JP2006005083A - シャーシ構造及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、構造を簡素化させた高強度のシャーシ構造を形成できるようにする。
【解決手段】
本発明は、基板に対してほぼ垂直に立った電池ケース用接続端子131、132が一体に取り付けられたメイン基板130と、メイン基板130を取り付けるための基板保持部分125と、当該メイン基板130が取り付けられた際に当該メイン基板130の周囲を囲うように基板保持部分125と一体形成されてなる前方向側壁部120及び右方向側壁部121とを有し、電池ケース用接続端子131、132を右方向側壁部121の外側に突出した状態で取り付けるための穴122、123が当該右方向側壁部121に形成されたセットシャーシ118とを具え、メイン基板130の電池ケース用接続端子131、132を右方向側壁部121の穴122、123に潜らせた状態で煽り入れることにより当該メイン基板130を当該セットシャーシ118に取り付けるようにする。
【選択図】 図1
本発明は、構造を簡素化させた高強度のシャーシ構造を形成できるようにする。
【解決手段】
本発明は、基板に対してほぼ垂直に立った電池ケース用接続端子131、132が一体に取り付けられたメイン基板130と、メイン基板130を取り付けるための基板保持部分125と、当該メイン基板130が取り付けられた際に当該メイン基板130の周囲を囲うように基板保持部分125と一体形成されてなる前方向側壁部120及び右方向側壁部121とを有し、電池ケース用接続端子131、132を右方向側壁部121の外側に突出した状態で取り付けるための穴122、123が当該右方向側壁部121に形成されたセットシャーシ118とを具え、メイン基板130の電池ケース用接続端子131、132を右方向側壁部121の穴122、123に潜らせた状態で煽り入れることにより当該メイン基板130を当該セットシャーシ118に取り付けるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、シャーシ構造及び電子機器に関し、例えばポータブルミニディスクプレーヤに適用して好適なものである。
従来、電子機器としては、ネジ止め箇所を半減させると共に基板取り付け時の位置決めを容易にして当該基板とシャーシフレームとを取り付けるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3484009号明細書
一方、図5に示すようにポータブルミニディスクプレーヤ1においては、上蓋カバー2及び下ケース3によってポータブルミニディスクプレーヤ1の全体的な外観が形成され、当該上蓋カバー2にはミニディスク等のディスクカートリッジ(図示せず)を装填するためのメディアホルダ4が一体に取り付けられることにより、上蓋カバー2とメディアホルダ4とが連動した状態で開閉動作を行うようになされている。
ここでポータブルミニディスクプレーヤ1では、ディスクカートリッジが挿入される方向を後方向とすると共に、ディスクカートリッジが排出される方向を前方向とし、さらにディスクカートリッジが挿入される挿入口にユーザが対峙した状態において向かって右側を右方向、左側を左方向として以下説明する。
下ケース3は、その左方向の周側面に複数の穴が形成されており、そこに各種操作ボタンが一体化された操作ボタン部12を下ケース3の内側から取り付けることにより、当該周側面から操作ボタン部12の各種操作ボタンだけを僅かに突出するようになされている。また下ケース3には、メイン基板7を取り付けるためのベースとなる底面用取付板8がねじ止めされる。
この底面用取付板8は、断面コ字状の電池ケース収納部8Aが設けられており、その電池ケース収納部8Aにはモールド製の電池ケース11が内挿され、例えば充電式のニッケル水素電池やリチウムイオン電池等が装填されるようになされている。
また底面用取付板8は、その側面に対して操作系スイッチ基板13の組み込まれている左側取付板10が一体化された構成を有し、当該左側取付板10の端部では左支点板9がリベット14でカシメられることにより当該端部を支点としてメディアホルダ4の開閉動作に合わせて回動し得るようになされている。
図6に示すようにメイン基板7は、底面用取付板8の底面部8A上に載置された状態で、その上からL字状でなる右側取付板6によってメイン基板7の周囲が覆われつつ、右側取付板6の糊代部6A〜6Cと底面部8Aとの間で挟み込まれた状態でビス15〜17によりねじ止めされる。
