JP2006001370A - 作業機械 - Google Patents

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英司 赤羽根
Akiyasu Yamada
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Abstract

【課題】バンダリズムガード収納部に収納されたバンダリズムガードのばたつきを防止した作業機械を提供する。
【解決手段】バンダリズムガード55を収納部53内に収納した状態で、カバー67を閉じる方向に回動させることでバンダリズムガード55の中心部を旋回フレーム31に固定機構69により押圧固定するとともに、カバー67を開ける方向に回動させることで押圧固定を解除することにより、カバー67を閉じるだけでバンダリズムガード55を容易に押圧固定でき、収納部53に収納したバンダリズムガード55のばたつきを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャブ破損防止用のガード部材を収納可能なガード部材収納部を備えた作業機械に関する。
従来、作業機械としての油圧ショベルは、下部走行体上に上部旋回体を旋回可能に設けた機械本体を備え、この機械本体の前部には、作動可能な作業装置が突設され、上部旋回体上には、運転席を区画するキャブが設置されている。
このキャブは、ガラス窓を前部及び側部などに有している。そして、これらガラス窓は、油圧ショベルの非使用時に外部からの悪戯などにより破損するおそれがあるので、板状のガード部材としての複数のバンダリズムガードを、キャブの外部からガラス窓を覆うように取付けることで、ガラス窓を保護している。
さらに、これらバンダリズムガードは、収納スペース縮小のためにヒンジなどにより2つに折り畳み可能に設けられており、この折り畳んだ状態で、上部旋回体に設けられたガード収納部としての収納ボックス内に、挿入口から長手方向に差し込まれて互いに重ねて収納される。
そして、収納ボックス内に、バンダリズムガードを立姿状に収納可能とするサポートを設けた油圧ショベルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、上部旋回体でキャブの下方に設けられた収納ボックス内に、バンダリズムガードを上下に重ねて収納する油圧ショベルも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
実開平7−31964号公報(第6−9頁、図5−9) 特開2003−268807号公報(第2−4頁、図1)
サポートの幅、あるいは収納ボックスの寸法をバンダリズムガードに対して余裕なく設定すると、バンダリズムガードを順に収納した際に最後の1〜2枚が収納しにくくなり、また、バンダリズムガードが少しでも変形などすると収納ボックスに収納しにくくなる。このため、収納ボックス、あるいはサポートの幅には、寸法に比較的余裕が持たせてある。
また、バンダリズムガードは、収納ボックス内に重ねられた状態で、互いに隙間を有している。
このため、上述の油圧ショベルでは、バンダリズムガードを収納ボックス内に収納した状態で油圧ショベルを稼動させると、この油圧ショベルの振動によりバンダリズムガードが収納ボックス内でばたつくおそれがあるという問題点を有している。
特に、運転席床下などの運転席の近傍では、バンダリズムガードのばたつきによる騒音が問題となる。
また、バンダリズムガードを収納ボックス内で固定するに際しては、バンダリズムガードが長手方向に沿って収納ボックス内に挿入されているので、バンダリズムガードの中心部を固定することが容易でなく、また、バンダリズムガードの挿入口近傍の端部を固定しても、バンダリズムガードのばたつきを抑制することが容易でない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ガード部材収納部に収納されたガード部材のばたつきを防止した作業機械を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、走行可能な機械本体と、機械本体に作動可能に設けられた作業装置と、機械本体の上部に設けられたキャブと、キャブ破損防止用の板状のガード部材と、ガード部材を収納可能なガード