JP2006007798A - エアスプリングとサポートビームの締結部構造 - Google Patents

エアスプリングとサポートビームの締結部構造 Download PDF

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Abstract

【課題】エアスプリングのピストンとサポートビームの締結を、締結部からの空気の漏洩が生じないよう確実に行い得るようにする。
【解決手段】サポートビーム19と、該サポートビーム19に搭載されてシャーシフレームを支持し得るようにしたエアスプリング7とを備えると共に、サポートビーム19の内部空間20をエアスプリング7を作動させる作動用空気の補助タンクとして使用し得るようにし、エアスプリング7のピストン12の底面12a及びサポートビーム19の天井面19aを縦向きで且つ下端がサポートビーム19の底面19bにナット29を介して固定されたジョイントピン25により締結し、ピストン12の底面12a及びサポートビーム19の天井面19aとの間にパッキン24を介在させ、サポートビーム19の底面19bとナット29との間にOリング28を介在させる。
【選択図】図2

Description

本発明はエアスプリングとサポートビームの締結部構造に関するものである。
車両の走行時には、できるだけ車両の上下、前後、左右の極端な揺れや傾きを防止して運転者が操縦性良く快適に運転できるよう、又、運転者や同乗者の乗り心地が良好となるよう、従来から種々のエアサスペンション構造が用いられており、斯かるエアサスペンション構造には左右夫々1個ずつ、合計2個のエアスプリングを備えたものがある。
而して、斯かるエアサスペンション構造の従来例は図11及び図12に示されている。図中、1は車両のシャーシフレーム、2はシャーシフレーム1の下部に車両幅方向へ延在するよう配置されたアクスルである。アクスル2の車幅方向両側には、左右一対の車輪3が装着されている。
アクスル2の左右下面には、車両前後方向へ延在する複数のリーフスプリング4,5が取付けられており、アクスル2位置よりも車両後方側まで延在しているリーフスプリング4の車両後方側端部には、車幅方向へ延在するサポートビーム6が装着され、サポートビーム6の両端には、シャーシフレーム1の下面を支持し得るようにしたエアスプリング7が搭載されている。又リーフスプリング4,5の車両前方側端部は円筒状に折曲げ加工されていわゆる目玉4a,5aが形成されている。
シャーシフレーム1に取付けられたブラケット8に設けた水平ピン9にはブッシュ10が外嵌され、ブッシュ10には目玉5aを介してリーフスプリング5が枢支され、目玉5aには目玉4aを介してリーフスプリング4が枢支されている。図11中、11はショックアブソーバである。
従来のエアスプリング7の具体的な一例は図12に示されている。而して、エアスプリング7は、有底で且つ底面12aがサポートビーム6に支持されて固定されるようにした中空のピストン12と、ピストン12上部側に外嵌、固定されると共に、上端面によりシャーシフレーム1を支持するようにした有蓋の上下に変位可能な中空のエアベローズ13とを備えている。
ピストン12内の底面12a軸心部には、中空円筒部材14が立設、固定されており、中空円筒部材14はピストン12の天井部を貫通してその上端部はエアベローズ13内に突出している。又、中空円筒部材14の外周とピストン12天井部との間には隙間15が形成されている。更に、中空円筒部材14の上端には支持座16が取付けられ、支持座16の上面には環状のバッファラバー17が固設されている。エアベローズ13が所定変位量δだけ収縮した際には、バッファラバー17の頂部はエアベローズ13の天井部13a下面に当接し得るようになっている。
中空円筒部材14の上端には円周方向へ間隔を置いて、ピストン12内とエアベローズ13内が連通するよう、複数の作動用空気流通孔14aが形成されており、エアスプリング7内の空気は作動用空気流通孔14a及び隙間15を通りピストン12とエアベローズ13との間を流通し得るようになっている。なお、図中、18はエアベローズ13内に対し作動用空気を給排するための空気給排口である。
上記車両においては、リーフスプリング4,5によりアクスル2の位置決めが行なわれると共に、アクスル2に作用する上下、前後、左右方向の荷重、及び車両カーブ時におけるローリングによる捩れ方向の荷重の一部が支持され、しかもブレーキ作動時のワインドアップ剛性が確保される。更に、リーフスプリング4,5はエアスプリング7と共にアクスル2に作用する上下方向の荷重を支持する。
車両が良路を走行する場合は、エアベローズ13は所定変位量δを越えない比較的小さな変位量での拡縮であり、バッファラバー17の上端部にエアベローズ13の天井部13a下面が当接することはない。又、ピストン12とエアベローズ13とは、作動用空気流通孔14a、隙間15を介して連通状態となっているため、作動用空気は自由にピストン12とエアベローズ13との間を流通し、従って、低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地が得られる。
これに対し、車両が悪路を走行する等して変位量が所定変位量δとなると、収縮時にはバッファラバー17の上端部にエアベローズ13の天井部13a下面が当接してバネ定数が高められる結果、硬めのスプリングとなって過剰な撓みが抑えられ、良好な操縦特性が得られる。
