JP2005535339A - 食餌の栄養強化用組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、動物の食餌摂取の栄養を強化するための組成物を提供し、ならびに栄養を強化した飼料、および飼料の栄養を強化するための方法を提供すること。
本発明は、1つ以上のカロテノイド、水性希釈剤、および1つ以上の以下の物質:ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂質、または多糖類、を含む組成物であることを特徴とする。上記の組成物は液体状態にあることを特徴とする。上記の方法は、製造、収穫、加工もしくは消費者への供給の間またはその後に、飼料に添加することを特徴とする。
本発明によれば、動物の飼料の栄養を強化するための組成物を提供することができ、特に、魚類、甲殻類および家禽のために有用な組成物を提供することができる。

Description

本発明は、動物の食餌摂取の栄養強化用組成物に関する。この種類の組成物は、動物飼料の栄養を強化するために特に有用であり、とりわけ魚類、甲殻類および家禽の給餌に有用である。本発明は、栄養強化飼料、および飼料の栄養強化の方法を含む。
ペットとして、もしくは動物園で飼育されている動物、または農業に利用される動物は捕われの身であり、彼らの自然の生息地からかけ離れている。そのような境遇で飼育されている動物に固有である問題の1つは、彼らに野生の餌における栄養上の多様性および生
物学的利用能を適切に反映する食餌を与えることが求められていることである。適切な食餌の所要量を与えないことは、発育、繁殖、健康および飼育個体数の維持にマイナスの効果をもたらす。
飼育されている生物種の基本的な栄養分は、一般的に、生きている動物または死んでいる動物(全体または部分)、植物性物質、またはペレット、フレーク、ビスケットなど多様な形態で提供されるであろう多様な加工飼料によって与えられる。
しかし、純粋にそのような飼料だけに基づく食餌は、動物に栄養の総所要量を与えるためには、しばしば充分ではない。さらに、食料の収穫、加工、製造および保存は、その餌の栄養価の減少を導くことがある。光に曝されること、熱、圧力、機械的な作用、大気条件または照射殺菌も、飼料の成分にダメージを与え、栄養素の量の減少および/または重
要な食餌成分の生物学的利用能の減少をもたらす。影響を受けることがある栄養素には、脂肪、ビタミンおよびカロテノイド(carotenoid)が挙げられる。
例えば、最も一般的に使用される冷凍海産飼料(TMC Brineshrimp and Mysis)は、加
工処理に起因して貧弱な色素プロフィールを有しており、カロテノイド供給種を外部から補充する必要がある。
すべての生物種は、いずれも多糖類または脂質から生成することができるエネルギーに加えて、それらの食餌の中に、それらに必須ビタミン、ミネラル、脂肪酸およびアミノ酸の充分な補給を必要とする。適切な食餌バランス、例えば、脂肪およびタンパク質のバランスを保つことは、動物の健康のために欠くことができない。
ミネラルは、金属酵素、神経伝達物質、酸素運搬化合物および骨格構造に関係する多数の生体内過程における使用のために、多くの生物種の食餌に必要とされる。
脂質は、エネルギー源として必要であるのみでなく、リン脂質、ステロイドおよび細胞壁の構造要素の合成においても欠かせない。
カロテノイドも、多くの生物種にとって、重要な食餌の成分とみなされる。カロテノイドは、強力な酸化防止剤として働くことが知られている色素である。ある生物種のカロテノイドは、さらに、動物の組織の色素沈着および着色を与えることが知られている。例えば、赤いカロテノイド色素は、皮膚およびすね肉を着色するために、ブロイラー鶏の食餌に添加することができ、天然のマスに見られるものと同様の明るく色づいた肉肌を産生するために、養殖マスの食餌に添加することができる。
ペプチドおよびヌクレオチドは、栄養素および薬物の吸収を増大し、成長速度および健康に、有益な効果を導くことが示されている。ペプチドおよびヌクレオチドは、魚類の腸
粘膜の吸収面積を変えることも知られている。
したがって、多数の追加物質でもって基本飼料を補完することは、一般的である。
しかし、従来の栄養補助食品は、動物の基礎飼料における欠陥に対して、適切に立ち向かうことができず、多くの場合、バランスのとれた食餌に要求される成分の適切な範囲および組成を提供することができない。栄養補助食品の諸成分は、低いレベルの生物学的利用能しか有しないことも示されており、動物の飼料の栄養を強化するためにほとんど価値はなかった。
したがって、本発明の目的は、これまでに知られている組成物の上記の不利な点を有することがなく、動物の食餌の栄養を強化することに用いる組成物を開発することである。
本発明の組成物は、意外にも、高いレベルの生物学的利用能を提供することのみならず、動物の食餌の栄養強化について、より一層高いレベルを提供することが見出された。本発明の組成物により栄養強化された飼料を摂取する動物の全般的な健康状態は向上することが示されるが、これには病原体感染における治癒および鎮定の改善も含まれる。例えば該組成物で栄養強化した飼料を受け入れている魚についての獣医記録では、皮膚に影響する病的状態および病気の流行を抑制することが示されている。そのような魚の治療評価では、皮膚およびひれの粘膜被覆内における病原菌の感染の著しい減少および組織修復速度の増大が認められている。
さらに、上記組成物は、保存中、適用中および適用期間の後において、活性成分の安定性を提供する。該組成物は、製品寿命のあらゆる段階で飼料の栄養強化の目標を確保している製品のために18ヶ月を超える期間、代表的な貯蔵温度で貯蔵できる。さらに該組成物は、飼料中に取り込まれた場合、カロフィルピンク(Carophyll Pink)CWDといった、現
在市販され入手できる飼料栄養強化製品よりもより長く安定である。
したがって、本発明の第1の態様において、1つ以上のカロテノイド、および1つ以上の
以下の物質:ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂質、ペプチド、ヌクレオチドおよび/ま
