JP2006002353A - 防護柵設置方法 - Google Patents

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Hidetada Kawakami
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Abstract

【課題】地盤に防護柵を設置する際に、防護柵支柱を簡単に打込むことができて、隣り合う防護柵支柱間に容易に防護線を架設することができるとともに、防護線の張力を調節する際に、防護柵支柱に傷を付けずに、かつ、容易に張力を付けることができる、作業性の良い防護柵設置方法の提供。
【解決手段】防護柵支柱2の長手方向に防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bを複数形成しておき、この取付孔2a、2bに固定ファスナー6を留める際、固定ファスナー6の挟持部6aに防護線Wを挟み込んで、緊密に防護線Wを挟持した状態で、防護柵支柱2の取付孔2a、2bに固定ファスナー6を留めて防護線Wを架設し、防護線Wの張り代の調整を引張治具1の把持部1a、1bに防護線Wを挟み込んで、引張治具1の一端を防護柵支柱2にあて、これを支点に防護線Wをその張り方向に引っ張って調整することを前記課題の解決手段とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒状の防護柵支柱と、この防護柵支柱間に架設される番線等の防護線とからなる防護柵を設置する方法に関する。
建築物等が取り壊された後の敷地は、整地されて借地権等が発生していない更地とされる。この更地には、新たな建築物等を構築するまでの期間、子供等が遊んだり、不法にゴミが捨てられたりすることを防止するために、防護柵が設けられることが多い。一般に防護柵は、地面に立設される支柱材と、この支柱材に取り付けられる、番線やネット等の防護材とを備えている。この支柱材としては、従来一般には、角材や丸太材等、木製のものが用いられてきた。
しかしながら、支柱材が木製である場合、長期で使用すると腐りやすいという欠点がある。支柱材が腐ると、外観が醜くなったり強度が低下してしまったりする。強度が低下すると、例えば支柱材を引き抜いて撤去する際に折れてしまい、一部のみが地面に埋めこまれた状態となってしまう場合もある。また、腐った支柱材は再利用できないために廃棄処分する必要がある。この際、腐ることを僅かでも防止するためのコールタール等が付着していると焼却処分ができないため、産廃処分のためのコストがかかることになる。
すなわち、従来一般の木製の支柱材は再利用ができないため、廃棄処分のためのコストがかかるとともに、資源のリサイクル化や環境負荷の軽減という観点からも問題がある。
これに対して、防錆処理した鋼製支柱又は産廃利用のプラスチック擬木支柱に、ビニール被覆亜鉛引鉄線又カラー鉄線等を、防錆処理したフックボルト等で固定した構造の防護柵が知られている。(特許文献1参照)。
ところで、上記特許文献1の発明では、支柱と鉄線とを固定するために、固定具(フックボルトまたはUボルト等)が用いられている。これは、支柱に設けられた孔部に、この固定具を介して鉄線を固定できる構造となっており、鉄線を張る作業や固定する作業に熟練を必要としない。
特開2001−342614号公報
ところが、上記特許文献1の場合、支柱に固定具を取り付けるために、この支柱の前面と背面の両方に孔をあける作業が手間であった。また、この前面と背面の両方の孔部に固定具を通した上で、この固定具のフック部に鉄線を引掛けてから、ナットで締めて支柱と鉄線とを固定する構造であるため、鉄線の張力を保持した状態で架設することが難しかった。さらに、この固定具は、円柱状の支柱に取り付ける構造となっているので、ナットが緩みやすいという問題もあった。
一方、鋼製支柱にかえて、プラスチック擬木支柱を使用した際に、上記のようなナットを用いて鉄線を強く固定してしまうと、支柱が破損してしまうおそれがあることから、プラスチック等の支柱に対応する固定具として、防護線固定ファスナーの使用が試みられている。
この防護線固定ファスナーは、鉄線や番線等の防護線をこの固定ファスナーに挟み込んだまま、支柱に形成された孔に取り付けるだけで、この防護線を支柱間に簡単に架設できるようになっている。
しかしながら、いずれの固定具を用いても、支柱間に架設した防護線に張力を与えるためには、プライヤーなどを用いて行わざるを得ず、このプライヤーによって支柱が破損しないように留意しながら作業を進めるため作業性が悪かった。
さらに、上記の支柱のように、あらかじめ取付孔が形成された支柱を地盤に打ち込む際には、打込む支柱によって取付孔の向きがバラバラになったままだと、防護線を支柱の取付孔に挿入しても、防護線をその張り方向に直線状に張ることができなくなるため、支柱を必ず一定の向きに向けて地盤に打込む必要があった。