上記エアスプリング7において、ソフトな乗心地を確保するためには、バネ定数を下げる必要があり、バネ定数を下げるためには、上記エアスプリング7の空気容積を増大する必要がある。そのため、従来からピストン12をサポートビームと一体的に成形してサポートビームの内部空間をエアスプリング7の作動用空気の補助タンクとして使用することが提案されている。なお、サポートビーム状の補助タンクを用いた例としては特許文献1に示すものがある。
実開平5−54836号公報
しかしながら、サポートビームとエアスプリングのピストンとは一体的に成形するのは困難であるため、通常はサポートビームとエアスプリングを何等かの手段により締結することが考えられるが、この場合にはピストンとサポートビームの締結部を空気が漏洩しないよう締結しなければならない。しかし、ただ単にエアスプリングをサポートビームに搭載しても、サポートビームとエアスプリングとの間で作動用空気を流通させると共に、作動用空気が漏洩しないようピストンとサポートビームを一体的に締結するのは困難である。
本発明は、上記実情に鑑み、エアスプリングが搭載されるサポートビームの内部空間をエアスプリングを作動させる作動用空気の補助タンクとして使用するこができるようにしたエアサスペンション構造において、ピストンとサポートビームの締結を、締結部からの空気の漏洩が生じないよう確実に行い得るようにしたエアスプリングとサポートビームの締結部構造を提供することを目的としてなしたものである。
請求項1のエアスプリングとサポートビームの締結部構造は、
アクスルを支持するようにした車両前後方向へ延在するサポートビームと、該サポートビームに搭載されてシャーシフレームを支持し得るようにしたエアスプリングとを備えると共に、前記サポートビームの内部空間をエアスプリングを作動させる作動用空気の補助タンクとして使用し得るようにしたエアサスペンション構造において、
前記サポートビームとエアスプリングのピストンとを、
作動用空気がサポートビームの内部空間とエアスプリングの内部空間との間で流通するようにした作動用空気流通手段を有する締結手段により締結すると共に、
前記締結手段又は/及びその近傍所定位置に作動用空気が外部へ漏洩しないようにしたシール手段を設けたものである。
請求項2のエアスプリングとサポートビームの締結部構造は、
アクスルを支持するようにしたリーフスプリングと、該リーフスプリングに車幅方向へ延在するサポートビームを介し搭載されてシャーシフレームを支持し得るようにしたエアスプリングとを備えると共に、前記サポートビームの内部空間をエアスプリングを作動させる作動用空気の補助タンクとして使用し得るようにしたエアサスペンション構造において、
前記サポートビームとエアスプリングのピストンとを、
作動用空気がサポートビームの内部空間とエアスプリングの内部空間との間で流通するようにした作動用空気流通手段を有する締結手段により締結すると共に、
前記締結手段又は/及びその近傍所定位置に作動用空気が外部へ漏洩しないようにしたシール手段を設けたものである。
請求項3のエアスプリングとサポートビームの締結部構造においては、
締結手段は、
ピストンの底面とサポートビームの上面及び下面を貫通すると共に、上端に形成したフランジ部下面がピストンの底面に支持され、下端はサポートビームの下面に突出してナットが螺合され、しかも、作動用空気流通手段として、一端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、他端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
シール手段は、
前記ジョイントピンに外嵌されて前記サポートビームの上面とピストン下面との間に介在するパッキンと、サポートビームの下面とナットとの間に介在するOリングを備えているものである。
請求項4のエアスプリングとサポートビームの締結部構造においては、
締結手段は、
ピストンの底面を貫通してサポートビームの上面に螺着されると共に、上端にピストンにおける底面の上面に位置するよう、ナットが螺合され、しかも、作動用空気流通手段として、下端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、上端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
シール手段は、
前記ジョイントピンに外嵌されて前記サポートビームの上面とピストン下面との間に介在するパッキンを備えているものである。
請求項5のエアスプリングとサポートビームの締結部構造においては、
締結手段は、
ボルトを介してサポートビームの上面に固定されたピストン外筒部の下端よりも上方に位置するようにした底面とサポートビームの上面を貫通すると共に、上端に形成したフランジ部下面が前記ピストンの底面に支持され、下端はサポートビームの上面に嵌合され、しかも、作動用空気流通手段として、下端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、上端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
シール手段は、
前記ジョイントピンに外嵌されて前記サポートビームの上面と前記ジョイントピンの段部との間に介在するOリングと、ピストン外筒部外周下端に形成したフランジ部の下面とサポートビームとの間に介在するパッキンを備えている。
請求項6のエアスプリングとサポートビームの締結部構造においては、
締結手段は、
ピストンの底面とサポートビームの上面及び下面を貫通すると共に、上端に形成したフランジ部下面がピストンの底面に支持され、下端のテーパ雄ねじ部はサポートビームの下面側に形成したテーパ雌ねじ部に螺合され、しかも、作動用空気流通手段として、一端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、他端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