部材収納部とを具備し、ガード部材収納部が、ガード部材を挿入可能な挿入口と、挿入口に回動可能に設けられた回動部材と、回動部材を一方向に回動させた際に、収納されたガード部材の略中心部を一側部に押圧固定し、回動部材を他方向に回動させた際に、ガード部材の押圧固定を解除する固定機構とを備えている作業機械であり、キャブ破損防止用の板状のガード部材をガード部材収納部の挿入口から収納した状態で、挿入口に回動可能に設けられた回動部材を一方向に回動させることでガード部材の略中心部をガード部材収納部内の一側部に固定機構により押圧固定するとともに、回動部材を他方向に回動させることで固定機構によるガード部材の押圧固定を解除することにより、回動部材の一方向への回動のみでガード部材をガード部材収納部に容易に押圧固定し、ガード部材収納部に収納されたガード部材のばたつきを防止する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の作業機械において、回動部材が、ガード部材収納部の他側部に基端部が回動可能に軸支され、固定機構が、ガード部材収納部の他側部に基端端部が回動可能に軸支されたリンクと、一端部がリンクの先端部に回動可能に連結され、他端部が回動部材の先端部に回動可能に連結されて、ガード部材収納部の他側部、リンク及び回動部材とともに平行運動機構をなすロッドと、ロッドの一端部とリンクの先端部との連結部に回動可能に設けられ、回動部材を一方向に回動させた状態でガード部材の略中心部をガード部材収納部の一側部に押圧するローラとを有しているものであり、ガード部材収納部の他側部に基端部を軸支したリンクと、このリンクの先端部に一端部を回動可能に連結するとともに他端部を回動部材の先端部に回動可能に連結したロッドと、ガード部材収納部の他側部と回動部材とで平行運動機構をなし、かつロッドの一端部とリンクの先端部との連結部に回動可能に設けたローラが、回動部材を一方向に回動させた状態でガード部材の長手方向の略中心部をガード部材収納部の一側部に押圧することで、簡単な構成でガード部材のばたつきを、より確実に防止する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の作業機械において、固定機構が、回動部材を他方向に回動させた状態でローラが当接して、ローラの中心部がリンクの基端部とロッドの他端部とを結ぶ仮想線を越えることを防止するストッパを有しているものであり、回動部材を他方向に回動させるとローラがストッパに当接してローラの中心部がリンクの基端部とロッドの他端部とを結ぶ仮想線を越えることを防止することで、平行運動機構を確実に保護する。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の作業機械において、固定機構が、回動部材が所定位置よりも一方向寄りの状態では回動部材を一方向側へと付勢し、回動部材が所定位置よりも他方向寄りの状態では回動部材を他方向側へと付勢するスプリングを有しているものであり、ガード部材を押圧固定する際には、この押圧固定をスプリングで補助し、ガード部材の押圧固定を解除する際には、この押圧固定の解除をスプリングで補助することで、作業性が向上する。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至4いずれか一記載の作業機械において、リンクは、回動部材を一方向に回動させた状態で、基端部からガード部材に対して垂直に引いた仮想線について先端部が回動部材と反対側に位置するものであり、回動部材が一方向へ回動した状態で、リンクの先端部が、基端部からガード部材へと垂直に引いた仮想線について回動部材と反対側に位置することで、ガード部材をローラで押圧固定した状態では、ガード部材からローラへの反力が、回動部材を一方向へと回動させる方向に作用するので、回動部材がガード部材からの反力により他方向へと回動してガード部材の押圧固定が解除されることを防止する。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5いずれか一記載の作業機械において、回動部材が、一方向への回動により挿入口を閉め、他方向への回動により挿入口を開けるカバーであるものであり、回動部材を、回動により挿入口を開閉するカバーとすることで、固定機構によるガード部材の押圧固定及びこの押圧固定の解除をカバーの開閉動作に連動させることが可能になり、作業性が向上するとともに、挿入口のカバーなどを別個に設ける必要がなく、構成を簡略化することも可能になる。
