JP2005528423A - オキシコドンの変動性投薬用量の浸透圧的送達のための剤形および組成物 - Google Patents

オキシコドンの変動性投薬用量の浸透圧的送達のための剤形および組成物 Download PDF

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Abstract

長時間にわたりオキシコドンを制御放出するための剤形、組成物および方法を記載する。本発明は、所望する速度で薬剤を送達するための特定濃度の含水薬剤コアを提供するために、オキシコドン、ポリマー担体および変動する量の塩のみを有する薬剤組成物を使用して、オキシコドンの変動する量を送達するための新規手段を開示する。本発明は薬剤組成物中に塩を加えるか、または減らすことによる操作で、含水薬剤コアの粘度を調節することにより機能する。この系は溶解性強化剤またはpH調整剤に依存しない。徐放性の剤形は1日1回投与した時、治療に効果的な平均定常状態血漿オキシコドン濃度を提供する。

Description

技術分野
本発明は薬剤の制御送達およびそのための方法、剤形およびデバイスに関する。特に本発明は疼痛の治療技術のために、オキシコドンを1日1回、制御送達するための方法、剤形およびデバイスを対象とする。オキシコドンの変動性投薬用量の浸透圧的送達のための組成物も含む。
発明の背景
オキシコドンは疼痛の軽減を主な治療効果として持つ蘇生薬である。オキシコドンは手術、ガン、外傷、胆石疝痛、腎疝痛、心筋梗塞および火傷による疼痛のような中度から重度な疼痛を軽減することが示されている。オキシコドンの短い半減期を越えて長期間にわたり制御された速度で蘇生的治療を提供するために、オキシコドンを経口投与するための製薬学的に許容され得る剤形が製薬学的および医学的分野に欠けているようである。
オキシコドンを含む興奮性オピオイドの薬理学的および医学的特性は、非特許文献1;および非特許文献2で知られている。一般に非経口的に投与されたオキシコドンの興奮作用は明らかに15分以内であり、一方、経口的に投与されたオキシコドンの作用の発生は幾分遅く、約30分以内に痛覚脱失が生じる。ヒト血漿において経口的に投与された即時放出型のオキシコドンの半減期は、約3.2時間である。非特許文献3。
本発明に先立ち、オキシコドンは速度非制御型の(nonrate−controlling)の用量集積型(dose−dumping)の即時放出錠剤のような通例の形態で、または用量集積型カプセルにより、そして通常は1日を通して複数回、反復的投与間隔で投与された。オキシコドンは放出制御マトリックス系であるOxycontin(商標)を用いて1日2回の基準でも投与される。しかしOxycontin(商標)の治療様式は、投与後の血中にオキシコドンの初期高用量を導き続け、続いて血中のオキシコドンレべルは下がる。さらに1日2回の投薬処方により24時間の中でピークおよび谷が2回生じる。投与パターンにおける濃度の差異は、これらの従来技術の剤形に付随する主な欠点である投与された薬剤の存在および不存在に関連する。通例の剤形およびピークと谷を含むその操作様式は、非特許文献4;非特許文献5;特許文献1および特許文献2(両方ともZaffaroniに発効された)で検討されている。
パーデューファルマ(Purdue Pharma)は現在、特許文献3により表されるオキシコドンの持続型(extended)の放出経口剤形、Oxycontin(商標)を市販している。Oxycontin(商標)は1日2回投与することが示されているが、特許では投与後2〜10時間の最大血漿濃度が投与後24時間の血漿濃度の2倍よりも高い濃度に達するように記載されたオキシコドンを含む「1日1回」の「経口徐放性(sustained release)剤形」を開示する。しかしそのような血漿濃度プロフィールは、1つのピーク濃度に対する1つの上昇勾配を有し、続いて剤形からのオキシコドンの放出速度が下がる時、ピークからの濃度が一定に下降する即時放出(immediate release)剤形に類似する遅延型(delayed)の1次送達速度をまさに現し続ける。
そのような血漿濃度プロフィールに存続する欠点は、1日を通した蘇生治療に有意なピークおよび谷を提供し続けることである。即時放出剤形のようなピーク濃度は治療的な必要性よりも高く、そして続いて起こる谷は患者に対して治療的に有益な処置よりも低い濃度を提供する。そのようなプロフィールは即時放出剤形に類似する副作用をもたらし続ける。すなわち24時間の投薬処方中に、ピーク濃度での過剰な投薬からの鎮静、および効能レベル下に下がる濃度での突破的疼痛。非特許文献3。
Oxycontin(商標)に関する他の特許には、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8および特許文献9を含む。これらの特許は、12時間にわたる送達用の類似の持続型放出剤形を開示し、そして1日1回の投与は開示しない。
当該技術分野は薬剤の放出制御に関する剤形の記載については十分である。短い半減期を現す特定の薬剤を送達するための種々の徐放性剤形が知られているかもしれないが、いずれの薬剤もが薬剤および送達様式に独自となり得る溶解性、代謝プロセス、吸収および他の物理的、化学的および生理学的パラメーターにより、それらの剤形から適切に送達されるわけではないかもしれない。
短い半減期を現す特定の薬剤を送達するための種々の徐放性剤形が知られているが、いずれの薬剤もが薬剤および送達様式に独自となり得る溶解性、代謝プロセス、吸収および他の物理的、化学的および生理学的パラメーターにより、それらの剤形から適切に送達されるわけではないかもしれない。
さらに鎮静、耐容、便秘症のようなオキシコドンに付随する副作用は、高い血漿濃度レベルに関係すると考えられ、1日に1回の即時放出用量を投与する能力を制限する。
薬剤組成物がスラリー、懸濁液または溶液として小さい出口開口部から膨潤性層(expandable layer)の作用により送達されるデバイスは、特許文献10;特許文献11;特許文献12;特許文献13;特許文献14;特許文献15;特許文献16および特許文献17に記載されている。典型的なデバイスは膨潤性の押出層(push layer)および半透膜により取り囲まれた薬剤層を含む。特定の場合、薬剤層には使用の環境へ薬剤組成物の放出を遅らせるための、または半透膜と一緒にアニールした(annealed)コーティングを形成するためのサブコートが提供されている。
薬剤組成物が乾燥状態で膨潤性層の作用により大きな出口開口部から速達されるデバイスは、特許文献18、特許文献19および特許文献20に記載されている。これらの参考文献は使用の環境へ有益な作用物質を送達するディスペンサーを記載し、これは壁により形成された区画の外へ乾燥した薬剤層を押出す膨潤性材料の層を含む半透性壁を含む。デバイスの出口開口部は、壁により形成される区画の内径と実質的に同じ直径である。
薬剤組成物を使用の環境へ乾燥状態で送達する剤形は、長期にわたり薬剤の適切な放出を提供することができるが、薬剤層の使用の環境への露出は状況によっては制御することが困難な薬剤の撹拌に依存する放出(agitation−dependent release)をもたらすかもしれない。したがって本発明に従い、剤形の押出層の膨潤率および出口開口部のサイズを制御することにより、計量できるスラリーまたは懸濁液として薬剤を放出することが有利となり得る。
従来技術ではオキシコドンの変動性投薬用量を浸透圧的に送達する特定の必要性に取り組んでいない。低から高用量のための特定の製剤には取り組んでいない。オキシコドンは意図する血漿濃度プロフィールを生成するために、望ましい治療的放出速度プロフィールを提供することができる浸透圧系内の低および高用量に関連する独自で、しかも扱われたことのない製剤の成果を提供する。
患者が特定期間に暴露される活性剤(active agent)の量を減らし、そして投与間隔を増すための、好ましくは1日1回の投薬処方を得るために、長期間にわたり前述の化合物の放出制御を可能とする効果的な投与法、剤形およびデバイスの必要性が存在する。
参考文献
米国特許第3,598,122号明細書 米国特許第3,598,123号明細書 米国特許第5,672,360号明細書 米国特許第4,861,598号明細書 米国特許第4,970,075号明細書 米国特許第5,226,331号明細書 米国特許第5,508,042号明細書 米国特許第5,549,912号明細書 米国特許第5,656,295号明細書 米国特許第5,633,011号明細書 米国特許第5,190,765号明細書 米国特許第5,252,338号明細書 米国特許第5,620,705号明細書 米国特許第4,931,285号明細書 米国特許第5,006,346号明細書 米国特許第5,024,842号明細書 米国特許第5,160,743号明細書 米国特許第4,892,778号明細書 米国特許第4,915,949号明細書 米国特許第4,940,465号明細書 製薬科学(Pharmaceutical Science)、Remington、第17版、第1099−1044頁(1985) 治療の薬理学的基礎(The Pharmacological Basis of Therapeutics)、Goodman and Rall、第8版、第485−518頁(1990) 医師の卓上参考書(Physician’s Desk Reference)、Thompson Healthcare、56版、第2912−2918頁(2002) 製薬科学(Pharmaceutical Science)、Remington,第18版、第1676−1686頁(1990)、マック出版社 製薬学的および臨床的薬物動態学(The Pharmaceutical and Clinical Pharmacokinetics)、第3版、第1−28頁(1984)、Lea and Febreger、フィラデルフィア
本発明は予想外に、24時間にわたる疼痛の連続的な治療技術のためのオキシコドンを含んでなる剤形およびオキシコドンを含んでなる治療用組成物の両方を提供する。
本発明は所望する放出速度で薬剤を送達するための特定粘度の含水薬剤コアを提供するために、薬剤、ポリマー担体および変動する量の塩のみの薬剤組成物を使用したオキシコドンの変動性用量を送達するための新規手段を開示する。この系の利点は、すべてが系に不安定化効果を有する可能性がある溶解性強化剤またはpH調整剤の添加に依存しない点である。系は有害効果が無い結合剤および潤滑剤を含む他の賦形剤を包含してもよい。
本発明は浸透圧性の送達系から変動するオキシコドン用量を送達するための新規手段を利用する。低用量のオキシコドンは、オキシコドンを浸透圧性剤形の約5〜15重量%のオキシコドンの範囲、好ましくは5〜10重量%のオキシコドンを含む。従来の浸透圧性剤形は、剤形から活性剤を放出することは活性剤の溶解度に依存する。しかしオキシコドンの溶解度は、従来の浸透圧性剤形製剤を利用して送達される活性剤に一貫しない量を生じる。本発明は系からの送達に適切な所望する減少した粘度を確立するために、独自の比率の塩をポリマー担体と包含することにより放出を調節する。
高用量のオキシコドンは、オキシコドンを浸透圧性剤形の約15〜40重量%のオキシコドンの範囲、好ましくは25〜40重量%のオキシコドンを含む。より高い薬剤負荷では、オキシコドンの悪い水和性質が高濃度の薬剤と薬剤層組成物中で合わさり、高用量のオキシコドンを効果的に制御放出する製剤を必要とする。本発明は、コアの粘度を上げることにより系から送達されるために適切な望ましい粘度を確立するために低比率の塩をポリマー担体に包含することにより、そしてこれによりコアの水和速度を上げることにより放出を調節する。
本発明はさらに、任意選択により、しかし好適には初期の疼痛軽減用に薬剤のオーバーコートを有する従来の錠剤に成形された剤形を利用することができる、24時間にわたり効能があるオキシコドン治療を提供するように設計された新規な放出速度プロフィールを対象とする。剤形は、即時放出の薬剤オーバーコート送達、およびその後コアの薬剤の放出が止まるまで続く制御型の薬剤送達を使用して、投与後約24時間、オキシコドンを放出する。本発明の剤形は約10〜20時間、そして好ましくは15〜18時間、そしてさらに好ましくは約17時間でのT70を特徴とする。本発明の剤形はさらに投与から6時間後、好ましくは12時間以上後、そして最も好ましくは15時間後に起こるCmaxを有すること、および24時間にわたり平らな血漿濃度プロフィールを生成するために2倍未満のC24となることを特徴とする。このプロフィールは、たとえ即時放出コーティングおよびその血漿濃度における同時上昇でも顕著であり、最大血漿濃度は投与から少なくとも6時間後、好ましくは12時間以上、そして最も好ましくは投与から15時間後まで起こらない。この新規なプロフィールは予期せずに効力的な治療を提供すると同時に、高い血漿濃度レベルに付随する副作用を減少するために十分低い薬剤血漿レベルを維持する。この独自の送達プロフィールは高い血漿レベル無しに、そして治療下の血液レベル無しに、24時間の効力も提供する。
本発明はオキシコドンおよび賦形剤を含む第1薬剤層および浸透圧調整剤(osmotic agent)を含み、そして活性剤を含まない押出層と呼ぶ第2膨潤性層を含む2層コアを包む半透膜を利用する。開口部は活性剤の環境への放出を可能とする錠剤の薬剤層末端上の膜を通して孔をあけられる。
胃腸管(GI)の乱れた水性環境では、薬剤のオーバーコートは迅速に溶解する。次いで水が膜の特性およびコア成分の重量オスモル濃度により定められる制御された速度で浸透膜を通って吸い込まれる。これは押出層を膨潤させ、そして薬剤層を水和して粘稠な、しかし変形可能な塊を形成する。押出層は薬剤層に対して膨張し、薬剤層が開口部を通って押し出される。薬剤層は、水がコアに吸収される速度と同じ速度で膜中の開口部を通って系から出る。錠剤の生物学的に不活性な成分はGI通過中完全なままで留まり、そして不溶性コア成分と一緒に錠剤殻として排除される。
本発明は、治療に効果的ではあるが、現在、1日に多数回投与されている即時および持続型放出剤形よりも少ない副作用を生じる1日1回の剤形となるように設計されている。
1つの観点では、本発明は約50cpsから100cpsの間の水和粘度を含んでなる薬剤組成物を含んでなる。
別の観点では、本発明は薬剤であるオキシコドン、ポリマーおよび変動する量の塩を含んでなる薬剤組成物を含んでなる。
別の観点では、本発明は化合物であるオキシコドンを均一な放出速度で長期にわたり放出するように適合させた徐放性剤形を含んでなる。
さらに別の観点では、本発明はオキシコドンの投与に応答性の個体の状態を処置する方法を含んでなり、この方法は化合物を均一な放出速度で長期にわたり放出するように適合させた剤形を個体に経口投与することを含んでなる。好ましくは剤形は1日1回、経口投与される。
さらに別の観点では、本発明は区画を定める壁(壁はそこに形成されたか、または形成可能な出口開口部および少なくとも半透性の壁の部分を有する);出口開口部から離れた区画内に配置され、そして壁の半透性部分に流絡で通じる膨張性層;および出口開口部に隣接する区画内に配置された薬剤層(薬剤層は化合物オキシコドンを含んでなる)を含んでなる剤形を含んでなる。
別の観点では、本発明はオキシコドンの投与に応答性の状態を処置する方法を含んでなり、この方法は剤形の投与後から24時間の期間中に、[Cmax−Cmin]/Cminにより形成される商が2以下であることを条件として、20mgの剤形から約5ng/mlから10ng/mlの間の化合物の定常血漿濃度を提供するために、オキシコドンを投与することを含んでなる。
従来技術はオキシコドンが連続放出剤形に、または24時間にわたり効能がある蘇生的治療を提供する本発明で特許請求するような治療用組成物に作成できるとは考えなかった。従来技術は、ピークおよび谷の送達に付随する副作用および突発疼痛を減らす、ポリアルキレンオキシドのようなオスモゲル(osmogel)、およびオスマジェント(osmagent)のような他の成分を含んでなる剤形および治療用組成物が利用できるようになるとは想定しなかった。
