JP2006016134A - 扁平状ワークのエア整列フィーダー - Google Patents

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Abstract

【課題】扁平状ワークの全てを正規姿勢に整えて下流側に供給することにある。
【解決手段】下方から噴出するエアによって、円筒部(筒状部)C1の一端が天面(端面部)C2によって閉塞され他端が開口部とされた王冠(ワーク)Cをエアに対して安定する天面C2が下方を向いて個々に別れた状態となる正規姿勢に整えながら搬送方向Aの下流側に供給する姿勢調整部10を備え、王冠Cは、天面C2を下方に向けた王冠Cの上に1つ以上の王冠Cを重ねてもエアに対して安定した状態となる程度に扁平状に形成され、姿勢調整部10は、エアを噴出する噴出孔12が開口し、下流側が下方位置となる傾斜搬送面11を有しており、姿勢調整部10の下流側端部又は姿勢調整部10より下流側に、不正規姿勢のために正規姿勢の王冠Cより高い位置となった王冠Cを姿勢調整部10内の上流方向に打ち戻すバックシューター40を設けた構成になっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ビンの口がねに用いる王冠や、ジャム等を収容する広口ビンの蓋等の扁平状のワークをエアで正規姿勢に揃えながら下流側に供給する扁平状ワークのエア整列フィーダーに関するものである。
例えば、ビンの口をキャップ(ワーク)で閉塞する工場のラインにおいては、キャッピングマシンにてビンにキャップを取り付ける前の段階において、順次送られてくるキャップを姿勢調整装置で一定の姿勢に揃える必要がある。キャップ製造工場における検査工程においても同様である。
上記姿勢調整装置としては、例えば、順次供給されるキャップに対して、下方からエアを吹き付けることにより、当該キャップの天面(端面部)が下方を向き個々に別れた状態となる正規姿勢に整えると共に、この正規姿勢のキャップを上記エアにより下流側に搬送する構成のものが本発明者によって開発されている。
しかし、上記キャップがビンの口がねに用いる王冠や、ジャム等を収容する広口ビンの蓋等のように、筒状部の外径が当該筒状部の軸方向の寸法より大きな扁平状のキャップ(ワーク)の場合には、天面を下方に向けたキャップの上に更に1つ以上のキャップが重なった状態になっても下方から噴出するエアに対して安定した状態となる場合がある。この場合には、キャップの重量の増大によって、通常のエアの流速ではキャップを搬送することが困難になることがある。ただし、エアの流速を増大させた場合には個々に別れた単一状態のキャップが姿勢調整装置の外に吹き飛ばされるおそれがある。
従って、天面を下方に向けたキャップの上に1つ以上のキャップが重なった状態になってもエアに対して安定した状態となる程度まで扁平化されたキャップについては、その全てについて、天面を下方に向けて個々に別れた状態となる正規姿勢に整えることが難しいという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、扁平状の全てのワークを正規姿勢に整えながら下流側に供給することができる扁平状ワークのエア整列フィーダーを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の扁平状ワークのエア整列フィーダーは、下方から噴出するエアによって、筒状部の一端が端面部によって閉塞され他端が開口部とされたワークを上記エアに対して安定する上記端面部が下方を向いて個々に別れた状態となる正規姿勢に整えながら搬送方向の下流側に供給する姿勢調整部を備えたエア整列フィーダーであって、上記ワークは、上記端面部を下方に向けたワークの上に1つ以上のワークを重ねた状態でも上記エアに対して安定した状態となる程度に、上記筒状部の外径が当該筒状部の軸方向の寸法より大きな扁平状に形成され、上記姿勢調整部は、上記エアを噴出する複数の噴出孔が開口し、搬送方向の下流側に向かって漸次下方に位置すべく傾斜された傾斜搬送面を有しており、上記姿勢調整部の下流側の端部又は当該姿勢調整部より下流側には、上記正規姿勢以外の不正規姿勢であるために正規姿勢のワークより高い位置となったワークを上記姿勢調整部内の上流方向に打ち戻すバックシューターが設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の扁平状ワークのエア整列フィーダーは、請求項1に記載の発明において、上記バックシューターは、主軸部の回りに配置され、下方位置において上流側に移動すべく回転駆動されることにより、上記不正規姿勢のワークを上記姿勢調整部内の上流方向に打ち戻す打戻部材を有していることを特徴としている。
