JP2006002153A - カルボジイミド変性された有機イソシアネートを製造するための改善された方法 - Google Patents

カルボジイミド変性された有機イソシアネートを製造するための改善された方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006002153A
JP2006002153A JP2005174052A JP2005174052A JP2006002153A JP 2006002153 A JP2006002153 A JP 2006002153A JP 2005174052 A JP2005174052 A JP 2005174052A JP 2005174052 A JP2005174052 A JP 2005174052A JP 2006002153 A JP2006002153 A JP 2006002153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isocyanate
acid
weight
ppm
diisocyanate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005174052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5048932B2 (ja
Inventor
James W Rosthauser
ウィリアム ロスタウサー ジェームス
James T Garrett
トーマス ガレット ジェームス
Jeffrey S Bolton
エス ボルトン ジェフリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Covestro LLC
Original Assignee
Bayer MaterialScience LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer MaterialScience LLC filed Critical Bayer MaterialScience LLC
Publication of JP2006002153A publication Critical patent/JP2006002153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5048932B2 publication Critical patent/JP5048932B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C263/00Preparation of derivatives of isocyanic acid
    • C07C263/18Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C263/20Separation; Purification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/02Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates of isocyanates or isothiocyanates only
    • C08G18/025Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates of isocyanates or isothiocyanates only the polymeric products containing carbodiimide groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/72Polyisocyanates or polyisothiocyanates
    • C08G18/74Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic
    • C08G18/76Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic aromatic
    • C08G18/7657Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic aromatic containing two or more aromatic rings
    • C08G18/7664Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic aromatic containing two or more aromatic rings containing alkylene polyphenyl groups
    • C08G18/7671Polyisocyanates or polyisothiocyanates cyclic aromatic containing two or more aromatic rings containing alkylene polyphenyl groups containing only one alkylene bisphenyl group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2115/00Oligomerisation
    • C08G2115/06Oligomerisation to carbodiimide or uretone-imine groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】カルボジイミド変性された有機イソシアネート、有利にはポリメチレンポリフェニルイソシアネート、および最も有利にはジフェニルメタンジイソシアネートを製造するための改善された方法を提供する。
【解決手段】(1)有機イソシアネート中の酸性不純物を酸捕捉剤により中和し、(2)中和された有機イソシアネートのイソシアネート基を酸化リンタイプの触媒により部分的にカルボジイミド化し、かつ(3)酸の添加によりカルボジイミド化反応を停止する。
【効果】カルボジイミドポリイソシアネート生成物の着色が低減し、最終生成物の安定性が改善される。また、触媒の使用量が少ないため、必要とされる触媒停止剤も少ない。
【選択図】なし

Description

本発明はカルボジイミド変性された有機イソシアネート、有利にはポリフェニルメタンポリイソシアネート、および最も有利にはジフェニルメタンジイソシアネートを製造するための改善された方法に関する。この方法は、(1)有機イソシアネート中の酸性不純物を中和し、(2)中和された有機イソシアネートのイソシアネート基を部分的にカルボジイミド化し、(3)カルボジイミド化反応を停止することからなる。
イソシアネートのカルボジイミド化は公知であり、たとえば米国特許第2,853,473号明細書、同第4,937,012号明細書、同第5,202,358号明細書、同第5,610,408号明細書、同第6,120,699号明細書、同第6,362,247号明細書および同第6,489,503号明細書および欧州特許第193,787号明細書に記載されている。
イソシアネートのカルボジイミド化は貯蔵安定性の液体を得るために所望される。液体は、溶融した固体またはスラリーよりもポンプ輸送が容易であり、かつ輸送が安価である。液体は供給されるままで均質な組成物であり、スラリーまたは溶融した固体の場合のような均質化を必要としない。ポリウレタンの製造において、液体は質量または体積に基づいて容易に添加することができ、かつ室温で適切な共反応体と合することができる。このことにより、高温および相応して加熱された材料の高い蒸気圧で材料を使用するよりも安全である。
ポリイソシアネートの安定性および/または反応性を改善するための方法もまた公知であり、かつ従来技術において記載されている。米国特許第3,793,362号明細書、同第5,342,881号明細書、同第5,726,240号明細書、同第5,783,652号明細書および同第6,528,609号明細書を参照のこと。これらの特許の大部分は、有機ポリイソシアネートをエポキシドまたはその他の化合物と配合または混合することを開示している。
これらの方法の多くは、ASTM D5629を使用して測定して最初は25ppmをはるかに超える酸性度を有するポリマーのMDIまたはMDIから製造された付加物の反応性を改善することを記載している。これと比較して、本発明に記載される精製された原料は一般に25ppmをはるかに下回る酸性度を有する。本発明において記載されるカルボジイミドの製造において使用される効果の高い触媒の、極めて低い使用量に基づいて、および酸性不純物に対するこれらの触媒の感受性に基づいて、この低い酸性度さえも除去することが必要である。
通常、イソシアネートの酸性度は蒸留により25ppmを下回る量にまで低下させることができる。蒸留工程において使用される塔の効率に依存して、この量は1〜10ppmの範囲まで低減することができる。塩化水素または加水分解可能な塩化物の痕跡量は米国特許第3,516,950号明細書におけるように、イソシアネートを加熱し、かつ蒸留の間に材料に不活性ガスを通過させることによってさらに除去することができる。
米国特許第4,814,103号明細書、同第6,127,463号明細書および同第6,166,128号明細書は、エポキシドを単独で、またはヒンダードフェノールと組み合わせて添加することにより、種々の有機ポリイソシアネートの色を安定化するか、かつ/または低減することができることを開示している。
本出願と同日に米国特許庁に出願され、かつ一緒に譲渡された、同時係属出願第 号(代理人整理番号PO8223)は、改善された加工特性を有するTDIプレポリマーに関する。これらのTDIプレポリマー組成物は、トルエンジイソシアネートのプレポリマーを約95〜約99.99%、および約44〜約400のエポキシド当量を有するエポキシドを約0.01〜約5%含有する。TDIのプレポリマーは2,4−異性体を約60〜約100質量%および2,6−異性体を約0〜約40質量%含有するトルエンジイソシアネートと、約1.5〜約8の官能価および約14〜約1870のOH価を有するイソシアネート反応性の成分との反応生成物からなる。
本発明の利点は、カルボジイミドを形成するための迅速な製造に基づいたカルボジイミドポリイソシアネート生成物の低減した色を含む。得られる生成物は低量のカルボジイミド化触媒を使用して製造することができるので、最終生成物の安定性が改善される。また、触媒の量が少ないため、必要とされる触媒停止剤が少なく、このことは触媒停止剤が最終生成物の黄変を生じうるために有利である。
US2,853,473 US4,937,012 US5,202,358 US5,610,408 US6,120,699 US6,362,247 US6,489,503 EP193,787 US3,793,362 US5,342,881 US5,726,240 US5,783,652 US6,528,609 US3,516,950 US4,814,103 US6,127,463 US6,166,128
本発明の課題は、カルボジイミド変性された有機イソシアネートを製造するための改善された方法を提供することである。