従来技術ではポリアルキレンオキシドからのオキシコドンの放出を制御するメカニズムは複雑であるので、ポリアルキレンオキシドを配合したオキシコドンは明白にされていない。例えばオキシコドンはポリアルキレンオキシド中では固定され、そして封鎖され得るようになる;またポリアルキレンオキシドは生物学的な水性の流体の存在下で許容できない膨潤を現す可能性があり、これによりポリアルキレンオキシドからオキシコドンの放出速度を変える。さらにポリアルキレンオキシドのようなオスモゲルはヒトの体温より低いガラス転移温度を有することができ、これによりそのような環境でオキシコドンを使用することは避けられる。さらにオキシコドンおよびポリアルキレンオキシドの特性はポリアルキレンオキシド中のオキシコドンの結晶化度、ポリアルキレンオキシド中のオキシコドンの爆発または遅延効果、およびポリアルキレンオキシドヒドロゲル中のオキシコドンの溶解性より例示され、すべて本発明の非自明性を証明する。
上記の提示は、錠剤、カプセル、エリキシルおよび懸濁液を含む従来の剤形および放出制御マトリックス形の欠点を克服する剤形および治療用組成物の重要な必要性を示す。これらの従来の剤形およびそれらに付随する血漿濃度のピークおよび谷は、長期にわたり最適な用量が調節された薬剤治療を提供しない。従来技術により送達されるオキシコドンは1日に2回以上投与され、これはそれ自体を制御型および徐放型の治療としない。この従来技術の薬剤投与パターンは、オキシコドンを速度を制御した用量で長期にわたり投与して一定の治療を提供することができ、そして従来技術の血漿濃度ピーク、谷および多回投薬を排除する剤形および治療用組成物の必要性を示す。本発明はオキシコドンを経口で比較的容易に投与する方法および様式を提供する。
発明の詳細な説明
本発明は本明細書で提供する以下の定義、図面および例示的開示を参照にして最もよく理解される。
「剤形」は、オキシコドンまたは製薬学的に許容し得るその酸付加塩のような活性薬剤を含んでなる製薬学的組成物またはデバイスを意味し、組成物またはデバイスは場合により、不活性成分、すなわち活性な薬剤の製造および送達に使用される沈殿防止剤、界面活性剤、崩壊剤、結合剤、希釈剤、潤滑剤、安定剤、酸化防止剤、浸透圧調整剤、着色剤、可塑剤、コーティング等のような製薬学的に許容し得る賦形剤を含む。
「活性剤」、「薬剤」または「化合物」は、オキシコドンまたは製薬学的に許容され得るその酸付加塩の特性を有する作用物質(agent)、薬剤または化合物を意味する。
本明細書で互換的に使用する「製薬学的に許容し得る酸付加塩」または「製薬学的に許容し得る塩」は、アニオンが塩の毒性または薬理活性にあまり寄与していない塩類を意味し、そしてそれ自体、オキシコドン化合物の塩基の薬理学的な均等物である。造塩目的に有用な製薬学的に許容し得る酸の例には、限定するわけではないが、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、クエン酸、酢酸、安息香酸、マンデル酸、リン酸、硝酸、粘液酸、イセチオン酸、パルミチン酸、その他を含む。
「徐放性」は、長期間にわたるある環境への活性剤の予め定めた連続放出を意味する。
「出口」、「出口開口部」、「送達開口部」または「薬剤送達開口部」という表現および本明細書で使用するかもしれない類似の表現は、通路;孔;開口部;および穴からなる群から選択される員を含む。この表現はまた侵食し、溶解し、または外壁から漏出して、これにより出口開口部を形成するための物質またはポリマーから形成されているか、または形成可能な開口部を含む。
薬剤の「放出速度」とは、単位時間あたり剤形から放出される薬剤の量、例えば時間あたりに放出される薬剤のミリグラム(mg/時間)を指す。薬剤剤形に関する薬剤放出速度は典型的には溶解のインビトロ速度、すなわち適切な条件下および適切な流体中で測定される単位時間あたり剤形から放出される薬剤の量として測定される。本明細書で記載する実施例において利用する溶解試験は、37℃での一定の水浴温度でUSPタイプVII水浴インデクサーに付けられた金属コイルサンプルホルダーに配置された剤形について行われた。放出速度溶液のアリコートをクロマトグラフィーシステムに注入して、試験期間中に放出された薬剤の量を定量した。
「放出速度アッセイ」は、USPタイプ7期間放出装置を使用して試験した剤形からの化合物の放出速度の決定に関して標準化されたアッセイを意味する。一般的に受け入れられている手順に従い、アッセイでは均等な等級の試薬に置き換えることができると理解されている。
本明細書では明快性および簡便性のために、ゼロ時間(t=0時間)および適当な時間単位での投与後の適当な時期、例えばt=30分もしくはt=2時間等として薬剤投与の時期を表す慣例を利用する。
本明細書で使用するように、他に特定しない限り、「投与後」の特定時期に得られる薬剤放出速度は、適切な溶解試験の実施後の特定の時期に得られるインビトロの薬剤放出速度を指す。剤形内の特定の薬剤の割合が放出された時期を、「T」値として参照することができ、ここで「x」は放出された薬剤のパーセントである。例えば剤形からの薬剤放出を評価するために一般に使用する参照測定は、剤形内の70%の薬剤が放出された時期である。この測定をその剤形について「T70」として参照する。
「即時放出剤形」は、投与後、薬剤を短期間内、すなわち一般的に数分から約1時間以内に実質的に完全に放出する剤形を指す。
「徐放性剤形」は、薬剤を長時間実質的に連続的に放出する剤形を意味する。本発明による徐放性剤形は、少なくとも約10〜20時間の、そして好ましくは15〜18時間の、そしてより好ましくは約17時間以上のT70値を表す。剤形は少なくとも約10時間、好ましくは12時間以上、そしてより好ましくは16〜20時間の持続した期間、薬剤を連続して放出する。
本発明による剤形は、徐放性の期間内に長期間、オキシコドンの均一な放出速度を表す。
「均一な放出速度」は、USPタイプ7期間放出装置で定められるような、先行したまたは後の平均時間放出からわずか約30%、そして好ましくはわずか約25%、そして最も好ましくはわずか約10%で正もしくは負に変動するコアからの平均時間放出速度を意味し、ここで累積放出は約25%〜約75%の間である。
「長期間(prolonged period of time)」とは、少なくとも4時間、好ましくは6〜8時間以上、そしてより好ましくは10時間以上の連続する期間を意味する。例えば本明細書に記載する例示的な浸透圧性剤形は、一般に投与後約2〜約6時間以内に均一な放出速度でオキシコドンを放出し始め、そして上記定義の均一な放出速度で長期間、約25%から少なくとも約75%まで持続し、そして好ましくは薬剤の少なくとも約85%が剤形から放出される。オキシコドンの放出はその後数時間以上続くが、放出速度は一般に均一な放出速度からは幾分遅くなる。
「C」は個体の血漿中の薬剤濃度を意味し、一般に単位用量あたりの質量、典型的にはミリリットルあたりのナノグラムで表される。簡便にするために、この濃度は本明細書では「血漿薬剤濃度」または「血漿濃度」を指し、これは任意の適切な体液または組織で測定される薬剤濃度を含めるものとする。薬剤投与後の任意の時期の血漿薬剤濃度は、C9hまたはC24h等のCtimeとして参照とされる。
「定常状態」は、個体の血漿中に存在する薬剤の量が長時間有意に変動しない状態を意味する。一定用量および剤形を一定の投与間隔で連続投与した後の薬剤蓄積のパターンは、最終的に血漿濃度のピークおよび血漿濃度の谷が各投与間隔内で本質的に同一である「定常状態」に到達する。本明細書で使用する、定常状態最大(ピーク)血漿薬剤濃度はCmaxと称し、そして最少(谷)血漿薬剤濃度はCminと称する。定常状態のピーク血漿および谷の薬剤濃度が起こった薬剤投与後の時期は、それぞれTmaxおよびTminと称する。
当業者は、個々の個体で得られる血漿薬剤濃度は薬剤の吸収、分布、代謝および排出に影響する多くのパラメーターにおける個体内の変動性により変動すると考える。この理由から、他に示さない限り本明細書では個体群から得られる平均値を、血漿薬剤濃度データを比較する目的で、そしてインビトロの剤形溶解速度とインビボの血漿薬剤濃度との間を関係を分析するために使用する。
本明細書では投与されたオキシコドンの用量と用量を投与した後に得られるピーク血漿オキシコドン濃度の規模との間の関係を使用して、本発明の剤形および方法と従来技術の剤形との間の有意な差異を具体的に説明する。例えば以下でさらに詳細に記載するように、用量(mg)の数値に対する平均Cmax(ng/ml)の数値の比を算出することにより、単位が無い数値、すなわちCmax/用量が導かれる。導かれた比率の値の差異は、従来の即時放出オキシコドン剤形の投与後のピーク血漿オキシコドン濃度と比べた本発明の徐放性オキシコドン剤形の投与後のピーク血漿オキシコドン濃度の規模の減少を特徴付ける。本発明による剤形の投与は好ましくは、約30以下、そしてより好ましくは約25以下の定常状態Cmax/用量比を提供する。
驚くべきことには均一の放出速度で長時間、約10〜20時間、そして好ましくは15〜18時間、そしてより好ましくは約17時間以上のT70値を表す徐放性オキシコドン剤形を調製できることが見いだされた。そのような剤形を1日1回投与することにより、治療に効果的な平均した定常状態の血漿オキシコドン濃度を提供する。
本明細書に記載する例示的な徐放性オキシコドン剤形、そのような剤形の調製法およびそのような剤形の使用法は、経口投与用の浸透圧性剤形を対象とする。しかし本明細書に記載する浸透圧系に加えて、当該技術分野には経口剤形からの薬剤の徐放性を達成することに対して多くの他の取り組みがある。これらの種々の取り組みには例えば、リザーバーデバイスおよびマトリックスデバイスのような拡散系、カプセル化された溶解系(例えば「短時間ピル(tiny time pill)」およびマトリックス溶解系のような溶解系、拡散/溶解系の組み合わせ、およびレミングトンの製薬科学(Remington’s Pharmaceutical Sciences)、1990編集、第1682−1685に記載されているようなイオン交換樹脂系を含むことができる。これら他の取り組みに従い操作するオキシコドン剤形は、特許請求の範囲で請求されるような薬剤放出特性および/または血漿オキシコドン濃度特性が、文字通りまたは等価のいずれかにこれら剤形を説明する程度で添付の特許請求の範囲に包含される。
浸透圧性剤形は一般に、少なくとも一部は半透性壁(これは流体の自由な拡散を可能とするが、薬剤または浸透圧調整剤(1つまたは複数)が存在する場合は、その拡散は可能にしない)により形成された区画に流体を吸収するための駆動力を生成する浸透圧を利用する。浸透圧系に対する有意な利点は操作がpH非依存的であり、すなわちたとえ剤形が胃腸管に移動し、そしてこれが有意に異なるpH値を有する異なる微小環境に遭遇しても、長時間にわたり浸透圧的に定められる速度で持続する点である。そのような剤形の総説はSantus and Baker、「浸透圧薬剤送達系:特許文献の総説(Osmotic drug delivery:a review of the patent literature)」、Journal of Controlled Release 35(1995)1−21に見いだされる(これは引用により全部、本明細書に編入する)。特に本出願の指定代理人、アルザ(ALZA)コーポレーションにより所有されている浸透圧性剤形を対象とした以下の米国特許は引用により全部、本明細書に編入する:米国特許第3,845,770号;同第3,916,899;同第3,995,631号;同第4,008,719号;同第4,111,202号;同第4,160,020号;同第4,327,725号;同第4,519,801号;同第4、578,075号;同第4,681,583号;同第5,019,397号および同第5,156,850号明細書。
図1は本発明による徐放性の浸透圧性剤形の1態様の透視図である。剤形10は内側区画を取り巻き、そして包む壁20を含んでなる(図1には示さず)。内側区画は以下により詳細に記載するように、オキシコドンまたはその製薬学的に許容され得る酸付加塩を含んでなる組成物を含む。壁20には内側区画を使用の外部環境と連結するために、少なくとも1つの薬剤送達出口60が提供されている。したがって剤形10の経口摂取後、流体は壁20を介して吸収され、そしてオキシコドンが出口60を介して放出される。
図1の好適な幾何学的態様は標準的な両凸形の錠剤を具体的に説明するが、この外形はカプセル形キャプレットおよび他の経口、頬内または舌下剤形を包含することができる。
本発明は改善されたコンプライアンスおよび利便性ならびにオキシコドンの投与に伴う副作用の減少、上昇した耐容、強化された効力を提供することが見いだされた。さらに本発明の剤形の投与に対する応答性が示されることが見いだされた。
図2は図1の外皮切断図であり、本明細書では薬剤層30を指す1成分の層を含む内側区画15を有する本発明の態様を示し、薬剤層30は壁20を介して外部環境から流体を押し流し、そして流体の吸収で送達可能なオキシコドン製剤を形成するための浸透圧的に活性な勾配を提供するために適合した、選択した賦形剤と混合されたオキシコドン剤31を含んでなる。以下により詳細に記載するように、賦形剤は本明細書では薬剤担体32、結合剤33、潤滑剤34および浸透圧的に活性な作用物質であるオスマジェント35とも呼ぶ適当な沈殿防止剤を含むことができる。操作では剤形10の経口摂取後、壁20をわたる浸透圧的な活性勾配が胃液を壁20を介して吸収させ、これにより送達可能なオキシコドン製剤、すなわち溶液もしくは懸濁液が内側区画に形成される。送達可能なオキシコドン製剤は、流体が内側区画に入り続ける時、出口60を介して放出される。薬剤の放出が起こる時、流体は吸収され続け、これにより持続した放出が駆動される。このようにして、オキシコドンは持続的かつ連続的様式で長時間にわたり放出される。
図3は、二層配置を有する内側区画15の別の態様を有する図1の外皮切断図である。この態様では、内側区画15は第1成分薬剤層30および第2成分押出層40を有する二層化した圧縮コアを含む。図1について上に記載したように薬剤層30は選択した賦形剤と混合したオキシコドンを含んでなる。
以下にさらに詳細に記載するように、第2成分押出層40は浸透圧的に活性な成分(1つまたは複数)を含んでなるが、いかなる活性剤も含んでいない。押出層40の成分は典型的にはオスマジェント42、および薬剤送達開口部60を介してこれらオスモポリマー(osmopolymer)の放出が起こらないように、流体が吸収された時、膨潤を現す比較的大きな分子量を有する1以上のオスモポリマー41を含んでなる。結合剤43、潤滑剤44、酸化防止剤45および着色剤46のようなさらなる賦形剤も押出層40に含むことができる。この第2成分層は、流体が吸収された時、オスモポリマー(1つまたは複数)が膨潤し、そして第1成分薬剤層の送達可能な薬剤を押し出し、これにより剤形から薬剤の放出が促進されるので、本明細書では膨潤性または押出層と呼ぶ。
操作では、図3に示すように剤形10の経口摂取後、壁20をわたる浸透圧的な活性勾配が胃液を壁20を介して吸収させ、これにより薬剤層30を送達可能な製剤に形成し、そして同時に押出層40中のオスモポリマー(1つまたは複数)を膨潤させる。送達可能な薬剤層30は、流体が内側区画15に入り続け、そして押出層40が膨潤し続ける時、出口60を介して放出される。薬剤層30の放出が起こる時、流体は吸収され続け、そして押出層は膨潤し続け、これにより持続した放出が駆動される。このようにして、オキシコドンは持続的かつ連続的様式で長時間にわたり放出される。
薬剤層30は図2および3を参照にして記載されているように、選択した賦形剤と混合されたオキシコドンを含んでなる。押出層40は図3を参照にして記載されているように、浸透圧的に活性な成分(1つまたは複数)を含んでなるが、いかなる活性剤も含まない。
