JP2006006698A - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP2006006698A JP2004189447A JP2004189447A JP2006006698A JP 2006006698 A JP2006006698 A JP 2006006698A JP 2004189447 A JP2004189447 A JP 2004189447A JP 2004189447 A JP2004189447 A JP 2004189447A JP 2006006698 A JP2006006698 A JP 2006006698A
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Abstract

【課題】 特別遊技状態における賞球数が必要以上に少ない遊技球は遊技者に敬遠されやすい。
【解決手段】 大入賞口開閉制御手段82は、始動口28へ遊技球が落入したときに大入賞口32を開放させる。特別遊技移行判定手段90は、開放された大入賞口32の特定領域を遊技球が通過したことを条件として、1以上の単位遊技から構成された遊技者に有利な遊技状態である特別遊技へ遊技を移行させる。入賞個数計数手段112は、単位遊技において大入賞口32に入賞した遊技球を計数する。未入球数計算手段116は、単位遊技において想定される遊技球の入賞個数と、実際に入賞した遊技球の個数に基づいて未入球数を計算する。継続上限回数設定手段120が単位遊技の継続上限回数を加算することにより、未入球数に基づく賞球の払い戻しを行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機の賞球制御技術に関する。
従来、弾球遊技機のうち、第2種ぱちんこ遊技機とよばれる弾球遊技機においては、遊技盤上に形成された始動入賞口に遊技球が落入したことを契機として大入賞口が拡開する。そして、大入賞口内のVゾーンとよばれる特定領域を遊技球が通過すると、特別遊技に遊技状態が移行する。特別遊技における大入賞口は、その開放が所定回数、例えば18回に達するか、あるいは遊技球が大入賞口へ10球以上入賞したときに開閉が停止され、単位遊技ごとにその複数回の開閉を繰り返す。単位遊技は、大入賞口内に設けられた特定領域を遊技球が通過したことを条件として次の単位遊技へ移行する。大入賞口に入賞した遊技球が特定領域を通過する確率は大入賞口内の構造によって比較的低くなるよう設計されていたり、抽選により特別遊技の継続回数が制限されるといった設計がなされている場合も多い。
遊技球が大入賞口に入賞すると通常よりも多くの賞球が払い出される。そのため、遊技者は始動入賞口を狙って遊技球を打球することにより大入賞口を拡開させ、開放された大入賞口に遊技球を1つでも多く入賞させることを目的とする。
特開平7−275451号公報
通常、遊技機によって遊技釘の配置や傾きは異なるため、遊技機ごとに始動入賞口や大入賞口への遊技球の落入容易性は異なる。遊技店は、設置する遊技機の遊技釘を調整することにより、各入賞口への遊技球の落入容易性を積極的に変化させている。このような調整により、始動入賞口に入賞しやすいが、大入賞口に遊技球が寄りつきにくい遊技機、あるいは、始動入賞口には入賞しにくいが、大入賞口に遊技球が寄りつきやすい遊技機など、同じ機種の遊技機であっても様々な個性を持たせることができる。遊技釘を読むことによって好適な遊技機を選ぶことや遊技機に応じた打球方法を見つけることも、弾球遊技機の楽しみの一つである。
遊技者は遊技状態を特別遊技に移行させることを目標とし、その代償として特別遊技状態における賞球を期待する。したがって、特別遊技状態に遊技を移行させることが困難でありながら、大入賞口へ遊技球が落入しにくいなどの理由により特別遊技において充分な賞球を得難い遊技機は、結果として遊技者に敬遠される。遊技店にしてみれば、このような遊技性の低い遊技機とならないように遊技釘を慎重に調整する必要があるが、そのような調整は事実上困難である。遊技店にとっても、遊技釘の調整により遊技機ごとの趣向を凝らしつつも、特別遊技状態における賞球数が必要以上に少なくなってしまい、遊技機そのものの魅力がなくなってしまうことは望まぬところである。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、特別遊技における賞球を制御することにより、弾球遊技機の娯楽性低下を抑制するための技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球が落入可能な開閉部をもつ大入賞口と、大入賞口の内側に設けられ、遊技球が通過可能な特定領域と、遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球の落入が開閉部の開放契機となる始動入賞口と、始動入賞口へ遊技球が落入したときに開閉部を開放させる開閉制御手段と、開放された大入賞口の特定領域を遊技球が通過したことを条件として、1以上の単位遊技から構成された遊技者に有利な遊技状態である特別遊技へ遊技を移行させる特別遊技移行判定手段と、単位遊技が開始されてから所定期間の経過または大入賞口への規定球数の遊技球の落入のいずれかの条件が満たされるまで単位遊技を実行する単位遊技実行手段と、特別遊技の実行期間において遊技球が特定領域を通過することを条件として、単位遊技を次の単位遊技に移行させる単位遊技継続判定手段と、単位遊技の実行期間における大入賞口への遊技球の落入球数を計数する落入計数手段と、規定球数と落入球数の差分を未入球数として算出する未入球数計算手段と、未入球数に基づいて賞球を払い出す賞球補填手段と、を備える。
