JP2006007829A - 車両用シート - Google Patents

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Hiroshi Tamura
宏 田村
Masato Aichi
正人 相知
Kenichi Takenaka
研一 竹中
Kenichiro Akizuki
賢一郎 秋月
Hironori Yamaguchi
博儀 山口
Makoto Hasegawa
真 長谷川
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NHK Spring Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】 車両が追突を受けた際にヘッドレストを着座者の頭部に向けて円滑かつ確実に移動させることができ、しかも、シートバックの厚みを増大することなく着座者の後方移動量を十分に確保することができる車両用シートを提供する。
【解決手段】 車両が追突を受けてその反動により着座者が後方移動すると、着座者の腰部の後方移動荷重が受圧板10Aから作動力発生機構10Bに入力され、引張ケーブル装置11,11がヘッドレストフレーム7の両端部をガイド部8に沿って移動させる。その結果、ヘッドレストフレーム7共にヘッドレスト4が着座者の頭部に向けて前上方に円滑かつ確実に移動する。その際、着座者の後方移動荷重が所定値を超えると、シートバックフレーム5のロアフレームが作動力発生機構10Bを後方に退避移動させるように変形するため、着座者の後方移動量が十分に確保される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シートバックにヘッドレストが装着される車両用シートに関するものである。
一般に、車両用シートのシートバックには、車両が追突を受けた際などに着座者の頭部を保護するヘッドレストが装着されている。このヘッドレストは、車両の運転時に着座者の頭部が不用意に接触しないように、通常、着座者の頭部から若干後方に離れた位置に配置されている。
この種の車両用シートとして、車両が追突を受けてその反動により着座者が後方移動する際、着座者の上体の後方移動荷重をシートバック内に配設された受動手段により左右のヘッドレストホルダに伝達し、ヘッドレストを前傾上昇させて着座者の頭部および頸部の保護強化を図るようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−163099号公報
ところで、前述のようにヘッドレストを上昇移動させるための受動手段がシートバック内に配設される車両用シートにおいては、車両が追突を受けてその反動により着座者が後方移動する際、その後方移動量(シートバックに対する着座者の沈込み量)が受動手段の位置で規制されてしまう。これに対し、着座者の安全確保のためその後方移動量を増大しようすれば、少なくとも受動手段の厚みの分だけシートバックの厚みを増大させる必要がある。
そこで、本発明は、車両が追突を受けた際にヘッドレストを着座者の頭部に向けて円滑かつ確実に移動させることができ、しかも、シートバックの厚みを増大することなく着座者の後方移動量を十分に確保することができる車両用シートを提供することを課題とする。
本発明に係る車両用シートは、シートバックにヘッドレストが装着される車両用シートであって、シートバック内には、ヘッドレストを装着するためのヘッドレストサポートブラケットを有し、かつ、ヘッドレストが着座者の頭部に向けて接近移動できるようにシートバックフレームに対し移動可能に連結されたヘッドレストフレームと、シートバックフレームの特定部位に支持され、かつ、着座者の後方移動荷重を入力として作動力を発生する作動力発生手段と、この作動力発生手段に連携してヘッドレストフレームを移動させる作動力伝達手段とが設けられており、シートバックフレームの特定部位は、着座者の後方移動荷重が作動力発生手段に作動力を発生させるための必要値より大きく設定された所定値を超えると、変形により作動力発生手段を後方に退避移動させるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る車両用シートでは、車両が追突を受けてその反動により着座者が後方移動する際、その後方移動荷重が必要値を超えると、作動力発生手段が作動力を発生し、これに連携して作動力伝達手段がヘッドレストフレームの両端部をバランス良く上方に移動させる。その結果、ヘッドレストフレームがシートバックフレームに対し円滑かつ確実に上方移動し、ヘッドレストフレームのヘッドレストサポートブラケットにヘッドレストステーを介して装着されるヘッドレストが着座者の頭部に向けて円滑かつ確実に移動する。ここで、着座者の後方移動荷重が所定値を超えると、シートバックフレームの特定部位が変形して作動力発生手段を後方に退避移動させるため、着座者の後方移動量が十分に確保される。
