JP2006005811A - 高周波集積回路 - Google Patents

高周波集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2006005811A
JP2006005811A JP2004181924A JP2004181924A JP2006005811A JP 2006005811 A JP2006005811 A JP 2006005811A JP 2004181924 A JP2004181924 A JP 2004181924A JP 2004181924 A JP2004181924 A JP 2004181924A JP 2006005811 A JP2006005811 A JP 2006005811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
switch circuit
transmission
circuit
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004181924A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kataoka
茂 片岡
Tadayoshi Nakatsuka
忠良 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004181924A priority Critical patent/JP2006005811A/ja
Publication of JP2006005811A publication Critical patent/JP2006005811A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 送信用高周波増幅器と高周波スイッチ回路を集積化した高周波集積回路において回路簡素化、半導体チップ面積の低減及びアイソレーション特性を向上させた高周波集積回路を提供することを目的とする。
【解決手段】 送信用高周波増幅器1から高周波スイッチ回路2へ、増幅された高周波信号と同一伝搬線路を介してプルアップ電位を給電して、高周波スイッチ回路2のFETスイッチ回路をプルアップする。
【選択図】 図1

Description

本発明は移動体通信機器等の無線装置に関し、特に高周波集積回路に関するものである。
近年、電界効果トランジスタ(以下、FETと称する)で構成された小型、低消費電力で高周波特性に優れた高周波スイッチ回路が実用化されている。
また、高周波増幅器についてもFETやヘテロ接合バイポーラトランジスタ(以下、HBTと称する)で構成された高効率、低電圧動作特性に優れた高周波増幅器が実用化されている。
このような半導体技術分野の急速な発展を背景に携帯用無線機のより一層の小型軽量化に対する要求が高まり、高周波増幅器及び高周波スイッチ回路等を含む主要な送信回路全体を集積回路化しようとする試みが行われており、(特許文献1)(特許文献2)に送受信回路を集積回路化した一例が開示されている。
特開平08−307305号公報 特開平10−209177号公報
しかしながら、一般的に高周波回路部品の相互の接続には個々の回路部品の高周波信号入力端子及び出力端子の直流信号成分を遮断して高周波信号成分のみを伝達させる手段をとっている。
したがって、高周波増幅器と高周波スイッチ回路を集積回路化する場合でも従来のプリント基板上で個々の回路部品を接続するのと同様に整合回路及び直流信号成分を遮断するコンデンサ等を介して接続している。
よって、個々の部品間の直流信号成分が分断されたことによる電源系の重複が生じ集積回路化した利点が十分に発揮されていないという問題点がある。
図7は従来例を示し、送信用高周波増幅器1と高周波スイッチ回路2が出力整合回路12と直流信号成分遮断コンデンサ20を介して接続されている。
1は送信用高周波増幅器、2は高周波スイッチ回路、3は送信信号入力端子、4は受信信号出力端子、5は電源供給端子、6は利得制御端子、7はアンテナ側入出力端子、8a及び8bは送受信切替制御端子、9は増幅回路、10は利得制御回路、11は高周波信号成分遮断素子、12は出力整合回路、13は送信側スルーFETスイッチ回路、14は送信側シャントFETスイッチ回路、15は受信側スルーFETスイッチ回路、16は受信側シャントFETスイッチ回路、17はFETプルアップ用電源供給端子、18はFETプルアップ用抵抗、19は制御端子保護抵抗、20は直流信号成分遮断コンデンサである。
高周波スイッチ回路2は携帯電話等で一般的に用いられるSPDT型高周波スイッチ回路を例に示してある。SPDT型高周波スイッチ回路の機能については上記に掲げた各特許文献に詳細に説明してあるので本明細書では省略する。
まず送信時における機能動作について説明する。
高周波送信信号は送信用高周波増幅器1の送信信号入力端子3に入力され送信用高周波増幅器1を構成する増幅回路9のゲート端子に入力される。電源供給端子5から高周波信号遮断素子11を介して増幅回路9のドレイン端子に電圧が印加されると共に利得制御回路10によって増幅回路9は所定の利得が得られるようにゲート電圧が供給される。
増幅回路9によって増幅された高周波送信信号は出力整合回路12及び直流信号成分遮断コンデンサ20を介して出力される。この時、送信用高周波増幅器1と高周波スイッチ回路2の接続点では直流信号成分は遮断(0ボルト)され高周波信号成分のみ伝達される。
なお、直流信号成分遮断コンデンサ20は送信用高周波増幅器1を構成する出力整合回路12の一部として構成される場合もある。
また、直流信号成分遮断コンデンサ20は送信用高周波増幅器1側にある場合と高周波スイッチ回路2側にある場合と、送信用高周波増幅器1と高周波スイッチ回路2の両方にある場合もある。
