JP2005530938A - 多成分スパンボンドウェブおよびそのラミネート - Google Patents

多成分スパンボンドウェブおよびそのラミネート Download PDF

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Abstract

ポリエステル成分およびポリエチレン成分を含む連続の多成分フィラメントから形成される、スパンボンド不織布が提供される。このポリエチレン成分は、高密度ポリエチレンと第1の線状低密度ポリエチレンとのブレンド物である。このスパンボンドフィラメントは、ポリエステル成分をコア、ポリエチレン成分をシースとした、シース・コア配置で形成されるのが好ましい。多成分スパンボンド層とメルトブローン層とを含み、そのメルトブローン繊維が第2の線状低密度ポリエチレンを含む、複合シートが提供される。この線状低密度ポリエチレンは、エチレンとアルファ−オレフィンコモノマーとを重合させることにより形成させ、ここで、第1および第2の線状低密度ポリエチレンのそれぞれにおいて同一のコモノマーを使用するのが好ましい。

Description

本発明は、柔軟で、ドレープ性および強度があり、そしてガンマ線照射を用いた殺菌が必要とされる医療用途で使用することが可能な、多成分スパンボンド不織布およびその複合材料シートに関する。
多成分繊維を含んでなる不織布は、当業者には公知である。たとえば、スギハラ(Sugihara)らによる特許文献1には、50〜100重量パーセントの直鎖低密度ポリエチレンと50〜0%のまた別な種類のポリエチレンとからなるポリエチレン樹脂組成物の第1成分と、第1の成分中のいずれのポリエチレンよりも30℃もしくはそれ以上高い融点を有する繊維形成性ポリマーの第2成分とからなる、ホットメルト接着複合材料繊維の繊維凝集体を形成することにより得られる不織布が記載されている。その不織布は、カーディング法、エアレイ法、乾式パルプ法、および湿式製紙法などのようなプロセスによって調製されるとの記載がある。テーバー(Tabor)らによる特許文献2には、2成分繊維とそれからの不織布の調製法が記載されていて、そこでは加熱接着条件下で、(a)少なくとも1種の高性能ポリマーたとえばポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、ナイロンなどである第1の成分と、(b)オレフィン性であり、繊維表面の少なくとも一部を形成する第2の成分と、を接触させることによって調製するが、その特徴は、その第2の成分にペンダントしたコハク酸または無水コハク酸基を有する少なくとも1種のグラフト化オレフィン系ポリマーを含むことにある。第2の成分には少なくとも1種のグラフト化エチレンポリマーを含んでなるのが好ましい。酸含有グラフト化線状エチレンポリマーまたはポリマーブレンド物を含んでなるフィラメントは、染色することが可能である。
スパンボンド層とメルトブローン層とを含んでなる多層不織ラミネート、たとえばスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(「SMS」)不織布は、当業者には公知である。SMS不織ラミネートにおいては、外側層が、複合材料全体の強度に寄与するスパンボンド不織ウェブであり、それに対して中心層またはコア層が、バリヤー性を付与するためのメルトブローンウェブを含んでなる。同様にして、スパンボンドまたはメルトブローンウェブの追加の層を含んでなる複合不織布を調製することも可能で、たとえば、スパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド(「SMMS」)不織布がある。テラカワ(Terakawa)らによる特許文献3には、(a)低融点樹脂成分と高融点樹脂成分とからなり、その低融点樹脂がスパンボンド繊維の表面の少なくとも一部を形成している、複合連続フィラメントスパンボンド不織布と、(b)繊維の直径が10μmもしくはそれ以下で、低融点樹脂と高融点樹脂とからなり、その低融点樹脂がメルトブローン繊維の表面の少なくとも一部を形成している、複合メルトブローン超微細繊維不織布とを含んでなる、多層不織布が記載されている。それぞれの不織布層の中の繊維は、加熱溶融される。複合フィラメントまたは繊維を調製するために使用可能な繊維の組合せ例を挙げれば、高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、高密度ポリエチレン/ポリ(エチレンテレフタレート)、および線状低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレン/ポリプロピレンとの混合物などがある。複合繊維は、シース・コア、サイド・バイ・サイド、多層などの形態とすることができる。
ある種の不織布の最終用途、たとえば医療用衣服などでは、不織布が良好な強度とバリヤー性を有していながら、できるだけ柔軟で、ドレープ性があることが望ましい。医療用の最終用途ではさらに、不織布が、ガンマ線照射を用いて殺菌できるポリマーの繊維で作られていることが望ましい。SMS布は従来からポリプロピレン系のものであったが、ガンマ線照射で殺菌することができないという限界があった。その理由は、殺菌工程にかけると布が変色し、強度も低下するからである。さらに、ポリプロピレン系の布をガンマ線照射すると、不快臭が発生する。照射による殺菌は、医療業界全般において一般的に実施されているので、このことはポリプロピレン系のSMS布にとっては重大な問題となる。
米国特許第4,477,516号明細書 米国特許第5,372,885号明細書 米国特許第6,187,699号明細書
強度、バリヤー性、ドレープ性および柔軟性のバランスが改良され、ガンマ線照射による殺菌が可能であるが、それによって布の性能が顕著に劣化することがなく、および/または不快臭を発生しないような、安価な不織布に対する要望は依然として残っている。
本発明の1つの実施態様は、スパンボンド不織布であって、断面、長さおよび外周表面を有する連続の多成分フィラメントを含んでなり、前記多成分フィラメントの断面を横断する実質的に別々のゾーンの中に配列され、前記多成分フィラメントの長さ方向に実質的に連続的に延在するポリエステル成分およびポリエチレン成分を含んでなり、前記多成分フィラメントの外周表面の少なくとも一部はポリエチレン成分を含んでなり、そして、前記ポリエチレン成分は、線状低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンとのブレンド物を含んでなり、前記高密度ポリエチレンはポリエチレン成分の50重量パーセントより多い量で存在している。
