JP2006015570A - 導電性シート状弾性体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート状弾性基体12と、このシート状弾性基体12の少なくとも一方の表面に積層させた導電層14とからなる導電性シート状弾性体において、この導電層14はベース樹脂15と、該ベース樹脂15中に分散させた導電剤16とからなり、導電性シート状弾性体の最大点伸度/破断点伸度が0.95以上に設定されている。
【選択図】図1
Description
前記導電層はベース樹脂と、該ベース樹脂中に分散させた導電剤とからなり、
前記導電性シート状弾性体の最大点伸度/破断点伸度が0.95以上に設定されていることを特徴とする。
前記導電層はベース樹脂と、該ベース樹脂中に分散させた導電剤とからなり、
前記導電性シート状弾性体の最大点応力/最大点伸度は0.1以下に設定されていることを特徴とする。
前記導電層はベース樹脂と、該ベース樹脂中に分散させた導電剤とからなり、
前記導電性シート状弾性体の最大点伸度/破断点伸度が0.95以上に設定されると共に、その最大点応力/最大点伸度は0.1以下に設定されていることを特徴とする。
前記導電層はベース樹脂と、該ベース樹脂中に分散させた導電剤とからなり、前記シート状弾性基体と接合させる際にゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となるよう設定され、
前記導電層を基材フイルム上に形成した導電層転写用フィルムを、その導電層の側を前記シート状弾性体に接合させた後に該基材フィルムを剥離することにより、該導電層が該シート状弾性体の前記表面に転写されていることを特徴とする。
前記導電層転写用フィルムの導電層側に、流動状態にある弾性基体原料を供給し、
前記供給された弾性基体原料を、前記導電層がゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となる転写可能温度域で反応および硬化させることで、前記導電層に接合した所要厚みのシート状弾性基体を形成し、
前記導電層から基材フィルムを剥離することで転写するようにしたことを特徴とする。
前記導電層転写用フィルムの導電層側に、流動状態にある弾性基体原料を供給し、
次いで前記導電層上の弾性基体原料に対して、別の導電層転写用フィルムを、その導電層が該弾性基体原料に対向するよう連続的に供給し、
前記供給された弾性基体原料を、前記導電層がゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となる転写可能温度域で反応および硬化させることで、その両面に前記夫々の導電層が接合された所要厚みのシート状弾性基体となし、
前記夫々の導電層から各対応の基材フィルムを剥離することで転写するようにしたことを特徴とする。
この弾性基体原料に対して、基材フィルムの一方の表面に導電剤を分散させたベース樹脂からなる導電層を形成した導電層転写用フィルムを、その導電層が該弾性基体原料に対向するよう連続的に供給し、
前記供給された弾性基体原料を、前記導電層がゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となる転写可能温度域で反応および硬化させることで、その一方の表面に前記導電層が接合されたシート状弾性基体を形成し、
前記導電層から前記基材フィルムを剥離することで、前記シート状弾性基体の一方の表面に導電層を転写するようにしたことを特徴とする。
前記シート状弾性基体に導電層が対向するよう導電層転写用フィルムを積層した後、該シート状弾性基体および導電層を該導電層がゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となる転写可能温度域で加熱するおよび/または加圧することで接合させ、
前記導電層から基材フィルムを剥離することで転写するようにしたことを特徴とする。
