JP2006011425A - 液晶表示パネルおよびその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示動作において黒挿入駆動を行ったときに表示領域に侵入した不純物イオンに起因して発生する表示むらを抑制する。
【解決手段】OCBモードの液晶表示パネルLCDは一対の電極基板1,2と、一対の電極基板1,2間に挟持され液晶分子の配向状態が表示領域の内側でこれら電極基板1,2から印加される駆動電圧により制御される液晶層LQと、液晶層LQに隣接して一対の電極基板1,2に配置されラビング方向が互いに平行な一対の配向膜とを備える。表示領域はマトリクス状に配置される複数の画素を含み、一対の配向膜のラビング方向RD1,RD2は表示動作において駆動電圧を印加するために複数の画素の行を順次選択する走査方向7とは実質的に逆向きである。
【選択図】図1

Description

本発明は、OCB(optically compensated bend)モードの液晶表示パネルおよびその駆動方法に関する。
液晶表示パネルは、パソコン、カーナビ、モニターおよびTV等の画面表示用として広く用いられている。これらの液晶表示に使用する液晶表示モードとしては、ネマティック液晶を利用したTNモード、STNモードが多く使用されている。さらに、応答速度が早く視野角が広い、強誘電体液晶などを用いた液晶表示モードも知られているが、耐ショック性、温度特性などについて改善を要する。これらに対して、高速応答性に優れ視野角が広いモードとして、ツイスト配向の代わりに、液晶分子をパラレル配向させた光学補償型すなわちOCBモードが、映像機器用として注目され、活発に開発が行われている。
一般に、アクティブマトリクス型液晶表示パネルはアレイ基板および対向基板間に液晶層を挟持した構造である。アレイ基板は、例えば略マトリクス状に配置される複数の画素電極、複数の画素電極の行に沿って配置される複数の走査電極、複数の画素電極の列に沿って配置される複数のデータ信号電極、複数の走査電極および複数のデータ信号電極の交差位置近傍に配置される複数のスイッチング素子を有する。各スイッチング素子は例えば薄膜トランジスタ(TFT)からなり、1走査電極が駆動されたときに導通して1データ信号電極の電位を1画素電極に印加する。対向基板には、対向電極がアレイ基板に配置された複数の画素電極に対向して設けられる。一対の画素電極および対向電極は液晶層の画素領域と一緒に画素を構成し、画素電極および対向電極間に保持される駆動電圧に対応した電界によって画素領域内の液晶分子配列を制御する。
OCBモードの液晶表示パネルでは、電源投入以前において液晶分子がスプレイ配向になる。このスプレイ配向は液晶分子がほとんど寝ている状態であり、画素電極および対向電極上で互いに平行にラビングされた配向膜によって得られる。この液晶表示パネルの表示動作は、電源投入に伴って転移電圧を液晶層に印加してこの転移電圧に対応した比較的強い電界により液晶分子の配向状態をスプレイ配向からベンド配向に転移させる初期化処理後に行われる。液晶分子の配向状態は表示動作中ベンド配向に維持され、OCBモード特有の高速応答性に優れ、視野角が広い表示を実現する。
また、液晶分子の配向状態は、スプレイ配向のエネルギーとベンド配向のエネルギーとが拮抗するレベル以下の電圧印加状態や電圧無印加状態が長期間続く場合に再びベンド配向からスプレイ配向に逆転移してしまう。OCBモードの液晶表示パネルでは、この逆転移を防止するために黒挿入駆動の方式がとられている。黒挿入駆動では、逆転移防止電圧および映像信号に対応した表示電圧がフレーム周期で交互に駆動電圧として液晶層に印加され、ベンド配向を維持する。OCBモードの液晶表示パネルはノーマリホワイトモードの表示パネルであり、逆転移防止電圧が黒表示電圧に相当するため、黒挿入駆動と呼ばれる。また、表示電圧および逆転移防止電圧の合計印加期間に対する逆転移防止電圧の印加期間の割合が黒挿入率とよばれる。
液晶表示パネルの製造では、図5Aに示すアレイ基板1および対向基板2を別々に形成した後、ラビング処理がアレイ基板1側の配向膜および対向基板2側の配向膜に対して行われ、さらにアレイ基板1および対向基板2がシール樹脂層3を介して貼り合わされる。シール樹脂層3は注入口4を残して液晶注入空間を取り囲むように塗布され、注入口4はドライバ用回路素子が配置されるアレイ基板1の第1辺に対向する第2辺の近傍に設けられる。各配向膜のラビング処理はドライバ用回路素子を静電破壊しないように第2辺から第1辺に向かう同一方向において行われる。図5Aにおいて、RD1はアレイ基板1側の配向膜のラビング方向を表し、RD2は対向基板2側の配向膜のラビング方向を表す。液晶材料は注入口4から液晶注入空間に液晶層LQとして充填され、さらに注入口4が封止材5により封止される。
