JP4179272B2 - 電子装置、信号伝送装置および無線通信端末 - Google Patents
電子装置、信号伝送装置および無線通信端末 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4179272B2 JP4179272B2 JP2004353663A JP2004353663A JP4179272B2 JP 4179272 B2 JP4179272 B2 JP 4179272B2 JP 2004353663 A JP2004353663 A JP 2004353663A JP 2004353663 A JP2004353663 A JP 2004353663A JP 4179272 B2 JP4179272 B2 JP 4179272B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- carrier wave
- transmission
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/38—Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
- H04B1/40—Circuits
- H04B1/403—Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
- H04B1/406—Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency with more than one transmission mode, e.g. analog and digital modes
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/14—Systems for two-way working
- H04N7/141—Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
- H04N7/142—Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/02—Constructional features of telephone sets
- H04M1/0202—Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
- H04M1/0206—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
- H04M1/0208—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
- H04M1/0214—Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/02—Constructional features of telephone sets
- H04M1/0202—Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
- H04M1/0206—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
- H04M1/0208—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
- H04M1/0225—Rotatable telephones, i.e. the body parts pivoting to an open position around an axis perpendicular to the plane they define in closed position
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2250/00—Details of telephonic subscriber devices
- H04M2250/16—Details of telephonic subscriber devices including more than one display unit
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2250/00—Details of telephonic subscriber devices
- H04M2250/52—Details of telephonic subscriber devices including functional features of a camera
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/14—Systems for two-way working
- H04N7/141—Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
- H04N7/142—Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display
- H04N2007/145—Handheld terminals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Description