請求項3に記載の扁平状ワークのエア整列フィーダーは、請求項1又は2に記載の発明において、上記噴出孔は、上記傾斜搬送面から当該傾斜搬送面に直交する方向の速度成分の大きなエアを噴出する複数の起立噴出孔と、上記傾斜搬送面から搬送方向の下流側に向かう速度成分を有するエアを噴出する複数の傾斜噴出孔とを有し、上記起立噴出孔と上記傾斜噴出孔とは、搬送方向及びこの搬送方向に直交する幅方向に分散されて設けられていることを特徴としている。
なお、起立噴出孔と傾斜噴出孔とは、それぞれ同数のものを傾斜搬送面における搬送方向及び幅方向に均等に分布するように配置してもよく、また傾斜搬送面における上流側の部分においては起立噴出孔を多めに分布させ、下流側の部分においては傾斜噴出孔を多めに分布させるように配置してもよい。更に、下流側の端部においては、傾斜噴出孔のみを配置するように構成してもよい。
請求項4に記載の扁平状ワークのエア整列フィーダーは、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、上記姿勢調整部より下流側の位置には、当該姿勢調整部から連続して下流側に延在し、上記ワークを更に下流側の搬送部に供給可能とすべく当該ワークを整列させる整列部が設けられており、上記整列部は、搬送方向の下流側に向かって斜め上方にエアを噴出する整列エア噴出孔が複数開口する整列搬送面を有していることを特徴としている。
請求項5に記載の扁平状ワークのエア整列フィーダーは、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、上記バックシューターより下流側の位置には、搬送状態にある正規姿勢のワークの上方の位置であって、二重に重なった状態の上側のワークの上端より低い位置に、棒状のトップガイドを設けたことを特徴としている。
請求項1〜5に記載の発明によれば、ワークが姿勢調整部に供給されると、端面部がエアの噴出する側を少しでも向いているワークについては、下方の噴出孔から噴出するエアによって、端面部が下方の傾斜搬送面側を向く正規姿勢に整えられることになる。そして、正規姿勢のワークについては、噴出孔から噴出するエアが傾斜搬送面とワークの端面部との隙間を高速で搬送方向の下流側に流れるので、上記隙間内の静圧が周囲の圧力より小さくなる。このため、正規姿勢のワークは、端面部が傾斜搬送面に吸引された状態で、下流側に搬送されることになる。また、噴出孔から噴出するエアの風圧がワークの端面部を傾斜搬送面から浮き上がらせる方向に作用することにもなる。従って、正規姿勢のワークは、傾斜搬送面から微小量浮くと共に、当該傾斜搬送面に吸引された状態で、極めて安定的に下流側に搬送され、バックシューターを介して更に下流側に供給されることになる。
また、開口部がエアの噴出する側を少しでも向いているワークについては、エアに対する抵抗が大きくかつ不安定になることから、端面部がエアの噴出側を向くより抵抗の少ない安定した方向に変換されることになる。このため、このようなワークについても、正規姿勢に揃えられた後にバックシューターを介して下流側に供給することができる。
一方、上記ワークは端面部を下方に向けたワークの上に1つ以上のワークを重ねた状態でもエアに対して安定した状態となる程度に、筒状部の外径が筒状部の軸方向の寸法より大きな扁平状に形成されているので、ワークが姿勢調整部に供給される際などにおいて、正規姿勢となったワークの上に1つ以上のワークが重なった不正規姿勢の状態となり、この状態が維持される場合がある。
この場合、不正規姿勢の状態となったワークは、個々に別れた正規姿勢のワークに対して重量が2倍以上増大することになるので、噴出孔から噴出する通常のエアでは、上述した風圧や下流側への流速が不足し、ワークの搬送が滞ることがある。しかし、傾斜搬送面が下流側に向かって漸次下方に位置すべく傾斜していることから、重力がワークを下流側に搬送する力として作用することになるので、重なった状態の不正規姿勢のワークを下流側に円滑に搬送することができる。そして、この不正規姿勢となったワークは、個々に別れた正規姿勢のワークに対して例えば傾斜搬送面からの高さが高くなるので、バックシューターによって姿勢調整部内の上流方向に打ち戻されることになる。
この際、最下位置のワークの上側のワークのみが打ち戻される場合と、上側のワークと共に最下位置のワークも打ち戻される場合がある。上側のワークのみが打ち戻される場合には、最下位置のワークはそのまま正規姿勢の状態となって下流側に供給されることになるり、上側のワークは姿勢調整部において反転等して正規姿勢となるべく調整されることになる。また、最下位置及び上側のワークが共に姿勢調整部内の上流側に打ち戻された場合には、各ワークが個々に正規姿勢となるべく再調整されることになる。