なお、このとき右側取付板6は糊代部6A〜6Cによってメイン基板7を挟み込む形で底面用取付板8の底面部8Aに対してビス15〜17によりねじ止めされるだけであって、当該ビス15〜17をメイン基板7に貫通させるわけではない。
これによりメイン基板7は、右側取付板6の糊代部6A〜6Cと底面用取付板8の底面部8Aとの間で挟み込まれることによって当該底面用取付板8に対して取り付け固定される。
右側取付板6の前方向部分には、上蓋ケース2を開く際のオープンスライダ(図示せず)に対するスライド操作に連動したロック片18が取り付けられている。また右側取付板6の右方向部分における端部には、上述した左支点板9と対をなす右支点板5がリベット19でカシメられ、当該右支点板5に取り付けられたばね(図示せず)の付勢力によって上蓋ケース2を開かせる方向に付勢するようになされている。
ところでかかる構成のポータブルミニディスクプレーヤ1においては、底面用取付板8の底面部8A上にメイン基板7を取り付けるに対し、右支点板5が取り付けられた右側取付板6をビス15〜17によってねじ止めする必要があるため、部品点数が非常に多くなって構成が複雑化するだけでなく作業工数も多くなって生産効率を向上し得ないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、構造を簡素化させると共に高強度のシャーシ構造及び当該シャーシ構造を具えた電子機器を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のシャーシ構造においては、基板周辺の所定位置に当該基板に対してほぼ垂直に立った状態の電池用接続端子が一体に取り付けられたメイン基板と、メイン基板を取り付けるための基板保持部分と、当該メイン基板が取り付けられた際に当該メイン基板の周囲を囲うように基板保持部分と一体形成されてなる側壁部とを有し、電池用端子を側壁部の外側に突出した状態で取り付けるための穴が当該側壁部に形成されたセットシャーシとを具え、メイン基板の電池用接続端子を側壁部の穴に潜らせた状態で煽り入れることにより当該メイン基板を当該セットシャーシに取り付けるようにする。
このシャーシ構造では、セットシャーシの基板保持部分と側壁部との一体化構造により部品点数の減少を図りながら強度を上げることができ、またメイン基板の電池用接続端子を側壁部の穴に潜らせた状態で煽り入れることによりメイン基板を基板保持部分に押さえ付ける形で取り付け固定することができるので作業性の向上を図ることもできる。
また本発明の電子機器においては、筐体ケースの内部に取り付けられた特定のシャーシ構造を有する電子機器であって、基板周辺の所定位置に当該基板に対してほぼ垂直に立った状態の電池用接続端子が一体に取り付けられたメイン基板と、メイン基板を取り付けるための基板保持部分と、当該メイン基板が取り付けられた際に当該メイン基板の周囲を囲うように基板保持部分と一体形成されてなる側壁部とを有し、電池用端子を側壁部の外側に突出した状態で取り付けるための穴が当該側壁部に形成されたセットシャーシとを具え、メイン基板の電池用接続端子を側壁部の穴に潜らせた状態で煽り入れることにより当該メイン基板を当該シャーシフレームに取り付けるようにする。
この電子機器では、セットシャーシの基板保持部分と側壁部との一体化構造により部品点数の減少を図りながら強度を上げることができ、またメイン基板の電池用接続端子を側壁部の穴に潜らせた状態で煽り入れることによりメイン基板を基板保持部分に押さえ付ける形で取り付け固定することができるので作業性の向上を図ることもできる。
本発明によれば、セットシャーシの基板保持部分と側壁部との一体化構造により部品点数の減少を図りながら強度を上げることができ、またメイン基板の電池用接続端子を側壁部の穴に潜らせた状態で煽り入れることによりメイン基板を基板保持部分に押さえ付ける形で取り付け固定することができるので作業性の向上を図ることもでき、かくして構造を簡素化させると共に高強度のシャーシ構造及び当該シャーシ構造を具えた電子機器を実現することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)ポータブルミニディスクプレーヤの全体構成