シール手段は、
前記ジョイントピンに外嵌されて前記サポートビームの上面とピストン下面との間に介在するパッキンを備えている。
請求項7のエアスプリングとサポートビームの締結部構造においては、
締結手段は、
ピストンの底面とサポートビームの上面及び下面を貫通すると共に、上端に形成したフランジ部下面がピストンの底面に支持され、下端はサポートビームの下面側に貫通、固着され、しかも、作動用空気流通手段として、一端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、他端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
シール手段は、
前記ジョイントピンのフランジ部をピストンの底面に対して全周溶接した溶接部と、ジョイントピンの下端をサポートビームの下面に対して全周溶接した溶接部である。
請求項8のエアスプリングとサポートビームの締結部構造は、アクスルを支持するようにしたサポートビームと、該サポートビームに搭載されてシャーシフレームを支持し得るようにしたエアスプリングとを備えると共に、前記サポートビームの内部空間をエアスプリング作動させる作動用空気の補助タンクとして使用し得るようにしたエアサスペンション構造において、前記サポートビームの上面とエアスプリングのピストン下面とを溶接すると共に、前記サポートビームとエアスプリングのピストンに、前記エアスプリングを作動させる作動用空気が流通するようにした作動用空気流通孔を設けたものである。
請求項9のエアスプリングとサポートビームの締結部構造は、アクスルを支持するようにしたサポートビームと、該サポートビームに搭載されてシャーシフレームを支持し得るようにしたエアスプリングとを備えると共に、前記サポートビームの内部空間を作動用空気の補助タンクとして使用し得るようにしたエアサスペンション構造において、前記サポートビームをエアスプリングのピストン外筒部に略水平に貫通させると共にサポートビームを前記ピストン外筒部の貫通部に溶接し、前記サポートビームのピストン内に位置する部分に、エアスプリングを作動させる作動用空気が流通する空気作動用空気流通孔を設けたものである。
本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造によれば、下記のごとき種々の優れた効果を奏し得る。
I)サポートビームの内部空間をエアスプリングを作動させるための作動用空気の補助タンクとして使用することができるため、車両の走行時にエアスプリングが上下に伸縮した際には、サポートビームの内部空間とエアスプリングのエアベローズとの間で、作動用空気流通手段及びピストンの内部空間を介して、作動用空気が流通する。従って、エアスプリングを作動させる作動用空気の容量が大きくなり、これにより低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地を得ることができる。
II)エアスプリングのピストンとサポートビームの締結部から作動用空気が漏洩することを確実に防止することができ、エアスプリングとサポートビームの締結部構造の信頼性が向上する。
III)エアスプリングとサポートビームとは別体に形成した後気密を保持させた状態で両者を一体的に締結することができるうえ、作動用空気の容積を増加させることができ、しかも、部品点数が増加しないため、質量が増加せず且つ安価に製作できる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造が適用されるエアサスペンション構造の一例を示す。本図示例においては、図11に示すリーフスプリング4及びサポートビーム6の代わりに車両前後方向へ向けて延在するサポートビーム19が設けられている。而して、サポートビーム19は車両前後方向前方側において、アクスル2を支持するリーフスプリング5の後端部下面に、アクスル2と一体的に締結されており、サポートビーム19の車両前後方向後方側には、シャーシフレーム1を支持するエアスプリング7が支持されている。サポートビーム19のエアスプリング7支持側は、内部空間20を補助タンクとして使用し得るようになっており、エアスプリング7のピストン12とサポートビーム19とは、接続部から空気が漏洩しないよう、所定の手段により締結されている。
図2は請求項1及び請求項2並びに請求項3に適用する本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の第一例を示す。而して、本図示例においては、エアスプリング7におけるピストン12底面12aの軸心部にピン孔21が穿設されていると共に、サポートビーム19の天井面19a及び底面19bにはピン孔22,23が穿設されている。ピン孔21,22は略同一径であるが、ピン孔23はピン孔21,22よりも小径に形成されている。
ピストン12の底面12aとサポートビーム19の天井面19aとの間には、ピン孔21,22と同心状に環状のパッキン24が介在させられ、ピン孔21、パッキン24、ピン孔22,23には縦向きのジョイントピン25が挿通されている。ジョイントピン25は、ピン本体25aと、ピン本体25aの上端に形成されたフランジ部25bと、ピン本体25a下端に形成された雄ねじ部25cを備えている。又、ピン本体25aの下端側はその上部側よりも小径に形成され、雄ねじ部25bはピン本体25aの小径部よりも小径に形成されている。更に、ジョイントピン25には一端部が、外周側部においてサポートビーム19の内部空間20に開口し、他端部が頂部においてピストン12の内部空間26に開口するよう作動用空気流通孔27が形成されている。