薬剤層30は製薬学的に有効量のオキシコドン剤31、またはその製薬学的に許容され得る塩、および担体32を含んでなる。薬剤であるオキシコドンは蘇生治療力を有する4,5−エポキシ−14−ヒドロキシ−3−メトキシ17−メチルモルフィニアン−6−オンを含んでなる。オキシコドンは当該技術分野では知られている。メルクインデックス(The Merck Index)、第11版、第1100頁(1990)。
オキシコドン塩は以下からなる群から選択される員により表される:オキシコドン硫酸塩、オキシコドン塩酸塩、オキシコドントリフルオロ酢酸塩、オキシコドンチオセミカルバゾン塩酸塩、オキシコドンペンタフルオロプロピオン酸塩、オキシコドンp−ニトロフェニルヒドラゾン、オキシコドンo−メチルオキシン、オキシコドンチオセミカルバゾン、オキシコドンセミカルバゾン、オキシコドンフェニルヒドラゾン、オキシコドンヒドラゾン、オキシコドンヒドロブロミド、オキシコドンムケート、オキシコドンメチルブロミド、オキシコドンオレイン酸塩、オキシコドンn−オキシド、オキシコドン酢酸塩、オキシコドン二塩基性リン酸塩、オキシコドン一塩基性リン酸塩、オキシコドン無機酸塩、オキシコドン有機酸塩、オキシコドン酢酸塩三水和物、オキシコドンビス(ヘプタフルオロ酪酸塩)、オキシコドンビス(メチルカルバミン酸塩)、オキシコドン(ビス−ペンタフルオロプロピオン酸塩)、オキシコドンビス(ピリジン−3−カルボン酸塩)、オキシコドンビス(トリフルオロ酢酸塩)、オキシコドン酒石酸水素塩、オキシコドンクロロハイドレートおよびオキシコドン硫酸五水和物。
いずれの製造においても剤形および治療用組成物は、1〜640mgのオキシコドン薬剤31またはオキシコドン薬31の製薬学的に許容され得る塩を含んでなる。好ましくは本発明の剤形は20mg〜160mgのオキシコドン薬31を含んでなる。
本発明は製剤中に塩を加えるか、または減らすことによる操作で、水和した薬剤層の粘度を調節することにより機能する。製剤中の塩を利用する従来からの系は強い共通イオン効果を現す化合物を扱った。高い薬剤負荷での強い共通イオン効果は塩の添加により化合物の溶解度を調節し、望ましい零次放出速度プロフィールを生成するために送達サイクルの初期により多くの塩が放出されるようにする。これらの系は高い薬剤負荷系への塩の包含を教示し、塩析効果が必要ない低い薬剤負荷系では塩はほとんど含まれないか、または含まれない。
驚くべきことには、弱い共通イオン効果を現すオキシコドンおよび他の類似する薬剤は、溶解度を調節するための塩による類似効果の影響を受けず、そして塩析効果を介して放出速度に影響することが見いだされた。実際に驚くべきことには、オキシコドンは高用量で塩の添加による利益が無いが、低用量では塩の添加から利益を得ることが見いだされた。低用量への塩の添加により、水和した薬剤層の粘度を調節して、所望の放出速度プロフィールのために正しい送達を維持できることが見いだされた。
系の薬剤層に包含される塩の量は、高分子量ポリマーおよび低用量の薬剤を使用する場合の約25%から、低分子量ポリマーおよび高用量の薬剤を使用する場合のゼロパーセントである。本発明の薬剤組成物に包含される代表的な塩には、塩化ナトリウム、塩化カリウム等を含む。最も好ましいのは塩化ナトリウムである。
操作で薬剤層の粘度が約50cpsから約100cpsの間に維持される場合、20%より高い放出指数を有する系を得ることができる。放出指数は実質的に零次速度で放出される剤形中の全薬剤のパーセントから零次速度で放出されない薬剤のパーセントを引いたものと定義する。非零次放出は、零次領域の前後いずれかで起こり得る。例えば70%の薬剤がおよそ零次で放出されるならば、放出指数は40%となる。逆に20%の放出指数には少なくとも60%の薬剤が実質的に零次で放出されることが必要である。
この概念を使用することにより、低薬剤濃度(5〜15%)および高薬剤濃度(15〜40%)を含んでなる生成物は、本質的にそれらが均等な放出機能を有するように生成される得る。
薬剤層の粘度は、任意の多数の親水性ポリマーを使用することにより達成することができる。例にはNaCMC、HPMC等のような水溶性セルロースポリマー、またはPolyox(商標)のようなポリエチレンオキシドポリマー、またはマルトデキストリン、シュクロース、マンニトールのような水溶性糖を含む。所望の粘度に到達するために修飾することができるポリマーの任意の物理的または化学的特性も、この記載に含む。
薬剤層に使用するポリマー担体の好適な分子量は、100,000mw〜300,000mwの範囲、そしてより好ましくは約200,000mwである。
担体32は、図2および図3において水平線で表す親水性ポリマーを含んでなることができる。親水性ポリマーは活性剤の制御された送達に寄与する親水性のポリマー粒子を薬剤組成物中に提供する。これらのポリマーの代表例は、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(メチレンオキシド)、ポリ(ブチレンオキシド)およびポリ(ヘキシレンオキシド)を含む100,000〜750,000の数平均分子量のポリ(アルキレンオキシド);ポリ(アルカリカルボキシメチルセルロース)、ポリ(カルボキシメチルセルロースナトリウム)、ポリ(カルボキシメチルセルロースカリウム)およびポリ(カルボキシメチルセルロースリチウム)により表される40,000〜400,000の数平均分子量のポリ(カルボキシメチルセルロース)である。薬剤組成物は、剤形の送達特性を高めるためにヒドロキシプロピルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルブチルセルロースおよびヒドロキシプロピルペンチルセルロースにより表される9,200〜125,000の数平均分子量のヒドロキシプロピルアルキルセルロース;および剤形の流動特性を強化するために7,000〜75,000の数平均分子量のポリ(ビニルピロリドン)を含むことができる。これらのポリマーの中でも好適であるのは、100,000〜300,000の数平均分子量のポリ(エチレンオキシド)である。胃部環境で侵食される担体、すなわち生体侵食性担体が特に好ましい。
薬剤層30に包含することができる他の担体には、単独または他のオスマジェントと一緒に使用するために十分な浸透圧活性を現す炭水化物を含む。そのような炭水化物には単糖、二糖および多糖を含む。代表例にはマルトデキストリン(すなわちトウモロコシ澱粉の加水分解により生成されるグルコースポリマー)、およびラクトース、グルコース、ラフィノース、シュクロース、マンニトール、ソルビトール等を含んでなる糖を含む。好適なマルトデキストリンは20以下のデキストロース当量(dextrose equivalence)を有するもの、好ましくは約4〜約20の範囲のDE、そしてしばしば9〜20を有するものである。9〜12のDEを有するマルトデキストリンが最も有用であることがわかった。
上記の炭水化物、好ましくはマルトデキストリンはオスマジェントを添加せずに薬剤層30に使用することができ、そして剤形からオキシコドンの所望する放出を得ると同時に、1日1回の投与で長時間にわたり、そして24時間まで治療効果を提供する。
薬剤層30はさらに、図2および図3において垂直の直線により表される治療的に許容され得るビニルポリマー結合剤33を含んでなることができる。ビニルポリマーは、酢酸ビニル、ビニルアルコール、塩化ビニル、弗化ビニル、酪酸ビニル、ラルリル酸ビニルおよびステアリン酸ビニルからなる群から選択される員を用いたポリ−n−ビニルアミド、ポリ−n−ビニルアセトアミド、ポリ−n−ビニルピロリドンとしても知られているポリ(ビニルピロリドン)、ポリ−n−ビニルカプロラクトン、ポリ−n−ビニル−5−メチル−2−ピロリドンおよびポリ−n−ビニルピロリドンコポリマーからなる群から選択される員により表される5,000〜350,000の平均分子量を含んでなる。剤形10および治療用組成物は、0.01〜25mgの結合剤または結合剤として役立つビニルポリマーを含んでなる。他の代表的結合剤には、アラビアガム、澱粉およびゼラチンを含む。
剤形30はさらに、図2および3において波線により表される潤滑剤34を含んでなることができる。潤滑剤は製造中にダイ壁またはパンチ面に粘着することを防止するために使用する。典型的な潤滑剤にはステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸マグネシウム、オレイン酸、オレイン酸カリウム、カプリル酸、ステアリルフマル酸ナトリウムおよびパルミチン酸マグネシウムを含む。治療用組成物中に存在する潤滑剤の量は、0.01〜10mgである。
薬剤層30は典型的には、1つの層として担体および薬剤を、およびもう1つの層として押出層を接触した関係に圧縮することにより形成される乾燥組成物である。
薬剤層30は、オキシコドンおよび担体を含む混合物として形成され、これは使用の環境で生物学的流体と接触した時、押出層の作用により分配される化合物のスラリー、溶液または懸濁液を形成する。薬剤層は、本発明の方法および様式に従い、薬剤のサイズおよび薬剤層の作成に使用する付随的ポリマーのサイズを生じる粉砕により粒子から、典型的には化合物を含むコアとして形成され得る。目的とするマイクロン粒子のサイズを製造するための粒子の製造手段には、顆粒化、噴霧乾燥、ふるい、凍結乾燥、破砕、粉砕、噴射式製粉、微粉化および切り刻みを含む。この方法は微粉砕機、流体エネルギー粉砕ミル、グラインディングミル、ローラーミル、ハンマーミル、摩擦ミル、チェーサーミル、ボールミル、振動性ボールミル、衝撃微粉砕機、遠心微粉機、粗粒粉砕機および微細粉砕機のようなサイズ縮小装置により遂行され得る。粒子サイズは、グリズリスクリーン、フラットスクリーン、、共振性スクリーン、回転スクリーン、震動性スクリーン、振動性スクリーンおよびレシプロスクリーンを含むスクリーングにより確認され得る。薬剤および担体粒子を調製するための方法および装置は、製薬科学(Pharmaceutical Sciences)、Remington、第17版、1585ー1594頁(1985)、化学工学ハンドブック(Chemical Engineers Handbook)、Perry、第6版、21−13〜21−19頁(1984);Journal of Pharmaceutical Sciences,Parrot 第61巻、6号、813ー829頁(1974);および Chemical Engineer,Hixon、94ー103頁(1990)に開示されている。
薬剤層30はさらに界面活性剤および崩壊剤を含んでなることができる。界面活性剤の例は、ポリエチレングリコール400モノステアレート、ポリオキシエチレン−4−ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン−20−ソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレン−20−ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレン−20−モノラウレート、ポリオキシエチレン−40−ステアレート、オレイン酸ナトリウム等のような約10から25の間のHLB値を有するものである。崩壊剤は、澱粉、粘土、セルロース、アルギンおよびガム類および架橋澱粉、セルロースおよびポリマーから選択され得る。代表的崩壊剤には、コーンスターチ、ジャガイモ澱粉、クロスカメロース、クロスポビドン、グリコール酸澱粉ナトリウム、ビーガム(Veegum)HV、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、グアールガムなどがある。
活性剤は、送達期間、すなわち剤形の連続的投与間の期間にわたり維持されなければならない必要な投薬レベルに依存して剤形あたり0.1mg〜640mg、好ましくは剤形あたり10mg〜80mg、そしてより好ましくは20mg〜80mgの量で薬剤層に提供され得る。より典型的には剤形への化合物の負荷は、1日あたり10mg〜160mg、そしてより通常には20mg〜80mgの範囲で個体に化合物の用量を提供する。一般に1日あたり160mgより多くの総薬剤用量が必要な場合、多数の単位の剤形を同時に投与して必要な薬剤量を提供することができる。
本明細書に記載する疼痛軽減活性を有する化合物の代表的化合物として、1日あたり2または3回投与される即時放出オキシコドンは典型的には約10mgの開始用量で投与される。効果的な用量範囲は一般に10mg/日〜320mg/日になると決定された。耐容性の観察および開始用量を上回るさらなる臨床的効果の必要性から、5mg/日〜80mg/日の増分で増加する用量が生じる。
観察と同時に個体の血漿濃度を臨床アッセイにより測定して、耐容性と臨床効果と薬剤の血漿濃度との間の相関を決定することができる。血漿濃度は0.1ng/ml〜100ng/ml(ミリリットルあたりのナノグラム)、より典型的には4ng/ml〜40ng/mlの化合物の範囲となり得る。
押出層40は図3に具体的に説明するように、第1成分薬剤層30と接触している層状配置の排出組成物を含んでなる。押出層40は水性または生物学的流体を吸収し、そして膨張して薬剤組成物をデバイスの出口手段を介して押出すオスモポリマー41を含んでなる。適切な吸収特性を有するポリマーを、本明細書ではオスモポリマーと呼ぶことができる。このオスモポリマーは水および水性の生物学的流体と相互作用し、そして高度に膨張または拡大し、典型的には2〜50倍の容積増加を現す膨潤性で、親水性のポリマーである。オスモポリマーは非架橋化であるか、または架橋化されることができるが、好適な態様は少なくとも軽く架橋され、大きすぎ、そしてからまって剤形から出ることができないポリマー網を形成する。すなわち好適な態様では、膨張性の組成物が剤形の操作寿命の間、剤形内に保持される。
押出層40は図3で“V”により表される20〜375mgのオスモポリマー41を含んでなる。層40中のオスモポリマー41は、薬剤層20中のオスモポリマー32よりも高い分子量を有する。
流体吸収性排出ポリマーの代表的なものには、ポリ(エチレンオキシド)により表されるような100万〜1500万の数平均分子量のポリ(アルキレンオキシド)、および500,000〜3,500,000の数平均分子量のポリ(アルカリカルボキシメチルセルロース)(ここでアルカリはナトリウム、カリウムまたはリチウムである)から選択された員を含んでなる。押出しー排出組成物を配合するための追加ポリマーの例には、例えば、Carbopol(商標)酸性カルボキシポリマー、カルボキシポリメチレンとしても知られているポリアリルシュクロースとのアクリル架橋ポリマー、および分子量250,000〜4,000,000を有するカルボキシビニルポリマーのようなヒドロゲルを形成するポリマーを含んでなるオスモポリマー;Cyanamer(商標)ポリアクリルアミド;架橋結合化水膨潤性インデンマレイン酸無水ポリマー;分子量80,000〜200,000を有するGoodーrite(商標)ポリアクリル酸;ジエステル架橋ポリグルランのような縮合グルコース単位から成るAquaーKeeps(商標)アクリレートポリマー多糖類等を含んでなる。ヒドロキシゲルを形成する代表的ポリマーは、Hartopに発効された米国特許第3,865,108号、Manningに発効された米国特許第4,002,173号、Michealsに発効された米国特許第4,207,893号、ならびに一般的ポリマーのハンドブック(Handbook of Common Polymers)、Scott and Roff、ケミカルラバー社(Chemical Rubber Co.)、クリーブランド、オハイオ州により従来技術で知られている。
