JP2007047275A - 液晶表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】初期転移時における配線負荷を小さくすること。
【解決手段】本発明の液晶表示装置は、画素電極PEと転移用電極TE1とをそれぞれが含んだ複数の画素回路を備えたアレイ基板と、前記複数の画素回路と向き合った対向電極を備えた対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に介在した液晶層とを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示装置及びその駆動方法に係り、特には、液晶材料をベンド配向させる液晶表示装置及びその駆動方法に関する。
OCB(optically compensated birefringence)モードの液晶表示装置では、液晶材料にベンド配向を形成させ、各配向膜近傍で液晶分子のチルト角を変化させることにより液晶層のリタデーションを変化させる。OCBモードは、優れた応答速度及び視野角特性を実現し得る表示モードの1つであり、近年、注目を集めている。
OCBモードの液晶表示装置では、通常、電源投入前の初期状態において、液晶材料はスプレイ配向を形成している。そのため、表示装置を起動する際、例えば、隣り合う画素電極間に電圧を印加して横電界を生成し、スプレイ配向からツイスト配向への転移を生じさせる。そして、このツイスト配向を形成している部分を転移核として、液晶層の全体をスプレイ配向からベンド配向へと転移させる。
この初期転移を生じさせるには、隣り合う画素電極間に大きな電圧を印加しなければならない。しかも、OCBモードの液晶表示装置では、TN(twisted nematic)モードの液晶表示装置と比較して、液晶層の誘電率が大きい。さらに、OCBモードの液晶表示装置には、初期転移を一定の時間内で完了することが要求される。
そのため、OCBモードの液晶表示装置には、画素回路内のスイッチとして例えばチャネル幅の大きな薄膜トランジスタを使用しなければならず、信号線及び走査線の配線負荷が大きいなどの問題がある。この問題は、液晶表示装置が大画面且つ高精細である場合に特に顕著である。
本発明の目的は、初期転移時における配線負荷を小さくすることにある。
本発明の第1側面によると、画素電極と第1転移用電極とをそれぞれが含んだ複数の画素回路を備えたアレイ基板と、前記複数の画素回路と向き合った対向電極を備えた対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に介在した液晶層とを具備したことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
本発明の第2側面によると、画素電極と転移用電極とをそれぞれが含んだ複数の画素回路を備えたアレイ基板と、前記複数の画素回路と向き合った対向電極を備えた対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に介在した液晶層とを具備した液晶表示装置の駆動方法であって、前記液晶表示装置の起動時に、前記転移用電極に転移信号を書き込むことにより、前記液晶層が含む液晶材料のスプレイ配向からベンド配向への転移を誘起することを特徴とする駆動方法が提供される。
本発明によると、初期転移時における配線負荷を小さくすることが可能となる。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の第1態様に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図である。図2は、図1に示す液晶表示装置の一部を拡大して示す平面図である。図3は、図2に示す液晶表示装置のIII−III線に沿った断面図である。図4は、図1に示す液晶表示装置の等価回路図である。
図1乃至図4に示す液晶表示装置は、OCBモードのアクティブマトリクス型液晶表示装置である。この液晶表示装置は、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示パネルDPと、プリント回路基板(図示せず)と、それらを電気的に接続したテープキャリアパッケージ(図示せず)とを含んでいる。また、この液晶表示装置は、液晶表示パネルDPと向き合うように配置されたバックライトユニット(図示せず)をさらに含んでいる。ここでは、一例として、液晶表示パネルDPは、表示領域の対角寸法が23インチであるとする。
液晶表示パネルDPは、図3に示すように、アレイ基板ASと、これと向き合った対向基板CSとを含んでいる。アレイ基板ASと対向基板CSとの間には、枠状の接着剤層(図示せず)が介在している。アレイ基板ASと対向基板CSとの間であって、接着剤層が形成する枠の外側には、アレイ基板ASと対向基板CSとを電気的に接続する複数のトランスファ電極(図示せず)が配置されている。アレイ基板ASと対向基板CSと接着剤層とに囲まれた空間は液晶材料で満たされており、この液晶材料は液晶層LCを形成している。アレイ基板AS及び対向基板CSの各外面上には、光学補償フィルム(二軸性フィルム)OC及び偏光板PLZが順次配置されている。
アレイ基板ASは、例えばガラス基板などの透明基板SUB1を含んでいる。
