JP2006003010A - 灰溶融装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 強度の高い良質のスラグを低コストで且つ容易に得ることができる灰溶融装置を提供する。
【解決手段】 灰溶融装置は、灰aを燃焼させて溶融し溶融スラグbとする灰溶融炉10と、灰溶融炉10の溶融スラグ滴下口10Bの下方に設けられ、溶融スラグ滴下口10Bから滴下する溶融スラグbを水砕して回収する水槽15とを備えている。このような灰溶融装置において、灰溶融炉10と水槽15とを接続する接続体14の中間部にスラグ受け16を設ける。そして、溶融スラグ滴下口10Bからの溶融スラグbをスラグ受け16で受け、所定温度まで除冷するとともに所定温度で一旦保持するようにする。また、スラグ受け16の上方にはハンマー17が揺動自在に設けられており、スラグ受け16上のスラグbを破砕する。
【選択図】 図1
【解決手段】 灰溶融装置は、灰aを燃焼させて溶融し溶融スラグbとする灰溶融炉10と、灰溶融炉10の溶融スラグ滴下口10Bの下方に設けられ、溶融スラグ滴下口10Bから滴下する溶融スラグbを水砕して回収する水槽15とを備えている。このような灰溶融装置において、灰溶融炉10と水槽15とを接続する接続体14の中間部にスラグ受け16を設ける。そして、溶融スラグ滴下口10Bからの溶融スラグbをスラグ受け16で受け、所定温度まで除冷するとともに所定温度で一旦保持するようにする。また、スラグ受け16の上方にはハンマー17が揺動自在に設けられており、スラグ受け16上のスラグbを破砕する。
【選択図】 図1
Description
本発明は灰溶融装置に係り、特に、都市ごみや下水汚泥などの焼却灰を溶融して溶融スラグとするとともに、その溶融スラグを良質なスラグとして回収し、スラグの有効利用を図ることのできる灰溶融装置に関するものである。
ごみ焼却炉から排出される飛灰中にはダイオキシン類が含まれている恐れがあり、このダイオキシン類を無害化することが急務となっている。そのため、平成9年2月の厚生省新ガイドラインによって、補助金対象の新設焼却炉には、灰の溶融設備の設置が義務づけられることとなった。
溶融処理は、減容化と灰中ダイオキシン類も含めた完全無害化が図れると同時に、スラグを再資源化して有効利用できる利点がある。灰の溶融方式には、バーナ式の表面灰溶融炉、電気式のプラズマ灰溶融炉など様々な方式があり、実用に供されている。
ところで、現在、溶融スラグの回収には、ハンドリングの容易さから溶融したスラグをそのまま水槽に落とす、水冷式が主に行われている。水冷式の灰溶融装置は、例えば図4に示すように、灰ホッパー1内の灰aを灰プッシャー2で灰溶融炉3内に供給するとともに、灰溶融炉3内で灯油バーナ4からの火炎によって灰aを燃焼させて溶融し溶融スラグbを生成し、その溶融スラグbを灰溶融炉3のスラグ滴下口3Aから水槽5内の水wに落下させ、スラグbを急冷させて回収するようになっている。
しかし、このような水冷式の灰溶融装置では、溶融スラグを水槽に落下させるだけで装置構成は簡単であるが、急冷させるためにスラグの粒径が小さくなる上に、スラグがガラス質となってスラグの強度が弱くなるために、土木資材としての利用方法が限られてしまう。スラグの有効利用先としては、道路用の路盤材及び骨材への利用が有望と考えられ、強度の高いスラグが望まれている。
そこで、近年、強度の高い結晶質のスラグを得るために、スラグの冷却速度及び組成を調製し、徐冷スラグとしての回収が検討されている。そのための方法として、コンベア上のバケットに溶融スラグを落下させて徐冷スラグとして回収する方法が提案されている。この方法は、図5に示すように、灰溶融炉3の溶融スラグ滴下口3Aからの溶融スラグbをバケット7で受け、このバケット6がスラグコンベア7で搬送される間にバケット6内のスラグbが除冷され、その後、スラグ取出口8から図示してない水槽に落下するようになっている。
しかしながら、上記従来の技術では、溶融スラグを除冷させるため冷却装置としてスラグコンベア7が設けられているので、灰溶融装置の構成が複雑となり、設備コストも高くなるという欠点がある。
また、上記従来の技術では、灰溶融炉3の溶融スラグ滴下口3Aの所に接続体10が取り付けられているが、この接続体10の内壁面にはスラグが付着してブリッジを形成し易く、そこでスラグが成長してしまうと、運転に支障をきたす可能性がある。