請求項1記載の発明によれば、ガード部材をガード部材収納部の挿入口から収納した状態で、回動部材を一方向に回動させることでガード部材の略中心部をガード部材収納部内の一側部に固定機構により押圧固定するとともに、回動部材を他方向に回動させることで固定機構によるガード部材の押圧固定を解除することにより、回動部材の一方向への回動のみでガード部材をガード部材収納部に容易に押圧固定でき、ガード部材収納部に収納されたガード部材のばたつきを防止できる。
請求項2記載の発明によれば、ガード部材収納部の他側部に基端部を軸支したリンクと、このリンクの先端部に一端部を回動可能に連結するとともに他端部を回動部材の先端部に回動可能に連結したロッドと、ガード部材収納部の他側部と回動部材とで平行運動機構をなし、かつロッドの一端部とリンクの先端部との連結部に回動可能に設けたローラが、回動部材を一方向に回動させた状態でガード部材の長手方向の略中心部をガード部材収納部の一側部に押圧することで、簡単な構成でガード部材のばたつきを、より確実に防止できる。
請求項3記載の発明によれば、回動部材を他方向に回動させるとローラがストッパに当接してローラの中心部がリンクの基端部とロッドの他端部とを結ぶ仮想線を越えることを防止することで、平行運動機構を確実に保護できる。
請求項4記載の発明によれば、ガード部材を押圧固定する際には、この押圧固定をスプリングで補助し、ガード部材の押圧固定を解除する際には、この押圧固定の解除をスプリングで補助することで、作業性を向上できる。
請求項5記載の発明によれば、回動部材が一方向へ回動した状態で、リンクの先端部が、基端部からガード部材へと垂直に引いた仮想線について回動部材と反対側に位置することで、ガード部材をローラで押圧固定した状態では、ガード部材からローラへの反力が、回動部材を一方向へと回動させる方向に作用するので、回動部材がガード部材からの反力により他方向へと回動してガード部材の押圧固定が解除されることを防止できる。
請求項6記載の発明によれば、回動部材を、回動により挿入口を開閉するカバーとすることで、固定機構によるガード部材の押圧固定及びこの押圧固定の解除をカバーの開閉動作に連動させることができ、作業性を向上できるとともに、挿入口のカバーなどを別個に設ける必要がなく、構成を簡略化できる。
以下、本発明を図1乃至図5に示された実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
図5は、作業機械としての油圧ショベルを示し、下部走行体11の旋回軸受部12を介して上部旋回体13が旋回可能に設けられ、この上部旋回体13の前部一側上には、前部及び側部にガラス窓14aを有するキャブ14が搭載されている。また、上部旋回体13の前部他側上には、掘削作業などをするための作業装置15が搭載され、また、上部旋回体13の後部上には、エンジン及びこのエンジンにより駆動される油圧ポンプ等の動力装置が搭載され、動力装置カバー16により覆われている。そして、下部走行体11及び上部旋回体13により、機械本体17が構成されている。
また、作業装置15は、上部旋回体13にブーム21の基端部が上下方向回動自在に軸支され、このブーム21の先端部にアーム22の基端寄り部が内外方向回動自在に軸支され、このアーム22の先端部にバケット23が開閉方向回動自在に軸支されている。
ブーム21は、上部旋回体13との間に設けられたブーム用油圧シリンダ24により上下方向に回動され、アーム22は、ブーム21との間に設けられたアーム用油圧シリンダ25により内外方向に回動され、バケット23は、アーム22との間に設けられたバケット用油圧シリンダ26及びリンケージ27により開閉方向に回動される。
また、図3に示されるように、上部旋回体13は、下部走行体11に対し旋回駆動される旋回フレーム31を有し、この旋回フレーム31は、中央部に前後方向に溶接付けされた1対のメインフレームプレート32(一方のみ図示)を有している。
