JP2005529414A - 入力システム - Google Patents

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Abstract

ユーザ入力システムは、交流磁界を生成するコイル44と、コードレスペン9と、容量電流測定装置又は電界検出装置とを備える。コードレスペン9は、共振回路34と、導電性ハウジング28と、導電チップ36とを備える。交流磁界は、共振回路34内に交流電圧を誘発し、導電チップ36に結合される。容量電流測定装置は、抵抗シート40と、導電チップ36から抵抗シート40へ流れる容量電流を測定する電流測定装置42とを備える。電界検出装置は、電界検出受信電極47と、導電チップ36によって生成される電界により電界検出受信電極で励起される電流を決定するための電流検出回路48とを備える。各場合において、電流は複数の箇所で検出され、複数の箇所に対する電電性チップ36の位置を決定するために異なる大きさが比較される。システムはさらに、ユーザの指8を検出するように適合されてもよい。ユーザ入力システム1は、ディスプレイ装置、例えばアクティブマトリクス液晶ディスプレイ装置4に組み込まれても良い。

Description

本発明は、ユーザ入力システムまたはユーザ入力装置に関し、特に、手で保持されるペンまたはスタイラスを使用するユーザ入力システムに関する。本発明は、ディスプレイ装置、例えば液晶ディスプレイ装置におけるユーザ入力システムに特に適しているが、これに限定されない。
コンピュータや自動販売機等の機器においては、多種多様なユーザ入力システム、装置、インタフェースが知られている。幾つかのタイプの入力装置、例えば従来のキーボードにおいては、基本的に、通常は指を用いてユーザが直接に圧力を加える動きにより、機械的に動作するスイッチが作動される。他のタイプの入力装置は、ユーザの動きを特定の他の方法により検出することを基本としている。例えば、従来のコンピュータのマウスは、ユーザによって引き起こされるマウスの動きを検出する。
また、多くのタイプの機器は、ディスプレイ装置またはディスプレイスクリーンを備えており、あるいは、使用時に当該ディスプレイに対して接続される。既知のタイプのディスプレイ装置は、液晶ディスプレイ装置である。ディスプレイ装置上に表示される情報は、例えば機器への命令または他の特定の情報等のユーザ入力データとして頻繁に更新される(例えば、コンピュータのキーボードを介して入力された情報がコンピュータのモニタ上に表示される)。
ある機器においては、ディスプレイ装置およびユーザ入力装置が一体型ディスプレイ・ユーザ入力装置の形態で設けられる。そのような装置は、多くの場合、「タッチスクリーン」装置と称される。これらの場合、ユーザは、直接に或いは物体を用いて、ディスプレイを押圧し、あるいは、ディスプレイに触れ、または、物体または例えば指を、表示領域上の所望の部位でディスプレイに近接して配置する。表示領域上の上記部位は、多くの場合、スクリーン上に表示される入力の選択肢に相当する。
例えば米国特許第4,878,533号および欧州特許第0417921号によって開示されるような他の既知の入力システムにおいて、ユーザは、ディスプレイに接触し或いはディスプレイに近接するペンまたはスタイラスを操作することにより、データを選択的に入力する。これを実施する1つのタイプのシステムは、ディスプレイにおいて、ループまたはコイルを備えている。このループまたはコイルは、交流電磁場を形成してペン内で誘導電流を励起するように設けられている。その後、ペン自体は、ディスプレイにおける他のループまたはコイル(あるいは、放出と検出との間で時分割された当初のループまたはコイル)によって検出される交流電磁場を形成する。ディスプレイにおけるループまたはコイルによって検出される交流電磁場を形成することによってペンが検出される他の既知のシステムにおいて、ペンは、誘導電流ではなく、内部電源を有している。これらのタイプのシステムに伴う1つの問題は、検出ループまたはコイルおよび対応する制御エレクトロニクスをディスプレイ内に設けることが難しい場合があるという点である。意図する用途に伴う他の欠点は、ユーザの指を検出することができず、そのため、タッチスクリーン入力を同時または交互に行なえないという点である。
米国特許第5,365,461号は、指入力およびペン入力の両方を検出する入力システムを開示している。交流電源が抵抗シートに対して交流電圧を印加し、抵抗シートからユーザの指またはペンへの静電結合が検出される。ユーザの指の場合には、グラウンドへの経路がユーザによって与えられ、抵抗シートの各角部を通じて流れる電流の相対的な大きさが測定されるとともに、その結果が処理されて、指の位置が決定される。ペンは、交流電源に電気的に接続される導電性のペンであり(したがって、ペンは、ディスプレイに対して物理的に拘束され、すなわち、コードが繋がっている)、また、ペンの動作中、交流電圧がペンに供給されることにより、ペンと抵抗シートとの間の静電結合に起因して、電流がペンの先端から抵抗シートへと流れる。指の動作と同様に、抵抗シートの各角部を通じて流れる電流の相対的な大きさが測定され、その結果が処理されることにより、ペンの位置が決定される。
米国特許第5,777,607号は、ペンが電圧プローブとして使用される点を除き米国特許第5,365,461号に開示されたシステムと同様のシステムを開示している。
他の範囲の既知の検出技術としては、準静電検出としても知られ且つクロス容量性検出(cross capacitive sensing)と称される場合もある電場検出および容量性検出を挙げることができる。電場検出を使用して3−D空間内の対象物を検出することは、長年にわたって知られてきており、例えば近接センサにおいて使用されている。現実に、ナトムニュ・ペテルジ(gnathomenu petersii)魚は、対象物を検出するために電場検出を使用している。容量性検出は、その最も簡単な形態において、たった1つの電極を使用し、また、この電極の負荷キャパシタンスの測定が行なわれる。この負荷キャパシタンスは、電極と電極の周囲で接地された全ての対象物との間の全てのキャパシタンスの合計によって決定される。これは、近接センサにおいて行なわれるものである。クロス容量性検出と称される場合もある電場検出は、2つの電極を使用するとともに、これら2つの電極間の特定のキャパシタンスを効果的に測定する。電場形成装置が接続される電極は、電場検出送信電極と見なすことができ、また、測定装置が接続される電極は、電場検出受信電極と見なすことができる。第1の(送信)電極は、交流電圧の印加によって励起される。これにより、電極間の静電結合(すなわち、電気力線の作用)に起因して、第2の(受信)電極で変位電流が生じる。対象物が電極(すなわち、力線)の近傍に配置されている場合には、電気力線の幾つかが対象物によって遮られ、容量電流が減少する。電流が監視される場合には、対象物の存在が検出されても良い。
米国特許第6,025,726号は、電場検出装置を、特にコンピュータ或いは他の用途におけるユーザ入力装置として使用することを開示している。電場検出装置は、意図する用途に応じて、ユーザの指、手、あるいは、体全体の位置を検出する。