上記課題は本発明により、ウレトンイミン基を有するカルボジイミド変性されたポリメチレンポリイソシアネートを含む、カルボジイミド変性されたポリメチレンポリフェニルイソシアネートを製造するための改善された方法により解決される。この方法は、(1)有機イソシアネート、有利にはジフェニルメタンの系列のポリイソシアネート中の酸性不純物を酸捕捉剤(acid scavenger)により中和し、(2)中和された有機イソシアネートのイソシアネート基を酸化リンタイプの触媒を用いて部分的にカルボジイミド化し、かつ(3)酸またはその他の適切な触媒毒を添加することによりカルボジイミド化反応を停止することからなる。
本発明によれば、本方法は、(1)酸化リンタイプの触媒を用いて有機イソシアネートのイソシアネート基を部分的にカルボジイミド化し、(2)酸捕捉剤の添加により部分的にカルボジイミド化されたイソシアネート中の酸性不純物を中和し、かつ(3)酸性停止剤(acid stopper)またはその他の適切な触媒毒の添加によりカルボジイミド化反応を停止することからなる。
有利な実施態様では、本発明の方法はまた、カルボジイミド化されたイソシアネート中にウレトンイミン基を本質的に形成する。上記のように製造されるカルボジイミド変性されたイソシアネート基のほぼ全てが室温でウレトンイミン基を形成する。過剰のイソシアネート基の存在下で、カルボジイミドは迅速にウレトンイミン基を形成する。平衡は室温でウレトンイミンに有利である。ウレトンイミンは高温ではあまり有利ではなく、かつイソシアネートおよびカルボジイミドを再生する。
本発明はまた、カルボジイミド基および/またはウレトンイミン基を有する液状で安定した有機イソシアネートに関する。これらのイソシアネートは有利には約23〜約32%のNCO基含有率を有し、かつ有利には(1)1種もしくは複数のジフェニルメタンジイソシアネートおよび/またはMDI系列の高級同族体(つまりポリメチレンポリフェニルイソシアネート)、および(2)1種もしくは複数のエポキシドを含有する。
本発明のイソシアネートは約23〜約32%のNCO基含有率を有し、かつ(1)MDIを約60〜90質量%未満、(2)カルボジイミドおよび/またはウレトンイミンを10〜40質量%、および(3)エポキシドを含有する。組成物中に存在するエポキシドの量は比較的少量である。(1)、(2)および(3)の質量%の和は合計してイソシアネートの100質量%である。
任意の有機イソシアネートを本発明による方法のための原料として使用することができる。しかし、本発明による方法は有利にはポリウレタン化学において使用されるタイプの有機ジイソシアネートのカルボジイミド化のために使用される。本発明によるイソシアネート組成物の形成において使用することができる適切なポリイソシアネートは、モノマーのジイソシアネート、およびポリイソシアネートを含む。適切なモノマーのジイソシアネートは式R(NCO)により表すことができ、該式中で、Rは約56〜1000、有利には約84〜400の分子量を有する有機ジイソシアネートからイソシアネート基を除去することにより得られる有機基を表す。本発明による方法にとって有利なジイソシアネートは、式中でRが4〜12個の炭素原子を有する二価の脂肪族炭化水素基、6〜13個の炭素原子を有する二価の脂環式炭化水素基、7〜20個の炭素原子を有する二価の芳香族脂肪族炭化水素基または6〜18個の炭素原子を有する二価の芳香族炭化水素基を表すジイソシアネートである。有利なモノマーのジイソシアネートは、式中でRが芳香族炭化水素基を表すものである。
適切な有機ジイソシアネートの例は、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3−および−1,4−ジイソシアネート、1−イソシアナト−2−イソシアナトメチルシクロペンタン、1−イソシアナト−3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチル−シクロヘキサン(イソホロンジイソシアネートまたはIPDI)、ビス(4−イソシアナトシクロヘキシル)メタン、2,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,3−および1,4−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、ビス(4−イソシアナト−3−メチルシクロヘキシル)メタン、α,α,α′,α′−テトラメチル−1,3−および/または−1,4−キシリレンジイソシアネート、1−イソシアナト−1−メチル−4(3)−イソシアナトメチルシクロヘキサン、2,4−および/または2,6−ヘキサヒドロトルエンジイソシアネート、1,3−および/または1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−および/または2,6−トルエンジイソシアネート、2,2′−、2,4′−および/または4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ジイソシアナトナフタレンおよびこれらの混合物を含む。アニリン/ホルムアルデヒド縮合物をホスゲン化することにより得られる、3以上のイソシアネート基を有する芳香族ポリイソシアネート、たとえば4,4′,4″−トリフェニルメタントリイソシアネートおよびポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)も使用することができる。
本発明により適切なジイソシアネートおよび/またはポリイソシアネートは一般に、約25〜約50%のNCO基含有率を有する。これらのジイソシアネートおよび/またはポリイソシアネートは一般に少なくとも約25%、有利には少なくとも約30%および最も有利には少なくとも約33%のNCO基含有率を有する。ここで適切なポリイソシアネートはまた、一般に50%以下、有利には40%以下および最も有利には34%以下のNCO基含有率を有する。ポリイソシアネートは、たとえば25〜50%、有利には30〜40%および最も有利には31〜34%を含む、これらのより高いか、もしくはより低い値の任意の組合せの間の範囲のNCO基含有率を有する。
本発明の最も適切な有機ポリイソシアネートは、上記で開示したNCO基含有率を有するジフェニルメタンジイソシアネートおよびポリフェニルメタンポリイソシアネートをベースとする。ポリイソシアネート成分が精製されたジフェニルメタンジイソシアネートを100質量%およびポリフェニルメタンポリイソシアネートを0質量%含有し、その際、合計はポリイソシアネートの100%であることが有利である。
これらのポリイソシアネートは一般に少なくとも約60%、有利には少なくとも約75%、さらに有利には少なくとも約90%および最も有利には少なくとも約98%のモノマーのMDI含有率を有する。ポリイソシアネートはまた、一般に約100%以下のモノマーのMDI含有率を有している。これらのポリイソシアネートは、たとえば60〜100%、有利には75〜100%、さらに有利には99〜100%、および最も有利には98〜100%を含む、これらのより高いか、またはより低い値の任意の組合せの間の範囲のモノマーMDI含有率を有する。
さらにこれらのポリイソシアネートは一般に少なくとも約0%のポリマーMDI含有率を有する。ポリイソシアネートはまた一般に約40%以下、有利には約25%以下、さらに有利には約10%以下および最も有利には約2%以下のポリマーMDI含有率を有する。これらのポリイソシアネートは、たとえば0〜40%、有利には0〜25%、さらに有利には0〜10%および最も有利には0〜2%を含む、これらのより高いか、またはより低い値の任意の組合せの間の範囲のポリマーMDI含有率を有する。ポリマーMDIが存在する場合は明らかにモノマーMDI含有率の和と、ポリマーMDI含有率の和との合計はMDIの100質量%である。
上記のモノマーMDI含有率の適切なポリイソシアネートは一般に以下のような2,2′−、2,4′−および4,4′−MDIの異性体分布を有する。(1)ジフェニルメタンジイソシアネートの2,4′−異性体の質量%は一般に少なくとも約0%である。(1)2,4′−異性体の質量%は一般に約60%以下、有利には約10%以下、さらに有利には約2%以下および最も有利には約1%以下である。ジフェニルメタンジイソシアネート成分は(1)たとえば0〜60質量%、有利には0〜10質量%、さらに有利には0〜2質量%および最も有利には0〜1質量%を含む、これらのより高いか、またはより低い値の間の範囲の2,4′−異性体含有率を有していてもよい。(2)ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2′−異性体の質量%は一般に少なくとも約0%である。(2)2,2′−異性体の質量%は一般に約6%以下、有利には1%以下、さらに有利には約0.2%以下および最も有利には約0.1%以下である。ジフェニルメタンジイソシアネート成分は(2)たとえば0〜6質量%、有利には0〜1質量%、好ましくは0〜0.2質量%および最も有利には0〜0.1質量%を含む、これらのより高いか、またはより低い値の間の範囲の2,2′−異性体含有率を有していてもよい。(3)ジフェニルメタンジイソシアネートの4,4′−異性体の質量%は一般に少なくとも約34%、有利には少なくとも約80%、さらに有利には少なくとも約96%、および最も有利には少なくとも約98%である。(3)4,4′−異性体の質量%は一般に約100%以下である。ジフェニルメタンジイソシアネート成分は、(3)たとえば34〜100質量%、有利には80〜100質量%、さらに有利には96〜100質量%および最も有利には98〜100質量%を含む、これらのより高いか、またはより低い値の範囲の4,4′−異性体含有率を有していてもよい。ジフェニルメタンジイソシアネート成分が4,4′−異性体を100質量%含有することが特に有利である。異性体(1)、(2)および(3)の質量%の和は合計してモノマーのジフェニルメタンジイソシアネートの100質量%である。
本発明にとって特に適切なイソシアネート成分はジフェニルメタンジイソシアネートを80〜100質量%およびジフェニルメタン系列の高級官能性ポリイソシアネートを0〜20質量%含有し、その際、ジフェニルメタンジイソシアネートは4,4′−異性体を40〜80質量%、2,2′−異性体を0〜8質量%および2,4′−異性体を20〜60質量%含有し、その際、4,4′−異性体、2,2′−異性体および2,4−′異性体の質量%の和は合計してモノマーのジフェニルメタノジイソシアネートの100質量%である。
本発明にとって特に適切なもう1つのイソシアネートは、ジフェニルメタンジイソシアネートを90〜100質量%およびジフェニルメタン系列の高級官能性ポリイソシアネートを0〜10質量%含有し、その際、ジフェニルメタンジイソシアネートは4,4′−異性体を96〜100質量%、2,2′−異性体を0〜1質量%および2,4′−異性体を0.1〜4質量%含有し、その際、4,4′−異性体、2,2′−異性体および2,4′−異性体の和は合計してモノマーのジフェニルメタンジイソシアネートの100質量%である。
本発明にとって特に適切なもう1つのイソシアネートは、ジフェニルメタンジイソシアネートを100質量%含有し、その際、ジフェニルメタンジイソシアネートは4,4′−異性体を96〜100質量%、2,2′−異性体を0〜1質量%および2,4′−異性体を0.1〜4質量%含有し、その際、異性体の質量%の和は合計してモノマーのジフェニルメタンジイソシアネートの100質量%である。