上述の製造工程では、不純物イオンが液晶層LQに混入することは避けられない。具体的には、封止材5が最も多く不純物イオンを液晶層LQに放出する。この不純物イオンは液晶の絶縁抵抗を低下させて電圧保持率の低下による表示特性の劣化をもたらすことになる。また、駆動電圧の印加時に不純物イオンが液晶層内で移動し、不純物イオンの分布が不均一になると、表示むら等の表示不良が発生する。そのような不純物イオン分布の不均一化を防止するために、例えば基板上にイオントラップ電極を設けて高電位パルスを一方向に並ぶ複数の電極に順次印加する技術が提案されている(特許文献1参照)。しかし、この技術をOCBモードの液晶表示パネルで生じる問題を解消するために適用することは難しい。
特開平9−54325号公報
OCBモードの液晶表示パネルでは、液晶分子が表示動作のために液晶層LQ内でベンド配向される。液晶層LQに低い電圧が印加された白表示状態と、液晶層LQに高い電圧が印加された黒表示状態の間では、液晶分子のオリエンテーション角が大きく変化する。オリエンテーション角の変化は液晶分子の変位を伴うので、液晶層LQ内でこの変位の方向に液晶分子の流れが発生する。この流れの方向は、OCBモードの液晶表示パネルで液晶分子の配向させる配向膜のラビング方向と一致する。不純物イオンが図5Aに示されるラビング方向RD1、RD2に移動すると、注入口4付近における濃度の高い不純物イオンDFが、図5Bに示すように液晶層LQ中に拡散し、さらに黒挿入駆動を継続した結果として、部分的な電荷保持力の低下による表示むらが発生する。これは、例えば図5Cに示す評価パターンの画像を黒挿入駆動をしながら表示させる動作を継続的に行い、この後全体が黒であるパターンの画像を表示させることにより検証できる。この場合、全体が黒にならずに、図5Dに示すようなグレーの筋が部分的な焼きつきとして観察される。不純物イオンは黒挿入駆動を行う間に図5Cに示す白表示領域から黒表示領域に流れ込んで濃縮される。グレーの筋は濃縮された不純物イオンによる電荷保持力の低下、すなわち印加電圧の損失によって発生する。
OCBモードの液晶表示パネルで生じる焼きつきの問題を上述の文献のように高電位パルスを印加するだけで解消することは困難である。
本発明は、表示動作において黒挿入駆動を行ったときに表示領域に侵入した不純物イオンに起因して発生する表示むらを抑制できるOCBモードの液晶表示パネルおよびその駆動方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、一対の電極基板と、一対の電極基板間に挟持され液晶分子の配向状態が表示領域の内側でこれら電極基板から印加される駆動電圧により制御される液晶層と、この液晶層に隣接して一対の電極基板に配置されラビング方向が互いに平行な一対の配向膜とを備え、表示領域はマトリクス状に配置される複数の画素を含み、一対の配向膜のラビング方向は表示動作において駆動電圧を印加するために複数の画素の行を順次選択する走査方向とは実質的に逆向きであるOCBモードの液晶表示パネルが提供される。
本発明によれば、一対の電極基板と、一対の電極基板間に挟持され液晶分子の配向状態が表示領域の内側でこれら電極基板から印加される駆動電圧により制御される液晶層と、この液晶層に隣接して一対の電極基板に配置されラビング方向を互いに平行な一対の配向膜とを備え、表示領域がマトリクス状に配置される複数の画素を含む液晶表示パネルの駆動方法であって、表示動作のために複数の画素の行をラビング方向とは実質的に逆向きである走査方向に順次選択するステップと、選択行の画素に対して駆動電圧を印加するステップとを備える駆動方法が提供される。
この液晶表示パネルおよび駆動方法では、一対の配向膜のラビング方向が走査方向とは実質的に逆向きである。これにより、不純物イオンのドリフトが黒挿入駆動に伴ってラビング方向に発生しても、走査方向がラビング方向と逆向きであるために、不純物イオンが連続的に移動するフローとはならない。従って、液晶表示パネルを長期間駆動しても、表示領域に侵入した不純物イオンに起因して発生する表示むらを抑制できる。