たは多糖類を含む組成物を提供する。
上記組成物の特に驚くべき利点は、動物用飼料に取り込まれた場合に動物の皮膚の自然な色調および健康状態を維持しおよび/または回復することである。肉肌の色調を変更するために飼料に飼料添加物を添加することは従来から行なわれている。しかしながら、過去においては動物の飼料に補充することにより動物の皮膚について色調を維持するか、回復することは困難なことといつも示されてきた。
従来からある合成のカロテノイド供給源を与えられた魚が、充分に自然な肌の色、つやおよび健康な皮膚を発現させることもなく、また維持することもないことは知られている。例えば、1000mg/kgの合成アスタキサンチンを含む顆粒状食餌で飼育されたカクレクマ
ノミ(clown fish)は、標準的な基本食餌で飼育された魚と比較して、特に皮膚の色が変わるということはない。もっとも、そうしたカクレクマノミの食餌が本発明の組成物を補充された場合には、皮膚の色および皮膚の各色領域の輪郭が劇的に向上することが明らかにされている。驚くべきことに、この改善は50mg/kg(アスタキサンチン重量/最終の飼料重量)より低いカロテノイドレベルで認められた。
大抵の場合、飼料への補充を始めて2週間以内に、獣医の目視によって皮膚の色と健康
状態が顕著に改善されたと認められている。自然な皮膚色の強化は、特定の色に限定することなく認められる。長期にわたる魚の良好な健康、色の維持ならびに欠けていた色の回復は、栄養強化飼料において、アスタキサンチンについて4mg/kgと12 mg/kgの間における栄養強化で認められている。
同様の色の改善が無脊椎動物および爬虫類においても明らかにされている。
この組成物は、多くの方法によって、投与用に調製することができる。
例えば、上記の組成物は、カプセル化した液体の調製品として、液体状態で直接的に与えることもでき、または液体状態でその飼料に組み込むこともできる。
したがって、さらに好ましい態様において、上記組成物は水性希釈剤を含み、好ましくは液体状態である。
上記組成物を消費しようとする生物種によって、毒性効果を経験することなく摂取され得るいずれの水性希釈剤をも使用することができることは理解されるべきである。好ましくは上記の水性希釈剤は水であり、最も好ましくは上記の水性希釈剤は精製水である。
組成物の液体状態は、飼料の栄養を強化するためにカプセル化された液体として与えられるか、または直接的に添加されるときに、ことのほか効果的であることが見出されている。
カプセル化技術は、当該技術分野で知られており、保護カプセルによって取り囲まれた、上記組成物を入れる入れ物を中に含んでいてもよい。そのカプセルの基材(matrix)は、好ましくは酸化防止剤を含む。
上記飼料の直接的な栄養強化は、製造中、製造後、収穫、加工もしくは消費者への供給の間またはその後に、上記の組成物を飼料に添加することにより達成される。
従来、乾燥粉末のビタミン、ミネラル、カロテノイドおよびアミノ酸などの調整品は、飼料の栄養を強化するために使用される。しかし、そのような調整品の利用は、多数のはっきりとした不利なことがある。
そのような粉末粒子または細かい凝集体を用いて、均等に栄養を強化した飼料を製造することは、事実上不可能である。これらの調製品は、その飼料に対する付着力が低いレベルでしかない。上記の粉末粒子は飼料に比較して小さい傾向にあるため、その調製品は、栄養を強化した後の落ち着き方に影響を受けやすい。これにより特に保存、輸送および流通の後に、飼料の品質の変化が生ずる。
光に曝されること、熱、圧力、機械的な作用、大気条件または照射殺菌が、組成物にダメージを与えることがあり、そのために栄養強化後の価値を低減することにおいて、これらの栄養強化組成物もまた、その基本飼料と同様の問題に苦しむ。
液体の組成物は、高レベルの生物学的利用能を提供するとともに、上記の栄養強化過程を簡略化し、飼料に対してより一層優れた均一な分布および付着力を提供することが見出されている。さらに、この組成物は、保存中、適用中および適用期間の後において、活性成分の安定性を提供する。
好ましい態様において、その組成物の成分のうち、1つ以上は水溶性である。
さらに好ましい態様において、その組成物の成分のうち、1つ以上は脂溶性である。そ
の脂溶性成分がミセルで与えられることが望ましい。
本発明の組成物による飼料の栄養強化能力は、その組成物をエマルジョンまたは分散液
の形態で与えることにより増強されることが見出されている。実際、該組成物に含まれる脂溶性成分(特にカロテノイド)、1つ以上をミセル形態で提供することで、該組成物を
投与するための便利で極めて効率的な調製品となることが示されている。理論に拘泥するわけではないが、ミセル構造は、脂溶性成分に高いレベルの安定性を付与し、飼料中で高いレベルの吸収性と保持性を与えるようである。これはミセル構造が飼料中の油脂に対し高い親和性を示し、これにより飼料から該組成物が喪失されないようになるからである。このことは、栄養強化飼料が海水環境の目的とする動物に投与される場合には特に重要である。
そうした組成物の吸収および保持は、ろう質のエステル(waxy ester)を含む不飽和脂肪が高いレベルで存在する甲殻類で具体的に明白となる。生きた幼若の甲殻類といった飼料によって、該組成物が良好なレベルで吸収および保持されることはとりわけ重要である。そのような飼料は進化した口腔部分を持たず、このため摂取に依存して体で該組成物を担うことができないからである。
したがって、本発明の好ましい態様において、上記組成物は、水性希釈剤を含み、液体状態であるときには、脂溶性成分はミセルの形態にある。
しかし、上記の液体状態は、その組成物がとることのできる唯一の状態ではない。
