JP2006010789A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップを招かずに電磁波障害を確実に防止できると共に小型薄型化に不利とならない電磁波シールド構造を備えた画像表示装置を提供する。
【解決手段】サイドライト型バックライトユニット13における導光板14の後面に設置される光反射シート16を、導電シート16aに光散乱反射シート16bを積層した2層シートとし、この光反射シート16の縁部をコの字に折り込んで導光板14の端面に沿って配置される冷陰極管15aを囲繞させる。光反射シート16の一縁部を延出させた舌部16cをフレーム17外部に取り出し、ライトカバーケース19とフレーム17の各側板間に挟持される構成とすることにより、光反射シート16がライトカバーケース19から収納ケース1とバネ接触子21を介して電子回路基板20の接地回路20aに導通接続され、電子回路基板20が液晶表示パネル3に対して電磁波シールドされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁波障害(EMI:electromagnetic interference)防止構造を備えた画像表示装置に関する。
液晶表示素子等の自ら発光しない表示素子は、表示の背面側にバックライトを備え、その照射光が透過する際の透過率を入力画像信号に応じて制御することにより画像表示を行う。この場合、バックライトの光源として、高周波で駆動する冷陰極管等の蛍光管を使用することが多いが、この蛍光管から発せられる電磁波がノイズとなって画像表示に悪影響を及ぼす。また、液晶を駆動する駆動回路や上述の冷陰極管の点灯回路等が設けられている電子回路基板からも高周波の電磁波が発せられ、画像不良等の電磁波障害を引き起こす。そして、このような電磁波障害は、そのバックライトが設けられている画像表示装置だけでなく、周辺の電子機器に及ぶこともある。
上述のようなバックライトや電子回路基板からの電磁波ノイズによる障害を防止するため、従来は、バックライトや電子回路基板等の電磁波ノイズ発生源を導電体のシールド部材で被って発生する電磁波を遮蔽する方法が採用されている(特許文献1参照)。
しかるに、電磁波ノイズ発生源を導電体のシールド部材で被う方法は、シールド部材費が嵩むと共に構造が複雑化して製造作業工数が増加し、コストアップを引き起こすという問題がある。また、シールド部材を新たに設けることは画像表示装置の小型薄型化に逆行する。
特開平10−153766号公報
本発明の課題は、コストアップを招かずに電磁波障害を確実に防止できると共に小型薄型化に不利とならない電磁波シールド構造を備えた画像表示装置を提供することである。
本発明の画像表示装置は、背面側から表示の観察側へ透過する光を制御して画像を表示する画像表示素子と、前記画像表示素子の背面側に配置され、前記画像表示素子の有効表示エリアに向けて均等に光を照射するバックライトと、導電体層に光反射層が積層されてなり、前記バックライトの背面側に前記光反射層を対向させて配置された光反射導電シートと、 前記光反射導電シートの背面側に配置され、少なくとも前記画像表示素子及び前記バックライトを駆動する駆動回路並びに接地回路が配設されてなる電子回路基板と、導電体からなり、前記画像表示素子、前記バックライト、前記光反射導電シート、及び前記電子回路基板を収容するケースと、前記光反射導電シートを前記ケースに導通接続する第1の導通部材と、前記ケースを前記電子回路基板の接地回路に導通接続する第2の導通部材とを、有することを特徴とするものである。
本発明の画像表示装置によれば、電磁波シールド構造をケース部材とバックライトの光反射シートを兼用して構成したから、電磁波シールドのために部材費が嵩むことがなく、画像表示装置全体の構造が簡素化されて製造が容易となるとともに小型薄型化が促進される。
本発明の画像表示装置においては、画像表示素子として、一対の透明基板間に液晶を封入してなる液晶表示素子を用いることが好ましく、これにより、画像表示装置の薄型化が促進される。
また、本発明の画像表示装置においては、バックライトとして、画像表示素子の有効表示エリアに対応する面積を備えた導光板の少なくとも一端面に冷陰極管を配置してなるサイドライト型平面発光パネルを用いることが好ましく、これにより、画像形成装置の薄型化がより一層促進される。
上述の平面発光パネルを用いる場合、前記光反射導電シートが、前記冷陰極管の前記導光板の端面に対向させる範囲を除く周囲に配置されるリフレクタ部と前記導光板の背面側主面に対向させて配置される平面シート部とからなることが好ましく、これにより、冷陰極管から発せられる電磁波ノイズを略確実にシールドできるとともに、冷陰極管から射出される光をロスを抑えて効率良く有効利用することができる。
