JP2006019332A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャップ圧入時に、リードフレームが反りを持ったり、曲がってしまうことがない半導体レーザ装置を提供すること。
【解決手段】 この半導体レーザ装置は、保持部3にキャップ9を取り付けたときに、保持部3とキャップ9とを、相互に、半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に付勢して圧接させる圧接手段20を備えるので、キャップ9の圧入時に、保持部3に加わった応力は、窓部32を避けた部位にて吸収されるので、第1リード1に伝わる応力を抑制できる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば、光記録媒体に記録された情報を読み取ったり、光記録媒体に信号を書き込んだりする光ピックアップ装置等に用いることができる半導体レーザ装置に関し、より詳しくは、フレームタイプの半導体レーザ装置に関する。
CD−R/RWやDVD−R/RWなどの光メモリ装置に使用され、光ディスクの信号の読み取りや光ディスクへの信号の書き込みを行う光ピックアップ装置用部品として、半導体レーザ装置が使用される。半導体レーザ装置の中には、特許文献1(特開2003−31885号公報)に示されているようなフレームタイプの半導体レーザ装置がある。このフレームタイプの半導体レーザ装置は、金属のリードフレームと電極となる複数のリードとが、樹脂の外囲器により、一体に成形されている。リードフレームの素子配置部(チップを搭載する部分)に半導体レーザチップが搭載され、その半導体レーザチップと電極リードとはワイヤにより電気的に接続されている。上記外囲器は、下部および上部の二つの部分からなり、上部の外囲器は、半導体レーザチップを保護するための蓋(キャップ)として、下部の外囲器へ圧入等により取り付けられる。
しかしながら、上記従来の半導体レーザ装置では、上記上部の外囲器を上記下部の外囲器に圧入により取り付けたとき、上記上部の外囲器は、上記下部の外囲器に対して、上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向に付勢して圧接するので、上記下部の外囲器に加わった応力は、上記リードフレームに伝わる際、上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向に伝わる。ところで、上記下部の外囲器には、上記半導体レーザチップからのレーザ光を遮らないように窓部が形成されている。
このように、上記応力は、上記下部の外囲器における上記窓部のある部位(強度の小さい部位)に加わるので、上記応力を上記下部の外囲器にて吸収することができずに上記リードフレームに伝わり、上記リードフレームが反りを持ったり、曲がってしまうおそれがある。
特開2003−31885号公報
そこで、この発明の課題は、キャップ圧入時に、リードフレームが反りを持ったり、曲がってしまうことがない半導体レーザ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の半導体レーザ装置は、
半導体レーザチップを搭載する板状の搭載部およびこの搭載部に連なって延びるリード部を有する第1リードと、
この第1リードのリード部に沿って延びる第2リードと、
上記第1リードおよび上記第2リードを一体に保持すると共に上記半導体レーザチップからのレーザ光の出射用の窓部が形成された枠部を上記半導体レーザチップ側に有する絶縁性材料からなる保持部と、
この保持部の枠部内に取り付けられるキャップと、
上記保持部の枠部内に上記キャップを取り付けたときに、上記保持部の枠部と上記キャップとを、相互に、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に付勢して圧接させる圧接手段と
を備えることを特徴としている。
この発明の半導体レーザ装置によれば、上記保持部の枠部内に上記キャップを取り付けたときに、上記圧接手段によって、上記保持部の枠部と上記キャップとを、相互に、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に付勢して圧接させるので、上記保持部の枠部内に上記キャップを圧入によって取り付けることができ、このとき、上記保持部の枠部に加わった応力は、上記第1リードの搭載部に伝わる際、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に伝わる。すなわち、上記保持部の枠部において上記窓部を避けた部位(強度の大きな部位)にて上記応力を吸収するので、上記第1リードの搭載部に伝わる応力を抑制できる。したがって、上記キャップを上記保持部の枠部に圧入しても、上記第1リード(リードフレーム)が反りを持ったり、曲がったりすることを防止できる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、記キャップは、上記保持部の枠部の窓部に嵌合する突部を有している。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記キャップの突部を上記保持部の枠部の窓部に嵌合することで、上記半導体レーザチップを確実に保護することができる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、