本発明のさらに好ましい態様において、組成物は錠剤またはマイクロカプセル化された調製品に形成され、好ましくは、これらの組成物は液体の希釈剤を含まない。マイクロカプセル化された調製品は、当該技術分野で知られており、通常、保護基材(matrix)に包まれた上記の組成物の中心部を含む。好ましくは、その基材には、酸化防止剤が含まれる。上記の錠剤またはマイクロカプセル化された調製品は、その飼料と切り離して摂取してもよく、またはその飼料と一緒に摂取してもよい。多くの場合、動物がその錠剤を知らないうちに摂取するように、上記の錠剤もしくはマイクロカプセル化された調製品を隠すこと、またはその飼料中に錠剤を隠すことが望ましい。錠剤またはマイクロカプセル化された調製品も、摂取に先立って、液体の希釈剤に溶かして調製してもよい。
カロテノイド、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂質、ペプチド、ヌクレオチドまたは多糖類の選択は、その組成物の摂取を意図される動物の個々の生物種および年齢、ならびにそれらの飼料の欠陥によって決定される。したがって、当業者は、これらの具体的な環境で、適切なカロテノイド、ビタミン,ミネラル、アミノ酸、脂質、ペプチド、ヌクレオチドまたは多糖類を決定することができるであろう。
さらに限定されることを望むわけではないが、明確にするために、以下は本発明の化合物の適切な成分の例である。
適切なカロテノイドの例は、酵母(例:Phaffia rhodozyma)または藻類(例:Haematoccocus algae)から生成されたもの、含油樹脂から抽出されたもの、ルカンチンピンクまたはアスタキサンチングルコシドである。好ましいカロテノイドは、脂肪酸アシル基にエステル化したアスタキサンチンであり、そのようなカロテノイドは、特に脂質を高濃度で含む飼料(例えばオキアミ、アミ類およびブライン・シュリンプ(brineshrimp))にお
いては、驚くほどの吸収特性を示す。好ましくは、水溶性カロテノイドはアスタキサンチングルコシドである。目的とする動物の着色が要求される場合には、特定の色を増強するために特別のカロテノイドが選択されてもよい。
適切なビタミンの例は、A、B1、B2、B6、B12、C(ビタミンCはポリリン酸アスコルビルとして含まれていてもよい。)、D、E、K、ニコチンアミド、コリン、イノシトール、葉
酸およびビオチンである。好ましくは、脂溶性ビタミンはA、D、EおよびKである。好ましくは、水溶性ビタミンはC、B1、B2、B6、B12、ニコチンアミド、コリン、イノシトール、
葉酸またはビオチンである。
適切なミネラルの例は、ヨウ化物、鉄、マンガン、カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅またはセレンである。
好ましくは、上記のアミノ酸は、組成物を摂取する動物にとっての必須アミノ酸である。しかし、非必須アミノ酸も、本発明の組成物に含めることを考慮してもよい。それらを含めることは、必須アミノ酸の必要量を減らすことになると示されているためである。例えば、サケ科魚用として本発明組成物に含めることが適切な必須アミノ酸は、アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファンおよびバリンである。非必須アミノ酸であるシステインおよびチロシンも、適切なアミノ酸である。サケ科の魚類では、システインは必要とされるメチオニンの最大3分の1まで置き換えられ、チロシンは必要とされるフェニルアラニンの最大5分の1まで置き換えられることが明らかにされている。あるアミノ酸は、摂食行動の修飾物質として働くことが示されている。例えば、肉食性魚類では、以下の化合物が、摂食反応を変更することが明らかにされている:グリシン、プロリン、タウリン、バリン、ベタネア(betanea)およびイノシンである。これらのアミノ酸もまた、本発明の組成物に
含めることが好適であるとして検討される。
いろいろな脂質および脂質から誘導された化合物を、上記の組成物に含めてもよい。好ましくは、上記の脂質は脂肪であり、さらに好ましくは、含油樹脂として、1つ以上のカロテノイドとともに添加してもよい油である。適切な鎖長を有する油をバランスよく添加することは、栄養の強化を助けることが見出されている。しかし、脂質は、アルキルジアシルグリコール、ステロールエステル、ワックスエステルおよび色素のような、脂肪酸、トリグリセリド、リン脂質およびほかの中性脂肪であってもよい。例として、これらに限定するわけではないが、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、プラスマローゲン、スフィンゴミエリン、セレブロシドおよびガングリオシドなどが挙げられる。
したがって、必須脂肪酸を上記組成物に添加してもよい。魚類および陸生哺乳類は、18:2ω6または18:3ω3脂肪酸を合成するために必要なその不飽和化酵素を持たず、そのため、これらの脂肪酸は、細胞機能および正常な発育を維持するために、その食餌に加えなければならない。
ろう質のエステル(waxy ester)またはそれらの前駆体は、いくつかの生物種では、これらの重要な食餌成分の利用能を増強するために、上記組成物に添加してもよい。ろう質のエステルは、脂肪酸と長鎖脂肪アルコールとのエステルである。甲殻類およびいくつかの魚類は、ヘキサデカノールとエステル結合している脂肪酸を含有するようなろう質のエステルを高いレベルで含む。したがって、上記の組成物は、ヘキサデカノールとエステル結合している脂肪酸を含有するろう質のエステルを含むことが好ましい。
上記の脂質は、多様な鎖長、好ましくはC14-C25のものを含んでもよい。これらに限定
するわけではないが、C14、C16、C18、C20、C22、C25のものを挙げることができる。
上記組成物に添加することができる脂質の例としては、これらに限定するわけではないが、14:0、16:0、16:1、18:0、18:1ω9、18:2ω6、18:3ω3、18:4ω3、20:1ω9、20:4ω6、20:4ω3、20:5ω3、22:1ω9、22:5ω6、22:5ω3、22:6ω3が挙げられる。
使用される上記脂質は動物あるいは植物の起源のものから生成してもよく、または人工的に合成されてもよい。
好ましくは、上記の組成物が液体の希釈剤を含むとき、または錠剤状の上記組成物が液体の希釈剤に溶解するとき、その組成物はエマルジョンまたは分散液を形成する。そのよ
