JP6014108B2 - 水糸張り具 - Google Patents

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Description

本発明は、建築現場や土木工事などで使用される遣り方や丁張りに用いられる水糸張り具に関するものである。
従来、たとえば家を建てる際、基礎を水平に成形するために、遣り方を設けて、水糸を張る作業が行われている。
具体的には、多数の木製の杭を敷地の外周に打ち込み、各杭を架け渡すように木製の板(水貫板)を釘で杭に固定している。そして、その板に水糸の一端部を取り付けていた。
しかしながら、従来の遣り方の場合、板を杭に釘で固定する必要があるため、手間と時間がかかっていた。
本発明が解決しようとする課題は、水糸の端部が取り付けられる板材を容易に設置可能な水糸張り具を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、杭に着脱可能に取り付けられる支持具と、前記支持具との間で、水糸が取り付けられる板材を挟み込んで固定する留具とを備える水糸張り具であって、前記支持具は、杭にはめ込まれて固定される杭挿通部と、この杭挿通部の外周面に固定された爪部材と、この爪部材から突出し、前記板材に形成された穴に通されるねじ棒状の軸部とを備え、前記爪部材は、爪部材を構成する矩形板の角部を折り曲げて爪部が形成され、前記爪部は、同一円周上に複数配置されており、前記軸部は、前記複数の爪部の中心部から突出しており、前記留具は、前記軸部にねじ込まれて前記支持具に着脱可能に取り付けられていて、前記留具の軸部基端側には短円筒状で環状の留輪を有し、前記軸部に前記留具をねじ込んだ状態で、前記爪部が前記板材に刺された状態になるとともに、前記留具の前記留輪が、前記支持具の前記爪部が配置される円周の径と対応した位置に配置されることを特徴とする水糸張り具である。
本発明によれば、水糸の端部が取り付けられる板材の設置が容易な水糸張り具を提供できる。
本発明の水糸張り具の一実施例を示す斜視図である。 図1の水糸張り具の左側面図である。 図1の水糸張り具の分解斜視図である。 図1の水糸張り具の使用状態を示す斜視図である。 図4の概略横断面図である。
以下、本発明の水糸張り具の一実施例について図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図3は、本発明の水糸張り具の一実施例を示す図であり、図1は斜視図、図2は左側面図、図3は分解斜視図である。
また、図4は、図1の水糸張り具の使用状態を示す斜視図であり、図5は、図4の概略横断面図である。
本実施例の水糸張り具1は、地面に打ち込まれる杭に着脱可能に取り付けられる支持具5と、この支持具5に取り付けられ、板材を支持具5との間で挟んで固定する留具9とを主要部に備える。
支持具5は、杭が通される杭挿通部13と、この杭挿通部13に固定される爪部材15と、ネジ棒状の軸部17とを備える。
杭挿通部13は、平面視略C字形の筒体とされる。
具体的には、杭挿通部13は、上下方向に開口する円筒材の周壁の一部が軸方向に切り欠かれた平面視略C字形とされる。杭挿通部13は、前記略C字の周方向の開口端部同士が、近接および離間可能に撓み変形可能とされる。
杭挿通部13は、その開口両端部から径方向外側へ突出して矩形板状の取付片21,23がそれぞれ形成されている。この一対の取付片21,23のうち、一方の取付片21には厚さ方向に貫通して穴25が形成されている(図5)。また、他方の取付片23には、一方の取付片21の穴25と同軸線上にネジ穴27が形成されている。
図4に示すように、杭挿通部13の内穴に、地面に打ち込まれた杭Pが通される。
そして、固定部材31により、杭挿通部13が杭Pに固定される。
図2および図5に示すように、固定部材31は、ボルト33にハンドル部35が取り付けられた構成とされる。
具体的には、ハンドル部35は、板状の中央部から外方へ突出して、略三角形状の操作片39が周方向に等間隔に離隔して、5つ形成された形状とされる。
ハンドル部35の中央部には、貫通穴35aが形成されている。この貫通穴35aに、円筒状の案内部41の一端部がはめ込まれて固定され、案内部41は、ハンドル部35の板面に対して垂直に突出して設けられている。
ハンドル部35に固定された案内部41の内穴にボルト33の軸部45が通され、ボルト33の頭部47とハンドル部35が溶接により一体化されて固定部材31が形成されている。ボルト33の軸部45は、案内部41から軸方向外側へ突出して設けられている。
固定部材31は、その軸部45が、一方の取付片21の穴25から通されて、他方の取付片23のネジ穴27にねじ込まれる。これにより、取付片21,23同士が近接し、ひいては杭挿通部13が若干縮径して、杭Pに杭挿通部13が固定される。
なお、固定部材31には、ボルトをそのまま使用してもよいし、ノブボルト、グリップボルトまたは蝶ボルトなどの各種操作ボルトを使用してもよい。
爪部材15は、矩形状の板材により形成されている。
本実施例では、爪部材15は、正方形の板材により形成されており、板材の四つ角が板面に対して直角に屈曲されて三角形状の爪部53が4つ形成されている。
各爪部53の頂点部53aは、板面から同じ突出高さとされる。
また、各爪部53の頂点部53aは、同一円周上に配置される。
この爪部材15の中央部にネジ棒状の軸部17が設けられる。