上記キャップは、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に突出している突起部を有し、
上記保持部の枠部は、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に凹んでいる凹部を有し、
上記圧接手段は、上記突起部と上記凹部とを有し、上記保持部の枠部内に上記キャップを取り付けたときに、上記突起部と上記凹部とは、圧接しつつ嵌合する。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記圧接手段は、上記突起部と上記凹部とを有するので、簡単な構造にて、上記キャップを上記保持部の枠部に圧入しつつ確実に位置決めすることができる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、上記突起部の形状は、半球状であり、上記凹部の形状は、上記突起部に沿った形状である。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記突起部の形状は、半球状であり、上記凹部の形状は、上記突起部に沿った形状であるので、均等に広い面積で、応力を伝えることができ、局所的に強い応力が加わることを避けることができる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、
上記キャップは、上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向に延在すると共に対向する二つの外面を有し、
上記保持部の枠部は、上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向に延在すると共に対向する二つの内面を有し、
上記突起部は、上記キャップの二つの外面のそれぞれに、二つずつ配置され、
上記凹部は、上記保持部の枠部の二つの内面のそれぞれに、二つずつ配置されている。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記突起部は、上記キャップの二つの外面のそれぞれに、二つずつ(合計四つ)配置され、上記凹部は、上記保持部の枠部の二つの内面のそれぞれに、二つずつ(合計四つ)配置されているので、上記キャップの上記保持部の枠部への圧入時の応力を均等に伝えることができる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、上記キャップは、ハンドリング用のつまみを有している。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記キャップは、ハンドリング用のつまみを有するので、上記キャップを、ピンセット等で容易に、ハンドリングすることができる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、
上記第1リードは、上記搭載部における上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向の両端縁から、上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向に突出したタイバー部を有し、
上記保持部の枠部内に上記キャップを取り付けたときに、上記キャップのつまみは、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向を向くように、形成されている。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記保持部の枠部内に上記キャップを取り付けたときに、上記キャップのつまみは、上記両方のダイバー部に対して略垂直な方向を向くように、形成されているので、半導体レーザ装置の製造において、上記キャップを上記保持部の枠部に圧入するとき、上記つまみは、隣り合う上記搭載部同士をつなげて複数の上記搭載部を直線状にするタイバーに対して、略垂直な方向を向くことになる。したがって、上記複数の搭載部がタイバーにて連なっている状態で、上記キャップの圧入を行うときの作業性を向上できる。具体的に述べると、上記タイバーに平行な方向に半導体レーザ装置を送りながら、上記タイバーに対して垂直な方向から、手作業にてピンセット等で上記キャップをハンドリングして圧入するとき、上記つまみは、作業者に対して略垂直な方向を向くことになって、作業者は、脇をしめた状態で、上記キャップを圧入できて、作業を行いやすく、かつ、作業スペースを小さくできる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、
