JP2004112549A - デジタルスチルカメラ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定点観測に用いて好適なデジタルスチルカメラ装置を提供する。
【解決手段】参照用画像が設定された場合、システム制御部2は、参照用画像ファイルのヘッダー情報を読み出し、その内容を解析する。解析の結果、ズーム位置(焦点距離)情報が設定されていた場合には、相当する設定を撮像部3に行う。また、焦点位置(被写体距離)情報が設定されていた場合には、前述した画像処理部4で行われているフォーカスの調整状態を検知して、参照用画像の情報と比較する。システム制御部2は、比較の結果に基づきガイダンス表示用のグラフィックスデータを生成し、表示制御部5に設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】参照用画像が設定された場合、システム制御部2は、参照用画像ファイルのヘッダー情報を読み出し、その内容を解析する。解析の結果、ズーム位置(焦点距離)情報が設定されていた場合には、相当する設定を撮像部3に行う。また、焦点位置(被写体距離)情報が設定されていた場合には、前述した画像処理部4で行われているフォーカスの調整状態を検知して、参照用画像の情報と比較する。システム制御部2は、比較の結果に基づきガイダンス表示用のグラフィックスデータを生成し、表示制御部5に設定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルスチルカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばスチルカメラ装置においては、シャッタースピード、絞り値といった装置側における各種の撮影条件を自動的に設定したり、又は撮影者の好みに応じて手動で設定したりできるようになっている。さらに、ポートレート、風景、夜景といった被写体の種別に適した撮影条件を自動的に設定する複数の撮影モードを用意しておき、かかる撮影モードを事前に撮影者に選択させることにより、シャッタースピード、絞り値等の専門的な知識を有していない初心者等であっても、より適切な撮影条件が設定できるようにしたものが多い。
【0003】
被写体に応じてより適切な撮影条件を容易に設定することができるカメラ装置として、以下に示す特許文献1に開示されたものが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−10133号公報
【0005】
特許文献1に開示されたカメラ装置は、被写体の種別に応じた複数の撮影モードが設定可能なカメラ装置であって、撮影モード毎に応じて撮影時における装置の撮影条件を制御する制御手段と、撮影モードに対応する被写体の見本となる複数の見本画像を記憶する見本画像記憶手段と、この見本画像記憶手段に記憶された見本画像を表示する表示手段と、この表示手段に表示された何れかの見本画像を選択する選択手段と、この選択手段により選択された見本画像に対応する撮影モードを設定する設定手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、定められた点を定期的に観測する定点観測においては、過去に撮影を行った位置情報、被写体距離、焦点距離等の情報が最も重要な情報となる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、定点観測に用いて好適なデジタルスチルカメラ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために請求項1記載の発明は、撮像した光画像を電気信号に変換する撮像手段と、撮像手段から得られる電気信号を処理する信号処理手段と、撮影した画像データを記録媒体に記録すると共に、該画像データの撮影時にデジタルスチルカメラ装置に設定された設定データを該画像データと共に記録媒体に記録する記録手段と、記録手段に記録された画像を選択する選択手段と、選択された画像に対応する設定データを読み出す読出手段と、読み出した設定データに基づき、撮像手段を設定する設定手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、撮像した光画像を電気信号に変換する撮像手段と、撮像手段から得られる電気信号を処理する信号処理手段と、撮影した画像データを記録媒体に記録すると共に、該画像データの撮影時にデジタルスチルカメラ装置に設定された設定データを該画像データと共に記録媒体に記録する記録手段と、記録手段に記録された画像を選択する選択手段と、選択された画像に対応する設定データを読み出す読出手段と、読み出した設定データと、現在の撮像手段の設定との差分を検出する手段と、差分に基づいたガイダンスを表示する手段と、を具備することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、設定データはズーミング情報であることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、設定データはフォーカシング情報であることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、設定データは撮影位置情報であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明のデジタルスチルカメラ装置に係る実施の形態を詳細に説明する。図1及び図2を参照すると本発明のデジタルスチルカメラ装置に係る実施の形態が示されている。
