JP2003222906A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003222906A
JP2003222906A JP2002022494A JP2002022494A JP2003222906A JP 2003222906 A JP2003222906 A JP 2003222906A JP 2002022494 A JP2002022494 A JP 2002022494A JP 2002022494 A JP2002022494 A JP 2002022494A JP 2003222906 A JP2003222906 A JP 2003222906A
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liquid crystal
display device
crystal display
electrode
drain electrode
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Application number
JP2002022494A
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English (en)
Inventor
Masanori Kimura
雅典 木村
Yukihiro Morita
幸弘 森田
Yukio Tanaka
幸生 田中
Takashi Okada
隆史 岡田
Katsuhiko Kumakawa
克彦 熊川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTの寄生容量を増大させることなく、画素
電極の充電能力を向上させた液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 TFT4のソース電極5のドレイン電極6
との対向部分に、ドレイン電極6へ向けて複数の延設部
31を延設し、これによって複数の凹部29を形成す
る。また、ドレイン電極6のソース電極5との対向部分
に、ドレイン電極6へ向けて複数の凸部33を延設す
る。凸部33は、ソース電極5に接触することなく、各
凹部29に挿入されるように設けられる。このような構
成とすることにより、TFT4を大型化することなく、ソ
ース電極5とドレイン電極6との対向部分の外縁長さを
大きくすることができ、画素電極3の充電能力が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特に、高速応答特性及び広視野角特性に優れたOCB
モードの液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Tran
sistor)を用いたアクティブマトリクス型の液晶表示装
置は、薄型、軽量、低電圧駆動可能等の長所を有してい
る。このため、この種の液晶表示装置は、カムコーダ用
のディスプレイ、パーソナルコンピュータ、パーソナル
ワードプロセッサ等の種々の分野に広く利用されてい
る。特に、近年では、従来のパソコン等での静止画中心
の画像表示だけでなく、テレビジョン受像器等での動画
中心の画像表示にも液晶表示装置が利用されており、そ
の高速応答性能の一層の向上が望まれている。
【0003】このような要求に対応するものとして、特
開平7−84254号公報に開示された液晶表示装置が
ある。この液晶表示装置は、OCB(Optically Compensate
d Birefringence)モードの液晶表示装置であり、従来の
捻れネマチック(TN:TwistedNematic)モードの液晶表
示装置に比べて高速応答特性及び広視野角特性に優れる
という特徴を有する。
【0004】また、特開平11−109921号公報に
は、1フレーム期間を2つのサブフレーム期間で構成
し、一方のサブフレーム期間(表示用サブフレーム期
間)に同期して、映像信号(表示用信号)をOCBモード
の液晶セルに対して入力し、他方のサブフレーム期間
(非表示用サブフレーム期間)に同期して、黒表示を行
うための黒表示用信号(非表示用信号)を前記液晶セル
に入力し、25〜80%のブランキング期間(黒表示期
間、非表示期間)を設けることにより、動画表示時の画
像のぼけを改善した(以下、黒表示挿入方式という)液
晶表示装置が開示されている。
【0005】更に、カラーフィルタを用いた液晶表示装
置に比して光利用効率が高く、また駆動用IC及びカラー
フィルタを不要にすることが可能であることから、低コ
スト化が可能なフィールドシーケンシャル方式の液晶表
示装置が提案されている。かかる液晶表示装置は、赤
色、緑色、及び青色の3種の発光ダイオード等の光源を
有しており、1フレーム期間を3つのサブフレーム期間
で構成し、各色の光源を対応するサブフレーム期間に夫
々同期させて時分割で発光させ、各光源の発光タイミン
グに合わせて液晶セルを駆動制御することにより、カラ
ー表示を行うようになっている。
【0006】この種の液晶表示装置の構成について説明
する。図21は、従来の液晶表示装置の構成を示す模式
的平面図である。液晶表示装置のアレイ基板は、正面視
において略同一ピッチで平行に設けられた複数のゲート
線101と、該ゲート線101に交差するように設けら
れた複数のソース線102とを有している。このゲート
線101とソース線102とによってマトリクス状に区
画されて画素領域が形成され、この画素領域にITO(Indi
um Tin Oxide)等の透明電極からなる画素電極103が
設けられている。そして、ゲート線101とソース線1
02との交点近傍にはTFT104が設けられており、ゲ
ート線101、ソース線102、及び画素電極103
は、TFT104に接続されている。
【0007】更に具体的には、ゲート線101は、TFT
104のゲート電極108に接続されている。換言すれ
ば、ゲート電極108は、ゲート線101から突出する
ように形成されている。また、ソース線102は、TFT
104のソース電極105に接続されており、画素電極
103は、TFT104のドレイン電極106に接続され
ている。ソース電極105とドレイン電極106との間
には、a-Si(アモルファスシリコン)からなる半導体層
107が介在されている。
【0008】ゲート線101に電圧が印加されない場
合、TFT104はオフ状態となっており、ソース電極1
05及びドレイン電極106間が非導通状態となってい
る。一方、ゲート線101に所定の電圧(ゲート信号電
圧)が印加された場合、TFT104はオン状態となり、
ソース電極105及びドレイン電極106間が導通状態
となる。このように、TFT104をオン状態とするのと
同期させて、ソース電極105に表示に応じた電圧(信
号電圧)を印加することにより、画素電極103が充電
され、画素電極103に対向配置された対向電極(図示
せず)との間に電界が発生し、画素電極103と対向電
極との間に介在する液晶が駆動される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
黒表示挿入方式の液晶表示装置、及びフィールドシーケ
ンシャル方式の液晶表示装置にあっては、1フレーム期
間よりも短い各サブフレーム期間に同期して画素電極を
充電する必要があるため、画素電極に液晶を駆動するた
めに十分な電荷を蓄えることができず、表示むらが発生
する場合があった。特に、黒表示挿入方式とフィールド
シーケンシャル方式とを合わせた液晶表示装置では、サ
ブフレーム期間が更に短期間となり、画素電極の充電能
力不足が顕著となるという問題があった。