図14に示すように、CPU1301は、JPEG形式やMPEG形式などの圧縮画像や動画データの伸張や演算により、表示すべき画像データを生成する。そして、CPU1301は、表示すべき画像データを生成すると、その画像データをビデオメモリ1302に書き込む。液晶コントローラ1303は、液晶表示に必要な各種タイミング、すなわちXドライバ1313のXクロック信号1315および水平同期信号1314ならびにYシフトレジスタ1307の垂直同期信号1318を生成し、またビデオメモリ1302から表示すべき順序にそって画像データを読み出して、液晶表示体1308のドライバ(Xドライバ1313およびYシフトレジスタ1307)に送出する。ここで、Xドライバ1313は、液晶表示体1308の画素がn行m列で構成される場合、m段のXシフトレジスタ1304、mワードのラッチ1305およびm個のDA変換回路1306から構成される。
図14の一点鎖線で示す円内は液晶表示体1308のマトリックス配置された1画素部分を拡大した図である。アクティブスイッチ素子1311は、行電極1309のj番目が選択されると、列電極1310のi番目に出力されたDA変換回路1306の出力を、j行i列目の画素電極1312に伝える。なお、DA変換回路1306を液晶コントローラ1303側に一つ置いて、表示データ信号1316をアナログ信号で伝送することもできる。この場合は、ラッチ1305はアナログのサンプルアンドホールド回路となる。この方法はDA変換回路1306の数を減らすことができ、従来多く用いられたが、DA変換回路1306といっても最終的に画素電極1312に印加される電圧の平均値が所定値になっていればよく、パルス幅変調などにデジタル回路が使用でき、アナログのサンプルアンドホールド回路が不要となるため、LSIの高密度化に伴い、ここで説明した方法が主流となってきている。
なお、画面の行の右端の表示データ信号1316が液晶コントローラ1303から出力された後、次の行の左端の表示データ信号1316が出力されるまでの時間、また画面の最下行の表示データ信号1316が出力し終わってから、次のフレームの最初の行の表示データ信号1316が出力されるまでの時間は、(水平、垂直)ブランキング期間または帰線期間と呼ばれ、CRTでは、電子ビームを往復させているために0にできないが、液晶表示体1308では、画素電極1312の選択がアクティブスイッチ素子1311のスイッチング動作で行われるため0でもよい。図15では、1画素分の水平帰線期間および1行分の垂直帰線期間をとった場合を例示している。
このような表示体素子や撮像素子を内蔵する電子装置において、大型表示化、高分解能化、小型軽量化が求められている。このため、図14の電子装置を実装する実装基板は複数にわたることが多く、その場合、図14の一点鎖線1317−1317'で実装基板を分けることが多い。
また、上記のように、液晶コントローラ1303側から液晶表示体1308側に表示データ信号1316などを送るための信号線は並列に何本も必要であるが、信号線の数を減らすために並直―直並変換を行い、データをシリアル化して伝送することが考えられるが、従来の技術では伝送路1本当たり伝送できるデータ量が少なく、最近の機器の複雑化に伴う高速伝送の要求によってすでに1本あたりの伝送容量を超えている。ゆえに、従来の技術では、シリアル化による伝送路の数を減らすことは非常に困難であり、多くの線路を使って並列伝送せざるを得ない。すなわち液晶表示体1308や撮像素子などの高分解能化に伴い、それらの線路で送られる信号の周波数が高くなり、CPU1301や液晶コントローラ1303の側との接続が困難になってきている。特に、クラムシェル型構造では、細いヒンジ部分を介して両者が接続される構造となる。このため、表示素子や撮像素子の高分解能化に伴い、図14の一点鎖線1317−1317'で実装基板を分けた時の両基板間でやり取りされるデータ量も多くなり、多数の線路を使って細いヒンジ部分を介し何本もの伝送路を通すのは困難を極める。この問題を解決するために伝送すべきデータをシリアル化し、少ない本数の伝送線路で高速に伝送する方法が提案されている。高速データ伝送の方式として、たとえば、(LVDS:LowVoltage Differential Signaling)を表示体や撮像素子の接続に使うことが提案されている(特許文献1および特許文献2)。特許文献3および特許文献4等では、この方式でも十分な解決が得られないとして、新たな方法も提案されている。
特に、クラムシェル型構造などにおいて配線がヒンジ部などの可動部を通る場合は、可動部の折れ曲がり具合により特性インピーダンスが変化するため、状況によってインピーダンス不整合が生じ、折れ曲がり部での反射等により信号劣化を引き起こす。このため、伝送されるデータの速度が制限されたり、実装方法や部品の配置が制約を受けるという問題点があった。
により、その比帯域(周波数帯域の最高周波数と最低周波数の比、または周波数帯域幅と
その中心周波数の比)を小さくし、信号帯域内の周波数特性を一様にすることができるの
で、有線伝送路の設計が容易となり、信号をシリアル化し有線伝送路の数を減らすことが
可能となる。また、有線伝送路数を少なくできるので、機器回路の実装を容易にしてまた
コストを下げることができる。また、信号の伝送に変復調を採用しているので、従来のデ
ジタル信号をベースバンドで送出する必要がなく、受信信号の信号レベルをロジックレベ
ルに保つ必要がなくなることから、送信側の電力を下げることができ、外部への干渉を減
らすことが可能となるとともに、装置の低消費電力化にも効果がある。さらに、送受信間
の同期信号を同一線路に重畳しているので、この同期信号を用いることで、受信側での復
調を簡単な回路で実現することができる。
また、同期信号が画像表示や撮像の水平同期信号と同期しているので、シリアル伝送されてくるパケットの境界を容易に検出でき、パケット同期が簡単になる。
また、受信側では同期信号に同期し搬送波を再生するので、前記同期信号と搬送波の位相は固定され、同期検波が容易に行え、簡単な回路で信頼性の高い通信を行うことが可能となる。
により、その比帯域(周波数帯域の最高周波数と最低周波数の比、または周波数帯域幅と
その中心周波数の比)を小さくし、信号帯域内の周波数特性を一様にすることができるの