そして、従前、このような支柱を地盤に打ち込む作業を行うためには、常に取付孔の位置を確認しつつ、人の手で揃えて調整しながら支柱を打込まなければならず、特に取付孔の位置を正確に揃えることは難しく作業性が悪いという難点があった。
本発明の課題は、地盤に防護柵を設置する際に、防護柵支柱を簡単に打込むことができ、そして、隣り合う防護柵支柱間に容易に防護線を架設することができるとともに、防護線の張力を調節する際に、前記防護柵支柱に傷を付けずに、かつ、容易に張力を付けることができる、作業性の良い防護柵設置方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、円筒状の防護柵支柱2と、この防護柵支柱2、2間に架設される番線等の防護線Wとからなる防護柵Aを設置する方法であって、
防護柵支柱2の長手方向に防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bを複数形成しておき、この取付孔2a、2bに固定ファスナー6を留める際、固定ファスナー6の挟持部6aに防護線Wを挟み込んで、緊密に防護線Wを挟持した状態で、防護柵支柱2の取付孔2a、2bに固定ファスナー6を留めて防護線Wを架設し、防護線Wの張り代の調整を引張治具1の把持部1a、1bに防護線Wを挟み込んで、引張治具1の一端を防護柵支柱2にあて、これを支点に防護線Wをその張り方向に引っ張って調整することを前記課題の解決手段とした。
請求項1記載の発明によれば、防護柵Aを設置する際に、防護線固定ファスナー6の挟持部6aに番線等の防護線Wを緊密に挟持した状態で、この固定ファスナー6を、円筒状の防護柵支柱2の長手方向に形成された防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bに留めることで、防護柵支柱2、2間に防護線Wを架設できる。そして、架設した防護線Wを引張治具1の把持部1a、1bの間に挟み込み、引張治具1の一端を防護柵支柱2にあて、これを支点にして、防護線張り方向に引っ張るだけで防護線Wの張り代を調整でき、この防護線Wに、容易に張力を付けることができる。
請求項2記載の発明では、前記防護柵支柱2が、樹脂を溶融させて成形した樹脂成形品であり、かつ、この防護柵支柱2には、この防護柵支柱2の長手方向に沿って防護線Wを取り付ける第1の防護線固定ファスナー用取付孔2aと、第2の防護線固定ファスナー用取付孔2bが形成され、防護柵支柱2、2間に防護線Wを架設する際は、前記第1の取付孔2aには水平方向に防護線Wを架設し、前記第2の取付孔2bにはジグザグに防護線Wを架設することを前記課題の解決手段とした。
請求項2記載の発明によれば、前記防護柵支柱2を、樹脂を溶融させて成形した樹脂成形品とすることで、この防護柵支柱2の長手方向に沿って第1の取付孔2aと、第2の取付孔2bを形成させることができる。そして、前記第1の取付孔2aには水平方向に防護線Wを架設し、前記第2の取付孔2bにはジグザグに防護線Wを架設することで、防護柵支柱2、2間に簡単に防護線Wを架設することができる。
請求項3記載の発明は、あらかじめ防護線張り方向に水糸Bを張っておき、前記防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bに係合する防護線固定ファスナー6と、この防護線固定ファスナー6に防護線Wと同様に固定される棒状部材5とから構成された打込み方向確認治具4を、前記防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bのいずれか一つに取り付けて、その後、この棒状部材5と前記水糸Bとが平行になるよう確認しつつ、前記防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bの向きが、防護柵支柱2、2間に架設する防護線Wの張り方向に直角の向きとなるように防護柵支柱2を打込むことを前記課題の解決手段とした。
請求項3記載の発明によれば、打込み方向確認治具4を構成する棒状部材5を、防護線張り方向に張った水糸Bに合わせて平行にするだけで、防護柵支柱2の防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bの向きを防護線Wの張り方向に直角の向きに簡単に揃えて、防護柵支柱2を打ち込むことができる。また、前記棒状部材5と防護線Wとは、防護線固定ファスナー6に同様に固定されることから、この防護線Wを防護柵支柱2、2間に架設する際には、すでに防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bが防護線張り方向に直角の向きになった状態で防護柵支柱2が地盤に打込まれているので、この防護線Wの取り付け作業を容易に行うことができる。