加えて、本発明の画像表示装置においては、第1の導通部材を光導電反射シートの少なくとも一縁部を適長延出させて形成し、この導電体層面をケースの内面に面接触させて光反射導電シートとケースとを導通接続することが好ましく、これにより、半田接続による場合等に比べて長期にわたり確実に導通接地される堅牢な電磁波シールド構造を得ることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての液晶表示モジュールを示す模式的断面図である。
本液晶表示モジュールの筐体は、外形が扁平な直方体をなす箱の天板を除去した形状の収納ケース1に底板を除去した形状のカバーケース2が嵌合状態で被装されてなる。これら両ケース1、2は、共に金属板を加工して形成されている。この場合、収納ケース1にカバーケース2を嵌装したときに、収納ケース1の底板1aの周縁に立設された側板1bがカバーケース2の天板2aの周縁に立設された側板2bにより内側へ若干押圧される構成となっている。これにより、収納ケース1とカバーケース2が確実に導通接触した状態が安定して維持される。カバーケース2の天板2aには、表示を観察するための表示窓2cが穿設されている。
収納ケース1にカバーケース2が嵌装されてなる筐体内の最上部には、液晶表示パネル3が収納されている。液晶表示パネル3は、電極(不図示)が形成された一対のガラス基板4、5を、それぞれの電極形成面を対向させて枠状シール材6により所定の間隙を保って接合し、枠状シール材6で囲まれたガラス基板4、5の対向面(以下、内面という)間に液晶7を封入して、構成されている。そして、ガラス基板4、5の各外面には、一対の前、後偏光板8、9がそれぞれ貼着されている。本実施形態の液晶表示パネル3はアクティブマトリックス方式の液晶表示パネルであり、一対のガラス基板4、5のうちの一方のガラス基板の内面には複数の画素電極(不図示)がマトリックス配設され、これに対向する他方のガラス基板の内面には、一枚膜状の対向電極(不図示)が設置されている。
ガラス基板4、5のうちの一方のガラス基板5には、縁部を他方のガラス基板4の対応する端面よりも外側へ延出させて、延出部5aが形成されている。この延出部5aの表面(電極形成面の延長面)には、両基板4、5の各電極に接続されている引回し配線の各接続端子(不図示)が並設されている。
上述の電極配線及び接続端子列が形成された延出部5aには、液晶を駆動する駆動回路素子10がCOG(Chip On Glass)方式により直接搭載されている。そして、この延出部5aの縁部には、フレキシブル配線基板11が導通接合されている。
液晶表示パネル3の表示の観察側とは反対側の背面側には、スペーサ12を介してバックライトユニット13が設置されている。本実施形態では、スペーサ12として、両面粘着テープを用いており、これにより、液晶表示パネル3とバックライトユニット13との間に所定の大きさの間隙が確保されるともに両者が固着されている。
本実施形態のバックライトユニット13では、図2に示すように、平面外形が長方形をなす導光板14の短手の一辺を除く3辺の端面に沿って、冷陰極管アセンブリ15を構成する冷陰極管15aがコの字状に延在させて対向配設されている。導光板14は、アクリル樹脂等の透明度の高い樹脂材料を用いて形成され、液晶表示パネル3の有効表示エリアAdを全周にわたり所定幅広げた面積を備えている。そして、その液晶表示パネル3に対向させる前面14aとは反対側の後面14bには、微小な凹凸(不図示)が形成されている。
冷陰極管アセンブリ15は、コの字状をなす冷陰極管15aの両端部の各端子電極にハーネス15b、15bがそれぞれ電気接続され、これら一対のハーネス15b、15bの各他端がコネクタ15cに電気接続されてなる。
導光板14の後面14bには、光反射シート16が設置されている。光反射シート16は、導電シート16aに光散乱シート16bが積層されてなり、光散乱シート16bを導光板後面14bに対面させて設置されている。本実施形態の光反射シート16は、光散乱シート16bとして白色のPET(ポリエチレンテレフタレート:polyethylene terephthalate)シートを用い、これに導電シート16aとして片面にアクリル系粘着剤を塗着したアルミニウム箔シートを接着してなる。