本発明者等は、指入力と平行して使用できるペン入力システムであって、ペンがディスプレイに接続されておらず、すなわち、ペンがコードレスペンと称することができるものである、ペン入力システムを提供することが望ましいことに気が付いた。好ましくはシステム、特にシステムの検出構成要素は、ディスプレイ装置、例えば液晶ディスプレイ装置に設けられるのが都合良い。指からの入力は、そのようなペンからの入力と容易に区別されることが好ましい。
第1の態様において、本発明は、交流磁場(例えば、交流電磁場の磁場成分)を形成するための手段であって、例えばコイルまたはループである手段と、共振回路と、グラウンド(アース)に接続するための手段と、導電チップとを備え、グラウンドに接続するための上記手段が上記共振回路の第1の側に結合され、上記導電チップが上記共振回路の第2の側に結合され、上記共振回路は、交流磁場を形成するための上記手段の近傍に位置されると、交流磁場から生じる交流電圧を供給するように動作可能である、ユーザ保持可能装置と、上記導電チップが近接して位置されると、交流電源によって上記導電チップで供給される出力を検出するための検出手段とを備えているユーザ入力システムを提供する。
上記導電チップによって供給される出力を検出するための上記検出手段は、複数の場所で検出された出力の強度を決定するための手段と、検出された複数の上記出力強度を比較することにより上記複数の場所に対する導電チップの位置を決定するための手段とを備えていることが好ましい。
上記検出手段は、抵抗シートと、上記導電チップから上記抵抗シートへと流れる容量電流を測定するように設けられた例えば電流計等の電流測定手段とを備えていても良い。
他の可能性として、上記検出手段は、電場検出受信電極と、上記導電チップによって形成される電場により上記電場検出受信電極内で励起される電流を決定するための電流検出回路とを備えている。
上記検出手段は、交流磁場を形成するための上記手段によって形成される磁場または電場成分により上記電場検出受信電極で生成される電流をほぼフィルタ処理するように設けられていることが好ましい。上記フィルタ処理は、交流磁場を形成するための上記手段によって形成される電場と、上記導電チップによって形成される電場との間の位相差を使用して行なわれても良い。これに加えて、あるいは、これに代えて、交流磁場を形成するための上記手段によって形成される任意の電場をほぼ遮り且つ交流磁場を形成するための上記手段によって形成される磁場をほぼ通すことができるシールドが設けられていても良い。交流磁場を形成するための上記手段がコイルまたはループである場合、上記シールドは、コイルの周囲に巻回される接地されたトロイダルワイヤを備えていることが好ましい。
システムは、上記電場受信電極の平面からの上記導電チップの距離を決定するとともに、決定された距離を所定の閾値と比較し、決定された値が閾値以下の場合には、上記導電チップの位置を入力として扱い、決定された値が閾値を上回る場合には、上記導電チップの位置を入力として扱わないように設けられても良い。
上記ユーザ保持可能装置は、コードレスペンまたはスタイラスとして使用できるように構成されていることが好ましく、また、上記導電チップは、ユーザに対して書き込み感触を与えるようになっていることが好ましい。
上記ユーザ保持可能装置は、この装置を保持するためにユーザが握るべき外側ハウジングを備え、ハウジングは、ユーザがコードレスペを保持する際にユーザが共振回路の一方側からアースへの接続を達成することができる十分な導電性を有していることが好ましい。他の可能性として、共振回路とユーザの手との間の結合を容易にする結合コイルが、ハウジングの内側または外側に位置される。
システムは、ユーザの指を検出するための手段を更に備えていることが好ましい。検出が容量電流検出によって行なわれる場合には、コードレスペンに起因して流れる電流と区別できるように、ユーザの指から抵抗シートへ流れる容量電流が検出される。検出が電場検出によって行なわれる場合には、形成された他の電場を遮るユーザの指に起因して当該他の電場に生じる変化を検出するため、電場検出電極も使用される。
更なる態様において、本発明は、前述した態様のうちのいずれかに係るユーザ入力システムを備えるディスプレイ装置、例えばアクティブマトリクス液晶ディスプレイ装置を提供する。ディスプレイ装置の表示領域の周囲、好ましくは矩形の表示領域の各角部に、複数の電流検出部が設けられても良い。コイルは、表示領域の外周に位置されても良い。容量電流を検出する場合、ディスプレイ装置の共通電極または平面電極が、容量電流検出装置の抵抗シートとして使用されても良い。
更なる態様において、本発明は、本発明の先の態様に関して前述した任意のタイプのユーザ保持可能装置、例えばコードレスペンまたはスタイラスを提供する。
更なる態様において、本発明は、本発明の先の態様に係る複数のユーザ保持可能装置を備えるユーザ保持可能装置セットを提供する。この場合、各ユーザ保持可能装置は、異なる同調周波数を有している。異なって形成された交流磁場の周波数に応答することにより、例えば異なる選択された色の仮想的な入力を与える入力システムによって、異なるペンが区別されても良い。
更なる態様において、本発明は、前述した任意の態様に係る装置を使用してユーザ入力を検出する方法を提供する。
更なる態様において、本発明は、交流磁場を形成するためのコイルと、コードレスペンと、容量電流測定装置または電場検出装置とを備えるユーザ入力システムを提供する。コードレスペンは、共振回路と、導電ハウジングと、導電チップとを備えている。交流磁場は、導電チップに結合される共振回路内に交流電圧を引き起こす。容量電流測定装置は、抵抗シートと、導電チップから抵抗シートへ流れる容量電流を測定するように設けられた電流測定手段とを備えている。電場検出装置は、電場検出受信電極と、導電チップによって形成された電場により電場検出受信電極において励起される電流を決定するための電流検出回路とを備えている。それぞれの場合、電流が複数の場所で検出されるとともに、その異なる大きさが比較されて、複数の場所に対する導電チップの位置が決定される。また、システムは、ユーザの指を検出するようになっていても良い。
ユーザ入力システムは、ディスプレイ装置、例えばアクティブマトリクス液晶ディスプレイ装置内に組み込まれていても良い。
このようにして、ユーザの指からも入力でき且つ液晶ディスプレイ装置等のディスプレイ装置内に簡単に組み入れることができるコードレスペン入力システムが提供される。
本発明の前述した態様および他の態様は、以下に説明する実施形態から明らかであり、以下、これらの実施形態を参照して上記態様を説明する。
以下、添付図面を参照しながら、一例として、本発明の実施形態について説明する。
以下に説明する実施形態は、ディスプレイ装置とユーザ入力装置とが一体となった装置、すなわち、タッチスクリーン装置を備えており、このタッチスクリーン装置においては、コードレスペンに対して励起電磁場を与え且つコードレスペンおよびユーザの指を検出するための入力構成要素がディスプレイ装置に内蔵されている。なお、他の実施形態においては、ディスプレイ装置を伴うことなく同一または対応する入力構成要素を設け、それにより、ディスプレイとは別個の独立型の入力システムを提供しても良いことが理解される。
図1は、タッチスクリーン装置と称しても良い第1の実施形態に係る一体型ディスプレイ・ユーザ入力システム1の概略図(一定の倍率で示されていない)である。このシステム1は、ディスプレイスクリーン4を有するハウジング2を備えている。