次に、実施例1に係る導電性シート状弾性体を好適に製造する製造装置の一例と、該製造装置を用いた製造方法を以下説明する。なお原料となる弾性基体原料Mおよび導電層14が基材フィルム18の一面に形成された導電層転写用フィルム20が準備されているものとする。導電性シート状弾性体10の製造工程は、図2に示すように原料準備工程S1、原料供給・成形工程S2、加熱工程S3、フィルム除去工程S4および最終工程S5から基本的に構成され、図3に示す製造装置30により好適に製造される。この製造装置30は、基本的に前述の原料供給・成形工程S2、加熱工程S3、フィルム除去工程S4および最終工程S5を連続的に実施するものであり、原料準備工程S1は別の装置で実施している。なお原料準備工程S1については、シート状弾性基体12となる弾性基体原料Mを適宜な公知方法によって準備し、更に後述([0042])する方法で導電層転写用フィルム20を準備する工程であり、詳細な説明については省略すると共に、後述の実験例1で一例を挙げている。
製造装置30は、図3に示す如く、導電層14が形成されると共に、各種原料から、例えばメカニカルフロス法における原料調整により混合された弾性基体原料Mの移送媒体となる導電層転写用フィルム20を図示しない駆動源により駆動する供給ロール32a、基材フィルム回収ロール32bおよび製品回収ロール32cからなるロール機構32と、導電層14上に弾性基体原料Mを供給する吐出ノズル34と、吐出ノズル34の下流側に設置され、供給された弾性基体原料Mを所定の厚みのシート状とする製品厚制御手段36と、その下流側に設けられる所定長さのトンネル式加熱炉38とから基本的に構成される。
実施例1において、予め準備される導電層転写用フィルム20は以下のよう製造されている。すなわち有機系または水系の溶媒に溶かしたベース樹脂15の原料に所定量の導電剤16を混合し、ホモミキサー等で高速分散させる等して均質に分散させた導電層形成原料を作製する。そしてこの導電層形成原料を、基材フィルム18の一面にべーカー式アプリケーター等の一般的な塗布手段を用いて所定の厚さで塗布し、ドライヤや乾燥炉等の乾燥手段で乾燥することで、基材フィルム18の一面に所定厚みの導電層14が剥離可能に形成される。なお導電層転写用フィルム20を製造するに際しては、基材フィルム18の導電層14の形成される側に、転写の際の剥離性を高める、例えばシリコーン系物質またはポリオレフィン系物質等の離型剤が予め各種コーター等の公知手段で付与され、この離型剤を介して導電層14が形成されている。
本原料供給・成形工程S2は、図4に示す如く、ロール機構32によって所定の張力を掛けられた状態で水平に供給される導電層転写用フィルム20上に、原料準備工程S1で得られた弾性基体原料Mを吐出ノズル34から連続的に吐出し、これを製品厚制御手段36によって所定の厚みとする工程である(図4(a)参照)。
本加熱工程S3は、前原料供給・成形工程S2を経ることで、導電層14上に所定の厚みとされた弾性基体原料Mを加熱することで反応・硬化させ、導電層14にシート状弾性基体12を接合させる工程である(図4(b)参照)。具体的には、トンネル式加熱炉38を通過する際に所定の温度に昇温、一定時間保持することでなされる。このときの加熱温度については、前述([0022])した導電層14の転写可能温度域内に設定される。具体的に転写可能温度域は、弾性基体原料Mを加熱することで反応・硬化させ得る150〜200℃程度の温度に設定されている。
フィルム除去工程S4は、加熱工程S3を経て得られた導電層転写用フィルム20とシート状弾性基体12との接合体から、基材フィルム回収ロール32bにより基材フィルム18を分離除去して回収する工程であり(図4(c)参照)、最終工程S5はフイルム除去工程S4に引き続き連続的に実施される、出荷前の最終加工および検査等のための工程である。そしてフィルム除去工程S4を経ることで、シート状弾性基体12に対して導電層14だけが転写された導電性シート状弾性体10の長尺物が得られる。この導電性シート状弾性体10の長尺物は、最終検査を受けつつ製品回収ロール32cにより巻き取り回収され、そのままの形で出荷に供される。なお長尺の導電性シート状弾性体10は、製品回収ロール32cに回収せず、連続的に所定形状への打ち抜き等の最終加工およびその他検査等を実施等をし、パッキン等の各種最終製品としてもよい。また導電性シート状弾性体10の形状的強度や、ハンドリング性を考慮し、基材フィルム18の分離を実施せず、所要形状への打ち抜き加工等を実施した最終製品として出荷された後の使用直前に分離させて使用するようにしてもよい。この場合にはフィルム除去工程S4は不要となる。