【0010】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、1フレーム期間よりも短いサブフレーム期間
でも、画素電極の充電能力を確保することができる液晶
表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る液晶表示装置は、表示に応じた信号電
圧が印加される信号線の複数箇所に対応して設けられた
画素電極と、前記信号線に繋がるソース電極及び前記画
素電極に繋がるドレイン電極を有し、前記画素電極に対
応して設けられたスイッチング素子とを備える液晶表示
装置において、前記ソース電極及び前記ドレイン電極の
間に、複数の湾曲部を有するチャネル領域が形成されて
いることを特徴とする。
【0012】上記発明によれば、スイッチング素子(TF
T)に、複数の湾曲部を有するチャネル領域が形成されて
いるので、このチャネル領域が直線的に構成されている
従来の液晶表示装置に比して、スイッチング素子の大き
さに対するチャネル領域の長さの割合を大きくすること
ができる。従って、スイッチング素子を大きくすること
なく、チャネル領域の長さを長くすることができ、ソー
ス電極及びドレイン電極間の寄生容量を増大させること
なく、画素電極の充電能力を増大させることができる。
【0013】また、スイッチング素子を小型化した場合
であっても、チャネル領域の長さを十分に確保すること
ができ、従って実用上十分な画素電極の充電能力を確保
することができる。
【0014】また、上記発明において、前記ソース電極
は、前記ドレイン電極との対向部分に複数の凸部又は凹
部を有し、前記ドレイン電極は、前記ソース電極との対
向部分に、前記ソース電極の凸部又は凹部に対応する凹
部又は凸部を有する構成としてもよい。
【0015】このような構成とすると、ソース電極とド
レイン電極との対向部分に凸部及び凹部を設けているの
で、ソース電極とドレイン電極との間に、複数の湾曲部
を有するチャネル領域を形成することができる。
【0016】また、スイッチング素子の大きさを変化さ
せなくても、凸部及び凹部が多くなるほど、ソース電極
とドレイン電極との対向部分の長さが長くなる。従っ
て、凸部及び凹部を複数設けることにより、その数に応
じて画素電極の充電能力が向上し、凸部及び凹部を1つ
ずつ設けた場合に比べて、顕著な画素電極の充電能力の
向上が期待できる。
【0017】また、上記発明において、前記ソース電極
及びドレイン電極が有する凸部及び凹部を、略櫛状に夫
々設けてもよい。
【0018】また、上記発明において、前記ソース電極
又はドレイン電極に設けられた凸部が、先端へ向けて幅
が広がる略台形状をなし、前記ソース電極又はドレイン
電極に設けられた凹部が、底部へ向けて幅が広がる略台
形状をなしている構成としてもよい。
【0019】また、上記発明において、前記ソース電極
又はドレイン電極に設けられた凸部が、先端へ向けて幅
が狭まる略台形状をなし、前記ソース電極又はドレイン
電極に設けられた凹部が、底部へ向けて幅が狭まる略台
形状をなしている構成としてもよい。
【0020】更に、前記ソース電極又はドレイン電極が
有する凸部を、略V字状に突出するように設け、前記ソ
ース電極又はドレイン電極が有する凹部を、略V字状に
窪むように設けてもよい。
【0021】また、上記発明において、前記ソース電極
又はドレイン電極の凸部と、前記ソース電極又はドレイ
ン電極の凹部とを夫々同数設けてもよい。
【0022】このような構成とすると、各凸部に対して
凹部を対向配置することができ、ソース電極及びドレイ
ン電極の対向部分の略全体を画素電極の充電に利用する
ことができる。
【0023】また、上記発明において、前記ソース電極
及びドレイン電極の夫々の対向部分が略同一の外縁長さ
を有する構成としてもよい。
【0024】このような構成とすると、例えば液晶を交
流駆動するような場合に、画素電極に印加する電圧の極
性が異なることによって生じる画素電極の充電能力の不
均衡を防止することが可能となる。
【0025】また、上記発明において、前記スイッチン
グ素子を駆動する駆動部が、1フレーム期間中に含まれ
る複数のサブフレーム期間の夫々に同期して、前記スイ
ッチング素子を駆動べくなしてあり、前記信号線に信号
電圧を印加する信号電圧印加部が、前記サブフレーム期
間の夫々に同期して、前記信号線に信号電圧を印加すべ
くなしてある構成としてもよい。
【0026】このような構成とすると、ソース電極及び
ドレイン電極間の寄生容量を増大させることなく、1フ
レーム期間より短いサブフレーム期間でも、画素電極の
充電能力を確保することができる。
【0027】また、この場合において、前記駆動部が、
1フレーム期間に含まれる表示のための表示用サブフレ
ーム期間及び非表示のための非表示用サブフレーム期間
の両方に同期して前記スイッチング素子を駆動すべくな
してあり、前記信号電圧印加部は、表示用サブフレーム
期間に同期して、前記信号線に表示のための表示信号電
圧を印加し、非表示用サブフレーム期間に同期して、前
記信号線に非表示のための非表示信号電圧を印加すべく
なしてある構成としてもよい。
【0028】このような構成とすると、1フレーム期間
に表示用サブフレーム期間及び非表示用サブフレーム期
間(黒表示用サブフレーム期間)を含む所謂黒表示挿入
方式の液晶表示装置であっても、ソース電極及びドレイ
ン電極間の寄生容量を増大させることなく、液晶を駆動
するのに十分な画素電極の充電能力を確保することがで
きる。
【0029】また、上記発明において、赤色、緑色、及
び青色の各色光を夫々発する発光源を駆動する発光源駆
動部が、1フレーム期間に含まれる赤色、緑色、及び青
色の各色の表示のための3つの表示用サブフレーム期間
の夫々に同期して、対応する色光を発生させるように前
記発光源を駆動すべくなしてあり、前記駆動部は、各表
示用サブフレーム期間の夫々に同期して、前記スイッチ
ング素子を駆動すべくなしてあり、前記信号電圧印加部
は、各表示用サブフレーム期間の夫々に同期して、対応
する色の表示のための表示信号電圧を前記信号線に印加
すべくなしてある構成としてもよい。
【0030】このような構成とすると、所謂フィールド
シーケンシャル方式の液晶表示装置であっても、ソース
電極及びドレイン電極間の寄生容量を増大させることな
く、液晶を駆動するのに十分な画素電極の充電能力を確
保することができる。
【0031】また、上記発明において、赤色、緑色、及
び青色の各色光を夫々発する発光源を駆動する発光源駆
動部が、1フレーム期間に含まれる赤色、緑色、及び青
色の各色の表示のための3つの表示用サブフレーム期間
の夫々に同期して、対応する色光を発生させるように前
記発光源を駆動すべくなしてあり、前記駆動部は、各表
示用サブフレーム期間、及び1フレーム期間に含まれる
非表示用サブフレーム期間の夫々に同期して、前記スイ
ッチング素子を駆動すべくなしてあり、前記信号電圧印
加部は、各表示用サブフレーム期間の夫々に同期して、
対応する色の表示のための表示信号電圧を前記信号線に
印加し、非表示用サブフレーム期間に同期して、前記信
号線に非表示のための非表示信号電圧を印加すべくなし
てある構成としてもよい。
【0032】このような構成とすると、黒表示挿入方式
及びフィールドシーケンシャル方式の両方式を採用した
液晶表示装置であっても、ソース電極及びドレイン電極
間の寄生容量を増大させることなく、液晶を駆動するの
に十分な画素電極の充電能力を確保することができる。
【0033】また、上記発明において、前記発光源を、
発光ダイオードで構成してもよい。
【0034】また、上記発明において、前記ソース電極
及びドレイン電極の対向部分の外縁部の長さが、前記サ
ブフレーム期間に応じた長さであるように、前記凸部及