請求項4記載の発明では、前記防護柵支柱2が、セルロース材を粉砕して得られた粉砕粉と樹脂とを混合したものを溶融させて成形した木質様樹脂成形品であり、かつ、中空状に成形していることを前記課題の解決手段とした。
ここで、前記セルロース材の粉砕粉とは、例えば、廃材等の木材の粗粉砕物、バカスの祖粉砕物、稲藁の粗粉砕物等における各種植物細胞体の原料材粗粉砕物を出発原料とし、これを磨砕処理することによって得ることができる。
磨砕処理とは、粉砕処理と研磨処理とを併せ持つ処理を言うものであり、これら粉砕処理と研磨処理とを同時に行う処理であっても、粉砕処理を行った後、研磨処理を行う二工程からなる処理であってもよい。すなわち、ここで言う磨砕処理とは、後述するように、粗粉砕物から微粉砕物にする粉砕処理と、微粉際された粉粒を、繊維状態のものが絡み合い、その表面が繊毛で覆われている状態の粉粒形状から、表面に繊毛が少ない状態となるように表面研磨する研磨処理とを併せた処理を指している。
前記セルロース系微粉粒は、上記のように磨砕処理により粒径状に形成されることで、通常の木粉のような繊毛上の突出部分が少なくなり、水(湿気を含む)や溶剤などを吸着しにくくなっている。
また、前記樹脂とは、硬質樹脂や軟質樹脂のことであり、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂等が用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂が、成形部材を形成するには好適である。また、樹脂は廃材の樹脂から得るようにしてもよい。
請求項4記載の発明によれば、前記防護柵支柱2が、セルロース材を粉砕して得られた粉砕粉と樹脂とを混合したものを溶融させて成形した木質様樹脂成形品であるので、この防護柵支柱2に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。また、この防護柵支柱2を中空状に成形しているので、軽量化することができ、作業性を向上させることができる。
請求項5記載の発明では、前記引張治具1が、防護線Wを上から押さえる第1の把持部1aと、この第1の把持部1aの一端に支軸1cを介して回動自在に連結され、かつ、防護線Wを下から押さえる第2の把持部1bとを主体として構成され、第1の把持部1aには、防護柵支柱2に当接する保護用パッド1dが備えられており、前記第1もしくは第2の把持部1a、1bのいずれか一方もしくは両方には、防護線Wを引掛ける溝部1eが形成されていることを前記課題の解決手段とした。
請求項5記載の発明によれば、前記引張治具1は、防護線Wを上から押さえる第1の把持部1aと、この第1の把持部1aの一端に支軸1cを介して回動自在に連結され、かつ、防護線Wを下から押さえる第2の把持部1bとを主体として構成され、この第1の把持部1aと第2の把持部1bとの間には防護線Wを挟み込むことができるようになっている。したがって、防護柵支柱2、2間に架設した防護線Wの張力を調節する際に、まず、前記保護用パッド1dを防護柵支柱2に当接させて支点とし、前記溝部1eを防護線Wに引掛ける。次に、その状態で第1の把持部1aと第2の把持部1bとで防護線Wを挟み込んで、防護線張り方向に引っ張ることによって、前記防護柵支柱2に傷を付けずに、防護線Wに容易に張力を付けることができる。
防護線固定ファスナーの挟持部に番線等の防護線を緊密に挟持した状態で、この固定ファスナーを、円筒状の防護柵支柱の長手方向に形成された防護線固定ファスナー用取付孔に留めることで、防護柵支柱間に防護線を容易に架設できる。そして、このように架設した防護線を引張治具の把持部の間に挟み込み、引張治具の一端を防護柵支柱にあて、これを支点にして、防護線張り方向に引っ張るだけで防護線の張り代を調整でき、この防護線に容易に張力を付けることができるので、作業性を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、前記防護柵支柱を、樹脂を溶融させて成形した樹脂成形品とすることで、この防護柵支柱の長さ方向に沿って第1および第2の取付孔を容易に形成させることができる。
また、前記第1の取付孔には水平方向に防護線を架設し、前記第2の取付孔にはジグザグに防護線を架設することで、防護柵支柱間に簡単に防護線を架設することができるので、作業性を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、打込み方向確認治具を構成する棒状部材を、防護線張り方向に張った水糸に合わせて平行にするだけで、防護柵支柱の防護線固定ファスナー用取付孔の向きを防護線の張り方向に直角の向きに簡単に揃えて、防護柵支柱を打ち込むことができる。