旋回フレーム31の前部中央には、ブーム21が嵌合するブーム嵌合溝33が凹状に切欠き形成され、プレート34により囲われている。このブーム嵌合溝33に臨む1対のメインフレームプレート32の前部間には、ブーム21の基端部を軸支するためのブーム取付用ブラケット35と、ブーム用油圧シリンダ24の基端部を軸支するためのシリンダ取付用ブラケット36とがそれぞれ設けられている。
旋回フレーム31のブーム嵌合溝33より一側の前端部上には、キャブ14を搭載するための1対のキャブマウント部42及び1対のキャブマウント部43がそれぞれ溶接付けされている。
キャブマウント部42,42間及びキャブマウント部43,43間には、プレート44,45がそれぞれ溶接付けされ、これらのプレート44,45間に、キャブ14内に引込まれるパイロット油圧配管、電気配線などの配管・配線領域46が区画形成されている。
そして、図5に示されるように、旋回フレーム31の周囲にはフェンダ51が装着され、キャブ14の前後方向の中心部と対応する位置でフェンダ51には開口部52が設けられ、この開口部52の内部には、ガード部材収納部としてのバンダリズムガード収納部53(以下、収納部53という)が、収納ボックス54により区画形成されている。
なお、以下、図1、図2及び図3(b)に示す左右をそれぞれ左側及び右側として説明する。
収納部53は、図3(a)及び図3(b)に示されるように、旋回フレーム31の上部に左右方向に長手状に設けられ、この収納部53内には、キャブ破損防止用のガード部材としての複数のバンダリズムガード55が、それぞれ折畳み状態で収納可能となっている。
また、収納ボックス54は、旋回フレーム31の配管・配線領域46の後部にボルト62で取付けられている。さらに、この収納ボックス54は、図1乃至図3に示されるように、収納部53の一側部である旋回フレーム31に略平行な収納部53の他側部である上側板63と、この上側板63の両側部からこの上側板63に対して垂直下方に延設された側板64,64と、これら上側板63及び両側板64,64の左側に一体に設けられた端板65を有している。
そして、この収納ボックス54により、収納部53の右側に挿入口66が開口部52に連続して形成され、この挿入口66には、回動部材としてのカバー67の上部が、カバーヒンジ68により回動可能に設けられ、この回動によりカバー67が挿入口66を開閉自在となっている。
また、カバー67の内側の中心部には、バンダリズムガード55を収納部53内で旋回フレーム31に押圧固定する固定機構69が連結されている。
そして、固定機構69は、上側板63から下方に突設された軸部71と、この軸部71の先端部に基端部が回動可能に軸支されたリンク72と、このリンク72の先端部に一端部である左端部が回動可能に軸支されたロッド73と、カバー67の内側に突設されロッド73の他端部である右端部が回動可能に軸支されるカバー軸部74と、ロッド73の左端部と同軸状にリンク72の先端部に回動可能に軸支されたローラ75と、上側板63に設けられローラ75が当接するストッパ76と、カバー67を付勢するスプリング77とを備えている。
軸部71は、上側板63の中心部に設けられ、収納部53内に収納されたバンダリズムガード55に接触しない程度に先端部が下方に突出している。そして、この軸部71の先端部には、この軸部71とリンク72とを回動可能に連結する第1の軸81が挿通されている。
さらに、上側板63から第1の軸81までの寸法と、リンク72の軸間寸法と、ローラ75の半径寸法との合計は、収納部53の高さ寸法よりも小さく、かつ収納部53内に収納されたバンダリズムガード55の最上部から上側板63までの距離よりも大きく形成されている。また、リンク72の先端部には、このリンク72とロッド73及びローラ75とを回動可能に連結する第2の軸82が、第1の軸81に平行に設けられている。
ロッド73は、収納部53内で左右に直線状に配置されている。また、このロッド73の右端部である他端部には、このロッド73とカバー軸部74とを回動可能に連結する第3の軸83が、各軸81,82に平行に設けられている。
カバー軸部74は、カバー67を他方向すなわち上方向へ回動させた際にロッド73が略水平になる程度に突出している。
そして、上側板63、リンク72、ロッド73及びカバー67により、平行運動機構が形成されている。