この態様によると、いわゆる第2種ぱちんこ遊技機において、特別遊技実行時に払い出される賞球数が少なくなりすぎないように調整される。そのため、遊技者は賞球数の心配をすることなく「大当たりを狙う」という目的に集中しやすくなる。また、遊技者が遊技機の選択をしやすくなるという効果もある。未入球数に基づいて払い出すべき賞球の数は、たとえば、特別遊技において大入賞口に入賞が想定される遊技球数と実際に入賞した遊技球数の差分を未入球数として計算し、その未入球数に大入賞口の賞球数を乗じた数としてもよい。
遊技店としても必要以上に賞球を得難い遊技機となる心配が無くなるため、遊技釘を調整しやすくなり、遊技機のメンテナンス負荷が軽減される。
本発明の別の態様もまた、弾球遊技機である。この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球が落入可能な開閉部をもつ大入賞口と、大入賞口の内側に設けられ、遊技球が通過可能な特定領域と、遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球の落入が開閉部の開放契機となる始動入賞口と、始動入賞口へ遊技球が落入したことを契機として特別遊技移行抽選を実行する特別遊技移行抽選実行手段と、特別遊技移行抽選の結果に基づいて、1以上の単位遊技から構成された遊技者に有利な遊技状態である特別遊技へ遊技を移行させる特別遊技移行判定手段と、単位遊技が開始されるときに開閉部を開放させる開閉制御手段と、単位遊技が開始されてから所定期間の経過または大入賞口への規定球数の遊技球の落入のいずれかの条件が満たされるまで単位遊技を実行する単位遊技実行手段と、特別遊技の実行期間において遊技球が特定領域を通過することを条件として、単位遊技を次の単位遊技に移行させる単位遊技継続判定手段と、単位遊技の実行期間における大入賞口への遊技球の落入球数を計数する落入計数手段と、規定球数と落入球数の差分を未入球数として算出する未入球数計算手段と、未入球数に基づいて賞球を払い出す賞球補填手段と、を備える。
この態様によると、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機においても、特別遊技実行時に払い出される賞球数が少なくなりすぎないように調整される。第1種のぱちんこ遊技機は、遊技盤上に形成された始動入賞口に遊技球が落入したことを契機として特別図柄とよばれる図柄を変動表示する。そして、所定時間経過後に図柄が特定態様にて停止すると、特別遊技に遊技状態が移行する。特別遊技状態において大入賞口は、その開放が所定期間、たとえば30秒間開放されるか、あるいは遊技球が大入賞口へ9球以上入賞したときに開閉が停止され、単位遊技ごとにその複数回の開閉を繰り返す。単位遊技中、大入賞口内に設けられたVゾーンと呼ばれる特定領域を遊技球が通過したことを条件として単位遊技は次の単位遊技へと継続される。この態様によれば、第1種ぱちんこ遊技機であっても、先述したような遊技者と遊技店双方にとっての効果が得られる。
これらの遊技機は、特別遊技における単位遊技ごとの未入球数を累計する累計計算手段を更に備えてもよい。そして、遊技機の賞球補填手段は、新たな遊技を実行することにより累計された未入球数に基づいた数の賞球を払い出してもよい。
新たな遊技として、たとえば、ミニゲームを実行し賞球を払い戻す機会を遊技者に与えてもよい。また、未入球数の累計が所定値以上となったことを条件として、確率変動遊技や変動時間短縮遊技に遊技状態を移行させることにより遊技者に有利な特別の機会を遊技者に与えてもよい。このような態様によれば、遊技者に補填のための賞球を払い出すに際しても遊技性を加味することができるので、弾球遊技機の遊技性を高める上でより好適となる。
これらの遊技機の賞球補填手段は、未入球数が所定球数以上となったとき、特別遊技における単位遊技の継続上限回数を加算することにより未入球数に基づく賞球を払い出してもよい。単位遊技の継続上限回数の加算は、実行中の特別遊技についてなされてもよいし、次回、あるいは、将来に実行される特別遊技についてなされてもよい。単位遊技の継続上限回数を加算することにより、遊技者は賞球補填という機会を付与されたことを認識しやすくなる。
これらの遊技機の賞球補填手段は、特別遊技における単位遊技の規定球数を変更することにより未入球数に基づく賞球を払い出してもよい。単位遊技は、たとえば、遊技球が大入賞口に規定球数落入するまで継続されるが、この規定球数を増減することにより払い出される賞球数を間接的に制御してもよい。この態様によれば、遊技進行の継続性を保ちつつ遊技者に賞球を払い戻す上で好適である。
これらの遊技機の賞球補填手段は、特別遊技が終了したあと始動入賞口または遊技領域に設けられる所定の入賞口に遊技球が所定球数落入することを条件として、未入球数に基づく賞球を払い出してもよい。大当たり終了後に、始動入賞口や一般入賞口に所定球数の遊技球を落入させないと補填のための賞球が払い戻されないため、特別遊技の終了後にも遊技者の遊技継続意欲を喚起する上で好適である。