送信用高周波増幅器1によって増幅された高周波送信信号は高周波スイッチ回路2の送信側FETスイッチ回路に入力される。各FETのドレイン端子及びソース端子はFETプルアップ抵抗18を介してFETプルアップ電源供給端子17よりプルアップされている。
一般的に送信用高周波増幅器1の電源供給端子5は電池に直結された電源系に接続されるが、それに対して高周波スイッチ回路2のFETプルアップ電源供給端子17は電池からレギュレータ回路を介して接続される。したがって、FETプルアップ電源供給端子17に供給される電圧は送信用高周波増幅器1の電源供給端子5に供給される電圧より低い。
送信時には送受信切替制御端子8aはHigh、制御端子8bはLowが入力されFETスイッチ13と15はON状態に、FETスイッチ14と16はOFF状態となり送信信号入力端子3に入力された高周波送信信号はFETスイッチ13を介してアンテナ側入出力端子7から出力される。
次に受信時における機能動作について説明する。
利得制御回路9は送信用高周波増幅器1が増幅作用をしないようなバイアス電位を増幅回路9に供給する。高周波スイッチ回路2の各FETのドレイン端子及びソース端子はFETプルアップ抵抗18を介してFETプルアップ電源供給端子17よりプルアップされている。受信時には送受信切替制御端子8aはLow、送受信切替制御端子8bはHighがそれぞれ入力されFETスイッチ13と15はOFF状態に、FETスイッチ14と16はON状態となりアンテナ側入出力端子7に入力された高周波受信信号はFETスイッチ回路15を介して受信信号出力端子4から出力される。
送信時、受信時に関わらず送信用高周波増幅器1と高周波スイッチ回路2との間は直流信号成分遮断コンデンサ20によって直流信号成分は完全に遮断されている。したがって、次のような問題点があった。
1) 送信用高周波増幅器1に電源を供給する電源系と高周波スイッチ回路2のFETプルアップ電源供給端子17に電源を供給する電源系は回路レイアウト上、隣接しているにも関らず、それぞれ独立して必要になり配線引き回しが煩雑となる。
2) 送信用高周波増幅器1または高周波スイッチ回路2に直流信号成分遮断用コンデンサ20が必要になりチップ面積を著しく増大させ小型化に不利である。
3) MMIC( Microwave Monolithic IC )の場合、直流成分遮断用コンデンサ20を半導体基板上に大面積を占有して形成するためコンデンサ形成用層間絶縁膜にピンホールの発生確率が高くなり電気的不良を引き起こすなど製造上の問題から信頼性が低下する。
4) プルアップ電位が低いため十分なアイソレーション特性が得られない。
この従来例では携帯電話等で一般的に用いられているSPDT型高周波スイッチ回路を例に具体的に示したが、他の高周波スイッチ回路で高周波集積回路を構成しても上記問題点は一般性を失わない。
(特許文献2)に送信用高周波増幅器や高周波スイッチ回路等を集積回路化した携帯電話用フロントエンド回路の例が開示されている。同公報においてフロントエンド回路の送信回路部分では送信用高周波増幅器の電源を高周波スイッチ回路側から供給し回路簡素化する方法が示されている(同公報の図1)。
しかしながら、送信用高周波増幅器の電源は高周波スイッチ回路を構成するスルーFET(同公報 図5のQ1T)を通して供給されるため、前記スルーFETのオン抵抗(Ron)に相当する分の電圧降下を生じ、送信用高周波増幅器の電源電圧が低下し、効率の低下を招くという新たな問題点がある。
本発明は送信用高周波増幅器と高周波スイッチ回路を集積回路化する場合に回路簡素化と小型化に有利な高周波集積回路を提供することにある。
本発明の高周波集積回路は、高周波増幅器と高周波スイッチ回路間の直流信号成分遮断コンデンサを不要として前記高周波スイッチ回路を構成するFETをプルアップする電位を前記高周波増幅器の電源端子から高周波信号遮断素子を介して供給することにより回路簡素化と小型化に有利な高周波集積回路を実現するものである。
特に前記高周波増幅器に出力整合回路がある場合、前記出力整合回路が直流信号成分を通過させることが可能な回路構成であること、前記高周波増幅器と前記高周波スイッチ回路間の直流信号成分遮断用コンデンサを不要とし高周波スイッチ回路の全FETのプルアップ電源を前記高周波増幅器から供給することを最も主要な特徴とする。
この構成によると、以下の効果を有する。
第1の効果として、高周波増幅器と高周波スイッチ回路を直結して前記高周波スイッチ回路のFETプルアップ電源を送信用高周波増幅器の電源から直接供給することにより回路簡素化と小型化に有利な高周波集積回路を実現できるという利点がある。
第2の効果として、高周波増幅器または高周波スイッチ回路の直流信号成分遮断コンデンサが不要となるため、チップ面積を大幅に低減させることができるという利点がある。
また、MMICの場合、直流信号成分遮断コンデンサを半導体基板上に大面積を占有して形成するためコンデンサ形成用層間絶縁膜にピンホールの発生確率が高くなり電気的不良を引き起こすなど製造上の問題から信頼性を低下させるが、直流信号成分遮断コンデンサ自体が不要となるため製造上の信頼性が向上する。
第3の効果として、高周波スイッチ回路のプルアップ電位を電池電圧に近い高い電位に印加できるためFETスイッチ回路のアイソレーション特性を向上させることができる。
以下、本発明の高周波集積回路を各実施の形態に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1,図2,図5は本発明における第1の実施形態を示す。
図1に示す高周波集積回路は、送信用高周波増幅器1、高周波スイッチ回路2、送信信号入力端子3、受信信号出力端子4、電源供給端子5、利得制御端子6、アンテナ側入出力端子7、送受信切替制御端子8a,8bを備える。
送信用高周波増幅器1は、増幅回路9、利得制御回路10、高周波信号遮断素子11及び出力整合回路12を備える。増幅回路9は少なくとも1段以上の増幅素子から構成される多段増幅回路である。
高周波スイッチ回路2は、送信側FETスイッチ回路21、受信側FETスイッチ回路22を備える。