押出層40は、図3において丸で表される0〜75mg、そして現在5〜75mgの浸透圧的に効果的な化合物、オスマジェント42を含んでなる。浸透圧的に効果的な化合物はオスマジェントとして、および浸透圧的に効果的な溶質としても知られている。剤形の薬剤層および押出層に見いだすことができるオスマジェント42は、壁20にわたって浸透圧活性勾配を現すものである。適当なオスマジェントは、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸リチウム、リン酸カリウム、マンニトール、尿素、イノシトール、コハク酸マグネシウム、酒石酸、ラフィノース、シュクロース、グルコース、ラクトース、ソルビトール、無機塩、有機塩および炭水化物からなる群から選択される員を含んでなる。
押出層40はさらに、図3において三角で表される治療的に許容され得るビニルポリマー43を含んでなることができる。ビニルポリマーは酢酸ビニル、ビニルアルコール、塩化ビニル、弗化ビニル、酪酸ビニル、ラルリル酸ビニルおよびステアリン酸ビニルからなる群から選択される員を用いたポリ−n−ビニルアミド、ポリ−n−ビニルアセトアミド、ポリ−n−ビニルピロリドンとしても知られているポリ(ビニルピロリドン)、ポリ−n−ビニルカプロラクトン、ポリ−n−ビニル−5−メチル−2−ピロリドンおよびポリ−n−ビニルピロリドンコポリマーからなる群から選択される員により表される5,000〜350,000の粘度−平均分子量を含んでなる。押出層は0.01〜25mgのビニルポリマーを含む。
押出層40はさらに、図3において垂直の波線で確認される0〜5mgの非毒性着色剤または色素46を含んでなることができる。着色剤35はFD&C No.1青色色素、FD&C No.4赤色色素、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、二酸化チタン、カーボンブラックおよびインジゴのような食品医薬品局着色剤(FD&C)を含む。
押出層40はさらに、図3において半円で確認される潤滑剤44を含んでなることができる。典型的な潤滑剤はステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸ナトリウム、パルミチン酸カルシウム、ラウリル酸ナトリウム、リシノール酸ナトリウムおよびリノール酸カリウムからなる群から選択される員を含んでなる。潤滑剤の濃度は、0.01〜10mgである。
押出層40は膨潤可能製剤40を含んでなる成分の酸化を抑制するために、図3において斜線により表される酸化防止剤45をさらに含んでなることができる。押出層40は0.00〜5mgの酸化防止剤を含んでなる。代表的な酸化防止剤は、アスコルビン酸、アスコルビルパルミテート、ブチル化ヒドロキシアニソール、2および3ターシャリー−ブチル−4−ヒドロキシアニソールの混合物、ブチル化ヒドロキシトルエン、イソアスコルビン酸ナトリウム、ジヒドログアヤレチック酸、ソルビン酸カリウム、重硫酸ナトリウム、メタ重硫酸ナトリウム、ソルビン酸、アスコルビン酸カリウム、ビタミンE、4−クロロ−2,6−ジターシャリーブチルフェノール、アルファ−トコフェロールおよびプロピルガレートからなる群から選択される員を含んでなる。
図4は図3の剤形上に薬剤31のオーバーコート50を含んでなる本発明の好適態様を表す。図4の剤形10は、剤形10の壁20の外面上にオーバーコート50を含んでなる。オーバーコート50は、0.5〜75mgのオキシコドン31、およびアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよびヒドロキシプロピルアルキルセルロースからなる群から選択される0.5〜275mgの製薬学的に許容され得る担体を含んでなる治療用組成物である。オーバーコートはメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロースおよびヒドロキシプロピルブチルセルロースにより表される。オーバーコート50は、オーバーコート50が胃腸液の存在下で溶解するか、または崩壊を受けるとすぐに治療力を提供し、それと同時に即時のオキシコドン治療のためにオキシコドン31を胃腸管に送達する。
剤形成分の製造に適した溶媒の例としては、系で使用する材料に有害な影響を及ぼすことのない水性または不活性有機溶媒を含んでなる。溶媒は、広範には水性溶媒、アルコール、ケトン、エステル、エーテル、脂肪族炭化水素、ハロゲン化溶媒、脂環式、芳香族、複素環式溶媒およびそれらの混合物から成る群から選択される員を含む。典型的な溶媒には、アセトン、ジアセトンアルコール、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、メチルアセテート、エチルアセテート、イソプロピルアセテート、nーブチルアセテート、メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、nーヘキサン、nーヘプタン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルアセテート、メチレンジクロライド、エチレンジクロライド、プロピレンジクロライド、四塩化炭素ニトロエタン、ニトロプロパンテトラクロロエタン、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、シクロヘキサン、シクロオクタン、ベンゼン、トルエン、ナフサ、1、4ージオキサン、テトラヒドロフラン、ジグライム、水、塩化ナトリウム、塩化カルシウム等のような無機塩類を含む水性溶媒、ならびにアセトンおよび水、アセトンおよびメタノール、アセトンおよびエチルアルコール、メチレンジクロライドおよびメタノール、およびエチレンジクロライドおよびメタノールのようなそれらの混合物を含む。
壁20は、水および生物流体のような外部流体の通過に対して透過性となるように形成され、そしてオキシコドン、オスマジェント、オスモポリマー等の通過に対しては実質的に非透過性である。それ自体は半透性である。壁の形成に使用される選択的半透性組成物は本質的には非侵食性であり、それらは剤形の有効期間中には生物流体に実質的に不溶性である。
壁20を形成する代表的ポリマーは、半透性ホモポリマー、半透性コポリマー等を含む。そのような材料は、セルロースエステル、セルロースエーテルおよびセルロースエステル−エーテルを含む。セルロース性ポリマーは、両端を含め0〜3を超えるそれらのアンヒドログルコース単位の置換度(DS)を有する。置換度(DS)は、置換基により置換されるか、または別の基に変換される無水グルコース単位にもともと存在するヒドロキシル基の平均数を意味する。無水グルコース単位は、アシル、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、カルボアルキル、アルキルカルバメート、アルキルカルボネート、アルキルスルホネート、アルキルスルファメートのような基、半透性ポリマー形成基等により部分的または完全に置換され得、その場合、有機部分は1〜12個の炭素原子、そして好ましくは1〜8個の炭素原子を含む。
半透性組成物は、典型的にはセルロースアシレート、セルロースジアシレート、セルローストリアシレート、セルロースアセテート、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、モノー、ジー、およびセルロースアルカニレート、モノ−、ジ−、およびトリ−アルケニレート、モノ−、ジ−、およびトリ−アロイレート等から成る群から選択された一員を含む。ポリマーの例には、1.8〜2.3のDSおよび32〜39.9%のアセチル含量を有するセルロースアセテート;1〜2のDSおよび21〜35%のアセチル含量を有するセルロースジアセテート;2〜3のDSおよび34〜44.8%のアセチル含量を有するセルローストリアセテートを含む。さらに具体的なセルロース性ポリマーには、1.8のDSおよび38.5%のプロピオニル含量を有するセルロースプロピオネート;1.5〜7%のアセチル含量および39〜42%のアセチル含量を有するセルロースアセテートプロピオネート;2.5〜3%のアセチル含量、39.2〜45%の平均プロピオニル含量および2.8〜5.4%のヒドロキシル含量を有するセルロースアセテートプロピオネート、1.8のDS、13〜15%のアセチル含量および34〜39%のブチリル含量を有するセルロースアセテートブチレート、2〜29%のアセチル含量、17〜53%のブチリル含量および0.5〜4.7%のヒドロキシル含量を有するセルロースアセテートブチレート;セルローストリバレレート、セルローストリラメート、セルローストリパルミテート、セルローストリオクタノエートおよびセルローストリプロピオネートのような2.6〜3のDSを有するセルローストリアシレート;セルロースジスクシネート、セルロースジパルミテート、セルロースジオクタネート、セルロースジカプリレート等のような2.2〜2.6のDSを有するセルロースジエステル;およびセルロースアセテートバレレート、セルロースアセテートスクシネート、セルロースプロピオネートスクシネート、セルロースアセテートクタノエート、セルロースバレレートパルミテート、セルロースアセテートヘプタノエート等のような混合セルロースエステルを含む。半透性ポリマーは、米国特許第4,077,407号明細書で周知であり、それらは、ポリマー科学および技術の辞典(Encyclopedia of Polymer Science and Technology)、第3巻、325ー354頁(1964)、インターサイエンス出版社(Interscience Publilshers Inc)、ニューヨーク、ニューヨーク州に記載された方法により合成することができる。
外壁20を形成するための追加的半透性ポリマーには、セルロースアセトアルデヒドジメチルアセテート;セルロースアセテートエチルカルバメート;セルロースアセテートメチルカルバメート;セルロースジメチルアミノアセテート;半透性ポリアミド;半透性ポリウレタン;半透性スルホン化ポリスチレン;アニオンおよびカチオンの共沈澱により形成される架橋選択的半透性ポリマー(米国特許第3,173,876号、同第3,276,586号、同第3,541,005号、同第3,541,006号および同第3,546,142号明細書に開示されているような);米国特許第3,133,132号明細書でLoebらにより開示された半透性ポリマー;半透性ポリスチレン誘導体;半透性ポリ(スチレンスルホン酸ナトリウム);半透性ポリ(ビニルベンジルトリメチルアンンモニウムクロライド);および1気圧あたり、半透性壁全体に対する静水圧または浸透圧差異により表される10−5〜10−2(cc.mil/cm hr.atm)の流体透過性を現す半透性ポリマーが含まれる。これらのポリマーは、米国特許第3,845,770号、同第3,916,899号および同第4,160,020号明細書;ならびに一般的ポリマーのハンドブック(Handbook of Common Polymers)、Scott およびRoff(1971)CRC出版、クリーブランド、オハイオ州により当業者では周知である。
壁20はまた、フラックス調節剤(flux−regulating agent)を含み得る。フラックス調節剤は、壁20を通る流体透過性またはフラックスの調節を補助するように加えられる化合物である。フラックス調節剤は、フラックス増強剤またはフラックス低下剤であり得る。この薬剤を前もって選ぶことにより、液体フラックスを増加または低減化することができる。水のような流体に対する透過性を著しく増加させる薬剤は、本質的に親水性であることが多く、水のような流体に対し著しく減少させるものは本質的に疎水性である。壁中の調節剤の量は、そこへ全体的に包含された場合、約0.01〜20重量%以上である。フラックス調節剤には、多価アルコール類、ポリアルキレングリコール類、ポリアルキレンジオール類、アルキレングリコールのポリエステル類等を含む。典型的なフラックス増強剤には、ポリエチレングリコール300、400、600、1500、4000、6000等;ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールおよびポリアミレングリコールのような低分子量グリコール類;ポリ(1,3ープロパンジオール)、ポリ(1,4ーブタンジオール)、ポリ(1,6ーへキサンジオール)等のようなポリアルキレンジオール類;1,3ーブチレングリコール、1,4ーペンタメチレングリコール、1,4ーヘキサメチレングリコール等のような脂肪族ジオール類;グリセリン、1,2,3ーブタントリオール、1,2,4ーへキサントリオール、1,3,6ーへキサントリオール等のようなどアルキレントリオール類;エチレングリコールジプロピオネート、エチレングリコールブチレート、ブチレングリコールジプロピオネート、グリセロールアセテートエステル類等のエステル類を含む。現在好適なフラックス強化剤には、プルロニック(BASF)として知られているプロピレングリコールの二官能性ブロック−コポリマーであるポリオキシアルキレン誘導体の群を含む。代表的なフラックス低下剤には、ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、および[ジ(2ーエチルへキシル)フタレート]のようなアルキルもしくはアルコキシまたはアルキルおよびアルコキシ基の両方により置換されたフタレート類、トリフェニルフタレートおよびブチルベンジルフタレートのようなアリールフタレート;ポリビニルアセテート、トリエチルサイトレート、オイドラギット;硫酸カルシウム、硫酸バリウム、リン酸カルシウム等のような不溶性塩類;酸化チタンのような不溶性酸化物;ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネートおよびポリスルホンのような粉末、顆粒等の形態のポリマー;長鎖アルキル基によりエステル化されたクエン酸エステルのようなエステル類;不活性および実質的に水非透過性充填剤、セルロース基材の壁形成剤料と適合し得る樹脂等を含む。
他の材料も、壁20を低脆性にし、そして断裂耐久性にするために、柔軟性および伸長特性を付与するための半透過壁材料に含むことができる。適切な材料にはジベンジルフタレート、ジヘキシルフタレート、ブチルオクチルフタレート、6〜11個の炭素原子を有する直鎖フタレート、ジ−イソノニルフタレート、ジ−イソデシルフタレート等のフタレート可塑剤を含む。可塑剤には、トリアセチン、ジオクチルアゼレート、エポキシド化タレート、トリーイソオクチルトリメリテート、トリーイソノニルトリメリテート、シュクロースアセテートイソブチレート、エポキシド化大豆油等のような非フタレート類を含む。壁中の可塑剤の量は、そこに包含される時、約0.01%〜20重量%以上である。
出口開口部を除き、都合良くパンコーティングを使用して完成した剤形が提供され得る。パンコーティング系では、単層コア用の薬剤層または二層化コア用の薬剤層および押出層を含んでなる圧縮された単または二層化コア上に、回転するパン中でタンブリングさせながら適切な壁組成物を連続的に噴霧することにより、壁20の壁を形成する組成物を沈積させる。市販により入手できることからパンコーティング機が使用される。他の技術も圧縮コアのコーティングに使用され得る。いったんコーティングされれば、壁は送風式オーブンまたは温度および湿度制御式オーブンで乾燥され、製造に使用した溶媒(1つまたは複数)を剤形から除去することができる。乾燥条件は、通例は利用可能な設備、周囲条件、溶媒、コーティング、コーティング厚等などに基づいて選択される。
他のコーティング技術もまた使用され得る。例えば、剤形の壁(1つまたは複数)は、気中懸濁法を用いる1つの技術で形成され得る。この手法は、圧縮された単または二層コアを気流および半透性壁形成組成物中で、壁がコアに適用されるまで懸濁およびタンブリングさせることから成る。気中懸濁法は、この剤形の壁を独立形成するのによく適している。気中懸濁法は、米国特許第2,799,241号明細書;J.Am.Pharm.Assoc.,第48巻、451ー459頁(1959);および同上、第49巻、82ー84頁(1960)に記載されている。この剤形はまた、例えば、共溶媒としてメチレンジクロライドメタノールを用いるWurster(商標)気中懸濁塗工機によりコーティングすることもできる。Aeromatic(商標)気中懸濁塗工機は共溶媒を用いて使用され得る。