ディスプレイスクリーン4上には、仮想ユーザボタン6a,6b,6cを表わす複数のアイコンを含む画像が表示される。この実施例において、そのような1つのユーザボタン、すなわち、ユーザボタン6aは、ユーザボタン6aが表示されるディスプレイスクリーンの領域内でユーザが自分の左手の指8をディスプレイスクリーンに当て付けることによって選択されるように示されている。
また、上記画像は書き込み領域7を含んでいる。この書き込み領域7は、ユーザがペンまたはスタイラスをこの領域上にわたって動かすことにより形成される仮想的な書き込み、描画、他のパターンが、ユーザがペンを動かす場所で表示される領域を表わす画像である。この実施例において、そのような入力は、ユーザの右手10に保持されたコードレスペン9に応答して行なわれる。コードレスペン9は、電子/電磁装置であるが、従来のインクペンに類似した動作を行なうため、ペンとして知られており、より具体的には、ここではコードレスペンとして知られている。また、このペンは、多くの場合、スタイラスとも称される。
図2は、ディスプレイスクリーン4の概略断面図である(一定の倍率で示されていない)。この実施形態において、ディスプレイは、液晶ディスプレイである。ディスプレイスクリーン4は、その上にアクティブマトリクス層14が配置された第1の透明板(例えばガラス)12を備えている。アクティブマトリクス層14上には、液晶配向層16が堆積されている。ディスプレイスクリーン4は第2の透明板(例えばガラス)18を更に備えており、この第2の透明板18上には、1つの共通電極を備えた共通電極層20が設けられている。第2の透明板18は、共通電極20上に堆積された液晶配向層22を有している。第2の透明板18は、第1の透明板12から離間されている。2つの透明板12,18の配向層14,22間には、ツイストネマチック液晶材料を含む液晶層24が配置されている。液晶ディスプレイ装置のこれらの細部および他の細部は、電場検出構成要素を別個に有することに関して後述する点を除き、従来の任意のアクティブマトリクス液晶ディスプレイ装置のようなものであっても良く、この特定の実施形態においては、米国特許第5,130,829号に開示された液晶ディスプレイ装置と同じであり、当該液晶ディスプレイ装置と同じように動作する。なお、米国特許第5,130,829号の内容は、これを参照することによって本願に組み込まれる。
アクティブマトリクス層14は、従来の堆積・パターニング技術を使用して設けられる複数の薄膜層によって形成されている。アクティブマトリクス層14は、複数のディスプレイ構成要素を備えている。用語「ディスプレイ構成要素」は、ここでは、ディスプレイスクリーン4の表示機能に寄与する任意の要素を示すために使用されている。この実施形態において、複数の表示素子は、ピクセル電極と、ポリシリコン薄膜トランジスタ(TFT)(各ピクセル電極毎に1つ)と、駆動ラインすなわち縦列駆動ラインおよび横列駆動ラインとを有している。
また、アクティブマトリクス層14は、後述するように、コードレスペン9に対して励起電磁場を与え且つコードレスペン9およびユーザの指8を検出するための入力構成要素を備えている。
液晶光変調(すなわち、表示)プロセスの一環として液晶層24の一方側に共通の電圧レベルを与えるため、従来と同様に共通電極が使用される。共通電極層20、したがって、実際には全体としてディスプレイスクリーン4は、共通電極に対して必要な電圧を供給するための従来型の接続部を更に備えている。しかしながら、この実施形態において、共通電極は、後述するように、コードレスペン9およびユーザの指8からの容量電流を検出するためにも使用される。したがって、共通電極層20、アクティブマトリクス層14、したがって、実際には全体としてディスプレイスクリーン4は、共通電極とアクティブマトリクス層14の入力構成要素とを接続する適当な接続部を更に備えている。
図3は、ディスプレイ・ユーザ入力システム1の特定の要素の概略図である。システム1は、導電材料から成るコイル44(または、ループ)を更に備えている。この実施例において、コイル44は、アクティブマトリクス層14の一部として第1の透明板12上に堆積された導電トラックによって形成されている。他の実施形態において、コイル44は、任意の他の適当な方法で設けられても良く、例えば、第2の透明板上に堆積されても良く、あるいは、銅ワイヤケーブルの形態を成していても良い。コイル44は、駆動回路46に接続されている。
システム1は、コードレスペン9を更に備えている。コードレスペン9は、後述するように、交流電源として動作する共振回路34を備えている。動作時、共振回路/実効電源34は、その一方の出力部がアースに接続されるとともに、その他方の出力部が、コードレスペン9の一部を形成する導電チップ36に接続される。システム1は抵抗シート40を更に備えており、この抵抗シート40は、この実施例では、前述した共通電極によって形成されており、したがって、その形状および面積がディスプレイスクリーン4の表示領域3にほぼ対応している。抵抗シート40の各角部は、対応する電流計42を介してアースに接続されている。
システム1は、以下のように動作する。駆動回路46がコイル44を駆動させ、それにより、コイル44が交流磁場を形成する。交流磁場の周波数は、コードレスペン9の共振回路34の共振周波数と略等しくされる。交流磁場は、共振回路34の両端間に交流電圧を生じさせる。したがって、動作時においては、(図3に示されるように)共振回路34を交流電源と見なすことができる。
共振回路34の第1の側は、コードレスペン9のハウジングあるいは特定の他の構造に接続されている。コードレスペンのハウジングまたは他の構造は、ユーザの手10がコードレスペン9を保持する際には、ユーザの手10と十分な通電状態となり、それにより、共振回路34の第1の側とアースとが接続される(これについては詳細に後述する)。
共振回路34の第2の側は、コードレスペンの導電チップ36に接続されている。チップ36が抵抗シート40上に配置されると、チップ36と抵抗シート40との間の静電結合により、共振回路34からペンチップ36を通じて抵抗シート40へと電流が流れ、したがって、電流計42へと電流が流れる。従来と同様の方法で、4つの各電流計42によって測定されるそれぞれの電流の相対的な大きさが処理され、それにより、抵抗シート40の角部に対するチップ36の位置が決定される。
この実施形態は、ユーザの指8が抵抗シート40に対して静電結合される際にそのユーザの指8を更に検出するための随意的な構成を更に備えている。この構成は、4つの電流計42を介して抵抗スクリーン40に接続される従来の静電結合タッチスクリーン回路を備えており、それにより、ユーザの指8が抵抗シート40に対して静電結合される際にアースへの回路が形成される。通例通り、従来と同様の方法で、4つの各電流計42によって測定されるそれぞれの電流の相対的な大きさが処理され、それにより、抵抗シート40の角部に対するチップ36の位置が決定される。ユーザの指8に起因して電流計42において測定された電流は、コードレスペン9に起因して電流計42において任意の適当な方法で測定された電流から区別される。この実施形態において、これは、時間多重化(time multiplexing)によって実施される。すなわち、駆動回路46と従来の静電結合タッチスクリーン回路とが交互に動作するとともに、各電流が異なる時間で測定される。他の実施形態においては、指検出とペン検出とを比較するために、別個の位相が使用されて検出されても良く、あるいは、異なる周波数の交流電圧/電流が使用されても良い。