また、前記棒状部材と防護線とは、防護線固定ファスナーに同様に固定されることから、この防護線を防護柵支柱間に架設する際には、すでに防護線固定ファスナー用取付孔が防護線張り方向に直角の向きになった状態で防護柵支柱が地盤に打込まれているので、防護線の取り付け作業を容易に行うことができ、作業性を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、前記防護柵支柱が、セルロース材を粉砕して得られた粉砕粉と樹脂とを混合したものを溶融させて成形した木質様樹脂成形品であるので、再利用できるとともに、この防護柵支柱に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。しかも、この防護柵支柱を中空状に成形しているので軽量化でき、作業性を向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、引張治具が、防護線を上から押さえる第1の把持部と、この第1の把持部の一端に支軸を介して回動自在に連結され、かつ、防護線を下から押さえる第2の把持部とを主体として構成され、この第1の把持部と第2の把持部との間には防護線を挟み込むことができるようになっているので、防護柵支柱に傷を付けずに、防護線に容易に張力を付けることができ、作業性を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、引張治具1の第1の把持部1aに取り付けられた保護用パッド1dを防護柵支柱2に当接させるとともに、溝部1eを防護線Wに引掛けたまま、第1の把持部1aと第2の把持部1bとで防護線Wを挟み込んで、その状態で、防護柵支柱2に当接させた保護用パッド1dを支点にして、防護線Wをその張り方向に引っ張ることによって、防護線Wの張力を調整することを示している。
前記引張治具1は、鋼製で、図2に示すように、その一端部近傍で支軸1cを介して連結された第1の把持部1aと、第2の把持部1bとを主体として構成されている。
前記第1の把持部1aは、第2の把持部1bに被さるように、断面コ字型に形成され、かつ、第2の把持部1bよりも幅が広く形成されている。
また、第1の把持部1aの一端部近傍の両側面には、防護柵支柱2に当接する保護用パッド1dが取り付けられ、さらに、この保護用パッド1dを防護柵支柱2に当接させた際に、第1の把持部1aと防護線Wとが接する位置に、この防護線Wに引っ掛かる溝部1eが形成されている。
前記第2の把持部1bは、支軸1cを介して第1の把持部1aと連結し、かつ、第1の把持部1aに嵌まり合うように、第1の把持部1aよりも幅が狭く構成されている。
前記支軸1cは、第1および第2の把持部1a、1bの一端部近傍に設けられており、かつ、これら2つの把持部1a、1bを開閉自在に連結している。
前記保護用パッド1dは、板状のゴム板からなり、前記支軸1cと連続して第1の把持部1aの両側面に1枚ずつ取り付けられており、引張治具1と防護柵支柱2とが接する部分の保護材として取り付けられている。
なお、この保護用パッド1dは、本実施の形態では、板状のゴムを採用したが、引張治具1と防護柵支柱2の双方を保護し得るものであれば、これに限られるものではない。
前記溝部1eは、保護用パッド1dと連続して第1の把持部1aの両側面に形成されており、略三角形状に形成されている。
なお、本実施の形態では、溝部1eは第1の把持部1aに形成されているが、前記保護用パッド1dを防護柵支柱2に当接させた際に、防護線Wと接する位置に、この溝部1eが形成されていれば良く、したがって、第2の把持部1bに形成されていても良い。
また、この溝部1eの形状も、略三角形状に限られるものではなく、保護用パッド1dを防護柵支柱2に当接させた際に、この溝部1eに防護線Wを引掛けることができれば、例えば、半円状の溝部1eや四角状の溝部1eであっても良い。
前記防護柵支柱2は、図3に示すように、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形することによって円筒状に形成されるものであり、その内周面には、図1に示すように、防護柵支柱2の軸方向に沿う多数のリブが防護柵支柱2の周方向に所定間隔で形成されている。なお、これらリブによって防護柵支柱2が補強されている。
一方、防護柵支柱2の外周部には、図3に示すように、第1および第2の防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bが上下に所定間隔で複数形成されており、第1の防護線固定ファスナー用取付孔2aは、防護柵支柱2の上端部近傍の第1の防護線固定ファスナー用取付孔2aから、地盤近傍の最下端の第1の防護線固定ファスナー用取付孔2aまで等間隔に設けられている。前記第2の防護線固定ファスナー用取付孔2bは、一方が、前記上端部近傍の第1の防護線固定ファスナー用取付孔2a直下に設けられており、他方が、前記地盤近傍の第1の防護線固定ファスナー用取付孔2a直上に設けられている。