本発明の車両用シートにおいて、作動力発生手段を支持するシートバックフレームの特定部位がシートバックフレームの下部を構成するロアフレームであると、着座者の腰部の後方に作動力発生手段が支持される結果、着座者の後方移動荷重が着座者の腰部から確実に入力されるようになるので好ましい。
本発明の車両用シートにおいて、シートバックフレームの特定部位は、後方に伸展可能な屈曲部を有し、この屈曲部の伸展を伴なう変形により作動力発生手段を後方に退避移動させるように構成することができる。この場合、屈曲部は前後方向に屈曲する形態であってもよいし、左右方向に屈曲する形態であってもよい。
本発明に係る車両用シートでは、車両が追突を受けてその反動により着座者が後方移動する際、その後方移動荷重が必要値を超えると、作動力発生手段が作動力を発生し、これに連携して作動力伝達手段がヘッドレストフレームの両端部をバランス良く上方に移動させる。その結果、ヘッドレストフレームがシートバックフレームに対し円滑かつ確実に上方移動し、ヘッドレストが着座者の頭部に向けて円滑かつ確実に移動する。ここで、着座者の後方移動荷重が所定値を超えると、シートバックフレームの特定部位が変形して作動力発生手段を後方に退避移動させるため、着座者の後方移動量が十分に確保される。
従って、本発明によれば、車両が追突を受けた際にヘッドレストを着座者の頭部に向けて円滑かつ確実に移動させることができ、着座者の頭部および頸部の保護強化を図ることができる。また、シートバックの厚みを増大することなく着座者の後方移動量を十分に確保することができ、着座者の上体の保護を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る車両用シートの実施の形態を説明する。参照する図面において、図1は本発明の一実施形態に係る車両用シートの要部構造を示す斜視図である。
一実施形態に係る車両用シートは、図1に示すように、シートクッション1の後部に傾動機構2を介して前後に傾動可能に連結されたシートバック3を備えており、シートバック3の上部にはヘッドレスト4がヘッドレストステー4A,4Aを介して着脱自在に装着されるようになっている。
シートバック3には、ウレタンフォームなどのクッション材で構成されたシートバックパッド(図示省略)の内部に骨格となるシートバックフレーム5が埋設されている。このシートバックフレーム5は、図2および図3に示すように、正面視門形に屈曲形成された上部のアッパパイプ5Aと、左右のサイドフレーム5B,5Bと、帯状に形成された下部のロアフレーム5Cとが溶接によって相互に一体に接続された構造を有する。そして、このシートバックフレーム5を構成するサイドフレーム5B,5Bの下端部は、傾動機構2の枢軸2Aに枢支されている。
シートバックフレーム5の内側にはコンタマット6が配設されている。このコンタマット6は、ピアノ線などのワイヤにより平面状に構成された弾性マットであり、左右の上部に装着用の係合フック6A,6Aが形成されている。そして、この係合フック6A,6Aを係止してコンタマット6の上部を支持するように、アッパパイプ5Aの上下方向に延びる左右の縦パイプ部5A1,5A1には、その内側へ突出して先端が上方に屈曲した支持ロッド5A2,5A2が溶接されている。
ここで、図1〜図3に示すように、シートバックフレーム5の上部内側には、ヘッドレスト4を装着するためのヘッドレストフレーム7が配設されている。このヘッドレストフレーム7は、正面視門形に屈曲形成されたパイプ材からなり、その左右方向に延びる部分の中央部7Aおよび上下方向に延びる左右の部分の下端部7Bは扁平に潰し加工されている(図3参照)。そして、ヘッドレストフレーム7の中央部7Aの前面には、左右一対のヘッドレストサポートブラケット7C,7Cが溶接されている。
ヘッドレストサポートブラケット7C,7Cは、ヘッドレストフレーム7の中央部7Aから上方に突出しており、その上部はシートバックフレーム5を構成するアッパパイプ5Aの横パイプ部5A3,5A3の前面に溶接されたガイドリング5A4,5A4内に挿通されている(図4参照)。そして、このようなヘッドレストサポートブラケット7C,7C内に、ヘッドレスト4の下部から突出する左右一対のヘッドレストステー4A,4Aが挿通されることで、ヘッドレスト4がヘッドレストフレーム7に着脱自在に装着されるようになっている(図1参照)。