本実施例では、軸部17として、ボルトの軸部が用いられる。
具体的には、図5に示すように、爪部材15の中央部に六角形の穴15aが形成されており、その穴15aに六角ボルト57の頭部59がはめ込まれる。そして、六角ボルト57の頭部59に爪部材15が溶接されて固定され、さらに、六角ボルト57の頭部59が杭挿通部13の外周面に溶接されて固定される。このようにして、杭挿通部13の外周面から、径方向外側へ突出して軸部17が設けられる。
また、爪部材15が杭挿通部13に固定された状態では、左右に離隔した爪部53,53が、上下に2つずつ配置される。
留具9は、環状の留輪65と、この留輪65に設けられるハンドル部67と、このハンドル部67に設けられ、前記軸部17がねじ込まれる筒状部69とを備える。
留輪65は、短円筒状とされ、周壁の厚みの中心部における径は、4つの爪部53の頂点部53aを通る円と同径とされる。
ハンドル部67は、板状の中央部から外方へ突出して、略三角形状の操作片75が、周方向に等間隔に離隔して5つ形成された形状とされる。
ハンドル部67の中央部には、貫通穴67aが形成されている。
筒状部69は、円筒状とされ、その基端部には径方向外側へ拡径して鍔部79が形成されている。また、筒状部69の内穴81は、ネジ穴とされる。
筒状部69は、ハンドル部67の貫通穴67aにはめ込まれて鍔部79がハンドル部67に溶接されて固定され、ハンドル部67から突出して設けられる。
そして、ハンドル部67に留輪65が固定される。
具体的には、留輪65は、ハンドル部67に筒状部69と同心円状に重ね合わされて、溶接されてハンドル部67に固定される。
杭Pに固定された支持具5の軸部17に板材(水貫)101を介して、留具9が支持具5に取り付けられる。具体的には、以下のとおりである。
まず、板材101は、長方形状の木製とされ、その短手方向中央部(図3の上下方向中央部)には、貫通穴103が、長手方向に離隔して複数形成されている。
そして、板材101の貫通穴103に軸部17が通されて板材101が支持具5に保持された状態で、支持具5に、留具9が取り付けられる。具体的には、留具9の筒状部69の内穴81に、支持具5の軸部17がねじ込まれるように、ハンドル部67を操作して留具9を回転させる。
留具9を回転させていくことで、留具9は、軸部17に沿って支持具5側へ移動し、留輪65が板材101に当接して、板材101を支持具5側に押し込んでいく。これにより、図5に示すように、爪部53の頂点部53aが板材101に突き刺さり、板材101が爪部53と留輪65に挟み込まれて固定される。
このように本実施例の水糸張り具1を介して杭Pに固定された板材101に釘107が打ちつけられ、この釘107に水糸109の一端部が取り付けられる。
本実施例では、4つの爪部53が、留輪65の円周上に位置することで、板材101をしっかりと固定することができる。また、釘を使用せずに、板材101を設置することができる。さらに、板材101に複数の穴103を形成しておくことで、一枚の板材101を複数回使用することができる。
本実施例の水糸張り具1は、家を建築する際の基礎を形成する際に使用されるほか、道路工事や、U字溝を設置する工事など各種の現場で使用することが可能である。
本発明の水糸張り具は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
たとえば、爪部材15の爪部53の個数や形状は適宜変更可能である。
具体的には、上記実施例では、爪部材15は、4つの爪部53を有したが、3つや、5つ以上としてもよく、爪部53の個数は適宜変更可能である。たとえば、爪部材15を三角形状の板材により形成する場合、その角部を屈曲させて、3つの爪部53を有する構成となる。また、爪部材15を円筒材により形成し、その軸方向一端部を刃状に形成して爪部としてもよい。
また、上記実施例では、爪部材15の爪部53は、同一円周上に配置されたが、その配置は適宜変更可能である。さらに、留輪65は、爪部材15の各爪部53を通る円と同径としたが、若干大径または小径に形成してもよい。
また、上記実施例では、各部材は、金属製とされたが、合成樹脂により形成してもよい。
1 水糸張り具
5 支持具
9 留具
15 爪部材
17 軸部
53 爪部

Claims (1)

  1. 杭に着脱可能に取り付けられる支持具と、
    前記支持具との間で、水糸が取り付けられる板材を挟み込んで固定する留具とを備える水糸張り具であって、
    前記支持具は、杭にはめ込まれて固定される杭挿通部と、この杭挿通部の外周面に固定された爪部材と、この爪部材から突出し、前記板材に形成された穴に通されるねじ棒状の軸部とを備え、
    前記爪部材は、爪部材を構成する矩形板の角部を折り曲げて爪部が形成され、
    前記爪部は、同一円周上に複数配置されており、
    前記軸部は、前記複数の爪部の中心部から突出しており、
    前記留具は、前記軸部にねじ込まれて前記支持具に着脱可能に取り付けられていて、
    前記留具の軸部基端側には短円筒状で環状の留輪を有し、
    前記軸部に前記留具をねじ込んだ状態で、前記爪部が前記板材に刺された状態になるとともに、
    前記留具の前記留輪が、前記支持具の前記爪部が配置される円周の径と対応した位置に配置される
    ことを特徴とする水糸張り具。
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