JP2006013652A - 画像ファイル管理プログラム及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単に目的とする画像ファイルをコピー、転送することができる画像ファイル管理プログラム及び撮像装置を提供する。
【解決手段】コピーしようとする画像ファイルの撮影情報を指定すると、その指定された指定された撮影情報を有する画像ファイルが、一方の記憶メディアから抽出され、他方の記憶メディアにコピーされる。
【選択図】 図3
【解決手段】コピーしようとする画像ファイルの撮影情報を指定すると、その指定された指定された撮影情報を有する画像ファイルが、一方の記憶メディアから抽出され、他方の記憶メディアにコピーされる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、画像ファイル管理プログラム及び撮像装置に係り、特に装置間で画像ファイルをコピーする画像ファイル管理プログラム及び撮像装置に関する。
一般にデジタルカメラで撮影された画像データは、DCF等の所定の画像記録フォーマットに従ってメモリカード等の記憶メディアに記録される。記憶メディアに記録された画像ファイルは、デジタルカメラをパーソナルコンピュータ等の外部機器に接続することにより、その接続された機器にコピーすることができる(たとえば、特許文献1等)。
特開平11−164234号公報
ところで、デジタルカメラの記憶メディアに記録されている画像ファイルをコピーするには、そのコピー対象とする画像ファイルを指定する必要がある。画像ファイルの指定は、1枚単位で行うこともできるし、フォルダ単位で行うこともできるが、記憶メディアに大量の画像ファイルが記録されていると、目的とする画像ファイルを指定するのに手間がかかるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単に目的とする画像ファイルをコピー、転送することができる画像ファイル管理プログラム及び撮像装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、一方の記憶メディアに格納されている画像ファイルを他方の記憶メディアにコピーする画像ファイル管理プログラムであって、コピーする画像ファイルの撮影情報の指定を受け付けるステップと、指定された撮影情報を有する画像ファイルを一方の記憶メディアから抽出するステップと、抽出された画像ファイルを他方の記憶メディアにコピーするステップと、をコンピュータに実行させるための画像ファイル管理プログラムを提供する。
本発明によれば、コピーしようとする画像ファイルの撮影情報を指定すると、その指定された撮影情報を有する画像ファイルが、一方の記憶メディアから抽出され、他方の記憶メディアにコピーされる。
また、請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記撮影情報は、撮影日時または撮影地であることを特徴とする請求項1に記載の画像ファイル管理プログラムを提供する。
本発明によれば、コピーしようとする画像ファイルの撮影情報として、撮影日時または撮影地の情報が指定される。
また、請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、記憶メディアに格納されている画像ファイルを電気的に接続された外部機器に転送する機能を備えた撮像装置において、転送する画像ファイルの撮影情報を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された撮影情報を有する画像ファイルを前記記憶メディアから抽出する画像ファイル抽出手段と、前記画像ファイル抽出手段で抽出された画像ファイルを前記外部機器に転送する転送手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明によれば、転送しようとする画像ファイルの撮影情報を入力すると、その入力された撮影情報を有する画像ファイルが記憶メディアから抽出され、接続された外部機器に転送される。
また、請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記入力手段から入力される撮影情報は、撮影日時または撮影地であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置を提供する。
本発明によれば、転送しようとする画像ファイルの撮影情報として、撮影日時または撮影地の情報が入力される。
本発明に係る画像ファイル管理プログラム及び撮像装置によれば、簡単に目的とする画像ファイルをコピー、転送することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る画像ファイル管理プログラム及び撮像装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1、図2は、それぞれ本発明が適用されたデジタルカメラの正面斜視図と背面斜視図である。