ヘッドレストフレーム7に装着されたヘッドレスト4が車両用シートの着座者の頭部に向けて前上方に接近移動できるように、ヘッドレストフレーム7の両端部、すなわちヘッドレストフレーム7の左右部分の扁平な下端部7B,7Bは、シートバックフレーム5に対しガイド部8,8を介して上下方向に移動可能に連結されている(図3参照)。また、ヘッドレストフレーム7を定常位置に保持するように、ヘッドレストフレーム7の下端部7Bとシートバックフレーム5のサイドフレーム5B,5Bとの間には、引張ばね9,9が張設されている。
ガイド部8は、図3〜図7に示すように、シートバックフレーム5の上部を構成するアッパパイプ5Aの縦パイプ部5A1に溶接されたガイド板8Aと、ヘッドレストフレーム7の扁平な下端部7Bを貫通して装着される摺動ピン8Bとを備えている(図7参照)。
ガイド板8Aは、ヘッドレストフレーム7の扁平な下端部7Bの外側面に重なるガイド面8Cを有し、このガイド面8Cには上下方向に延びる長孔状のガイド孔8Dが形成されている。一方、摺動ピン8Bは、ヘッドレストフレーム7の扁平な下端部7Bから外側に突出してガイド板8Aのガイド孔8Dを摺動自在に貫通している(図7参照)。そして、この摺動ピン8Bは、その内端部および外端部にそれぞれ止ねじS,Sで固定されたワッシャW,Wにより抜け止めされて装着されている。
ここで、図1および図2に示すように、シートバック3を前後に傾動可能に枢支する傾動機構2の枢軸2Aの近傍には、シートバックフレーム5の下部を構成するロアフレーム5Cが配置されている。そして、このロアフレーム5Cをシートバックフレーム5の特定部位として、ロアフレーム5Cの左右方向中央部の前面側には作動力発生手段10が配設されている。この作動力発生手段10は、車両が追突を受けて車両用シートの着座者が反動により後方移動する際に、着座者の腰部の後方移動荷重を入力として作動力を発生する手段であり、着座者の腰部の後方移動荷重を受ける受圧板10Aと、この受圧板10Aを介して後方移動荷重が入力される作動力発生機構10Bとで構成されている。
受圧板10Aは、例えば長方形の合成樹脂板からなり、図8および図9に示すように、その上部の左右2箇所が連結リング10C,10Cを介してコンタマット6の横方向に延びるワイヤ6Bに吊持されている。一方、作動力発生機構10Bは、前側が開放された溝型断面形状の縦長の支持ブラケット10D上に構成されており、この支持ブラケット10Dは、背面板(符号省略)がスポット溶接などの手段によりロアフレーム5Cの前面に固定されている。
図10および図11に示すように、作動力発生機構10Bは、支持ブラケット10Dの左右の側壁10E,10Eの上部を貫通して装着された固定軸10Fと、左右の側壁10E,10Eの下部に形成された上下方向に延びるガイド孔10G,10Gを貫通して装着された可動軸10Hとを備えており、固定軸10Fには、固定ローラ10Jおよび上部リンク10Kの上端部が枢支され、可動軸10Hには可動ローラ10Lおよび下部リンク10Mの下端部が枢支されている。そして、上部リンク10Kの下端部と下部リンク10Mの上端部とが枢軸10Nを介して連結され、この枢軸10Nに受圧ローラ10Pが枢支されている。
ここで、図1〜図3に示すように、作動力発生手段10の作動力発生機構10Bに連携してヘッドレストフレーム7を上昇移動させる一対の引張ケーブル装置11,11が作動力伝達手段として設けられている。この引張ケーブル装置11,11は、前述した支持ブラケット10Dの上端部に屈曲形成されたケーブル止片10Q,10Q(図10、図11参照)にアウタシース11A,11Aの一端部が左右に並べて固定されている。
ケーブル止片10Q,10Qの向かって左側に一端部が固定された一方のアウタシース11Aの他端部は、向かって左側に配置されたガイド部8を構成するガイド板8Aの上端部に屈曲形成されたケーブル止片8E(図5、図6参照)に固定されており、その固定位置はガイド孔8Dの延長線上となっている。同様に、ケーブル止片10Q,10Qの向かって右側に一端部が固定された他方のアウタシース11Aの他端部は、向かって右側に配置されたガイド部8を構成するガイド板8Aの上端部に屈曲形成されたケーブル止片8E(図6参照)に固定されており、その固定位置はガイド孔8Dの延長線上となっている。