また、ローラ75は、バンダリズムガード55の傷つけ防止のために、例えば樹脂、あるいはゴムなどの弾性体などで成形され、カバー67を下方向に回動させて挿入口66を閉める際に、収納部53内に収納されたバンダリズムガード55の上部に、回動しつつ右側から左側へと摺接してこれらバンダリズムガード55を旋回フレーム31へと押圧固定するものである。
なお、ローラ75は、バンダリズムガード55に当たる部分に、樹脂、あるいはゴムなどをまく構成としてもよい。
ストッパ76は、上側板63からの突出寸法が軸部71よりも小さく形成されている。そして、このストッパ76は、カバー67を上方向に回動させて挿入口66を開けた状態でローラ75が当接し、このローラ75の中心部である第2の軸82が、リンク72の基端部である第1の軸81とロッド73の他端部である第3の軸83とを結ぶ仮想線を越えて上側に位置することを防止するものである。
スプリング77は、収納部53の挿入口66よりも若干内側の位置で、側板64に回動可能に軸支されている。そして、このスプリング77は、図2(a)及び図2(b)に示されるように、カバー67のカバーヒンジ68寄りの位置から収納部53の内側へと突設されたブラケット85の先端部のカバー側軸86に下側から上側へと係合するように湾曲された第1の係合部91と、カバー側軸86の下方で側板64から突設されたボックス側軸92に上側から下側へと係合するように湾曲された第2の係合部93と、これら各係合部91,93を連結しこれら各係合部91,93と反対方向に凸状となるように湾曲された付勢部94とを有し、側面視で略ひ字状に形成されている。
さらに、スプリング77の付勢部94は、各係合部91,93を互いに離間する方向へと付勢している。
そして、固定機構69は、カバー67を一方向すなわち下方向へと回動させた際に、図1(b)に示されるように、リンク72の先端部が基端部に対して左側に傾斜する、すなわちカバー67を下方向に回動させると、リンク72の先端部が第1の軸81の中心を通る垂直線を超えて位置するように、ロッド73の長さ寸法、あるいは軸部71及びカバー軸部74の突出寸法などが設定されている。
同様に、固定機構69は、カバー67を他方向すなわち上方向へと回動させた際に、図1(a)に示されるように、バンダリズムガード55を収納部53内に挿入口66から収納する際の邪魔にならないように、ロッド73の太さなどが設定されている。
一方、バンダリズムガード55は、図4に示されるように、ガラス窓14aを外部よりの悪戯などから保護する長手状の遮蔽鉄板であり、収納部53内の幅寸法よりも若干小さい幅寸法にそれぞれ形成され、それぞれの幅寸法は略等しく形成されている。また、これらバンダリズムガード55は、取付孔95にボルト96を挿通してキャブ14のガラス窓14aの外周に突設されたボルト締付部97に締め付けることで、ガラス窓14aに対向して取付けられる。そして、これらバンダリズムガード55は、一対を互いにガードヒンジ98で折畳可能に連結したり、一枚で用いたりしてガラス窓14a全体を覆うように配置される。
次に、上記図1乃至図5に示された実施の形態の作用を説明する。
作業機械を使用する際には、バンダリズムガード55を、ガードヒンジ98を有するものは折畳み、開口部52から臨むカバー67を上方に回動させ、挿入口66から収納部53内へと長手方向に挿入して収納部53内で重ね合わせる。
この後、オペレータがカバー67を下方向へと回動させると、図1(b)に示されるように、カバー67の回動に伴ってリンク72が回動し、重ねられたフリー状態のバンダリズムガード55の上部にてローラ75が右側から左側へと回動しつつ摺動し、バンダリズムガード55の中心部を下側へと押圧して圧縮する。
このとき、スプリング77は、図2(b)に示されるように、カバーヒンジ68とボックス側軸92とを結んだ仮想線よりもカバー側軸86が左側寄りに位置すると、付勢部94によりカバー67を左側すなわち閉方向に付勢し、カバー67の開きを防止する。
そして、カバー67にて挿入口66を完全に閉めると、リンク72の先端部が基端部よりも左側に傾斜して位置した状態で固定機構69のローラ75がバンダリズムガード55を押圧固定する。
一方、作業機械の動作を停止させてバンダリズムガード55を使用する際には、オペレータがカバー67を上方向へと回動させると、図1(a)に示されるように、カバー67の回動に伴ってリンク72が回動し、バンダリズムガード55の上部にてローラ75が左側から右側へと回動しつつ摺動し、バンダリズムガード55の押圧固定を解除する。