び凹部を設けてもよい。
【0035】このような構成とすると、例えば1フレー
ム期間の半分のサブフレーム期間が設けられている場合
には、ソース電極及びドレイン電極の対向部分の外縁部
の長さが、通常の2倍の長さになるように凸部及び凹部
を設ける等、要求される画素電極の充電能力を発揮でき
るように、ソース電極及びドレイン電極の形状を定める
ことができる。
【0036】また、上記発明において、スプレイ配向か
らベンド配向へ配向状態を変化させる液晶層を更に備え
る構成としてもよい。
【0037】このような構成とすると、画素電極の充電
能力が高く、応答が高速な液晶表示装置とすることがで
きる。OCBモードの液晶は、電圧の無印加時にはスプレ
イ配向状態であり、高速に応答させるためには表示を開
始する前にベンド配向状態へ転移させておく必要があ
る。凸部及び凹部を設けることにより、ソース電極及び
ドレイン電極間が通電状態の場合に、ソース電極及びド
レイン電極の付近に異なる複数の方向の電界が発生し、
これによってスプレイ配向からベンド配向への転移が促
されるため、この転移を容易に制御することができる。
また、凸部及び凹部を、櫛状、台形状、及びV字状等の
形状とすることにより、前記電界の方向を、前記転移に
適したものとすることができる。
【0038】また、上記発明において、前記画素電極に
電荷が充電されていない場合に、前記ソース電極又はド
レイン電極に設けられた凸部の突出方向に対して−45
°から45°まで又は−135°から135°までの角
度をなす方向へ前記液晶を配向させる配向膜を更に備え
る構成としてもよい。
【0039】このような構成とすると、OCBモードの液
晶におけるスプレイ配向からベンド配向への転移の確実
性を向上させることができる。
【0040】また、上記発明において、前記信号線に交
差するように配されたゲート線が、全長に亘って略一様
な幅を有しており、該ゲート線の前記スイッチング素子
に重なる領域が、前記スイッチング素子のゲート電極と
して機能する構成としてもよい。
【0041】このような構成とすると、ゲート線からゲ
ート電極を突出させる必要がないため、従来に比して画
素電極の面積を増大させることができ、開口率を向上さ
せることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る液
晶表示装置について、図面を参照しながら具体的に説明
する。
【0043】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る液晶表示装置の要部の構成を示す模式的正
面図である。本実施の形態に係る液晶表示装置はカラー
フィルタ方式によりカラー表示を行うものである。液晶
表示装置は、アレイ基板を有しており、このアレイ基板
は、略同一ピッチで平行に設けられた複数のゲート線1
と、該ゲート線1に交差するように設けられた複数のソ
ース線2とを有している。ゲート線1とソース線2とに
よって囲まれてマトリクス状に形成された画素領域に
は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明電極からなる画素
電極3が設けられている。そして、ゲート線1、ソース
線2、及び画素電極3は、TFT4に接続されている。
【0044】更に具体的にTFT4の構造を説明する。図
2は、図1に示すTFT4の構成を示す拡大正面図であ
る。このTFT4においては、ゲート線1がそのままゲー
ト電極8として利用されている。換言すれば、ゲート線
1のTFT4と重なる部分はゲート電極8として機能す
る。また、ソース線2は、TFT4のソース電極5に接続
されており、画素電極3は、TFT4のドレイン電極6に
接続されている。
【0045】図3は、図1に示すA-A線による断面矢視
図である。ゲート線1は、ガラス基板9上に、スパッタ
法及びフォトリソグラフ法等によって設けられており、
例えばアルミニウム(Al)を主成分としている。なお、ゲ
ート線1は、電気的抵抗が低い金属を成分とすることが
望ましいが、アルミニウムを主成分とするものに限定さ
れず、また単層膜であってもよく、多層膜であってもよ
い。また、ガラス基板9及びゲート線1を覆うように、
窒化珪素(SiNx)等からなるゲート絶縁層10が設けられ
ている。更にゲート線1の一部、即ちゲート電極8に対
向するように、a-Si(アモルファスシリコン)からなる
半導体層7がゲート絶縁層10上に設けられている。
【0046】そして、半導体層7の一部に重なるよう
に、ソース電極5が、ソース線2と一体的に設けられて
いる。また、ソース電極5と離隔した状態で、半導体層
7の他の部分に重なるように、ドレイン電極6が設けら
れている。前記ゲート線1と同様に、ソース線2,ソー
ス電極5,及びドレイン電極6もアルミニウム等の金属
を主成分として形成されている。
【0047】更に、ソース線2,ソース電極5,及びド
レイン電極6を覆うように、絶縁体からなる保護層11
が設けられている。保護層11のドレイン電極6と重な
っている部分の一部には、コンタクトホールと呼ばれる
孔12が開設されている。そして、保護層11のコンタ
クトホール12を含む範囲を覆うように、前述した画素
電極3が設けられ、これにより、ドレイン電極6がコン
タクトホール12を通じて画素電極3に接続されてい
る。
【0048】図4は、本発明の実施の形態1に係る液晶
表示装置の液晶セルの構成を模式的に示す側面断面図で
あり、図5は、その液晶セルが備える液晶層に注入され
た液晶分子の配向状態を模式的に示す断面図である。図
4に示すように、この液晶セルでは、画素電極3を含む
アレイ層が配向膜14によって覆われている。配向膜1
4に対向するように、配向膜15が配置されており、配
向膜14,15の間には、液晶が充填された液晶層16
が設けられている。また、配向膜15の正面側には、IT
O等の透明電極17が設けられており、更にその正面側
には、カラーフィルタ17aとガラス基板18とが設け
られている。カラーフィルタ17aは、赤色、緑色、及
び青色の矩形のフィルタ部分が画素電極3に対向するよ
うにマトリックス状に配置された構成となっている。つ
まり、ガラス基板9,画素電極3を含むアレイ層,及び
配向膜14がアレイ基板201を形成し、配向膜15,
透明電極17,カラーフィルタ17a及びガラス基板1
8が対向基板202を形成し、両基板201,202間
に液晶層16が設けられることによって、液晶セル19
が構成されている。
【0049】また、液晶層16に含まれる液晶分子は、
後述するように、周囲の電界に応じて、スプレイ配向
(図5(a))とベンド配向(図5(b))との間で状態を変
化させるようになっている。即ち、本実施の形態1に係
る液晶表示装置は、OCBモードとして構成されている。
【0050】なお、液晶表示装置はOCBモードに限定さ
れるものではなく、例えばTN(Twisted-Nematic)モード
等の他のモードの液晶表示装置として構成してもよい。
【0051】かかる液晶セル19は、画素電極3に比較
的低い電圧(約1.5V乃至2V程度)が印加されてい
るときに白表示を行い、画素電極3に比較的高い電圧
(約4.5V乃至6.5V程度)が印加されているとき
に黒表示を行うノーマリホワイトモードのものである。
図6は、このようなノーマリホワイトモードの場合の印
加電圧−透過率特性を示すグラフである。図6に示すと
おり、ノーマリホワイトモードの場合において、表示を
行うために用いられる印加電圧がとり得る範囲S1は、
その上限が白表示を行うときの電圧(以下、白表示電圧
という)Vwとなり、その下限が黒表示を行うときの電
圧(以下、黒表示電圧という)Vbとなる。
【0052】図7は、このような液晶セル19を備える