而して、ジョイントピン25をピン孔21,22,23に挿通させると、フランジ部25bの下面はピストン12の底面12a上面に当接し、ピン本体25aの小径部はピン孔23に貫通した状態でサポートビーム19の底面19b下端側に突出する。フランジ部25bの外周は全周溶接され、ジョイントピン25はピストン12の底面12aに固設されている。
ピン本体25a下端側小径部のサポートビーム19底面19bから下方へ突出した部分には、サポートビーム19の底面19bに当接するようOリング28が外嵌されている。又、雄ねじ部25cには、上端側の中空部内にOリング28が内嵌された状態でナット29が螺合されている。而して、ナット29の上端面がサポートビーム19の底面19b下面に当接され、Oリング28及びパッキン24が圧縮されてサポートビーム19とピストン12は一体的に締結される。このため、ピストン12とサポートビーム19はシール性が良好に保持されるよう一体的に締結される。
而して、本図示例においては、サポートビーム19の内部空間20をエアスプリング7を作動させるための作動用空気の補助タンクとして使用することができるため、車両の走行時に図1のエアスプリング7が上下に伸縮した際には、サポートビーム19の内部空間20とエアベローズ13(図12参照)との間で、ジョイントピン25の作動用空気流通孔27及びピストン12の内部空間26を介して、作動用空気が流通する。従って、作動用空気の容量が大きくなり、これにより低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地を得ることができる。
又、エアスプリング7のピストン12とサポートビーム19の締結部や、サポートビーム19の底面から作動用空気が漏洩することを確実に防止することができ、エアスプリング7とサポートビーム19の締結部構造の信頼性が向上する。
図3は請求項1及び請求項2及び請求項4に適用する本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の第二例を示す。而して、本図示例においては、ピストン12底面12aの軸心部にはボルト孔30が穿設されると共に、サポートビーム19の天井面19aに形成した突出部31には雌ねじ部32が穿設され、ピストン12の底面12aとサポートビーム19と突出部31との間には、ボルト孔30及び雌ねじ部32と同心状に環状のパッキン33が介在されている。
又、ボルト孔30及びパッキン33には、下端がサポートビーム19の内部空間20に開口し上端がピストン12の内部空間26に開口した作動用空気流通孔34aが形成された縦向きボルト状のジョイントピン34が挿通されている。ジョイントピン34の下部側はサポートビーム19の天井面19aの雌ねじ部32に螺合され、ジョイントピン34のピストン12内部空間26に突出した上端部には、ナット35が螺合され、パッキン33が圧縮される。このため、サポートビーム19とピストン12はシール性が良好に保持されるよう一体的に締結される。
本図示例においても、サポートビーム19の内部空間20をエアスプリング7を作動させる作動用空気の補助タンクとして使用することができるため、車両の走行時に図1のエアスプリング7が上下に伸縮した際には、サポートビーム19の内部空間20とエアベローズ13(図12参照)との間で、ジョイントピン34の空気流通路34a及びピストン12の内部空間26を介して、作動用空気が流通する。従って、作動用空気の容量が大きくなり、これにより低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地を得ることができる。
又、エアスプリング7のピストン12とサポートビーム19の締結部から作動用空気が漏洩することを確実に防止することができ、エアスプリング7とサポートビーム19の締結部構造の信頼性が向上する。
図4は請求項1及び請求項2及び請求項5に適用する本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の第三例を示す。而して、本図示例においては、エアスプリング7のピストン12の底面12aはピストン外筒部12b下端よりも上部側に設けられていると共に、ピストン外筒部12b下端外周にはサポートビーム19の天井面19aに搭載、支持されるようにしたフランジ部12cが形成され、ピストン12の底面12aとフランジ部12cとの間には間隔が形成されている。
ピストン12底面12aの軸心部にはピン孔36が穿設されていると共に、サポートビーム19の天井面19aにはピン孔37が穿設され、ピン孔36,37には縦向きのジョイントピン38が挿通されている。ジョイントピン38はピン本体38aと、ピン本体38aの上端に形成されたフランジ部38bとを備えている。ピン本体38aの下端側はその上部側よりも小径に形成され、ジョイントピン38には、下端がサポートビーム19の内部空間20に開口し、上端がピストン12の内部空間26に開口する作動用空気流通孔39が穿設されている。
ピン本体38a下端側小径部にはOリング40が外嵌されており、ジョイントピン38をピン孔36,37に挿通させると、フランジ部38bの下面はピストン12の底面12a上面に当接し、ピン本体38aの小径部はピン孔37に挿入され、Oリング40はピン本体38aの大径部下端面と、サポートビーム19の天井面19aに当接して作動用空気の漏洩を防止し得るようになっている。又、フランジ部38bの外周は全周溶接されてジョイントピン38はピストン12の底面12aに固設されている。