ここで、コードレスペン9がユーザの右手10に保持された概略図である図4を参照して、コードレスペン9について更に詳細に説明する。コードレスペン9はハウジング28を備えている。共振回路34は、コンデンサ32と並列に接続されたインダクタ30を備えている。
コードレスペン9の動きは、ユーザの手10がコードレスペン9を保持した時にユーザの手10が共振回路34の一方側からグラウンドへの接続を行なうことを含んでいる。ハウジング28を含むコードレスペン9の構造、材料、接続は、そのような機能を与えるべく要望通りに形成されても良い。また、コードレスペン9の構造、材料、接続は、コイル44によって形成される磁場からの共振回路34のシールドを最小限に抑えるように或いは少なくとも減らすように構成されることが好ましい。
この実施形態において、ハウジング28は、一部を除き、ここでは例えば図4に示されるように配置されたペンの先端に向かって延びる金属から成るバンド29を除き、絶縁プラスチック材料によって形成される。金属から成るバンド29は、ユーザが一般にコードレスペン9を使用中に保持する部位に位置されている。したがって、使用中、共振回路34とユーザの手10との間で効果的な結合が成される。ユーザの手10とハウジング28の金属バンド29との間のこの導電結合は、静電結合が支配的な交流電流(例えば100kHz周波数)を目的としているため、必要に応じて金属バンド29の外側に(必要に応じて、ハウジング28の全体に均一な表面外観を与えるハウジング28の残りの部分にも)薄い絶縁層、例えば塗装を含めることができる。
この実施形態において、金属バンド29は効果的な結合を行なうが、コイル44によって形成される磁場からの共振回路34のシールドは、ハウジング全体が金属から成る場合に比べて減少する。これは、特に、ハウジング28の絶縁材料部分によって取り囲まれるコードレスペン9内の部位、すなわち、金属部分29から離れて位置されるコードレスペン9内の部位に共振回路34(または、共振回路の少なくとも誘導部分)が位置されているためである。
共振回路34の第2の側は、ハウジング28の隙間を通じて突出する導電チップ36に対して接続されている。チップ36は、ディスプレイスクリーン2の外面に対して押圧される際に、ユーザに対して適切な書き込み感触を与えるように構成されている一方で、十分に先が尖っており、あるいは、抵抗シート40と適度に静電結合できるように端部が形成されていることが好ましい。
ここで、コイル44に接続された駆動回路46の概略図である図5を参照しながら、駆動回路46について更に詳細に説明する。これらは、協働して、電磁場発生器55(すなわち、磁場発生器)を形成する。
駆動回路46は、内部抵抗52と直列を成すa.c.電源51と見なすことができる機能発生器50を備えている。コンデンサ54は、機能発生器50の両端に並列に接続されている。コイル44の一端は、コンデンサ54および機能発生器50の一端に接続されるとともに、コイル44の他端は、コンデンサ54および機能発生器50の他端とアースとに接続されている。
交流電流を用いてコイル44を駆動するために任意の適当な回路が使用されても良いが、この駆動回路の構成は、それが比較的効率的にエネルギを機能発生器50からコイル44へ伝えるという点で有益である。特に、理想的な構成要素(例えば、ゼロ抵抗コイル44およびコンデンサ54)を用いると、共振時、コイル44を通じて流れる電流Iは、コンデンサ54を通じて流れる電流Iと位相が180度ずれ、そのため、機能発生器50の内部抵抗52を通じて流れる電流がゼロとなる。したがって、内部抵抗52の両端間で電圧が降下しない。すなわち、コイル44の両端間の電圧が最大となる。しかしながら、実際には、コイル44およびコンデンサ54に関連付けられた実質抵抗が存在し、この実質抵抗により電圧がある程度降下する。
前述した実施形態において、液晶ディスプレイ装置の共通電極は、抵抗シート40として使用されている。これは、第2の透明板18を十分に薄くして、ユーザの指およびコードレスペンが第2の透明板18の外面に接触して配置され或いは第2の透明板18の外面の近傍に配置される際にユーザの指10とコードレスペン9との間で十分な静電結合が生じるようにすることにより可能となる。他の実施形態においては、共通電極の他に、別個の抵抗シートが設けられても良い。すなわち、従来の容量性タッチスクリーン装置における通常の方法と同様であっても良い。その他の可能性として、第2の透明板18の外面上に透明導電層として抵抗シートが堆積されても良い。これらの可能性は、コイル44にも適用される。
前述した第1の主な実施形態において、コードレスペン9(および、随意的に、ユーザの指8)の位置は、静電結合によってもたらされる電流によって検出される。図6〜図8を参照して後述する第2の主な実施形態において、コードレスペン9(および、随意的に、ユーザの指8)の位置は、電場検出を使用して検出される。
図6は、この第2の実施形態のディスプレイ・ユーザ入力システム1の特定の要素の概略図である。システム1は、第1の実施形態の場合と同じ態様で設けられた以下の要素、すなわち、導電材料から成るコイル44(またはループ)と、駆動回路46と、コードレスペン9とを備えている。
しかしながら、この第2の実施形態においては、電流計が接続された抵抗シートが存在しない。その代わり、ディスプレイスクリーン4の表示領域3の各角部の近傍に電場検出構成要素が位置されている。特に、表示領域3の各角部には、対応する電場検出電極47が位置されている。この場合、各電場検出電極47は、対応する電流検出回路48に接続されている。この実施形態において、電場検出構成要素は、アクティブマトリクス層14の一部として形成されている。しかしながら、一般に、これらの電場検出構成要素は、ディスプレイスクリーン4の構造中の都合の良い任意の場所に設けられても良い。
この実施形態においては、駆動回路46およびコイル44が第1の実施形態の場合と同じ方法で動作され、それにより、共振回路が交流電源として作用する。
この実施形態において、共振回路34(交流電源として作用する)によって供給される交流電圧は、コードレスペン9のチップ36から交流電場を形成する。チップ36が表示領域3上またはその近傍に配置されると、この電場が電場検出電極47を励起し、それにより、各電流検出回路48によって検出され或いは測定される電流が流れる。4つの電流検出回路48のそれぞれによって検出され或いは測定される各電流の相対的な大きさが従来と同様の方法で処理されることにより、表示領域3の角部に対するチップ36の位置が決定される。
電流検出回路48は、任意の適当な方法で実施されても良い。この実施形態において、電流検出回路は、この実施形態に含まれる更なる任意の構成すなわちユーザの指8がディスプレイスクリーン4の近傍に位置される時にユーザの指8も検出するための構成に特に適するように実施される。これを図面7および8を参照しながら、更に説明する。
図7は、電場検出受信電極47のうちの1つの電場検出装置の概略図である。1つ(または複数)の更なる電極が、電場検出送信電極102(なお、これは、ここでは、指検出のために使用され、コードレスペン9の検出においては不要である)として設けられている。電場検出送信電極102は、任意の適当な場所、例えば表示領域3の周囲に位置されても良く、あるいは、他の電場検出受信電極47を時分割してこれらの使用を送信に切り換えることにより設けられても良い。この実施形態においては、アクティブマトリクス層14の一部として別個の送信電極が形成される。検出装置は、電場検出受信電極47に接続された電流検出回路48と、電場検出送信電極102に接続された交流電源106とを更に備えている。