液晶表示素子の構成を模式的に示す平面断面図である。
液晶セル19の正面及び背面には、偏光板20が貼着さ
れている。そして、液晶セル19及び2つの偏光板20
によって、液晶表示素子21が構成されている。液晶表
示素子21の背面側(後方)にはバックライト22が配
置されている。かかるバックライト22は、透明な矩形
の合成樹脂板からなる導光板23と、該導光板23の一
の端面24の近傍に該端面24に臨んで配置された光源
25と、導光板23の後方に配置された反射板26と、
導光板23の正面に設けられた拡散シート27とを含ん
で構成されている。光源25は、白色光を発する蛍光管
等から構成されている。
【0053】以上のように構成されたバックライト22
では、光源25から発せられた光が端面24から導光板
23に入射する。この入射した光は、導光板23の内部
で多重散乱してその正面の全面から出射する。この際、
導光板23の後方に漏れて反射板26に入射した光は、
反射板26で反射されて導光板23内に戻される。そし
て、導光板23から出射した光は拡散シート27で拡散
され、その拡散された光が液晶表示素子21に入射す
る。これにより、液晶表示素子21の全体に白色光が均
一に照射される。
【0054】次に、図2を参照して、TFT4の構成を更
に詳しく説明する。ソース電極5は、ソース線2の中途
から延設された線状の連結部28の先端に設けられてお
り、その形状が複数(図2では3つ)の凹部29を有す
る略櫛状とされている。即ち、連結部28に連続的に設
けられた基部30と、この基部30の長手方向に略同一
間隔を隔てた4箇所から延設された4つの略矩形の延設
部31とから構成されており、1つの凹部29が、相隣
する2つの延設部31と、基部30のこれらの延設部3
1に挟まれた部分とから構成されている。
【0055】一方、ドレイン電極6も、以下のように略
櫛状に構成されている。ドレイン電極6は、略矩形の基
部32を有している。この基部32のソース電極5との
対向辺のうち、凹部29に対向する3箇所からは、略矩
形状の凸部33が延設されている。この凸部33は、ソ
ース電極5とは接触せずに、凹部29にその先端部分が
挿入されたように設けられている。更に基部32のソー
ス電極5との対向辺と反対側の一辺の中間部分には、突
出部34が設けられており、この突出部34の内部に前
述したコンタクトホール12が含まれている。
【0056】半導体層7は、ソース電極5のうち、基部
30のドレイン電極6との対向辺側の一部と、延設部3
1の先端部分を除く部分とに重なるように、正面視で延
設部31の並設方向を長手方向とした略矩形状に設けら
れている。従って、3つの凹部29の大部分が、半導体
層7と重なっている。また、ドレイン電極6のうち、夫
々の凸部33の先端部分が半導体層7と重なっている。
このようにして、図中略凹形状の3つの湾曲部7Aから
なるチャネル領域7aが形成される。
【0057】また、図2の矢符で示した方向へ、前述し
た配向膜14がラビングされている。この結果、画素電
極3が充電されていない状態では、各液晶分子がこのラ
ビング方向へ配向される。
【0058】図8は、上述したように構成された液晶表
示素子21を備える液晶表示装置の構成を示すブロック
図である。ガラス基板9上には、ゲート線1及びソース
線2がマトリクス状に配設されると共にそのゲート線1
及びソース線2で区画された各画素毎に、画素電極3及
びTFT4が形成されている。そして、ゲート線1及びソ
ース線2をそれぞれゲートドライバ35及びソースドラ
イバ36によって駆動し、ゲートドライバ35及びソー
スドライバ36を制御回路37によって制御するように
構成されている。
【0059】以上のように構成された液晶表示装置で
は、制御回路37が、外部から入力される表示信号39
に応じて、ゲートドライバ35及びソースドライバ36
に制御信号をそれぞれ出力する。その結果、ゲートドラ
イバ35がゲート線1にゲート信号電圧を印加して各画
素のTFT4を順次オンさせ、一方、ソースドライバ36
がそのタイミングに合わせてソース線2を通じて表示用
信号電圧を各画素の画素電極3に順次印加する。これに
より、液晶分子が変調され、バックライト22から出射
される光の透過率が変化して、液晶表示装置を観察する
人の目に、表示信号39に対応する画像が映る。
【0060】次に、本実施の形態に係る液晶表示装置の
動作について説明する。本実施の形態に係る液晶表示装
置が駆動していない場合には、画素電極3が無充電状態
となっており、画素電極3及び透明電極17の間に電界
が発生しておらず、液晶層16内の各液晶分子は、ラビ
ング方向へスプレイ配向された状態となっている。そこ
で、本実施の形態に係る液晶表示装置の駆動初期では、
各画素電極3に対して、前述した黒表示電圧Vbよりも
高い初期化電圧を印加する初期化処理を行う。このよう
な初期化処理を行うことにより、画素電極3が大きい電
荷量で充電され、画素電極3及び透明電極17の間に、
主として画素電極3及び透明電極17を結ぶ方向の電界
(以下、第1電界という)が発生する。
【0061】また、この初期化処理時には、ソース電極
5及びドレイン電極6間が通電状態とされているため、
ソース電極5及びドレイン電極6間のチャネル領域7a
にも電界(以下、第2電界という)が発生する。この第
2電界は、前述した画素電極3と透明電極17との間に
発生する第1電界とは交差する方向に発生するものであ
る。図2に示すように、第2電界の方向は、凸部33及
び凹部29が設けられていることにより、一様な方向と
はならない。即ち、凸部33の一辺と、これに対向する
凹部29の一辺との間には、これらの辺を結ぶ方向へ第
2電界が発生し、凸部33の角部付近には、凸部33の
突出方向に対して斜めの方向の第2電界が発生すること
となる。
【0062】従って、初期化処理時においては、画素電
極3と透明電極17との間に第1電界が発生し、これに
よって液晶分子がねじれるように配向状態を変化させ
る。画素電極3の無充電状態が長時間続いたときには、
液晶層16がこのとき、液晶分子の周囲の電界の方向に
より、右にねじれるように配向状態が変化(以下、右ツ
イスト配向という)するか、左にねじれるように配向状
態が変化(以下、左ツイスト配向という)するかが決定
される。本実施の形態においては、第1電界が発生する
とともに、前述したような第2電界が発生し、TFT4の
付近の液晶層16では、第1電界と第2電界との合成電
界の方向等により、右ツイスト配向か左ツイスト配向か
が決定されることとなる。従って、第2電界の方向が一
様とならないため、TFT4の付近の液晶層16におい
て、右ツイスト配向が発生する領域と、左ツイスト配向
が発生する領域とが夫々複数発生し、これによって、ス
プレイ配向からベンド配向への転移を促す核となる領域
(以下、転移核という)が発生する。そして、この転移
核からその周囲へと、スプレイ配向からベンド配向への
転移が進行し、最終的には液晶層16の全体にわたって
ベンド配向への転移が完了する。
【0063】更に、全ての画素について上述したような
TFT4が設けられており、各TFT4において夫々転移核が
発生するため、液晶セル19の全体に亘って転移核が発
生することとなり、液晶セルの一部のみに転移核を発生
させる場合に比して、液晶層16のスプレイ配向からベ
ンド配向への転移の確実性をより向上させることができ
る。
【0064】本実施の形態においては、図2に示すよう
に、配向膜14のラビング方向が、凸部33の突出方向
に対して−45°〜45°の範囲内とされている。この
結果、ソース電極5及びドレイン電極6間が通電状態の
ときに、ラビング方向に対して図中右側から左側へ交差
する第2電界と、左側から右側へ交差する第2電界とが
