JP2007221308A - 電力増幅器及び高周波通信装置 - Google Patents

電力増幅器及び高周波通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 スイッチ素子を追加せずに、低消費電力で飽和出力及び利得を切替えられ、かつ回路面積の増大を防止できる増幅器を提供する。
【解決手段】 増幅器172は、出力ポート192、入力ポート190及び第1の制御ポート206にそれぞれ接続されたコレクタ及びベース端子を有する第1のバイポーラ型トランジスタ212と、第1のトランジスタ212のエミッタ端子及びグランドの間に接続された、端子198及び202を有する3端子インピーダンス成分210と、3端子インピーダンス成分210の端子200と第2の制御ポート208とに接続されたコンデンサ216と、出力ポート192、グランド、並びにコンデンサ216及び第2の制御ポート208にそれぞれ接続されたコレクタ、エミッタ、及びベース端子を有する第2のバイポーラ型トランジスタ214とを含む。
【選択図】 図6

Description

本発明は、利得及び飽和出力の切替え機能を有する小型の電力増幅器及び当該電力増幅器を送信系の電力増幅器として用いた高周波通信装置に関する。
近年、携帯電話等に代表される高周波無線通信装置の需要が高まりつつある。この様な高周波無線通信装置においては、パワーアンプの動作が重要になる。
ここで、パワーアンプとは、例えば高周波無線通信装置の信号出口(アンテナ)近くにあり、送信すべき小電力信号(μW〜mWオーダ)を、一気に大電力信号(Wオーダ)に増幅して送り出す電子回路である。パワーアンプでは大電力を扱う。そこで、以下の様な問題点が生じる。
まず、もしパワーアンプの効率が悪い場合には、高周波無線通信装置全体の電力利用効率が悪くなるという事が挙げられる。この効率の悪さは具体的には、バッテリー寿命が短くなってしまうという問題となって現れる。また、もしパワーアンプの線形性が悪い場合には、送信信号の品質が悪くなるという事も挙げられる。
この様に、パワーアンプを動作させる際には様々な問題が生じる。従って、パワーアンプは、高周波無線通信装置におけるキーパーツの一つとなっている。
パワーアンプの実際の実現形態としては、GaAs−HBT(GaAs−hetero junction bipolar transistor)によるMMIC(monolithic microwave integrated circuit)等がある。これは主に、携帯電話及び無線LAN(local area network)等の高周波通信装置において使用されている。
携帯電話の種類として主なものに、CDMA(code division multiple access)系の携帯電話がある。CDMA系の携帯電話においては、出力レベルの制御が一般的に行なわれている。また、近年の高周波通信装置においては、CDMA系の携帯電話等のみならず、様々な装置で、出力レベル制御が一般的に行なわれる様になって来ている。
出力レベル制御の具体例としては、以下の様なものがある。例えば、通信相手が遠方にいて、電波が減衰して届きにくい場合には、法律及び規格で許された最大電力(例えば20dBm)まで電波の出力レベルを引上げる。逆に、通信相手が近くにいる場合は、法律及び規格で許された最大電力より大幅に低い電力(例えば−10dBm)まで電波の出力レベルを引下げる。
この様な出力レベル制御を行なう目的は、主に2つある。第1の目的は、高周波通信装置の消費電力を削減してバッテリー寿命を延ばす事である。第2の目的は、携帯電話を使用している人の周辺にいる人の保持している高周波通信装置への電波干渉を極力避ける事である。
出力レベル制御を行なう際には、電力レベル検出機能の検出結果を用いる事が一般的である。この検出結果を用いて、電力レベルを適正な値に近づける様に制御機能がアンプの利得を調整する。
図1に、出力レベルの制御機能を備えた従来の高周波無線装置50の送信系の模式的ブロック図を示す。図1を参照して、この高周波無線装置50は、必要な情報が付加された高周波信号を生成するためのRFIC(radio frequency integrated circuit)60と、送信信号をさらに増幅するためのパワーアンプ62と、RFIC60により生成され、パワーアンプ62によって増幅された電力のレベルを検出するための電力レベル検出機能64と、電力レベル検出機能64の結果に基づいて電力レベルが適正な値に近付く様にRFIC60内のアンプの利得等を調整する制御機能66と、電力レベル検出機能64の出力信号を送信するためのアンテナ52とを含む。
RFIC60は、変調波信号を生成する変調波信号源70と、変調波信号源70からの信号を増幅し出力するアンプ72とを含む。アンプ72の利得は制御機能66により制御される。
次に、図1を参照して、高周波無線装置の動作について説明する。まず、RFIC60に含まれる変調波信号源70によって生成された信号が、アンプ72で増幅されて出力される。この信号は、パワーアンプ62でさらに増幅され、電力レベル検出機能64を通った後に、アンテナ52から放射される。制御機能66は、電力レベル検出機能64の検出結果に基づいて、電力レベルが適正な値に近付く様に、アンプ72の利得等を調整する。一般的なアンプの構造については、以下で説明する。
図2に、図1で使用されている2段アンプである従来のパワーアンプ62の回路図の一例を示す。なお、この図では、簡略化のため、入出力及び段間の整合回路は省略してある。
図2を参照して、パワーアンプ62は、入力ポート80と、出力ポート82と、第1のコレクタ電源供給ポート84と、第2のコレクタ電源供給ポート86と、第1のベースバイアス供給端子92と、第2のベースバイアス供給端子94とを有する。
パワーアンプ62はさらに、第1のDC(direct current)カットコンデンサ102と、第2のDCカットコンデンサ100と、第3のDCカットコンデンサ104と、第1のバイポーラ型トランジスタ96と、第2のバイポーラ型トランジスタ98と、第1のRF(radio frequency)チョーク88と、第2のRFチョーク90とを含む。
第1のRFチョーク88は、インダクタンス110と、キャパシタンス112とを含む。第2のRFチョーク90は、インダクタンス120と、キャパシタンス122とを含む。
第1のDCカットコンデンサ102の一方の端子は入力ポート80に接続され、もう一方の端子はベースバイアス供給端子92に接続される。第1のバイポーラ型トランジスタ96のベース端子はベースバイアス供給端子92に接続される。第1のバイポーラ型トランジスタ96のエミッタ端子はグランドに接続される。第1のバイポーラ型トランジスタ96のコレクタ端子は、第1のRFチョーク88を介して第1のコレクタ電源供給ポート84に接続される。
第2のDCカットコンデンサ100の一方の端子は第1のRFチョーク88を介して第1のコレクタ電源供給ポート84に接続される。第2のDCカットコンデンサ100のもう一方の端子は第2のベースバイアス供給端子94に接続される。
第2のバイポーラ型トランジスタ98のベース端子は、第2のベースバイアス供給端子94に接続される。第2のバイポーラ型トランジスタ98のエミッタ端子はグランドに接続される。第2のバイポーラ型トランジスタ98のコレクタ端子は、第2のRFチョーク90を介して第2のコレクタ電源供給ポート86に接続される。
第3のDCカットコンデンサ104の一方の端子は第2のRFチョーク90を介して第2のコレクタ電源供給ポート86に接続される。第3のDCカットコンデンサ104のもう一方の端子は、出力ポート82に接続される。
ここで、第1のRFチョーク88の内部の接続状態について説明する。インダクタンス110の一方の端子は第1のバイポーラ型トランジスタ96のコレクタ端子及び第2のDCカットコンデンサ100に接続される。インダクタンス110のもう一方の端子は第1のコレクタ電源供給ポート84に接続される。キャパシタンス112の一方の端子は第1のコレクタ電源供給ポート84及びインダクタンス110に接続される。キャパシタンス112のもう一方の端子はグランドに接続される。
次に、第2のRFチョーク90の内部の接続状態について説明する。インダクタンス120の一方の端子は第2のバイポーラ型トランジスタ98のコレクタ端子及び第3のDCカットコンデンサ104に接続される。インダクタンス120のもう一方の端子は第2のコレクタ電源供給ポート86に接続される。キャパシタンス122の一方の端子は第2のコレクタ電源供給ポート86及びインダクタンス120に接続される。キャパシタンス122のもう一方の端子はグランドに接続される。
次に、図2を参照して、この2段アンプの動作について説明する。まず、第1のバイポーラ型トランジスタ96のコレクタ部分に、第1のコレクタ電源供給ポート84から電圧が加えられる。
また、第1のベースバイアス供給端子92によってあらかじめ与えられているバイアス電圧と、前述した第1のコレクタ電源供給ポート84から供給された電圧とによって、第1のバイポーラ型トランジスタ96が動作する。この動作により入力ポート80及び第1のDCカットコンデンサ102を経て第1のバイポーラ型トランジスタ96に入力された電気信号が増幅される。
増幅された高周波信号が第1のコレクタ電源供給ポート84方向へ漏れて逃げない様にするためのローパスフィルタ回路として、第1のRFチョーク88が設置されている。第1のRFチョーク88は、増幅された高周波信号が第1のコレクタ電源供給ポート84へ漏れるのを防止している。
次に、第2のDCカットコンデンサ100が第1のバイポーラ型トランジスタ96によって増幅された高周波電気信号から直流成分を除去し、交流成分のみを第2のバイポーラ型トランジスタ98へと入力する。
第2のバイポーラ型トランジスタ98には、第2のコレクタ電源供給ポート86から電源供給される。
また、第2のベースバイアス供給端子94によってあらかじめ与えられているバイアスと、前述した第2のコレクタ電源供給ポート86から供給された電源とによって、第2のバイポーラ型トランジスタ98が動作する。この動作により第1のバイポーラ型トランジスタ96及び第2のDCカットコンデンサ100を経て第2のバイポーラ型トランジスタ98に入力された電気信号がさらに増幅される。
増幅された高周波信号が第2のコレクタ電源供給ポート86方向へ漏れて逃げない様にするためのローパスフィルタ回路として、第2のRFチョーク90が設置されている。第2のRFチョーク90は、増幅された高周波信号が第2のコレクタ電源供給ポート86へ漏れるのを防止している。
図3に、上記した従来技術のパワーアンプ(図2)に対応するMMICの回路配置の模式図を示す。図3を参照して、まず、この模式図においては、図2の各要素に加え、グランドに接続され、VIAホール(例えば114及び124)を示してある。図3において、図2と同じ付番をされたものは同じ部品を指し、同じ機能を持つ。そこで、それらの部品についてはここでは説明を省略する。
ここで、第1のRFチョーク88及び第2のRFチョーク90は、ローパスフィルタ効果を高めて高周波信号の漏れを確実に阻止しなければならない。そのためには、第1のキャパシタンス112及び第2のキャパシタンス122並びに第1のインダクタンス110及び第2のインダクタンス120の面積を大きくする必要がある。その結果、MMICのチップサイズが大型化してしまう。
この様な事情から、MMICのチップサイズ小型化のためには、RFチョークの数を削減する事が望ましい。
さらに、上記で説明した従来技術のアンプは、利得の切替えのみを対象としたものである。この様な制御機能による利得切替え機能のみを備えた小信号アンプは、TV(television)チューナ等で広く使用されている。しかし、アンプを必要とする他の通信機器等のためには、小信号のみならず高出力のパワーアンプ用にも使用できる技術が必要となる。そして、高出力のパワーアンプ用にも使用できる技術においては、利得の切替のみならず、飽和出力の切替もできる事が必要とされる。
利得及び飽和出力の双方の切替を可能にするためには、以下の様な機能が必要となる。ここでは、電気回路中に出力を増幅させるためのトランジスタが2つ含まれる場合を例にとって説明する。この様な2段トランジスタにおいては、出力レベルが高い状態で使用する場合には、2つあるトランジスタの双方を動作させる必要がある。しかし、出力レベルを下げた状態で装置を使用する場合には、どちらか一方のトランジスタを動作させない様にする必要がある。
ここで仮に、2つのトランジスタのうち、一方を第1のトランジスタ、他方を第2のトランジスタとする。この様に第1のトランジスタと第2のトランジスタとが存在する場合、出力レベルを下げるためには、第2のトランジスタがスキップされる様な機能が必要となる。この様な技術としては、非特許文献1に開示の技術がある。なお、非特許文献1では、小電力のドライバーアンプを想定しているが、この技術を大電力のパワーアンプに適用する事もできる。
図4に、非特許文献1に記載の従来技術によるアンプの回路構成の概略図を示す。図4を参照して、このアンプは、入力ポート130と出力ポート132を有する。このアンプはさらに、第1のトランジスタ134と、第2のトランジスタ136とを含む。このアンプはさらに、第1のスイッチ138と、第2のスイッチ140と、第3のスイッチ142とを含む。
第1のトランジスタ134の入力端子は入力ポート130に接続される。第1のスイッチ138と第3のスイッチ142との一方端子は、共通に第1のトランジスタ134の出力端子に接続される。第1のスイッチ138の他方端子は、第2のトランジスタ136の入力端子に接続される。第2のトランジスタ136の出力端子は、第2のスイッチ140の一方端子に接続される。第2のスイッチ140の他方端子及び第3のスイッチ142の他方端子は共通に出力ポート132に接続される。
この従来技術のアンプにおいては、高利得及び高飽和出力である高出力モードの場合には、第1のスイッチ138と第2のスイッチ140とが閉じられる。一方、第3のスイッチ142は開放され、結果として、入力ポート130と出力ポート132との間には第1のトランジスタ134及び第2のトランジスタ136が挿入される。この場合、このアンプは、2段アンプとして動作する。
低利得及び低飽和出力である低出力モードの場合には、第1のスイッチ138及び第2のスイッチ140が開放される。一方、第3のスイッチ142は閉じられ、結果として、入力ポート130と出力ポート132との間には第1のトランジスタ134のみが挿入される。この場合、このアンプは、1段アンプとして動作する。
中山他、「W-CDMA用ステップ出力電力制御ドライバーMMIC」、電子情報通信学会技術報告書、ED2000-229、2001年1月18日
ここで、図1に示した従来技術においては、利得調整の際に制御機能66によってアンプ72が制御されている。制御機能66によって制御されていないパワーアンプ62の利得及び飽和出力の双方は一定のままで変化しない。
一般的に、飽和出力を高く設定するほどバイポーラ型トランジスタのサイズを大きくする必要がある。すると、そこに流すアイドル電流も大きく設計する必要がある。その結果、消費電力は増加する。それゆえ、パワーアンプ62の消費電力は飽和出力によってほぼ決まってしまうと言える。であるにもかかわらず、上述した様にパワーアンプ62においては、低消費電力化のための工夫がなされていない。
また、この方法では、全ての利得切替え機能をRFICに組込む事になる。その結果、RFICの所要ダイナミックレンジを大きく設計せざるを得ない。そのため消費電力が大きくなってしまう。
例えば電源電圧を例に説明すると、IC(integrated circuit)においては、電源電圧を下げるほど低消費電力化を図る事ができる。しかし、ダイナミックレンジを大きく取るためには、電源電圧を上げなければならない。そのために低消費電力化が妨げられる。
この様な事情から、低消費電力でありながら、パワーアンプ62の飽和出力及び利得の双方を切替えられる様な高周波通信装置が望ましい。
また、近年は高利得のパワーアンプが望まれている事情から、パワーアンプ62が多段化する傾向があり、図3で説明した様に、RFチョーク(88及び90)の数が増える傾向がある。RFチョークの数を増やすという事は、MMICチップが大型化する事を意味する。
しかも、RFチョークにはキャパシタンス成分及びインダクタンス成分が含まれる。そのため、RFチョーク自体の面積を減少させる事には物理的な限界がある。結果として、MMICチップを小型化する事にも限界がある。MMICチップが大型化すると、コスト削減の点からも、MMICを含む製品にコンパクトさが求められるという点からも不都合である。だとすれば、パワーアンプに利得等の切替機能を付しても、MMICチップのサイズが大型化しない様にRFチョーク(88及び90)の数を削減できる事が望ましい。
従来技術によると他にも問題が生じる。以下で、非特許文献1に開示の技術によった場合の問題点を挙げる。
まず、コスト及び製品の大きさについての問題点が挙げられる。一般的に、高周波帯の高性能スイッチ素子はFET(field-effect transistor)形式で実現される場合が多い。スイッチの挿入損失を下げるためには、FETのサイズを大きくしなければならない。しかし、非特許文献1に開示の技術によると、複数のスイッチ(スイッチ138、140、及び142;図4参照)が必要となる。この様に、サイズの大きいスイッチを複数必要とすると、コスト削減の点からも、製品にコンパクトさが求められるという点からも不都合である。
次に、製造上の問題点が挙げられる。高周波帯に使用される高性能スイッチ素子としては、近年ではGaAs−FETが主流を占めつつある。一方でパワーアンプ、特に携帯電話や無線LANにおいては、GaAs−HBTが主流を占めつつある。そのため、図4に示す様な回路では、スイッチ素子(138、140、及び142)にはFETを使う事が望ましい。しかし、同じく図4に示す様な回路であっても、トランジスタ素子(134及び136)にはHBTを使う事が望ましい。
同じ回路中で異なった半導体素子を使うと以下の様な問題点が生じる恐れがある。まず、同一MMICチップ上に異なった半導体素子を一体的に作成すると、異なった半導体素子を同じチップ上に一体的に作成しなければならないので、製造プロセス上の困難さが生じる恐れがある。
以上より、新たにスイッチ素子(138、140、及び142)を追加する事なく、利得及び飽和出力を切替えられる様な増幅器を作製する事が求められる。そして、スイッチ素子を追加しないという事は、チップサイズの小型化を図るという事にも繋がる。
従って、本発明の目的の一つは、低消費電力で、飽和出力及び利得の双方を切替える事が可能な増幅器を提供する事である。
本発明の他の目的は、飽和出力及び利得の双方を切替える事が可能で、かつ回路面積の増大を防止できる増幅器を提供する事である。
本発明のさらに他の目的は、低消費電力で、新たなスイッチ素子を追加する事なく飽和出力及び利得の双方を切替える事が可能で、かつ回路面積の増大を防止できる事のできる増幅器を提供する事である。
本発明の追加の目的は、上記した増幅器を用いた、消費電力の低い高周波通信装置を提供する事である。
本発明の第1の局面に係る増幅器は、入力ポート及び出力ポートと、第1及び第2の制御ポートとを有し、入力ポートに与えられる電気信号を増幅して出力ポートに出力する増幅器であって、出力ポートに接続された第1の端子、第2の端子、並びに入力ポート及び第1の制御ポートに接続された制御端子を有する第1の能動素子と、第1の能動素子の第2の端子に接続された第1の端子と、第2の端子と、所定の電位に接続される第3の端子とを有する3端子インピーダンス成分とを含む。3端子インピーダンス成分の第1及び第3の端子の間は直流的に導通し、かつ3端子インピーダンス成分は、3端子インピーダンス成分の第1及び第3の端子の間の電圧を分圧して3端子インピーダンス成分の第2の端子に出力する。増幅器はさらに、3端子インピーダンス成分の第2の端子に接続された第1の端子と、第2の制御ポートに接続された第2の端子とを有する容量素子と、出力ポートに接続された第1の端子と、所定の電位に接続される第2の端子と、容量素子の第2の端子及び第2の制御ポートに接続された制御端子とを有する第2の能動素子とを含む。
この増幅器によると、第1の能動素子及び第2の能動素子は、それぞれ第1の制御ポート及び第2の制御ポートによって動作が制御される。そのため、制御を切替えるためのスイッチ等がなくても能動素子の動作の切替を行なう事ができる。能動素子の動作の切替がスイッチなしで行なわれる事によって、増幅器の利得及び飽和出力等の切替が行なわれる。従って、チップの面積を増加させる事なく、利得及び飽和出力等の切替を行なう事のできる増幅器を提供する事ができる。
好ましくは、第1の能動素子は、入力ポート及び第1の制御ポートに接続されたベース端子と、出力ポートに接続されたコレクタ端子と、3端子インピーダンス成分の第1の端子に接続されたエミッタ端子とを有する第1のバイポーラ型トランジスタを含む。第2の能動素子は、容量素子の第2の端子及び第2の制御ポートに接続されたベース端子と、出力ポートに接続されたコレクタ端子と、所定の電位に接続されたエミッタ端子とを有する第2のバイポーラトランジスタを含む。
この増幅器によると、能動素子としてバイポーラ型トランジスタの制御を制御ポートによって行なう事ができる。従って、能動素子としてバイポーラ型トランジスタを使用し、利得及び飽和出力を制御する事のできる増幅器を提供する事ができる。
好ましくは、第1の能動素子は、入力ポート及び第1の制御ポートに接続されたゲート端子と、出力ポートに接続されたドレイン端子と、3端子インピーダンス成分の第1の端子に接続されたソース端子とを有する第1のFET型トランジスタを含む。第2の能動素子は、容量素子の第2の端子及び第2の制御ポートに接続されたゲート端子と、出力ポートに接続されたドレイン端子と、所定の電位に接続されたソース端子とを有する第2のFET型トランジスタとを含む。
この増幅器によると、能動素子としてFET型トランジスタの制御を制御ポートによって行なう事ができる。従って、能動素子としてFET型トランジスタを使用し、利得及び飽和出力を制御する事のできる増幅器を提供する事ができる。
本発明の第2の局面に係る増幅器は、Nを2≦Nなる整数として、入力ポート、出力ポート、及び第1〜第NのN個の制御ポートを有する増幅器であって、各々が、第1〜第N−1の制御ポートのうち対応するものに接続される入力、出力ポートに接続される第1の出力、第2の出力、及び所定の電位に接続される固定電位端子を持つ第1〜第N−1の増幅段と、第N−1の増幅段の第2の出力と第Nの制御ポートとに接続される入力、出力ポートに接続される第1の出力、及び所定の電位に接続される固定電位端子を持つ第N段の増幅段とを含む。第1の増幅段の入力は、入力ポートと第1の制御ポートとに共通に接続されており、第2〜第Nの増幅段の入力は、それぞれ第1〜第N−1の増幅段の第2の出力にも接続されており、第1〜第N−1の増幅段はそれぞれ、第1〜第N−1の制御ポートのうち対応するものに制御電圧が与えられるときには当該増幅段の入力に与えられる電気信号を増幅して当該増幅段の第2の出力に出力し、制御電圧が与えられないときには第1の出力及び第2の出力を電気的に分離する第1〜第N−1の増幅回路を含む。第Nの増幅段は、第Nの制御ポートに制御電圧が与えられるときには当該増幅段の入力に与えられる電気信号を第1の出力を介して出力ポートに出力し、制御電圧が与えられないときには第1の出力と固定電位端子との間を電離的に分離する第Nの増幅回路を含む。
この増幅器によると、第1の能動素子〜第Nの能動素子は、それぞれ第1の制御ポート〜第Nの制御ポートによって動作が制御される。そのため、制御を切替えるためのスイッチ等がなくても能動素子の動作の切替を行なう事ができる。能動素子の動作の切替が行なわれる事によって、増幅器の利得及び飽和出力等の切替が行なわれる。従って、チップの面積を増加させる事なく、利得及び飽和出力等の切替を行なう事のできる増幅器を提供する事ができる。
好ましくは、第1〜第Nの増幅回路の各々は、当該増幅回路の入力及び第1の出力にそれぞれ接続されるベース端子及びコレクタ端子を有するバイポーラトランジスタを含む。第1〜第N−1の増幅回路の各々はさらに、第1、第2、及び第3の端子を持ち、第1の端子と第3の端子との間が直流的に導通しており、第1の端子と第3の端子との間の電圧を分圧して第2の端子に出力する3端子インピーダンス成分と、3端子インピーダンス成分の第2の端子に接続された一方端子と、当該増幅回路の第2の出力に接続された他方端子とを有する容量素子とを含む。当該3端子インピーダンス成分の第1及び第3の端子は、バイポーラトランジスタのエミッタ端子及び当該増幅回路の固定電位端子にそれぞれ接続され、第Nの増幅回路は、当該増幅回路の入力、当該増幅回路の第1の出力、及び所定電位にそれぞれ接続されるベース端子、コレクタ端子及びエミッタ端子を有するバイポーラトランジスタを含む。
この増幅器によると、利得及び飽和出力を効率的に制御する事のできる増幅器を提供する事ができる。
好ましくは、第1〜第Nの増幅回路の各々は、当該増幅回路の入力及び第1の出力にそれぞれ接続されるゲート端子及びドレイン端子を有するFET型トランジスタを含む。第1〜第N−1の増幅回路の各々はさらに、第2、及び第3の端子を持ち、第1の端子と第3の端子との間の電圧を分圧して第2の端子に出力する3端子インピーダンス成分と、3端子インピーダンス成分の第2の端子に接続された一方端子と、当該増幅回路の第2の出力に接続された他方端子とを有する容量素子とを含む。当該3端子インピーダンス成分の第1及び第3の端子は、FET型トランジスタのソース端子及び当該増幅回路の固定電位端子にそれぞれ接続され、第Nの増幅回路は、当該増幅回路の入力、第1の出力、及び所定電位にそれぞれ接続されるゲート端子、ドレイン端子及びソース端子を有するバイポーラトランジスタを含む。
この増幅器によると、利得及び飽和出力を効率的に制御する事のできる増幅器を提供する事ができる。
本発明の第3の局面に係る高周波通信装置は、送信されるべき信号を生成する送信信号生成部と、送信信号生成部の出力する信号を受ける様に接続されたパワーアンプとを含む高周波通信装置であって、パワーアンプは、上記のいずれかに記載の増幅器を含む。高周波通信装置はさらに、パワーアンプにより増幅された信号を受けて当該信号の電力レベルを検出するための電力レベル検出手段と、電力レベル検出手段の検出結果が所望の値を超過しているか否かに応じ、増幅器の第2の制御ポート以降に制御電圧を与えるか否かを制御するための制御手段とを含む。
この高周波通信装置によると、電力レベル検出手段を用いて、増幅器によって増幅された電力の電力レベルを検出する事ができる。そして、電力レベル検出結果を用いて、増幅器の利得及び飽和出力を調整する事ができる。従って、必要時には消費電力の低い状態で動作する高周波通信装置を提供する事ができる。
本発明によると、チップ面積が従来よりも小型化された増幅器を提供する事ができる。
また、チップ面積が小型であるにも関わらず、利得及び飽和出力の切替ができる増幅器を提供する事ができる。そして、この増幅器では、利得及び飽和出力が切替えられるので、増幅器を低消費電力状態で動作させる事もできる。
さらに、上記した増幅器の他に電力レベル検出手段と制御手段を付加する事により、消費電力の低い状態で動作できる高周波通信装置を実現する事ができる。
[第1の実施の形態]
<構成>
図5に、本発明の第1の実施の形態に係る出力レベルの制御機能を備えた高周波無線装置160の送信系の模式的ブロック図を示す。図5を参照して、この高周波無線装置160は、必要な情報が付加された高周波信号を生成するためのRFIC170と、RFIC170の出力する信号をさらに増幅するためのパワーアンプ172と、RFIC170とパワーアンプ172とによって増幅された電力のレベルを検出するための電力レベル検出機能176と、電力レベル検出機能176の結果に基づいて電力レベルが適正な値に近付く様にパワーアンプ172の利得等を調整する制御機能174と、電力レベル検出機能176の出力する信号を送信するためのアンテナ162とを含む。
RFIC170は、変調波信号を生成し送信する変調波信号源180と、変調波信号源180からの信号を増幅し出力するアンプ182とを含む。
図6に、図5に示す高周波無線装置160で使用されている2段アンプであるパワーアンプ172の詳細な構成を回路図で示す。なお、入出力整合回路については、本発明の主旨に関係しないため、この図中では省略する。
図6を参照して、パワーアンプ172は、入力ポート190と、出力ポート192と、第1のベースバイアス供給端子206と、第2のベースバイアス供給端子208と、コレクタ電源供給ポート194とを有する。
図6を参照して、パワーアンプ172は、入力ポート190に一方の端子が接続され、もう一方の端子が第1のベースバイアス供給端子206に接続された第1のDCカットコンデンサ218と、そのベース端子が第1のベースバイアス供給端子206に接続され、コレクタ端子がRFチョーク196を介してコレクタ電源供給ポート194に接続された第1のバイポーラ型トランジスタ212とを含む。
ここで、第1のDCカットコンデンサ218のもう一方の端子と第1のバイポーラ型トランジスタ212のベース端子は、第1のベースバイアス供給端子206に共通に接続されている。この様な共通に接続された中継点を接続ノードと呼ぶ。
パワーアンプ172はさらに、第1〜第3端子198,200,202を有し、第1端子198が第1のバイポーラ型トランジスタ212のエミッタ端子に接続され、第3端子202がグランドに接続された3端子インピーダンス210を含む。
パワーアンプ172はさらに、3端子インピーダンス210の第2端子200に接続された一方端子と、第2のベースバイアス供給端子208に接続された他方端子とを有するキャパシタンス216と、ベース端子が第2のベースバイアス供給端子208に接続され、コレクタ端子がRFチョーク196を介してコレクタ電源供給ポート194に接続され、エミッタ端子がグランドに接続された第2のバイポーラ型トランジスタ214とを含む。
ここで、キャパシタンス216、第2のバイポーラ型トランジスタ214、及び第2のベースバイアス供給端子208は接続ノードを介して接続されている。
パワーアンプ172はさらに、一方の端子がRFチョーク196を介してコレクタ電源供給ポート194と接続され、もう一方の端子が出力ポート192に接続された第2のDCカットコンデンサ220を含む。
ここで、第2のDCカットコンデンサ220、コレクタ電源供給ポート194、及び出力ポート192は接続ノードを介して接続されている。
次にRFチョーク196の内部での接続状態について説明する。RFチョーク196は、その一方の端子が第2のバイポーラ型トランジスタ214のコレクタ端子と接続され、もう一方の端子がコレクタ電源供給ポート194と接続されたインダクタンス232と、一方の端子がコレクタ電源供給ポート194に接続され、もう一方の端子がグランドに接続されたキャパシタンス230とを含む。
本実施の形態では、図6に示す3端子インピーダンス210としては、第1端子198と第3端子202との間が直流的に導通しているものを選択する。図7に、この様な条件を満たす3端子インピーダンスの回路の一例を示す。
図7を参照して、3端子インピーダンス210は、第1端子198と、第2端子200と、第3端子202とを有する。
3端子インピーダンス210はさらに、片方の端子が第1端子198に共通に接続され、もう一方の端子が第2端子200に共通に接続されたインダクタンス242及び抵抗246と、片方の端子が第2端子200に共通に接続され、もう一方の端子が第3端子202に共通に接続されたインダクタンス244及び抵抗248とを含む。
第1端子198と第3端子202との間に、第1の電圧241が加えられると、第1の電圧241は、第1の抵抗246及び第2の抵抗248により、第2の電圧243及び第3の電圧245に分圧される。
第1の抵抗246及び第2の抵抗248は、調整の自由度を高めるためのものである。なお、これらの抵抗246及び抵抗248は必須成分ではない。
<動作>
本実施の形態に係る装置は以下の様に動作する。
図5を参照して、高周波無線装置160は以下の様に動作する。まず、RFIC170に含まれる変調波信号源180によって生成された変調波信号が、アンプ182で増幅されて出力される。この信号は、パワーアンプ172でさらに増幅され、電力レベル検出機能176を通った後に、アンテナ162から放射される。制御機能174は、電力レベル検出機能176の検出結果に基づいて、電力レベルが適正な値に近付く様に、パワーアンプ172の利得等を調整する。
図6を参照して、パワーアンプ172は以下の様に動作する。入力ポート190を通じて、電気信号がパワーアンプ172に入力される。第1のDCカットコンデンサ218によって、入力された電気信号のうちで直流成分が除去され交流成分のみが第1のバイポーラ型トランジスタ212に与えられる。第1のバイポーラ型トランジスタ212は、与えられた電気信号を増幅し、コレクタ端子より増幅された信号を出力する。増幅された電気信号の出力は3端子のインピーダンス210によって調整される。
図7を参照して、3端子のインピーダンス210内の第1端子198と第3端子202との間は、第1のインダクタンス242及び第2のインダクタンス244によって、直流的に導通している。
ここでは、説明を単純化するために電圧信号のみに注目する。第1端子198と第3端子202の間にかけられた第1の電圧信号241は、第1のインダクタンス成分242及び第2のインダクタンス成分244並びに第1の抵抗成分246及び第2の抵抗成分248によって、第2の電圧信号243及び第3の電圧信号245に分圧される。従って、第3端子202がグランドに接地されている場合は、第2の端子200には分圧された第3の電圧信号245が現れる。
図6を参照して、第1のバイポーラ型トランジスタ212によって増幅され、3端子のインピーダンス210によって出力が調整された電気信号は、キャパシタンス成分216へ与えられる。キャパシタンス成分216を通過した電気信号は、第2のバイポーラ型トランジスタ214に与えられる。第2のバイポーラ型トランジスタ214は、与えられた電気信号をさらに増幅する。
なお、RFチョーク196により、増幅された高周波信号がコレクタ電源供給ポート194方向へ漏れて逃げる事が防止される。
第2のDCカットコンデンサ220は、増幅された電圧信号のうちから直流成分を除去し、交流成分のみを通過させる。出力ポート192は交流成分のみを含む増幅された電圧信号を出力する。
この回路においては、第1のバイポーラ型トランジスタ212及び第2のバイポーラ型トランジスタ214の両方に対して第1のベースバイアス供給端子206及び第2のベースバイアス供給端子208からバイアスが供給されている。出力ポート192には、主に図中の破線204の経路で増幅された信号が現れる。第1のバイポーラ型トランジスタ212ではベース端子からエミッタ端子方向に信号が増幅される。また、第2のバイポーラ型トランジスタ214ではベース端子からコレクタ端子方向に信号が増幅される。
従って、この場合の利得は2段アンプに相当する様な高利得となる。また飽和出力も第2のバイポーラ型トランジスタ214のサイズが十分に大きければ高出力となる。この状態が、高出力レベル動作の状態である。
次に、図8に、図6に示す回路において第2のバイポーラ型トランジスタ214へのベースバイアス供給端子208からのバイアス供給を停止した場合の等価回路を模式的に示す。図8を参照して、まず、入力ポート190から入力された電気信号は、第1のDCカットコンデンサ218を通って、第1のバイポーラ型トランジスタ212に与えられる。
第1のバイポーラ型トランジスタ212は、与えられた電気信号を増幅する。第1のバイポーラ型トランジスタ212によって増幅された電気信号は、第2のDCカットコンデンサ220に与えられる。第2のDCカットコンデンサ220は、増幅された電気信号のうちから直流成分を除去し、交流成分のみを通過させる。
なお、この場合にもRFチョーク196により、増幅された高周波信号がコレクタ電源供給ポート194方向へ漏れて逃げる事が防止される。
出力ポート192は、増幅された電気信号を出力する。
この回路においては、出力ポート192には、図中の破線250の経路で増幅された信号しか現れない。この信号は、第1のバイポーラ型トランジスタ212でベース端子からコレクタ端子方向に増幅されて来たものである。利得は1段アンプの利得に相当する様な低利得である。また、飽和出力も第1のバイポーラ型トランジスタ212のサイズが小さければ低出力になる。この状態が、低出力レベル動作の状態である。
すなわち、第2のベースバイアス供給端子208にベースバイアス電圧を供給するか否かによって、第2のバイポーラ型トランジスタ214の動作が制御される。従って第2のベースバイアス供給端子208には、第2のバイポーラ型トランジスタ214を制御するための制御信号を与えるための制御ポートと考える事ができる。これは、他のバイポーラ型トランジスタにおいても同様である。
<回路の切替による利得及び飽和出力の比較>
図9に、図6及び図8に示す回路の利得及び出力の関係を模式的グラフで示す。横軸は出力(電力)及び縦軸は利得を示す。曲線262は図6で示した回路での利得及び出力の関係を、曲線260は図8で示した回路での利得及び出力の関係をそれぞれ示す。
高出力レベル動作の状態262(図6の回路での実現)では利得がG2となり、飽和出力がP2となる。低出力レベル動作の状態260(図8の回路での実現)では利得がG1となり、G2よりも低くなる。また、飽和出力P1もP2よりも低くなる。この事から、高出力レベル動作の状態262では高かった利得及び飽和出力の両方が、低出力レベル動作の状態260では低い利得及び飽和出力に切替えられるという事ができる。
以上より、本実施の形態によれば、小型かつ簡略な回路を使用して、利得及び飽和出力の両方の出力レベルを切替え可能とするパワーアンプが実現できる。
以上の様に本実施の形態によれば、制御機能174(図5参照)がRFIC170内のアンプ182ではなく、パワーアンプ172の出力レベルを調整する。ゆえに、RFIC170に要求されるダイナミックレンジが緩和される。その結果、RFIC170の低消費電力化を図る事ができる。なお、低消費電力化の妨げにならない範囲で従来技術同様、RFIC170内のアンプ182に対する利得制御を併用する事もできる。
また、パワーアンプ172では、利得の切替えのみならず、飽和出力の切替えまで行なわれている。結果として、パワーアンプ172の消費電力が大幅に低下する。
その結果、本実施の形態によれば、消費電力の低い高周波通信装置が実現される。
[第2の実施の形態]
<構成>
図10に、本発明の第2の実施の形態に係る多段化構成のアンプの構成を回路図で示す。本実施の形態に係るアンプは、バイポーラ型トランジスタを3個以上有する事を特徴とする。
図10を参照して、この多段化構成のアンプは、入力ポート270と、出力ポート272と、N個のベースバイアス供給端子284,286,…,288と、コレクタ電源供給ポート274とを有する。
この多段化構成のアンプはさらに、一方端子が入力ポート270に接続され、他方端子が第1のベースバイアス供給端子284に接続された第1のDCカットコンデンサ306と、ベース端子が第1のベースバイアス供給端子284に接続され、コレクタ端子がRFチョーク276を介してコレクタ電源供給ポート274に接続された第1のバイポーラ型トランジスタ294と、第1〜第3端子278,280及び282を有し、第1端子278が第1のバイポーラ型トランジスタ294のエミッタ端子に接続され、第3端子282がグランドに接続された3端子インピーダンス290と、一方端子が3端子インピーダンス290の第2端子280に接続され、他方端子が第2のベースバイアス供給端子286に接続された第1のキャパシタンス300とを含む。
ここで、第1のDCカットコンデンサ306、第1のベースバイアス供給端子284、及び第1のバイポーラ型トランジスタ294は接続ノードを介して接続されている。
多段化構成のアンプはさらに、ベース端子が第2のベースバイアス供給端子286に接続され、コレクタ端子がRFチョーク276を介してコレクタ電源供給ポート274に接続された第2のバイポーラ型トランジスタ296と、第1〜第3端子を有し、第1端子が第2のバイポーラ型トランジスタ296のエミッタ端子に接続され、第3端子がグランドに接続された3端子インピーダンス292と、一方端子が3端子インピーダンス292の第2端子に接続され、他方端子が図示されない第3のベースバイアス供給端子に接続された第2のキャパシタンス302とを含む。
第1のバイポーラ型トランジスタ294、第1の3端子インピーダンス290、及び第1のキャパシタンス300により、アンプの第1段が構成される。第2のバイポーラ型トランジスタ296、第2の3端子インピーダンス292、及び第2のキャパシタンス302により、アンプの第2段が構成される。この多段化構成のアンプはさらに、以下同様に縦続接続された第3段〜第N段を構成する複数個のバイポーラ型トランジスタ、3端子インピーダンス、及びキャパシタンスを含む。
最終段の前段(第N−1段)のキャパシタンスがキャパシタンス304である。最終段は、ベース端子が第Nのベースバイアス供給端子288に接続され、エミッタ端子がグランドに接続され、コレクタ端子がRFチョーク276を介してコレクタ電源供給ポート274に接続された第Nのバイポーラ型トランジスタ298を含む。
ここで、第1のキャパシタンス300〜第N−1のキャパシタンス304、第2のベースバイアス供給端子286〜第Nのベースバイアス供給端子288、及び第2のバイポーラ型トランジスタ296〜第Nのバイポーラ型トランジスタ298はそれぞれ接続ノードを介して接続されている。
この多段化構成のアンプはさらに、一方端子がRFチョーク276を介してコレクタ電源供給ポート274に接続され、他方端子が出力ポート272に接続された第2のDCカットコンデンサ308を含む。第2のDCカットコンデンサ308の一方端子はさらに、第1〜第Nのバイポーラ型トランジスタ294,296,…,298のコレクタ端子に共通に接続されている。
ここで、第Nのバイポーラ型トランジスタ298、第2のDCカットコンデンサ308、及びコレクタ電源供給ポート274はノードを介して接続されている。
RFチョーク276は、一方端子が第1〜第Nのバイポーラ型トランジスタ294,296,…,298のコレクタ端子及び第2のDCカットコンデンサ308の一方端子に共通に接続され、他方端子がコレクタ電源供給ポート274に接続されたインダクタンス310と、一方端子がコレクタ電源供給ポート274に接続され、他方端子がグランドに接続されたキャパシタンス312とを含む。この構成は図6に示すRFチョーク196の構成と同様である。
すなわち、この実施の形態に係るアンプは、第1〜第Nの合計N個のバイポーラ型トランジスタ294,296,…,298と、第1〜第N−1の合計N−1のキャパシタンス300,302,…,304と、第1〜第N−1の合計N−1個の3端子インピーダンス290,292,…と、第1〜第Nの合計N個のベースバイアス供給端子284,286,…,288とを含む。
<動作>
本実施の形態に係るアンプは以下の様に動作する。このアンプは、第1〜第Nのベースバイアス供給端子284,286,…,288にバイアス電圧を印加するか否かにより、種々の動作を行なう。まず、第1〜第Nのベースバイアス供給端子284,286,…,288の全てに、所定のバイアス電圧が印加された場合について考える。
図10を参照して、入力ポート270を通じて、電圧信号が入力される。第1のDCカットコンデンサ306によって、入力された電圧信号の直流成分が除去され交流成分のみが第1のバイポーラ型トランジスタ294に与えられる。第1のバイポーラ型トランジスタ294は、与えられた電圧信号を増幅する。増幅された信号の電圧は第1の3端子インピーダンス290によって出力が調整され、第1の3端子インピーダンス290の第2端子から第1のキャパシタンス300に与えられる。
第1のキャパシタンス300は、この電圧信号の交流成分のみを通過させる。第1のキャパシタンス300を通過した電圧信号は、第2のバイポーラ型トランジスタ296のベース端子に与えられる。第2のバイポーラ型トランジスタ296は、与えられた電圧信号をさらに増幅する。第2の3端子のインピーダンス292によって、増幅された電圧信号の出力が調整される。この電圧信号は、第2のキャパシタンス成分302へ与えられ、直流成分が除去される。この電圧信号はさらに、図示しない第3段のバイポーラ型トランジスタのベース端子に与えられ、以下同様の動作が行なわれる。電圧信号が1個のバイポーラ型トランジスタを通過する度に、電圧信号は増幅されていく。
この様にして、最後に第N−1のキャパシタンス成分304から第Nのバイポーラ型トランジスタ298に電圧信号が与えられる。第Nのバイポーラ型トランジスタ298は、電圧信号を増幅する。増幅された電圧信号は第Nのバイポーラ型トランジスタ298のコレクタ側に出力される。第2のDCカットコンデンサ308は、増幅された電圧信号の直流成分を除去し、交流成分のみを通過させる。出力ポート272はこの電圧信号を出力する。RFチョーク276により、増幅された高周波信号がコレクタ電源供給ポート274方向へ漏れて逃げる事が防止される。
この回路においては、第1のバイポーラ型トランジスタ294〜第Nのバイポーラ型トランジスタ298のそれぞれに対して第1のベースバイアス供給端子284〜第Nのベースバイアス供給端子288からバイアス電圧が供給される。第2段〜最終段のうちの所定のベースバイアス電圧供給端子からのバイアス電圧の供給を停止すると、対応のトランジスタ以下のトランジスタによる増幅が行なわれなくなる。その動作は、トランジスタが多段構成となっている事を除き、図8で示した第1の実施の形態での動作と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰返さない。
図10の回路は、N段の大規模なアンプだが、コレクタ端子に付随するRFチョーク276は、1個のみである。そのため、MMICのチップサイズを大幅に削減する事ができる。また、図6及び図8で説明したのと同様に、第1段目を除くN−1個のバイポーラ型トランジスタに対するバイアス電圧の供給を適宜停止する事もできる。その結果、利得と飽和出力との両方の出力レベルの切替え機能も実現できる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
従来の高周波無線装置の送信系の模式的ブロックの一例を示す図である。 従来のパワーアンプの回路図である。 従来のパワーアンプ(図2)に対応するMMICの回路配置の模式図である。 従来技術によるアンプの回路図である。 本発明の高周波無線装置の送信系を模式的に示すブロック図である。 パワーアンプの回路図である。 3端子インピーダンスの回路図である。 図6の回路の動作原理の一部を説明する図である。 利得及び出力の関係を模式的に示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係るアンプの構成を示す回路図である。
符号の説明
170 RFIC、180 変調波信号源、182 アンプ、172 パワーアンプ、174 制御機能、176 電力レベル検出機能、162 アンテナ、
190及び270 入力ポート、192及び272 出力ポート、194及び274 コレクタ電源供給ポート、196及び276 RFチョーク、198及び278 第1端子、200及び280 第2端子、202及び282 第3端子、206及び284 第1のベースバイアス供給端子、208及び286 第2のベースバイアス供給端子、210、290、及び292 3端子インピーダンス、212及び294 第1のバイポーラ型トランジスタ、214及び296 第2のバイポーラ型トランジスタ、216、300、302、及び304 キャパシタンス、218及び306 第1のDCカットコンデンサ、220及び308 第2のDCカットコンデンサ、230及び312 キャパシタンス、232及び310 インダクタンス

Claims (7)

  1. 入力ポート及び出力ポートと、第1及び第2の制御ポートとを有し、前記入力ポートに与えられる電気信号を増幅して前記出力ポートに出力する増幅器であって、
    前記出力ポートに接続された第1の端子、第2の端子、並びに前記入力ポート及び前記第1の制御ポートに接続された制御端子を有する第1の能動素子と、
    前記第1の能動素子の前記第2の端子に接続された第1の端子と、第2の端子と、所定の電位に接続される第3の端子とを有する3端子インピーダンス成分とを含み、前記3端子インピーダンス成分の前記第1及び第3の端子の間は直流的に導通し、かつ前記3端子インピーダンス成分は、前記3端子インピーダンス成分の前記第1及び第3の端子の間の電圧を分圧して前記3端子インピーダンス成分の前記第2の端子に出力し、
    さらに、
    前記3端子インピーダンス成分の前記第2の端子に接続された第1の端子と、前記第2の制御ポートに接続された第2の端子とを有する容量素子と、
    前記出力ポートに接続された第1の端子と、前記所定の電位に接続される第2の端子と、前記容量素子の前記第2の端子及び前記第2の制御ポートに接続された制御端子とを有する第2の能動素子とを含む、増幅器。
  2. 前記第1の能動素子は、前記入力ポート及び前記第1の制御ポートに接続されたベース端子と、前記出力ポートに接続されたコレクタ端子と、前記3端子インピーダンス成分の前記第1の端子に接続されたエミッタ端子とを有する第1のバイポーラ型トランジスタを含み、
    前記第2の能動素子は、前記容量素子の前記第2の端子及び前記第2の制御ポートに接続されたベース端子と、前記出力ポートに接続されたコレクタ端子と、前記所定の電位に接続されたエミッタ端子とを有する第2のバイポーラトランジスタを含む、請求項1に記載の増幅器。
  3. 前記第1の能動素子は、前記入力ポート及び前記第1の制御ポートに接続されたゲート端子と、前記出力ポートに接続されたドレイン端子と、前記3端子インピーダンス成分の前記第1の端子に接続されたソース端子とを有する第1のFET型トランジスタを含み、
    前記第2の能動素子は、前記容量素子の前記第2の端子及び前記第2の制御ポートに接続されたゲート端子と、前記出力ポートに接続されたドレイン端子と、前記所定の電位に接続されたソース端子とを有する第2のFET型トランジスタとを含む、請求項1に記載の増幅器。
  4. Nを2≦Nなる整数として、
    入力ポート、出力ポート、及び第1〜第NのN個の制御ポートを有する増幅器であって、
    各々が、前記第1〜第N−1の前記制御ポートのうち対応するものに接続される入力、前記出力ポートに接続される第1の出力、第2の出力、及び所定の電位に接続される固定電位端子を持つ第1〜第N−1の増幅段と、
    前記第N−1の増幅段の前記第2の出力と前記第Nの制御ポートとに接続される入力、前記出力ポートに接続される第1の出力、及び前記所定の電位に接続される固定電位端子を持つ第N段の増幅段とを含み、
    前記第1の増幅段の前記入力は、前記入力ポートと前記第1の制御ポートとに共通に接続されており、
    前記第2〜第Nの増幅段の前記入力は、それぞれ前記第1〜第N−1の増幅段の前記第2の出力にも接続されている、増幅器。
  5. 前記第1〜第Nの増幅回路の各々は、当該増幅回路の前記入力及び前記第1の出力にそれぞれ接続されるベース端子及びコレクタ端子を有するバイポーラトランジスタを含み、
    前記第1〜第N−1の増幅回路の各々はさらに、
    第1、第2、及び第3の端子を持ち、前記第1の端子と前記第3の端子との間が直流的に導通しており、前記第1の端子と前記第3の端子との間の電圧を分圧して前記第2の端子に出力する3端子インピーダンス成分と、
    前記3端子インピーダンス成分の前記第2の端子に接続された一方端子と、当該増幅回路の前記第2の出力に接続された他方端子とを有する容量素子とを含み、
    当該3端子インピーダンス成分の前記第1及び第3の端子は、前記バイポーラトランジスタのエミッタ端子及び当該増幅回路の前記固定電位端子にそれぞれ接続され、
    前記第Nの増幅回路は、当該増幅回路の前記入力、当該増幅回路の前記第1の出力、及び前記所定電位にそれぞれ接続されるベース端子、コレクタ端子及びエミッタ端子を有するバイポーラトランジスタを含む、請求項4に記載の増幅器。
  6. 前記第1〜第Nの増幅回路の各々は、当該増幅回路の前記入力及び前記第1の出力にそれぞれ接続されるゲート端子及びドレイン端子を有するFET型トランジスタを含み、
    前記第1〜第N−1の増幅回路の各々はさらに、
    第2、及び第3の端子を持ち、前記第1の端子と前記第3の端子との間の電圧を分圧して前記第2の端子に出力する3端子インピーダンス成分と、
    前記3端子インピーダンス成分の前記第2の端子に接続された一方端子と、当該増幅回路の前記第2の出力に接続された他方端子とを有する容量素子とを含み、
    当該3端子インピーダンス成分の前記第1及び第3の端子は、前記FET型トランジスタのソース端子及び当該増幅回路の前記固定電位端子にそれぞれ接続され、
    前記第Nの増幅回路は、当該増幅回路の前記入力、前記第1の出力、及び前記所定電位にそれぞれ接続されるゲート端子、ドレイン端子及びソース端子を有するバイポーラトランジスタを含む、請求項4に記載の増幅器。
  7. 送信されるべき信号を生成する送信信号生成部と、
    前記送信信号生成部の出力する信号を受ける様に接続されたパワーアンプとを含む高周波通信装置であって、
    前記パワーアンプは、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の増幅器を含み、
    前記高周波通信装置はさらに、
    前記パワーアンプにより増幅された信号を受けて当該信号の電力レベルを検出するための電力レベル検出手段と、
    前記電力レベル検出手段の検出結果が所望の値を超過しているか否かに応じ、前記増幅器の前記第2の制御ポート以降に制御電圧を与えるか否かを制御するための制御手段とを含む、高周波通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111682858A (zh) * 2020-06-09 2020-09-18 北京邮电大学 一种InGaP/GaAs HBT双频功率放大器芯片

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