なお、第1の防護線固定ファスナー用取付孔2aと、第2の防護線固定ファスナー用取付孔2bとの間隔は、防護線Wを固定する際に必要な強度を保持できる寸法を確保すればよい。
また、これら第1および第2の防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bは、水平方向に架設される防護線Wを取り付ける第1の防護線固定ファスナー用取付孔2aと、斜めにジグザグに架設される防護線Wを取り付ける第2の防護線固定ファスナー用取付孔2bとに区別して構成されている。
なお、本実施の形態では、このような防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bの配置としたが、これに限られるものではなく、例えば、あらかじめ防護線固定ファスナー用取付孔の数を増やしておいても良いし、また、現場の地形等に合わせて、防護線固定ファスナー用取付孔を任意で設けても良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
そして、このような防護柵支柱2を地盤に打込む際には、前記防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bの向きが、防護柵支柱2、2間に架設する防護線Wの張り方向に直角の向きとなるように打込まなければならない。
そこで、図4は、打込み方向確認治具4が取り付けられた防護柵支柱2を、地盤に打込んだ状態を示している。すなわち、この打込み方向確認治具4が基準用支柱3、3間に張った水糸Bと平行に揃うようにして、防護柵支柱2が打込まれることによって、前記防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bの向きが、防護柵支柱2、2間に架設する防護線Wの張り方向に直角の向きとなっている。
前記打込み方向確認治具4は、図5に示すように、棒状部材5と、防護線固定ファスナー6とから構成されており、防護線固定ファスナー6に形成された挟持部6aを、この棒状部材5の中程まで挿通させてなるものである。
前記棒状部材5は、本実施の形態では、100mmの番線を用いるが、防護線張り方向に張った水糸Bに対して平行に揃えることができれば、寸法、材質ともにこれに限られるものではない。
前記防護線固定ファスナー6は、図6に示すように、挟持部6a(取付部、狭持部)、係止板6b、挿入部6c(係合部、挿入片)、係止部6d等から概略構成されている。
防護線固定ファスナー6において、略円盤状の係止板6bに、隙間6fを介して2分割された挿入部6cが取り付いている。すなわち、一対の挿入部6cは、係止板6bによって連結されている。2分割された挿入部6cには、それぞれ外側に突出するようにして係止部6dが形成されている。この突出の度合いは、挿入部6cの先端部側から基端部側に向かうにつれて、所定の大きさまで漸次大きくなっている。なお、係止部6dと係止板6bとの間には所定の係止溝6eが形成されている。
挿入部6cの基端部には挟持部6aが形成されており、さらに挟持部6aからは、挿入部6cを2分割する隙間6fが形成されている。隙間6fは、棒状部材5の径よりも小さく設定されているが、2分割された挿入部6cを互いに開いた状態とすることにより幅が大きくなり、棒状部材5を挟持部6aに挿通された状態とすることができるようになっている。
なお、挿入部6cは、図7(a)に示すように、第1および第2の防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bに対する挿入状態で、回転自在とされている。
前記基準用支柱3は、前記防護柵支柱2と同様に、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形することによって円筒状に形成された木質様樹脂成形品であり、内周面にはリブ2dが形成され、また、外周面には第1および第2の防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bが形成されている。
なお、上記の防護柵支柱2および基準用支柱3を地盤に打込む際は、打込用補助部材7が用いられ、打込み作業の際にこれら支柱の破損を防ぐとともに、地盤に容易に打込むことができるものである。
前記打込用補助部材7は、図3に示すように、尖状部材8とキャップ部材9とから構成されている。
尖状部材8は略円錐状をなすものであり、ポリプロピレン樹脂で形成されている。尖状部材8は円錐状の尖り部8aと、この尖り部8aの端面に一体的に設けられて、前記防護柵支柱2の下端部に挿入固定される固定部8bとから構成されている。