本発明のまた別の実施態様は、第1の側面および反対側の第2の側面を有する第1層;および第1層の第1の側面に貼り付けられた第2層であって、連続の多成分フィラメントのスパンボンドウェブを含んでなり、多成分フィラメントは断面、長さ、および外周表面を有し、そして多成分フィラメントの断面を横断する実質的に別々のゾーンの中に配列され、かつ多成分フィラメントの長さ方向に実質的に連続的に延在する、ポリエステル成分およびポリエチレン成分を含んでなり、ポリエチレン成分は線状低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンとのブレンド物を含んでなり、多成分フィラメントの外周表面の少なくとも一部はポリエチレン成分を含んでなる、第2層を含んでなる複合シートに関する。
本発明は、多成分連続フィラメントスパンボンドウェブおよびそれからの複合材料に関する。その多成分スパンボンドウェブは、ポリエステル成分およびポリオレフィン成分を含むフィラメントを含んでなる。前記ポリオレフィン成分は、第1の線状低密度ポリエチレンおよび高密度ポリエチレンを含んでなる。ポリエステル成分がその2成分繊維に強度を与えるのに対し、ポリエチレン成分は柔らかな手触りを与え、繊維の総合的な曲げ弾性率を低下させる。好ましい実施態様においては、多成分スパンボンドウェブの2つの層は、多成分メルトブローンウェブの反対側の側面に接着されるが、ここでその多成分メルトブローン繊維は、第2の線状低密度ポリエチレンを含んでなる。この第1および第2の線状低密度ポリエチレンは、エチレンとアルファ−オレフィンのコポリマーである。第1および第2の線状低密度ポリエチレンを調製するのに、同一のアルファ−オレフィンを使用するのが好ましい。本発明の多成分スパンボンド不織布は、照射殺菌することが可能である。ガンマ線照射を用いて布の殺菌を行ったときに、布の強度の低下を起こさず、布の外観が顕著に変化せず、不愉快な臭気を発生させない場合には、その布は「照射殺菌が可能である」と考える。
高密度ポリエチレンは一般に、慣用のスパンボンドプロセスにおいて容易に紡糸でき、紡糸中に放出される揮発性物質のレベルも非常に低く、紡糸装置には実質的に堆積物は生成しない。しかしながら、高密度ポリエチレンは一般に比較的剛直なフィラメントを生成し、そのために、スパンボンドプロセスの際に捕集表面上にフィラメントを均一にレイダウンさせることが困難となり、固い手触りを有する不均一なスパンボンドウェブが得られることになる。その上、高密度ポリエチレンフィラメントの接着ウィンドウは幾分せまい。本明細書で用いるとき、「接着ウィンドウ(bonding window)」という用語は、有効な接着が得られる温度(たとえば、スパンボンドウェブを接着させるときに使用されるカレンダーロールの温度)の範囲を意味する。高密度ポリエチレンではこの接着ウィンドウが、典型的には約125℃〜133℃である。125℃よりも低いと、高密度ポリエチレンが溶融接着するほどの高温にならず、また133℃を超えると、過度に溶融してしまう。
線状低密度ポリエチレンは一般に、高密度ポリエチレンの場合よりも広い、約100℃〜125℃の接着ウィンドウを有していて、望ましい柔らかな手触りのスパンボンドウェブを形成する。しかしながら、線状低密度ポリエチレンからスパンボンドウェブを形成させることでも問題があって、紡糸口金から線状低密度ポリエチレンを押し出す際に高レベルの揮発性物質が発生し、そのため、紡糸口金面、クエンチダクト面およびドロージェットの内側に堆積物が発生する原因となる。高レベルの堆積物が発生すると、スパンボンドプロセスを頻繁に停止させて、装置からそれらの堆積物を除去する必要があるので、生産性が低下する。
ポリエステルのコアとポリエチレンのシースとを含んでなり、ここでそのポリエチレンのシースが比較的高レベルの高密度ポリエチレンを線状低密度ポリエチレンとブレンドしたものを含んでなる、連続2成分のシース/コア・スパンボンドフィラメントから形成される本発明のスパンボンド不織布が、思いがけないことには、ポリエステルのコアと100%線状低密度ポリエチレンのシースからなるシースとを有する2成分スパンボンドフィラメントから製造したスパンボンド不織布と同等の性質、たとえばドレープ性や柔軟性を有していて、しかも上述のような、紡糸における高密度ポリエチレンの有利さを保持していることが、見いだされた。本発明のスパンボンド不織布はさらに、ポリエステルのコアと100%高密度ポリエチレンのシースとを有する2成分スパンボンドフィラメントから作ったスパンボンド不織布よりも、高いグラブ法引張強さおよび耐摩耗性を有している。本発明のスパンボンド層での接着ウィンドウは通常、約110℃〜130℃である。高密度ポリエチレンと線状低密度ポリエチレンのブレンド物を使用することにより、高密度ポリエチレンの方が一般に線状低密度ポリエチレンよりも安価であるために、線状低密度ポリエチレンのみを使用している場合に比較すると、多成分スパンボンド不織布のトータルコストを低下させることができる。
本明細書で用いるとき、「線状低密度ポリエチレン」(LLDPE)という用語は、密度が約0.955g/cm未満、好ましくは0.91g/cm〜0.95g/cmの範囲、より好ましくは0.92g/cm〜0.95g/cmの範囲の密度を有する、線状エチレン/α−オレフィンコポリマーを指す。本発明において使用される線状低密度ポリエチレンは、エチレンを少量のアルファ,ベータ−エチレン性不飽和アルケンコモノマー(α−オレフィン)と共重合させることによって調製されるが、このα−オレフィンコモノマーは、α−オレフィン1分子あたり3〜12個の炭素、好ましくはα−オレフィン1分子あたり4〜8個の炭素を有する。本発明で有用なLLDPEを製造するために、エチレンと共重合させることが可能なアルファ−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、またはそれらの混合物が挙げられる。α−オレフィンが1−ヘキセンまたは1−オクテンであるのが好ましい。そのようなポリマーは「線状」と呼ばれるが、その理由は、メインポリマーの「主鎖」からペンダントしている重合されたモノマーの分岐鎖が実質的に無いからである。