以下、本発明の一実施形態に係るOCBモードの液晶表示パネルLCDについて図面を参照して説明する。図1は液晶表示パネルLCDの平面構造を示し、図2は液晶表示パネルLCDの回路構造を示し、図3A〜図3Cは液晶表示パネルLCDの断面構造を示す。図1に示すように、液晶表示パネルLCDはアレイ基板1、対向基板2、およびこれら基板1,2間に保持される液晶層LQを備える。アレイ基板1および対向基板2は一対の電極基板であり、これら基板1,2間の間隙において注入口4を残して液晶注入空間を取り囲むように塗布したシール樹脂層3を介して貼り合わされている。液晶層LQは例えばネマティック液晶材料を注入口4から液晶注入空間に充填し、注入口4を封口材5により封止することにより得られる。
液晶表示パネルLCDでは、表示画面が図2に示す複数の画素11により構成される。アレイ基板1は表示画面に対応した表示領域10内においてマトリクス状に配置される複数の画素電極23、これら画素電極23の行に沿って配置される複数の走査電極12、およびこれら画素電極23の列に沿って配置される複数のデータ信号電極13、複数の走査電極12および複数のデータ信号電極13の交差位置近傍にスイッチング素子として配置される複数の薄膜トランジスタ(TFT)17、一端において複数の画素電極23にそれぞれ接続される補助容量20、複数の走査電極12に接続される走査回路14および複数のデータ信号電極13に接続されるデータ信号回路15を備える。各走査電極12は対応行の薄膜トランジスタ17のゲートに接続され、各データ信号電極13は対応列の薄膜トランジスタ17のドレインに接続される。各画素電極23は対応薄膜トランジスタ17のソースに接続される。複数の補助容量20は他端において共通配線16に接続される。ここでは、各薄膜トランジスタ17がnチャネルMOSトランジスタとして形成されている。対向基板2は複数の画素電極23に対向する対向電極27を備える。各画素11は画素電極23、対向電極27、およびこれら電極23,27間に配置された液晶層LQの一部を含み、画素電極23および対向電極27間の電位差に対応した駆動電圧を保持する液晶容量を構成する。補助容量20はこの駆動電圧を安定に保持するために液晶容量に対して並列的に設けられている。
走査回路14は図1および図2に示す走査方向7に沿って複数の走査電極12に順次1水平走査期間ずつ走査信号を出力し、データ信号回路15は各走査電極12が走査信号により駆動される間において1行分の映像信号を画素電圧に変換してこれら画素電圧を複数のデータ信号電極13に出力する。これら画素電圧は走査信号によって導通した1行分の薄膜トランジスタ17を介して対応行の画素電極23に印加される。この画素電圧は対向電極27に設定されるコモン電圧を基準として画素電極23に印加される電圧であり、例えば1フレーム期間および1水平走査期間毎にコモン電圧に対して極性反転される。各画素11の透過率は画素電極23および対向電極27間の駆動電圧に対応して制御される。走査方向7は表示動作において駆動電圧を印加するために複数の画素11の行を順次選択する方向である。
図3Aに示すように、アレイ基板1では、画素電極23がガラス基板等の透明絶縁基板22上に形成され、配向膜24により覆われる。対向基板2では、対向電極27がガラス基板等の透明絶縁基板25を覆うカラーフィルタ層26上に形成され、配向膜28により覆われる。アレイ基板2および対向基板2は配向膜24,28が液晶層LQに隣接するようにして貼り合わされている。液晶表示パネルLCDはさらに一対の光学補償用位相差板30、一対の偏光板31、および光源用のバックライト32を備える。一対の位相差板30は液晶層LQとは反対側において透明絶縁基板22,25に貼り付けられ、一対の偏光板31はこれら一対の位相差板30に貼り付けられる。光源用のバックライト32はアレイ基板1側の偏光板31に隣接して配置される。
この液晶表示パネルLCDでは、配向膜24と配向膜28が互いに平行な方向にラビング処理される。図1において、RD1は配向膜24のラビング方向を表し、RD2は配向膜28のラビング方向を表す。これにより、液晶層LQの液晶分子は初期状態として図3Aに示すようにスプレイ配向する。この初期状態で、配向膜24、28表面付近の液晶層29の液晶分子は、配向膜24、28の表面に対して高いプレチルト角(5°〜12°)を持つ。