発生することとなり、複数の転移核が発生することとな
る。よって、画素電極3に従来に比して低い初期化電圧
を印加するだけで、液晶層16のスプレイ配向からベン
ド配向への転移を確実に発生させることができる。
【0065】以上のような初期化処理により、液晶層1
6がスプレイ配向からベンド配向へ転移され、一旦転移
が完了した後には、長時間に亘って画素電極3の無充電
状態又は充電量が低い状態が続かない限り、液晶層16
がベンド配向を保ったまま、画素電極3の充電量に応じ
て変調されることとなる。
【0066】また、相隣する画素電極3に逆極性の初期
化電圧を印加する構成とした場合には、相隣する画素電
極3の間にも、第1電界に交差する方向の電界が発生す
るため、更に液晶層16のスプレイ配向からベンド配向
への転移の確実性を向上させることができる。
【0067】初期化処理の後、本実施の形態に係る液晶
表示装置は、次のような動作を行う。図9は、本発明の
実施の形態1に係る液晶表示装置の動作の一例を示すタ
イミングチャートである。図9において、Nは液晶表示
素子21が有しているゲート線1の本数を示している。
本例では、図9に示すように、1フレーム期間T1が、
表示を行うための表示用サブフレーム期間T2と、黒色
表示を行うための黒挿入期間T3とから構成されてい
る。黒挿入期間T3は、表示信号39に係る映像を表示
するためには用いられないため、非表示用サブフレーム
期間と呼ぶこともできる。図9(a)に示すとおり、表
示用サブフレーム期間T2及び黒挿入期間T3の夫々に
おいて、すべてのゲート線1に対して順次的にゲート信
号電圧が印加される。
【0068】表示用サブフレーム期間T2において、あ
るゲート線1にゲート信号電圧が印加されている間に
は、このゲート線1上に存在する画素の画素電極3を、
所要の電荷量で充電するために、各ソース線2にソース
信号電圧(信号電圧)が印加される。このことを更に詳
しく説明する。制御回路37から出力された制御信号に
より、ゲートドライバ35が駆動され、ゲート線1にゲ
ート信号電圧が印加される。このゲート信号電圧が、TF
T4のゲート電極8に与えられ、TFT4がオン状態とな
る。そして、制御回路37から出力された制御信号によ
り、ソースドライバ36が駆動され、ゲート線1へのゲ
ート信号電圧の印加に同期して、ソース線2にソース信
号電圧が印加される。このとき、TFT4のソース電極5
とドレイン電極6とが導通状態となっているので、ソー
ス信号電圧が画素電極3に印加され、画素電極3が充電
される。
【0069】以上のような動作により、表示用サブフレ
ーム期間T2においては、各画素電極3の正面側の液晶
分子が、画素電極3の充電量に応じて変調される。これ
によってバックライト22から放射される光の透過量が
各画素毎に変化し、所要の画像が表示されることとな
る。
【0070】一方、黒挿入期間T3では、図9(b)に
示すように、ソース線2に表示用信号電圧を印加する代
わりに、各画素に黒表示を行わせるために、ソースドラ
イバ36が黒表示用信号電圧(非表示用信号電圧)を印
加する。また、本例では、フリッカーを防止するため
に、表示用信号電圧又は黒表示用信号電圧の極性がドッ
ト毎に反転するドット反転駆動方式を用いている。
【0071】本実施の形態に係る液晶表示装置は、前述
したごとくノーマリホワイトモードのものであるため、
黒表示用信号電圧は、図6にて示した黒表示電圧Vbと
なる。従って、黒挿入期間T3においては、電圧値がV
b及び−Vbの極性が異なる2種類の黒表示用信号電圧
を、隣り合うソース線2に夫々印加するようになってい
る。このように各1フレーム期間T1に黒表示を挿入す
ることにより、動画表示時の画像のぼけを減少すること
ができる。
【0072】本例では、1フレーム期間T1に黒挿入期
間T3を設けているため、これを設けない場合に比べて
短期間に画素電極3を充電する必要がある。本実施の形
態に係る液晶表示装置では、このような場合であって
も、ソース電極5及びドレイン電極6に凸部33及び凹
部29が前述したような形状及び配置状態とされている
ので、チャネル領域7aの長さが非常に長く、画素電極
3の充電能力を十分に確保することができる。
【0073】図10は、TFTの他の構成を示す拡大正面
図である。この構成のTFT40では、正面視略矩形状の
半導体層41が、ソース電極5のうち、延設部31の先
端部分に重なるように設けられている。また、ドレイン
電極6のうち、基部32のソース電極5との対向辺側の
一部と、凸部33の先端部分を除く部分とが、半導体層
7と重なっている。これによって、図中略倒立凹字状の
2つの湾曲部41Aから主として構成されたチャネル領
域41aが形成される。
【0074】図11は、TFTの更に他の構成を示す拡大
正面図である。この構成のTFT42は、次のようなソー
ス電極43と、ドレイン電極44とを備えている。ソー
ス電極43は、連結部28に連続的に設けられた基部4
5と、この基部45の長手方向に略同一間隔を隔てた4
箇所から延設された延設部46とから構成されており、
各延設部46は、先端(ドレイン電極44側)へ向けて
幅が広がる略台形状をなしている。従って、相隣する2
つの延設部46と、基部45のこれらの延設部46に挟
まれた部分とから構成される凹部47は、底部(ドレイ
ン電極44と反対側)へ向けて幅が広がる略台形状をな
している。これによって、3つの湾曲部7Bからなるチ
ャネル領域7bが形成される。
【0075】また、ドレイン電極44は、正面視略矩形
状の基部48から、ソース電極43へ向けて、先端(ソ
ース電極43側)へ向けて幅が広がる略台形状の凸部4
9が設けられている。この凸部49は、ソース電極43
と接触することなく凹部47に挿入されたように配置さ
れている。
【0076】図12は、TFTの更に他の構成を示す拡大
正面図である。この構成のTFT50は、次のようなソー
ス電極51と、ドレイン電極52とを備えている。ソー
ス電極51は、連結部28に連設された基部53と、基
部53の長手方向に略等間隔を隔てた4箇所から夫々延
設された延設部54とから構成されている。延設部54
は、先端へ向けて幅が狭まる略台形状をなしており、こ
れによって凹部55が、底部へ向けて幅が狭まる略台形
状に形成されている。これによって、3つの湾曲部7C
からなるチャネル領域7cが形成される。
【0077】一方、ドレイン電極52は、正面視略矩形
状の基部56から、ソース電極51へ向けて、先端へ向
けて幅が狭まる略台形状の凸部57が設けられている。
凸部57は、ソース電極51と接触することなく、凹部
55に挿入された如き状態に配置されている。
【0078】図10〜12に示すようにTFT40,4
2,50を構成することによっても、図2に示した構成
のTFT4と同様に、画素電極3の充電能力を向上させる
ことが可能であり、また初期化処理時に第2電界を発生
させることにより、液晶層16のスプレイ配向からベン
ド配向への転移を確実に発生させることができる。
【0079】図13は、TFTの更に他の構成を示す拡大
正面図である。この構成のTFT58は、半導体層59
が、ソース電極5の基部30のドレイン電極6側の部分
から、ドレイン電極6の基部32のソース電極5側の部
分までの範囲の幅を有し、凸部33及び凹部29の略全
体が重なるように設けられている。これによって、複数
箇所で屈曲しており、図中略凹形状の湾曲部59Aと、
図中略倒立凹形状の湾曲部59Bとを有するチャネル領
域59aが形成される。従って、TFT58がオン状態の
ときには、ソース電極5及びドレイン電極6の対向部分
の略全体が導通状態となり、更に画素電極3の充電能力
を向上させることが可能となる。
【0080】図14は、TFTの更に他の構成を示す拡大