うな組成物は水相を有し、以下のものを1つ以上含むことができる:水溶性ビタミン、ミ
ネラル、カロテノイド、アミノ酸、ペプチド、ヌクレオチドおよび多糖類。脂質、ならびに脂溶性ビタミン、カロテノイド、ミネラル、ペプチド、ヌクレオチドおよびアミノ酸の内のいずれか1つはミセルまたは「マイクロカプセル化」された形態の中に含まれていて
もよく、好ましくは、組成物全体に均一に分布している。上記ミセルの存在は、消化管のレベルで、その食餌からの脂肪、脂溶性ビタミン、カロテノイドならびにアミノ酸の吸収を助けることが示されている。これは、水溶性ビタミン、ミネラル、ペプチド、ヌクレオチド、多糖類、カロテノイドおよび/またはアミノ酸が同時に存在することと組み合わせ
ることで、上記組成物の生物学的利用能に対して相乗効果がある。好ましくは、上記のエマルジョンまたは分散液は、高速混合で形成する。
上記の高いレベルの生物学的利用能は、一部は、そのような調製品では、化学的相互作用のポテンシャルが低下することの事実による。実際に、適用段階の後で、これら液体組成物のビタミンおよびカロテノイドの酸化が減少することが知られている。
さらに好ましい態様において、上記組成物は1つ以上の水溶性ビタミンおよび1つ以上
の脂溶性ビタミンを含む。
さらに好ましい態様において、本組成物は1つ以上の水溶性カロテノイドおよび1つ以
上の脂溶性カロテノイドを含む。
さらに好ましい態様において、本組成物は1つ以上の水溶性アミノ酸および1つ以上の脂溶性アミノ酸を含む。
さらに好ましい態様において、本組成物は1つ以上の水溶性ミネラルおよび1つ以上の脂溶性ミネラルを含む。
さらに好ましい態様において、本組成物は1つ以上の水溶性ペプチドおよび1つ以上の脂溶性ペプチドを含む。
さらに好ましい態様において、本組成物は1つ以上の水溶性核酸および1つ以上の脂溶性核酸を含む。
多糖類は、好ましくはデンプンではない多糖類であり、もっとも好ましくはグルカンである。これらの分子は、特に魚類の生理機能で、非特異的な免疫調節の役割を有することが知られているため、好ましくは、1,3β-グルカンまたは1,6β-グルカンが考慮される。
セルロース、ガム(gum)および糖誘導体は、溶液粘度および粘着性を増大するそれら
の能力に基づいて、飼料の中にまたはその上への分散を助けるために上記組成物に添加してもよい。しかし、これらは必須ではなく、本組成物の乳化処理のために必要ではない。実際に、そのようなセルロース、ガムまたは糖誘導体のないときでも、上記組成物は、驚くほどに飼料によく粘着する能力がある。したがって、本発明の好ましい組成物は、ガム、セルロース、糖および/またはデキストリンを含まない。
ゲル化剤またはゲル化剤の組み合わせも、ゲル調製品を形成するために、上記組成物に含むことができる。適切なゲル化剤は、ローカストビーンガム(locust bean gum)、ザ
ンタンガム(zanthan gum)、植物または藻類に由来する天然の接着剤、ペクチン、デン
プン、カルボキシメチルセルロースのようなセルロース誘導体、ゼラチン、寒天またはカラギーナンなど当該技術分野でよく知られている。
上記の組成物は、さらに、1つ以上の乳化剤、カロテノイド以外の1つ以上の酸化防止剤、1つ以上の保存剤および/または1つ以上の安定化剤を含んでいてもよい。
ポリソルベート(polysorbate)80のような上記の乳化剤は、「マイクロカプセル化さ
れた」脂溶性成分のミセルの形成に役立つ。この代わりに、または併せて、ミセルは高速混合によって形成する。
上記組成物にモノプロピレングリコールのような安定化剤を含むことは、上記の脂溶性成分を安定化させ、およびミセルの分布を最適化することに役立つ。そのような安定化剤の使用は、製品の濁り形成の可能性を低くし、優れた製品の清澄性を与える。
リン酸またはソルビン酸カリウムのような保存剤は、細菌、菌類および酵母の増殖を防止して、上記組成物を保存するために、その組成物に含めてもよい。
上記組成物への酸化防止剤の添加は、安定化を助ける。適切な酸化防止剤の例として、ポリリン酸アスコルビルおよびブチル化ヒドロキシトルエンが挙げられる。酸化防止剤は、上記組成物の活性成分の損失を防止し、またはそれを最小限にする。それにより本組成物の保存性を延ばし、および適用段階後の最終製品に保護を与える。
粒子状の物質は、不活性な粒子形態をとってもよく、あるいは上記組成物の、1以上のカロテノイド(例えばPhaffia rhodozymaまたはHaematoccocus algaeから)、ビタミン、ミネラル(セレンなど)、ベータグルカン、またはペプチドから形成されたものであってもよい。これらの粒子は、該組成物の他成分の担体として機能してもよく、ミセル形態で調製される組成物の諸成分を吸収する際、とりわけ有効であることが示されている。この種の組成物は、粒子状の上記物質を摂取することができる、生きた飼料の栄養強化には特に好適である(例えば孵化後12時間のアルテミアまたはアミおよびミジンコ)。このような飼料は、生化学的に直ぐには分解されない組成物を胃腸管内腔に充填することができる。
上記の組成物に含められる物質は、当該組成物を消費することを意図された生物種によって、何ら毒性効果を経験することなく、摂取できることが好ましい。
本発明のさらに好ましい態様において、1つ以上のカロテノイドを上記の組成物に含むことは任意である。
乳化剤、酸化防止剤、保存剤および安定化剤ばかりでなく、カロテノイド、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂質、ペプチド、ヌクレオチドまたは多糖類の量が、多くの機能によって決定されること、すなわち調製品の形態(乾燥、液体、カプセル化)、上記組成物を摂取しようとする個々の生物種および動物の年齢、ならびにそれらの食餌における欠乏によって決定すること理解するべきである。したがって、当業者は、これらの具体的な状況で、その適切な量を決定することができるであろう。
さらに限定されることを望むわけではないが、明確化の利益のために、以下は、本発明の化合物群に存在する成分量について、適切な範囲の例である。