上記キャップのつまみは、上記キャップの一面に離間して対向する二つのつまみ形成用凹部を設けることにより、この二つのつまみ形成用凹部の間に形成される。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記キャップのつまみは、上記キャップの一面に離間して対向する二つのつまみ形成用凹部を設けることにより、この二つのつまみ形成用凹部の間に形成されるため、上記キャップのつまみは、上記キャップの上面に突起を設けることにより、形成されるのではなく、上記キャップの厚さが増えることはなくて、半導体レーザ装置の厚みが増すことを防止できる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、記つまみ形成用凹部は、三日月形状である。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記つまみ形成用凹部は、三日月形状であるので、上記つまみをハンドリングするときに、ピンセットの先端を、上記つまみ形成用凹部に挿入しやすくなって、作業性が向上する。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、上記保持部と上記キャップは、同じ材料である。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記保持部と上記キャップは、同じ材料であるので、材料のコストを低減できる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、上記保持部および上記キャップの材料は、樹脂である。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記保持部および上記キャップの材料は、樹脂であるので、上記保持部および上記キャップを金型を用いた樹脂成形によって容易に形成できる。
また、一実施形態の半導体レーザ装置では、上記保持部および上記キャップの色は、黒色である。
この一実施形態の半導体レーザ装置によれば、上記保持部および上記キャップの色は、黒色であるので、上記半導体レーザチップの動作時に、レーザ光照射対象物(例えばディスク等の情報記録媒体)からの戻り光が、上記保持部および上記キャップに入射したとしても、その戻り光は、上記保持部および上記キャップに吸収されて反射されない。この結果、この半導体レーザ装置を用いる装置(例えば光ピックアップ装置)において、レーザ光照射対象物からの戻り光がノイズの原因になるのを防止できる。
この発明の半導体レーザ装置によれば、上記保持部の枠部内に上記キャップを取り付けたときに、上記圧接手段によって、上記保持部の枠部および上記キャップを、相互に、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に付勢して圧接させるので、上記キャップを上記保持部の枠部に圧入しても、上記第1フレームが反りを持ったり、曲がったりすることを防止できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の半導体レーザ装置の一実施形態の正面図を示している。すなわち、図1は、この発明の半導体レーザ装置のキャップを圧入する前の状態の正面図を示す。また、図2は、この発明の半導体レーザ装置のキャップを圧入した状態の正面図を示し、図3は、この発明の半導体レーザ装置のキャップを圧入した状態の側面図を示す。なお、図中のハッチングは、部材の断面を示すものではなく、部材をわかりやすくするために用いている。
この半導体レーザ装置は、いわゆるフレームタイプの半導体レーザ装置であり、半導体レーザチップ5を搭載する搭載部1aを有する第1リード1と、信号入出力用の複数の第2リード2と、上記第1リード1および上記第2リード2を一体に保持する保持部3と、この保持部3に取り付けられて上記半導体レーザチップ5を保護するキャップ9とを備える。
具体的に述べると、上記第1リード1は、略矩形の板状の搭載部1aと、この搭載部1aに連なって細長く延びるリード部1bと、上記搭載部1aの裏面1cに沿って上記搭載部1aの左右端縁から左右方向に突出したタイバー部6a,6bとを有している。上記搭載部1aには、矩形の板状のサブマウント部材4を介して上記半導体レーザチップ5が搭載され、この半導体レーザチップ5は、光軸の方向に細長い直方体状の外形を有しており、前方(図1における上方)へ向けてレーザ光を出射する。
ここで、左右方向とは、上記半導体レーザチップ5の光軸に対して略垂直な方向をいい、図1では左右の方向をいう。また、前後方向とは、上記半導体レーザチップの光軸の方向をいい、図1では上下の方向をいう。