で、有線伝送路の設計が容易となり、信号をシリアル化し有線伝送路の数を減らすことが
可能となる。また、有線伝送路数を少なくできるので、機器回路の実装を容易にしてコス
トを下げることができる。また、信号の伝送に変復調を採用しているので、従来のデジタ
ル信号をベースバンドで送出する必要がなく、受信信号の信号レベルをロジックレベルに
保つ必要がなくなることから、送信側の電力を下げることができ、外部への干渉を減らす
ことが可能となるとともに、装置の低消費電力化にも効果がある。さらに、送受信間の同
期信号を同一線路に重畳しているので、この同期信号を用いることで、受信側での復調を
簡単な回路で実現することができる。
また、同期信号が画像表示や撮像の水平同期信号と同期しているので、シリアル伝送されてくるパケットの境界を容易に検出でき、パケット同期が簡単になる。
また、受信側では同期信号に同期し搬送波を再生するので、前記同期信号と搬送波の位相は固定され、同期検波が容易に行え、簡単な回路で信頼性の高い通信を行うことが可能となる。
本発明の上記構成によれば、搬送波とシリアル化されたデータ信号を単に乗算するだけで変調が行われるため、変調回路の構成が簡単である。特に、この場合のように両者がデジタル信号であるときは、排他的論理和回路が使用できるので、非常に簡単な回路で実現が可能である。
本発明の上記構成によれば、変調はQPSKであるので、シリアル信号のビットパターンによって互いに90度だけ位相の異なる4つの搬送波を選択するだけでよく、簡単なデジタル回路で実現が可能である。また、QPSK変調によってシンボルレートを下げることが可能であり、伝送路に要求される特性を緩和することが可能となる。
本発明の上記構成によれば、搬送波を分周して同期信号を発生しているので、搬送波と同期信号の位相が固定され、受信側でこの信号を基準に復調操作ができる。これによって、復調に必要な同期捕捉や同期検波のための回路が著しく容易になる。また、搬送波の周波数精度が高くなくても、同期信号が常にこの搬送波に追従するので、搬送波発振回路の精度を緩和することができ、システムの設計や製造が著しく容易になるとともに、コストダウンを図ることができる。
本発明の上記構成によれば、搬送波はPLLにより発振回路の発振パルス列に同期するので、システムの設計が容易になり、回路の簡略化が容易となる。
本発明の電子装置の前記伝送路は送受端にスイッチ手段を有し送受方向を変更できることを特徴とする。
図1において、CPU101は演算等により表示すべき表示データを生成し、ビデオメモリ102に記録する。液晶コントローラ103は表示体に表示させる表示データ119を所定順序に従ってビデオメモリ102から読み出し、垂直同期信号121および水平同期信号120とともに出力する。表示データ信号119は、通常ビデオメモリ102より画素単位でワード毎に並列でデータとして読み出されるため、並直変換回路104によって並直変換されロジック回路107に伝送される。ロジック回路107は、並直変換回路104から出力された信号と、液晶コントローラ103から出力された水平同期信号120および垂直同期信号121を受けて、パケットを生成し、また、ロジック回路107は、同期検波のタイミング等の調整をするためのプリアンブルをパケットに付与する。なお、プリアンブルの詳しい動作については実施例6で後述する。該パケットはPLL109で水平同期信号120を逓倍して発生した搬送周波数により変調回路108で変調され、合成回路128を経て有線伝送路129により送信される。なお、有線伝送路129としては、例えば、同軸ケーブルを用いることができる。合成回路128は、変調回路108の出力と、液晶コントローラ103から出力された水平同期信号120を1本の有線伝送路129にて伝送できるように、これら2つの信号を合成し出力する。合成回路128の具体例は後述する。
図3において、発振回路302は搬送波を発生する発振回路であり、搬送周波数の矩形パルス列を発生する。なお、この発振回路302は、実施例1のPLL109に相当する。乗算回路301は発振回路302から発生された搬送波と入力データ303の乗算を行う。そして、合成回路304にて、発振回路302の出力を分周回路310で分周して生成した同期信号と、乗算回路301の乗算結果とを合成して伝送路311に送出する。なお、実施例1では、同期信号は、発振回路126で発生するパルス列を液晶コントローラ103で分周し発生させ、搬送波はPLL109によりこの同期信号を逓倍して生成しているが、本実施例2のような構成を取っても、発振回路302による搬送波と分周回路310によって発生される同期信号は同期しており、同様の動作をさせることができる。乗算回路301は、入力データ303および発振回路302の出力ともデジタル信号であるため、排他的論理和回路で良い。論理“0”のとき値“1”のアナログ値、論理“1”のとき値“−1”のアナログ値を対応させると、排他的論理和回路の入出力はちょうど乗算回路として作用する。また、通信は有線伝送路311を通して行われるため、他の機器回路等に与える高調波妨害などはもともと低く抑えられるので、無線通信に用いられる位相変調の場合のように、フィルタなどで変調回路出力から高調波成分を除去する処理などは不要である。
実施例2では、簡素化したBPSK変調を例にとったが、本実施例では、より一般的な位相変調を使用した場合を示すために、QPSK変調に基づく例をあげる。発振回路313は、実施例1のPLL109に相当する矩形パルス発振回路である。QPSK変調では、送信信号をシンボル毎に2ビットづつ(すなわちデータビットaおよびデータビットb)割り当ててエンコードし送信する。すなわち基準のクロックに対して、移相量を例えば表1に示す様にエンコードして変調し送信する。エンコーダ312はデータビットaおよびデータビットbのビットパターンにより表1に示すような移相となるように、移相回路314および乗算回路315を制御する。