未入球数を遊技者に画面表示する未入球通知手段を更に備えてもよい。この態様によれば、遊技者は賞球の払い戻しがなされるタイミングや理由を認識しやすくなる。
本発明によれば、特別遊技における賞球を制御することにより、弾球遊技機の娯楽性を高めることができる。
図1は、ぱちんこ遊技機10の前面側における基本的な構造を示す。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤面で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。スピーカ152は遊技状態に応じて音声を出力する。
透明板13は、ガラスなどにより形成される遊技盤の遊技領域を透視可能な板である。扉14は、透明板13を支持する。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。遊技者が発射ハンドル17を回動させると遊技球が発射される。
図2は、ぱちんこ遊技機10の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の賞球制御等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、図柄表示装置における表示内容を制御する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、遊技領域の構造を示す正面図である。遊技盤70は、外レール20と内レール22により区画された遊技領域24上に第2種始動入賞口(以下、「始動口」という)28a〜c、大入賞口32、一般入賞口33、アウト口26、および各種遊技効果ランプ78を含む。遊技領域24には複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。各種遊技効果ランプ78は、その点滅により演出または装飾としての役割を果たす。
始動口28a〜cに遊技球が落入すると大入賞口32が開放される。ここで、大入賞口32が開放される回数は始動口28a〜cのいずれに遊技球が落入したかで異なる。その開放回数の割り当ては、始動口28aに対して2回の開放回数が割り当てられ、始動口28bおよびcに対してそれぞれ1回の開放回数が割り当てられる。始動口28a〜cのそれぞれは、遊技球の落入を検出する始動入賞検出器30a〜cのそれぞれを含む。始動入賞検出器30aが始動口28aへの遊技球の落入を検出すると大入賞口32が2回開放され、始動入賞検出器30bまたはcが始動口28bまたはcへの遊技球の落入を検出すると大入賞口32が1回開放される。
大入賞口32は、遊技球が落入可能な複数の開閉部、すなわち第1開閉部102および第2開閉部104をもつ可変入球口であり、遊技領域24における所定の位置に設けられる。大入賞口32は、第1開閉部102および第2開閉部104を拡開させる大入賞口ソレノイド66をさらに有する。大入賞口32の内側には、大入賞口32に入賞して保留領域100に落下した遊技球の進行を特定領域36への方向およびアウト領域38への方向のいずれかに案内可能な誘導手段34が設けられる。特定領域36は、大入賞口32の内部に設けられた領域であり、特定領域36を遊技球が通過すると特別遊技を構成する単位遊技が実行される契機となる。すなわち、特定領域36への遊技球の入球が特別遊技の開始または継続の契機となる。誘導手段34は、時計回りまたは反時計回りに回転する回転体35を含む。回転体35の一部には、切り欠き状に形成されて遊技球を保持可能な保留領域100が設けられている。大入賞口32の上部には、特別遊技における単位遊技の継続回数や継続上限回数、特別遊技中の始動口28への落入球数を示す保留球数、保留球に対応して実行される抽選の結果を示す図柄変動、といった内容を表示させるための表示器52が設けられている。特定領域通過検出器54は、遊技球による特定領域36の通過を検出するためのセンサである。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール22と外レール20に案内されて遊技領域24へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域24の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口33や始動口28a〜c、大入賞口32の各入賞口へ落入するとその入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口33等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口26に流入した遊技球はアウト球として処理される。
始動口28に遊技球が入賞すると、大入賞口ソレノイド66が作動して第1開閉部102および第2開閉部104が所定時間、例えば5秒間開放される。その間、開放された第1開閉部102および第2開閉部104の開口部分を遊技球が通過すれば大入賞口32への入球となる。このとき、回転体35は時計回りまたは反時計回りに回転しているので、保留領域100の切欠部分が上方を向いている間だけ保留領域100に遊技球が落下可能となる。上方を向いた保留領域100に遊技球が落下した場合、回転体35が時計回りに回転していれば遊技球はアウト領域38へ入球し、回転体35が反時計回りに回転していれば遊技球は特定領域36へ入球する。遊技球が特定領域36に入球すると、いわゆる大当たりとして特別遊技が開始される。なお、保留領域100に落入しなかった遊技球は、アウト領域38に入球した遊技球と同様に大入賞口32の外部に排出される。