本発明の剤形は標準技術により製造され得る。例えば、剤形は湿式造粒技術により製造され得る。湿式造粒技術では、薬剤および担体を造粒流体として変性無水エタノールのような有機溶媒を用いて混合する。残りの材料は少しづつ上記のような造粒流体に溶解することができ、そしてこのようにして調製された溶液をブレンダー中で連続混合しながらゆっくりと薬剤ブレンドに加える。湿潤ブレンドが生成されるまで造粒流体を加え、次いでこの湿潤塊状ブレンドを予め定められたスクリーンにかけてオーブン皿に出す。ブレンドを送風オーブン中、24℃〜35℃で18〜24時間乾燥する。次いで乾燥した顆粒を一定の大きさにそろえる。次に、ステアリン酸マグネシウムまたは他の適切な潤滑剤を薬剤造粒物に加え、次いで造粒物をミリングジャーに入れ、ジャーミルで10分間混合する。組成物を、例えば、Manesty(商標)圧縮機またはKorsch LCT圧縮機で層に圧縮する。二層化コアについては、薬剤含有層を圧縮し、そして同様に調製した押出層組成物の湿潤ブレンドが含まれる場合は、それを薬剤含有層に対して圧縮する。中間圧縮は典型的には約50〜100ニートンの力で行う。最終段階の圧縮は典型的には3500ニュートン以上、しばしば3500〜5000ニュートンの力で行う。単または二層圧縮化コアは、乾燥塗工圧縮機、例えばKilian(商標)乾燥塗工圧縮機に供給され、そして引き続いて上記のような壁材料でコーティングされる。
1以上の出口開口部は剤形の薬剤層末端に孔をあけられ、そして着色されているか(例えばOpadry着色したコーティング)または透明(例えばOpadry Clear)でよい任意選択の水溶性オーバーコートを剤形上にコーティングして仕上げた剤形が提供される。
別の製造では、薬剤および他の成分を含んでなる薬剤層がブレンドされ、そして固体層に圧縮される。層は剤形中で層が占める面積の内寸に対応する寸法を有し、そして層は第2の押出層が含まれるならば、それと接触した配置を形成するために押出層に対応する寸法も有する。薬剤および他の成分はボールミル粉砕、圧延、撹拌またはロール練りのような常法により固体または半固体状に溶媒とブレンドおよび混合され、次いで予め選択される形状に圧縮され得る。次いでオスモポリマー組成物が含まれる場合、それを同様の様式で薬剤の層と接触させて配置する。薬剤およびオスモポリマー層の層化は、通例の二層圧縮技術により作成することができる。次いで圧縮されたコアは上記のような半透壁材料でコーティングされ得る。
使用され得る別の製造方法では、各層を流動床造粒機で粉末化成分と混合することを含んでなる。粉末化成分を造粒機中で乾燥混合した後、造粒性流動体、例えば、水中のポリ(ビニルピロリドン)を粉末に噴霧する。次いでコーティングされた粉末を造粒機で乾燥する。この方法により、造粒性流体を加えながらそこに存在する成分を全て造粒する。造粒物を乾燥後、Vーブレンダーまたはトートブレンダーを用いてステアリン酸またはステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤を造粒物に混合する。次いで顆粒を上記様式で圧縮する。
出口60は各剤形に提供される。出口60は剤形から薬剤の均一な放出のために圧縮されたコアと協同する。出口は剤形の製造中、または使用の流体環境中で剤形による薬剤送達中に提供することができる。
出口60は、形成されているか、または侵食、溶解するか、または外壁から漏出して、これにより出口開口部を形成する物質もしくはポリマーから形成可能な開口部を含むことができる。この物質もしくはポリマーには、例えば半透性壁中の侵食性のポリ(グリコール)酸またはポリ(乳)酸;ゼラチン状フィラメント;水除去性(water−removable)のポリ(ビニルアルコール);無機および有機塩、酸化物および炭水化物からなる群から選択される流体除去性の孔形成物(pore−former)のような漏出性化合物を含む。
1つの出口または複数の出口は、ソルビトール、ラクトース、フルクトース、グルコース、マンノース、ガラクトース、タロース、塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸ナトリウムおよびマンニトールからなる群から選択される員を漏出することにより形成されて、均一に放出する寸法の孔−出口開口部を提供することができる。
出口は剤形から均一な計量された用量の薬剤を放出するために、円、三角、四角、長円等のような任意の形状であることができる。
剤形は1以上の出口を間隔をあけた関係で、または剤形の1以上の表面に含めて構築することができる。
機械的およびレーザードリルを含め半透性壁を通す孔あけは、出口開口部を形成するために使用できる。そのような出口およびそのような出口を形成するための装置は、Theeuwes and Higuchiによる米国特許第3,916,899号明細書およびTheeuwes,et al.による米国特許第4,088,864号明細書に開示され、これら各々は引用により全部、本明細書に編入する。現在、1つの出口開口部を使用することが好適である。
本発明の独自な放出速度プロフィールは、24時間にわたり効力のあるオキシコドン治療力を提供する。この剤形はオキシコドンを投与後約24時間放出し、即時放出の薬剤オーバーコート送達、そしてその後の制御された薬剤送達はコアが薬剤を放出しなくなるまで続く。
本発明の放出速度は、約10〜20時間、そして好ましくは15〜18時間、そしてより好ましくは約17時間のT70を特徴とする。本発明の剤形はさらに24時間にわたり平らな血漿濃度プロフィールを作成するために、投与から15時間以上後で起こり、しかもC24の2倍未満であるCmaxを有することを特徴とする。このプロフィールは即時放出コーティングおよびそれに相伴うピーク血漿濃度、最大血漿濃度でさえも、投与後約15時間まで起こらない点に注目すべきである。この新規プロフィールは効能のある治療を提供すると同時に、薬剤血漿レベルを十分低く維持して、高血漿濃度レベルに付随する副作用を低減する。またこの送達プロフィールは高血漿レベル無しで、しかも治療下の血液レベル無しで24時間、効力を提供する。
従来の即時放出剤形での経験を通して得られた上記情報に従い、オキシコドンは所望により約10mgから最高100mg以上の量で本発明の徐放性剤形の薬剤層に提供され得る。本発明に従い現在好適な1日1回の剤形の単一薬剤層の態様では、薬剤層は剤形あたり20mg〜80mgのオキシコドン用量でオキシコドンを含んでなる。
代表的な剤形は、14時間以上のT70値を有し、そして約22時間以上の連続する期間、オキシコドンを放出した。投与後約2時間以内に、種々の各剤形が均一な放出速度でコアからオキシコドンを放出しており、これは約22時間以上の長時間持続した。好適な態様でのこの放出は、即時放出コーティングの放出に続いて起こった。
本発明による1日1回の剤形の二層態様では、剤形は約15〜18時間、そして好ましくは約17時間のT70を有し、そして少なくとも約24時間の連続する期間、オキシコドンの放出を提供した。投与後2時間以内に、オキシコドンは長時間持続する均一な放出速度で放出された。この長時間の均一な放出速度の後、薬剤放出は剤形が消費されるまでさらに数時間持続する。
本発明の剤形は、本明細書に記載するような標準放出速度アッセイで決定される均一な放出速度で薬剤が放出される時の長時間を含め、連続する期間にわたり薬剤の徐放性を表す。個体に投与された時、本発明の剤形は即時放出剤形で得られる期間よりも長期にわたり変動性が低い個体内での血漿薬剤濃度を提供する。本発明の剤形が連続して1日1回の基準で投与される時、本発明の剤形は治療に有効な平均定常状態血漿オキシコドン濃度を提供すると同時に、投与後の後期に起こり、そして即時放出オキシコドン剤形および既存の持続型剤形の投与後に起こる定常状態ピーク血漿オキシコドン濃度よりも小さい規模を表す定常状態のピーク血漿オキシコドン濃度を提供する。
本発明は、オキシコドンによる処置に応答性の疾患状態および条件を、個体にオキシコドンの徐放性剤形を経口投与することにより処置する方法を含んでなる。この方法は、少なくとも約20時間、好ましくは22時間以上の長期間にわたり、約1%/時間から約6%/時間の間、均一な放出速度で化合物を放出するように適合させた剤形を用いて実施される。
疼痛を処置するために1日1回、個体にオキシコドン剤形を経口投与することによる前記方法の実施が好適である。疼痛の症状として現れるか、または臨床的に診断され得る他の疾患状態および条件は、本発明のオキシコドン剤形および方法を用いて処置することができる。加えて、疼痛に付随して現れるか、または現れないが、オキシコドンでの処置に対して応答性となり得る他の疾患状態および条件も、本発明の剤形および方法を用いて処置することができる。
本発明の剤形を製造するための好適な方法は、一般に以下の実施例に記載する。すべての百分率は特記しない限り重量パーセントである。
本発明の実施例の説明
以下の実施例は本発明の具体的説明であり、そしてこれらの実施例およびその均等物は、本開示、図面および添付する特許請求の範囲に照らして当業者には明白となるので、それらはどのようにも本発明の範囲を限定すると考えるべきではない。
オキシコドンヒドロクロライドの両凸形二層20mg系
浸透圧性薬剤送達デバイスとして適合、設計および成形された剤形は以下のように製造する:1933gのオキシコドンヒドロクロライド、USP、200,000の平均分子量を有する7803gのポリエチレンオキシド、およびK29−32と同定された40,000の平均分子量を有する200gのポリビニルピロリドンを流動床造粒機のボウルに加える。次いで結合溶液は、500gの同ポリビニルピロリドンを4500gの水に溶解することにより調製する。乾燥材料は2000gの結合溶液を噴霧することにより流動床で造粒する。次いで湿潤造粒物を造粒機中で許容され得る水分含量まで乾燥させ、そして7−メッシュスクリーンを通すことによりサイズを揃える。次いで造粒物をブレンダーに移し、そして酸化防止剤として2gのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして25gのステアリン酸マグネシウムで潤滑化する。
次いで押出し組成物を以下のように調製する:最初に結合剤溶液を調製する。40,000の平均分子量を有するK29−32と同定される15.6kgのポリビニルピロリドンを、104.4kgの水に溶解する。次いで24kgの塩化ナトリウムおよび1.2kgの酸化鉄は、21−メッシュスクリーンを用いてクワドロ コーミル(Quadro Comil)を使用してサイズを揃える。次いでスクリーンを通した材料および88.44kgのポリエチレンオキシド(約2,000,000分子量)を、流動床造粒機のボウルに加える。乾燥材料を流動化そして混合すると同時に、46.2kgの結合剤溶液を3つのノズルから粉末に噴霧する。造粒物を流動床チャンバー中で許容され得る水分レベルまで乾燥させる。コーティングした顆粒は7メッシュスクリーンを用いてフルイド エア(Fluid Air)ミルを使用してサイズを揃える。造粒物をトートタンブラー(Tote Tumbler)に移し、15gのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして294gのステアリン酸マグネシウムで潤滑化する。
次いでオキシコドンヒドロクロライド薬剤組成物および押出し組成物を、二層錠剤に圧縮する。最初に113mgのオキシコドンヒドロクロライド組成物をダイキャビティに加え、そして前圧縮し、次いで103mgの押出し組成物を加え、そして層を5/16”直径の丸い標準凹状二層配置に圧縮する。
二層配置を半透性壁でコーティングする。壁形成組成物は、39.8%のアセチル含量を有する99%のセルロースアセテートおよび3.350粘度平均分子量からなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。壁形成組成物をアセトン:水(95:5重量:重量)共溶媒に溶解して5%の固体溶液を作成する。壁形成組成物は、約39mgの膜が各錠剤に適用されるまでパンコーティング機中で二層化配置の上および回りに噴霧する。
次いで1つの40mil(10mm)出口通路をレザーで半透性壁を通して孔あけされ、薬剤層と剤形の外部とをつなげる。残存する溶媒は、45C.および45%湿度で48時間乾燥することにより除去する。孔あけ後、浸透圧系は45C.で4時間乾燥させて余分な水分を除去する。
次いで、孔あけし、そして乾燥させた系を、即時放出薬剤オーバーコートでコーティングする。薬剤オーバーコートは、157.5gのオキシコドンHCl、USPおよび11,200の平均分子量を有する850gのヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有する8%固体水溶液である。薬剤オーバーコート溶液は、系あたり約8mgの平均浸潤コート重量が達成されるまで、乾燥したコートコアに噴霧する。
次いで薬剤オーバーコート系は色をオーバーコーティングする。色のオーバーコートはOpadryの水中12%固体懸濁液である。色のオーバーコート懸濁液は、系あたり約8mgの平均浸潤コート重量が達成されるまで、薬剤オーバーコート系上に噴霧する。
次いで色をオーバーコーティングした系を透明にコーティングする。透明コートはOpadryの水中5%固体溶液である。透明コート溶液は色をコーティングしたコアに、系あたり約3mgの平均浸潤コート重量が達成されるまで噴霧する。
次いで透明にコーティングした系は、それらがパンコーティング機中でタンブリングしている時に、系上にワックスを噴霧することにより約1gのカルナバロウ(Carnuaba wax)をコーティングする。
この製造により生産された剤形は、15%オキシコドンHCl、USPおよび85%ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含んでなるオーバーコートから即時放出される時、1mgのオキシコドンヒドロクロライドUSPを送達し、続いて17.7%のオキシコドンヒドロクロライドUSP、200,000の分子量を有する78.03%のポリエチレンオキシド、40,000の分子量を有する4%のポリビニルピロリドン、0.02%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムを含むコアから19mgのオキシコドンHCl、USPを制御送達するように設計されている。押出し組成物は、7,000,000の分子量を有する73.7%のポリエチレンオキシド、20%塩化ナトリウム、40,000の平均分子量を有する5%ポリビニルピロリドン、1%の酸化鉄、0.05%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムからなる。半透性壁は39.8%のアセチル含量の99%セルロースアセテートおよび1%のポリエチレングリコールからなる。この剤形は1つの通路、40mils(1mm)を薬剤側の中央に含んでなる。最終剤形は色の付いたオーバーコート、透明のオーバーコートおよびワックスコートを含み、そして1時間あたり0.93mgのオキシコドンヒドロクロライド、USPの平均放出速度(4.66%/時間)を有する。
オキシコドンヒドロクロライドの両凸形二層80mg系
浸透圧性薬剤送達デバイスとして適合、設計および成形された剤形は以下のように製造する:32.28kgのオキシコドンヒドロクロライド、USP、200,000の平均分子量を有する63.73kgのポリエチレンオキシドを流動床造粒機のボウルに加える。次いで結合溶液は、K29−32と同定された40,000の平均分子量を有する5.45kgのポリビニルピロリドンを40kgの水に溶解することにより調製する。乾燥材料は33.3kgの結合溶液を噴霧することにより流動床で造粒する。次いで湿潤造粒物を造粒機中で許容され得る水分含量まで乾燥させ、そして7−メッシュスクリーンを通すことによりサイズを揃える。次いで造粒物をブレンダーに移し、そして酸化防止剤として0.02kgのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして0.25kgのステアリン酸マグネシウムで潤滑化する。
