JP2006011703A - 情報収集装置、情報収集方法、情報収集プログラム、およびデバイス管理システム - Google Patents

情報収集装置、情報収集方法、情報収集プログラム、およびデバイス管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のデバイスを管理する管理サーバを備えた管理システムにおいて、各デバイスと、管理サーバとの間のネットワークトラフィックの増大を抑制する技術を提供すること。
【解決手段】 ネットワークに接続される複数のデバイスの情報を、ネットワークに接続される管理サーバに送信する情報収集装置であって、管理サーバの指示に基づいて、各デバイスが保有する所定の情報を取得する情報取得部と、少なくとも、取得した各情報を、ネットワークを介して、管理サーバに通知する通信部と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークに接続されるプリンタなどのデバイスを統括的に管理する技術に関するものである。
近年、複数のプリンタがネットワークに接続され、それらの複数のプリンタとそれらを管理する管理サーバとが、ネットワークを介して接続される管理システムが普及しつつある。この管理システムでは、管理サーバが、ネットワークを介して、プリンタから種々の情報の通知、例えば、印刷枚数やトナーなどにおける消耗品の低減具合などの通知、を受け付け管理する。その後、この管理される情報は、例えば、課金のための情報に用いられる。
ところで、このような管理システムにおいて、上記ネットワークの接続態様は、種々の態様が考えられる。例えば、複数のプリンタが、LAN(Local Area Network)に接続され、そのLANがインターネットと接続され、さらにインターネットと管理サーバとが接続される態様が考えられる。なお、このようなネットワーク態様として、下記特許文献1に記載されるものがある。
特開2002−7703号公報
上述のようなネットワーク態様における管理システムにおいて、例えば、管理サーバは、各プリンタに対して、上記情報の通知要求を行い、各プリンタは、その要求に基づいて、情報を通知する。このとき、各プリンタは、まず、管理サーバへの接続認証を行い、次に、接続速度などの情報を管理サーバと相互に交換するネゴシエーションを行って通信を確立し、その後、情報を管理サーバへ通知する。一方、管理サーバは、複数のプリンタに同様の情報通知要求をほぼ同タイミングで出す場合があり、その結果、各プリンタは、上記LANを介して、管理サーバへ情報を通知するために、それぞれが上記接続認証、および上記ネゴシエーションを行う必要があり、上記LANと上記インターネットとの間のネットワークトラフィックが増大するという問題があった。
なお、上述の管理システムでは、ネットワークに接続されるデバイス(以下、単にデバイスと呼ぶ。)としてプリンタを例に説明したが、これに限られず、他のデバイスでも同様の問題が起こり得る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、複数のデバイスを管理する管理サーバを備えた管理システムにおいて、各デバイスと、管理サーバとの間のネットワークトラフィックの増大を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の情報収集装置は、
ネットワークに接続される複数のデバイスの情報を、前記ネットワークに接続される管理サーバに送信する情報収集装置であって、
前記管理サーバの指示に基づいて、各デバイスが保有する所定の情報を取得する情報取得部と、
少なくとも、取得した各情報を、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知する通信部と、
を備えることを要旨とする。
上記構成によれば、各デバイスからそれぞれ管理サーバへ直接に管理情報を送信することがなく、管理情報は情報収集装置に集められて、管理サーバへ送信される。従って、各デバイスから管理サーバへ直接に管理情報を送信する場合に比べて、上記ネットワークにおけるネットワークトラフィックを抑制することができる。
なお、上記管理情報としては、例えば、上記デバイスの動作に対して、課金するための情報や、上記デバイスの動作障害の情報などがあげられる。例えば、上記デバイスがプリンタの場合には、上記管理情報として、印刷に使用した紙の種類や枚数の情報、印刷に使用したトナー量あるいはインク量の情報などの課金するための情報、および紙ジャム等の種々の動作障害の情報などがある。
上記情報収集装置において、
前記情報取得部は、
前記管理サーバにより指示される特定の各デバイスから、そのデバイスが備える管理情報のうち、前記管理サーバにより指示される特定の前記管理情報をそれぞれ取得する管理情報取得部を備え、
前記通信部は、
取得した各管理情報を、その前記管理情報を取得した前記デバイスを表す前記固有情報と対応付けて、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知するようにしてもよい。
このようにすれば、上記管理サーバは、各デバイスと直接データのやり取りをすることなく、指定するデバイスから、指定する特定の管理情報を取得することができる。
上記情報収集装置において、
前記情報取得部は、
前記管理サーバにより前記ネットワークに接続されるデバイスの検出指示がなされると、前記ネットワークに接続される各デバイスを検出し、その前記固有情報をそれぞれ取得し、
前記通信部は、
取得した各固有情報を、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知するようにしてもよい。
このようにすれば、上記管理サーバは、上記ネットワークに接続されている各デバイスを、正確に把握することができる。
上記情報収集装置において、
前記情報取得部は、
取得した各固有情報に対応する各デバイスのうち、前記管理サーバにより指示される特定の各デバイスから、そのデバイスが備える管理情報のうち、前記管理サーバにより指示される特定の前記管理情報をそれぞれ取得する管理情報取得部を備え、
前記通信部は、
取得した各管理情報を、その前記管理情報を取得した前記デバイスを表す前記固有情報と対応付けて、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知するようにしてもよい。
このようにすれば、上記管理サーバにより指示される特定の各デバイスは、確実に上記ネットワークに接続されているので、管理サーバから指示される特定の管理情報を円滑に取得することができる。
上記情報収集装置において、
前記管理サーバから前記情報取得部になされる、特定の各デバイスから特定の管理情報を取得する管理情報取得の指示は、前記通信部が、各固有情報を通知した際のレスポンスとして、なされるようにしてもよい。
このようにすれば、上記情報収集装置と上記管理サーバとの間で、新たに接続を確立することなく、上記管理サーバは、上記情報収集装置へ管理情報取得指示をすることができる。
上記情報収集装置において、
前記管理情報取得部は、
前記通信部が、前記管理情報を通知した際のレスポンスとして、前記管理サーバから新たに指示される特定の各デバイスから、前記レスポンスとして、前記管理サーバにより新たに指示される特定の前記管理情報をそれぞれ取得し、
前記通信部は、
取得した各管理情報を、その前記管理情報を取得した前記デバイスを表す前記固有情報と対応付けて、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知するようにしてもよい。
このようにすれば、上記管理サーバは、必要に応じて、新たに指定するデバイスから、新たに指定する特定の管理情報を取得することができる。
上記情報収集装置において、
各デバイスは、情報ごとのオブジェクトからなるMIB(Management Information Base)を備えており、
前記管理情報取得部は、
各デバイスから、特定の前記管理情報を取得する場合には、
前記管理サーバにより指示されるオブジェクトIDに対応する前記MIBの前記オブジェクトから、前記特定の管理情報をそれぞれ取得するようにしてもよい。
このようにすれば、各デバイスから簡便に特定の管理情報を取得することができる。