【0014】
デジタルスチルカメラ装置1は、システム制御部2と、撮像部3と、画像処理部4と、表示制御部5と、LCD6と、記録メディアインターフェイス部7と、記録メディア8と、ハードキーインターフェイス部9と、GPSアンテナ部10と、を具備する。
【0015】
システム制御部2は、デジタルスチルカメ装置1全体の制御を行うために設けられた、メインCPU、メモリ、タイマ等からなる。
【0016】
撮像部3は、撮像のために設けられた、光学系部品(レンズ及びレンズ駆動モータ)、CCD、CCD駆動回路、A/D変換器等からなる。
【0017】
画像処理部4は、撮像部3で得られた画像信号に種々の画像処理を施すと共に、撮像部3のCCD駆動タイミング、レンズ駆動モータを制御してフォーカシング、露出調整等を行い、また、画像の圧縮伸長を行うために設けられた、画像処理用DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、メモリ等からなる。
【0018】
表示制御部5は、画像処理部4で処理された画像信号をLCDへ表示するための信号処理を行い、また、ユーザインターフェイスのための種々のグラフィック画像を生成しLCDへ表示するために設けられた、D/A変換器、オンスクリーンディスプレイコントローラ等からなる。
【0019】
LCD6は、画像を表示し、また、ユーザーインターフェイスのためのグラフィックを表示するために設けられている。
【0020】
記録メディアインターフェイス部7は、記録メディアとのインターフェイスのために設けられた、メモリカードコントローラ等からなる。
【0021】
記録メディア8は、圧縮された画像信号や画像にまつわる種々の情報を記憶するために設けられた、フラッシュメモリ等からなる。記録メディアはデジタルスチルカメラ装置1から着脱可能に取り付けられている。
【0022】
ハードキーインターフェイス部9は、サブCPU等からなり、図示しないキー、ダイヤル等のユーザインターフェイスの状態検出、また、メインCPUへの主電源制御を行う。
【0023】
GPSアンテナ部10は、現在の位置を捕捉するために設けられている。
【0024】
一般的な撮影動作を例に上記各機能部の動作について説明する。
利用者は撮影に先立ち、図示されていない種々のキー、ダイヤルを操作し、撮影モード(高画質モード、低画質モード等)を決定する。利用者の操作内容はハードキーインターフェイス部9を通じてシステム制御部2で判別される。システム制御部2は、操作に応じて表示制御部5へガイダンスグラフィックを生成して、利用者に次操作を促す。
【0025】
また、システム制御部2は、撮影モードが決定されると、モードに応じた処理パラメータを画像処理部4へ設定する。
【0026】
あるいはまた、利用者は図示されていないズームレバーを操作し、画角(構図)を決定する。利用者の操作内容はハードキーインターフェイス部9を通じてシステム制御部2で判別され、システム制御部2は、操作に応じて撮像部3を制御しレンズを駆動する。
【0027】
撮像部3は画像処理部4からの制御に従い、実際の撮影に先だって、プレビュー画像を表示するための撮像動作を開始する。撮像されたデータは連続的に画像処理部4へ送られ、画像処理部4では色空間変換、ガンマ補正、ホワイトバランス調整などの処理を施した後、画像データを表示制御部5へ送る。また、この時同時に画像処理部4では、フォーカス、露出の検出を行い、撮像部3を制御して調整を行う。
【0028】
表示制御部5では、画像データを信号処理してLCD6へ表示し、利用者へ撮像状態を提示する。
【0029】
図示されていないレリーズボタンが押されると、その操作はモード設定と同様にしてハードキーインターフェイス部9を通じてシステム制御部2で判別される。撮像部3は画像処理部4からの制御に従い、所定の画像を取り込み画像処理部4へ送り、画像処理部4は、撮影モードに応じた画像処理、圧縮処理を行う。システム制御部2は、圧縮された画像データを読み出し、さらにヘッダー情報を付加した後、記録メディアインターフェイス部7を通じて記録メディアへ8書き込む。
【0030】
ここで、ヘッダー情報には、選択された撮影モードの情報や撮影日時、ズーム位置(焦点距離)、焦点位置(被写体距離)、撮影位置(GPS緯度、経度)の情報等が含まれている。
【0031】
ヘッダー情報の例を表1、2、3、4に示す。デジタルカメラ用画像ファイルフォーマット規格(Exif)Ver2.1で策定されているヘッダー情報の一覧であり、同規格書からの抜粋資料である。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
なお、撮影位置の情報は、システム制御部2がGPSアンテナ部10からの受信信号に基づき、所定のアルゴリズムを実行して得られる。
【0037】
以上で一連の撮影動作を完了する。
【0038】
次に、図2に示されたフローチャートを参照しながら本実施形態の動作手順を説明する。なお、図2には、撮影モード中での1回毎の撮影シーケンスが示されている。
【0039】
撮影モードで、参照用画像が設定されていると、システム制御部2は参照用画像を再生して表示する(ステップS1)。再生は、画像ファイルを記録メディア8から記録メディアインターフェイス部7を通じて読み出し、画像処理部4で伸長処理を行うことで実行される。
【0040】
参照用画像が設定されていない場合には(ステップS1/NO)、従来の通常の撮影処理が実行される(ステップS3)。なお、参照用画像の設定は、前述した撮影モードの設定と同様にしてあらかじめ設定されている。