上記搭載部1aの裏面1c(上記半導体レーザチップ5を搭載した面とは反対側の面)は、上記保持部3から露出している。上記タイバー部6a,6bの突出方向の先端は、上記搭載部1aの任意の部分よりも、上記半導体レーザチップ5から遠い位置にある。上記タイバー部6a,6bの幅(突出方向に対して垂直な方向の幅)は、上記半導体レーザチップ5の幅(この半導体レーザチップ5から出射されるレーザ光の光軸に対して垂直な方向の幅)以上になっている。
このように、上記第1リード1の搭載部1aの裏面1cが保持部3から露出するとともに、上記タイバー部6a,6bが上記搭載部1aの裏面1cに沿って上記搭載部1aから突出している。しかも、上記タイバー部6a,6bの面積は或る程度以上に確保されている。したがって、この半導体レーザ装置を、例えば光ピックアップ装置に実装する段階で、光ピックアップ装置のハウジングに上記第1リード1の搭載部1aの裏面1cおよび上記タイバー部6a,6bを接触させれば、上記半導体レーザチップ5の動作時に上記搭載部1aとともに上記タイバー部6a,6bが放熱のために働く。つまり、上記半導体レーザチップ5が発生した熱が上記搭載部1aおよび上記タイバー部6a,6bを通してハウジングに放熱される。したがって、放熱面積が広くなり、放熱性が良くなる。
上記搭載部1aの前縁1eには、上記半導体レーザチップ5の搭載位置を示すように後退した位置決め用凹部8を有している。これにより、製造段階で上記搭載部1a上に上記サブマウント部材4と上記半導体レーザチップ5を取り付ける時、上記サブマウント部材4や上記半導体レーザチップ5の位置決めを行うことが容易となる。例えば、上記サブマウント部材4の前縁を上記位置決め用凹部8の縁に沿って位置合わせすれば良い。
上記複数の第2リード2は、上記第1リード1のリード部1bに沿って細長く延びている。上記複数の第2リード2の内端は、枠状に成形された上記保持部3内に露出している。図示しないAu線からなるワイヤが、上記半導体レーザチップ5または上記サブマウント部材4から上記第2リード2の内端へ配線されている。
上記保持部3は、この例では黒色の絶縁性樹脂材料、例えばエポキシ樹脂からなる。したがって、上記保持部3は、金型を用いた樹脂成形によって容易に形成される。
上記保持部3は、上記搭載部1aの上記半導体レーザチップ5側に、枠部31を有し、この枠部31には、上記半導体レーザチップ5から出射されるレーザ光を遮らないように、レーザ光出射用の窓部32が形成されている。
具体的に述べると、上記枠部31は、略矩形状であり、前後の辺および左右の辺を有する。そして、前辺31aの途中に、上記窓部32が形成され、この窓部32に、上記サブマウント部材4および上記半導体レーザチップ5が配置されている。
上記枠部31は、上記半導体レーザチップ5の光軸に対して略垂直な方向に延在すると共に対向する二つの内面を有し、この二つの内面のそれぞれには、上記半導体レーザチップ5の光軸に略平行な方向に凹んでいる凹部7を、二つずつ有する。すなわち、上記枠部31の前後の辺の内側のそれぞれに、上記凹部7を二つずつ配置している。この凹部7の形状は、半球の外面に沿った形状である。
上記キャップ9は、この例では、上記保持部3と同じ材料であり、黒色の絶縁性樹脂材料、例えばエポキシ樹脂からなる。したがって、上記キャップ9は、金型を用いた樹脂成形によって容易に形成される。
上記キャップ9は、上記枠部31内に取り付けられる略矩形状の本体部13と、この本体部13の前縁から突出すると共に上記枠部31の窓部32に嵌合する突部14とを有する。このように、上記キャップ9にて上記半導体レーザチップ5を確実に保護することができる。
上記キャップ9は、上記半導体レーザチップ5の光軸に対して略垂直な方向に延在すると共に対向する二つの外面を有し、この二つの外面のそれぞれには、上記半導体レーザチップ5の光軸に略平行な方向に突出している突起部10を、二つずつ有する。すなわち、上記本体部13の前縁および後縁のそれぞれに、上記突起部10を二つずつ配置している。この突起部10の形状は、半球状である。すなわち、上記凹部7の形状は、上記突起部10に沿った形状である。
そして、上記保持部3の枠部31内に上記キャップ9を取り付けたときに、図2に示すように、上記突起部10と上記凹部7とは、圧接しつつ嵌合して、上記保持部3の枠部31と上記キャップ9とを、相互に、上記半導体レーザチップ5の光軸に略平行な方向に付勢して圧接させる。すなわち、上記突起部10および上記凹部7等にて、圧接手段20を構成する。
上記キャップ9は、ハンドリング用のつまみ11を有する。上記保持部3の枠部31内に上記キャップ9を取り付けたときに、このつまみ11は、上記半導体レーザチップ5の光軸に略平行な方向を向くように、形成されている。
具体的に述べると、上記つまみ11は、上記キャップ9の一面に離間して対向する二つのつまみ形成用凹部12,12を設けることにより、この二つのつまみ形成用凹部12,12の間に形成されている。上記つまみ形成用凹部12は、三日月形状であり、上記二つのつまみ形成用凹部12,12は、それぞれの直線部分が対向するように、配置されている。