まず最初に、コードレスペン9がディスプレイスクリーン4の近傍に無い場合における検出装置の動作について考える。すなわち、ユーザの指8の検出について最初に考える。
動作時、交流電圧が電場検出送信電極102に印加されると、電気力線が形成される。この電気力線のうち、典型的な電気力線111,112が電場検出受信電極47を通過する。電気力線111,112は、電流検出回路48によって測定される僅かな交流電流を生じさせる(後述するように、電流検出回路48は、電場誘導電流の位相と結び付かせるために、交流電圧からのタップオフ(tapped off)信号を使用する)。
また、図7には、ディスプレイスクリーン4の外面114の位置が示されている。ユーザの指8がディスプレイスクリーン4の外面114に接触して(または、たとえそのように接触しない場合であっても外面の近傍に)置かれると、指8は、さもなければ指8によって塞がれる空間を通過するであろう電界ライン(図7に示される状況においては、電界ライン111)を遮り、それにより、電界検出受信電極47から流れる電流が減少する。したがって、電流検出回路によって測定される電流レベルは、電場検出受信電極47の近傍に指8が存在することを示す1つの指標として使用される。
図8は、電流検出回路48の機能モジュールを示すブロック図である。電流検出回路48は増幅器120を備えており、増幅器120の入力部は電場検出電極47に接続されている。増幅器120からの出力は2つに分割され、2つの有効な処理チャンネルを形成する。これらの処理チャンネルの一方(以下、第1の処理チャンネル121と称する)は、電場検出送信電極102によって形成された電気力線(例えば111,112)によってもたらされる電流の変化を処理するため(すなわち、ユーザの指8を検出するため)のものである。他方の処理チャンネル(以下、第2の処理チャンネル123と称する)は、コードレスペン9によって形成される電場によってもたらされる電流を処理するため(すなわち、コードレスペン9を検出するため)のものである。
第1の処理チャンネル121は、乗算器122と、低域通過フィルタ124とを備えている。これらの機能モジュール(および、第2の処理チャンネル123に関して後述する機能モジュール)は、例えば米国特許第6,025,726号に開示された回路構成を使用する任意の適当な形態で設けられても良い。なお、米国特許第6,025,726号の内容は、これを参照することによって本願に組み込まれる。
第1の処理チャンネル121は、以下のように動作する。電場検出受信電極47内で引き起こされる変位電流126は、増幅器120によって増幅されるとともに、電場検出送信電極102に印加された電圧におけるタップオフされ且つ(図示しない位相シフトモジュールにより)位相シフトされた電圧形態127と乗算器122により乗算される。タップオフ電圧は、その位相が変位電流126の位相と同じになるように位相シフトされる。したがって、ここで、増幅器120が理想的である、すなわち、増幅器120が変位電流126に対して更に別の位相シフトを導入しないと仮定した場合、タップオフ電圧の位相は90度シフトされる。実際に、増幅器120が変位電流126に対して更に別の位相シフトを導入する場合には、これに適応させるため、タップオフ電圧の位相が必要に応じて調整される。
その後、乗算器122からの出力が低域通過フィルタに通され、それにより、出力信号128が形成される。したがって、出力信号128は、電場検出送信電極102によって形成される電場により電場検出受信電極47内に引き起こされる電流の指標であるとともに、電場検出電極102,47の近傍に配置される指8に応じて変化する。その後、出力信号128は、他の3つの電場検出装置(すなわち、他の3つの角部にある電場検出装置)からの対応する出力と共に処理され、これにより、4つの電場検出装置のそれぞれによって決定される各電流の相対的な大きさにしたがって指の位置10が決定される。
ここで、ディスプレイスクリーン4の近傍にコードレスペン9がある時にコードレスペン9を検出することに関して、検出構成の動作を考える。図6および図7を再び参照すると、前述したように、駆動回路46がコイル44を駆動し、それにより、コイル44が交流磁場を形成する。交流磁場の周波数は、コードレスペン9の共振回路34の共振周波数とほぼ等しくされる。交流磁場は、共振回路34の両端間に交流電圧を生じさせる。したがって、動作時においては、共振回路34を交流電源と見なすことができる。交流電源として動作する共振回路34は、図7に電気力線155,156で示される電場を形成する。コードレスペン9が電場検出受信電極47の近傍でディスプレイスクリーン4の外面114に接触して或いは近接して配置されると、コードレスペン9によって形成される電気力線155,156が電場検出受信電極47を通過する。したがって、電気力線155,156が更なる僅かな交流電流を引き起こす。また、この僅かな交流電流は、図8を再び参照して以下に説明するように、電流検出回路48によって測定される。
特に、電流検出回路48の第2の処理チャンネル123は、電場155,156によって引き起こされる交流電流を処理するために使用される。以下、これについて説明する。第2の処理チャンネル123は、第2の乗算器142と、第2の低域通過フィルタ144と、位相シフトモジュール146とを備えている。この場合も同様に、これらの機能モジュールは、任意の適当な形態で設けられても良い。前述したように、動作時、電場検出受信電極47で引き起こされる変位電流126は、増幅器モジュール120によって増幅され、増幅器モジュール120からの増幅された出力は、分割されて乗算器142(および乗算器122)に通される。
電場検出送信電極102に印加された電圧におけるタップオフされ且つ90度位相シフトされた電圧形態127は、位相シフトモジュール146に対しても供給され、位相シフトモジュールは、90度位相シフトを加える。乗算器142は、増幅された電流信号と、結果として生じるタップオフされた電圧形態とを乗算する。また、結果として生じる乗算された信号は、その後、低域通過フィルタ144によってローパスフィルタ処理され、それにより、第2の出力信号148が形成される。したがって、この第2の出力信号148は、コードレスペン9の導電チップ36で形成される電場155,156により電場検出受信電極47において引き起こされる電流の指標であるとともに、電場検出受信電極47に対する導電チップ36の位置にしたがって変化する。
その後、出力信号148は、他の3つの電場検出装置(すなわち、他の3つの角部にある電場検出装置)からの対応する出力と共に処理され、これにより、4つの電場検出装置のそれぞれによって決定される各電流の相対的な大きさにしたがってコードレスペン9の位置が決定される。
図4に示される回路においては、2つの処理チャンネル、すなわち、第1の乗算器122および第1の低域通過フィルタ124を備える第1のチャンネル121と、第2の乗算器142および第2の低域通過フィルタ144を備える第2のチャンネル123とが形成される。このような2つの処理チャンネルに代わる手段として、位相基準入力を0度位相〜90度位相との間で切り換えることにより1つの処理チャンネルが時分割形態で使用されても良い。