このデジタルカメラ10は、デジタルカメラやホームサーバと接続して、画像ファイルを転送する機能を備えており、そのカメラボディ12の正面には、図1に示すように、撮影レンズ14、ファインダ窓16、ストロボ18、マイクロフォン20等が設けられており、上面には、シャッターボタン22、電源/モードスイッチ24、モードダイヤル26等が設けられている。
また、カメラボディ12の背面には、図2に示すように、ファインダ接眼部28、液晶モニタ30、ズームボタン32、十字ボタン34、MENU/OKボタン36、DISPボタン38、BACKボタン40、スピーカ42等が設けられており、片側の側面には、USB端子44、電源端子46、AV出力端子48が設けられている。
また、図示しないカメラボディ12の底面には、開閉自在なカバーを介してバッテリーを収納するためのバッテリー収納室と、メモリカードを装填するためのメモリカードスロットとが設けられている。
シャッターボタン22は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる2段ストローク式のスイッチで構成されている。デジタルカメラ10は、このシャッターボタン22を半押しすると、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動合焦)、AWB(Automatic White Balance :自動ホワイトバランス)が機能し、全押しすると、画像記録の処理を実行する(静止画撮影時)。また、動画撮影時は、このシャッターボタン22を全押しすると、画像の記録を開始し、更にもう一度全押しすると、画像の記録を停止する。
電源/モードスイッチ24は、デジタルカメラ10の電源をON/OFFする電源スイッチとしての機能と、デジタルカメラ10のモードを設定するモードスイッチとしての機能を有しており、「OFF位置」、「再生位置」、「撮影位置」、「通信位置」の間をスライド自在に設けられている。デジタルカメラ10は、この電源/モードスイッチ24を「再生位置」、「撮影位置」又は「通信位置」に合わせることにより、電源がONになり、「OFF位置」に合わせることにより、電源がOFFになる。そして、電源/モードスイッチ24を「再生位置」に合わせることにより、「再生モード」に設定され、記録済み画像の再生が可能になり、「撮影位置」に合わせることにより、「撮影モード」に設定され、画像記録が可能になる。また、「通信位置」に合わせることにより、「通信モード」に設定され、USBケーブルを介して接続されたデジタルカメラ、ホームサーバ等の外部機器に画像ファイルの転送が可能になる。
モードダイヤル26は、デジタルカメラ10の撮影モードを設定する撮影モード設定手段として機能し、このモードダイヤルの設定位置により、デジタルカメラ10の撮影モードが、「オート撮影モード」、「動画撮影モード」、「人物撮影モード」、「スポーツ撮影モード」、「風景撮影モード」、「夜景撮影モード」、「プログラム撮影モード」、「絞り優先撮影モード」、「シャッタースピード優先撮影モード」、「マニュアル撮影モード」に設定される。
液晶モニタ30は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイで構成されている。この液晶モニタ30は、再生モード時に撮影済み画像を表示するための画像表示パネルとして利用されるとともに、各種設定時にユーザインターフェース表示パネルとして利用される。また、撮影時には必要に応じてスルー画像が表示されて、画角確認用の電子ファインダとして利用される。
ズームボタン32は、望遠側へのズームを指示するズームテレボタン32Tと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタン32Wとで構成され、このズームボタン32が操作されることにより、撮影画角が変化する。
十字ボタン34は、上下左右4方向に押圧操作することができるようにされており、各方向の指示を入力するボタンとして機能する。
MENU/OKボタン36は、各モードの通常画面からメニュー画面への遷移を指示するボタン(MENUボタン)として機能するとともに、選択内容の確定、処理の実行等を指示するボタン(OKボタン)として機能する。
DISPボタン38は、背面表示パネルの表示内容の切り替えを指示するボタンとして機能し、BACKボタン40は、入力操作のキャンセル等を指示するボタンとして機能する。
図3は、デジタルカメラ10の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラ10は、CPU110、操作部(シャッターボタン22、電源/モードスイッチ24、モードダイヤル26、ズームボタン32、十字ボタン34、MENU/OKボタン36、DISPボタン38、BACKボタン40等)112、ROM116、EEPROM118、メモリ(SDRAM)120、VRAM122、光学ユニット126、フォーカスモータドライバ128、ズームモータドライバ130、アイリスモータドライバ132、撮像素子134、タイミングジェネレータ(TG)136、アナログ処理回路138、A/D変換器140、画像入力コントローラ142、画像信号処理回路144、圧縮・伸張処理回路146、メディアコントローラ148、記憶メディア(メモリカード)150、LCD/ビデオエンコーダ154、OSD回路156、AE/AWB検出回路158、AF検出回路160、音声信号処理回路164、D/A変換器166、アンプ(AMP)168、アンプ(AMP)170、自動レベルコントローラ(ALC)172、A/D変換器174、USBコントローラ180、GPS182、タイマ184等で構成されている。