前述の実施例1では、シート状弾性基体12の一方の表面にだけ導電層14が転写された導電性シート状弾性体10について述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図5に示すような導電性シート状弾性体24の如き形態、すなわちシート状弾性基体12の両面に導電層14,14が転写された構成も考えられる。この導電性シート状弾性体24は、その両面において除電や導電性が必要な場合に対応し得るといった特徴を有している。この導電性シート状弾性体24は、例えば図6に示す製造装置50によって製造される。製造装置50は、基本的に前述([0039])した製造装置30と同様の構造を備え、積層状態にある弾性基体原料Mおよび導電層転写用フィルム20の弾性基体原料Mの上方から、別の導電層転写用フィルム20を、その導電層14が弾性基体原料Mに対向するように連続的に供給することで、シート状弾性基体12の両面に導電層14,14が転写された導電性シート状弾性体24を製造する装置である。従って製造装置50には、製造装置30に対して、吐出ノズル34の下流側に設置され、 図示しない駆動源により駆動され、別の導電層転写用フィルム20を供給する第2供給ロール33aおよび第2基材フィルム回収ロール33bからなる第2ロール機構33が付加された構成となっている。
更に前述の実施例1および変更例においては、シート状弾性基体12の少なくとも一方の表面に導電層14が転写された構成の導電性シート状弾性体が説明されているが、本発明においてはシート状弾性基体12の一方の表面に対して、引張強度等の物理的強度を向上させる、基材シート22を一体的に積層した導電性シート状弾性体26の如き形態も考えられる。具体的に導電性シート状弾性体26は、図7に示す如く、その主体であるシート状弾性基体12の一方の表面に所定の基材シート22が一体的に積層され、他方の表面に導電層14が転写された構成となっている。
実施例2では、導電層転写用フィルム20と同様にシート状弾性基体12を予め準備し、この双方をベース樹脂15を制御下に転写可能状態とする、すなわち層形状を保持したまま溶解してシート状弾性基体12内部に浸透しない程度の状態となる転写可能温度域に加熱することで、シート状弾性基体12および導電層14を熱接合により積層した後、導電層14から基材フィルム18を剥離除去して導電性シート状弾性体28を製造している。この導電性シート状弾性体28は、基本的に図1に示す導電性シート状弾性体10と同様の構成を備えるもので、図9に示す製造装置70によって製造される。製造装置70は、基本的に前述([0039])した製造装置30と同様の構造を備えるが、シート状弾性基体12を弾性基体原料Mとして供給・硬化させるのではなく、別工程でシート状弾性基体12を予め製造してロール状に巻き取り、このロール状のシート状弾性基体12をロール機構32の一部を構成するシート状弾性基体供給ロール32dとして用い、製造装置70に対してシート状弾性基体12を供給している。この製造装置70は、シート状弾性基体供給ロール32dの下流に、導電層14を確実に熱を供給して加熱すると共に、シート状弾性基体12と導電層14とを確実に接合させる一対の加熱押圧ロール35,35が備えられている。すなわち製造装置70では、一対の加熱押圧ロール35,35で導電層14を加熱することで、転写可能状態になったベース樹脂15の化学的・物理的な接着力でシート状弾性基体12と導電層14とを接合・熱転写させている。また導電層14に加えられる熱は、転写対象物であり基材となるシート状弾性基体12に対して悪影響を及ぼさない60〜150℃の範囲に設定される。この温度が60℃未満の場合、一対の加熱押圧ロール35,35によって加えられる瞬間的な条件においての制御が困難となると共に、ベース樹脂15の如何似に関わらずらず転写に充分な弾性率となし得なくなる虞があり、150℃を超えるとシート状弾性基体12を構成する組成が熱硬化等の導電性シート状弾性体10としての使用に差し障る影響が無視できなくなる。
以下に、本発明に係る導電性シート状弾性体についての実験を行なった。なお、本発明は、この実験例に限定されるものではない。