そして、本光反射シート16は、導光板14の冷陰極管15が対向配設される3辺の端面に対応する縁部が、光散乱シート16bを内側にして断面がコの字になるように折り込まれている。このコの字型断面の縁部には、冷陰極管15が収容される。これにより、冷陰極管15から導光板14の対向端面側以外の方向に射出された光が内面側の光散乱シート16bにより対向端面に向けて反射されると共に、冷陰極管15から発せられる電磁波ノイズが外面側の導電シート16aによりシールドされる。
光反射シート16のコの字に折り込まれていない辺縁の一部を適長延出させて、舌部16cが形成されている。この舌部16cは、本発明の第1の導通部材となるもので、光反射シート16を接地接続するために設けられている。
上述のように構成された平面発光パネルにおいては、冷陰極管15aから射出された光が、直接或いは囲繞する光反射シート16の光散乱シート16bにより反射されて導光板14内に対向する端面から入射し、この入射光が後面14bの図示しない微小な凹凸に入射すると、ここで前面14a向けて全反射され、この前面14aから面状に出射される。なお、微小な凹凸に入射して導光板14外に出射する光も存在するが、これらの出射光は光反射シート16の光散乱シート16bにより反射され、再度、導光板14内に入射する。これにより、冷陰極管15aからの射出光の利用効率が格段に高められる。
図1に戻って説明すると、上述した導光板14、冷陰極管15及び光反射シート16からなる平面発光パネルは、バックライトユニットの筐体を構成するフレーム17内に収納されている。この場合、まず、光反射シート16をフレーム17内に落とし込み式に装入し、ついで、導光板14を光反射シート16の光散乱シート16b上に載置した後、コの字に折り曲げた縁部内にその先端を捲り上げて冷陰極管アセンブリ15のコの字をなす冷陰極管15aを収納する。
フレーム17は、樹脂材料を用いて、光反射シート16の平面外形に対応した長方形の底板17aとその4辺に立設された側板17bとからなる箱体に、例えば射出成形法等によって形成されている。このように、フレーム17を誘磁率の低い樹脂材料で形成することにより、冷陰極管15に通電した高圧電流の一部が「漏れ電流」としてフレーム17を通じて失われる電力ロスが回避される。
このフレーム17には、その底板17aに光反射シート16の舌部16cをフレーム17の外部に取り出すための取出し孔17cが穿設され、この取出し孔17cの近傍の側板17bに、取り出した舌部16cを折り返して再度フレーム17内に挿入するための取入れ孔17dが穿設されている。また、フレーム17の底板17aには、冷陰極管15のハーネス15b、15bをフレーム17外に取り出す孔(不図示)も穿設されている。
導光板14の前側には、光学シート積層体18が設置されている。光学シート積層体18は、導光板14の光出射面14a上に下拡散シート18a、プリズムシート18b、及び上拡散シート18cが、順次積層されてなる。これにより、導光板14の光出射面(前面)14aから面状に出射された光は、上、下拡散シート18a、18cにより輝度分布が大略均一化されると共に、プリズムシート18bにより出射方向を光出射面14aの略法線方向に揃えられる。
導光板14と冷陰極管15、光反射シート16、及び光学シート積層体18が上述のように設置収納されたフレーム17には、金属材料からなるライトカバーケース19が嵌装されている。このライトカバーケース19は、導光板14に対応して外形が長方形をなす天板19aとその4辺に設けられた側板19bからなり、天板19aには導光板14からの出射光を液晶表示パネル3の後面に向けて照射させるための照射窓19cが穿設されている。
上述のライトカバーケース19をフレーム17内に嵌装する際は、その側板19bを光反射シート16の折り曲げられた縁部の外側面(導電シート16aの表面)とフレーム側板17bの内面との間に強制的に挿入する。これにより、ライトカバーケース側板19bと光反射シート16の裏側の導電シート16aとが充分に広い面積にわたり面接触し、ライトカバーケース19と光反射シート16とが確実に導通接合される。
フレーム17の底板17aの後面(外面)には、本液晶表示モジュール全体の駆動を制御する電子回路基板20が設置されている。この電子回路基板20には、前述した液晶表示パネル3の基板延出部5aに一端部を導通接合されたフレキシブル配線基板11の他端部が導通接合されている。また、冷陰極管アセンブリ15における一対のハーネス15b、15bがフレーム17の背面側に引出されており、このハーネス15b、15bの他端部に電気接続されているコネクタ15cが電子回路基板20上の対応する駆動回路部(不図示)に導通設置されている。そして、この電子回路基板20に設けられている接地回路20aには、バネ接触子21が導通設置されている。バネ接触子21は、ベリリウム銅等の弾性に富む金属材料からなり、先端接触部21aを支持する基体部21bが接地回路20aに半田接合されている。