上記情報収集装置において、
前記管理情報取得部により検出された各デバイスを表わす各固有情報と、そのデバイスのアドレスとの対応関係を表わすデバイス情報テーブルを備え、
前記管理情報取得部は、
前記管理サーバにより各デバイスが指示される際に、前記管理サーバにより前記固有情報が指定されることにより指示される場合であって、その前記固有情報に対応する前記デバイスを特定する場合には、
作成された前記デバイス情報テーブルに基づいて、指定される前記固有情報に対応する前記アドレスを特定し、特定した前記アドレスにある前記デバイスを、前記管理サーバから指示される前記デバイスとして特定するようにしてもよい。
このようにすれば、上記管理サーバが指示するデバイスを、簡便に特定することができる。
上記情報収集装置において、
各デバイスを表わす各固有情報は、少なくともそれぞれの前記デバイスの製造番号、もしくは、それぞれの前記デバイスに保存されるMACアドレスなどを含むようにしてもよい。デバイスの製造番号やMACアドレスは、そのデバイスに特有なものであるから、上述のごとく各デバイスの固有情報とすることができる。
上記情報収集装置において、
前記デバイスは、プリンタであってもよい。
なお、上記通信部は、
取得した各管理情報または各固有情報を、上記管理サーバに通知する場合には、それぞれまとめて、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知するようにしてもよい。このようにすれば、通信部は、一度で各管理情報または各固有情報をネットワークを介して、管理サーバに通知することができる。
上記情報収集装置において、
前記複数のデバイスのうちのいずれかの前記デバイスに内蔵され、
前記管理情報取得部は、
前記管理サーバから指示されると、内臓された前記デバイスから、前記管理サーバからの指示される特定の前記管理情報を取得し、
前記通信部は、
取得した前記管理情報を、前記ネットワークを介して通知するようにしてもよい。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明のデバイスは、
上記複数のデバイスのうちの1つのデバイスであって、
上記情報収集装置を内蔵し、その情報収集装置により、前記管理サーバから指示されると、前記デバイス自身の、前記管理サーバから指示される特定の前記管理情報が取得され、
前記情報収集装置により、取得された前記管理情報が、前記ネットワークを介して通知することを要旨とする。
上記構成によれば、上記情報収集装置を内蔵した本デバイス以外の各デバイスからそれぞれ管理サーバへ直接に管理情報を送信することがなく、管理情報は本デバイスに集められて、管理サーバへ送信される。従って、本デバイス以外の各デバイスから管理サーバへ直接に管理情報を送信する場合に比べて、上記ネットワークにおけるネットワークトラフィックを抑制することができる。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明のデバイス管理システムは、
前記複数のデバイスと、該複数のデバイスと前記ネットワークを介して接続される前記管理サーバと、を備えたデバイス管理システムであって、
前記複数のデバイスのうち、すくなくとも1つの前記デバイスは、上述の上記情報収集装置を内蔵したデバイスであることを要旨とする。
上記構成によれば、上記情報収集装置を内蔵したデバイス以外の各デバイスの管理情報は、上記情報収集装置を内蔵したデバイスに集められて、管理サーバへ送信される。従って、各デバイスから管理サーバへ直接に管理情報を送信する場合に比べて、上記ネットワークにおけるネットワークトラフィックを抑制することができる。
なお、本発明は、上記した装置発明の態様に限ることなく、方法発明としての態様で実現することも可能である。さらには、それら方法や装置を構築するためのコンピュータプログラムとしての態様や、そのようなコンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様や、上記コンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など、種々の態様で実現することも可能である。
また、本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、上記装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき次の順序で説明する。
A.実施例:
A1.システム概要:
A2.プリンタおよびDMサーバの機能:
A3.DMエージェント部による監視処理:
A3.1.プリンタ検出処理:
A3.2.第1の管理情報アップロード処理:
A3.3.第2の管理情報アップロード処理:
A4.実施例の効果:
B.変形例:
A.実施例:
A1.システム概要:
図1は、本発明の一実施例としてのデバイス管理システムの概要構成を示す説明図である。本実施例におけるデバイス管理システム1000では、デバイスマネージメントサーバ(Device Management Sever、以下、DMサーバと略す。)SVと、複数のクライアントPC(以下、クライアントと略す。)と、ネットワークに接続されるデバイスとしての複数のプリンタPRTと、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバとがネットワークを介して接続されている。具体的には、このシステム内に設けられたローカルエリアネットワークLAN1を介して、複数のプリンタPRTと、複数のクライアントCLと、DHCPサーバとが接続されている。そして、このローカルエリアネットワークLAN1は、ファイアウォールFWを介してインターネットINTに接続されている。また、DMサーバSVは、ローカルエリアネットワークLAN2に接続され、そのローカルエリアネットワークLAN2は、インターネットINTに接続されている。なお、図1には、複数のプリンタPRTのうち、プリンタPRT1〜PRT3の3台分のみが、複数のクライアントCLのうち、クライアントCLの1台分のみが、それぞれ示されている。なお、以下では、LAN1に接続された所定のプリンタを、単にプリンタPRTとも呼ぶ。
これらネットワークに接続されている各デバイス間の通信は、TCP/IPプロトコルをベースとしており、各デバイスには、それぞれ電源投入と同時に、DHCPサーバにより動的なIPアドレスが割り振られる。そして、発信元のデバイスから発信された通信データには、発信元のデバイスのIPアドレス(発信元IPアドレス)と、送信先のデバイスのIPアドレス(送信先IPアドレス)とが含まれており、この通信データは、送信先IPアドレスに従って、そのIPアドレスを有するデバイスに送信される。なお、厳密に言えば、これらIPアドレスは、クライアントCL1や、プリンタPRT1、DMサーバSV自体に設定されているわけではなく、TCP/IPのネットワークから見た場合のノード(すなわち、具体的には、TCP/IP通信を行うためにネットワークに接続されているネットワークボードなど)に設定されている。
各プリンタPRT1〜PRT3は、それぞれネットワークインタフェース(ネットワークI/F)としてのカスタムネットワークボードCNB1〜CNB3を備えている。各カスタムネットワークボードCNBは、通信制御機能を有している。各カスタムネットワークボードCNBは、この通信制御機能によって、クライアントCLから、各プリンタPRTに送信された印刷ジョブを含む通信データを受信する。また、後述のカスタムネットワークボードCNB1が有するDMエージェント機能の指示により、各プリンタPRTが管理する後述のMIB(Management Information Base)から特定の管理情報を取得したりする。
各プリンタPRT1〜PRT3は、基本的に同様の機能を有する。しかし、プリンタPRT1のみ、他のプリンタPRTと異なる機能を備えている。すなわち、プリンタPRT1が備えるカスタムネットワークボードCNB1は、上記通信制御機能に加えて、DMエージェント機能を有する。カスタムネットワークボードCNB1は、このDMエージェント機能により、自分自身が搭載されたプリンタPRT1を含めた各プリンタPRTの動作を監視する。そして、各プリンタPRTに指示して、各プリンタPRTの通信制御機能により取得させた管理情報を取得し、DMサーバSVに通知する。従って、各プリンタPRTの管理情報は、プリンタPRT1に集められ、プリンタPRT1からDMサーバに通知される。