ピストン12のフランジ部12cとサポートビーム19の天井面19aとの間には、フランジ部12cに形成したボルト孔41及び天井面19aに形成した雌ねじ部42に対し同心状に環状のパッキン43が介在させられている。而して、ボルト孔41及びパッキン43にボルト44を挿通させ、該ボルト44をサポートビーム19の天井面19aに設けた雌ねじ部42に螺合し、フランジ部12cの下面をサポートビーム19の天井面19aに圧接させてパッキン43及びOリング40を圧縮状態にすることにより、サポートビーム19とピストン12はシール性が良好に保持されるよう一体的に締結される。
本図示例においても、前記図示例と同様、サポートビーム19の内部空間20をエアスプリング7を作動させる作動用空気の補助タンクとして使用することができるため、車両の走行時に図1のエアスプリング7が上下に伸縮した際には、サポートビーム19の内部空間20とエアベローズ13(図12参照)との間で、ジョイントピン38の作動用空気流通孔39及びピストン12の内部空間26を介して、作動用空気が流通する。従って、作動用空気の容量が大きくなり、これにより低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地を得ることができる。
又、エアスプリング7のピストン12とサポートビーム19の締結部から作動用空気が漏洩することを確実に防止することができ、エアスプリング7とサポートビーム19の締結部構造の信頼性が向上する。
図5は請求項1及び請求項2並びに請求項6に適用する本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の第四例を示す。而して、本図示例においては、エアスプリング7におけるピストン12底面12aの軸心部には、ピン孔45が穿設されており、サポートビーム19の天井面19aにはピン孔46が穿設され、底面19b及び底面19b下面に固設した座板47にテーパ雌ねじ部48が螺設されている。
ピストン12の底面12aとサポートビーム19の天井面19aとの間には、ピン孔45,46と同心状に環状のパッキン49が介在させられ、ピン孔45、パッキン49、ピン孔46には、下端側にテーパ雄ねじ部50aが刻設された縦向きのジョイントピン50が挿通され、テーパ雄ねじ部50aは、サポートビーム19の底面19bのテーパ雌ねじ部48に螺合されている。
ジョイントピン50はピン本体50bの上端にフランジ部50cを備えている。又、ジョイントピン50には一端部が、ピン本体50b外周部においてサポートビーム19の内部空間20に開口し、他端部が頂部においてピストン12の内部空間26に開口するよう作動用空気流通孔51が形成されている。
而して、ジョイントピン50をピストン12の底面12aに形成したピン孔45、パッキン49、サポートビーム19の天井面19aに形成したピン孔46に挿通させると共に、テーパねじ部50aを座板47のテーパ雌ねじ部48に螺合することにより、フランジ部50cを介してパッキン49が圧縮され、ピストン12とサポートビーム19はシール性が良好に保持されるよう、一体的に締結される。
本図示例においても、前記図示例と同様、サポートビーム19の内部空間20をエアスプリング7を作動させる作動用空気の補助タンクとして使用することができるため、車両の走行時に図1のエアスプリング7が上下に伸縮した際には、サポートビーム19の内部空間20とエアベローズ13(図12参照)との間で、ジョイントピン50の作動用空気流孔51及びピストン12の内部空間26を介して、作動用空気が流通する。従って、作動用空気の容量が大きくなり、これにより低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地を得ることができる。
又、エアスプリング7のピストン12とサポートビーム19の締結部から作動用空気が漏洩することを確実に防止することができ、エアスプリング7とサポートビーム19の締結部構造の信頼性が向上する。
図6は請求項1及び請求項2並びに請求項7に適用する本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の第五例を示す。而して、本図示例においては、エアスプリング7におけるピストン12の底面12aの軸心部にピン孔51’が穿設されていると共に、サポートビーム19の天井面19aにはピン孔52が穿設され、サポートビーム19の底面19bにはピン孔53が穿設されている。
ピストン12の底面12aに設けたピン孔51’、サポートビーム19の天井面19a及び底面19bに設けたピン孔52,53には、ピン本体54aの上端にフランジ部54bが形成された縦向きのジョイントピン54が挿通されている。ジョイントピン54には一端部が、ピン本体54aの外周部においてサポートビーム19の内部空間20に開口し、他端部が頂部においてピストン12の内部空間26に開口するよう作動用空気流通孔55が形成されている。
ピン孔51’,52,53に挿通されたジョイントピン54のフランジ部54bはピストン12の底面12a上に支持されてその外周は、ピストン12の底面12aに全周溶接され、ピン本体54aのサポートビーム19の底面19bから下方へ突出した部分の外周はサポートビーム19の底面19bに全周溶接されている。而して、このように溶接することにより、ピストン12とサポートビーム19とは、シール性が良好に保持されるよう、一体的に締結される。