CPU110は、デジタルカメラ10の全体の動作を制御する制御部として機能するとともに、各種の演算処理を行う演算手段として機能し、操作部112からの入力に基づき所定の制御プログラムに従って各回路を制御する。
バス114を介して接続されたROM116には、CPU110が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されており、EEPROM118には、ユーザ設定情報等のデジタルカメラ10の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
メモリ(SDRAM)120は、CPU110の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用され、VRAM122は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。
光学ユニット126は、撮影レンズ14と絞り50とで構成されている。撮影レンズ14は、図示しないフォーカスモータに駆動されて光軸に沿って前後移動するフォーカスレンズ14Fと、図示しないズームモータに駆動されて光軸に沿って前後移動するズームレンズ14Zとを備えている。CPU110は、フォーカスモータドライバ128を介してフォーカスモータの駆動を制御することにより、撮影レンズ14のフォーカスを制御し、ズームモータドライバ130を介してズームモータの駆動を制御することにより、撮影レンズ14のズームを制御する。絞り50は、図示しないアイリスモータに駆動されることにより、開口量(絞り値)が変化する。CPU110は、アイリスモータドライバ132を介してアイリスモータの駆動を制御することにより、絞り50の絞り値を制御する。
撮像素子134は、カラーCCDで構成されており、その受光面には多数のフォトダイオード(受光素子)が配列されている。光学ユニット126を介して撮像素子134の受光面に入射した光は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。
タイミングジェネレータ(TG)136は、CPU110からの指令に従って主として撮像素子134を駆動するためのタイミング信号を生成する。撮像素子134は、このタイミングジェネレータ136から加えられるタイミング信号に従って各フォトダイオードに蓄積された信号電荷を電圧信号(画像信号)として出力する。
アナログ処理回路138は、撮像素子134から順次出力される画像信号を相関二重サンプリング処理(撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理)するとともに、増幅する。
A/D変換器140は、アナログ処理回路138から出力されたR、G、Bのアナログの画像信号をそれぞれ12ビットのデジタルの画像信号に変換する。
画像入力コントローラ142は、所定容量のラインバッファを内蔵し、A/D変換器140から出力された1画像分の画像信号を蓄積して、メモリ120に格納する。
画像信号処理回路144は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含み、CPU110からの指令に従って入力されたデジタル画像信号に所要の信号処理を施して、画像データを生成する。
圧縮・伸張処理回路146は、CPU110からの指令に従って入力された画像データに圧縮処理を施し、所定フォーマットの圧縮画像データを生成する。また、入力された圧縮画像データに伸張処理を施し、非圧縮のデジタル画像データを生成する。
メディアコントローラ148は、CPU110からの指令に従ってメディアスロットに装填された記憶メディア(メモリカード)150に対してデータの読み出し及び書き込みを制御する。
LCD/ビデオエンコーダ154は、CPU110からの指令に従って画像データが示す画像を液晶モニタ30に表示するための信号を生成して、液晶モニタ30に出力する。また、画像データが示す画像をテレビに表示するための信号(たとえば、NTSC信号やPAL信号、SCAM信号)を生成して、AV出力端子48に出力する。
OSD(On Screen Display )回路156は、CPU110からの指令に従って液晶モニタ等の画面上に表示する文字や図形を示す信号をLCD/ビデオエンコーダ154に出力する。