特別遊技は、1回以上の単位遊技で構成され、単位遊技が実行されるたびに第1開閉部102および第2開閉部104が複数回開閉される。1回の単位遊技において第1開閉部102および第2開閉部104が複数回開放される間に、大入賞口32に遊技球が規定球数、たとえば10個入球するか、または開閉回数が規定回数、たとえば18回に到達したときに、第1開閉部102および第2開閉部104の開閉はいったん停止される。単位遊技開始から第1開閉部102および第2開閉部104の開閉がいったん停止されるまで回転体35の回転は停止されており、保留領域100は上方を向いて遊技球が落下可能な状態で保持される。
第1開閉部102および第2開閉部104の開閉がいったん停止されたときに、保留領域100に遊技球が保留されており、回転体35の回転によってその遊技球が特定領域36に入球すれば次の単位遊技に移行し、特別遊技が継続される。遊技球がアウト領域38に入球した場合や、保留領域100に遊技球が保留されなかった場合等、特定領域36に遊技球が入球しなかった場合は、その単位遊技の終了をもって特別遊技は終了となる。単位遊技の継続回数には上限が設定される。例えば、特別遊技の開始にあたり、1回、7回、15回のうちいずれかが継続上限回数として乱数による抽選で選択される。
後述する大入賞口開閉制御手段は、所定の開放条件が満たされた場合に大入賞口32の第1開閉部102および第2開閉部104を開放させる。所定の開放条件は、通常遊技において大入賞口32が開閉されていない間に遊技球が始動口28へ入賞すること、通常遊技において開放された大入賞口32内の特定領域36に遊技球が通過すること、特別遊技において遊技球が特定領域36を通過すること、のいずれかである。
一方、以下列挙するような不利益状態では開放条件を満たさず、大入賞口開閉制御手段は第1開閉部102および第2開閉部104を開放しない。例えば、通常遊技においては大入賞口32が開閉中に遊技球が始動口28へ入賞した場合と、開放された大入賞口32に遊技球の入球がなかった場合が該当する。特別遊技において遊技球が始動口28へ入賞した場合と、遊技球が特定領域36を通過せず特別遊技の継続に失敗した場合が該当する。
単位遊技の実行中において、大入賞口32への入球数が規定球数に到達した場合、または単位遊技における第1開閉部102および第2開閉部104の開閉回数が規定回数に到達したとき、回転体35が反時計回りに回転する。特定領域36への入球は、特定領域通過検出器54により検出される。単位遊技の継続回数が継続上限回数に達した場合、または、遊技球が特定領域36へ入球せずいわゆるパンクとなった場合に、特別遊技が終了する。
図4は、ぱちんこ遊技機10における遊技を制御する構成を中心とした基本的な機能ブロック図である。大入賞口32、始動口28、各種遊技効果ランプ78、遊技制御装置60との間は電気的に接続されている。遊技制御装置60は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROM、演算処理や制御処理に用いるCPUやRAM等の素子で実現でき、ソフトウエア的には画像処理機能、制御機能、乱数発生機能等のプログラムによって実現されるが、本図ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できる。
遊技制御装置60は、入賞判定手段80、大入賞口開閉制御手段82、表示制御手段84および特別遊技判定実行手段88を有する。入賞判定手段80は、大入賞口32の特定領域通過検出器54または始動口28a〜cの始動入賞検出器30a〜cから遊技球が落入した旨の情報を取得し、その情報に基づいて入賞の有無を判定する。大入賞口開閉制御手段82は、遊技状態が所定の条件を満たしたときに、第1開閉部102および第2開閉部104を開放させる。すなわち、通常遊技においては大入賞口32が開閉していないタイミングで遊技球が始動口28に入賞したときに、大入賞口開閉制御手段82は、第1開閉部102および第2開閉部104を所定の開放時間にて所定回数開放させる。本実施例では、始動口28a〜cのそれぞれにあらかじめ割り当てられた回数にて開放させる。特別遊技においては遊技球が特定領域36に入球したときに、次の単位遊技として第1開閉部102および第2開閉部104を規定回数開放させる。表示制御手段84は、表示器52における表示を制御する情報表示制御手段86を含む。
特別遊技判定実行手段88は、通常遊技から特別遊技へ移行すべきか否かを判定するとともに、特別遊技の実行を制御する。特別遊技判定実行手段88は、特別遊技移行判定手段90、単位遊技実行手段92、特別遊技終了判定手段108および特別遊技賞球制御手段110を含む。特別遊技移行判定手段90は、通常遊技において大入賞口32へ入賞した遊技球が特定領域36を通過したときに、特別遊技への移行を決定する。
単位遊技実行手段92は、特定領域36を遊技球が通過したときに、特別遊技として1回以上の単位遊技を実行する。単位遊技中において、単位遊技実行手段92は、大入賞口開閉制御手段82による第1開閉部102および第2開閉部104の開閉と回転体35の回転を制御する。単位遊技実行手段92は、単位遊技が継続されるたびにその継続回数を計数し、その継続回数は表示制御手段84により表示器52へ表示される。