基板SUB1上では、図1、図2及び図4に示すように、各々がX方向に延びた第1走査線SL1と第2走査線SL2とが、Y方向に交互に配列している。X方向及びY方向は、それぞれ基板SUB1の主面に平行であって、互いに交差している。ここでは、一例として、X方向とY方向とは互いに直交していることとする。なお、図3に示すZ方向は、X方向及びY方向と直交する方向である。走査線SL1及びSL2は、例えば、金属又は合金からなる。
基板SUB1並びに走査線SL1及びSL2は、ゲート絶縁膜(図示せず)で被覆されている。ゲート絶縁膜は、例えば、シリコン酸化物などの光透過性の絶縁体からなる。
ゲート絶縁膜の走査線SL1及びSL2を被覆している部分の上には、パターニングされた半導体層SCが配置されている。これら半導体層SCは、例えば、チャネル及びソース・ドレインが形成されたアモルファスシリコン層である。走査線SL1及びSL2並びにゲート絶縁膜の半導体層SCと向き合った部分と半導体層SCとは、スイッチSW1及びSW2である薄膜トランジスタを構成している。なお、ここでは、一例として、スイッチSW1及びSW2はnチャネル薄膜トランジスタであることとする。
ゲート絶縁膜及び半導体層SCは、絶縁膜I1で被覆されている。絶縁膜I1は、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物などの光透過性の絶縁体からなる。絶縁膜I1には、半導体層SCのソース・ドレインに対応した位置に貫通孔が設けられている。
絶縁膜I1上には、信号線VLとドレイン電極DEとが配置されている。信号線VLは、各々がY方向に延びており、半導体層SCが形成する列に対応してX方向に配列している。信号線VL及びドレイン電極DEは、絶縁膜I1に設けた貫通孔を埋め込んでおり、半導体層SCのソース・ドレインにそれぞれ接続されている。信号線VL及びドレイン電極DEは、例えば、金属又は合金からなる。
絶縁膜I1、信号線VL及びドレイン電極DEは、絶縁膜I2で被覆されている。絶縁膜I2は、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物などの光透過性の絶縁体からなる。絶縁膜I2には、ドレイン電極DEに対応した位置に貫通孔が設けられている。
絶縁膜I2上には、画素電極PE及び第1転移用電極TE1が配置されている。画素電極PEは、絶縁膜I2に設けた貫通孔を埋め込んでおり、ドレイン電極DEを介してスイッチSW1のドレインに接続されている。第1転移用電極TE1は、絶縁膜I2に設けた貫通孔を埋め込んでおり、ドレイン電極DEを介してスイッチSW2のドレインに接続されている。画素電極PEは、例えば、ITO(indium tin oxide)などの透明導電体からなる。第1転移用電極TE1の材料としては、金属又は合金を使用することができるが、典型的には、画素電極PEと同一の材料を使用する。
第1転移用電極TE1は、典型的には、画素電極PEと比較して面積がより小さい。ここでは、一例として、画素PXのX方向のピッチは130.5μmであり、Y方向のピッチは391.5μmであるとする。また、画素PXと第1転移用電極TE1とはX方向の寸法が等しく、第1転移用電極TE1のY方向の寸法は20μmであるとする。
図1及び図2に示すように、画素電極PEの第1転移用電極TE1と向き合った2辺のうちの一方は、例えば、矩形波などの波形状を有している。また、この波形状を有している辺と向き合った第1転移用電極TE1の辺は、例えば、矩形波などの波形状を有している。この液晶表示装置の起動時には、画素電極PEと第1転移用電極TE1との間に電圧を印加して先の波形状を有している辺の近傍に横電界を生成し、スプレイ配向からツイスト配向への転移を生じさせる。そして、このツイスト配向を形成している部分を転移核として、液晶層の全体をスプレイ配向からベンド配向へと転移させる。
また、この液晶表示装置では、図1及び図2に示すように、画素電極PEと走査線SL2とは、ゲート絶縁膜並びに絶縁層I1及びI2からなる誘電体層を介して向き合っており、図4に示すキャパシタCを構成している。すなわち、この液晶表示装置では、走査線SL2は、ゲート線としての役割に加え、補助容量線としての役割を果たす。
絶縁膜I2、画素電極PE及び第1転移用電極TE1は、配向膜AL1で被覆されている。配向膜AL1の材料には、例えば、ポリイミドなどの樹脂を使用することができる。この配向膜AL1には、例えば、Y方向にラビングなどの配向処理が施されている。
対向基板CSは、図3に示すように、例えばガラス基板などの透明基板SUB2を含んでいる。基板SUB2は、配向膜AL1と向き合うように配置されている。
基板SUB2のアレイ基板ASとの対向面には、カラーフィルタ(図示せず)及びブラックマトリクスBMが配置されている。カラーフィルタの着色層は、例えばストライプ状に配列している。この液晶表示装置では、ブラックマトリクスBMは、格子形状を有している。
カラーフィルタ及びブラックマトリクスBM上には、対向電極CEが配置されている。対向電極CEは、例えば、ITOなどの透明導電体からなる。対向電極CEは、典型的には共通電極である。
対向電極CEは、配向膜AL2で被覆されている。配向膜AL2は、図示しないスペーサによって、配向膜AL1のうち画素電極PE及び第1転移用電極TE1上に位置した部分から離間している。配向膜AL2の材料には、例えば、ポリイミドなどの樹脂を使用することができる。この配向膜AL2には、例えば、ラビングなどの配向処理が配向膜AL1と同じ向きに施されている。