また、上記扁平状のワークの場合には、端面部が上方を向いた逆向きの不正規姿勢になった場合も、エアに対して安定し、傾斜搬送面を下流側に搬送される場合がある。しかし、この場合は、噴出流としてのエアの運動エネルギがワークに効率よく作用することになるため、正規姿勢のワークより例えば傾斜搬送面から高い位置で安定することになる。
このため、逆向きの不正規姿勢状態となったワークは、バックシューターによって姿勢調整部内の上流方向に打ち戻され、当該姿勢調整部において正規姿勢に変換されることになる。但し、ここで、正規姿勢に変換されなかったワークは、再びバックシューターで姿勢調整部内の上流方向に打ち戻されることになる。
以上より、姿勢調整部に供給される扁平状の全てのワークについて、正規姿勢に整えた後に、下流側に供給することができる。
請求項2に記載の発明によれば、主軸部の回りに配置され、下方位置において上流側に移動すべく回転駆動されることにより、不正規姿勢のワークを姿勢調整部内の上流方向に打ち戻す打戻部材を有するバックシューターを備えているので、逆向きや重なった状態の不正規姿勢のワークを姿勢調整部内の上流方向に確実に打ち戻すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、ワークが姿勢調整部に供給されると、端面部がエアの噴出側を向いたワークについては、起立噴出孔及び傾斜噴出孔から噴出するエアが端面部と傾斜搬送面との隙間を高速で流れることになり、この高速流のエアの静圧が周囲の雰囲気の圧力より低くなることから、傾斜搬送面に吸引された安定した状態になる。また、傾斜噴出孔から噴出する搬送方向の下流側に向かう速度成分のエアによって、ワークを下流側に搬送することができる。
また、傾斜搬送面に直交する方向の速度成分の大きなエアが起立噴出孔から噴出することになるので、ワークの端面部を傾斜搬送面と平行に向けさせようとする力がより強くワークに作用することになる。従って、端面部が傾斜搬送面とほぼ平行になる安定状態に、ワークの姿勢を即座に整えることができる。
一方、端面部が起立噴出孔から噴出するエアの側を向いていないワークについては、当該起立噴出孔から噴出されるエアによって極めて不安定な状態になるので、端面部が起立噴出孔から噴出されるエアに直交する方向(即ち、端面部が傾斜搬送面とほぼ平行な方向)の上述した安定状態に即座に変換されることになる。
このように、姿勢調整部における不正規姿勢のワークを正規姿勢に変換する能力が向上するので、不正規姿勢のままバックシューターまで送られるワークの数量を激減させることができる。よって、バックシューターで打ち戻されるワークの数量を低減することができるので、下流側へのワークの供給効率の向上を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、姿勢調整部から下流側に供給されるワークの端面部と整列搬送面との間に整列エア噴出孔から噴出した高速のエアが下流側に流れることになる。従って、ワークを整列搬送面に吸引した安定した状態で下流側に搬送することができる。しかも、ワークがエアを介して整列搬送面から浮いた状態になり、当該ワークの整列搬送面に対する摩擦力がほぼ零になること等から、整列搬送面の幅を下流側の搬送部に向けて漸次狭めることにより、ランダムに搬送されてくる複数のワークを搬送部に供給可能なように円滑に整列させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、バックシューターより下流側の位置に棒状のトップガイドを設けており、このトップガイドは搬送状態にある正規姿勢のワークの上方であって、二重に重なった状態の上側のワークの上端より低い位置に設置されているので、バックシューターの下流側において、ワークの移動が停止した場合でも、上流側から搬送されてくるワークが下流側のワークに対して重なった状態になるのを防止することができる。
即ち、各ワークは筒状部の軸方向寸法の小さな扁平状に形成されていることから、下流側のワークが停止することによって、そのワークの下方又は上方に、上流側から送られてくるワークが移動して互いに重なった状態になる傾向が大きいが、上記トップガイドが設けられているので、ワークが上記のように重なるのを確実に防止することができる。
従って、ワークの搬送停止後も、何らの支障もなく、当該ワークの搬送を再開することができる。
また、トップガイドが棒状のもので形成されているので、例えば整列エア噴出孔から噴出するエアがトップガイドの脇を通って上方に抜けることになる。よって、エアを噴出孔から連続して噴出させることができるので、ワークの搬送や整列に支障を来すことがない。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