本発明において酸捕捉剤として使用される適切な化合物は、たとえば亜鉛、マグネシウム、ナトリウム、カルシウム、アルミニウムの、たとえば純粋な金属、塩および酸化物のような化合物およびこれらの混合物を含む。たとえば米国特許第4,272,441号に記載されているような任意のカルボン酸塩(その開示内容をここでは引用することによって取り入れる)、たとえば炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウムのような化合物を含む粒状の塩基性固体材料、不溶性の樹脂マトリックス上に吸収された、またはこれらにグラフトされた塩基性材料、たとえば架橋ポリスチレン上にグラフトされたアミン化合物、エポキシド、たとえば液状の脂肪族エポキシドを含む液状のエポキシド、たとえばエポキシ化二量体および三量体脂肪酸を含むエポキシ化油、植物または動物由来のものを含むエポキシ化モノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリドなどである。
適切な活性金属含有酸捕捉剤には、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、マグネシウムまたはマグネシウム/亜鉛ハイドロタルサイト(場合により金属のステアリン酸塩5〜50%により被覆されたもの)、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酸化マグネシウムおよび水酸化マグネシウム、およびたとえばL−55Rのような化合物、ハイドロタルサイト、水酸化アルミニウムマグネシウム炭酸塩水和物(ステアリン酸ナトリウム18%により被覆されたもの、Reheis Inc.、Berkeley Heights、NJ、USAから入手可能およびHysafe 510)、マグネシウムハイドロタルサイト(J. M. Huber Corp.、Havre de Grace、MD、USAから入手可能)からなる群から選択される化合物が含まれる。その他の適切な酸捕捉剤は米国特許第6,593,485号に開示されており、この開示内容を引用することによりここに取り入れる。
本発明にとって適切な酸捕捉剤はまた、たとえば米国特許第3,264,336号(その開示内容をここで引用することにより取り入れる)に記載されているようなラウリン酸カドミウム、安息香酸コバルト、ナフテン酸鉄など溶剤溶性の塩を含んでいる。米国特許第4,427,816号、第5,106,898号、第5,234,981号および第6,225,387号(その開示内容をここで引用することにより取り入れる)に記載されているような固体のハイドロタルサイトおよび非晶質の塩基性炭酸アルミニウムマグネシウムもまた適切である。
活性金属含有化合物の中で最も有利な材料は、金属、酸化物およびカルボン酸塩である。酸化物は塩よりも低い濃度で使用しなくてはならないことをさらに言及しておくべきである。酸化物を以下に開示するその範囲をいくらか上回って使用する場合、組成物の硬化が妨げられ、かつカルボジイミドおよびポリオール共反応体をベースとする組成物は、該組成物中に該材料がどのくらい添加されたかに依存して、硬化するとしても緩慢に硬化する。亜鉛、アルミニウムおよびマグネシウムの前駆材料を酸捕捉剤として組成物中で使用することが有利であることを言及しておかなくてはならない。亜鉛およびマグネシウムのカルボン酸塩は本発明において効果があり、かつこれらの金属の酸化物もまた、本発明の範囲では酸捕捉剤として効果がある。
該組成物中の酸捕捉剤としての亜鉛、ナトリウム、カルシウム、カリウム、アルミニウムおよびマグネシウムの適切な材料の中で、亜鉛およびマグネシウムのカルボン酸塩、およびこれらの金属の酸化物である。従ってごくわずかに塩基性であるか、または両性の金属が、本発明においては酸捕捉剤として所望されるか、かつ/または適切である。該材料がわずかに塩基性であるか、または両性である場合、加水分解の間に放出される酸を吸収して、組成物の最終的な硬化特性を損なうことなく、無害な塩を形成する。従って、亜鉛、マグネシウムおよびアルミニウム化合物が、亜鉛およびマグネシウムの金属としても本発明の場合には効果的に機能する。アルミニウムおよび/またはナトリウム金属もまた酸捕捉剤として効果的に機能する。金属粉末は酸捕捉剤として効果的に機能するが、しかしこれらはその自然発火性に基づいて酸捕捉剤として使用することはより困難である。このような適切な酸捕捉剤は公知であり、かつたとえば米国特許第4,680,363号明細書に記載されている(その開示内容をここで引用することにより取り入れる)。
酸性度はイソシアネートを固体の状態のこれらの塩基性物質と接触させることにより中和することができる。本発明の方法は典型的な実施態様では、バッチ式でも、連続式でも実施することができる。液状のイソシアネート原料中の固体材料のスラリーを撹拌し、かつ固体を引き続き、濾過により除去する。バッチ式の運転では、塩基の効率を改善するために撹拌の使用が有利である。撹拌の典型的な手段は約400〜約1200rpmの範囲の速度での機械的な撹拌機の使用を含む。米国特許第3,793,362号明細書において使用されているように、石灰または炭酸ナトリウムが推奨される(その開示内容をここで引用することにより取り入れる)。
中和化合物が極めて効率的である場合、固体材料をカラムに充填し、かつ液状のイソシアネートまたはイソシアネート溶液をカラムに通過させることができる。連続的な運転法では、固体材料の固定床を使用し、かつ処理すべき生成物を該床にポンプで通過させる。これらの方法は約40〜約200℃の範囲の幅広い温度で行うことができる。有利には温度範囲は約40〜約100℃、および最も有利には約60〜約90℃である。該系の圧力は20〜75psigの範囲であるべきである。これらの方法のために適切な固体材料は、第三アミンを含むが、これに限定されない塩基性の基を有する市販のイオン交換樹脂である。このような材料の1つはRohm and Haas社から商品名Amberlite IRA900で、またはSybron Chemicals社からLewatit MonoPlus MP 500で入手可能である。
これらの方法のいずれもあまり有利ではない。というのも、固体を効率的に除去することが困難であり、かつ残留するイソシアネートを含有する固体材料を危険性の水として処理しなくてはならないからである。
エポキシド(オキシラン)官能性を有する任意の化合物が本発明では酸捕捉剤として最も適切である。これらの材料はイソシアネート中で可溶性であり、かつ最終的なカルボジイミド生成物中に残留する。「エポキシド」または「エポキシ」の用語はここでは3員のオキシラン環を1つ有する少なくとも1つの基を有する任意の有機化合物または樹脂を指す。本発明の一貫した反応性を有するポリイソシアネート組成物を得るために、有利には2以上のオキシラン基がエポキシド化合物または樹脂中に存在する。適切なエポキシドのエポキシド当量(EEW)の範囲は約44〜400、有利には100〜350および最も有利には150〜300である。芳香族および脂肪族ポリエポキシドはいずれも使用することができ、かつ周知である。適切なエポキシドは米国特許第5,726,240号に記載されており、その開示内容を引用することによりここに取り入れる。
エポキシが芳香族ポリエポキシドを含有することは、該化合物が黄変を生じる傾向があり、ならびに効率を低下させるためにあまり有利ではない。このような芳香族ポリエポキシドの例は、多価フェノールのポリグリシジルエーテル、芳香族カルボン酸のグリシジルエステル、N−グリシジルアミノ芳香族化合物、たとえばN−グリシジルアミノベンゼン、N,N,N′,N′−テトラグリシジル−4,4′−ビス−アミノフェニルメタン、およびジグリシジルアミノベンゼン、グリシジルアミノ−グリシジルオキシ芳香族化合物、たとえばグリシジル−アミノグリシジルオキシベンゼンからなる群から選択されるもの、およびこれらの混合物を含むが、これらに限定されない。
ビス(フェノールA)を含む多価フェノールのポリグリシジルエーテルからなる芳香族ポリエポキシド樹脂もまた、ヒドロキシル基を有し、従ってポリイソシアネート混合物と反応するために、あまり有利でない。従ってこのことによりイソシアネート含有率が低減する。ヒドロキシル基を有する脂肪族エポキシド、たとえばグリシドールもまた、理由はわからないが、あまり有利ではない。本発明による使用にとって有利なエポキシドはヒドロキシル基を有していない脂肪族エポキシドである。
使用にとって適切であるのは、C〜C18−脂肪族エポキシド、たとえばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブテンオキシド、2,3−ブテンオキシド(シスおよび/またはトランス)、イソブチレンオキシド、1,2−ペンテンオキシド、2,3−ペンテンオキシド、シクロペンテンオキシド、1,2−ヘキセンオキシド、シクロヘキセンオキシドなど、およびこれらの混合物である。
有用な脂肪族ポリエポキシドの例は、ビニルシクロヘキセンジオキシド、ブタジエンジオキシド、トリグリシジルイソシアヌレート、およびエーテル結合を有するもの、たとえばトリグリシジルペンタエリトリトール、テトラグリシジルペタエリトリトール、シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテルおよび当業者に公知のその他のジオールのジグリシジルエーテル、1,4−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−ベンゼン、1,3−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ベンゼン、4,4′−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−ジフェニルエーテル、1,8−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)オクタン、1,4−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)シクロヘキサン、4,4′−(2−ヒドロキシ−3,4−エポキシブトキシ)−ジフェニルジメチルメタン、1,3−ビス(4,5−エポキシペントキシ)−5−クロロベンゼン、1,4−ビス(3,4−エポキシブトキシ)−2−クロロシクロヘキサンジグリシジルチオエーテル、ジグリシジルエーテル、1,2,5,6−ジエポキシヘキサン−3、1,2,5,6−ジエポキシヘキサン、エステル基を有するもの、たとえば米国特許第4,814,103号明細書(その開示内容をここで引用することにより取り入れる)に記載されている、たとえばERL4221のような、Dow Corporationの製品からなる群から選択されるもの、およびこれらの混合物を含むが、これらに限定されない。
その他の有用なエポキシドはたとえば米国特許第3,298,998号明細書に記載されており、その開示内容をここで引用することにより取り入れる。これらの化合物は、ビス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]シクロヘキサン、2,2−ビス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]ノルカンファン、5,5−ビス[(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]ヘキサヒドロ−4,6−メタノインダン、2,2−ビス[4−(2,3−エポキシプロポキシ)−3−メチルフェニル]ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダンおよび2−ビス[p−2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]−メチレン−3−メチルノルカンファンからなる群から選択されるもの、およびこれらの混合物を含むが、これらに限定されない。
その他の有用なエポキシドはたとえばHandbook of Epoxy Resin、Lee and Neville、McGraw-Hill、New York(1967)および米国特許第3,018,262号明細書に記載されており、これら両者をここで引用することにより取り入れる。