表1および表2に記載された各ベース樹脂(A〜D、JおよびK)および導電剤の使用量(質量部)に従って導電層形成原料とし、これにメチルエチルケトン400質量部を均一に混合・溶解させた溶液を厚さ50μmの離型処理されたPETフィルム上にベーカー式アプリケーターにて塗布し、温度130℃、時間3分間の条件で加熱乾燥し、厚さ5μmの導電層を転写し得る導電層転写用フィルムを作製する。そしてこの導電層転写用フィルムと、シート状弾性基体とを実施例1記載の一体成形工法と、実施例2記載の熱転写工法との双方によって積層・接合して導電性シート状弾性体を製造(詳細な製造方法は、後述の実験2および実験3を参照)し、この弾性体から実施例1記載の一体成形工法に係る実施例1−1〜1−6並びに比較例1−1および1−2の試験片(表1参照)を、実施例2記載の熱転写工法に係る実施例1−7〜1−12並びに比較例1−3および1−4の試験片(表2参照)を夫々作製し、最大点応力、最大点伸度および破断点伸度を引張試験により測定することで、その追従性等を示す最大点伸度/破断点伸度および最大点応力/最大点伸度を算出し、またその追従性および表面のタック性について、更に実施例2記載の熱転写工法については転写性についても、○:良好、△:多少悪い、×:使用不可の3段階または○:良好、×:使用不可の2段階の何れかで評価(詳細は後述[0064])し、またこれらの値および評価から導電性シート状弾性体としての総合評価を、○:良好、×:使用不可で示した。なお参考的にベース樹脂および導電剤からなる導電層のガラス転移温度(℃)および150℃弾性率(Pa)並びにタック性を示す剥離力(N/25mm)についても併記した。また参考例として、導電層を接合させない状態、すなわちシート状弾性基体だけについても同様の測定・算出を実施した。
・導電剤:オイルファーネスプラック
・シート状弾性基体:ポリウレタンフォーム(商品名 SR−S−24;イノアックコーポレーション製)
・ベース樹脂A:ポリウレタン(重量平均分子量240,000、TMA(熱機械分析)測定によるガラス転移温度−35.3℃))
・ベース樹脂B:ポリエステル変性ポリウレタン(質量平均分子量52,000、TMA測定によるガラス転移温度26.3℃)
・ベース樹脂C:スチレンプタジエンスチレン共重合体(質量平均分子量93,000、TMA測定によるガラス転移温度83.4℃(スチレン単量体とプタジエン単量体との質量比40:60))
・ベース樹脂D:ポリエステル変性ポリウレタン(質量平均分子量100,000、TMA測定によるガラス転移温度75.0℃)
・ベース樹脂J:ポリウレタン(重量平均分子量105,000、TMA(熱機械分析)測定によるガラス転移温度48.0℃))
・ベース樹脂K:ポリエステル変性ポリウレタン(質量平均分子量27,000、TMA測定によるガラス転移温度34.2℃)
市販の引張試験機を使用し、試験片断面積:0.6mm2、引張り速度:200mm/分の測定条件にて最大点伸度、破断点伸度および最大点応力を測定した。
・導電層の150℃弾性率の測定について
市販のレオメータを使用し、自動せん断応力制御下(せん断一定)において、単一(1Hz)の周波数によって測定した。
・導電層のガラス転移温度測定について
市販のTMAを使用し、引張・粘弾性モードで、昇温速度5℃/分の条件で測定した。
ガラス基板上に各実施例または比較例に係る導電性シート状弾性体を導電層が上になるように載置し、5mmφのガラス棒を導電層に押し込めなくなるまで押し当てたときの導電層の状態を目視により観察し、○:シワまたは亀裂の発生が見られない、×:シワまたは亀裂の発生が見られる、で評価した。
・表面のタック性の評価方法について(剥離力の測定方法)
各実施例または比較例に係る導電性シート状弾性体を温度23℃、湿度65%RHの条件下で、幅25mm、長さ250mmに切断して試験片とし、この試験片の導電層側を、厚さ1.1mmのガラス板に2kgゴムローラを用いて、300mm/minの速さで一往復させて圧着し、23℃、65%RHの条件下で20分間放置し、引張試験機を用いて引張り速さ300mm/minの条件で導電層を180度方向に引き剥がしたときの剥離力(N/25mm)を測定した。またこの測定値を基として経験的に、その値が0.2(N/25mm)以下の場合には、本発明に係る導電性シート状弾性体上に被着した物質を容易に引き剥がせるとして○の評価を、0.2(N/25mm)を超える場合には引き剥がしが多少困難であるとして△の評価を、一部でも引き剥がせず剥離力が測定不能であった場合には×の評価を夫々与えるようにした。なおガラス板は試験片貼付け前に、エタノールで表面を洗浄後、乾燥したものを使用した。