アレイ基板ASと対向基板CSとの間には、枠状の接着剤層(図示せず)が介在している。また、アレイ基板ASと対向基板CSとの間であって、接着剤層が形成している枠の内側には、図示しない粒状スペーサが介在している。或いは、アレイ基板AS及び対向基板CSの少なくとも一方の対向面には、柱状スペーサが形成されている。これらスペーサは、アレイ基板ASと対向基板CSと接着剤層とで囲まれた空間の厚さを一定に保つ役割を果たしている。
液晶層LCは、誘電率異方性及び屈折率異方性が正の液晶材料を含んでいる。この液晶材料は、画像を表示している間、ベンド配向を形成する。明表示と暗表示との切り替えは、画素電極PEと対向電極CEとの間に印加する電圧の絶対値を、典型的にはゼロよりも大きな第1値と、第1値よりも大きな第2値との間で切り替えることにより行う。以下、印加電圧の絶対値を第1値としている状態をOFF状態と呼び、印加電圧の絶対値を第2値としている状態をON状態と呼ぶ。
対向電極CEの画素電極PEと向き合った部分と、画素電極PEと、それらの間に介在した液晶層LC並びに配向膜AL1及びAL2とは、図4に示す第1液晶素子LCE1を構成している。また、対向電極CEの第1転移用電極TE1と向き合った部分と、第1転移用電極TE1と、それらの間に介在した液晶層LC並びに配向膜AL1及びAL2とは、図4に示す第2液晶素子LCE2を構成している。
スイッチSW1と液晶素子LCE1とは、信号線VLとノードNDとの間で、この順に直列に接続されている。スイッチSW2と液晶素子LCE2とは、信号線VLとノードNDとの間で、この順に直列に接続されている。なお、ノードNDは、対向電極CEに接続された電源端子又は接地端子である。
光学補償フィルムOCは、例えば、二軸性フィルムである。光学補償フィルムOCは、例えば、屈折率異方性が負の一軸性化合物,例えばディスコティック液晶化合物,をハイブリッド配向させた光学異方性層を含んでいる。
基板SUB1上の光学補償フィルムOCが含む一軸性化合物の光学軸は、例えば、基板SUB1側では、アレイ基板ASの近傍に位置した液晶分子のON状態における光学軸と略平行であり、その反対側では、アレイ基板ASと対向基板CSとの中間に位置した液晶分子のON状態における光学軸と略平行である。また、基板SUB2上の光学補償フィルムOCが含む一軸性化合物の光学軸は、例えば、基板SUB2側では、対向基板CSの近傍に位置した液晶分子のON状態における光学軸と略平行であり、その反対側では、アレイ基板ASと対向基板CSとの中間に位置した液晶分子のON状態における光学軸と略平行である。これら光学補償フィルムOCのリタデーションの和は、例えば、液晶層LCのON状態におけるリタデーションとほぼ等しくする。
偏光板PLZは、例えば、それらの透過軸が互いに略直交するように配置する。また、各偏光板PLZは、例えば、その透過軸がX方向及びY方向に対して約45°の角度を為すように配置する。
図示しないバックライトは、液晶表示パネルDPのアレイ基板ASを照明するように配置されている。
なお、ここでは、液晶表示パネルDPでノーマリホワイト駆動を行う場合の構造を説明しているが、この液晶表示パネルDPはノーマリブラック駆動を行うように設計してもよい。また、ここでは、ON状態を補償する構成を採用したが、OFF状態を補償する構成を採用してもよい。
この液晶表示装置は、例えば、以下の方法で駆動することができる。
図5は、図1乃至図4に示す液晶表示装置の駆動方法の一例を概略的に示すタイミングチャートである。
図5には、液晶表示装置の起動時において配線等に印加する電圧の波形を描いている。図中、横軸は時間を示し、参照符号VSL1及びVSL2は、それぞれ、走査線SL1及びSL2に印加する電圧の波形を示している。参照符号VVLは、信号線VLに印加する電圧の波形,すなわちXドライバが信号線VLに出力する転移信号の波形,を示している。参照符号VCEは、対向電極CEに印加する電圧の波形を示している。
この液晶表示装置では、通常、電源投入前の初期状態において、液晶材料はスプレイ配向を形成している。したがって、表示装置を起動する際、スプレイ配向からベンド配向への転移を生じさせるべく、以下の起動処理を実行する。
起動処理を実行している起動期間(この例では、後述する転移信号書込期間と等しい)では、図5に示すように、全てのスイッチSW1は開いたままとしておく。また、この起動期間において、対向電極CEの電位は一定に保つ。さらに、起動期間では、Xドライバから全ての信号線VLに、転移信号として、大きさが互いに等しい定電圧を出力する。そして、第1転移用電極TE1への転移信号の書き込みを、画素PXの行毎に順次行う。
ここでは、一例として、スイッチSW1を開く場合にはYドライバから走査線SL1に−6Vの走査信号を出力し、スイッチSW1を閉じる場合にはYドライバから走査線SL1に+24Vの走査信号を出力することとする。また、起動期間における対向電極CEの電圧は−20Vに設定することとする。さらに、Xドライバが信号線VLに出力する転移信号は、12.5Vに設定することとする。
第1転移用電極TE1に転移信号を書き込むと、Y方向に隣り合う第1転移用電極TE1と画素電極PEとの間に電位差が生じる。その結果、スプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する横電界が生成する。
この起動処理に引き続き、画像表示処理を実行する。画像の表示は、全てのスイッチSW2を開き、一般的な液晶表示装置と同様の方法により行う。
さて、図1乃至図4の液晶表示装置では、例えば図5の方法で駆動した場合、初期転移時における配線負荷が小さい。これについて、図1乃至図5と図6乃至図8とを対比しながら説明する。