この実施の形態で示す扁平状ワークのエア整列フィーダー1は、図1〜図3に示すように、下方から噴出するエアによって、円筒部(筒状部)C1の一端が天面(端面部)C2によって閉塞され他端が開口部とされた王冠(ワーク)Cを上記エアに対して安定する天面C2が下方を向いて個々に別れた状態となる正規姿勢に整えながら搬送方向A(図2参照)の下流側に供給する姿勢調整部10と、この姿勢調整部10の下流側の端部に配置され、上記正規姿勢の状態にない不正規姿勢の王冠Cを姿勢調整部10内の上流方向に打ち戻すバックシューター40とを備えている。
ここで搬送供給の対象である王冠Cは、図示しないビンの口を閉塞する鉄等の金属製の口がねである。即ち、王冠Cは、図2に示すように、天面C2を下方に向けた当該王冠Cの上に1つ以上の他の王冠Cを重ねた状態でも上記エアに対して安定した状態となる程度に、円筒部1の外径が当該円筒部1の軸方向の寸法より大きな扁平状に形成されている。具体的には、円筒部1の外径が当該円筒部1の軸方向の寸法より3倍以上大きな場合に、
天面C2を下方に向けた王冠Cの上に1つ以上の他の王冠Cを重ねた状態でも上記エアに対して安定した状態となる。また、この王冠Cとして示した扁平状のワークの概念には、ジャムや化粧品等を入れる広口瓶の蓋などに用いられるものも含まれる。なお、円筒部C1の外周面は、当該王冠Cのように周方向に複数の凹凸が繰り返し形成されていたり、滑らかな円筒状に形成されていたり、多角筒状やその他の形状に形成されていてもよい。
姿勢調整部10は、図2に示すように、エアを噴出する複数の噴出孔12が開口し、搬送方向Aの下流側に向かって漸次下方に位置すべく傾斜された傾斜搬送面11を有している。噴出孔12は、傾斜搬送面11から当該傾斜搬送面11に直交する方向のエア(直交する方向の速度成分の大きなエアでもよい)を噴出する複数の起立噴出孔12aと、傾斜搬送面11から搬送方向Aの下流側に向かう速度成分を有するエアを噴出する複数の傾斜噴出孔12bとを有している。
これらの起立噴出孔12aと傾斜噴出孔12bとは、傾斜搬送面11の全体にわたって格子状に配置されていると共に、それぞれほぼ同数のものが搬送方向A及びこの搬送方向Aに直交する幅方向にほぼ均一に分布すべく配置されている。なお、傾斜搬送面11における上流側の部分においては起立噴出孔12aを多めに分布させ、下流側の部分においては傾斜噴出孔12bを多めに分布させるように配置してもよい。更に、傾斜搬送面11の下流側の端部においては、傾斜噴出孔12bのみを配置するように構成してもよい。
姿勢調整部10の下流側には、当該姿勢調整部10から連続して下流側に延在し、複数の王冠Cを更に下流側の搬送部30(図3参照)に供給すべく、王冠Cを一列に整列させる整列部20が設けられている。
整列部20は、搬送方向Aの下流側に向かって斜め上方にエアを噴出する整列エア噴出孔21aが複数開口する整列搬送面21を有している。また、搬送部30は、搬送方向Aの下流側に向かって斜め上方にエアを噴出する搬送エア噴出孔31a(図3参照)が複数開口する搬送面31を有している。
整列搬送面21及び搬送面31は、水平方向に延在する同一平面上に形成されている。一方の整列搬送面21は、傾斜搬送面11と同一の幅の部分を有すると共に、この幅の部分から漸次搬送面31の幅まで狭まる部分を有しており、整列エア噴出孔21aは、整列搬送面21の全体に格子状に配置されている。他方の搬送面31は、王冠Cを一列状態で搬送可能な幅に形成されていると共に、直線状(曲線状であってもよい)に延在すべく形成されており、搬送エア噴出孔31aは、搬送面31の幅方向の中央を一定の間隔をおいて一列状に配置されている。
また、傾斜搬送面11は、傾斜搬送板52の上面によって平面状に形成されており、整列搬送面21及び搬送面31は、搬送板62の上面によって平面状に形成されている。なお、傾斜搬送面11と整列搬送面21とは、図2において、平面と平面とを単に所定の角度で突き合わせた構成のものを図示しているが、この角度が図2に示すように180度に近い場合には、同図2に示すようにそのまま突き合わせることが可能であり、上記角度が180度よりかなりの程度小さくなって王冠Cの移動がスムーズにいかなくなる場合には、傾斜搬送面11及び整列搬送面21の少なくとも一方の端部を滑らかに湾曲させることにより、この滑らかな湾曲面を介して連続的につながるように構成することが好ましい。即ち、傾斜搬送面11と整列搬送面21との接続部が王冠Cの円滑な移動の妨げとならないように構成することが好ましい。
そして、起立噴出孔12aは、傾斜搬送板52を直線状に貫通し、かつ傾斜搬送面11に直交する方向に延在する断面円形状の孔によって形成されている。傾斜噴出孔12bは、傾斜搬送板52を直線状に貫通し、かつ搬送方向Aの下流側に向かって漸次上方(傾斜搬送面11側)に位置すべく傾斜する断面円形状の孔によって形成されている。また、この実施の形態においては、王冠Cを正規姿勢に変換することを容易にするため、起立噴出孔12aの径が傾斜噴出孔12bの径より大きく形成されている。即ち、起立噴出孔12aから噴出するエアの流量を増大させることによって、王冠Cを正規姿勢に変換する機能が高められている。