正面図である。この構成のTFT60は、次のようなソー
ス電極61と、ドレイン電極62とを備えている。ソー
ス電極61は、連結部28に連続的に設けられた基部6
3と、この基部63の両端及び中間部分の3箇所から、
ドレイン電極へ向けて延設された3つの延設部64とを
有している。延設部64は夫々略矩形状をなしている。
従って、このソース電極61には、2つの凹部65が設
けられている。
【0081】ドレイン電極62も、ソース電極61と略
同一形状をなしている。即ち、正面視略矩形状の基部6
6の両端及び中間部分の3箇所から、ソース電極61へ
向けて略矩形状の3つの凸部67が延設されている。図
中左側及び中央の凸部67は、ソース電極61に接触す
ることなく、夫々凹部65に挿入された如き状態に配置
されている。また、半導体層68が、凸部67及び凹部
65の略全体に重なるように設けられている。これによ
って、複数箇所で屈曲しており、図中略凹形状の湾曲部
68Aと、図中略倒立凹形状の湾曲部68Bとを有する
チャネル領域68aが形成される。
【0082】図13,14に示すTFT58,60にあっ
ては、ソース電極5,61、及びドレイン電極6,62
の夫々の対向部分が略同一の外縁長さとされているた
め、ライン反転駆動方式及びドット反転駆動方式等の液
晶を交流駆動する方式のときに、ソース線2に印加され
る信号電圧の極性が正負の夫々の場合における画素電極
3の充電能力の不均衡を防止することが可能となる。
【0083】図15は、TFTの更に他の構成を示す拡大
正面図である。この構成のTFT69は、次のようなソー
ス電極70と、ドレイン電極71とを備えている。ソー
ス電極70は、ドレイン電極71との対向部分に、3つ
の略V字状の凹部72を有している。またドレイン電極
71は、ソース電極70との対向部分に、各凹部72と
対向するように3つの略V字状の凸部73を有してい
る。また、TFT69は、凸部73の先端部分と、凹部7
2の略全体とに重なるように設けられている半導体層7
4を有している。これによって、略V字状の3つの湾曲
部74Aからなるチャネル領域74aが形成される。
【0084】図16は、TFTの更に他の構成を示す拡大
正面図である。この構成のTFT75は、図15と同様の
構成のソース電極70及びドレイン電極71を備えてお
り、凸部73の略全体及び凹部72の略全体に重なるよ
うに設けられた半導体層76を有している。これによっ
て、半導体層76の全長に亘って、複数箇所で屈曲して
おり、図中略V字状の湾曲部76Aと、図中略倒立V字
状の湾曲部76Bとを有するチャネル領域76aが形成
される。
【0085】このように、凸部73及び凹部72を略V
字状に設けることによっても、TFTの大きさに対するソ
ース電極70及びドレイン電極71の対向部分の長さの
割合を大きくすることができ、ソース電極70及びドレ
イン電極71間の寄生容量を増大させることなく、画素
電極3の充電能力を向上させることができる。
【0086】(実施の形態2)図17は、本発明の実施
の形態2に係る液晶表示装置の要部の構成を示す模式的
正面図である。本実施の形態に係る液晶表示装置は、フ
ィールドシーケンシャルカラー方式によりカラー表示を
行うものである。本実施の形態に係る液晶表示装置で
は、実施の形態1に係る液晶表示装置の赤色用、緑色
用、及び青色用の画素が夫々1つずつ含まれる1矩形領
域に相当する部分に、1つの画素が設けられている。従
って、画素電極77は、実施の形態1に係る画素電極3
の約3倍の面積とされている。
【0087】また、TFT89が有するソース電極78に
は、基部79の長手方向に略同一間隔を隔てた10箇所
から夫々ドレイン電極80へ向けて延設された10個の
延設部81が設けられている。このようにソース電極7
8は、9個の凹部82を有する略櫛状をなしている。
【0088】一方、TFT89のドレイン電極80は、ソ
ース電極78に対向配置された基部83からソース電極
78へ向けて9個の凸部84が設けられて略櫛状に構成
されており、これらの各凸部84が、ソース電極78と
接触することなく各凹部82に挿入されるような状態で
配置されている。
【0089】図18は、本発明の実施の形態2に係る液
晶表示装置の液晶セルの構成を模式的に示す側面断面図
である。図18に示すように、本実施の形態に係る液晶
セル85は、透明電極17の正面に直接ガラス基板18
が設けられている。つまり、ガラス基板9,画素電極7
7を含むアレイ層,及び配向膜14がアレイ基板203
を形成し、配向膜15,透明電極17,及びガラス基板
18が対向基板204を形成し、両基板203,204
間に液晶層16が設けられることによって、液晶セル8
5が構成されている。
【0090】図19は、上述したように構成された液晶
表示素子21を備える液晶表示装置の構成を示すブロッ
ク図である。かかる液晶セル85の周囲には、図7に示
すのと同様に、バックライト86及び偏光板等が設けら
れている。このバックライト86に用いられる光源は、
例えば、赤,緑,青の3原色の各色を発光するLEDが
順次的に反復して配列されているLEDアレイである。
【0091】以上のように構成された液晶表示装置で
は、バックライト86の光源であるLEDを所定の周期
で赤,緑,青の順に順次発光させるために、制御回路8
7がバックライト制御回路88に制御信号を出力する。
また、その発光と同期して表示を行うために、同じく制
御回路87が、外部から入力される表示信号39に応じ
て、ゲートドライバ35及びソースドライバ36に制御
信号をそれぞれ出力する。その結果、ゲートドライバ3
5がゲート線1にゲート信号電圧を印加して各画素のTF
T89を順次オンさせ、一方、ソースドライバ36がそ
のタイミングに合わせてソース線2を通じて表示用信号
電圧を各画素の画素電極3に順次印加する。これによ
り、液晶分子が変調され、バックライト86から出射さ
れる光の透過率が変化して、液晶表示装置を観察する人
の目に、表示信号39に対応する画像が映る。
【0092】実施の形態2に係る液晶表示装置のその他
の構成は、実施の形態1に係る液晶表示装置の構成と同
様であるので、同符号を付し、その説明を省略する。
【0093】次に、本実施の形態に係る液晶表示装置の
動作について説明する。図20は、本発明の実施の形態
2に係る液晶表示装置の動作の一例を示すタイミングチ
ャートである。図20において、TRはバックライト8
6が赤色光を発光する期間である赤色サブフレーム期間
を、TGは同じく緑色光を発光する期間である緑色サブ
フレーム期間を、TBは同じく青色光を発光する期間で
ある青色サブフレーム期間をそれぞれ示している。
【0094】図20に示すとおり、1フレーム期間T1
は、これらの各色のサブフレーム期間TR、TG、TB
から構成されている。そして、これらのサブフレーム期
間TR、TG、TBのそれぞれにおいて、すべてのゲー
ト線1に対して順次的にゲート信号電圧が印加される
(図20(a)参照)。
【0095】そして、図20(b)に示すように、ある
ゲート線1にゲート信号電圧が印加されている間には、
このゲート線1上に存在する画素の画素電極3を、所要
の電荷量で充電するために、各ソース線2にソース信号
電圧(信号電圧)が印加され、かかるソース線に繋がる
画素電極77が充電される。
【0096】また、実施の形態1の場合と同様に、本実
施の形態に係る液晶表示装置が備える液晶表示素子はド
ット反転駆動であるため、各色のサブフレーム期間T
R、TG、TBのそれぞれにおいて、書き込まれる信号
の電圧極性がドット毎に反転するように、画素電極77
に印加される電圧が変化する(図20(b)参照)。
【0097】なお、本実施の形態に係る液晶表示装置に
おいては、1フレーム期間T1に黒挿入期間を設けない