まず、送信時の当該高周波集積回路の機能動作について説明する。
送信時には、高周波送信信号が送信信号入力端子3に入力され、利得制御端子6に入力された制御信号に応じて利得制御回路10は増幅回路9にバイアスを供給し、増幅回路9は電源供給端子5から高周波信号遮断素子11を介して直流電源が供給されると共に増幅した高周波送信信号を、出力整合回路12を介して高周波スイッチ回路2の送信側FETスイッチ回路21へ出力する。
出力整合回路12は、直流信号成分を通過させる特性を有し、いわゆる低域周波数通過型フィルタ(以下、LPFと称する)の回路形式で整合回路を構成したものである。
なお、送信用高周波増幅器1から高周波スイッチ回路2へ特性を劣化させずに増幅した高周波信号を伝送することができるのであれば、出力整合回路12を省略しても良い。
送信用高周波増幅器1が備える電源供給端子5から供給される直流電源の一部は、出力整合回路12を介して、送信用高周波増幅器1が増幅した高周波送信信号を高周波スイッチ回路2に伝送する線路を介して、高周波スイッチ回路2を構成するFETスイッチ回路21,22のプルアップ電位として供給されている。
送信側FETスイッチ回路21と受信側FETスイッチ回路22は、送受信切替制御端子8a,8bによってON/OFF状態が切替えられる。
なお、ここで言う「ON状態」とは信号が導通状態を指し、「OFF状態」とは信号が非導通状態を指す。送信時は送信側FETスイッチ回路21がON状態となり受信側FETスイッチ回路22がOFF状態となるように送受信切替制御端子8a,8bに制御信号が与えられる。
高周波スイッチ回路2の送信側FETスイッチ回路21及び受信側FETスイッチ回路22に供給されるプルアップ電位と送受信切替制御端子8a及び8bに与えられる制御信号電位により送受信切替動作に十分な電位差が得られ、送信時は送信用高周波増幅器1から出力された高周波送信信号は、高周波スイッチ回路2の送信側FETスイッチ回路21を介してアンテナ側入出力端子7へ出力され、受信側FETスイッチ回路22はOFF状態のため高周波送信信号は受信信号出力端子4へは漏洩しない。
次に受信時には、送信用高周波増幅器1に高周波送信信号は入力されず、また利得制御回路10により増幅回路9が増幅作用を抑制するようなバイアスが供給される。電源供給端子5から高周波信号遮断素子11及び出力整合回路12を介して直流電源は高周波スイッチ回路2へ供給され、受信時においても高周波スイッチ回路2の送信側FETスイッチ回路21と受信側FETスイッチ回路22には必要なプルアップ電位が供給される。
受信時は送信側FETスイッチ回路21がOFF状態となり受信側FETスイッチ回路22がON状態となるように送受信切替制御端子8a及び8bに制御信号が与えられる。
よって、アンテナ側入出力端子7から入力される高周波受信信号は受信側FETスイッチ回路22を介して受信波出力端子4へ出力される。
以上の構成により、送信用高周波増幅器1が備える電源供給端子5から供給される直流電源の一部は送信用高周波増幅器1によって増幅された高周波送信信号を高周波スイッチ回路2に伝送する線路を介して高周波スイッチ回路2を構成するFETスイッチ回路に必要なプルアップ電位を供給することが可能になり、高周波スイッチ回路2内でのプルアップ電位を供給する電源供給端子を不要とすることができる。
図2は図1に示した具体回路である。
図2に示す高周波集積回路は、図1に示す高周波信号遮断素子11をチョークコイル11aとし、送信側FETスイッチ回路21を図5(a)に示す具体的なFETスイッチ回路に、受信側FETスイッチ回路22を図5(b)に示す多段構成のFETスイッチ回路の具体的な2段構成のFETスイッチ回路とし、出力整合回路12は図2に示すコンデンサ及びインダクタから構成されるLPF回路形式のものである。
なお、高周波信号遮断素子11はチョークコイル11aに限定されるものではなく高周波信号成分を遮断して直流電源を通す素子、回路であれば他の素子、回路でも良い。
また、送信側FETスイッチ回路21,受信側FETスイッチ回路22は、図5(a)(b)に示すFETスイッチ回路に限定されるものではなく、図5(a)〜(d)に示すFETスイッチ回路の任意な組み合わせで構成しても良い。出力整合回路12は直流信号成分を通過させることが可能な回路形式で整合回路を構成するものであれば良い。
直流信号成分遮断素子25は送信側FETスイッチ回路21を介して供給された直流電源が高周波スイッチ回路2のアンテナ側入出力端子7及び高周波受信出力端子4から外部に直流信号成分が漏れないためのものでコンデンサに限定されるものではなく、直流信号成分を遮断し高周波信号成分を通過させる素子または回路であれば他の素子、回路でも良い。さらに直流信号成分遮断素子25は、その全部または一部を高周波スイッチ回路2と同一の半導体基板上に集積化しても良い。
図2の送信時の機能、動作について説明する。
送信時には高周波送信信号が送信信号入力端子3に入力され、利得制御端子6に入力された制御信号に応じて利得制御回路10は増幅回路9にバイアスを供給し、増幅回路9は電源供給端子5からチョークコイル11aを介して直流電源が供給されると共に増幅した高周波送信信号を出力整合回路12を介して高周波スイッチ回路2の送信側FETスイッチ回路21へ出力する。
なお、出力整合回路12は第1の具体例を構成するのに必ずしも必要ではなく、送信用高周波増幅器1から高周波スイッチ回路2へ高周波特性を劣化させずに増幅した高周波信号を伝送することができるのであれば出力整合回路12を省略しても良い。
送信用高周波増幅器1が備える電源供給端子5から供給される直流電源の一部は、出力整合回路12を介して送信用高周波増幅器1が増幅した高周波送信信号を高周波スイッチ回路2に伝送する線路を介して、高周波スイッチ回路2へプルアップ電位を供給する。