また、整列エア噴出孔21a及び搬送エア噴出孔31aは、搬送板62を直線状に貫通し、搬送方向Aの下流側に向かって漸次上方(整列搬送面21側又は搬送面31側)に位置すべく傾斜する断面円形状の孔によって形成されている。
更に、傾斜搬送板52は、エア供給源から加圧エアが導入されるプレナム室50を構成する箱状体51の天板部によって構成されている。
また、箱状体51の下流側には、当該箱状体51の下流端と同一の断面形状の箱状体61が連結されるようになっている。箱状体61は、その天板部が搬送板62になっている。また、箱状体61の内部が上記プレナム室50に連通するプレナム室60になっている。
一方、傾斜搬送板52上には、図3に示すように、傾斜搬送面11の上流端及び幅方向の各側縁に沿って、網、多孔質パネル、複数の棒状材等の通気性部材で構成されたガイド壁13が設けられている。このガイド壁13は、傾斜搬送面11上(即ち姿勢調整部10内)に投入された王冠Cが噴出孔12から噴出するエアによって吹き上げられ、傾斜搬送面11外(姿勢調整部10外)に飛び出すのを防止するようになっている。
また、搬送板62には、バックシューター40の下流側に、整列搬送面21及び搬送面31の幅方向の各側縁に沿ってそれぞれガイド壁22、32が設けられている。
更に、整列搬送面21及び搬送面31の上方には、バックシューター40の下流側に、搬送状態にある正規姿勢の王冠Cの上方の位置であって、二重に重なった状態の王冠Cの上端より低い位置に、棒状のトップガイド23、33が設置されている。
トップガイド23、33は、搬送方向Aに延した状態で、整列搬送面21の幅方向に所定の間隔をおいて配置され、当該整列搬送面21において正規姿勢の王冠Cが二重以上に重なるのを防止するようになっている。但し、トップガイド33については、整列搬送面21の幅方向の中央から搬送面31の幅方向の中央にかけて連続的に延在すべく設けられており、搬送面31における正規姿勢の王冠Cが二重以上に重なるのを防止するようにもなっている。なお、トップガイド23、33の上流端部は、多少上下に振動しながら搬送されてくる正規姿勢の王冠Cが引っかかるのを防止するため、上流側に向かって漸次上方に位置すべく傾斜されている。
バックシューター40は、図1〜図3に示すように、姿勢調整部10の下流側の端部に搬送されてきた王冠Cのうち、不正規姿勢であるために正規姿勢の王冠Cより高い位置となった王冠Cを姿勢調整部10内の上流方向に打ち戻すようになっている。
即ち、バックシューター40は、直線状に延在する断面円形状の主軸部40aと、この主軸部40aの両端部に同軸状に固定された一対の円板部40b、40bと、これらの円板部40b、40bの対向する面の周縁部を連結する複数(この実施の形態では6つ)の線状部材による打戻バー(打戻部材)40cとを備えている。
打戻バー40cは、金属やプラスチック等の所定の形状を維持することが可能な剛性を有する材料で断面円形の直線状の棒状に形成されており、円板部40bの周方向に等間隔に配置されている。なお、打戻バー40cは、ゴム等の弾性を有する変形容易な線状部材や、糸等の直線状態を維持できないような線状部材を直線状に張った状態で円板部40b、40bに固定するようにしてもよい。
そして、バックシューター40は、主軸部40aが当該円板部40b、40bの左右に配置された一方及び他方の回転支持部41a、41bによって回転自在に支持されるようになっている。一方の回転支持部41aには、バックシューター40を回転駆動する図示しないモータが設けられている。このモータは、下方に位置する打戻バー40cが上流側に移動する方向にバックシューター40を回転駆動するようになっている。
各回転支持部41a、41bは、上下方向に延在するコラム部42の任意の高さ位置に固定可能な高さ調整部43に連結され、コラム部42は、台座部44に立設されている。台座部44は、搬送板62の幅方向の両側に突出すべく設けられたブラケット62aの上面に固定されるようになっている。
また、バックシューター40は、高さ調整部43によって、正規姿勢の王冠Cが傾斜搬送面11上を下流側に通過可能な高さで、かつ不正規姿勢の王冠Cが通過不可能な高さに設定されるようになっている。即ち、バックシューター40は、最下位置に旋回移動した打戻バー40cが傾斜搬送面11上を搬送されてくる正規姿勢の王冠Cの上端より高い位置となり、かつ不正規姿勢の王冠Cの上端より低い位置となるように設置されるようになっている。
上記のように構成された扁平状ワークのエア整列フィーダー1によれば、王冠Cが上方から姿勢調整部10に投入によって供給されると、天面C2がエアの噴出側を少しでも向いている王冠Cについては、起立噴出孔12aや傾斜噴出孔12bから噴出するエアによって、天面C2が下方を向いた状態に保持されながら、傾斜搬送面11に近づくことになる。