次いで押出し組成物を以下のように調製する:最初に結合剤溶液は、40,000の平均分子量を有するK29−32と同定される15.6kgのポリビニルピロリドンを、104.4kgの水に溶解することにより調製する。次いで24kgの塩化ナトリウムおよび1.2kgの酸化鉄は、21−メッシュスクリーンを用いてクワドロ コーミル(Quadro Comil)を使用してサイズを揃える。サイズを揃えた材料および88.44kgのポリエチレンオキシド(約2,000,000分子量)を、流動床造粒機のボウルに加える。乾燥材料を流動化そして混合すると同時に、46.2kgの結合剤溶液を3つのノズルから粉末に噴霧する。造粒物を流動床チャンバー中で許容され得る水分レベルまで乾燥させる。コーティングした顆粒は7メッシュスクリーンを用いてフルイド エア(Fluid Air)ミルを使用してサイズを揃える。造粒物をトートタンブラーに移し、15gのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして294gのステアリン酸マグネシウムで潤滑化する。
次いでオキシコドンヒドロクロライド薬剤組成物および押出し組成物を、二層錠剤に圧縮する。最初に250mgのオキシコドンヒドロクロライド組成物をダイキャビティに加え、そして前圧縮し、次いで192mgの押出し組成物を加え、そして層を13/32”(1.03cm)直径の丸い標準凹状二層配置に圧縮する。
二層配置を半透性壁でコーティングする。壁形成組成物は、39.8%のアセチル含量を有する99%のセルロースアセテートおよび3.350粘度平均分子量からなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。壁形成組成物をアセトン:水(95:5重量:重量)溶媒混合物に溶解して5.5%の固体溶液を作成する。壁形成組成物は、約40mgの膜が各錠剤に適用されるまでパンコーティング機中で二層化配置の上および回りに噴霧する。
次いで1つの40mil(1mm)出口通路をレザーで半透性壁を通して孔あけして、薬剤層と剤形の外部とをつなげる。残存する溶媒は、45C.および45%湿度で48時間乾燥することにより除去する。孔あけ後、浸透圧系は45C.で4時間乾燥させて余分な水分を除去する。
次いで、孔あけし、そして乾燥させた系を、即時放出薬剤オーバーコートでコーティングする。薬剤オーバーコートは、1.08kgのオキシコドンHCl、USPおよび3センチポイズの平均粘度を有する6.1kgのヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有する13%固体水溶液である。薬剤オーバーコート溶液は、系あたり約31mgの平均浸潤コート重量が達成されるまでコーティングした系に噴霧する。
次いで薬剤オーバーコーティングした系は色をオーバーコートする。色のオーバーコートはOpadryの水中12%固体懸濁液である。色のオーバーコート懸濁液は、系あたり約36mgの平均浸潤コート重量が達成されるまで薬剤オーバーコートで系上に噴霧する。
次いで色をオーバーコートした系を透明にコーティングする。透明コートはOpadryの水中5%固体溶液である。透明コート溶液は色をコーティングした系に、系あたり約7mgの平均浸潤コート重量が達成されるまで噴霧する。
次いで透明にコーティングした系は、それらがパンコーティング機中でタンブリングしている時に、系上にワックスを噴霧することにより約100ppmのカルナバロウ(Carnuaba wax)をコーティングする。
この製造により生産された剤形は、15%のオキシコドンHCl、USPおよび85%ヒドロキシプロピルメチルセルロースからなるオーバーコートから即時放出される時、4mgのオキシコドンヒドロクロライドUSPを送達し、続いて32%のオキシコドンヒドロクロライドUSP、200,000の分子量を有する63.73%のポリエチレンオキシド、40,000の分子量を有する4%のポリビニルピロリドン、0.02%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムを含むコアから76mgのオキシコドンHCl、USPを制御送達するように設計されている。押出し組成物は、7,000,000の分子量を有する73.7%のポリエチレンオキシドおよび20%塩化ナトリウム、40,000の平均分子量を有する5%ポリビニルピロリドン、1%の酸化鉄、0.05%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムからなる。半透性壁は39.8%のアセチル含量の99%セルロースアセテートおよび1%のポリエチレングリコールからなる。この剤形は1つの通路、40mils(1mm)を薬剤側の中央に含んでなる。最終剤形は色の付いたオーバーコート、透明のオーバーコートおよびワックスコートを含み、そして1時間あたり4.42mgのオキシコドンヒドロクロライド、USPの平均放出速度(5.52%/時間)を有する。
オキシコドンヒドロクロライドのカプセル形錠剤23.1mg系
浸透圧性薬剤送達デバイスとして適合、設計および成形された剤形は以下のように製造する:23.1gのオキシコドンヒドロクロライド、200,000の分子量を有する166.5gのポリエチレンオキシド、K29−32と同定された40,000の平均分子量を有する10.0gのポリ(ビニルピロリドン)を、キッチンエイド(Kitchenaid)の遊星歯車式混合ボウルに加える。次いで乾燥材料を30秒間混合した。
次いで80mlの変性無水アルコールを約2分間、連続的に混合しながらブレンドした材料にゆっくりと加えた。次いで新たに調製した湿潤造粒物を室温で約18時間乾燥させ、そして16−メッシュのスクリーンに通した。次いで造粒物を適切な容器に移し、混合し、そして1.0gのステアリン酸、次いで0.5gのステアリン酸マグネシウムで潤滑化した。
次いで押出し組成物を以下のように調製する:最初に結合剤溶液を調製する。K29−32と同定された40,000の平均分子量を有する5.2kgのポリ(ビニルピロリドン)を、34.8kgの水に溶解することにより調製する。
22,400gの塩化ナトリウムは、21−メッシュスクリーンを用いてクワドロ コーミル(Quadro Comil)を使用してサイズを揃えた。
次いで1120gの酸化鉄を40−メッシュのスクリーンに通した。次いでふるいを通したすべての材料、7,000,000の分子量を含んでなる82.540gの製薬学的に許容され得るポリエチレンオキシドを、グラッタ(Glatt)の流動床造粒機のボウルに加える。ボウルを造粒機に付け、そして造粒化を行うために造粒プロセスを開始した。次いで乾燥粉末を気中懸濁し、そして混合した。次いで結合剤溶液を3つのノズルから粉末に噴霧した。造粒条件はこの工程中、以下のようにモニタリングした:700g/分の全溶液噴霧速度;入口温度45C;および2000m/時間のプロセス気流。
結合剤溶液を噴霧している間、フィルターバックは30秒毎に10秒間振盪して粉末積着する可能性を防いだ。溶液噴霧の終わりに、43,080gのコーティングした造粒化粒子の乾燥工程を続けた。機械を切り、そしてコーティングした顆粒を造粒機から取り出した。
コーティングした顆粒は7メッシュスクリーンを用いてフルイド エア(Fluid Air)ミルを使用してサイズを揃えた。造粒物をトートタンブラーに移し、56gのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして280gのステアリン酸で潤滑化した。
次いでオキシコドンヒドロクロライド薬剤組成物および押出し組成物を、カーバー(Carver)の製剤機(Tablet Press)で二層錠剤に圧縮する。最初に164.3mgのオキシコドンヒドロクロライド組成物をダイキャビティに加え、そして前圧縮し、次いで109.5mgの押出し組成物を加え、そして層を約1/2メートル トンの圧力ヘッド下で13/64”(0.516cm)直径の深い凹状長形層化配置に圧縮する。
二層配置をサブコート層でコーティングする。壁形成組成物は、60,000の平均分子量を有する70%のヒドロキシプロピルセルロースおよびK29−32と同定された40,000の平均分子量を有する30%のポリ(ビニルピロリドン)を含んでなる。壁形成組成物をエタノールに溶解して6%の固体溶液を作成する。壁形成組成物は、12”ベクター ハイコーター(Vector HiCoater)中で二層の上および回りに噴霧する。
サブコーティングした配置を半透性壁でコーティングする。壁形成組成物は39.8%のアセチル含量の99%セルロースアセテートおよび3.350の粘度平均分子量を有する1のポリエチレングリコールを含んでなる。この壁形成組成物をアセトン:水(95:5重量:重量)共溶媒混合物に溶解して5%の固体溶液を作成する。壁形成組成物は、12”ベクター ハイコーター(Vector HiCoater)中でサブコーティングした配置の上および回りに噴霧する。
次いで1つの通路、35mils(0.889mm)出口を半透性壁を通して機械的に孔あけして、薬剤層と剤形の外部をつなげる。残存する溶媒は、45C.および45%湿度で66時間乾燥することにより除去する。次いで浸透圧系は45C.で4時間乾燥させて余分な水分を除去する。この製造により生産された剤形は、11.5%のオキシコドンヒドロクロライドUSP、200,000の分子量を有する82.78%ポリ(エチレンオキシド)、40,000の分子量を有する4.97%のポリ(ビニルピロリドン)、0.5%のステアリン酸および0.25%のステアリン酸マグネシウムを提供する。押出し組成物は、7,000,000の分子量を含んでなる73.7%のポリ(エチレンオキシド)および20%塩化ナトリウム、K29−32と同定された40,000の平均分子量を有する5%ポリ(ビニルピロリドン)、1%の酸化鉄、0.05%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸を含んでなる。半透性壁は39.8%のアセチル含量からなる99重量%セルロースアセテートおよび3,350の粘度平均分子量からなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。この剤形は1つの通路、35mils(0.889mm)を有し、そして0.77mg/時間のオキシコドンヒドロクロライド平均放出速度を有した。
オキシコドンヒドロクロライドの23.1g二層系
浸透圧性薬剤送達デバイスとして適合、設計および成形された剤形は以下のように製造する:23.1gのオキシコドンヒドロクロライド、200,000の分子量を有する156.5gのポリ(エチレンオキシド)、K29−32と同定された40,000の平均分子量を有する10.0gのポリ(ビニルピロリドン)および10.0gの塩化ナトリウムを、キッチンエイド(Kitchenaid)の遊星歯車式混合ボウルに加える。次いで乾燥材料を30秒間混合した。次いで80mlの変性無水アルコールを約2分間、連続的に混合しながらブレンドした材料にゆっくりと加えた。次いで新たに調製した湿潤造粒物を室温で約18時間乾燥させ、そして16−メッシュのスクリーンに通した。次いで造粒物を適切な容器に移し、混合し、そして1.0gのステアリン酸、次いで0.5gのステアリン酸マグネシウムで潤滑化した。
次いで押出し組成物を以下のように調製する:最初に結合剤溶液は、11,200の平均分子量を有する3.4kgのヒドロキシプロピルメチルセルロースを、30.6kgの水に溶解することにより調製した。
次いで27,000gの塩化ナトリウムは、21−メッシュスクリーンを用いてクワドロ コーミル(Quadro Comil)を使用してサイズを揃えた。
次いで900gの酸化鉄を40−メッシュのスクリーンに通した。次いでふるいを通したすべての材料、2,000,000の分子量を含んでなる57,300gの製薬学的に許容され得るポリ(エチレンオキシド)、および11,200の平均分子量を有する1,800gのヒドロキシプロピルメチルセルロースを、グラッタ(Glatt)の流動床造粒機のボウルに加える。ボウルを造粒機に付け、そして造粒化を行うために造粒プロセスを開始した。次いで乾燥粉末を気中懸濁し、そして混合した。次いで結合剤溶液を3つのノズルから粉末に噴霧した。造粒条件はこの工程中、以下のようにモニタリングした:700g/分の全溶液噴霧速度;入口温度45℃;および3000m/時間のプロセス気流。
結合剤溶液を噴霧している間、フィルターバックは毎分10秒間振盪して粉末が沈着する可能性を防いだ。溶液噴霧の終わりに、27,000gのコーティングした造粒化粒子の乾燥工程を続けた。機械を切り、そしてコーティングした顆粒を造粒機から取り出した。
コーティングした顆粒は7メッシュスクリーンを用いてフルイド エア(Fluid Air)ミルを使用してサイズを揃えた。造粒物をトートタンブラー(Tote Tumbler)に移し、72gのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして225gのステアリン酸マグネシウムで潤滑化した。
次いでオキシコドンヒドロクロライド薬剤組成物および押出し組成物を、カーバー(Carver)の製剤機で二層錠剤に圧縮する。最初に113mgのオキシコドンヒドロクロライド組成物をダイキャビティに加え、そして前圧縮し、次いで87mgの押出し組成物を加え、そして層を約’/2メートル トンの圧力ヘッド下で5/16”(0.794cm)直径の二層配置に圧縮する。
この二層配置を半透性壁でコーティングする。壁形成組成物は、39.8%のアセチル含量を有する99%セルロースアセテートおよび3.350の粘度平均分子量からなる1のポリエチレングリコールを含んでなる。この壁形成組成物をアセトン:水(95:5重量:重量)共溶媒に溶解して5%の固体溶液を作成する。壁形成組成物は、12”ベクター ハイコーター(Vector HiCoater)中で二層化配置の上および回りに噴霧する。
次いで1つの20mils(0.508mm)の出口通路を半透性壁を通して機械的に孔あけして、薬剤層と剤形の外部をつなげる。残存する溶媒は、45℃.および45%湿度で48時間乾燥することにより除去する。次いで浸透圧系は45℃.で4時間乾燥させて余分な水分を除去する。この製造により生産された剤形は、18.7%のオキシコドンヒドロクロライドUSP、200,000の分子量を有する75.55%ポリ(エチレンオキシド)、40,000の分子量を有する4.96%のポリ(ビニルピロリドン)、0.5%のステアリン酸および0.25%のステアリン酸マグネシウムを提供する。押出し組成物は、7,000,000の分子量を含んでなる63.67%のポリ(エチレンオキシド)、30%塩化ナトリウム、11,200の平均分子量を有する5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース、1%の酸化鉄、0.08%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムを含んでなる。半透性壁は39.8%のアセチル含量を含んでなる99重量%セルロースアセテートおよび3,350の粘度平均分子量を含んでなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。この剤形は1つの通路、20mils(0.508mm)を含み、そして1.1mg/時間のオキシコドンヒドロクロライド平均放出速度を有した。
オキシコドンヒドロクロライド単層初等浸透圧ポンプ系
この系は、送達開口部を持つ半透性膜により取り囲まれた浸透圧性コアを含有する薬剤を表す。水に暴露された時、コアは膜の透過性およびコア成分の浸透圧により定められる制御された速度で浸透圧的に水を吸収する。一定の内部容量により、系は取り込んだ溶媒の容量に等しい飽和溶液の容量を送達する。