前記PLL320の出力する再生搬送波は、分離回路318にて分離された受信データ信号(図5(k))と第1の乗算回路319にて乗算され、第1のローパスフィルタ323に伝送され高域成分が除去され、判別回路325に伝えられる。また、分離回路318にて分離された受信データ信号は、PLL320の発生する再生搬送波を90°移相回路322によって90°だけ移相されたパルス列(図5(o))と第2の乗算回路321によって乗算された後、第2のローパスフィルタ324によって高域成分が除去され、判別回路325に伝えられる。判別回路325は、前記第1および第2のローパスフィルタ323、324の出力(図5(n)および(q))から送信データを割り出して受信データ信号を復調し、復調信号326を出力する。
図6において、撮像素子601は、制御回路602から発生される水平同期信号620および垂直同期信号621により起動され、撮像した画像データ619をロジック回路603に出力する。ロジック回路603は、ロジック回路603から出力された画像データ619および制御回路602から発生される水平同期信号620を受けて伝送パケットを構築する。該パケットは、変調回路605に入力され、発振回路606により発生された搬送波を変調し、合成回路607によって水平同期信号620と合成されてから、有線伝送路613を通じて受信側に送出される。
通常は撮像素子601の起動などのコントロールはCPU618が行うが、この起動に関する情報を同期信号としてCPU618側から撮像素子601の制御回路602へ伝送することも可能である。すなわち、実施例1で述べたように、分離回路608および合成回路607は同一の構成で実現でき、送受方向を変更することが可能なので、このようなことが可能となる。より詳しい方法は、実施例5に後述する。
スイッチ703を通過した撮像データは、分離回路702および伝送路705を通って合成回路701に送られる。この場合、水平同期信号120は合成回路701の側から伝送路705に送出されているが、撮像データは水平同期信号120とは逆の方向に分離回路702の側から伝送路705へ送出される。実施例1で述べたように、分離回路702および合成回路701は同一の回路トポロジーであり、この場合のように互いに逆の機能として働くことが可能である。伝送路705に送出された撮像信号は、合成回路701により水平同期信号120から分離され、復調回路612により復調されてからビデオメモリ102に蓄えられる。CPU101は、当該撮像データを液晶表示体126に表示させるために、ビデオメモリ102の所定のアドレスに書き込むなどの制御を行う。電源回路706は、二次電源回路でありAC電源から降圧安定化し回路内の各ブロックに電源を供給する。なお、電源回路706は、内蔵のバッテリに充電したり、バッテリからの電圧を安定化する機能を含む場合もある。本システムでは、信号の発信側と受信側が至近距離に在るため、送信側の変調回路108、605および受信側の復調回路114、612は同一の電源回路706より電源供給を受けることができる。このため、変調回路108、605および受信側の復調回路114、612で電源を別個に用意することなく、伝送路705にて送られる信号の帯域を上げることが可能となり、電源の配置に必要なスペースを減少させることが可能となり、電子装置の小型化に対応しつつ、伝送路705にて伝送できるデータ量を増加させることができる。
図8において、電圧制御発振回路801、分周回路808、位相比較回路810、ローパスフィルタ(LPF)811はPLLを構成し、端子に送信側からの同期信号805が入力される。この同期信号805は図9(f)に示すようにプリアンブル(後述、同図(h))のある位置も同時に表す。このような信号は、液晶コントローラ103等から出力するのは容易である。電圧制御回路801は2つの差動増幅回路A1、A2を縦続接続し、図8に示すように、差動増幅回路A1、A2の出力を反転し入力に帰還することにより、90°づつ位相が異なる4相分の発振信号Q1〜Q4を生成することが可能である。なお、発振信号Q1〜Q4の発振周波数は差動増幅回路A1、A2のバイアスを変更することにより制御が可能である。このようなリング型の発振回路は半導体基板上に構成すると、半導体素子の持つ浮遊容量によって上限が定まり、その半導体集積回路の発振可能な最高周波数で発振させることができる。また、逆に発振周波数が決まると、その周波数を発振させるためには、消費電力を最も低くすることが可能である。電圧制御回路801の各出力はその負荷によりデューティ比のバランスが崩れるため、対称性の良い負荷となるようにバッファ回路802によって緩衝増幅され、電圧制御回路801の発振信号Q1〜Q4が取り出される(図9(a)、(b)、(c)、(d))。
受信側では、90°の位相差を有するバッファ回路B1、B2の出力を遅延回路803により遅延量を調整した後、乗算回路806、807により受信信号804と乗算する。乗算回路806、807の出力は、送信データの情報を含み、ビット判定回路813により高域成分が取り除かれた後ビット判定され、復調出力814を得る。
などの各種タイミングやクロックは、同期信号805を逓倍している電圧制御発振回路801の発振信号Q1〜Q4を分周することにより簡単に得ることができる。分周回路809は、バッファ回路B3の出力を分周して水平同期信号821(図9(k))、垂直同期信号819やXクロック815を発生するとともに、ビットの境界も検出してビット境界信号818をビット判定回路813へ伝え、ビット判別のタイミングを提供する。
以上のような方法により、同期信号とデータ信号に位相のずれが発生した場合においても、受信信号と完全に位相および周波数ともに同期した復調用の搬送波を再生できる。しかもこれらの回路はいずれも、半導体集積回路上に集積でき、最小の消費電力で作動させることができる。この結果、実現性が極めて高く、安価で高信頼の回路を提供可能である。
