JP2006018922A - 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ガラスディスク2の一方の主表面2a側より第1の外径d1を有する第1のコアドリル3によって一方側凹部4を形成し、次に、このガラスディスク2の他方の主表面2b側より第1の外径d1よりも小径であって第1のコアドリル3の内径よりも大径である第2の外径d0を有する第2のコアドリル5によって他方側凹部6を形成して、一方側凹部4に亘る貫通孔を穿設する。
【選択図】 図2
Description
そして、磁気ディスク用の基板としては、ガラス製の基板を好適に用いることができる。ガラス基板においては、平滑な表面が得られるので、磁気ディスク上を飛行走行しながら記録再生を行う磁気ヘッドの浮上量を狭隘化することが可能だからである。すなわち、ガラス基板を用いることにより、高い情報記録密度の磁気ディスクを得ることができる。
本発明は、板状のガラスディスクの中央部に円形の孔を穿設する工程を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、ガラスディスクの一方の主表面側よりこのガラスディスクの中央部に対し第1の外径を有する第1のコアドリルを用いてこのガラスディスクの厚さに満たない深さの一方側凹部を形成する第1の工程と、ガラスディスクの他方の主表面側よりこのガラスディスクの中央部に対し第1の外径よりも小径であって第1のコアドリルの内径よりも大径である第2の外径を有する第2のコアドリルを用いて一方側凹部に向けてこの一方側凹部と略々同心状に他方側凹部を形成しこの他方側凹部の深さを深くしてゆくことによりこの他方側凹部から一方側凹部に亘る貫通孔を穿設する第2の工程とを有することを特徴とするものである。
本発明は、構成1を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、磁気ディスク用ガラス基板は、外径が65mm以下であり、中心部の円孔の内径が20mm以下であり、厚さが0.635mm以下であることを特徴とするものである。
本発明は、磁気ディスクの製造方法であって、構成1、または、構成2を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法により得られた磁気ディスク用ガラス基板の表面に、少なくとも磁性層を形成することを特徴とするものである。
この実施例1においては、以下の工程を経て磁気ディスク用基板を製造した。
溶融させたアルミノシリケートガラスをプレス加工によりディスク状に成型し、ガラスディスクを得た。
まず、ガラスディスクを積層させて保持冶具の上に並べた後、円孔の中心部に、研磨ブラシを挿入して、円孔の内周面の研磨を行った。これらの研磨工程における研磨砥粒としては、酸化セリウム砥粒を含むスラリー(遊離砥粒)を用いた。
次に、主表面研磨工程として、第1研磨工程を施した。この第1研磨工程は、前述のラッピング工程で主表面に残留したキズや歪みの除去を主たる目的とする。両面研磨装置と硬質樹脂ポリッシャとを用い、遊星歯車機構を用いて主表面研磨を行った。研磨剤としては酸化セリウム砥粒を用いた。
次に、主表面の鏡面研磨工程として、第2研磨工程を施した。この第2研磨工程は、主表面を鏡面状に仕上げることを目的とする。両面研磨装置と軟質発泡樹脂ポリッシャを用い、遊星歯車機構を用いて主表面の鏡面研磨を行った。研磨剤としては、第1研磨工程で用いた酸化セリウム砥粒に比ぺて微細な酸化セリウム砥粒を用いた。
次に、前述の研削及び研磨工程を終えたガラスディスクに化学強化を施した。化学強化は、硝酸カリウム(60%)と硝酸ナトリウム(40%)を混合した化学強化溶液を用意し、この化学強化溶液を380°Cに加熱し、300°Cに予熱された洗浄済みのガラスディスクを約4時間浸漬して行った。この浸漬の際に、ガラスディスクの表面全体が化学強化されるようにするため、複数のガラスディスクが端面で保持されるようにホルダーに収納した状態で行った。
この実施例2では、前述の実施例1において作製された磁気ディスク用基板を用いて、以下の工程により、磁気ディスクを製造した。
2 ガラスディスク
2a 一方の主表面
2b 他方の主表面
3 第1のコアドリル
4 一方側凹部
5 第2のコアドリル
6 他方側凹部
7 砥石
d1 第1の外径
d0 第2の外径
Claims (3)
- 板状のガラスディスクの中央部に円形の孔を穿設する工程を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、
前記ガラスディスクの一方の主表面側より、このガラスディスクの中央部に対し、第1の外径を有する第1のコアドリルを用いて、このガラスディスクの厚さに満たない深さの一方側凹部を形成する第1の工程と、
前記ガラスディスクの他方の主表面側より、このガラスディスクの中央部に対し、前記第1の外径よりも小径であって前記第1のコアドリルの内径よりも大径である第2の外径を有する第2のコアドリルを用いて、前記一方側凹部に向けてこの一方側凹部と略々同心状に他方側凹部を形成し、この他方側凹部の深さを深くしてゆくことにより、この他方側凹部から前記一方側凹部に亘る貫通孔を穿設する第2の工程と
を有することを特徴とする磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 前記磁気ディスク用ガラス基板は、外径が65mm以下であり、中心部の円孔の内径が20mm以下であり、厚さが0.635mm以下である
ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 請求項1、または、請求項2記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法により得られた磁気ディスク用ガラス基板の表面に、少なくとも磁性層を形成する
ことを特徴とする磁気ディスクの製造方法。
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