そして、天面C2が傾斜搬送面11に近接すると、当該天面C2と傾斜搬送面11との間に、起立噴出孔12a及び傾斜噴出孔12bから噴出するエアが高速で流れることになる。この高速流のエアは、その静圧が周囲の雰囲気の圧力より低くなることから、王冠Cを傾斜搬送面11に吸引した状態になる。また、起立噴出孔12a及び傾斜噴出孔12bから噴出するエアの風圧が王冠Cの天面C2を傾斜搬送面11から浮き上がらせる方向の力を作用することになる。更に、傾斜噴出孔12bから噴出するエアは、王冠Cを下流側に駆動することになる。このため、王冠Cは、傾斜搬送面11から微少量浮上すると共に、傾斜搬送面11に吸引された状態で下流側に安定的に搬送されるになる。
しかも、起立噴出孔12aから傾斜搬送面11に直交する方向のエアが噴出するので、天面C2を傾斜搬送面11と平行に向けさせようとする力がより強く王冠Cに作用することになる。従って、天面C2が傾斜搬送面11とほぼ平行になる安定状態に、王冠Cの姿勢を即座に整えることができる。
また、開口部がエアの噴出側を少しでも向いている王冠Cについては、エアに対する抵抗が大きいことから、より抵抗の少ない天面C2側がエアの噴出側を向くように即座に変換されることになる。この場合も、起立噴出孔12aから傾斜搬送面11に直交する方向のエアが噴出するので、天面C2が傾斜搬送面11と平行な方向となる正規姿勢に変換させる力がより大きく王冠Cに作用することになる。従って、不正規姿勢の王冠Cについても、正規姿勢に即座に変換して安定的に下流側に供給することができる。
一方、王冠Cは天面C2を下方に向けた王冠Cの上に1つ以上の他の王冠Cを重ねた状態でもエアに対して安定した状態となる程度に、円筒部1の外径が円筒部C1の軸方向の寸法より大きな扁平状に形成されているので、王冠Cが姿勢調整部10に供給される際などにおいて、正規姿勢となった王冠Cの上に王冠Cが1つ以上重なった不正規姿勢の状態となり、この状態が維持される場合がある。なお、図2には、王冠Cが三重に重なったものを示している。
この場合、不正規姿勢の状態となった王冠Cは、個々に別れた正規姿勢の王冠Cに対して重量が2倍以上増大することになるので、起立噴出孔12a及び傾斜噴出孔12bから噴出する通常のエアでは、上述した風圧や下流側への流速が不足し、王冠Cの搬送が滞ることがある。しかし、傾斜搬送面11が下流側に向かって漸次下方に位置すべく傾斜していることから、重力が王冠Cを下流側に搬送する方向の力として作用することになるので、重なって重くなった状態の不正規姿勢の王冠Cを下流側に円滑に搬送することができる。そして、この不正規姿勢となった王冠Cは、個々に別れた正規姿勢の王冠Cに対して傾斜搬送面11からの高さが高くなるので、バックシューター40によって姿勢調整部10内の上流方向に打ち戻されることになる。
この際、最下位置の王冠Cの上側の王冠Cのみが打ち戻される場合と、上側の王冠Cと共に最下位置の王冠Cも打ち戻される場合がある。上側の王冠Cのみが打ち戻される場合には、最下位置の王冠Cはそのまま正規姿勢の状態となって下流側の整列部20に供給されることになり、上側の王冠Cは姿勢調整部10において反転等して正規姿勢となるべく調整されることになる。また、最下位置及び上側の王冠Cが共に姿勢調整部10内の上流側に打ち戻された場合には、各王冠Cが個々に正規姿勢となるべく再調整されることになる。
また、王冠Cの場合には、上述のように扁平状に形成されていることから、天面C2が上方を向いた逆向きの不正規姿勢になった場合も、エアに対して安定し、傾斜搬送面11を下流側に搬送される場合も希に有り得る。しかし、この場合は、噴出流としてのエアの運動エネルギが王冠Cに効率よく作用することになるため、正規姿勢の王冠Cより傾斜搬送面11から高い位置で安定することになる。
このため、逆向きの不正規姿勢状態となった王冠Cは、バックシューター40によって姿勢調整部10内の上流方向に打ち戻され、当該姿勢調整部10において正規姿勢に変換されることになる。但し、ここで、正規姿勢に変換されなかった王冠Cは、再びバックシューター40で姿勢調整部10内の上流方向に打ち戻されることになる。
以上より、姿勢調整部10に供給される全ての王冠Cについて、正規姿勢に整えた後に、下流側に供給することができる。
また、姿勢調整部10に起立噴出孔12a及び傾斜噴出孔12bを設けているので、姿勢調整部10において王冠Cを正規姿勢に変換することができる確率が極めて高くなる。従って、不正規姿勢のままでバックシューター40まで送られる王冠Cの数量を激減させることができるので、バックシューター40で打ち戻される王冠Cの数量を低減することができ、よって下流側への王冠Cの供給効率の向上を図ることができる。