図10(a)において、発振回路には、トランジスタT11〜T22が設けられ、トランジスタT13〜T17にて図8の差動増幅回路A1が構成されるとともに、トランジスタT18〜T22にて図8の差動増幅回路A2が構成されている。そして、これらの差動増幅回路A1、A2を縦続接続し、差動増幅回路A1、A2の出力を反転し入力に帰還することにより、トランジスタT19、T21、T14、T17のドレインから4相の発振信号Q1、Q2、Q3、Q4をそれぞれ取り出すことができる。また、端子Vcに与える電圧により差動対に流入する電流を制御でき、発振周波数を変更することができる電圧制御発振回路を構成したり、上記実施例のPLLを構成することも可能である。
図10(c)において、トランジスタT31、T32のソースはトランジスタT33を介して定電流源IDに接続されるとともに、トランジスタT34、T35のソースはトランジスタT36を介して定電流源IDに接続されている。また、トランジスタT31、T34のドレインは抵抗R1を介して電源電位Vddに接続されるとともに、トランジスタT32、T35のドレインは抵抗R2を介して電源電位Vddに接続されている。
図11および図12において、第1筐体部1の表面には、操作ボタン4が配置されるとともに、第1筐体部1の下端にはマイク5が設けられ、第1筐体部1の上端には外部無線通信用アンテナ6が取り付けられている。また、第2筐体部2の表面には、表示体8が設けられるとともに、第2筐体部2の上端にはスピーカ9が設けられている。また、第2筐体部2の裏面には、表示体11および撮像素子12が設けられている。なお、表示体8、11としては、例えば、液晶表示パネル、有機ELパネルまたはプラズマディスプレイパネルなどを用いることができる。また、撮像素子12としては、CCDまたはCMOSセンサなどを用いることができる。また、第1筐体部1および第2筐体部2には、第1筐体部1と第2筐体部2との間で内部信号伝送を行う線路が合成(または分離)回路7からヒンジ部3内部を通り分離(または合成)回路10へ接続されている。
また、合成回路または分離回路7、10を第1筐体部1および第2筐体部2にそれぞれ設けることにより、ヒンジ3内部を貫通する1本の伝送路にて第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ6を介して第1筐体部1に取り込まれた画像データや音声データを、この伝送路を経由して第2筐体部2に送り、表示体8に画像を表示させたり、スピーカ9から音声を出力させたりすることができる。また、撮像素子12にて撮像された撮像データを第2筐体部2から第1筐体部1に送り、外部無線通信用アンテナ6を介して外部に送出させることができる。
図13において、第1筐体部21の表面には、操作ボタン24が配置されるとともに、第1筐体部21の下端にはマイク25が設けられ、第1筐体部21の上端には外部無線通信用アンテナ26が取り付けられている。また、第2筐体部22の表面には、表示体28が設けられるとともに、第2筐体部22の上端にはスピーカ29が設けられている。また、第1筐体部21および第2筐体部22には、第1筐体部21と第2筐体部22との間で内部信号伝送を行う合成回路または分離回路27、30がそれぞれ設けられている。
Claims (7)
- n行m列で構成される表示データの一列分の表示データを並列で読み出し、生成した水平同期信号とともに出力するコントローラと、
前記表示データをシリアル信号として生成する生成手段と、
前記水平同期信号を逓倍して搬送波を発生する発振手段と、
前記搬送波を前記生成手段の信号により変調する変調手段と、
前記変調手段による変調信号と前記水平同期信号を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された信号を伝送する有線伝送路と、
前記有線伝送路にて伝送された信号を受信し前記変調信号と前記水平同期信号に分離する分離手段と、
前記分離手段により分離された前記変調信号を、前記分離手段により分離された前記水平同期信号を逓倍して前記搬送波周波数を再生し利用する同期検波を行うことにより復調する復調手段と、
前記復調手段により復調された復調信号を、前記分離手段により分離された前記水平同期信号によって一列分の表示データの検出を行って表示する表示手段と、
を具備することを特徴とする電子装置。 - n行m列の構成で画像データを出力可能な撮像素子と、
水平同期信号を発生する制御回路と、
前記水平同期信号に基づいて前記撮像素子から一列分の画像データを読み出しシリアル信号として送出する画像データ送出手段と、
搬送波を発生する発振手段と、
前記搬送波を前記画像データ送出手段の信号により変調する変調手段と、
前記変調手段により変調された信号と前記水平同期信号を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された信号を伝送する有線伝送路と、
前記有線伝送路にて伝送された信号を受信し前記変調信号と前記水平同期信号に分離する分離手段と、
前記分離手段により分離された前記変調信号を、前記分離手段により分離された前記水平同期信号を逓倍して前記搬送波周波数を再生し利用する同期検波を行うことにより復調する復調手段と、
前記復調手段により復調された復調信号から、前記分離手段により分離された前記水平同期信号によって一列分の画像データを抽出し、メモリに書き込む書き込み手段と、
を具備することを特徴とする電子装置。 - 前記変調手段は前記搬送波と前記シリアル信号を乗算して変調することを特徴とする請
求項1または2に記載の電子装置。 - 前記変調手段は前記搬送波を前記シリアル信号でQPSK変調することを特徴とする請
求項1または2に記載の電子装置。 - 前記水平同期信号は前記発振手段の発生する搬送波を分周して発生することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