AE/AWB検出回路158は、CPU110からの指令に従って、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出する。たとえば、AE制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(たとえば16×16)に分割し、分割した各エリアごとにR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。CPU110は、このAE/AWB検出回路158から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出して、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出し、算出した撮影EV値と所定のプログラム線図から絞り値とシャッタースピードを決定する。また、AWB制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割した各エリアごとにR、G、Bの画像信号の色別の平均積算値を算出する。CPU110は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から各分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、たとえば各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を決定する。
AF検出回路160は、CPU110からの指令に従って、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出する。本実施の形態のデジタルカメラ10では、画像のコントラストによりAF制御を行うものとし、AF検出回路160は、入力された画像信号から画像の鮮鋭度を示す焦点評価値を算出する。CPU110は、このAF検出回路160で算出される焦点評価値が極大となるように、フォーカスモータドライバ128の駆動を制御し、フォーカスレンズ14Fの移動を制御する。
音声信号処理回路164は、CPU110からの指令に従ってスピーカ42から出力する音声信号を処理するとともに、マイクロフォン20から取り込まれた音声信号を処理する。
音声信号処理回路164で所要の信号処理が施されたスピーカ出力用の音声信号は、音声信号処理回路164からD/A変換器166に加えられ、アナログの音声信号に変換されたのち、アンプ168で増幅されて、スピーカ42に出力される。
音声を記録する場合は、外部音声がマイクロフォン20で電気信号(音声信号)に変換され、そのマイクロフォン20から出力された音声信号がアンプ170で増幅される。そして、自動レベルコントローラ(ALC)172でレベル調整が行われたのち、A/D変換器174でデジタルの音声信号に変換され、音声信号処理回路164に入力されて、所要の信号処理が施される。
USBコントローラ180は、CPU110からの指令に従ってUSBケーブルを介してUSB端子44に接続された外部機器(他のデジタルカメラやホームサーバ、パソコン、プリンタ等)との間でUSB規格に従った通信の制御を行う。
GPS182は、アンテナを含み、CPU110からの指令に基づきGPS衛星からの電波を受信する。そして、その受信電波を解析して位置情報を取得し、取得した位置情報をCPU110に出力する。
タイマ184は、CPU110からの指令に応じて現在日時を計時し、計時した現在日時の情報をCPU110に出力する。
前記のごとく構成された本実施の形態のデジタルカメラ10の作用は、次のとおりである。
まず、静止画撮影時におけるデジタルカメラ10の処理動作について説明する。上記のようにデジタルカメラ10は、シャッターボタン22の半押しでAE、AF、AWBが機能し、全押しで画像記録が行われる。
シャッターボタン22が半押しされると、CPU110にS1ON信号が入力され、このS1ON信号に応動して、CPU110はAE、AF、AWBの処理を実行する。
まず、S1ON信号に応動して撮像素子134から出力された画像信号が、アナログ処理回路138、A/D変換器140を介して画像入力コントローラ142に取り込まれ、メモリ120に格納される。メモリ120に格納された画像信号は、AE/AWB検出回路158並びにAF検出回路160に加えられる。
AE/AWB検出回路158は、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出し、CPU110に出力する。CPU110は、このAE/AWB検出回路158からの出力に基づき、絞り値とシャッタースピードを決定するとともに、ホワイトバランス補正値を決定する。
また、AF検出回路160は、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出し、CPU110に出力する。CPU110は、このAF検出回路160からの出力に基づきフォーカスモータドライバ128の駆動を制御し、フォーカスレンズ14Fの移動を制御して、撮影レンズ14のピントを主要被写体に合わせる。
この後、シャッターボタン22が全押しされると、CPU110にS2ON信号が入力され、このS2ON信号に応動して、CPU110は画像の記録処理を実行する。
まず、上記のAE処理で求めた絞り値、シャッタースピードで撮像素子134を露光し、記録用の画像信号の取り込みを行う。