DMサーバSVは、通知された各プリンタの管理情報をデータベースDBに蓄積する。DMサーバSVは、データベースDBに蓄積した管理情報に基づいて、例えば、プリンタの使用に応じた課金管理などを行う。
ここで、プリンタPRT1が接続されているローカルエリアネットワークLAN1は、上述したように、ファイアウォールFWを介してインターネットINTに接続されている。このため、DMサーバSV側からは、ファイアウォールFWを越えてプリンタPRT1側へ接続を要求して、プリンタPRT1に蓄積されている管理情報を取得することができない。そこで、本実施例では、プリンタPRT1は、DMサーバSVにHTTP(hyper text transfer protocol)を用いて接続し、管理情報を通知することとする。なお、プリンタPRT1およびDMサーバSV間では、セキュリティの観点から、HTTPの一種であるHTTPSプロトコルによる暗号化通信が行われる。例えば、プリンタPRT1には、DMサーバSVがプリンタPRT1を一意に識別するための識別情報およびDMサーバSVへの接続認証のためのパスワードが予め設定されている。プリンタPRT1は、管理情報をDMサーバSVに通知する際に、まず、識別情報およびパスワードを用いてDMサーバSVにログインし、DMサーバSVからの応答指示に従って上述の管理情報を通知する。
A2.プリンタおよびDMサーバの構成:
図2は、図1におけるプリンタPRT1、PRT2およびDMサーバSVの構成を示す説明図である。プリンタPRT3を含む各プリンタPRTの構成は、PRT2と同様の構成のため、この図では省略している。
まず、以下に、プリンタPRT1の構成について説明する。
プリンタPRT1は、プリンタ本体PRB1と、上述したカスタムネットワークボードCNB1と、を備えている。このうち、プリンタ本体PRB1は、主として、プリンタエンジン51Aと、プリンタコントローラ52Aと、を備えている。
プリンタエンジン51Aは、実際に印刷を行う機構部分である。プリンタコントローラ52Aは、図示しないCPUやRAM、ROMを備えるコンピュータであり、カスタムネットワークボードCNB1から印刷ジョブデータを受け取って、その印刷ジョブに従ってプリンタエンジン51Aを制御し、印刷を実行させる。
また、プリンタコントローラ52Aは、プリンタ本体に関する種々の情報を管理情報として収集して、MIB(Management Information Base)と呼ばれる形式で保存している。MIBには、プリンタ本体に関して予め規格で統一的に規定されている情報や、製造者によって独自に定義されている情報がオブジェクトごとに保存されている。このオブジェクトの情報としては、例えば、印刷に使用した紙の種類や枚数の情報、印刷に使用したトナー量あるいはインク量の情報、印刷ジョブに関係なく収集すべき情報、および紙ジャム等の種々の障害情報などがある。また、このオブジェクトは、情報の要素によってツリー構造で管理され、それぞれにオブジェクトID(以下、OIDと呼ぶ。)が割り振られ、識別できるようになっている。このOIDは、「1.4.2.2.1.3」のようにピリオドで区切られた数字となっている。
さらに、プリンタコントローラ52Aには、印刷番号データが保存されている。この印刷番号データは、後述のプリンタIDを作成するのに用いられる。
一方、発明の特徴部分であるカスタムネットワークボードCNB1は、主として、CPU20と、メモリ30とを備えている。また、この他、実際にネットワーク通信を行うための通信インタフェースなども備えているが、説明の便宜上省略されている。
メモリ30は、OID格納部32と、固有情報テーブル格納部34と、管理情報ファイル格納部36とを備える。OID格納部32は、DMサーバSVにより指定されたOIDが予め格納されている。固有情報テーブル格納部34は、後述のプリンタ検出処理において、SNMPマネージャ部46が作成する固有情報テーブルA、若しくは、DMサーバSV側で作成され、送信されてくる固有情報テーブルBを格納する。
CPU20は、メモリ(図示せず)から、所定のアプリケーションプログラムを読み出して、実行することにより、図2に示す各機能ブロックとして機能する。なお、各機能ブロックをハードウェア的に構築するようにしてもよい。
これら機能ブロックのうち、TCP/IP部21Aは、TCP/IPプロトコルにより、ネットワークを介してプリンタPRT1を含めた各プリンタPRTの通信制御部、および、DMサーバSVとの通信を行う。
通信制御部22Aは、データ受信処理部24AおよびSNMPエージェント26Aを備えている。データ受信処理部24Aは、上述の通信制御機能として、クライアントCLから印刷ジョブを含む通信データを受け取って、印刷ジョブをプリンタコントローラ52に受け渡す。また、SNMPエージェント部26Aは、後述のDMエージェント部に含まれるSNMPマネージャ部46からのSNMP(Simple Network Management Control Protocol)による指示に従って、通信制御機能として、プリンタコントローラ52に保存されたMIBから特定の管理情報を受け取って、SNMPマネージャ部46に送信する。
DMエージェント部40は、SNMPマネージャ部46と、クロック部44と、送受信実行部42とを備えている。
SNMPマネージャ部46は、LAN1内部にSNMPブロードキャストを行い、SNMP通信ができるプリンタPRTを検索する。そして、SNMPマネージャ部46は、レスポンスがあったプリンタPRTの製造番号データを取得し、その製造番号データに基づいて、そのプリンタPRTを識別する固有のID(以下、プリンタIDと呼ぶ。)を作成する。さらに、SNMPマネージャ部46は、作成したプリンタIDと、そのプリンタPRTのIPアドレスとを対応づけて固有情報テーブルAを作成し、固有情報テーブル格納部34に格納する。
また、SNMPマネージャ部46は、OID格納部32に予め格納されているOIDを読み出し、自分自身のSNMPエージェント部26Aや、他のプリンタPRTのSNMPエージェント部(例えば、プリンタPRT2のSNMPエージェント部26B)に対して、読み出したOIDに基づいて、そのプリンタPRTのプリンタコントローラに保存されたMIBから特定の管理情報を取得するよう指示する。そして、SNMPマネージャ部46は、自分自身のSNMPエージェント部26Aや他のプリンタPRTのSNMPエージェント部が取得した管理情報を取得し、その管理情報を記載した管理情報ファイルを作成し、作成した管理情報ファイルを管理情報ファイル格納部36に格納する。管理情報ファイルについての詳細は、後述する。
クロック部44は、現在時刻を表わす。従って、このクロック部44にアクセスすれば、現在時刻を知ることができる。
送受信実行部42は、固有情報テーブル格納部34に格納されている固有情報テーブルAをDMサーバSVに送信する。また、送受信実行部42は、DMサーバSVへの接続のレスポンスとして返されてくる、固有情報テーブルBを受信し、固有情報テーブル格納部34に格納する。さらに、送受信実行部42は、管理情報ファイル格納部36に格納された管理情報ファイルをDMサーバSVに送信する。
プリンタPRT1は、以上のように構成される。一方で、プリンタPRT2は、上述のプリンタPRT1の通信制御部22Aと、プリンタ本体PRB1と、TCP/IP部21Aとそれぞれ同様の機能を持った通信制御部22Bと、プリンタ本体PRB2と、TCP/IP部21Bとを備えている。また、LAN1内に接続される他のプリンタPRTについても同様に、上述のプリンタPRT1の通信制御部22Aと、プリンタ本体PRB1と、TCP/IP部21Aとそれぞれ同様の機能を持った通信制御部と、プリンタ本体PRBと、TCP/IP部とを備えている。
また、図2において、DMサーバSVは、CPU60と、RAMおよびROMを含むメモリ70と、ネットワークI/F80と、データベースDBと、を備えるコンピュータシステムである。
CPU60は、メモリ70から所定のアプリケーションプログラムを読み出しメモリ70上で実行することで、DMサーバ制御部75として機能する。