上記構成の半導体レーザ装置によれば、上記保持部3の枠部31内に上記キャップ9を取り付けたときに、上記圧接手段20によって、上記保持部3の枠部31と上記キャップ9とを、相互に、上記半導体レーザチップ5の光軸に略平行な方向に付勢して圧接させるので、上記保持部3の枠部31内に上記キャップ9を圧入によって取り付けることができ、このとき、上記保持部3の枠部31に加わった応力は、上記第1リード1の搭載部1aに伝わる際、上記半導体レーザチップ5の光軸に略平行な方向に伝わる。すなわち、上記保持部3の枠部31において上記窓部32を避けた部位(すなわち、この部位とは、上記枠部31の左右の辺であって、強度が大きな部位である)にて上記応力を吸収するので、上記第1リード1の搭載部1aに伝わる応力を抑制できる。したがって、上記キャップ9を上記保持部3の枠部31に圧入しても、上記第1リード1(リードフレーム)が反りを持ったり、曲がったりすることを防止できる。
また、上記圧接手段20は、上記突起部10と上記凹部7とを有するので、簡単な構造にて、上記キャップ9を上記保持部3の枠部31に圧入しつつ確実に位置決めすることができる。
また、上記突起部10の形状は、半球状であり、上記凹部7の形状は、上記突起部10に沿った形状であるので、均等に広い面積で、応力を伝えることができ、局所的に強い応力が加わることを避けることができる。
また、上記突起部10は、上記キャップ9の二つの外面のそれぞれに、二つずつ(合計四つ)配置され、上記凹部7は、上記保持部3の枠部31の二つの内面のそれぞれに、二つずつ(合計四つ)配置されているので、上記キャップ9の上記保持部3の枠部31への圧入時の応力を均等に伝えることができる。
また、上記キャップ9は、上記ハンドリング用のつまみ11を有するので、上記キャップ9を、ピンセット等で容易に、ハンドリングすることができる。
また、上記つまみ11は、上記二つのつまみ形成用凹部12,12を設けることにより形成されるため、上記つまみ11は、上記キャップ9の上面に突起を設けることにより、形成されるのではなく、上記キャップ9の厚さが増えることはなくて、半導体レーザ装置の厚みが増すことを防止できる。
上記つまみ形成用凹部12は、三日月形状であるので、上記つまみ11をハンドリングするときに、ピンセットの先端を、上記つまみ形成用凹部12,12に挿入しやすくなって、作業性が向上する。
また、上記保持部3の枠部31内に上記キャップ9を取り付けたときに、上記キャップ9のつまみ11は、上記左右のダイバー部6a,6bに対して略垂直な方向を向くように、形成されているので、図4に示すように、半導体レーザ装置の製造において、上記キャップ9を上記保持部3に圧入するとき、上記つまみ11は、隣り合う上記第1リード1,1(搭載部1a,1a)同士をつなげて複数の上記第1リード1を直線状にするタイバー6に対して、略垂直な方向を向くことになる。したがって、上記複数の第1リード1(リードフレーム)が上記タイバー6にて連なっている状態で、上記キャップ9の圧入を行うときの作業性を向上できる。
具体的に述べると、上記タイバー6に平行な方向に半導体レーザ装置を送りながら、上記タイバー6に対して垂直な方向から(図4では、半導体レーザ装置の下方向から)、手作業にてピンセットで上記キャップ9をハンドリングして圧入するとき、上記つまみ11は、作業者に対して略垂直な方向を向くことになって、作業者は、脇をしめた状態で、上記キャップ9を圧入できて、作業を行いやすく、かつ、作業スペースを小さくできる。
また、上記保持部3および上記キャップ9の色は、黒色であるので、上記半導体レーザチップ5の動作時に、レーザ光照射対象物(例えばディスク等の情報記録媒体)からの戻り光が、上記保持部3および上記キャップ9に入射したとしても、その戻り光は、上記保持部3および上記キャップ9に吸収されて反射されない。この結果、この半導体レーザ装置を用いる装置(例えば光ピックアップ装置)において、レーザ光照射対象物からの戻り光がノイズの原因になるのを防止できる。すなわち、レーザ光照射対象物から戻ってきたレーザ光の乱反射を防ぐことができ、レーザ発振が不安定になることがなく、ピックアップの信号検出用受光素子に本来の信号以外の光が入って、信号を乱すこともない。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、図示しないが、上記保持部の枠部に、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に突出している突起部を配置し、上記キャップに、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に凹んでいる凹部を配置するようにしてもよい。
本発明の半導体レーザ装置の一実施形態を示すと共にキャップを圧入する前の状態を示す正面図である。 本発明の半導体レーザ装置のキャップを圧入した状態を示す正面図である。 本発明の半導体レーザ装置のキャップを圧入した状態を示す側面図である。 本発明の半導体レーザ装置の製造過程で、キャップを圧入した後のリードフレームが連なっている状態を示す正面図である。