・転写性の評価方法について(熱転写工法のみ)
導電層転写用フィルムから基材フィルムを剥離させた際に、基材フィルム上の状態を目視により観察し、○:導電層が完全に残っていない、×:導電層が残っている、で評価した。
実験1の結果を上記の表1および表2に併記する。この表1および表2から、ベース樹脂の物性等の条件を、本発明に係る範囲内に設定することで良好な追従性等を示すことが確認された。
本発明に係る導電性シート状弾性体を一体成形工法、具体的には前述([0039])した製造装置30を使用して以下の手順で製造した導電性シート状弾性体について、表3に示すベース樹脂の種類(実験1で使用したベース樹脂のうちA〜Cと、E〜I)および導電剤の使用量における実験例2−1〜2−11に係る導電性シート状弾性体を製造し、この表面抵抗値(Ω)と、追従性とについての測定・判定を行なった。ここで追従性については、○:良好、△:多少悪い、×:使用不可の3段階で評価した。なお参考的にベース樹脂および導電剤からなる導電層のカラス転移温度(℃)、25℃弾性率(Pa)および150℃弾性率(Pa)についても併記した。また使用した各原料であって実験1で説明がなされていないものについては、以下に記す。
・ベース樹脂E:ポリウレタン(重量平均分子量83,000、TMA(熱機械分析)測定によるガラス転移温度40.0℃))
・ベース樹脂F:ポリエステル変性ポリウレタン(質量平均分子量76,000、TMA測定によるガラス転移温度75.0℃)
・ベース樹脂G:ポリエステル変性ポリウレタン(質量平均分子量72,000、TMA測定によるガラス転移温度70.0℃)
・ベース樹脂H:スチレンプタジエンスチレン共重合体(質量平均分子量150,000、TMA測定によるガラス転移温度90.0℃(スチレン単量体とプタジエン単量体との質量比31:69))
・ベース樹脂I:ポリエステル変性ポリウレタン(質量平均分子量67,000、TMA測定によるガラス転移温度65.0℃)
・導電層転写用フィルムの準備
別工程において、基材フィルムとして厚み50μmのPETフィルム(基材フイルム)を使用し、ベース樹脂として実験1で使用したベース樹脂A〜Cと、上記のE〜Iとを選択して使用し、導電剤としてオイルファーネスブラックを使用して、前述した([0042])の手順で5μmの厚みで導電層を形成した各実験例に係る導電層転写用フィルムを準備し、これを供給ロール32aにセットする。
測定機器:商品名 ULTRA HIGH RESISTANCE METER R8340;アドバンテスト製
測定条件:印加電圧:10V、ディスチャージ:10秒、チャージ:10秒、なお各実験例に係る試験片は、22℃×55%RH、24時間の条件で調整室に放置した後に測定した。
実験2の結果を上記の表3に併記する。この表3から、ベース樹脂の種類、導電剤の使用量および導電層の条件を、本発明に係る範囲内に設定することで、本発明に係る導電性が達成されると共に、良好な追従性を示すことが確認された。
本発明に係る導電性シート状弾性体を熱転写工法、具体的には前述([0056])した製造装置70を使用して以下の手順で製造した導電性シート状弾性体について、表4に示すベース樹脂の種類(実験1または実験2で使用したベース樹脂のうちA〜E、H、JおよびKと、L〜N)および導電剤の使用量に従った実験例3−1〜3−14に係る導電性シート状弾性体を製造し、この表面抵抗値(Ω)の測定と、追従性および転写性についての判定とを行なった。ここで導電層転写用フィルムの製造方法および弾性率等の測定方法は実験1または実験2と同様であって、得られた各実験例に係る導電層転写用フィルムを、供給ロール32aにセットする。そして実験例3−14のみ導電層の厚みを10μmに設定し、それ以外は5μmに設定した。また追従性については、○:良好、△:多少悪い、×:使用不可の3段階で、転写性については、○:良好、×:使用不可の2段階で夫々評価した。なお参考的にベース樹脂および導電剤からなる導電層のカラス転移温度(℃)、25℃弾性率(Pa)および150℃弾性率(Pa)についても併記した。また使用した各原料であって実験1または実験2で説明がなされていないものについては、以下に記す。