特別遊技終了判定手段108は、単位遊技において遊技球が特定領域36を通過した場合には次の単位遊技を開始させて特別遊技を継続させる。特別遊技終了判定手段108は、単位遊技において遊技球が特定領域36を通過しなかった場合には、その単位遊技の終了をもって特別遊技を終了させる。単位遊技の継続回数が継続上限回数に達したときは、その単位遊技の終了をもって特別遊技を終了する。
特別遊技賞球制御手段110は、賞球を制御するために各種の処理を実行する。特別遊技賞球制御手段110は、入賞個数計数手段112、規定球数設定手段114、未入球数計算手段116、未入球数累計手段118および継続上限回数設定手段120を含む。入賞個数計数手段112は、開放された大入賞口32へ遊技球が入賞した個数を計数する。
規定球数設定手段114は、単位遊技における規定球数を設定する。通常、規定球数は10球に設定される。特別遊技における大入賞口32は、その開放が規定回数、例えば18回に達するか、あるいは遊技球が大入賞口32へ規定球数以上入賞したときに開閉が停止され、単位遊技ごとにその複数回の開閉を繰り返す。規定球数設定手段114は、この規定球数を変化させる。これは、後に詳述する未入球数に基づいて賞球を払い戻すためである。単位遊技実行手段92は、規定球数設定手段114にて設定された規定球数に基づいて単位遊技を実行する。
未入球数計算手段116は、単位遊技における未入球数を算出する。たとえば、規定球数が10球であるときに、遊技球が大入賞口に7球しか入賞しないうちに大入賞口の開閉回数が規定回数に達したとする。このとき、未入球数計算手段116は未入球数を10−7で3球として算出する。すなわち、未入球数計算手段116は単位遊技において入賞が想定される遊技球数から実際に入賞した遊技球数を減算した数を未入球数として計算する。
未入球数累計手段118は、特別遊技において未入球数を累計する。未入球数累計手段118は、各単位遊技について未入球数計算手段116が計算した未入球数を合計して、特別遊技における未入球数を累計する。以下、このように累計された未入球数のことを「総未入球数」とよぶ。すなわち、未入球数累計手段118は総未入球数を計算する。継続上限回数設定手段120は、特別遊技を構成する単位遊技の継続上限回数を1回から15回の範囲内で決定する。継続上限回数設定手段120は、継続上限回数として、例えば、1回、7回、15回のうちいずれかを乱数による抽選で選択する。決定された継続上限回数は、表示制御手段84により表示器52へ表示される。また、後述するように、総未入球数に基づいて賞球を払い出すことを目的として、継続上限回数設定手段120は継続上限回数を変化させる。特別遊技終了判定手段108は、継続上限回数設定手段120により設定された継続上限回数に基づいて特別遊技を終了させるか否かを判定する。
図5は、ぱちんこ遊技機10における基本的な処理過程を示すフローチャートである。遊技球が始動口28へ入球したか否かに基づき、大入賞口開閉制御手段82は大入賞口32の第1開閉部102および第2開閉部104を開放する(S10)。特別遊技判定実行手段88は、大入賞口32への入賞に基づいて特別遊技へ移行すべきかの判定および特別遊技の実行処理を行う(S12)。特別遊技賞球制御手段110は入賞に応じて賞球の払い出しを制御する(S14)。遊技中にこれら一連のフローを繰り返し実行する。以下の図では、特にS10、S12のフローを詳細に説明する。
図6は、図5におけるS10の処理を詳細に示すフローチャートである。まず、始動入賞検出器30が始動口28への遊技球の入賞が検出すると(S20のY)、その入賞をどのように処理すべきか判定される(S22)。S22の処理内容については次の図7に関連して詳述する。始動口28への入賞を契機とした大入賞口32の開閉制御が許可される場合、具体的には以前に発射された遊技球が始動口28に入賞したことに基づく大入賞口32の開放作動中でない場合(S25のY)、処理はS26へ移行する
S26において大入賞口開閉制御手段82は大入賞口32の開放時間を計測するためのタイマをセットし(S26)、大入賞口32を開放する(S27)。大入賞口開閉制御手段82が大入賞口32が開放されていることを示す大入賞口有効フラグをオンすると(S28)、処理はS36へ移行する。
S20において始動口28への遊技球の入賞がされない場合や(S20のN)、S25において大入賞口32の開放制御が許可されない場合は(S25のN)、処理はS32へ移行する。現在の状態が通常遊技中でない場合(S32のN)、または、通常遊技中であるが(S32のY)、大入賞口有効フラグがオンになっていない場合は(S34のN)、このままフローを終了する。通常遊技中の場合であって(S32のY)、大入賞口有効フラグがオンになっている場合は(S34のY)、処理はS36へ移行する。
S36において、大入賞口32への入賞が検出された場合(S36のY)、特別遊技移行判定手段90は特定領域36通過の検出期間を計測するための特定領域有効タイマをセットし(S38)、特定領域36通過の検出中であることを示す特定領域有効フラグをオンしたあと(S40)、処理はS44へ移行する。S36において大入賞口32への入賞が検出されないときにおいて(S36のN)、特定領域有効フラグがオンでない場合は(S42のN)、処理はS52までスキップされる。S42において特定領域有効フラグがオンの場合は(S42のY)、処理はS44へ移行する。