α−オレフィンコモノマーの量は一般に、ポリマー分子上にアルキル分岐鎖が存在するために、ポリマーの密度がLLDPEについて上に述べた範囲内に入るのに充分な量とするが、それでもそのポリマーは依然として「線状」に分類される。本発明において有用な線状低密度ポリエチレンは、チーグラー・ナッタ(Ziegler Natta)触媒またはメタロセン触媒のいずれかを使用して調製することができるが、チーグラー・ナッタ(Ziegler Natta)触媒を用いて調製したものが好ましい。市販されている好適なLLDPEの例を挙げれば、ダウ・ケミカル・カンパニー(Dow Chemical Company)から入手可能な、たとえば、アスパン(ASPUN)タイプ6811A(密度0.923g/cm)、ダウ(Dow)LLDPE2500(密度0.923g/cm)、ダウ(Dow)LLDPEタイプ6808A(密度0.940g/cm)、エンゲージ(ENGAGE、登録商標)(ダウ・ケミカル・カンパニー(Dow Chemical Co.))ならびに、エクソン・ケミカル・カンパニー(Exxon Chemical Company)からのイグザクト(EXACT、登録商標)およびエクシード(EXCEED、商標)シリーズのLLDPEポリマー、たとえばイグザクト(Exact)2003(密度0.921g/cm)などがある。
本明細書で用いるとき、「高密度ポリエチレン」(HDPE)という用語は、少なくとも約0.94g/cm、好ましくは約0.94g/cm〜約0.965g/cmの密度を有するポリエチレンホモポリマーを指す。
本明細書で用いるとき、「ポリエステル」という用語は、繰り返し単位の少なくとも85%が、ジカルボン酸とジヒドロキシアルコールからの縮合生成物であり、エステル単位の生成により作られた結合を有するポリマーを包含することを意図している。これに含まれるのは、芳香族、脂肪族、飽和、不飽和の二酸およびジ−アルコールである。本明細書で用いるとき、「ポリエステル」という用語にはさらに、コポリマー(たとえば、ブロック、グラフト、ランダムおよび交互コポリマー)、ブレンド物、およびそれらの変性物も含まれる。ポリエステルの一般的な例としてはポリ(エチレンテレフタレート)(PET)が挙げられるが、これはエチレングリコールとテレフタル酸の縮合生成物である。
本明細書で用いるとき、「メルトブローン繊維」という用語は、溶融加工可能なポリマーを、複数の毛管を通過させて、溶融させた糸またはフィラメントとして高速加熱ガス(たとえば、空気)の気流中に押し出すことによって形成される繊維を意味している。高速ガス気流が、溶融させた熱可塑性ポリマー材料のフィラメントを繊細化して、その直径を約0.5〜10ミクロンにまで低下させる。メルトブローン繊維は通常不連続繊維であるが、連続とすることも可能である。高速ガス気流によって運ばれるメルトブローン繊維は一般に、捕集表面の上に堆積して、ランダムに分散された繊維のメルトブローンウェブを形成する。
本明細書で用いるとき、「スパンボンド」フィラメントという用語は、溶融させた熱可塑性ポリマー材料を、紡糸口金の複数の微細な毛管からのフィラメントとして押し出し、次いで延伸させることにより、その押し出したフィラメントの直径を急速に低下させることによって形成されるフィラメントを意味する。スパンボンドフィラメント一般に連続で、通常その平均直径は約5ミクロンより大きい。本発明のスパンボンドフィラメントの平均直径は、好ましくは約7〜15ミクロン、より好ましくは約10〜15ミクロンである。スパンボンド不織布またはウェブは、スパンボンドフィラメントを孔あき金網またはベルトのような捕集表面の上にランダムに重ねることによって形成される。スパンボンドウェブは、ホットロールカレンダリング、スルーエアー接着(through air bonding、通常多成分スパンボンドウェブに適用される)、あるいはウェブを高圧の飽和水蒸気チャンバーを通すなど、当業者公知の方法により接着させることができる。たとえば、ウェブを、スパンボンド不織布の幅方向に設けた複数の加熱接着ポイントで、加熱点接着することもできる。
本明細書で用いるとき、「不織布、シートまたはウェブ」という用語は、ランダムに配置されて、編み物または織布の場合とは対照的に、明瞭なパターンを持たない平面状の材料を形成している、個々の繊維、フィラメント、または糸の構造を意味する。
本明細書においては「フィラメント」という用語は、連続フィラメントを指しており、それに対して「繊維」という用語は、本明細書で用いるとき、連続または不連続のいずれかの繊維を指している。
本明細書で用いるとき、「多成分フィラメント」および「多成分繊維」という用語は、少なくとも2種の異なったポリマーからなり、同時に紡糸して単一のフィラメントまたは繊維を形成している、各種のフィラメントまたは繊維を指している。その多成分繊維またはフィラメントが2成分繊維またはフィラメントであって、多成分繊維の断面の方向で個別のゾーンに配置され、繊維の長さ方向に延在している2種の異なったポリマーから作られているのが、好ましい。本発明の多成分スパンボンド繊維では、少なくとも2種のポリマー成分のそれぞれが、多成分繊維の断面の方向で個別に実質的に一定の位置にあるゾーンの中に配置され、繊維の長さ方向に実質的に連続で延在しているのが好ましい。多成分繊維は、ポリマー材料の均質な溶融ブレンド物から押し出した繊維とは、区別される。本発明において有用な多成分繊維およびフィラメントとしては、シース・コアおよびサイド・バイ・サイド繊維が挙げられる。
本明細書で用いるとき、「多成分ウェブ」という用語は、多成分フィラメントまたは多成分繊維を含んでなる不織ウェブを指す。本明細書で用いるとき、「2成分ウェブ」という用語は、2成分フィラメントまたは2成分繊維を含んでなる不織ウェブを指す。この多成分ウェブおよび2成分ウェブは、多成分繊維と単一成分の繊維とのブレンド物を含んでなっていてもよい。本明細書で使用される「単一成分メルトブローンウェブ」という用語は、繊維の長さ方向に配列された複数のポリマーの異なったゾーンから形成されるものとは対照的に、単一のポリマーまたは実質的に均質なポリマーブレンド物から形成されるメルトブローンウェブを指す。