本発明の課題は、強度の高い良質のスラグを低コストで且つ容易に得ることができる灰溶融装置を提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明は、灰を燃焼させて溶融し溶融スラグとする灰溶融炉と、前記灰溶融炉の溶融スラグ滴下口の下方に水槽が設けられ、溶融スラグ滴下口から滴下する溶融スラグを水槽内で水砕して回収するスラグ回収部と、を備えて灰溶融装置において、前記溶融スラグ滴下口から滴下する溶融スラグを受け、該スラグを所定温度まで除冷するとともに前記所定温度で保持するスラグ受けと、前記スラグ受け上のスラグを破砕して前記水槽へ落下させるスラグ破砕手段とを設けたことを特徴としている。なお、前記所定温度は1100℃である。
上記構成によれば、溶融スラグ滴下口からの溶融スラグはスラグ受け上に滴下して、該スラグ受け上で所定温度まで除冷され、更にその所定温度で保持された後に、スラグ破砕手段によって破砕されて水槽に落下する。これにより、スラグがガラス質となることが回避され、強度の高い良質のスラグを得ることができる。また、スラグ受けやスラグ破砕手段は、スラグコンベアに比べると、構成も簡単で低コストである。
前記スラグ受けの表面には、スラグを所定温度を保持するための表層材が形成されている。これにより、スラグ受け上に堆積したスラグの急激な温度低下を防止でき、スラグを所定温度に保持することが可能となっている。
前記スラグ破砕手段は、前記スラグ受け上のスラグに衝撃を加えて当該スラグを破砕するハンマー、または、前記スラグ受け上のスラグに横方から押圧力を加えて当該スラグを破砕するプッシャーである。
また、前記スラグ破砕手段は、一定周期でまたは前記スラグ受け上のスラグの量が所定量になったときに作動するようになっている。
さらに、前記スラグ破砕手段は、破砕したスラグを一旦受け止め、当該破砕スラグを更に所定温度に保持した後に前記水槽に落下させるダンパーを有する。スラグ受け上に堆積したスラグは、その中央部分では所定温度よりも高温となっている場合があり、ハンマーで破砕したときに、破砕スラグをそのまま水槽に落下させると、中央の高温部分が急冷されることになって強度上問題が生じる。上記ダンパーを設けておけば、破砕スラグがダンパー上で更に所定温度に保持されるので、上記の問題を生じる恐れはない。これにより、より強度の高いスラグを得ることができる。
本発明によれば、スラグ受け上で溶融スラグは所定温度まで除冷され、更にその所定温度で保持され、その後、スラグ破砕手段によって破砕されて水槽に落下するので、スラグがガラス質となることが回避され、強度の高い良質のスラグを得ることができる。
また、スラグ受けやスラグ破砕手段は、スラグコンベアに比べると、構成も簡単であるから低コストである。
さらに、灰溶融炉と水槽とを接続する接続体の内壁面にはスラグが付着してブリッジを形成し易いが、スラグ粉砕手段を作動させることにより、ブリッジの形成が阻止され、灰溶融装置の運転に円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る灰溶融装置の全体構成図である。図1において、灰溶融炉10はバーナ式の表面溶融炉で、あらかじめ高濃度の腐食性ガスを抜き出すことのできる熱分解式の灰溶融炉である。灰溶融炉10には灰ホッパー11が隣接して設けられ、灰ホッパー11内の灰aは、灰プッシャー13が図の矢印A方向に往復移動することにより、灰溶融炉10内に供給される。灰溶融炉10の壁面には灯油バーナ13が設けられ、灰溶融炉10内に供給された灰aは灯油バーナ13からの火炎によって加熱される。加熱温度は1300〜1400℃で、加熱された灰aは溶融し溶融スラグbとなる。また、加熱時に発生した熱分解ガスは、灰溶融炉10上面の排出口10Aから外部へ排出される。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る灰溶融装置の全体構成図である。図1において、灰溶融炉10はバーナ式の表面溶融炉で、あらかじめ高濃度の腐食性ガスを抜き出すことのできる熱分解式の灰溶融炉である。灰溶融炉10には灰ホッパー11が隣接して設けられ、灰ホッパー11内の灰aは、灰プッシャー13が図の矢印A方向に往復移動することにより、灰溶融炉10内に供給される。灰溶融炉10の壁面には灯油バーナ13が設けられ、灰溶融炉10内に供給された灰aは灯油バーナ13からの火炎によって加熱される。加熱温度は1300〜1400℃で、加熱された灰aは溶融し溶融スラグbとなる。また、加熱時に発生した熱分解ガスは、灰溶融炉10上面の排出口10Aから外部へ排出される。