送信側FETスイッチ回路21を構成するFETのドレインとソース間に接続されたプルアップ抵抗18は、高周波信号を減衰させるのに十分な高い抵抗値を有し、送信側FETスイッチ回路21と受信側FETスイッチ回路22の接続点をプルアップする。
さらに受信側FETスイッチ回路22を構成するFETのドレインとソース間に接続されたプルアップ抵抗18も高周波信号を減衰させるのに十分な高い抵抗値を有し、受信側FETスイッチ回路22と受信波出力端子の接続点もプルアップされる。
送信側FETスイッチ回路21及び受信側FETスイッチ回路22を構成する各FETのゲート端子に印加される送受信切替制御信号の電圧は、プルアップ電位と同電位または低いため、送信側FETスイッチ回路21,受信側FETスイッチ回路22を構成する各FETには常に逆バイアスが印加され微少のリーク電流のみ流れる。また、アンテナ側入出力端子7及び高周波受信出力端子4にはコンデンサの直流信号成分遮断素子25が接続されているため直流電流は流れない。
よって、結果的に送信側FETスイッチ回路21と受信側FETスイッチ回路22に必要なプルアップ電位を供給することができる。したがって、送信時は送受信切替制御端子8aにはHigh信号が制御端子8bにはLow信号が制御信号として与えられ、上述のプルアップ電位との関係から送信側FETスイッチ回路21がON状態となり受信側FETスイッチ回路22aがOFF状態となり、送信用高周波増幅器1によって増幅された高周波送信信号は高周波スイッチ回路2を介してアンテナ側入出力端子7に出力されアンテナを介して放射される。
また、送信用高周波増幅器1を構成する増幅回路9へは電源供給端子5のみ介して直接に直流電源が供給され、高周波スイッチ回路2を構成する回路を全く経由しないので電圧降下による効率低下などの問題は生じない。
さらに高周波スイッチ回路2に供給されるプルアップ電位は電池電圧に近い高い電位が印加されるため高周波スイッチ回路2のアイソレーション特性を向上させる。
次に、受信時の高周波集積回路の機能動作について説明する。
受信時には、送信用高周波増幅器1に高周波送信信号は入力されず、また利得制御回路10により増幅回路9が増幅作用を抑制するようにバイアスが供給されるが、電源供給端子5からチョークコイル11aを介して直流電源は高周波スイッチ回路2にプルアップ電位を供給する。
送信時と同様に送信側FETスイッチ回路21を構成するプルアップ抵抗18を介して送信側FETスイッチ回路21と受信側FETスイッチ回路22の接続点をプルアップする。さらに受信側FETスイッチ回路22を構成するプルアップ抵抗18を介して、受信側FETスイッチ回路22と受信信号出力端子4の接続点をプルアップする。
よって、結果的に送信側FETスイッチ回路21と受信側FETスイッチ回路22に必要なプルアップ電位を供給することができる。したがって、受信時は送受信切替制御端子8aにはLow信号が、制御端子8bにはHigh信号が制御信号として与えられ、上述のプルアップ電位との関係から送信側FETスイッチ回路21がOFF状態となり受信側FETスイッチ回路22がON状態となりアンテナで受信した高周波受信信号は高周波スイッチ回路2を介して受信信号出力端子4に出力される。
このように、受信時に送信用高周波増幅器1が動作していなくても高周波スイッチ回路2の各FETスイッチ回路へプルアップ電位を供給することができる。送信時と同様に高周波スイッチ回路2に供給されるプルアップ電位は電池電圧に近い高い電位が印加されるため高周波スイッチ回路2のアイソレーション特性を向上させる。
(第2の実施形態)
図3と図4は本発明の第2の実施形態を示す。
図3に示す第2の実施形態に係わる高周波集積回路は、第1の実施形態に係わる高周波スイッチ回路2において送信側FETスイッチ回路21が送信側スルーFET回路21aと送信側シャントFET回路21bから構成され、受信側FETスイッチ回路22が受信側スルーFETスイッチ回路22aと受信側シャントFETスイッチ回路22bから構成されている、いわゆるSPDT型高周波スイッチ回路である。
まず、送信時の機能動作について説明する。
送信時には高周波送信信号が送信波入力端子3に入力され、利得制御端子6に入力された制御信号に応じて利得制御回路10は増幅回路9にバイアスを供給し、増幅回路9は電源供給端子5から高周波信号遮断素子11を介して直流電源が供給されると共に、増幅した高周波送信信号を出力整合回路12を介して高周波スイッチ回路2の送信側FETスイッチ回路12へ出力する。
出力整合回路12は直流信号成分を通過させる特徴を有しLPF回路形式で整合回路を構成したものである。
なお、出力整合回路12は第2の実施形態を構成するのに必ずしも必要ではなく、送信用高周波増幅器1から高周波スイッチ回路2へ特性を劣化させずに増幅した高周波信号を伝送することができるのであれば出力整合回路12を省略しても良い。
送信用高周波増幅器1が備える電源供給端子5から供給される直流電源の一部は、送信用高周波増幅器1が増幅した高周波送信信号を高周波スイッチ回路2に伝送する線路を介して高周波スイッチ回路2を構成するFETスイッチ回路のプルアップ電位として供給される。
送信側FETスイッチ回路21を構成するスルーFETスイッチ回路21a、シャントFETスイッチ回路21b及び受信側FETスイッチ回路22を構成するスルーFETスイッチ回路22a、シャントFETスイッチ回路22bは、送受信切替制御端子8a,8bによってON/OFF状態が切替えられる。
送信時は、送信側スルーFETスイッチ回路21aと受信側シャントFETスイッチ回路22bがON状態となり、一方、送信側シャントFETスイッチ回路21bと受信側スルーFETスイッチ回路22aがOFF状態となるように送受信切替制御端子8a及び8bに制御信号が与えられる。