スパンボンドフィラメントのポリエチレン成分は、約10〜60重量パーセントの線状低密度ポリエチレンと、約40〜90重量パーセントの高密度ポリエチレンとを含んでなるのが好ましい。好ましい実施態様においては、そのポリエチレン成分は、50重量パーセントより多くの高密度ポリエチレンを含んでなる。スパンボンドフィラメントのポリエチレン成分が、約10〜40重量パーセントの線状低密度ポリエチレンと、約60〜90重量パーセントの高密度ポリエチレンとを含んでなるのが、より好ましい。
ポリマーブレンド物には、その他通常使用される添加剤を加えてもよく、そのようなものとしては染料、顔料、抗酸化剤、UV安定剤、紡糸仕上げ剤などがある。高密度ポリエチレンと線状低密度ポリエチレンとは、スパンボンド工程中で押出しの前に互いにブレンドすることができるが、それにはメルトブレンド、ドライブレンドのいずれを用いてもよい。メルトブレンドは、混合押出機、ブラベンダーミキサー、バンバリーミキサー、ロールミルなどのような通常のブレンド装置を用いて実施することができる。メルトブレンド物は押出しすることが可能で、その押出し物を切断してペレットとし、それをスパンボンド工程にフィードする。それとは別な方法で、個々のポリエチレンのペレットをドライブレンドし、ペレットのブレンド物としてスパンボンド工程にフィードすることができるが、それぞれの成分のペレットは、高密度ポリエチレンと線状低密度ポリエチレンとが所望の比になるような速度で計量仕込みする。高密度ポリエチレンおよび線状低密度ポリエチレンのメルトインデックスは、好ましくは約10〜40g/10分の範囲(ASTM D−1238に従って測定;2.16kg、190℃)、より好ましくは約15〜30g/10分の範囲である。
多成分スパンボンド不織布において使用するのに適したポリエステルとしては、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)、およびそれらと5−スルホイソフタル酸とのコポリマーなどが挙げられる。好ましい実施態様においては、そのポリエステル成分は、初期固有粘度(starting intrinsic viscosity)が0.4〜0.7dl/g(ASTM D 2857に従って測定、25容積%のトリフルオロ酢酸と75容積%の塩化メチレンを使用、30℃、毛管粘度計中)、より好ましくは0.5〜0.6dl/gのポリ(エチレンテレフタレート)である。
本発明のスパンボンド不織布を調製するために使用するポリエステル成分およびポリエチレン成分は、ポリエチレン成分の方がポリエステル成分よりも低い融点を有していて、スパンボンドウェブの加熱接着が促進されるように選択する。ポリエチレン成分の中のLLDPEとHDPEのそれぞれが、ポリエステル成分の融点よりも少なくとも30℃低い融点を有しているのが好ましい。
本発明の好ましい実施態様においては、SMS複合不織布が形成されるが、ここで、前記スパンボンド層は、コアにポリエステル成分を、シースにポリエチレンブレンド物を持つシース・コア配置を有する2成分スパンボンドフィラメントを含んでなり、前記メルトブローン層は、サイド・バイ・サイド配置となった2成分メルトブローン繊維を含んでなる。この多成分シース・コア配置のスパンボンドフィラメントは、同心円的断面であっても、横方向に偏心した断面を有していてもよい。
本発明において有用な多成分連続フィラメントスパンボンドウェブは、当業者公知のスパンボンド法を使用して調製することができる。スパンボンドフィラメントは一般に円形であるが、その他各種の形状(たとえば、楕円形、三裂形または多裂形、扁平、中空など)や配置(たとえば、対称シース・コア、偏心シース・コア、サイド・バイ・サイドなど)をとることもできる。本発明の好ましい実施態様においては、そのスパンボンドフィラメントは、シースがHDPEとLLDPEとのブレンド物を含んでなりコアがポリエステルを含んでなる、シース・コアフィラメントである。サイド・バイ・サイドのスパンボンドフィラメントを使用することも可能である。サイド・バイ・サイドのフィラメントを紡糸する際に、ポリエステル成分またはポリエチレン成分中に添加剤を加えて、2つの成分の間の接着力を改良し、またスパンボンドシートの取り扱い中にそれらの成分が分離することを防ぐようにするのが、望ましい。たとえば、デラウェア州ウィルミントン(Wilmington,DE)のデュポン(DuPont)から入手可能なエルバロイ(Elvaloy、登録商標)エチレンアクリレートコポリマーをポリエチレン成分に添加して、ポリエステル成分への接着性を向上させることができる。
複合シートを形成させることなくスパンボンド不織布を使用するような最終用途、たとえば工業用の保護衣、拭い布、フィルター、包装材料、椅子張り材料などでは、スパンボンド不織布の基本重量(basis weight)は、好ましくは1.5〜7.0オンス/平方ヤード(51〜238g/cm)、より好ましくは約1.8〜5.0オンス/平方ヤード(61〜170g/cm)、最も好ましくは約1.8〜3.0オンス/平方ヤード(61〜102g/cm)である。しかしながら、たとえば1つもしくはそれ以上のメルトブローン層と組み合わせたり、フィルムと組み合わせて、複合シートとして使用する場合には、個々のスパンボンド層の基本重量はもっと低くすることができ、たとえば基本重量が約0.3〜0.9オンス/平方ヤード(10〜31g/cm)、好ましくは約0.5〜0.7オンス/平方ヤード(17〜24g/cm)のものが一般に、複合シートでは有用である。
本発明の多成分スパンボンド不織布は、他の層、たとえばフィルムや他の不織布層と接着させて、多層複合シートを形成させることも可能である。たとえば、多成分スパンボンド不織布を接着させて、通気性マイクロポーラスフィルムとすることもできる。マイクロポーラスフィルムは当業者には公知のもので、たとえば、ポリオレフィン(たとえば、ポリエチレン)と微粒子状の充填剤とから形成されるようなものである。好ましい実施態様においては、複合シートを、2枚の本発明の多成分スパンボンド不織布の間に挟み接着させたメルトブローンウェブを用いて形成する。そのメルトブローンウェブは、単一成分のメルトブローンウェブであっても多成分メルトブローンウェブであってもよいが、そのメルトブローン繊維は線状低密度ポリエチレンを含んでなる。そのメルトブローン繊維は、少なくとも60重量パーセントの線状低密度ポリエチレンを含んでなるのが好ましい。たとえば、メルトブローン繊維は、100%線状低密度ポリエチレンから作ることもできるし、あるいは、約60〜100重量パーセントの線状低密度ポリエチレンと、約0〜40重量パーセントの高密度ポリエチレンとのブレンド物から作ることもできる。メルトブローン層に使用する線状低密度ポリエチレンは、単一または複数のスパンボンド層の線状低密度ポリエチレンを形成させるのに使用されたのと同じα−オレフィンコモノマーを使用して形成させるのが好ましい。α−オレフィンコモノマーは、メルトブローン層のLLDPEの中とスパンボンド層のLLDPEの中では、異なった量で存在していてもよい。逆に、メルトブローン層中に使用されるLLDPEが、スパンボンド層中に使用される同一のLLDPEを含んでなっていてもよい。