また、本発明における使用にとって適切なエポキシドは、C18不飽和脂肪酸、たとえばオレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エライジン酸などの重合の生成物をエポキシ化することにより形成される、エポキシ化された二量体および三量体の脂肪酸を含む。二量体または三量体の脂肪酸単位の使用は高分子のエポキシドを構成し、これは本発明のポリイソシアネート組成物がその製造のために使用される完成品から揮発しにくい。二量体脂肪酸は非環式、単環式または二環式構造を有するか、または種々のこのような構造を有する化合物の混合物からなっていてもよい。
公知の不飽和もしくは部分不飽和のグリセリドのエポキシ化から製造されるエポキシ化されたモノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリドは有利である。エポキシ化されたグリセリドは、天然または合成に由来する、公知の任意の脂肪酸トリグリセリドから製造してもよい。エステル結合によりグリセロールに結合している脂肪酸基は通常、C〜C24−モノカルボン酸(線状もしくは分枝鎖状、飽和、モノ不飽和もしくはポリ不飽和)である。このような脂肪酸およびその等価物は低いコストで天然の供給源、たとえば食用のトリグリセリドから容易に得られる。使用にとって適切な特定の具体的な脂肪酸は、エイコサン酸(アラキジン酸)、ヘンエイコサン酸、ドコサン酸(ベヘン酸)、エライジン酸、トリコサン酸、テトラコサン酸(リグノセリン酸)、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、カプロン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、セトレイン酸(cetoleic acid)、ミリスチン酸、パルミトレイン酸、ガドレイン酸、エルカ酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、ミリストレイン酸、エレオステアリン酸、アラキドン酸、またはこれらの混合物またはこれらの酸の水素化誘導体を含むが、これらに限定されない。脂肪酸は合成により、または天然の供給源、たとえばトリグリセリドリピドから誘導することができる。トリグリセリドの加水分解(分解)により一般に得られる脂肪酸の混合物のような脂肪酸単位の混合物もまた適切である。これらの脂肪酸トリグリセリドは、脂肪および油、たとえば獣脂、大豆油、綿実油、ココナッツ油、パーム核油、トウモロコシ油、魚油、ラード、バター脂肪、オリーブ油、パーム油、ピーナッツ油、紅花油、ココアバター、コマ油、ナタネ油、ヒマワリ油ならびに完全にもしくは部分的に水素化されたこれらのトリグリセリドの誘導体および混合物を含むが、これらに限定されない。エポキシ化されたあまに油が特に有利である。
本発明による方法は、植物または動物由来の多数のエポキシ化トリグリセリドを用いて実施することができる。唯一の要求は、相当なパーセンテージのエポキシド基が存在すべきであることである。従って適切なエポキシ化トリグリセリドはたとえば、エポキシド酸素を約2〜約10質量%含有するものである。エポキシド酸素を約4〜約8.5質量%含有する生成物が特に適切である。これらは次の脂肪および油から製造することができる:牛脂、パーム油、ラード、カスター油、ピーナッツ油、ナタネ油、および有利には綿実油、大豆油、ヒマワリ油およびあまに油。有利な原料はエポキシ化された大豆油、エポキシ化されたヒマワリ油、エポキシ化されたあまに油およびエポキシ化された鯨油である。
本発明により使用すべき酸捕捉剤の量は、ポリイソシアネート出発原料の質量に対して、一般に約10〜約10000ppmである。酸捕捉剤は一般に少なくとも約10ppm、有利には少なくとも約50ppm、さらに有利には少なくとも約100ppm、および最も有利には少なくとも約150ppmの量で存在している。酸捕捉剤の量は、ポリイソシアネート出発原料の質量に対して、一般に約10000ppmより少なく、有利には約5000ppmより少なく、さらに有利には約2000ppmより少なく、かつ最も有利には約1000ppmより少ない。存在する酸捕捉剤の量は、ポリイソシアネート出発原料の質量に対して、たとえば10〜10000ppm、有利には50〜5000ppm、さらに有利には100〜2000ppmおよび最も有利には150〜1000ppmを含むこれらのより高いか、もしくはより低い範囲の任意の組合せの間の範囲の量で存在していてよい。
本発明によるイソシアネート成分のカルボジイミド化反応のために適切な触媒は、酸化リンタイプの系列の触媒、たとえばホスホリン酸化物、ホスホレン1−オキシドおよびホスホレン1−スルフィドの市販の混合物を含むが、しかしこれらに限定されない。適切なホスホリン酸化物は米国特許第5,202,358号明細書に記載されているような、式:
Figure 2006002153
に相応するものを含み、その開示内容をここで引用することにより取り入れる。適切なカルボジイミド化触媒として公知であるその他の適切な触媒はたとえば米国特許第6,489,503号明細書に記載されており、その開示内容をここで引用することにより取り入れる。該文献に記載されているように、ホスホレン1−オキシドおよびホスホレン1−スルフィドは、式:
Figure 2006002153
に相応し、その際、a、b、cおよびdはそれぞれ、水素および1〜12個の炭素原子を有するヒドロカルビルからなる群から選択され、Rは低級アルキルおよびアリールからなる群から選択され、かつXは酸素および硫黄からなる群から選択される。上記のホスホレン化合物およびこれらの製造方法は米国特許第2,633,737号明細書、同第2,663,738号明細書および同第2,853,473号明細書に記載されており、その開示内容をここで引用することにより取り入れる。3−ホスホレンは熱処理により、またはQuin et al.、Journal American Chemical Society、33、1024、1968により開示された水性塩基と共に還流させることにより、相応する2−ホスホレンへと容易に異性化することができる。上記のクラスの代表的な化合物は、1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド、3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−フェニル−2−ホスホレン−1−スルフィド、1−エチル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−エチル−3−メチル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−エチル−3−メチル−2−ホスホレン−1−スルフィドおよび上記の化合物に相応する異性体のホスホレンである。また、ポリマー結合ホスホレンオキシドも使用することができ、特に米国特許第4,105,643号明細書に開示されているような繰り返し単位を有するもの、および米国特許第4,105,642号明細書に開示されているような次の構造のものを使用することができ、これらの特許の開示をここで引用することにより明確に取り入れる。これらの繰り返し単位は構造:
Figure 2006002153
により表される。
米国特許第6,489,503号明細書に記載された、一般式:
Figure 2006002153
[式中、C2nは1〜12個の炭素原子を有し、少なくとも1つおよび3より多くない隣接炭素原子を有するアルキレンを表し、かつ該アルキレン基は鎖を形成し、その一方の末端はYに結合しており、他方の末端はNに結合しており、このことにより複素環が完成し、R′は、1〜12個の炭素原子を有するヒドロカルビル、およびハロゲン、ニトロ、アルコキシ、アルキル、メルカプトおよびシアノ置換され、1〜12個の炭素原子を有するヒドロカルビルからなる群から選択され、R″は1〜12個の炭素原子を有するヒドロカルビルであり、かつYは−O−および−NR″−(その際、R″は上記で定義した意味を有する)からなる群から選択される]に相応するジアザ−およびオキサアザ−ホスホレンおよび−ホスホリナンもまた適切である。上記の化合物および該化合物を製造するための方法は米国特許第3,522,303号明細書に記載されており、その開示内容をここで引用することにより取り入れる。このような化合物の代表例は次のものである:2−エチル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、2−クロロメチル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、2−トリクロロメチル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、2−フェニル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、2−フェニル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザ−ホスホリナン−2−オキシド、2−ベンジル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、2−アリル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、2−ブロモメチル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、2−シクロヘキシル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、2−シクロヘキシル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、2−(2−エトキシエチル)−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド、および2−ナフチル−1,3−ジメチル−1,3,2−ジアザホスホラン−2−オキシド。
ここで使用される触媒の量はポリイソシアネート出発原料に依存して変化する。一般にこれはポリイソシアネート出発原料の質量に対して、約0.1〜約20ppmで変化する。ポリイソシアネート出発原料の質量に対して、一般に少なくとも約0.1ppm、有利には少なくとも約0.5ppm、および最も有利には少なくとも約1ppmの触媒が存在する。また、ポリイソシアネート出発原料の質量に対して、一般に約20ppm未満、有利には約10ppm未満、および最も有利には約5ppm未満の触媒が存在する。当然のことながら、存在する触媒の量はポリイソシアネート出発原料の質量に対して、たとえば0.1〜20ppm、有利には0.5〜10ppm、および最も有利には1〜5ppmを含む、これらのより高いか、もしくはより低い範囲の任意の組合せの範囲の量で存在していてもよい。
本発明により使用すべき適切な触媒停止剤または触媒毒は、たとえば米国特許第4,088,665号明細書に記載されているような酸、たとえば塩化水素、臭化水素、フッ化水素、リン酸を含むハロゲン化水素酸、およびたとえば芳香族および脂肪族酸塩化物、たとえば塩化ベンゾイル、塩化アセチルなど、クロロホルメート、たとえばメチルクロロホルメートなど、塩化カルバモイル、たとえばn−ブチルカルバモイルクロリド、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)および高分子のMDIの同族体(つまりPMDIまたはポリフェニルメチレンポリフェニルイソシアネート)の塩化カルバモイル前駆物質など、塩化亜鉛、オキシ塩化リン、三塩化リン、塩化スルフリル、四塩化ケイ素などを含む種々の塩素含有化合物を含み、その開示内容をここで引用することにより取り入れる。
