JP2006006420A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 一般入賞口を用いた遊技形態を提案する。また、遊技進行が停滞した場合でも遊技者の遊技に対する興趣の減退を防止することができる遊技形態を提案する。
【解決手段】始動口28への遊技球の落入を契機に、当たり判定手段120が特別遊技へ移行するか否かの判定を行い、判定の結果が当たりの場合、特別遊技移行判定手段141は特別遊技状態に遊技を移行させる。情報報知決定手段210は、特別遊技移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数のカウント値に基づき、そのカウント値が遊技進行が停滞したと見なせる所定回数以上になった時に、賞球数を増加させる一般入賞口24を遊技者へ報知する。
【選択図】 図3
【解決手段】始動口28への遊技球の落入を契機に、当たり判定手段120が特別遊技へ移行するか否かの判定を行い、判定の結果が当たりの場合、特別遊技移行判定手段141は特別遊技状態に遊技を移行させる。情報報知決定手段210は、特別遊技移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数のカウント値に基づき、そのカウント値が遊技進行が停滞したと見なせる所定回数以上になった時に、賞球数を増加させる一般入賞口24を遊技者へ報知する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関する。
従来、各種の弾球遊技機のうち、特に第1種と呼ばれるぱちんこ遊技機は、遊技盤の略中央に設けられた液晶ディスプレイなどの表示領域に複数の図柄を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。このぱちんこ遊技機は、複数列の図柄変動を停止させたときの図柄の組合せが特定の態様となった場合に、通常より多くの賞球数が得られる、いわゆる大当たりと呼ばれる特別遊技へと移行するものとして知られている。このとき、特別遊技への移行により開放動作が行われる大入賞口に遊技球が落入した場合には、遊技球1個に対し例えば15個の賞球が付与される。また、特別遊技への移行の契機となる図柄変動をスタートさせる始動入賞口に遊技球が落入した場合には、例えば6個の賞球が付与される。これら以外の入賞口に遊技球が落入した場合には、例えば10個の賞球が付与される(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−96019号公報
ところで、遊技者は、大入賞口へ遊技球を落入させることにより、より多くの賞球が得られることを認識していると共に、始動入賞口以外の入賞口に遊技球を落入させたとしても、図柄変動のスタートには関与しないこと、大入賞口以外の入賞口の落入は、大入賞口落入時のように効率的な賞球が得られないこと、始動入賞口以外の入賞口への落入が遊技に大きく関わるものではないこと等を認識している。その結果、遊技者は、始動入賞口への落入を狙い遊技球の発射操作を行う傾向が強い。つまり、遊技領域の入賞口の構成に関わらず、始動入賞口への落入のみを狙って遊技を行うことになる。この場合、始動入賞口への落入に基づく演出でもしない限り、単調な遊技形態を招き易い。この単調な遊技形態において、図柄変動を頻繁に行わせても、特別遊技への移行は、所定の確率で行われる抽選に従うため、特別遊技への移行がすぐに発生するとは限らない。場合によっては、特別遊技への移行がなかなか発生しない場合もある。つまり、遊技の進行が停滞してしまう場合がある。このような場合、遊技者は、単調な遊技に加え、十分な賞球の付与を受けることができない。その結果、遊技者の遊技に対する興趣が減退してしまうおそれがあった。また、特別遊技への移行が長い時間発生していないぱちんこ遊技機は、遊技者から敬遠されがちであり、遊技店にとってぱちんこ遊技機の稼働率低下につながり好ましくないという問題がある。
なお、上述した問題は、第1種ぱちんこ遊技機に限らず、役物と呼ばれる、大入賞口内の特定領域を遊技球が通過したときに遊技者に有利な状態である特別遊技へと移行する第2種ぱちんこ遊技機や権利ものと呼ばれる第3種ぱちんこ遊技機等においても、特別遊技への移行が長い時間発生しない場合、つまり遊技の停滞が発生する場合があり、上述と同様な問題が発生する。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、始動入賞口以外の入賞口を用いた新たな遊技形態を提案することにある。また、特別遊技への移行が長い時間発生しないことによる遊技者の遊技に対する興趣の減退を防止することができる遊技形態を提案することにある。さらに、ぱちんこ遊技機の稼働率向上に貢献できる遊技形態を有する弾球遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技領域内の所定位置に形成され、遊技球が落入可能な複数の入賞口と、前記入賞口への遊技球の落入を契機に払い出される賞球数を一時的に増加させる払出制御手段と、前記複数の入賞口のうち、賞球数を一時的に増加させる入賞口を選択する選択処理手段と、遊技の進行が停滞したことを認識した場合に、いずれの入賞口の賞球数を増加させるかに関して遊技者へ報知する情報報知決定手段と、を含む。
ここで、遊技の進行の停滞とは、例えば、遊技を行っているにも関わらず、特別遊技への移行が長い時間発生していない状態や、入賞口への落入が所定数連続し、落入に基づく遊技動作の待ち状態が発生し、遊技を一時的に中断している状態等を意味する。
この態様によれば、遊技の停滞が発生した場合に、賞球数を一時的に増加させて遊技者に対し有利に作用する入賞口を報知し、その入賞口への落入を目的とした遊技を提供することが可能になり、遊技の停滞発生時にも遊技に対する興趣を喚起することができる。また、賞球数を増加した入賞口を報知して、その入賞口に落入させるように導くことにより、遊技内容に変化を持たせることができる。また、遊技進行が停滞したことを契機に通常より賞球数が増加させた入賞口を遊技者に報知することにより、遊技者は、遊技進行が停滞しているぱちんこ遊技機においても通常とは異なる形態の遊技により賞球を得る機会を得ることができる。従って、遊技進行が停滞し、例えば放置されているぱちんこ遊技機であっても遊技者にその遊技機での遊技をしてみようという意識を喚起することができる。その結果、遊技店におけるぱちんこ遊技機の稼働率向上に寄与することができる。
また、前記払出制御手段は、前記払出制御手段は、前記報知の有無に関わらず前記複数の入賞口のうち少なくとも一つの入賞口の賞球数を増加した増設定を行い、前記選択処理手段の選択結果に基づき、増設定の位置を順次変更するようにしてもよい。この態様によれば、報知の有無に関わらず増設定された入賞口が常にどこかに存在し、遊技の停滞が発生していない場合にも増設定された入賞口を探し当てるという遊技が可能になり、報知が行われるまでの遊技内容に遊技性を持たせることができる。
また、上記態様において、前記遊技領域における所定位置に設けられ、遊技球が落入可能な始動入賞口と、前記始動入賞口への遊技球の落入を契機として、通常遊技より遊技者に有利な特別遊技を発生させるか否かを判定する当たり判定手段と、前記当たり判定手段による判定結果に応じた停止図柄で図柄を停止させるべく図柄を変動表示する表示制御手段と、を、さらに含み、前記情報報知決定手段は、前記特別遊技への移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数のカウント値が、遊技進行が停滞したと見なせる所定回数以上になった時に、前記賞球数を増加させる入賞口を遊技者へ報知するようにしてもよい。
いわゆる第1種ぱちんこ遊技機において、始動入賞口の落入に基づくき行われた特別遊技への移行判定のうち当たりでなかった場合、つまり外れの場合の回数をカウントし、そのカウント値を報知処理のトリガとする。ここで、カウント値が遊技進行が停滞したと見なせる所定回数以上になった時とは、移行判定の結果が当たりでない、外れ状態が例えば500回続いた時である。一般に、なかなか抽選に当たらない場合に遊技者の遊技に対する興趣は衰退してしまうが、この態様によれば、遊技の停滞を条件に遊技者に有利な遊技展開を提供することが可能になり、遊技者の遊技に対する興趣の衰退を抑制することができると共に、遊技性を向上することができる。
また、前記遊技領域における所定位置に設けられ、遊技球が落入可能な始動入賞口と、前記始動入賞口への遊技球の落入を契機として、通常遊技より遊技者に有利な特別遊技を発生させるか否かを判定する当たり判定手段と、前記当たり判定手段による判定結果に応じた停止図柄で図柄を停止させるべく図柄を変動表示する表示制御手段と、を、さらに含み、前記情報報知決定手段は、前記遊技球の始動入賞口への落入に応じてなされた判定の結果であって、所定個数以内で記憶される判定結果の数である保留数が、遊技進行が停滞したと見なせる所定数以上の時に報知処理を行うようにしてもよい。
第1種ぱちんこ遊技機において、抽選の保留数が所定数以上(例えば、4個)になった場合に、保留状態が所定値以下になるまで、遊技者は遊技球の発射操作を中断する傾向がある。つまり、弾球遊技が断続的になり、遊技への興趣が低下しやすくなる。しかし、この態様によれば、抽選の保留数が所定数以上になった場合でも、報知された入賞口への落入というそれまでと異なる形態の遊技に誘導することができるので、遊技中断を抑制し、遊技への興趣を維持することができる。また、遊技中断の抑制により、ぱちんこ遊技機の稼働率向上にも寄与することができる。
なお、上述の態様において、前記入賞口が遊技者に有利な第1状態と、遊技者に不利な第2状態とに変化可能な可変入賞口であり、前記情報報知決定手段は、賞球数を増加させる入賞口を、当該入賞口に対し第1状態に移行させることにより報知することができる。
この態様構成によれば、入賞口の機能を用いて賞球数を増加する入賞口の報知を視覚的に遊技者に行うことができる。また、入賞口を遊技者に有利な第1状態にすることで、賞球数を増加する入賞口への興味を増大させ、スムーズに入賞口を狙う遊技に導くことができる。
また、前記情報報知決定手段は、賞球数を増加させる入賞口を、図柄の変動表示を行う図柄表示部を用いて報知してもよい。
この態様によれば、賞球数を増加する入賞口の報知を容易に行うことができると共に、報知に例えば文字やアニメーション、ビデオ画像等を用いることが可能なので、遊技者に明確な報知を行うことができる。また、図柄表示部を用いて様々な表示形態を遊技者に提供することができる。その結果、報知自体に興趣を持たせることが可能になる。
さらに、前記情報報知決定手段は、賞球数を増加させる入賞口を、音声提示装置または、遊技領域上に配置された視覚提示装置の少なくとも一方により行うことができる。
音声提示装置は、例えば遊戯中に提供される音楽や効果音を出力するスピーカ等を用いることが可能であり、メッセージや、通常時と異なる音楽や効果音を出力することにより、遊技者に報知が行われていることを認識させる。同様に、視覚提示装置は、遊技領域に配置された遊技効果ランプの点灯、点滅や、役物の動作によって遊技者に報知が行われていることを認識させる。
この態様によれば、賞球数を増加する入賞口の報知を従来搭載されている機器により容易に行うことができると共に、聴覚や視覚を用いて報知の認識を遊技者に行わせることができるので、遊技者に対し、さらに明確な報知動作を行うことができる。
また、上記態様において、前記情報報知決定手段は、さらに、賞球数を増加させる入賞口を遊技者に報知する場合、連続報知する回数を遊技進行の停滞状況に応じて選択する報知回数設定手段を有することができる。
ここで、報知する回数が連続するほど、遊技者は報知された入賞口への落入による賞球の増大が期待できる。遊技進行の停滞時間が長いほど、遊技者の主となる遊技への興趣は衰退しがちであるが、この態様によれば、賞球数を増加する入賞口への落入を主とする遊技への期待を増大させることが可能になり、遊技全体としての興趣を向上させることができる。なお、停滞時間の長さと連続回数の多さは必ずしも比例する必要はなく、任意に変化させてもよい。
本発明によれば、遊技の進行が停滞した時でも遊技者の遊技に対する興趣を喚起することができる。
本発明の実施形態における弾球遊技機は、例えば第1種ぱちんこ遊技機である。このぱちんこ遊技機は、遊技の進行が停滞したことを認識した場合に、その停滞を解消する別遊技を提供する機能を有している。このぱちんこ遊技機に配置される複数の入賞口のうちいずれかの入賞口は、遊技球が落入したときに他の入賞口より多くの賞球を払い出すことができるように設定されている。そして、遊技の進行が停滞したことが認識された場合、賞球数が増加されている入賞口を遊技者に報知する機能を有している。遊技者に、その入賞口への落入を狙わせて通常より多くの賞球を付与することにより、遊技者に新たな遊技形態を提供し、遊技の進行が停滞した時でも遊技に対する興趣が衰退することを抑制しようとするものである。なお、以下に説明する実施形態においては、一例として第1種ぱちんこ遊技機を用いて説明するが、遊技の進行の停滞は、いわゆる第2種ぱちんこ遊技機、第3種ぱちんこ遊技機においても発生する可能性がり、第1種ぱちんこ遊技機と同様に賞球数が増加されている入賞口を遊技者に報知することにより同様な効果を得ることができる。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤面で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成される、遊技盤の遊技領域を透視可能な板である。扉14は、透明板13を支持する。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。遊技者が発射ハンドル17を回動させると遊技球が発射される。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
ぱちんこ遊技機10の遊技盤には、遊技部品として多数の遊技釘(図示を省略)、風車21、外レール22および内レール23、一般入賞口24、アウト口25、図柄表示装置26、センター飾り部品27、第1種始動入賞口(以下、「始動口」という)28、大入賞口29、普通図柄作動口30、普通図柄表示装置32等が設けられる。外レール22は発射された遊技球を遊技領域31へ案内し、内レール23は遊技領域31を区画する。遊技領域31の所定の位置、例えば、センター飾り部品27の一部には、遊戯中の演出効果を発揮する点灯や点滅を行う遊技効果ランプ33が配置されている。また、図示を省略しているが、一般入賞口24の側方で遊技領域31の縁部周辺等にも遊技効果ランプが配置されている。一般入賞口24等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口25に流入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本明細書において「落入」は「通過」を含むものとする。また各種遊技効果ランプは、その点滅により上述したように演出または装飾の他、本実施形態において、後述する報知手段としての役割を果たすことができる。
始動口28および大入賞口29は、図示のごとく遊技領域31に配設されて、遊技者に有利な第1状態(開放状態)と、遊技者に不利な第2状態(閉鎖状態)とに変化可能な可変入球口として構成される。なお、ここでいう有利または不利は、相対的なものであり、第1状態に対して第2状態が不利であり、また第2状態に対して第1状態が有利であることを意味している。
始動口28は、例えばセンター飾り部品27の下方等の位置に設けられる。始動口28の内部には、始動口28への遊技球の落入を検出する始動入賞検出器34が設けられている。始動口28は、普通電動役物、例えば電動チューリップとして構成され、この電動チューリップが、遊技球が落入しやすい開いた状態(すなわち有利な第1状態)と、遊技球が有利な状態に対して相対的に落入しにくい閉じた状態(すなわち不利な第2状態)の2つの態様をとる。始動口28の開閉動作は例えば始動口ソレノイド35によって行われる。なお、本実施形態では1つの始動口28を例示したが、複数の始動口28が遊技領域31に設けられてもよい。また、一般入賞口24も普通電動役物、例えば入賞口ソレノイド36で開閉する電動チューリップとして構成され、内部には、一般入賞口24への遊技球の落入を検出する入賞検出器37が設けられ、上述と同様な動作を行うことができる。
大入賞口29は、特別図柄が特定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口であり、例えばアウト口25の上方等の位置に設けられる。大入賞口29の内側は、特定領域(いわゆるVゾーン)と一般領域に区画されている。大入賞口29の内部には、大入賞口29への遊技球の落入を検出する入賞検出器38が設けられている。大入賞口29は特別電動役物として、例えば大入賞口ソレノイド39で開閉動作する開閉板を有して構成され、この開閉板が、遊技球が入賞可能な開いた状態(すなわち有利な状態)と、遊技球が落入できない閉じた状態(すなわち不利な状態)の2つの態様をとる。
図柄表示装置26は、その画面に第1種特別図柄と呼ばれる図柄(以下、「特別図柄」という)と、特別図柄に連動する装飾図柄を変動させながら表示する。ここで、特別図柄は、始動口28への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に応じて特別遊技を発生させるか否かを示すための図柄であり、装飾図柄は、抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。図柄表示装置26は、この実施形態では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示装置であってもよい。図柄表示装置26は、装飾図柄300としてスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。装飾図柄300を表示する形態を採用している場合は、特別図柄302は演出的な役割をもつ必要がないため、図柄表示装置26の右上隅の目立たない領域に表示される。なお、特別図柄は、図柄表示装置26中の他の箇所に表示されてもよく、また図柄表示装置26以外に設けられる表示部で表示されてもよい。
図柄表示装置26の周囲には、センター飾り部品27が設けられており、遊技球の流路、図柄表示装置26の保護、装飾等の機能を有する。普通図柄表示装置32には普通図柄として数字等の図柄が変動表示される。普通図柄の変動表示は、作動ゲートとも呼ばれる普通図柄作動口30に遊技球が落入したときに開始される。この遊技球の落入は、普通図柄作動口30の内部に配置されたゲート通過検出器53により検出される。普通図柄表示装置32は、例えば7セグメント表示器で構成される。なお、この普通図柄は図柄表示装置26の右下隅等に表示されてもよい。また、センター飾り部品27に設けられた図示しないランプを所定時間点滅させる構成にしてもよい。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口28が所定時間拡開する。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール23と外レール22とによって案内されて遊技領域31へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域31の上部へ発射された遊技球は、遊技領域31中に配置された複数の遊技釘に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口24や始動口28、大入賞口29等の各入賞口へ落入するとその入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15に払い出される。
遊技球が始動口28に落入すると、図柄表示装置26において特別図柄および装飾図柄が変動表示される。特別図柄および装飾図柄の変動表示は一定時間経過後に停止され、停止時の特別図柄が所定の態様である場合、いわゆる「大当たり」として大入賞口29の開閉動作を開始する。すなわち所定の特別図柄の停止図柄が、特別遊技開始時の大入賞口29の開放条件として予め設定されている。このときスロットマシーンのゲームを模した装飾図柄の場合、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。
大入賞口29は、約30秒間開放された後、または9球以上の所定数の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。この所定の開放時間や遊技球の所定数は、大入賞口29の閉鎖条件として予め設定されている。大入賞口29の開放中、遊技球が特定領域へ少なくとも1球落入した場合、大入賞口29は再度開放される。大入賞口29の閉鎖状態から開放状態への変化を複数回数連続して継続する特別遊技において、開放中に遊技球が特定領域へ落入することは、次の開放動作を行うための開放条件となる。特定領域への落入を条件に、大入賞口29の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。特別遊技が終了すると、特別図柄302および装飾図柄300の変動表示が停止されるまでの時間が短縮される変動短縮遊技が所定の確率で実行される。なお、変動短縮遊技の実行中においては、普通図柄の変動表示時間が短縮されるとともに、始動口28が開放状態となる時間が普通図柄の変動表示時間に比べて相対的に長く設定される。
図2は、ぱちんこ遊技機10の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口28へ遊技球が落入したときの当たり判定等、遊技動作全般を処理する。サブ基板42は、液晶ユニット43を備え、図柄表示装置26における表示内容を制御し、特にメイン基板41による当たり判定結果に応じて表示内容を変動させる。セット盤44は、賞球タンク45や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット46等を含む。払出ユニット46は、各入賞口への落入に応じて賞球タンク45から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板47は、払出ユニット46による払出動作を制御する。発射装置48は、上球皿15の貯留球を遊技領域31へ1球ずつ発射する。発射制御基板49は、発射装置48の発射動作を制御する。電源ユニット50は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施形態におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。遊技制御装置100と、一般入賞口24、始動口28、大入賞口29、普通図柄作動口30、図柄表示装置26、普通図柄表示装置32、スピーカ18、遊技効果ランプ33および払出ユニット46は、各種制御信号を送受信するため、電気的に接続されている。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板42とに機能を分担させた形態で構成されてもよいが、図3においては、メイン基板とサブ基板の違いを特に明示しない機能ブロックとして描いている。遊技制御装置100は、ハードウェア的にはデータやプログラムを格納するROM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施形態の遊技制御装置100は、一般入賞口24、始動口28、大入賞口29、普通図柄作動口30への遊技球の落入の有無判定を行い各入賞口の落入情報を送出する入賞判定手段110を有する。また、遊技制御装置100は、入賞判定手段110から提供される始動口28の落入情報に基づき、特別遊技を発生させるか否かを判定する当たり判定手段120、入賞判定手段110から提供される普通図柄作動口30の落入情報に基づき、普通図柄の当否抽選を実行する普通図柄抽選実行手段130、特別遊技中の特別遊技を実行させる特別遊技判定実行手段140、大入賞口29の開閉を制御する大入賞口開閉制御手段150を有する。さらに、遊技制御装置100は、始動口28などの普通電動役物の開閉を制御する入賞口開閉制御手段160、図柄や電飾等の表示を制御する表示制御手段170を含む。このほか、始動口28への落入に基づく当たり判定結果の提示を所定数保留する場合の保留数管理を行う保留球数管理手段180、スピーカ18を用いて出力する効果音や音声フレーズの制御を行う音声制御手段190、払出ユニット46に対し遊技球が落入した入賞口に応じた賞球の払い出しを指示する払出制御手段200を含む。
また、本実施形態においては、遊技の停滞、例えば、特別遊技へなかなか移行しない状態が発生した場合に、遊技者に対し有利に作用する入賞口を報知する情報報知決定手段210と、遊技者に対し有利に作用する入賞口、具体的には賞球数を一時的に増加させる入賞口を選択する選択処理手段220を備える。
始動入賞検出器34は始動口28に設けられたセンサであり、始動口28への遊技球の落入を検出し、その落入があったことを示す始動入賞情報を入賞判定手段110へ送る。入賞判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると、当たり判定手段120に対し、始動入賞に対して乱数を取得させると共に、その乱数に基づき、特別遊技、すなわち大当たり遊技へ移行するか否かを判定させる。
特別遊技判定実行手段140は、特別遊技への移行および特別遊技自体を制御する。特別遊技移行判定手段141は、当たり判定手段120から提供される判定の結果に基づき、特別遊技を開始するか否かを判定する。特別遊技は、大入賞口29の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、特別遊技に移行すると、遊技者は相当数の出球を期待することができる。サイクル遊技実行手段142は、1回の大入賞口29の開閉を実行する。具体的にサイクル遊技実行手段142は、大入賞口開閉制御手段150を制御して、大入賞口29の開閉を実行する。特別遊技終了判定手段143は、継続ラウンド数、大入賞口29の特定領域への通過検出の有無に基づいて、サイクル遊技を継続させるか否か、すなわち次回のサイクル遊技を開始するか否かを判定する。次回のサイクル遊技を開始するための開始条件が満足されない場合、またはサイクル遊技の所定のラウンド数を消化した場合には、特別遊技終了判定手段143が特別遊技を終了させる。
大入賞口開閉制御手段150には、開閉条件設定手段が含まれ、当該開閉条件設定手段には大入賞口29を閉鎖状態から開放状態に変化させる開放条件および開放状態から閉鎖状態に変化させる閉鎖条件が設定されている。例えば、開放条件は、前回のサイクル遊技中に遊技球が大入賞口29の特定領域を通過したことである。また、閉鎖条件は、大入賞口29の開放中に落入数が所定数に到達したこと、または大入賞口29の開放時間が所定時間に到達したことである。大入賞口29の開放中の落入は、入賞検出器38により検出される。
大入賞口開閉制御手段150の開閉条件設定手段に設定された開放条件が達成された場合に、大入賞口ソレノイド39に開放指示を送り、大入賞口29の開閉板を開放させる。これにより、大入賞口29は、遊技者にとって有利な状態に変化する。一方、大入賞口開閉制御手段150に含まれる閉鎖制御手段は、閉鎖条件が達成された場合に、大入賞口ソレノイド39に閉鎖指示を送り、大入賞口29の開閉板を閉鎖させる。これにより、大入賞口29は、遊技者にとって不利な状態に変化する。
入賞口開閉制御手段160には、開閉条件設定手段が含まれ、当該開閉条件設定手段には、始動口28や一般入賞口24などの普通電動役物を閉鎖状態から開放状態に変化させる開放条件および開放状態から閉鎖状態に変化させる閉鎖条件が設定されている。始動口28の開放条件は、普通図柄表示装置32の停止図柄が当たりの態様となることであり、閉鎖条件は開放後、所定の時間が経過したことであってよい。普通図柄の抽選の当否は、普通図柄抽選実行手段130が普通図柄作動口30に設けられたゲート通過検出器53の通過情報を入賞判定手段110を介して得ることにより実行される抽選によって決定される。
また、一般入賞口24の開放条件は、情報報知決定手段210による報知処理が行われることであり、賞球数が増加している一般入賞口24を遊技者に報知する場合に開放状態になる。例えば、所定回数以上、大入賞口29の開放が行われなかった場合、つまり、特別遊技移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数が所定回数、例えば500回を超えた場合に、開放状態に変化する。なお、この場合の当たりでなかった場合の回数のカウントは、例えば特別遊技移行判定手段141等で行うことができる。また、閉鎖条件は開放後、所定数の遊技球(1個でもよいし、予め設定した複数個であってもよい)が落入したことであってもよい。また、所定の時間が経過したことであってよい。なお、一般入賞口24に所定数の遊技球が落入したことは、一般入賞口24に設けられた入賞検出器37によって検出する。
入賞口開閉制御手段160に含まれる開放制御手段は、始動口28に関して開閉条件設定手段に設定された開放条件が達成された場合に、始動口ソレノイド35に開放指示を送り、始動口28を開放させる。これにより、始動口28は、遊技者にとって有利な状態に変化する。一方、入賞口開閉制御手段160に含まれる閉鎖制御手段は、閉鎖条件が成立したことを判定すると、始動口ソレノイド35に閉鎖指示を送り、始動口28を閉鎖させる。これにより、始動口28は、遊技者にとって不利な状態に変化する。同様に、入賞口開閉制御手段160は、一般入賞口24に関して開閉条件設定手段に設定された開放条件が達成された場合に、入賞口ソレノイド36に開放指示を送り、一般入賞口24を開放させる。これにより、一般入賞口24は、遊技者にとって有利な第1状態に変化する。一方、閉鎖制御手段は、閉鎖条件が成立したことを判定すると、入賞口ソレノイド36に閉鎖指示を送り、一般入賞口24を閉鎖し、遊技者にとって不利な第2状態に変化する。なお、図1において、一般入賞口24、始動口28は、実線で開放状態を図示している。
表示制御手段170は、図柄変動制御手段171を含み、当たり判定手段120や普通図柄抽選実行手段130において決定される抽選の当否をもとに、図柄表示装置26や普通図柄表示装置32に表示させる表示内容を制御する。また、表示制御手段170は、遊技効果ランプ制御手段172を有し、遊技効果ランプ33および大入賞口29の表示器51、一般入賞口24の表示器52の点灯等を制御する。遊技効果ランプ33は主に、ぱちんこ遊技機10の動作中にスピーカ18から出力される音楽や効果音に対応して点灯、点滅等を行い遊戯中の演出効果を高める。表示器51,52は、遊技効果ランプ33と同様に、演出効果を向上させると共に、例えば、大入賞口29や一般入賞口24が開放状態にある場合に、ランプの点灯、点滅、文字表示、キャラクタ表示、ビデオ画像等により大入賞口29や一般入賞口24が遊技者にとって有利な状態に変化していることを知らせる機能を有する。
保留球数管理手段180は、保留球数記憶手段、保留球数加算手段、保留球数消化判定手段、保留球数減算手段を含む。保留球数記憶手段は、始動口28の落入により行われた図柄変動の抽選結果を例えば、最大4個まで記憶可能であり、抽選結果の取得のたびに保留球数を一つずつ増加し、また、抽選結果の表示により保留球数を一つずつ減らす。
音声制御手段190は、遊戯中に任意に出力される音楽や効果音や遊技の進行状況に応じて出力される音楽や効果音、音背フレーズ等を記憶手段から読み出しスピーカ18から再生音を出力する。
情報報知決定手段210は、報知回数設定手段211、報知回数決定手段212、報知回数減算手段213、報知タイミング判定手段214、報知終了判定手段215を含む。ここで、本実施形態において、報知とは、複数配置された一般入賞口24のうち、賞球数の増加が行われている一般入賞口24(1カ所でも複数箇所でもよい)を遊技者に教えることを意味する。賞球数の増加が行われていない一般入賞口24の場合、遊技球の落入により、例えば3個の賞球が払い出されるが、賞球数の増加が行われている一般入賞口24に遊技球が落入した場合には、例えば15個の賞球が払い出される。従って、報知が複数回行われれば、遊技者は多くの賞球を獲得する機会を得る。報知回数設定手段211は、賞球数が増加している一般入賞口24を報知する回数を設定するためのテーブルであり、例えば、10回、20回、50回、70回、100回等の連続報知回数が設定されている。
報知回数決定手段212は、遊技の進行状況に応じて、報知回数設定手段211に設定されている報知回数から報知開始条件が揃った時に実行する報知回数を選択決定する。例えば、特別遊技移行判定手段141において、特別遊技移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数をカウントし、そのカウント値に応じて報知回数の選択を行う。また、カウント値の推移状態を考慮して報知回数を選択してもよい。すなわち、短時間にカウント値が増加した場合、同じ遊技者によって継続的に遊技が行われている推測し、多い報知回数を選択する。逆に、カウント値の増加がゆっくり行われた場合、遊技が継続して行われず、複数の遊技者が断続的に遊技を行っていると推測し、少ない報知回数を選択する。もちろん、報知回数の選択は、この他の条件を考慮し行うようにしてもよいし、任意に報知回数を選択するようにしてもよい。
報知回数減算手段213は、報知処理が開始された後、報知が行われる毎に報知回数決定手段212が決定した報知回数を一回ずつ減らし、「ゼロ」になるまで報知を繰り返す。また、報知タイミング判定手段214は、報知条件が成立したか否かの判定を行い、報知条件が成立している場合には報知を開始する。ここで、報知する一般入賞口24は、賞球数が通常の場合より増加しているものである。賞球数を増加させる一般入賞口24は選択処理手段220にて選ばれる。このときの選択は、乱数を発生させることにより、複数の一般入賞口24の中なら任意に選択してもよいし、選択パターンを準備しておき、そのパターンに従って順に選択を行ってもよい。この場合、例えば、左回りを2回、右回りを1回のようにしてもよい。また、同じ位置の一般入賞口24を連続して選択してもよい。なお、選択処理手段220は賞球数を通常より一時的に増加させる一般入賞口24を常時選択している。つまり、報知の有無に関わらず、常に、増設定した一般入賞口24が存在してもよい。選択処理手段220は、選択した一般入賞口24の位置情報を払出制御手段200に提供し、もし、増設定した一般入賞口24に遊技球が落入したことが入賞判定手段110を介して通知された場合、払出制御手段200は、増設定した賞球数を払い出す。従って、報知が行われていない状態でも増設定された一般入賞口24に遊技球が落入した場合、増設定した賞球数が払い出される。もちろん、報知が決定された時のみ選択された一般入賞口24の増設定を行うようにしてもよい。この場合、報知処理が行われない場合、各一般入賞口24の賞球数は一律に通常数(例えば3個)である。
報知タイミング判定手段214は、遊技の進行が停滞したことを認識した場合に、報知処理を開始する。遊技進行の停滞とは、例えば、特別遊技移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数が所定回数以上、例えば500回以上連続した場合である。この場合、遊技者は、長時間、特別遊技への移行判定の権利を得るため、始動入賞口28に遊技球を落入させることを狙う遊技のみを行う傾向が強く、実質的にぱちんこ遊技の進行が停滞していると見なすことができる。このような遊技進行の停滞が発生すると、遊技者の遊技に対する興趣は低下してしまう。そこで、遊技の停滞が発生した場合、通常より多くの賞球が得られる入賞口を遊技者に報知し、報知された一般入賞口24に落入させてより多くの賞球を付与するという遊技を提供することにより、ぱちんこ遊技機10の新たな遊技形態を遊技者に提供する。また、遊技者に、報知した一般入賞口24に遊技球を落入させ、増設定した賞球を付与することにより、遊技進行の停滞により低下していた遊技への興趣を回復向上させることができる。なお、遊技進行の停滞の発生を判断する基準、前述の例では、「特別遊技移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数が所定回数以上、例えば500回以上連続した」という判断基準となる報知タイミング回数は、任意に設定可能であり、報知タイミング判定手段214で決定することができる。例えば、200回、300回、400回、500回、600回等の報知タイミング回数を予めテーブルに保存しておき、報知処理が終了する毎に選択するようにすることができる。また、このとき、報知回数決定手段212が設定する報知回数と報知タイミング回数とを関連つけてもよい。例えば、報知タイミング回数が少ない時(例えば200回)は、報知回数を少なくし(例えば、10回)、報知タイミング回数が多い時(例えば、600回)は、報知回数を多くする(例えば、100回)ようにしてもよい。もちろん、それぞれ任意に決定してもよい。
報知終了判定手段215は、報知した一般入賞口24に所定数の遊技球の落入が確認されたか、または、報知開始から所定時間経過したか否かに基づいて一回ごとの報知の終了を判断する。報知回数決定手段212で決定した報知回数に達していない場合には、選択処理手段220によって選択される一般入賞口24の報知を再度行う。一方、決定した報知回数に達した場合には、報知処理を終了する。
図4〜図6には、一連の遊技過程を説明するフローチャートが示されている。まず、図4のフローチャートを参照する。入賞判定手段110が始動口28への遊技球の落入を検出すると(S10のY)、当たり判定手段120が、図柄変動中であるか否かを判定する(S12)。図柄が変動中でなければ(S12のN)、当たり判定手段120は乱数を決定し(S14)、乱数に基づいて当否を判定する(S28)。一方、図柄が変動中であれば(S12のY)、保留球数管理手段180は保留球数記憶手段に乱数を保留可能であるか否かを判定する(S16)。図柄変動中、例えば4個の乱数が保留球数記憶手段に保留されていれば、それ以上の乱数を保留することができないため(S16のN)、保留球数管理手段180はその乱数の取得処理を行わない。一方、保留されている乱数の数が3個以内であれば、保留球数管理手段180は乱数の保留が可能であると判定し(S16のY)、当たり判定手段120に乱数を決定させ(S18)、保留球数管理手段180は保留球数記憶手段の空き領域に乱数を記憶させる(S20)。
またS10において、始動口28への落入がなければ(S10のN)、特別遊技移行判定手段141が、保留球数管理手段180の保留球数記憶手段に乱数が保留されているか否かを判定する(S22)。保留されていない場合(S22のN)、S10に戻り、始動口28に賞球があるか否かの判断を繰り返す。保留されている場合は(S22のY)、その時点で行われている図柄変動が終了するのを待つ。なお乱数が保留されている場合とは、始動口28への落入が以前に発生し且つその落入に基づく判定結果についての図柄変動が未だ行われていない状態を示す。このとき、図柄表示装置26では、保留球以前の落入に基づく判定結果についての図柄の変動表示がなされている。なお、S12における図柄変動と、S22の判定時点で表示されている図柄変動を、本フローでは説明の便宜上、「前回の図柄変動」と呼び、これに続く図柄変動のことを「当回の図柄変動」と呼ぶことにする。
前回の図柄変動が終了すると、特別遊技移行判定手段141は、保留球数記憶手段に保留されている判定結果のうち最初に判定結果として格納された乱数を読み出し(S24)、その記憶内容を消去し、2番目以降の領域に判定結果の乱数が格納されていればそれらをそれぞれ一つ前の記憶領域へシフトする(S26)。特別遊技移行判定手段141は、読み出した乱数に基づいて当否を判定し(S28)、続いて、図柄変動の表示内容が決定される。表示制御手段170の図柄変動制御手段171は、特別遊技移行判定手段141の判定結果に基づいて、当回の図柄を図柄表示装置26に変動表示させ(S30)、報知処理へ移行し(S32)、一連の処理を終了する。
図5のフローチャートを用いて、報知処理(S32)の詳細を説明する。S28における特別遊技移行判定手段141による当否判定の結果、乱数が大当たり(特別遊技)値であった場合(S40のY)、特別遊技制御処理へ移行する(S42)。ここで、一時図6のフローチャートを用いて特別遊技制御処理を説明する。特別遊技の開始とともに大入賞口開閉制御手段150は大入賞口29を開放し(S70)、入賞検出器38が大入賞口29への遊技球の落入を検出した場合(S71のY)、大入賞口開閉制御手段150はその球数をカウントする(S72)。また、入賞判定手段110は大入賞口29へ落入した遊技球のうち特定領域(いわゆるVゾーン)を通過したことを検出した場合(S73のY)、特別遊技終了判定手段143は、通過フラグをオンする(S74)。大入賞口29への遊技球の落入が検出されないときは(S71のN)、S72からS74をスキップする。大入賞口29へ落入した遊技球が特定領域を通過しなかった場合(S73のN)、S74がスキップされ、特別遊技終了判定手段143は通過フラグをそのままにする。S71からS74までの処理は、大入賞口29への落入球数のカウント値が9球以上に達するか、大入賞口29の開放時間が30秒間に達するまで繰り返され(S75のN)、これらいずれかの条件に達した場合(S75のY)、サイクル遊技実行手段142は大入賞口29を一旦閉鎖する(S76)。特別遊技終了判定手段143は、通過フラグがオンになっていれば(S77のY)、特定領域への通過があったものとして通過フラグと落入球数のカウント値をリセットし(S78)、特別遊技のラウンド数をインクリメントして(S79)、そのラウンド数が15回に達するまで(S80のN)、S70からS79までの処理を繰り返す。ラウンド数が15回に達した場合(S80のY)、または通過フラグがオンになっていない場合に(S77のN)、特別遊技が終了される(S82)。
図5のフローチャートに戻り、情報報知決定手段210は、特別遊技の終了を確認すると、報知回数の設定が完了しているか否かの判定を行い(S44)、設定済みの場合(S44のY)、一連の報知処理を終了し、遊技が継続している場合、図4のS10以降の処理に戻る。一方、報知回数設定が済んでいない場合(S44のN)、報知回数決定手段212は、報知回数設定手段211に基づいて、賞球数が増加している一般入賞口24の位置を報知する回数、例えば100回を設定する(S46)。また、報知タイミング判定手段214は、遊技進行の停滞を判断する報知タイミング回数、例えば500回を設定し(S48)、次回の報知処理の基準を決定して、一連の報知処理を終了する。なお、この時、それまで特別遊技移行判定手段141がカウントしてきた、特別遊技に移行しない外れ回数のカウント値をリセットする。
一方、S40において、判定結果の乱数が外れ値であれば(S40のN)、特別遊技移行判定手段141は、特別遊技移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数(外れ回数)を示すカウンタを「+1」する(S50)。続いて、情報報知決定手段210は、遊技者が通常より多くの賞球を得ることのできる一般入賞口24の報知を開始する条件が成立しているか否かの判断を行う(S52)。報知を開始する条件とは、前述したように、特別遊技移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数が所定開始、例えば500回を超えた場合であり、この条件が成立した場合に報知を開始する。なお、上述の報知を開始する条件が成立した時、またはそれ以降に、例えば、図柄表示装置26に表示する図柄が予め定めた特定のものになったときや、別途行われる抽選に当選したとき等には、ボーナスとして、例えば、S46で決定した報知回数を増加するようにすることもできる。
報知を開始する条件が成立していない場合(S52のN)、一連の報知処理を終了し、遊技が継続している場合には、図4のS10の処理に戻る。一方、報知を開始する条件が成立した場合(S52のY)、賞球数を増加した一般入賞口24の報知を開始する(S54)。ここで、一般入賞口24の報知の方法は任意であるが、例えば、遊技者に有利な第1状態と、遊技者に不利な第2状態とに変化可能な可変入賞口、いわゆる電動チューリップの場合、該当する一般入賞口24を第1状態、つまり遊技球が落入しやすい開いた状態にすることにより報知することができる。また、一般入賞口24自体や、その周囲に配置された遊技効果ランプ33を点灯、点滅させることにより報知することもできる。また、図柄表示装置26にメッセージや専用キャラクタ、ビデオ画像等を表示して遊技者の注意を喚起してもよい。特に図柄表示装置26を用いて報知を行う場合、図柄表示装置26により様々な形態の報知表示を行うことができるので、報知自体に興趣を持たせることが可能になり、遊技性の向上に寄与することができる。また、役物の機械的動作によって報知してもよい。このような視覚提示装置を用いて遊技者に報知する他、音声提示装置としての例えばスピーカ18を用いて賞球が増設定された一般入賞口24の位置を、例えば「右上の一般入賞口を狙え」等の音声フレーズを出力するようにしてもよい。なお、以上の各提示装置を組み合わせて遊技者に賞球数が増設定されている一般入賞口24を報知することが効果的である。この場合、スピーカ18からは専用の効果音や音楽を出力するようにしてもよい。
報知終了判定手段215は、報知した一般入賞口24に所定数の遊技球が入賞したか否かの判断を入賞判定手段110からの入賞情報に基づいて判断する(S56)。ここで、所定数とは、例えば、「1個」でもよいし、所定複数個でもよい。もし、所定数の遊技球の落入が確認された場合(S56のY)、報知終了判定手段215は、一般入賞口24の報知を終了する(S58)。また、所定数の遊技球の落入が確認できない場合(S56のN)、予め設定された報知時間が経過したか否かの判断を行う(S60)。報知時間は、例えば5秒であり、所定時間が経過するまでS56の確認を繰り返す(S60のN)。そして、所定時間が経過した場合(S60のY)、S58に移行し、報知終了判定手段215は、一般入賞口24の報知を終了する。
払出制御手段200は、報知終了判定手段215から報知終了情報を受け取ると、増設定された一般入賞口24に落入した遊技球の数に応じた賞球を払出ユニット46に指示する(S62)。また、情報報知決定手段210の報知回数減算手段213は、報知回数決定手段212が決定した報知回数を1回減算する(S64)。報知終了判定手段215は報知回数の残数が「ゼロ」か否かの判断を行い(S66)、ゼロでない場合(S66のN)、情報報知決定手段210は、特別遊技移行判定手段141を介して報知中に特別遊技への移行判定が当たりか否かを確認し(S68)、もし、移行判定に当たっている場合には(S68のY)、S42に移行し特別遊技制御処理をスタートする。一方、移行判定に当たっていない場合(S68のN)、S54に戻り、再度、賞球数が増設定された一般入賞口24の報知を繰り返す。この場合の報知対象となる一般入賞口24は、選択処理手段220によって選択されたものである。なお、S46で設定された報知回数は、遊技者に通知(例えば、図柄表示装置26等を用いた回数表示)するか否かは任意である。もし、報知回数を通知しない場合、遊技者に、報知の連続回数に関する期待感を提供することが可能になり遊技性の向上に寄与することができる。また、報知回数の通知を行う場合でも、報知回数を1回目から漸増表示することにより、上述と同様な期待感を提供することができる。また、報知回数の総回数を通知する場合、その通知時の一喜一憂により遊技者の遊技への興趣を向上することができる。
本実施形態において、賞球数が増設定される一般入賞口24は、報知の有無に関わらず、常に存在し、遊技領域31に存在する一般入賞口24のいずれを増設定するかは、選択処理手段220によって決められる。従って、遊技者は、報知が行われることにより多くの賞球を得られる一般入賞口24を確実に狙うことができると共に、報知が行われない場合でも、多くの賞球を得られる一般入賞口24を探すという遊技を行うことが可能になる。
S66において、報知回数の残数が「ゼロ」になったら(S66のY)、次回の報知処理における報知回数の決定(S46)と報知タイミング回数の設定(S48)を行い、一連の報知処理を終了し、遊技が継続している場合、図4のS10に戻る。
このように、遊技の進行が停滞した場合に、通常より賞球数が増設定された一般入賞口24を遊技者に報知することにより、遊技者は、今までとは異なる入賞口を狙う遊技を行い、多くの賞球を得る遊技を行うという、一般入賞口24を用いた新たな遊技形態を提供することが可能になり、遊技者の遊技に対する興趣の低減を抑制することができる。また、報知された一般入賞口24を狙い、付与された賞球により、再び始動口28を狙う従来の遊技を継続することができ、変化のある遊技を行うことができる。
また、遊技進行が停滞し、特別遊技への移行が長い時間発生していないぱちんこ遊技機は、遊技者から敬遠されがちであり、遊技店にとってぱちんこ遊技機の稼働率低下の原因の一つにもなっていた。しかし、本実施形態で説明したように、遊技進行が停滞したことを契機に通常より賞球数が増設定された一般入賞口24を遊技者に報知することにより、遊技者は、遊技進行が停滞し放置されているぱちんこ遊技機においても通常とは異なる形態の遊技により賞球を得る機会を得ることができる。従って、遊技進行が停滞し放置されているぱちんこ遊技機であっても遊技者にその遊技機での遊技をしてみようという意識を喚起することができる。その結果、遊技店におけるぱちんこ遊技機10の稼働率向上に寄与することができる。
なお、上述した実施形態では、遊技進行の停滞を特別遊技移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数が所定回数以上になったこと、つまり、大当たりがなかなか発生せず、始動口28を狙う遊技が継続した場合に停滞と判断する例を示したが、この他にも遊技進行が停滞していると見なすことができる場合がある。例えば、保留球数が最大値に達した場合、例えば保留球数が4個になった場合、遊技者は遊技球の発射を一時休止する場合がある。この場合、遊技者の遊技に対する集中力が途切れ、遊技に対する興趣が低下することがある。この場合も遊技進行が停滞したと見なし、賞球数が増設定された一般入賞口24の報知を行い、報知した一般入賞口24を遊技者に狙わせることで、遊技球の発射の一時休止を抑制することができる。なお、この場合、保留球数が4個になる機会は比較的頻繁に発生するので、報知の連続回数は数回にとどめておくことが望ましい。このような報知処理を用いることにより、始動口28への落入と報知された一般入賞口24への落入とをバランスよく行いながら特別遊技への移行の獲得を狙うという遊技形態を提供することも可能となると共に、ぱちんこ遊技機10の稼働率の向上に寄与することができる。
上述の説明においては、S68で報知処理中に特別遊技が発生した場合、例えば、本来50回の報知が行われる予定であった時に、30回報知した段階で特別遊技が始まった場合、20回分の報知が行われることなく報知処理が終了し、遊技者に違和感を与える場合がある。そこで、報知処理中に特別遊技が発生し、報知回数が残っている場合には、特別遊技終了後、残りの報知処理、この場合20回分の報知を行うようにしてもよい。
なお、図1、図2に示すぱちんこ遊技機の外観的構成や図3に示す構成ブロック、さらに、図4〜図6に示すフローチャートは一例であり、任意に変更可能であり、遊技進行の停滞を認識したときに、賞球数を増設定した一般入賞口の存在を遊技者に報知する機能を有するものであれば、本実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、上述した実施形態においては、第1種ぱちんこ遊技機を例にとって説明したが、遊技進行の停滞は、第2種ぱちんこ遊技機や第3種ぱちんこ遊技機においても発生する。いずれの場合も特別遊技が発生しない状態が長く継続していることを何らかの手段により認識し、増設定した一般入賞口を遊技者に報知し、落入を狙わせることにより、第1種ぱちんこ遊技機を用いて説明した場合と同等の効果を得ることができる。なお、第1種、第2種、第3種それぞれで特別遊技の発生確率が異なるため、報知処理の報知タイミング回数や報知回数、増設定する賞球数等も適宜調整することが望ましい。
10 ぱちんこ遊技機、100 遊技制御装置、110 入賞判定手段、120 当たり判定手段、130 普通図柄抽選実行手段、140 特別遊技判定実行手段、150 大入賞口開閉制御手段、160 入賞口開閉制御手段、170 表示制御手段、180 保留球数管理手段、190 音声制御手段、200 払出制御手段、210 情報報知決定手段、211 報知回数設定手段、212 報知回数決定手段、213 報知回数減算手段、214 報知タイミング判定手段、215 報知終了判定手段、220 選択処理手段。
Claims (8)
- 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域内の所定位置に形成され、遊技球が落入可能な複数の入賞口と、
前記入賞口への遊技球の落入を契機に払い出される賞球数を一時的に増加させる払出制御手段と、
前記複数の入賞口のうち、賞球数を一時的に増加させる入賞口を選択する選択処理手段と、
遊技の進行が停滞したことを認識した場合に、いずれの入賞口の賞球数を増加させるかに関して遊技者へ報知する情報報知決定手段と、
を含むことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記払出制御手段は、前記報知の有無に関わらず前記複数の入賞口のうち少なくとも一つの入賞口の賞球数を増加した増設定を行い、前記選択処理手段の選択結果に基づき、増設定の位置を順次変更することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
- 前記遊技領域における所定位置に設けられ、遊技球が落入可能な始動入賞口と、
前記始動入賞口への遊技球の落入を契機として、通常遊技より遊技者に有利な特別遊技を発生させるか否かを判定する当たり判定手段と、
前記当たり判定手段による判定結果に応じた停止図柄で図柄を停止させるべく図柄を変動表示する表示制御手段と、
を、さらに含み、
前記情報報知決定手段は、前記特別遊技への移行判定の結果が当たりでなかった場合の回数のカウント値が、遊技進行が停滞したと見なせる所定回数以上になった時に、前記賞球数を増加させる入賞口を遊技者へ報知することを特徴とする請求項1または請求項2記載の弾球遊技機。 - 前記遊技領域における所定位置に設けられ、遊技球が落入可能な始動入賞口と、
前記始動入賞口への遊技球の落入を契機として、通常遊技より遊技者に有利な特別遊技を発生させるか否かを判定する当たり判定手段と、
前記当たり判定手段による判定結果に応じた停止図柄で図柄を停止させるべく図柄を変動表示する表示制御手段と、
を、さらに含み、
前記情報報知決定手段は、
前記遊技球の始動入賞口への落入に応じてなされた判定の結果であって、所定個数以内で記憶される判定結果の数である保留数が、遊技進行が停滞したと見なせる所定数以上の時に報知処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の弾球遊技機。 - 前記入賞口が遊技者に有利な第1状態と、遊技者に不利な第2状態とに変化可能な可変入賞口であり、
前記情報報知決定手段は、
賞球数を増加させる入賞口を、当該入賞口に対し第1状態に移行させることにより報知することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の弾球遊技機。 - 前記情報報知決定手段は、
賞球数を増加させる入賞口を、図柄の変動表示を行う図柄表示部を用いて報知することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一つに記載の弾球遊技機。 - 前記情報報知決定手段は、
賞球数を増加させる入賞口を、音声提示装置または、遊技領域上に配置された視覚提示装置の少なくとも一方により行うことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の弾球遊技機。 - 前記情報報知決定手段は、
さらに、賞球数を増加させる入賞口を遊技者に報知する場合、連続報知する回数を遊技進行の停滞状況に応じて選択する報知回数設定手段を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の弾球遊技機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017038853A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-02-23 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10127888A (ja) * | 1996-10-31 | 1998-05-19 | Maruhon Ind Co Ltd | パチンコ機 |
JP2003181001A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-07-02 | Aruze Corp | 遊技機、及び遊技形態の提供方法 |
JP2003199948A (ja) * | 2002-01-07 | 2003-07-15 | Aruze Corp | 遊技機、遊技機の制御方法、通信遊技システム、サーバ、およびコンピュータプログラム |
-
2004
- 2004-06-22 JP JP2004184264A patent/JP2006006420A/ja active Pending
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