構成について述べたが、これに限定されるものではな
く、実施の形態1と同様に黒挿入期間を1フレーム期間
T1内に設けた構成としてもよい。
【0098】実施の形態2に係る液晶表示装置のその他
の動作は、実施の形態1に係る液晶表示装置の動作と同
様であるので、その説明を省略する。
【0099】ここで、カラーフィルタ方式の液晶表示装
置のように、1画素に対して1フレーム期間に一度ソー
ス信号電圧を印加する場合に対して、本実施の形態に係
る液晶表示装置のようなフィールドシーケンシャル方式
の液晶表示装置では、1画素に対して1フレーム期間に
3度ソース信号電圧を印加する必要があり、しかも画素
電極77の大きさも、一般的に大きい(液晶表示素子の
表示面積及び解像度が同一の場合で約3倍程度)ので、
カラーフィルタ方式の場合に比して、比較的大きいソー
ス信号電圧(約9倍以上)を印加する必要がある。本実
施の形態に係る液晶表示装置では、ソース電極5及びド
レイン電極6が前述したような形状及び配置状態とされ
ているので、このように比較的大きなソース信号電圧が
与えられた場合であっても、余裕を持って画素電極3を
充電することが可能である。
【0100】
【発明の効果】本発明に係る液晶表示装置による場合
は、スイッチング素子のチャネル領域に複数の湾曲部を
設けることにより、このチャネル領域が直線的に構成さ
れている従来の液晶表示装置に比して、スイッチング素
子(TFT)の大きさに対するチャネル領域の長さの割合を
大きくすることができ、これによって、ソース電極及び
ドレイン電極間の寄生容量を増大させることなく、画素
電極の充電能力を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の要
部の構成を示す模式的正面図である。
【図2】図1に示すTFTの構成を示す拡大正面図であ
る。
【図3】図1に示すA-A線による断面矢視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の液
晶セルの構成を模式的に示す側面断面図である。
【図5】液晶セルが備える液晶層に注入された液晶分子
の配向状態を模式的に示す断面図であり、(a)は液晶
分子がスプレイ配向された状態を示し、(b)は液晶分
子がベンド配向された状態を示している。
【図6】ノーマリホワイトモードの場合の印加電圧−透
過率特性を示すグラフである。
【図7】液晶表示素子の構成を模式的に示す平面断面図
である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置の動
作の一例を示すタイミングチャートであり、(a)は各
ゲート線に対する走査のタイミングを示し、(b)は各
ソース線を介して画素電極に印加される信号電圧の変化
を示している。
【図10】TFTの他の構成を示す拡大正面図である。
【図11】TFTの更に他の構成を示す拡大正面図であ
る。
【図12】TFTの更に他の構成を示す拡大正面図であ
る。
【図13】TFTの更に他の構成を示す拡大正面図であ
る。
【図14】TFTの更に他の構成を示す拡大正面図であ
る。
【図15】TFTの更に他の構成を示す拡大正面図であ
る。
【図16】TFTの更に他の構成を示す拡大正面図であ
る。
【図17】本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置の
要部の構成を示す模式的正面図である。
【図18】本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置の
液晶セルの構成を模式的に示す側面断面図である。
【図19】本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置の
動作の一例を示すタイミングチャートであり、(a)は
各ゲート線に対する走査のタイミングを示し、(b)は
各ソース線を介して画素電極に印加される信号電圧の変
化を示している。
【図21】従来の液晶表示装置の構成を示す模式的平面
図である。
【符号の説明】
1 ゲート線 2 ソース線 3,77 画素電極 4,40,42,50,58,60,69,75,89
TFT(スイッチング素子) 5,43,51,61,70,78 ソース電極 6,44,52,62,71,80 ドレイン電極 7,41,59,68,74,76 半導体層 7A,7B,7C,41A,59A,59B,68A,
68B,74A,76A,76B 湾曲部 7a,7b,7c,41a,59a,68a,74a,
76a チャネル領域 8 ゲート電極 9,18 ガラス基板 10 ゲート絶縁層 11 保護層 12 コンタクトホール 14,15 配向膜 16 液晶層 17 透明電極 17a カラーフィルタ 19,85 液晶セル 20 偏光板 21 液晶表示素子 22,86 バックライト 23 導光板 25 光源 26 反射板 27 拡散シート 29,47,55,65,72,82 凹部 31,46,54,64,81 延設部 33,49,57,67,73,84 凸部 35 ゲートドライバ 36 ソースドライバ 37,87 制御回路 39 表示信号 88 バックライト制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1343 G02F 1/1343 5C080 G09F 9/30 338 G09F 9/30 338 5C094 9/35 9/35 G09G 3/20 611 G09G 3/20 611J 621 621F 641 641E 641R 642 642A 3/34 3/34 J 3/36 3/36 (72)発明者 田中 幸生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡田 隆史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 熊川 克彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H090 JB02 KA04 KA05 KA07 LA01 LA04 LA09 LA15 LA16 LA20 MA06 MA07 MB01 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FA14Z FA41Z FA42Z FA45Z GA01 GA02 GA03 GA06 GA11 GA13 HA06 HA07 HA09 LA11 LA19 LA30 2H092 GA11 GA14 GA29 GA31 HA02 HA04 JA24 JA41 JB22 JB31 MA05 MA13 NA05 NA25 PA01 PA02 PA06 PA08 PA11 PA12 PA13 QA07 2H093 NA16 NA31 NA32 NC34 NC41 ND32 ND42 NE01 NE03 NE04 NE06 NE10 NF05 5C006 AA01 AA02 AA14 AA22 AC11 AC27 AC28 AF42 AF43 AF46 AF51 AF71 BA15 BB16 BB29 BC06 BC12 BC16 BF36 EA01 FA12 FA16 FA22 FA23 FA24 FA34 FA37 FA54 FA55 FA56 5C080 AA10 BB05 CC03 DD02 DD05 DD08 EE19 EE29 EE30 FF11 GG08 JJ02 JJ04 JJ06 KK02 KK04 KK43 5C094 AA21 AA53 BA03 BA43 CA19 EA10 FA01 FB12 HA08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示に応じた信号電圧が印加される信号