この実施形態において、共振回路34によって供給される交流電圧は、コイル44の両端間の電圧と位相が(理想的には)90度ずれている。このことは、コイル44によって形成される電場(干渉の電位形態)により電場検出受信電極47内で生じる電流が電流検出回路48によって効果的(あるいは、少なくとも実質的に)にフィルタリングされていること、すなわち、「位相が一致する」第1のチャンネル121がコイル44からの変位電流を測定し、「位相が一致しない」第2のチャンネル123がコードレスペン9からの変位電流を測定することを意味している。
コイル44によって形成される電場により電場検出受信電極47内で生じる電流を効果的にフィルタリング(先の段落で説明した)することに代え或いは当該フィルタリングに加え、他の手法が使用されても良い。1つの可能性は、コイル44を周期的にOFFに切り換えて、コイルがOFFに切り換えられる時に電場検出受信電極47からの電流を測定することである。これは、コイル44からの信号がコードレスペン9からの信号よりも急速に打ち切られ、すなわち、低下するため、簡単に実施される。これは、コイルがOFFに切り換えられる時に両端が接地されるためであり、したがって、信号を生成するためにこれらの両端間に電圧差は存在しない。再び図6を参照すると、この実施形態における好ましい選択肢として使用される他の可能性は、接地されたトロイダルワイヤ180をコイル44の周囲に設けることである(明確にするため、図には、コイル44の一部だけにトロイダルワイヤ180が示されているが、実際には、トロイダルワイヤは、コイル44の全長にわたって延びている)。トロイダルワイヤ180は、コイル44によって形成される電場を実質的にシールドするが、コイル44によって形成される磁場に殆ど影響を与えない。これは、任意のエディカレント(edicurrent)がトロイドの中心から離れた方向にあるためである。
駆動回路46および電流検出回路48は、コードレスペン9から検出される信号があまりにも低すぎてディスプレイスクリーン4からのペンの最大所要動作離間距離で当該信号を検出できないといったことがないようになっている。同様に、駆動回路46および電流検出回路48は、コードレスペン9がディスプレイスクリーン4に触れている時にコードレスペン9から検出される信号が飽和状態にならないようになっている。これは、動的な調整装置によって実施されることが好ましい。この動的な調整装置においては、電流検出回路48と駆動回路46との間にフィードバックルートが設けられ、それにより、電流検出回路48によって検出される電流が増大するにつれてコイル44に印加される電圧が減少される。
この実施形態で実施される他の好ましい選択肢は、以下の通りである。電場受信電極47の平面からのコードレスペン9のチップ36の離間距離(すなわち、ディスプレイ平面がx軸及びy軸で定義された場合の距離、図7に示される「高さ」またはz軸)は、従来と同様の方法で、電極の相対電流から決定される。決定された距離は、所定の閾値と比較される。決定された値が閾値以下である場合には、コードレスペン9が使用されてユーザによって書き込まれていると見なされ、決定されたx−y位置がユーザ入力として使用される。しかしながら、決定された値が閾値を上回っている場合には、その時に書き込みのためにユーザによりコードレスペン9が使用されようとしていないと見なされる。すなわち、ユーザが仮想的な書き込み面からコードレスペン9を離間させたということ、および、コードレスペン9のx−y位置がユーザ入力として扱われないということを基本として、システムが動作する。閾値は、任意の適当な方法で決定されても良い。そのような方法としては、例えば標準的なトレーニングスケジュールを使用することによって個々のユーザのシステム動作方法にシステムを適合させることができるアルゴリズムの使用を挙げることができる。それにより、システムが設定された書き込みタスクのユーザの実施を監視し、したがって閾値を適合させる。これに代え、あるいは、これに加えて、ユーザが直接に選択することによって、閾値がリセットされまたは変えられても良い。
図4に関して説明したように、前述した実施形態において、ユーザの手10(したがって、アース)と共振回路34との間の結合は、コードレスペン9のハウジング28の導電部分29によって行なわれる。しかしながら、そのような結合は、必要な結合度合いを与える任意の方法で行なわれても良い。例えば、必要な結合量を与える導電材料と絶縁材料とを任意に適当に組み合わせた状態でハウジング28が設けられても良い。他の構成も使用することができる。以下、図9を参照しながら、1つの好ましい構成について説明する。
図9は、コードレスペン9の他の好ましい構成を示している。コードレスペン9は、先に説明した構成要素と同じ以下の構成要素、すなわち、ハウジング28と、インダクタ30およびコンデンサ32を備える共振回路34と、導電チップ36とを備えている。この構成において、ハウジング28は、絶縁プラスチックによって形成されている。コードレスペン9は結合コイル31を備えている。この結合コイル31は、コードレスペン9のほぼ全長にわたってハウジング28の内面に近接して配置されており、それにより、共振回路34を取り囲んでいる(あるいは、結合コイル31は、ハウジング28の外周に配置されていても良い)。結合コイル31は、共振回路34の第1の側に接続されている。導電チップ36は、共振回路34の第2の側に接続されている。結合コイルは、共振回路34によって供給された交流電流をユーザの手10に対して静電結合するのに役立つ。ハウジング28のプラスチック材料は、結合コイル31とユーザの手10との間に形成されるコンデンサの誘電体に相当する。そのような効果を達成するための好ましい周波数は、例えば100kHzである。コードレスペン9の長さを延ばすことによって、結合コイル31は、ユーザの手10との結合効果を最大にする。結合コイルは、渦電流、したがって、コイル44によって形成される磁場の磁束の吸収を最小限に抑えるように或いは減少させるように配置される。これによって、磁場が共振回路34に達する効率は維持され、あるいは、当該効率が少なくとも著しく低下しない。なお、他の可能性として、結合コイルは、コードレスペン9の長さの一部だけにわたって延在するように配置されても良く、また、例えば共振回路34を取り囲まないように或いは共振回路34に沿って延在しないように配置されても良い。
前述した実施形態において、共振回路34は、コイル44が駆動される周波数に正確に調整されることが好ましい。このため、コンデンサ32が熱的に安定したコンデンサとして設けられることが好ましい。例えば、コンデンサ32は、2つのコンデンサ、すなわち、熱ドリフト率が1℃当たり0.01%のポリスチレンコンデンサと1℃当たり0.03%の熱ドリフト率を有する6〜50pFのセラミックコンデンサとを並列に使用して実現されても良い。
前述した実施形態において、共振回路34は、互いに並列なインダクタとコンデンサとを備えている。しかしながら、磁場からの誘導を引き起こすための手段がこの手段によって供給されるエネルギを蓄える保存手段と共に設けられる場合には、共振回路を形成するために、他のインダクタ/コンデンサに基づく回路が使用されても良い。