灰溶融炉10の底部には溶融スラグ滴下口10Bが設けられ、この溶融スラグ滴下口10Bには、灰溶融炉10と水槽15とを接続する接続体14が取り付けられている。接続体14の下部先端は水槽15内の水wに没している。接続体14の中間部には平板状のスラグ受け16が設けられている。このスラグ受け16は溶融スラグ滴下口10Bから滴下する溶融スラグbを受ける位置に配置され、その表面(溶融スラグbを受ける側)には、スラグ受け16上に滴下した溶融スラグbが急激に温度低下するのを防ぐ表層材16Aが貼られている。表層材16Aとしては、断熱材もしくはスラグbに対して剥離性のよいステンレス鋼が用いられている。
スラグ受け16の上方にはハンマー17が設けられている。このハンマー17は、支点17Aを中心にして矢印B方向に揺動自在となっている。なお、ハンマー17とスラグ受け16は、ハンマー17が揺動しても互いに接触しない位置に配置されている。
上記構成によれば、灰溶融炉10の溶融スラグ滴下口10Bからの溶融スラグbはスラグ受け16上に滴下し堆積する。スラグ受け16には表層材15Aが貼ってあるので、スラグ受け16上に堆積したスラグbは急激に温度低下することはなく、所定温度まで除冷され、更にその所定温度で保持される。
図2はスラグの冷却速度を制御する温度の設定値と結晶化率の関係を示している。溶融スラグを結晶化させ、強度の高いスラグを得るためには、結晶化に重要な影響を及ぼす溶融温度から1100℃までの冷却速度の制御が重要になる。そこで、スラグ受け16上に堆積したスラグbが1100℃までゆっくりと除冷され、更に1100℃で一旦保持されるよう冷却速度を制御する。冷却速度は、時間的な制約(経済性)とスラグの強度から考えて140〜350℃/hにするのが望ましい。
スラグ受け16上にはスラグbが次々と堆積し、図1に示すように、破線の位置まで堆積する。また、スラグ受け16は先端部(図の右側)でスラグbを受けるようになっており、スラグbが次々と堆積していくと、スラグbの重量によりスラグ受けは先端部側が若干下を向いた傾斜状態となる。そして、堆積したスラグbの量が所定量に達したら、ハンマー17が図の右方向へ揺動してスラグbを破砕する。この場合、溶融スラグ滴下口10Bからのスラグbが一定の割合で滴下するならば、ハンマー17を一定周期毎に作動(揺動)させれば、スラグ受け16上に堆積したスラグbを確実に破砕できる。
溶融スラグ滴下口10Bからのスラグbが一定の割合で滴下しない場合もあるので、本実施の形態では、スラグ受け16上に堆積したスラグbの重量を検出する重量センサ18と、堆積したスラグbの高さを検出する高さセンサ19とが設けられている。これら重量センサ18と高さセンサ19からの検出信号は制御部20に入力される。そして、スラグ受け16上のスラグbの重量が所定重量に達したとき、またはスラグbの高さが所定高さに達したときに、制御部20はハンマー17を作動(揺動)させてスラグbを破砕する。なお、本実施の形態では、重量センサ18はスラグ受け16の傾斜角度を検出することにより、スラグ受け16上のスラグbの重量を検出している。
また、本実施の形態ではスラグ受け16の先端部にダンパー21が設けられている。このダンパー21は支点21Aを中心にして矢印C方向に開閉自在である。ダンパー21は、通常は図のようにほぼ水平状態におかれており、ハンマー17によって破砕されたスラグbは一旦ダンパー21上に受け止められる。スラグ受け16上に堆積したスラグbは、その中央部には除冷が完全でなく1100℃以上の高温部分が存在している場合があり、そのような状態のスラグbをハンマー17で破砕して、そのまま水槽15に落下させると、高温部分が急冷されることになって強度上問題が生じる。上記のようなダンパー21が設けられていれば、破砕スラグbの高温部分がダンパー21上で1100℃まで除冷され、その1100℃で一旦保持されるので、スラグbの除冷を完全に行うことができる。これにより、より強度の高いスラグを得ることができる。
ハンマー17は数回揺動を繰り返す。そして、破砕されたスラグbは次々とダンパー21上に堆積してゆき、スラグ受け16に加わるモーメントが大きくなるので、スラグ受け16は更に傾斜する。この傾斜は重量センサ18によって検知され、所定の傾斜角度に達すると、制御部20はダンパー21を作動(図の時計回りに回動)させて、スラグbを水槽15の水wの中に落下させて水砕する。
水槽15の内部にはスラグ取り出し用コンベア22が設けられ、水砕されたスラグbはコンベア22によって搬送され、水槽22から取り出されて、スラグ回収容器23に回収される。
また、本実施の形態では、高温ガス出口24がスラグ受け16の上面より10cm程上方に設けられている。従来の熱分解式灰溶融炉では、図4に示したように高温ガス出口が溶融スラグ滴下口の直下に設けられているので、高温ガス出口でのガス量を制御することが難しかったが、図1に示すように、高温ガス出口24をスラグ受け16の上面より10cm程上方とすることにより、高温ガス出口24でのガス量を制御することが容易となり、これによって、灰溶融炉10内の温度を制御することができる。