本図示例においても、前記図示例と同様、サポートビーム19の内部空間20をエアスプリング7を作動させる作動用空気の補助タンクとして使用することができるため、車両の走行時に図1のエアスプリング7が上下に伸縮した際には、サポートビーム19の内部空間20とエアベローズ13(図12参照)との間で、ジョイントピン54の作動用空気流通孔55及びピストン12の内部空間26を介して、作動用空気が流通する。従って、作動用空気の容量が大きくなり、これにより低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地を得ることができる。
又、エアスプリング7のピストン12とサポートビーム19の締結部から作動用空気が漏洩することを確実に防止することができ、エアスプリング7とサポートビーム19の締結部構造の信頼性が向上する。
図7は請求項8に適用する本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の第六例を示す。本図示例においては、サポートビーム19として、両端が閉塞された角チューブが用いられている。而して、エアスプリング7のピストン12の底面12aにはサポートビーム19の天井面19aが直接溶接されて固設され、底面12a、天井面19aには、サポートビーム19の内部空間20とピストン12の内部空間26が連通するよう、作動用空気流通孔56が穿設されている。なお、57はアクスル取付け用ボルトが挿通されるスペーサである。
本図示例においても、前記図示例と同様、サポートビーム19の内部空間20をエアスプリング7を作動させる作動用空気の補助タンクとして使用することができるため、車両の走行時に図1のエアスプリング7が上下に伸縮した際には、サポートビーム19の内部空間20とエアベローズ13(図12参照)との間で、作動用空気流通孔56及びピストン12の内部空間26を介して、作動用空気が流通する。従って、作動用空気の容量が大きくなり、これにより低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地を得ることができる。
又、エアスプリング7のピストン12とサポートビーム19の締結部から作動用空気が漏洩することを確実に防止することができ、エアスプリング7とサポートビーム19の締結部構造の信頼性が向上する。
図8は請求項9に適用する本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の第七例を示す。本図示例においては、サポートビーム19として、両端が閉塞された円筒チューブが用いられている。而して、サポートビーム19はピストン12の側面を貫通していると共に、ピストン12に対する貫通部は全周溶接されており、サポートビーム19のピストン12内の所定位置には、サポートビーム19の内部空間20とピストン12の内部空間26を連通するよう、作動用空気流通孔58が穿設されている。図中、59はアクスル取付け用部材である。
本図示例においても、前記図示例と同様、サポートビーム19の内部空間20をエアスプリング7を作動させる作動用空気の補助タンクとして使用することができるため、車両の走行時に図1のエアスプリング7が上下に伸縮した際には、サポートビーム19の内部空間20とエアベローズ13(図12参照)との間で、作動用空気流通孔58及びピストン12の内部空間26を介して、作動用空気が流通する。従って、作動用空気の容量が大きくなり、これにより低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地を得ることができる。
又、エアスプリング7のピストン12とサポートビーム19の締結部から作動用空気が漏洩することを確実に防止することができ、エアスプリング7とサポートビーム19の締結部構造の信頼性が向上する。
上記各図示例によれば、エアスプリング7とサポートビーム19とは別体に形成した後気密を保持させた状態で両者を一体的に締結することができるうえ、作動用空気の容積を増加させることができ、しかも、部品点数が増加しないため、質量が増加せず且つ安価に製作できる。
図9、図10は請求項2に適用する本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の第八例を示す。本図示例においては、図11に示す断面形状が略横向きU型のサポートビーム6に底板6a及び側板6b,6cを固設し仕切って内部空間60を形成させ、内部空間60をエアスプリング7を作動させる作動用空気の補助空気タンクとして使用するようにした例である。エアスプリング7のピストン12とサポートビーム6締結部の構造は、図2〜図6の締結手段やシール手段を適用することができる。
図中、61はサポートビーム6の内部空間60とピストン12の内部空間を連通するよう、サポートビーム6の天井面及びピストン12の底面に形成されて図2、図4、図5に示すジョイントピンを締結手段として挿通し得るようにしたピン孔、或は図3に示すジョイントボルトを螺合し得るようにした雌ねじ部等の孔である。
本図示例においても、前記図示例と同様、サポートビーム6の内部空間60をエアスプリング7を作動させる作動用空気の補助タンクとして使用することができるため、車両の走行時に図1のエアスプリング7が上下に伸縮した際には、サポートビーム6の内部空間60とエアベローズ13(図12参照)との間で、締結手段の作動用空気流通孔及びピストン12の内部空間を介して、作動用空気が流通する。従って、作動用空気の容量が大きくなり、これにより低いバネ定数が維持されて柔らかめなスプリングとなることにより、ソフトな乗心地を得ることができる。