符号の説明
1 第1リード
1a 搭載部
1b リード部
1c 裏面
1e 前縁
2 第2リード
3 保持部
31 枠部
31a 前辺
32 窓部
4 サブマウント部材
5 半導体レーザチップ
6 タイバー
6a,6b タイバー部
7 凹部
8 位置決め用凹部
9 キャップ
10 突起部
11 つまみ
12 つまみ形成用凹部
13 本体部
14 突部
20 圧接手段

Claims (12)

  1. 半導体レーザチップを搭載する板状の搭載部およびこの搭載部に連なって延びるリード部を有する第1リードと、
    この第1リードのリード部に沿って延びる第2リードと、
    上記第1リードおよび上記第2リードを一体に保持すると共に上記半導体レーザチップからのレーザ光の出射用の窓部が形成された枠部を上記半導体レーザチップ側に有する絶縁性材料からなる保持部と、
    この保持部の枠部内に取り付けられるキャップと、
    上記保持部の枠部内に上記キャップを取り付けたときに、上記保持部の枠部と上記キャップとを、相互に、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に付勢して圧接させる圧接手段と
    を備えることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 請求項1に記載の半導体レーザ装置において、
    上記キャップは、上記保持部の枠部の窓部に嵌合する突部を有することを特徴とする半導体レーザ装置。
  3. 請求項1に記載の半導体レーザ装置において、
    上記キャップは、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に突出している突起部を有し、
    上記保持部の枠部は、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向に凹んでいる凹部を有し、
    上記圧接手段は、上記突起部と上記凹部とを有し、上記保持部の枠部内に上記キャップを取り付けたときに、上記突起部と上記凹部とは、圧接しつつ嵌合することを特徴とする半導体レーザ装置。
  4. 請求項3に記載の半導体レーザ装置において、
    上記突起部の形状は、半球状であり、
    上記凹部の形状は、上記突起部に沿った形状であることを特徴とする半導体レーザ装置。
  5. 請求項3に記載の半導体レーザ装置において、
    上記キャップは、上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向に延在すると共に対向する二つの外面を有し、
    上記保持部の枠部は、上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向に延在すると共に対向する二つの内面を有し、
    上記突起部は、上記キャップの二つの外面のそれぞれに、二つずつ配置され、
    上記凹部は、上記保持部の枠部の二つの内面のそれぞれに、二つずつ配置されていることを特徴とする半導体レーザ装置。
  6. 請求項1に記載の半導体レーザ装置において、
    上記キャップは、ハンドリング用のつまみを有することを特徴する半導体レーザ装置。
  7. 請求項6に記載の半導体レーザ装置において、
    上記第1リードは、上記搭載部における上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向の両端縁から、上記半導体レーザチップの光軸に対して略垂直な方向に突出したタイバー部を有し、
    上記保持部の枠部内に上記キャップを取り付けたときに、上記キャップのつまみは、上記半導体レーザチップの光軸に略平行な方向を向くように、形成されていることを特徴とする半導体レーザ装置。
  8. 請求項6に記載の半導体レーザ装置において、
    上記キャップのつまみは、上記キャップの一面に離間して対向する二つのつまみ形成用凹部を設けることにより、この二つのつまみ形成用凹部の間に形成されることを特徴とする半導体レーザ装置。
  9. 請求項8に記載の半導体レーザ装置において、
    上記つまみ形成用凹部は、三日月形状であることを特徴とする半導体レーザ装置。
  10. 請求項1に記載の半導体レーザ装置において、
    上記保持部と上記キャップは、同じ材料であることを特徴する半導体レーザ装置。
  11. 請求項1に記載の半導体レーザ装置において、
    上記保持部および上記キャップの材料は、樹脂であることを特徴とする半導体レーザ装置。
  12. 請求項1に記載の半導体レーザ装置において、
    上記保持部および上記キャップの色は、黒色であることを特徴とする半導体レーザ装置。
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