メモリ70は、固有情報テーブル格納部72を備えている。固有情報テーブル格納部72は、DMサーバ制御部75により作成される固有情報テーブルBを格納する。
ネットワークI/F80は、ネットワーク通信を行うための通信インタフェースである。
DMサーバ制御部75は、プリンタPRT1から送信される固有情報テーブルAを受信して、それに基づき固有情報テーブルBを作成し、固有情報テーブル格納部72に格納する。また、DMサーバ制御部75は、格納した固有情報テーブルBをプリンタPRT1に送信する。さらに、DMサーバ制御部75は、管理情報ファイルを受信してデータベースDBに蓄積する。
なお、DMサーバSVは、この他、コンピュータが備える種々の一般的な構成を備えるが、説明の便宜上省略されている。
A3.DMエージェント部による監視処理:
以下では、本発明の特徴部分であるDMエージェント部40が各プリンタPRTの動作を監視し、その監視結果をDMサーバSVに通知する監視処理について説明する。この監視処理では、主に以下の3つの処理が行われる。すなわち、DMエージェント部40は、監視処理として、所定のタイミングで、各プリンタPRTのネットワークとの接続状況を監視し、各プリンタPRTの接続を検出するプリンタ検出処理を行う。また、DMエージェント部40は、予め決められた時刻になると、DMサーバSVにより指定されるプリンタPRTから特定の管理情報を取得し、それをDMサーバSVへ通知する第1の管理情報アップロード処理行う。さらに、DMエージェント部40は、管理情報のアップロード要求があると、DMサーバSVから指定される特定のプリンタPRTから管理情報を取得し、それをDMサーバSVに通知する第2の管理情報アップロード処理を行う。これらの3つの処理を、プリンタ検出処理、第1の管理情報アップロード処理、および第2の管理情報アップロード処理の順に説明する。
A3.1.プリンタ検出処理:
それでは、まず、プリンタ検出処理について説明する。このプリンタ検出処理は、プリンタPRT1の電源投入時、DMサーバSVから検出要求があった場合、および、その他必要に応じて行われる。
図3は、本実施例におけるプリンタ検出処理の手順を示すフローチャートである。
まず、DMエージェント部40のSNMPマネージャ部46は、LAN1に接続されたSNMP通信可能なプリンタPRTを検出するために、LAN1内部にSNMPブロードキャストを行う(ステップS10)。
次に、SNMPマネージャ部46は、SNMPブロードキャストの結果、LAN1内のSNMPエージョント部をもつプリンタPRTからSNMPレスポンスがあったかどうかを判断する(ステップS20)。1つ以上のプリンタPRTからSNMPレスポンスがあった場合には(ステップS20:YES)、SNMPマネージャ部46は、SNMPレスポンスがあったプリンタPRTに対してそれぞれ製造番号データを要求する(ステップS30)。製造番号データを要求されると、そのプリンタPRTのSNMPエージェント部は、そのプリンタPRTのプリンタコントローラ52Bに保存されている製造番号データを取得し、それをSNMPマネージャ部46に送信する。そして、SNMPマネージャ部46は、送信されてくるプリンタPRTの製造番号データを取得する(ステップS35)。
続いて、SNMPマネージャ部46は、SNMPレスポンスのあったすべてのプリンタPRTの製造番号データを取得したかどうかを判断する(ステップS40)。レスポンスのあったすべてのプリンタPRTの製造番号データを取得してない場合には(ステップS40:NO)、SNMPマネージャ部46は、レスポンスのあったすべてのプリンタPRTの製造番号データを取得するまで待機する。
レスポンスのあったすべてのプリンタPRTの製造番号データを取得した場合には(ステップS40:YES)、SNMPマネージャ部46は、取得した製造番号データが表す製造番号をそのまま用いて、その取得先のプリンタPRTを識別するためのプリンタIDを作成する(ステップS45)。
図4は、本実施例における固有情報テーブルについて説明する図である。
この図の(A)は、SNMPマネージャ部46が作成する固有情報テーブルAについて示している。(B)は、DMサーバSVが、送信されてきた固有情報テーブルAに基づいて、作成する固有情報テーブルBを示している。
続いて、SNMPマネージャ部46は、図4の(A)に示すように、作成したプリンタIDと、そのプリンタIDに対応するプリンタPRTのIPアドレスとを対応づけて記憶した固有情報テーブルAを作成する(ステップS50)。なお、本実施例では、上述したように、各プリンタには、動的なIPアドレスが割り振られており、固有情報テーブルAでは、そのIPアドレスが記載される。しかし、プリンタPRT1のみ、固有情報テーブルAでは、IPアドレスとして、ループバックアドレス(Loopback address、(例えば、127.0.0.1))が用いられ固定されている。このようにすれば、DMサーバSVは、プリンタPRT1がネットワークに接続されているかどうかを、すぐに確認することができる。
次に、SNMPマネージャ部46は、作成した固有情報テーブルAをDMサーバSVへ送信する(ステップS60)。
一方、固有情報テーブルAを受信したDMサーバSVにおいて、DMサーバ制御部75は、固有情報テーブルAに基づいて、プリンタIDを取得する。次に、DMサーバ制御部75は、監視対象とするプリンタPRT(以下、監視対象プリンタPRTとも呼ぶ。)を決定する。続いて、DMサーバ制御部75は、図4(B)のごとく、監視対象プリンタPRTのプリンタIDに対応づけて、監視対象とするかどうかを表す監視対象フラグを付した固有情報テーブルBを作成する。そして、DMサーバ制御部75は、作成した固有情報テーブルBを、プリンタPRT1のDMエージェント部40に、接続のレスポンスとして送信する。なお、固有情報テーブルBにおいて、監視対象フラグがONの場合には、その監視対象フラグが付されたプリンタIDに対応するプリンタPRTが、監視対象プリンタPRTとなされたことを示し、この監視対象フラグがOFFの場合には、その監視対象フラグが付されたプリンタIDに対応するプリンタPRTが、監視対象プリンタPRTとなされていないことを示す。
続いて、送受信実行部42は、DMサーバSVへの接続のレスポンスとして返されてくる、固有情報テーブルBを受信したかどうかを判断する(ステップS70)。DMサーバSVからの固有情報テーブルBを受信していない場合には(ステップS70:NO)、送受信実行部42は、それを受信するまで待機する。
DMサーバSVから、DMサーバSVへの接続のレスポンスとして返されてくる固有情報テーブルBを受信した場合には(ステップS70:YES)、送受信実行部42は、固有情報テーブルBを固有情報テーブル格納部34に格納する(ステップS80)。その後、このプリンタ検出処理を終了する。
とこで、1つ以上のプリンタPRTからSNMPレスポンスがなかった場合には(ステップS20:YES)、1つのプリンタPRTからもレスポンスがなかったことをDMサーバSVへ報告する(ステップS90)。その後、SNMPマネージャ部46は、このプリンタ検出処理を終了する。
A3.2.第1の管理情報アップロード処理:
続いて、第1の管理情報アップロード処理について説明する。この第1の管理情報アップロード処理では、上述したように、DMエージェント部40が、予め決められた時刻になると、DMサーバSVから指定されるプリンタPRTから特定の管理情報を取得し、それをDMサーバSVへ通知する。
図5は、本実施例における第1の管理情報アップロードの手順を示すフローチャートである。
まず、SNMPマネージャ部46は、クロック部44から現在時刻を取得し、現在時刻が予め定められた時刻になったかどうかを判断する(ステップS100)。SNMPマネージャ部46は、予め定められた時刻になっていない場合(ステップS100:NO)には、待機する。
DMエージェント部40は、予め定められた時刻になったと判断すると(ステップS100:YES)、上述したプリンタ検出処理(ステップS10〜ステップS90)を行う(ステップS110)。
続いて、SNMPマネージャ部46は、上述のプリンタ検出処理でDMサーバSVから送信され、固有情報テーブル格納部34に格納された固有情報テーブルBを読み出す。そして、読み出した固有情報テーブルBにおいて、監視対象フラグがONであるプリンタIDに対応する監視対象プリンタPRTの今日のIPアドレスを取得する(ステップS120)。