【0041】
続いてシステム制御部2は、再生時と同様にして参照用画像ファイルのヘッダー情報を読み出し、その内容を解析する(ステップS4)。解析の結果、ズーム位置(焦点距離)情報が設定されていた場合には(ステップS5/YES)、相当する設定を撮像部3に行う(ステップS6)。
【0042】
また、焦点位置(被写体距離)情報が設定されていた場合には(ステップS7/YES)、前述した画像処理部4で行われているフォーカスの調整状態を検知して(ステップS8)、参照用画像の情報と比較する。システム制御部2は、比較の結果に基づきガイダンス表示用のグラフィックスデータを生成し、表示制御部5に設定する(ステップS9)。
【0043】
ここでガイダンス表示の内容は、
(参照用画像の被写体距離)<(現在の被写体距離)である場合には、
”もっと近づいてください”
(参照用画像の被写体距離)>(現在の被写体距離)である場合には、
”もっと離れてください”
といった文字データ、あるいは同内容を示唆するアイコンなどである。
【0044】
同様にして、撮影位置(GPS緯度、経度)情報が設定されていた場合には(ステップS10/YES)、前述した手順で現撮影位置を検出し(ステップS11)、参照用画像の情報と比較する。システム制御部2は、比較の結果に基づきガイダンス表示用のグラフィックスデータを生成し、表示制御部5に設定する(ステップS12)。ここでガイダンス表示の内容は、緯度経度の比較結果に基づいた、東西南北への進行方向を示す文字データ、あるいはアイコンなどである。
【0045】
レリーズボタンが押されると、前述した手順で撮像、記録が実行される(ステップS13)。
【0046】
本実施形態では、撮影位置の検出に当たってはカメラの向きを検出していないが、適当なデバイスを装備し検出を行うことで、例えば”右向き”、”左向き”、”上向き”、”下向き”といったガイダンス表示を行うことも可能である。
【0047】
このように本実施形態は、参照用画像に対応した撮影時の設定を復元するように構成されているので参照画像と等しい撮影条件での撮影が可能となる。
【0048】
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明請求項1の装置においては、記録媒体に記録された画像に対応した撮影時の設定を復元するように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい撮影条件での撮影が可能になるという効果がある。
【0050】
本発明請求項2の装置においては、記録媒体に記録された画像に対応した撮影時の設定と現在の設定とを比較し、差分に基づいたガイダンス表示を行うように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい撮影条件での撮影が可能になるという効果がある。
【0051】
本発明請求項3の装置においては、ズーミング情報を復元できるように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい画角での撮影が可能になるという効果がある。
【0052】
本発明請求項4の装置においては、フォーカシング情報位置を復元できるように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい画角での撮影が可能になるという効果がある。
【0053】
本発明請求項5の装置においては、撮影位置情報を復元できるように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい画角での撮影が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ装置
2 システム制御部
3 撮像部
4 画像処理部
5 表示制御部
6 LCD
7 記録メディアインターフェイス部
8 記録メディア
9 ハードキーインターフェイス部
10 GPSアンテナ部
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルスチルカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばスチルカメラ装置においては、シャッタースピード、絞り値といった装置側における各種の撮影条件を自動的に設定したり、又は撮影者の好みに応じて手動で設定したりできるようになっている。さらに、ポートレート、風景、夜景といった被写体の種別に適した撮影条件を自動的に設定する複数の撮影モードを用意しておき、かかる撮影モードを事前に撮影者に選択させることにより、シャッタースピード、絞り値等の専門的な知識を有していない初心者等であっても、より適切な撮影条件が設定できるようにしたものが多い。
【0003】
被写体に応じてより適切な撮影条件を容易に設定することができるカメラ装置として、以下に示す特許文献1に開示されたものが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−10133号公報
【0005】