又、本図示例によれば、エアスプリング7とサポートビーム6とは別体に形成した後気密を保持させた状態で両者を一体的に締結することができるうえ、作動用空気の容積を増加させることができ、しかも、部品点数が増加しないため、質量が増加せず且つ安価に製作できる。
なお、本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造は上述の図示例に限定されるものではなく、エアスプリングを軸当り4個備えた車両(4バックエアサス)に適用することもできること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造が適用されるエアサスペンション構造の一例を示す側面図である。 本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の実施の形態の第一例を示す部分縦断面図である。 本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の実施の形態の第二例を示す部分縦断面図である。 本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の実施の形態の第三例を示す部分縦断面図である。 本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の実施の形態の第四例を示す部分縦断面図である。 本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の実施の形態の第五例を示す部分縦断面図である。 本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の実施の形態の第六例を示す斜視図である。 本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の実施の形態の第七例を示す斜視図である。 本発明のエアスプリングとサポートビームの締結部構造の第八例を示す正面図である。 図9に示すサポートビームの斜視図である。 従来のエアサスペンション構造の一例を示す側面図である。 図11に示すエアスプリングの縦断面図である。
符号の説明
2 アクスル
6 サポートビーム
7 エアスプリング
12 ピストン
12a 底面
12b ピストン外筒部
12c フランジ部
19 サポートビーム
19a 天井面(上面)
19b 底面(下面)
20 内部空間
24 パッキン(シール手段)
25 ジョイントピン(締結手段)
25b フランジ部
26 内部空間
27 作動用空気流通孔(作動用空気流通手段)
33 パッキン(シール手段)
34 ジョイントピン(締結手段)
34a 作動用空気流通孔(作動用空気流通手段)
35 ナット
38 ジョイントピン(締結手段)
38b フランジ部
39 作動用空気流通孔
40 リング(シール手段)
43 パッキン(シール手段)
44 ボルト
49 パッキン(シール手段)
50 ジョイントピン(締結手段)
50c フランジ部
51 作動用空気流通孔(作動用空気流通手段)
54 ジョイントピン(締結手段)
54b フランジ部
55 作動用空気流通孔(作動用空気流通手段)
56 作動用空気流通孔
58 作動用空気流通孔
60 内部空間

Claims (9)

  1. アクスルを支持するようにした車両前後方向へ延在するサポートビームと、該サポートビームに搭載されてシャーシフレームを支持し得るようにしたエアスプリングとを備えると共に、前記サポートビームの内部空間をエアスプリングを作動させる作動用空気の補助タンクとして使用し得るようにしたエアサスペンション構造において、
    前記サポートビームとエアスプリングのピストンとを、
    作動用空気がサポートビームの内部空間とエアスプリングの内部空間との間で流通するようにした作動用空気流通手段を有する締結手段により締結すると共に、
    前記締結手段又は/及びその近傍所定位置に作動用空気が外部へ漏洩しないようにしたシール手段を設けた
    ことを特徴とするエアスプリングとサポートビームの締結部構造。
  2. アクスルを支持するようにしたリーフスプリングと、該リーフスプリングに車幅方向へ延在するサポートビームを介し搭載されてシャーシフレームを支持し得るようにしたエアスプリングとを備えると共に、前記サポートビームの内部空間をエアスプリングを作動させる作動用空気の補助タンクとして使用し得るようにしたエアサスペンション構造において、
    前記サポートビームとエアスプリングのピストンとを、
    作動用空気がサポートビームの内部空間とエアスプリングの内部空間との間で流通するようにした作動用空気流通手段を有する締結手段により締結すると共に、
    前記締結手段又は/及びその近傍所定位置に作動用空気が外部へ漏洩しないようにしたシール手段を設けた
    ことを特徴とするエアスプリングとサポートビームの締結部構造。
  3. 締結手段は、
    ピストンの底面とサポートビームの上面及び下面を貫通すると共に、上端に形成したフランジ部下面がピストンの底面に支持され、下端はサポートビームの下面に突出してナットが螺合され、しかも、作動用空気流通手段として、一端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、他端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
    シール手段は、
    前記ジョイントピンに外嵌されて前記サポートビームの上面とピストン下面との間に介在するパッキンと、サポートビームの下面とナットとの間に介在するOリングを備えた