前述した実施形態において、4つの角部に対するコードレスペン9の位置は、4つの角部で測定される相対電流から決定される。随意的に、4つの角部からの電流の全体の大きさが決定され、この大きさを使用して、ディスプレイスクリーン4に対するコードレスペンの傾斜角度が決定されても良い。これは、電流の全体の大きさが、コイル44とコードレスペン9のインダクタ30との間の磁気誘導の強さの関数だからである。コードレスペン9の傾斜角度を決定することは、この情報を使用して視差を修正するべく随意的にシステムを設けることができるため、有益である。これは、コードレスペンの導電チップを実際の画面に近接できる限界がディスプレイパネルの上端の透明板18の厚さによって決定されるために生じる結果である。ペンチップのx,y位置を決定するようにシステムが設けられるが、ユーザは、自分がペンを見る角度によって決定される位置(x+delta x, y+delta y)にチップがあることを認識する(垂線に対する0度はdelta=0を意味し、垂線に対して増大する角度は、増大するdeltaを意味している)。ペンが保持されている角度を使用してペンが左手で保持されているのか或いは右手で保持されているのかを評価するように、および/または、ユーザがペンを見ようとしそうな角度に関して評価または計算を行なう(書き方に基づいて)ように、システムが設けられる。システムは、これらの結果に基づいて調整を行なうように設けられても良い。
前述した全ての実施形態においては、従来の電磁ペン検出装置で使用される更なる特徴が、適切な場合に使用されても良い。例えば、同調周波数がそれぞれ異なる複数のコードレスペンが、例えば色識別を行なうために使用されても良い。他の可能性として、ペンをディスプレイの表面に対して押し付ける際に加えられる圧力に伴って同調周波数を変えるとともに、同調周波数を処理し、それに応じて例えば異なる厚さの線を表示させるようにしても良い(コードレスペンのチップにスプリングが付けられ、ペンが表面に対して押圧されると、スプリング付きのチップがフェライトスタッドをインダクタコイル内に移動させ、それにより、そのインダクタンス値が変化し、したがって、同調周波数が変化する)。
前述した実施形態において、コードレスペン9は、ユーザの仮想的な書き込みを助けるように、従来のペンと同様の形状を成している。しかしながら、他の形状が使用されても良く、また、実際に、その要素が、通常において従来のインクペン自体に関連付けられると見なされない入力動作のために使用されても良い。例えば、上記要素がトークンまたはタグとして使用されても良く、また、ディスプレイ上に与えられた特定の選択肢を選択するためにディスプレイの特定の領域またはその近傍に上記要素を位置決めすることをユーザが単に求められている場合には、その入力処理のために上記要素が使用されても良い。
前述した実施形態においては、コードレスペン9が共振回路34を備えている。しかしながら、他の実施形態においては、任意の他の適当なタイプの誘導回路が使用されても良く、また、そのような回路は、必ずしも調整されたり共振されたりする必要がない。より一般的には、共振回路34は、コイル44によって形成される磁場の誘導の結果として電圧を供給できるように機能する任意の回路または他の手段に取って代えられても良い。
前述した実施形態において、コイル44は、抵抗シート40/表示領域4の外周を1回または複数回だけ周回する導電材料によって形成されている(図3および図6においては、明確にするため、導電材料は、ループ状に2回だけ周回するように示されている)。1つの好ましい選択として、導電材料は、ループ状に5回だけ周回(巻回)される。巻回数および使用される導電材料は、適宜に変えることができる設計上の選択である。また、コイル44は、抵抗シート40/表示領域4の外周の都合の良い任意の場所に位置決めされても良い。そのような場所としては、抵抗シート40/表示領域4の外周から若干離れた場所、および/または、抵抗シート40/表示領域4の外周の形状に沿わない場所、および/または、抵抗シート40/表示領域4の特定の部分上にわたって位置する幾つかの部分を挙げることができる。
前述した実施形態は、液晶ディスプレイ装置と共にユーザ入力システムを提供しているが、これらの実施形態が単なる一例であり、前述したような入力システムを組み込むことができ或いは受け入れることができる任意の他の適当な形態のディスプレイ装置と共に本発明を実施できることは言うまでもない。そのようなディスプレイ装置としては、例えば、プラズマディスプレイ装置、高分子発光ダイオードディスプレイ装置、有機発光ダイオードディスプレイ装置、電界放出ディスプレイ装置、スイッチングミラーディスプレイ装置を挙げることができる。
本開示内容を読むことにより、他の変形および変更は、当業者にとって明らかである。そのような変形および変更は、技術的に既に知られ且つここで既に説明した特徴に代えまたは当該特徴に加えて使用されても良い等価物および他の特徴を含んでいても良い。
一体型ディスプレイ・ユーザ入力システムの概略図(一定の倍率で示されていない)である。 ディスプレイスクリーンの概略断面図(一定の倍率で示されていない)である。 図1のディスプレイ・ユーザ入力システムの特定の要素の概略図である。 ユーザの右手で保持されたコードレスペンの概略図である。 コイルに接続された駆動回路の概略図である。 他のディスプレイ・ユーザ入力システムの特定の要素の概略図である。 電場検出受信電極の電場検出装置の概略図である。 電流検出回路の機能モジュールを示すブロック図である。 他のコードレスペンの概略図である。

Claims (35)

  1. 交流磁場を形成するための手段と、
    共振回路と、グラウンドに結合するための手段と、導電チップとを備え、グラウンドに結合するための前記手段が前記共振回路の第1の側に結合され、前記導電チップが前記共振回路の第2の側に結合され、前記共振回路は、交流磁場を形成するための前記手段の近傍に位置されると、交流磁場から生じる交流電圧を供給するように動作可能である、ユーザ保持可能装置と、
    前記導電チップが近接して位置されると、交流電源によって前記導電チップで供給される出力を検出するための検出手段と、
    を備えている、ユーザ入力システム。
  2. 前記導電チップによって供給される出力を検出するための前記検出手段は、複数の場所で検出された出力の強度を決定するための手段と、検出された複数の前記出力強度を比較することにより前記複数の場所に対する導電チップの位置を決定するための手段とを備えている、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記検出手段は、抵抗シートと、前記導電チップから前記抵抗シートへと流れる容量電流を測定するように設けられた電流測定手段とを備えている、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記検出手段は、電場検出受信電極と、前記導電チップによって形成される電場により前記電場検出受信電極内で励起される電流を決定するための電流検出回路とを備えている、請求項1または2に記載のシステム。
  5. 前記検出手段は、交流磁場を形成するための前記手段によって形成される磁場により前記電場検出受信電極で生成される電流をほぼフィルタ処理するように設けられている、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記フィルタ処理は、交流磁場を形成するための前記手段によって形成される電場と、前記導電チップによって形成される電場との間の位相差を使用して行なわれる、請求項5に記載のシステム。
  7. 交流磁場を形成するための前記手段によって形成される任意の電場をほぼ遮り且つ交流磁場を形成するための前記手段によって形成される磁場をほぼ通すことができるシールドが設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記電場受信電極の平面からの前記導電チップの距離を決定するとともに、決定された距離を所定の閾値と比較し、決定された値が閾値以下の場合には、前記導電チップの位置を入力として扱い、決定された値が閾値を上回る場合には、前記導電チップの位置を入力として扱わないように構成された、請求項4から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記ユーザ保持可能装置がペンまたはスタイラスとして使用できる、請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記導電チップは、ユーザに対して書き込み感触を与えるようになっている、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記ユーザ保持可能装置は、この装置を保持するためにユーザが握るべき外側ハウジングを備え、グラウンドに結合するための前記手段は、ユーザが前記ユーザ保持可能装置を保持している時にグラウンドに対する結合がユーザの手を介して成されるようになっている、請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. グラウンドに結合するための前記手段は、交流磁場を形成するための前記手段によって形成される磁場からの前記共振回路のシールドを減らすように更に構成されている、請求項11に記載のシステム。
  13. グラウンドに結合するための前記手段は、前記共振回路の第1の側に結合され且つユーザの手を介してグラウンドに結合できる十分な導電性を有する前記ハウジングの少なくとも一部を含んでいる、請求項11または12に記載のシステム。
  14. 前記共振回路は、前記ハウジングの前記導電部分から離れた場所で前記ユーザ保持可能装置内に位置されている、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記ユーザ保持可能装置は、交流磁場を形成するための前記手段によって形成される磁場が前記共振回路にほぼ達することができるようにしつつ前記共振回路をユーザの手に対して結合するように設けられたコイルを更に備えている、請求項12に記載のシステム。
  16. ユーザの指を検出するための手段を更に備えている、請求項1から15のいずれか一項に記載のシステム。
  17. ユーザの指を検出するための前記手段は、抵抗シートと、電流測定手段と、ユーザの指の検出とユーザ保持可能装置の検出との間を区別するための手段とを備えている、請求項3に従属する請求項16に記載のシステム。
  18. ユーザの指を検出するための前記手段は、電場検出送信電極と、電場検出受信電極と、前記電場検出送信電極によって形成される電場により前記電場検出受信電極内で励起される電流に対してユーザの指により引き起こされる変化を検出するための回路とを備えている、請求項4に従属する請求項16に記載のシステム。
  19. 1または複数の更に別のユーザ保持可能装置を更に備え、各ユーザ保持可能装置が異なる同調周波数を有している、請求項1から18のいずれか一項に記載のシステム。
  20. 請求項1から19のいずれか一項に記載のユーザ入力システムを備えている、ディスプレイ装置。
  21. 前記検出手段は、ディスプレイ装置の表示領域に対応する領域で前記導電チップにより供給される出力を検出するように構成されている、請求項20に記載のディスプレイ装置。
  22. アクティブマトリクス液晶ディスプレイ装置である、請求項20または21に記載のディスプレイ装置。
  23. 前記ユーザ入力システムが請求項3または請求項3に従属する請求項9から19のいずれか一項に記載されたものである場合において、前記抵抗シートがディスプレイ装置の共通電極によって形成されている、請求項20から22のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
  24. ユーザがユーザ入力システムに対して入力を与えるためのユーザ保持可能装置(9)であって、
    共振回路と、
    グラウンドに結合するための手段と、
    導電チップと、
    を備え、
    グラウンドに結合するための前記手段が前記共振回路の第1の側に結合され、前記導電チップが前記共振回路の第2の側に結合され、前記共振回路は、交流磁場から生じる交流電圧を供給するように動作可能である、
    ユーザ保持可能装置。
  25. ペンまたはスタイラスとして使用できる、請求項24に記載の装置。
  26. 前記導電チップは、ユーザに対して書き込み感触を与えるようになっている、請求項25に記載の装置。
  27. 前記ユーザ保持可能装置を保持するためにユーザが握るべき外側ハウジングを備え、グラウンドに結合するための前記手段は、ユーザが前記ユーザ保持可能装置を保持している時にグラウンドに対する結合がユーザの手を介して成されるようになっている、請求項24から26のいずれか一項に記載の装置。
  28. グラウンドに結合するための前記手段は、交流磁場を形成するための前記手段によって形成される磁場からの前記共振回路のシールドを減らすように更に構成されている、請求項27に記載の装置。
  29. グラウンドに結合するための前記手段は、前記共振回路の第1の側に結合され且つユーザの手を介してグラウンドに結合できる十分な導電性を有する前記ハウジングの少なくとも一部を含んでいる、請求項27または28に記載の装置。
  30. 前記共振回路は、前記ハウジングの前記導電部分から離れた場所で前記ユーザ保持可能装置内に位置されている、請求項29に記載の装置。
  31. 磁場が前記共振回路にほぼ達することができるようにしつつ前記共振回路をユーザの手に対して結合するように構成されたコイルを更に備えている、請求項28に記載の装置。
  32. 請求項24から31のいずれか一項に記載された複数のユーザ保持可能装置を備え、各ユーザ保持可能装置が異なる同調周波数を有している、ユーザ保持可能装置セット。
  33. ユーザ保持装置からのユーザ入力を検出する方法であって、
    前記ユーザ保持装置を通過する交流磁場を形成し、
    前記交流磁場から、前記ユーザ保持装置内で交流電圧を生じさせ、
    前記ユーザ保持装置の導電チップで、前記交流電圧から出力を供給し、
    検出手段を使用することにより、前記導電チップが前記検出手段の近傍に位置されるように前記ユーザ保持装置が位置決めされ或いは移動される時に、前記出力を検出する、
    方法。
  34. 前記検出手段が抵抗シートと電流測定手段とを備え、前記出力の前記検出は、前記電流測定手段を使用して前記導電チップから前記抵抗シートへと流れる容量電流を測定することを含んでいる、請求項33に記載の方法。
  35. 前記検出手段が電場検出受信電極と電流検出手段とを備え、前記出力の前記検出は、前記電流検出手段を使用して、前記導電チップによって形成された電場により前記電場検出受信電極で励起される電流を決定することを含んでいる、請求項33に記載の方法。
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