特許文献1に開示されたカメラ装置は、被写体の種別に応じた複数の撮影モードが設定可能なカメラ装置であって、撮影モード毎に応じて撮影時における装置の撮影条件を制御する制御手段と、撮影モードに対応する被写体の見本となる複数の見本画像を記憶する見本画像記憶手段と、この見本画像記憶手段に記憶された見本画像を表示する表示手段と、この表示手段に表示された何れかの見本画像を選択する選択手段と、この選択手段により選択された見本画像に対応する撮影モードを設定する設定手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、定められた点を定期的に観測する定点観測においては、過去に撮影を行った位置情報、被写体距離、焦点距離等の情報が最も重要な情報となる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、定点観測に用いて好適なデジタルスチルカメラ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために請求項1記載の発明は、撮像した光画像を電気信号に変換する撮像手段と、撮像手段から得られる電気信号を処理する信号処理手段と、撮影した画像データを記録媒体に記録すると共に、該画像データの撮影時にデジタルスチルカメラ装置に設定された設定データを該画像データと共に記録媒体に記録する記録手段と、記録手段に記録された画像を選択する選択手段と、選択された画像に対応する設定データを読み出す読出手段と、読み出した設定データに基づき、撮像手段を設定する設定手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、撮像した光画像を電気信号に変換する撮像手段と、撮像手段から得られる電気信号を処理する信号処理手段と、撮影した画像データを記録媒体に記録すると共に、該画像データの撮影時にデジタルスチルカメラ装置に設定された設定データを該画像データと共に記録媒体に記録する記録手段と、記録手段に記録された画像を選択する選択手段と、選択された画像に対応する設定データを読み出す読出手段と、読み出した設定データと、現在の撮像手段の設定との差分を検出する手段と、差分に基づいたガイダンスを表示する手段と、を具備することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、設定データはズーミング情報であることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、設定データはフォーカシング情報であることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、設定データは撮影位置情報であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明のデジタルスチルカメラ装置に係る実施の形態を詳細に説明する。図1及び図2を参照すると本発明のデジタルスチルカメラ装置に係る実施の形態が示されている。
【0014】
デジタルスチルカメラ装置1は、システム制御部2と、撮像部3と、画像処理部4と、表示制御部5と、LCD6と、記録メディアインターフェイス部7と、記録メディア8と、ハードキーインターフェイス部9と、GPSアンテナ部10と、を具備する。
【0015】
システム制御部2は、デジタルスチルカメ装置1全体の制御を行うために設けられた、メインCPU、メモリ、タイマ等からなる。
【0016】
撮像部3は、撮像のために設けられた、光学系部品(レンズ及びレンズ駆動モータ)、CCD、CCD駆動回路、A/D変換器等からなる。
【0017】
画像処理部4は、撮像部3で得られた画像信号に種々の画像処理を施すと共に、撮像部3のCCD駆動タイミング、レンズ駆動モータを制御してフォーカシング、露出調整等を行い、また、画像の圧縮伸長を行うために設けられた、画像処理用DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、メモリ等からなる。
【0018】
表示制御部5は、画像処理部4で処理された画像信号をLCDへ表示するための信号処理を行い、また、ユーザインターフェイスのための種々のグラフィック画像を生成しLCDへ表示するために設けられた、D/A変換器、オンスクリーンディスプレイコントローラ等からなる。
【0019】
LCD6は、画像を表示し、また、ユーザーインターフェイスのためのグラフィックを表示するために設けられている。
【0020】
記録メディアインターフェイス部7は、記録メディアとのインターフェイスのために設けられた、メモリカードコントローラ等からなる。
【0021】
記録メディア8は、圧縮された画像信号や画像にまつわる種々の情報を記憶するために設けられた、フラッシュメモリ等からなる。記録メディアはデジタルスチルカメラ装置1から着脱可能に取り付けられている。
【0022】
ハードキーインターフェイス部9は、サブCPU等からなり、図示しないキー、ダイヤル等のユーザインターフェイスの状態検出、また、メインCPUへの主電源制御を行う。
【0023】
GPSアンテナ部10は、現在の位置を捕捉するために設けられている。
【0024】
一般的な撮影動作を例に上記各機能部の動作について説明する。
利用者は撮影に先立ち、図示されていない種々のキー、ダイヤルを操作し、撮影モード(高画質モード、低画質モード等)を決定する。利用者の操作内容はハードキーインターフェイス部9を通じてシステム制御部2で判別される。システム制御部2は、操作に応じて表示制御部5へガイダンスグラフィックを生成して、利用者に次操作を促す。
【0025】
また、システム制御部2は、撮影モードが決定されると、モードに応じた処理パラメータを画像処理部4へ設定する。
【0026】