カロテノイドは、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-99、0-95、0-85、0-80、50-95、80-95、0-25、0-10、0-5、0.1-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい。
ビタミンは、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-99、0-95、0-85、0-80、50-95、80-95、0-25、0-10、0-5、0.1-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい
ミネラルは、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-99、0-95、0-85、0-80、50-95、80-95、0-25、0-10、0-5、0.1-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい。
アミノ酸は、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-99、0-95、0-85、0-80
、50-95、80-95、0-25、0-10、0-5、0.1-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい。
脂質は、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-99、0-95、0-85、0-80、50-95、80-95、0-25、0-10、0-5、0.1-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい。
ペプチドは、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-99、0-95、0-85、0-80、50-95、80-95、0-25、0-10、0-5、0.1-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい。
ヌクレオチドは、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-99、0-95、0-85、0-80、50-95、80-95、0-25、0-10、0-5、0.1-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい。
多糖類は、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-99、0-95、0-85、0-80、50-95、80-95、0-25、0-10、0-5、0.1-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい。
乳化剤は、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-55、0-65、0-45、0-35、0-25、0-10、0-5、5-10、5-20、10-30、20-40、0.01-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wt
の間で存在していてもよい。
酸化防止剤は、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-55、0-65、0-45、0-35、0-25、0-10、0-5、5-10、5-20、10-30、20-40、0.01-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい。
保存剤は、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、0-55、0-65、0-45、0-35、0-25、0-10、0-5、5-10、5-20、10-30、20-40、0.01-1、0.001-1または0.0001-1%Wt/Wt
の間で存在していてもよい。
安定化剤は、水性希釈剤を含まない、上記の組成物に対して、00-99、0-95、0-85、0-80、50-95、80-95、0-25、0-10、0-5または0.0001-1%Wt/Wtの間で存在していてもよい。
上述のように本発明のいくつかの組成物は、水性希釈剤を含まない。水性希釈剤を含む他の組成物は、その組成物の他の成分1kg当たり、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0.9
、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、0.1、0.09、0.08、0.07、0.06、0.05、0.04、0.03、0.02、0.01、0.001または0.0001リットルの希釈剤を含んでいてもよい。
本発明の上記組成物は、それらが、多数の方法で飼料の栄養強化に使用できるために特に有用であり、したがって生物種またはえり抜きの基本飼料に、最も良く適合するように栄養強化の方法が選ばれることを可能にする。
したがって好ましい態様において、上記組成物は飼育されている生物種の食餌の栄養を強化するために使用される。好ましくは、上記の飼育されている生物種は魚類であり、さらに好ましくは、上記の飼育されている生物種が養殖魚類、鑑賞用の魚類または水族館の魚類である。
さらに好ましい態様において、上記組成物は飼料に組み込まれ、組み込む方法の例を以下に示す。
上記の組成物は、製造、収穫、加工もしくは消費者への供給の間またはその後に、飼料
に添加することができる。適切な飼料の例は、魚類、甲殻類、アルテミア(artemia)、
カイアシ類(copepod)、アミ類、オキアミ、ラグワーム(ragworm)およびゴカイのような多毛類(polychetes)、ならびにコオロギ、ゴミムシダマシの幼虫およびイナゴのような養殖の昆虫である。これらの飼料は、魚類および爬虫類の飼料として特に有用である。上記組成物は、また他の餌と切り離して動物に与えることができる。
