JP2006014460A - スロットレス型モータ - Google Patents

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stator core
vibration
slotless
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coil
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Yuichi Kasai
雄一 葛西
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Canon Inc
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Abstract

【課題】コイル組からステータコアへの振動の伝達を抑え、発生する振動、騒音を低減することができるスロットレス型モータを提供する。
【解決手段】スロットレスのステータコア1と、ステータコアの内周面側に複数個の空芯コイル2が配置されて成るコイル組とを有するスロットレス型モータにおいて、ステータコアの内周面とコイル組の外周面の間に振動低減用の隙間4を設け、該隙間に接着剤5を介在させて、ステータコアとコイル組を固着する構造にしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロットレス型モータの改良に関するものである。
従来から、スロットレス型モータについては種々提案されている(例えば、特許文献1)。
この種のスロットレス型モータの一例であるところの、例えば同期形のACサーボモータを図3及び図4に示す。図3は従来のスロットレス型モータの軸と直交する方向の断面図、図4はスロットレス型モータの軸方向の断面図である。
図3及び図4において、101は複数枚の鉄板を積層して成るステータコアであり、スロットのない該ステータコア101の内周面に、等間隔に複数個の空芯コイル102が配置され、樹脂でモールドされることで成るコイル組がボルト103にて固定されている。詳しくは、コイル組が一体となった樹脂モールド部104に形成された嵌合穴104a、ステータコア101に形成された嵌合穴101a及び後述の前蓋105に形成された螺子穴105aに、ボルト103が嵌合かつ螺合され、これによりステータコア101にコイル組が固定される。
105はボルト103が螺合される螺子穴105aを有する前蓋である。106は後蓋であり、前蓋105とでステータコア101を固定している。107は軸受け部材である。108は出力軸であり、該出力軸108にロータヨーク109が固定される。また、ロータヨーク109の外周側に、ステータコア101に所定の間隔をもって対向するマグネット110が固定される。前記出力軸108、ロータヨーク109及びマグネット110によりロータを構成しており、該ロータは、ステータコア101に対して前蓋105及び後蓋106に保持される軸受け部材107を介して回転自在に支持される。
111はケーブルであり、該ケーブル111及び不図示のプリント基板を介して空芯コイル102への通電等が行われる。
特開平07−107698号公報
上述したスロットレス型モータにおいては、図3及び図4に示すように、樹脂でモールドされたコイル組がステータコア101の内周面にボルト103にて直接固定されている。したがってコイルに発生する振動が直接ステータコア101に伝達され、かかる振動が騒音の原因になっていた。特に、発生する振動の周波数とステータコア101の固有振動とが合致すると、該ステータコア101が共振し、発生する振動、騒音が大きくなるといった課題を有していた。
(発明の目的)
本発明の目的は、コイル組からステータコアへの振動の伝達を抑え、発生する振動、騒音を低減することのできるスロットレス型モータを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、スロットレスのステータコアと、前記ステータコアの内周面側に複数個の空芯コイルが配置されて成るコイル組とを有するスロットレス型モータにおいて、前記ステータコアの内周面と前記コイル組の外周面の間に振動低減用の隙間を設け、該隙間に接着剤を介在させて、前記ステータコアと前記コイル組を固着したスロットレス型とするものである。
上記構成によれば、コイルとステータコアとの間に接着剤の層を介在させ、該接着剤の弾性変形による減衰効果にて前記コイルに発生する振動、騒音を低減させている。
本発明によれば、コイル組からステータコアへの振動の伝達を抑え、発生する振動、騒音を低減することができるスロットレス型モータを提供できるものである。
以下の実施例に示す通りである。
図1及び図2は本発明の一実施例に係わるスロットレス型モータを示す図であり、詳しくは、図1はスロットレス型モータの軸方向の断面図、図2はスロットレス型モータの軸と直交する方向の断面図である。