高周波スイッチ回路2の送信側スルーFETスイッチ回路21aとシャントFETスイッチ回路21b及び受信側スルーFETスイッチ回路22aとシャントFETスイッチ回路22bに供給されるプルアップ電位と送受信切替制御端子8a,8bに与えられる制御信号電位により、送受信切替動作に十分な電位差が得られる。よって、送信時は送信用高周波増幅器1から出力された高周波送信信号は高周波スイッチ回路2の送信側スルーFETスイッチ回路21aを介してアンテナ側入出力端子7へ出力され、受信側スルーFETスイッチ回路22aはOFF状態及び受信側シャントFETスイッチ回路22bはON状態のため高周波送信信号は受信信号出力端子4へは漏洩しない。
次に受信時の当該高周波集積回路の機能動作について説明する。
受信時は送信用高周波増幅器1に高周波送信信号は入力されず、また利得制御回路10により増幅回路9が増幅作用を抑制するようなバイアスを供給されるが、電源供給端子5から高周波信号遮断素子11及び出力整合回路12を介して直流電源は高周波スイッチ回路2へ供給され、受信時においても高周波スイッチ回路2の送信側FETスイッチ回路21と受信側FETスイッチ回路22には必要なプルアップ電位が供給される。
受信時は送信側スルーFETスイッチ回路21aと受信側シャントFETスイッチ回路22bがOFF状態となり受信側スルーFETスイッチ回路22aと送信側シャントFETスイッチ回路21bがON状態となるように送受信切替制御端子8a,8bに制御信号が与えられる。よってアンテナ入出力端子から入力される高周波受信信号は受信側FETスルーFETスイッチ回路22aを介して受信信号出力端子4へ出力される。
以上の構成により、送信用高周波増幅器1が備える電源供給端子5から供給される直流電源の一部は、送信用高周波増幅器1によって増幅された高周波送信信号を高周波スイッチ回路2に伝送する線路を介して、高周波スイッチ回路2を構成するFETスイッチ回路に必要なプルアップ電位を与えることが可能になり、高周波スイッチ回路2内でのプルアップ電位を供給する電源供給端子を不要とすることができる。
以下、第2の実施形態に係る高周波集積回路の具体的な構成について図4及び図5(a)〜(d)を参照しながら説明する。
図4は本発明における当該高周波集積回路の具体的な回路図である。
図4に示す高周波集積回路は図3に示す高周波信号遮断素子11をチョークコイル11aとし、送信側FETスイッチ回路21を構成するスルーFETスイッチ回路21a、シャントFETスイッチ回路21b及び受信側FETスイッチ回路22を構成するスルーFETスイッチ回路22a、シャントFETスイッチ回路22bを図5(a)に示す具体的なFETスイッチ回路とし、出力整合回路12は図4に示すコンデンサ及びインダクタから構成されるLPF回路形式のものとした実施例である。
なお、高周波信号遮断素子11はチョークコイル11aに限定されるものではなく高周波信号を遮断して直流電源を通す素子、回路であれば他の素子、回路でも良い。
また、送信側FETスイッチ回路21を構成するスルーFETスイッチ回路21a、シャントFETスイッチ回路21b及び受信側FETスイッチ回路22を構成するスルーFETスイッチ回路22a、シャントFETスイッチ回路22bは図5(a)に示すFETスイッチ回路に限定されるものではなく図5(a)〜(d)に示すFETスイッチ回路の任意な組み合わせで構成しても良い。出力整合回路12は直流信号成分を通過させることが可能な回路形式で整合回路を構成するものであれば良い。
直流信号成分遮断素子25のコンデンサは送信用高周波増幅器1を介して供給された直流電源が高周波スイッチ回路2のアンテナ側入出力端子7、高周波受信出力端子4及びGND端子から外部に直流信号成分が漏れないためのものでコンデンサに限定されるものではなく、直流信号成分を遮断し高周波信号成分を通過させる素子、回路であれば他の素子、回路でも良い。
さらに直流信号成分遮断素子25は、その全部または一部を高周波スイッチ回路2の半導体基板上に集積化しても良い。
前記高周波スイッチ回路2を構成する前記FETスイッチ回路の全部のFETのゲート端子と送受信切替制御端子間に直列に抵抗24を介して制御信号を入力するよう構成されている。
まず、送信時の当該高周波集積回路の機能動作について説明する。
送信時には、高周波送信信号が送信波入力端子3に入力され、利得制御端子6に入力された制御信号に応じて利得制御回路10は増幅回路9にバイアスを供給し、増幅回路9は電源供給端子5からチョークコイル11aを介して直流電源が供給されると共に増幅した高周波送信信号を出力整合回路12を介して高周波スイッチ回路2へ出力する。
なお、出力整合回路12は第1の具体例を構成するのに必ずしも必要ではなく、送信用高周波増幅器1から高周波スイッチ回路2へ特性を劣化させずに増幅した高周波信号を伝送することができるのであれば出力整合回路12を省略しても良い。
送信用高周波増幅器1が備える電源供給端子5から供給される直流電源の一部は出力整合回路12を介して送信用高周波増幅器1が増幅した高周波送信信号を高周波スイッチ回路2に伝送する線路を介して高周波スイッチ回路2へプルアップ電位を供給する。各FETスイッチ回路を構成するプルアップ抵抗18は高周波信号を減衰させるのに十分な高い抵抗値を有する。
したがって、送信側シャントFETスイッチ回路21bとGND端子の接続点、送信側スルーFETスイッチ回路21aと受信側スルーFETスイッチ回路22aの接続点及び受信側スルーFETスイッチ回路22aと受信側シャントFETスイッチ回路22bの接続点はプルアップされる。
送信側スルーFETスイッチ回路21a及び受信側シャントFETスイッチ回路22bを構成するFETのゲート端子に印加される送受信切替制御信号の電圧はプルアップ電位と同電位または低いため送信側スルーFETスイッチ回路21a及び受信側シャントFETスイッチ回路22bを構成するFETには常に逆バイアスが印加され微少のリーク電流のみ流れる。
また、アンテナ側入出力端子7、高周波受信出力端子4及びGND端子にはコンデンサが接続されているため直流電流は流れない。よって、結果的に送信側FETスイッチ回路21と受信側FETスイッチ回路22に必要なプルアップ電位を供給することができる。