撮像素子134から出力された画像信号は、アナログ処理回路138、A/D変換器140を介して画像入力コントローラ142に取り込まれ、メモリ120に格納される。メモリ120に格納された画像信号は、CPU110の制御の下、画像信号処理回路144に加えられ、輝度データと色差データとからなる画像データ(YCデータ)に変換される。生成された画像データは、一旦、メモリ120に格納され、圧縮・伸張処理回路146に加えられる。圧縮・伸張処理回路146は、画像データを所定の圧縮フォーマット(ここでは、JPEGとする)に従って圧縮し、圧縮された画像データは、再度、メモリ120に格納される。
CPU110は、このメモリ120に格納された圧縮画像データを所定の画像フォーマット(ここでは、Exifとする)の静止画像ファイルとして、メディアコントローラ148を介して記憶メディア(メモリカード)150に記録する。
ここで、Exif形式の画像ファイルは、図4に示すように、ヘッダ部に付属情報をタグ形式で記録することができるようにされており、その付属情報タグにタイマ184で計時された撮影日時の情報や撮影時の撮影条件(シャッタースピードや絞り値、測光方式など)の情報、GPS182で計時された撮影地のGPS情報(緯度や経度の位置情報)が記録される。
また、画像ファイルは、所定の記録フォーマット(ここでは、DCFとする)に従って記憶メディア150に記録され、所定のフォルダに所定のファイル名が付与されて記憶メディア150に記録される。
次に、動画撮影時におけるデジタルカメラ10の処理動作について説明する。まず、モードダイヤル26によって、カメラの撮影モードを「動画撮影モード」に設定する。
上記のように、動画撮影はシャッターボタン22を全押しすると、画像の記録が開始され、更にもう一度全押しすると、記録が停止される。
シャッターボタン22が全押しされると、CPU110にS2ON信号が入力され、このS2ON信号に応動して、CPU110は画像の記録処理を開始する。すなわち、AE制御、AF制御、AWB調整を連続的に行いながら、撮像素子134で連続的に画像を撮像する。撮像素子134から連続的に出力された画像信号は、アナログ処理回路138、A/D変換器140、画像入力コントローラ142を介して順次メモリ120に格納され、メモリ120から画像信号処理回路144に加えられて、画像データ(YCデータ)に変換される。画像信号処理回路144で生成された画像データは、メモリ120を介して順次圧縮・伸張処理回路146に加えられ、所定の圧縮フォーマットに従って圧縮されたのち、順次メモリ120に格納される。
また、マイクロフォン20で収集された音声信号が、アンプ170、自動レベルコントローラ(ALC)172、A/D変換器174を介して音声信号処理回路164に入力され、所要の信号処理が施されて音声データが生成される。そして、その音声信号処理回路164で生成された音声データがメモリ120に格納される。
このように、シャッターボタン22が全押しされると、CPU110は、画像データと音声データの記録を連続的に行い、再度シャッターボタン22が全押しされたことを検出すると、画像データと音声データの記録を停止する。そして、メモリ120に格納された画像データと音声データを所定フォーマットの動画像ファイルとして、メディアコントローラ148を介して記憶メディア150に記録する。
記憶メディア150に記録された静止画像ファイル及び動画像ファイルは、カメラのモードを再生モードに設定することにより、液晶モニタ30で再生される。次に、この再生モード時におけるデジタルカメラ10の処理動作について説明する。
電源/モードスイッチ24を再生位置に合わせて、カメラのモードを再生モードに設定すると、CPU110は、メディアコントローラ148にコマンドを出力し、記憶メディア150に最後に記録された画像ファイルを読み出させる。
最後に記録された画像ファイルが、静止画の画像ファイルの場合、読み出された画像ファイルの圧縮画像データは、圧縮・伸張処理回路146に加えられ、伸張処理が施されて非圧縮の画像データにされたのち、LCD/ビデオエンコーダ154を介してモニタ30に出力される。これにより、記憶メディア150に記録されている画像がモニタ30に再生表示される。
画像のコマ送りは、十字ボタン34の左右のキー操作で行なわれ、右キーが操作されると、次の画像ファイルが記憶メディア150から読み出され、液晶モニタ30に再生表示される。また、十字ボタン34の左キーが操作されると、一つ前の画像ファイルが記憶メディア150から読み出され、液晶モニタ30に再生表示される。
動画の画像ファイルの場合は、先頭フレームの画像がモニタ30に出力され、この状態でMENU/OKボタン36が押されると、再生が開始される。
次に、通信モード時におけるデジタルカメラ10の処理動作について説明する。
上記のように、デジタルカメラ10は、通信モードに設定することにより、USBケーブルで他のデジタルカメラやホームサーバ等の外部機器と接続して、記憶メディア150に記録されている画像ファイルをコピーすることができる。
まず、デジタルカメラ10に備えられたUSB端子44にUSBケーブル(不図示)の一端を接続し、他端をファイル転送先の外部機器に接続する。そして、電源/モードスイッチ24を通信位置に合わせて、カメラのモードを通信モードに設定する。
カメラのモードが通信モードに設定されると、CPU110は、USBケーブルを介して接続された外部機器との間で通信を行い、電気的な接続を確立する。