また、たとえば米国特許第6,362,247号明細書に記載されているようなスルホニルイソシアネートもまた適切であり、その開示内容をここで引用することにより取り入れる。スルホニルイソシアネートの中で、たとえば次の式−SO−NCOに相応する構造単位を少なくとも1つ有する無機または有機化合物である。有機スルホニルイソシアネートが有利に使用され、他方、芳香族結合したイソシアナトスルホニル基を有するものが特に有利である。本発明による使用にとって適切なタイプの有機スルホニルイソシアネートを製造するための方法およびこれらの化学的挙動はH. UlrichによりChem. Rev. 65、第369〜376頁、1965年に詳細に記載されている。さらに、アリールスルホニルイソシアネートの製造は、米国特許第2,666,787号明細書および同第3,484,466号明細書に記載されており、その開示内容をここで引用することにより取り入れる。本発明によれば、脂肪族、脂環式および芳香族のモノスルホニルもしくはポリスルホニルイソシアネートを使用することが可能であり、これらのうちで次のものが例として挙げられる:メチルスルホニルイソシアネート、ブチルスルホニルイソシアネート、シクロヘキシルスルホニルイソシアネート、クロロスルホンイソシアネート、ペルフルオロオクチルスルホニルイソシアネート、フェニルスルホニルイソシアネート、p−トルエンスルホニルイソシアネート、ベンジルスルホニルイソシアネート、p−クロロフェニルスルホニルイソシアネート、m−ニトロフェニルスルホニルイソシアネート、2,5−ジメチルフェニルスルホニルイソシアネート、p−フルオロフェニルスルホニルイソシアネート、2,5−ジクロロフェニルスルホニルイソシアネート、3,4−ジクロロフェニルスルホニルイソシアネート、p−ブロモフェニルスルホニルイソシアネート、p−メトキシフェニルスルホニルイソシアネート、p−ニトロフェニルスルホニルイソシアネートおよびo−ニトロフェニルスルホニルイソシアネート、m−フェニレンジスルホニルジイソシアネート、p−フェニレンジスルホニルジイソシアネート、4−メチル−m−フェニレンジスルホニルジイソシアネート、2−クロロ−p−フェニレンジスルホニルジイソシアネート、5−クロロ−m−フェニレンジスルホニルジイソシアネート、1,5−ナフチレンジスルホニルジイソシアネート、3−ニトロ−p−フェニレンジスルホニルジイソシアネート、4−メトキシ−m−フェニレンジスルホニルジイソシアネート、2,5−フランジイル−ビス−(メチレン−スルホニル)−ジイソシアネート、4,4′−ビス−フェニレンジスルホニルジイソシアネート、2,2′−ジクロロ−4,4′−ビフェニレン−ジスルホニルジイソシアネート、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ビフェニリレン−ジスルホニルジイソシアネート、(メチレン−ジ−p−フェニレン)−ジスルホニルジイソシアネート、(メチレン−ジ−3,3′−ジメトキシ−p−フェニレン)−ジスルホニルジイソシアネート、(メチレン−ジ−3,3′−ジメチル−p−フェニレン)−ジスルホニルジイソシアネートおよび2−メチル−p−フェニレンジスルホニルジイソシアネート、また遊離のNCO基を含有するスルホニルイソシアネート、たとえばm−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート、p−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート、3−イソシアナト−p−トリルスルホニルイソシアネート、5−イソシアナト−o−トリルスルホニルイソシアネート、3−イソシアナト−4−メトキシフェニルスルホニルイソシアネート、4−イソシアナト−3−クロロフェニルスルホニルイソシアネート、4′−イソシアナト−4−ビフェニリルスルホニルイソシアネート、4′−イソシアナト−2,2′−ジクロロ−4−ビフェニリルスルホニルイソシアネート、4−イソシアナト−3,3′−ジメトキシ−4−ビフェニリルスルホニルイソシアネート、α−(p−イソシアナトフェニル)−p−トリルスルホニルイソシアネート、α−(4−イソシアナト−3−メトキシフェニル)−2−メトキシ−p−トリルスルホニルイソシアネート、α−(4−イソシアナト−m−トリル)−2,4−キシリルスルホニルイソシアネートおよび5−イソシアナト−1−ナフチルスルホニルイソシアネート、または遊離のイソチオシアネート基を有するもの、たとえばp−イソチオシアナトフェニルスルホニルイソシアネート、m−イソチオシアナトフェニルスルホニルイソシアネート、3−イソチオシアネート−4−メトキシフェニルスルホニルイソシアネートおよび4−イソチオシアナト−3−メチルフェニルスルホニルイソシアネート。
式中で−SO−NCO基が直接芳香族基に結合しているスルホニルイソシアネートを使用することが可能である。フェニルスルホニルイソシアネート、p−クロロフェニルスルホニルイソシアネートおよびp−トルエンスルホニルイソシアネート(トシルイソシアネート)が特に有利である。例として挙げられた有機スルホニルイソシアネートに加えて、本発明によれば無機スルホニルイソシアネート、たとえばクロロスルホニルイソシアネートまたはスルホニルジイソシアネートを使用することが可能である。オキシスルホニルイソシアネート、たとえばトリメチルシリルオキシ−スルホニルイソシアネートもまた適切である。
本発明にとって適切なその他の酸の群は一般式:
X−[Si(CH
[式中、
Xは、最大で3のpK値を有するn塩基酸から酸性の水素原子を除去することにより得られる中性の酸残基を表し、かつ
nは、1〜3の整数を表す]に相応するシリル化された酸である。
これらのシリル化された酸は実際に有利な触媒停止剤または触媒毒である。
これらのシリル化された酸において、Xが、n個の酸性の水素原子を有し、かつ最大で2のpK値を有する酸素を含有する酸の中性の酸残基であることが有利である。このような適切な酸のいくつかの例はたとえば相応するシリル化されたスルホン酸、たとえばトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステルまたはメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル、あるいはシリル化されたリンの酸のエステル、たとえばリン酸トリス(トリメチルシリルエステル)および/またはリン酸ジエチルエステルトリメチルシリルエステルのような化合物を含むが、これらに限定されない。このような化合物は米国特許第5,202,358号明細書および米国特許第6,362,247号明細書に記載されており、その開示内容をここで引用することにより取り入れる。
ここで使用される酸の量は一般に、ポリイソシアネート出発原料の質量に対して約1〜約200ppmである。ポリイソシアネート出発原料の質量に対して一般に少なくとも約1ppm、有利には少なくとも約5ppmおよび最も有利には少なくとも約10ppmの酸が存在している。また、ポリイソシアネート出発原料の質量に対して、一般に約200ppm未満、有利には約100ppm未満および最も有利には約50ppm未満の酸が存在している。当然のことながら、存在する停止剤または触媒毒の量は、ポリイソシアネート出発原料の質量に対して、たとえば1〜200ppm、有利には5〜100ppm、および最も有利には10〜50ppmを含むこれらのより高いか、またはより低い範囲の任意の組合せの間の範囲の量で存在していてよい。
本発明によれば、有機イソシアネート中の任意の酸性不純物の中和は、上記の酸捕捉剤の添加により達成される。これは室温で行うことができる。しかし一般には方法を促進するために40〜100℃に高めた温度で実施される。一般に中和は約5〜約300分以内に、十分に撹拌される容器中で行われる。たとえば材料を固体の塩基性材料を含有するカラムに通過させる場合にはカラム中で行うこともできる。
本発明によるカルボジイミド化反応は一般に約50℃〜約150℃の範囲の温度で、および有利には60℃〜100℃の範囲の温度で実施される。最適な反応温度は使用される出発イソシアネートに依存し、かつ簡単な前試験において決定することができる。
カルボジイミド化反応は一般に約3〜約35質量%(有利には5〜30質量%)のカルボジイミド化度(カルボジイミド化度は出発イソシアネート中に存在するイソシアネート基の合計量に対するカルボジイミド化されたイソシアネート基のパーセンテージである)に達したときに停止される。カルボジイミド化度は、本発明による方法の間に反応混合物から放出される二酸化炭素の量に反映される。従って二酸化炭素の体積によって測定可能なこの量は、本発明による方法の間の任意の段階で達成されるカルボジイミド化度に関する情報を提供する。
ポリイソシアネート出発原料がモノマーのMDI(つまりジフェニルメタンジイソシアネート)および場合によりその高級同族体(つまりポリマーのMDI)を含有する本発明の有利な実施態様では、最終生成物のイソシアネート含有率は23〜32%、有利には26.5〜31%および最も有利には28.5〜30%である。
本発明のイソシアネート混合物はモノマーのジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジイミド、ウレトンイミン、およびカルボジイミドおよび/またはウレトンイミンの高級同族体、およびエポキシドからなる。この混合物中に存在するモノマーのMDIはイソシアネート混合物の合計の100質量%に対して約60質量%〜約90質量%未満の範囲であり、かつ残り、つまり10質量%〜約40質量%はカルボジイミド、ウレトンイミンおよびカルボジイミドおよび/またはウレトンイミンの高分子量の同族体である。本発明の文脈において、これらの高分子量の同族体は2〜6の組み込まれたカルボジイミド基および/またはウレトンイミン基を有する。該混合物の合計質量のごく少量のみがエポキシド、触媒および触媒停止剤からなる。該混合物は、全イソシアネート混合物の100質量%に対して、有利には70質量%〜80質量%および最も有利には72質量%〜78質量%のモノマーMDIを含有する。該混合物の残りは、全イソシアネート混合物の100質量%に対して、20質量%〜30質量%および最も有利には22質量%〜28質量%である。
以下の例は本発明の方法を詳細に説明する。上記の開示において記載した本発明は、これらの実施例の意図するところおよび範囲に限定されるべきではない。当業者は容易に、以下の手順の条件の公知の変法を使用することができることを理解できる。その他の記載がない限り、全ての温度は摂氏であり、かつ全ての部およびパーセンテージはそれぞれ質量部および質量%である。
以下の成分を本出願による作業例において使用した。
イソシアネートA:約33.6%のNCO基含有率を有し、かつ4,4′−異性体約99%および2,4′−異性体約1%を含有し、かつASTM D−5629により測定して7の酸性度を有するジフェニルメタンジイソシアネート。
イソシアネートB:約33.6%のNCO基含有率を有し、かつ4,4′−異性体約99%および2,4′−異性体約1%を含有し、かつASTM D−5629により測定して20の酸性度を有するジフェニルメタンジイソシアネート。
イソシアネートC:約33.6%のNCO基含有率を有し、かつ4,4′−異性体約99%および2,4′−異性体約1%を含有し、かつASTM D−5629により測定して4の酸性度を有するジフェニルメタンジイソシアネート。