円錐状の尖り部8aの端面の直径は、防護柵支柱2の下端面の直径と等しくなっている。また、固定部8bは円柱状に形成されており、その直径は防護柵支柱2の内径より若干小さくなっている。つまり、固定部8bは防護柵支柱2の下端部に容易に挿入できるようになっている。
また、防護柵支柱2の下端部外周面には孔2c、2cが径方向に対向して形成されており、固定部8bの外周部にも孔8c、8cが径方向に対向して形成されている。
そして、尖状部材8は、その固定部8bを防護柵支柱2の下端部に挿入するとともに、尖り部8aの端面を防護柵支柱2の下端面に当接させたうえで、前記孔2c、2cから孔8c、8cに固定ピン10、10を挿入することによって、防護柵支柱2の下端部に固定されている。
前記キャップ部材9は、鉄等の金属で形成されたもので、円板状の天板部9aとこの天板部9aに同軸に一体的に形成された円筒状の円筒部9bとから構成されている。円筒部9bの内径は防護支柱柵の外径より若干大きくなっている。つまり、キャップ部材9は防護柵支柱2の上端部に被せるようにして取付けられるようになっている。
また、キャップ部材9の上端面、すなわち天板部9aの表面は叩き部とされており、この叩き部は防護柵支柱2を地盤に打込む際に、槌や油圧ショベルのブーム等によって叩かれるようになっている。また、キャップ部材9の底部、すなわち天板部9aの裏面には緩衝材11が設けられている。この緩衝材11はゴムで形成された薄い円板状のものであり、キャップ部材9の底面全域に設けられている。
前記水糸Bは、主に建築工事などで、水平を示すために張る糸であり、本実施の形態では、前記基準用支柱3の上端間に張って、前記打込み方向確認治具4の基準とする。
前記防護線Wは、例えば、番線等の紐状部材、網目状に組まれたネット、あるいは、板状に形成されたもの等が挙げられる。紐状部材としては、番線のような鉄製のものの他、プラスチック等の合成樹脂で構成されるものでもよく、径も自由に設定できる。また、防護線Wを板状に形成する場合には、防護柵支柱2と同様に樹脂成型品としてもよいし、防護柵支柱2とは別の材料で構成してもよい。
そして、前記防護柵支柱2を防護線張り方向に直角の向きとなるように打ち込むには、図4に示すように、まず、2本の前記基準用支柱3を20mから30m間隔で打ち込み、この打込んだ基準用支柱3の上端間に前記水糸Bを張る。
基準用支柱3の打込み方法としては、基準用支柱3はその下端部に、前記打込用補助部材7の尖状部材8を取付けるとともに、上端部に打込用補助部材7のキャップ部材9を取付けておき、この防護柵支柱2を、尖状部材8を下にして、キャップ部材9の叩き部9cを上方から叩くことによって、地盤に打込んでいく。
その際、防護柵支柱2の下端部は尖状部材8によって尖った形状となっているので、キャップ部材9の叩き部9cを上方から叩くことによって防護柵支柱2を尖状部材8とともに地盤に容易に打込むことができる。
また、尖状部材8が取付けられているので、キャップ部材9の叩き部9cを、尖状部材8を取付けていない場合より小さい力で叩くことによって、防護柵支柱2を打込むことができ、しかも、キャップ部材9の底部には、緩衝材11が設けられているので、叩き部9cを上方から叩く際の衝撃が緩衝材11によって緩和されるので、防護柵支柱2の上端部が衝撃によって破損するのを防止できる。
このようにして、基準用支柱3を20mから30m間隔で打込んだら、これら基準用支柱3の上端間に水糸Bを張って、これを打込み方向確認治具4のための基準とする。
次に、防護線張り方向に張られた水糸Bに沿って防護柵支柱2を打込む。
この時、防護柵支柱2の打込み向きを揃えるために、水糸Bに一番近い第1の防護線固定ファスナー用取付孔2aに前記打込み方向確認治具4を、水糸Bと平行に揃えるように取り付けて、防護柵支柱2の上下位置、左右位置および防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bの方向を確認しつつ打込み作業を行う。
なお、この防護柵支柱2の打込み方法に関しては、前記基準用支柱3の打込み方法と同様の方法で行い、基準用支柱3の上端間に張られた水糸Bの高さに、この防護柵支柱2の上端を揃えるように打込むようにする。
そして、図4に示すように、前記打込み方向確認治具4が、基準用支柱3、3間に張った水糸Bと平行に揃った状態で、かつ、基準用支柱3の上端間に張られた水糸Bの高さに、この防護柵支柱2の上端が揃った状態で防護柵支柱2の打込みが終了したら、打込み方向確認治具4を取り外す。
打込み方向確認治具4の挿入部6cは、図7(a)に示すように、第1および第2の防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bに対する挿入状態で、回転自在とされており、挿入状態では、係止部6dが、防護線固定ファスナー用取付孔2aの上縁部と下縁部とに係止するので、リブ2dに対して直交するように配置されて、リブ2dには当接しないようになっている。