    請求項1又は2記載のエアスプリングとサポートビームの締結部構造。
  4. 締結手段は、
    ピストンの底面を貫通してサポートビームの上面に螺着されると共に、上端にピストンにおける底面の上面に位置するよう、ナットが螺合され、しかも、作動用空気流通手段として、下端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、上端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
    シール手段は、
    前記ジョイントピンに外嵌されて前記サポートビームの上面とピストン下面との間に介在するパッキンを備えた
    請求項1又は2記載のエアスプリングとサポートビームの締結部構造。
  5. 締結手段は、
    ボルトを介してサポートビームの上面に固定されたピストン外筒部の下端よりも上方に位置するようにした底面とサポートビームの上面を貫通すると共に、上端に形成したフランジ部下面が前記ピストンの底面に支持され、下端はサポートビームの上面に嵌合され、しかも、作動用空気流通手段として、下端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、上端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
    シール手段は、
    前記ジョイントピンに外嵌されて前記サポートビームの上面と前記ジョイントピンの段部との間に介在するOリングと、ピストン外筒部外周下端に形成したフランジ部の下面とサポートビームとの間に介在するパッキンを備えた
    請求項1又は2記載のエアスプリングとサポートビームの締結部構造。
  6. 締結手段は、
    ピストンの底面とサポートビームの上面及び下面を貫通すると共に、上端に形成したフランジ部下面がピストンの底面に支持され、下端のテーパ雄ねじ部はサポートビームの下面側に形成したテーパ雌ねじ部に螺合され、しかも、作動用空気流通手段として、一端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、他端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
    シール手段は、
    前記ジョイントピンに外嵌されて前記サポートビームの上面とピストン下面との間に介在するパッキンを備えた
    請求項1又は2記載のエアスプリングとサポートビームの締結部構造。
  7. 締結手段は、
    ピストンの底面とサポートビームの上面及び下面を貫通すると共に、上端に形成したフランジ部下面がピストンの底面に支持され、下端はサポートビームの下面側に貫通、固着され、しかも、作動用空気流通手段として、一端は前記サポートビームの内部空間に向け開口し、他端はピストンの内部空間に向け開口した作動用空気流通孔を有する縦向きのジョイントピンを備え、
    シール手段は、
    前記ジョイントピンのフランジ部をピストンの底面に対して全周溶接した溶接部と、ジョイントピンの下端をサポートビームの下面に対して全周溶接した溶接部である
    請求項1又は2記載のエアスプリングとサポートビームの締結部構造。
  8. アクスルを支持するようにしたサポートビームと、該サポートビームに搭載されてシャーシフレームを支持し得るようにしたエアスプリングとを備えると共に、前記サポートビームの内部空間をエアスプリング作動させる作動用空気の補助タンクとして使用し得るようにしたエアサスペンション構造において、前記サポートビームの上面とエアスプリングのピストン下面とを溶接すると共に、前記サポートビームとエアスプリングのピストンに、前記エアスプリングを作動させる作動用空気が流通するようにした作動用空気流通孔を設けたことを特徴とするエアスプリングとサポートビームの締結部構造。
  9. アクスルを支持するようにしたサポートビームと、該サポートビームに搭載されてシャーシフレームを支持し得るようにしたエアスプリングとを備えると共に、前記サポートビームの内部空間を作動用空気の補助タンクとして使用し得るようにしたエアサスペンション構造において、前記サポートビームをエアスプリングのピストン外筒部に略水平に貫通させると共にサポートビームを前記ピストン外筒部の貫通部に溶接し、前記サポートビームのピストン内に位置する部分に、エアスプリングを作動させる作動用空気が流通する空気作動用空気流通孔を設けたことを特徴とするエアスプリングとサポートビームの締結部構造。
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DE102016015776B4 (de) * 2016-09-21 2020-06-25 Saf-Holland Gmbh Luftfedersystem, Fahrzeug mit Luftfedersystem und Verfahren zur Montage eines Luftfedersystems
US11148495B2 (en) 2016-09-21 2021-10-19 Saf-Holland Gmbh Air spring system, vehicle having an air spring system, and method for mounting an air spring system

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