるための信号を前記第1および第2の内部無線通信制御部の双方に有線で送出する同期検波用信号送出部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  10. 同期検波を行わせるための信号を有線にて供給しながら、データ伝送を内部無線通信で行わせることを特徴とする内部無線通信制御方法。
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