したがって、送信時は送受信切替制御端子8aにはHigh信号が送受信切替制御端子8bにはLow信号が、それぞれ制御信号として与えられ、上述のプルアップ電位との関係から送信側スルーFETスイッチ回路21aと受信側シャントFETスイッチ回路22bがON状態となり、一方送信側シャントFETスイッチ回路21bと受信側スルーFETスイッチ回路22aがOFF状態となり、送信用高周波増幅器1によって増幅された高周波送信信号は高周波スイッチ回路2を介してアンテナ側入出力端子7に出力されアンテナを介して放射される。
また、送信用高周波増幅器1を構成する増幅回路9へは電源供給端子5のみ介して直接直流電源が供給され、高周波スイッチ回路2を構成する回路を全く経由しないので電圧降下による効率低下などの問題は生じない。
さらに高周波スイッチ回路2に供給されるプルアップ電位は電池電圧に近い高い電位が印加されるため高周波スイッチ回路2のアイソレーション特性を向上させる。
次に受信時の高周波集積回路の機能動作について説明する。
受信時には、送信用高周波増幅器1に高周波送信信号は入力されず、また利得制御回路10により増幅回路9が増幅作用を抑制するようにバイアスが供給されるが、電源供給端子5からチョークコイル11aを介して直流電源は高周波スイッチ回路2へプルアップ電位を供給する。
送信時と同様に各FETスイッチ回路を構成するプルアップ抵抗18を介して、送信側シャントFETスイッチ回路21bとGND端子の接続点、送信側スルーFETスイッチ回路21aと受信側スルーFETスイッチ回路22aの接続点及び受信側スルーFETスイッチ回路22aと受信側シャントFETスイッチ回路22bの接続点はプルアップされる。よって、結果的に送信側FETスイッチ回路21と受信側FETスイッチ回路22に必要なプルアップ電位を供給することができる。
したがって、受信時は送受信切替制御端子8aにはLow信号が制御端子8bにはHigh信号が制御信号として与えられ、上述のプルアップ電位との関係から送信側スルーFETスイッチ回路21aと受信側シャントFETスイッチ回路22bがOFF状態となり、一方、送信側シャントFETスイッチ回路21bと受信側スルーFETスイッチ回路22aがON状態となりアンテナで受信した高周波受信信号は高周波スイッチ回路2を介して受信信号出力端子4に出力される。
このように、受信時に送信用高周波増幅器1が動作していなくても高周波スイッチ回路2の各FETスイッチ回路へプルアップ電位を供給することができ、送信時と同様に高周波スイッチ回路2に供給されるプルアップ電位は電池電圧に近い高い電位が印加されるため高周波スイッチ回路2のアイソレーション特性を向上させる。
第2の実施形態では携帯電話等で一般的に用いられているSPDT型高周波スイッチ回路を例に具体的に示したが他の高周波スイッチ回路で高周波集積回路を構成しても本発明の一般性を失わない。
(第3の実施形態)
図6は本発明の第3の実施形態を示し、第3の実施形態に係わる高周波集積回路は第2の実施形態に係わる高周波スイッチ回路2を構成する各FETスイッチ回路のON/OFF状態を切替える送受信切替制御信号を増幅する増幅回路23を付加したものである。高周波スイッチ回路2を構成する前記FETスイッチ回路の全部のFETのゲート端子と送受信切替制御端子間に直列に抵抗24を介して制御信号を入力するよう構成されている。
また、増幅回路23は少なくとも独立した2系統の信号に対応するため増幅器23aと増幅器23bから構成される。この増幅回路23は入力された送受信切替制御信号のHigh信号を高周波スイッチ回路へ供給されるプルアップ電位と同電位まで増幅することを特徴とする。
ここで携帯無線端末における送受信切替制御信号について説明する。
一般的に携帯無線端末における送受信切替制御信号はマイクロコンピュータを中核としたベースバンド回路系から出力される。ベースバンド回路系の電源は誤動作を回避するため電圧の不安定な電池直結ではなくレギュレータ回路等を介した安定した定電圧源から供給される。したがって、レギュレータ回路による電圧損失により電池電圧より低下する。一般的な携帯無線端末に使用される開放電圧4.2Vのリチウム電池の場合、レギュレータ回路出力電圧は3V以下である。よって、送受信切替制御信号のHigh信号レベルも3V以下となる。
上述の第1及び第2の実施形態の場合、高周波集積回路へ供給される電源電圧が最大4.2V、送受信切替制御信号のHigh信号レベルが3Vと仮定すると高周波スイッチ回路2を構成する各FETスイッチ回路のFETのゲート・ソース(またはドレイン)間電圧はON状態でも−1.2V以上あり、高周波スイッチ回路2のFETのオン抵抗が十分に低減されず高周波信号の通過損失が増大し著しい特性劣化を生じる可能性がある。
したがって、送受信切替制御信号のHigh信号レベルを高周波スイッチ回路2をプルアップする電位まで昇圧すれば上記問題が容易に解決する。
まず、送信時の当該高周波集積回路の機能動作について説明する。
高周波スイッチ回路2を構成する各FETスイッチ回路へプルアップ電位を供給する過程については上述の第1及び2の実施形態と同じなので説明を省略する。
ベースバンド回路系より増幅器23aへはHigh信号が入力され高周波スイッチ回路2へ供給されるプルアップ電位と同電位まで増幅されて送受信切替制御端子8aへ入力され、一方、増幅器23bへはLow信号が入力されるがLow信号レベルはほぼ0Vなので、そのまま送受信切替制御端子8bへ入力される。したがって、高周波スイッチ回路2へ供給されるプルアップ電位と送受信切替制御端子8a及び8bに増幅された制御信号電位により送受信切替動作に十分な電位差が得られ、送信側スルーFETスイッチ回路21aと受信側シャントFETスイッチ回路22bがON状態となり、一方送信側シャントFETスイッチ回路21bと受信側スルーFETスイッチ回路22aがOFF状態となり、送信用高周波増幅器1によって増幅された高周波送信信号は高周波スイッチ回路2を介してアンテナ側入出力端子7に出力されアンテナを介して放射される。
次に受信時の機能動作について説明する。
高周波スイッチ回路2を構成する各FETスイッチ回路へプルアップ電位を供給する過程については上述の第1及び2の実施形態と同じなので説明を省略する。ベースバンド回路系より増幅器23bへはHigh信号が入力され高周波スイッチ回路2へ供給されるプルアップ電位と同電位まで増幅されて送受信切替制御端子8bへ入力され、一方、増幅器23aへはLow信号が入力されるがLow信号レベルはほぼ0Vなので、そのまま送受信切替制御端子8aへ入力される。したがって、高周波スイッチ回路2へ供給されるプルアップ電位と送受信切替制御端子8a及び8bに増幅された制御信号電位により送受信切替動作に十分な電位差が得られ送信側スルーFETスイッチ回路21aと受信側シャントFETスイッチ回路22bがOFF状態となり、一方、送信側シャントFETスイッチ回路21bと受信側スルーFETスイッチ回路22aがON状態となり、アンテナ側入出力端子から入力された高周波受信信号は高周波スイッチ回路2を介して受信波出力端子4へ出力される。
この構成により、送受信切替制御信号のHigh信号レベルが高周波スイッチ回路2へ供給されるプルアップ電位より低くても高周波特性を劣化させずに高周波スイッチ回路2内でのプルアップ電位を供給する電源供給端子を不要とする高周波集積回路を実現した。
なお、上記各実施の形態において送信用高周波増幅器1と高周波スイッチ回路2を同一半導体基板上に形成することができる。
本発明の第1の実施形態を示すブロック図 本発明の第1の実施形態を示す具体的な回路図 本発明の第2の実施形態を示すブロック図 本発明の第2の実施形態を示す具体的な回路図 高周波スイッチ回路の具体的な回路図 本発明の第3の実施形態を示すブロック図 従来技術を示す具体的な回路図
符号の説明
1 送信用高周波増幅器
2 高周波スイッチ回路
3 送信信号入力端子
4 受信信号出力端子
5 電源供給端子
6 利得制御端子
7 アンテナ側入出力端子
8a,8b 送受信切替制御端子
9 増幅回路
10 利得制御回路
11 高周波信号遮断素子
11a チョークコイル
12 出力整合回路
17 プルアップ電源供給端子
18 FETプルアップ抵抗
19 制御端子保護抵抗
25 直流信号成分遮断素子
21 送信側FETスイッチ回路
21a 送信側スルーFETスイッチ回路
21b 送信側シャントFETスイッチ回路
22 受信側FETスイッチ回路
22a 受信側スルーFETスイッチ回路
22b 受信側シャントFETスイッチ回路
23 増幅回路
23a,23b 増幅器

Claims (11)

  1. 入力された高周波送信信号を増幅して出力する送信用高周波増幅器と、高周波送信信号を送信端子からアンテナに出力すると共に高周波受信信号をアンテナから受信端子に出力するアンテナ側入出力端子を有し、前記送信用高周波増幅器から入力された高周波送信信号を前記アンテナ側入出力端子に出力する第1の接続状態と前記アンテナ側入出力端子から入力された高周波入力信号を受信端子に出力する第2の接続状態との切替えを行う高周波スイッチ回路を具備する高周波集積回路において、
    前記送信用高周波増幅器が増幅した高周波送信信号と共に前記送信用高周波増幅器が備える電源供給端子から供給される直流電源を、前記高周波スイッチ回路へこの高周波スイッチ回路を構成するFETスイッチ回路のプルアップ電位として供給するように構成した
    高周波集積回路。
  2. 前記送信用高周波増幅器と前記高周波スイッチ回路との間の伝送線路上に、高周波整合ならびに直流信号成分を通過させる整合回路を設け、
    前記送信用高周波増幅器が増幅した高周波送信信号と共に送信用高周波増幅器が備える電源供給端子から供給される直流電源を、前記整合回路を介して前記高周波スイッチ回路を構成するFETスイッチ回路のプルアップ電位として供給するように構成した
    請求項1に記載の高周波集積回路。
  3. 前記高周波スイッチ回路を、
    送信端子とアンテナ側入出力端子間に接続された送信側FETスイッチ回路と、受信端子とアンテナ側入出力端子間に接続された受信側FETスイッチ回路から構成した
    請求項1または請求項2に記載の高周波集積回路。
  4. 前記高周波スイッチ回路を、
    送信端子とアンテナ側入出力端子間に直列接続された送信側スルーFETと、送信端子とアンテナ側入出力端子間に並列接続された送信側シャントFETと、受信端子とアンテナ側入出力端子間に直列接続された受信側スルーFETと、受信端子とアンテナ側入出力端子間に並列接続された受信側シャントFETとから構成した
    請求項1または請求項2に記載の高周波集積回路。
  5. 前記高周波スイッチ回路を構成する前記FETスイッチ回路のFETの全部または一部が連続した複数個の直列接続されたFETから構成した
    請求項3または請求項4に記載の高周波集積回路。
  6. 前記高周波スイッチ回路を構成する前記FETスイッチ回路のFETの全部または一部が複数のゲート電極を有する多段ゲート構造FETから構成した請求項3または請求項4に記載の高周波集積回路。
  7. 前記高周波スイッチ回路を構成する前記FETスイッチ回路のFETのドレインとソース間にプルアップ抵抗を接続した
    請求項5または請求項6に記載の高周波集積回路。
  8. 前記高周波スイッチ回路とアンテナ側入力端子との間、前記高周波スイッチ回路と受信信号出力端子との間、前記高周波スイッチ回路と基準電位との間、の内の少なくとも一部に直流信号成分の通過を遮断する直流遮断素子を介装するとともに、前記直流遮断素子の全部または一部を前記高周波スイッチ回路の半導体基板上に形成した
    請求項1または請求項2に記載の高周波集積回路。
  9. 前記高周波スイッチ回路を構成する前記FETスイッチ回路の全部のFETのゲート端子と送受信切替制御端子間に直列に抵抗を介して制御信号を入力するよう構成した