このように挿入した打込み方向確認治具4を抜き出すためには、図7(b)に示すように、挿入部6cを90°回転させることによって、係止部6dをリブ2dに当接させる。これによって、係止部6dは、リブ2dにより防護線固定ファスナー用取付孔2aの内側に向けて押圧されるので、一対の係止部6d及び挿入部6cが防護線固定ファスナー用取付孔2aの径よりも小さく縮径され、これによって、係止部6dによる防護線固定ファスナー用取付孔2aに対する挿入状態の保持が解除される。その結果、防護線固定ファスナー用取付孔2aから打込み方向確認治具4が抜き出される。
このような方法によって、地盤に所定の間隔で防護柵支柱2を立設させた際に、この防護柵支柱2の長手方向に沿って形成された防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bの向きが、防護柵支柱2、2間に架設する防護線Wの張り方向に直角の向きとなる。
また、同じように、基準用支柱3、3間に所定の間隔で複数本の防護柵支柱2を立設させ、さらに、隣り合う防護柵支柱2、2間に防護線Wを架設することで、防護柵Aを設置することができる。
この時、基準用支柱3、3間に立設させた全ての防護柵支柱2は、防護線固定ファスナー用取付孔2a、2bの向きが、防護柵支柱2、2間に架設する防護線Wの張り方向に直角の向きとなるので、防護線Wを防護柵支柱2に取り付ける作業を容易に行えて、作業性を向上させることができる。
次に、防護線Wを防護柵支柱2、2間に架設する際には、図8に示すように、地盤に所定の間隔で打込んだ防護柵支柱2のうち、最端に打込まれた防護柵支柱2である基準用支柱(スタート杭3)から、その隣の防護柵支柱2へと順々に、防護線Wを架設していく。
なお、この時、控え支柱12を、固定バンド13を介してスタート杭3に固定することによって、この控え支柱12がスタート杭3の側方からの支えとなるので、スタート杭3の設置状態が良くなり好ましい。
また、この時、地盤近傍に設けられた最下端の取付孔2aどうしから、防護柵支柱2、2間に防護線Wを取り付けるのが好ましい。これは、この防護線Wを引っ張って緊張させた際に、上端部近傍の取付孔2aどうしから防護線Wを取り付けるよりも、隣の防護柵支柱2に与える力が弱いためである。
さらに、取り付けは第1の防護線固定ファスナー用取付孔2aから行い、水平方向に防護線Wを架設したら、第2の防護線固定ファスナー用取付孔2bに防護線Wを固定して、ジグザグに架設していく。これは、防護線Wを水平方向に架設する前に、ジグザグ方向に防護線Wを引っ張って緊張させた場合には、この引張力の方向が斜めであるため、防護柵支柱2が傾くおそれがあるためである。
そして、このようなスタート杭3に防護線Wを固定するには、図9(a)に示すように、防護線Wを、防護線固定ファスナー用取付孔2aを跨ぐようにスタート杭3に巻きつけ、この上から防護線固定ファスナー6で固定し、さらに防護線Wの最端部Waを、隣の防護柵支柱2に張る防護線Wに巻きつけて固定する。
なお、防護線Wの最端部Waの処理に際しては安全確保を心がけ、例えば、この最端部Waを丸く滑らかに加工したり、ゴム製のカバーを被せるなどの工夫をする。
また、図9(b)に示すように、防護線Wの最端部Waを、あらかじめ防護柵支柱2に形成された孔部2eに嵌め込んで、防護柵支柱2の前後から防護線固定ファスナー6で固定しても良い。
このようにして、最下端の取付孔2aどうしから防護線Wを取り付けたら、順々に最上端の取付孔2aどうしに防護線Wを取り付けていく。そして、水平方向に防護線Wを架設したら、図10に示すように、第2の防護線固定ファスナー用取付孔2bどうしに、斜めにジグザグに防護線Wを架け渡して、防護柵支柱2、2間で防護線Wが交差するように架設する。
次に、このようにして架設した防護線Wに張力を付けるために、引張治具1を用いて防護線Wを引っ張る。
防護線Wを引っ張る方法としては、図1および図2に示すように、まず、防護線Wの張り代を引張治具1の第1の把持部1aと第2の把持部1bとの間に挟む。そして、第1の把持部1aの両側面に取り付けられた保護用パッド1dを防護柵支柱2に当接させる。
この時、第1の把持部1aに形成された溝部1eには、防護線Wが引掛かっており、このような状態のまま、第1および第2の把持部1a、1bを握り込んで、防護線Wを強く挟み込む。
そして、防護線Wを挟み込んだまま、図1に示すように、防護柵支柱2に当接させた保護用パッド1dを支点に防護線張り方向に引っ張って、この防護線Wに張力を付ける。