これらの図において、1はスロットを有さないステータコアであり、複数枚の鉄板を積層し、コア両端面の数箇所をかしめて剥離しないように固定して成る。2は等間隔に配置されて樹脂でモールドされることにより樹脂モールド部3と一体となるコイル組を成す複数個の空芯コイルである。この実施例では、ステータコア1の内周面とコイル組の外周面に、振動低減用の隙間4を設け、弾性変形の大きな接着剤5を用いて前記隙間4を埋めて、前記ステータコア1とコイル組(空芯コイル2)とを接着固着している。これにより、接着剤5の弾性変形による減衰効果にてコイルの振動が吸収され、コイル組からステータコア1への振動の伝達をより効果的に抑えることができるため、モータにおける振動、騒音を低減できる。
6は前蓋であり、後蓋7とでステータコア1を固定している。8は軸受け部材である。9は出力軸であり、該出力軸9にロータヨーク10が固定される。また、ロータヨーク10の外周側に、空芯コイル2(コイル組)を挟んでステータコア1と所定の間隔をもって対向するマグネット11が固定される。前記出力軸9、ロータヨーク10及びマグネット11によりロータを構成しており、該ロータは、ステータコア1に対して前蓋6及び後蓋7に保持される軸受け部材8を介して回転自在に支持される。
12はケーブルであり、該ケーブル12及び不図示のプリント基板を介して空芯コイル2への通電等が行われる。
ここで、ステータコア1の内周面とコイル組(空芯コイル2)の外周面の間に設けられ、接着剤5で埋められる隙間4は、広いほど振動の伝達を抑える効果はある。しかし、広げすぎるとマグネット11とステータコア1間のギャップが大きくなり、ギャップ間の磁束密度が減少するため、所要の出力がでなくなる可能性がある。そこで、所要の出力を維持でき、かつ接着剤5を介することができる範囲の隙間4を設けることになる。
上記の構造とすることにより、接着剤5を介することで空芯コイル2からの振動が該接着剤5の弾性変形による減衰効果にて縮小され、ステータコア1への伝達が効果的に抑えられ、伝達される振動の共振がし難いものとなる。前記使用する接着剤5は弾性変形が大きいものほど減衰効果が高い。具体的な材質としては、例えばゴム系やビニル系、ウレタン系の接着剤5を用いることで該接着剤5の弾性変形による減衰効果にて振動が吸収され、コイル組からステータコア1への振動の伝達をより効果的に抑えることができる。
上記の実施例によれば、ステータコア1の内周面とコイル組(空芯コイル2)の外周面に隙間4を設け、該隙間4に接着剤5を用いてこれらを固着する構造にしているので、接着剤5の弾性変形による減衰効果にてその振動が縮小し、ステータコアへの伝達が効果的に抑えられ、モータ特性に悪影響を与えるコイル振動や騒音を低減できる効果がある。また、弾性変形の大きな、ゴム系やビニル系、ウレタン系の接着剤5を用いることにより、より効果を発揮することができる。
また、従来のようにボルトを使用せずにステータコア1とコイル組を接着剤5により固着するので、部品点数を少なくすることができる。さらに、ステータコア1とコイル組を接着剤5により固着するので、振動を抑えるだけではなく、コイル組とステータコア1の両者を接着という容易な作業で確実に固着できることになる。
本発明の一実施例に係わるスロットレス型モータを示す軸方向の断面図である。 図1のスロットレス型モータを示す軸と直交する方向の断面図である。 従来のスロットレス型モータを示す軸と直交する方向の断面図である。 図3のスロットレス型モータを示す軸方向の断面図である。
符号の説明
1 ステータコア
2 空芯コイル
3 樹脂モールド部
4 隙間
5 接着剤
6 前蓋
7 後蓋
8 軸受け部材
9 出力軸
10 ロータヨーク
11 マグネット
12 ケーブル

Claims (1)

  1. スロットレスのステータコアと、
    前記ステータコアの内周面側に複数個の空芯コイルが配置されて成るコイル組と、
    を有するスロットレス型モータにおいて、
    前記ステータコアの内周面と前記コイル組の外周面の間に振動低減用の隙間を設け、該隙間に接着剤を介在させて、前記ステータコアと前記コイル組を固着したことを特徴とするスロットレス型モータ。
JP2004186739A 2004-06-24 2004-06-24 スロットレス型モータ Pending JP2006014460A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7928619B2 (en) * 2007-01-18 2011-04-19 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Gap winding motor
JPWO2020129597A1 (ja) * 2018-12-17 2021-11-11 ミネベアミツミ株式会社 回転装置

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