上述のラビング処理は例えば図4に示すように行われる。このラビング処理では、他の液晶表示モードの場合と同様に、配向膜材料が配向膜24、28として塗布されたアレイ基板1および対向基板2が用意される。アレイ基板1および対向基板2の各々は、長辺がラビングローラ33の軸に平行する向きでステージに搭載され、このステージと一緒にラビングローラ33を横切って矢印Xの向きに移動する。ラビングローラ33には、ラビング布34が巻き付けられている。ラビング布34は配向膜28に接触した状態でラビングローラ33と共に回転する。これにより、アレイ基板1および対向基板2の各々はラビングローラ33の回転方向、すなわちラビングローラ33の回転軸に対して直交する矢印Yの向きにラビングされる。
この液晶表示パネルLCDでは、走査回路14およびデータ信号回路15が電源投入に伴って行単位で全ての画素11に表示電圧とは異なる転移電圧を駆動電圧として印加し、液晶分子の配向状態をスプレイ配向から図3Bおよび図3Cに示すベンド配向に転移させる初期化を行うように構成されている。図3Bは白表示電圧の印加時に得られるベンド配向を示し、図3Cは黒表示電圧の印加時に得られるベンド配向を示す。白表示電圧はゼロまたはゼロに近い小さな値であり、バックライト32光を高い透過率で透過する高輝度状態に画素11を設定する。黒表示電圧は白表示電圧よりも大きな値であり、バックライト32光を低い透過率で透過する低輝度状態に画素11を設定する。各画素11の輝度は画像を表示するためにこれら白表示の輝度および黒表示の輝度の範囲で変化する。
走査回路14およびデータ信号回路15はさらに液晶分子の配向状態がベンド配向からスプレイ配向へ逆転移することを防止するために初期化後の表示動作において例えば1フレーム期間毎に所定の黒挿入率で黒表示電圧に相当する逆転移防止電圧を走査方向7において行単位で順次全画素11(液晶層LQ)に印加する黒挿入駆動を行うように構成されている。
液晶表示パネルLCDの製造では、上述のようなアレイ基板1、対向基板2、液晶層LQ、一対の配向膜24,28等を表示パネルとして一体的に形成する形成処理を行った後、白表示電圧および黒表示電圧を各フレーム期間において交互に液晶層LQに印加してラビング方向に沿った液晶分子のフローを発生させる動作を所定期間に渡って継続させる
ことによりラビング方向に沿って液晶層LQに含まれる不純物イオンを表示領域10の外側に移動させるエージング処理が行われる。エージング処理用の黒表示電圧および黒挿入率は液晶分子の配向状態がベンド配向からスプレイ配向に逆転移することを防止する黒挿入駆動用の黒表示電圧および黒挿入率とは独立に設定される。このエージング処理の結果、表示領域10内に位置する液晶層LQに含まれる不純物イオン濃度は表示領域10外に位置する液晶層LQに含まれる不純物イオン濃度の1/2から1/5程度の低い値に設定される。
一対の配向膜24,28のラビング方向RD1,RD2は表示パネルLCDの画面最上部から最下部へ向かうエージング処理用走査方向(図1に示す走査方向7とは逆向きの方向)に一致する。この場合、不純物イオンのドリフトが白表示電圧および黒表示電圧に対応した周期的な駆動電圧の変化によって各行の画素11ついて下向きに発生し、さらに順次走査される後続行の画素11でも発生する。これにより、不純物イオンがラビング方向RD1,RD2において連続的に表示領域10の下端まで移動し、全体として効率的に表示領域10の外側に排出される。従って、このエージング処理を行うことにより、液晶表示パネルLCDに画像を表示する際に表示領域10内において黒挿入駆動のために不均一に濃縮される不純物イオンのに起因する表示むらを緩和できる。
本実施形態の液晶表示パネルでは、走査回路14が表示動作を行うためにラビング方向RD1,RD2とは逆向きの走査方向7において走査信号を複数本の走査電極12に順次印加する。この場合、黒挿入駆動に伴う不純物イオンのドリフトが、図5Cに示すように1ラインの画素11毎に下向きに発生するが、このような下向きのドリフトがラビング方向RD1,RD2とは逆向きの走査方向7において画面上部まで後続ラインの画素で順次発生する。このとき、不純物イオンは表示領域10全体でラビング方向RD1,RD2に連続的に移動するフローとはならない。すなわち、このようなフローによって不純物イオンが一定の領域に偏在する状態を生じることが緩和される。この結果、液晶表示パネルLCDを長期間駆動しても、表示領域10に侵入した不純物イオンに起因して発生する表示むらを抑制できる。