あるいはまた、利用者は図示されていないズームレバーを操作し、画角(構図)を決定する。利用者の操作内容はハードキーインターフェイス部9を通じてシステム制御部2で判別され、システム制御部2は、操作に応じて撮像部3を制御しレンズを駆動する。
【0027】
撮像部3は画像処理部4からの制御に従い、実際の撮影に先だって、プレビュー画像を表示するための撮像動作を開始する。撮像されたデータは連続的に画像処理部4へ送られ、画像処理部4では色空間変換、ガンマ補正、ホワイトバランス調整などの処理を施した後、画像データを表示制御部5へ送る。また、この時同時に画像処理部4では、フォーカス、露出の検出を行い、撮像部3を制御して調整を行う。
【0028】
表示制御部5では、画像データを信号処理してLCD6へ表示し、利用者へ撮像状態を提示する。
【0029】
図示されていないレリーズボタンが押されると、その操作はモード設定と同様にしてハードキーインターフェイス部9を通じてシステム制御部2で判別される。撮像部3は画像処理部4からの制御に従い、所定の画像を取り込み画像処理部4へ送り、画像処理部4は、撮影モードに応じた画像処理、圧縮処理を行う。システム制御部2は、圧縮された画像データを読み出し、さらにヘッダー情報を付加した後、記録メディアインターフェイス部7を通じて記録メディアへ8書き込む。
【0030】
ここで、ヘッダー情報には、選択された撮影モードの情報や撮影日時、ズーム位置(焦点距離)、焦点位置(被写体距離)、撮影位置(GPS緯度、経度)の情報等が含まれている。
【0031】
ヘッダー情報の例を表1、2、3、4に示す。デジタルカメラ用画像ファイルフォーマット規格(Exif)Ver2.1で策定されているヘッダー情報の一覧であり、同規格書からの抜粋資料である。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
なお、撮影位置の情報は、システム制御部2がGPSアンテナ部10からの受信信号に基づき、所定のアルゴリズムを実行して得られる。
【0037】
以上で一連の撮影動作を完了する。
【0038】
次に、図2に示されたフローチャートを参照しながら本実施形態の動作手順を説明する。なお、図2には、撮影モード中での1回毎の撮影シーケンスが示されている。
【0039】
撮影モードで、参照用画像が設定されていると、システム制御部2は参照用画像を再生して表示する(ステップS1)。再生は、画像ファイルを記録メディア8から記録メディアインターフェイス部7を通じて読み出し、画像処理部4で伸長処理を行うことで実行される。
【0040】
参照用画像が設定されていない場合には(ステップS1/NO)、従来の通常の撮影処理が実行される(ステップS3)。なお、参照用画像の設定は、前述した撮影モードの設定と同様にしてあらかじめ設定されている。
【0041】
続いてシステム制御部2は、再生時と同様にして参照用画像ファイルのヘッダー情報を読み出し、その内容を解析する(ステップS4)。解析の結果、ズーム位置(焦点距離)情報が設定されていた場合には(ステップS5/YES)、相当する設定を撮像部3に行う(ステップS6)。
【0042】
また、焦点位置(被写体距離)情報が設定されていた場合には(ステップS7/YES)、前述した画像処理部4で行われているフォーカスの調整状態を検知して(ステップS8)、参照用画像の情報と比較する。システム制御部2は、比較の結果に基づきガイダンス表示用のグラフィックスデータを生成し、表示制御部5に設定する(ステップS9)。
【0043】
ここでガイダンス表示の内容は、
(参照用画像の被写体距離)<(現在の被写体距離)である場合には、
”もっと近づいてください”
(参照用画像の被写体距離)>(現在の被写体距離)である場合には、
”もっと離れてください”
といった文字データ、あるいは同内容を示唆するアイコンなどである。
【0044】
同様にして、撮影位置(GPS緯度、経度)情報が設定されていた場合には(ステップS10/YES)、前述した手順で現撮影位置を検出し(ステップS11)、参照用画像の情報と比較する。システム制御部2は、比較の結果に基づきガイダンス表示用のグラフィックスデータを生成し、表示制御部5に設定する(ステップS12)。ここでガイダンス表示の内容は、緯度経度の比較結果に基づいた、東西南北への進行方向を示す文字データ、あるいはアイコンなどである。
【0045】
レリーズボタンが押されると、前述した手順で撮像、記録が実行される(ステップS13)。
【0046】
本実施形態では、撮影位置の検出に当たってはカメラの向きを検出していないが、適当なデバイスを装備し検出を行うことで、例えば”右向き”、”左向き”、”上向き”、”下向き”といったガイダンス表示を行うことも可能である。
【0047】
このように本実施形態は、参照用画像に対応した撮影時の設定を復元するように構成されているので参照画像と等しい撮影条件での撮影が可能となる。
【0048】
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明請求項1の装置においては、記録媒体に記録された画像に対応した撮影時の設定を復元するように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい撮影条件での撮影が可能になるという効果がある。
【0050】
本発明請求項2の装置においては、記録媒体に記録された画像に対応した撮影時の設定と現在の設定とを比較し、差分に基づいたガイダンス表示を行うように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい撮影条件での撮影が可能になるという効果がある。