更に、整列部20においては、王冠Cの天面C2と整列搬送面21との間に整列エア噴出孔21aから噴出したエアが高速流となって下流側に流れることになるので、王冠Cを整列搬送面21に吸引した安定した状態で下流側に搬送することができる。しかも、王冠Cがエアを介して整列搬送面21から浮いた状態になり、当該王冠Cの整列搬送面21に対する摩擦力がほぼ零になること等から、整列搬送面21の幅をガイド壁22によって下流側の搬送部30に向けて漸次狭めることにより、複数の王冠Cを搬送部30に供給可能な一列の状態に円滑に整列させることができる。
また、バックシューター40より下流側に設けられたトップガイド23、33は搬送状態にある正規姿勢の王冠Cの上方であって、二重に重なった状態の上側の王冠Cの上端より低い位置に設置されているので、バックシューター40の下流側の整列部20又は搬送部30において、王冠Cの移動が停止した場合でも、上流側から搬送されてくる王冠Cが下流側の王冠Cに対して重なった状態になるのを防止することができる。
即ち、各王冠Cは軸方向寸法の小さな扁平状に形成されていることから、下流側の王冠Cが停止することによって、その王冠Cの下方又は上方に、上流側から送られてくる王冠Cが移動して互いに重なった状態になりやすいが、トップガイド23、33によって、王冠Cが上記のように重なるのを確実に防止することができる。
従って、王冠Cの搬送停止後も、何らの対策を要することなく、当該王冠Cの搬送を再開することができる。
また、トップガイド23、33が棒状のもので形成されているので、整列エア噴出孔21aや搬送エア噴出孔31aから噴出するエアがトップガイド23、33の脇を通ってそのまま上方に抜けることができる。よって、エアを整列エア噴出孔21aや搬送エア噴出孔31aから連続して噴出させることができるので、王冠Cの搬送や整列に支障を来すことがない。
なお、上記実施の形態においては、バックシューター40を姿勢調整部10の下流側の端部に設けた例を示したが、このバックシューター40は、当該姿勢調整部10より下流側に位置する整列部20の上流側の端部に設けてもよい。この場合も、二重以上の重なりや、逆向きとなって、整列搬送面21からの高さが正規姿勢の王冠Cより高い位置となった不正規姿勢の王冠Cを姿勢調整部10内の上流方向に打ち戻すことができる。
また、バックシューター40においては、打戻バー40cを6本設けた例を示したが、この打戻バー40cの数は、下流側に移動する王冠Cの速度と、バックシューター40の回転速度との関係において、不正規姿勢の王冠Cがバックシューター40の下方を素通りしないことが確実であれば、1以上のいずれの数であってもよい。ただし、打戻バー40cを複数設けることにより、バックシューター40の回転数を50〜150rpm程度の低速に設定することが好ましい。このような低速度でバックシューター40を回転することにより、当該バックシューター40や、このバックシューター40を駆動するモータ等の故障率をほぼ零にすることができる。
更に、バックシューター40は、図4(a)に示すように、打戻バー40cに代えて、主軸部40aの外周面から放射状に突出する複数の打戻プレート(打戻部材)40dを設けたもので構成してもよい。この例では、打戻プレート40dは、長方形状の板によって形成されており、主軸部40aの周方向に6等分する位置に配置されている。また、打戻プレート40dは、金属やプラスチック等の所定の形状を維持することが可能な剛性を備えた材料で形成しても、ゴム等の弾性を有する容易に変形可能な材料で形成しても、シートや布等の板状態を維持できないような材料で形成してもよい。例えば、シートや布等の変形自在な材料で打戻プレート40dを構成した場合でも、主軸部40a回りの回転による遠心力によって、当該打戻プレート40dが主軸部40aから外方に延出した状態になるので、不正規姿勢の王冠Cを姿勢調整部10内の上流方向に打ち戻す機能を有している。
また更に、バックシューター40は、図4(b)に示すように、打戻バー40cに代えて、主軸部40aの外周面から放射状に突出する複数の線状部材(打戻部材)40eを設けたもので構成してもよい。
この例で示す線状部材40eは、断面円形状の直線状の棒によって形成されており、主軸部40aの周方向に6等分する位置に配置されていると共に、主軸部40aの軸方向に所定の間隔をおいた複数の位置に配置されている。この線状部材40eとしても、金属やプラスチック等の所定の形状を維持する剛性を備えた材料で形成しても、ゴム等の弾性を有する変形容易な材料で形成しても、糸等の直線態を維持できないような材料で形成してもよい。また、糸等の変形自在な材料で打戻プレート40dを構成した場合でも、主軸部40aの回転による遠心力によって、当該打戻プレート40dが主軸部40aから外方に延在した状態になるので、不正規姿勢を姿勢調整部1010の上流方向に打ち戻す機能を有する。