仮にラビング方向RD1,RD2が走査方向7に一致する場合には、1ラインの画素11で生じる不純物イオンの下向きのドリフトが順次、画面上部から下部に向かって連続する。このため、不純物イオンのフローが表示領域10の全体で生じ、これによって不純物イオンが一定の領域に偏在する状態を生じ易くなる。
本発明の一実施形態に係るOCBモードの液晶表示パネルの平面構造を示す図である。 図1に示すOCBモードの液晶表示パネルの回路構造を示す図である。 図1に示すOCBモードの液晶表示パネルの断面構造および液晶分子配向を示す図である。 図1に示すOCBモードの液晶表示パネルの断面構造および液晶分子配向を示す図である。 図1に示すOCBモードの液晶表示パネルの断面構造および液晶分子配向を示す図である。 図3A〜図3Cに示す配向膜に対するラビング処理を示す図である。 OCBモードの液晶表示パネルにおいて発生する問題について説明するための平面図である。 OCBモードの液晶表示パネルにおいて発生する問題について説明するための平面図である。 OCBモードの液晶表示パネルにおいて発生する問題について説明するための平面図である。 OCBモードの液晶表示パネルにおいて発生する問題について説明するための平面図である。
符号の説明
1…アレイ基板、2…対向基板、3…シール樹脂層、4…注入口、5…封止材、RD1,RD2…ラビング方向、7…走査方向、10…表示領域、11…画素、12…走査電極、13…データ信号電極、14…走査回路、15…データ信号回路、16…共通配線、17…薄膜トランジスタ、23…画素電極、24,28…配向膜、26…カラーフィルタ層、27…対向電極、LQ…液晶層、LCD…液晶表示パネル。

Claims (6)

  1. 一対の電極基板と、前記一対の電極基板間に挟持され液晶分子の配向状態が表示領域の内側でこれら電極基板から印加される駆動電圧により制御される液晶層と、
    前記液晶層に隣接して前記一対の電極基板に配置されラビング方向が互いに平行な一対の配向膜とを備え、前記表示領域はマトリクス状に配置される複数の画素を含み、前記一対の配向膜のラビング方向は表示動作において駆動電圧を印加するために前記複数の画素の行を順次選択する走査方向とは実質的に逆向きであることを特徴とするOCBモードの液晶表示パネル。
  2. 前記一対の配向膜のラビング方向は液晶層に含まれる不純物イオンを液晶分子のフローにより表示領域の外側に移動させるエージング処理において駆動電圧を印加するために前記複数の画素の行を順次選択する走査方向に実質的に一致することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル。
  3. さらに液晶分子の配向状態をベンド配向に維持する逆転移防止電圧を前記駆動電圧として周期的に各行の画素に印加するように構成された駆動回路を含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル。
  4. 一対の電極基板と、前記一対の電極基板間に挟持され液晶分子の配向状態が表示領域の内側でこれら電極基板から印加される駆動電圧により制御される液晶層と、前記液晶層に隣接して一対の電極基板に配置されラビング方向を互いに平行な一対の配向膜とを備え、前記表示領域がマトリクス状に配置される複数の画素を含む液晶表示パネルの駆動方法であって、表示動作のために複数の画素の行をラビング方向とは実質的に逆向きである走査方向に順次選択するステップと、選択行の画素に対して駆動電圧を印加するステップとを備えることを特徴とする駆動方法。
  5. 前記複数の画素の行を前記一対の配向膜のラビング方向に実質的に一致する走査方向に順次選択して駆動電圧を印加することにより前記液晶層に含まれる不純物イオンを液晶分子のフローにより表示領域の外側に移動させるエージング処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の駆動方法。
  6. さらに液晶分子の配向状態をベンド配向に維持する逆転移防止電圧を前記駆動電圧として周期的に各行の画素に印加することを特徴とする請求項4に記載の駆動方法。
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