図Aとの対応部分に同一符号を付して示す図1において、100は全体として本発明のポータブルミニディスクプレーヤを示し、上蓋カバー2及び下ケース103によって当該ポータブルミニディスクプレーヤ100の全体的な外観が形成され、当該上蓋カバー2にはミニディスク等のディスクカートリッジ(図示せず)を装填するメディアホルダ4が一体に取り付けられ、上蓋カバー2とメディアホルダ4とが連動した状態で開閉動作を行うようになされている。
図Aとの対応部分に同一符号を付して示す図1において、100は全体として本発明のポータブルミニディスクプレーヤを示し、上蓋カバー2及び下ケース103によって当該ポータブルミニディスクプレーヤ100の全体的な外観が形成され、当該上蓋カバー2にはミニディスク等のディスクカートリッジ(図示せず)を装填するメディアホルダ4が一体に取り付けられ、上蓋カバー2とメディアホルダ4とが連動した状態で開閉動作を行うようになされている。
ここでポータブルミニディスクプレーヤ100では、ディスクカートリッジが挿入される方向を後方向とすると共に、ディスクカートリッジが排出される方向を前方向とし、さらにディスクカートリッジが挿入される挿入口にユーザが対峙した状態において向かって右側を右方向、左側を左方向として以下、説明する。
下ケース103は、その底面103Aのほぼ中央に複数の貫通孔104が形成されており、そこに各種操作ボタンの一体化された操作ボタン部112が取り付けられることにより、当該底面103Aから外側へ向かって操作ボタン部112の各種操作ボタンが僅かに突出するようになされている。また下ケース3には、メイン基板130を取り付けるためのベースとなるセットシャーシ118が操作ボタン部112の上からねじ止めされる。
ここで図2に示すようにセットシャーシ118は、断面コ字状の電池ケース収納部118Aが設けられると共に、メイン基板130を載置して取り付けるべき基板保持部分125の中央部分に当該メイン基板130よりも僅かに小さい矩形状の穴124が形成されており、セットシャーシ118自体の軽量化が図られていると共に当該基板保持部分125でメイン基板130を保持する。
これによりメイン基板130は、セットシャーシ118の穴124を介して操作ボタン部112と機械的及び電気的に接続し得るようになされている。
またセットシャーシ118(図1)は、電池ケース収納部118Aにモールド製の電池ケース11が内挿され、例えば充電式のニッケル水素電池やリチウムイオン電池等が装填されるようになされている。
さらにセットシャーシ118には、その左方向の側面端部に対して左支点板9がリベット14でカシメられることにより取り付けられ、当該左支点板9が側面端部を支点としてメディアホルダ4の開閉動作に合わせて回動し得るようになされている。
ところでセットシャーシ118は、板状部材が所定形状に折り曲げられること若しくは成形等によって電池ケース収納部118Aとほぼ同じ高さでなる前方向側壁部120及び右方向側壁部121が形成され、当該前方向側壁部120及び右方向側壁部121が従来のポータブルミニディスクプレーヤ1(図5)における右側取付板6と同様にメイン基板130の周囲を覆うようになされている。
前方向側壁部120には、上蓋ケース2を開く際のオープンスライダ(図示せず)に対するスライド操作に連動したロック片18が取り付けられる。また右方向側壁部121における後方端部には、上述した左支点板9と対をなす右支点板5がリベット19でカシメられ、当該右支点板5に取り付けられたばね(図示せず)の付勢力によってメディアホルダ4を開かせる方向に付勢するようになされている。
また右方向側壁部121には、当該右方向側壁部121及び基板保持部分125の双方に跨がった状態に切り欠かれた穴122及び123が形成されている。
メイン基板130は、端部に取り付けられたヘッドフォンジャック端子130Aが一体に形成されると共に、右方向端部の所定位置に2個の電池ケース用接続端子131及び132が一体に取り付けられ、セットシャーシ118上に載置される際、右方向側壁部121に形成された穴122及び123に当該電池ケース用接続端子131、132が係合されるようになされている。
(2)電池ケース用接続端子の構造
図3(A)及び(B)に示すようにメイン基板130に対してほぼ垂直に立った状態に取り付けられた電池ケース用接続端子131及び132は断面L字状に形成されており、下ケース103の外側から取り付けられる図示しない乾電池ケースの2個の電気的接点と接触させるための凸状でなる端子部131A及び132Aが外側に向けた状態で、かつメイン基板130の下面130A及び端面130Bに対してL字状部分が押し付けられた状態で取り付け固定されている。