電気的な接続が確立すると、CPU110は、液晶モニタ30にコピーメニューを表示させる。このコピーメニューには、図5(a)に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ10で実行可能なコピー機能が表示され、ユーザは、このコピーメニューに表示されたコピー機能の中から所望のコピー機能を選択する。
ここで、本実施の形態のデジタルカメラ10では、実行可能なコピー機能として、記憶メディア150に記録されている画像ファイルすべてをコピーする機能(全画像コピーモード)と、指定された撮影日時の画像ファイルのみをコピーする機能(撮影日時指定モード)と、指定された撮影地で撮影された画像ファイルのみをコピーする機能(撮影地指定モード)とが用意されており、ユーザは、この3つのコピー機能の中から所望の機能を選択する。
コピー機能の選択は、所望のコピー機能のボタンのところにカーソルを移動させることにより行われ、MENU/OKボタン36を押すと、確定される。カーソルの移動は、十字ボタン34の上下キーの操作で行われる。
まず、コピー機能として「撮影日時指定モード」が選択された場合の処理について説明する。
上記のように「撮影日指定モード」は、指定した撮影日時の画像のみをコピーするモードであり、この「撮影日時指定モード」が選択されると、CPU110は、図5(b)に示すように、液晶モニタ30に撮影日時の指定画面を表示させる。同図に示すように、撮影日時の指定画面は、始期と終期を指定できるようになっており、指定された始期と終期の範囲に撮影された画像ファイル(指定された始期と終期の範囲内の撮影日時情報を有する画像ファイル)が、コピー対象に設定される。
始期と終期の指定は、液晶モニタ30に表示された始期と終期の入力欄(年/月/日の入力欄)にカーソルを移動させ、十字ボタン34の上下キーで各入力欄に表示される数値をスクロールさせて設定する。カーソルの移動は、十字ボタン34の左右キーの操作で行われ、すべての入力欄の設定後、MENU/OKボタン36を押すと、撮影日時の範囲設定が完了する。
撮影日時の範囲設定が完了すると、CPU110は、図5(c)に示すように、液晶モニタ30に設定確認の画面を表示させる。すなわち、設定された撮影日時を表示する(ここでは、撮影日時として、2003年1月1日〜2003年12月31日が指定されているものとする)。ユーザは、この画面表示を見て、コピー条件を確認する。そして、コピーを開始する場合は、MENU/OKボタン36を押し、中止する場合は、BACKボタン40を押す。
MENU/OKボタン36が押されて、コピー開始が指示されると、CPU110は、メディアコントローラ148を介して記憶メディア150にアクセスし、指定された撮影日時(ここでは、2003/01/01〜2003/12/31)に撮影された画像ファイルを抽出する。すなわち、記憶メディア150に格納されている各画像ファイルにアクセスして、そのヘッダ部に記録されている撮影日時情報を取得し、指定された撮影日時に適合する画像ファイルを抽出する。そして、抽出された画像ファイルをファイル番号順に読み出し、USBコントローラ180を介してデジタルカメラ10に接続された外部機器に転送する。外部機器側は、順次転送されてくる画像ファイルを受け取り、その外部機器が備える記憶メディア(たとえば、メモリーカードやHDDなど)に格納する。
対象となる画像ファイルが、すべてコピーされると、CPU110は、液晶モニタ30にコピー終了を表すメッセージを表示させる。これにより、コピー処理が完了する。
このように、コピー機能として「撮影日指定モード」を選択すると、指定した撮影日時に撮影された画像のみが接続された外部機器にコピーされる。
次に、コピー機能として「撮影地指定モード」が選択された場合の処理について説明する。
「撮影地指定モード」は、指定した撮影地で撮影された画像のみをコピーするモードであり、図6(a)に示すように、コピーメニューで「撮影地指定モード」が選択されると、CPU110は、図6(b)に示すように、液晶モニタ30に撮影地の指定画面を表示させる。
同図に示すように、撮影日時の指定画面は、地域/県/市町村を指定できるようになっており、指定された地域/県/市町村で撮影された画像ファイル(指定された地域の撮影地情報を有する画像ファイル)が、コピー対象に設定される。
撮影地の指定は、液晶モニタ30に表示された地域/県/市町村の入力欄にカーソルを移動させ、十字ボタン34の上下キーで各入力欄に表示される地域名(全国・北海道・東北・北陸・関東…)/県名(北海道・青森・秋田・山形・岩手…指定なし)/市町村名(新宿区・渋谷区・中央区・港区…指定なし)をスクロールさせて設定する。カーソルの移動は、十字ボタン34の左右キーの操作で行われ、すべての入力欄の設定後、MENU/OKボタン36を押すと、撮影地の設定が完了する。
撮影地の設定が完了すると、CPU110は、図6(c)に示すように、液晶モニタ30に設定確認の画面を表示させる。すなわち、設定された撮影地情報を表示する(ここでは、撮影地として、関東/東京/新宿区が指定されているものとする)。ユーザは、この画面表示を見て、コピー条件を確認する。そして、コピーを開始する場合は、MENU/OKボタン36を押し、中止する場合は、BACKボタン40を押す。