・ベース樹脂L:スチレンプタジエンスチレン共重合体(質量平均分子量130,000、TMA測定によるガラス転移温度44.8℃(スチレン単量体とプタジエン単量体との質量比30:70))
・ベース樹脂M:ポリエステル変性ポリウレタン(質量平均分子量100,000、TMA測定によるガラス転移温度12.0℃)
・ベース樹脂N:ポリエステル変性ポリウレタン(質量平均分子量65,000、TMA測定によるガラス転移温度65.0℃)
実験3の結果を上記の表4に併記する。この表4から、ベース樹脂の種類および導電層の条件を、本発明に係る範囲内に設定することで、本発明に係る導電性が達成されると共に、良好な追従性および転写性を示すことが確認された。
12 シート状弾性基体
14 導電層
15 ベース樹脂
16 導電剤
18 基材フイルム
22 基材シート
24 導電性シート状弾性体
26 導電性シート状弾性体
28 導電性シート状弾性体
M 弾性基体原料
Claims (16)
- シート状弾性基体(12)と、このシート状弾性基体(12)の少なくとも一方の表面に積層させた導電層(14)とからなる導電性シート状弾性体において、
前記導電層(14)はベース樹脂(15)と、該ベース樹脂(15)中に分散させた導電剤(16)とからなり、
前記導電性シート状弾性体の最大点伸度/破断点伸度が0.95以上に設定されている
ことを特徴とする導電性シート状弾性体。 - シート状弾性基体(12)と、このシート状弾性基体(12)の少なくとも一方の表面に積層させた導電層(14)とからなる導電性シート状弾性体において、
前記導電層(14)はベース樹脂(15)と、該ベース樹脂(15)中に分散させた導電剤(16)とからなり、
前記導電性シート状弾性体の最大点応力/最大点伸度は0.1以下に設定されている
ことを特徴とする導電性シート状弾性体。 - シート状弾性基体(12)と、このシート状弾性基体(12)の少なくとも一方の表面に積層させた導電層(14)とからなる導電性シート状弾性体において、
前記導電層(14)はベース樹脂(15)と、該ベース樹脂(15)中に分散させた導電剤(16)とからなり、
前記導電性シート状弾性体の最大点伸度/破断点伸度が0.95以上に設定されると共に、その最大点応力/最大点伸度は0.1以下に設定されている
ことを特徴とする導電性シート状弾性体。 - シート状弾性基体(12)と、このシート状弾性基体(12)の少なくとも一方の表面に積層的に接合させた導電層(14)とからなる導電性シート状弾性体において、
前記導電層(14)はベース樹脂(15)と、該ベース樹脂(15)中に分散させた導電剤(16)とからなり、前記シート状弾性基体(12)と接合させる際にゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となるよう設定され、
前記導電層(14)を基材フイルム(18)上に形成した導電層転写用フィルム(20)を、その導電層(14)の側を前記シート状弾性基体(12)に接合させた後に該基材フィルム(18)を剥離することにより、該導電層(14)が該シート状弾性基体(12)の前記表面に転写されている
ことを特徴とする導電性シート状弾性体。 - 前記シート状弾性基体(12)の25%圧縮硬さは0.035MPa以下に設定されている請求項1〜4の何れかに記載の導電性シート状弾性体。
- 前記導電層(14)の転写により、得られる導電性シート状弾性体(10,24,26,28)の表面抵抗値が1.0×102〜1.0×106Ω以下に設定される請求項1〜5の何れかに記載の導電性シート状弾性体。
- 前記シート状弾性基体(12)は、発泡体からなる請求項1〜6の何れかに記載の導電性シート状弾性体。
- 前記導電層(14)の厚みは、1〜10μmの範囲に設定されている請求項1〜7の何れかに記載の導電性シート状弾性体。