本発明の好ましい実施態様においては、複合不織布シートは、線状低密度ポリエチレンを含んでなるポリエチレン成分を含んでなる2成分メルトブローンウェブを、2枚の本発明の2成分スパンボンドウェブの間に挟む工程、そして、前記層を合わせて接着する工程により、形成される。好ましくは、その2成分メルトブローンウェブは、線状低密度ポリエチレン成分を含んでなるポリエチレン成分とポリエステル成分とを含んでなるメルトブローン繊維を含んでなり、メルトブローン繊維はメルトブローダイを使用して紡糸されるが、そのダイの中で、その2つの成分がサイド・バイ・サイド配置を有するメルトブローオリフィスから紡糸される。ポリエチレン成分は、メルトブローンウェブの7%〜99容積%を含んでなるのがよい。ポリエチレン成分がメルトブローンウェブの7%〜50容積%を含んでなり、ポリエステル成分がメルトブローンウェブの50%〜93容積%を含んでなるのが、好ましい。ポリエチレン成分がメルトブローンウェブの15%〜40容積%を含んでなり、ポリエステル成分がメルトブローンウェブの60%〜85容積%を含んでなるのが、より好ましい。ポリエチレン成分がメルトブローンウェブの20%〜30容積%を含んでなり、ポリエステル成分がメルトブローンウェブの70%〜80容積%を含んでなるのが、最も好ましい。
本発明のSMS複合シートは、その基本重量が、1.3〜3.5オンス/平方ヤード(44〜119g/cm)、好ましくは約1.5〜2.5オンス/平方ヤード(51〜85g/cm)、最も好ましくは約1.6〜2.0オンス/平方ヤード(54〜68g/cm)であり、そのフラジール(Frazier)通気性が10〜70ft/分/ft(3〜21cm/分/cm)の範囲、好ましくは12〜40ft/分/ft(4〜12cm/分/cm)の範囲、最も好ましくは15〜35ft/分/ft(5〜11cm/分/cm)の範囲であり、その静水頭が、35〜150cmHOの範囲、好ましくは45〜120cmHOの範囲、最も好ましくは55〜100cmHOの範囲である。
本発明の複合シートを形成するのに有用なメルトブローンウェブは、当業者公知の方法を使用して調製することができる。メルトブローダイは一般に、ダイの面を横切って直線状に配列された複数のメルトブローダイオリフィスを含んでなる。場合により別なポリエチレンポリマーおよび慣用される安定剤とブレンドした、線状低密度ポリエチレンを通常の押出機内で溶融させ、メルトブローダイを通して押出し、次いで加圧ガス(通常は加熱空気または不活性ガス)を用いて繊細化して、ガスで運ばれる(gas−borne)繊維の流れを形成させる。ガスで運ばれる複数の繊維の流れが、メルトブローダイ中の押出しオリフィスを通過して押し出され、メルトブローダイの下に位置する移動中の捕集表面、たとえば孔あきベルトまたはその他の布、の幅全体に広がる、メルトブローン繊維のカーテンを形成する。捕集表面を、メルトブローンウェブをその上に捕集する捕集表面の下に位置する、1つもしくはそれ以上の真空チャンバーにフィットさせることもできるが、その真空の役目は、空気または不活性ガス気流が捕集表面を通過できるようにし、そして捕集表面の上に堆積した繊維と分離することである。ウェブは、場合により、1対のロールで形成される隙間を通過させて、メルトブローン繊維を互いにプレスしてもよいが、捕集表面の上に堆積すると粘着性のメルトブローンウェブを形成するので、この操作は場合によってでよい。
多成分、あるいは簡単のため2成分のメルトブローンウェブを形成する場合には、2種の異なったポリマー成分を並置した押出機の中で溶融させ、ダイの中のプレートで互いに分断したポリマー流路に、それぞれ別途に計量押出しをする。異なったポリマー成分の内の1つは、線状低密度ポリエチレンを含んでなる。次いで2種の異なったポリマー成分を押出しオリフィスに供給し、そこでそれらは加熱したガスのジェット気流中に押し出される。それとは別な方法で、ポリマー成分を既に層になった形態で、紡糸用ブロックのキャビティ部分の中に供給し、そこから毛管オリフィスに多成分ポリマーの流れを供給することもできる。
2成分メルトブロー法は、前合流(pre−coalescent)ダイか後合流(post−coalescent)ダイのいずれかを用いて実施することが可能であるが、前合流ダイでは、押出しオリフィスから押出しする前に接触させるし、後合流ダイでは、別種のポリマー成分を別な押出しオリフィスを通過させて押出し、毛管を出た後に接触させて2成分繊維を形成させる。
メルトブローンフィラメントは、通常は、繊細化工程の間に折損されて不連続な繊維となるが、連続とすることも可能である。好ましい実施態様においては、このメルトブローン繊維は本発明のスパンボンド層の上に堆積させて、多成分メルトブローンウェブ層を作る。当業者のよく理解するところであるが、メルトブローンウェブの多層を形成させることは可能であり、また、前記の(単一または複数の)メルトブローン層の上に本発明による別のスパンボンド層を形成させて、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド層のサンドイッチ構造を作ることも可能である。
次いでその複合布多層を加熱により相互に接着させることができる。本発明の複合SMSシートを加熱接着させるには、加熱接着温度を110℃〜130℃の範囲、接着圧力を350〜700N/cmとするのが適していることが見いだされた。接着は、布の通気性とバリヤー性の両方が維持されるような方法で実施するのが好ましい。たとえば、接着温度と圧力は、メルトブローン層の中に、複合シートのバリヤー性を低下させる可能性があるピンホールが生成しないような条件を選択すべきである。複合シートの層を接着させるまた別な方法としては、カレンダー接着、スルーエアー接着、スチーム接着、および接着剤による接着などが挙げられる。たとえば、接着剤を隣接する層の間に飛び飛びのパターンで塗布するか、あるいはその接着剤が通気性接着剤の場合ならば連続層として塗布することができる。