アウタシース11A,11A内に摺動自在に挿通されてその一端部から導出されたインナケーブル11B,11Bの一端部は、図12に模式的に示すように、作動力発生機構10Bを構成する固定ローラ10Jの前面側、受圧ローラ10Pの後面側および可動ローラ10Lの前面側を巻回して支持ブラケット10Dの背面板10Rに固定されている。
一方、アウタシース11A,11Aの他端部から導出されたインナケーブル11B,11Bの他端部には、図6および図7に示すように、それぞれ止着リング11Cが固定されており、この止着リング11Cは、ガイド部8を構成する摺動ピン8Bに対して止ねじSによりワッシャWと共に固定されている。
図13に示すように、一対の引張ケーブル装置11,11は、インナケーブル11B,11Bが引掛かることなく円滑に引き操作されるように、コンタマット6の背面側において相互にクロスする状態の緩い曲率で引き回されている。そして、この引張ケーブル装置11,11の上部は、シートバックフレーム5を構成するアッパパイプ5Aの横パイプ部5A3,5A3にそれぞれケーブルクリップ12,12を用いて止着されている。
ここで、図14に示すように、シートバックフレーム5の特定部位として作動力発生機構10Bが前面中央部に固定されたロアフレーム5Cは、その両端部がサイドフレーム5B,5Bの後面に溶接されている。そして、このロアフレーム5Cの両端部付近には、作動力発生機構10Bを後方に退避移動させるための屈曲部5C1,5C1が前後方向に波形に屈曲して形成されている。各屈曲部5C1は、作動力発生機構10Bに入力される着座者の後方移動荷重の値が作動力発生機構10Bに作動力を発生させるための必要値より大きく設定された所定値を超えると、後方に伸展するように構成されている。
以上のように構成された一実施形態の車両用シートでは、着座者がシートバック3に背中を寄り掛けた通常の着座姿勢において、ヘッドレスト4は着座者の頭部から若干後方に離れた位置に配置されている。このような通常の着座姿勢において、車両が追突を受けてその反動により着座者の腰部が後方移動すると、その後方移動荷重により、シートバック3に内蔵された作動力発生手段10の受圧板10Aが後方移動する。
ここで、受圧板10Aが作動力発生機構10Bに作動力を発生させるための必要値以上の後方移動荷重を受けて後方移動すると、その直後方に配置された作動力発生機構10Bの受圧ローラ10Pが図12に示す定常位置から図15に示す作動位置まで押動され、これに連動して可動ローラ10Lが図15に示す下降位置まで移動する。その結果、引張ケーブル装置11,11の一端部から引き出されて受圧ローラ10Pおよび可動ローラ10Lに巻回されたインナケーブル11B,11Bが大きく撓んで矢印方向に引張り操作される。
インナケーブル11B,11Bが引張り操作されると、その他端部に止着リング11Cを介して連結されたガイド部8の摺動ピン8Bがガイド孔8Dに沿って上方に移動し(図7参照)、これに連動してヘッドレストフレーム7の左右両端部に位置する下端部7Bが引張ばね9,9に抗してバランス良く円滑に上方移動する(図4、図5参照)。その結果、ヘッドレストフレーム7がヘッドレストサポートブラケット7C,7Cと共に円滑に上方移動し、ヘッドレストサポートブラケット7C,7Cがガイドリング5A4,5A4に案内されつつ上方移動することで、ヘッドレストサポートブラケット7C,7Cにヘッドレストステー4A,4Aを介して装着されるヘッドレスト4が着座者の頭部に向けて前上方に円滑かつ確実に瞬時に移動する。
また、受圧板10Aを介して作動力発生機構10Bに入力される着座者の後方移動荷重の値が作動力発生機構10Bに作動力を発生させるための必要値より大きく設定された所定値を超えると、ロアフレーム5Cの左右両端部付近に形成された屈曲部5C1,5C1が後方に伸展して変形する。そして、ロアフレーム5Cの全体が図16に示すように後方に膨出して変形することにより、作動力発生機構10Bが後方に退避移動する。その結果、着座者の後方移動量が十分に確保され、着座者の上体はシートバック3に深く沈みこんで保護される。
このように、一実施形態の車両用シートによれば、車両が追突を受けた際に、シートバック3の上部のヘッドレスト4を着座者の頭部に向けて前上方に円滑かつ確実に瞬時に移動させることができるため、着座者の頭部および頸部の保護強化を図ることができる。また、シートバック3内の作動力発生機構10Bを後方に退避移動させることができるため、着座者の上体をシートバック3に深く沈み込ませて保護することができる。