- 前記導電剤(16)として、カーボンブラックが使用される請求項1〜8の何れかに記載の導電性シート状弾性体。
- 基材フィルム(18)の一方の表面に導電剤(16)を分散させたベース樹脂(15)からなる導電層(14)を形成した導電層転写用フィルム(20)を準備し、
前記導電層転写用フィルム(20)の導電層(14)側に、流動状態にある弾性基体原料(M)を供給し、
前記供給された弾性基体原料(M)を、前記導電層(14)がゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となる転写可能温度域で反応および硬化させることで、前記導電層(14)に接合した所要厚みのシート状弾性基体(12)を形成し、
前記導電層(14)から基材フィルム(18)を剥離することで転写するようにした
ことを特徴とする導電性シート状弾性体の製造方法。 - 基材フィルム(18)の一方の表面に導電剤(16)を分散させたベース樹脂(15)からなる導電層(14)を形成した導電層転写用フィルム(20)を準備し、
前記導電層転写用フィルム(20)の導電層(14)側に、流動状態にある弾性基体原料(M)を供給し、
次いで前記導電層(14)上の弾性基体原料(M)に対して、別の導電層転写用フィルム(20)を、その導電層(14)が該弾性基体原料(M)に対向するよう連続的に供給し、
前記供給された弾性基体原料(M)を、前記導電層(14)がゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となる転写可能温度域で反応および硬化させることで、その両面に前記夫々の導電層(14)が接合された所要厚みのシート状弾性基体(12)となし、
前記夫々の導電層(14)から各対応の基材フィルム(18)を剥離することで転写するようにした
ことを特徴とする導電性シート状弾性体の製造方法。 - 基材シート(22)上に流動状態にある弾性基体原料(M)を供給し、
この弾性基体原料(M)に対して、基材フィルム(18)の一方の表面に導電剤(16)を分散させたベース樹脂(15)からなる導電層(14)を形成した導電層転写用フィルム(20)を、その導電層(14)が該弾性基体原料(M)に対向するよう連続的に供給し、
前記供給された弾性基体原料(M)を、前記導電層(14)がゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となる転写可能温度域で反応および硬化させることで、その一方の表面に前記導電層(14)が接合されたシート状弾性基体(12)を形成し、
前記導電層(14)から前記基材フィルム(18)を剥離することで、前記シート状弾性基体(12)の一方の表面に導電層(14)を転写するようにした
ことを特徴とする導電性シート状弾性体の製造方法。 - 前記導電剤(16)としてカーボンブラックが使用されると共に、その使用量は100質量部のベース樹脂(15)に対して10〜65質量部の範囲に設定される請求項10〜12の何れかに記載の導電性シート状弾性体の製造方法。
- 所要厚みのシート状弾性基体(12)と、基材フィルム(18)の一方の表面に導電剤(14)を分散させたベース樹脂(15)からなる導電層(14)を形成した導電層転写用フィルム(20)とを準備し、
前記シート状弾性基体(12)に導電層(14)が対向するよう導電層転写用フィルム(20)を積層した後、該シート状弾性基体(12)および導電層(14)を該導電層(14)がゴム状態であって、その弾性率が1.0×106Pa以下となる転写可能温度域で加熱するおよび/または加圧することで接合させ、
前記導電層(14)から基材フィルム(18)を剥離することで転写するようにした
ことを特徴とする導電性シート状弾性体の製造方法。 - 前記導電層(14)の転写可能温度域は、60〜150℃の範囲で実施される請求項14記載の導電性シート状弾性体の製造方法。
- 前記導電剤(16)としてカーボンブラックが使用されると共に、その使用量は100質量部のベース樹脂(15)に対して10〜30質量部の範囲で添加される請求項14または15記載の導電性シート状弾性体の製造方法。
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