ここで、上述のように構成された液晶表示モジュールを組み立てる際の作業手順について説明する。
まず、液晶表示パネル3とバックライトユニット13を上述した構成にそれぞれ組み立てる。次に、バックライトユニット13におけるフレーム17の底板17a後面に電子回路基板20を装着する。次に、液晶表示パネル3を、ライトカバーケース19の前面に、その有効表示領域Adが照射窓19aに整合するように位置合わせを行いつつ、両面接着テープ(スペーサ)12により固着する。次に、液晶表示パネル3の基板延出部5aに導通接合されているフレキシブル配線基板11を電子回路基板20の対応する接続端子部に導通接合する。また、これに併行して、フレーム17の後面側に取り出されているハーネス15b、15bの先端部を電子回路基板20に設置されているコネクタ15cに導通接続する。
次いで、上述のように組み立てられた液晶表示パネル3、バックライトユニット13、及び電子回路基板20からなる組立体を、収納ケース1内に落とし込み式に装着する。このとき、フレーム17外へ一旦引出された後にフレーム17内部へ折り返されている光反射シート舌部16cの導電シート16a側表面が、フレーム側板17bの外面に露出されている。従って、上記組立体を収納ケース1内に落とし込むだけで、光反射シート16のフレーム17外に露出されている舌部16cの導電シート16a表面と収納ケース1の側板1b内面とが面接触する。この場合、その面接触部におけるフレーム17と収納ケース1間に生じるクリアランスが光反射シート16の厚さよりも若干小さくなるようにそれぞれの外形寸法を設定することにより、フレーム17と収納ケース1との間に光反射シート16が挟圧される状態となり、露出された導電シート16a表面と収納ケース1の側板1b内面とを確実に長期にわたり安定して面接触させることができる。
また、組立体を収納ケース1内に落とし込み式に装着することにより、電子回路基板20に設置されているバネ接触子21の先端接触部21aが収納ケース底板1aの内面に弾接され、収納ケース1がバネ接触子21を介して接地回路20aに確実に導通接続される。
組立体の収納ケース1内への装入作業が終了した後は、カバーケース2を収納ケース1に嵌装する。この嵌装状態においては、カバーケース2の側板2bが収納ケース1の側板1bを内側へ僅かに押圧しているから、収納ケース1とカバーケース2は充分に導通接触している。これにより、本実施形態の液晶表示モジュールが完成する。
以上のように、本実施形態の液晶表示モジュールにおいては、バックライト光のロスを防止するために設ける光反射シート16を導電シート16aに散乱反射シート16bを積層した積層体とし、電磁波ノイズのシールド部材として兼用したから、専用の電磁波シールド部材を設けずに電磁波ノイズをシールドすることができ、その結果、コストアップを招かずに電磁波障害を防止できると共に小型薄型化に不利とならない電磁波シールド構造を得ることができる。
そして、電磁波ノイズの主な発生源となる冷陰極管15aの駆動回路を液晶表示パネル3に対して光反射シート16で遮蔽すると共に、もう一方の発生源の冷陰極管15a本体を光反射シート16の縁部でリフレクタのように囲繞するから、バックライト光を最大限に有効利用できるとともに電磁波障害をより確実に防止することができる。
また、本実施形態の液晶表示モジュールで用いられている全ての導電部材を接地接続したから、内部の液晶表示パネル3に対する電磁波ノイズの遮蔽効果だけでなく外部に対する電磁波ノイズ遮蔽効果も奏される包括的な電磁波ノイズの遮蔽構造が得られる。
更に、全ての導電部材を嵌合装着構造により互いに導通接触させ、最終的に接地回路20aへバネ接触子21により導通接続する構成としたから、ネジや半田接合等による場合に比べて導通接続作業が容易となって製造工数が低減され、包括的電磁波シールド構造を備える液晶表示モジュールの原価低減が促進される。
次に、上記実施形態の変形例について、図3及びそのQ部詳細図である図4に基づき説明する。なお、上記実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