また、上記実施の形態では、王冠Cを姿勢調整部10に上方から投入する例を示したが、当該姿勢調整部10における例えば上流側のガイド壁13を排除することにより、姿勢調整部10の上流側の搬送部から当該姿勢調整部10に正規姿勢及び不正規姿勢の混在した王冠Cを供給するように構成してもよい。この場合も、不正規姿勢の王冠Cについては正規姿勢の王冠Cに変換して、下流側に供給することができる。
更に、上記実施の形態においては、傾斜搬送面11に起立噴出孔12a及び傾斜噴出孔12bを開口すべく構成したが、傾斜搬送面11に傾斜噴出孔12bのみを開口すべく構成してもよい。但し、この場合の傾斜噴出孔12bは、傾斜搬送面11に直交する方向のエアの速度成分を大きくすることによって、不正規姿勢の王冠Cをより効率よく正規姿勢に変換できるようにすることが好ましい。
本発明の一実施の形態として示した扁平状ワークのエア整列フィーダーの図であって、図3のI−I線に沿う要部断面図である。 同扁平状ワークのエア整列フィーダーを示す図であって、図1のII−II線に沿う要部断面図である。 同扁平状ワークのエア整列フィーダーを示す平面図である。 同扁平状ワークのエア整列フィーダーにおけるバックシューターの他の例を示す図であって、(a)は第1の他の例を示す斜視図であり、(b)は第2の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 扁平状ワークのエア整列フィーダー
10 姿勢調整部
11 傾斜搬送面
12 噴出孔
12a 起立噴出孔
12b 傾斜噴出孔
20 整列部
21 整列搬送面
21a 整列エア噴出孔
23、33 トップガイド
30 搬送部
31 搬送面
31a 搬送エア噴出孔
40 バックシューター
40a 主軸部
40c 打戻バー(打戻部材)
40d 打戻プレート(打戻部材)
40e 線状部材(打戻部材)
C 王冠(ワーク)
C1 円筒部(筒状部)
C2 天面(端面部)

Claims (5)

  1. 下方から噴出するエアによって、筒状部の一端が端面部によって閉塞され他端が開口部とされたワークを上記エアに対して安定する上記端面部が下方を向いて個々に別れた状態となる正規姿勢に整えながら搬送方向の下流側に供給する姿勢調整部を備えたエア整列フィーダーであって、
    上記ワークは、上記端面部を下方に向けたワークの上に1つ以上のワークを重ねた状態でも上記エアに対して安定した状態となる程度に、上記筒状部の外径が当該筒状部の軸方向の寸法より大きな扁平状に形成され、
    上記姿勢調整部は、上記エアを噴出する複数の噴出孔が開口し、搬送方向の下流側に向かって漸次下方に位置すべく傾斜された傾斜搬送面を有しており、
    上記姿勢調整部の下流側の端部又は当該姿勢調整部より下流側には、上記正規姿勢以外の不正規姿勢であるために正規姿勢のワークより高い位置となったワークを上記姿勢調整部内の上流方向に打ち戻すバックシューターが設けられていることを特徴とする扁平状ワークのエア整列フィーダー。
  2. 上記バックシューターは、主軸部の回りに配置され、下方位置において上流側に移動すべく回転駆動されることにより、上記不正規姿勢のワークを上記姿勢調整部内の上流方向に打ち戻す打戻部材を有していることを特徴とする請求項2に記載の扁平状ワークのエア整列フィーダー。
  3. 上記噴出孔は、上記傾斜搬送面から当該傾斜搬送面に直交する方向の速度成分の大きなエアを噴出する複数の起立噴出孔と、上記傾斜搬送面から搬送方向の下流側に向かう速度成分を有するエアを噴出する複数の傾斜噴出孔とを有し、
    上記起立噴出孔と上記傾斜噴出孔とは、搬送方向及びこの搬送方向に直交する幅方向に分散されて設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の扁平状ワークのエア整列フィーダー。
  4. 上記姿勢調整部より下流側の位置には、当該姿勢調整部から連続して下流側に延在し、上記ワークを更に下流側の搬送部に供給可能とすべく当該ワークを整列させる整列部が設けられており、
    上記整列部は、搬送方向の下流側に向かって斜め上方にエアを噴出する整列エア噴出孔が複数開口する整列搬送面を有していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の扁平状ワークのエア整列フィーダー。
  5. 上記バックシューターより下流側の位置には、搬送状態にある正規姿勢のワークの上方の位置であって、二重に重なった状態の上側のワークの上端より低い位置に、棒状のトップガイドを設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の扁平状ワークのエア整列フィーダー。
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