試験方法
これまでの記述および以下に示す実施例においては、下記の試験方法を用いて測定した各種の特性および性質を報告した。ASTMとは、米国材料試験協会(American Society for Testing and Materials)のことを言う。
繊維の直径は、光学顕微鏡法により測定し、その平均値をミクロンの単位で報告した。それぞれのスパンボンドサンプルについて、約100本の繊維の直径を測定して、平均値を求めた。フィラメントあたりのスパンボンドデニールは、繊維径、2成分繊維の中のPETとポリエチレンとの比、およびPETおよびポリエチレンのポリマー密度を用いて計算した。
基本重量は、布またはシートの単位面積あたりの質量の尺度で、ASTM D−3776に従って測定して、g/mの単位で報告したが、このASTMはここに引用することにより、本明細書に取り入れたこととする。
グラブ法引張強さはシートの破壊強さの尺度であって、ASTM D 5034に従って測定し、ニュートンの単位で報告したが、このASTMはここに引用することにより、本明細書に取り入れたこととする。
パーセント伸びは、サンプルが最初に破壊される点で測定したが、それはグラブ法引張強さの測定時に荷重が最大になる点での伸びである。
フラジール通気性は、シートの両面の間に所定の圧力差をかけたときに、シートを通過する空気の流れの尺度であり、ASTM D 737に従って測定し、m/分/mの単位で報告したが、このASTMはここに引用することにより、本明細書に取り入れたこととする。
静水頭(hydrostatic head)は、本明細書では水頭(hydrohead)と呼ぶこともあるが、静圧条件下での液体の水の浸透に対するシートの抵抗性の尺度である。この試験はAATCC−127に従って実施し、センチメートルの単位で報告したが、この試験法はここに引用することにより、本明細書に取り入れたこととする。本出願においては、各種のシート例について非支持での静水頭圧力を測定したので、この方法では、シートが充分な数の強度のある繊維を含んでいない場合には、測定不能となった。したがって、非支持での静水頭圧力が単に存在すること自体が、そのシートが、その静水頭圧力に耐えるだけの固有の強度を有していることを示している。
耐摩耗性は、布を親指と人差し指との間に挟んで数回物理的にこすった後で、その布の表面を目視により観察して定性的に評価した。「毛羽立ち(fuzz)」(すなわち、布の表面からほぐれた繊維が飛び出している状態)のできたサンプルには「不可」の評価を与え、毛羽立ちをまったく示さないサンプルには「優」の評価を与えた。
実施例1
この実施例では、ポリエチレン成分とポリエステル成分とからの、本発明によるスパンボンド2成分布の調製を示すが、このものは、ポリエチレン成分をシースとしたシース・コアの2成分フィラメントを形成するように紡糸した。このポリエチレン成分は、高密度ポリエチレンと線状低密度ポリエチレンとのブレンド物から作ったものである。その高密度ポリエチレンは、メルトインデックスが18g/10分(ASTM D−1238に従って測定、2.16kg、190℃)、密度が0.954g/cmのもので、エクイスター・ケミカルズ(Equistar Chemicals)からHDPE H−5618として入手可能である。その線状低密度ポリエチレンは、エチレンと1−オクテンのコポリマーで、メルトインデックスが27g/10分、密度が0.940g/cmのものであって、ダウ(Dow)からアスパン(Aspun、登録商標)6811Aとして入手可能である。HDPEポリマーとLLDPEポリマーのペレットを、60重量%HDPEと40重量%LLDPEの比率でドライブレンドした。そのポリエステル成分は、ポリ(エチレンテレフタレート)で、試験表の固有粘度が0.53dl/gのものであって、デュポン(DuPont)からクライスター(Crystar、登録商標)ポリエステル(マージ(Merge)4449)として入手可能である。押出しにかける前に、そのポリ(エチレンテレフタレート)樹脂をホッパードライヤー中で、空気温度120℃で乾燥させて、ポリマーの水分含量を50ppm未満にしておいた。
別々の押出機の中で、LLDPEとHDPEのブレンド物は250℃に加熱、ポリ(エチレンテレフタレート)は290℃に加熱した。この2種のポリマー流れを別個に押し出し、スピンパック組立物に計量仕込みすると、そこで2つの溶融流れが別個に濾過されてから、分配プレートのスタックを通過しながら組み合わされ、コアがポリ(エチレンテレフタレート)を含んでなり、シースがLLDPEとHDPEのブレンド物を含んでなる、シース・コアフィラメントの複数の列ができる。そのスピンパック組立物は、全部で2016本の円形のシース・コア押出し毛管(28列で、各列72本の毛管)からなっていた。スピンパック縦方向の幅は11.3cm、横方向は50.4cmであった。押出し毛管のそれぞれの直径は0.35mm、長さは1.40mmであった。このスピンパック組立物を295℃に加熱し、ポリマーの溶融流れをそれぞれの毛管を通過させることにより紡糸したが、全ポリマー処理量速度は1.0g/孔/分であった。この繊維は、ポリ(エチレンテレフタレート)が62容積パーセント、HDPEとLLDPEとのブレンド物が38容積パーセントであった。
フィラメントが毛管から出たらすぐに、それらを長さ19インチ(48.3cm)におよぶ直交流空気クエンチの中で冷却した。長方形のスロットジェットを用いて、繊細化のための力を繊維の束に与えた。紡糸口金の面からスロットジェットの入口までの距離は、25インチ(63.5cm)であった。
スロットジェットから出てくる繊維は、約75m/分の速度で移動している成形ベルトの上に捕集した。ベルトの下に真空を作って、繊維がベルトに留められるのを助けた。次いでその繊維を、対になったエンボッサーとアンビルロールの間に形成されたニップの中で、加熱接着させたが、ロールは両方とも128℃に加熱し、ニップ圧力は400ポンド/直線インチ(700N/cm)であった。次いで加熱接着されたシートをロールに巻いた。シートの性質と紡糸性能は、下記の表1にまとめた。
比較例1A