本発明に係る車両用シートは、前述した一実施形態に限定されるものではなく、一部の構成部分を変更しても一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。例えば、図14に示したロアフレーム5Cの屈曲部5C1,5C1は、図17に示すような左右方向にヘアピン状に屈曲する屈曲部5C2,5C2に変更することができる。
また、図18に示すように、予め作動力発生機構10Bが前面に固定された支持ベース5Dをロアフレーム5Cの左右方向中央部に嵌め込んで後方に移動可能に装着してもよい。すなわち、支持ベース5Dの左右の側壁に形成された係合孔5D1,5D1に先端部が突入する後傾状態の左右一対の係止爪5C3,5C3をロアフレーム5Cに形成し、作動力発生機構10Bに入力される着座者の後方移動荷重が所定値を超えると、係止爪5C3,5C3が後傾することにより、支持ベース5Dと共に作動力発生機構10Bが後方に退避移動するように構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの要部構造を示す斜視図である。 図1に示したシートバックの内部構造を示す斜視図である。 図2に示したシートバックの内部構造を示す正面図である。 図3に示したヘッドレストサポートブラケットの近傍の構造を示す斜視図である。 図3に示したガイド部を正面側から見た斜視図である。 図3に示したガイド部を背面側から見た斜視図である。 図3に示したガイド部の構造を示す断面図である。 図1に示した作動力発生手段の受圧板を正面側から見た斜視図である。 図1に示した作動力発生手段の受圧板を背面側から見た斜視図である。 図1に示した作動力発生手段の作動力発生機構を正面側から見た斜視図である。 図1に示した作動力発生手段の作動力発生機構の正面図である。 図1に示した作動力発生手段の作動力発生機構の構造を模式的に示す側面図である。 図1に示した引張ケーブル装置の引き回し状況を示すシートバックフレームの上部の背面図である。 図1に示したシートバックフレームの特定部位として作動力発生機構を支持するロアフレームの横断面図である。 図12に示した作動力発生機構の作動状況を模式的に示す側面図である。 図14に示したロアフレームの変形状態を示す横断面図である。 図14に示したロアフレームの変形例を示す横断面図である。 図14に示したロアフレームの他の変形例を示す横断面図である。
符号の説明
1 シートクッション
2 傾動機構
2A 枢軸
3 シートバック
4 ヘッドレスト
4A ヘッドレストステー
5 シートバックフレーム
5A アッパパイプ
5B サイドフレーム
5C ロアフレーム
5C1屈曲部
6 コンタマット
7 ヘッドレストフレーム
7C ヘッドレストサポートブラケット
8 ガイド部
8A ガイド板
8B 摺動ピン
8C ガイド面
8D ガイド孔
10 作動力発生手段
10A 受圧板
10B 作動力発生機構
10D 支持ブラケット
10J 固定ローラ
10K 上部リンク
10L 可動ローラ
10M 下部リンク
10P 受圧ローラ
11 引張ケーブル装置(作動力伝達手段)
11A アウタシース
11B インナケーブル

Claims (3)

  1. シートバックにヘッドレストが装着される車両用シートであって、シートバック内には、ヘッドレストを装着するためのヘッドレストサポートブラケットを有し、かつ、前記ヘッドレストが着座者の頭部に向けて接近移動できるようにシートバックフレームに対し移動可能に連結されたヘッドレストフレームと、前記シートバックフレームの特定部位に支持され、かつ、着座者の後方移動荷重を入力として作動力を発生する作動力発生手段と、この作動力発生手段に連携して前記ヘッドレストフレームを移動させる作動力伝達手段とが設けられており、前記シートバックフレームの特定部位は、着座者の後方移動荷重が前記作動力発生手段に作動力を発生させるための必要値より大きく設定された所定値を超えると、変形により前記作動力発生手段を後方に退避移動させるように構成されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、前記シートバックフレームの特定部位がシートバックフレームの下部を構成するロアフレームであることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1または2に記載の車両用シートであって、前記シートバックフレームの特定部位は、後方に伸展可能な屈曲部を有し、この屈曲部の伸展を伴なう変形により前記作動力発生手段を後方に退避移動させるように構成されていることを特徴とする車両用シート。
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