このように、引張治具1を用いた方法によって、防護柵支柱2に傷を付けること無く、しかも、防護線Wをその張り方向に引っ張るだけで防護線Wの張り代を調整でき、この防護線Wに容易に張力を付けることができるので、作業性を向上させることができる。
以上のようにして、防護柵Aを更地に設置することによって、子供等が遊んだり、不法にゴミが捨てられたりすることを防止することができる。
引張治具を用いて防護線をその張り方向に引っ張り、この防護線の張力を調整する状態を示す平面図である。 引張治具を用いて防護線を挟み込んだことを示す側面図である。 防護柵支柱を地盤に打込んだ状態を示す側断面図である。 打込み方向確認治具を用いて防護柵支柱を打ち込んだ状態を示す正面図である。 打込み方向確認治具の防護柵支柱に対する取付状態を示す斜視図である。 防護線固定ファスナーを示し、(a)は上面図、(b)、(c)は互いに直交方向からの側面図である。 防護柵支柱に対する取付状態を示す上断面図であり、(a)は防護線固定ファスナー用取付孔に対する防護線固定ファスナーの挿入状態、(b)は(a)から防護線固定ファスナーを90°回転させた状態である。 防護柵支柱間に、水平方向に防護線を架け渡すことを示す正面図である。 スタート杭に防護線を固定した状態を示し、(a)は防護線の最端部を、張るべき防護線に巻きつけたことを示す斜視図であり、(b)はスタート杭の所定の位置に孔部を設けて防護線の最端部を嵌め込んだことを示す平断面図である。 防護柵支柱間に防護線を架設した防護柵の設置状態を示す正面図である。
符号の説明
1 引張治具
1a 第1の把持部
1b 第2の把持部
1c 支軸
1d 保護用パッド
1e 溝部
2 防護柵支柱
2a 第1の防護線固定ファスナー用取付孔
2b 第2の防護線固定ファスナー用取付孔
3 基準用支柱(スタート杭)
4 打込み方向確認治具
5 棒状部材
6 防護線固定ファスナー
7 打込用補助部材
A 防護柵
W 防護線

Claims (5)

  1. 円筒状の防護柵支柱と、この防護柵支柱間に架設される番線等の防護線とからなる防護柵を設置する方法であって、
    防護柵支柱の長手方向に防護線固定ファスナー用取付孔を複数形成しておき、この取付孔に固定ファスナーを留める際、固定ファスナーの挟持部に防護線を挟み込んで、緊密に防護線を挟持した状態で、防護柵支柱の取付孔に固定ファスナーを留めて防護線を架設し、防護線の張り代の調整を引張治具の把持部に防護線を挟み込んで、引張治具の一端を防護柵支柱にあて、これを支点に防護線をその張り方向に引っ張って調整することを特徴とする防護柵設置方法。
  2. 請求項1記載の防護柵設置方法において、
    前記防護柵支柱は、樹脂を溶融させて成形した樹脂成形品であり、かつ、この防護柵支柱には、この防護柵支柱の長手方向に沿って防護線を取り付ける第1の防護線固定ファスナー用取付孔と、第2の防護線固定ファスナー用取付孔が形成され、防護柵支柱間に防護線を架設する際は、前記第1の取付孔には水平方向に防護線を架設し、前記第2の取付孔にはジグザグに防護線を架設することを特徴とする防護柵設置方法。
  3. 請求項2記載の防護柵設置方法において、
    あらかじめ防護線張り方向に水糸を張っておき、前記防護線固定ファスナー用取付孔に係合する防護線固定ファスナーと、この防護線固定ファスナーに防護線と同様に固定される棒状部材とから構成された打込み方向確認治具を、前記防護線固定ファスナー用取付孔のいずれか一つに取り付けて、その後、この棒状部材と前記水糸とが平行になるよう確認しつつ、前記防護線固定ファスナー用取付孔の向きが、防護柵支柱間に架設する防護線の張り方向に直角の向きとなるように防護柵支柱を打込むことを特徴とする防護柵設置方法。
  4. 請求項1もしくは2記載の防護柵設置方法において、
    前記防護柵支柱は、セルロース材を粉砕して得られた粉砕粉と樹脂とを混合したものを溶融させて成形した木質様樹脂成形品であり、かつ、中空状に成形されていることを特徴とする防護柵設置方法。
  5. 請求項1記載の防護柵設置方法において、
    前記引張治具は、防護線を上から押さえる第1の把持部と、この第1の把持部の一端に支軸を介して回動自在に連結され、かつ、防護線を下から押さえる第2の把持部とを主体として構成され、第1の把持部には、防護柵支柱に当接する保護用パッドが備えられており、前記第1もしくは第2の把持部のいずれか一方もしくは両方には、防護線を引掛ける溝部が形成されていることを特徴とする防護柵設置方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100740316B1 (ko) * 2007-02-02 2007-07-18 주식회사 아데코건축사사무소 공동주택용 난간구조

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