エポキシドA:あまに油をベースとし、かつ約180のエポキシ当量を有するポリエポキシド、Unitech Chemical Inc.社からEpoxol 9-5として市販。
触媒A:1−メチル−3−ホスホレン−1−オキシド。
酸A:トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート。
モノマーMDIのNCO29.5%までのカルボジイミド化を完了するために必要とされる時間および/または触媒量を低減することへの酸捕捉剤の効果を説明するために、以下の実験を行った。CDイソシアネート1およびCDイソシアネート3を製造するために次の手順を使用した。
手順
CDイソシアネートは試験されるイソシアネート100pbwを反応容器に添加し、かつ窒素流下で80℃に加熱することによって製造した。本発明の代表的な例では、エポキシドA1000ppmをイソシアネートに添加し、かつ該混合物を80℃で1時間撹拌した(比較例ではエポキシドを添加しなかった)。80℃で触媒A(1−メチル−3−ホスホレン−1−オキシド、つまりPHO)2.5ppmを添加した。反応は進行し、かつ滴定および/または屈折率により、所望のNCOの%が達成されるまで監視した。この時点で、出発イソシアネート成分の質量に対して32.5ppmの酸A、触媒毒、つまりトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(TMST)を添加した。TMSTを反応混合物へ撹拌導入し、かつ次いで容器を室温に冷却した。所望のNCOの%に達するために必要な時間は、次の3つの要因によって影響を与えられる:(i)触媒量、(ii)温度および(iii)モノマーMDIの酸性度。MDIの酸性度が高いと反応時間が増大する(つまりより長くなる)。
出発イソシアネートの酸性度をASTM D5629により測定した。
結果:
例1:(比較例)
イソシアネートA(約7ppmの初期酸性度を有する)を使用し、エポキシドを添加しないで上記の手順によりCDイソシアネート1を製造した。反応は約29.5%のNCOの%が測定されたときに、約490分で完了した。この生成物をCDイソシアネート1とよぶ。
例2:
イソシアネートC(約4の初期酸性度を有する)を使用して上記の手順によりCDイソシアネート2を製造した。イソシアネートCを反応容器に添加した後、エポキシドA1000ppmをイソシアネートC100pbwに添加し、かつ80℃で1時間反応させた。80℃で、触媒A1.0ppmを添加した。このように低い触媒量でさえ、反応は400分で完了した。この生成物をCDイソシアネート2とよぶ。
例3:(比較例)
イソシアネートB(約20ppmの初期酸性度を有する)を使用してCDイソシアネート3を製造した。CDイソシアネート3の製造においてエポキシドをイソシアネートBに添加しなかった。通常のCDイソシアネートを上記の例1に記載されているように製造し、これもまた比較例であった。365分後、NCO基含有率はわずか32.65であった。この時点で運転を停止したが、しかしこのデータの外挿法は約1000分の完了のための推定時間を示した。この生成物をCDイソシアネート3とよぶ。
例4:
この例では20ppmの初期酸性度を有するイソシアネートBを出発ポリイソシアネートとして使用した。さらに、Epoxol9-5 1000ppmをイソシアネートB100pbwに添加した。上記の例2におけるように、MDIを約80℃に加熱する間にEpoxol9-5を添加し、かつ触媒Aを添加する前に1時間、反応させた。
意外なことにこの運転は触媒の添加後、わずか180分で完了(約29.5%のNCOの%)に達した。この生成物をCDイソシアネート4とよぶ。
Figure 2006002153
1:出発ポリイソシアネートの質量に対するエポキシドの質量%
2:反応の最初の10時間にわたる反応に基づいて推定
本発明を具体的に説明するために上記で詳細に記載したが、このような詳細は本発明を説明することのみを目的とし、かつ当業者は特許請求の範囲により限定される以外は、本発明の趣旨および範囲から逸れることなく変更を加えることができるものであると理解する。

Claims (2)

  1. (1)有機イソシアネート中の酸性不純物を酸捕捉剤により中和し、
    (2)中和された有機イソシアネートのイソシアネート基を酸化リンタイプの触媒により部分的にカルボジイミド化し、かつ
    (3)酸の添加によりカルボジイミド化反応を停止する
    ことからなる、カルボジイミド基および/またはウレトンイミン基を有する、液状で貯蔵性の有機イソシアネートの製造方法。
  2. カルボジイミド基および/またはウレトンイミン基を有し、付加的にエポキシドを含有し、かつ約23〜約32%の最終的なイソシアネート含有率を有する、液状で貯蔵安定性のポリメチレンポリフェニルイソシアネート。
JP2005174052A 2004-06-17 2005-06-14 カルボジイミド変性された有機イソシアネートを製造するための改善された方法 Expired - Fee Related JP5048932B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/870,088 2004-06-17
US10/870,088 US7030274B2 (en) 2004-06-17 2004-06-17 Process for the production of carbodiimide modified organic isocyanates

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006002153A true JP2006002153A (ja) 2006-01-05
JP5048932B2 JP5048932B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=35064600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005174052A Expired - Fee Related JP5048932B2 (ja) 2004-06-17 2005-06-14 カルボジイミド変性された有機イソシアネートを製造するための改善された方法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US7030274B2 (ja)
EP (1) EP1607425A1 (ja)
JP (1) JP5048932B2 (ja)
KR (1) KR101200197B1 (ja)
CN (1) CN100513389C (ja)
BR (1) BRPI0502182A (ja)
CA (1) CA2509861C (ja)
HK (1) HK1083019A1 (ja)
MX (1) MXPA05006501A (ja)
SG (1) SG118370A1 (ja)
TW (1) TW200617050A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013523669A (ja) * 2010-03-30 2013-06-17 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー ウレトンイミン変性イソシアネート組成物の製造方法

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004033849A1 (de) * 2004-07-13 2006-02-16 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung flüssiger, lagerstabiler Carbodiimid- und/oder Uretonimingruppen aufweisender organischer Isocyanate mit niedriger Farbzahl
DE102006000833A1 (de) * 2006-01-05 2007-07-12 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung flüssiger, lagerstabiler Carbodiimid- und/oder Uretonimingruppen aufweisender organischer Isocyanate
DE102006002158A1 (de) * 2006-01-17 2007-07-19 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung flüssiger, lagerstabiler Carboddimid- und/oder Uretonimingruppen aufweisender organischer Isocyanate
US7541397B2 (en) * 2006-03-10 2009-06-02 Basf Corporation Uretonimine-modified isocyanate composition and method of forming the same
US7790907B2 (en) * 2006-07-21 2010-09-07 Basf Corporation Method of producing a uretonimine-modified isocyanate composition
US20080085987A1 (en) * 2006-10-05 2008-04-10 Thomas Savino Method of producing a uretonimine-modified isocyanate composition
HUP1400402A2 (hu) 2014-08-29 2016-03-29 Borsodchem Zrt Eljárás világos színû, stabilan tárolható uretonimin modifikált poliizocianát elõállítására
US10633476B2 (en) * 2015-02-26 2020-04-28 Covestro Deutschland Ag Method for producing a composition comprising polycarbodiimide having improved storage stability
US10633330B2 (en) 2016-09-08 2020-04-28 Covestro Deutschland Ag Process for preparing liquid, storage-stable organic isocyanates having carbodiimide and/or uretonimine groups and having low colour number
CN109535383B (zh) * 2017-09-21 2022-07-15 科思创德国股份有限公司 一种二异氰酸酯组合物及其应用
CN107879951B (zh) * 2017-10-20 2020-01-31 万华化学集团股份有限公司 一种浅色改性异氰酸酯混合物及其制备方法
FR3103384B1 (fr) 2019-11-21 2021-12-31 Oreal Procédé de traitement des fibres kératiniques comprenant un composé (poly)carbodiimide, une dispersion aqueuse de particules de polymère(s) et un agent colorant
