JP2006009641A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性が高く、振動のばらつきの少ない圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】シャフト108の偏心部110の端部に、先端径が前記バランスウェイトの圧入穴の内径より小さく、かつ先端角度が鋭角をなすテーパー部112を備えたもので、バランスウェイトの圧入穴がシャフト108のテーパー部112に食い付き易くすることで、手挿入するだけで容易にバランスウェイトを仮固定できるようにし、一旦回転方向の位置合せしてしまえば回転ずれを起こすことはなく、安定した挿入作業性を実現することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気冷蔵庫、エアーコンディショナー、冷凍冷蔵装置等の冷凍サイクルに接続される圧縮機の低振動化に関するものである。
近年、住宅事情による要求から家庭用冷蔵庫は、ますます低振動化への動きが高まっている。そういった中、主な振動源であるピストンと釣り合いを取るためにバランスウェイトを用いるという方法は、振動を低減する要素技術として有効である。
従来の圧縮機としては、外形が略円弧状であるバランスウェイトをシャフトに備える事によって、圧縮機構部の不釣り合い力を調整するようなものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来技術の圧縮機について説明する。
図6は従来の圧縮機の断面図である。図6において、密閉容器1内には、冷媒ガス2が充填されており、固定子3と回転子4からなる電動要素5と、電動要素5によって駆動される圧縮要素6がサスペンションスプリング7によって弾性的に収容されている。
シャフト8は、回転子4に圧入固定した主軸部9と、主軸部9に対して偏心して形成した偏心部10を有しブロック14は、略円筒形のシリンダー15を有し、ピストン16はシリンダー15に往復摺動自在に挿入されており、連結手段17によって偏心部10と連結されている。
シャフト8の偏心部10の上方には、偏心部10の外径よりも小さい段差部11が形成されており、段差部11の先端部には先端が90°の角度をなすテーパー部12が形成されている。段差部11には、内径が段差部11の外径よりも小さく、かつ、主軸部9の軸心を中心とした略円弧状のバランスウェイト13が圧入固定されている。
以上のように構成された従来の圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動要素5の回転子4はシャフト8を回転させ、偏心部10の回転運動が連結手段17を介してピストン16に伝えられることで、ピストン16はシリンダー15内を往復運動する。それにより冷媒ガス2は、冷却システム(図示せず)からシリンダー15へ吸入・圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出される。
この圧縮作用を行なう際、ピストン16が往復運動を行なうことにより、不平衡力である往復動慣性力が生じる。この往復動慣性力を、ピストン16と逆位相となるようにバランスウェイト13を設けることで釣り合わせ、水平方向におけるピストン16の往復動慣性力を相殺することで振動を減少させている。
特開2002−70740号公報
しかしながら、上記従来の構成では、組み立て行程において、ブロック14、シャフト8、回転子4、ピストン16、連結手段17等を組立てた後、シャフト8が自由に回転できる状態のままで、最後にシャフト8にバランスウェイト13を圧入固定している。
この際、バランスウェイト13の圧入はピストン16と逆位相となるようにシャフト8との回転方向の位置合せを行なった上で、ハンマー等によって叩き込むことでシャフト8のテーパー部12に水平になるように仮固定し、その後バランスウェイト13の上面から油圧機の圧力によって段差部11に真っ直ぐに圧入する。
ここでテーパー部12が90°の角度であるため、バランスウェイト13の圧入穴がシャフト8のテーパー部12に食い付きにくいため、ハンマー等で仮固定するときに、一旦位置合せしたものが回転ずれを起こし、バランスウェイト13が回転方向にずれて仮固定され、ずれたまま油圧機によって圧入固定されてしまうことがあった。その結果、振動のばらつきが増える、または再組み立てが必要になるといった課題を有していた。
本発明は、生産性が高く、振動のばらつきの少ない圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機は前記シャフトの偏心部の端部に、先端径が前記バランスウェイトの圧入穴の内径より小さく、かつ先端角度が鋭角をなすテーパー部を備えたもので、作業者の手挿入の力でバランスウェイトの圧入穴がシャフトのテーパー部に食い付くため、手挿入によってバランスウェイトを仮固定でき、より正確な位置合せができ、またこれがずれることを防げるので、安定した挿入作業性を実現することができる。