スパンボンド2成分シートを実施例1の方法を用いて作成さたが、ただし、用いたポリエチレン成分はメルトインデックスが27g/10分の100%LLDPEで、ダウ(Dow)からアスパン(Aspun、登録商標)6811Aとして入手可能なものである。スパンボンドシートを、対になったエンボッサーとアンビルロールの間で接着させたが、ロールは両方とも110℃に加熱し、200ポンド/直線インチ(350N/cm)のニップ圧力を用いた。シートの性質と紡糸性能は、下記の表1にまとめた。
比較例1B
スパンボンド2成分シートを実施例1の方法を用いて作成さたが、ただし、そのポリエチレン成分はメルトインデックスが18g/10分(ASTM D−1238に従って測定、2.16kg、190℃)で密度が0.956g/cmの100%HDPE(エクイスター・ケミカルズ(Equistar Chemicals)からHDPE H−5618として入手可能)からのもので作り、接着はロール温度120℃、ニップ圧力200ポンド/直線インチ(350N/cm)で実施した。シートの性質と紡糸性能は、下記の表1にまとめた。
表1の結果から、シースにHDPE/LLDPEのブレンド物を使用した場合の紡糸性能は、シースにLLDPEを単独で使用したものに比較すると優れていて、紡糸口金面上、またはクエンチダクトもしくはドロージェット中での堆積物の蓄積がほとんどまたは全く無いのに対して、LLDPE単独の場合には顕著な量の堆積物が発生している、ということが判る。シースにHDPE/LLDPEのブレンド物を使用した場合のグラブ法引張性能は、そのHDPE/LLDPEブレンド物の中ではHDPEが主成分になっているにもかかわらず、シースにHDPEを単独で使用したスパンボンドシートの場合の性能よりははるかに優れている。実施例1(シース中のHDPE/LLDPEが60/40)の布の柔軟性とドレープ性は、例1A(LLDPEシース)の場合の性質と驚くほど類似しており、例1B(HDPEシース)の場合(剛直なシートとなってしまった)の性質よりははるかに良好であった。
Figure 2005530938
実施例2
この実施例においては、2層のスパンボンド層の間に2成分メルトブローンウェブを接着させる方法による、本発明によるSMS複合シートの調製について述べる。このスパンボンド層は、実施例1に従って調製したものであるが、ただし、成形ベルトの速度を約195m/分として、基本重量が0.65オンス/平方ヤード(22g/m)のスパンボンドウェブが得られるようにした。
メルトブローン2成分ウェブは、ポリエチレン成分とポリエステル成分とを使用して作成した。そのポリエチレン成分は、エチレンおよび1−オクテンのコポリマーを含んでなる線状低密度ポリエチレンで、メルトインデックスが150g/10分のもので、ダウ(Dow)からアスパン(Aspun、登録商標)6831Aとして入手可能である。
そのポリエステル成分は、ポリ(エチレンテレフタレート)で、試験表の固有粘度が0.53dl/gのものであって、デュポン(DuPont)からクライスター(Crystar、登録商標)ポリエステル(マージ(Merge)4449)として入手可能である。別々の押出機の中で、LLDPEは260℃に加熱し、ポリ(エチレンテレフタレート)は305℃に加熱して、別個のポリマー流れとして、メルトブローダイ装置に計量仕込みした。これら2つのポリマー流れを、独立してダイ装置の中で濾過してから、ポリマー分配プレートのスタックによって組み合わせて、サイド・バイ・サイド繊維配置とした。ダイは300℃に加熱し、52.4cmのラインの中に624個の毛管開口部を配置した。ポリマーをそれぞれの毛管を通して紡糸し、加圧・加熱空気のジェットを用いて繊細化してメルトブローン繊維を形成させ、ダイの下に位置する移動式成形スクリーン上で捕集して、2成分メルトブローンウェブとしたが、このものは、LLDPEが20重量パーセント、ポリ(エチレンテレフタレート)が80重量パーセントで、その基本重量は17g/mであった。このメルトブローンウェブはロールの上に巻き上げた。
複合不織布シートを調製するために、基本重量が0.65オンス/平方ヤード(22g/m)の実施例1の2成分スパンボンドウェブの層を移動ベルトの上に巻き出した。メルトブローン2成分ウェブも巻き出して、移動しているスパンボンドウェブ上に重ねた。基本重量22g/mのスパンボンドウェブの第2のロールを巻き出して、スパンボンド−メルトブローンウェブの上に重ねて、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドの複合不織ウェブを製造した。この複合ウェブを、いずれも直径が466mmの、彫刻油加熱金属カレンダーロールと平滑油加熱金属カレンダーロールの間で加熱接着させた。この彫刻ロールは、ポイントサイズが0.466mm、ポイント深さが0.86mm、ポイント間隔が1.2mmで、接着面積14.6%の、ダイヤモンドパターンを有するクロムコーティングした非硬化鋼表面を有していた。平滑ロールは、硬化鋼表面を有していた。この複合ウェブを、温度110℃、ニップ圧力200ポンド/直線インチ(350N/cm)、ライン速度50m/分で接着させた。接着させた複合シートはロールの上で捕集した。この複合シートの性質を以下の表2にまとめた。
比較例2A
複合SMS布を、実施例2の記載に従って調製したが、ただし、外側の2層のスパンボンド層は、比較例1A(シースが100%LLDPE)に従って、成形ベルト速度195m/分で調製した。
2成分メルトブローンウェブを、それぞれ基本重量が0.65オンス/平方ヤード(22g/m)の、2層の外側スパンボンド層の間に挟み込んだ。使用した2成分メルトブローンウェブは、実施例2に記載したのと同じ方法で調製した。この複合シートの性質を以下の表2にまとめた。
表2の結果から、シース中にHDPEを比較的高い割合でLLDPEとブレンドした場合でも、複合シートの性質はほとんどまたは全く低下しないということが判る。実施例2のSMS複合シートは、シース中にLLDPEだけを使用したSMS複合シートに比較して、より安価に製造できるであろう。HDPE/LLDPEブレンド物を使用した場合のコスト面でのメリットに加えて、実施例2の複合シートではさらに、上で表1において説明したように、LLDPEに比較してブレンド物の紡糸性能が改良されるというメリットもある。
Figure 2005530938


Claims (29)