【0051】
本発明請求項3の装置においては、ズーミング情報を復元できるように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい画角での撮影が可能になるという効果がある。
【0052】
本発明請求項4の装置においては、フォーカシング情報位置を復元できるように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい画角での撮影が可能になるという効果がある。
【0053】
本発明請求項5の装置においては、撮影位置情報を復元できるように構成されているので、定点観測の目的の撮影に当たって、等しい画角での撮影が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ装置
2 システム制御部
3 撮像部
4 画像処理部
5 表示制御部
6 LCD
7 記録メディアインターフェイス部
8 記録メディア
9 ハードキーインターフェイス部
10 GPSアンテナ部
Claims (5)
- 撮像した光画像を電気信号に変換する撮像手段と、
該撮像手段から得られる電気信号を処理する信号処理手段と、
撮影した画像データを記録媒体に記録すると共に、該画像データの撮影時にデジタルスチルカメラ装置に設定された設定データを該画像データと共に前記記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録手段に記録された画像を選択する選択手段と、
選択された画像に対応する設定データを読み出す読出手段と、
読み出した設定データに基づき、前記撮像手段を設定する設定手段と、
を具備することを特徴とするデジタルスチルカメラ装置。 - 撮像した光画像を電気信号に変換する撮像手段と、
該撮像手段から得られる電気信号を処理する信号処理手段と、
撮影した画像データを記録媒体に記録すると共に、該画像データの撮影時にデジタルスチルカメラ装置に設定された設定データを該画像データと共に前記記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録手段に記録された画像を選択する選択手段と、
選択された画像に対応する設定データを読み出す読出手段と、
読み出した設定データと、現在の前記撮像手段の設定との差分を検出する手段と、
前記差分に基づいたガイダンスを表示する手段と、
を具備することを特徴とするデジタルスチルカメラ装置。 - 前記設定データはズーミング情報であることを特徴とする請求項1または2記載のデジタルスチルカメラ装置。
- 前記設定データはフォーカシング情報であることを特徴とする請求項1または2記載のデジタルスチルカメラ装置。
- 前記設定データは撮影位置情報であることを特徴とする請求項1または2記載のデジタルスチルカメラ装置。
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JP2002274159A JP2004112549A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | デジタルスチルカメラ装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7783890B2 (en) | 2004-09-14 | 2010-08-24 | Ricoh Company, Ltd. | Multimedia recording apparatus, object-specifying information providing apparatus, server apparatus, verification apparatus, multimedia recording method, object-specifying information providing method, server method, verification method, and multimedia recording system |
US7978253B2 (en) | 2007-07-18 | 2011-07-12 | Ricoh Company, Ltd. | Image pickup device using blur processing and control method thereof |
US8194158B2 (en) | 2007-07-27 | 2012-06-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image processor, image processing method, digital camera, and imaging apparatus |
JP2017508350A (ja) * | 2014-01-10 | 2017-03-23 | 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. | 端末に適用される情報処理方法及び端末 |
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2002
- 2002-09-19 JP JP2002274159A patent/JP2004112549A/ja not_active Withdrawn
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