図3(A)及び(B)に示すようにメイン基板130に対してほぼ垂直に立った状態に取り付けられた電池ケース用接続端子131及び132は断面L字状に形成されており、下ケース103の外側から取り付けられる図示しない乾電池ケースの2個の電気的接点と接触させるための凸状でなる端子部131A及び132Aが外側に向けた状態で、かつメイン基板130の下面130A及び端面130Bに対してL字状部分が押し付けられた状態で取り付け固定されている。
この場合、図4(A)に示すように電池ケース用接続端子131及び132が取り付けられたメイン基板130をセットシャーシ118の基板保持部分125に取り付けるには、まず作業者は電池ケース用接続端子131及び132の上方端部分131B及び132Bを右方向側壁部121の穴122及び123に対して斜め上方向から潜らせる(メイン基板130の動き「1」)。
そして作業者は、メイン基板130を矢印P方向へ傾けていくことにより(メイン基板130の動き「2」)、最終的には右方向側壁部121の穴122及び123に煽り入れるような形(メイン基板130の動き「3」)で取り付け得るようになされている。
これにより、図4(B)に示すように電池ケース用接続端子131及び132の上方端部分131B及び132Bが右方向側壁部121の側壁に押し付けられると共に、その状態が保持される限りにおいてメイン基板130自体もセットシャーシ118の基板保持部分125に対して押し付けられるようになされている。
なお、セットシャーシ118の右方向側壁部121には、当該右方向側壁部121及び基板保持部分125の双方に跨がった状態で切り欠かれた穴122及び123が形成されているため、メイン基板130が穴122及び123を介して基板保持部分125に取り付けられた際に、メイン基板130の電池ケース用接続端子131及び132が基板保持部分125の底面125Aからはみ出ることを回避している。
メイン基板130がセットシャーシ118の基板保持部分125に押し付けられた状態では、端子部分131A及び132Aが乾電池ケースの電気的接点と接触されて当該端子部分131A及び132Aが押されたときであっても、上方端部分131B及び132Bが右方向側壁部121の側壁に当接されているので、電池ケース用接続端子131及び132が折れ曲がったり、メイン基板130から外れてしまう等の破損を未然に回避し得るようになされている。
なおメイン基板130は、ねじ140によりセットシャーシ118の基板保持部分125に対してネジ止め等されることにより、当該メイン基板130がセットシャーシ118に対して密着した状態で強固に取り付けられるようになされている。
さらに、メイン基板130には電池ケース用接続端子131及び132が一体に取付固定されているため、電池ケース用接続端子131及び132が乾電池ケースによって押されたときにはメイン基板130がセットシャーシ118の基板保持部分125に押え付けられた状態に保持されることになり、当該基板保持部分125から浮き上がることがない。
従ってセットシャーシ118では、前方向側壁部120及び右方向側壁部121に従来の右側取付板6(図5)のような糊代部6A〜6Cが不要となり、その構造が一段と簡素化されている。またセットシャーシ118は、前方向側壁部120及び右方向側壁部121が折り曲げられた状態で一体に形成されているので、従来のように底面用取付板8と右側取付板6とが別部品となっている場合に比べて強度的にも優れている。
このようにメイン基板130が取り付けられたセットシャーシ118は、メディアホルダ4と一体に取り付けられた上蓋ケース2と、下ケース103との間に挟まれた状態でセットシャーシ118が下ケース103にネジ止め等されることにより、最終的な完成形としてのポータブルミニディスクプレーヤ100が構成されることになる。
(3)動作及び効果
以上の構成において、ポータブルミニディスクプレーヤ100のセットシャーシ118では板状部材を所定形状に折り曲げられること若しくは成形等によって前方向側壁部120及び右方向側壁部121を基板保持部分125と一体に形成するようにしたことにより、従来の底面用取付板8に対して右側取付板6をビス15〜17によってネジ止めする場合に比べて、部品点数を削減し得ると共に一段と簡素化することができる。