FR3103385B1 (fr) 2019-11-21 2021-10-29 Oreal Composition comprenant un composé (poly)carbodiimide et un agent colorant
CN111689874B (zh) * 2020-07-11 2022-07-12 万华化学(宁波)有限公司 一种降低碳化二亚胺改性有机异氰酸酯色数的方法、低色数异氰酸酯及其应用
FR3120528A1 (fr) 2021-03-10 2022-09-16 L'oreal Procédé pour retirer la couleur de fibres kératiniques capillaires préalablement colorées
FR3120532A1 (fr) 2021-03-10 2022-09-16 L'oreal Composition de coloration capillaire comprenant au moins un composé (poly)carbodiimide et au moins un agent épaississant anionique non carboxylique
FR3120529A1 (fr) 2021-03-10 2022-09-16 L'oreal Composition de coloration capillaire comprenant au moins un composé (poly)carbodiimide et au moins un composé comprenant au moins une fonction hydroxy
FR3120530B1 (fr) 2021-03-10 2023-03-24 Oreal Procédé de coloration capillaire comprenant l’application d’une composition comprenant au moins un composé (poly)carbodiimide et d’une composition comprenant au moins un polymère associatif et un composé particulier
FR3120527A1 (fr) 2021-03-10 2022-09-16 L'oreal Procédé de coloration des fibres kératiniques capillaires comprenant l’application d’une composition comprenant au moins un composé (poly)carbodiimide et d’une composition comprenant au moins un polymère associatif et un composé particulier
FR3120531A1 (fr) 2021-03-10 2022-09-16 L'oreal Composition de coloration capillaire comprenant un composé (poly)carbodiimide et un colorant direct aminé non ionique
FR3120533A1 (fr) 2021-03-10 2022-09-16 L'oreal Procédé pour retirer la couleur des fibres kératiniques capillaires ayant été préalablement colorées par une composition de coloration capillaire spécifique
FR3123567B1 (fr) 2021-06-07 2023-12-29 Oreal Procédé de coloration capillaire comprenant l’application d’un composé (poly)carbodiimide, d’un polymère à groupement carboxylique et d’un corps gras non siliconé
FR3125422B1 (fr) 2021-07-23 2024-04-26 Oreal Composition de coloration des cheveux comprenant au moins un composé (poly)carbodiimide, au moins un alcoxysilane aminé et au moins un agent colorant
FR3125424B1 (fr) 2021-07-23 2024-01-12 Oreal Composition de coloration des cheveux comprenant au moins un composé (poly)carbodiimide et au moins une protéine
FR3130141A1 (fr) 2021-12-13 2023-06-16 L'oreal Procédé de coloration des cheveux comprenant l’application d’une composition comprenant un composé (poly)carbodiimide, et l’application d’une composition comprenant un élastomère de silicone à fonctions acides carboxyliques
FR3130617A1 (fr) 2021-12-16 2023-06-23 L'oreal Procédé de coloration des cheveux comprenant l’application d’un composé (poly)carbodiimide, d’un copolymère acrylique siliconé, de deux composés ayant des paramètres de solubilité de Hansen spécifiques et d’un agent colorant
FR3130614A1 (fr) 2021-12-16 2023-06-23 L'oreal Procédé de coloration des cheveux comprenant au moins l’application d’une composition comprenant un composé (poly)carbodiimide, un copolymère acrylique siliconé et au moins un agent colorant
WO2023111269A1 (en) 2021-12-16 2023-06-22 L'oreal Process for colouring the hair, comprising at least the application of a composition comprising a (poly)carbodiimide compound, a silicone acrylic copolymer and at least one colouring agent
FR3130616A1 (fr) 2021-12-16 2023-06-23 L'oreal Procédé de coloration des cheveux comprenant l’application d’un composé (poly)carbodiimide, d’un copolymère acrylique siliconé, d’un tensioactif et d’un agent colorant
FR3130615A1 (fr) 2021-12-16 2023-06-23 L'oreal Procédé de coloration des cheveux comprenant l’application d’un composé (poly)carbodiimide, d’un copolymère acrylique siliconé et d’un agent colorant
FR3137295A1 (fr) 2022-06-30 2024-01-05 L'oreal Procédé de coloration des cheveux comprenant l’application d’un composé (poly)carbodiimide, d’un composé ayant au moins un groupement acide carboxylique et d’un pigment ayant une granulométrie particulière
FR3137287A1 (fr) 2022-06-30 2024-01-05 L'oreal Procédé de coloration des cheveux comprenant l’application d’un composé (poly)carbodiimide, d’un composé comprenant au moins une fonction carboxylique, et d’un agent colorant comprenant de l’aluminium
FR3137285A1 (fr) 2022-06-30 2024-01-05 L'oreal Procédé pour retirer la couleur de fibres kératiniques capillaires préalablement colorées
FR3137283A1 (fr) 2022-06-30 2024-01-05 L'oreal Utilisation d’une composition comprenant un carbonate d’alkyle ou d’alkylène pour retirer la couleur des fibres kératiniques capillaires préalablement colorées sans endommager les fibres kératiniques capillaires
FR3137294A1 (fr) 2022-06-30 2024-01-05 L'oreal Procédé de coloration des cheveux comprenant l’application d’un composé (poly)carbodiimide, d’un copolymère acrylique siliconé, d’un agent alcalin particulier et d’un agent colorant
FR3137293A1 (fr) 2022-06-30 2024-01-05 L'oreal Procédé de coloration des cheveux comprenant l’application d’un composé (poly)carbodiimide, d’un composé ayant au moins un groupement acide carboxylique et d’un agent colorant
CN115181038A (zh) * 2022-08-03 2022-10-14 万华化学(宁波)有限公司 长保质期碳化二亚胺改性异氰酸酯及其制备方法与应用