  1. スパンボンド不織布であって、断面、長さおよび外周表面を有する連続の多成分フィラメントを含んでなり、そして多成分フィラメントの断面を横断する実質的に別々のゾーンの中に配列され、かつ多成分フィラメントの長さ方向に実質的に連続的に延在するポリエステル成分およびポリエチレン成分を含んでなり、多成分フィラメントの外周表面の少なくとも一部はポリエチレン成分を含んでなり、そして、ポリエチレン成分は、線状低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンとのブレンド物を含んでなり、高密度ポリエチレンはポリエチレン成分の50重量パーセントより多い量で存在している、スパンボンド不織布。
  2. 多成分フィラメントがシース/コア2成分フィラメントであって、コアがポリエステル成分を含んでなり、シースがポリエチレン成分を含んでなる請求項1に記載のスパンボンド不織布。
  3. ポリエステル成分がポリ(エチレンテレフタレート)を含んでなる請求項1に記載のスパンボンド不織布。
  4. ポリエチレン成分が、約10〜40重量パーセントの線状低密度ポリエチレンと、約60〜90重量パーセントの高密度ポリエチレンとを含んでなる請求項1に記載のスパンボンド不織布。
  5. 線状低密度ポリエチレンが、エチレンと、1−オクテン、1−ヘキセンおよび1−ブテンよりなる群から選択されるコモノマーとのコポリマーを含んでなる請求項1に記載のスパンボンド不織布。
  6. コモノマーが1−オクテンである請求項5に記載のスパンボンド不織布。
  7. 線状低密度ポリエチレンがチーグラー・ナッタ触媒を使用して調製される請求項5に記載のスパンボンド不織布。
  8. シースが2成分フィラメントの約10〜90容積パーセントを含んでなり、コアが2成分フィラメントの約90〜10容積パーセントを含んでなる請求項2に記載のスパンボンド不織布。
  9. シースが2成分フィラメントの約30〜45容積パーセントを含んでなり、コアが2成分フィラメントの約55〜70容積パーセントを含んでなる請求項8に記載のスパンボンド不織布。
  10. 多成分フィラメントが7〜15ミクロンの直径を有する請求項1に記載のスパンボンド不織布。
  11. 多成分フィラメントの直径が10〜15ミクロンである請求項10に記載のスパンボンド不織布。
  12. 複合シートであって:
    第1の側面および反対側の第2の側面を有する第1層;および
    第1層の第1の側面に貼り付けられた第2層であって、連続の多成分フィラメントのスパンボンドウェブを含んでなり、多成分フィラメントは断面、長さ、および外周表面を有し、そして多成分フィラメントの断面を横断する実質的に別々のゾーンの中に配列され、かつ多成分フィラメントの長さ方向に実質的に連続的に延在するポリエステル成分およびポリエチレン成分を含んでなり、ポリエチレン成分は線状低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンとのブレンド物を含んでなり、多成分フィラメントの外周表面の少なくとも一部はポリエチレン成分を含んでなる、第2層
    を含んでなる複合シート。
  13. 第1層がメルトブローン繊維のウェブを含んでなる請求項12に記載の複合シート。
  14. メルトブローン繊維が長さおよび外周表面を有し、外周表面が少なくともその一部の上に線状低密度ポリエチレン成分を含んでなる請求項13に記載の複合シート。
  15. 第1層がマイクロポーラスフィルムを含んでなる請求項12に記載の複合シート。
  16. 線状低密度ポリエチレンが、エチレンと、1−オクテン、1−ヘキセンおよび1−ブテンよりなる群から選択されるコモノマーとのコポリマーを含んでなる請求項14に記載の複合シート。
  17. 第1層における線状低密度ポリエチレンと第2層におけるそれが、同一である請求項14に記載の複合シート。
  18. 線状低密度ポリエチレンがエチレンと1−オクテンのコポリマーである請求項17に記載の複合シート。
  19. 第1層が多成分メルトブローン繊維を含んでなる請求項12に記載の複合シート。
  20. 多成分メルトブローン繊維がポリエステル成分をさらに含んでなる請求項19に記載の複合シート。
  21. 多成分メルトブローン繊維がサイド・バイ・サイドの2成分メルトブローン繊維である請求項20に記載の複合シート。
  22. スパンボンドフィラメントが2成分シース・コアフィラメントを含んでなり、シースがポリエチレン成分を含んでなり、そしてコアがポリエステル成分を含んでなる請求項21に記載の複合シート。
  23. ポリエステル成分が、ポリ(エチレンテレフタレート)を含んでなる請求項22に記載の複合シート。
  24. 2成分メルトブローン繊維が、約7〜99容積パーセントのポリエチレン成分および約93〜1容積パーセントのポリエステル成分を含んでなり、そして、2成分スパンボンドフィラメントが、約10〜90容積パーセントのポリエチレン成分および約90〜10容積パーセントのポリエステル成分を含んでなる請求項23に記載の複合シート。
  25. メルトブローン繊維が、約15〜40容積パーセントのポリエチレン成分および約85〜60容積パーセントのポリエステル成分を含んでなり、そして、スパンボンドフィラメントが、約40〜60容積パーセントのポリエチレン成分および約60〜40容積パーセントのポリエステル成分を含んでなる請求項24に記載の複合シート。
  26. 第1層の反対側の第2の側面に貼り付けた第3層であって、連続の多成分フィラメントの第2のスパンボンドウェブを含んでなり、スパンボンドフィラメントは断面、長さ、および外周表面を有し、そしてポリエステル成分およびポリエチレン成分を含んでなり、ポリエステルおよびポリエチレン成分は、多成分フィラメントの断面を横断する実質的に別々のゾーンの中に配列され、かつ多成分フィラメントの長さ方向に実質的に連続的に延在しており、ポリエチレン成分は、線状低密度ポリエチレンおよび高密度ポリエチレンのブレンド物を含んでなる、第3層
    をさらに含んでなる請求項12に記載の複合シート。
  27. 第2および第3の不織布層のスパンボンドフィラメントが実質的に同一の断面およびポリマー組成を有する請求項26に記載の複合シート。
  28. 第2および第3の不織布層のスパンボンド多成分連続フィラメントが2成分シース・コアフィラメントを含んでなり、ポリエステル成分がコアを形成する請求項26に記載の複合シート。
  29. 請求項26に記載の複合シートを含んでなる、ガンマ線照射殺菌可能な医療用衣服。
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