本発明の圧縮機は、より正確な位置合せができ、またこれがずれることを防げるので、安定した挿入作業性を実現することができるため、生産性が高く、振動のばらつきの少ない圧縮機を提供することができるという効果が得られる。
本発明の請求項1に記載の発明は、密閉容器内に、圧縮要素と電動要素を有し、前記圧縮要素は、主軸部及び偏心部を有するシャフトと、シリンダーを形成するブロックと、前記シリンダー内を往復動するピストンと、前記ピストンと前記偏心部とを連結する連結手段と、前記偏心部に圧入固定されたバランスウェイトとを備え、前記偏心部の端部に、先端径が前記バランスウェイトの圧入穴の内径より小さく、かつ先端角度が鋭角をなすテーパー部を形成したもので、作業者の手挿入の力でバランスウェイトの圧入穴がシャフトのテーパー部に食い付くため、手挿入によってバランスウェイトを仮固定でき、より正確な位置合せができ、またこれがずれることを防げるので、安定した挿入作業性を実現することができるため、生産性が高く、振動のばらつきの少ない圧縮機を提供することができるという効果が得られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明に、テーパー部のテーパー角度範囲を5°〜30°の間としたもので、テーパー部のバランスウェイトを手挿入したときの圧入力が更に増加するため、請求項1に記載の発明の効果に加えて、より安定した挿入作業性を実現することができるので、更に生産性が高く、振動のばらつきの少ない圧縮機を提供することができるという効果が得られる。
請求項3に記載の圧縮機は、バランスウェイトを、厚みのばらつきの少ない鉄板材にて成形したもので、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらに生産性が高く、振動のばらつきの少ない圧縮機を提供することができるという効果が得られる。
請求項4に記載の圧縮機は、シャフトの偏心部へのバランスウェイトの圧入方向を、バランスウェイトの圧入穴の抜き方向と一致するものも含めるもので、圧入穴の圧入方向にカエリがある場合でも、手挿入で仮固定が可能となるので、請求項3に記載の発明の効果に加えて、バランスウェイトの表裏の方向規制がなくなることで、更に生産性の高い圧縮機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における圧縮機の断面図、図2、図3は、同実施の形態における圧縮機の要部詳細図、図4は、同実施の形態における圧縮機の要部拡大図、図5は、同実施の形態におけるテーパー部角度αと手挿入力F1による仮圧入力F2の相関を示すグラフである。
図1から図5において、密閉容器101内には、冷媒ガス102が充填されており、固定子103と回転子104からなる電動要素105と、電動要素105によって駆動される圧縮要素106がサスペンションスプリング107によって弾性的に収容されている。
シャフト108は、回転子104に圧入固定した主軸部109と、主軸部109に対して偏心して形成した偏心部110を有している。
ブロック115は、略円筒形のシリンダー116を形成しており、シリンダー116にはピストン117が往復摺動自在に挿入されている。ピストン117は連結手段118によって偏心部110と連結されている。
シャフト108の偏心部110の上方には、偏心部110よりも小さい外径を有する段差部111が形成され、段差部111の先端部には5°〜30°の範囲の、鋭角のテーパー部112が形成されている。
段差部111には、鉄板材にて成形され、主軸部109の軸心を中心とした略円弧状のバランスウェイト113が圧入固定されている。バランスウェイト113の圧入穴114の内径は段差部111の外径よりも小さく、またテーパー部112の外径よりも大きい。
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電動要素105の回転子104はシャフト108を回転させ、偏心部110の回転運動が連結手段118を介してピストン117に伝えられることで、ピストン117はシリンダー116内を往復運動する。それにより冷媒ガス102は、冷却システム(図示せず)からシリンダー116へ吸入・圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出される。
上記圧縮作用を行なう際、ピストン117が往復運動を行なうことによる不平衡力が生じるが、バランスウェイト113によって水平方向におけるピストン117の往復動慣性力を相殺することで振動を減少させている。
次に、バランスウェイト113をシャフト108に圧入固定する工程について説明する。
圧縮要素106は、ブロック115、ブロック115に主軸部109を挿入保持されたシャフト108、シャフト108に圧入固定された回転子104、ブロック115のシリンダー116に挿入されたピストン117、偏心部110とピストン117を連結する連結手段118等の組み立てを予め完了させる。
次に、シャフト108が自由に回転できる状態のままで、ピストン117と逆位相となるように回転方向の位置決めをしながら、作業者がバランスウェイト113の圧入穴114をシャフト108に設けたテーパー部112に挿入し、そのまま手で押し付ける。ここでテーパー部112は、5°〜30°の範囲の鋭角で形成しているため、図4、図5に示すように、小さな押力でも圧入穴114とテーパー部112との間に発生する圧入力は極めて大きくなる。
その結果作業者の手挿入力F1でバランスウェイト113の圧入穴がシャフト108のテーパー部112に食い付くため、作業者は回転方向の位置をあわせて、かつ水平を保ちバランスウェイト113をシャフト108に手の力で押圧することで正確に、かつ容易に仮固定を完了することができる。
ここでテーパー部112の角度αについては、5°未満の時はテーパー部112先端径が大きくなり、圧入穴114の内径寸法より小さく管理することが困難になるため下限値を5°とした。また図5に示すように30°を越えた時は、手挿入の際に互いの食い付きが甘くなり、仮止め作業性が低下することから上限値を30°とした。
上記仮固定後、バランスウェイト113の上面から油圧機の圧力によってバランスウェイト113を押して段差部111に本圧入するのであるが、上述したように仮固定の段階で、確実に回転方向の位置決めが行われ、かつ極めて水平に近い状態できちんと仮固定されることで、油圧機による段差部111への本圧入後、回転ずれのばらつきが少なくなり、安定した挿入作業を行なうことができる。また極端な回転ずれが生じた製品の再組み立てがほとんど無くなり、生産性が高まる。
さらにバランスウェイト113は板厚のばらつきが少ない鉄板を用いているため、バランスウェイト113自体が有する慣性質量のばらつきが小さく、安定した振動低減の効果が得られる。
ここでバランスウェイト113は鉄板を用いてプレスによる打ち抜き加工を行っているため、圧入穴には抜き方向にカエリが生ずる。しかしながら本実施の形態によれば、カエリが圧入方向にあっても上記仮固定の効果はほとんど損なわれないことを確認している。その結果、バランスウェイト113の表裏の区別をする必要がなく、更に生産性の高い圧縮機を提供することができる。
なお、表裏で形状が異なり、圧入方向に方向性を有するとともに、プレス加工工程上カエリ方向に圧入せざるを得ないバランスウェイトに対しても、正確に、かつ容易に仮固定を完了することができるので同様の効果が得られる。
以上のように本実施の形態によれば生産性が高く、振動のばらつきの少ない圧縮機を提供することができるものである。
以上のように、本発明にかかる圧縮機は、高い生産性を確保しながら、振動のばらつきの少ない安価な圧縮機が可能になるため、家庭用冷蔵庫を初めとして、除湿機やショーケース、自販機等の冷凍サイクルに用いる圧縮機に適用できる。
本発明の実施の形態1における圧縮機の断面図 同実施の形態における圧縮機の要部詳細図 同実施の形態における圧縮機の要部詳細図 同実施の形態における圧縮機の要部拡大図 同実施の形態におけるテーパー部角度と仮圧入力の相関グラフ 従来の圧縮機の断面図
符号の説明
101 密閉容器
105 電動要素
106 圧縮要素
108 シャフト
109 主軸部
110 偏心部
112 テーパー部
113 バランスウェイト
114 圧入穴
115 ブロック
116 シリンダー
117 ピストン
118 連結手段

Claims (4)

  1. 密閉容器内に、圧縮要素と電動要素を有し、前記圧縮要素は、主軸部及び偏心部を有するシャフトと、シリンダーを形成するブロックと、前記シリンダー内を往復動するピストンと、前記ピストンと前記偏心部とを連結する連結手段と、前記偏心部に圧入固定されたバランスウェイトとを備え、前記偏心部の端部に、先端径が前記バランスウェイトの圧入穴の内径より小さく、かつ先端角度が鋭角をなすテーパー部を形成した圧縮機。
  2. テーパー部の先端角度を、5°〜30°の間とした請求項1に記載の圧縮機。
  3. バランスウェイトは、鉄板材にて成形した請求項1、2に記載の圧縮機。
  4. シャフトの偏心部へのバランスウェイトの圧入方向は、バランスウェイトの圧入穴のプレス抜き方向と一致するものを含む請求項3に記載の圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174919A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Ntn Corp 回転速度検出装置及びそれを備えた車輪用軸受装置

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