このとき、スプリング77は、図2(a)に示されるように、カバーヒンジ68とボックス側軸92とを結んだ仮想線よりもカバー側軸86が右側寄りに位置すると、付勢部94によりカバー67を右側すなわち開方向に付勢し、カバー67の開きを補助する。
さらに、カバー67を完全に開けると、ローラ75がストッパ76に当接し、リンク72及びロッド73がそれぞれ上側板63と略平行な状態となり、また、この状態がスプリング77によって保持され、挿入口66が開放される。
そして、バンダリズムガード55をそれぞれ挿入口66から引き出して展開し、図4に示されるように、バンダリズムガード55をそれぞれボルト96などで取付け、ガラス窓14aを覆う。
次に、上記図1乃至図5に示された実施の形態の効果を列記する。
バンダリズムガード55を収納部53内に収納した状態で、カバー67を閉じる方向に回動させることでバンダリズムガード55の中心部を旋回フレーム31に固定機構69により押圧固定するとともに、カバー67を開ける方向に回動させることでこの押圧固定を解除することにより、カバー67を閉じるだけでバンダリズムガード55を容易に押圧固定でき、収納部53に収納されたバンダリズムガード55のばたつきを防止できる。
収納部53の上側板63と、この上側板63から突設された軸部71に基端部を軸支したリンク72と、このリンク72の先端部に一端部を回動可能に連結するとともに他端部をカバー67から突設されたカバー軸部74に回動可能に連結したロッド73と、カバー67とで平行運動機構をなし、かつロッド73の一端部とリンク72の先端部との連結部である第2の軸82に回動可能に設けたローラ75が、カバー67を閉じた状態でバンダリズムガード55の中心部を旋回フレーム31に押圧することで、簡単な構成でバンダリズムガード55のばたつきを、より確実に防止できる。
同時に、バンダリズムガード55を、傷つけ防止用の樹脂、あるいはゴムなどで形成したローラ75で押さえるので、バンダリズムガード55が傷つくことを防止できる。
さらに、押圧固定によるバンダリズムガード55の圧縮の最終付近では、リンク72の先端部の動きが水平方向に近くなるので、ローラ75がバンダリズムガード55に対して略水平方向に摺動するから、バンダリズムガード55からの固定機構69への反力が必要以上に大きくなることがなく、バンダリズムガード55の強い押圧力を容易に得ることができる。
カバー67を開けるとローラ75がストッパ76に当接してローラ75の中心部がリンク72の基端部とロッド73の他端部とを結ぶ仮想線を越えることを防止することで、リンク72の先端部が逆方向になることがなく、平行運動機構を確実に保護できる。
また、カバー67を完全に閉じた状態では、リンク72の先端部が基端部よりも左側に位置するため、バンダリズムガード55の反力がカバー67を閉じる方向にしか働かず、振動によってカバー67が開いたり、押圧固定が外れたりすることがない。
バンダリズムガード55を押圧固定する際には、この押圧固定をスプリング77で補助し、バンダリズムガード55の押圧固定を解除する際には、この押圧固定の解除をスプリング77で補助することで、オペレータがカバー67の開閉に必要以上に外力を加えることがなく、作業性を向上できる。
この結果、バンダリズムガード55が押圧固定した形状になじんでバンダリズムガード55から固定機構69への反力が小さくなっても、カバー67が勝手に開くことを確実に防止できる。
しかも、カバー67を完全に開けた状態では、このカバー67の開状態をスプリング77が保持するので、バンダリズムガード55を収納部53に収納する際に、挿入口66が開いたままの状態となるから、バンダリズムガード55の収納の作業性をも向上できる。
カバー67を閉じた状態で、リンク72の先端部が、リンク72の基端部からバンダリズムガード55へと垂直に引いた仮想線についてカバー67と反対側である左側に位置することで、バンダリズムガード55をローラ75で押圧固定した状態では、バンダリズムガード55からローラ75への反力が、リンク72の先端部に対して左方向、すなわちカバー67を閉じる方向に作用するので、カバー67がバンダリズムガード55からの反力により開方向へと回動してバンダリズムガード55の押圧固定が自然に解除されることを防止できる。