以下は製剤の原型の系を示す:
オキシコドンHClの68mgの単層初等浸透圧ポンプ系
コア:
オキシコドンHCl 18.9%
マンニトール、NF73.1
ポビドン(Povidone) USP、Ph Eur(K29−32)1.0%
クロスポビドン(Crospovidone) 3.0%
HPMC、2910、USP、5cps 3.0%
ステアリン酸マグネシウム、NF1.0%
総コア重量 378mg
半透膜
セルロースアセテート、NF、320 90%
ポリエチレングリコール3350、NF、LEO10%
溶媒:アセトン88%、水12% コーティング溶液は5%固体を含む
浸透圧性薬剤送達デバイスとして適合、設計および成形された剤形は以下のように製造する:37.8gのオキシコドンヒドロクロライド、K29−32と同定された40,000の平均分子量を有する2.0gのポリ(ビニルピロリドン)および6.0gのヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)2910を、キッチンエイド(Kitchenaid)の遊星歯車式混合ボウルに加える。
次いで乾燥材料を30秒間混合した。次いで70mlの変性無水アルコールを約1分間、連続的に混合しながらブレンドした材料にゆっくりと加えた。次いで新たに調製した湿潤造粒物を室温で約18時間乾燥させ、そして12−メッシュのスクリーンに通した。次いで造粒物を適切な容器に移し、6.0gのクロスポビドンと混合し、そして1分間ブレンドした。次いで造粒物を2.0gのステアリン酸マグネシウムで30秒間潤滑化した。
オキシコドンHCl薬剤組成物を、カーバー(Carver)の製剤機で単層錠剤に圧縮する。最初に378mgのオキシコドンヒドロクロライド組成物をダイキャビティに加え、そして次に約Y2aメートル トンの圧力ヘッド下で3/8”(0.375cm)直径の単層配置に圧縮する。
圧縮配置を半透性壁でコーティングする。壁形成組成物は、32.0%のアセチル含量を有する90%セルロースアセテートおよび3.350の粘度平均分子量を含んでなる10%のポリエチレングリコールを含んでなる。この壁形成組成物をアセトン:水(88:12重量:重量)共溶媒に溶解して5%の固体溶液を作成する。壁形成組成物は、12”ベクター ハイコーター(Vector HiCoater)中で二層化配置の上および回りに噴霧する。
次いで2つの10mil(0.25mm)出口通路(錠剤の各側に1つ)を半透性壁を通して機械的に孔あけして、薬剤層と剤形の外部をつなげる。残存する溶媒は、45C.および45%湿度で48時間乾燥することにより除去する。
次いで浸透圧系は45C.で4時間乾燥させて余分な水分を除去する。
オキシコドンヒドロクロライドの73.6mg二層系
浸透圧性薬剤送達デバイスとして適合、設計および成形された剤形は以下のように製造する:73.6gのオキシコドンヒドロクロライド、200,000の平均分子量を有する121.4gのポリ(エチレンオキシド)高粘度、およびK29−32と同定された40,000の平均分子量を有する4gのポリ(ビニルピロリドン)を、キッチンエイド(Kitchenaid)の遊星歯車式混合ボウルに加える。次いで乾燥材料を30秒間混合した。次いで70mlの変性無水アルコールを約3分間、連続的に混合しながらブレンドした材料にゆっくりと加えた。次いで新たに調製した湿潤造粒物を室温で約18時間乾燥させ、そして12−メッシュのスクリーンに通した。次いで造粒物を適切な容器に移し、混合し、そして1.0gのステアリン酸で潤滑化した。
次いで押出し組成物を以下のように調製する:最初に結合剤溶液は、K29−32と同定された40,000の平均分子量を有する5.2kgのポリ(ビニルピロリドン)を、34.8kgの水に溶解することにより調製した。
次いで22,400gの塩化ナトリウムは、21−メッシュスクリーンを用いてクワドロ コーミル(Quadro Comil)を使用してサイズを揃える。次いで1120gの酸化鉄を21−メッシュのスクリーンに通した。次いでふるいを通したすべての材料、7,000,000の分子量を含んでなる82,540gの製薬学的に許容され得るポリ(エチレンオキシド)、を、グラッタ(Glatt)の流動床造粒機のボウルに加える。ボウルを造粒機に付け、そして造粒化を行うために造粒プロセスを開始した。次いで乾燥粉末を気中懸濁し、そして混合した。次いで結合剤溶液を3つのノズルから粉末に噴霧した。造粒条件はこの工程中、以下のようにモニタリングした:700g/分の全溶液噴霧速度;入口温度45C;および2000m/時間のプロセス気流。
結合剤溶液を噴霧している間、フィルターバックは30秒毎に10秒間振盪して粉末が沈着する可能性を防いだ。溶液噴霧の終わりに、43,080gのコーティングした造粒化粒子の乾燥工程を続けた。機械を切り、そしてコーティングした顆粒を造粒機から取り出した。コーティングした顆粒は7メッシュスクリーンを用いてフルイド エア(Fluid Air)ミルを使用してサイズを揃えた。造粒物をトート(Tote)タンブラーに移し、56gのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして280gのステアリン酸で潤滑化した。
オキシコドンHCl薬剤組成物および押出し組成物を、カーバー(Carver)の製剤機機で二層錠剤に圧縮する。最初に194mgのオキシコドンヒドロクロライド組成物をダイキャビティに加え、そして前圧縮し、次いで149mgの押出し組成物を加え、そして層を約Y2aメートル トンの圧力ヘッド下で3/8”(0.375cm)直径の二層配置に圧縮する。
この二層配置をサブコート層でコーティングする。壁形成組成物は、60,000の平均分子量を有する70%のヒドロキシプロピルセルロースおよびK29−32と同定された40,000の平均分子量を有する30%のポリ(ビニルピロリドン)を含んでなる。壁形成組成物をエタノールに溶解し65%の固体溶液を作成する。壁形成組成物は、12”ベクター ハイコーター(Vector HiCoater)中で二層の上および回りに噴霧する。
サブコーティングした配置を半透性壁でコーティングする。壁形成組成物は39.8%のアセチル含量を有する99%セルロースアセテートおよび3.350の粘度平均分子量を含んでなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。この壁形成組成物をアセトン:水(95:5重量:重量)共溶媒に溶解して5%の固体溶液を作成する。壁形成組成物は、12”ベクター ハイコーター(Vector HiCoater)中で二層化配置の上および回りに噴霧する。
次いで1つの25mil(0.64mm)の出口通路を半透性壁を通して機械的に孔あけして、薬剤層と剤形の外部をつなげる。残存する溶媒は、45C.および45%湿度で48時間乾燥することにより除去する。次いで浸透圧系は45C.で4時間乾燥させて余分な水分を除去する。
この製造により生成された剤形は、36.8%のオキシコドンヒドロクロライドUSP、200,000の分子量を有する60.7%のポリ(エチレンオキシド)、40,000の分子量を有する4.0%のポリ(ビニルピロリドン)、および0.5%のステアリン酸マグネシウムを提供する。押出し組成物は、7,000,000の分子量を含んでなる73.7%のポリ(エチレンオキシド)、20%塩化ナトリウム、40,000の平均分子量を有する5%のポリ(ビニルピロリドン)、1%の酸化鉄、0.05%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムを含んでなる。半透性壁は39.8%のアセチル含量を含んでなる99重量%セルロースアセテートおよび3,350の粘度平均分子量を含んでなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。
この剤形は1つの通路、25mils(0.64mm)を含み、そして5mg/時間のオキシコドンヒドロクロライド平均放出速度を有した。
オキシコドンヒドロクロライドの両凸形9.5mg二層系
浸透圧性薬剤送達デバイスとして適合、設計および成形された剤形は以下のように製造する:8.2gのオキシコドンヒドロクロライド、200,000のおよその分子量を有する72.55gのポリ(エチレンオキシド)、およびK29−32と同定された40,000の平均分子量を有する4gのポリ(ビニルピロリドン)、15gの塩化ナトリウムをキッチン エイド(Kitchen Aid)の遊星歯車式混合ボウルに加える。次いで乾燥材料を30秒間混合する。次いで70mlの変性無水アルコールを約3分間、連続的に混合しながらブレンドした材料にゆっくりと加える。次いで新たに調製した湿潤造粒物を室温で約18時間乾燥させ、そして12−メッシュのスクリーンに通す。次いで造粒物を適切な容器に移し、混合し、そして0.25gのステアリン酸マグネシウムで潤滑化した。
押出し組成物を以下のように調製する:
結合剤溶液は、K2932と同定された40,000の平均分子量を有する5.2kgのポリ(ビニルピロリドン)を、34.8kgの水に溶解することにより調製する。
次いで22,400gの塩化ナトリウムは、21−メッシュスクリーンを用いてクワドロ コーミル(Quadro Comil)を使用してサイズを揃える。次いで1120gの酸化鉄を21−メッシュのスクリーンに通す。次いでふるいを通したすべての材料を、7,000,000の分子量を含んでなる82,540gの製薬学的に許容され得るポリ(エチレンオキシド)と一緒に、グラッタ(Glatt)の流動床造粒機のボウルに加える。次いで乾燥粉末を気中懸濁し、そして造粒機のチャンバー内で約2分間混合する。次いで結合剤溶液を3つのノズルから粉末上に噴霧する。造粒条件はこの工程中、以下のようにモニタリングする:700g/分の全溶液噴霧速度;入口温度45C;および2000m/時間のプロセス気流。
結合剤溶液を噴霧している間、フィルターバックは30秒毎に10秒間振盪して粉末沈積の可能性を除く。溶液噴霧の終わりに、43,080gのコーティングした造粒化粒子は造粒機のチャンバー内で摂氏75度で約1.5%損失の水分含量まで乾燥させる。機械を切り、そしてコーティングした顆粒を造粒機から取り出す。コーティングした顆粒は7メッシュスクリーンを用いてフルイド エア(Fluid Air)ミルを使用してサイズを揃えた。造粒物をトート(Tote)タンブラーに移し、56gのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして280gのステアリン酸で潤滑化する。
オキシコドンHCl薬剤組成物および押出し組成物を、カーバー(Carver)の製剤機で二層錠剤に圧縮する。最初に122mgのオキシコドンヒドロクロライド組成物をダイキャビティに加え、そして前圧縮し、次いで94mgの押出し組成物を加え、そして層を約Y2aメートル トンの圧力ヘッド下で5/16”(0.312cm)直径の二層配置に圧縮する。
この二層配置を半透膜でコーティングする。膜形成組成物は、39.8%のアセチル含量を有する99%セルロースアセテートおよび3.350の粘度平均分子量を含んでなる1%のポリエチレングリコールである。乾燥材料をアセトン:水(95:5重量:重量)共溶媒に溶解して5%の固体溶液を作成する。膜形成組成物は、24”ベクター ハイコーター(Vector HiCoater)中で二層化配置の上および回りに噴霧する。
次いで1つの40mil(1.01mm)の出口通路を半透性壁を通して機械的に孔あけして、薬剤層を剤形の外部とつなげる。残存する溶媒は、45Cおよび45%湿度で48時間乾燥することにより除去する。次いで浸透圧系は45Cで4時間乾燥させて余分な水分を除去する。
この製造により生成された剤形は、8.2%のオキシコドンヒドロクロライドUSP、200,000の分子量を有する72.55%のポリ(エチレンオキシド)、40,000の分子量を有する4.0%のポリ(ビニルピロリドン)、および0.25%のステアリン酸マグネシウムを提供する。押出し組成物は、7,000,000の分子量を含んでなる73.7%のポリ(エチレンオキシド)、20%塩化ナトリウム、40,000の平均分子量を有する5%のポリ(ビニルピロリドン)、1%の酸化鉄、0.05%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムを含んでなる。半透性壁は39.8%のアセチル含量を含んでなる99重量%セルロースアセテートおよび3,350の粘度平均分子量を含んでなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。この剤形は1つの通路、40mils(1.01mm)および35mgの膜を有し、71.6%の零次プロフィールにおいて0.5mg/時間の平均放出速度でオキシコドンヒドロクロライドを送達する。
8.2%の薬剤負荷量を有するオキシコドンヒドロクロライドの両凸二層系
浸透圧性薬剤送達デバイスとして適合、設計および成形された剤形は以下のように製造する:16.4gのオキシコドンヒドロクロライド、200,000の平均分子量を有する145.1gのポリ(エチレンオキシド)高粘度、30gの塩化ナトリウム、およびK29−32と同定された40,000の平均分子量を有する8gのポリ(ビニルピロリドン)をキッチンエイド(Kitchenaid)の遊星歯車式混合ボウルに加える。次いで乾燥材料を30秒間混合する。次いで約70mlの変性無水アルコールを約3分間、連続的に混合しながらブレンドした材料にゆっくりと加える。次いで新たに調製した湿潤造粒物を室温で約18時間乾燥させ、そして12−メッシュのスクリーンに通した。次いで造粒物を適切な容器に移し、混合し、そして0.25gのステアリン酸マグネシウムで潤滑化した。
非薬剤浸透性の押出し組成物を以下のように調製する:
最初に結合剤溶液は、K29−32と同定された40,000の平均分子量を有する5.2kgのポリ(ビニルピロリドン)を、34.8kgの水に溶解することにより調製する。
次いで22.4kgの塩化ナトリウムは、21−メッシュスクリーンを用いてクワドロ コーミル(Quadro Comil)を使用してサイズを揃えた。次いで1120gの酸化鉄を21−メッシュのスクリーンに通した。次いでふるいを通したすべての材料、7,000,000の分子量を含んでなる82,540gの製薬学的に許容され得るポリ(エチレンオキシド)を、グラッタ(Glatt)の流動床造粒機のボウルに加える。ボウルを造粒機につなぎ、そして造粒を行うために造粒工程を開始する。次いで乾燥粉末を気中懸濁し、そして混合した。
次いで結合剤溶液を3つのノズルから粉末に噴霧する。造粒条件はこの工程中、以下のようにモニタリングした:700g/分の全溶液噴霧速度;入口温度45C;および2000m/時間のプロセス気流。
結合剤溶液を噴霧している間、フィルターバックは30秒毎に10秒間振盪して粉末沈積着の可能性を防いだ。溶液噴霧の終わりに、43,080gのコーティングした造粒化粒子の乾燥工程を続行した。機械を切り、そしてコーティングした顆粒を造粒機から取り出した。コーティングした顆粒は7メッシュスクリーンを用いてフルイド エア(Fluid Air)ミルを使用してサイズを揃えた。造粒物をトート(Tote)タンブラーに移し、56gのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして280gのステアリン酸で潤滑化する。
オキシコドンHCl薬剤組成物および押出し組成物を、カーバー(Carver)の製剤機で二層錠剤に圧縮する。最初に122mgの薬剤組成物をダイキャビティに加え、そして前圧縮する。次いで94mgの押出し組成物を加え、そして層を約1/2aメートル トンの圧力ヘッド下で5/16”(0.313cm)直径の二層配置に圧縮する。