図6は、比較例に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図である。図7は、図6に示す液晶表示装置の等価回路図である。なお、図6には、比較例に係る液晶表示装置の一部を拡大して描いている。
図6及び図7の液晶表示装置は、以下の点を除き、図1乃至図4の液晶表示装置と同様の構造を有している。すなわち、図6及び図7の液晶表示装置では、スイッチSW2及び転移用電極TE1を省略すると共に、走査線SL2の代わりに補助容量線CSLを配置している。さらに、この液晶表示装置において、各画素電極PEの形状は、図2の画素電極PEと転移用電極TE1とを繋げた形状とほぼ等しい。
図8は、図6及び図7に示す液晶表示装置の駆動方法の一例を概略的に示すタイミングチャートである。
図8には、液晶表示装置の起動時において配線等に印加する電圧の波形を描いている。図中、横軸は時間を示し、参照符号VSL1は走査線SL1に印加する電圧の波形を示している。参照符号VVLは、信号線VLに印加する電圧の波形,すなわちXドライバが信号線VLに出力する転移信号の波形,を示している。参照符号VCEは、対向電極CEに印加する電圧の波形を示している。参照符号VCSLは、補助容量線CSLに印加する電圧の波形を示している。
図8の駆動方法では、起動期間において、対向電極CE及び補助容量線CSLの電位はそれぞれ一定に保つ。また、起動期間では、1水平周期毎に、Xドライバから各信号線VLに出力する転移信号を、第1転移信号と第2転移信号との間で切り替える。そして、画素電極PEへの転移信号の書き込みを、画素PXの行毎に順次行う。
ここでは、一例として、スイッチSW1を開く場合にはYドライバから走査線SL1に−6Vの走査信号を出力し、スイッチSW1を閉じる場合にはYドライバから走査線SL1に+24Vの走査信号を出力することとする。また、起動期間における対向電極CEの電圧は+6.5Vに設定し、補助容量線CSLの電圧は0Vに設定することとする。さらに、Xドライバが信号線VLに出力する第1及び第2転移信号は、それぞれ、0V及び+12.5Vに設定することとする。
例えば、奇数行目の画素電極PEに第1転移信号を書き込み、偶数行目の画素電極PEに第2転移信号を書き込むと、Y方向に隣り合う画素電極PE間に電位差が生じる。その結果、スプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する横電界が生成する。
この起動処理に引き続き、画像表示処理を実行する。画像の表示は、一般的な液晶表示装置と同様の方法により行う。
このように、図6及び図7の液晶表示装置を図8の方法で駆動する場合、Y方向に隣り合う画素電極PE間に電位差を生じさせて、スプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する横電界を生成する。すなわち、図6及び図7の液晶表示装置では、或る強さの横電界を生成するために、面積が大きな画素電極PEへの充電が必要である。
したがって、図6及び図7の液晶表示装置では、各行の選択期間が比較的短い場合、信号線VL及びスイッチSW1に大きな電流を流さなければならない。そのため、この液晶表示装置では、チャネル幅の大きなスイッチSW1を使用しなければならず、信号線VL及び走査線SL1の配線負荷が大きい。
これに対し、図1乃至図4の液晶表示装置を図5の方法で駆動する場合、Y方向に隣り合う画素電極PEと第1転移用電極TE1との間に電位差を生じさせて、スプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する横電界を生成する。すなわち、この液晶表示装置では、面積が比較的小さな転移用電極TE1への充電を行うことで、同じ強さの横電界を生成することができる。
したがって、図1乃至図4の液晶表示装置では、各行の選択期間が比較的短い場合であっても、信号線VL及びスイッチSW2に大きな電流を流す必要がない。そのため、この液晶表示装置では、スイッチSW1のチャネル幅を小さくすることができ、信号線VL及び走査線SL2の配線負荷を小さくすることができる。
以上、図1乃至図4の液晶表示装置を図5の方法で駆動する例を説明したが、この液晶表示装置は、他の方法で駆動することも可能である。
図9は、図1乃至図4に示す液晶表示装置の駆動方法の他の例を概略的に示すタイミングチャートである。
図9には、液晶表示装置の起動時において配線等に印加する電圧の波形を描いている。図中、横軸は時間を示し、参照符号VSL1及びVSL2は、それぞれ、走査線SL1及びSL2に印加する電圧の波形を示している。参照符号VVLは、信号線VLに印加する電圧の波形,すなわちXドライバが信号線VLに出力する転移信号の波形,を示している。参照符号VCEは、対向電極CEに印加する電圧の波形を示している。
この駆動方法では、起動期間を、リセット信号書込期間と転移信号書込期間とに分割する。
リセット信号書込期間では、全ての信号線VLの電圧をリセット電圧に設定する。例えば、全ての信号線VLの電圧を対向電極CEの電圧と等しくする。また、リセット信号書込期間では、全てのスイッチSW2は、開いたままにしておく。そして、全ての画素PXの画素電極PEにリセット信号を書き込む。このリセット処理により、全ての画素電極PEの電位を互いに等しくする。
リセット信号書込期間に続く転移信号書込期間では、例えば、図5を参照しながら説明した方法により、第1転移用電極TE1への転移信号の書き込みを行う。これにより、スプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する横電界を生成する。