したがって、本発明の第2の態様に従って、第1の態様による組成物を、飼料の栄養強
化の方法においてその組成物中に飼料を浸漬することにより用いられる。好ましい態様において、上記の飼料は解凍し、または解凍される。あるいは上記の飼料は、凍結に先立って上記組成物に浸漬される。
この方法は、飼料において驚くべきレベルでの組成物の吸収および保持を与えることが明らかにされている。液体配合の組成物にわずか30分間浸漬し、続いて塩水で洗った後でさえも、オキアミ、アミ類およびブライン・シュリンプといった飼料は、組成物を保持することが示されている。
一般的に浸漬時間を長くするほど、飼料中の該組成物の吸収と保持はより良好となる。このため飼料が浸漬される時間の長さをコントロールすることによって、使用者は飼料中に保持される組成物の量を調節することができる。
孵化後6時間で、アルテミアを該組成物中に浸漬することによりアルテミアの脂質含有量を有意に増大させることが明らかにされた。このことは脂質が幼若動物の栄養所要量を充足するのに必須であるために重要である。当業者は目的の動物の個別的な要求に適合する本発明の脂質プロフィールを適応させる仕方を承知しているであろう。
本発明の第3の態様に従って、第1の態様による組成物を、飼料の栄養強化の方法にお
いてその組成物をその飼料に吹き付けることにより用いられる。上記の組成物は、加工飼料(例えば、押出ししたペレット)または(コオロギまたはイナゴのような)無脊椎動物の外骨格のような飼料の上に吹き付けてもよい。上記飼料へのより著しい透過は、加圧スプレーを用いることにより達成することができる。
本発明の第4の態様に従って、第1の態様による組成物を、飼料の栄養強化の方法にお
いて、加工飼料を製造する前またはその間にその組成物を添加することによって用いられる。この方法では、上記の飼料自体を製造する間に、上記組成物が飼料中に混合される。栄養を強化するこの方法は、押出しおよび成形に先立って、および/またはその加工飼料
を凍結することに先立って行うことが好ましい。
上記飼料へのより著しい透過は、本発明の第2、第3および第4の態様において、栄養を強化する飼料を真空にすることによって、または圧力容器中でその方法を行うことによって達成することができる。
本発明の第5の態様に従って、第1の態様による組成物を、飼料の栄養強化の方法にお
いて、その飼料中にその組成物を注入することによって用いられる。この方法は、サメおよびエイ用である魚形態の飼料の栄養強化に、特に有用である。
本発明の第6の態様に従って、第1の態様による組成物を、飼料の栄養強化の方法において、生きている飼料の周囲または食餌にその組成物を添加することによって用いられる。この方法では、その生きている飼料は、上記組成物で表面を覆われるか、または上記の組成物を吸収または摂取する。それによって、その生きている飼料の腸および体内組織の栄養を強化する。その生きている飼料が水生生物種の場合、その生きている飼料が収容さ
れている水に、上記組成物を添加してもよい。
上記の組成物は、当該組成物の利益を得ようとするその動物の周囲に添加してもよい。例えば、その動物が水生の生物種の場合、その動物が収容されている水に、上記組成物を添加してもよい。したがって、その動物はその組成物を摂取するか、または吸収するであろう。
本発明の第7の態様に従って、本発明の第1の態様による組成物を含む飼料が意図され
る。
本発明の組成物は、栄養強化の過程の間およびその後に、飼料に保護的な環境を与えることが示されている。例えばアミエビは、解凍後、2、3時間で典型的に品質低下する。該組成物で栄養強化した後、処理したそのアミエビは、8〜12時間保存することができる
。このことは、1日を通して動物に飼料を与えるために飼料の一括分の一回分を解凍し、栄養を強化し、ならびに保存することができるために、明らかに給餌のゆとりを増大させる。
飼料は、組成物で飼料を栄養強化する前に、プロテアーゼおよび/またはリパーゼといった酵素類で前処理をしてもよい(このことは、飼料の浸漬または吹き付けを含む上記の方法について、ことのほか有効である)。そうした酵素類は飼料の表面構造を変更し、本発明の組成物によりさらに効率的に栄養を強化することを可能とする。あるいは該組成物は前述の酵素類を含んでもよく、前記の前処理の段階をなしで済ませてもよい。
組成物のpHは、個別の飼料の栄養強化を最適化するように変化させてもよい。
上記組成物は、キットの形態で作製してもよく、酵素類および/または飼料を任意に含んでも良い。あるいは酵素類および/または飼料は、別個の部分として提供されてもよい。
上記キットは、栄養強化のプロセスを補助するために、さらに減圧または加圧の装置を含んでいても良い。好ましい態様において、キットを包装することには、栄養強化された飼料が加圧下または減圧下で、包装の中で容易に調製できるようにするための装置が含まれる。
本発明によれば、動物の飼料の栄養を強化するための組成物を提供することができ、特に、魚類、甲殻類および家禽のために有用な組成物を提供することができる。
〔実施例〕
本発明による具体的な組成物を、実施例としてのみ、ここで記載する。
Figure 2005535339
最終製品は、必要に応じて精製水で希釈する。例えば、4kgのリン酸を使用するとき、
最終製品は、その最終体積を400リットルに、精製水で希釈する。上記の最終製品につい
てのこれらの値は、18ヶ月の期間にわたり、上記成分の充分な量を確保するための過剰量を含む。
Figure 2005535339
最終製品は、必要に応じて精製水で希釈する。例えば、4kgのリン酸を使用するとき、
最終製品は、その最終体積を400リットルに、精製水で希釈する。上記の最終製品につい
てのこれらの値は、18ヶ月の期間にわたり、上記成分の充分な量を確保するための過剰量を含む。
Figure 2005535339
グルコン酸鉄を、食餌の鉄源として、17400mg/kgの割合で、配合物に添加してもよい。