次に、SNMPマネージャ部46は、予めDMサーバSVにより指定され、OID格納部32に格納されているOIDを読み出す(ステップS125)。
続いて、SNMPマネージャ部46は、取得したそれぞれのIPアドレスに対応する各監視対象プリンタPRTに対して、それらのプリンタPRTに保存されたMIBから、読み出したOIDに対応する特定の管理情報を取得するように要求する(ステップS130)。一方、この要求があると、各監視対象プリンタPRTのSNMPエージェント部は、プリンタコントローラに保存されたMIBから、指定されたOIDに対応する特定の管理情報を取得する。例えば、この要求が、プリンタPRT2になされた場合には、プリンタPRT2のSNMPエージェント部26Bは、プリンタコントローラ52Bに保存されたMIBから、指定されたOIDに対応する特定の管理情報を取得する。
次に、SNMPマネージャ部46は、各監視対象プリンタPRTのSNMPエージェント部が取得した特定の管理情報を取得する(ステップS140)。上記のステップS120〜ステップS140の処理を行えば、SNMPマネージャ部46は、容易に特定の管理情報を取得することができる。
図6は、本実施例における管理情報ファイルを示す模式図である。
続いて、SNMPマネージャ部46は、各監視対象プリンタから取得した管理情報と、その管理情報に対応するOID及び、その取得先プリンタのプリンタIDとを対応づけて、図6に示すように、ファイルに記載する(ステップS150)。このファイルを、以下では、管理情報ファイルAと呼ぶ。
そして、SNMPマネージャ部46は、管理情報ファイルAに、ステップS120の処理で取得したそれぞれのIPアドレスに対応するすべての監視対象プリンタPRTに対して、読み出したOIDに対応する管理情報を記載したかどうかを判断する(ステップS160)。SNMPマネージャ部46は、すべての監視対象プリンタPRTに対して、読み出したOIDに対応する管理情報を記載していない場合には(ステップS160:NO)、管理情報ファイルAは、未完成であり、ステップS130〜ステップS150の処理を再度行う。
なお、プリンタPRTに電源が入ってなかったり、プリンタPRTが故障していたりすると、ステップS130の処理で、SNMPマネージャ部46が管理情報の取得要求をしても、そのプリンタPRTは、応答できないので、SNMPマネージャ部46は、そのプリンタPRTから管理情報を取得することができない。また、SNMPはUDPという信頼性の低いパケット通信プロトコルで行っているため、何か送信しても受信パケットがロストする可能性がある。従って、SNMPマネージャ部46は、ステップS140の処理において、管理情報の取得先プリンタPRTの動作が正常であっても、管理情報を取得できない場合がある。そのため、これらの事態を勘案し、SNMPマネージャ部46は、ステップS130〜ステップS150の処理を数回(例えば、3回。)繰り返しても、すべての監視対象プリンタPRTに対して、読み出したOIDに対応する管理情報を記載できない場合には、監視対象プリンタに上述の事態の何れかが起こっているものとして、すべての監視対象プリンタPRTに対して、管理情報を記載することを諦め、管理情報ファイルAは完成したものとして後述のステップS170の処理に移行する。
SNMPマネージャ部46は、上記すべての監視対象プリンタPRTに対して、読み出したOIDに対応する管理情報を記載すると(ステップS160:YES)、管理情報ファイルAが完成したものとして、管理情報ファイルAを管理情報ファイル格納部36に格納する(ステップS170)。
さらに、送受信実行部42は、DMサーバSVと接続を確立し、格納された管理情報ファイルAをDMサーバSVへ送信する(ステップS180)。
一方、DMサーバSVは、送信されてくる管理情報ファイルAを受信する。そして、DMサーバ制御部75は、受信した管理情報ファイルAをデータベースDBへ格納する。格納された管理情報ファイルAは、例えば、プリンタの使用に応じた課金管理などに用いられる。
なお、DMサーバSVは、管理情報ファイルAを受信した際に、監視対象とするプリンタPRTや指定するOIDの見直し作業を行い、その後、見直し作業後の監視対象プリンタPRTを表す固有情報テーブルBおよび指定するOIDを、上記受信のレスポンスとしてDMエージェント部40へ送信するようにしてもよい。この場合、DMエージェント部40は、DMサーバSVへの接続のレスポンスとして、DMサーバSVから送られてくる固有情報テーブルBやOIDを受信し、それぞれ固有情報テーブル格納部34、OID格納部32に格納する。DMエージェント部40は、次に予め定められた時刻なると、格納した固有情報テーブルBやOIDに基づいて、第1の管理情報アップロード処理を行うことができる。このようにすれば、プリンタPRT1とDMサーバSVとの間に、新たに接続を確立することなく、DMサーバSVは、監視対象とするプリンタPRTや指定するOIDをプリンタPRT1へ送信することができる。
また、DMサーバSVは、上記予め定められた時刻も、この見直し作業で見直し、上記受信のレスポンスとして、見直した新しい時刻情報をDMエージェント部40へ送信してもよい。この場合には、DMエージェント部40は、受信した時刻情報を上記予め定められた時刻として、この時刻になると第1の管理情報アップロード処理を行うようにしてもよい。
A3.3.第2の管理情報アップロード処理:
続いて、第2の管理情報アップロード処理について説明する。上述した第1の管理情報アップロード処理では、DMエージェント部40は、予め定められた時刻に、固有情報テーブルBの監視対象フラグに対応する監視対象プリンタPRTから管理情報を取得し、それをDMサーバSVに通知していた。しかし、この第2の管理情報アップロード処理では、DMエージェント部40は、DMサーバSVから管理情報のアップロード要求があった場合に、DMサーバSVが指定するプリンタPRTから管理情報を取得し、それをDMサーバSVに通知する。なお、この処理では、固有情報テーブルBの監視対象フラグは、無視される。
図7は、本実施例における第2の管理情報アップロードの手順を示すフローチャートである。
まず、送受信実行部42は、DMサーバSVから管理情報のアップロード要求があったかどうかを判断する(ステップS200)。送受信実行部42は、DMサーバSVから管理情報のアップロード要求がない場合には(ステップS200:NO)、待機する。
なお、このようなDMサーバSVからのアップロード要求は、例えば、上述のプリンタ検出処理(図3)において、SNMPマネージャ部46が固有情報テーブルAをDMサーバSVへ送信(ステップS60、図3)した際の接続のレスポンスとしてなされる。
送受信実行部42は、DMサーバSVから管理情報のアップロード要求があった場合には(ステップS200:YES)、さらに、DMサーバSVからプリンタIDおよびOIDが送信されてきたかどうかを判断する(ステップS205)。送受信実行部42は、DMサーバSVからプリンタIDおよびOIDが送信されてない場合には(ステップS205:NO)、待機する。
送受信実行部42は、DMサーバSVからプリンタIDおよびOIDが送信されてきた場合には(ステップS205:YES)、送信されてきたプリンタIDおよびOIDを受信する(ステップS210)。
次に、DMエージェント部40は、上述したプリンタ検出処理のうち、ステップS10〜ステップS50の処理を行い、この処理で作成した固有情報テーブルAを固有情報テーブル格納部34に格納する(ステップS215)。このようにすれば、各プリンタPRTの最新のIPアドレスに対応した固有情報テーブルAに基づいて、後述のステップS220の処理を行うことができる。
続いて、SNMPマネージャ部46は、固有情報テーブル格納部34に格納されている固有情報テーブルAを読み出し、その固有情報テーブルAに受信したプリンタIDが記載されているかどうか、すなわち、受信したプリンタIDに対応するプリンタPRTがネットワークに接続されているかどうかを判断する(ステップS220)。
SNMPマネージャ部46は、固有情報テーブルBに受信したプリンタIDが記載されている場合には、受信したプリンタIDに対応するプリンタPRTがネットワークに接続されていると判断し(ステップS220:YES)、続いて、固有情報テーブルBから、そのプリンタPRTのプリンタIDに対応するIPアドレスを取得する(ステップS230)。
次に、SNMPマネージャ部46は、取得したIPアドレスに対応するプリンタPRTに対して、そのプリンタPRTに保存されたMIBから、受信したOIDに対する特定の管理情報を要求する(ステップS240)。一方、この要求があると、DMサーバSVに指定されたプリンタIDに対応するプリンタPRTにおいて、そのSNMPエージェント部は、プリンタコントローラに保存されたMIBから、DMサーバSVから指定されたOID(すなわち、上述で受信したOID)に対応する特定の管理情報を取得する。
続いて、SNMPマネージャ部46は、上記プリンタPRTのSNMPエージェント部が取得した特定の管理情報を取得する(ステップS250)。上記のステップS230〜ステップS250の処理を行えば、SNMPマネージャ部46は、容易に特定の管理情報を取得することができる。
SNMPマネージャ部46は、取得した特定の管理情報と、その管理情報に対応するOID、及びその取得先プリンタのプリンタIDとを対応づけて、所定のファイルに記載することにより、管理情報ファイルBを作成する(ステップS260)。なお、管理情報ファイルBにおいて、管理情報、その管理情報に対応するOID、及びその取得先プリンタのプリンタIDの記載形式は、図6と同様である。
SNMPマネージャ部46は、作成した管理情報ファイルBを管理情報ファイル格納部36に格納する(ステップS270)。
そして、送受信実行部42は、DMサーバSVと接続を確立し、格納された管理情報ファイルBをDMサーバSVへ送信する(ステップS280)。送信終了後、この第1の管理情報アップロード処理を終了する。
ところで、SNMPマネージャ部46が、固有情報テーブルBに受信したプリンタIDが1つも記載されていない場合には(ステップS220:NO)、送受信実行部42は、DMサーバSVに、取得したプリンタIDに対応するプリンタPRTが見つからないというエラーを返す(ステップS290)。その後、この第1の管理情報アップロード処理を終了する。
一方、DMサーバSVは、送信されてくる管理情報ファイルBを受信する。そして、DMサーバ制御部75は、受信した管理情報ファイルBをデータベースDBへ格納する。格納された管理情報ファイルBは、例えば、プリンタの使用に応じた課金管理などに用いられる。
A4.実施例の効果:
以上のように、本実施例のデバイス管理システム1000では、LAN1に接続された各プリンタPRT1が、管理情報をDMサーバSVへ直接に通知するのではなく、管理情報はプリンタPRT1に集められて、DMサーバSVへ通知されるので、管理情報の通知において、LAN1とインターネットINTとのネットワークトラフィックは、プリンタPRT1からDMサーバSVへのネットワークトラフィックのみとなる。従って、各プリンタPRTからDMサーバSVへ直接に管理情報を通知する場合に比べて、接続認証、および、ネゴシエーションを行う回数を減少させることができ、LAN1とインターネットINTとのネットワークトラフィックを抑制することができる。
また、上記デバイス管理システム1000において、第1の管理情報アップロード処理では、DMエージェント部40は、固有情報テーブルBにより、DMサーバSVから指示されるプリンタIDに対応するプリンタPRTから、予めDMサーバSVにより指示される特定の管理情報を取得し、それをDMサーバSVへ通知している。このようにすれば、DMサーバSVは、各プリンタPRTと直接データのやり取りをすることなく、指定するプリンタPRTから、指定する特定の管理情報を取得することができる。
上記デバイス管理システム1000において、第2の管理情報アップロード処理では、DMエージェント部40は、DMサーバSVから管理情報のアップロード要求があった場合に、DMサーバSVが指定するプリンタPRTから管理情報を取得し、それをDMサーバSVに通知している。このようにすれば、DMサーバSVは、或る特定のプリンタIDに対応するプリンタPRTの管理情報を、速やかに取得することができる。
上記デバイス管理システム1000において、LAN1に接続される各プリンタPRTのIPアドレスは、DHCPサーバにより動的に振り分けらており、電源のオン/オフ等で、変更され得る。しかし、プリンタPRT1のDMエージェント部40は、予め定められた時刻になったり、DMサーバSVから要求がある場合など必要に応じてプリンタ検出処理を行い、各プリンタPRTのプリンタIDと各プリンタのその時のIPアドレスとを対応づけた固有情報テーブルAを作成し、DMサーバSVへ送信する。従って、DMサーバSVは、各プリンタPRTを見失うことなく、各プリンタPRTの監視を行うことができる。
上記デバイス管理システム1000において、DMエージェント部40は、予め定められた時刻になったり、DMサーバSVからの要求がある度に、上述のプリンタ検出処理を行っているので、新たにLAN1内に接続されたプリンタPRTを検出し、そのプリンタPRTのプリンタIDをDMサーバSVへ報告することができる。従って、DMサーバSVは、新たにLAN1内に接続されたプリンタPRTを確認することができ、報告があったプリンタIDを指定することにより、そのプリンタPRTに対して管理情報の取得等を要求することができる。
従来、発売されているプリンタの多くは、上述の各プリンタPRTが備えるプリンタ本体および通信制御部と同様の機能を備えている。従って、所定のLANに複数のプリンタが接続されている環境に、上述のカスタムネットワークボードCNB1を備えたプリンタPRT1を設置すれば、そのLAN内の他のプリンタに新たな機能を追加することなく、DMサーバSVは、プリンタPRT1を介して、そのLAN内の各プリンタを監視することができる。
また、所定のLANに接続された各プリンタの管理情報を、そのLAN外にあるDMサーバが収集し管理するシステムにおいて、各プリンタがそれぞれ独立して、DMサーバに管理情報をアップロードする方法がある。この場合には、各プリンタのそれぞれが、上述のプリンタPRT1のごとく、メモリ30やクロック部44などを備えたカスタムネットワークボードCNB1を備える必要があった。しかしながら、上記デバイス管理システム1000では、DMサーバSVとのデータのやりとりは、プリンタPRT1のみが行えばよいので、プリンタPRT1のみDMエージェント部40やメモリ30を備え、他の各プリンタPRTは、DMエージェント部40やメモリ30を備える必要がない。従って、プリンタPRT1を除いた各プリンタPRTにかかるコストを削減することができる。
B.変形例:
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
B1.変形例1:
上記実施例において、LAN1内に接続される複数のプリンタPRTのうち、プリンタPRT1のみDMエージェント機能を備えることとして説明したが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、LAN1内にDMエージェント機能を備えた複数のプリンタPRTが接続されていてもよい。その場合には、DMサーバSVにおいて、プリンタ検出処理で送信されてくる固有情報テーブルBの監視対象フラグを調整することで、上記DMエージェント機能を備えたプリンタPRTが監視する監視対象プリンタを決定する。このようにすれば、プリンタPRT1の監視対象プリンタの数を減少させることができる。従って、プリンタPRT1がDMエージェント機能として監視対象プリンタPRTから管理情報を取得する際に、プリンタPRT1に集中していたネットワークトラフィックを減少させることができ、その結果、プリンタPRT1の処理負担が軽減される。
さらに、LAN1内にDMエージェント機能を備えた複数のプリンタPRTが接続されている場合において、これらの各プリンタPRTが取得する管理情報を、さらに、各プリンタPRTから取得して統括する統括プリンタPRTを設けるようにしてもよい。この場合、統括プリンタPRTは、DMエージェント機能を備えた各プリンタPRTの管理情報をまとめて、DMサーバSVへアップロードする。このようにすれば、LAN1とインターネットINTとのネットワークトラフィックは、統括プリンタPRTからDMサーバSVへのネットワークトラフィックのみとなる。従って、DMエージェント機能を備えた各プリンタPRTからDMサーバSVへ直接に管理情報を通知する場合に比べて、接続認証、および、ネゴシエーションを行う回数を減少させることができ、LAN1とインターネットINTとのネットワークトラフィックを抑制することができる。
B2.変形例2:
上記実施例の第1の管理情報アップロード処理において、SNMPマネージャ部46は、各監視対象プリンタに対して、予め定められたすべてのOIDに対応する管理情報を管理情報ファイルに書き込んで、管理情報ファイルを完成させ、その後、その管理情報ファイルをDMサーバSVに送信しているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、SNMPマネージャ部46は、1つの監視対象プリンタに対して、予め定められた或る1つのOIDに対応する特定の管理情報を取得する度に、その管理情報と、その管理情報に対応するOID及び、その取得先プリンタのプリンタIDと対応づけた管理情報データを作成し、送受信実行部42は、それを所定のタイミングに(例えば、管理情報データ作成後速やかに)、DMサーバSVへ送信するようにしてもよい。このようにすれば、電源が切れた場合であっても、それまでに取得した監視対象プリンタPRTの管理情報をDMサーバSVに通知することができる。
B3.変形例3:
上記実施例において、ネットワークに接続されるデバイスとしてプリンタPRTを例に説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、ネットワークに接続されるパソコン周辺機器、コピー機、プロジェクタなど、他の種々のデバイスに本発明を適用しても、本発明の効果を奏すことができる。
B4.変形例4:
上記実施例において、プリンタPRTおよびサーバSVの各部は、ソフトウェア的に構成されているものを、ハードウェア的に構成するようにしてもよいし、ハードウェア的に構成されているものを、ソフトウェア的に構成するようにしてもよい。
B5.変形例5:
上記実施例において、LAN1もしくはLAN2は、イントラネットであってもよい。
B6.変形例6:
上記実施例において、第2の管理情報アップロード処理を行う前に、プリンタ検出処理をおこなうようにしてもよい。
B7.変形例7:
上記実施例において、各プリンタPRTには、DHCPサーバにより動的なIPアドレスが割り振られていたが、予め定められた固定のIPアドレスでもよい。
B8.変形例8:
上記実施例において、第2の管理情報アップロード処理では、DMサーバSVからアップロード要求あった際に、DMサーバSVから指定されるプリンタIDおよびOIDは一つずつであったが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、DMサーバSVから複数のプリンタIDが指定されてもよい。そして、各プリンタIDに対して、同じ複数のOIDが指定されてもよいし、異なった複数のOIDが指定されるようにしてもよい。この場合には、SNMPマネージャ部46は、指定されたプリンタIDに対応する各プリンタPRTが、LAN1に接続されているその他の各プリンタPRTに対して、そのプリンタPRTに保存されたMIBから、指定されたすべてのOIDに対する特定の管理情報を要求し、それらを取得する。そして、SNMPマネージャ部46は、管理情報ファイルに、取得した管理情報と、その管理情報に対応するOID及びその取得先プリンタのプリンタIDとを対応づけて、管理情報ファイルに記載し、DMサーバSVへこの管理情報ファイルを送信する。
B9.変形例9:
上記実施例の第1の管理情報アップロード処理において、OIDは、予めOID格納部32に格納されていたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、DMサーバSVが、DMエージェント部40からの接続のレスポンスとして、新たなOIDをDMエージェント部40へ送信し、DMエージェント部40は、それを受信し、予め格納されているOIDを更新してOID格納部32に格納するようにしてもよい。このようにすれば、DMサーバSVは、必要に応じてOIDを指定することができる。
B10.変形例10:
上記実施例のプリンタ検出処理において、DMエージェント部40は、固有情報テーブルAをDMサーバSVに送信しているが、本発明はこれに限られるものではない。DMサーバSVは、少なくともLAN1に接続されているプリンタPRTのプリンタIDを把握できればよく、DMエージェント部40は、検出したプリンタのプリンタIDのみDMサーバSVへ送信するようにしてもよい。このようにすれば、DMサーバSVは、各プリンタPRTのIPアドレスを管理する必要がない。
B11.変形例11:
上記実施例において、DMエージェント部40は、予め定められた時刻になったり、DMサーバSVからの要求があると、所定の各プリンタPRTに管理情報の取得要求を出し、各プリンタPRTから管理情報を取得し、それをDMサーバSVへアップロードするようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、或るプリンタPRTが自身の障害を検知すると、そのプリンタPRTはその障害発生の通知のためにDMエージェント部40を備えたプリンタPRT1にSNMPトラップを送信する場合がある。このような場合において、DMエージェント部40は、或るプリンタPRTからSNMPトラップを受信したことをトリガとして、そのプリンタPRTのMIBから少なくとも障害に関する詳細な情報に対応する管理情報を取得して、それをDMサーバSVへアップロードするようにしてもよい。このようにすれば、DMサーバSVは、所定のプリンタPRTに障害が発生しても、迅速にそのプリンタPRTの異常を把握することができ、さらに、その異常に対応する詳細な情報を取得することができる。
B12.変形例12:
上記実施例のプリンタ検出処理において、DMエージェント部40は、まず始めに、ステップS10の処理で、LAN内部にSNMPブロードキャストを行っているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、DMエージェント部40は、以下のごとく処理を行ってもよい。すなわち、まず始めに、固有情報テーブル格納部34に格納された固有情報テーブルBを読み出す。そして、DMエージェント部40は、固有情報テーブルBに記載されているプリンタIDに該当するプリンタPRTが、そのプリンタIDに対応するIPアドレス先にあるかどうかを、SNMPユニキャストで検出してみる。この際に見つからなかった場合には、DMエージェント部40は、ここでSNMPブロードキャストして、見つからなかったプリンタPRTを検出し、新たに固有情報テーブルAを作成するようにしてもよい。このようにすれば、常にSNMPブロードキャストをする必要がないので、DMエージェント部40の処理の負担を軽減できる。さらには、LAN1内のネットワークトラフィックを軽減することができる。
B13.変形例13:
上記実施例において、プリンタIDは、製造番号データから作成されているが、本発明はこれに限られるものではない。プリンタIDは、例えば、製造番号データのかわりにカスタムネットワークボードCNBに記憶されたMACアドレスから作成するようにしてもよい。
本発明の一実施例としてのデバイス管理システムの概要構成を示す説明図である。 図1におけるプリンタPRT1PRT2およびDMサーバSVの構成を示す説明図である。 実施例におけるプリンタ検出処理の手順を示すフローチャートである。 実施例における固有情報テーブルについて説明する図である。 実施例における第1の管理情報アップロードの手順を示すフローチャートである。 実施例における管理情報ファイルを示す模式図である。 実施例における第2の管理情報アップロードの手順を示すフローチャートである。
符号の説明
20...CPU
21...TCP/IP部
21A,B...TCP/IP部
22A,B...通信制御部
24A...データ受信処理部
26A,B...SNMPエージェント部
30...メモリ
32...OID格納部
34...固有情報テーブル格納部
36...管理情報ファイル格納部
40...DMエージェント部
42...送受信実行部