この二層配置を半透性壁でコーティングする。壁形成組成物は、39.8%のアセチル含量を有する99%セルロースアセテートおよび3.350の粘度平均分子量を含んでなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。壁形成組成物アセトン:水(95:5重量:重量)共溶媒に溶解して5%の固体溶液を作成する。
次いで1つの40mil(1mm)の出口通路を半透性壁を通して機械的に孔あけして、薬剤層を剤形の外部とつなげる。残存する溶媒は、45C.および45%湿度で48時間乾燥することにより除去する。次いで浸透圧系は45C.で4時間乾燥させて余分な水分を除去する。
この製造により生成された剤形は、8.2%のオキシコドンヒドロクロライドUSP、200,000の分子量を有する72.55%のポリ(エチレンオキシド)、40,000の分子量を有する4.0%のポリ(ビニルピロリドン)、15%塩化ナトリウムおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムを提供する。
押出し組成物は、7,000,000の分子量を含んでなる73.7%のポリ(エチレンオキシド)、20%塩化ナトリウム、40,000の平均分子量を有する5%のポリ(ビニルピロリドン)、1%の酸化鉄、0.05%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムを含んでなる。
半透性壁は39.8%のアセチル含量を含んでなる99重量%セルロースアセテートおよび3,350の粘度平均分子量を含んでなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。
上記実施例を使用して製造した生成物は、塩化ナトリウムとPolyox(商標)N150の組み合わせにより得られる粘度70cpsの薬剤層を使用して、37.5%の放出指数をもつ系を提供する。
32%の薬剤負荷量を有するオキシコドンヒドロクロライドの両凸二層系
浸透圧性薬剤送達デバイスとして適合、設計および成形された剤形は以下のように製造する:67.4gのオキシコドンヒドロクロライド、200,000の平均分子量を有する127.6gのポリ(エチレンオキシド)高粘度、およびK29−32と同定された40,000の平均分子量を有する2gのポリ(ビニルピロリドン)をキッチンエイド(Kitchenaid)の遊星歯車式混合ボウルに加える。次いで乾燥材料を30秒間混合した。次いで約70mlの変性無水アルコールを約3分間、連続的に混合しながらブレンドした材料にゆっくりと加えた。次いで新たに調製した湿潤造粒物を室温で約18時間乾燥させ、そして12−メッシュのスクリーンに通した。次いで造粒物を適切な容器に移し、混合し、そして1.0gのステアリン酸マグネシウムで潤滑化した。
非薬剤浸透性の押出し組成物を以下のように調製する:
最初に結合剤溶液を調製する。K29−32と同定された40,000の平均分子量を有する5.2kgのポリ(ビニルピロリドン)を、34.8kgの水に溶解した。22,400gの塩化ナトリウムは、21−メッシュスクリーンを用いてクワドロ コーミル(Quadro Comil)を使用してサイズを揃えた。次いで1120gの酸化鉄を21−メッシュのスクリーンに通す。次いでふるいを通したすべての材料、7,000,000の分子量を含んでなる82,540gの製薬学的に許容され得るポリ(エチレンオキシド)を、グラッタ(Glatt)の流動床造粒機のボウルに加える。ボウルを造粒機につなぎ、そして造粒を行うために造粒工程を開始した。次いで乾燥粉末を気中懸濁し、そして混合した。次いで結合剤溶液を3つのノズルから粉末に噴霧した。造粒条件はこの工程中、以下のようにモニタリングした:700g/分の全溶液噴霧速度;入口温度45C;および2000m/時間のプロセス気流。
結合剤溶液を噴霧している間、フィルターバックは30秒毎に10秒間振盪して粉末沈着の可能性を防いだ。溶液噴霧の終わりに、43,080gのコーティングした造粒化粒子の乾燥工程を続行した。機械を切り、そしてコーティングした顆粒を造粒機から取り出した。コーティングした顆粒は7メッシュスクリーンを用いてフルイド エア(Fluid Air)ミルを使用してサイズを揃えた。造粒物をトート(Tote)タンブラーに移し、56gのブチル化ヒドロキシトルエンと混合し、そして280gのステアリン酸で潤滑化する。
オキシコドンHCl薬剤組成物および押出し組成物を、カーバー(Carver)の製剤機で二層錠剤に圧縮する。最初に249mgのオキシコドンヒドロクロライド組成物をダイキャビティに加え、そして前圧縮する。次いで192mgの押出し組成物を加え、そして層を約1/2aメートル トンの圧力ヘッド下で12/32”(0.406cm)直径の二層配置に圧縮する。
この二層配置を半透性壁でコーティングする。壁形成組成物は、39.8%のアセチル含量を有する99%セルロースアセテートおよび3.350の粘度平均分子量を含んでなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。壁形成組成物アセトン:水(95:5重量:重量)共溶媒に溶解して5%の固体溶液を作成する。
次いで1つの40mil(1mm)の出口通路は半透性壁を通して機械的に孔あけして、薬剤層を剤形の外部とつなげる。残存する溶媒は、45C.および45%湿度で48時間乾燥することにより除去する。次いで浸透圧系は45C.で4時間乾燥させて余分な水分を除去する。
この製造により生成された剤形は、33.7%のオキシコドンヒドロクロライドUSP、200,000の分子量を有する63.8%のポリ(エチレンオキシド)、40,000の分子量を有する2.0%のポリ(ビニルピロリドン)、および0.5%のステアリン酸マグネシウムを提供する。押出し組成物は、7,000,000の分子量を含んでなる73.7%のポリ(エチレンオキシド)、20%塩化ナトリウム、40,000の平均分子量を有する5%のポリ(ビニルピロリドン)、1%の酸化鉄、0.05%ブチル化ヒドロキシトルエンおよび0.25%のステアリン酸マグネシウムを含んでなる。半透性壁は39.8%のアセチル含量を含んでなる99重量%セルロースアセテートおよび3,350の粘度平均分子量を含んでなる1%のポリエチレングリコールを含んでなる。
上記実施例を使用して生成物の製造により、Polyox(商標)N150を使用することにより得られる粘度57cpsの薬剤層を使用して、34.4%の放出指数を持つ系を提供する。
本発明を使用するための開示
本発明は1〜500mgのオキシコドンを疼痛の軽減が必要な患者に投与する方法に関する。この方法は1回の投与で、治療用組成物から投与されるオキシコドン塩基またはオキシコドン塩からなる群から選択される1〜500mgのオキシコドン、50,000〜750,000の分子量を有する20〜375mgのポリ(アルキレンオキシド)、5,000〜350,000の分子量を有する0.01〜25mgのポリ(ビニルピロリドン)および0.01〜10mgの潤滑剤を患者に経口的に入れること(admitting)を含んでなり、この組成物は長期にわたりオキシコドン治療力を提供する。
また本発明は、1〜500mgのオキシコドンを患者に経口的に入れる、患者への1〜500mgのオキシコドンの投与法に関し、これは水性の生物学的流体に対して透過性で、しかもオキシコドンの通過には不浸透性の半透性壁を含んでなる剤形から投与される。半透性壁はオキシコドン薬剤組成物および押出し組成物を含んでなる内部空間または区画を取り巻く。オキシコドン薬剤組成物は1〜500mgのオキシコドン、50,000〜750,000の分子量を有する20〜375mgのポリ(アルキレンオキシド)、5,000〜350,000の分子量を有する0.01〜25mgのポリ(ビニルピロリドン)および0〜10mgの潤滑剤を含んでなる。押出し組成物は、1,000,000〜10,000,000の分子量のポリ(アルキレンオキシド)のような20〜375mgのヒドロゲルポリマー、0〜75mgのオスマジェント、0〜75mgのヒドロキシアルキルセルロース、0.01〜5.5mgの着色剤、0.01〜10mgの潤滑剤および0〜10mgの酸化防止剤;および半透性壁を通して流体を剤形に吸収させることによりオキシコドンを剤形から送達するための半透性壁中の出口手段を含んでなり、これはオキシコドン組成物を分散性とし、そして押出し組成物が膨張し、そしてオキシコドン組成物を出口を通して押し出し、これにより剤形の組み合わされた操作を介してオキシコドンが治療に有効な用量で、持続する期間にわたり制御された速度で送達される。
図5は1日のオキシコドン処置に関する平均血漿オキシコドン濃度を表す。浸透圧で制御された持続放出剤形の結果は、黒丸を含む実線により具体的に説明する。この剤形は1日1回投与され、そして20mgのオキシコドンを含んでなる。
図6はオキシコドン処置後の4および5日の、定常状態の平均血漿オキシコドン濃度を表す。図6において、黒丸を含む実線は20mgのオキシコドンを含んでなる、発明者の1日1回投与する浸透圧性剤形に関する血漿プロフィールを表す。
本発明は患者にオキシコドンを投与する方法、およびオキシコドンの血漿濃度を生成する方法を提供する。本発明の方法は患者へ剤形を経口的に入れることを提供し、これはその意図する治療のために制御された速度で24時間まで連続する期間にわたり投与する。またこの方法は、オキシコドンを24時間にわたり投与する単一剤形から、治療的用量のオキシコドンを患者に経口的に投与することを含んでなる。本発明の方法はさらに、第1に血漿中のオキシコドンを、第2に上昇した血漿中のオキシコドン濃度を、そして第3に血漿中の連続的なオキシコドン濃度を生じるためにオキシコドンを投与することを含んでなる。
前記の明細書の内容は開示された態様を含んでなるので、本発明から逸脱することなく開示した原理に従い、ここでどのような変更および修飾もなすことができると理解される。
以下の図面は尺度を引かず、そして本発明の種々の態様を具体的に説明する。
本発明の剤形を1態様を具体的に説明し、個体に投与する前の剤形を具体的に説明する。 内側に収容された製薬学的に許容され得るオキシコドン組成物を含んでなる本発明の剤形を表す、図1の開放断面図である。 図1の開放図であり、内部にオキシコドン組成物、および剤形から製薬学的なオキシコドン組成物を押出すための手段を含んでなる、分かれ、そして接触した排出組成物を含んでなる剤形を具体的に説明する。 本発明により提供される剤形を具体的に説明し、これはさらにオキシコドンの即時放出外部オーバーコートを剤形上に含む。 3mgのオキシコドンオーバーコートおよび17mgのオキシコドンコアを持つ単一の20mg用量の24時間にわたる平均血漿オキシコドン濃度プロフィールのモデルである。 3mgのオキシコドンオーバーコートおよび17mgのオキシコドンコアを持つ単一の20mg用量について、定常状態で24時間にわたる平均血漿オキシコドン濃度プロフィールのモデルである。 3mgのオキシコドンオーバーコートおよび17mgのオキシコドンコアを持つ、図4で具体的に説明した一般特性を有する20mgオキシコドン剤形からの平均放出速度プロフィール(時間の関数としての放出速度)を具体的に説明する。 1mgのオキシコドンオーバーコートおよび19mgのオキシコドンコアを持つ、図4で具体的に説明した一般特性を有する代表的な20mgオキシコドン剤形から、経時的なオキシコドンの累積的放出を具体的に説明する。 1mgのオキシコドンオーバーコートおよび19mgのオキシコドンコアを持つ、図4で具体的に説明した一般特性を有する20mg剤形について、オキシコドンの時間あたり放出されたパーセントの放出プロフィール(時間の関数としての放出速度)を具体的に説明する。 4mgのオキシコドンオーバーコートおよび76mgのオキシコドンコアを持つ、図4で具体的に説明した一般特性を有する代表的な80mgオキシコドン剤形から、経時的なオキシコドンの累積的放出を具体的に説明する。 4mgのオキシコドンオーバーコートおよび76mgのオキシコドンコアを持つ、図4で具体的に説明した一般特性を有する80mg剤形について、オキシコドンの時間あたり放出されたパーセントの放出プロフィール(時間の関数としての放出速度)を具体的に説明する。
図面および明細書において、関連する図面の等しい部分は同じ番号で確認される。明細書中および図面の記載、ならびにその態様の初期に表れる用語は、この開示の中のいたるところでさらに記載する。

Claims (16)

  1. オキシコドンを1日1回投与するための放出制御経口剤形であって:
    (a)(i)浸透圧調整剤:および
    (ii)低用量のオキシコドン、またはその1以上の製薬学的に許容され得る塩:
    を含んでなる薬剤コア;
    (b)薬剤コアを少なくとも部分的に取り巻く半透膜;および
    (c)オキシコドンを環境に放出するように薬剤コアと通じる半透膜を通る出口開口部
    を含んでなり、薬剤コアが環境中での水和により約50cps〜100cpsの粘度を現す上記剤形。
  2. 浸透圧調整剤が塩化ナトリウムである、請求項1に記載の剤形。
  3. 浸透圧調整剤が全剤形の0%〜約25重量%の量である請求項1に記載の剤形。
  4. 浸透圧調整剤が全剤形の15%〜約25重量%の量である請求項1に記載の剤形。
  5. オキシコドンの低用量が全剤形の約5%〜約15重量%である請求項1に記載の剤形。
  6. 薬剤コアがポリアルキレンオキシドポリマーをさらに含んでなる請求項1に記載の剤形。
  7. オキシコドンを含まない膨張性層をさらに含んでなる請求項1に記載の剤形。
  8. 請求項1に記載の剤形を個体に経口投与することを含んでなる、オキシコドンの投与に応答性の個体の状態を処置する方法。
  9. オキシコドンを1日1回投与するための放出制御経口剤形であって:
    (a)(i)高用量のオキシコドン、またはその1以上の製薬学的に許容され得る塩:
    を含んでなり、そして
    (ii)浸透圧調整剤を含まない;
    薬剤コア;
    (b)薬剤コアを少なくとも部分的に取り巻く半透膜;および
    (c)オキシコドンを環境に放出するように薬剤コアと通じる半透膜を通る出口開口部
    を含んでなり、薬剤コアが環境中での水和により約50cps〜約100cpsの粘度を現す上記剤形。
  10. 請求項9に記載の剤形を個体に経口投与することを含んでなる、オキシコドンの投与に応答性の個体の状態を処置する方法。
  11. 高用量のオキシコドンが全剤形の約15%〜約40重量%である、請求項9に記載の剤形。
  12. 高用量のオキシコドンが全剤形の約17.7%〜約36.8重量%である、請求項9に記載の剤形。
  13. 浸透圧調整剤をさらに含んでなる請求項9に記載の剤形。
  14. オキシコドンを1日1回投与するための放出制御経口剤形であって:
    (a)(i)浸透圧調整剤:および
    (ii)低用量のオキシコドン、またはその1以上の製薬学的に許容され得る塩:
    を含んでなる薬剤コア;
    (b)薬剤コアを少なくとも部分的に取り巻く半透膜;および
    (c)オキシコドンを環境に放出するように薬剤コアと通じる半透膜を通る出口開口部
    を含んでなり、放出指数が約20%〜100%である上記剤形。
  15. オキシコドンを1日1回投与するための放出制御経口剤形であって:
    (a)(i)高用量のオキシコドン、またはその1以上の製薬学的に許容され得る塩:
    を含んでなり、そして
    (ii)浸透圧調整剤を含まない:
    薬剤コア;
    (b)薬剤コアを少なくとも部分的に取り巻く半透膜;および
    (c)オキシコドンを環境に放出するように薬剤コアと通じる半透膜を通る出口開口部
    を含んでなり、放出指数が約20%〜100%である上記剤形。
  16. 高用量のオキシコドンおよびポリマー担体を含んでなり、そして浸透圧調整剤を含まない、浸透圧性薬剤組成物。
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