海藻を、その仕様明細に加えてもよい。これらは、タンパク質、脂質および炭水化物の天然供給源に加えて、一連の天然のミネラルおよび微量元素を補給するであろう。これらには、糖質類、マンニトール、アルギン酸塩およびセルロースが挙げられる。天然の藻類も、ビタミン源であり、その配合物にビタミンのいくらかを補給するために使用することができる。
補給されたミネラルは以下のものが挙げられる:
カルシウム
マグネシウム
カリウム
ナトリウム
リン
硫黄
ヨウ素
亜鉛
マンガン


モリブデン
セレニウム
ホウ素
クロム
ニッケル
スズ
バナジウム
シリカ
製造されたミネラルおよび微量元素を配合物に加えてもよい。
ビオアスチン(Bioastin)含油樹脂(COS)およびルカンチンピンク(COS)も含め、実施例1で与えられた成分を含有するが、表に掲げられたビタミンおよびミネラルを含有しな
い。
実施例4で開示された組成物で、さらに5倍濃縮されている。
本発明の組成物(特に実施例1、4および5)について、凍結海産飼料(TMCブライン
・シュリンプ、アミ類およびオキアミ)におけるカロテノイドの低いレベルを増大させる能力を評価するために実験がなされた。
実施例1、4および5で与えられた組成物を次のように試験した:
試験1:30gの凍結海産飼料を大型の秤量「舟」に載せて、これに30mlの組成物を加えた。30分後にその溶液から10gの飼料材料を採り、吸水物質で水気をとって表面についた組成物を除去した。1gのブロットした飼料材料、3組をそれぞれ試験管に入れた。
さらに3gのブロットした飼料材料を茶漉しに入れて、僅かに乱流のあるトロピックマ
リン海水(Tropic Marine seawater;1.024 @24℃)中に5秒間、沈没させた。内容物を再度ブロットし、1gの試験材料を3組、それぞれ試験管に入れた。
洗いの時間を15秒間とした以外は上記と同一の操作を繰り返した。
標準的な方法を用いることにより、各試料についてアスタキサンチン総量(アスタキサンチンエステルの予備加水分解が、「遊離の」アスタキサンチンを基礎とする、すべての知見に基底を与えるために用いられた。)が分析された。すべての試料は、次にHPLCにかけて、確立された方法によりアスタキサンチン含有量を決定した。凍結海産飼料の水分含量も、A.O.A.C(1990)規定方法を使用して確定した。
図1(組成物中に浸漬され、次いで海水に沈没させたブライン・シュリンプ)
ブライン・シュリンプが最初に試験された凍結海産飼料であった。これは、熱帯海洋種用に、最も広範に使用されている凍結飼料補充物である。試験したブライン・シュリンプは、痕跡のアスタキサンチンもなかったが、β−カロテン(β−カロテンの標準物質を用いて確認はしていないが、この特別なカロテノイドのリテンション時間に基づくなら、それが存在するカロテノイドであると示唆するだろう)の痕跡量が存在したかも知れない。図1は、ブライン・シュリンプにおいて、試験したすべての組成物のポテンシャルが、アスタキサンチンのレベルを押し上げていることを明瞭に示している。
表(図1に示されたデータ)
Figure 2005535339
図2(組成物中に浸漬され、次いで海水に沈没させたオキアミ)
第二の試験は、凍結オキアミについてなされた。オキアミに見つかった主要色素は、アスタキサンチンであるが、他のカロテノイド色素もまた見出されている。アスタキサンチンのレベルは、オキアミの製品間で変動するが、一般には、乾燥重量を基本として150〜200ppmの間にある。アスタキサンチンは、通常エステルの形態で存在する。対照的に合成
アスタキサンチンは水産飼料に広く用いられているが、専ら非エステル形態で見出されている。アスタキサンチンのエステル化形態は、小腸から吸収される前に遊離形態に転換されるに違いないと考えられている。
表(図2に示されたデータ)
Figure 2005535339
2番目に大きいアスタキサンチンの増強が、試験された組成物と一緒にすることにより
凍結オキアミを用いて達成された。アスタキサンチンレベルは、凍結した基本飼料における濃度のほとんど11倍に上昇した。これは用いた組成物および沈没の時間に依存する。
図3(組成物中に浸漬され、次いで海水に沈没させたアミ類)
最後の試験は、アミエビに向けられた。ブライン・シュリンプに類似して、アミエビも極めて貧弱なカロテノイド・プロフィールを持っている(HPLC分析によりこれを確認した)。その結果は図3に詳しく示され、一般的に材料を洗った後であっても、試験した組成物を用いて優れた増強が次の表に示されている。
表(図3に示されたデータ)
Figure 2005535339
これらの試験結果は、アスタキサンチン(カロテノイド)が様々な海洋の動物性プランクトンおよび無脊椎生物の組織実体中に保持されていることを明瞭に示している。したがって、本発明の組成物は、海水魚/淡水魚用の天然飼料のための栄養強化製品として格別
に有益である。
上記組成物中のアスタキサンチンは、主にエステル化された形態(例えばHaematoccocus pluvalisから由来する)であり、合成の遊離形態のものよりはるかに有効である。脂肪酸のアシル基にエステル化したアスタキサンチンは、オキアミ、アミ類および成体のブライン・シュリンプに見られるように、脂質を含む組織に対し優れた吸収特性を付与する。
最高レベルの吸収及び保持が、充分解凍した凍結オキアミで達成され、最少の吸収がブライン・シュリンプで観察された。
試験される組成物の浸漬処理前のオキアミには、アスタキサンチンの相当なレベルのバックグラウンドが測定されたことを付記する。図2では、このことを考慮して図示されている。アミ類ではアスタキサンチンの事前のレベルはなく、浸漬処理に良好に反応して、カロテノイドが極めて充分に保持されることになった。
図1は、組成物中に浸漬され、次いで海水に沈没させたブライン・シュリンプのアスタキサンチン含有量を示す。 図2は、組成物中に浸漬され、次いで海水に沈没させたオキアミのアスタキサンチン含有量を示す。 図3は、組成物中に浸漬され、次いで海水に沈没させたアミ類のアスタキサンチン含有量を示す。

Claims (39)