以上の起動処理を終了した後、これに引き続き、画像表示処理を実行する。画像の表示は、全てのスイッチSW2を開き、一般的な液晶表示装置と同様の方法により行う。
図9の駆動方法では、第1転移用電極TE1への転移信号の書き込みに先立ち、リセット処理によって全ての画素電極PEの電位を等しくする。それゆえ、画素電極PEの電位のばらつきに起因して横電界の強さがばらつくのを防止することができる。したがって、図9の駆動方法を採用すると、図5の駆動方法を採用した場合と比較して、転移の面内均一性が向上する。
図1乃至図4の液晶表示装置は、さらに他の方法で駆動することも可能である。
図10は、図1乃至図4に示す液晶表示装置の駆動方法のさらに他の例を概略的に示すタイミングチャートである。
図10には、液晶表示装置の起動時において配線等に印加する電圧の波形を描いている。図中、横軸は時間を示し、参照符号VSL1及びVSL2は、それぞれ、走査線SL1及びSL2に印加する電圧の波形を示している。参照符号VVLは、信号線VLに印加する電圧の波形,すなわちXドライバが信号線VLに出力する転移信号の波形,を示している。参照符号VCEは、対向電極CEに印加する電圧の波形を示している。
この駆動方法では、起動期間を、第1転移信号書込期間と第2転移信号書込期間とに分割する。
第1転移信号書込期間では、対向電極CEに印加する電圧を、例えば、画素電極PEの電圧及び転移信号よりも低い定電圧に設定する。ここでは、一例として、第1転移信号書込期間において対向電極CEに印加する電圧を−20Vに設定する。第1転移信号書込期間では、これ以外は、図5を参照しながら説明したのと同様の方法により、第1転移用電極TE1への転移信号の書き込みを行う。
第2転移信号書込期間では、対向電極CEに印加する電圧を、例えば、画素電極PEの電圧及び転移信号よりも高い定電圧に設定する。ここでは、一例として、第2転移信号書込期間において対向電極CEに印加する電圧を+30Vに設定する。第2転移信号書込期間では、これ以外は、図5を参照しながら説明したのと同様の方法により、第1転移用電極TE1への転移信号の書き込みを行う。
以上の起動処理を終了した後、これに引き続き、画像表示処理を実行する。画像の表示は、全てのスイッチSW2を開くと共に対向電極CEに印加する電圧を例えば6.5Vに設定して、一般的な液晶表示装置と同様の方法により行う。
図10の駆動方法では、各々の第1転移用電極TE1に対し、第1転移信号書込期間及び第2転移信号書込期間のそれぞれで転移信号の書き込みを行う。加えて、図10の方法では、画素電極PE及び第1転移用電極TE1と対向電極CEとの間に加わる電圧の極性を、第1転移信号書込期間と第2転移信号書込期間とで逆にする。こうすると、図5の駆動方法を採用した場合と比較して、より短い時間でスプレイ配向からベンド配向への転移を生じさせることができる。
上述した駆動方法には、様々な変形が可能である。例えば、図9の駆動方法と図10の駆動方法とを組み合わせてもよい。すなわち、起動期間をリセット信号書込期間と第1転移信号書込期間と第2転移信号書込期間とに分割し、図9を参照して説明したリセット信号の書き込みと、図10を参照して説明した転移信号の書き込みとを順次実施してもよい。この場合、図9及び図10を参照して説明した効果が得られる。
次に、本発明の第2態様について説明する。
図11は、本発明の第2態様に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図である。図12は、図11に示す液晶表示装置の等価回路図である。なお、図11には、第2態様に係る液晶表示装置の一部を拡大して描いている。
図11及び図12の液晶表示装置は、以下の点を除き、図1乃至図4の液晶表示装置と同様の構造を有している。すなわち、図11及び図12の液晶表示装置では、スイッチSW2を省略すると共に、走査線SL2の代わりに補助容量線CSLを配置している。さらに、この液晶表示装置では、第1転移用電極TE1を補助容量線CSLに直接接続している。
この液晶表示装置は、例えば、以下の方法により駆動する。
起動期間では、信号線VLの電圧は一定値,例えば0V,に維持する。ここでは、一例として、対向電極CEの電圧も一定値に維持することとする。また、この期間では、走査線SL1の電圧を例えば−6Vに設定することにより、全てのスイッチSW1を開いたままにしておく。そして、例えばYドライバから、補助容量線CSLに、図5を参照しながら説明した転移信号を出力する。
これにより、Y方向に隣り合う第1転移用電極TE1と画素電極PEとの間に電位差を生じさせる。すなわち、スプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する横電界を生成する。
この起動処理に引き続き、画像表示処理を実行する。画像の表示は、一般的な液晶表示装置と同様の方法により行う。但し、全ての補助容量線CSLの電圧は互いに等しくする。例えば、補助容量線CSLの電圧は、対向電極CEの電圧と等しくする。
この駆動方法では、起動期間において、画素PX内のスイッチに電流を流さない。また、この液晶表示装置は、図1乃至図4の液晶表示装置と同様、第1転移用電極TE1を利用してスプレイ配向からベンド配向への転移を誘起する。したがって、本態様でも、第1態様と同様、スイッチSW1のチャネル幅を小さくすることができ、信号線VL及び走査線SL2の配線負荷を小さくすることができる。
また、この液晶表示装置では、図1乃至図4の液晶表示装置とは異なり、画素PXにスイッチSW2を配置していない。すなわち、本態様によると、第1態様と比較して、液晶表示装置の構造を簡略化することができる。
次に、本発明の第3態様について説明する。
図13は、本発明の第3態様に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図である。図14は、図13に示す液晶表示装置の等価回路図である。なお、図13には、第3態様に係る液晶表示装置の一部を拡大して描いている。
図13及び図14の液晶表示装置は、以下の点を除き、図1乃至図4の液晶表示装置と同様の構造を有している。
すなわち、この液晶表示装置では、画素電極PEのY方向の寸法を図1乃至図4の液晶表示装置と比較してより小さくし、画素電極PEの第1転移用電極TE1側の辺を直線状にしている。また、この液晶表示装置では、画素電極PEと第1転移用電極TE1との間に、第1転移用電極TE1とほぼ等しい形状の第2転移用電極TE2を、それらの波形状の辺同士が向き合うように配置している。対向電極CEの第2転移用電極TE2と向き合った部分と、第2転移用電極TE2と、それらの間に介在した液晶層LC並びに配向膜AL1及びAL2とは、図14に示す第3液晶素子LCE3を構成している。
図13及び図14の液晶表示装置では、さらに、各画素PX毎にスイッチSW3を配置している。ここでは、一例として、スイッチSW3にnチャネル薄膜トランジスタを使用している。各画素PXにおいて、スイッチSW3は、その画素PXが含む第2転移用電極TE2と、その画素PXとX方向に隣り合う画素PXが含むスイッチSW2が接続された信号線VLとの間に接続されている。また、各画素PXにおいて、スイッチSW2のゲートとスイッチSW3のゲートとは、同一の走査線SL2に接続されている。
この液晶表示装置は、例えば、以下の方法により駆動する。
起動期間では、Xドライバから、奇数列目の信号線VLに、第1転移信号として第1電圧を出力する。また、駆動期間では、Xドライバから、偶数列目の信号線VLに、第2転移信号として、第1電圧とは異なる第2電圧を出力する。さらに、この期間では、全てのスイッチSW1を開いたままにしておく。ここでは、一例として、Xドライバは、奇数列目の信号線VLに0Vの第1転移信号を出力し、偶数列目の信号線VLに+12.5Vの第2転移信号を出力することとする。
そして、画素PXの行毎に、第1転移用電極TE1及び第2転移用電極TE2に第1及び第2転移信号をそれぞれ書き込む。これにより、Y方向に隣り合う第1転移用電極TE1と第2転移用電極TE2との間に電位差を生じさせる。すなわち、スプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する横電界を生成する。
この起動処理に引き続き、画像表示処理を実行する。画像の表示は、全てのスイッチSW2及びSW3を開き、一般的な液晶表示装置と同様の方法により行う。
この駆動方法では、画素電極PEと比較して面積がより小さな転移用電極TE1及びTE2を利用してスプレイ配向からベンド配向への転移を誘起する。したがって、本態様では、スイッチSW2及びSW3のチャネル幅を小さくすることができ、信号線VL及び走査線SL2の配線負荷を小さくすることができる。
また、第1態様では、第1転移用電極TE1にのみ転移信号を供給して第1転移用電極TE1と画素電極PEとの間に電位差を生じさせ、これにより生じる横電界を利用してスプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起した。これに対し、本態様では、上記の通り、第1転移用電極TE1と第2転移用電極TE2との双方に転移信号を供給してそれら転移用電極TE1及びTE2間に電位差を生じさせ、これにより生じる横電界を利用してスプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する。したがって、本態様によると、第1態様と比較して、より強い横電界を発生させることができ、スプレイ配向からツイスト配向への転移に要する時間を短縮することができる。
次に、本発明の第4態様について説明する。
図15は、本発明の第4態様に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図である。図16は、図15に示す液晶表示装置の等価回路図である。なお、図15には、第4態様に係る液晶表示装置の一部を拡大して描いている。
図15及び図16の液晶表示装置は、以下の点を除き、図1乃至図4の液晶表示装置と同様の構造を有している。
すなわち、この液晶表示装置では、画素電極PEのY方向の寸法を図1乃至図4の液晶表示装置と比較してより小さくし、画素電極PEの第1転移用電極TE1側の辺を直線状にしている。また、この液晶表示装置では、画素電極PEと第1転移用電極TE1との間に、第1転移用電極TE1とほぼ等しい形状の第2転移用電極TE2を、それらの波形状の辺同士が向き合うように配置している。この第2転移用電極TE2は、走査線SL2に接続している。対向電極CEの第2転移用電極TE2と向き合った部分と、第2転移用電極TE2と、それらの間に介在した液晶層LC並びに配向膜AL1及びAL2とは、図16に示す第3液晶素子LCE3を構成している。
この液晶表示装置は、例えば、以下の方法により駆動する。
