JP2005527815A - ケーシングを備えた電子機器 - Google Patents
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Abstract
ケーシング(10)を備えた電子機器が提案されている。該ケーシング(10)は、ケーシング壁(1,2)によって包囲された内室(3)を有する。該内室には環状コイル(4)が配置されている。該ケーシング10は貫通案内領域6も有しており、この貫通案内領域は該ケーシングの上側(20)から下側(30)まで延在する。該ケーシング(10)の平面II‐IIにおける断面では、貫通案内領域(6)は内室(3)と環状コイル(4)とケーシング壁(2)とによって完全に包囲されている。
Description
従来の技術
本発明は、独立請求項の上位概念による、ケーシングを備えた電子機器に関する。
本発明は、独立請求項の上位概念による、ケーシングを備えた電子機器に関する。
すでに、ケーシングを備えた電子機器は公知である。該ケーシングは通常、ケーシング壁と該ケーシング壁に包囲された内室とを有する。この種のケーシングの内室には、環状コイルが配置されており、この環状コイルは電流を測定するのに使用される。このため、ケーシング内には導体が形成され、この導体は環状コイルによって包囲される。
本発明の利点
それに対して、独立請求項の特徴を有する本発明の電子機器の利点は、ケーシングの内部に導体を設ける必要なく、コアを有する環状コイルによって導電性のエレメントを包囲できることである。したがって、このような電子機器を製造する手間は低く抑えられる。さらに、完成された電子機器を導体に対して、後から配置することもできる。
それに対して、独立請求項の特徴を有する本発明の電子機器の利点は、ケーシングの内部に導体を設ける必要なく、コアを有する環状コイルによって導電性のエレメントを包囲できることである。したがって、このような電子機器を製造する手間は低く抑えられる。さらに、完成された電子機器を導体に対して、後から配置することもできる。
別の利点および改善は、従属請求項の構成によって達成される。環状コイルは電子評価回路とともに、とりわけ電流センサとして構成される。環状コイルの信号の評価は、ケーシング内に評価のための電子回路も設けられている場合、特に簡単に行うことができる。導電性のボルトを収容するために貫通案内領域が構成されている場合、電子機器を特に簡単に、ボルトに機械的に固定することができる。電子機器はとりわけ、自動車における適用に適している。というのも、この電子機器は特に簡単に、頑強に構成されているからだ。ここで有利な適用は、自動車のバッテリーからの電流を監視することである。
図面
本発明の実施例が図面に示されており、以下の説明にて詳細に説明される。
本発明の実施例が図面に示されており、以下の説明にて詳細に説明される。
図1は、本発明による電子機器の断面図である。
図2は、図1の線II‐IIに沿った断面図である。
図3は、貫通案内領域を貫通案内された導電性のボルトを有する電子機器の断面図である。
説明
図1には、本発明による電子機器の断面が示されている。該電子機器は、2つの部分から成るケーシングを有している。このケーシングは蓋部1および底部2から成り、これらはそれぞれ、ケーシング壁を形成する。ケーシング壁1,2は内室3を包囲しており、この内室3には、コアを有する環状コイル4および電子回路5が配置されている。このケーシング蓋部1はケーシング10の上側20を形成し、ケーシング底部2は蓋ケーシング10の下側30を有する。さらに、該ケーシング10は貫通案内領域6を有しており、この貫通案内領域6は上側20から下側30まで延在している。貫通案内領域6は、該ケーシングに占有されない領域であり、トポグラフィ的な環状構造の形態のケーシング10によって包囲される。したがってケーシング10は、ケーシング壁1,2によって貫通案内領域6を包囲する。このことは、図1の平面II‐IIに沿った断面を見れば、特に理解しやすい。この断面は、図2に示されている。
図1には、本発明による電子機器の断面が示されている。該電子機器は、2つの部分から成るケーシングを有している。このケーシングは蓋部1および底部2から成り、これらはそれぞれ、ケーシング壁を形成する。ケーシング壁1,2は内室3を包囲しており、この内室3には、コアを有する環状コイル4および電子回路5が配置されている。このケーシング蓋部1はケーシング10の上側20を形成し、ケーシング底部2は蓋ケーシング10の下側30を有する。さらに、該ケーシング10は貫通案内領域6を有しており、この貫通案内領域6は上側20から下側30まで延在している。貫通案内領域6は、該ケーシングに占有されない領域であり、トポグラフィ的な環状構造の形態のケーシング10によって包囲される。したがってケーシング10は、ケーシング壁1,2によって貫通案内領域6を包囲する。このことは、図1の平面II‐IIに沿った断面を見れば、特に理解しやすい。この断面は、図2に示されている。
図2には、図1の平面II‐IIに沿った断面が示されている。参照番号2,3,4,5および6はここでも、図1と同一の対象を示している。この断面では、貫通案内領域6はケーシング壁2と環状コイル4と内室3とによって完全に包囲される。したがって、ケーシングはトポグラフィ的なリングとして構成されており、貫通案内領域6を完全に包囲する。