    線の複数箇所に対応して設けられた画素電極と、前記信
    号線に繋がるソース電極及び前記画素電極に繋がるドレ
    イン電極を有し、前記画素電極に対応して設けられたス
    イッチング素子とを備える液晶表示装置において、 前記ソース電極及び前記ドレイン電極の間に、複数の湾
    曲部を有するチャネル領域が形成されていることを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ソース電極は、前記ドレイン電極と
    の対向部分に複数の凸部又は凹部を有し、 前記ドレイン電極は、前記ソース電極との対向部分に、
    前記ソース電極の凸部又は凹部に対応する凹部又は凸部
    を有することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ソース電極及びドレイン電極が有す
    る凸部及び凹部は、略櫛状に夫々設けられていることを
    特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記ソース電極又はドレイン電極に設け
    られた凸部は、先端へ向けて幅が広がる略台形状をな
    し、前記ソース電極又はドレイン電極に設けられた凹部
    は、底部へ向けて幅が広がる略台形状をなしていること
    を特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記ソース電極又はドレイン電極に設け
    られた凸部は、先端へ向けて幅が狭まる略台形状をな
    し、前記ソース電極又はドレイン電極に設けられた凹部
    は、底部へ向けて幅が狭まる略台形状をなしていること
    を特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記ソース電極又はドレイン電極が有す
    る凸部は、略V字状に突出するように設けられており、
    前記ソース電極又はドレイン電極が有する凹部は、略V
    字状に窪むように設けられていることを特徴とする請求
    項2に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記ソース電極又はドレイン電極の凸部
    と、前記ソース電極又はドレイン電極の凹部とが夫々同
    数設けられていることを特徴とする請求項2乃至6の何
    れかに記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記ソース電極及びドレイン電極の夫々
    の対向部分が略同一の外縁長さを有することを特徴とす
    る請求項2乃至7の何れかに記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記スイッチング素子を駆動する駆動部
    が、1フレーム期間中に含まれる複数のサブフレーム期
    間の夫々に同期して、前記スイッチング素子を駆動べく
    なしてあり、前記信号線に信号電圧を印加する信号電圧
    印加部が、前記サブフレーム期間の夫々に同期して、前
    記信号線に信号電圧を印加すべくなしてあることを特徴
    とする請求項1乃至8の何れかに記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動部は、1フレーム期間に含ま
    れる表示のための表示用サブフレーム期間及び非表示の
    ための非表示用サブフレーム期間の両方に同期して前記
    スイッチング素子を駆動すべくなしてあり、前記信号電
    圧印加部は、表示用サブフレーム期間に同期して、前記
    信号線に表示のための表示信号電圧を印加し、非表示用
    サブフレーム期間に同期して、前記信号線に非表示のた
    めの非表示信号電圧を印加すべくなしてあることを特徴
    とする請求項9に記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 赤色、緑色、及び青色の各色光を夫々
    発する発光源を駆動する発光源駆動部が、1フレーム期
    間に含まれる赤色、緑色、及び青色の各色の表示のため
    の3つの表示用サブフレーム期間の夫々に同期して、対
    応する色光を発生させるように前記発光源を駆動すべく
    なしてあり、 前記駆動部は、各表示用サブフレーム期間の夫々に同期
    して、前記スイッチング素子を駆動すべくなしてあり、 前記信号電圧印加部は、各表示用サブフレーム期間の夫
    々に同期して、対応する色の表示のための表示信号電圧
    を前記信号線に印加すべくなしてあることを特徴とする
    請求項9に記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 赤色、緑色、及び青色の各色光を夫々
    発する発光源を駆動する発光源駆動部が、1フレーム期
    間に含まれる赤色、緑色、及び青色の各色の表示のため
    の3つの表示用サブフレーム期間の夫々に同期して、対
    応する色光を発生させるように前記発光源を駆動すべく
    なしてあり、 前記駆動部は、各表示用サブフレーム期間、及び1フレ
    ーム期間に含まれる非表示用サブフレーム期間の夫々に
    同期して、前記スイッチング素子を駆動すべくなしてあ
    り、 前記信号電圧印加部は、各表示用サブフレーム期間の夫
    々に同期して、対応する色の表示のための表示信号電圧
    を前記信号線に印加し、非表示用サブフレーム期間に同
    期して、前記信号線に非表示のための非表示信号電圧を
    印加すべくなしてあることを特徴とする請求項9に記載
    の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 前記発光源は、発光ダイオードで構成
    されていることを特徴とする請求項11又は12に記載
    の液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 前記ソース電極及びドレイン電極の対
    向部分の外縁部の長さが、前記サブフレーム期間に応じ
    た長さであるように、前記凸部及び凹部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項9乃至13の何れかに記載の
    液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 スプレイ配向からベンド配向へ配向状
    態を変化させる液晶層を更に備えることを特徴とする請
    求項1乃至14の何れかに記載の液晶表示装置。
  16. 【請求項16】 前記画素電極に電荷が充電されていな
    い場合に、前記ソース電極又はドレイン電極に設けられ
    た凸部の突出方向に対して−45°から45°まで又は
    −135°から135°までの角度をなす方向へ前記液
    晶を配向させる配向膜を更に備えることを特徴とする請
    求項15に記載の液晶表示装置。
  17. 【請求項17】 前記信号線に交差するように配された
    ゲート線が、全長に亘って略一様な幅を有しており、該
    ゲート線の前記スイッチング素子に重なる領域が、前記
    スイッチング素子のゲート電極として機能することを特
    徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の液晶表示装
    置。
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