起動期間では、Xドライバから、各信号線VLに、第1転移信号として第1電圧を出力する。第1電圧は、スイッチSW2を閉じる走査信号とは異なる電圧であり、ここでは、一例として、0Vに設定する。また、この期間では、全てのスイッチSW1を開いたままにしておく。そして、第1転移用電極TE1への第1転移信号の書き込みを、画素PXの行毎に順次行う。
上記の通り、第2転移用電極TE2は、走査線SL2に接続されている。したがって、或る画素PXが含む第1転移用電極TE1に第1転移信号を書き込む際、その画素PXが含む第2転移用電極TE2には、スイッチSW2を閉じる走査信号,例えば+24Vの第2電圧,が第2転移信号として書き込まれる。その結果、Y方向に隣り合う第1転移用電極TE1と第2転移用電極TE2との間に電位差が生じ、スプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する横電界が生成する。
この起動処理に引き続き、画像表示処理を実行する。画像の表示は、全てのスイッチSW2を開き、一般的な液晶表示装置と同様の方法により行う。
本態様では、画素電極PEと比較して面積がより小さな転移用電極TE1及びTE2を利用してスプレイ配向からベンド配向への転移を誘起する。また、本態様では、上記の通り、第1転移用電極TE1と第2転移用電極TE2との双方に転移信号を供給してそれら転移用電極TE1及びTE2間に電位差を生じさせ、これにより生じる横電界を利用してスプレイ配向からツイスト配向への転移を誘起する。したがって、本態様によると、第3態様で説明したのと同様の効果を得ることができる。
また、本態様では、第3態様とは異なり、画素PXにスイッチSW3を配置していない。すなわち、本態様によると、第3態様と比較して、液晶表示装置の構造を簡略化することができる。
第1及び第2態様では、第1転移用電極TE1の一辺と画素電極PEの一辺とを波形としたが、それらの一方のみを波形としてもよい。同様に、第3及び第4態様では、第1転移用電極TE1の一辺と第2転移用電極TE2の一辺とを波形としたが、それらの一方のみを波形としてもよい。
第1乃至第4態様では、信号線VL、走査線SL2又は補助容量線CSLを、画素PXへの転移信号の供給に利用したが、これら配線とは別に、画素PXへ転移信号を供給するための配線を設けてもよい。例えば、第1態様では、画素電極PEへ映像信号を供給するための信号線VLとは別に、第1転移用電極TE1へ転移信号を供給するための信号線を設けてもよい。また、第2態様では、補助容量線CSLとは別に、第1転移用電極TE1へ転移信号を供給するための配線を設けてもよい。第3態様では、信号線VLとは別に、転移用電極TE1及びTE2へ第1及び第2転移信号をそれぞれ供給するための配線を設けてもよい。第4態様では、信号線VL及び走査線SL2とは別に、転移用電極TE1及びTE2へ第1及び第2転移信号をそれぞれ供給するための配線を設けてもよい。
第1乃至第4態様では、転移信号書込期間においてスイッチSW1を開いたままとしたが、適宜設計すれば、スイッチSW1は転移信号書込期間において閉じてもよい。例えば、第1態様では、画素PXへ転移信号を供給するための配線を信号線VLから独立して設けた場合、転移信号書込期間において、先の配線に転移信号とは異なる信号を出力すれば、スイッチSW1は閉じてもよい。また、第2態様では、転移信号書込期間において、信号線VLに転移信号とは異なる信号を出力すれば、スイッチSW1は閉じてもよい。第3及び第4態様では、画素PXへ第1及び第2転移信号を供給するための配線を信号線VLから独立して設けた場合、転移信号書込期間において、信号線VLに第1及び/又は第2転移信号とは異なる信号を出力すれば、スイッチSW1は閉じてもよい。
本発明の第1態様に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図。 図1に示す液晶表示装置の一部を拡大して示す平面図。 図2に示す液晶表示装置のIII−III線に沿った断面図。 図1に示す液晶表示装置の等価回路図。 図1乃至図4に示す液晶表示装置の駆動方法の一例を概略的に示すタイミングチャート。 比較例に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図。 図6に示す液晶表示装置の等価回路図。 図6及び図7に示す液晶表示装置の駆動方法の一例を概略的に示すタイミングチャート。 図1乃至図4に示す液晶表示装置の駆動方法の他の例を概略的に示すタイミングチャート。 図1乃至図4に示す液晶表示装置の駆動方法のさらに他の例を概略的に示すタイミングチャート。 本発明の第2態様に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図。 図11に示す液晶表示装置の等価回路図。 本発明の第3態様に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図。 図13に示す液晶表示装置の等価回路図。 本発明の第4態様に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図。 図15に示す液晶表示装置の等価回路図。
符号の説明
AL1…配向膜、AL2…配向膜、AS…アレイ基板、BM…ブラックマトリクス、C…キャパシタ、CE…対向電極、CS…対向基板、CSL…補助容量線、DE…ドレイン電極、DP…液晶表示パネル、I1…絶縁膜、I2…絶縁膜、LC…液晶層、LCE1…液晶素子、LCE2…液晶素子、LCE3…液晶素子、ND…ノード、OC…光学補償フィルム、PE…画素電極、PLZ…偏光板、SC…半導体層、SL1…走査線、SL2…走査線、SUB1…透明基板、SUB2…透明基板、SW1…スイッチ、SW2…スイッチ、SW3…スイッチ、TE1…転移用電極、TE2…転移用電極、VL…信号線。