1つ以上のカロテノイド、および1つ以上の以下の物質を含む組成物:
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂質、ペプチド、ヌクレオチドおよび/または多糖類。
さらに水性希釈剤を含み、前記組成物が液体状態にあることを特徴とする請求項1に記
載の組成物。
前記組成物の1つ以上の成分が水溶性であることを特徴とする請求項1または2に記載の
組成物。
前記組成物の1つ以上の成分が脂溶性であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載の組成物。
前記脂溶性の成分がミセルの形態にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載の組成物。
前記組成物が1つ以上の水溶性ビタミンおよび1つ以上の脂溶性ビタミンを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
前記組成物が1つ以上の水溶性カロテノイドおよび1つ以上の脂溶性カロテノイドを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
前記組成物が1つ以上の水溶性アミノ酸および1つ以上の脂溶性アミノ酸を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
前記組成物が1つ以上の水溶性ミネラルおよび1つ以上の脂溶性ミネラルを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
前記組成物が1つ以上の水溶性ペプチドおよび1つ以上の脂溶性ペプチドを含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
前記組成物が1つ以上の水溶性核酸および1つ以上の脂溶性核酸を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の組成物。
前記組成物が油を含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
前記組成物が水溶性の1,3β-グルカンまたは1,6β-グルカンを含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の組成物。
さらにセルロース、ゴムおよび/または糖誘導体を含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の組成物。
さらに乳化剤を含む、好ましくはポリソルベート80を含むことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の組成物。
さらに安定化剤を含む、好ましくはモノプロピレングリコールを含むことを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の組成物。
さらに保存剤を含む、好ましくはリン酸および/またはソルビン酸カリウムを含むこと
を特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の組成物。
さらにカロテノイド以外の酸化防止剤を含む、好ましくはポリリン酸アスコルビルおよび/またはブチル化ヒドロキシトルエンを含むことを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の組成物。
粒子状の物質をさらに含むことを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の組成物。
飼料の表面構造を変えることができる酵素をさらに含むことを特徴とする請求項1〜19
のいずれかに記載の組成物。
1つ以上のカロテノイドを含有することがある請求項1〜20のいずれかに記載の組成物。
前記組成物が請求項1〜21のいずれかに記載の組成物であることを特徴とする、飼育さ
れている生物種の食餌の栄養を強化するための組成物。
前記の飼育されている生物種が魚類であり、好ましくは養殖魚類、観賞用の魚類または水族館の魚類であることを特徴とする請求項22に記載の組成物。
前記組成物を、飼料に組み込まれることを特徴とする請求項22または23に記載の組成物。
請求項1〜22のいずれかに記載の組成物に、飼料を浸漬することを含むことを特徴とす
る飼料の栄養を強化するための方法。
前記飼料は解凍し、または解凍されることを特徴とする請求項25に記載の方法。
前記飼料を、凍結に先立って前記組成物に浸漬することを特徴とする請求項25に記載の方法。
請求項1〜21のいずれかに記載の組成物を、飼料に吹き付けることを含むことを特徴と
する飼料の栄養を強化するための方法。
加工飼料を製造する前またはその間に、請求項1〜21のいずれかに記載の組成物を添加
することを含むことを特徴とする飼料の栄養を強化するための方法。
飼料に、請求項1〜21のいずれかに記載の組成物を注入することを含むことを特徴とす
る飼料の栄養を強化するための方法。
生きている飼料の周囲または食餌に、請求項1〜21のいずれかに記載の組成物を添加す
ることを含むことを特徴とする飼料の栄養を強化するための方法。
動物に直接、請求項1〜21のいずれかに記載の組成物を投与するか、あるいは動物用の
飼料の栄養強化を通じて、動物の皮膚の色を維持するかまたは回復する方法。
請求項1〜21のいずれかに記載の組成物を含む、飼料の栄養強化のためのキット。
飼料の表面構造および/または飼料を変えることができる酵素をさらに含むさらに含むことを特徴とする請求項33に記載のキット。
さらに減圧または加圧の装置を含むことを特徴とする請求項33または34に記載のキット。
請求項1〜21のいずれかに記載の組成物を含むことを特徴とする飼料。
実質的に、請求項1〜36のいずれかに記載の組成物。
実質的に、請求項1〜37のいずれかに記載の組成物を含む飼料。
実質的に、請求項33〜35のいずれかに記載されたキット。

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