    請求項1または請求項2に記載の高周波集積回路。
  10. 前記送信用高周波増幅器と前記高周波スイッチ回路を同一半導体基板上に形成した
    請求項1または請求項2に記載の高周波集積回路。
  11. 前記高周波スイッチ回路の送受信切替制御系に、増幅回路を介して送受信切替信号を供給した
    請求項1または請求項2に記載の高周波集積回路。
JP2004181924A 2004-06-21 2004-06-21 高周波集積回路 Pending JP2006005811A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004181924A JP2006005811A (ja) 2004-06-21 2004-06-21 高周波集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004181924A JP2006005811A (ja) 2004-06-21 2004-06-21 高周波集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006005811A true JP2006005811A (ja) 2006-01-05

Family

ID=35773792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004181924A Pending JP2006005811A (ja) 2004-06-21 2004-06-21 高周波集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006005811A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012186702A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 New Japan Radio Co Ltd 半導体スイッチ回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012186702A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 New Japan Radio Co Ltd 半導体スイッチ回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9866178B2 (en) Radio frequency circuitr having an integrated harmonic filter and a radio frequency circuit having transistors of different threshold voltages
US10903806B2 (en) Radio frequency circuitr having an integrated harmonic filter and a radio frequency circuit having transistors of different threshold voltages
US8253485B2 (en) Power amplifier
CN101252352B (zh) 半导体集成电路器件及高频功率放大器模块
US8649741B2 (en) Radio frequency module having an isolation mode between transmission mode and power saving mode
JP4202852B2 (ja) 通信用電子部品および送受信切替え用半導体装置
US7123094B2 (en) High frequency power amplifier circuit and radio communication system
US8546980B2 (en) Radio-frequency module and radio communication system
US20060009164A1 (en) Radio frequency switching circuit
US6674323B2 (en) High frequency power amplifier, high frequency power amplifier module, and portable telephone
JP5620804B2 (ja) 高周波電力増幅装置
US20150194942A1 (en) Linear row array integrated power combiner for rf power amplifiers
US20060044067A1 (en) High-frequency power amplifier
JP2006333060A (ja) 高周波電力増幅及びそれを用いた無線通信装置
JP6182937B2 (ja) 電力増幅器及び通信装置
JPH11274804A (ja) 高周波スイッチ
WO2012021461A2 (en) System and method for biasing a power amplifier
US8279010B2 (en) Radio frequency power amplifier
JP2006005811A (ja) 高周波集積回路
KR101503973B1 (ko) 증폭장치
WO2023286798A1 (ja) 電力増幅回路及び電力増幅方法
JP2007158975A (ja) 高周波可変利得増幅器および通信機器
JP2005244862A (ja) バイパススイッチなしでバイアス変調オプションを有する複数電力モード用電力増幅器
JP3408712B2 (ja) フロントエンド回路
JP2007221308A (ja) 電力増幅器及び高周波通信装置