また、接続体14の内壁面にスラグが付着しブリッジを形成し易いが、ハンマー17を揺動させることで、そのブリッジの形成を抑えることができる。これによって、灰溶融装置の運転を円滑に行うことができる。また、ダンパー21を設けたことにより、ダンパー開閉という動作自体も灰溶融炉10内の温度制御に利用できるという効果もある。
本実施の形態の灰溶融装置を用いてスラグを生成した。生成したスラグは、全体的に黒色で、表面の層は急冷スラグと同じくガラス質となり脆い。しかし、生成したスラグの内部は、数時間掛けて徐冷したものに比べると、多少強度は劣るが、結晶化しているために、水冷スラグと比べると断然強度が高く、適度な強度に保たれるため、ハンマー等でも粉砕し易く粒径が揃え易かった。X線解析装置で同定した所、数時間かけて徐冷したスラグ(第一ピーク強度1.5k以上)には劣るものの急冷スラグと異なり、生成したスラグは、第一ピーク強度1.3kを示す程に結晶化していた。スラグの融点から1100℃までの温度の保持時間をより長くすることにより徐冷スラグに近い強度を持ったスラグを得ることができた。
また、スラグ受け16上のスラグの高さが7〜8cm程度まで堆積したときに、ハンマー17を作動(揺動)させるようにしたら、多少形状が揃ったスラグを得ることができた。
スラグの生成量は、灰の供給量によって左右されるが、灰が50kg/hで供給された場合、その内の1割から2割が輝散してしまうので、スラグの量は約40kg/h回収される。この点を考慮して、スラグ受け16のサイズを設定するのがよい。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2による灰溶融装置の全体構成図である。本実施の形態の特徴部分は、実施の形態1で示したハンマーの代わりに、プッシャーが設けられていることである。すなわち、灰溶融炉10と水槽15とを接続する接続体30の中間部にプッシャー31が設けられている。このプッシャー31は、スラグ受け16の表面(表層材16A)上を摺動するプッシャー本体31Aと、このプッシャー本体31AをD方向に往復移動させるプッシャー駆動部31Bとを備えている。他の構成は実施の形態1に場合とほぼ同じであるが、本実施の形態では、スラグ受け16の表面に沿ってプッシャー本体31Aが摺動するので、スラグ受け16は予め所定の角度で傾斜して接続体30に強固に固定されている。また、重量センサ18はスラグ受け16の傾斜角度を検知するのセンサではなく、スラグ受け16上のスラグbの重量を直接検知できるセンサである。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2による灰溶融装置の全体構成図である。本実施の形態の特徴部分は、実施の形態1で示したハンマーの代わりに、プッシャーが設けられていることである。すなわち、灰溶融炉10と水槽15とを接続する接続体30の中間部にプッシャー31が設けられている。このプッシャー31は、スラグ受け16の表面(表層材16A)上を摺動するプッシャー本体31Aと、このプッシャー本体31AをD方向に往復移動させるプッシャー駆動部31Bとを備えている。他の構成は実施の形態1に場合とほぼ同じであるが、本実施の形態では、スラグ受け16の表面に沿ってプッシャー本体31Aが摺動するので、スラグ受け16は予め所定の角度で傾斜して接続体30に強固に固定されている。また、重量センサ18はスラグ受け16の傾斜角度を検知するのセンサではなく、スラグ受け16上のスラグbの重量を直接検知できるセンサである。
上記構成によれば、スラグ受け16上に堆積し、所定温度(1100℃)まで除冷され、その所定温度で一旦保持されたスラグbは、一定周期毎にまたはスラグ受け16上のスラグが所定量に達したときに、プッシャー31によって横方向から押圧され破砕され、ダンパー21に受け止められる。スラグ受け16上のスラグが所定量に達したかどうかは、重量センサ18または高さセンサ19によって検知され、所定量に達したときは、制御部20がプッシャー駆動部31Bを駆動して、プッシャー本体31Aを図の右方向に摺動させる。
本実施の形態によれば、強力なプッシャー駆動部31Bを設けることにより、プッシャー本体31Aの1回の往復動作で、スラグ受け16上のスラグbを破砕することができ、スラグbの粉砕作業を効率よく行うことができる。
10 灰溶融炉
14 接続体
15 水槽
16 スラグ受け
16A 表層材
17 ハンマー(スラグ破砕手段)
18 重量センサ
19 高さセンサ
20 制御部
21 ダンパー
30 接続体
31 プッシャー(スラグ破砕手段)