MENU/OKボタン36が押されて、コピー開始が指示されると、CPU110は、メディアコントローラ148を介して記憶メディア150にアクセスし、指定された撮影地(ここでは、関東/東京/新宿区)で撮影された画像ファイルを抽出する。すなわち、記憶メディア150に格納されている各画像ファイルにアクセスして、そのヘッダ部に記録されている撮影地のGPS情報(緯度/経度)を取得し、指定された撮影地のGPS情報(ここでは、新宿区のGPS情報(北緯35度40分/東経131度41分))に適合する画像ファイルを抽出する。そして、抽出された画像ファイルをファイル番号順に読み出し、USBコントローラ180を介してデジタルカメラ10に接続された外部機器に転送する。外部機器側は、順次転送されてくる画像ファイルを受け取り、その外部機器が備える記憶メディア(たとえば、メモリーカードやHDDなど)に格納する。
対象となる画像ファイルが、すべてコピーされると、CPU110は、液晶モニタ30にコピー終了を表すメッセージを表示させる。これにより、コピー処理が完了する。
このように「撮影地指定モード」を選択すると、指定した撮影地で撮影された画像のみが接続された外部機器にコピーされる。
なお、ROM116には、撮影地の設定画面で選択可能な撮影地ごとのGPS情報(緯度/経度)が格納されており、CPU110は、このROM116に格納された情報に基づいて撮影地の設定画面で設定されたされた撮影地のGPS情報を取得する。
次に、コピー機能として「全画像コピーモード」が選択された場合の処理について説明する。
「全画像コピーモード」は、記憶メディア150に格納されている画像ファイルすべてをコピーするモードであり、コピーメニューで「全画像コピーモード」が選択されると、CPU110は、処理実行を確認するメッセージを液晶モニタ30に表示させたのち、実行指示を待って、全画像のコピー処理を実施する。
実行指示は、MENU/OKボタン36の押下によって行い、このMENU/OKボタン36が押されると、CPU110は、記憶メディア150に記録されている画像ファイルをファイル番号順に読み出し、USBコントローラ180を介してデジタルカメラ10に接続された外部機器に転送する。外部機器側は、順次転送されてくる画像ファイルを受け取り、その外部機器が備える記憶メディア(たとえば、メモリーカードやHDDなど)に格納する。
このように「全画像コピーモード」を選択すると、記憶メディア150に記録されている画像ファイルすべてが、デジタルカメラ10に接続された外部機器にコピーされる。
以上説明したように、本実施の形態のデジタルカメラ10によれば、USBケーブル(不図示)を介して接続されたデジタルカメラ、ホームサーバ等の外部機器に画像ファイルをコピーすることができる。そして、そのコピー態様として、指定した撮影日時に撮影された画像ファイルのみ、または、指定された撮影地で撮影された画像ファイルのみを選択的にコピーすることができる。これにより、目的とする画像ファイルのみを簡単にコピーすることができる。
なお、本実施の形態では、撮影日時と撮影地を指定してコピーできるようにしているが、この他に絞り値やシャッター速度等の撮影条件を指定してコピーできるようにしてもよい。すなわち、画像ファイルに記録されている撮影情報であれば、他の条件を指定してコピーできるようにしてもよい(たとえば、Exif形式の画像ファイルであれば、付属情報に記録されている情報を指定にしてコピーできるようにしてもよい)。
また、本実施の形態では、撮影日時のみ又は撮影地のみを指定してコピーできるようにしているが、複数の条件を指定してコピーできるようにしてもよい。たとえば、撮影日時と撮影地を指定し、両方の条件を満足する画像ファイルのみをコピーできるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、静止画の画像ファイルをコピーする場合について説明したが、動画像の画像ファイルについても同様の方法でコピーすることができる。
さらに、本実施の形態では、USBを用いてデジタルカメラを外部機器に接続しているが、デジタルカメラと外部機器との接続方法は、これに限定されるものではなく、他の接続形式、たとえば、デジタルビデオインターフェイスやIEEE1394インターフェイス、LAN(無線LANを含む)、赤外線通信等で接続して、画像ファイルの転送を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、撮影日時の指定方法として、年/月/日を指定するようにしているが、更に時/分/秒を指定できるようにしてもよい。また、撮影地の指定は、地域名ではなく、緯度/経度を指定するようにしてもよい。
なお、画像ファイルをコピーする際には、接続された外部機器側の記憶メディアにフォルダを作成し、そのフォルダに画像ファイルを格納することが好ましい。また、このフォルダは、画像ファイルのコピーを実行する度に新規作成することが好ましい。