S44において、特定領域有効タイマがゼロの場合はS50へ移行する(S44のY)。特定領域有効タイマがゼロでない場合(S44のN)、遊技球が特定領域36を通過しなければ処理はS52へ移行し(S46のN)、遊技球が特定領域36を通過すれば(S46のY)、特別遊技移行判定手段90は、大当たりであることを示す当たりフラグをオンし(S48)、特定領域有効フラグをオフした上で(S50)、処理はS52へ移行する。
S52において、大入賞口開放タイマがゼロになっていなければこのフローを終了する(S52のN)。大入賞口開放タイマがゼロになっていれば(S52のY)、大入賞口開閉制御手段82は大入賞口32を閉鎖する(S54)。始動入賞に対する開放回数の残りがゼロの場合(S55のY)、大入賞口開閉制御手段82は大入賞口有効フラグをオフにして(S57)、S12のフローを終了する。開放回数の残りがまだゼロではない場合(S55のN)、大入賞口開閉制御手段82は開放回数から1を減算して(S56)、S26へ戻る。そして、S26からS54までの処理が再度実行される。
図7は、図6におけるS22の過程を詳細に示すフローチャートである。特別遊技中であれば(S60のY)、S68からS84の処理はスキップされ、S22のフローは終了する。特別遊技中でない場合(S60のN)、始動入賞検出器30aは始動口28aへの入賞があるか検出する(S68)。検出されれば(S68のY)、大入賞口開閉制御手段82は始動口28aに割り当てられた開放回数を取得し(S70)、始動口28aへの入賞球数に1が加算される(S72)。始動口28aへの入賞が検出されなければ(S68のN)、S70とS72の処理はスキップされる。始動入賞検出器30bは始動口28bへの入賞があるか検出する(S74)。検出されれば(S74のY)、大入賞口開閉制御手段82は始動口28bに割り当てられた開放回数を取得し(S76)、始動口28bへの入賞球数に1が加算される(S78)。始動口28bへの入賞が検出されなければ(S74のN)、S76とS78の処理はスキップされる。始動入賞検出器30cは始動口28cへの入賞があるか検出する(S80)。検出されれば(S80のY)、大入賞口開閉制御手段82は始動口28cに割り当てられた開放回数を取得し(S82)、始動口28cへの入賞球数に1が加算される(S84)。始動口28cへの入賞が検出されなければ(S80のN)、S82とS84の処理はスキップされる。
図8は、図5におけるS12の過程を詳細に示すフローチャートである。まず、当たりフラグがオンであった場合(S100のY)、継続上限回数設定手段120は単位遊技の継続回数をリセットしたする(S101)。次に継続上限回数設定手段120は単位遊技の継続上限回数を抽選により決定する(S102)。ここで後述する継続加算フラグがオンになっていれば(S103のY)、継続上限回数設定手段120は更に継続上限回数に1を加算する(S104)。オフであれば(S103のN)、S104の処理はスキップされる。特別遊技移行判定手段90は特別遊技中であることを示す特別遊技中フラグをオンする(S105)。特別遊技移行判定手段90は、当たりフラグをオフし(S106)、表示器52に継続上限回数を表示させる(S107)。単位遊技実行手段92が単位遊技の実行を処理したあと(S108)、特別遊技終了判定手段108は特別遊技を終了するか否かを判定する(S110)。S100において、当たりフラグがオンでない場合であって(S100のN)、特別遊技中フラグがオフの場合はS12のフローは終了となる(S112のN)。S112において、特別遊技中フラグがオンの場合は(S112のY)、処理はS108へ移行する。
図9は、図8におけるS108の過程を詳細に示すフローチャートである。まず、単位遊技がまだ開始されていない状態の場合(S120のN)、単位遊技実行手段92は単位遊技中であることを示す単位遊技中フラグをオンする(S122)。単位遊技実行手段92は大入賞口32の開閉回数をセットし(S130)、入賞個数計数手段112は大入賞口32の入賞個数をリセットする(S132)。S120においてすでに単位遊技中であった場合は(S120のY)、S122からS132の処理はスキップされる。
大入賞口32の開放タイミングであった場合(S134のY)、大入賞口開閉制御手段82は大入賞口32を開放させるよう大入賞口ソレノイド66を駆動する(S136)。大入賞口32の開放タイミングでない場合(S134のN)、S136の処理はスキップされる。大入賞口32の閉鎖タイミングであった場合(S138のY)、大入賞口開閉制御手段82は大入賞口32を閉鎖させるよう大入賞口ソレノイド66を駆動し(S140)、大入賞口32の開閉回数から1が減算される(S142)。S138において、大入賞口32の閉鎖タイミングでない場合(S138のN)、S140およびS142の処理はスキップされる。
大入賞口32に遊技球が入賞した場合(S150のY)、入賞個数計数手段112は入賞個数に1を加算する(S152)。入賞個数が規定球数設定手段114により設定された規定球数を超えていない場合に(S162のN)、開閉回数が17回を超えていれば(S170のY)、単位遊技実行手段92は単位遊技中フラグをオフする(S174)。なお、ここでは規定回数が18回であるとして説明している。開閉回数が17回を超えていなければ(S170のN)、S174の処理はスキップされる。S150において大入賞口32に遊技球が入賞していない場合は(S150のN)、処理はS170へ移行する。S162において入賞個数が規定球数を超えた場合は(S162のY)、S170はスキップされて処理はS174へ移行する。