このように構成された電子機器は、特に電流測定に適している。こうするため、貫通案内領域6には導体が貫通案内され、電流は一方向にしか流れない。環状コイル4は軟鉄コアを有し、この軟鉄コアは閉成されたリングとして、貫通案内領域6を包囲するように配置されている。この環状コアには測定コイルが捲回されており、この測定コイルで実際の測定信号が生成される。貫通案内領域6を通過して1つの方向に電流が流れると、環状コイル4は信号を誘導する。この信号は、環状コイル4のすぐ側に配置された電子回路によって検出される。このために必要な、環状コイル4と電子回路5との間の接続導線は、理解しやすくするために図1および2には示されていない。
このようにして実現された電子機器によって、差し込み領域6に導体を通過させて差し込むことにより、特に簡単に電流測定を行うことができる。電子機器は完全に製造された後、後続のステップで導体に対して適切に配置される。
図3には、貫通案内領域6におけるこの種の導体の特に簡単な構成を示している。図3には、ケーシング10の断面が図1に相応して示されている。参照番号1,2,3,4,5および6はここでも、図1と同一の対象を示している。ここでは、貫通案内領域6を貫通して導電性のボルト50が示されており、このボルト50は上部にねじ山を有する。接続ボルト50のねじ山は、ナット51の相応のねじ山とともに機能する。ナット51を接続ボルト50のねじ山に締結することによって、接続舌片52がケーシング蓋部1とナット51との間で圧着される。電流ボルト50は一体形で、接地領域53に繋がっている。
図示された装置はたとえば、自動車のバッテリーのための接地接続部として使用するのに適している。接地領域53は自動車のボディによって形成されており、このボディに電流ボルト50が相応に一体形で取り付けられている。電子機器は、貫通案内領域6によって電流ボルト50を介して簡単に差し込まれ、導電舌片52がナット51によって締結される。接続舌片52は相応のケーブルによって、バッテリーの接地電極に接続される。このような装置によって、バッテリーを流れるすべての電流が簡単に監視され、バッテリーの充電状態が各時点でどのようになっているかということが適切に推定される。バッテリーの充電状態は、たとえば電子回路5で計算され、自動車の別の電子機器に対してバスシステムを介して供給される。このバスシステムは、ここでは図示されていない。このようにして、自動車のバッテリーのエネルギー管理が実現される。
しかし、ケーシングをボディに固定して、ボルトとして形成された接地接続部に接地ケーブルを取り付ける別の手法も可能である。接地ケーブルのケーブルシューを特により確実に取り付ける形態は、ボルトの端部に設けられた段部である。これによってケーブルシューは、ボルトに載置面をもう1つ有するようになり、ケーブルシューをボルトの端部に固定するためのねじ山は小さくなる。ここで、機器を固定する別の手段が得られる:
・図示されているように、ねじによって機器とケーブルシューとを固定する手段。
・機器を別個のケーシング固定部材に取り付け、比較的小さなねじ山でケーブルシューをボルト端部に取り付ける手段。
・機器を大きな外部ねじ山によってボルトに取り付け、ケーブルシューの比較的小さなねじ山によってボルト端部に取り付ける手段。
・図示されているように、ねじによって機器とケーブルシューとを固定する手段。
・機器を別個のケーシング固定部材に取り付け、比較的小さなねじ山でケーブルシューをボルト端部に取り付ける手段。
・機器を大きな外部ねじ山によってボルトに取り付け、ケーブルシューの比較的小さなねじ山によってボルト端部に取り付ける手段。
バッテリーの接地電極の他に、電流が流れる別のすべての導体も考えられる。自動車のバッテリーの充電状態を判定しなければならない場合、バッテリーのすべての電流が流れる相応の導体が使用される。この導体を、バッテリーのプラス側または自動車のヒューズボックス内に配置することもできる。適切な導体を選択することにより、個々のコンポーネントの消費電力を観察することもできる。
Claims (7)
- ケーシング(10)を備えた電子機器であり、
該ケーシング(10)は、ケーシング壁(1,2)と、該ケーシング壁(1,2)によって包囲された内室(3)とを有しており、
前記内室(3)には、環状コイル(4)が配置されている形式のものにおいて、
該ケーシング(10)は貫通案内領域(6)を有しており、
該貫通案内領域(6)は、該ケーシング(10)の上側(20)から下側(30)まで到達し、
該ケーシング(10)の平面II‐IIにおける断面では、該貫通案内領域(6)は内室(3)と環状コイル(4)とケーシング壁(2)とによって完全に包囲されていることを特徴とする電子機器。 - 該ケーシング(10)は、該貫通案内領域(6)を中心とするトポグラフィ的な環状構造の形態で形成されている、請求項1記載の電子機器。
- 環状コイル(4)は電流センサとして形成されている、請求項1または2記載の電子機器。
- 内室(3)には、前記電流センサ(4)の信号を評価するように構成された電子回路(5)が配置されている、請求項3記載の電子機器。
- 該貫通案内領域(6)は、導電性のボルト(50)を収容するように構成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の電子機器。
- 該ケーシング(10)は、自動車における適用のために構成されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の電子機器。
- 自動車のバッテリーの電流を監視するために構成されている、請求項6記載の電子機器。
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