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51122023A (en) * 1975-04-03 1976-10-25 Ici Ltd Process for converting isocyanate group of purified organic isocyanate to carbodiimide group

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2853473A (en) * 1956-08-27 1958-09-23 Du Pont Production of carbodiimides
GB1146661A (en) * 1965-04-29 1969-03-26 Ici Ltd Foamed polymers
JPS5035075B1 (ja) 1970-12-22 1975-11-13
US3793362A (en) * 1971-10-18 1974-02-19 Upjohn Co Reduction of acidic impurities in polymethylene polyphenylisocyanates
GB1397469A (en) * 1973-01-15 1975-06-11 Ici Ltd Process for converting isocyanate groups to carbodiimide groups
US4937012A (en) * 1985-01-25 1990-06-26 Basf Corporation Low temperature stable polymethylene polyphenylene polyisocyanates
EP0193787A3 (de) 1985-02-26 1988-04-20 BASF Corporation Stabile 4,4'-Diphenylmethandiisocyanate
US4814103A (en) * 1988-02-18 1989-03-21 Mobay Corporation Color stable urethane prepolymer
DE4117384A1 (de) * 1991-05-28 1992-12-03 Bayer Ag Verfahren zur herstellung fluessiger, lagerstabiler carbodiimid- und/oder uretonimingruppen aufweisender organischer isocyanate und ihre verwendung zur herstellung von polyurethankunststoffen
DE4217525A1 (de) * 1992-05-27 1993-12-02 Bayer Ag Verfahren zur Standardisierung und Stabilisierung von organischen Polyisocyanaten und ihre Verwendung
JPH0867662A (ja) * 1994-08-30 1996-03-12 Sumitomo Bayer Urethane Kk 液状のジフェニルメタンジイソシアネートの製造法
US5726240A (en) * 1996-11-25 1998-03-10 Bayer Corporation Reactivity stabilization of polymethylene poly(phenylisocyanates)
US5783652A (en) * 1997-11-04 1998-07-21 Bayer Corporation Reactivity improvement of urethane prepolymers of allophanate-modified diphenylmethane diisocyanates
US6120699A (en) * 1998-09-21 2000-09-19 Basf Corporation Storage stable methylene bis(phenylisocyanate) compositions
US6166128A (en) 1998-12-08 2000-12-26 Bayer Corporation Color reduction of polymethylene poly (phenylisocyanates)
US6127463A (en) 1999-03-23 2000-10-03 Bayer Corporation Polymeric MDI color reduction
US6362247B1 (en) 2000-05-08 2002-03-26 Rohm And Haas Company Method of improving stability of aromatic polycarbodiimides
US6528609B1 (en) 2001-12-13 2003-03-04 Bayer Corporation Allophanates of polymeric MDI

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51122023A (en) * 1975-04-03 1976-10-25 Ici Ltd Process for converting isocyanate group of purified organic isocyanate to carbodiimide group

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013523669A (ja) * 2010-03-30 2013-06-17 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー ウレトンイミン変性イソシアネート組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5048932B2 (ja) 2012-10-17
CA2509861C (en) 2013-08-13
SG118370A1 (en) 2006-01-27
EP1607425A1 (en) 2005-12-21
TW200617050A (en) 2006-06-01
CA2509861A1 (en) 2005-12-17
MXPA05006501A (es) 2005-12-21
US20050282993A1 (en) 2005-12-22
CN100513389C (zh) 2009-07-15
KR101200197B1 (ko) 2012-11-13
BRPI0502182A (pt) 2006-03-14
HK1083019A1 (en) 2006-06-23
CN1709863A (zh) 2005-12-21
KR20060049230A (ko) 2006-05-18
US7030274B2 (en) 2006-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5048932B2 (ja) カルボジイミド変性された有機イソシアネートを製造するための改善された方法
US5783652A (en) Reactivity improvement of urethane prepolymers of allophanate-modified diphenylmethane diisocyanates
JPH05178812A (ja) カルボジイミド基及び/又はウレトンイミン基を含有する液状の貯蔵可能な有機イソシアネートの製造方法並びにポリウレタンプラスチックの製造のためのそれらの使用
BRPI0707383A2 (pt) elastÈmeros de fundição de poliuretano de pré-polìmeros nco à base de 2,4'-mdi, processo para sua preparação e seu uso
US20070167633A1 (en) Process for the preparation of liquid, storage-stable organic isocyanates containing carbodiimide and/or uretonimine groups
US5726240A (en) Reactivity stabilization of polymethylene poly(phenylisocyanates)
US3373182A (en) Purification of isocyanates by reduction of the hydrolyzable chlorine and acid content
US7714148B2 (en) Process for the preparation of liquid, storage-stable organic isocyanates containing carbodiimide and/or uretoneimine groups
JP2017522279A (ja) ビス[3−イソプロペニル−アルファ,アルファ−ジメチルベンジル]カルボジイミド、製造方法、および前記化合物の使用
WO2015047683A1 (en) Plasticizer free curing composition
JP5705208B2 (ja) 少遊離量のメチレンジアニリンを有する硬化用組成物
CA2330993C (en) Liquid mdi adducts with improved freeze stability
US10633476B2 (en) Method for producing a composition comprising polycarbodiimide having improved storage stability
US6127463A (en) Polymeric MDI color reduction
US6166128A (en) Color reduction of polymethylene poly (phenylisocyanates)
DE4417938A1 (de) Isocyanatgruppenhaltige Prepolymere
DE60129163T2 (de) Verfahren zur katalytischen dimerisierung von isocyanaten
JP2004161737A (ja) Mdiアロファネートの連続製造法
CN112831023A (zh) 一种高稳定性的1,5-萘二异氰酸酯及其制备的聚氨酯弹性体
JPH034063B2 (ja)
WO2023083877A1 (de) Verfahren zur herstellung von aromatischen polymeren carbodiimiden
CN116178668A (zh) 一种萘二异氰酸酯组合物及其制备方法和应用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080515

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110414

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20110622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120720

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5048932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees