JP2007157107A - 情報処理装置、位置検出装置及び操作検出用センス部品 - Google Patents

情報処理装置、位置検出装置及び操作検出用センス部品 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の位置検出部を重ねて設置して、それぞれの位置検出部での検出が良好にできるようにする。
【解決手段】外部からの操作を受ける操作面311の下に検出用センス部を配設する場合に、検出用センス部として、操作面311への接触を検出する第1のセンス部31と、外部の位置指示器の操作面311への接近又は接触を、位置指示器との間で生じる電磁的作用で検出する第2のセンス部32とを備え、第1のセンス部31と第2のセンス部32との間に補助導体316を配置し、補助導体316として、平面部を有する導体に、平面部の一端部から平面部の内側に延びる切込部316Aを形成させた。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばパーソナルコンピュータ装置の如き情報処理装置、及びその情報処理装置に適用して好適な位置検出装置、並びにこれらの装置に使用される操作検出用センス部品に関する。
従来、ノート型パーソナルコンピュータ装置等の情報処理装置において、位置入力を行うための装置として、ユーザの手指が触れた位置を検出する位置検出装置を搭載したものが知られている。この装置は、操作面に埋設される複数の電極を備え、ユーザの手指が操作面に接触した場合における電極間の静電容量の変化を検出することで、ユーザの操作を検出する(例えば、特許文献1参照)。ノート型パーソナルコンピュータ装置の場合には、検出したユーザの手指の位置の変化に対応して、表示部に表示されたポインタの位置を相対的に変化させる。このような位置検出装置においては、電極間の静電容量の変化を安定して検出するため、電極の下方に導体板を設け、この導体板を接地(グラウンド)電極として用いる構成が一般的である。
特開2002−215317号公報
上記の位置検出装置は、ノート型パーソナルコンピュータ装置等の小型の装置において多く利用されているが、接地電位部を構成する導体板を備えているために、その下方に配設できる装置が限られるという問題があった。例えば、複数の電極と導体板の下に、交番磁界を発生するような、電磁式位置検出装置を配設したい要求があるが、そのような場合には、この交番磁界の影響で導体板に渦電流が流れ、この渦電流が当該装置の動作に影響を及ぼす可能性があった。このため、導体板と他の装置とを重ねて配設することが難しく、小型の機器における限られた設置スペースが、有効に利用されにくいという問題があった。
本発明は、複数の位置検出部を重ねて設置して、それぞれの位置検出部での検出が良好にできるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、外部からの操作を受ける操作面の下に検出用センス部を配設する場合に、検出用センス部として、操作面への接触を検出する第1のセンス部と、外部の位置指示器の操作面への接近又は接触を、位置指示器との間で生じる電磁的作用で検出する第2のセンス部とを備え、第1のセンス部と第2のセンス部との間に補助導体を配置し、補助導体として、平面部を有する導体に、平面部の一端部から平面部の内側に延びる切込部を形成したものである。
本発明によれば、第1のセンス部の下部に平面部を有する補助導体を配置したので、第1のセンス部での電位が安定し、電気的な接触検出を良好に行うことができると共に、補助導体の平面部に切込部が形成されているので、第2のセンス部での電磁的作用による位置指示器の接近又は接触の検出についても安定して行える。これにより、本発明によると、複数の検出用センス部を重ねて配置することができ、機器内の限られた設置スペースを有効に利用できる。
この場合、第2のセンス部は、複数のループコイルを備え、外部の位置指示器とループコイルとの間に生じる電磁的作用に基づいて、位置指示器の位置を検出する電磁式センス部であり、補助導体に設けた切込部が、外部の位置指示器とループコイルとの間に生じる電磁的作用を阻害しないようにしたことで、第2のセンス部で生じる交番磁界により補助導体の平面部に渦電流が発生し、そのままでは渦電流が検出動作を阻害してしまうことが考えられるが、平面部が分割されていることで大きな渦電流が流れない構成としてあるので、検出動作に対する渦電流の影響が非常に軽微に抑えられる。
また、第1のセンス部は、操作面に外部から操作されることで生じる、第1の検出用電極と第2の検出用電極との間の静電容量変化を検出するセンス部であり、補助導体は、第1のセンス部の接地電位部であることで、第1のセンス部での静電容量変化による接触位置検出を良好に行うことができる。
また、第2のセンス部の下部に、シールド部材を設けたことで、第2のセンス部での検出をさらに良好に行うことができる。
また、第1及び第2のセンス部での検出に基づいて、表示部に表示されたポインタの表示位置を制御するようにしたことで、2つのセンス部での良好な検出に基づいて、ポインタの表示位置制御が良好に行える。即ち、操作面を直接指などで触れての操作があった際には、第1のセンス部を使用した検出で、ポインタの表示位置を制御でき、位置指示器を操作面に近接又は接触させた際には、第2のセンス部を使用した検出で、ポインタの表示位置を制御できる効果を有する。
さらに、表示制御部は、第1のセンス部で検出した操作面上の接触位置の変化を、ポインタの相対的な表示位置変化に反映させ、第2のセンス部で検出した操作面上の位置指示器の近接位置又は接触位置の変化を、ポインタの絶対的な表示位置変化に反映させることで、それぞれのセンス部での検出に基づいた良好な操作ができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係るコンピュータ装置1の概略構成を示す外観図である。図1に示すコンピュータ1は、いわゆるノート型コンピュータ装置であって、折り畳み可能に構成された上部筐体11及び下部筐体12を有する。
上部筐体11には、液晶表示パネルからなるディスプレイ13が設けられ、キー入力部14には、ユーザにより操作されるキー入力部14、位置検出部3、及びスイッチ33、34が配設される。
キー入力部14は、数字キー、文字キー、記号キーを含む各種機能キーを備え、これらキーに対する押圧操作を検出する。
位置検出部3は、ユーザの手指が接触した場合に、その接触位置(絶対位置または相対位置)を検出する位置検出装置である。位置検出部3の上面は、下部筐体12の上面とほぼ同一高さ、若しくは下部筐体12の上面よりわずかに凹となった平面で構成され、この平面がユーザの手指による位置入力操作を受ける操作面となる。
また、位置検出部3は、ユーザの手指だけでなく位置指示器2による位置入力操作を検出することが可能である。
位置指示器2はペン型のケース21を有し、このケース21の先端から芯22が突出している。ケース21の側面には、ユーザの手指により押圧操作されるスイッチ23、24が並べて配設される。ユーザは、ペンを持つように位置指示器2を手に持ち、芯22を位置検出部3の操作面に押し付けるよう操作を行う。
位置指示器2は、ユーザによる操作時に、図9を参照して後述する共振回路26及びIC25の機能によって位置検出部3に無線信号を送信する。位置検出部3は、位置指示器2から送信される無線信号を受信することにより、位置指示器2によって指示された位置を検出する。また、位置指示器2は、IC25及び共振回路26の機能により、操作時に芯22に加わる押圧力(筆圧)を検出し、筆圧レベルを示す信号を生成して、位置を指示する信号とともに位置検出部3へ送信する。さらに、位置指示器2は、IC25及び共振回路26の機能により、スイッチ23、24の操作状態を検出し、スイッチ23、24の操作状態を示す信号を生成して、位置を指示する信号とともに位置検出部3へ送信する。
位置検出部3は、位置指示器2から送信される信号を受信することにより、位置指示器2によって指示された位置を検出するとともに、操作時の筆圧、及び、スイッチ23、24の操作状態を検出する。
位置検出部3に隣接して下部筐体12の上面に設けられるスイッチ33、34は、押圧操作によりオンとなるスイッチであり、位置検出部3と組み合わせて操作される。
ここで、位置検出部3の操作面は略矩形に形成され、その長辺方向をX方向、同短辺方向をY方向とするX−Y直交座標系が仮想的に設定される。位置検出部3は、ユーザの手指が接触した位置及び位置指示器2により指示された位置を、上記X−Y直交座標系における絶対位置または相対位置として検出する。
そして、図1に示すコンピュータ装置1は、キー入力部14、位置検出部3、及びスイッチ33、34の操作により入力される指示に従って、各種アプリケーションプログラムを実行することで、コンピュータとしての各種機能を実現する。このアプリケーションプログラムの実行時には、処理中のデータ等に係る各種画面がディスプレイ13に表示される。位置検出部3で位置の指示を検出した場合には、例えばディスプレイ13に表示されたポインタ13aの表示位置を、その検出状態に対応して変化させる。この表示位置の変化は、後述するCPU41(図7)による表示制御で実行される。
図2は、コンピュータ装置1の位置検出部3の構成部分を破断して示す分解斜視図である。下部筐体12の表面に配置された操作面である表面保護層311の下側には、第1センス部31が配置してある。第1センス部31は、表面保護層311に指などが直接触れたことを検出する位置検出手段である。本例の第1センス部31は、相対位置を指示する手段として使用される。そして、第1センス部31の下に、グラウンド(GND)層316(補助導体)が配設してある。グラウンド層316は、第1センス部31の接地電位部であり、後述するように多数のスリット316Aが形成してある。グラウンド層316の下には、第2センス部32が配置してある。第2センス部32は、位置指示器2(図1)による操作を検出するためのセンス部である。本例の第2センス部32は、絶対位置を指示する手段として使用される。さらに、第2センス部32の下には、シールド板326が配置してある。
図3は、位置検出部3の構成を示す要部断面図である。この図2には、下部筐体12(図1)の表面に露出する側を上、下部筐体12の底面側を下として図示する。
図3に示すように、位置検出部3は、上下方向に11の層(シールド板を除く)を重ねた構成となっており、最上部には、位置検出部3の表面に露出する表面保護層311が配設される。
表面保護層311の下にはX電極312(第1の検出用電極)及びY電極314(第2の検出用電極)が重ねて配設され、X電極312とY電極314との間には、X電極312とY電極314とを絶縁する絶縁層313が設けられる。
Y電極314の下には、絶縁層315を挟んでグラウンド(GND)層316(補助導体)が配設される。このGND層316は、図5を参照して後述するように、第1センス部31の接地電位部と接続されて、接地されている。
これら表面保護層311、X電極312、絶縁層313、315、Y電極314、及びGND層316により第1センス部31(検出用センス部)が構成される。第1センス部31は、ユーザの手指の接触を検出するためのセンス部である。
第1センス部31の下には、絶縁層321が配設され、この絶縁層321の下にループコイル322が重ねて配設される。ループコイル322の下には、絶縁層323を挟んでループコイル324が配設され、ループコイル324の下には絶縁層325が配される。これら絶縁層321、323、325、及びループコイル322、324により、第2センス部32(位置検出装置の検出部)が構成される。第2センス部32は、位置指示器2(図1)による操作を検出するためのセンス部である。さらに、絶縁層325の下方には、金属等の導体からなるシールド板326が配設される。
このように構成される位置検出部3において、表面保護層311は、透明または不透明の合成樹脂等により構成される板状部材あるいは膜である。表面保護層311は、ユーザの手指の接触及び位置指示器2による操作の検出を妨げないよう、絶縁体で構成されることが望ましく、操作時にユーザの手指または位置指示器2と擦れ合い、或いは押圧されることに鑑みると、耐摩擦性及び耐衝撃性に優れていることが好ましく、高い剛性を有するものであれば、より好ましい。また、表面保護層311の上面、すなわち位置検出部3の操作面となる面には、耐摩耗性を高めるための膜または層を形成しても良いし、位置指示器2の芯22を接触させた場合の感触を変化させるべく、表面保護層311の表面に、摩擦係数が異なる層を新たに設けてもよい。
絶縁層313、315、321、323は、それぞれ、合成樹脂等の絶縁体により構成される板または膜である。
絶縁層313、315は、X電極312、Y電極314、GND層316を他の導体と絶縁する目的で配設されるものであり、少なくともX電極312、Y電極314、及びGND層316のうち導体で構成される部分を覆うものであって、より望ましくは、位置検出部3の操作面のほぼ全体を含む領域に配設される。なお、絶縁層313に用いる材料としては、X電極312とY電極314との間の静電容量が望ましい値になるよう選択される誘電体が好ましい。
また、絶縁層321、323、325は、ループコイル322、324を他の導体と絶縁する目的で配設されるものであり、少なくともループコイル322、324のうち導体で構成される部分を覆うものであって、より望ましくは、位置検出部3の操作面のほぼ全体を含む領域に配設される。これら絶縁層313、315、321、323、325は、塗布、蒸着、印刷(吹付を含む)或いは貼付等の方法により形成される。
X電極312及びY電極314は、図4を参照して後述するように、直線状に形成された複数の導体を結線したものである。また、ループコイル322、324は、図6を参照して説明するように導体により構成される一ターンまたは複数ターンのループコイルである。これらX電極312、Y電極314及びループコイル322、324の導体としては、銅や銀等の金属または金属の化合物等を用いることが可能である。また、これらの導体は、塗布、印刷(吹付を含む)或いは貼付等の方法により、若しくは、これらの方法により形成した面状の導体にエッチングを施すことにより形成される。
図4は、第1センス部31におけるX電極312及びY電極314の配設状態を示す平面図である。この図4では、説明の便宜を図るため、絶縁層313及び他の層の図示を省略する。
図4に示すように、位置検出部3は、X電極312及びY電極314を各々複数備えている。X電極312は上記Y方向に沿って延びる直線状の導体であり、互いに平行に、上記X方向に並んでいる。また、Y電極314は上記X方向に沿って延びる直線状の導体であり、互いに平行に、上記Y方向に並んでいる。そして、位置検出部3においては、X電極312及びY電極314が互いに直交する。
複数のX電極312及びY電極314は、それぞれ後述する静電容量検出回路51(図8)に電気的に接続され、この静電容量検出回路51によって各X電極312と各Y電極314との間に所定の電圧が印加される。X電極312とY電極314とは絶縁層313を挟んで絶縁されているので、X電極312とY電極314との間には所定の静電容量が生じる。
ここで、位置検出部3の操作面にユーザの手指が接触すると、手指が接触した位置に近接するX電極312とY電極314との間の静電容量が変化する。このため、静電容量検出回路51によって、各X電極312と各Y電極314との間の静電容量の変化を検出することにより、ユーザの手指が接触した位置に最も近いX電極312及びY電極314が特定され、ユーザの手指が接触した位置が検出される。
また、位置検出部3においては、Y電極314の下方にGND層316が配設されている。
図5は、第1センス部31のGND層316の構成を示す平面図である。GND層316は、略矩形に形成された導体にスリット316A(切込部)を設けた形状を有する。このGND層316は、位置検出部3の操作面のほぼ全体にわたって配設され、より好ましくは、位置検出部3の操作面の全体を覆う領域に配設される。
GND層316には、GND層316の一端部からGND層316の内側に延びる直線状のスリット316Aが複数設けられ、これら複数のスリット316Aは平行に延びている。スリット316Aは、GND層316の一端部において開放し、スリット316AはGND層316の他端側で閉じており、GND層316は全体として櫛形形状となっている。なお、GND層316におけるスリット316Aの向きは任意であり、また、複数のスリット316Aが平行でなくてもよい。
GND層316は、下部筐体12の内部において接地されており、X電極312とY電極314との間の静電容量の変化を安定して検出できるようにするためのものである。
図6は、第2センス部32のループコイル322、324の構成例を示す要部分解斜視図である。
図6に示すように、ループコイル322、324は、それぞれ、位置検出部3の操作面に平行な面に沿って複数並べて配設される。各ループコイル322は、位置検出部3の操作面に設定されるX方向に並び、各ループコイル324は、同Y方向に並び、互いに直交している。これら複数のループコイル322、324は、それぞれ、後述する電磁式検出回路600(図9)に接続されて、電磁式位置検出部60(位置検出装置)を構成する。
図8は、コンピュータ装置1の機能的構成を示すブロック図である。
コンピュータ装置1は、各種制御プログラムを実行することによりコンピュータ装置1の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)41と、CPU41により実行される制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)42と、CPU41により実行されるプログラムやデータ等を一時的に格納するワークエリアを形成するRAM(Random Access Memory)43と、CPU41により実行される制御プログラム、アプリケーションプログラム、及び、これらプログラムに係るデータを記憶する記憶部44とを備える。
また、コンピュータ装置1は、キー入力部14と、位置検出部3におけるユーザの手指の位置を検出する静電容量式位置検出部50と、位置検出部3における位置指示器2の位置入力操作を検出する電磁式位置検出部60とに接続される入力部45を備える。静電容量式位置検出部50は、位置検出部3の第1センス部31を用いてユーザの手指の接触を検出し、検出した位置を示す操作信号を生成して入力部45に出力する。また、電磁式位置検出部60は、位置検出部3の第2センス部32を用いて位置指示器2による位置入力操作を検出し、検出した位置、位置指示器2における筆圧やスイッチ23、24の操作状態等を示す操作信号を生成して、入力部45に出力する。なお、第2センス部32を用いた位置指示器2の位置入力操作の検出としては、位置指示器2の先端が表面保護層311に接触した状態を検出すると共に、表面保護層311に近接した状態についても検出することができる。
入力部45は、キー入力部14におけるキー操作が行われた場合に、操作されたキーに対応する操作情報を生成する。また、入力部45は、静電容量式位置検出部50または電磁式位置検出部60から入力された操作信号に基づいて、これらにより検出された操作内容を示す操作情報を生成する。CPU41は、入力部45により生成される操作情報を取得することによって各種動作を実行する。
さらに、コンピュータ装置1は、CPU41から入力される画面表示用データに基づいてディスプレイ13(図1)を駆動し、ディスプレイ13に各種画面を表示させる表示部46と、コンピュータ装置1の外部の各種機器に接続され、これら機器との間で各種情報を送受信するI/F47とを備える。上記のCPU41、ROM42、RAM43、記憶部44、入力部45、表示部46、及びI/F47の各部は、バス48を介して相互に接続される。
CPU41は、ROM42に記憶された基本制御プログラムを読み出して実行することにより、コンピュータ装置1の各部を制御するとともに、記憶部44に記憶されたアプリケーションプログラムを読み出してRAM43のワークエリアに展開して実行し、各種データの処理を行う。また、CPU41は、基本制御プログラム及びアプリケーションプログラムの実行中に、当該プログラムに係る画面を表示するための画面表示用データを生成して表示部46に出力し、表示パネル5に上記画面を表示させる。また、CPU41は、ユーザの手指による操作の位置、或いは、位置指示器2による位置入力操作に対応した操作情報が入力部45から入力された場合に、この操作情報と表示部46に出力した画面表示用データとに基づいて、位置入力操作による指示内容を判別し、判別した指示内容に対応する動作を行う。
図8は、静電容量式位置検出部50の機能的構成を示すブロック図である。静電容量式位置検出部50(操作検出装置)は、位置検出部3の第1センス部31(図3)と、この第1センス部31におけるX電極312(図4)及びY電極314(図4)に接続された静電容量検出回路51(静電容量検出部)とを備えて構成される。
静電容量検出回路51は、複数のX電極312及びY電極314の各々に対して所定の電圧を印加する。これにより、X電極312とY電極314との間には所定の静電容量が生じる。静電容量検出回路51は、ユーザの手指が位置検出部3の操作面に触れてX電極312とY電極314との間の静電容量が変化した場合に、静電容量が特に大きく変化したX電極312及びY電極314を特定し、その位置及び静電容量の変化の度合い等をもとに演算処理を実行して、ユーザの手指が接触した位置を求め、対応する座標(絶対位置座標または相対位置座標)を算出する。さらに静電容量検出回路51は、算出した座標を示す操作信号を生成して入力部45(図7)に出力する。
図9は、電磁式位置検出部60の構成を示す図である。この図9に示すように、電磁式位置検出部60は、位置検出部3の各ループコイル322及び各ループコイル324が電磁式検出回路600(電磁式検出機能部)に接続されて構成される。なお、図9には、理解の便宜を図るため、電磁式位置検出部60とともに位置指示器2を図示する。
位置指示器2は、コイル及びコンデンサを含む共振回路26を備え、共振回路26にはIC25が接続される。
一方、電磁式検出回路600は、位置検出部3が有する複数のループコイル322、324の中から1のループコイルを選択する選択回路602と、選択回路602により選択されたループコイルに対して信号を送出する送信モード、及び、選択回路602により選択されたループコイルによって位置指示器2からの信号を受信する受信モードを切り換える送受切替回路603を備える。
また、電磁式検出回路600は、電磁式検出回路600の各部を制御する制御回路601と、送受切替回路603から出力された信号を増幅する増幅回路604と、増幅回路604により増幅された信号について、所定周波数帯域の信号成分のみを通過させるBPF(帯域通過フィルタ)605と、BPF605を通過した信号成分を電圧値に変換する検波回路606と、この電圧値を所定時間保持するサンプルホールド回路607と、サンプルホールド回路607に保持された電圧値をデジタルデータに変換して制御回路601に出力するA/D変換回路608と、制御回路601の制御に従って所定周波数の発振信号を生成する信号発生回路609と、信号発生回路609により生成された信号を増幅して送受切替回路603に出力する増幅回路610と、を備える。
電磁式検出回路600は、位置指示器2による位置入力操作を次のように検出する。
まず、制御回路601が、選択回路602を制御して一のループコイルを選択させるとともに、送受切替回路603を制御して、動作モードを送信モードに切り換えさせる。
続いて、制御回路601は、信号発生回路609を制御して所定周波数の信号を生成させる。この信号は、増幅回路610により増幅されて送受切替回路603を介して選択回路602に入力され、選択回路602により選択されているループコイルに上記信号に応じた電流が流れる。これにより、当該ループコイルの周囲に磁界(交番磁界)が発生する。
ここで、位置指示器2においては、電磁式検出回路600のループコイルの周囲に発生した磁界により共振回路26に誘導電流が流れ、IC25が動作を開始する。IC25は、共振回路26に対して所定周波数の信号を生成し、この信号を共振回路26から電磁式検出回路600へ送信させる。
電磁式検出回路600の制御回路601は、上記送信モードの動作を所定時間継続した後に、送受切替回路603を制御して動作モードを受信モードに切り換える。この切り換えによって、信号発生回路609からの信号が選択回路602に出力されなくなる。
この受信モードにおいては、IC25の動作により位置指示器2から送信された信号が、選択回路602により選択されているループコイルにより受信される。詳細には、IC25の動作により共振回路26に信号が加わることにより、この信号に応じた電流が共振回路26に流れ、共振回路26の周囲に磁界が生じ、この磁界によってループコイル322、324に誘導電流が流れる。そして、選択されているループコイルに流れる電流は増幅回路604によって増幅され、BPF605によって所定周波数帯域の成分のみが検波回路606に出力される。この成分は検波回路606によって電圧値に変換され、サンプルホールド回路607に保持される。サンプルホールド回路607に保持された電圧値は、所定時間毎にA/D変換回路608によってデジタルデータに変換されて制御回路601へ出力される。
そして、制御回路601は、選択回路602によってループコイル322、324を順次選択させながら、A/D変換回路608から入力されるデジタルデータを演算処理することにより、位置指示器2によって指示された位置に近いループコイルを特定して、指示された位置の座標を求める。
また、位置指示器2のIC25は、共振回路26に電流が流れる間、芯22(図1)に加わる筆圧及びスイッチ23、24(図1)の操作状態を検出し、この筆圧及び操作状態に応じて、共振回路26に対する発振信号の送出タイミング及び送出時間を変化させる。この送出タイミング及び送出時間の変化は、サンプルホールド回路607に保持された電圧値をA/D変換回路608によってデジタルデータに変換する際に反映される。そして、電磁式検出回路600の制御回路601は、A/D変換回路608から入力されるデジタルデータを演算処理することにより、筆圧及びスイッチ23、24の操作状態を取得する。
その後、制御回路601は、位置指示器2によって指示された位置、位置指示器2における筆圧、及び、スイッチ23、24の操作状態を示す操作信号を生成し、入力部45に出力する。
以上のように構成されるコンピュータ装置1によれば、ユーザの手指による操作を検出する静電容量式位置検出部50と、位置指示器2による位置入力操作を検出する電磁式位置検出部60とを備え、位置検出部3の操作面における手指による操作と、位置指示器2による操作とを個々に検出することが可能である。これにより、操作感の異なる複数の方法で入力操作を行うことが可能となり、操作性の向上を図ることができる。
また、位置検出部3は、ユーザの手指による操作を検出するための第1センス部31と、位置指示器2による操作を検出するための第2センス部32とを重ねた構成となっているので、コンピュータ装置1の下部筐体12に位置検出部3を設けるだけで、手指と位置指示器2との各々を用いた入力操作が可能となるので、筐体サイズが限られた小型の機器においても容易に適用可能である。
第1センス部31は、ユーザの手指が接触した場合のX電極312とY電極314との間の静電容量の変化を確実に検出できるよう、その上方に導体等が存在せず、かつ、ユーザの手指に近接することが望ましいことから、位置検出部3の上部に配設される。
一方、第1センス部31の下方に設けられる第2センス部32においては、位置指示器2による位置入力操作を検出するため、ループコイル322、324に流れる電流により磁界(交番磁界)が生じる。このため、第2センス部32の上方に導体が存在する場合、この導体に、ループコイル322、324により生じる磁界の影響で渦電流が生じることが考えられる。従って、第1センス部31に配設されたGND層316に渦電流が流れて、第2センス部32による検出動作に支障を来す可能性がある。
そこで本実施の形態に係るコンピュータ装置1においては、GND層316にスリット316Aを形成したことにより、GND層316に流れる渦電流の影響を大幅に抑制している。すなわち、GND層316がスリット316Aにより部分的に分断されたために、位置検出部3の操作面に沿った面内で、大きな渦電流が流れにくくなっている。このため、第2センス部32の検出動作に対する渦電流の影響が抑制され、確実かつ安定した検出動作を可能としている。この構成により、第1センス部31の下方に第2センス部32を設けても、位置指示器2による操作を検出する動作を、何ら問題なく安定して行うことができる。そして、下部筐体12に配設される位置検出部3だけで、ユーザの手指による操作を検出する機能と、位置指示器2による操作を検出する機能との両方を実現することが可能となっている。
また、GND層316にスリット316Aを設けて、GND層316において渦電流を生じ難くし、仮に渦電流を生じたとしても、小さな電流しか流れないようにしたことで、第2センス部32に限らず、第1センス部31の下方に様々な装置を配設することができる。この場合、第1センス部31の下方の配設された装置は、GND層316の存在による影響を殆ど受けることなく、安定して動作可能である。そして、第1センス部31の下方を各種装置の設置スペースとして利用できることから、筐体サイズが限られた小型の機器に適用すれば、限られたスペースを有効に利用できるという利点がある。
なお、上記実施形態においては、略矩形形状の導体に直線状のスリット316Aを設けた櫛形形状のGND層316を1個用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、曲線状に波打ったスリット316A′を複数配置したGND層316′としてもよい。或いは、例えば、櫛形形状の複数の導体を組み合わせて用いることも可能である。この例について説明する。
図11は、本発明を適用した一実施の形態の変形例におけるGND層の構成を示す平面図である。
この図11に示す例では、2個のGND層316″が、互いのスリット316A″が咬み合わさるように配設されており、互いに導通することはない。この状態において、2個のGND層316″は、互いに重ならず、かつ接触しないよう配設され、これら2個のGND層316″は各々接地されている。このため、図11に示す構成は、上記実施の形態で説明したGND層316(図2)と同一の厚みで構成できる。
上記の実施の形態において、図11に示す構成を用いた場合、接地された導体の面積が大きいことから、X電極312とY電極314との間の静電容量の変化を検出する動作を、より安定化させる効果が期待できる。
そして、これら2個のGND層316″は互いに導通しないので、その下方に第2センス部32を配設した場合であっても、GND層316″において大きな渦電流が発生しにくくなっているので、第2センス部32を用いた電磁式位置検出部60の検出動作に支障を来す可能性は極めて低い。
このほか、GND層316として用いる導体の形状は任意であり、スリット316Aに相当する任意形状のスリットを設けることで渦電流の発生を抑制することが可能であればよく、スリット316Aの幅及び数についても任意である。
例えば、GND層316として、位置検出部3の操作面に略平行な平面の導体をGND層316として用い、この導体の一端部から他端部まで達するスリット316Aを設けて、上記平面において、この導体が互いに導通しない複数の導体片に分割された構成としてもよい。さらに、異なる方向のスリット316Aによって上記平面の導体が複数に分割された構成としてもよい。この場合に、分割された各々の導体が、GND層316の面外に存在する電極に共通して接続された構成としてもよい。このいずれの場合にも、位置検出部3の操作面に平行な面内で大きな渦電流が流れることがなく、第2センス部32を用いた位置検出動作に対する渦電流の影響は極めて軽微なものとなる。
また、上記実施の形態において、ループコイル322、324のターン数は特に限定されず、一ターンであっても複数ターンであってもよく、位置検出部3に配されるループコイル322、324の数についても任意である。
また、X電極312、Y電極314、ループコイル322、324を構成する導体の幅は特に制限されない、さらに、図1に示した位置検出部3の操作面は矩形でなくてもよく、この場合、位置検出部3を構成する11の層(図2)の形状は、操作面の形状に合わせて適宜変更すればよい。また、スイッチ33、34の形状及び位置についても任意であり、より多数のスイッチを位置検出部3の近傍に設けてもよい。さらに、ディスプレイ13は、液晶表示パネルを備えたものに限定されない。
また、上記実施の形態において、位置指示器2は位置検出部3との間で無線信号を送受することにより、位置を指示する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、位置指示器2が電源装置を内蔵し、位置指示器2から位置検出部3に対して一方的に信号を送信するものとしてもよい。この場合も、位置指示器2の共振回路26により生じる磁界の影響でGND層316に渦電流が生じる可能性があるが、スリット316Aを設けたことで渦電流の発生を抑制することができ、位置検出部3において位置指示器2による操作を確実に検出できる。
また、上記実施の形態では本発明をノート型のコンピュータ装置に適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、デスクトップ型のコンピュータ装置等の情報処理装置に接続される入力デバイスに適用することが可能である。即ち、第1センス部31と第2センス部32とGND層316などを備えた位置検出部3を、1つの筐体に収納させた位置検出装置(入力デバイス)として構成し、その位置検出装置を、コンピュータ装置にUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどの有線ケーブルで接続(又は無線伝送)する構成としてもよい。
或いはまた、PDA(Personal Digital Assistant)や電子辞書、携帯型電話機、携帯型ゲーム機等の情報処理装置が備える入力部(或いはそれらに接続される入力デバイス)において本発明を適用することも可能である。
また、上記実施の形態では、第1のセンス部31を静電容量式位置検出部とし、第2のセンス部32を電磁式位置検出部としたが、第1のセンス部31を、他の検出方式で操作面に触れられたことを直接検出する位置検出部として構成してもよい。
本発明の一実施の形態によるコンピュータ装置の構成例を示す外観図である。 一実施の形態によるコンピュータ装置の内部配置例を示す一部破断斜視図である。 一実施の形態による位置検出部の構成例を示す要部断面図である。 一実施の形態による位置検出部におけるX電極及びY電極の構成例を示す要部平面図である。 一実施の形態による位置検出部におけるGND層の構成例を示す平面図である。 一実施の形態による位置検出部におけるループコイルの構成例を示す要部分解斜視図である。 一実施の形態によるコンピュータの機能的構成例を示すブロック図である。 一実施の形態による静電容量式位置検出部の構成例を示すブロック図である。 一実施の形態による電磁式位置検出部の構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例のGND層の構成を示す平面図である。 本発明の一実施の形態のさらに別の変形例のGND層の構成を示す平面図である。
符号の説明
1…コンピュータ装置(情報処理装置)、2…位置指示器、3…位置検出部、31…第1センス部(検出用センス部)、32…第2センス部(位置検出装置の検出部)、33,34…スイッチ、41…CPU、42…ROM、43…RAM、44…記憶部、45…入力部、46…表示部、50…静電容量式位置検出部(操作検出装置)、51…静電容量検出回路(静電容量検出部)、60…電磁式位置検出部(位置検出装置)、311…表面保護層、312…X電極(第1の検出用電極)、314…Y電極(第2の検出用電極)、316,316′,316″…GND層(補助導体)、316A,316A′…スリット(切込部)、322,324…ループコイル、313、315,321,323,325…絶縁層、600…電磁式検出回路(電磁式検出機能部)

Claims (12)

  1. 外部からの操作を受ける操作面が所定個所に配置され、操作面での操作に基づいた情報処理が行われる情報処理装置において、
    前記操作面の下に配設されて、前記操作面に触れられたことを、電気的に検出する第1のセンス部と、
    前記操作面と前記第1のセンス部の下に配設されて、外部の位置指示器の前記操作面への接近又は接触を、前記位置指示器との間で生じる電磁的作用で検出する第2のセンス部とを備え、
    前記第1のセンス部と前記第2のセンス部との間に補助導体を配置し、当該補助導体として、平面部を有する導体に、前記平面部の一端部から前記平面部の内側に延びる切込部を形成したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1記載の情報処理装置において、
    前記第2のセンス部は、複数のループコイルを備え、前記外部の位置指示器と前記ループコイルとの間に生じる電磁的作用に基づいて、前記位置指示器の位置を検出する電磁式センス部であり、
    前記補助導体に設けた切込部で、前記外部の位置指示器と前記ループコイルとの間に生じる電磁的作用を阻害しないことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2記載の情報処理装置において、
    前記第1のセンス部は、前記操作面に外部から操作されることで生じる、第1の検出用電極と第2の検出用電極との間の静電容量変化を検出するセンス部であり、前記補助導体は、前記第1のセンス部の接地電位部であることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項2記載の情報処理装置において、
    さらに、前記第2のセンス部の下部に、シールド部材を設けたことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項2記載の情報処理装置において、
    表示部と、
    前記第1及び第2のセンス部での検出に基づいて、前記表示部に表示されたポインタの表示位置を制御する表示制御部とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5記載の情報処理装置において、
    前記表示制御部は、前記第1のセンス部で検出した前記操作面上の接触位置の変化を、前記ポインタの相対的な表示位置変化に反映させ、前記第2のセンス部で検出した前記操作面上の前記位置指示器の近接位置又は接触位置の変化を、前記ポインタの絶対的な表示位置変化に反映させることを特徴とする情報処理装置。
  7. 外部からの操作を受ける操作面の下に配設される検出用センス部を備えた位置検出装置において、
    前記検出用センス部として、前記操作面への接触を検出する第1のセンス部と、
    外部の位置指示器の前記操作面への接近又は接触を、前記位置指示器との間で生じる電磁的作用で検出する第2のセンス部とを備え、
    前記第1のセンス部と、前記第2のセンス部との間に、補助導体を配置し、
    当該補助導体として、平面部を有する導体に、前記平面部の一端部から前記平面部の内側に延びる切込部を形成したことを特徴とする位置検出装置。
  8. 請求項7記載の位置検出装置において、
    前記補助導体は、前記平面部に複数の前記切込部が形成されたものであることを特徴とする位置検出装置。
  9. 請求項8記載の位置検出装置において、
    前記補助導体は、直線状の複数の前記切込部が、互いに平行に形成されたものであることを特徴とする位置検出装置。
  10. 請求項7記載の位置検出装置において、
    前記第2のセンス部は、複数のループコイルを備え、前記外部の位置指示器と前記ループコイルとの間に生じる電磁的作用に基づいて、前記位置指示器の位置を検出する電磁式センス部であり、
    前記補助導体に設けた切込部が、前記外部の位置指示器と前記ループコイルとの間に生じる電磁的作用を阻害しないことを特徴とする位置検出装置。
  11. 請求項10記載の位置検出装置において、
    前記第1のセンス部は、第1の検出用電極と第2の検出用電極との間の静電容量の変化に基づいて、前記操作面に加えられた操作を検出する静電容量検出部であり、
    前記補助導体は、当該静電容量検出部の接地電位部であることを特徴とする位置検出装置。
  12. 外部からの操作を受ける操作面の下に配設される操作検出用センス部品において、
    前記操作面への接触を検出する第1のセンス部と、
    外部の位置指示器の前記操作面への接近又は接触を、前記位置指示器との間で生じる電磁的作用で検出する第2のセンス部と、
    前記第1のセンス部と、前記第2のセンス部との間に配置された補助導体とを備え、
    当該補助導体として、平面部を有する導体に、前記平面部の一端部から前記平面部の内側に延びる切込部を形成した一端部から内側に延びる切込部を形成したことを特徴とする操作検出用センス部品。
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