- 前記発振手段は発振回路と前記発振回路の発生する定期的なパルス列を逓倍する位相固
定ループ(PLL)により構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。 - 前記有線伝送路は送受端にスイッチ手段を有し、送受方向を変更できることを特徴とす
る請求項1または2に記載の電子装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004353663A JP4179272B2 (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 電子装置、信号伝送装置および無線通信端末 |
US11/291,143 US20060121933A1 (en) | 2004-12-07 | 2005-11-30 | Electronic device, signal transmission device, and radio communication terminal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004353663A JP4179272B2 (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 電子装置、信号伝送装置および無線通信端末 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006165951A JP2006165951A (ja) | 2006-06-22 |
JP4179272B2 true JP4179272B2 (ja) | 2008-11-12 |
Family
ID=36575008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004353663A Expired - Fee Related JP4179272B2 (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 電子装置、信号伝送装置および無線通信端末 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060121933A1 (ja) |
JP (1) | JP4179272B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7737897B2 (en) * | 2005-02-01 | 2010-06-15 | Panasonic Corporation | Portable wireless apparatus |
KR100780942B1 (ko) * | 2005-08-26 | 2007-12-03 | 삼성전자주식회사 | 신호 전송 장치 및 신호 전송 방법 |
US7840199B2 (en) * | 2006-05-12 | 2010-11-23 | University Of Southern California | Variable-phase ring-oscillator arrays, architectures, and related methods |
US7848719B2 (en) * | 2006-05-12 | 2010-12-07 | University Of Southern California | Ultra-wideband variable-phase ring-oscillator arrays, architectures, and related methods |
KR100800717B1 (ko) * | 2006-07-25 | 2008-02-01 | 삼성전자주식회사 | 휴대단말기에서 데이터 처리 방법 및 장치 |
JP5018726B2 (ja) * | 2008-10-07 | 2012-09-05 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、及び信号伝送方法 |
WO2010074666A1 (en) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Thomson Licensing | Phase locking for multiple serial interfaces |
US8831073B2 (en) | 2009-08-31 | 2014-09-09 | Sony Corporation | Wireless transmission system, wireless communication device, and wireless communication method |
CN102986181B (zh) * | 2009-11-09 | 2015-07-29 | 华为技术有限公司 | 一种微波信号的校正方法、装置和系统 |
US8538358B1 (en) * | 2012-05-15 | 2013-09-17 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | System and method for digitally controlling the launch of high-power broadband radio frequency waves with high linearity |
US8559494B1 (en) * | 2012-06-20 | 2013-10-15 | MagnaCom Ltd. | Timing synchronization for reception of highly-spectrally-efficient communications |