31A プッシャー本体
31B プッシャー駆動部
a 灰
b スラグ
w 水
14 接続体
15 水槽
16 スラグ受け
16A 表層材
17 ハンマー(スラグ破砕手段)
18 重量センサ
19 高さセンサ
20 制御部
21 ダンパー
30 接続体
31 プッシャー(スラグ破砕手段)
31A プッシャー本体
31B プッシャー駆動部
a 灰
b スラグ
w 水
Claims (7)
- 灰を燃焼させて溶融し溶融スラグとする灰溶融炉と、前記灰溶融炉の溶融スラグ滴下口の下方に水槽が設けられ、溶融スラグ滴下口から滴下する溶融スラグを水槽内で水砕して回収するスラグ回収部とを備えて灰溶融装置において、
前記溶融スラグ滴下口から滴下する溶融スラグを受け、該スラグを所定温度まで除冷するとともに前記所定温度で保持するスラグ受けと、前記スラグ受け上のスラグを破砕して前記水槽へ落下させるスラグ破砕手段とを設けたことを特徴とする灰溶融装置。 - 請求項1に記載の灰溶融装置において、
前記スラグ受けの表面には、前記スラグを前記所定温度で保持するための表層材が形成されていることを特徴とする灰溶融装置。 - 請求項1に記載の灰溶融装置において、
前記スラグ破砕手段は、前記スラグ受け上のスラグに衝撃を加えて、当該スラグを破砕するハンマーであることを特徴とする灰溶融装置。 - 請求項1に記載の灰溶融装置において、
前記スラグ破砕手段は、前記スラグ受け上のスラグに横方から押圧力を加えて、当該スラグを破砕するプッシャーであることを特徴とする灰溶融装置。 - 請求項1,3又は4に記載の灰溶融装置において、
前記スラグ破砕手段は、一定周期でまたは前記スラグ受け上のスラグの量が所定量になったときに作動することを特徴とする灰溶融装置。 - 請求項1に記載の灰溶融装置において、
前記スラグ破砕手段は、破砕したスラグを一旦受け止め、当該破砕スラグを更に前記所定温度で保持した後に前記水槽に落下させるダンパーを有することを特徴とする灰溶融装置。 - 請求項1又は6に記載の灰溶融装置において、
前記所定温度は、1100℃であることを特徴とする灰溶融装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004179814A JP2006003010A (ja) | 2004-06-17 | 2004-06-17 | 灰溶融装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004179814A JP2006003010A (ja) | 2004-06-17 | 2004-06-17 | 灰溶融装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006003010A true JP2006003010A (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=35771549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004179814A Pending JP2006003010A (ja) | 2004-06-17 | 2004-06-17 | 灰溶融装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006003010A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010032134A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Kubota Corp | 表面溶融炉 |
JP2015152188A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | 株式会社Ihi | 溶融炉システム |
-
2004
- 2004-06-17 JP JP2004179814A patent/JP2006003010A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010032134A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Kubota Corp | 表面溶融炉 |
JP2015152188A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | 株式会社Ihi | 溶融炉システム |
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