本変形例においては、図4に示されるように、フレーム17の底板17aと光反射シート16の間で、電子回路基板20の冷陰極管駆動回路に対応する位置に、導電材料からなる補助シールドシート22が配置されている。本例の補助シールドシート22は、全体がアルミニウム等の導電材料からなり、フレーム底板17aの冷陰極管駆動回路に対応する位置に設けた凹部17e内に装填されている。なお、補助シールドシート22としては、光反射シート16の導電シート16aと同じ部材を用い、光反射シート16の後面の冷陰極管駆動回路に対応する位置に貼着してもよい。
このように、補助シールドシート22を配置することにより、電磁波ノイズの主発生源である冷陰極管駆動回路を液晶表示パネル3に対して二重にシールドすることができ、電磁波障害による表示不良の発生がより確実に防止される。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、収納ケース1を電子回路基板20の接地回路に導通接続する導通部材として、上述のバネ接触子21のような別部材を介在させるのではなく、収納ケース1の電子回路基板20における接地回路の接続端子に対応する部分に切り込みを入れて内側に折り曲げることによって、導通部材を得るようにしてもよい。これにより、更に本画像表示装置のコストダウンを促進できる。
また、バックライトとしては、サイドライト型平面発光パネルに限らず、エレクトロルミネッセンスパネル等の他のバックライトも好適に用いることができる。
さらに、本発明は、画像表示素子として、上述の実施形態のような透過式液晶表示パネルではなく、半透過反射式液晶表示パネルや液晶表示パネル以外でバックライト光の透過を制御して画像表示を行う他の画像表示素子を用いる画像表示装置にも、適用できることは勿論である。
本発明の一実施形態としての透過型液晶表示装置を示す模式的断面図である。 上記透過型液晶表示装置において用いられているバックライトユニットの冷陰極管アセンブリと導光板及び光反射シートを示す分解斜視図である。 上記透過型液晶表示装置の変形例を示す模式的断面図である。 図3におけるQ部を詳細に示す模式的断面図である。
符号の説明
1 収納ケース
2 カバーケース
3 液晶表示パネル
4、5 ガラス基板
8、9 偏光板
10 駆動回路素子
11 フレキシブル配線基板
13 バックライトユニット
14 導光板
15 冷陰極管アセンブリ
16 光反射シート
16a 導電シート
16b 光散乱反射シート
16c 舌部
17 フレーム
18 光学シート積層体
19 ライトカバーケース
20 電子回路基板
21 バネ接触子

Claims (5)

  1. 背面側から表示の観察側へ透過する光を制御して画像を表示する画像表示素子と、
    前記画像表示素子の背面側に配置され、前記画像表示素子の有効表示エリアに向けて均等に光を照射するバックライトと、
    導電体層に光反射層が積層されてなり、前記バックライトの背面側に前記光反射層を対向させて配置された光反射導電シートと、
    前記光反射導電シートの背面側に配置され、少なくとも前記画像表示素子及び前記バックライトを駆動する駆動回路並びに接地回路が配設されてなる電子回路基板と、
    導電体からなり、前記画像表示素子、前記バックライト、前記光反射導電シート、及び前記電子回路基板を収容するケースと、
    前記光反射導電シートを前記ケースに導通接続する第1の導通部材と、
    前記ケースを前記電子回路基板の接地回路に導通接続する第2の導通部材とを、
    有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記画像表示素子は、一対の透明基板間に液晶を封入してなる液晶表示素子であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記バックライトは、前記有効表示エリアに対応する面積を備えた導光板の少なくとも一端面に冷陰極管を配置してなるサイドライト型平面発光パネルであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記光反射導電シートは、前記冷陰極管の前記導光板の端面に対向させる範囲を除く周囲に配置されるリフレクタ部と前記導光板の背面側主面に対向させて配置される平面シート部とからなることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記第1の導通部材は、前記光導電反射シートの少なくとも一縁部を延出させて形成され、前記ケースの内面に前記導電体層面を面接触させて導通接続することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像表示装置。
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