回動部材を、回動により挿入口66を開閉するカバー67とすることで、固定機構69によるバンダリズムガード55の押圧固定及びこの押圧固定の解除をカバー67の開閉動作に連動させることができ、作業性を向上できるとともに、挿入口66のカバーなどを別個に設ける必要がなく、構成を簡略化できる。
なお、上記一実施の形態において、回動部材は、カバー67に限定されず、挿入口66の全てを覆うものでなく収納部53の挿入口66の中央付近に操作レバーとして配置する構成も可能である。
また、収納部53は、地面に対して垂直、あるいは水平でない斜め方向に配設する構成も可能である。この場合には、上記一実施の形態のように収納部53の一側部などを旋回フレーム31と共用とする構成に代えて、所定の収納ボックスなどで収納部53を区画形成する構成としてもよい。
さらに、作業機械は、油圧ショベルに限定されるものではない。
(a)は本発明に係る作業機械の一実施の形態のガード部材収納部の開放状態を示す縦断面図、(b)は同ガード部材収納部の閉塞状態を示す縦断面図である。 (a)は同上ガード部材収納部の開放状態の要部を示す縦断面図、(b)は同ガード部材収納部の閉塞状態の要部を示す縦断面図である。 (a)は同上作業機械の要部の平面図、(b)は同上作業機械の要部の正面図である。 同上作業機械のキャブにガード部材を取付けた状態を示す斜視図である。 同上作業機械を示す側面図である。
符号の説明
14 キャブ
15 作業装置
17 機械本体
53 ガード部材収納部としてのバンダリズムガード収納部
55 ガード部材としてのバンダリズムガード
66 挿入口
67 回動部材としてのカバー
69 固定機構
72 リンク
73 ロッド
75 ローラ
76 ストッパ
77 スプリング

Claims (6)

  1. 走行可能な機械本体と、
    機械本体に作動可能に設けられた作業装置と、
    機械本体の上部に設けられたキャブと、
    キャブ破損防止用の板状のガード部材と、
    ガード部材を収納可能なガード部材収納部とを具備し、
    ガード部材収納部は、
    ガード部材を挿入可能な挿入口と、
    挿入口に回動可能に設けられた回動部材と、
    回動部材を一方向に回動させた際に、収納されたガード部材の略中心部を一側部に押圧固定し、回動部材を他方向に回動させた際に、ガード部材の押圧固定を解除する固定機構とを備えている
    ことを特徴とする作業機械。
  2. 回動部材は、ガード部材収納部の他側部に基端部が回動可能に軸支され、
    固定機構は、
    ガード部材収納部の他側部に基端端部が回動可能に軸支されたリンクと、
    一端部がリンクの先端部に回動可能に連結され、他端部が回動部材の先端部に回動可能に連結されて、ガード部材収納部の他側部、リンク及び回動部材とともに平行運動機構をなすロッドと、
    ロッドの一端部とリンクの先端部との連結部に回動可能に設けられ、回動部材を一方向に回動させた状態でガード部材の略中心部をガード部材収納部の一側部に押圧するローラとを有している
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機械。
  3. 固定機構は、回動部材を他方向に回動させた状態でローラが当接して、ローラの中心部がリンクの基端部とロッドの他端部とを結ぶ仮想線を越えることを防止するストッパを有している
    ことを特徴とする請求項2記載の作業機械。
  4. 固定機構は、回動部材が所定位置よりも一方向寄りの状態では回動部材を一方向側へと付勢し、回動部材が所定位置よりも他方向寄りの状態では回動部材を他方向側へと付勢するスプリングを有している
    ことを特徴とする請求項2または3記載の作業機械。
  5. リンクは、回動部材を一方向に回動させた状態で、基端部からガード部材に対して垂直に引いた仮想線について先端部が回動部材と反対側に位置する
    ことを特徴とする請求項2乃至4いずれか一記載の作業機械。
  6. 回動部材は、一方向への回動により挿入口を閉め、他方向への回動により挿入口を開けるカバーである
    ことを特徴とする請求項1乃至5いずれか一記載の作業機械。
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