以上の構成において、ポータブルミニディスクプレーヤ100のセットシャーシ118では板状部材を所定形状に折り曲げられること若しくは成形等によって前方向側壁部120及び右方向側壁部121を基板保持部分125と一体に形成するようにしたことにより、従来の底面用取付板8に対して右側取付板6をビス15〜17によってネジ止めする場合に比べて、部品点数を削減し得ると共に一段と簡素化することができる。
またセットシャーシ118では、前方向側壁部120及び右方向側壁部121を基板保持部分125と一体に形成するようにしたことにより、従来に比べて高強度化を図ることができ、かくして簡素な構成でありながら品質安定性を向上させることもできる。
さらにセットシャーシ118では、メイン基板130と一体に取り付けられたL字状の電池ケース用接続端子131及び132を右方向側壁部121の穴122及び123から煽り入れることにより基板保持部分125に当該メイン基板130が取り付けられるので、電池ケース用接続端子131及び132の上方端部分131B及び132Bが右方向側壁部121の側壁に押し付けられた状態で保持される。
これによりセットシャーシ118では、電池ケース用接続端子131及び132の端子部分131A及び132Aが乾電池ケースの電気的接点と接触されて当該端子部分131A及び132Aが押されることになったときでも、先端部分131B及び132Bが右方向側壁部121の側壁に当接されているので、電池ケース用接続端子131及び132が破損することを未然に防止し得ると共に強度向上に貢献することにもなる。
とくにセットシャーシ118は、電池ケース用接続端子131及び132の先端部分131B及び132Bが右方向側壁部121の側壁に当接されている状態では、電池ケース用接続端子131及び132とほぼ垂直に取り付けられているメイン基板130が基板保持部分125に対して押し付けられる形となり、当該メイン基板130を基板保持部分125に密着させた状態で取り付けることが容易になる。
このようにセットシャーシ118は、従来の右側取付板6(図A)の機能を前方向側壁部120及び右方向側壁部121に併せ持ち、かつメイン基板130の電池ケース用接続端子131及び132を右方向側壁部121の穴122及び123に対して煽り入れることにより当該メイン基板130を基板保持部分125に押さえ付けることができるので、部品点数を増加させることなく取り付け構造の工夫によって高強度化を図ることができる。
またセットシャーシ118は、構造を簡素化すると共に、電池ケース用接続端子131及び132が一体になったメイン基板130と左支点板9及び右支点板5とが取り付けられた状態のアッセンブリーの状態であっても、部品点数が少なく、かつ構造が簡素であるためメンテナンス性も大幅に向上されている。
以上の構成によれば、ポータブルミニディスクプレーヤ100のセットシャーシ118は、前方向側壁部120及び右方向側壁部121が基板保持部分125と一体に形成され、電池ケース用接続端子131及び132を右方向側壁部121の穴122及び123から煽り入れて基板保持部分125に当該メイン基板130を取り付けることができるので、メイン基板130の取り付けに必要な部品点数を減らして構造を簡素化しながら強度向上を図ることができる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、セットシャーシ118に穴124を設け操作ボタン部112と機械的かつ電気的にメイン基板130と接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、操作ボタン部112が下ケース103の側面部分に取り付けられる場合には、セットシャーシ118に穴124を形成する必要はなく、これにより強度向上を図るようにしても良い。
なお上述の実施の形態においては、セットシャーシ118に穴124を設け操作ボタン部112と機械的かつ電気的にメイン基板130と接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、操作ボタン部112が下ケース103の側面部分に取り付けられる場合には、セットシャーシ118に穴124を形成する必要はなく、これにより強度向上を図るようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、前方向側壁部120及び右方向側壁部121がセットシャーシ118と一体に形成されているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、右方向側壁部121だけが一体に形成されているようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、本発明の電子機器としてポータブルミニディスクプレーヤ100に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CD(Compact Disc)プレーヤ、カセットテープレコーダ等のメイン基板、セットシャーシ及び電池ケース用接続端子を有するものであれば、その他種々の電子機器に適用するようにしても良い。
本発明のシャーシ構造及び電子機器は、例えばセットシャーシにメイン基板を取り付ける際のシャーシ構造の簡素化及び強度向上を図る用途に適用することができる。
1、100……ポータブルミニディスクプレーヤ、2……上蓋ケース、3……下ケース、4……メディアホルダ、5……右支点板、7、130……メイン基板、9……左支点板、12、112……操作ボタン部、118……セットシャーシ、120……前方向側壁部、121……右方向側壁部、122、123……穴、124……穴、125……基板保持部分、131、132……電池ケース用接続端子。
Claims (6)
- 基板周辺の所定位置に当該基板に対してほぼ垂直に立った状態の電池用接続端子が一体に取り付けられたメイン基板と、
上記メイン基板を取り付けるための基板保持部分と、当該メイン基板が取り付けられた際に当該メイン基板の周囲を囲うように上記基板保持部分と一体形成されてなる側壁部とを有し、上記電池用端子を上記側壁部の外側に突出した状態で取り付けるための穴が当該側壁部に形成されたセットシャーシと
を具え、
上記メイン基板の上記電池用接続端子を上記側壁部の穴に潜らせた状態で煽り入れることにより当該メイン基板を当該セットシャーシに取り付ける
ことを特徴とするシャーシ構造。 - 上記メイン基板は、上記電池用接続端子の先端部分が上記シャーシフレームの上記側壁部に外側から当接された状態で取り付けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のシャーシ構造。 - 上記シャーシフレームは、上記メイン基板を取り付けるための上記基板保持部分には当該メイン基板よりも小さい穴が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のシャーシ構造。 - 筐体ケースの内部に取り付けられた特定のシャーシ構造を有する電子機器であって、
基板周辺の所定位置に当該基板に対してほぼ垂直に立った状態の電池用接続端子が一体に取り付けられたメイン基板と、
上記メイン基板を取り付けるための基板保持部分と、当該メイン基板が取り付けられた際に当該メイン基板の周囲を囲うように上記基板保持部分と一体形成されてなる側壁部とを有し、上記電池用端子を上記側壁部の外側に突出した状態で取り付けるための穴が当該側壁部に形成されたセットシャーシと
を具え、
上記メイン基板の上記電池用接続端子を上記側壁部の穴に潜らせた状態で煽り入れることにより当該メイン基板を当該シャーシフレームに取り付ける
ことを特徴とする電子機器。 - 上記メイン基板は、上記電池用接続端子の先端部分が上記シャーシフレームの上記側壁部に外側から当接された状態で取り付けられる
ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。 - 上記シャーシフレームは、上記メイン基板を取り付けるための上記基板保持部分には当該メイン基板よりも小さい穴が形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014188691A1 (ja) * | 2013-05-22 | 2014-11-27 | 株式会社デンソー | 電子制御ユニットおよび保護ケース |
WO2014188692A1 (ja) * | 2013-05-22 | 2014-11-27 | 株式会社デンソー | 電子制御ユニットおよび保護ケース |
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2004
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