また、本実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。たとえば、デジタルカメラの他、ビデオカメラやカメラ付携帯電話等にも適用することができる。また、本発明に係るプログラムをパーソナルコンピュータにインストールすることにより、パーソナルコンピュータで実行することもできる。
10…デジタルカメラ、12…カメラボディ、14…撮影レンズ、16…ファインダ窓、18…ストロボ、20…マイク、22…シャッターボタン、24…電源/モードスイッチ、26…モードダイヤル、28…ファインダ接眼部、30…液晶モニタ、32…ズームボタン、34…十字ボタン、36…MENU/OKボタン、38…DISPボタン、40…BACKボタン、42…スピーカ、44…USB端子、46…電源端子、48…AV出力端子、50…絞り、110…CPU、112…操作部、114…バス、116…ROM、118…EEPROM、120…メモリ(SDRAM)、122…VRAM、126…光学ユニット、128…フォーカスモータドライバ、130…ズームモータドライバ、132…アイリスモータドライバ、134…撮像素子、136…タイミングジェネレータ(TG)、138…アナログ処理回路、140…A/D変換器、142…画像入力コントローラ、144…画像信号処理回路、146…圧縮・伸張処理回路、148…メディアコントローラ、150…記憶メディア(メモリカード)、152…USBインターフェース、154…LCD/ビデオエンコーダ、156…OSD回路、158…AE/AWB検出回路、160…AF検出回路、164…音声信号処理回路、166…D/A変換器、168…アンプ(AMP)、170…アンプ(AMP)、172……自動レベルコントローラ(ALC)、174…A/D変換器、180…USBコントローラ、182…GPS
Claims (4)
- 一方の記憶メディアに格納されている画像ファイルを他方の記憶メディアにコピーする画像ファイル管理プログラムであって、
コピーする画像ファイルの撮影情報の指定を受け付けるステップと、
指定された撮影情報を有する画像ファイルを一方の記憶メディアから抽出するステップと、
抽出された画像ファイルを他方の記憶メディアにコピーするステップと、
をコンピュータに実行させるための画像ファイル管理プログラム。 - 前記撮影情報は、撮影日時または撮影地であることを特徴とする請求項1に記載の画像ファイル管理プログラム。
- 記憶メディアに格納されている画像ファイルを電気的に接続された外部機器に転送する機能を備えた撮像装置において、
転送する画像ファイルの撮影情報を入力する入力手段と、
前記入力手段で入力された撮影情報を有する画像ファイルを前記記憶メディアから抽出する画像ファイル抽出手段と、
前記画像ファイル抽出手段で抽出された画像ファイルを前記外部機器に転送する転送手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記入力手段から入力される撮影情報は、撮影日時または撮影地であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004184483A JP2006013652A (ja) | 2004-06-23 | 2004-06-23 | 画像ファイル管理プログラム及び撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004184483A JP2006013652A (ja) | 2004-06-23 | 2004-06-23 | 画像ファイル管理プログラム及び撮像装置 |
Publications (1)
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JP2006013652A true JP2006013652A (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=35780392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004184483A Pending JP2006013652A (ja) | 2004-06-23 | 2004-06-23 | 画像ファイル管理プログラム及び撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006013652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015171036A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、その制御方法及びプログラム |
-
2004
- 2004-06-23 JP JP2004184483A patent/JP2006013652A/ja active Pending
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JP2015171036A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、その制御方法及びプログラム |
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