S182において、遊技球が特定領域36を通過した場合(S182のY)、単位遊技実行手段92は単位遊技中フラグをオフにし(S184)、V入賞フラグをオンする(S186)。S182において、遊技球が特定領域36を通過しなかった場合(S182のN)、S184とS186の処理はスキップされる。最後に未入球数計算手段116は、規定球数から入賞個数計数手段112が計数した単位遊技における入賞個数を減算して未入個数を計算する(S188)。表示制御手段84はこのときの未入球数を表示器52に表示させる。
図10は、図8におけるS110の過程を詳細に示すフローチャートである。単位遊技フラグがオンになっていない場合はS192へ移行し(S190のN)、単位遊技フラグがオンになっている場合はこのフローを終了する(S190のY)。S192において、V入賞フラグがオンになっている場合であって(S192のY)、単位遊技の継続回数が継続上限回数未満である場合(S194のY)、特別遊技終了判定手段108は継続回数に1を加算し(S196)、V入賞フラグはオフされる(S200)。S192においてV入賞フラグがオンになっていない場合(S192のN)、あるいは、V入賞フラグがオンであって(S192のY)、単位遊技の継続回数が継続上限回数未満でない場合には(S194のN)、特別遊技移行判定手段90は特別遊技中フラグをオフにし(S198)、未入球数累計手段118は単位遊技ごとに未入球数計算手段116が計算した未入球数を累計して総未入球数を計算する(S199)。表示制御手段84はこのときの総未入球数を表示器52に表示させる。総未入球数が規定球数よりも大きければ(S201のY)、継続上限回数設定手段120は継続上限回数を加算するためのフラグである継続加算フラグをオンする(S203)。大きくなければ(S201のN)、S203の処理はスキップされる。そして、処理はS202に移行する。S202において、大入賞口開閉制御手段82は大入賞口32の開閉回数をリセットする(S202)。入賞個数計数手段112が大入賞口32への入賞個数をリセットして(S204)、本フローを終了する。
本実施例では、総未入球数が規定球数を超えると、次回の特別遊技において継続上限回数を加算することにより、遊技者に対して賞球保証をする形態を示した。このため、特別遊技において充分な賞球が得られなくとも、次回の特別遊技において遊技者に有利な設定となるため、結果として遊技者間における受益機会を平準化することができる。また、遊技者も総未入球数がたまっているときには、次回の特別遊技において総未入球数に基づく補填を受けようとするため、遊技者の遊技継続意欲を喚起する上でも効果がある。なお、次回の特別遊技ではなく、未入球数計算手段116が単位遊技ごとに算出する未入球数に基づいて当回の特別遊技における単位遊技の数を増加させてもよい。
また、通常時の規定球数が10球で総未入球数が5球のときには、規定球数設定手段114は規定球数を5球と設定したうえで、継続上限回数設定手段120は単位遊技の継続上限回数を加算してもよい。これにより、より適宜に遊技者に賞球補填の機会を付与することができる。このように、未入球数または総未入球数に基づいて規定球数と継続上限回数を調整することにより、遊技者に賞球補填機会を付与するように制御してもよい。
さらには、単位遊技を加算するのではなく未入球数や総未入球数に基づいて、特別遊技賞球制御手段110はS14において適宜賞球を払い戻してもよい。たとえば、大入賞口32に遊技球が1球入賞したときに払い出される賞球数が7球の場合であって、特別遊技終了時における総未入球数が3球の場合には、特別遊技賞球制御手段110は3×7の21球の賞球を払い出すとしてもよい。さらに、総未入球数が所定球数以上となることを条件として、特別遊技判定実行手段88はミニゲームを実行してもよい。そして、このミニゲームにおける遊技成否決定を契機として未入球数に基づく賞球の払い出しを行ってもよい。また、総未入球数が相当数たまったときには、確変遊技や変動短縮遊技に遊技状態を移行させることにより、遊技者に賞球を払い戻す機会を設けてもよい。
あるいは、33や始動口28に遊技球が所定個数入賞したことを契機として、未入球数や総未入球数に基づく賞球の払い戻しを実行してもよい。この場合にも、遊技者に対して払い戻しを受けるために特別遊技終了後も遊技を継続しようとの意欲を喚起させることができる。本実施例においては、いわゆる第2種ぱちんこ遊技機を想定して本発明を説明したが、本発明は、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機についても応用可能である。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 遊技領域の構造を示す正面図である。 ぱちんこ遊技機における遊技を制御する構成を中心とした基本的な機能ブロック図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。 図5におけるS10の処理を詳細に示すフローチャートである。 図6におけるS22の過程を詳細に示すフローチャートである。 図5におけるS12の過程を詳細に示すフローチャートである。 図8におけるS108の過程を詳細に示すフローチャートである。 図8におけるS110の過程を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、24 遊技領域、26 アウト口、28 始動口 32 大入賞口、36 特定領域、52 表示器、60 遊技制御装置、80 入賞判定手段、82 大入賞口開閉制御手段、84 表示制御手段、88 特別遊技判定実行手段、90 特別遊技移行判定手段、92 単位遊技実行手段、100 保留領域、102 第1開閉部、104 第2開閉部、108 特別遊技終了判定手段、110 特別遊技賞球制御手段、112 入賞個数計数手段、114 規定球数設定手段、116 未入球数計算手段、118 未入球数累計手段、120 継続上限回数設定手段。