Claims (12)

  1. 画素電極と第1転移用電極とをそれぞれが含んだ複数の画素回路を備えたアレイ基板と、
    前記複数の画素回路と向き合った対向電極を備えた対向基板と、
    前記アレイ基板と前記対向基板との間に介在した液晶層とを具備したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記複数の画素回路のそれぞれは、前記画素電極への映像信号の供給状態を切り替える第1スイッチと、前記第1転移用電極への転移信号の供給状態を切り替える第2スイッチとをさらに含んだことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記アレイ基板は、交互に配列した複数の第1及び第2走査線と、これらと交差した複数の信号線とをさらに備え、
    前記複数の画素回路のそれぞれにおいて、前記第1スイッチは前記信号線と前記画素電極との間に接続され、前記第2スイッチは前記第1スイッチが接続されたのと同一の前記信号線と前記第1転移用電極との間に接続され、前記第1及び第2スイッチのスイッチング動作は前記第1及び第2走査線からそれぞれ供給される走査信号によって制御されることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第2走査線は誘電体層を挟んで前記画素電極と向き合った補助容量線であることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記アレイ基板は、前記複数の画素回路のうち行方向及び/又は列方向に隣り合うものが含む前記第1転移用電極同士を接続するバス配線をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記バス配線は誘電体層を挟んで前記画素電極と向き合った補助容量線であることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記複数の画素回路のそれぞれは、前記第1転移用電極と隣り合った第2転移用電極をさらに含んだことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 前記複数の画素回路のそれぞれは、前記画素電極への映像信号の供給状態を切り替える第1スイッチと、前記第1転移用電極への第1転移信号の供給状態を切り替える第2スイッチと、前記第2転移用電極への第2転移信号の供給状態を切り替える第3スイッチとをさらに含んだことを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記アレイ基板は、交互に配列した複数の第1及び第2走査線と、これらと交差した複数の信号線とをさらに備え、
    前記複数の画素回路のそれぞれにおいて、前記第1スイッチは前記信号線と前記画素電極との間に接続され、前記第2スイッチは前記第1スイッチが接続されたのと同一の前記信号線と前記第1転移用電極との間に接続され、前記第3スイッチは前記第1スイッチが接続されたのとは異なる前記信号線と前記第2転移用電極との間に接続され、前記第1スイッチのスイッチング動作は前記第1走査線から供給される走査信号によって制御され、前記第2及び第3スイッチのスイッチング動作は同一の前記第2走査線から供給される走査信号によって制御されることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
  10. 前記複数の画素回路のそれぞれは、前記画素電極への映像信号の供給状態を切り替える第1スイッチと、前記第1転移用電極への転移信号の供給状態を切り替える第2スイッチとをさらに含み、
    前記アレイ基板は、交互に配列した複数の第1及び第2走査線と、これらと交差した複数の信号線とをさらに備え、
    前記複数の画素回路のそれぞれにおいて、前記第1スイッチは前記信号線と前記画素電極との間に接続され、前記第2スイッチは前記第1スイッチが接続されたのと同一の前記信号線と前記第1転移用電極との間に接続され、前記第1及び第2スイッチのスイッチング動作は前記第1及び第2走査線からそれぞれ供給される走査信号によって制御され、前記第2転移用電極は第2スイッチのスイッチング動作を制御する前記第2走査線に接続されたことを特徴とする請求項9に記載の液晶表示装置。
  11. 前記液晶表示装置の起動時に、前記転移用電極に転移信号を書き込むことにより、前記液晶層が含む液晶材料のスプレイ配向からベンド配向への転移を誘起することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  12. 画素電極と転移用電極とをそれぞれが含んだ複数の画素回路を備えたアレイ基板と、前記複数の画素回路と向き合った対向電極を備えた対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に介在した液晶層とを具備した液晶表示装置の駆動方法であって、
    前記液晶表示装置の起動時に、前記転移用電極に転移信号を書き込むことにより、前記液晶層が含む液晶材料のスプレイ配向からベンド配向への転移を誘起することを特徴とする駆動方法。
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