44...クロック部
46...SNMPマネージャ部
51A...プリンタエンジン
52A,B...プリンタコントローラ
60...CPU
70...メモリ
72...固有情報テーブル格納部
75...DMサーバ制御部
1000...デバイス管理システム
LAN1,2...ローカルエリアネットワーク
CNB1〜3...カスタムネットワークボード
PRB...プリンタ本体
I/F80...ネットワーク
SV...DMサーバ

Claims (16)

  1. ネットワークに接続される複数のデバイスの情報を、前記ネットワークに接続される管理サーバに送信する情報収集装置であって、
    前記管理サーバの指示に基づいて、各デバイスが保有する所定の情報を取得する情報取得部と、
    少なくとも、取得した各情報を、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知する通信部と、
    を備える情報収集装置。
  2. 請求項1に記載の情報収集装置において、
    前記情報取得部は、
    前記管理サーバにより指示される特定の各デバイスから、そのデバイスが備える管理情報のうち、前記管理サーバにより指示される特定の前記管理情報をそれぞれ取得する管理情報取得部を備え、
    前記通信部は、
    取得した各管理情報を、その前記管理情報を取得した前記デバイスを表す前記固有情報と対応付けて、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知することを特徴とする情報収集装置。
  3. 請求項1に記載の情報収集装置において、
    前記情報取得部は、
    前記管理サーバにより前記ネットワークに接続されるデバイスの検出指示がなされると、前記ネットワークに接続される各デバイスを検出し、その前記固有情報をそれぞれ取得し、
    前記通信部は、
    取得した各固有情報を、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知することを特徴とする情報収集装置。
  4. 請求項3に記載の情報収集装置において、
    前記情報取得部は、
    取得した各固有情報に対応する各デバイスのうち、前記管理サーバにより指示される特定の各デバイスから、そのデバイスが備える管理情報のうち、前記管理サーバにより指示される特定の前記管理情報をそれぞれ取得する管理情報取得部を備え、
    前記通信部は、
    取得した各管理情報を、その前記管理情報を取得した前記デバイスを表す前記固有情報と対応付けて、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知することを特徴とする情報収集装置。
  5. 請求項4に記載の情報収集装置において、
    前記管理サーバから前記情報取得部になされる、特定の各デバイスから特定の管理情報を取得する管理情報取得の指示は、前記通信部が、各固有情報を通知した際のレスポンスとして、なされることを特徴とする情報収集装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の情報収集装置において、
    前記管理情報取得部は、
    前記通信部が、前記管理情報を通知した際のレスポンスとして、前記管理サーバから新たに指示される特定の各デバイスから、前記レスポンスとして、前記管理サーバにより新たに指示される特定の前記管理情報をそれぞれ取得し、
    前記通信部は、
    取得した各管理情報を、その前記管理情報を取得した前記デバイスを表す前記固有情報と対応付けて、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知することを特徴とする情報収集装置。
  7. 請求項2、請求項4ないし請求項6、のいずれかに記載の情報収集装置において、
    各デバイスは、情報ごとのオブジェクトからなるMIB(Management Information Base)を備えており、
    前記管理情報取得部は、
    各デバイスから、特定の前記管理情報を取得する場合には、
    前記管理サーバにより指示されるオブジェクトIDに対応する前記MIBの前記オブジェクトから、前記特定の管理情報をそれぞれ取得することを特徴とする情報収集装置。
  8. 請求項2、請求項4ないし請求項7、のいずれかに記載の情報収集装置において、
    前記管理情報取得部により検出された各デバイスを表わす各固有情報と、そのデバイスのアドレスとの対応関係を表わすデバイス情報テーブルを備え、
    前記管理情報取得部は、
    前記管理サーバにより各デバイスが指示される際に、前記管理サーバにより前記固有情報が指定されることにより指示される場合であって、その前記固有情報に対応する前記デバイスを特定する場合には、
    作成された前記デバイス情報テーブルに基づいて、指定される前記固有情報に対応する前記アドレスを特定し、特定した前記アドレスにある前記デバイスを、前記管理サーバから指示される前記デバイスとして特定することを特徴とする情報収集装置。
  9. 請求項2ないし請求項8のいずれかに記載の情報収集装置において、
    各デバイスを表わす各固有情報は、少なくともそれぞれの前記デバイスの製造番号、もしくは、それぞれの前記デバイスに保存されるMACアドレスを含むことを特徴とする情報収集装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の情報収集装置において、
    前記デバイスは、プリンタであることを特徴とする情報収集装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の情報収集装置であって、
    前記複数のデバイスのうちのいずれかの前記デバイスに内蔵され、
    前記管理情報取得部は、
    前記管理サーバから指示されると、内臓された前記デバイスから、前記管理サーバから指示される特定の前記管理情報を取得し、
    前記通信部は、
    取得した前記管理情報を、前記ネットワークを介して通知することを特徴とする情報収集装置。
  12. 前記複数のデバイスのうちの1つのデバイスであって、
    請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の前記情報収集装置を内蔵し、その情報収集装置により、前記管理サーバから指示されると、前記デバイス自身の、前記管理サーバから指示される特定の前記管理情報が取得され、
    前記情報収集装置により、取得された前記管理情報が、前記ネットワークを介して通知されることを特徴としたデバイス。
  13. 前記複数のデバイスと、該複数のデバイスと前記ネットワークを介して接続される前記管理サーバと、を備えたデバイス管理システムであって、
    前記複数のデバイスのうち、すくなくとも1つの前記デバイスは、請求項12に記載のデバイスであることを特徴とするデバイス管理システム。
  14. ネットワークに接続される複数のデバイスの情報を、前記ネットワークに接続される管理サーバに送信する情報収集方法であって、
    (a)前記管理サーバの指示に基づいて、各デバイスが保有する所定の情報を取得する工程と、
    (b)少なくとも、取得した各情報を、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知する工程と、
    を備える情報収集方法。
  15. ネットワークに接続される複数のデバイスの情報を、前記ネットワークに接続
    される管理サーバに送信するコンピュータプログラムであって、
    (a)前記管理サーバの指示に基づいて、各デバイスが保有する所定の情報を取得する機能と、
    (b)少なくとも、取得した各情報を、前記ネットワークを介して、前記管理サーバに通知する機能と、
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  16. 請求項15に記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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