Claims (7)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球が落入可能な開閉部をもつ大入賞口と、
    前記大入賞口の内側に設けられ、遊技球が通過可能な特定領域と、
    前記遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球の落入が前記開閉部の開放契機となる始動入賞口と、
    前記始動入賞口へ遊技球が落入したときに前記開閉部を開放させる開閉制御手段と、
    前記開放された大入賞口の前記特定領域を遊技球が通過したことを条件として、1以上の単位遊技から構成された遊技者に有利な遊技状態である特別遊技へ遊技を移行させる特別遊技移行判定手段と、
    前記単位遊技が開始されてから所定期間の経過または前記大入賞口への規定球数の遊技球の落入のいずれかの条件が満たされるまで前記単位遊技を実行する単位遊技実行手段と、
    前記特別遊技の実行期間において遊技球が前記特定領域を通過することを条件として、前記単位遊技を次の単位遊技に移行させる単位遊技継続判定手段と、
    前記単位遊技の実行期間における前記大入賞口への遊技球の落入球数を計数する落入計数手段と、
    前記規定球数と前記落入球数の差分を未入球数として算出する未入球数計算手段と、
    前記未入球数に基づいて賞球を払い出す賞球補填手段と、
    を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球が落入可能な開閉部をもつ大入賞口と、
    前記大入賞口の内側に設けられ、遊技球が通過可能な特定領域と、
    前記遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球の落入が前記開閉部の開放契機となる始動入賞口と、
    前記始動入賞口へ遊技球が落入したことを契機として特別遊技移行抽選を実行する特別遊技移行抽選実行手段と、
    前記特別遊技移行抽選の結果に基づいて、1以上の単位遊技から構成された遊技者に有利な遊技状態である特別遊技へ遊技を移行させる特別遊技移行判定手段と、
    前記単位遊技が開始されるときに前記開閉部を開放させる開閉制御手段と、
    前記単位遊技が開始されてから所定期間の経過または前記大入賞口への規定球数の遊技球の落入のいずれかの条件が満たされるまで前記単位遊技を実行する単位遊技実行手段と、
    前記特別遊技の実行期間において遊技球が前記特定領域を通過することを条件として、前記単位遊技を次の単位遊技に移行させる単位遊技継続判定手段と、
    前記単位遊技の実行期間における前記大入賞口への遊技球の落入球数を計数する落入計数手段と、
    前記規定球数と前記落入球数の差分を未入球数として算出する未入球数計算手段と、
    前記未入球数に基づいて賞球を払い出す賞球補填手段と、
    を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 前記特別遊技における単位遊技ごとの未入球数を累計する累計計算手段を更に備え、
    前記賞球補填手段は、新たな遊技を実行することにより前記累計された未入球数に基づいた数の賞球を払い出すことを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記賞球補填手段は、前記未入球数が所定球数以上となったとき、特別遊技における単位遊技の継続上限回数を加算することにより前記未入球数に基づく賞球を払い出すことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記賞球補填手段は、特別遊技における単位遊技の規定球数を変更することにより前記未入球数に基づく賞球を払い出すことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記賞球補填手段は、前記特別遊技が終了したあと前記始動入賞口または前記遊技領域に設けられる所定の入賞口に遊技球が所定球数落入することを条件として、前記未入球数に基づく賞球を払い出すことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の弾球遊技機。
  7. 前記未入球数を遊技者に画面表示する未入球通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の弾球遊技機。
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