JP2014160929A (ja) | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Sony Corp | 信号伝送ケーブル |
CN109495408B (zh) * | 2017-09-13 | 2021-06-22 | 瑞昱半导体股份有限公司 | 波特率跟踪及补偿装置与方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4965674A (en) * | 1987-11-10 | 1990-10-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording and reproducing system with selective matrix conversion |
JPH0984141A (ja) * | 1995-09-18 | 1997-03-28 | Casio Comput Co Ltd | 着信呼出装置 |
US5987060A (en) * | 1997-06-13 | 1999-11-16 | Innova Corporation | System and method of radio communications with an up-down digital signal link |
KR100278611B1 (ko) * | 1998-07-29 | 2001-01-15 | 윤종용 | 에프피씨를 이용하는 엘씨디 모듈 |
JP3349490B2 (ja) * | 2000-02-14 | 2002-11-25 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 画像表示方法、画像表示システム、ホスト装置、画像表示装置、およびディスプレイ用インターフェイス |
-
2004
- 2004-12-07 JP JP2004353663A patent/JP4179272B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-11-30 US US11/291,143 patent/US20060121933A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20060121933A1 (en) | 2006-06-08 |
JP2006165951A (ja) | 2006-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060121933A1 (en) | Electronic device, signal transmission device, and radio communication terminal | |
US20050162338A1 (en) | Information transmitting method, electronic apparatus, and wireless communication terminal | |
US8625639B2 (en) | Information processing apparatus and signal transmission method | |
JP2007151099A (ja) | 無線通信装置 | |
KR100834182B1 (ko) | 전자 장치 및 무선 통신 단말 | |
JP3755530B2 (ja) | 電子装置 | |
JP2005204221A (ja) | 電子装置 | |
JP4687082B2 (ja) | 電子装置および無線通信端末 | |
JP3952022B2 (ja) | 電子機器における情報伝送方式および電子機器 | |
JP2010283813A (ja) | 電子装置 | |
JP4552762B2 (ja) | 電子装置 | |
JP4433081B2 (ja) | 情報伝送システムおよび電子機器 | |
JP4293071B2 (ja) | 無線通信端末 | |
JP3832497B2 (ja) | 情報伝送方式、電子装置および半導体集積回路 | |
JP4710989B2 (ja) | 無線通信端末および無線通信制御方法 | |
JP4466269B2 (ja) | 電子装置および携帯型電子装置 | |
JP3711458B1 (ja) | 無線通信端末 | |
JP4265617B2 (ja) | 情報伝送システムおよび電子機器 | |
JP4544203B2 (ja) | 情報伝送方法、電子装置および半導体集積回路 | |
KR100731449B1 (ko) | 펄스 발생 회로 및 이 회로를 이용한 전자 장치, 휴대전화기, 퍼스널 컴퓨터, 및, 이 회로를 이용한 정보 전송방법 | |
JP2008092590A (ja) | 電子装置及び通信方法 | |
WO2011021313A1 (ja) | 半導体集積回路 | |
JP2007274681A (ja) | パルス発生回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070404 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080229 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080318 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080519 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080805 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |